JP2007318642A - 輻輳制御方法及びそれに用いる加入者端末、災害システム及びコアネットワーク - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる輻輳制御方法及びそれに用いる加入者端末、災害システム及びコアネットワークを提供することを目的とする。
【解決手段】第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、前記第1の加入者端末で災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示し、いずれかを選択させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、輻輳制御方法及びそれに用いる加入者端末、災害システム及びコアネットワークに関し、災害発生時の通信システムの輻輳を緩和する輻輳制御方法及びそれに用いる加入者端末、災害システム及びコアネットワークに関する。
災害発生時には、災害発生地域への被災者の安否確認などで移動通信システムの負荷が増大することが予想される。
災害発生時に移動通信システムへの負荷軽減・輻輳緩和のために、主に以下の技術が使用されている。これらの技術は互いに関連性はなく、個々の技術として存在している。
第1に、大量の呼が発生して輻輳状態になった場合、交換網側からの発信及び着信規制を実施することにより、システムの正常性を保つようにしている。また、輻輳状態になる前に輻輳が予想される時点で交換網側からの発信及び着信規制を実施する場合もある。
この場合、加入者は、携帯端末を使った動作を実施することができず、災害時の安否確認及び救助になんら携帯端末を使用することができない
第2に、特定の電番にダイアルすることにより、災害時の状況を伝言できる災害用伝言ダイアルサービスがある。災害用伝言ダイアルは、被災地内の電話番号をメールボックスとして、安否等の情報を音声により伝達する。すなわち、被災者は、伝言ダイアルに接続し、被災者の電話番号をキーとして伝言を記録する。被災者と連絡を取りたい加入者は、被災者の電話番号をキーに伝言を再生する。
第3に、災害用WEBサービスがある。これは、上記の伝言ダイアルと同等なサービスであるが、伝言ダイアルが音声を記録するのに対して、このサービスは文字、テキストなどの情報を伝言するサービスである。すなわち、被災者は、災害用WEBに接続して被災者の電話番号をキーとして文字、テキストを記録する。被災者と連絡を取りたい加入者は、被災者の電話番号をキーに文字、テキストを再生する。
なお、特許文献1には、着信規制されている被災地域の交換機は収容加入者からのメッセージを音声サービス装置に登録し、被災地域以外の加入者が被災地域の相手加入者に発信を行うと、音声サービス装置に問い合せて登録されている相手加入者のメッセージを発信加入者に送出することが記載されている。
特許文献2には、着信規制されている地域に対し発呼すると、音声蓄積装置に迂回接続することが記載されている。
特開平10−75309号公報 特開平9−233194号公報
第1の方法は、災害発生時にシステム側で発信の規制を実施し、システムを輻輳状態に陥らせないようにしている。規制が実施された場合、加入者の携帯端末は、規制の表示あるいはビジートーンなどの警告音の通知のみの状態となる。
この場合、加入者は相手に着信するまで発呼を何度もリトライするため、さらに輻輳状態を増大させる結果となり、呼の規制により呼がかからない状態が長時間持続されることとなるという問題があった。
災害時伝言ダイアルで安否を確認する第2の方法、また、災害時に携帯端末に表示される災害用メニューで安否を確認するという第3の方法では、加入者は、これらのアクセス方法や番号を覚えていないなどの理由で、とっさの場合に利用しにくく、加入者心理としては、何度も発呼リトライをし続けることになるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる輻輳制御方法及びそれに用いる加入者端末、災害システム及びコアネットワークを提供することを目的とする。
本発明の輻輳制御方法は、第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末で災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示し、いずれかを選択させることにより、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる。
前記輻輳制御方法において、
前記第1の加入者端末で災害システムへの接続が選択されたとき、前記災害システムでは前記第1の加入者端末から前記第2の加入者端末への伝言を蓄積し、
前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記災害システムから前記第2の加入者端末を呼び出して前記伝言を通知することができる。
前記輻輳制御方法において、
前記第1の加入者端末でメール機能が選択されたとき、前記第1の加入者端末で作成された緊急メールを前記第2の加入者端末に通知すると共に前記災害システムで蓄積することができる。
また、本発明の輻輳制御方法は、第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末では災害システムに接続して前記第2の加入者端末への伝言を送信し、
前記災害システムでは前記第1の加入者端末から前記第2の加入者端末への伝言を蓄積し、
前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記災害システムから前記第2の加入者端末を呼び出して前記伝言を通知することにより、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる。
また、本発明の輻輳制御方法は、第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末ではメール機能により前記第2の加入者端末への緊急メールを作成し、
前記第1の加入者端末で作成された緊急メールを前記第2の加入者端末に通知すると共に前記災害システムで蓄積することにより、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる。
また、本発明の輻輳制御方法は、第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、前記通信規制地域内の規制状況を前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末では前記規制状況に応じて災害システムへの接続とメール機能への切り替えのいずれかを決定することにより、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる。
また、本発明の輻輳制御方法は、第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、前記通信規制地域内の規制状況を前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末では前記規制状況に応じて災害システムへの接続とメール機能への切り替えのうち選択可能なものを提示して選択させることにより、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる。
また、本発明の加入者端末は、通信規制地域内の加入者端末に対し発呼して接続できないことをコアネットワークから提示されたとき、災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示して、いずれかを選択させる提示手段を有する。
また、本発明の災害システムは、第1の加入者端末から第2の加入者端末への伝言を蓄積する蓄積手段と、
コアネットワークを監視して前記第2の加入者端末の着信規制の状況を監視する監視手段と、
前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記第2の加入者端末を呼び出して前記蓄積手段に蓄積されている前記第2の加入者端末への伝言を通知する伝言通知手段を有する。
また、本発明のコアネットワークは、第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に送信された緊急メールに対し前記第2の加入者端末がメール拒否モードであるとき、前記メール拒否モードを解除するメール拒否モード解除手段と、
前記緊急メールを災害システムに通知する緊急メール通知手段を有する。
本発明によれば、通信規制地域内の加入者端末に連絡を取ることが可能となり、通信システムの負荷軽減及び輻輳緩和を行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明方法が適用される移動通信ネットワークの構成図を示す。移動通信ネットワークは、加入者端末(UE)11A,11B、無線基地局(Node B)12A,12B、無線ネットワーク制御装置(RNC)13A,13B、コアネットワーク14等にてピラミッド型に構成されている。コアネットワーク14には災害システム15が接続されている。
加入者端末11A,11Bは、移動端末やモバイル端末であり、無線基地局12A,12Bを経由して無線ネットワーク制御装置13A,13Bと接続され、通信中であっても移動可能なユーザが使用する通信端末である。
無線基地局12A,12Bは、複数のセル(小無線ゾーン)の制御を行い、複数セルを介して複数の加入者端末11A,11Bとの多重通信を可能とし、加入者端末11A,11Bからの呼制御信号を無線ネットワーク制御装置13A,13Bに中継する能力と、無線ネットワーク制御装置13A,13Bからの無線回線制御信号を加入者端末11A,11Bに中継する能力を具備する。
無線ネットワーク制御装置13A,13Bは、無線ネットワーク制御装置13A,13Bまたは無線基地局12A,12Bとの間の無線回線制御、呼接続制御、移動(ハンドオーバ)制御、及び加入者端末11A,11Bの通信速度制御等を行う。無線ネットワーク制御装置13A,13Bは発信時に加入者端末11A,11Bからの信号を無線基地局12A,12Bを経由してコアネットワーク14に通知して該当無線基地局12との無線回線制御を行い、着信時にコアネットワーク14からの信号を加入者端末11A,11Bの近隣に存在する無線基地局12A,12Bに同報し、加入者端末11が在圏する無線基地局12A,12Bを経由して応答を受信することで接続制御を行う。
コアネットワーク14は、無線回線網と回線交換網の接続ノードであり、無線回線網からの呼接続要求が当該無線交換網外の場合は交換機間の接続制御を行う。当該無線交換網外からの着信要求の場合は、着信先の加入者端末11A,11Bの位置情報が当該無線交換網内の場合に、該当エリアの無線ネットワーク制御装置13A,13Bに着信信号を同報する。
災害システム15は、ネットワークを介してコアネットワーク14と接続され、伝言サービスシステムや災害用WEBシステムとの連携・制御を行う。
図1では、無線基地局12Aに属すセル#A〜#Cのうちハッチングで示すセル#B及びセル#Cが規制発動中のセルであり、着信加入者である加入者端末11Bが規制対象のセル#C内に在圏しているものとする。
<加入者端末(UE)の構成>
図2は、加入者端末の機能構成図を示す。同図中、呼制御情報通信部(音声)21は、音声呼の呼制御を行う。呼制御情報通信部(音声)21内の災害用手順起動部22は、加入者が発呼した呼が災害規制により拒否された場合、災害用手順を起動する。呼制御情報通信部(データ)23は、データ呼の呼制御を行う。
災害用手順制御部25は、災害用手順の制御を行う。災害用手順制御部25内の規制中通知部26は、災害規制により呼が接続できないことを通知する。規制中通知部26内の災害規制中音声通知部27は、災害規制により呼が接続できないことを音声にて通知し、災害規制中画面表示部28は、災害規制により呼が接続できないことを表示画面にて通知する。
災害オプション制御部30は、規制された呼の代替として実施されるオプション処理を制御する。災害オプション制御部30内の災害オプション決定部31は、規制された呼の代替として実施されるオプション処理を自動で行う場合、どのオプションにするかを規制モードにより決定する。災害オプション選択メニュー決定部32は、規制された呼の代替として実施されるオプション処理が加入者選択の場合、選択メニューを規制モードにより決定する。災害オプション選択メニュー表示部33は、決定された選択メニューを表示する。
オプション実行部35は、規制された呼の代替として加入者が選択したオプション、あるいは自動的に決定されたオプションを実行する。オプション実行部35内の伝言サービス制御部36は、伝言サービスの場合の制御を行う。伝言サービスシステム接続部37は伝言サービス特番、発加入者番号、着加入者番号情報を付加し、伝言サービスシステムへの接続を行う。
災害用WEBサイト制御部40は、災害用WEBサイトの場合の制御を行う。災害用WEBサイト制御部40内の伝言送信制御部41は、WEBシステムに伝言を送信する場合の制御を行う。災害用WEBサイトアクセス部42は、発加入者番号、着加入者番号情報を付加し、災害用WEBサイトシステムへの接続を行う。災害サイト情報表示部43は、災害用WEBサイトシステムから受信したサイト情報を表示する。伝言情報入力・送信部44は、加入者が入力した伝言を災害用WEBサイトシステムへ送信する。伝言受付完了表示部45は、災害用WEBサイトシステムから受信した伝言受付完了メッセージを表示する。
伝言受信制御部47は、WEBシステムから伝言を受信した場合の制御を行う。伝言受信制御部47内の災害用WEBサイトアクセス部48は、伝言を受信する際に災害用WEBサイトへの切り替えを行う。伝言表示部49は、受信した伝言の表示を行う。伝言受信完了送信部50は、伝言の受信が完了したことを送信する。
メール送受信制御部51は、メール機能切り替えの場合の制御を行う。メール送受信制御部51内のメール編集画面切り替え部52はメール編集画面への切り替えを行う。緊急メール送信部53は、緊急メールである旨の情報を付加してメールを送信する。緊急メール受信部54は、緊急メール受信時に緊急である旨の表示を付加して、画面上に表示する。緊急メール応答部55は、緊急メールを受信し、メールが開封されたのを認識した場合、メール送信元にメール確認完了メールを自動編集して自動送信する。
<コアネットワークの構成>
図3は、コアネットワークの機能構成図を示す。同図中、災害規制判定通知部61は、加入者が災害による被災規制エリアに在圏していることを判定し、呼が災害により規制されたことを通知する。災害規制判定通知部61内の規制モード判定通知部62は、規制エリアにおける規制率(音声呼・データ呼)より規制モードを決定し、通知する。
緊急メール制御部63は、災害用緊急メールを受信した場合の制御を行う。緊急メール制御部63内のメール拒否解除部64は、緊急メールについて、拒否モードの場合でも着信先にメールを通知する。緊急メール通知部65は、緊急メールの場合、メール情報を加入者のみだけでなく、災害システム15に対しても通知を行う。規制情報管理部66は、被災規制エリアの規制率(音声呼・データ呼)を管理し、災害システムからの要求に応じて通知を行う。
<災害システムの構成>
図4は、災害システムの機能構成図を示す。ここで、災害システムはひとつのシステムとして記述しているが、内部の各ブロックはそれぞれ別のサーバで構成されていても良い。
同図中、呼制御情報通信部(音声)71は通常の音声呼の手順にて、コアネットワーク14を介し携帯端末と通信を行う。呼制御情報通信部(データ)72は、通常のデータ呼の手順にて、コアネットワーク14を介し携帯端末と通信を行う。コアネットワーク規制監視部73は、ネットワークを介し、コアネットワーク14の規制状況の監視を定期的に行う。
伝言サービスシステム制御部75は、伝言サービスシステムの制御を行う。伝言サービスシステム制御部75内の伝言受付制御部76は、発信加入者からの伝言受付の制御を行う。伝言受付制御部76内の伝言受付開始通知部77は、加入者に対して伝言受付の開始を通知する。伝言受信・蓄積部78は、加入者からの伝言を受信し、加入者番号(伝言元加入者、伝言先加入者)をキーとしてデータベース80に蓄積する。伝言受付完了通知部79は、発信加入者(伝言元加入者)に伝言受付が完了したことを通知する。
伝言通知制御部82は、伝言先加入者への伝言通知の制御を行う。伝言通知制御部82内の伝言先加入者呼び出し部83は、伝言先加入者の呼び出しを行う。伝言読み出し・通知部84は、伝言先加入者宛の伝言を読み出し、通知を行う。伝言通知完了受付部85は、 伝言通知完了情報を受付ける。
伝言通知完了制御部86は、伝言元加入者に対して行う伝言完了通知を制御する。伝言通知完了制御部86内の伝言元加入者呼び出し部87は、伝言元加入者の呼び出しを行う。伝言通知完了通知部88は、伝言通知が完了したことを通知する。
災害用WEBサイトシステム制御部90は、災害用WEBサイトシステムの制御を行う。災害用WEBサイトシステム制御部90内の伝言受付制御部91は、発信加入者からの伝言受付の制御を行う。伝言受付制御部91内の災害サイト情報送信部92は、災害用WEBサイトの災害情報を送信する。伝言受信・蓄積部93は、加入者からの伝言情報を受信し、加入者番号(伝言元加入者、伝言先加入者)をキーとしてデータベース80に蓄積する。伝言受付完了通知部94は、発信加入者(伝言元加入者)に伝言受付が完了したことを通知する。
伝言通知制御部95は、伝言先加入者への伝言通知の制御を行う。伝言通知制御部95内の伝言先加入者呼び出し部96は、伝言先加入者の呼び出しを行う。伝言読み出し・通知部97は、伝言先加入者宛の伝言情報(データ)を読み出し、通知を行う。伝言音声変換・通知部98は、伝言情報(データ)を音声情報に変換し、通知を行う。伝言通知完了受付部99は、伝言通知完了情報を受付ける。
伝言通知完了制御部102は、伝言元加入者に対して行う伝言完了通知を制御する。伝言通知完了制御部102内の伝言元加入者呼び出し部103は、伝言元加入者の呼び出しを行う。伝言通知完了通知部104は、伝言通知が完了したことを通知する。
メール機能制御部106は、災害用メールの制御を行う。メール機能制御部106内のメール受信・蓄積部107は、加入者からの緊急メール情報・緊急メール応答情報を受信し、加入者番号(伝言元加入者、伝言先加入者)をキーとしてデータベース80に蓄積する。メール通知完了制御部108はメール送信元加入者に対して行うメール完了通知を制御する。
データベース80には、伝言元加入者の加入者端末情報、伝言先加入者の加入者端末情報、伝言データ(音声、文字)、メール、通知完了表示などが蓄積される。
<<着信側が規制対象セル内に在圏の場合の動作>>
加入者端末11Aから加入者端末11Bへの発呼が、加入者端末11Bが規制対象セル#C内に在圏しているという理由で呼が開放された場合に、加入者が次の行動を起こせるような手段として下記の4種がある。
(1)通話に替わる代替手段を選択可能。
(2)通話に替わる代替手段を自動的(強制的)に実施。
(3)規制の状況(規制率)に応じて、通話に変わる代替手段を自動的(強制的)に実施。
(4)規制の状況(規制率)に応じて、加入者が選択できる代替手段を決定。
<1.通話に替わる代替手段が選択可能>
加入者端末11Aが被災により規制状態の加入者端末11Bに発呼した場合、加入者端末11Aに、加入者端末11Bが災害により規制が発生しており、音声による通話ができないことをアナウンスあるいは携帯画面上に表示すると共に、下記の選択画面が表示される。
(1−1)災害用伝言サービスへの接続。
(1−2)災害用WEBサイトへのアクセス。
(1−3)メール機能への切り替え(加入者端末11Bのメールアドレスが登録されている場合はメール形式、あるいはショートメール形式)。
加入者端末11Aは上記のいずれかの選択を行うと、加入者端末11Aは、災害システムの災害用伝言サービスシステムへの接続、災害用WEBサイトへの接続、あるいは、メール機能への切り替えを行う。
図5は、通話に替わる代替手段が選択可能な実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS1:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼すると、発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
ステップS2:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、規制中により接続不可である旨を加入者端末11Aに通知する。
ステップS3:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し音声による通話ができないことを加入者にアナウンスする。あるいは、加入者端末11Aの画面上に音声による通話ができないことを表示する。
ステップS4:加入者端末画面上にオプション選択メニュー(災害用伝言サービスへの接続/災害用WEBサイトへの接続/メール機能への切り替え)を表示し、加入者にオプションの選択を促す。
ステップS5:加入者からのオプション選択を契機に、加入者端末11Aでは各オプションに対応した手順を実施する。
<(1−1)災害用伝言サービスへの接続>
加入者端末11Aは自動的に災害システム15の伝言サービスシステムへの接続を行う。 伝言サービスシステム制御部76では、加入者端末11Aに伝言開始を促すアナウンスを流し、あるいは、携帯画面上に伝言開始を促す表示を行い、加入者端末11Aが伝言を行うと、伝言サービスシステム制御部76では、加入者端末11Aからの伝言を加入者端末11B向けの伝言としてデータベース80に蓄積する。
災害システム15では呼規制の解除、輻輳状態を定期的に監視し、緩和が生じたら、伝言サービスシステムから加入者端末11Bを呼び出して、伝言がある旨と伝言内容を通知する。加入者端末11Bが呼び出しに応じない場合は、呼び出しに応じるまで、定期的に呼び出しを繰り返す。
加入者端末11Bが伝言を聞いた後、「#」などの特定のキーを押下すると、伝言サービスシステムから加入者端末11Aに、加入者端末11Bが伝言を確かに聞いたことが通知される。
図6は、加入者が「(1−1)災害用伝言サービスへの接続」を選択した実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS11:加入者が伝言サービスを選択した場合、加入者端末11Aは、「伝言サービス特番+着信加入者番号B」の情報をコアネットワーク14から災害システム(伝言サービスシステム制御部75)に送信する。
ステップS12:災害システムでは、加入者端末11Aに対して伝言開始を促すメッセージを送信する。
ステップS13:加入者端末11Aでは、伝言開始を促すメッセージを流す。あるいはメッセージが流れるのにあわせて、加入者端末画面上に伝言開始を促す表示を行う。
ステップS14:加入者端末11Aが伝言を行うと、伝言メッセージは災害システム(伝言サービスシステム制御部)に送信される。
ステップS15:災害システム(伝言サービスシステム制御部75)では、加入者端末11Aの伝言は、ステップS11の処理で予め送信されていた着信加入者番号Bの情報を基に加入者端末11B向けの伝言として蓄積される。
ステップS16:災害システムでは、定期的にコアネットワーク14にアクセスを行い、規制対象セルの規制の解除、輻輳状態の監視情報を取得する。
ステップS17:規制・輻輳状態が緩和されている場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部)は、加入者端末11Bの呼び出しを行う。
ステップS18:加入者端末11Bが着信した場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部)は、加入者端末11Bに、伝言がある旨、及び加入者端末11Bに対する伝言内容を通知する。(伝言を聞いた後は確かに伝言を聞いたことを加入者端末11Aに知らせるため、伝言受信完了として#などの特定のキーを押下することも通知する。)
ステップS19:加入者端末11Bが着信しない場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、上記ステップS16,S17の動作を、加入者が着信し伝言送信完了通知を受信するまで繰り返す。
ステップS20:加入者端末11Bは、伝言を聞いた後、伝言受信完了として、#などの特定のキーを押下する。
ステップS21:災害システム(伝言サービスシステム制御部)は、伝言受信完了通知を受信した後、加入者端末11Aを呼び出す。
ステップS22:加入者端末11Aが着信した場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部)は、伝言が確かに加入者端末11Bに通知された旨の通知を行う。
加入者端末11Aが着信しない場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部)は、ステップS21,S22の動作を繰り返す。
<(1−2)災害用WEBサイトへのアクセス>
加入者端末11Aは自動的に災害用WEBサイト、すなわち災害システム15の災害用WEBサイトシステム制御部90へのアクセスが行われる。
加入者端末11Aは災害用WEBサイトに対し、文字データあるいは音声データなどが入力可能であり、これらのデータは加入者端末11B向けのデータとしてデータベース80に蓄積される。災害システム15は呼規制の解除、輻輳状態を定期的に監視し、緩和が生じたら、災害用WEBサイトから加入者端末11Bに対してショートメールによる発呼を行い、伝言がある旨を伝える。
これにより、加入者端末11Bはショートメール中に表示されている災害用WEBサイトにアクセスし、伝言を表示する。あるいは伝言内容を音声で再生する。加入者端末11Bが呼び出しに応じない場合は、災害用WEBサイトは呼び出しに応じるまで、定期的に呼び出しを繰り返す。
加入者端末11Bが表示された伝言を見た後、伝言通達完了ボタンを押下すると、災害用WEBサイトから加入者端末11Aに、加入者端末11Bが伝言を確かに聞いたことが通知される。
図7は、加入者が「(1−2)災害用WEBサイトへのアクセス」を選択した実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS31:加入者が災害用WEBサイトへのアクセスを選択した場合、加入者端末11Aは「発信加入者番号Aと着信加入者番号B」の情報をコアネットワーク14から災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)に送信する。
ステップS32:災害システムでは、加入者端末11Aに対して災害サイト情報を送信する
ステップS33:加入者端末画面上では、災害サイト情報が表示され、加入者端末11Aが画面上の伝言入力部から文字入力あるいは音声入力で伝言を行うと、入力された情報は、災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)に送信される。
ステップS34:災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)では、加入者端末11Aの伝言は、ステップS31の処理で、予め送信されていた着信加入者番号Bの情報を基に加入者端末11B向けの伝言として蓄積される。
ステップS35:災害システムでは、定期的にコアネットワーク14にアクセスを行い、規制対象セルの規制の解除、輻輳状態の監視情報を取得する。
ステップS36:規制・輻輳状態が緩和されている場合、災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)は、発加入者番号からのメッセージがある旨、及びアクセスサイトアドレス情報を編集し、加入者端末11Bにショートメールによる発呼を行う。
ステップS37:加入者端末11Bはメールを受信した後、ショートメール中に表示されているサイトアドレスにアクセスする。
ステップS38:災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)では、加入者端末11Bに対する伝言内容を送信する。
ステップS40:加入者端末画面上に、伝言内容が表示され、加入者端末11Bは、伝言を読んだ後、伝言受信完了として、完了ボタンなどを押下する。
ステップS41:加入者端末11Bが着信しない場合、災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)は、ステップS35,S36の動作を、加入者が着信し、伝言送信完了通知を受信するまで繰り返す。
ステップS42:災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、伝言受信完了通知を受信した後、加入者端末11Aを呼び出す。
ステップS43:加入者端末11Aが着信した場合、災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)は、伝言が確かに加入者端末11Bに通知された旨の通知を行う。
加入者端末11Aが着信しない場合、災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)は、ステップS42,S43の動作を繰り返す。
図7では、災害用WEBサイトから加入者端末11Bに対してショートメールによる発呼を行い、ショートメール中に加入者端末11Bがアクセスすべきサイト情報をのせる方法としたが、図8に示すように、災害用WEBサイトから加入者端末11Bに対して、伝言の音声呼、及び、加入者端末11Bがアクセスすべきサイト情報をのせたデータ呼を、同時に発呼することにより、加入者端末11Bに対して伝言がある旨と、サイト情報を通知することも可能である。
この場合、加入者端末では、加入者端末11Bに自動的に災害用WEBサイトへの切り替えを行う旨を通知後、受信したデータ中の災害用のデータである情報を基に、自動的にサイト情報にアクセスを行う。
また、伝言内容を通知する際に、文字データでなく下記のように音声で通知する方法も考えられる。伝言内容が音声データの場合は、加入者端末11Bに対する伝言内容を音声で通知する。伝言内容が文字データの場合、災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)で文字データを音声に変換し、音声にて、加入者端末11Bに対する伝言内容を通知する。
<(1−3)メール機能へ切り替え>
加入者端末11Aが「(1−3)メール機能へ切り替え」を選択した場合、加入者端末11Aは、加入者端末11Bのメールアドレスが登録されている場合はメールアドレス指定のメール形式、メールアドレスが登録されていない場合はショートメール形式のメール編集画面に切り替え、メール機能にてメッセージを入力・送信することにより、加入者端末11Bに通知を行う。
メールは緊急メールとして送信され、例えば、ショートメールの場合、加入者端末11Bがショートメール拒否モードにしているような場合でも、緊急メールとして加入者端末11Bに通知を行う。メール内容は災害システム15にも同時送付され、メール受信・蓄積部107によりデータベース80に蓄積される。また、加入者端末11Bが受信したメールを開封した場合、メール通知完了制御部108は、自動的にメール確認完了メールを編集し、加入者端末11Aに送信する。
図9は、加入者が「(1−3)メール機能へ切り替え」を選択した実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS51:加入者端末11Aが「メール機能への切り替え」を選択した場合、加入者端末11Aはメール編集画面に切り替える。その際、加入者端末11Bのメールアドレスが登録されている場合はそのメールアドレス指定のメール形式、あるいはメールアドレスが登録されていない場合はショートメール形式のメール編集画面に切り替える。メール形式の場合、加入者端末11Bのメールアドレスに加えて、災害システムのメールアドレスも同時に指定する。
ステップS52:加入者端末11Aはメール機能にて、メッセージを入力・送信する。
ステップS53:加入者端末11Aは緊急メールの情報を付加して、メール内容を送付する。
ステップS54:コアネットワーク14では、例えば、ショートメールの場合、加入者端末11Bがショートメール拒否モードにしているような場合でも、メールが緊急メールであるため、加入者端末11Bに、メール内容の通知を行う。また、ショートメールアドレスの場合、該当緊急メール情報を災害システム宛に対しても通知を行う。
ステップS55:災害システム15は、緊急メールを受信した場合、該当情報をデータベース80に蓄積する。
ステップS56:加入者端末11B端末はメールを受信し、メール内容の表示を行う(その際メールが緊急メールである旨の表示を行う)。メール開封時、加入者端末11Bは、メール送信元に、メール確認完了メールを自動編集し、自動送信する。
ステップS57:コアネットワーク14では、ショートメールアドレスの場合、メール応答情報を災害システム15宛に対しても通知を行う。
ステップS58:災害システムは、緊急メール応答を受信した場合、該当情報をデータベース80に蓄積する。
なお、ステップS51では、メール形式の場合、加入者端末11Aにて、「加入者端末11Bのメールアドレスに加えて、災害システムのメールアドレスも同時に指定する」という方法としたが、ショートメール形式と同様に、コアネットワーク14において、「緊急メールの場合、該当緊急メール情報を災害システム宛に対しても通知を行う」という方法でも実現可能である。
加入者端末11Aにて、「災害システムのメールアドレスも同時に指定する」という場合は、予め定められた災害システムのメールアドレスを加入者端末上に組み入れて置くことが必要であるが、アドレスが変更になった場合などの対応のため、それらの最新情報をダウンロードできる仕組みを持っているのが望ましい。
<2.通話に替わる代替手段を自動的(強制的)に実施>
加入者端末11Aが被災により規制実施中の加入者端末11Bに発呼した場合、コアネットワーク14から強制的に発信規制せずに、加入者端末11Aに「ただいま、災害発生しており、通話の規制を行っているので、伝言サービスに自動的におつなぎしています。」のような音声アナウンスを流し、加入者端末11Aに、加入者端末11Bへの伝言などは伝言サービスシステムを使用して行うことを通知し、伝言サービスシステムに接続する。
伝言サービスシステム制御部76では、加入者端末11Aに伝言開始を促すアナウンスを流し、加入者端末11Aが伝言を行うと、伝言サービスシステム制御部76では、加入者端末11Aからの伝言は加入者端末11B向けの伝言としてデータベース80に蓄積する。
災害システム15では呼規制の解除、輻輳状態を定期的に監視し、緩和が生じたら、伝言サービスシステムから加入者端末11Bを呼び出して、伝言がある旨と伝言内容を通知する。加入者端末11Bが呼び出しに応じない場合は、呼び出しに応じるまで、定期的に呼び出しを繰り返す。
加入者端末11Bが伝言を聞いた後、「#」などの特定のキーを押下すると、伝言サービスシステムから加入者端末11Aに、加入者端末11Bが伝言を確かに聞いたことが通知される。
図10は、自動的に災害用伝言サービスへ接続する実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS61:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時、発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
ステップS62:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、規制中により接続不可である旨を、加入者端末11Aに通知する。
ステップS63:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し音声による通話ができないこと、及び伝言サービスに自動的につなぐことを加入者にアナウンスする。あるいは、加入者端末画面上に音声による通話ができないこと、及び、伝言サービスに自動的につなぐことを表示する。
ステップS64:加入者端末11Aは、「伝言サービス特番+着信加入者番号B」の情報をコアネットワーク14から災害システム(伝言サービスシステム制御部75)に送信する。
ステップS65:災害システム15では、加入者端末11Aに対して伝言開始を促すメッセージを送信する。
ステップS66:加入者端末11Aでは、伝言開始を促すメッセージを流す。あるいはメッセージが流れるのにあわせて、加入者端末画面上に伝言開始を促す表示を行う。
ステップS67:加入者端末11Aが伝言を行うと、伝言メッセージは災害システム(伝言サービスシステム制御部)に送信される。
ステップS68:災害システム(伝言サービスシステム制御部75)では、加入者端末11Aの伝言を、ステップS64の処理で予め送信されていた着信加入者番号Bの情報を基に加入者端末11B向けの伝言として蓄積する。
ステップS69:災害システム15では、定期的にコアネットワーク14にアクセスを行い、規制対象セルの規制の解除、輻輳状態の監視情報を取得する。
ステップS70:規制・輻輳状態が緩和されている場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、加入者端末11Bの呼び出しを行う。
ステップS71:加入者端末11Bが着信した場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、加入者端末11Bに、伝言がある旨、及び加入者端末11Bに対する伝言内容を通知する。
ステップS72:加入者端末11Bが着信しない場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、上記ステップS69,S70の動作を、加入者が着信し、伝言送信完了通知を受信するまで繰り返す。
ステップS73:加入者端末11Bは、伝言を聞いた後、伝言受信完了として、「#」などの特定のキーを押下する。
ステップS74:災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、伝言受信完了通知を受信した後、加入者端末11Aを呼び出す。
ステップS75:加入者端末11Aが着信した場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、伝言が確かに加入者端末11Bに通知された旨の通知を行う。
加入者端末11Aが着信しない場合、災害システム(伝言サービスシステム制御部75)は、ステップS74,S75の動作を繰り返す。
次に、自動的に災害用WEBサイトにアクセスする実施形態について説明する。
加入者端末11Aが被災により規制実施中の加入者端末11Bに発呼した場合、強制的に発信を規制するのではなく、加入者端末11Aに「ただいま、災害発生しており、通話の規制を行っているので、災害用WEBサイトへ自動的に接続しています。」のような音声アナウンスを流し、災害用WEBサイト、すなわち災害システム15の災害用WEBサイトシステム制御部90への接続を行い、加入者端末11A上に災害用のメニューを表示させる。
加入者端末11Aは災害用WEBサイトに対し、文字データあるいは音声データなどを入力し、これらのデータは加入者端末11B向けのデータとしてデータベース80に蓄積される。災害システム15は呼規制の解除、輻輳状態を定期的に監視し、緩和が生じたら、災害用WEBサイトから加入者端末11Bに対してショートメールによる発呼を行い、伝言がある旨を伝える。
これにより、加入者端末11Bはショートメール中に表示されている災害用WEBサイトにアクセスし、伝言を表示する。あるいは伝言内容を音声で再生する。加入者端末11Bが呼び出しに応じない場合は、災害用WEBサイトは呼び出しに応じるまで、定期的に呼び出しを繰り返す。
加入者端末11Bが表示された伝言を見た後、伝言通達完了ボタンを押下すると、災害用WEBサイトから加入者端末11Aに、加入者端末11Bが伝言を確かに聞いたことが通知される。
図11は、自動的に災害用WEBサイトにアクセスする実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS81:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時、発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
ステップS82:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、規制中により接続不可である旨を、加入者端末11Aに通知する。
ステップS83:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し音声による通話ができないこと、及び災害用WEBサイトに自動的につなぐことを加入者にアナウンスする。あるいは、加入者端末画面上に音声による通話ができないこと、及び、災害用WEBサイトに自動的につなぐことを表示する。
ステップS84:加入者端末11Aは「発信加入者番号Aと着信加入者番号B」の情報をコアネットワーク14から災害システム(災害用WEBサイトシステム制御部90)に送信する。これ以降は、図7と同様であるので説明を省略する。
次に、自動的にメール機能に切り替える実施形態について説明する。
加入者端末11Aが被災により規制実施中の加入者端末11Bに発呼した場合、強制的に発信を規制するのではなく、以下の動作を可能とする。
(1)音声通話は災害規制中で接続規制発動中である事、及び、メール機能に切り替えることを通知する。
(2)加入者端末11Bのメールアドレスが登録されている場合はそのメールアドレス指定のメール形式、あるいはメールアドレスが登録されていない場合はショートメール形式のメール編集画面に切り替える。
(3)加入者端末11Aはメール機能にて、メッセージを入力・送信することにより、加入者端末11Bに通知を行う。
メールは緊急メールとして送信され、例えば、ショートメールの場合、加入者端末11Bがショートメール拒否モードにしているような場合でも、緊急メールとして加入者端末11Bに通知を行う。
メール内容は災害システム15にも同時送付されデータベース80に蓄積される。また加入者端末11Bが受信したメールを開封した場合に自動的に、メール確認完了メールを編集し、加入者端末11Aに送信を行う。
図12は、自動的にメール機能に切り替える実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS91:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時、発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
ステップS92:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、規制中により接続不可である旨を、加入者端末11Aに通知する。
ステップS93:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し音声による通話ができないこと、及びメール編集画面に自動的に切り替えることを加入者にアナウンスする。あるいは、加入者端末画面上に音声による通話ができないこと、及び、メール編集画面に自動的に切り替えることを表示する。
ステップS94:加入者端末11Aはメール編集画面に切り替える。その際、加入者端末11Bのメールアドレスが登録されている場合はそのメールアドレス指定のメール形式、あるいはメールアドレスが登録されていない場合はショートメール形式のメール編集画面に切り替える。メール形式の場合、加入者端末11Bのメールアドレスに加えて、災害システムのメールアドレスも同時に指定する。これ以降は、図9と同様であるので説明を省略する。
<規制の状況(規制率)に応じて、通話に変わる代替手段を決定>
図13は、規制の状況(規制率)に応じて、通話に変わる代替手段を決定する実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS101:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時、発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
ステップS102:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。同時に、保守コンソールからの入力、または下位装置からの通知により、音声通話の規制率(x%)とデータ通信の規制率(y%)を予め認識しており、それぞれの規制率から規制モードを決定する。
例えば、音声通話の規制率がa%以上(例えばa=60)の時にはモード1と決定する。音声通話の規制がb%以上(例えばb=90)で、データ通信の規制がc%以上(例えばc=50)の時にはモード2、音声通話の規制がb%以上(例えばb=90)で、データ通信の規制がd%以上(例えばd=70)の時にはモード3と決定する。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、規制中により接続不可である旨、及び規制モードを加入者端末11Aに通知する。
ステップS103:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し規制モードにより、「自動的に災害用伝言サービスシステムに接続」、「自動的に災害用WEBサイトにアクセス」、または「自動的にメール編集画面に切り替え」のいずれを実施するかを決定する。
例えば、モード1の場合、代替手段として災害用伝言サービスシステムに接続を行う、モード2の時には、災害用WEBサイトへのアクセスを行う、あるいは、モード3の時には、メール編集画面への切り替えを行う、などの手段が考えられる。その後、加入者端末11Aでは決定された方法に対応した手順を実施する。
<規制の状況(規制率)に応じて、加入者が選択できる代替手段を決定>
図14は、規制の状況(規制率)に応じて、加入者が選択できる代替手段を決定する実施形態の装置間シーケンスを示す。
ステップS111:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
ステップS112:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。同時に、保守コンソールからの入力、または下位装置からの通知により、音声通話の規制率(x%)とデータ通信の規制率(y%)を予め認識しており、それぞれの規制率から規制モードを決定する。
例えば、音声通話が全面的に100%規制されている場合はモード11と決定し、音声の規制がd%以下(例えばd=70)の場合はモード12と決定し、音声の規制がd%以上の場合はモード13と決定する。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、規制中により接続不可である旨、及び規制モードを加入者端末11Aに通知する。
ステップS113:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し音声通話の規制モードにより、加入者端末画面上にオプション選択メニューとして表示すべき項目を決定する。
決定手段としては、例えば、モード11の場合は、「2.災害用WEBサイトにアクセス」、「3.メール編集画面に切り替え」のみの選択可能にする(例2)。モード12の場合は「1.災害用伝言サービスシステムに接続」、「2.災害用WEBサイトにアクセス」、「3.メール編集画面に切り替え」を選択可能にする(例1)。モード13の場合は「3.メール編集画面に切り替え」のみを選択可能にする(例3)。
ステップS114:加入者端末11Aは音声による通話ができないことを加入者にアナウンスする。あるいは、加入者端末画面上に音声による通話ができないことを表示する。
ステップS115:加入者端末画面上にステップS113で決定された項目のオプション選択メニューを表示し、加入者にオプションの選択を促す。なお、図14では、選択不可の項目は表示するが選択はできないように示しているが、選択可能な項目のみ表示するようにしても良い。
ステップS116:加入者からのオプション選択を契機に、加入者端末11Aでは各オプションに対応した手順を実施する。
<<発信側が規制対象セル内に在圏の場合>>
発信側が規制対象セル内に在圏の場合について説明する。
第1ステップ:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時、発呼信号が加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信される。
第2ステップ:コアネットワーク14では、保守コンソールからの入力または下位装置からの通知により、規制セルの情報(RNC番号+NodeB番号+セル番号)を予め認識している。発呼信号を受信したコアネットワーク14では着加入者番号から在圏セルを求め、加入者端末11Aが規制エリアに在圏しているため発呼規制中により接続不可である旨を、加入者端末11Aに通知する。
第3ステップ:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し加入者端末11Bが規制中である場合と同じ下記の4種の方法を実施する。実施形態については、図5〜図14に記述された方法と同様である。
(1)通話に替わる代替手段が選択可能。
(2)通話に替わる代替手段を自動的(強制的)に実施。
(3)規制の状況(規制率)に応じて、通話に変わる代替手段を自動的(強制的)に実施。
(4)規制の状況(規制率)に応じて、加入者が選択できる代替手段を決定。
また、この他に、
第1ステップ:加入者端末11Aが加入者端末11Bに発呼した時、加入者端末11A、無線基地局12A、無線ネットワーク制御装置13A、コアネットワーク14の順に送信されるが、無線ネットワーク制御装置13Aの輻輳により接続不可である旨を、加入者端末11Aに通知する。
第2ステップ:通知を受信した加入者端末11Aでは、通常のビジートーンを出力するのではなく、災害用手順を起動し加入者端末11Bが規制中である場合と同じ(1)〜(4)の方法を実施しても良い。
本発明では、次のような効果が得られる。着信加入者が災害等により規制されていることを発信加入者が認識していない場合に、発信加入者に認識させると共に、音声通話以外の伝言やメール等の連絡方法を案内することで、規制地域内の加入者への連絡が可能となる。また、規制地域加入者への連絡不可による無駄な再発呼を抑止し、ネットワークへの無駄な負荷の増大を防止できる。
なお、災害用伝言サービスシステムへの接続は、予め定められた特番にダイアルすることで接続が実行され、災害用WEBサイトへのアクセスは予め定められたサーバにアクセスすることにより実行される。加入者端末11A上には、特番、サーバ情報を予め組み入れておくことが必要であるが、特番、サーバ情報が変更になった場合などの対応のため、それらの最新情報をダウンロードできる仕組みをもっているのが望ましい。
なお、上記実施形態では、移動通信システムを例にとって説明したが、この技術は固定通信システムへの適応も可能である。
なお、災害オプション制御部30が請求項記載の提示手段に相当し、データベース80が蓄積手段に相当し、コアネットワーク規制監視部73が監視手段に相当し、伝言通知制御部82,伝言通知制御部95が伝言通知手段に相当し、メール拒否解除部64がメール拒否モード解除手段に相当し、緊急メール通知部65が緊急メール通知手段に相当する。
(付記1)
第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末で災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示し、いずれかを選択させることを特徴とする輻輳制御方法。
(付記2)
付記1記載の輻輳制御方法において、
前記第1の加入者端末で災害システムへの接続が選択されたとき、前記災害システムでは前記第1の加入者端末から前記第2の加入者端末への伝言を蓄積し、
前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記災害システムから前記第2の加入者端末を呼び出して前記伝言を通知することを特徴とする輻輳制御方法。
(付記3)
付記1記載の輻輳制御方法において、
前記第1の加入者端末でメール機能が選択されたとき、前記第1の加入者端末で作成された緊急メールを前記第2の加入者端末に通知すると共に前記災害システムで蓄積することを特徴とする輻輳制御方法。
(付記4)
第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末では災害システムに接続して前記第2の加入者端末への伝言を送信し、
前記災害システムでは前記第1の加入者端末から前記第2の加入者端末への伝言を蓄積し、
前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記災害システムから前記第2の加入者端末を呼び出して前記伝言を通知することを特徴とする輻輳制御方法。
(付記5)
第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末ではメール機能により前記第2の加入者端末への緊急メールを作成し、
前記第1の加入者端末で作成された緊急メールを前記第2の加入者端末に通知すると共に前記災害システムで蓄積することを特徴とする輻輳制御方法。
(付記6)
第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、前記通信規制地域内の規制状況を前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末では前記規制状況に応じて災害システムへの接続とメール機能への切り替えのいずれかを決定することを特徴とする輻輳制御方法。
(付記7)
第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、前記通信規制地域内の規制状況を前記第1の加入者端末に提示し、
前記第1の加入者端末では前記規制状況に応じて災害システムへの接続とメール機能への切り替えのうち選択可能なものを提示して選択させることを特徴とする輻輳制御方法。
(付記8)
通信規制地域内の加入者端末に対し発呼して接続できないことをコアネットワークから提示されたとき、災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示して、いずれかを選択させる提示手段を
有することを特徴とする加入者端末。
(付記9)
第1の加入者端末から第2の加入者端末への伝言を蓄積する蓄積手段と、
コアネットワークを監視して前記第2の加入者端末の着信規制の状況を監視する監視手段と、
前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記第2の加入者端末を呼び出して前記蓄積手段に蓄積されている前記第2の加入者端末への伝言を通知する伝言通知手段を
有する特徴とする災害システム。
(付記10)
第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に送信された緊急メールに対し前記第2の加入者端末がメール拒否モードであるとき、前記メール拒否モードを解除するメール拒否モード解除手段と、
前記緊急メールを災害システムに通知する緊急メール通知手段を
有する特徴とするコアネットワーク。
(付記11)
付記1,2,4,6,7のいずれか1項記載の輻輳制御方法において、
前記災害システムへの接続は、災害用伝言サービスへの接続と災害用WEBサイトへのアクセスのいずれかであることを特徴とする輻輳制御方法。
(付記12)
付記8記載の加入者端末において、
前記災害システムへの接続は、災害用伝言サービスへの接続と災害用WEBサイトへのアクセスのいずれかであることを特徴とする加入者端末。
(付記13)
付記2,4,11のいずれか1項記載の輻輳制御方法において、
前記災害システムは、前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記第2の加入者端末が着信するまで繰り返し前記第2の加入者端末を呼び出すことを特徴とする輻輳制御方法。
(付記14)
付記9記載の災害システムにおいて、
前記伝言通知手段は、前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記第2の加入者端末が着信するまで繰り返し前記第2の加入者端末を呼び出すことを特徴とする災害システム。
(付記15)
付記13記載の輻輳制御方法において、
前記第2の加入者端末では、前記伝言を受信したことを前記災害システムに通知することを特徴とする輻輳制御方法。
本発明方法が適用される移動通信ネットワークの構成図である。 加入者端末の機能構成図である。 コアネットワークの機能構成図である。 災害システムの機能構成図である。 通話に替わる代替手段が選択可能な実施形態の装置間シーケンスである。 加入者が「(1−1)災害用伝言サービスへの接続」を選択した実施形態の装置間シーケンスである。 加入者が「(1−2)災害用WEBサイトへのアクセス」を選択した実施形態の装置間シーケンスである。 加入者が「(1−2)災害用WEBサイトへのアクセス」を選択した実施形態の装置間シーケンスである。 加入者が「(1−3)メール機能へ切り替え」を選択した実施形態の装置間シーケンスである。 自動的に災害用伝言サービスへ接続する実施形態の装置間シーケンスである。 自動的に災害用WEBサイトにアクセスする実施形態の装置間シーケンスである。 自動的にメール機能に切り替える実施形態の装置間シーケンスである。 規制の状況(規制率)に応じて、通話に変わる代替手段を決定する実施形態の装置間シーケンスである。 規制の状況(規制率)に応じて、加入者が選択できる代替手段を決定する実施形態の装置間シーケンスである。
符号の説明
11A,11B 加入者端末(UE)
12A,12B 無線基地局(Node B)
13A,13B 無線ネットワーク制御装置(RNC)
14 コアネットワーク
15 災害システム
25 災害用手順制御部
26 規制中通知部
30 災害オプション制御部
35 オプション実行部
61 災害規制判定通知部
63 緊急メール制御部
66 規制情報管理部
75 伝言サービスシステム制御部
80 データベース
90 災害用WEBサイトシステム制御部

Claims (10)

  1. 第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
    前記第1の加入者端末で災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示し、いずれかを選択させることを特徴とする輻輳制御方法。
  2. 請求項1記載の輻輳制御方法において、
    前記第1の加入者端末で災害システムへの接続が選択されたとき、前記災害システムでは前記第1の加入者端末から前記第2の加入者端末への伝言を蓄積し、
    前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記災害システムから前記第2の加入者端末を呼び出して前記伝言を通知することを特徴とする輻輳制御方法。
  3. 請求項1記載の輻輳制御方法において、
    前記第1の加入者端末でメール機能が選択されたとき、前記第1の加入者端末で作成された緊急メールを前記第2の加入者端末に通知すると共に前記災害システムで蓄積することを特徴とする輻輳制御方法。
  4. 第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
    前記第1の加入者端末では災害システムに接続して前記第2の加入者端末への伝言を送信し、
    前記災害システムでは前記第1の加入者端末から前記第2の加入者端末への伝言を蓄積し、
    前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記災害システムから前記第2の加入者端末を呼び出して前記伝言を通知することを特徴とする輻輳制御方法。
  5. 第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、接続できないことを前記第1の加入者端末に提示し、
    前記第1の加入者端末ではメール機能により前記第2の加入者端末への緊急メールを作成し、
    前記第1の加入者端末で作成された緊急メールを前記第2の加入者端末に通知すると共に前記災害システムで蓄積することを特徴とする輻輳制御方法。
  6. 第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、前記通信規制地域内の規制状況を前記第1の加入者端末に提示し、
    前記第1の加入者端末では前記規制状況に応じて災害システムへの接続とメール機能への切り替えのいずれかを決定することを特徴とする輻輳制御方法。
  7. 第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に対し発呼したとき、前記通信規制地域内の規制状況を前記第1の加入者端末に提示し、
    前記第1の加入者端末では前記規制状況に応じて災害システムへの接続とメール機能への切り替えのうち選択可能なものを提示して選択させることを特徴とする輻輳制御方法。
  8. 通信規制地域内の加入者端末に対し発呼して接続できないことをコアネットワークから提示されたとき、災害システムへの接続とメール機能への切り替えを提示して、いずれかを選択させる提示手段を
    有することを特徴とする加入者端末。
  9. 第1の加入者端末から第2の加入者端末への伝言を蓄積する蓄積手段と、
    コアネットワークを監視して前記第2の加入者端末の着信規制の状況を監視する監視手段と、
    前記第2の加入者端末の通信規制が解除したとき前記第2の加入者端末を呼び出して前記蓄積手段に蓄積されている前記第2の加入者端末への伝言を通知する伝言通知手段を
    有する特徴とする災害システム。
  10. 第1の加入者端末から通信規制地域内の第2の加入者端末に送信された緊急メールに対し前記第2の加入者端末がメール拒否モードであるとき、前記メール拒否モードを解除するメール拒否モード解除手段と、
    前記緊急メールを災害システムに通知する緊急メール通知手段を
    有する特徴とするコアネットワーク。
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