JP2003256963A - 消防緊急情報システム及びその処理プログラム - Google Patents

消防緊急情報システム及びその処理プログラム

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JP2003256963A
JP2003256963A JP2002056816A JP2002056816A JP2003256963A JP 2003256963 A JP2003256963 A JP 2003256963A JP 2002056816 A JP2002056816 A JP 2002056816A JP 2002056816 A JP2002056816 A JP 2002056816A JP 2003256963 A JP2003256963 A JP 2003256963A
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Taisuke Umekita
泰輔 梅北
Motohiro Shinya
元啓 新屋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 119番通報から出動指令に至る消防本部の
通信指令業務を提供サービスすることにより、防災活動
は勿論のこと、万が一発生した災害や救急に対して、迅
速、かつ適切な災害、救急救助活動の支援を行なう。 【解決手段】 本部(通報指令センタ)と署所が持つ消
防緊急情報システムと署端末との間で持つ情報の一元化
を図りつつ共有化することで、システムのスリム化、コ
ンパクト化をはかり、正確、且つ、迅速な災害、救急活
動の実現を支援する構成とする。このために消防緊急情
報システムは、通報受付手段11と、出動指令発行手段
12と、現場活動支援手段13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防緊急情報シス
テム及びその処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】複雑化する都市機能、少子化、高齢化に
より変化する人口構成等、我々の生活する社会は刻々と
変わり続けている。このような社会情勢の中、その規模
や要因等において様々な曲面を見せている災害や緊急事
態に対応できる消防緊急情報システムの構築が望まれ
る。ところで、消防業務は、自治消防(町火消し)の伝
統から各市町村で独自に実施されてきた。従って、基本
的に消防業務は各市町村ごとに運営される。但し、独自
運営が困難な自治体は広域組合を作って消防業務を共同
で運営している。このため、自治体数が3300程度で
あるが、消防本部の数は900程度(907本部)であ
る。これらは、それぞれ消防業務の効率化・スリム化・
システム化を図っているが、従来からある組織にとらわ
れ、必ずしも消防業務の効率化などが良好に達成されて
いるとはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記要望に鑑
みてなされたものであり、119番通報から出動指令に
至る消防本部の通報指令業務を提供サービスすることに
より、防災活動は勿論のこと、万が一発生した災害や救
急に対して、迅速、かつ適切な災害、救急救助活動の支
援が可能な、消防緊急情報システム及びその処理プログ
ラムを提供することを目的とする。また、消防業務の効
率化などに資することのできる消防緊急情報システム及
びその処理プログラムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、広域に渡って存在する複数の本部と複
数の署所の間での情報の一元化を図り、共有化すること
で、システムなどのスリム化、コンパクト化を図り、正
確、且つ、迅速な災害、救急活動の実現を支援する構成
とした。このことにより、少数の人員でこれまで以上の
対応が可能になる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の消防緊急情報シ
ステムが使用する通信インフラの例を説明するために引
用した図である。図1において、符号1で示されるのは
通報指令センタ(本部)であり、本発明の消防緊急情報
システムが設置される。消防緊急情報システムは、通報
受付部11と、出動指令発行部12と、現場活動支援部
13から構成される。また、必要に応じてウェブ配信部
14が追加される。これら機能ブロックについては後述
する。本例での通報指令センタ1は、市町村、都道府
県、或いは地方、地域を越えた広域を対象とする。本発
明の消防緊急情報システムは、災害通報を受信して災害
種別を判定すると共に、地図情報を用いてその災害地点
情報を特定し、災害通報の受付中、関係署所2に予告出
動指令を発し、災害種別、災害発生地点に従い適切な出
動隊(出動部隊)を編成する。そして、編成された出動
隊が属する関係部署に地図付きの出動指令書を電送し、
また、出動隊の車両が持つ車両機器との交信により、災
害発生現場付近の状況を含む現場活動に必要な情報を追
加送信する機能を持つ。
【0006】符号2で示されるのはいわゆる消防署(消
防本部)と呼ばれるところの関係署所であり、一般的に
は、自治体等地域単位で置かれるものであって、本発明
では広域を対象とするから、このような消防本部が複数
のIP(Internet Protocol)網40で繋がっているこ
とになる。つまり、関係署所2には、通報指令センタ1
とは、IP網40を介して接続される署端末22が設置
されている。また、関係署所2は、通報指令センタ1と
は図示せぬ指令回線を介しても接続されている。なお、
関係署所2には、出動車両が配備されており、この出動
車両には車両機器(以下、AVM〔Auto Vehicle Monit
oring〕端末22という)が搭載されている。符号3で
示されるのは、災害現場であり、通報者は、加入者電話
31、あるいは携帯電話32により119番通報するこ
とで公衆回線網50(有線/無線)を介して通報指令セ
ンタ1に接続され、通報可能になる。
【0007】符号4で示されるのは、発信地情報検索セ
ンタであり、加入者電話からの通報があった場合、通報
指令センタ1が発信地情報検索センタ4に発信地を問い
合わせることにより、発信地情報検索システム41がそ
の場所を特定して要求のあった通報指令センタ1へ通知
する仕組みが構築されている。なお、符号5で示される
のは、警察、役所、病院、ライフライン会社等の関係機
関であり、通報指令センタ1とはIP網40、有線/無
線公衆回線網50の両方を介して接続され、通報指令セ
ンタ1は、これら機関との調整も行なう。
【0008】図2は、図1に示す通信インフラを使用し
た各部門における業務の流れを示す図である。ここで
は、特に、災害現場3と、通報指令センタ1と、関係署
所2との間のやりとりが示されている。まず、通報者が
災害現場3から119番通報する(S21)。これを受
信した通報センタ1はコールセンタの役割を果たす。す
なわち、通報センタ1は、通報者との電話によるコミュ
ニケーションの中で、まず、火災、救急、救助の災害種
別を判定し(S22)、通報者の発信地を発信地情報検
索センタ4等へ照会する等して特定し、コンソールにそ
の発信地を表示する(S23)。ここでは災害地点を決
定して地図の検索を行ないその地図を表示する。ちなみ
に、図2にはオペレータ1人に対して2つのコンソール
が記載してあるが、その内の一方のコンソールに地図情
報が表示されるようになっている。そして、出動部隊を
編成し(S24)、関係署所2に対して音声合成による
出動指令を発する(S25)と共に、地図付きの出動指
令書をファックス等で電送する(S26)。また、必要
に応じて関係機関5にも通知する(S27)。
【0009】出動指令書の電送を受信した署所2では、
指示を受けた車両を出動させる(S28)。一方、通報
指令センタ1は現場活動を支援する(S29)。具体的
には、通報指令センタ1は現場活動支援のために、資機
材情報検索、病院情報検索、要注意対象物情報検索等を
行ない、出動部隊に現地到着前に必要な情報を与える。
また、災害現場から得られる映像を監視しながら(S3
0)、現場活動を支援するための情報を供給する。
【0010】図3は、図1に示す本発明の消防緊急情報
システム例の内部構成を機能展開して示したブロック図
である。以下に示すブロックは、具体的には、CPUな
らびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメ
モリに記録されたプログラムを読み出し実行することに
よりそのブロックが持つ機能を実現するものとする。
【0011】本例の消防緊急情報システムを機能的に大
別すれば、図3の上から下へ順に示される、通報受付部
11と、出動指令発行部12と、現場活動支援部13に
区分される。また、ウェブ配信部14を付加することも
できる。通報受付部11は、災害通報を受信して災害種
別を判定すると共に、地図情報を用いてその災害地点情
報を特定する機能を持ち、災害地点特定部111と、音
声認識検索部112と、プロトコール処理部113と、
地図情報DB114と、音声認識DB115と、メッセ
ージDB116で構成される。
【0012】災害地点特定部111は、災害通報を受信
して災害種別を判定すると共に、表示部15に表示され
る地図情報を用いてその災害地点情報を特定する機能を
持ち、また、音声認識検索部122は、通報者とオペレ
ータの交信内容の一部(例えばオペレータの声)を音声
認識して得られるキーワードに従い、あらかじめ用意さ
れた音声認識DB115の検索結果を災害地点情報とし
て特定する機能を持つ。更に、プロトコール処理部11
3は、災害種別(救急)によっては、通報者との交信内
容に従い表示部15に画面表示されるメッセージに基づ
き、救急車両が到着するまでの時間を利用して通報者に
救急措置を指導する機能を持ち、ここで表示されるメッ
セージは、メッセージDB116にあらかじめマニュア
ルとして記録されているものとする。なお、表示部15
に用いられる表示モニタとしては、コンソール用に1人
のオペレータに対して2台の表示モニタ(図1参照)が
用意される他に、通報指令センタ1にいる各オペレータ
が共有して見ることのできる投影式の大画面表示モニタ
も一式備えるものとし、地図表示等、必要に応じて同時
に、あるいは切替え表示を可能とする。
【0013】出動指令発行部12は、災害通報の受付
中、関係署所2に予告出動指令を発する。そして、災害
種別、災害発生地点に従い適切な出動隊を編成すると共
に、編成された出動隊が属する関係署所2に地図付きの
出動指令書を電送する機能を持つ。この出動指令発行部
12は、出動隊編成部121と、音声応答部A122
と、音声応答部B123と、音声メッセージDB124
と、音声素片DB125で構成される。なお、予告出動
指令は通報受付中に発せられる指令、あるいは、編成
後、出動指令書による本指令前に発せられる出動準備指
令である。
【0014】出動隊編成部121は、災害通報の受付
中、関係署所2に予告出動指令を発し、災害種別、災害
発生地点に従い適切な出動隊を編成すると共に、編成さ
れた出動隊が属する関係部署に地図付きの出動指令書を
電送する機能を持つ。また、音声応答部A(122)
は、通報受付中、音声メッセージDB124にあらかじ
め録音登録された音声メッセージに基づき関係署所2に
ワンタッチで予告指令を発行する機能を持ち、音声応答
部B(123)は、音声素片DB125にあらかじめ録
音登録されている音声素片を合成し、IP網40や公衆
回線網50を介して接続される各関係機関5に適合した
表現に変換して同報出力する機能を持つ。
【0015】現場活動支援部13は、出動隊の車両が持
つAVM端末22との交信により、災害発生現場付近の
状況を含む現場活動に必要な情報を追加送信する機能を
持ち、ここで追加送信する情報は、付加情報DB16に
蓄積されている。現場活動支援部13は、表示部15に
表示される災害現場付近の地図に消防水利や危険物を含
む情報を重ねて表示する他に、出動隊からIP網40を
介して送信される災害現場の映像に基づき、現場活動に
的確な指示を与えることができる。なお、ウェブ配信部
14は、ウェブ(IP網40)経由で接続される地域住
民が持つ端末装置(図示せず)に対し、地図情報による
災害地点情報、及び広域情報の配信サービスを行なう機
能を持つ。
【0016】図4は、本発明における消防緊急情報シス
テムの実施形態の動作を説明するために引用したフロー
チャートであり、具体的には、本発明における消防緊急
情報処理プログラムの処理手順が示されている。図5、
図6、図7は、図4に示す本発明の消防緊急情報処理プ
ログラム実行の過程で通報指令センタにある表示部に表
示される画面構成の一例であり、災害種別入力画面、音
声入力による住所検索画面、出動隊編成画面のそれぞれ
を示す。以下、図4〜図7を参照しながら、図3に示す
消防緊急情報システムの動作について詳細に説明する。
【0017】まず、消防緊急情報システムは、通報者か
らの119番通報着信時、図5に示す災害種別入力画面
を生成して2つあるうちの一方の表示部15に表示する
(S401)。ここで、加入回線からの通報であった場
合(YES)、通報受付部11は、発信地情報検索センタ
4の発信地情報検索システム41へ照会要求を発行する
ことにより(S402、S403)、加入者名(通報者
氏名)、住所(通報者氏名)等、その通報場所情報を取
得することができる(S404)。そして、この通報場
所情報が表示部15に表示される災害種別入力画面の上
部に割り付けられた通報場所情報領域に自動的に入力さ
れ、災害地点特定部111に取り込まれることで災害地
点の決定が自動的に行なわれる。そして、災害地点特定
部111が地図情報DB114を検索することにより、
2つあるうちの他方の表示部15にその管内地図が表示
される(S405)。このことによりオペレータの迅速
な対応が可能となる。
【0018】一方、携帯電話等、発信地情報検索センタ
4の照会サービスを得ることができない通報の場合は、
災害地点情報を音声で入力することにより、操作性を向
上させている。すなわち、オペレータがコンソールの手
元に配置されたスイッチをONすることにより音声入力
モードに切替わり、オペレータが通報者との通話の中で
必要情報を取り込み、再発声することで災害地点を検索
する(S402、S405、S406)。
【0019】図6の音声入力による住所検索画面に示さ
れるように、ここでは、町名等の住所検索、目標物検
索、電話番号検索のための音声認識ツールを示すボタン
が用意され、情報の種類に応じてオペレータがボタンを
選択し、選択されたツールを介して音声認識検索部11
2が音声認識を行なう。音声認識にあたり、音声認識検
索部112は、音声認識DB115にあらかじめ用意さ
れた辞書を検索して音声認識処理を行ない、画面上部の
領域にある通報場所情報入力領域に音声認識された通報
場所情報が自動で入力され、地図情報DB114を検索
して得られる結果が表示部15に地図表示されるように
なっている。近年の携帯電話の普及により、携帯電話で
の通報頻度が多くなっており、災害地点を即時に特定で
きるように通報内容を音声で入力することによりオペレ
ータの声に反応して住所情報が自動入力されるため、操
作性の向上は勿論のこと、受付業務操作の迅速化、簡略
化に寄与する。
【0020】なお、災害種別が救急の場合、オペレータ
が図5に示す災害種別入力画面を用いて救急ボタンを選
択指定することにより、プロトコール処理部113が図
示せぬプロトコールシステム画面に切替える。プロトコ
ールシステム画面には、救急患者の状態に応じて適切な
応急処置を行なうためのマニュアル情報が表示される。
マニュアル情報は、メッセージDB116に格納されて
おり、オペレータは、画面表示されるメッセージに従い
通報者に対して的確、均一なアドバイス、指導を行なう
(S407、S408)。このことにより、救急車が現
場に到着するまでの時間を利用して通報者へ応急措置を
指導することで患者の生存確率を高めることができる。
【0021】上記のように災害地点を特定したら、速や
かに出動指令を発令する。このとき、出動指令発行部1
2は、出動隊の編成や関係機関5への通知も行なう。ま
ず、通報受付中に、ワンタッチで関係署所2へ音声合成
による予告指令を発令する(S409)。具体的には、
オペレータの操作をトリガに、音声応答部A(122)
が音声メッセージDB124を参照することにより、該
当する関係署所2の指令回線を選択して予告指令を音声
出力する。従って、予告指令を受けた職員(隊員)はい
ち早く出動の準備にとりかかることができ、通報受付か
ら出動指令までのロスタイムを減少させることで、受付
から隊員の出動(出場)、現場到着までの時間を短縮さ
せることができる。
【0022】次に、災害種別、災害区分、発生場所によ
り、出動部隊を編成するための作業にかかり、編成後、
出動指令操作を行なう(S410)。ここでは、図7の
出動隊編成画面に示されるように、各関係署所2が管理
する出動車両の動態情報が一元管理されており、上記の
パラメータ(災害種別、災害区分、発生場所)により出
動部隊の編成が動的に設定されるようプログラムされて
いる。図7に示す画面には関係署所2毎に管理されてい
る出動車両の車両動態が表示されている。出動隊には、
事前特名、第1出動、第2出動、第3出動、特名出動が
あり、災害種別や気象情報によって自動で選択される
が、手動による変更も可能とする。
【0023】そして、あらかじめ音声素片DB125に
録音登録されている音声素片を自動編成して、更に各関
係機関5それぞれの表現に変換して同時に送信する。具
体的には、音声応答部B(123)が音声素片DB12
5を検索して必要なメッセージとして組立て、各関係機
関5が持つサーバへ送信する。これにより、各関係機関
5への迅速な情報伝達と情報の共有化を実現できる。こ
こでは職員への連絡(自宅、携帯電話)、順次指令、緊
急車両等への無線指令、現場近隣の市民への情報提供が
考えられる。また、上記した出動指令操作と連動して該
当署所2への出動指令が発令される。この発令は、指令
書として電送され(S410)、該当署所2では、署端
末21を介して災害地点地図と指令内容が1枚から成る
指令書に合成出力される。
【0024】また、本発明の消防緊急情報システムは、
現場へ出動した部隊が持つAVM端末22を介して災害
現場付近の状況や気象情報をタイムリに伝えることで現
場活動の支援を行なうことができる。本発明の消防緊急
情報システムは出動車両の車両動態管理を行なうことも
できる。すなわち、出動車両に搭載されるAVM端末2
2を介してGPS位置データが周期的に発信され、これ
を受信した消防緊急情報システムは、各車両の位置を管
内地図上に表示することができる。また、車両に関する
出動や現場到着等の動態情報を受信して時系列的に監視
し、上記した出動車両の現在位置情報を元に、的確な指
示や現場活動支援、車両管理の迅速化、合理化を図るこ
とが可能である(S411)。詳細は後述する。
【0025】具体的には、現場活動支援部13が、災害
現場の付近地図に、消防水利や危険物、災害弱者等の情
報を表示部15に重ね合わせて表示させることができる
ため、現場活動に必要な指示を表示部15に表示される
情報を見ながら与えることが可能である。ここでは、地
図付加情報DB16を、要注意対象物情報検索、資機材
情報検索、病院情報検索等を行なうことにより、その結
果を出動車両に搭載されたAVM端末22に提供し、現
場活動を支援するものである。図4に示すフローチャー
トでは、出動車両からの要求(S412:問合せ)があ
って、現場活動支援情報を送信(S413)する形態と
しているが、上記したように通報指令センタ1から一方
的に現場活動支援情報を提供することも可能である。
【0026】なお、本発明の消防緊急情報システムで
は、音声応答部B(123)により音声応答出力による
音声情報提供を行なう他に、地域住民に対しウェブ配信
部14により視覚的でより木目細かい情報サービスも可
能である。ここでは、ウェブ経由で接続される図示せぬ
地域住民が持つ端末装置に対し、地図情報による災害地
点情報、及び広域情報の配信サービスを行なう。広域情
報の配信情報としては、安全週間等の案内、夜間・休日
病院の案内が考えられる。
【0027】本発明における消防緊急情報システムの他
の実施形態を図8に示す。基本的には図1に示す実施形
態と同様とするが、図1に示す実施形態に比べ、通報指
令センタ1の構成を簡略化し、出動車両が持つAVM端
末を多用する点が異なる。通報指令センタ1は、ホスト
コンピュータ100を核として、地図サーバ101、地
図PC102、編成PC103で構成され、これらは、
LAN(Local Area Network)104経由で接続されて
いる。
【0028】また、ホストコンピュータ100は、関係
署所2とは図示せぬ指定回線(ホットライン等)及びI
P網40を介して署端末21と接続されている。更に、
関係署所2から出動される出動車両にはAVM端末22
が搭載されており、GPS衛星により、出動車両の現在
位置情報がホストコンピュータ100へ逐一通知され、
また。動態情報がAVM端末22を介して通知される構
成になっている。なお、ホストコンピュータ100は、
出動車両の現場活動支援のために、建物情報、水利条
件、危険物、災害弱者に関する情報を、地図付加情報D
Bとして予め備えている。地図サーバ101は、地図情
報を管理保守するもので、接続される地図PC102、
編成PC103に地図情報を提供する。
【0029】上記構成において、通報者から公衆回線網
50を介して着信される119番通報は、発信地情報検
索センタによる地点情報付きで通報指令センタ1へ通知
される(丸1)。これを受信したホストコンピュータ1
00は、地図サーバ101を起動させ、地図PC102
を介して、災害地点情報から災害地点場所をポイント表
示し、地図上から災害地点の概略位置を把握することが
できる(丸2)。また、編成PC103は、概略位置表
示から詳細場所の特定を行ない、特定した災害場所に対
して最適な出動車両を決定し(丸3)、関係先の消防署
所2に地図付きの出動指示書(出場指示書)を送信する
(丸4)。一方、出動車両のAVM端末22は、IP網
40を介した動態情報と、GPS衛星により通知される
現在位置情報を、周期的にホストコンピュータ100へ
送信している。ホストコンピュータ100では、これら
情報を受信して、指令情報、目的地情報、作業情報他、
適切な現場活動支援情報を送信する(丸5)。
【0030】図9、図10は、図8に示す本実施形態の
動作を説明するために引用した図であり、ホストコンピ
ュータによる処理の流れ、AVM端末への画面表示例の
それぞれを示す。以下、図9、図10を参照しながら図
8に示す本実施形態の動作について詳細に説明する。
【0031】ホストコンピュータ100が119番通報
を受信して関係署所2の署端末21へ地図付きの指示書
を通知するまで(S901〜S904)は上記した動作
と重複するため、ここでの説明は省略する。次に、ホス
トコンピュータ100は、出動車両の動態情報をチェッ
クする(S905)。ここで、“出発”となっていた場
合は、指令、及び目的地情報を送信して出動車両に搭載
されたAVM端末22へ経路情報を表示する(S90
6)。また、移動中、適当なタイミングで、建物条件、
水利条件、危険物、災害弱者等に関する作業環境情報に
ついても表示する(S907)。
【0032】なお、経路情報の一例は図10(a)に示
されている。図中、ポップアップ領域にキャラクタベー
スで表示されているのが指令情報である。経路情報は、
ホストコンピュータ100が、災害地点情報をもとに出
動車両の現在位置情報から演算して最適な経路を選択し
て送信するものとする。また、出動車両は現場に向かっ
て移動中に、経路交差点情報、作業環境情報、他隊位置
情報の確認も可能であり、図10(b)、図10
(c)、図10(d)にその一例が示されている。地図
とは別のポップアップ領域にキャラクタベースで示され
た情報がそれである。
【0033】図10(a)は、表示エリアを広域とした
5km範囲の地図表示であり、ポップアップ表示された
内容が指令情報である。通報指令センタ1からの情報に
より、現場への走行ルートを矢印の軌跡で表現し、自車
両位置が目的地に近づくにつれ、縮尺の異なる地図を自
動切替えにより表示する。また、図10(b)は、表示
エリアを広域とした2.5km範囲の地図表示であり、
ポップアップ領域に経路交差点情報が表示されている。
ここでは、現場へ到着するまでに通る交差点情報を経路
順に一覧表示されている。なお、自車両の走行位置に合
わせ、現場への走行ルートを更新し、矢印の軌跡で表す
こととする。
【0034】図10(c)は、表示エリアを詳細とし、
1km範囲の地図表示であり、ポップアップ領域に、現
場での作業に際して必要となる環境情報を表示して事前
準備を促がすための作業環境情報が表示される。また、
図10(d)は、表示エリアを住宅地図レベルとした地
図表示であり、ポップアップ領域には、現場へ急行中の
他隊の位置情報が表示される。ここでは、地図表示のボ
タンを選択することにより、他隊の位置情報を地図表示
するものとする。通報指令センタ1からの字用法送信に
より、現場への走行ルートの最新情報を表すものとす
る。
【0035】なお、作業環境情報を除いては、いずれも
ホストコンピュータ100が各出動車両の現在位置情報
を元に演算することによりその位置座標を割り出し、A
VM端末22が地図上に高速プロットすることにより表
示されるものである。また、地図は、AVM端末22の
小型着脱可能メモリカード等内蔵ストレージにより高速
表示が可能であり、車両の移動に伴い内蔵GPSあるい
はジャイロセンサ等からの情報に基づき上下左右のスク
ロール表示を行なう。
【0036】一方、動態情報が“到着(着手)”となっ
ていた場合は、現場情報の映像を受信し(S908、図
2参照)、現場を見ながら必要な業務指示を行なう(S
909)。また、動態情報が完了を示していた場合は、
同じく作業完了後の映像を得て確認を行ない(S91
0)、テンプレートを用いた業務日誌等の作成を行なう
(S911)。なお、“出発”、“到着(着手)”、
“完了”等の動態情報は、AVM端末22から通報指令
センタ1に向けて都度送信するものであり、このことに
より、ホストコンピュータ100は、各出動車両の動態
に応じた管理をリアルタイムに行なうことができる。A
VM端末22で経路情報を表示するときの走行演算を行
なわずに済むため、内蔵CPUの負荷軽減がはかれ、ま
た、通報指令センタ1から消防業務に対する付加情報を
受信して指示情報に融合させることができる。また、画
像転送やイラストによる業務日誌等、将来の通信インフ
ラの高速化に伴い、リアルタイムで柔軟な情報提供が可
能になる。また、AVM端末22が内蔵する小型着脱可
能メモリカードによる業務日誌の作成、記録も可能であ
る。
【0037】なお、図3に示す通報受付部11、出動指
令発行部12、現場活動支援部13、ウェブ配信部1
4、災害地点特定部111、音声認識検索部112、プ
ロトコール処理部113、出動隊編成部121、音声応
答部A(122)、音声応答部B(123)のそれぞれ
で実行される手順をコンピュータ読取り可能な記録媒体
に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコン
ピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、
本発明の消防緊急情報システムが実現されるものとす
る。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺
機器等のハードウアを含むものである。また、上記プロ
グラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコン
ピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。更に、
上記プログラムは、機能の一部を実現するためのもので
あっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシ
ステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わ
せで実現できるものであっても良い。
【0038】ちなみに上記した実施形態では、通報指令
センタ1は日本全国を一元的に管理している。つまり、
通報者からの通報は、全国のあらゆる場所から寄せられ
てくる。かかる通報に対して、通報者が発する地名や方
言などにオペレータが馴染んでいないがために、オペレ
ータが地名を聞き間違えたり人名を聞き間違えたりする
ことがある。また、伝えたいことが上手く伝わらないこ
とがある。この問題に対処するため、上記した実施形態
では、オペレータは北海道担当、東北担当、北陸担当…
と、地域分担を決めてある(オペレータは各地域の地名
や方言に馴染んでいる)。そして、システムとして、災
害地点の地域が特定されるとその地域担当のオペレータ
が優先的に通報者と交信できるように設定されている。
具体的には、通報指令センタ1に通報者と交信(会話)
するオペレータが30人いるとすると、下記のようなオ
ペレータ担当地域テーブルが準備してある(記憶装置に
記憶されている)。このテーブルは、オペレータO1
は、北海道の地名や方言に最も馴染んでおり、その次に
東北の地名や方言に馴染んでいることを示している。ま
た、オペレータO2は、大阪の地名や方言に最も馴染ん
でおり、その次に兵庫南部、そのまた次に(3番目に)
和歌山の地名や方言に馴染んでいることを示している。
そして、通報が入ると発信地情報検索センタ4によって
瞬時に発信地が判るので、システム側(オペレータ選択
手段)でその発信地とテーブルに記載されたオペレータ
の担当地域をマッチングし、通報が発せられた地域に最
適のオペレータと通報者が交信できるようにしてある。
ちなみに、大阪から通報があった場合に、オペレータO
2が既に他の通報者と交信中のときは、オペレータ選択
手段は第2担当地域が大阪になっているオペレータを検
索し、その検索したオペレータと通報者が交信できるよ
うにしている。なお、PHSからの通報の場合は、発信
地情報検索センタ4に類似した発信地を調べるサービス
が存在する。また、GPSの機能を有する携帯電話から
の通報は発信地が判別可能である。よって、これらから
の通報の際も、システム側で判断して適切なオペレータ
を選択するようにできる。
【0039】
【表1】
【0040】なお、通報指令センタ1が日本全国を担当
することとしたが、これを2分割して、東日本を管轄す
るものと西日本を管轄するものとにしてもよい。この場
合において、切換手段を設けて、一方がダウンしたとき
に健全な方がダウンした方をバックアップするようにし
てもよい。また、3分割などにしてもよい。ここで、
「広域」とは、「複数の県(県と県、県と府、県と道
…)に跨った」、あるいは「日本全国にわたって」、あ
るいは「東日本ごと、西日本ごと」、あるいは「九州・
沖縄、四国、中国、近畿…の群から選択される一又はそ
れ以上の地域ごと」という意味であり、従来の広域組合
のような「隣接する市町村」よりもさらに広い概念であ
り、より多くの消防本部が含まれる。
【0041】ちなみに、この通報指令サービスを第三者
が委託を受けてASP(Application Service Provide
r)として展開することも考えられ、このときASP事
業者は、上記した消防緊急情報システムを設置し、本部
および関係署所に対して消防緊急情報サービスを提供す
る消防緊急情報サービス提供システムを構築することに
なる。なお、ASPに任せるか否かを別として、このよ
うに共通の通報指令部門を設けることで、各消防本部は
効率的な通報指令システム(消防緊急情報システム)を
獲得することができる。これにより、重複した設備を廃
止することができる。また、少ない人数で効率的な通報
指令業務を行なうことができる。
【0042】また、例えば10年ごとに通報指令システ
ムを入れ替えるとすると、従来の場合は、消防本部ごと
に専門的で高度な知識が必要なシステムの入替検討を行
なわなければならなかった。しかし、このように共通化
することで、それぞれ独自に入替検討をする必要がな
い。よって、消防本部にとって手間がかからないので都
合がよい。また、本実施形態は、消防本部にとって見れ
ば、通報指令部門のみをアウトソーシングするものであ
り、その他の従来からある組織はそのまま有効に活用す
ることができる。つまり、役職などの組織をそのままに
して、消防業務の効率化を達成することができる。
【0043】なお、本発明は前記説明した実施形態に限
定されることなく、幅広く変形実施することができる。
例えば、通報指令センタから関係署所への連絡を、IP
網に代え、或いはIP網と併用して、音声回線で行なう
ようにしてもよい。また、通報指令センタから関係署所
への通信に総合行政ネットワーク(LG−WAN)等を
利用するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、通報
指令センタ(本部)と署所の間での情報の一元化を図り
共有化することで、システムのスリム化、コンパクト化
がはかれ、119番通報から出動指令に至る消防本部の
通報指令業務を提供サービスすることにより、防災活動
は勿論のこと、万が一発生した災害や救急に対して、迅
速、かつ適切な災害、救急救助活動の支援が可能とな
る。また、少数の人員でこれまで以上の対応が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の消防緊急情報システムが使用する
通信インフラの例を説明するために引用した図である。
【図2】 図1に示す通信インフラを使用した各部門
における業務の流れを示す図である。
【図3】 図1に示す本発明の消防緊急情報システム
例の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図4】 本発明における消防緊急情報システムの実
施形態の動作を説明するために引用したフローチャート
である。
【図5】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、通報指令センタにある表示部に表示さ
れる画面構成の一例を示す図である。
【図6】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、通報指令センタにある表示部に表示さ
れる画面構成の一例を示す図である。
【図7】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、通報指令センタにある表示部に表示さ
れる画面構成の一例を示す図である。
【図8】 本発明における消防緊急情報システムの他
の実施形態を示す図である。
【図9】 図8に示す本発明の消防緊急情報システム
の動作を説明するために引用したフローチャートであ
る。
【図10】 図8に示す本発明実施形態の動作を説明す
るために引用した図であり、出動車両に搭載されるAV
M端末に表示される画面構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…通報指令センタ、1…関係署所、3…災害現場、4
…発信地情報検索センタ、5…関係機関、11…通報受
付部、12…出動指令発行部、13…現場活動支援部、
14…ウェブ配信部、15…表示部、16…地図付加情
報DB、21…署端末、22…AVM端末、31加入電
話、32携帯電話、40…IP網、50…公衆回線網、
111…災害地特定部、112音…声認識検索部、11
3…プロトコール処理部、114…地図情報DB、12
1…出動隊編性部、122…音声応答部A、123…音
声応答部B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA37 BB11 BB18 BB21 BB64 BB73 DD02 DD04 DD31 EE05 EE06 FF01 FF02 FF19 GG02 GG83

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域から発せられる災害通報を受信して
    災害種別を判定すると共に、地図情報を用いてその災害
    地点情報を特定する通報受付手段と、 前記災害通報の受付中、関係部署に予告出動指令を発
    し、前記災害種別、災害発生地点に従い出動隊を編成す
    ると共に、前記編成された出動隊が属する関係部署に地
    図付きの出動指令書を電送する出動指令発行手段と、 前記出動隊の車両が持つ車両機器との交信により、前記
    災害発生現場付近の状況を含む現場活動に必要な情報を
    追加送信する現場活動支援手段と、 を備えたことを特徴とする消防緊急情報システム。
  2. 【請求項2】 前記通報受付手段は、 通報者との交信内容の一部を音声認識して得られるキー
    ワードに従い、あらかじめ用意されたデータベースの検
    索結果を災害地点情報として特定する音声認識手段、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の消防緊急情
    報システム。
  3. 【請求項3】 前記通報受付手段は、 災害種別によっては、通報者との交信内容に従って画面
    表示されるメッセージに基づき、救急車両が到着するま
    での時間を利用して通報者に救急措置を指導するプロト
    コール手段、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の消
    防緊急情報システム。
  4. 【請求項4】 前記出動指令発行手段は、 前記通報受付中、あらかじめ録音登録された音声メッセ
    ージに基づき関係部署にワンタッチで予告指令を発行す
    る第1の音声応答手段と、 あらかじめ録音登録されている音声素片を合成し、通信
    網を介して接続される各関係機関に適合した表現に変換
    して同報出力する第2の音声応答手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の消防緊急情
    報システム。
  5. 【請求項5】 前記現場活動支援手段は、 災害現場付近の地図に消防水利や危険物を含む情報を重
    ねて表示する他に、出動隊から通信網を介して送信され
    る災害現場の映像に基づき、現場活動に的確な指示を与
    えることを特徴とする請求項1に記載の消防緊急情報シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 ウェブ経由で接続される地域住民が持つ
    端末装置に対し、地図情報による災害地点情報、及び広
    域情報の配信サービスを行なうウェブ配信手段、 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の消防緊
    急情報システム。
  7. 【請求項7】 広域から発せられる災害通報を受信して
    現場活動を支援する消防緊急情報システムに用いられる
    消防緊急情報処理プログラムであって、災害通報を受信
    して災害種別を判定すると共に、地図情報を用いてその
    災害地点情報を特定する通報受付ステップと、 前記災害通報の受付中、関係部署に予告出動指令を発
    し、前記災害種別、災害発生地点に従い出動隊を編成す
    ると共に、前記編成された出動隊が属する関係部署に出
    動指令書を電送する出動指令発行ステップと、 前記出動隊の車両が持つ車両機器との交信により、前記
    災害発生現場付近の状況を含む現場活動に必要な情報を
    追加送信する現場活動支援ステップと、 をコンピュータに実行させる消防緊急情報処理プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 出動車両が持つGPS内蔵の地図情報表
    示機能付き車両搭載端末とは通信網を介して接続される
    消防緊急情報システムであって、 広域から発せられる災害通報を受信して災害種別を判定
    すると共に、地図情報を用いてその災害地点情報を特定
    する通報受付手段と、 前記災害通報の受付中、関係部署に予告出動指令を発
    し、前記災害種別、災害発生地点に従い出動隊を編成す
    ると共に、前記編成された出動隊が属する関係部署に地
    図付きの出動指令書を電送する出動指令発行手段と、 前記出動車両から送信される送信時点における当該車両
    の災害に対する状態情報、及び前記GPSによる当該出
    動車両の現在位置情報に応じて、指令情報、経路情報、
    作業条件情報、他隊出動車両の位置情報のいずれかを生
    成出力する現場活動支援手段と、 を備えたことを特徴とする消防緊急情報システム。
  9. 【請求項9】 出動車両が持つGPS内蔵の地図情報表
    示機能付き車両搭載端末とは通信網を介して接続される
    消防緊急情報システムに用いられる消防緊急情報処理プ
    ログラムであって、 広域から発せられる災害通報を受信して災害種別を判定
    すると共に、地図情報を用いてその災害地点情報を特定
    する通報受付ステップと、 前記災害通報の受付中、関係部署に予告出動指令を発
    し、前記災害種別、災害発生地点に従い出動隊を編成す
    ると共に、前記編成された出動隊が属する関係部署に地
    図付きの出動指令書を電送する出動指令発行ステップ
    と、 前記出動車両から送信される送信時点における当該車両
    の災害に対する状態情報、及び前記GPSによる当該出
    動車両の現在位置情報に応じて、指令情報、経路情報、
    作業条件情報、他隊出動車両の位置情報のいずれかを生
    成出力する現場活動支援ステップと、 をコンピュータに実行させる消防緊急情報処理プログラ
    ム。
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