JP2005031115A - 波長可変光フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】低電圧で可動板を駆動することができ、また可動板の変位量を大きくすることのできる波長可変光フィルタを提供する。
【解決手段】固定鏡と、該固定鏡に対向配置される可動鏡と、該可動鏡を駆動させる駆動板13と、該駆動板13を保持する外周支持部18とがベース層16の上に設けられ、前記駆動板13に設けられた電極と、前記ベース層16に設けられた電極間に電圧を加えることにより、前記可動鏡が変位する波長可変光フィルタであって、可動鏡と外周支持部18との間に1つ以上の駆動板13を設け、駆動板13が静電力により変位するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファブリ・ペロー干渉計の原理を利用した静電駆動方式の波長可変光フィルタに関し、特に、低電圧で駆動することができる波長可変光フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来からWDM光通信網(波長分割多重化光通信網)に使用されている静電駆動方式の波長可変光フィルタの例を示す部分断面図である。図7(a)は可動鏡が取り付けられる可動板1と、可動板1を外周部2と接続するバネ部3を示した横断面図であり、図7(b)は可動板1及び外周部2と、その下側に設けられる絶縁部4及び電極部5を示した縦断面図である。可動板1の上側表面には可動鏡(図示せず)が取り付けられており、可動板1は電極部5との間に周期的な電圧が印加され、静電力が与えられるようになっている。このため可動板1は、弾性を有するバネ部3の力と静電力との釣り合いが保たれるよう上下方向に周期運動をすることとなる。なお図7に示す波長可変光フィルタは、ファブリ・ペロー干渉計の原理を利用したものであるが、この原理については後に詳述する。
【0003】
また従来の静電駆動方式の波長可変ファブリ・ペローフィルタでは、図7のバネ部3に相当する部分を螺旋状に湾曲させて、ヒンジ(バネ部)の柔軟性を向上させ、メンブレン(可動板)がスムーズに変位するようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6341039号明細書(図3.A〜F)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の静電駆動方式の波長可変光フィルタでは(図7参照)、可動板1の変位量を大きくするために可動板1と電極部5との距離を大きく取ると、静電力は可動板1と電極部5との距離の2乗に反比例するため、印加する電圧を大きくしなければならないという問題点があった。また、印加する電圧を低く抑えるため可動板1と電極部5の距離を小さくすると、可動板1が下方向に変位した際に電極部5とぶつかるため変位量が制限され、低電圧駆動と大変位量の両立が困難であるという問題点があった。
さらに、可動板1と電極部5との間にパルス電圧等の変化の急激な電圧を印加すると、可動板1が所望の位置より行き過ぎてしまうという、いわゆるオーバーシュートの問題点もあった。
【0006】
また従来の静電駆動方式の波長可変ファブリ・ペローフィルタでは(例えば、特許文献1参照)、図7に示す波長可変光フィルタと同様に、低電圧駆動と、メンブレン(可動板)の変位量の増大の両立が困難であるという問題点があった。
また、メンブレン(可動板)のオーバーシュートの問題点もあった。
【0007】
本発明は、低電圧で可動板を駆動することができ、また可動板の変位量を大きくすることのできる波長可変光フィルタを提供することを目的とする。また、パルス電圧等の変化の急激な電圧を印加したときに、可動板のオーバーシュートを抑制することのできる波長可変光フィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る波長可変光フィルタは、固定鏡と、該固定鏡に対向配置される可動鏡と、該可動鏡を駆動させる駆動板と、該駆動板を保持する外周支持部とがベース層の上に設けられ、駆動板に設けられた電極と、ベース層に設けられた電極間に電圧を加えることにより、可動鏡が変位する波長可変光フィルタであって、可動鏡と外周支持部との間に1つ以上の駆動板を設け、駆動板が静電力により変位するものである。
光を反射する可動鏡と駆動板を別々に設け、可動鏡又は可動鏡が取付けられる可動板と駆動板を弾性を有する接続部によって接続することにより、駆動板の変位量よりも可動鏡の変位量を増幅させることができ、低電圧で大変位量の波長可変光フィルタを実現することができる。さらに以下に示すように、可動鏡又は可動板と駆動鏡を接続する接続部のバネ定数及び駆動板と外周支持部を接続する接続部のバネ定数を適当な値に設定することにより、可動鏡の変位量の増幅率を調節したり、パルス電圧が印加された際にオーバーシュートを抑制したりすることができる。
【0009】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、上記の駆動板が開口部を有し、可動鏡は駆動板の開口部に設けられているものである。
駆動板の中央部に開口部が設けられ、可動鏡又は可動鏡が取付けられる可動板がその開口部に設けられていることにより、可動鏡が安定した平行状態を保って変位することができる。また、このような構造の駆動板及び可動鏡を有する波長可変光フィルタを容易に作成することができる。
【0010】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、可動鏡が取付けられる可動板を有し、該可動板及び駆動板が、SOI基板からなるものである。
SOI(Silicon On Insulator、絶縁体上シリコン)基板から可動板及び駆動板を容易に作成することができ、また絶縁層が予め形成されているため、図7に示すような外周部2と電極部5の間の絶縁部4を別部材として形成する必要がない。
【0011】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、上記の可動鏡が取付けられる可動板を有し、該可動板、駆動板、外周支持部及びそれらをそれぞれ接続する接続部が、同一部材で構成されているものである。
可動板、駆動板、外周支持部及びそれらをそれぞれ接続する接続部を、SOI基板等の同一部材からエッチングにより一体成形することにより、正確なパターンの、可動板、駆動板、外周支持部及びそれらをそれぞれ接続する接続部を容易に形成することができる。
【0012】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、可動鏡の変位する量が、駆動板の駆動により変位する量よりも大きくなるものである。
可動鏡又は可動鏡が取付けられる可動板の質量、駆動板の質量と、可動板、駆動板、外周支持部をそれぞれ接続する接続部のバネ定数を適当に設定することにより、駆動板の変位量よりも可動鏡の変位量を増幅させることができ、低電圧で大変位量の波長可変光フィルタを実現することができる。
【0013】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、駆動板が変位する量よりも、可動鏡の変位する量が小さくなるものである。
駆動板とベース層との間にパルス電圧等を印加すると、上述のように駆動板がオーバーシュートしてしまうが、可動鏡又は可動鏡の取付けられる可動板と駆動板を接続する接続部のバネ定数を、駆動板と外周支持部を接続する接続部のバネ定数よりも小さい適当な値に設定すれば、駆動板のオーバーシュート量よりも可動鏡又は可動板のオーバーシュート量を低減することができる。オーバシュート量を低減できる可動鏡又は可動板と駆動板を接続する接続部のバネ定数と駆動板と外周支持部を接続する接続部のバネ定数の比は、理論的な計算によりおおまかな値が求められるが、最終的には実験等から定められる。なお、可動鏡又は可動板と駆動板を接続する接続部のバネ定数と駆動板と外周支持部を接続する接続部のバネ定数の比の具体的な値については後に述べる。
【0014】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、駆動板に設けられた電極と、ベース層に設けられた電極間に加える電圧が交流電圧である場合に、可動鏡の振動する周期と交流電圧の周波数に対応する周期とが同じになるように、駆動板で質量の設定をするものである。
可動鏡又は可動鏡が取付けられる可動板、駆動板、外周支持部及びそれらをそれぞれ接続する接続部からなる2自由度の振動系には、可動鏡の変位量が大きく増幅される固有振動数が2つあるが、これらの固有振動数と交流電圧の周波数が同じになるように駆動板の質量を設定すれば、駆動板に対する可動鏡の変位量の増幅率が大きくなり、また可動鏡の変位量の絶対量を大きくすることができる。このとき、可動鏡の振動する周期と交流電圧の周波数に対応する周期とが同じになる。
【0015】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、可動鏡が振動する周期と電圧の周波数に対応する周期とが同じになるように、可動板、駆動板及び外周支持部をそれぞれ接続する接続部のバネ定数の設定をするものである。
可動鏡又は可動鏡が取付けられる可動板と上記の接続部からなる振動系の固有振動数が交流電圧の周波数とほぼ同じになるように接続部のバネ定数と可動鏡又は可動板の質量を設定することにより、駆動板が微小に変位するだけで可動鏡又は可動板が大きく変位することとなる。なお、可動鏡又は可動板と上記の接続部からなる振動系の固有振動数は、理論的には可動鏡又は可動板の質量と、可動鏡又は可動板と駆動部を接続する接続部のバネ定数から求められるが、この接続部の質量等も考慮しなければならないため、最終的にはシミュレーションや実験値等から求められる。
【0016】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、駆動板及びベース層の少なくとも一方に絶縁膜を備えたものである。
駆動板とベース層との間には電圧が加えられるため、駆動板が変位した際にベース層側と接触するとショートしてしまうこととなる。このため、駆動板とベース層を絶縁するための絶縁膜を設けたものである。
【0017】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、上記の絶縁膜が、酸化シリコン又は窒化シリコンからなるものである。
駆動板とベース層を絶縁するための絶縁膜が酸化シリコン又は窒化シリコンからなるため、熱酸化又はCVDにより容易にこの絶縁膜を形成することができる。
【0018】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、可動板と駆動板を接続する接続部が、複数の梁からなるものである。
可動鏡と駆動板を接続する接続部が複数の梁から構成されているため、可動鏡は安定した平行状態を保って変位することができる。また、この接続部のバネ定数の設定も容易となる。
【0019】
また本発明に係る波長可変光フィルタは、駆動板と外周支持部を接続する接続部が、複数の梁からなるものである。
駆動板と外周支持部を接続する接続部が複数の梁から構成されているため、駆動板及び可動鏡は安定した平行状態を保って変位することができる。また、このの接続部のバネ定数の設定も容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係る波長可変光フィルタを示す縦断面図であり、図2は、図1に示す波長可変光フィルタの下部の横断面図及び縦断面図である。本実施形態1に係る波長可変光フィルタは外枠がフィルタ本体11となっており、フィルタ本体11以外は可動板12、駆動板13、可動板12と駆動板13を接続する第1の接続部14(図1において図示せず、図2(a)参照)、駆動板13と外周支持部18を接続する第2の接続部15(図1において図示せず、図2(a)参照)からなっている。なお図2(a)に示すように、駆動板13の中央部には開口部13aが設けられており、開口部13aの内部に第1の接続部14を介して可動板12が設けられる構造となっている。また、駆動板13の周囲は開口部18aとなっている。
【0021】
図2(a)では、第1の接続部14となる梁が4本と、第2の接続部15となる梁が4本設けられたものを示しているが、これと異なる本数であってもよい。ただし、第1の接続部14の梁及び第2の接続部15の梁が1本ずつであると、後に示すように可動板12と駆動板13が変位する際に平行状態を保てず不安定になるため、2本以上ずつ設けるのが望ましい。ここでは、内側の4本の梁をまとめたものを第1の接続部14と呼んでおり、外側の4本の梁をまとめたものを第2の接続部15と呼んでいる。
また図2(a)では、可動板12が円板状であって、駆動板13が可動板12を囲むリング状に形成されているが、可動板12を多角形状にするなどして、駆動板13を可動板12の周りを取り囲むような形状にしてもよい。また、駆動板13の周りを囲むように2以上の駆動板を設けるようにしてもよい。
【0022】
図1に示すようにフィルタ本体11は、シリコンからなるベース層16、酸化シリコンからなる酸化シリコン層17、シリコンからなる外周支持部18及びホウ珪酸ガラスからなるガラス基板19から形成されている。ここで、ベース層16、酸化シリコン層17及び外周支持部18はSOI基板から形成されており、また可動板12、駆動板13、第1の接続部14、第2の接続部15及び外周支持部18は、このSOI基板の上側のシリコン層から一体成形されている。ベース層16には、可動板12より若干広い開口部16aが形成されており、可動板12が大きく変位できるようになっている。また開口部16aは、光の入射口としても機能する。酸化シリコン層17は、絶縁層として機能している。
なお、可動板12、駆動板13、第1の接続部14、第2の接続部15及び外周支持部18はそれぞれ別部材で形成してもよく、シリコン以外のもので形成してもよい。また、ベース層16、酸化シリコン層17をガラス基板等で形成し、別途電極を設けるようにすることもできる。さらに、可動板12を設けることなく、可動鏡として機能する反射膜等を第1の接続部14に直接接続してもよい。
【0023】
可動板12の下面には、酸化シリコン等の多層膜からなる反射防止膜20が形成されており、可動板12の上面には酸化シリコン、窒化シリコン等の多層膜からなる反射膜21が形成されている。この反射膜21は、可動鏡として機能するものであり98%程度の高反射率を有している。またガラス基板19の、外周支持部18との接合面側には凹部22が設けられており、凹部22の上面に反射膜21と対向配置されるように反射膜23が設けられている。この反射膜23は固定鏡として機能するものであり、98%程度の高反射率を有し、反射膜21と平行になるように形成されている。さらにガラス基板19の上面には、反射防止膜24が形成されており、駆動板13の下面及びベース層16の上面には酸化シリコン又は窒化シリコンからなる絶縁膜25が形成されている。
【0024】
図1及び図2に示す波長可変光フィルタは、ファブリ・ペロー干渉計の原理を利用したものであり、WDM光通信網等において光ファイバーに入射されている各波長の光のモニターや分光などに使用されるものである。
この波長可変光フィルタの作用について説明する。ベース層16と駆動板13との間には電圧が加えられている。この電圧は、例えば60ヘルツの交流電圧や矩形電圧(パルス電圧)であって、駆動板13には外周支持部18及び第2の接続部15を介して供給されるようになっている。この電圧による電位差のため、ベース層16と駆動板13との間に静電力が発生し、駆動板13がベース層16側に変位する。このとき、第2の接続部15が弾性を有しているため、駆動板13は弾性的に変位する。また、弾性を有する第1の接続部14で駆動板13と接続されている可動板12も、駆動板13が変位するのに伴って変位することとなり、可動板12に取付けられた可動鏡(反射膜21)が変位する。このとき可動板12は、反射膜21が反射膜23と平行状態を保つように変位する。
【0025】
この波長可変光フィルタに、光がフィルタ本体11の下側(図1の矢印参照)から入射し、開口部16aから内部に向かう。この光は反射防止膜20によりほとんど反射されずに、反射膜21と反射膜23の間の空間に入る。この際、光がシリコンからなる可動板12を通過するが、WDM通信網等で使用される光の波長は1550nm付近であるため、光はシリコンを透過する。反射膜21と反射膜23の間の空間に入った光は、反射膜23と反射膜21の間で反射を繰り返し、最終的に反射膜23を透過してフィルタ本体11の上側(図1の矢印参照)から出射する。このとき、ガラス基板19の上面に反射防止膜24が形成されているため、光がガラス基板19と空気の界面でほとんど反射せずに出射する。
【0026】
上記の反射膜23(固定鏡)と反射膜21(可動鏡)の間で光が反射を繰り返す過程において、反射膜23と反射膜21の距離に対応する干渉条件を満たさない波長の光は急激に減衰し、この干渉条件を満たした波長の光のみが残って最終的に出射する。これがファブリ・ペロー干渉計の原理であり、この干渉条件を満たした波長の光が透過することとなる。可動板12は駆動板13の変位に伴って変位し、反射膜23と反射膜21の距離が変わるため、透過する光の波長を選択することが可能である。
【0027】
図3は、ベース層16と駆動板13との間に交流電圧を加えた場合の、可動板12と駆動板13の変位量を示した図である。図3(a)は、可動板12の質量と駆動板13の質量の比が1:1で、第1の接続部14のバネ定数(以下、バネ定数K1という)と第2の接続部15のバネ定数(以下、バネ定数K2という)の比が1:1であって、交流電圧の周波数が16000ヘルツの場合を示している。なお第1の接続部14のバネ定数とは、第1の接続部14が複数の梁からなる場合はそれらをすべて合わせたバネ定数をいい、第2の接続部15についても同様である。また可動板12の質量とは、反射防止膜20と反射膜21の質量を含めたものとする。ベース層16と駆動板13との間に交流電圧を加えているので、可動板12と駆動板13の変位量は周期的に変化しており、可動板12の変位量、即ち可動鏡(反射膜21)の変位量は駆動板13の変位量の1.5倍程度となっている。
【0028】
図3(b)は、可動板12の質量と駆動板13の質量の比が1:1で、バネ定数K1とバネ定数K2の比が1:2であって、交流電圧の周波数が14000ヘルツの場合の、可動板12と駆動板13の変位量を示した図である。この場合は、可動板12の変位量は駆動板13の変位量の2倍程度となっている。このように、バネ定数K1とバネ定数K2を適当な値に設定することにより、駆動板13の変位量に対する可動板12、即ち可動鏡(反射膜21)の変位量を大きくすることができる。なお、バネ定数K1とバネ定数K2の値を変化させるには、第1の接続部14及び第2の接続部15の長さ、太さ、形状、本数などを変化させればよい。この駆動板13の変位量に対する可動板12の変位量の増幅率は、バネ定数K1、バネ定数K2、可動板12の質量、駆動板13の質量及び交流電圧の周波数等から理論的に計算できるが、シミュレーションや実験から求めることとなる。
【0029】
また、可動板12と第1の接続部14及び駆動板13と第2の接続部15からなる2自由度の振動系の2つの固有振動数のうち振動数の低い固有振動数が交流電圧の周波数とほぼ同じになるように駆動板13の質量を設定すれば、駆動板13に対する可動板12の変位量の増幅率を大きくすることができ、また可動板12の変位量の絶対量を大きくすることができる。このとき同時に、第1の接続部14のバネ定数K1と可動板12の質量及び第2の接続部15のバネ定数K2を適当な値に設定してもよい。また、この2自由度の振動系の2つの固有振動数のうち振動数の高い固有振動数が交流電圧の周波数とほぼ同じになるようにしても可動板12の変位量の増幅率を大きくすることができる。このとき、可動板12、即ち可動鏡(反射膜21)の振動する周期と交流電圧の周波数に対応する周期とがほぼ等しくなっている。なお、2自由度の振動系の固有振動数と交流電圧の周波数は完全に一致していなくてもよく、固有振動数と交流電圧の周波数が近くなるようにすればよい。
可動板12と第1の接続部14及び駆動板13と第2の接続部15からなる2自由度の振動系には、可動板12の変位量が大きく増幅される固有振動数が2つあるが、この2自由度の振動系の固有振動数は理論的にも求められる。このうち振動数の低い固有振動数と交流電圧の周波数がほぼ同じになるようにすれば、駆動板13に対する可動板12の変位量の増幅率が特に大きくなり、また可動板12の変位量の絶対量を大きくすることができる。
【0030】
このように、第1の接続部14のバネ定数と可動板12の質量及び第2の接続部15のバネ定数と駆動板13の質量を適当に設定することにより、駆動板13の変位量よりも可動板12の変位量を増幅させることができ、低電圧で大変位量の波長可変光フィルタを実現することができる。また、駆動板13は小さい変位でよいため、駆動板13とベース層16とのギャップ(距離)を小さくすることができる。
また、可動板12と第1の接続部14及び駆動板13と第2の接続部15からなる2自由度の振動系の固有振動数が交流電圧の周波数とほぼ同じになるように駆動板13の質量を設定すれば、駆動板13に対する可動板12の変位量の増幅率を大きくすることができ、また可動板12の変位量の絶対量を大きくすることができる。
【0031】
またベース層16と駆動板13との間に交流電圧を加えた場合に、可動板12と第1の接続部14からなる振動系の固有振動数が、交流電圧の周波数とほぼ同じになるようにバネ定数K1を設定すれば、駆動板13がほとんど変位することなく可動板12だけを変位させることができる。可動板12と第1の接続部14からなる振動系の固有振動数は、理論的には可動板12の質量とバネ定数K1から容易に求めることができるが、実際には第1の接続部14の質量等が無視できないため、実験等によりこのような条件を満たすバネ定数K1を設定すればよい。なお、このときバネ定数K2を適切に設定することにより、駆動板13がほとんど変位することなく可動板12だけを変位させるようにしてもよい。
この固有振動数は、第1の接続部14の質量等が無視できる場合には、(バネ定数K1/可動板12の質量)の平方根を2πで割ったもので表される。なお、第1の接続部14の質量等が無視できる理想的な系では駆動板13の変位量が0でも可動板12が有限の変位量を持つ。
【0032】
次に、図1及び図2に示した波長可変光フィルタの製造方法について簡単に説明する。まず所定の厚さのSOI基板を用意し、表側表面に図2(a)に相当する形状をフォトリソグラフィーによりパターニングして、ドライエッチングにより上側のシリコン層の可動板12、駆動板13、第1の接続部14、第2の接続部15及び外周支持部18以外の部分のシリコンを除去する。またSOI基板の裏側表面もフォトリソグラフィーによりパターニングして、ドライエッチングにより開口部16aを形成する。そして、そのSOI基板をフッ酸水溶液に浸し、酸化シリコン層17だけが残るように酸化シリコンをエッチングする。その後、SOI基板を熱酸化して酸化シリコン膜を形成するか又はCVD(Chemical Vapor Deposition)により窒化シリコン膜を形成する。最後に、可動板12に反射防止膜20と反射膜21を取り付けてSOI基板の部分が完成する。
なお、初めからSOI基板を用いる必要はなく、所定の形状に加工したシリコン基板と酸化シリコン基板を直接接合等で接合して、外周支持部18より下の部分を作成してもよい。
【0033】
ガラス基板19は、所定の大きさのガラス板を用意し、裏側表面にクロムと金を成膜しフォトリソグラフィーによりパターニングした後、金とクロムをエッチングする。その後、クロムと金をマスクとしてフッ酸水溶液等でガラスをエッチングすることにより凹部22を形成する。そして、反射膜23と反射防止膜24を取り付けることによりガラス基板19が完成する。
以上の工程で出来上がったガラス基板19とSOI基板の部分を陽極接合等により接合することにより波長可変光フィルタが完成する。
なお本実施形態1では、波長可変光フィルタの下部をSOI基板から形成しているが、可動板12、駆動板13、第1の接続部14、第2の接続部15及び外周支持部18の部分をシリコン基板から形成し、その下の部分をホウ珪酸ガラスで形成することもできる。
【0034】
本実施形態1では、可動鏡が取り付けられる可動板12と駆動板13を別々に設け、可動板12と駆動板13を弾性を有する第1の接続部14によって接続することにより、駆動板13の変位量よりも可動板12の変位量を増幅させることができ、低電圧で大変位量の波長可変光フィルタを実現することができる。さらに、駆動板13の質量を適当な値に設定することにより、可動板12の変位量の増幅率を調節することができる。また、可動板12と第1の接続部14からなる振動系の固有振動数が交流電圧の周波数とほぼ同じになるように第1の接続部14のバネ定数K1を設定することにより、駆動板13が微小に変位するだけで可動板12が大きく変位することとなる。
【0035】
また本実施形態1では、駆動板13の中央部に開口部13aが設けられ可動板12がその開口部13aに設けられていることと、第1の接続部14及び第2の接続部15が複数の梁から構成されていることにより、可動板12は安定した平行状態を保って変位することができる。さらに、酸化シリコン又は窒化シリコンからなる絶縁膜25が設けられているため駆動板13とベース層16がショートすることがない。また、可動板12、駆動板13、第1の接続部14及び第2の接続部15を、SOI基板のシリコン層から一体成形するため、容易に波長可変光フィルタを製造することができる。
【0036】
実施形態2.
本実施形態2では、図1及び図2に示す波長可変光フィルタをパルス電圧等によって駆動する場合に、可動板12が所望の位置より行き過ぎてしまう、いわゆるオーバーシュートを抑制することのできる波長可変光フィルタを提案する。本実施形態2の目的は、光の波長の選択に関わる可動板12のオーバーシュートを低減することである。
なお本実施形態2に係る波長可変光フィルタの構造は、図1及び図2に示す波長可変フィルタと同様であり、可動板12の質量、駆動板13の質量、第1の接続部14のバネ定数K1、第2の接続部15のバネ定数K2のみが異なるものである。また、作用、製造方法等も図1及び図2に示す実施形態1の波長可変光フィルタと同様であり、同一の符号を用いて説明する。
【0037】
図4は、ベース層16と駆動板13との間に加えるパルス電圧の波形を示した図である。なお、このパルス電圧の水平部分の持続時間は十分長いものとし、2値のパルス電圧と見なせるものとする。
図5は、図4に示すパルス電圧が印加されたときの駆動板13の変位量を示した図である。本来、図5のグラフの水平な直線の位置まで変位するのが望ましいのであるが、電圧が変わるときに瞬間的に強い力が働くため駆動板13が水平な直線の位置を越えてオーバーシュートしているのが分かる。
【0038】
図6は、ベース層16と駆動板13との間に加えるパルス電圧が変化する前後の、可動板12と駆動板13の変位量の拡大図である。なお、図6において使用される波長可変光フィルタは、可動板12の質量と駆動板13の質量の比が1:1で、バネ定数K1とバネ定数K2の比が1:40のものである。このような条件では、駆動板13の変位量(オーバーシュート量)に対して可動板12の変位量(オーバーシュート量)が低減されており、可動板12の変位量、即ち可動鏡(反射膜21)の変位量が小さくなっていることが分かる。なお一般的に、可動板12の変位量(オーバーシュート量)を小さくするためには、可動板12の質量、駆動板13の質量、バネ定数K1及びバネ定数K2を考慮して解析する必要があり、更に実際の波長可変光フィルタでは空気抵抗等を考慮して設計しなければならない。しかし、可動板12の質量と駆動板13の質量が比較的近い場合には、バネ定数K1をバネ定数K2の数十分の一程度にすることで、可動板12の変位量(オーバーシュート量)が低減できることが実験的に分かっている。
【0039】
本実施形態2では、駆動板13とベース層16との間に加えられる電圧がパルス電圧等であるときに、可動板12と駆動板13を接続する第1の接続部14のバネ定数K1を、駆動板13と外周支持部18を接続する第2の接続部15のバネ定数K2よりも小さい適当な値に設定することで、駆動板13のオーバーシュート量よりも可動板12のオーバーシュート量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る波長可変光フィルタを示す縦断面図。
【図2】図1に示す波長可変光フィルタの下部の横断面図及び縦断面図。
【図3】交流電圧を加えた場合の可動板と駆動板の変位量を示した図。
【図4】実施形態2のパルス電圧の波形を示した図。
【図5】パルス電圧が印加されたときの駆動板の変位量を示した図。
【図6】パルス電圧が変化する前後の可動板と駆動板の変位量の拡大図。
【図7】従来の波長可変光フィルタの例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 可動板、2 外周部、3 バネ部、4 絶縁部、5 電極部、11 フィルタ本体、12 可動板、13 駆動板、13a 開口部、14 第1の接続部、15 第2の接続部、16 ベース層、16a 開口部、17 酸化シリコン層、18 外周支持部、18a 開口部、19 ガラス基板、20 反射防止膜、21 反射膜、22 凹部、23 反射膜、24 反射防止膜、25 絶縁膜。

Claims (12)

  1. 固定鏡と、該固定鏡に対向配置される可動鏡と、該可動鏡を駆動させる駆動板と、該駆動板を保持する外周支持部とがベース層の上に設けられ、前記駆動板に設けられた電極と、前記ベース層に設けられた電極間に電圧を加えることにより、前記可動鏡が変位する波長可変光フィルタであって、
    前記可動鏡と前記外周支持部との間に1つ以上の前記駆動板を設け、前記駆動板が静電力により変位することを特徴とする波長可変光フィルタ。
  2. 前記駆動板は開口部を有し、前記可動鏡は前記駆動板の開口部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の波長可変光フィルタ。
  3. 前記可動鏡が取付けられる可動板を有し、該可動板及び前記駆動板が、SOI基板からなることを特徴とする請求項1又は2記載の波長可変光フィルタ。
  4. 前記可動鏡が取付けられる可動板を有し、該可動板、前記駆動板、前記外周支持部及びそれらをそれぞれ接続する接続部が、同一部材で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の波長可変光フィルタ。
  5. 前記可動鏡の変位する量が、前記駆動板の駆動により変位する量よりも大きくなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の波長可変光フィルタ。
  6. 前記駆動板が変位する量よりも、前記可動鏡の変位する量が小さくなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の波長可変光フィルタ。
  7. 前記駆動板に設けられた電極と、前記ベース層に設けられた電極間に加える電圧が交流電圧である場合に、前記可動鏡の振動する周期と前記交流電圧の周波数に対応する周期とが同じになるように、前記駆動板で質量の設定をすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の波長可変光フィルタ。
  8. 前記可動鏡が振動する周期と前記電圧の周波数に対応する周期とが同じになるように、前記可動板、前記駆動板及び前記外周支持部をそれぞれ接続する接続部のバネ定数の設定をすることを特徴とする請求項3又は4記載の波長可変光フィルタ。
  9. 前記駆動板及び前記ベース層の少なくとも一方に絶縁膜を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の波長可変光フィルタ。
  10. 前記絶縁膜が、酸化シリコン又は窒化シリコンからなることを特徴とする請求項9記載の波長可変光フィルタ。
  11. 前記可動板と前記駆動板を接続する接続部が、複数の梁からなることを特徴とする請求項3又は4記載の波長可変光フィルタ。
  12. 前記駆動板と前記外周支持部を接続する接続部が、複数の梁からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の波長可変光フィルタ。
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