JP2005024825A - 干渉フィルタ、波長可変干渉フィルタ及びそれらの製造方法 - Google Patents

干渉フィルタ、波長可変干渉フィルタ及びそれらの製造方法 Download PDF

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真一 紙透
Akihiro Murata
昭浩 村田
Mitsuhiro Yoda
光宏 與田
Ryosuke Nakamura
亮介 中村
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Abstract

【課題】2つの反射膜間の平行間隔である光学的ギャップを高精度に形成しかつ保持することができる干渉フィルタ、波長可変干渉フィルタおよびそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】2つの反射膜16、19を所定の平行間隔で対向配置してなる干渉フィルタにおいて、一方の反射膜16をガラス基板11にエッチングにより形成された凹部13の底面14に形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファブリ・ペロー干渉計の原理を利用した、干渉フィルタ、波長可変干渉フィルタ及びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファブリ・ペロー干渉計の原理を利用した干渉フィルタあるいは波長可変干渉フィルタは、2つの高反射膜を所定の平行な間隔(光学的ギャップともいう)を隔てて対向配置したもので、波長の選択性が高いことから、特に波長分割多重伝送(WDM:Wavelength Division Multiplexing)光通信の技術分野にて注目されているものである。かかる干渉フィルタでは、上記光学的ギャップを精度良く保持する必要があるが、従来の場合、反射膜がそれぞれ形成された2つの基板をスペーサを介して保持する構成であった(例えば、特許文献1参照)。
また、該スペーサを導電性とし、上記光学的ギャップを可変とするべく一方の反射膜(可動鏡)を静電力で駆動するための配線を兼ねているものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、ポリシリコン膜を犠牲層として、上部および下部分布型ブラグ反射器(固定鏡と可動鏡)間の光学的ギャップを形成しているものもある(例えば、特許文献3、4参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−84216号公報(段落[0012]、図1、図2)
【特許文献2】
特開2003−57438号公報(段落[0015]−[0019]、図1)
【特許文献3】
特開2000−28931号公報(段落[0025]、図3)
【特許文献4】
特開2000−31510号公報(段落[0037]、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
干渉フィルタあるいは波長可変干渉フィルタにおいては、上記光学的ギャップの精度確保はきわめて重要な課題である。ところが、上記特許文献1の技術ではスペーサを用いるものであるため、スペーサをμm単位の精度で加工する必要がある上に、そのスペーサを上下基板間に挿入し、位置合わせし、さらに接着するなどの工程が必要となる。そのため、スペーサの加工精度や貼り付け精度は良好でなく、接着剤の厚さのコントロールや調整など繁雑な作業を要するだけでなく、それに起因する製品のばらつきが大きいという課題があった。特に、特許文献2のように導電性スペーサを用いるものでは、電気的導通をも確保する必要があるため、製造工程はさらに複雑になる。
一方、特許文献3、4のようにマイクロマシニング技術を用いてポリシリコン膜を犠牲層として光学的ギャップを形成する技術の場合、例えば1550nm帯を中心としたWDMにおいて個々の波長を分離する場合には、光学的ギャップを例えば10数〜30μm程度とすると個々の波長の光の分離特性が良好となるが、このような30μmもの光学的ギャップを形成するのに、ポリシリコン膜を堆積させて犠牲層とすることはきわめて困難である。また、ポリシリコン膜に代わる他の半導体薄膜であっても同様に30μmの厚さに膜を堆積させることはきわめて困難である。
【0005】
したがって、本発明は、前記光学的ギャップを高精度に形成しかつ保持することができる干渉フィルタ、波長可変干渉フィルタおよびそれらの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の干渉フィルタは、2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置してなる干渉フィルタにおいて、一方の反射膜をガラス基板にエッチングにより形成された凹部の底面に形成したことを特徴とするものである。
本発明では、ガラス基板にエッチングにより凹部を形成するものであり、これによって凹部底面は面粗さが光学的面粗さ精度(波長の1/100以下)を十分に満たすものとなる。また、エッチング深さも自由にコントロールすることができるだけでなく、50μm程度のエッチング深さでもきわめて高精度に凹部を形成することができる。したがって、本発明の干渉フィルタは、このような高精度の凹部底面に一方の反射膜(固定鏡)を形成するものであるため、波長の分離特性を向上させることが可能となる。
なお、本発明においては、各反射膜は多層膜からなる高反射膜とするのが適している。
【0007】
また、本発明の干渉フィルタにおいては、他方の反射膜が形成された固定基板と前記ガラス基板とを陽極接合してなるものである。
前記のように構成されたガラス基板を他方の反射膜が形成された固定基板に陽極接合することにより、2つの平行な反射膜間の間隔すなわち光学的ギャップの精度を向上させることが可能となる。したがって、本発明によれば、光の特定波長だけを高精度に分離する干渉フィルタが容易に得られる。
【0008】
本発明の波長可変干渉フィルタは、2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置し、前記間隔が可変となるように他方の反射膜を変位可能に構成した波長可変干渉フィルタにおいて、一方の反射膜をガラス基板にエッチングにより形成された凹部の底面に形成したものである。
光の波長を選択的に分離することができる波長可変干渉フィルタにおいても、前記と同様に構成されたガラス基板の凹部底面に一方の反射膜(固定鏡)を形成することにより、波長の分離特性を向上させることができる。
【0009】
また、本発明の波長可変干渉フィルタは、他方の反射膜が形成された変位可能な第2の基板と前記ガラス基板とを陽極接合してなるものである。
このように第2の基板と前記ガラス基板とを陽極接合することにより、前記光学的ギャップを高精度に保持することができるとともに、他方の反射膜(可動鏡)を任意の位置に変位させることで光学的ギャップを変化させることができる。したがって、本発明によれば、波長可変干渉フィルタの波長分離特性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の波長可変干渉フィルタは、前記第2の基板の可動部の表面に前記他方の反射膜を形成し、前記可動部の外周部を複数のヒンジ部により支持するとともに、静電引力の作用により前記可動部を変位させるものである。
すなわち、本発明の波長可変干渉フィルタは、可動部と基板との間に静電引力を発生させてこの静電引力により可動部とともに可動鏡(他方の反射膜)を任意の位置に変位させるものである。このような構成とすることで、波長選択性の自由度が高い、薄型で小型コンパクトな波長可変干渉フィルタが得られる。
【0011】
また、本発明の波長可変干渉フィルタは、所定の静電ギャップが前記可動部と基板との間に形成され、前記静電ギャップを形成する前記可動部の一方の面および該可動部が対向する基板面のいずれか一方または両方に絶縁膜を形成するものである。
このように構成した絶縁膜により、可動部の変位により可動部が支持基板部に接近しても放電や電気的短絡を引き起こすおそれがなく、波長可変干渉フィルタの故障を確実に防ぐことができる。
【0012】
本発明の干渉フィルタの製造方法は、2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置してなる干渉フィルタの製造方法において、ガラス基板にエッチングにより所定の深さの凹部を形成し、該凹部の底面に一方の反射膜を形成する工程を有するものである。
本発明によれば、前述のようにガラス基板の凹部底面は高精度に形成されているので、所定の平行間隔(光学的ギャップ)で対向配置すべき一方の反射膜(固定鏡)をガラス基板の凹部底面に高精度に形成することができる。
【0013】
また、本発明の干渉フィルタの製造方法においては、他方の反射膜を形成した固定基板と前記ガラス基板とを2つの前記反射膜を平行に対向させて陽極接合する工程をさらに有するものである。
この構成によって、干渉フィルタの光学的ギャップの精度を向上させることができる。
【0014】
本発明の波長可変干渉フィルタの製造方法は、2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置し、前記間隔が可変となるように構成した波長可変干渉フィルタの製造方法において、ガラス基板にエッチングにより所定の深さの凹部を形成し、該凹部の底面に一方の反射膜を形成する工程を有するものである。
本発明によれば、所定の平行間隔(光学的ギャップ)で対向配置すべき一方の反射膜(固定鏡)をガラス基板の凹部底面に高精度に形成することができる。
【0015】
また、本発明の波長可変干渉フィルタの製造方法においては、他方の反射膜を形成したSOI基板と前記ガラス基板とを2つの前記反射膜を平行に対向させて陽極接合する工程をさらに有するものである。
他方の反射膜(ここでは可動鏡)を形成すべき基板としてSOI基板を用い、SOI基板と前記構成のガラス基板とを陽極接合することで、光学的ギャップの精度を向上させることができる。
【0016】
また、本発明の波長可変干渉フィルタの製造方法においては、前記ガラス基板のエッチングは、フッ酸系エッチング液、または一水素二フッ化アンモニウム系エッチング液により行うものである。
これらのエッチング液を使用することにより、ガラス基板の凹部底面の面粗さ精度を向上させることができる。特に、一水素二フッ化アンモニウム系エッチング液が適している。
【0017】
また、本発明の波長可変干渉フィルタの製造方法においては、エッチングによりSOI基板のシリコン支持基板に絶縁層に達する貫通穴を形成し、さらに前記他方の反射膜を形成するための可動部が浮いた状態で支持されるように前記絶縁層をエッチングにより除去して静電ギャップを形成するものである。
貫通穴を通じて可動部およびヒンジ部下部における埋め込みSiO膜(SOI基板の絶縁層)をエッチング除去することにより、精度の良い静電ギャップを形成することができる。
【0018】
また、本発明の波長可変干渉フィルタの製造方法においては、前記静電ギャップを形成する前記可動部の一方の面および該可動部が対向する基板面のいずれか一方または両方に絶縁膜を形成するものである。
このように絶縁膜を静電ギャップを形成する対向面のいずれか一方または両方に形成することで、可動部の放電や電気的短絡を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下においては主に波長可変干渉フィルタについて説明するが、もちろん本発明はこれに限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における波長可変干渉フィルタの断面図、図2は図1の第1の基板を省いて示す第2の基板の上面図である。
この波長可変干渉フィルタ10は、ガラス基板からなる第1の基板11と、SOI(Silicon On Insulator)基板からなる第2の基板12とから構成されている。第1の基板11と第2の基板12とは陽極接合にて接合される。
【0020】
第1の基板11にはガラスの等方性エッチングにより凹部13が形成される。凹部13の深さ(エッチング深さ)Hは、特に限定されるものではないが、またこの干渉フィルタ10の分離すべき波長帯域、用途等により異なるが、ここではH=10〜50μmの範囲内で設定される。凹部13の底面14(図示の場合、凹部の上面)は平坦かつ平滑な面となっており、また第1の基板11のエッチング開始面と平行な面を形成する。底面14の面粗さは数nm以下であり、うねりも長さ1mm当たり100オングストローム(0.01μm)以下となっている。光学的面粗さ精度は一般的に波長の1/100以下(Cバンドの場合、15nm以下)とされているので、凹部13のガラスエッチング底面14は光学的面粗さ精度の要求を十分に満たすものとなっている。
【0021】
第1の基板11の材料は特に限定するものではないが、第2の基板12と陽極接合を行うために、例えばNaやK等のアルカリ金属を含有したガラスが適している。この種のガラスとしてはホウケイ酸系ガラスが適当である。中でも、ホウケイ酸系ガラスの一種であるコーニング社製のパイレックスガラス(♯7740、商品名)が好適である。なお、第1の基板11のエッチングはウェットエッチングまたはドライエッチングのいずれも適用可能である。
【0022】
上記のようにエッチングにより形成された凹部13の周囲部分は従来のスペーサに相当するものが一体的に形成された支柱部15となっており、該支柱部15の高さは凹部13の深さに等しい。そして、凹部13の底面14に固定鏡となる高反射膜16が、例えば、蒸着法により形成される。高反射膜16は、特に限定するものではないが、例えば、屈折率の異なる、SiOの薄膜とTaの薄膜を交互に2〜40層程度積層した多層膜からなっている。高反射膜16の膜厚は、λ/4n(但し、λ:透過させる光の中心波長、n:各々の膜の屈折率)から導いている。したがって、凹部底面14の面粗さ精度と相俟って、高反射膜16の面粗さはnmオーダーの精度で形成することができる。また、高反射膜というときは、例えば、反射率95%以上の反射膜をいう。本実施形態では反射率は98%以上となっている。
【0023】
第1の基板11の光出射面(図1では上面)には、分離した波長の光の反射(上面の基板界面での反射)を防ぎ、効率良く透過させるための反射防止膜17が、例えば、蒸着法により形成されている。反射防止膜17は、高反射膜16と同様な多層膜の構成となっており、例えば、SiOの薄膜とTaの薄膜を交互に2〜40層程度積層した多層膜である。反射防止膜17と高反射膜16は各層の膜厚を変化させることにより目的の膜に形成される。反射防止膜17の反射率は5%以下が好ましい。
【0024】
第2の基板12は、特に限定するものではないが、ここではSOI基板を用いて静電駆動用基板を構成することにしている。SOI基板は、シリコン支持基板121と、絶縁層(例えば、SiO膜)122と、Siの活性層123とを順次積層した構造からなっている。
このSOI基板の活性層123の部分に後述する方法により可動鏡を有する可動部18が形成される。可動部18は、上記固定鏡の高反射膜16に対向する表面に形成された高反射膜19と、その裏面に形成された反射防止膜20と、可動部18を図1において上下方向に変位可能に支持する複数のヒンジ部21とから構成されている。
【0025】
第2の基板12における高反射膜19および反射防止膜20は、上記第1の基板11における高反射膜16および反射防止膜17と同様の構成からなる多層膜である。
ヒンジ部21は、図2に示すように、可動部18の周囲部分をエッチングで円弧状の開口部22に除去することにより、さらに可動部18およびヒンジ部21下部の絶縁層部分(埋め込みSiO膜)をエッチングで除去することにより、可動部18がシリコン支持基板121上に浮いた状態で形成される。このヒンジ部21は、可動部18とその周囲の同じ活性層である接合部23とを連結する支持梁、すなわち可動部18の外周部を支持する梁の形態をなすもので、ばね性を有する。また、ヒンジ部21は実質的に同一の厚さ・幅・長さで2本以上、可動部18の中心に対し対称に設けることが好ましい。可動部18の形状は特に円形に限定されるものではなく、正方形など多角形でもよい。
【0026】
可動部18の下方部分に対応するシリコン支持基板121の部分には、エッチングにより可動部18の外径より若干小さい内径をもつ貫通穴24が形成される。光はこの貫通穴24を通して入射される。シリコン支持基板121の上面、すなわち貫通穴24の周縁部分の基板面は可動部18の内側に若干入り込んでおり、可動部18下面との間に間隙すなわち静電ギャップEGが設けられる。静電ギャップEGの初期値(設定値)は例えば4μmであり、可動部18の最大変位量は例えば0.7μmとしている。
【0027】
以上のように構成された第2の基板12は、活性層の接合部23にて前記第1の基板11の支柱部15と陽極接合により接合される。これにより、固定鏡の高反射膜16と可動鏡の高反射膜19との間の光学的ギャップOGが高精度に形成、保持される。光学的ギャップOGの距離hは、ファブリペロー干渉計の干渉条件である式(1)により設定される。
h=mλ/2 ・・・(1)
但し、λ:分離する光の波長
m:整数
【0028】
また、この波長可変干渉フィルタ10のフリースペクトル間隔FSR(Free Spectral Range)Δλは式(2)であらわされる。
h=λ /2nΔλから、
Δλ=λm+1−λ=λ /2nh=Δh・λ/h ・・・(2)
ここに、λ:干渉により選択されるm次の光の波長
Δλ:隣接する透過光波長の差
n :2つの高反射膜間の媒質(ここでは空気)の屈折率
h :2つの高反射膜間の間隔(光学的ギャップ量OG)
Δh:可動部の変位量
【0029】
次に、この波長可変干渉フィルタ10の動作について、図1を参照しながら説明する。
SOI基板からなる第2の基板12の活性層123とシリコン支持基板121に例えば、可変直流電源30を図示のように接続し、可動部18とシリコン支持基板121との間に駆動電圧を印加する。これにより、可動部18はプラスに帯電し、シリコン支持基板121はマイナスに帯電するため、両者間には静電引力が発生してこの静電引力の作用により、可動体18はシリコン支持基板121側に引き寄せられ、ばね性を有するヒンジ部21がたわみ、可動部18は水平状態を保持したまま平行に変位する。この可動部18の位置は駆動電圧を変化させることにより任意の位置に設定することができる。また、直流電圧に代えて、例えば60Hzの交流正弦波電圧やパルス状の電圧を印加した場合でも可動部18は同様の動作を行う。
【0030】
例えば、赤外領域の波長を含む光を第2の基板12に設けられた貫通穴24を通して可動部18に垂直に入射すると、入射された光は可動部18下面の反射防止膜20によりほとんど反射されることなく可動部18を透過し、上下平行に設けられた2つの高反射膜16と19間の空間で反射を繰り返し、上記式(1)の干渉条件を満たさない波長の光は急激に減衰して、最終的にこの干渉条件を満たす波長の光だけが第1の基板11を透過し、基板上面から出射する。このとき、基板11の上面には反射防止膜17が設けられているので、両者の接合界面で反射されることなく目的の波長の光を効率良く取り出す(分離する)ことができる。なお、光は、図示とは逆に図1の上から下へ入射させても同様の作用効果が得られる。
【0031】
可動部18は前述のように任意の位置に変位させることができるため、光の波長を式(2)であらわされるFSR(Δλ)で選択的に分離して取り出すことができる。例えば、光通信におけるCバンド領域である1550nm帯を対象とする場合において、光学的ギャップ量h=30μm、可動部18の変位量Δh=0.7μmのとき、FSRは約40nmのバンド幅に対して各波長を分離することができる。
【0032】
以上のように、この実施形態によれば、第1の基板11を構成するガラス基板にエッチングにより凹部13を形成し、その凹部底面14に高反射膜16を形成したので、凹部13の深さおよびその底面14を高精度に形成することができる。そのため、第1の基板11を第2の基板12に陽極接合により接合することで、2つの平行な高反射膜16、19間の光学的ギャップOGを高精度に保持することができる。また、従来技術のようにスペーサを介在させるものではなく、第1の基板11と一体形成された支柱部15を第2の基板12に陽極接合により接合することで光学的ギャップOGが決まるものであるため、光学的ギャップOGの精度をきわめて高精度に、かつ容易に確保することができる。したがって、本実施形態の波長可変干渉フィルタでは、選択的に分離すべき光の波長の分離特性を向上させることができる。
【0033】
実施の形態2.
ここでは、前述の波長可変干渉フィルタ10の製造方法の一例を図3〜図5に従って説明する。
A.第1の基板の製造方法(図3参照)
(a)エッチングマスク(Cr/Au)のパターニング
コーニング社製パイレックスガラス(商品名)等からなるガラス基板200の両面に、エッチングマスクとなるCr/Auを例えば、スパッタ装置にて成膜し(厚さはCrの場合0.03μm、Auの場合は0.07μm)、ガラス基板200下面のCr/Au膜にレジストを形成後、フォトリソグラフィおよびエッチングを行うことにより、凹部形成用パターン201を形成する。
【0034】
(b)ガラスエッチング
次に、このガラス基板200に対してエッチングを行う。例えば、東京製品開発研究所製のMAX−7011G(商品名、液組成:HとNHHFの混合液)を使用してウェットエッチングを行い、凹部202を形成する。25℃、30時間のエッチングで、30μm深さの凹部202を形成することができる。
【0035】
(c)エッチングマスクの除去
Cr/Auのエッチングマスクをそれぞれのエッチング液に順に浸漬してエッチング除去する。
(d)高反射膜および反射防止膜の形成
そして、上記凹部202の底面に高反射膜204を、ガラス基板200の上面に反射防止膜203を、例えば、蒸着装置にて成膜する。高反射膜204、反射防止膜203の膜構成は前述の通り、SiO、Ta、SiNなどを2〜40層程度積層した多層膜である。
【0036】
以上により、図1に示す第1の基板11に相当するガラス基板(ガラスキャップ)210を製造することができる。なお、凹部202を形成するためのガラスエッチングは上記の一水素二フッ化アンモニウム系エッチング液(例えば、HとNHHFの混合液)が優れているが、その他にフッ酸系エッチング液を使用してもよい。
この製造方法では、エッチング時間をコントロールすることにより、凹部202の深さを自由にコントロールでき、かつその凹部底面(上面)を高精度に形成することができる。
【0037】
B.第2の基板の製造方法(図4、図5参照)
(a)SOI基板の準備
基板材料として、厚さ100〜800μmのシリコン層のシリコン支持基板301、厚さ2〜10μmのSiO膜の絶縁層302、および厚さ10〜200μmのシリコンの活性層303からなるSOI基板300を用いる。本実施形態では、厚さは、シリコン支持基板500μm、絶縁層(SiO)4μm、活性層10μmとした。
【0038】
(b)エッチングマスクの形成
上記SOI基板300に対してその両面に下記の方法によりエッチングマスク304を形成する。これには2通りの方法があり、いずれを用いてもよい。
1)レジストの場合
東京応化製OFPR800シリーズ(商品名)の30cPをレジストコータにて、3000rpmの回転数でスピンコートし、所定のプリベークを施し、1.5μm厚さのレジスト膜をSOI基板300の両面に形成する。
2)SiO膜の場合
SOI基板300を熱酸化炉にて、95℃の純水中を通過させたOガス雰囲気中で、1100℃、200分の処理を行い、SOI基板300の両面に1.2μmのSiO膜を形成する。
【0039】
(c)パターニング
1)エッチングマスクがレジストの場合
SOI基板300の裏面に貫通穴のパターンを有するフォトマスクにて、レジストにエッチングパターン305を形成する。
2)エッチングマスクがSiO膜の場合
SiO膜上にレジスト膜を形成し、前述の方法によりパターンを形成した後、レジストパターンをマスクに、下地のSiO膜をフッ酸系エッチング液にて処理し、SiO膜に貫通穴のエッチングパターン305を形成し、その後レジスト膜を除去する。
【0040】
(d)裏面の異方性ドライエッチング
いわゆる「Bosch」プロセスにより、プラズマエッチング装置にて、エッチングガスとしてSF等、穴側壁保護膜形成用ガスとして、C等を交互に供給し、高周波電力を印加して、シリコン支持基板301が貫通するまで異方性ドライエッチングを行い、貫通穴306を形成する。
【0041】
(e)表面の異方性ドライエッチング
可動鏡やヒンジ部を形成するためのパターンを表面に形成したエッチングマスク(レジストまたはSiO膜)に形成し、上記のBoschプロセスにより、SiをSiOの絶縁層302が現れるまで異方性ドライエッチングを行う。これにより、可動部307の周囲部分に円弧状の開口部308が形成される。
【0042】
(f)エッチングマスクの除去
1)レジストの場合
95℃に加熱した硫酸−過酸化水素水(硫酸20%)にてエッチングマスクのレジストを剥離する。
2)SiO膜の場合
フッ酸系エッチング液に浸漬し、エッチングマスクのSiO膜を剥離する。
【0043】
(g)埋め込みSiO膜の除去
フッ酸系エッチング液にて、可動部およびヒンジ部下部の埋め込みSiO膜をエッチング除去する。これにより、可動部およびヒンジ部下部に膜除去部309を形成することで、可動部307の下面とシリコン支持基板301の上面との間に前記静電ギャップ部EGが形成される。
【0044】
(h)絶縁膜の形成
可動部307の放電や電気的短絡を防止するための絶縁膜310を次のように形成する。この方法には次の2通りがあり、いずれを用いてもよい。
1)熱酸化の場合
上記のように各部が形成されたSOI基板300を熱酸化炉にて、Oガス雰囲気中で、1000℃、100分の処理を行い、SOI基板300のSi露出部分に0.1μm厚さのSiO膜を形成する。
2)CVDの場合
モノシラン(SiH)ガスとOガスの混合雰囲気中で、400℃、10分の処理を行い、SOI基板300の全面に1μm厚さのSiO膜を形成する。
なお、絶縁膜310は、上記SiOのほか、窒化シリコン(SiN)あるいはシリコンオキシナイトライド(SiON)でもよい。上記の熱酸化や、減圧熱CVD、プラズマCVD等により形成する。
【0045】
(i)高反射膜、反射防止膜の形成
最後に、可動部307の表面の高反射膜311と裏面の反射防止膜312を形成するために、2〜40層程度、SiO、Ta、SiNなどを蒸着装置にて交互に積層する。なお、高反射膜311は可動部307の表面のみに形成するため、シャドウマスクを使用する。反射防止膜312を形成する際にもシャドウマスクを使用する。
【0046】
以上により、SOI基板300から、図1に示す第2の基板12に相当する静電駆動用基板320を高精度に製造することができる。また、SOI基板を用いているので、埋め込みSiO膜がエッチングストップとして働くため、時間管理によらず、正確なエッチング深さが得られ、可動鏡を構成する可動部およびヒンジ部を高精度に形成することができるという利点がある。
【0047】
C.第1の基板と第2の基板の接合
前述の方法により製造されたガラスキャップ210と静電駆動用基板320とを陽極接合により接合する。陽極接合の際にはガラスキャップ210の凹部上面に形成された高反射膜203と静電駆動用基板320の可動部上面に形成された高反射膜311とを平行に対向させて接合する。陽極接合は、例えば、次のようにして行う。
まず、ガラスキャップ210を直流電源のマイナス端子、ガラスキャップ210に接合すべき静電駆動用基板320の活性層303を直流電源のプラス端子にそれぞれ接続する。そして、両基板をともに加熱しながら電圧を印加する。この加熱により、ガラスキャップ210中のナトリウム(Na+)イオンが移動しやすくなる。このNa+イオンの移動により、ガラスの接合面はマイナスに帯電し、シリコンの接合面はプラスに帯電する。その結果、ガラスとシリコンとは強固に接合される。なお、陽極接合以外には、ガラスの軟化点程度に加熱して圧力をかけて接合する方法(溶着法)も実施可能である。
【0048】
実施の形態3.
前述の実施形態では、可動鏡の変位位置に対応して光の波長を選択的に分離する波長可変干渉フィルタについて説明したが、ここでは光の特定の波長を分離する干渉フィルタの構成について説明する。図6はその干渉フィルタの一例を示す断面図である。
【0049】
この干渉フィルタ10Aは、図1に示したように、同じガラス基板からなる第1の基板11と、シリコン基板またはガラス基板からなる第2の基板25とから構成される。第2の基板25は固定基板となっている。この固定基板の表面には同様の多層膜からなる高反射膜19が形成されており、裏面には反射防止膜20が形成されている。第1の基板11の凹部13の底面(図示の場合、上面)には同様の多層膜からなる高反射膜16が形成されており、2つの高反射膜16と19は平行な間隔(光学的ギャップOG)を形成して対向配置される。凹部13はエッチングにより形成されていることは前述したとおりである。
そして、第1および第2の基板11、12は陽極接合または溶着により接合される。また、場合によっては接着剤で接合してもよい。
【0050】
このような構成の干渉フィルタによれば、2つの高反射膜16と19間の間隔が一定の光学的ギャップOGを形成するので、入射光の特定波長のみを半値幅の非常に小さいスペクトルで分離することができる。したがって、分離したい光の波長を特化した高性能の干渉フィルタが得られる。
また、前述の波長可変干渉フィルタ10において、駆動電圧を印加しなければ、光学的ギャップOGが固定的な干渉フィルタ10Aと同様な機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における波長可変干渉フィルタの断面図。
【図2】図1の第2の基板の上面図。
【図3】本発明の実施の形態2における第1の基板の製造工程を示す図。
【図4】第2の基板の製造工程を示す図。
【図5】図4に続く製造工程を示す図。
【図6】本発明の実施の形態3における干渉フィルタの断面図。
【符号の説明】
10 波長可変干渉フィルタ、10A 干渉フィルタ、11 第1の基板、12 第2の基板、13 凹部、14 凹部の底面、15 支柱部、16 高反射膜、17 反射防止膜、18 可動部、19 高反射膜、20 反射防止膜、21 ヒンジ部、22 開口部、23 接合部、24 貫通穴、25 第2の基板、30 可変直流電源、121 シリコン支持基板、122 絶縁層、123 活性層、200 ガラス基板、201 凹部形成用パターン、202 凹部、203 反射防止膜、204 高反射膜、210 ガラス基板(ガラスキャップ)、300 SOI基板、301 シリコン支持基板、302 絶縁層、303 活性層、304 エッチングマスク、305 エッチングパターン、306 貫通穴、307 可動部、308 開口部、309 膜除去部、310 絶縁膜、311 高反射膜、312 反射防止膜、320 静電駆動用基板、OG 光学的ギャップ、EG 静電ギャップ

Claims (13)

  1. 2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置してなる干渉フィルタにおいて、一方の反射膜をガラス基板にエッチングにより形成された凹部の底面に形成したことを特徴とする干渉フィルタ。
  2. 他方の反射膜が形成された固定基板と前記ガラス基板とを陽極接合してなることを特徴とする請求項1記載の干渉フィルタ。
  3. 2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置し、前記間隔が可変となるように他方の反射膜を変位可能に構成した波長可変干渉フィルタにおいて、一方の反射膜をガラス基板にエッチングにより形成された凹部の底面に形成したことを特徴とする波長可変干渉フィルタ。
  4. 他方の反射膜が形成された変位可能な第2の基板と前記ガラス基板とを陽極接合してなることを特徴とする請求項3記載の波長可変干渉フィルタ。
  5. 前記第2の基板の可動部の表面に前記他方の反射膜を形成し、前記可動部の外周部を複数のヒンジ部により支持するとともに、静電引力の作用により前記可動部を変位させることを特徴とする請求項3または4記載の波長可変干渉フィルタ。
  6. 所定の静電ギャップが前記可動部と基板との間に形成され、前記静電ギャップを形成する前記可動部の一方の面および該可動部が対向する基板面のいずれか一方または両方に絶縁膜を形成したことを特徴とする請求項5記載の波長可変干渉フィルタ。
  7. 2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置してなる干渉フィルタの製造方法において、ガラス基板にエッチングにより所定の深さの凹部を形成し、該凹部の底面に一方の反射膜を形成する工程を有することを特徴とする干渉フィルタの製造方法。
  8. 他方の反射膜を形成した固定基板と前記ガラス基板とを2つの前記反射膜を平行に対向させて陽極接合する工程をさらに有することを特徴とする請求項7記載の干渉フィルタの製造方法。
  9. 2つの反射膜を所定の平行間隔で対向配置し、前記間隔が可変となるように他方の反射膜を変位可能に構成した波長可変干渉フィルタの製造方法において、ガラス基板にエッチングにより所定の深さの凹部を形成し、該凹部の底面に一方の反射膜を形成する工程を有することを特徴とする波長可変干渉フィルタの製造方法。
  10. 他方の反射膜を形成したSOI基板と前記ガラス基板とを2つの前記反射膜を平行に対向させて陽極接合する工程をさらに有することを特徴とする請求項9記載の波長可変干渉フィルタの製造方法。
  11. 前記ガラス基板のエッチングは、フッ酸系エッチング液、または一水素二フッ化アンモニウム系エッチング液により行うことを特徴とする請求項9または10記載の波長可変干渉フィルタの製造方法。
  12. エッチングによりSOI基板のシリコン支持基板に絶縁層に達する貫通穴を形成し、さらに前記他方の反射膜を形成するための可動部が浮いた状態で支持されるように前記絶縁層をエッチングにより除去して静電ギャップを形成することを特徴とする請求項10または11記載の波長可変干渉フィルタの製造方法。
  13. 前記静電ギャップを形成する前記可動部の一方の面および該可動部が対向する基板面のいずれか一方または両方に絶縁膜を形成することを特徴とする請求項12記載の波長可変干渉フィルタの製造方法。
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