JP2001255775A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2001255775A
JP2001255775A JP2000072479A JP2000072479A JP2001255775A JP 2001255775 A JP2001255775 A JP 2001255775A JP 2000072479 A JP2000072479 A JP 2000072479A JP 2000072479 A JP2000072479 A JP 2000072479A JP 2001255775 A JP2001255775 A JP 2001255775A
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Hiroshi Hashimoto
宏 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップ、装置の大型化を回避しつつ、
適切に発熱体の過昇温を防止することが可能な定着装置
及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シート材を加熱するための主発熱体32
と、シート材を加熱するための、主発熱体32と並列に
接続された副発熱体33a,33bと、主発熱体32及
び副発熱体33a,33bと並列に接続され、主発熱体
32及び副発熱体33a,33bを加熱するための電力
を供給する商用AC電源41と、商用AC電源41によ
る電力の供給を遮断するサーマルスイッチ37と、主発
熱体32への電力の供給を制御するヒータドライバ回路
42と、副発熱体33a,33bへの電力の供給を制御
するヒータドライバ回路43とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真で形成され
るトナー像をシート材上に定着させる定着装置及びこの
ような定着装置を具備した画像形成装置に関し、特に好
適には、熱源として絶縁基板上に発熱体パターンを配置
したセラミックヒータ等の発熱体を有する定着装置及び
このような定着装置を具備した画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックヒータを用いた熱定着
装置の構成として、特開昭63−313182号公報な
どに開示された技術がある。
【0003】上記従来技術は、板状のセラミックヒータ
と、加圧部材としての加圧ローラとの間に耐熱性フィル
ムを挟ませて定着ニップ部を形成させ、定着ニップ部の
耐熱性フィルムと加圧ローラとの間に、未定着トナー画
像を形成担持させた記録紙(シート材)を導入して耐熱
性フィルムと一緒に定着ニップ部を挟持搬送させること
でセラミックヒータの熱を耐熱性フィルムを介して記録
紙に与えて加熱してトナー画像を記録紙に熱定着させる
ものである。
【0004】そして、セラミックヒータはアルミナや窒
化アルミなどの絶縁基板上に抵抗体(発熱体)パターン
が形成されており、この抵抗体パターンに電流を通じる
ことにより、発熱するものである。
【0005】さらに、絶縁基板上の抵抗体としては、通
紙可能な複数種類のシート材の通紙幅に対応した複数の
抵抗体を、通紙方向に並列に配列して形成しているもの
がある。
【0006】そして、複数の発熱体のそれぞれにトライ
アック等のスイッチ手段により、商用電源から電力供給
を行っている。
【0007】そして、このスイッチ手段が短絡故障した
場合の発熱体の過昇温を防止するためそれぞれの発熱体
に、温度を検出して導通を遮断するサーマルスイッチを
有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。上記従来例においては、発熱体過昇温の安全装置
として、発熱体の数に応じたサーマルスイッチが必要と
なるため、コストアップ、装置の大型化につながるとい
う問題点を有している。
【0009】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、コス
トアップ、装置の大型化を回避しつつ、適切に発熱体の
過昇温を防止することが可能な定着装置及び画像形成装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る定着装置は、シート材に形成されたト
ナー像を該シート材に加熱定着させる定着装置であっ
て、前記シート材を加熱するための主発熱体と、前記シ
ート材を加熱するための、前記主発熱体と並列に接続さ
れた副発熱体と、前記主発熱体及び副発熱体と並列に接
続され、前記主発熱体及び副発熱体を加熱するための電
力を供給する電源と、前記主発熱体、副発熱体及び電源
と直列に接続され、前記主発熱体及び副発熱体の少なく
ともいずれか一方の温度が所定の温度以上になった場合
に、前記電源による電力の供給を遮断するサーマルスイ
ッチと、前記主発熱体への前記電源による電力の供給を
制御する、前記主発熱体と直列に接続された主スイッチ
手段と、前記副発熱体への前記電源による電力の供給を
制御する、前記副発熱体と直列に接続された副スイッチ
手段とを備える。
【0011】また、前記主発熱体は、前記シート材のう
ちの最小幅のシート材が通過する領域上に形成されてい
る。
【0012】また、前記主発熱体及び副発熱体は前記シ
ート材の幅方向に並べて配置されると共に、前記主発熱
体及び副発熱体は互いに幅方向端部において前記シート
材搬送方向に重なりあっていることを特徴とする。
【0013】また、前記主発熱体及び副発熱体の温度を
検出する温度検出素子と、該温度検出素子から検出され
た温度に基づいて前記主スイッチ手段及び副スイッチ手
段を制御する制御手段とを備える。
【0014】また、前記副発熱体は、nを任意の自然数
として、互いに並列に接続される、第1の副発熱体から
第nの副発熱体までのn個の発熱体により構成され、前
記副スイッチ手段は、前記第1の副発熱体から第nの副
発熱体までのそれぞれの発熱体に直列に接続される第1
の副スイッチ手段から第nの副スイッチ手段までのn個
のスイッチにより構成されることを特徴とする。
【0015】また、前記制御手段は、前記第1の副スイ
ッチ手段から第nの副スイッチ手段までのn個のスイッ
チ手段をそれぞれ独立に制御し得ることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明に係る画像形成装置は、シ
ート材にトナー像を形成する画像形成手段を備え、該シ
ート材上のトナー像を上記定着装置により該シート材に
定着させることを特徴とする。
【0017】したがって、本発明に係る定着装置及び画
像形成装置によれば、最も幅が狭いシート材が通過する
領域に配置された主発熱体と、その他の領域に配置され
た副発熱体とで構成され、主発熱体及び電源と直列に、
主発熱体及び副発熱体のいずれか一方が所定の温度以上
になると電源の電力供給を遮断するサーマルスイッチを
設ける。
【0018】また、主発熱体への電力の供給のオンオフ
の制御は主スイッチ手段により行われ、副発熱体への電
力の供給のオンオフの制御は副スイッチ手段により行わ
れる。
【0019】したがって、副スイッチ手段が短絡故障し
ても、主スイッチ手段が短絡故障していなければ、各発
熱体に電力が供給されない。
【0020】また、主スイッチ手段及び副スイッチ手段
の双方が短絡故障した場合であっても、サーマルスイッ
チがオフになると各発熱体に電力が供給されないので、
各発熱体の過昇温対策としてのサーマルスイッチは主発
熱体部のみに1つ設ければ良く、コストダウンを図るこ
とができる。
【0021】また、主発熱体は最小幅のシート材が通過
する領域上に形成されているため、最小幅のシート材を
確実に加熱することができる。
【0022】また、主発熱体と副発熱体とが幅方向端部
においてシート材の搬送方向に向かって重なり合ってオ
バーラップしているため、シート材の加熱漏れを防止す
ることができる。
【0023】また、制御手段が温度検出素子の検出結果
に基づいて主スイッチ手段と副スイッチ手段を制御して
いるため、適切な温度で加熱を行なうことができる。
【0024】また、複数の副発熱体が並列に接続され、
これら複数の副発熱体を独立に制御することができるた
め、さらに細かくシート材の加熱処理を行なうことがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0026】また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材、及び既述の図
面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0027】(第1の実施形態)まず、本発明に係る定
着装置の第1の実施形態について図1を参照して説明す
る。図1は、本発明に係る定着装置の第1の実施形態を
適用した画像形成装置の断面図であり、例えばレーザプ
リンタの場合を示してある。
【0028】また、図1に示される画像形成装置は、本
発明に係る画像形成装置の第1の実施形態でもある。し
がって、以下においては、本発明に係る定着装置の第1
の実施形態の説明により、本発明に係る画像形成装置の
第1の実施形態の説明も兼ねるものとする。以下、構成
及び動作について説明する。
【0029】図1において、レーザプリンタ本体1(以
下、本体1)は、記録紙Sを収納するカセット2を有
し、カセット2の本発明のシート材としての記録紙Sの
有無を検知するカセット紙有無センサ3、カセット2の
記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ4
(複数個のマイクロスイッチで構成される)、カセット
2から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ5等が設けられて
いる。
【0030】そして、給紙ローラ5の下流には記録紙S
を搬送する給紙搬送ローラ対6が設けられている。ま
た、給紙搬送ローラ対6の下流には、給紙された記録紙
Sの搬送状態を検知する給紙センサ7が設けられてお
り、そしてレーザスキャナ部8からのレーザ光に基づい
て記録紙S上にトナー像を形成する本発明の画像形成手
段としての画像形成部9が設けられている。
【0031】更に、画像形成部9の下流には記録紙S上
に形成されたトナー像を熱定着する本発明に係る定着装
置としての定着器10が設けられており、定着器10の
下流には排紙部の紙搬送状態を検知する排紙センサ1
1、記録紙Sを排紙する排紙ローラ12、記録の完了し
た記録紙Sを積載する積載トレイ13が設けられてい
る。
【0032】また、レーザスキャナ部8は、後述する外
部装置30から送出される画像信号(画像信号VDO)
に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニッ
ト14、このレーザユニット14からのレーザ光を後述
する感光ドラム18上に走査するためのポリゴンモータ
15、結像レンズ群16、折り返しミラー17等により
構成されている。
【0033】そして、画像形成部9は、公知の電子写真
プロセスの必要な、感光ドラム18、一次帯電ローラ1
9、現像器20、転写帯ローラ21、クリーナ22等か
ら構成されている。
【0034】また、定着器10は、加熱源である本発明
の主発熱体及び副発熱体としてのセラミックヒータ10
a、その温度を検出する本発明の温度検出素子としての
サーミスタ10b、上記セラミックヒータ10a及びサ
ーミスタ10bを内包し、記録紙搬送と共に回転するポ
リイミドフィルム10c、上記セラミックヒータ10
a、サーミスタ10b及びポリイミドフィルム10cを
保持するステー10d、及びセラミックヒータ10aに
ポリイミドフィルム10cを介して、加圧接触している
加圧ローラ10eから構成されている。
【0035】また、メインモータ23は、給紙ローラ5
に給紙ローラクラッチ24を介して駆動力を与えてお
り、更に給紙搬送ローラ対6、感光ドラム18を含む画
像形成部9の各ユニット、定着器10、排紙ローラ12
にも駆動力を与えている。
【0036】そして、26は前記本体1を制御する本発
明の制御手段としてのプリンタ制御装置であり、タイ
マ、ROM、RAM等を具備したMPU(マイクロコン
ピュータ)及び各種入出力制御回路等で構成されてい
る。
【0037】プリンタ制御装置26は、内部通信手段で
あるビデオインタフェース27を介してビデオ制御装置
28と接続され、さらにビデオ制御装置28はセントロ
ニクスインタフェース等の汎用インタフェース29を介
してパーソナルコンピュータ等の外部装置30に接続さ
れている。また、このプリンタ制御装置26の中には後
述するヒータドライバ回路が含まれる。
【0038】ビデオ制御装置28は、外部装置30から
汎用インタフェース29を介して送信される画像情報
を、ビデオ信号に変換し、ビデオインタフェース27を
介して、プリンタ制御装置26に送信する。
【0039】次に、図1に示されるセラミックヒータ1
0aについて図2を参照して説明する。図2は、図1に
示されるセラミックヒータ10aの詳細を示した構造図
であり、図2の(a)はステー10d側から上視した図
で、図2の(b)は断面図ある。
【0040】セラミックヒータ10aは、アルミナ、窒
化アルミ等のセラミック系の絶縁基板31面上にペース
ト印刷で形成されている主発熱体32、副発熱体33
a、33bと、各発熱体を保護しているガラス等の保護
層34から構成されている。
【0041】保護層34上にセラミックヒータ10aの
温度を検出する本発明の温度検出素子としてのサーミス
タ35(図1で説明したサーミスタ10bと同一のも
の)が配置されている。
【0042】主発熱体32は、セラミックヒータ中央の
小サイズ通紙領域に配置され、導電パターン32a、3
2bによりそれぞれ電極部32c、32dに接続されて
いる。
【0043】副発熱体33a、33bは、主発熱体の両
端の主発熱体領域を除いた最大サイズ通紙領域に配置さ
れた2本の発熱体から構成され、副発熱体33aと副発
熱体33bとは導電パターン33cで接続されており、
副発熱体33aの他方は導電パターン33dを介して電
極部32cに接続され、副発熱体32bの他方は導電パ
ターン33eを介して電極部33fに接続されている。
電極部32cは主発熱体32と、副発熱体33a、33
bの両方に接続されており共通電極になっている。
【0044】また、通紙方向に対して、非発熱部分が生
じることを避けるため、主発熱体32、副発熱体33
a、33bの境界部には、発熱体のオーバラップ部分、
すなわち、記録紙の幅方向端部において記録紙の搬送方
向に重なりあっている部分を設けてある。
【0045】次に、図3を参照して、図2に示される各
発熱体の回路について説明する。図3に、図2に示され
るセラミックヒータの駆動回路図を示す。
【0046】図3において、40はプリンタ制御装置2
6内のマイクロプロセッサ(以降MPUと記す。)であ
り、ROM、RAM、タイマ等を含有している。
【0047】MPU40は出力端子としてポートP0、
P1とアナログ電圧をデジタル値に変換して検出するA
/D機能を有するアナログ入力端子AN0を有してい
る。また、41は、本発明の電源としての商用AC電源
である。
【0048】主発熱体32と、副発熱体33aの一端は
共通電極32cから、通常時短絡で所定温度以上になる
と開放になるサーマルスイッチ37を介して商用AC電
源41に接続されている。
【0049】そして、主発熱体32の他端は、電極部3
2dを介し、本発明の主スイッチ手段としてのヒータド
ライバ回路42を通じて、商用AC電源41に接続され
ている。
【0050】ヒータドライバ回路42は、トライアック
42a、ゼロクロス機能を内蔵したフォトトライアック
カプラ42b、トランジスタ42c、及び抵抗器42
d、42e、42fで構成されている。また、このヒー
タドライバ回路42は、図1に示されるプリンタ制御装
置26に含まれている。
【0051】そして、トライアック42aのT1端子は
商用AC電源41に、T2端子は電極部32dを介して
主発熱体32に接続されており、またトランジスタ42
cのベースはMPU40のポートP0に接続されてい
る。
【0052】MPU40がP0を“H(High)”と
すると、トランジスタ42cがオンして、フォトトライ
アックカプラ42b内部のLEDが駆動され、フォトト
ライアック内部のトライアックがオンし、つづいてトラ
イアック42aがオンして主発熱体32に商用電源電圧
が印加され、発熱を開始する。
【0053】次に、副発熱体33bの一端は、電極部3
3fを介し、ヒータドライバ回路43を通じて、前述の
ヒータドライバ回路42を介して商用AC電源41に接
続されている。
【0054】本発明の副スイッチ手段としてのヒータド
ライバ回路43は、トライアック43a、ゼロクロス機
能を内蔵したフォトトライアックカプラ43b、トラン
ジスタ43c、及び抵抗器43d、43e、43fで構
成されている。また、このヒータドライバ回路43は図
1に示されるプリンタ制御装置26に含まれている。
【0055】そして、トライアック43aのT1端子は
ヒータドライバ回路42に、T2端子は電極部33fを
介して副発熱体33bに接続されており、またトランジ
スタ43cのベースはMPU40のポートP1に接続さ
れている。
【0056】MPU40がP0を“H”としてトランジ
スタ42cをオンし、主発熱体を発熱させた状態で、且
つ、P1を“H”とすると、トランジスタ43cがオン
して、フォトトライアックカプラ43b内部のLEDが
駆動され、フォトトライアック内部のトライアックがオ
ンし、つづいてトライアック43aがオンして副発熱体
33a、33bに商用電源電圧が印加され、発熱を開始
する。
【0057】一方、サーミスタ35は、一方をGND、
もう一方をプルアップ抵抗44とMPU40のアナログ
入力ポートAN0に接続されておりこれによりMPU4
0はセラミックヒータの温度を検出している。
【0058】上記構成において、ヒータドライバ回路短
絡時の動作は以下のようになる。トライアック42aが
短絡した場合は、主発熱体が過昇温してサーマルスイッ
チ37が開放になり、全ての発熱体への電力供給が遮断
される。
【0059】また、トライアック43aのみが短絡して
も、トライアック42aが短絡していなければ、発熱体
の過昇温は発生しない。
【0060】そして、トライアック42a、43aの両
方が短絡すれば、副発熱体、主発熱体の双方が過昇温す
るものの、主発熱体の過昇温を検知してサーマルスイッ
チ37が開放となり、全ての発熱体への電力供給が遮断
される。したがって、いずれの場合も過昇温を防止する
ことができる。
【0061】(第2の実施形態)次に、本発明に係る定
着装置の第2の実施形態にいて図4を参照して説明す
る。第2の実施形態と第1の実施形態との相違点は、主
発熱体32と副発熱体33a、33bの間に、第2の副
発熱体36a、36bを設けたところにある。
【0062】その他の点、例えば本実施形態の定着装置
を画像形成装置に適用した場合等は、前述の図1を参照
して説明した場合と同様であるため、その説明を省略す
る。また、本発明に係る定着装置の第2の実施形態の説
明により、本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態
の説明を兼ねる。
【0063】図4は、本発明に係る定着装置の第2の実
施形態におけるセラミックヒータの、ステー10d側か
らの上視図である。
【0064】同図において、主発熱体32と副発熱体3
3a、33bの間に、第2の副発熱体36a、36bが
設けてあり、第2の副発熱体36a、36bは、導電パ
ターン36cで接続されており、第2の副発熱体36a
の他方は導電パターン36dを介して電極部32cに接
続され、第2の副発熱体36bの他方は導電パターン3
6eを介して電極部36fに接続されている。第2の副
発熱体の端から端の領域は中サイズ通紙領域である。
【0065】図5に、図4に示されるセラミックヒータ
の駆動回路図を示す。図5と図3の違いは、第2の副発
熱体36、36bに電力を供給する、ヒータドライバ回
路46とMPU40の出力端子にP2が追加されている
ところである。追加部分について説明する。
【0066】第2の副発熱体36aの一端は共通電極3
2cから、サーマルスイッチ37を介して商用AC電源
41に接続されている。
【0067】そして、第2の副発熱体36bの一端は、
電極部36fを介し、本発明の副スイッチ手段としての
ヒータドライバ回路46を通じて、ヒータドライバ回路
42に接続されている。
【0068】ヒータドライバ回路46は、トライアック
46a、ゼロクロス機能を内蔵したフォトトライアック
カプラ46b、トランジスタ46c、及び抵抗器46
d、46e、46fで構成されている。また、このヒー
タドライバ回路46は図1に示されるプリンタ制御装置
26に含まれてる。
【0069】そして、トライアック46aのT1端子は
ヒータドライバ回路42に、T2端子は電極部36fを
介して第2の副発熱体36bに接続されており、またト
ランジスタ46cのベースはMPU40のポートP2に
接続されている。
【0070】MPU40がポートP0を“H”として、
ヒータドライバ回路42により主発熱体32を発熱さ
せ、且つ、P2を“H”とすると、トランジスタ46c
がオンして、フォトトライアックカプラ46b内部のL
EDが駆動され、フォトトライアック内部のトライアッ
クがオンし、つづいてトライアック46aがオンして副
発熱体36a、36bに商用電源電圧が印加され、発熱
を開始する。
【0071】上記構成において、ヒータドライバ回路短
絡時の動作は以下のようになる。トライアック42aが
短絡した場合は、主発熱体が過昇温してサーマルスイッ
チ37が開放になり、全ての発熱体への電力供給が遮断
される。また、トライアック43aのみが短絡しても、
トライアック42aが短絡していなければ、発熱体の過
昇温は発生しない。
【0072】そして、トライアック42a、43aの両
方が短絡すれば、副発熱体33a、33b及び主発熱体
32の双方が過昇温するものの、主発熱体の過昇温を検
知してサーマルスイッチ37が開放となり、全ての発熱
体への電力供給が遮断される。
【0073】また、トライアック46aのみが短絡して
も、トライアック42aが短絡していなければ、発熱体
の過昇温は発生しない。
【0074】そして、トライアック42a、46aの両
方が短絡すれば、第2の副発熱体36a、36b及び主
発熱体32の双方が昇温するものの、主発熱体の過昇温
を検知してサーマルスイッチ37が開放となり、全ての
発熱体への電力供給が遮断される。
【0075】したがって、本発明に係る定着装置の第2
の実施形態によれば、前述の本発明に係る定着装置の第
1の実施形態と同様に、いずれの場合も過昇温を防止す
ることができる。
【0076】ここで、上記各実施形態においては、副発
熱体が一段の場合(図2、図3の33a及び33b)
と、副発熱体が二段の場合(図4、図5の33a及び3
3bと、36a及び36b)とを例に示したが、本発明
に係る定着装置及び画像形成装置はこのような場合に限
定されるものではなく、例えば副発熱体の段数は一以上
の任意の段数であって良い。
【0077】副発熱体の段数を増やせば、例えばシート
材の幅方向に複数段の副発熱体が並べられることによ
り、シート材の大きさに合わせたよりきめの細かい温度
制御が可能になる。
【0078】また、複数の副発熱体を形成した場合は各
副発熱体に直列にヒータドライバ回路を設ける。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
副スイッチ手段が短絡故障しても、主スイッチ手段が短
絡し、発熱体に電力が供給されない限り副発熱体には電
力が供給されないので、発熱体の過昇温対策としてのサ
ーマルスイッチは主発熱体部のみに設ければ良く、装置
の大型化を回避しコストダウンを図ることができる。
【0080】さらに、複数の副発熱体を並列に接続しこ
れら各副発熱体に直列に副スイッチ手段を接続した場合
であっても、いずれの副スイッチ手段が短絡故障して
も、少なくとも主スイッチ手段が短絡し、主発熱体に電
力が供給されない限り、対象の副発熱体には電力が供給
されないので、各発熱体の過昇温対策としてのサーマル
スイッチは主発熱体部のみに設ければ良く、装置の大型
化を回避しコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の第1の実施形態を適用
した画像形成装置の断面図である。
【図2】図1に示されるセラミックヒータの詳細を示し
た構造図である。
【図3】図2に示されるセラミックヒータの駆動回路図
である。
【図4】本発明に係る定着装置の第2の実施形態におけ
るセラミックヒータの、ステー側からの上視図である。
【図5】図4に示されるセラミックヒータの駆動回路図
である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ本体 2 カセット 3 カセット紙有無センサ 4 カセットサイズセンサ 5 給紙ローラ 6 給紙搬送ローラ対 7 給紙センサ 8 レーザスキャナ部 9 画像形成部 10 定着器 10a セラミックヒータ 10b サーミスタ 10c ポリイミドフィルム 10d ステー 10e 加圧ローラ 11 排紙センサ 12 排紙ローラ 13 積載トレイ 14 レーザユニット 15 ポリゴンモータ 16 結像レンズ群 17 折り返しミラー 18 感光ドラム 19 一次帯電ローラ 20 現像器 21 転写帯ローラ 22 クリーナ 23 メインモータ 24 給紙ローラクラッチ 26 プリンタ制御装置 27 ビデオインタフェース 28 ビデオ制御装置 29 汎用インタフェース 30 外部装置 31 絶縁基板 32 主発熱体 32a,32b 導電パターン 32c,32d 電極部 33a,33b 副発熱体 33c,33d,33e 導電パターン 33f 電極部 34 保護層 35 サーミスタ 36a,36b 第2の副発熱体 36c,36d,36e 導電パターン 36f 電極部 37 サーマルスイッチ 40 マイクロプロセッサ 41 商用AC電源 42 ヒータドライバ回路 42a トライアック 42b フォトトライアックカプラ 42c トランジスタ 42d,42e,42f 抵抗器 43 ヒータドライバ回路 43a トライアック 43b フォトトライアックカプラ 43c トランジスタ 43d,43e,43f 抵抗器 44 プルアップ抵抗 46 ヒータドライバ回路 46a トライアック 46b フォトトライアックカプラ 46c トランジスタ 46d,46e,46f 抵抗器 S 記録紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材に形成されたトナー像を該シー
    ト材に加熱定着させる定着装置であって、 前記シート材を加熱するための主発熱体と、 前記シート材を加熱するための、前記主発熱体と並列に
    接続された副発熱体と、 前記主発熱体及び副発熱体と並列に接続され、前記主発
    熱体及び副発熱体を加熱するための電力を供給する電源
    と、 前記主発熱体、副発熱体及び電源と直列に接続され、前
    記主発熱体及び副発熱体の少なくともいずれか一方の温
    度が所定の温度以上になった場合に、前記電源による電
    力の供給を遮断するサーマルスイッチと、 前記主発熱体への前記電源による電力の供給を制御す
    る、前記主発熱体と直列に接続された主スイッチ手段
    と、 前記副発熱体への前記電源による電力の供給を制御す
    る、前記副発熱体と直列に接続された副スイッチ手段と
    を備える定着装置。
  2. 【請求項2】 前記主発熱体は、前記シート材のうちの
    最小幅のシート材が通過する領域上に形成されている請
    求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記主発熱体及び副発熱体は前記シート
    材の幅方向に並べて配置されると共に、前記主発熱体及
    び副発熱体は互いに幅方向端部において前記シート材搬
    送方向に重なりあっていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記主発熱体及び副発熱体の温度を検出
    する温度検出素子と、 該温度検出素子から検出された温度に基づいて前記主ス
    イッチ手段及び副スイッチ手段を制御する制御手段とを
    備える請求項1から3のいずれか1項に記載の定着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記副発熱体は、nを任意の自然数とし
    て、互いに並列に接続される、第1の副発熱体から第n
    の副発熱体までのn個の発熱体により構成され、 前記副スイッチ手段は、前記第1の副発熱体から第nの
    副発熱体までのそれぞれの発熱体に直列に接続される第
    1の副スイッチ手段から第nの副スイッチ手段までのn
    個のスイッチにより構成されることを特徴とする請求項
    1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第1の副スイッチ
    手段から第nの副スイッチ手段までのn個のスイッチ手
    段をそれぞれ独立に制御し得ることを特徴とする請求項
    5に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 シート材にトナー像を形成する画像形成
    手段を備え、 該シート材上のトナー像を上記請求項1から6のいずれ
    か1項に記載の定着装置により該シート材に定着させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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