JP2010267038A - 緊急指令装置および緊急指令システム - Google Patents

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Yutaka Uchiyama
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Abstract

【課題】
消防などの緊急指令システムであって、緊急指令システムが緊急車両とその緊急車両が所属する署所の両方に出動指令を送信した場合、出動する車両が居ないにも関わらず、署所内のスピーカーに音声指令が流れるため、署所周辺に迷惑を掛ける問題があった。また、緊急車両が他の署所に立寄りなどしている場合、その緊急車両に対してセレコール方式を利用した無線で出動指令を送信していた。その為、もし、その緊急車両の隊員がその立寄っている署所内に居て、緊急車両内に隊員が居ない場合、緊急車両に送信された出動指令を隊員が受けとれない問題もあった。
【解決手段】
本発明は、上述した問題を解決する為に、緊急指令システムが緊急車両の動態を“帰署”、“引揚”、“移動中”や“立寄先署所帰署”など詳細に常時管理することで、その緊急車両の動態に応じた出動指令送信方法で出動指令を送信する緊急指令システムを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、消防車などの緊急車両の動態を管理する緊急指令システムにおいて、“帰署”、“移動中”、“引揚中”や“立寄先署所帰署”などの動態に応じた送信方法で該当する緊急車両と該当する署所にだけ出動指令を送信する技術である。
消防や救急などに使われている緊急指令システムは、通報者からの通報を受付けた後、消防車や救急車などの緊急車両に現場への出動を指示しており、その出動を指示する時に、緊急指令システムは署所や緊急車両に対して、署所に専用回線を用いて出動指令を送信したり、緊急車両に無線を用いて出動指令を送信したりしていた。
従来、このような緊急指令システムにおいて、緊急指令システムが署外活動中の緊急車両に出動指令を送信する場合、緊急指令システムは無線で全緊急車両に出動指令を送信していた。その為、緊急車両に乗っている隊員が受信した出動指令を聞いて、自車両が出動隊編成に組み込まれているか判断する必要があるため、隊員は出動指令を取捨選択する手間がかかる問題があった。その問題を解決する為に、出動に関係する緊急車両に対してだけ出動指令を送信するセレコール方式を利用した緊急指令システムがある。この緊急指令システムでは、出動指令に関係する緊急車両に対してだけ出動指令を送信できる為、緊急車両に乗っている隊員は自分に関係の無い出動指令を受信することが無くなり、出動指令を取捨選択する手間がなくなる。
このセレコール方式を利用した緊急指令システムとして、特開平3―136528号公報に記載されているシステムがある。この緊急指令システムでは、緊急指令システムが管理している緊急車両が署所に待機中なのか、署外活動中なのか、緊急車両の状態を常時記録している。この緊急指令システムが通報者からの通報を受付けた時、出動予定の緊急車両に出動指令を送信する前に、内部に記憶しているデータ集合からその緊急車両の状態を読み出して、その緊急車両が署所に待機中である場合はその署所に繋がっている専用回線を用いて、出動指令を送信し、その緊急車両が署外活動中である場合はその緊急車両にセレコール方式を用いて無線で出動指令を送信している。
特開平3―136528号公報
しかし、以上のようなセレコール方式の無線を利用するシステムでも、緊急車両が署外活動中の時、システム内の緊急指令装置が緊急車両とその緊急車両が所属する署所の両方に出動指令を送信することがあり、その場合、出動する車両が居ないにも関わらず、署所内のスピーカーに音声指令が流れるため、署所周辺に迷惑を掛ける問題があった。さらに、動態が図1のケース4(400)「立寄先署所帰署」といった緊急車両が他の署所に居る場合、つまり、緊急車両が所属以外の署所に待機している場合、その緊急車両に対してセレコール方式を利用した無線で出動指令を送信していた(図5の先行技術ケース4参照)。その為、もし、その緊急車両の隊員がその立寄っている署所内に居て、緊急車両内に隊員が居ない場合、緊急車両に送信された出動指令を隊員が受けとれない問題もあった。
本発明は、上述した問題を解決する為に、緊急指令装置が緊急車両の動態を“帰署”、“引揚”、“移動中”や“立寄先署所帰署”など詳細に常時管理しており、その緊急車両の動態に応じて、電話回線や光回線、専用回線、無線などの送信方法と出動指令の送信先を選択し、選択した送信方法で選択した送信先に出動指令を送信することで、上述した問題を含めて考えられる全ての状況において、隊員が必要な情報を確実に受け取れ、かつ不必要な情報を受け取らなくて済むことを目的としたものである。
上記目的を達成する為に、本発明の緊急指令装置は、緊急車両の出動隊編成を行う出動隊編成手段と、緊急車両の動態情報を管理する動態管理手段と、緊急車両や署所に出動を指示する出動指令を送受信する送受信手段と、動態情報を基に出動指令を送信する送信先を選択する送信先選択手段と、上記各手段を制御する制御手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
このような緊急指令装置によれば、出動する緊急車両が所属する署所以外の署所に居る場合、前記制御手段は前記出動隊編成手段から出動する緊急車両の情報を取得し、前記制御手段は取得した出動する緊急車両の情報を基に前記動態管理手段から出動する緊急車両の動態情報を取得し、前記制御手段は取得した出動する緊急車両とその緊急車両の動態を少なくとも含む情報を前記送信先選択手段に出力し、前記送信先選択手段は取得した動態情報から緊急車両が現在居る署所を判別し、その緊急車両が現在居る署所を出動指令の送信先に選択し、前記送受信手段にその選択した送信先である署所に出動指令を送信させる。これにより、緊急車両が他の署所に居る場合、つまり、「立寄先署所帰署」といった緊急車両が所属以外の署所に待機している場合、緊急指令装置は緊急車両の動態を確認することで隊員がその署所に待機していることがわかるため、その待機している署所のみに出動指令を送信することができ、隊員は指令を受け取ることができ、また、その署所に待機している緊急車両には出動指令が送信されないため無駄がなくなる。さらに、移動中の緊急車両に対して指令を送信する場合でも、関係のある緊急車両に対してだけセレコール方式で指令を送信するため、署所にいる隊員は関係のない指令を受け取らず、余計な対応をする手間が無くなる。
このような緊急車両の動態に応じた送信方法で指令を送信する緊急指令システムによれば、隊員が必要な情報を確実に受け取れ、かつ不必要な情報を受け取ることが無くなる。
緊急車両のシステムの構成図である。 本発明における、緊急指令システムの構成図である。 本発明における、緊急車両の動態管理図である。 送信先選択部に記憶されている送信先選択部の選択表である。 緊急指令システムの緊急車両への指令送信方法の表である。
本発明は、以下の問題点を解決することを目的とするものである。出動指令を送信する緊急指令システムにおいて、緊急車両が署所に待機中か、署外活動中の二通りでしか緊急車両の動態情報を管理していない場合、「立寄先署所帰署」といった、緊急車両が所属以外の署所で待機し、隊員がその署所内に待機していると、緊急指令装置がその緊急車両を署外活動中と管理しているため、その緊急車両に無線で出動指令を送信してしまい、立寄っている署内に居る隊員は緊急車両に送信された出動指令を受け取れない問題があった。また、緊急指令システムが緊急車両とその緊急車両が所属する署所の両方に出動指令を送信した場合、署所内のスピーカーに音声指令が流れるため、署所周辺に迷惑を掛ける問題もあった。その問題の解決手段として、本発明は、緊急指令システムが緊急車両の動態を“帰署”、“引揚”、“移動中”や“立寄先署所帰署”など詳細に常時管理し、その緊急車両の動態に応じた出動指令送信方法で出動に関係する緊急車両または署所にだけ出動指令を送信することで実現した。
以下、本発明の実施の形態における緊急指令装置11の運用形態、構成に関して、図1、2に基づいて説明する。
本実施形態に関わる緊急指令装置11の運用形態は図1に記載されているように、出動指令を送信する指令台はサーバにあるデータベースにアクセスして、緊急車両の動態情報を取得し、出動に関係のある署所、もしくは緊急車両へ出動指令を送信している。緊急車両が所属する署所(署所A)に待機している、ケース1(100)の場合では、緊急指令装置が署所Aに出動指令の電子データを送信し、その電子データを受信した署所Aは署内のスピーカーに音声指令を出力し、またその電子データを印刷した指令書を出力する。ケース2(200)、ケース3(300)は、緊急車両がいずれの署所にも待機しておらず、走行中である場合で、出動指令は無線で緊急車両に送信される。緊急車両が所属する署所以外の署所(署所B)に待機しているケース4(400)の場合では、緊急指令装置が署所Bに出動指令の電子データを送信し、その電子データを受信した署所Bは署内のスピーカーに音声指令を出力し、またその電子データを印刷した指令書を出力する。図2は、緊急指令装置11の構成図である。出動隊編成部1で緊急車両の隊編成を行い、その隊編成の結果を制御部4が取得し、車両動態管理部2から出動隊編成に組み込まれた緊急車両の動態情報を制御部4は取得して、出動隊編成に組み込まれた緊急車両の車両番号とその緊急車両の動態情報を送信先選択部5に出力し、送信先選択部5は取得した動態情報に応じて、専用回線や無線などの送信方法と動態情報に応じた出動指令の送信先を選択し、その選択した送信先と送信方法を送受信部3に出力し、送受信部3は取得した送信方法で、取得した送信先である出動隊編成に組み込まれた緊急車両、もしくは署所に出動指令を送信する構成である。
出動隊編成手段は、出動隊編成部1より構成され、通報者からの通報情報を基に、緊急指令装置11が管理している緊急車両の中で出動可能な車両から現場へ出動する緊急車両を選択し、出動隊編成を行うものである。なお、出動隊編成に関する処理については図示していないが、出動可能な緊急車両を選択するために、出動隊編成部1は車両動態管理部2から出動可能であるかの情報を取得し、その出動可能な緊急車両の中から目的地までにかかる時間や走行距離などを考慮して、出動する緊急車両を選択し、出動隊編成を行っている。
車両動態管理手段は、車両動態管理部2より構成され、図3に記載されているように緊急指令装置11が管理している全緊急車両に車両番号が割り振られ、その車両番号に少なくとも緊急車両の動態情報を紐付けした状態で記憶している。この車両動態管理部2が記憶している図3のような動態情報や出動可否などの情報は、緊急指令装置11が緊急車両と通信を行うことで、緊急車両の動態が変化した時に、直ぐに更新することが出来る。この緊急指令装置11と緊急車両の通信方法として、緊急車両に車載通信端末を搭載することで、その車載通信端末と緊急指令装置11の通信端末間でポーリング方式や、AVM方式を用いた通信を行っている。なお、本発明は、これに限定するものではなく、GPS等による緊急車両の現在位置情報なども車両番号に紐付けした状態で記憶しても良い。
送信先選択手段は、送信先選択部5より構成され、図4のように緊急車両の動態情報に応じて、出動指令の送信先と送信方法を選択するものである。
送受信手段は送受信部3より構成され、送受信部3が出動指令などの指令を出動に関係する署所や緊急車両にだけ送信するものである。送信先選択部5で決定した送信先と送信方法を送受信部3に出力し、送受信部3は入力された送信先と送信方法で出動指令を送信している。
制御手段は制御部4より構成され、本発明による緊急指令装置の所定の機能を総合的に制御するためのソフトウェアを記録したHDDのような記録媒体や、そのソフトウェアを処理するためのCPUやマイコンなどの処理装置を備え、これと接続された各部の制御を行っている。なお、本発明において、記録媒体はHDDに限定するものではなく、フラッシュメモリなどの記録媒体を用いても良い。
次に、本発明の実施の形態における動作について説明する。
(第一の実施形態)出動隊編成に組み込まれた緊急車両の中に、“帰署”つまり所属する署所に待機中である緊急車両(図3の車両番号001)が含まれた場合、図1ではケース1(100)の場合、つまり緊急車両が所属する署所(署所A)に待機している場合についての実施例を以下に説明する。
まず初めに、緊急指令装置は図示していない受付部で通報者からの通報を受付ける。そして、通報の内容に応じて出動隊編成部1で出動隊編成を行う。出動隊編成に関する処理については図示していないが、出動隊編成を行う際には車両動態管理部2から緊急車両の動態情報を取得して、出動可能な緊急車両の中から、現場までの走行距離や、到達時刻などを考慮して出動する緊急車両を選択し、出動隊編成を行う。本実施例では、図3の車両番号001が出動隊編成に組み込まれている。次に、制御部4は出動隊編成部1が編成した出動隊編成の情報を取得する。今回の実施例では、車両番号001の緊急車両がその出動隊編成の中に含まれている。そして、制御部4は取得した出動隊編成に組み込まれた緊急車両の動態情報を車両動態管理部2から車両番号を基に取得する。車両番号001の緊急車両の動態情報は、図3に記載されているように “帰署”であり、この情報を制御部4が取得する。そして、制御部4は取得した出動隊編成に組み込まれた緊急車両の車両番号とその緊急車両の動態情報を送信先選択部5に出力する。情報を受け取った送信先選択部5は、図4のような判断基準を記憶しており、その緊急車両の動態に応じた送信方法と送信先を選択する。本実施例の車両番号001の場合、その動態情報“帰署”であることから図4に記載されているように、出動指令の送信方法は専用回線を用いて、送信先は車両番号001の緊急車両の所属する署所となる。この送信先選択部5が選択した内容を送受信部3に出力する。よって、送受信部3は車両番号001の緊急車両に出動を促がすために、車両001の緊急車両が所属する署所に専用回線を用いて音声・指令書を送信する。これにより、音声・指令書を受けとった隊員は出動準備に取り掛かることが出来る。
(第二の実施形態)出動隊編成に組み込まれた緊急車両の中に、“移動中”である緊急車両(図3の車両番号002)が含まれた場合、図1ではケース3(300)の場合についての実施例を以下に説明する。この“移動中”の動態は、緊急車両が目的地に向けて移動している途中である。
まず初めに、緊急指令装置は図示していない受付部で通報者からの通報を受付ける。そして、通報の内容に応じて出動隊編成部1で出動隊編成を行う。出動隊編成に関する処理については図示していないが、出動隊編成を行う際には車両動態管理部2から緊急車両の動態情報を取得して、出動可能な緊急車両の中から、現場までの走行距離や、到達時刻などを考慮して出動する緊急車両を選択し、出動隊編成を行う。本実施例では、図3の車両番号002が出動隊編成に組み込まれている。次に、制御部4は出動隊編成部1が編成した出動隊編成の情報を取得する。今回の実施例では、車両番号002の緊急車両がその出動隊編成の中に含まれている。そして、制御部4は取得した出動隊編成に組み込まれた緊急車両の動態情報を車両動態管理部2から車両番号を基に取得する。車両番号002の緊急車両の動態情報は、図3に記載されているように “移動中”であり、この情報を制御部4が取得する。そして、制御部4は取得した出動隊編成に組み込まれた緊急車両の車両番号とその緊急車両の動態情報を送信先選択部5に出力する。情報を受け取った送信先選択部5は、図4のような判断基準を記憶しており、その緊急車両の動態に応じた送信方法と送信先を選択する。本実施例の車両番号002の場合、その動態情報“移動中”であることから図4に記載されているように、出動指令の送信方法はセレコール方式を利用した無線を用いて、送信先は車両番号002の緊急車両となる。この送信先選択部5が選択した内容を送受信部3に出力する。よって、送受信部3は車両番号002の緊急車両に出動を促がすために、セレコール方式を利用した無線で出動指令を車両番号002の緊急車両に送信する。これにより、音声・指令書を受けとった隊員は出動準備に取り掛かることが出来る。
(第三の実施形態)出動隊編成に組み込まれた緊急車両の中に、“立寄先署所帰署”である緊急車両(図3の車両番号004)が含まれた場合、図1ではケース4(400)の場合、つまり緊急車両が所属する署所以外の署所(署所B)に待機している場合についての実施例を以下に説明する。この“立寄先署所帰署”の動態になる時は、緊急車両が所属署所以外の署所と合同訓練を行う為に、他の署所に居る時などである。
まず初めに、緊急指令装置は図示していない受付部で通報者からの通報を受付ける。そして、通報の内容に応じて出動隊編成部1で出動隊編成を行う。出動隊編成に関する処理については図示していないが、出動隊編成を行う際には車両動態管理部2から緊急車両の動態情報を取得して、出動可能な緊急車両の中から、現場までの走行距離や、到達時刻などを考慮して出動する緊急車両を選択し、出動隊編成を行う。本実施例では、図3の車両番号004が出動隊編成に組み込まれている。次に、制御部4は出動隊編成部1が編成した出動隊編成の情報を取得する。今回の実施例では、車両番号004の緊急車両がその出動隊編成の中に含まれている。そして、制御部4は取得した出動隊編成に組み込まれた緊急車両の動態情報を車両動態管理部2から車両番号を基に取得する。車両番号004の緊急車両の動態情報は、図3に記載されているように “立寄先署所帰署”であり、この情報を制御部4が取得する。そして、制御部4は取得した出動隊編成に組み込まれた緊急車両の車両番号とその緊急車両の動態情報を送信先選択部5に出力する。情報を受け取った送信先選択部5は、図4のような判断基準を記憶しており、その緊急車両の動態に応じた送信方法と送信先を選択する。本実施例の車両番号004の場合、その動態情報“立寄先署所帰署”であることから図4に記載されているように、出動指令の送信方法は専用回線を用いて、送信先は車両番号004の緊急車両が立寄っている署所となる。この送信先選択部5が選択した内容を送受信部3に出力する。よって、送受信部3は車両番号004の緊急車両に出動を促がすために、車両004の緊急車両が立寄っている署所に専用回線を用いて音声・指令書を送信する。これにより、音声・指令書を受けとった隊員は出動準備に取り掛かることが出来る。なお、本実施例以外で緊急車両が所属の署所以外に居る場合として、“移動先署所帰署”があり、この状態は出動などで緊急車両が出払った署所に、他の署所の緊急車両をその署所に待機させている状態などもあり、本発明はこれらの場合に限定したものではない。
(第四の実施形態)出動隊編成に組み込まれた緊急車両の動態が複数種類ある場合についての実施例を以下に説明する。初めに、出動隊編成に組み込まれた緊急車両の中に、“帰署” である緊急車両(図3の車両番号001)と“移動中”である緊急車両(図3の車両番号002)が含まれた場合についての実施例を説明する。この場合、緊急指令装置は“帰署”である緊急車両001に対して出動を指示する為に、所属する署所つまり署所Aに出動指令を送信し、また“移動中”である緊急車両002に対して出動を指示する為に、セレコール方式を用いた無線で出動指令を送信する。
また、他の実施例として、“立寄先署所帰署”である緊急車両(図3の車両番号004)と“移動中”である緊急車両(図3の車両番号002)が含まれた場合は、緊急指令装置は緊急車両004が立寄り先の署所、つまり現在待機している署所Bに専用回線を用いて出動指令を送信し、また“移動中”である緊急車両002に、セレコール方式を用いた無線で出動指令を送信する。
さらに、上記以外の実施例として、“帰署” である緊急車両(図3の車両番号001)と、“移動中”である緊急車両(図3の車両番号002)と、“立寄先署所帰署”である緊急車両(図3の車両番号004)が含まれた場合は、緊急指令装置は緊急車両001の所属署所である署所Aと、緊急車両004が待機している署所Bに専用回線を用いて出動指令を送信し、緊急車両002にはセレコール方式を用いた無線で出動指令を送信する。
なお、本発明では上記の実施例に限定したものではなく、上記以外の組み合わせで異なる動態である複数の緊急車両が出動する場合においても本発明は実施することができ、出動指令を送信する緊急車両に対して、その各自の動態情報を基に適切な送信方法で適切な送信先に出動指令を送信することが出来るものである。
1 出動隊編成部
2 車両動態管理部
3 送受信部
4 制御部
5 送信先選択部
11 緊急指令装置

Claims (2)

  1. 緊急車両の出動隊編成を行う出動隊編成手段と、
    緊急車両の動態情報を管理する動態管理手段と、
    緊急車両や署所に出動を指示する出動指令を送受信する送受信手段と、
    動態情報を基に出動指令を送信する送信先を選択する送信先選択手段と、
    上記各手段を制御する制御手段とを少なくとも備えた緊急指令装置であって、
    出動する緊急車両が所属する署所以外の署所に居る場合、
    前記制御手段は前記出動隊編成手段から出動する緊急車両の情報を取得し、
    前記制御手段は取得した出動する緊急車両の情報を基に前記動態管理手段から出動する緊急車両の動態情報を取得し、
    前記制御手段は取得した出動する緊急車両とその緊急車両の動態情報を少なくとも含む情報を前記送信先選択手段に出力し、
    前記送信先選択手段は取得した動態情報から緊急車両が現在居る署所を判別し、その緊急車両が現在居る署所を出動指令の送信先に選択し、前記送受信手段にその選択した送信先である署所に出動指令を送信させることを特徴とする緊急指令装置。
  2. 緊急車両の出動隊編成を行う出動隊編成手段と、緊急車両の動態情報を管理する動態管理手段と、緊急車両や署所に出動を指示する出動指令を送受信する送受信手段と、動態情報を基に出動指令を送信する送信先を選択する送信先選択手段と、上記各手段を制御する制御手段とを少なくとも備えた緊急指令装置と、
    署所に設置されている通信端末と、
    緊急車両に搭載されている車載通信端末とを少なくとも具備する緊急指令システムであって、
    前記緊急指令装置にある前記動態管理手段に記憶されている緊急車両の動態情報は、緊急車両に搭載されている前記車載通信端末と通信することで更新され、
    出動する緊急車両が所属する署所以外の署所に居る場合、
    前記制御手段は前記出動隊編成手段から出動する緊急車両の情報を取得し、
    前記制御手段は取得した出動する緊急車両の情報を基に前記動態管理手段から出動する緊急車両の動態情報を取得し、
    前記制御手段は取得した出動する緊急車両とその緊急車両の動態情報を少なくとも含む情報を前記送信先選択手段に出力し、
    前記送信先選択手段は取得した動態情報から緊急車両が現在居る署所を判別し、その緊急車両が現在居る署所を出動指令の送信先に選択し、前記送受信手段にその選択した送信先であるその緊急車両が現在居る署所の前記通信端末に出動指令を送信させることを特徴とする緊急指令システム。
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