JP2005029284A - 無線通信装置 - Google Patents

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健司 富樫
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Abstract

【課題】従来のコンテナヤードにおける管理棟と各荷役装置間のコミュニケーション手段は、無線通話装置を使用した音声連絡に依存したので、双方の状況を把握し難く、また各荷役装置下方のコンテナ及びトレーラの状況は、他の蔵置コンテナにより見え難くなっているので、管理棟では現場状況が分かり難かった。
【解決手段】無線通信手段により、コンテナヤードの荷役指示を行う管理室とこの荷役指示を受けて荷役作業を行うクレーン運転室を備えて、荷役作業の指示を管理室からクレーン運転室に送信し、荷役作業の作業進捗をクレーン運転室から管理室に送信して作業進捗を更新する手段を備え、このクレーン運転室に、作業対象コンテナのコンテナ番号を読取り、このコンテナ番号と上記管理室から予め指示されるコンテナ番号情報とを比較し判定する比較判定手段を備えて荷役作業ミスを防止するようにした。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナヤードのクレーン、トレーラ、トップリフタなどの荷役装置における無線通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、コンテナヤードでは、コンテナクレーン等の港湾荷役業務を行う各種移動式クレーン、トレーラなどの荷役装置が広く用いられている。従来の技術としては、荷役装置本体についての情報を管理棟との間で無線伝送する機能をもつ通信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−86156号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の無線通信システムは、例えば移動用のモータの制御情報やクレーン位置情報などの荷役装置本体の情報を通信する事を目的としたものであり、荷役作業予定表は、従来、管理棟で紙に印刷したものを荷役装置の運転手が作業開始前に受け取って運用していたため、伝達の齟齬が発生し易かった。また、コンテナヤード外から来場したトレーラにコンテナを積載する場合に、トレーラが来場し積載作業ができるようになったことを荷役装置の運転手に知らせる必要があるが、従来、小電力無線などの無線通話装置により音声だけで管制室からクレーン運転手に指示していた為、やはり伝達の齟齬が発生し易かった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、荷役作業ミスの防止可能なコンテナヤード用の無線通信装置を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の無線通信装置は、無線通信手段により、コンテナヤードの荷役指示を行う管理室とこの荷役指示を受けて荷役作業を行うクレーン運転室とを備えて荷役作業を行う無線通信装置において、管理室からクレーン運転室に対し、荷役作業の予定情報を記載する荷役作業予定データを音声または映像あるいはデータ送信する第1の通信手段と、クレーン運転室から管理室に対し、クレーン運転室に搭乗するクレーン運転手が荷役作業予定データに基づいて実施する荷役作業の進捗状況を音声または映像あるいはデータ送信する第2の通信手段と、クレーン運転室から管理室に伝達される荷役作業の進捗状況に基づいて、管理室で管理する荷役作業の作業進捗状態データを更新する更新手段とを備えたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本実施形態は、荷役装置がトランスファクレーン装置である場合について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテナヤード用の無線伝送装置の管理棟とトランスファクレーンを含んだ全体図である。トランスファクレーン装置1は、図1に示すように門型をしたフレームに車輪等のクレーンの移動に必要な装置が取り付けられた地上を自走して移動できるクレーン装置であり、蔵置されているコンテナ7を跨いで移動する。トランスファクレーン装置1の上部には、クレーン装置と共に移動する運転室2が設置されており、クレーンにより運転室直下のコンテナを吊り上げられるようになっている。図1は、蔵置コンテナ7からコンテナ6を吊り上げてトランスファクレーン装置の直下に待機しているトレーラ8に積み込む作業中の図である。またトランスファクレーン装置1には、管理棟4と無線通信を行うための屋外アンテナ3が設置される。管理棟4では、オペレータがコンテナの荷役スケジュールとコンテナヤードの利用状況を逐次入力していくことにより、後述するコンテナの荷役作業予定表T01を作成できる装置を有し、各トランスファクレーンによる荷役作業の進捗を管理する。管理棟4にはトランスファクレーンと無線通信を行うための屋外アンテナ5が設置される。
【0007】
図2は、本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の構成例を示すブロック図である。このコンテナヤード無線通信装置は、トランスファクレーン装置1の運転室2内に設置された車載端末装置100a、および管理棟4内に設置された車載端末制御装置200で構成される。
【0008】
まず、トランスファクレーン装置1の運転室2に設置される車載端末装置100aについて説明する。車載端末装置100aは、作業表及び作業進捗及び映像音声の入出力機能を具備する制御計算機11、制御計算機11に接続されて作業表や画像などを表示するモニタ13、および制御計算機11の操作を行うための操作部14が接続されており、トランスファクレーン装置1の運転手が車載端末装置100aのモニタ13に表示する表示画像をカメラ映像や作業予定表等への切替動作や、作業進捗状況の入力などの操作ができる構成となっている。
【0009】
制御計算機11には、マイク16が接続され、操作部14を用いて録音の操作をすることで運転室2内の音声を制御計算機11に録音することができる。また、制御計算機11には、スピーカ15が接続されており、制御計算機11に入力された音声信号について操作部14を用いて再生の操作をすることにより、再生することができるように構成されている。
【0010】
さらに、制御計算機11には、運転席撮影用の室内に設置した室内撮影用カメラ17、屋外のコンテナ及びトレーラ撮影用の屋外撮影用カメラ18が接続されており、運転室2内の映像及びトランスファクレーン装置1から屋外を撮影した映像信号を操作部14を用いて撮影の指定をすることで、制御計算機11に入力できるように構成されている。
【0011】
無線通信装置12は、制御計算機11とLANによるデータ通信を行い、屋外に設置されたアンテナ3を介して無線データ伝送をする通信手段である通信装置である。
【0012】
図3は、本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置の構成例を示すブロック図であり、車載端末装置100aの制御計算機11の詳細を示した図である。制御計算機11は、図3に示すように、無線通信装置12からのデータを受信して、映像・音声信号や作業表等のデータを振り分けるデータ受信処理部51、映像・音声信号や作業進捗等のデータ受け取り、無線通信装置12に送信する通信手段であるデータ送信処理部52、データ受信処理部51から作業表を受信して管理、更新する作業表管理部53、クレーン運転手が操作部14を用いて入力した作業進捗データを管理、更新してデータ送信処理部52に送信する作業進捗管理部54、クレーン運転手が操作部14を操作することにより、モニタ13への映像や作業表等の画面表示を制御する画面表示制御部55、操作部14からの入力データを解析し、作業進捗管理部54、画面表示制御部55、映像・音声出力制御部58にデータを分配する入力データ処理部56、データ受信処理部51から受信した圧縮された映像音声信号を伸長する映像・音声信号伸長処理部57、映像・音声の出力を制御する映像・音声出力制御部58、スピーカ15へ音声出力する音声出力処理部59、映像・音声信号のデータを圧縮する映像・音声信号圧縮処理部60、マイク16から音声信号を入力する音声入力処理部61、運転室撮影用の室内撮影用カメラ17及び屋外撮影用カメラ18の映像信号を入力する映像入力処理部62を備えている。
【0013】
一方、管理棟4に設置される車載端末制御装置200の構成について説明する。図2に示すように、車載端末制御装置200は、作業表及び作業進捗及び映像音声の入出力機能を具備する制御計算機31に、モニタ33、操作部34が接続されており、モニタ33には作業表や画像を表示させることができる。さらに、操作部34により、制御計算機31への作業表登録などの手動操作が出来るように構成されている。
【0014】
制御計算機31には、マイク36が接続され、管理棟4の操作員の音声を制御計算機31に入力できる。また、制御計算機31には、スピーカ35が接続されており、制御計算機31に入力された音声信号を再生することができるように構成されている。
さらに、制御計算機31には、管理棟4の室内に設置した室内撮影用カメラ37が接続されており、管理棟4の室内の映像信号を制御計算機31に入力できるように構成されている。
【0015】
無線通信装置32は、制御計算機31とLANによるデータ通信を行い、屋外に設置されたアンテナ5を介して無線データ伝送をする通信手段である通信装置である。
【0016】
図4は、本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末制御装置の構成例を示すブロック図であり、車載端末制御装置200の制御計算機31の詳細を示した図である。制御計算機31は、図4に示すように、無線通信装置32からのデータを受信して、映像・音声信号や作業表等のデータを振り分けるデータ受信処理部71、映像・音声信号や作業進捗等のデータを受け取り、無線通信装置32に送信する通信手段であるデータ送信処理部72、操作部34から入力された作業表を管理、更新する作業表管理部73、作業進捗を管理、更新する作業進捗管理部74、操作部34からの指示によりモニタ33への映像や作業表等の画面表示を制御する画面表示制御部75、操作部34からデータを入力する入力データ処理部76、データ受信部71から受け取る圧縮された映像音声信号を伸長する映像・音声信号伸長処理部77、映像・音声の出力を制御する映像・音声出力制御部78、スピーカ35へ音声出力する音声出力処理部79、映像・音声信号のデータを圧縮する映像・音声信号圧縮処理部80、マイク36から音声信号を入力する音声入力処理部81、運転室撮影用の室内撮影用カメラ37の映像信号を入力する映像入力処理部82を備えている。
【0017】
上記のように構成されたコンテナヤード無線通信装置300は、例えば、車載端末制御装置200から車載端末装置100aへの作業予定表の送受と、車載端末装置100aから車載端末制御装置200への作業進捗状況の送受を行う機能を有する。
【0018】
図5は、本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の作業予定表及び作業進捗データの送受信手順を示すフローチャートである。まず、車載端末制御装置200の動作を図5(a)を用いて説明する。車載端末制御装置200では、操作員が荷役作業予定表T01を作成する(S101)。次に、車載端末装置100aから作業予定表要求を受信すると(S102,S103)、車載端末装置100aへ荷役作業予定表T01を送信する(S104)。次に、車載端末装置100aから作業進捗を受信すると(S105、S106)、作業進捗データを更新し、作業終了したデータをコンテナ荷役の作業予定表T01から削除して荷役作業予定表T01を行単位で更新し(S107)、車載端末装置100aへ更新した荷役作業予定表T01を送信する(S108)。以降、車載端末から作業進捗を受信する度に作業進捗データの更新と作業予定の更新を繰り返す。
【0019】
一方、車載端末装置100aの動作について、図5(b)を用いて説明する。車載端末装置100aでは、起動すると、車載端末制御装置200へ荷役作業予定表T01送信を要求する(S201)。次に、車載端末制御装置200から荷役作業予定表T01を受信すると(S202、S203)、作業表管理部53で保持していた荷役作業予定表T01を新しく受信した作業予定表で更新し、モニタ13に表示する(S204)。トランスファクレーンの運転手は、モニタ13に表示された荷役作業予定表T01に従ってコンテナを移動し、操作部14を使用して荷役作業予定表T01から作業が完了した作業を選択し、作業完了と設定する(S205)。車載端末装置100aは、作業完了の入力を受け付けると、作業進捗のデータを更新して(S206)車載端末制御装置200へ送信する(S207)。次に、車載端末制御装置200から更新された荷役作業予定表T01を受信する度に、作業表管理部53で保持していた荷役作業予定表T01を新しく受信した荷役作業予定表T01で更新し、モニタ13に表示する。
【0020】
さらに、車載端末装置100aと車載端末制御装置200との間でカメラ映像と音声を双方向に提供し合うことにより、トランスファクレーンの運転手と管理棟の操作員との間の映像と音声によるコミュニケーション機能と、管理棟4へトランスファクレーンの周囲を確認するための映像送信機能を提供する。
【0021】
図6は、本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の映像・音声データの送受信手順を示すフローチャートである。まず、車載端末制御装置200の動作を図6(a)を用いて説明する。車載端末制御装置200では、車載端末装置100aからの呼出し有無を確認し(S301)、呼出しがある場合には(S302)、モニタ33に当該トランスファクレーン運転室を映す映像とクレーン屋外の映像を表示し、スピーカから当該トランスファクレーンの運転手の音声が出力されるように動作する(S303)。また、車載端末制御装置200の操作員が操作部34を用いてトランスファクレーンの番号を選択し、呼出し指示をした場合(S304)も同様に、選択信号に対応するトランスファクレーンのモニタ33に当該トランスファクレーンの運転室を映す映像とクレーン屋外の映像を表示する(S305)。車載端末制御装置200の操作員は、モニタ33に表示されたトランスファクレーン運転室とクレーン屋外の映像を確認し、状況を把握すると共に、当該クレーン運転手にマイク36を通して口頭で作業順序の指示等を行う(S306)。映像・音声を用いた通信を終了する場合には(S307)、操作部34を用いて通話終了を車載端末制御装置200に指示することで、当該トランスファクレーンの車載端末装置100aの映像・音声が切断される(S308)。
【0022】
一方、車載端末装置100aの動作について図6(b)を用いて説明する。車載端末装置100aでは、車載端末制御装置200からの呼出し有無を確認し(S401)、呼出しがある場合には(S402)、モニタ13に管理棟4室内の操作員を映す映像を表示し、スピーカ35から車載端末制御装置200の操作員の音声が出力されるように動作する(S403)。トランスファクレーンの運転手が操作部14を用いて管理棟室内の操作員の呼出し指示をした場合(S404)も、同様に、モニタ13に管理棟4の室内の操作員を映す映像を表示する(S405)。トランスファクレーンの運転手は、モニタ13に表示された管理棟4室内の操作員を確認し、マイク16を通して状況連絡し、スピーカ15により作業順序の指示等を音声で受けることができる(S406)。通話終了の指示後、映像表示、および管理棟4の音声出力も停止する(S407、S408)。
【0023】
図7は、本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置のコンテナの荷役作業予定表を示す図であり、コンテナ荷役に係わる荷役作業予定表T01を示す図である。この荷役作業予定表T01は、“揚積識別”、“本船BAY番号”、荷役作業順序を示す“荷役順”、“コンテナ番号”、“コンテナサイズ”、作業対象コンテナの“移動元位置”、および“移動先位置”に関する情報等が記載されている。運転手は、荷役作業予定表T01に表示された荷役順の通りに作業を進めていく。
たとえば、“揚積識別”が船積み作業(積)を行う場合には、運転手は、トランスファクレーンを移動元に示された位置に移動して、移動元にあるコンテナのコンテナ番号及びコンテナサイズが、荷役作業予定表T01の作業対象コンテナと一致することを確認する。次に、船に対してコンテナを移動する為のトレーラがトランスファクレーン直下に停止したら、トランスファクレーンの運転手は作業対象コンテナをコンテナヤードからトレーラに載せ替える。以上により、トランスファクレーンでのコンテナ船積作業は完了するので、トランスファクレーンの運転手は、車載端末装置100aに作業完了を入力する。
また、“揚積識別”が船揚げ作業(揚)を行う場合には、運転手は、移動先に示された位置に移動して、トレーラが作業対象のコンテナを搭載して、トランスファクレーンの直下に停止したら、トレーラが搭載しているコンテナが、荷役作業予定表T1の作業対象コンテナの番号及びコンテナサイズと一致していることを確認し、荷役作業予定表T1の移動先に示された位置にコンテナを移動する。以上により、トランスファクレーンでのコンテナ船揚作業は完了するので、トランスファクレーンの運転手は、車載端末装置100aに作業完了を入力する。また、例えば船積作業において、荷役作業予定表T1の移動元にあるコンテナが予定表と食い違っていた場合には、トランスファクレーンの運転手は、操作部14を用いて管理棟4の室内の操作員による呼出し指示を行い、モニタ13に表示される管理棟4の室内の操作員にマイク16及びスピーカ15を利用して荷役作業予定のコンテナの正しい位置情報を問い合わせて、荷役作業を行う。
【0024】
この実施の形態1によれば、紙による作業予定表の確認が不要となり、運転室に設置した車載端末装置と管理棟に設置した車載端末制御装置の間において、荷役作業予定表と荷役作業進捗の授受、及び画像音声によるコミュニケーションを図ることができると共に、荷役装置の運転手は、車載端末装置だけの操作で作業進捗管理と映像・音声送受信が出来るため、作業の負荷を軽減することができる。
【0025】
実施の形態2.
本実施形態は、荷役装置がトランスファクレーン装置である場合について、説明する。
図8は、本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の構成例を示すブロック図である。このコンテナヤード無線通信装置は、トランスファクレーン装置1の運転室2内に設置された車載端末装置100b、および管理棟4内に設置された車載端末制御装置200で構成される。
【0026】
図9は、本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置の構成例を示すブロック図であり、車載端末装置100bの制御計算機11の詳細を示した図である。車載端末装置100bは、本発明の実施の形態1に示す車載端末装置100aの構成に加え、さらにコンテナ番号撮影用の屋外撮影用カメラ19、コンテナ番号読取り用の画像処理装置20を接続し、制御計算機11に、作業対象コンテナが荷役予定のコンテナか否かの判定する判定手段であるコンテナ番号処理部63を追加した装置である。
【0027】
図10は、本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置に適用するトランスファクレーンの模式図である。コンテナ番号撮影用のカメラ19は、ガントリクレーンのクレーン部9に設置され、クレーンが持ち上げるコンテナの上部に表示されたコンテナ番号を映すように配置され、コンテナ番号読取り用の画像処理装置20に映像を出力する。コンテナ番号読取り用の画像処理装置20は、コンテナ番号撮影用の屋外撮影用カメラ19の映像からコンテナ番号を読取り、読取ったコンテナ番号情報を制御計算機11に送信するものである。
【0028】
制御計算機11において、読取り受信したコンテナ番号はコンテナ番号処理部63に送られ、コンテナ番号処理部63では、操作部14からの指令により、この読取り受信したコンテナ番号と、作業表管理部53が予め保持していたコンテナ荷役の作業予定表作業T01のコンテナ番号情報との相違の比較判定を行う。
この判定結果により、読取り受信したコンテナ番号が荷役作業予定表T01で指示された作業対象コンテナであった場合には、例えば、モニタ13の作業予定表の該当作業部分に対し、“コンテナ番号チェックOK”等の表示をすることにより、トランスファクレーンの運転手が作業対象のコンテナ番号を確認する負荷を軽減することができる。
また、コンテナ番号読取り用の画像処理装置20から読取り受信したコンテナ番号が荷役作業予定表T01に無い場合には、例えば、モニタ13に“作業予定に無いコンテナです。”等のメッセージを表示して、トランスファクレーンの運転手に通知して、コンテナ荷役ミスを防止することができる。
【0029】
図11は、本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置の動作手順を示すフローチャートであり、車載端末100b側の作業の流れを示す図である。まず、車載端末装置100bの制御計算機11が起動すると、車載端末制御装置200に対して、無線通信により荷役作業予定表T01を要求する(S501)。次に制御計算機11は、車載端末制御装置200から荷役作業予定表T01の受信待ちを行う(S502、S503)。車載端末制御装置200から荷役作業予定表T01を受信すると、制御計算機11の作業表管理部53に保持していた荷役作業予定表T01を新しい荷役作業予定表T01で更新し、モニタ13の荷役作業予定表T01の表示も更新する(S504)。トランスファクレーンの運転手は、作業対象のコンテナ上までクレーンを移動して、操作部14によりコンテナ番号の読取り指示を行う(S505)。制御計算機11のコンテナ番号処理部63は、コンテナ番号読取り用の画像処理装置20に対してコンテナ番号読取り指示を出力し、コンテナ番号読取り結果を受信する(S506)。コンテナ番号処理部63は、コンテナ番号読取り結果を受信すると、この受信したコンテナ番号が作業対象コンテナか否かについて、受信コンテナ番号と作業表管理部53で管理している荷役作業予定表T01情報との相違を確認する(S507)。
このとき、指示通りの作業対象コンテナである場合には、モニタ13の荷役作業予定表T01の該当作業に対して、文字と背景の色を反転させて表示させることで作業対象であることを示す(S508)。
また、作業対象コンテナではない場合には、モニタ13の画面上に作業対象コンテナではないことを表示する(S509)。トランスファクレーンの運転手は、作業対象のコンテナかどうかを画面上で確認した後、実際に対象作業を実施し、操作部14を用いて作業の完了を入力する(S510)。制御計算機11では、操作部14からの作業完了指示により、作業進捗管理部54により作業進捗データを更新し(S511)、車載端末制御装置200へ作業進捗を送信する(S512)。その後、車載端末制御装置200から更新した作業予定表の受信待ちを行う。以下、同様の動作を繰り返すことにより、番号誤りによる荷役ミスを防ぎながら荷役作業を進めていくことができる。
【0030】
この実施の形態2によれば、紙による作業予定表の確認が不要となり、運転室に設置した車載端末装置と管理棟に設置した車載端末制御装置の間において、荷役作業予定表と荷役作業進捗の授受、及び画像音声によるコミュニケーションを図ることができると共に、荷役装置の運転手は、車載端末装置だけの操作で作業進捗管理と映像・音声送受信が出来るため、作業の負荷を軽減することができると共に、対象コンテナの表示番号を読取って作業指示によるコンテナ番号と比較判定するので、コンテナ荷役ミスを防止することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、紙媒体などによる作業予定表の確認が不要となり、荷役作業予定表と荷役作業進捗の授受、並びに音声、または映像によるコミュニケーションを図ることができると共に、荷役装置の運転手は、車載端末装置だけの操作で作業進捗管理と音声または映像あるいはデータ送受信が出来るため、作業の負荷を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンテナヤード用の無線伝送装置の管理棟とトランスファクレーンを含んだ全体図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の作業予定表及び作業進捗データの送受信手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の映像・音声データの送受信手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1におけるコンテナヤード用の無線伝送装置のコンテナの荷役作業予定表を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置に適用するトランスファクレーンの模式図である。
【図11】本発明の実施の形態2におけるコンテナヤード用の無線伝送装置の車載端末装置の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 トランスファクレーン装置、2 トランスファクレーン運転室、
3 屋外アンテナ、4 管理棟、5 屋外アンテナ、6 作業対象コンテナ、
7 蔵置コンテナ、8 トレーラ、9 クレーン部、11 制御計算機、
12 無線通信装置、13 モニタ、14 操作部、15 スピーカ、
16 マイク、17 室内撮影用カメラ、18 屋外撮影用カメラ、
19 屋外撮影用カメラ、
20 コンテナ番号読取り用の画像処理装置、
31 制御計算機、32 無線通信装置、33 モニタ、34 操作部、
35 スピーカ、36 マイク、37 室内撮影用カメラ、
51 データ受信処理部 、52 データ送信処理部、53 作業表管理部、
54 作業進捗管理部、55 画面表示制御部、56 入力データ処理部、
57 映像・音声信号伸長処理部、58 映像・音声出力制御部、
59 音声出力処理部、60 映像・音声信号圧縮処理部、
61 音声入力処理部、62 映像入力処理部、63 コンテナ番号処理部、
71 データ受信処理部 、72 データ送信処理部、73 作業表管理部、
74 作業進捗管理部、75 画面表示制御部、76 入力データ処理部、
77 映像・音声信号伸長処理部、78 映像・音声出力制御部、
79 音声出力処理部、80 映像・音声信号圧縮処理部、
81 音声入力処理部、82 映像入力処理部、
100a、100b 車載端末装置、
200 車載端末制御装置、300 コンテナヤード無線通信装置。

Claims (4)

  1. 無線通信手段により、コンテナヤードの荷役指示を行う管理室とこの荷役指示を受けて荷役作業を行うクレーン運転室とを備えて荷役作業を行う無線通信装置において、
    上記管理室から上記クレーン運転室に対し、上記荷役作業の予定情報を記載する荷役作業予定データを音声または映像あるいはデータ送信する第1の通信手段と、
    上記クレーン運転室から上記管理室に対し、上記クレーン運転室に搭乗するクレーン運転手が上記荷役作業予定データに基づいて実施する荷役作業の進捗状況を音声または映像あるいはデータ送信する第2の通信手段と、
    上記クレーン運転室から上記管理室に伝達される上記荷役作業の進捗状況に基づいて、上記管理室で管理する荷役作業の作業進捗状態データを更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 上記クレーン運転室において、上記クレーン運転室の外部でかつ略鉛直下方に指向する様に設置される屋外撮影用のカメラを有し、
    上記クレーン運転室に、このカメラの撮像画像を用いて、上記荷役作業で荷役する荷役コンテナが上記荷役作業予定データに記載された荷役予定コンテナであるか否かを判断する判定手段を備え、
    上記荷役コンテナが上記荷役予定コンテナに含まれる場合に、作業進捗情報を上記クレーン運転室から上記管理室に送信し、上記荷役コンテナが上記荷役予定コンテナに含まれない場合に、上記荷役コンテナが上記荷役作業予定データに記載がない旨を上記クレーン運転室内に表示する表示手段を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 上記クレーン運転室に装備される上記荷役作業するためのクレーン部における所定の位置に略鉛直下方に指向する様に設置される屋外撮影用のカメラを備え、
    このカメラで撮影される撮影画像からコンテナ画像を抽出し、この抽出画像から当該コンテナのコンテナ番号を読取り、このコンテナ番号が上記荷役作業予定データに記載された上記荷役予定コンテナと一致するか否を判断するまた別の判定手段を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 上記管理室に、上記管理室の操作員の音声を入力する第1のマイクと、上記クレーン運転室の運転員の音声を出力する第1のスピーカを有し、
    上記クレーン運転室に、上記クレーン運転室の運転員の音声を入力する第2のマイクと、上記管理室の操作員の音声を出力する第2のスピーカを備えたことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
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