JP2001100557A - 像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

像加熱装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2001100557A
JP2001100557A JP27460099A JP27460099A JP2001100557A JP 2001100557 A JP2001100557 A JP 2001100557A JP 27460099 A JP27460099 A JP 27460099A JP 27460099 A JP27460099 A JP 27460099A JP 2001100557 A JP2001100557 A JP 2001100557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
image
recording material
temperature
heating element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27460099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kawazu
孝夫 河津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27460099A priority Critical patent/JP2001100557A/ja
Publication of JP2001100557A publication Critical patent/JP2001100557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度検出手段と過昇温防止手段とを記録材搬
送基準に対して対称の位置に配置したことにより、端部
昇温時の制御を精度良く行うことを可能とした像加熱装
置及び画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 絶縁基板31と前記絶縁基板31の一方
の面上に形成されている1本以上の発熱体32、33か
ら構成される加熱手段と、前記加熱手段の温度を検出す
る温度検出手段21と、前記加熱手段の過昇温を防止す
る過昇温防止手段23と、を有し、画像を担持した記録
材を搬送して前記加熱手段からの熱で加熱する像加熱装
置において、前記記録材の搬送基準が、該記録材の搬送
路の中央に設定されており、前記温度検出手段21と前
記過昇温防止手段23が、前記記録材の搬送基準に対し
て互いに対称な位置であり、かつ、通紙可能な最小幅の
記録材の幅よりも内側の位置に配されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像加熱装置及び画
像形成装置に関するものである。例えば、電子写真プロ
セスで形成されるトナー像を転写紙上に定着させる熱定
着装置、特に、加熱手段として、独立駆動可能な複数本
の発熱体を同一面上に有するセラミック面発ヒータ方式
を用いた熱定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真プロセスを用いた画像形
成装置の場合について説明する。
【0003】画像形成装置の熱定着装置は、電子写真プ
ロセスなどの画像形成手段により転写紙上に形成された
未定着画像(トナー像)を転写紙上に定着させるもので
あり、ハロゲンヒータを熱源とする熱ローラ式の熱定着
装置やセラミック面発ヒータを熱源とするフィルム加熱
方式の熱定着装置が用いられている。
【0004】一般的に、セラミック面発ヒータは、1本
あるいは折り返しの1本の発熱体が絶縁基板(AlNや
Al23等)の第1面上に形成されており、1つの電力
供給手段により電力が供給されている。電力供給手段
は、セラミック面発ヒータ上、あるいは近傍に配された
温度検出素子によってヒータの温度を検出し、電力制御
手段によって制御されている。また、該電力制御手段の
不調等、不測の事態によって該ヒータが過昇温した場合
には、温度ヒューズやサーモスイッチ等からなる過昇温
防止手段によってヒータへの電力供給を遮断している。
【0005】なお、絶縁基板上の発熱体は、画像形成装
置が通紙可能な最大通紙幅にほぼ等しい領域において均
一に発熱するように形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような面発ヒータ
を熱源とする定着手段を有する画像形成装置において例
えば、発熱体が画像形成装置の通紙可能な最大通紙幅に
対応した長さまたは、ある紙種幅に対応した適当な長さ
である場合、該発熱体の長さよりも短い通紙幅の転写材
を中央基準で通紙したときには、この発熱領域かつ非通
紙領域である端部の温度が、通紙域(中央)に比べて高
くなってしまう場合(以下、端部昇温と称する)があ
る。
【0007】そしてこの非通紙領域において、温度が高
くなりすぎると面発ヒータを支持する部材など、周囲の
部材にダメージを与えてしまう場合がある。従来、この
影響を緩和する為に、端部の温度を検知して、あるいは
転写材の幅サイズに従って、転写材のスループットを小
さくすることや、異なる長さの発熱体を複数備え、転写
材の幅サイズに応じた長さの発熱体を用いることによ
り、非通紙部昇温を軽減していた。
【0008】本発明は、上記のような像加熱装置及び画
像形成装置を改良するものであり、温度検出手段と過昇
温防止手段とを記録材搬送基準に対して対称の位置に配
置したことにより、端部昇温時の制御を精度良く行うこ
とを可能とした装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】〔1〕:絶縁基板と前記
絶縁基板の一方の面上に形成されている1本以上の発熱
体から構成される加熱手段と、前記加熱手段の温度を検
出する温度検出手段と、前記加熱手段の過昇温を防止す
る過昇温防止手段と、を有し、画像を担持した記録材を
搬送して前記加熱手段からの熱で加熱する像加熱装置に
おいて、前記記録材の搬送基準が、該記録材の搬送路の
中央に設定されており、前記温度検出手段と前記過昇温
防止手段が、前記記録材の搬送基準に対して互いに対称
な位置であり、かつ、通紙可能な最小幅の記録材の幅よ
りも内側の位置に配されていることを特徴とする像加熱
装置。
【0010】〔2〕:前記加熱手段と摺動するフィルム
と、前記フィルムとニップを形成する加圧ローラを有
し、該フィルムを介した加熱手段からの熱により前記記
録材が加熱されており、前記発熱体の形成されている絶
縁基板面が、前記ニップとは反対側に位置することを特
徴とする〔1〕に記載の像加熱装置。
【0011】〔3〕:記録材上に画像を担持させる像形
成手段と、該記録材上の画像を加熱処理する像加熱手段
とを有し、前記像加熱手段として前記〔1〕又は〔2〕
記載の像加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装
置。
【0012】〈作 用〉即ち、中央基準で記録材を搬送
する装置の搬送基準に対して温度検出手段と過昇温防止
手段とを対称に配置しており、非通紙部昇温により加熱
手段の両端部が昇温した場合であっても温度検出手段と
過昇温防止手段とを温度的に等価な位置に配置している
ので、過昇温であるのか非通紙部昇温の影響であるのか
等が明確になり、過昇温時の制御を高精度に行うことを
可能としている。
【0013】
【発明の実施の形態】〈第一の実施形態〉以下、添付図
面に基づき説明する。
【0014】図1は電子写真プロセスを用いた画像形成
装置の概略構成図であり、例えばレーザプリンタの場合
を示している。
【0015】レーザプリンタ本体101(以下、本体1
01)は、記録紙(記録材)Sを収納するカセット10
2を有し、カセット102の記録紙Sの有無を検知する
カセット有無センサ103、カセット102の記録紙S
のサイズを検知するカセットサイズセンサ104(複数
個のマイクロスイッチで構成される)、カセット102
から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けられ
ている。そして、給紙ローラ105の下流には記録紙S
を同期搬送するレジストローラ対106が設けられてい
る。
【0016】また、レジストローラ対106の下流には
レーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録
紙S上にトナー像を形成する画像形成部108が設けら
れている。
【0017】さらに、画像形成部108の下流には記録
紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器Rが設
けられており、定着器Rの下流には排紙部の搬送状態を
検知する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ロ
ーラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載ト
レイ112が設けられている。この記録紙Sの搬送基準
は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向
の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように
設定されている。
【0018】また、前記レーザスキャナ107は、後述
する外部装置131から送出される画像信号(画像信号
VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレー
ザユニット113、このレーザユニット113からのレ
ーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するための
ポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミ
ラー116等により構成されている。
【0019】そして、108は画像形成部であり、公知
の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次
帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ12
1、クリーナ122等から構成されている。また、定着
器Rは定着フィルム61、加圧ローラ63、定着フィル
ム内部に設けられたセラミック面発ヒータ24、セラミ
ック面発ヒータの表面温度を検出するサーミスタ21か
ら構成されている。
【0020】また、メインモータ123は、給紙ローラ
105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジス
トローラ対106にはレジストローラ125を介して駆
動力を与えており、更に感光ドラム117を含む画像形
成部108の各ユニット、定着器R、排紙ローラ111
にも駆動力を与えている。
【0021】126はエンジンコントローラであり、レ
ーザスキャナ部107、画像形成部108、定着器Rに
よる電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録
紙の搬送制御を行なっている。
【0022】そして、127はビデオコントローラであ
り、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用
のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)
130で接続されており、この汎用インタフェースから
送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビ
ットデータをVDO信号として、エンジンコントローラ
126へ送出している。
【0023】図2に、本発明におけるセラミック面発ヒ
ータの駆動及び制御回路を示す。1は、本画像形成装置
を接続する交流電源で、本画像形成装置は商用電源をA
Cフィルタ2を介してセラミック面発ヒータ24の発熱
体32または発熱体33へ供給することによりセラミッ
ク面発ヒータ24を構成する発熱体32または発熱体3
3を発熱させる。
【0024】この発熱体32への電力の供給は、トライ
アック4によって通電・遮断が制御される。抵抗5,6
はトライアック4のためのバイアス抵抗であり、フォト
トライアックカプラ7は、一次、二次間を隔離するため
のデバイスである。フォトトライアックカプラ7の発光
ダイオードに通電することによりトライアック4をオン
する。抵抗8は、フォトトライアックカプラ7の電流を
制限するための抵抗であり、トランジスタ9によりオン
/オフする。トランジスタ9は抵抗10を介してエンジ
ンコントローラ11からのON1信号にしたがって動作
する。もう一つの発熱体33への電力の供給は、トライ
アック13によって通電・遮断が制御される。抵抗1
4、15はトライアック13のためのバイアス抵抗であ
り、フォトトライアックカプラ16は、一次、二次間の
沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトラ
イアックカプラ16の発光ダイオードに通電することに
よりトライアック13をオンする。抵抗17は、フォト
トライアックカプラ16の電流を制限するための抵抗で
あり、トランジスタ18によりオン/オフする。トラン
ジスタ18は抵抗19を介してエンジンコントローラ1
1からのON2信号にしたがって動作する。
【0025】また、ACフィルタ2を介して交流電源1
は、ゼロクロス検出回路12に入力される。ゼロクロス
検出回路では、商用電源電圧がある闘値以下の電圧にな
っていることをエンジンコントローラ11に対してパル
ス信号として報知する。以下、エンジンコントローラ1
1に送出されるこの信号をZEROX信号と呼ぶ。
【0026】エンジンコントローラ11はZEROX信
号のパルスのエッジを検知し、位相制御または波数制御
によりトライアック4または13をON/OFFする。
【0027】また、21は発熱体32および33が形成
されているセラミック面発ヒータ24の温度を検知する
ための温度検出素子、例えば、サーミスタ感温素子であ
り、セラミック面発ヒータ24上に発熱体32及び33
に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する
絶縁物を介して配置されている。この温度検出素子21
によって検出される温度は、抵抗22と、温度検出素子
21との分圧として検出され、エンジンコントローラ1
1にTH信号としてA/D入力される。セラミック面発
ヒータ24の温度は、TH信号としてエンジンコントロ
ーラ11において監視され、エンジンコントローラ11
の内部で設定されているセラミック面発ヒータ24の設
定温度と比較することによって、セラミック面発ヒータ
24を構成する発熱体32または33に供給するべき電
力を算出し、その供給する電力に対応した位相角(位相
制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件
によりエンジンコントローラ11がトランジスタ9にO
N1信号、あるいはトランジスタ18にON2信号を送
出する。
【0028】発熱体32または33に電力を供給し、制
御する手段が故障して発熱体32または33が熱暴走に
至った場合、過昇温を防止する一手段として、過昇温防
止手段23がセラミック面発ヒータ24上に配されてい
る。過昇温防止手段23は、例えば温度ヒューズやサー
モスイッチである。電力供給制御手段の故障により、発
熱体32または33が熱暴走に至り過昇温防止手段23
が所定の温度以上になると、過昇温防止手段23がOP
ENになり、発熱体32および33への通電が断たれ
る。
【0029】次に、セラミック面発ヒータ24と温度検
出素子21と過昇温防止手段23の位置関係の概略につ
いて、図3に示す。図3(a)はセラミック面発ヒータ
の断面図であり、図3(b)は発熱体32,33が形成
されている面を示しており、図3(c)は図3(b)の
示している面と相対する面を示している。
【0030】セラミック面発ヒータ24は、SiC、A
lN、Al23等のセラミックス系の絶縁基板31と、
絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発
熱体32および33と、2本の発熱体を保護しているガ
ラス等の保護層34から構成されている。保護層34上
に、セラミック面発ヒータ24の温度を検出する温度検
出素子21が配設されている。
【0031】発熱体32は、電力が供給されると発熱す
る部分32aと、該発熱部分32aに接続した導電部3
2bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32
c,32dから構成されている。
【0032】発熱体33は、電力が供給されると発熱す
る部分33aと、該発熱部分33aに接続した導電部3
3bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32
c,33dから構成されている。
【0033】電極部32cは、発熱体32と発熱体33
の両方に接続されており、発熱体32及び発熱体33の
共通の電極となっている。
【0034】共通電極32cは、交流電源1のHOT側
端子と過昇温防止手段23を介して接続される。電極部
32dは発熱体32を制御するトライアック4に接続さ
れ、電極部33dは発熱体33を制御するトライアック
13に接続され、交流電源1のNeutral端子に接
続される。
【0035】セラミック面発ヒータ24は、図4に示し
たように、フィルムガイド62によって支持されてい
る。61は、円筒状の耐熱材製の定着フィルムであり、
セラミック面発ヒータ24を下面側に支持させたフィル
ムガイド62に外嵌させてある。そして、フィルムガイ
ド62の下面のセラミック面発ヒータ24と、加圧部材
としての弾性加圧ローラ63とを定着フィルム61を挟
ませて弾性加圧ローラ63の弾性に抗して所定の加圧力
をもって圧接させて加熱部としての所定幅の定着ニップ
部Nを形成させてある。ここで、図4(a)のようにセ
ラミック面発ヒータ24は、発熱体32、33がニップ
部と反対側にあっても、図4(b)のように発熱体がニ
ップ部側にあってもかまわない。以下、説明は発熱体3
2、33がニップ部Nと反対側に位置するようにフィル
ムガイド62に支持されている場合について説明する。
【0036】図3において、発熱体32の発熱体32a
の長さはL1であり、通紙可能な最大の記録紙幅と対応
しており、発熱体33の発熱部33aの長さL2は、幅
の狭い小サイズの記録紙幅に対応している。記録紙幅が
発熱部33aの長さL2よりも大きい記録紙が通紙され
た場合は、エンジンコントローラ11から送出されるO
N1信号によりトライアック4を制御して、発熱体32
への通電を制御する。発熱体33への通電を制御するト
ライアック13はOFFのままとする。また、記録紙幅
が発熱部33aの長さL2と同じか小さい記録紙が通紙
された場合は、エンジンコントローラ11から送出され
るON2信号によりトライアック13を制御して、発熱
体33への通電を制御する。発熱体32への通電を制御
するトライアック4はOFFのままとする。このような
制御により、小サイズ紙が通紙された場合に生じる非通
紙域の昇温を抑制することができる。
【0037】本実施形態では、過昇温防止手段23と温
度検出素子21は、記録紙の搬送基準、つまり発熱部3
2a及び発熱部33aの長さ方向の中心a1に対して、
左右対称な位置であり、かつ通紙可能な最小の記録紙幅
よりも内側の位置に配設されている。
【0038】上記のような構成をとることにより、温度
検出素子21と過昇温防止手段23の位置を隔てて配置
することができるため、1次2次間の絶縁を確保するの
に十分な距離をとることができる。そして、温度検出素
子21と過昇温防止手段23が温度的に均等な位置に配
置される為、定着器Rが過昇温した場合の過昇温防止制
御の精度の向上を図ることができる。
【0039】さらに、最小通紙幅の内側に温度検出素子
及び過昇温防止手段を配置する為、いかなるサイズの記
録紙を通紙しても非通紙域昇温の影響を受けることな
く、通紙領域内の温度を検出でき、定着器の温度制御の
精度の向上を図ることができる。
【0040】〈第二の実施形態〉図5および図6に第2
の実施形態を示す。
【0041】本形態において第1の実施形態と重複する
点については説明を省略する。
【0042】図5に本実施形態におけるセラミック面発
ヒータの駆動及び制御回路を示す。1は、本画像形成装
置を接続する交流電源で、本画像形成装置は商用電源を
ACフィルタ2を介してセラミック面発ヒータ24の発
熱体32、発熱体33または発熱体40へ供給すること
によりセラミック面発ヒータ24を構成する発熱体3
2、発熱体33又は発熱体40を発熱させる。
【0043】発熱体40への電力の供給は、発熱体32
及び33と同様に、トライアック41によって通電・遮
断が行われる。抵抗42、43はトライアック41のた
めのバイアス抵抗でフォトトライアックカプラ44は、
一次、二次間の絶縁を確保するためのデバイスである。
フォトトライアックカプラ44の発光ダイオードに通電
することによりトライアック41をオンする。抵抗45
は、フォトトライアックカプラ44の電流を制限するた
めの抵抗であり、トランジスタ46により該電流をオン
/オフする。トランジスタ46は抵抗47を介してエン
ジンコントローラ11からのON3信号に従って動作す
る。エンジンコントローラ11はZEROX信号のパル
スのエッジを検知し、位相制御または波数制御によりト
ライアック4,13又は41をON/OFFする。
【0044】また、21は発熱体32,33及び40が
形成されているセラミック面発ヒータ24の温度を検知
するための温度検出素子、例えば、サーミスタ感温素子
であり、セラミック面発ヒータ24上に発熱体32,3
3及び40に対して絶縁を確保できるように絶縁耐圧を
有する絶縁物を介して配置されている。セラミック面発
ヒータ24の温度は、TH信号としてエンジンコントロ
ーラ11において監視され、エンジンコントローラ11
の内部で設定されているセラミック面発ヒータ24の設
定温度と比較することによって、セラミック面発ヒータ
24を構成する発熱体32,33または40に供給する
べき電力を算出し、その供給する電力に対応した位相角
(位相制御)または波数(波数制御)に換算し、その制
御条件によりエンジンコントローラ11がトランジスタ
9にON1信号、あるいはトランジスタ18にON2信
号、あるいはトランジスタ46にON3信号を送出す
る。
【0045】発熱体32,33又は40に電力を供給
し、制御する手段が故障し、発熱体32,33又は40
が熱暴走に至った場合、過昇温を防止する一手段とし
て、過昇温防止手段23がセラミック面発ヒータ24上
に配されている。過昇温防止手段23は、例えば温度ヒ
ューズやサーモスイッチである。電力供給制御手段の故
障により、発熱体32または33または40が熱暴走に
至り過昇温防止手段23が所定の温度以上になると、過
昇温防止手段23がOPENになり、発熱体32,3
3,40への通電が断たれる。
【0046】次に、セラミック面発ヒータ24の概略に
ついて、図6に示す。図6(a)はセラミック面発ヒー
タの断面図であり、図6(b)は発熱体32,33,4
0が形成されている面を示しており、図6(c)は図6
(b)の示している面と相対する面を示している。
【0047】セラミック面発ヒータ24は、SiC、A
lN、Al23等のセラミックス系の絶縁基板31と、
絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発
熱体32,33,40と、該3本の発熱体を保護してい
るガラス等の保護層34から構成されている。
【0048】発熱体40は、電力が供給されると発熱す
る部分40aと、該発熱部40aに接続された導電部4
0bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32
c,40dから構成されている。
【0049】電極部32cは、発熱体32,33,40
の全てに接続されており、発熱部32a,33a及び4
0aの共通の電極となっている。
【0050】共通電極32cには、交流電源1のHOT
側端子から過昇温防止手段23を介して接続される。電
極部40dは発熱体40を制御するトライアック41に
接続され、トライアック4,13とともに交流電源1の
Neutral端子に接続される。
【0051】図6において、発熱体32の発熱部32a
と発熱体40の発熱部40aの長さはL1であり、通紙
可能な最大の記録紙幅と対応しており、発熱体33の発
熱部33aの長さL2は、幅の狭い小サイズの記録紙幅
に対応している。記録紙幅が発熱部33aの長さL2よ
りも大きい記録紙が通紙された場合は、エンジンコント
ローラ11から送出されるON1信号及びON3信号に
よりトライアック4及び41を制御して、発熱体32,
40への通電を制御する。発熱体33への通電を制御す
るトライアック13はOFFのままとする。また、記録
紙幅が発熱部33aの長さL2と同じか小さい記録紙が
通紙された場合は、エンジンコントローラ11から送出
されるON2信号によりトライアック13を制御して、
発熱体33への通電を制御する。発熱体32,40への
通電を制御するトライアック4及び41はOFFのまま
とする。このような制御により、小サイズ紙が通紙され
た場合に生じる非通紙域の昇温を抑制することができ
る。
【0052】過昇温防止手段23と温度検出素子21
は、記録紙の搬送基準、つまり発熱部32a,33a及
び40aの長さ方向の中心に対して左右対称な位置であ
り、かつ通紙可能な最小の記録紙幅よりも内側の位置に
配設されている。
【0053】記録紙幅が12よりも大きい記録紙が通紙
された場合、発熱体32と40の発熱比を制御して、発
熱体32及び40を発熱させる。発熱部長さL1の発熱
体が1本の場合の発熱量と2本の総発熱量が等しくなる
ように設定することにより、発熱部長さL1の発熱体が
1本の場合と比較して、各発熱体の発熱量を小さくで
き、それぞれの発熱体に発熱量を分散することができ
る。
【0054】上記のような構成をとることにより、記録
紙幅が大きい記録紙に対応した発熱体が2本あるため、
十分な発熱量を確保することができる。従って、厚紙や
ラフぺーパに対して、十分な定着性を得ることが可能と
なる。また、記録紙幅に対応した2本の発熱体のそれぞ
れの発熱量を、1本の場合と比較して小さくすることが
できるため、2本の発熱体を比率制御することにより、
高調波/フリッカを低減することができる。
【0055】さらに、発熱部の長さが長い発熱体程、記
録紙の搬送方向の上流側に配置することにより、幅が大
きい記録紙が通紙された場合に十分な定着性を得ること
ができる。
【0056】そして、温度検出手段と過昇温防止手段
が、端部昇温の影響を受けない、温度的に均等な位置に
配置することができ、多種多様な紙幅の記録紙が通紙さ
れた場合にも、端部昇温の影響を受けずに正確な温度制
御と端部昇温の抑制を行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、温度検出
手段と過昇温防止手段とを記録材搬送基準に対して対称
の位置に配置したことにより、端部昇温時の制御を精度
良く行うことを可能とした像加熱装置及び画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における画像形成装置を示した図
【図2】 本発明における定着器の制御及び駆動回路を
示した図
【図3】 本発明におけるセラミック面発ヒータと温度
検出素子と過昇温防止手段の概略位置関係図
【図4】 本発明における定着器の構成を説明する図
【図5】 本発明における第2の実施例を示した図
【図6】 本発明における第2の実施例を示した図
【符号の説明】
1 交流電源 2 フィルタ 4 トライアック 5,6抵抗 7 フォトトライアックカプラ 8 抵抗 9 トランジスタ 10 抵抗 11 エンジンコントローラ 12 ゼロクロス検出回路 13 トライアック 14 抵抗 15 抵抗 16 フォトトライアックカプラ 17 抵抗 18 トランジスタ 19 抵抗 33 発熱体 21 温度検出素子(サーミスタ) 22 抵抗 23 過昇温防止手段 24 セラミック面発ヒータ 31 絶縁基板 32,33,40 発熱体 32a,33a,40a 発熱部分 32b33b,40b 導電部 32c,32d,33d,40d 電極部 34 保護層 41 トライアック 42,45,47 抵抗 44 フォトトライアックカプラ 46 トランジスタ 61 定着フィルム 62 フィルムガイド 63 弾性加圧ローラ 101 レーザプリンタ本体 102 カセット 103 カセット有無センサ 104 カセットサイズセンサ 105 給紙ローラ 106 レジストローラ対 107 レーザスキャナ部 108 画像形成部 110 排紙センサ 111 排紙ローラ 112 積載トレイ 113 レーザユニット 114 ポリゴンモータ 115 結像レンズ 116 ミラー 117 感光ドラム 119 1次帯電ローラ 120 現像器 121 転写帯電ローラ 122 クリーナ 123 メインモータ 124 給紙ローラクラッチ 125 レジストローラ 126 エンジンコントローラ 131 外部装置 N ニップ部(定着ニップ部) R 定着器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と前記絶縁基板の一方の面上に
    形成されている1本以上の発熱体から構成される加熱手
    段と、 前記加熱手段の温度を検出する温度検出手段と、 前記加熱手段の過昇温を防止する過昇温防止手段と、 を有し、画像を担持した記録材を搬送して前記加熱手段
    からの熱で加熱する像加熱装置において、 前記記録材の搬送基準が、該記録材の搬送路の中央に設
    定されており、 前記温度検出手段と前記過昇温防止手段が、前記記録材
    の搬送基準に対して互いに対称な位置であり、かつ、通
    紙可能な最小幅の記録材の幅よりも内側の位置に配され
    ていることを特徴とする像加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段と摺動するフィルムと、前
    記フィルムとニップを形成する加圧ローラを有し、該フ
    ィルムを介した加熱手段からの熱により前記記録材が加
    熱されており、 前記発熱体の形成されている絶縁基板面が、前記ニップ
    とは反対側に位置することを特徴とする請求項1に記載
    の像加熱装置。
  3. 【請求項3】 記録材上に画像を担持させる像形成手段
    と、該記録材上の画像を加熱処理する像加熱手段とを有
    し、 前記像加熱手段として前記請求項1又は2記載の像加熱
    装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP27460099A 1999-09-28 1999-09-28 像加熱装置及び画像形成装置 Pending JP2001100557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27460099A JP2001100557A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 像加熱装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27460099A JP2001100557A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 像加熱装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001100557A true JP2001100557A (ja) 2001-04-13

Family

ID=17544004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27460099A Pending JP2001100557A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 像加熱装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001100557A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10503103B2 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus
US9658581B2 (en) Heater and image heating apparatus mounted with the same
JP5479025B2 (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP6851815B2 (ja) 画像形成装置
JP7395292B2 (ja) 画像形成装置
US10401765B2 (en) Heater, image heating device, and image forming apparatus which makes temperature distribution of region heated by heat generating element even
JP2018194686A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP5804876B2 (ja) 像加熱装置
US20230176511A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP4454972B2 (ja) 画像形成装置
JP7005311B2 (ja) 画像形成装置
JP2001100558A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
US6407366B2 (en) Image heating apparatus having a plurality of heat generating elements
JP6053887B2 (ja) 像加熱装置
JP6929127B2 (ja) 画像形成装置
JP2013050634A (ja) 画像形成装置
JP2002299014A (ja) 熱源、加熱装置及び画像形成装置
JP2001255775A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2001100557A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2002072726A (ja) 画像形成装置
JP2003280447A (ja) 画像形成装置
JP7322130B2 (ja) 画像形成装置
JP7263022B2 (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2001257055A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2002075597A (ja) 加熱手段、加熱装置および画像形成装置