JP2001076031A - 車両選択方法及び車両選択装置並びにシステム - Google Patents

車両選択方法及び車両選択装置並びにシステム

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JP2001076031A
JP2001076031A JP24922399A JP24922399A JP2001076031A JP 2001076031 A JP2001076031 A JP 2001076031A JP 24922399 A JP24922399 A JP 24922399A JP 24922399 A JP24922399 A JP 24922399A JP 2001076031 A JP2001076031 A JP 2001076031A
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vehicle
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fire extinguishing
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Koichi Maeda
浩一 前田
Akio Mukai
明男 向井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害発生時に派遣する車両を災害状況及び車
両の処理能力に従って自動的に選択する車両選択方法及
び車両選択装置並びにシステムを提供することを目的と
する。 【解決手段】 災害に対する処理能力及び災害現場まで
の到着時間を車両毎に数値化した車両テーブル128
と、災害の対象ごとに時間経過に伴う災害の状況変化を
数値化した災害状況テーブル132と、車両テーブル1
28及び災害状況テーブル132に従って時間経過に伴
う車両の合計処理能力及び災害の状況変化を算出し、車
両の合計処理能力及び災害の状況変化の関係に基づいて
災害現場に派遣する車両を選択する車両編成部126と
を有することにより上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両選択方法及び
車両選択装置並びにシステムに係り、特に、災害発生時
に派遣する車両を適宜選択する車両選択方法及び車両選
択装置並びにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消防指令管制システムは、ダイヤ
ル「119」による通報者からの連絡に基づいて災害の
種類,災害の場所を確認し、予め災害の種類及び災害の
場所に従って固定的に定められている車両を選択して、
災害指令を出している。例えば火災発生時の派遣車両を
選択する装置としては、図1に示すような装置がある。
図1は、車両選択装置20の一例の構成図を示す。
【0003】図1の車両選択装置20は、マンマシンイ
ンターフェース部22,車両編成部24,指令書作成部
26,対象物ファイル28,計画隊テーブル30を含む
構成である。ダイヤル「119」による通報者からの連
絡が入ると、オペレータは災害状況,災害場所,及び災
害対象物(例えば、建物名,山林の名称など)等を通報
者から聞き出す。そして、オペレータは聞き出した災害
状況,災害場所,及び災害対象物等のデータをマンマシ
ンインターフェース部22から緊急車両選択装置20に
入力する。
【0004】マンマシンインターフェース部22から入
力されたデータが車両編成部24に供給され、車両編成
部24は災害場所,災害対象物などに対して予め設定済
みの計画隊キーを対象物ファイル28から読み出す。な
お、計画隊とは複数の車両を災害対象物に対応させて予
め多めに設定している隊をいう。そして、車両編成部2
4は計画隊キーに対応して設定されている車両を計画隊
テーブル30から読み出す。
【0005】計画隊テーブル30から計画隊キーに対応
して設定されている車両を読み出した後、車両編成部2
4は計画隊テーブル30から読み出した車両を車両動態
管理装置10に通知する。車両動態管理装置10に含ま
れる車両動態管理部12は、全車両を車両管理テーブル
14により管理し、異なる災害に同じ車両が割り当てら
れないように管理する。具体的には、車両動態管理部1
2は車両編成部24から通知された車両が異なる災害に
割り当てられているか否かを確認し、異なる災害に割り
当てられていなければその車両を対象車両として確保す
る。
【0006】車両編成部24は車両動態管理部12から
対象車両を確保した旨の通知がされると、指令書作成部
26に指令書の作成を指示する。そして、指令書作成部
26は対象車両に基づいて指令書を作成し、その対象車
両の属する署所(消防車両の属する施設であって本署又
は出張所)及び対象車両に指令書を例えば電子データと
して送信する。なお、指令書は災害の種類,住所,災害
対象物,対象車両,地図等のデータを含むものである。
【0007】対象車両の属する署所では、指令トーン,
音声,及び指令書が端末ディスプレイ,プリンタ等の出
力手段に出力される。また、該当車両には指令トーン,
音声が送信される。また、火災が発生して該当車両が消
火活動の為に火災場所に出動すると、該当車両の属する
署所及びその近辺の署所全体の消火能力の余力が低くな
り別の火災発生時の対応に支障が出る可能性がある。特
に最初の火災の規模が大きい場合、当該地域の車両余力
が低くなりすぎる為にオペレータが経験に基づいて別の
署所に車両の応援を要請する。なお、応援の要請は、音
声,電子電文等で処理される。
【0008】更に、大規模な災害(震災等)が発生した
場合、消防長等の幹部が自己判断し、電話等の手段を利
用して関連する消防組織(東京消防庁,近隣消防本部,
県の統括消防本部等)へ応援依頼を行なっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、火災に
割り当てられる対象車両は、災害場所,災害対象物に対
応して予め設定済みであり、初期の設定段階においては
必ずしも火災に応じた車両数が確保されているわけでは
ない。したがって、割り当てられる対象車両の車両数
は、火災の規模に対して多すぎたり少なすぎたりしてい
た。特に、少なすぎた場合は火災の延焼状況を現場責任
者の状況報告から判断し、増援車両を追加することにな
る。したがって、火災に割り当てる対象車両の選択が迅
速且つ効果的に行われていないという問題があった。
【0010】また、経験に基づいて対象車両の編成を予
め行なっているため、ノウハウの蓄積ができず、対象車
両の編成の適切な見直しができないという問題があっ
た。したがって、例えば家屋密集地域等の特定場所に対
応した対象車両数を設定することができなかった。ま
た、通報者からの連絡により火災規模が大きいことが判
明したとしても、車両数の増加が容易に行なえないとい
う問題があった。つまり、車両編成部24により編成さ
れた車両とは別に、他の編成対象外の車両から1台1台
追加車両を選択する必要があった。
【0011】また、火災の規模が大きい場合、当該地域
の車両余力が低くなりすぎる為に別の署所に車両の応援
を要請する必要があるが、オペレータが経験に基づいて
応援の要請を行なっていた。したがって、応援の要請が
人間の判断によって行われるため、画一的な判断基準に
基づく応援の要請ができなかった。更に、大規模な災害
(震災等)が発生した場合、関連する消防組織(東京消
防庁,近隣消防本部,県の統括消防本部等)へ応援依頼
を行なうが、消防長等の幹部が自己判断し、電話等の手
段を利用して応援依頼を行なっていた。したがって、応
援依頼が人間の判断によって行われるため、画一的な判
断基準に基づく応援依頼を行なうことができなかった.
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、災害発生時
に派遣する車両を災害状況及び車両の処理能力に従って
自動的に選択する車両選択方法及び車両選択装置並びに
システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、請求項1記載の車両選択装置は、災害に対す
る処理能力及び災害現場までの到着時間を車両毎に数値
化した車両テーブルと、災害の対象ごとに時間経過に伴
う災害の状況変化を数値化した災害状況テーブルと、前
記車両テーブル及び災害状況テーブルに従って時間経過
に伴う車両の合計処理能力及び災害の状況変化を算出
し、前記車両の合計処理能力及び災害の状況変化の関係
に基づいて前記災害現場に派遣する車両を選択する車両
編成部とを有することを特徴とする。
【0013】このように、車両テーブルと災害状態テー
ブルとを有することにより、時間経過に伴う車両の合計
処理能力及び災害の状況変化を算出することができる。
したがって、災害の状況変化を適格に把握することがで
き、災害の状況変化に応じて最適な車両を選択すること
が可能となる。また、請求項2記載の車両選択装置は、
火災に対する消火能力及び火災現場までの到着時間を車
両毎に数値化した車両テーブルと、火災の初期火力及び
延焼速度を数値化した延焼状況テーブルと、前記車両テ
ーブル及び延焼状況テーブルに従って時間経過に伴う車
両の合計消火能力及び火災の合計延焼能力の変化を算出
し、前記車両の合計消火能力及び火災の合計延焼能力の
関係に基づいて前記火災現場に派遣する車両を選択する
車両編成部とを有することを特徴とする。
【0014】このように、車両テーブルと延焼状況テー
ブルとを有することにより、時間経過に伴う車両の合計
消火能力及び火災の合計延焼能力を容易に算出すること
ができる。したがって、火災の合計延焼力の変化を適格
に把握することができ、火災の合計延焼力の変化に応じ
て最適な車両を選択することが可能となる。また、請求
項3記載の車両選択装置は、前記火災に対する指令書を
作成し、前記選択された車両又はその車両が配置されて
いる署所に前記指令書を送信する指令書作成部を更に有
することを特徴とする。
【0015】このように、派遣の為に選択された車両に
送信する指令書を自動的に作成し、その指令書を選択さ
れた車両又はその車両が配置されている署所に自動的に
送信することが可能である。また、請求項4記載の車両
選択装置は、前記延焼状況テーブルは、火災対象物の種
類に基づいた火災の初期火力及び延焼速度が設定されて
いることを特徴とする。
【0016】このように、延焼状況テーブルにおいて、
火災対象物の種類に基づいた火災の初期火力及び延焼速
度を設定しておくことにより、時間経過に伴う火災の合
計延焼能力の変化を正確に予測することができる。ま
た、請求項5記載の車両選択装置は、前記延焼状況テー
ブルは、火災レベルに基づいた火災の初期火力及び延焼
速度が設定されていることを特徴とする。
【0017】このように、延焼状況テーブルにおいて、
初期の火災レベルに基づいた火災の初期火力及び延焼速
度を設定しておくことにより、時間経過に伴う火災の合
計延焼能力の変化を正確に予測することができる。ま
た、請求項6記載の車両選択装置は、前記火災現場に到
着している車両の合計消火能力及び前記合計延焼能力か
ら火災の鎮火時間を算出し、前記鎮火時間前の所定時間
内に火災現場に到着する車両があった場合に、その車両
を火災現場に派遣する車両に選択しないことを特徴とす
る。
【0018】このように、火災の鎮火時間前の所定時間
内に火災現場に到着する車両があった場合、その車両は
消火活動にあまり貢献することができないとみなし、火
災現場に派遣する車両として選択しない。したがって、
火災現場に派遣する車両数が過剰とならないようにする
ことができる。また、請求項7記載の車両選択装置は、
消防施設に配置されている全車両のうち、指令を受けて
いない車両の合計消火能力,他の消防施設への応援派遣
が可能な合計消火能力を設定する上限値,他の消防施設
への応援要請が必要な合計消火能力を設定する下限値を
数値化した保有消火能力テーブルを更に有し、前記合計
消火能力が下限値を下回った場合に、前記合計消火能力
が上限値を上回っている他の消防施設に応援要請を行な
うことを特徴とする。
【0019】このように、上限値,下限値を設定してお
くことにより、指令を受けていない車両の合計消火能力
が下限値を下回った場合に他の消防施設への応援要請が
必要であると判断することができる。また、指令を受け
ていない車両の合計消火能力が上限値を上回っている場
合には、他の消防施設への応援派遣が可能であると判断
することができる。したがって、指令を受けていない車
両の合計消火能力が下限値を下回った場合に、合計消火
能力が上限値を上回っている他の消防施設に応援要請を
行なうことが可能である。
【0020】また、請求項8記載の車両選択装置は、所
定の消防活動範囲に配置されている全車両のうち、指令
を受けていない車両の合計消火能力,他の所定の消防活
動範囲への応援派遣が可能な合計消火能力を設定する上
限値,他の所定の消防活動範囲への応援要請が必要な合
計消火能力を設定する下限値を数値化した保有消火能力
テーブルを更に有し、前記合計消火能力が下限値を下回
った場合に、前記合計消火能力が上限値を上回っている
前記他の所定の消防活動範囲に応援要請を行なうことを
特徴とする。
【0021】このように、上限値,下限値を設定してお
くことにより、指令を受けていない車両の合計消火能力
が下限値を下回った場合に他の所定の消防活動範囲への
応援要請が必要であると判断することができる。また、
指令を受けていない車両の合計消火能力が上限値を上回
っている場合には、他の所定の消防活動範囲への応援派
遣が可能であると判断することができる。したがって、
大規模な災害が発生して所定の消防活動範囲全体の車両
が不足している場合、他の所定の消防活動範囲に応援要
請を行なうことができる。
【0022】また、請求項9記載の車両選択方法は、火
災に対する消火能力及び火災現場までの到着時間を車両
テーブルから読み出す段階と、延焼状況テーブルから前
記火災現場の初期火力及び延焼速度を読み出す段階と、
前記読み出した消火能力及び火災現場までの到着時間,
前記火災現場の初期火力及び延焼速度に従って時間経過
に伴う車両の合計消火能力及び火災の合計延焼能力の変
化を算出する段階と、前記車両の合計消火能力及び火災
の合計延焼能力の関係に基づいて前記火災現場に派遣す
る車両を選択する段階とを有することを特徴とする。
【0023】このように、車両テーブル及び延焼状況テ
ーブルから必要な情報を読み出す段階と、読み出した情
報から時間経過に伴う車両の合計消火能力及び火災の合
計延焼能力の変化を算出する段階とを有することによ
り、火災現場に派遣する最適な車両を選択することが可
能である。また、請求項10記載の車両選択方法は、前
記火災現場に派遣する車両を選択する段階は、前記火災
現場に到着している車両の合計消火能力及び前記合計延
焼能力から火災の鎮火時間を算出する段階と、前記鎮火
時間前の所定時間内に火災現場に到着する車両があった
場合に、その車両を火災現場に派遣する車両に選択しな
い段階とを有することを特徴とする。
【0024】このように、火災の鎮火時間前の所定時間
内に火災現場に到着する車両があった場合、その車両は
消火活動にあまり貢献することができないとみなし、火
災現場に派遣する車両として選択しない。したがって、
火災現場に派遣する車両数が過剰とならないようにする
ことができる。また、請求項11記載のシステムは、火
災に対する消火能力及び火災現場までの到着時間を車両
毎に数値化した車両テーブル,及び火災の初期火力及び
延焼速度を数値化した延焼状況テーブルを利用して時間
経過に伴う火災状況を予測し、派遣する車両を選択する
車両選択装置と、前記選択された車両又は選択された車
両が配置されている署所に指令書を送信する送信装置
と、前記指令書を出力する出力装置とを有することを特
徴とする。
【0025】このように、車両テーブル及び延焼状況テ
ーブルにより時間経過に伴う火災状況を予測して派遣す
る車両を選択することが可能であり、選択された車両に
対して指令書を送信するができる。また、指令書を送信
された署所等では、その指令書を出力することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。なお、本実施例では火災発生時に派
遣する消防車両を選択する例について記載するがこれに
限るものではない。図2は、消防指令管制システム1の
一例の構成図を示す。ダイヤル「119」による通報者
からの連絡は、指令制御装置102を介して指令センタ
(消防司令室)100に供給され、指令台104に着信
される。
【0027】指令台104にダイヤル「119」が着信
すると、オペレータは指令台104を操作して通報者と
1対1に接続し、災害情報,災害場所,及び災害対象物
等を聞き出す。例えば、火災であること,住所,災害対
象物(建物名や山林の名前等),延焼情報等を聞き出
す。オペレータは指令台104を操作して通報者から聞
き出した災害情報,災害場所,及び災害対象物等のデー
タを入力する。
【0028】指令台104に入力されたデータは、指令
台104に含まれる車両選択装置120に供給される。
図3は、本発明の車両選択装置120の一実施例の構成
図を示す。なお、本実施例では車両選択装置120を指
令台104に含む構成としたがこれに限るものではな
い。図3の車両選択装置120は、マンマシンインター
フェース部22,指令書作成部26,直近順車両テーブ
ル作成部122,対象物の延焼データ決定部124,車
両編成部126,車両数値化テーブル128,対象物フ
ァイル130,及び対象物延焼状況数値化テーブル13
2を含む構成である。
【0029】オペレータが指令台104を操作して通報
者から聞き出した災害情報,災害場所,及び災害対象物
等のデータを入力すると、そのデータがマンマシンイン
ターフェース部22から車両選択装置120に入力され
る。マンマシンインターフェース部22から入力された
データが直近順車両テーブル作成部122に供給される
と、直近順車両テーブル作成部122は火災発生場所を
目的地として、その目的地に近い順番に車両を並び替え
た直近順車両テーブルを作成する。
【0030】また、直近順車両テーブル作成部122は
車両動態管理装置10に含まれる車両動態管理部12か
ら車両の状態情報を獲得し、他の災害等により拘束され
ている車両があれば直近順車両テーブルから削除する。
以上により、図4に示す車両数値化テーブル128が生
成される。図4は、車両数値化テーブル128の一例の
説明図を示す。図4の車両数値化テーブル128は、各
車両毎の消火能力W,単位消火力(/分)ΔW,到着時
間(分)Tの数値化データを含む。
【0031】なお、消火能力Wとは車両の消火能力の限
界値(時間無制限)であって、放水可能な水量である。
例えば、河川,大きな貯水設備等から水を取る場合、通
常の火災消火活動時間のスケールでは無限と考えること
ができる。ただし、タンク車等の特殊設備を有する場合
は制限がある。この消火能力Wは車両毎の設備及び火災
発生場所の状況により設定される。
【0032】また、単位消火力ΔWとは1分間当りの消
火能力(放水能力)であって、基準となる消防車両の消
火能力を1として他の全車両に数値を設定したものであ
る。この単位消火力ΔWは初期設定として予め設定され
ている。また、到着時間Tは車両が現場まで到着して実
際に放水を開始する時間であって、火災発生場所である
目的地が決定した後に各車両に対し設定される。この時
間の計算理論は公知技術を利用することが可能である。
【0033】なお、特定の車両を個別に選択する場合、
図4の車両数値化テーブル128の先頭に特定の車両を
配置し、且つ、その特定の車両を必ず対象車両に選択す
るように設定することも可能である。したがって、特定
の車両を含む対象車両の選択が可能である。次に、マン
マシンインターフェース部22から入力されたデータが
直近順車両テーブル作成部122を介して対象物の延焼
データ決定部124に供給されると、対象物の延焼デー
タ決定部124は対象物ファイル130及びオペレータ
入力の延焼情報に従って、図5の対象物延焼状況数値化
テーブル132から初期火力F及び延焼力ΔFを獲得す
る。
【0034】図5は、対象物延焼状況数値化テーブル1
32の一例の説明図を示す。図5の対象物延焼状況数値
化テーブル132は、火災レベル,火災対象物毎の初期
火力F,及び延焼力ΔFの数値化データを含む。なお、
火災レベルとはオペレータが通報者から聞き出した延焼
情報に基づいて設定するものであって、例えばレベルA
が勢いよく拡大している,レベルBが火が見える,又は
レベルCが煙が見える等のようにレベル設定を行なう。
このレベルの数は各消防により適宜決定されるものであ
る。
【0035】また、初期火力Fとは対象物ファイル(例
えば、高層火災,家屋火災,車両火災等)及び火災レベ
ルに基づいて設定されているものであり、図4の消火能
力Wを基本として予め設定されている。また、延焼力Δ
Fとは対象物ファイル及び火災レベルに基づいて設定さ
れている単位分当りの延焼力である。例えば、火災レベ
ルBの家屋火災であれば、初期火力Fが5,延焼力ΔF
が0.4である。
【0036】なお、車両選択装置120は、対象物ファ
イル130を追加・編集することにより、各種災害対象
物の相違(木造、堅牢、林野等)に対応して拡張するこ
とが可能である。また、火災の延焼状況が予想を上回る
場合には、火災レベルを上げて再計算を行なうことによ
り、容易に対処することが可能である。次に、車両編成
部126は車両数値化テーブル128,初期火力F,及
び延焼力ΔFを利用して車両編成を行なう。以下、車両
編成部126が行なう車両編成の処理について図6〜図
8を参照して説明する。
【0037】図6は、車両編成の処理を説明する一例の
タイムチャートを示す。図6のタイムチャート中のTs
は火災発生の通報があった時間であって、相対時刻とし
て0分とする。T1〜T4は車両A〜Dの火災発生場所
への到着時間、言い換えれば放水開始時間である。Te
は各車両の放水により火災が鎮火する時間である。ま
た、ΔTは鎮火から一定の時間を前倒しした時間であっ
て、本時間内に到着した車両は放水が殆ど意味がないも
のと判断できる。TmはTeからΔTだけ前の時間であ
る。
【0038】例えば、時間Tsに火災発生の通報があっ
た火災がt分後のTeに鎮火するためには以下の式
(1)を満たす必要がある。
【0039】
【数1】
【0040】また、式(1)におけるt分後の火災の合
計延焼能力は以下の式(2)を満たす。
【0041】
【数2】
【0042】また、式(1)におけるt分後の車両の消
火能力合計は、到着時間が経過時間tより短い車両が対
象となる。つまり、以下の式(3)を満たす車両が消火
能力合計の対象となる。
【0043】
【数3】
【0044】また、各車両1台ごとの経過時間tにおけ
る消火能力W(t)は、車両が火災発生場所に到着して
いる、言い換えれば式(3)を満たしており、且つ、以
下の式(4)を満たしていれば、以下の式(5)を満た
す。
【0045】
【数4】
【0046】
【数5】
【0047】また、各車両1台ごとの経過時間tにおけ
る消火能力W(t)は、車両が火災発生場所に到着して
いる、言い換えれば式(3)を満たしており、且つ、以
下の式(6)を満たしていれば、以下の式(7)を満た
す。
【0048】
【数6】
【0049】
【数7】
【0050】一方、各車両1台ごとの経過時間tにおけ
る消火能力W(t)は、車両が火災発生場所に到着して
いない、言い換えれば式(3)を満たしていなければ、
以下の式(8)を満たす。
【0051】
【数8】
【0052】したがって、t分後の車両の消火能力合計
は以下の式(9)を満たす。
【0053】
【数9】
【0054】なお、式(9)のNは対象車両の全てを示
す。以下、式(1)〜式(9)を利用して図6のタイム
チャートの経過時間t,到着車両,鎮火時間Te,Te
−t<ΔTの状態の推移を図7に示す。図7は、図6の
タイムチャートの状態の推移を説明する一例の図を示
す。
【0055】経過時間t=3のとき、車両Aが火災発生
場所に到着して放水を開始したが消火能力合計が火災の
合計延焼能力より小さいため鎮火時間Teは算出されな
い。続いて、経過時間t=4のとき、車両Bが火災発生
場所に到着して放水を開始した為、消火能力合計が火災
の合計延焼能力より大きくなり鎮火時間Te4が算出さ
れる。このとき、Te−t<ΔTの関係は満たされてい
ない。
【0056】そして、経過時間t=6のとき、車両Cが
火災発生場所に到着して放水を開始した為、消火能力合
計が火災の合計延焼能力より更に大きくなり鎮火時間T
e6が算出される。このとき、Te−t<ΔTの関係が
最初に満たされる。したがって、車両A,B,Cを対象
車両に選択する。なお、経過時間t=7のとき、車両D
が火災発生場所に到着することになるが、経過時間t=
7が鎮火から一定の時間を前倒しした時間ΔTに含ま
れ、本時間内に到着した車両は放水が殆ど意味がないも
のと判断できるため、車両Dを対象車両には含まない。
【0057】なお、同じ経過時間tに複数の車両が火災
発生場所に到着した場合、図8に示すように車両に優先
順位を付けておき、優先順位の高い順番に計算を行な
う。図8は、同じ経過時間tに複数の車両が火災発生場
所に到着した場合の一例の説明図を示す。経過時間t=
6のとき、車両C,Dが火災発生場所に到着して放水を
開始している。なお、車両Cの優先順位は車両Dの優先
順位より高いものとする。
【0058】この場合、優先順位の高い車両Cから計算
を行ない、鎮火時間Te6及びTe−t<ΔTの関係が
算出される。この結果、Te−t<ΔTの関係が最初に
満たされ、車両A,B,Cを対象車両に選択される。な
お、車両Dによる放水は殆ど意味がないものと判断でき
るため、車両Dを対象車両には含まない。以上、図6〜
図8を参照して説明した手順に従って車両編成部126
にて対象車両が選択される。なお、本発明の車両選択装
置120により車両選択を行なった場合の鎮火までの状
況を表すグラフを図9に示しておく。
【0059】図9は、経過時間と鎮火想定時間との関係
を表す一例のグラフを示す。のグラフは火災発生の通
報時点における初期火力Fと延焼力ΔFとから決定され
るグラフであって、この状況下において火災が拡大し続
ける。のグラフは、2分後に車両Aが火災発生場所に
到着し、放水を開始した為に延焼スピードが低下してい
る。しかし、火災は拡大を続けている。のグラフは、
5分後に車両Bが火災発生場所に到着し、放水を開始し
た為に更に延焼スピードが低下している。しかし、火災
はまだ拡大を続けている。
【0060】のグラフは、10分後に車両Cが火災発
生場所に到着し、放水を開始した為に火災が縮小に向か
っている。この場合、鎮火は42分頃である。のグラ
フは、15分後に車両Dが火災発生場所に到着し、放水
を開始した為に更に火災が縮小に向かっている。この場
合、鎮火は29分頃である。のグラフは、16分後に
車両Eが火災発生場所に到着し、放水を開始した為に火
災が縮小に向かっている。この場合、鎮火は22分頃ま
で短縮される。
【0061】このようなグラフを表示することにより、
オペレータは鎮火までの状況を容易に把握でき、必要に
応じて車両の追加や削除を行なうための支援情報を得る
ことが可能である。図3に戻り説明を続けると、車両編
成部126は対象車両として選択した車両を車両動態管
理部12に通知し、その車両を対象車両として確保す
る。なお、対象車両として確保した車両の情報は、車両
管理テーブル14に格納され、他の災害等により拘束さ
れることはない。
【0062】車両編成部126は車両動態管理部12か
ら対象車両を確保した旨の通知がされると、指令書作成
部26に指令書の作成を指示する。そして、指令書作成
部26は対象車両に基づいて指令書を作成し、その対象
車両の属する署所200(消防車両の属する施設であっ
て本署又は出張所)及び対象車両212に指令書を例え
ば電子データとして送信する。なお、指令書は災害の種
類,住所,災害対象物,対象車両,地図等のデータを含
むものである。
【0063】対象車両の属する署所200では、指令ト
ーン,音声,及び指令書が署所端末204の端末ディス
プレイ,プリンタ206等の出力手段によって出力され
る。また、該当車両212には指令トーン,音声が送信
される。なお、指令センタ100と署所200との間
は、WAN300,音声回線等により接続されているも
のとする。
【0064】ところで、例えば火災が発生して対象車両
に選択された車両が出動すると、その署所及びその近辺
の署所全体の消火能力の余力が低くなり、他の火災に対
する車両が不足するという問題が発生する。そこで、本
発明の車両選択装置120は、図10に示すようなテー
ブルを作成し、そのテーブルに基づいて別の署所から車
両の応援を要請する。
【0065】図10は、他の署所への応援の判断を数値
化した保有消火能力テーブルの一例の説明図を示す。図
10の保有消火能力テーブルは、各署所毎の保有消火能
力,上限消火能力,下限消火能力,活動中消火能力,過
不足消火能力を含む。保有消火能力は、各署所に配属さ
れている全ての車両の消火能力を合計したものであり、
自動計算させることが可能である。上限消火能力は、他
の署所に応援に回してもよい消火能力の上限値である。
例えば署所2の場合、下記の式(10)に示すWf2だ
け他の署所に応援を回すことができる。
【0066】
【数10】
【0067】下限消火能力は、他の署所からの応援を必
要とする消火能力の下限値である。活動中消火能力は活
動命令により活動中の消火能力である。また、過不足消
火能力は、活動命令による対象車両の出動によって、該
当する署所の他の火災に対する消火能力にどれだけの過
不足が発生したかを示す数値である。例えば署所1の場
合、下記の式(11),式(12)により算出される。
【0068】
【数11】
【0069】
【数12】
【0070】式(12)により算出される過不足消火能
力が負となるとき、他の署所からの応援を必要とする。
他の署所からの応援を必要とする署所が発生した場合、
自動的に余力のある署所、言い換えれば過不足消火能力
が正の署所を選択し、その署所から車両を回すことが可
能である。
【0071】次に、大規模な災害(震災等)が発生した
場合、その消防本部(都市)全体の消火能力の余力が低
くなるか、又は消火能力が不足するという問題が発生す
る。そこで、図10の保有消火能力テーブルを消防本部
(都市)全体に拡張し、関連する消防組織(東京消防
庁,近隣消防本部,県の統括消防本部等)へ応援依頼を
行なうことを可能とする。
【0072】図11は、他の消防組織への応援の判断を
数値化した保有消火能力テーブルの一例の説明図を示
す。図11の保有消火能力テーブルは、各署所毎及び消
防本部全体の保有消火能力,上限消火能力,下限消火能
力,活動中消火能力,過不足消火能力を含む。図10の
場合と同様に、消防本部の過不足消火能力Wfが正であ
れば他の消防に対して応援車両を派遣することが可能で
ある。なお、派遣する車両は過不足消火能力が負となら
ない範囲内で選択される。一方、消防本部の過不足消火
能力Wfが負であれば他の消防に対して応援車両を要請
することが可能である。この場合、消防長等の幹部の判
断を仰ぐ必要がある場合には、消防本部の過不足消火能
力Wfが負となり、他の消防に対して応援車両を要請す
ることが望ましいと判断された段階で警告を出力するこ
とができる。
【0073】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、数値化さ
れた車両テーブルと延焼状況テーブルとを有することに
より、時間経過に伴う車両の合計消火能力及び火災の合
計延焼能力を容易に算出することができる。したがっ
て、火災の合計延焼力の変化を適格に把握することがで
き、火災の合計延焼力の変化に応じて最適な車両を選択
することが可能となる。
【0074】また、火災の鎮火時間前の所定時間内に火
災現場に到着する車両があった場合、その車両は消火活
動にあまり貢献することができないとみなし、火災現場
に派遣する車両として選択しない。したがって、火災現
場に派遣する車両数が過剰とならないようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両選択装置の一例の構成図である。
【図2】消防指令管制システムの一例の構成図である。
【図3】本発明の車両選択装置の一実施例の構成図であ
る。
【図4】車両数値化テーブルの一例の説明図である。
【図5】対象物延焼状況数値化テーブルの一例の説明図
である。
【図6】車両編成の処理を説明する一例のタイムチャー
トである。
【図7】図6のタイムチャートの状態の推移を説明する
一例の図である。
【図8】同じ経過時間tに複数の車両が火災発生場所に
到着した場合の一例の説明図である。
【図9】経過時間と鎮火想定時間との関係を表す一例の
グラフである。
【図10】他の署所への応援の判断を数値化した保有消
火能力テーブルの一例の説明図である。
【図11】他の消防組織への応援の判断を数値化した保
有消火能力テーブルの一例の説明図である。
【符号の説明】
1 消防指令管制システム 10,106 車両動態管理装置 12 車両動態管理部 14 車両管理テーブル 22 マンマシンインターフェース部 26 指令書作成部 100 指令センタ 102 指令制御装置 104 指令台 108,202 ルータ 122 直近順車両テーブル作成部 124 対象物の延焼データ決定部 126 車両編成部 128 車両数値化テーブル 130 対象物ファイル 132 対象物延焼状況数値化テーブル 200 署所 204 署所端末 206 プリンタ 208 受令電話装置 210 スピーカ 212 消防車両 300 WAN

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害に対する処理能力及び災害現場まで
    の到着時間を車両毎に数値化した車両テーブルと、 災害の対象ごとに時間経過に伴う災害の状況変化を数値
    化した災害状況テーブルと、 前記車両テーブル及び災害状況テーブルに従って時間経
    過に伴う車両の合計処理能力及び災害の状況変化を算出
    し、前記車両の合計処理能力及び災害の状況変化の関係
    に基づいて前記災害現場に派遣する車両を選択する車両
    編成部とを有する車両選択装置。
  2. 【請求項2】 火災に対する消火能力及び火災現場まで
    の到着時間を車両毎に数値化した車両テーブルと、 火災の初期火力及び延焼速度を数値化した延焼状況テー
    ブルと、 前記車両テーブル及び延焼状況テーブルに従って時間経
    過に伴う車両の合計消火能力及び火災の合計延焼能力の
    変化を算出し、前記車両の合計消火能力及び火災の合計
    延焼能力の関係に基づいて前記火災現場に派遣する車両
    を選択する車両編成部とを有する車両選択装置。
  3. 【請求項3】 前記火災に対する指令書を作成し、前記
    選択された車両又はその車両が配置されている署所に前
    記指令書を送信する指令書作成部を更に有する請求項2
    記載の車両選択装置。
  4. 【請求項4】 前記延焼状況テーブルは、火災対象物の
    種類に基づいた火災の初期火力及び延焼速度が設定され
    ていることを特徴とする請求項2記載の車両選択装置。
  5. 【請求項5】 前記延焼状況テーブルは、火災レベルに
    基づいた火災の初期火力及び延焼速度が設定されている
    ことを特徴とする請求項2記載の車両選択装置。
  6. 【請求項6】 前記火災現場に到着している車両の合計
    消火能力及び前記合計延焼能力から火災の鎮火時間を算
    出し、前記鎮火時間前の所定時間内に火災現場に到着す
    る車両があった場合に、その車両を火災現場に派遣する
    車両に選択しないことを特徴とする請求項2記載の車両
    選択装置。
  7. 【請求項7】 消防施設に配置されている全車両のう
    ち、指令を受けていない車両の合計消火能力,他の消防
    施設への応援派遣が可能な合計消火能力を設定する上限
    値,他の消防施設への応援要請が必要な合計消火能力を
    設定する下限値を数値化した保有消火能力テーブルを更
    に有し、 前記合計消火能力が下限値を下回った場合に、前記合計
    消火能力が上限値を上回っている他の消防施設に応援要
    請を行なう請求項2記載の車両選択装置。
  8. 【請求項8】 所定の消防活動範囲に配置されている全
    車両のうち、指令を受けていない車両の合計消火能力,
    他の所定の消防活動範囲への応援派遣が可能な合計消火
    能力を設定する上限値,他の所定の消防活動範囲への応
    援要請が必要な合計消火能力を設定する下限値を数値化
    した保有消火能力テーブルを更に有し、 前記合計消火能力が下限値を下回った場合に、前記合計
    消火能力が上限値を上回っている前記他の所定の消防活
    動範囲に応援要請を行なう請求項2記載の車両選択装
    置。
  9. 【請求項9】 火災に対する消火能力及び火災現場まで
    の到着時間を車両テーブルから読み出す段階と、 延焼状況テーブルから前記火災現場の初期火力及び延焼
    速度を読み出す段階と、 前記読み出した消火能力及び火災現場までの到着時間,
    前記火災現場の初期火力及び延焼速度に従って時間経過
    に伴う車両の合計消火能力及び火災の合計延焼能力の変
    化を算出する段階と、 前記車両の合計消火能力及び火災の合計延焼能力の関係
    に基づいて前記火災現場に派遣する車両を選択する段階
    とを有する車両選択方法。
  10. 【請求項10】 前記火災現場に派遣する車両を選択す
    る段階は、前記火災現場に到着している車両の合計消火
    能力及び前記合計延焼能力から火災の鎮火時間を算出す
    る段階と、 前記鎮火時間前の所定時間内に火災現場に到着する車両
    があった場合に、その車両を火災現場に派遣する車両に
    選択しない段階とを有する請求項9記載の車両選択方
    法。
  11. 【請求項11】 火災に対する消火能力及び火災現場ま
    での到着時間を車両毎に数値化した車両テーブル,及び
    火災の初期火力及び延焼速度を数値化した延焼状況テー
    ブルを利用して時間経過に伴う火災状況を予測し、派遣
    する車両を選択する車両選択装置と、 前記選択された車両又は選択された車両が配置されてい
    る署所に指令書を送信する送信装置と、 前記指令書を出力する出力装置とを有するシステム。
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