JP4515438B2 - 移動端末装置 - Google Patents

移動端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4515438B2
JP4515438B2 JP2006313228A JP2006313228A JP4515438B2 JP 4515438 B2 JP4515438 B2 JP 4515438B2 JP 2006313228 A JP2006313228 A JP 2006313228A JP 2006313228 A JP2006313228 A JP 2006313228A JP 4515438 B2 JP4515438 B2 JP 4515438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
data
mobile terminal
base station
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006313228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007053816A (ja
Inventor
兼美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Mobile Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Mobile Corp filed Critical SoftBank Mobile Corp
Priority to JP2006313228A priority Critical patent/JP4515438B2/ja
Publication of JP2007053816A publication Critical patent/JP2007053816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4515438B2 publication Critical patent/JP4515438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

この発明は、例えば移動通信網内で、発生し得る多数の通信回線の接続要求に対する処理方法に関するものである。特に地震の震度に関する情報(データ)と連動して行う処理に関するものである。また、その情報に基づいて行う移動端末装置側への制御、利用者への情報提供、移動端末装置側で行われる輻輳抑制等等を行うシステム、システムを構成する各機器、移動端末装置に関するものである。またこの発明は、地震災害に見舞われた地域に在圏する移動端末装置を有する利用者に対し、震度情報と、地震による通信規制の旨と、該通信規制による通信可能な時間を文字情報により通知することを特徴とする移動通信サービスを行えるようにしたものである。
従来から電気通信回線網内のある機器に処理が集中し、著しい負荷がかかることがある。特に電話のような通信、通話通信回線網において、災害、イベント等があった場合に、突発的に通信回線を接続して通信路を確立する要求(以下、通信要求という)が激増する場合がある。特に地震災害については、突然発生するために通信要求の予測が困難であるし、ある程度広範囲で瞬間的に発生する上に、テレビ、ラジオ等を通じて全国に情報が伝達されることが多いため、地震後には、安否確認、報告等のための発信、着信の通信要求が激増し、一般公衆回線網をはじめ、移動通信網においても回線利用状態が突発的な過密(渋滞)状態に陥ることが多くなる。この結果、被災地域に在圏する移動端末装置に対する通信要求について通信路(チャネル)確立のための処理を行う交換機等では予め設定された通信負荷容量の上限に達してしまう。上限に達すると交換機等の制御手段は、その負荷をこれ以上増加させないようにするための処理(以下、輻輳処理という)を開始する。
通常、輻輳処理では、機器の通信負荷容量が一定水準以下となるまで、新規の通信要求に対して通信回線を接続せず、通信路確立処理の実行を中止する処理が行われる。このことは、使用側から見た場合、発信による新たな通信を開始する(通信を要求する)ことも、着信する(通信を要求される)こともできなくなる(通信ができない、電話がかからない)ことを意味する。
一方、こうした緊急事態に備え、交換機等において輻輳処理が行われていても、ある通信要求に対しては、一定量の範囲内で通信路を確立することができる優先接続設定がある。これは発信者の発信番号(電話番号)又は識別番号を、通信網内の利用者情報管理データベースに登録する際、ある発信者の発信番号(電話番号)又は識別番号を優先接続設定する番号として予め登録しておき、その番号に対する通信要求については、輻輳処理が行われていても通信路を確立させるものである。ただ、この優先接続設定は、通常、例えば警察、消防の行政等のような特殊な用途のために設定されるものであり、一般の利用者に対しては提供されない。
従って地震災害時、例えば建物の下敷き等にみまわれ、早急に救済を求めたいときに端末装置を使って発信しようとしても、すでに利用が過密状態で輻輳処理が行われており、新規の発着信が規制されていた場合、通信をすることができず、本来助かる可能性のある人命が失われてしまうということが起こり得る。
また、輻輳処理では、現在確立されている通信状態を正常維持する処理が行われる。これは、突発的な通信処理の過密による交換負荷変動に対して交換機等の動作が左右されないよう、その時点で確立した通信状態を維持することで、通信異常終了処理による交換処理全体の負荷増加を回避することを目的としている。ゆえにこのことは、地震災害時に通信状態であるときには、通信網が正常に動作している限り、加入者は突然の回線切断に陥らないことを意味する。
ただ、この通信状態を維持する処理のために、輻輳処理を開始した時点で通信路が確立されている加入者はその回線(通信)を積極的に解放しない限り、そのまま継続して通信を行うことができる。そのため、地震のような突発的な災害が終息した後でも、数時間に渡って、通信網においては通信過密状態(輻輳状態)が継続し、何時までたっても解消しないという問題点があった。
そこで、輻輳処理を行うとともに、通信要求数に基づいて通信時間を規制し、通信要求数が増加すれば通信時間を短くし、通信要求数が減少すれば長く設定する通信規制方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−186254号公報(3ページ、図2)
しかしながら、電気通信回線網中で輻輳処理中の交換機等に上記のような複雑な処理を実行させることは、かえって機器全体の処理の負荷を増加させる結果となってしまう。そのため、例えばこれらの処理を行うための制御容量を確保するために、輻輳処理を開始する通信負荷容量の閾値をあらかじめ低い値に設定するなどの迂回方法を取らなければならなかった。従って輻輳処理中の絶対回線容量が減少してしまい、輻輳処理の際に、時間が規制された通信に用いられる回線数が減少せざるを得なくなってしまう。
以上の問題点を解決するため、この発明では災害時における通信要求の処理において、過密状態、輻輳状態を可能な限り回避し、できるだけ多くの利用者が通信できるように許容するための方法を提供することを目的とする。そして、それを実現するための移動通信網側で行われる処理、移動端末装置側で行われる処理方法等を提供することを目的とする。
本発明に係る移動端末装置は、相手端末装置と通信又は通信を行うための、文字データ又は音声用データを含む信号の送受信を無線で行う無線通信手段と、入力された相手端末装置の電話番号のデータ又は電子メールアドレスのデータを、それぞれ定められた上限数だけ記憶することができる緊急用登録手段と、移動通信網を介して地震発生の旨の信号が送信された後に、発信指示の信号が入力されたものと判断すると、緊急用登録手段に記憶された電話番号のデータ又は電子メールアドレスのデータに基づいて、通信の要求又は文字データを含む信号の送信要求を無線通信手段に行わせる制御手段とを備えるものである。
本発明においては、移動通信網を介して地震発生の旨の信号が送信された後に、発信指示の信号が入力されたものと判断すると、緊急登録手段に記憶された相手方端末装置の電話番号のデータ又は電子メールアドレスのデータに基づいて通信の要求又は文字データを含む信号の送信要求を発する。そのため、利用者はあらかじめ登録によって、緊急登録手段に電話番号等のデータを記憶させておくことで、地震発生時にむやみに通信、通信の要求を行ったり、することがなくなる。また、あらかじめ登録することで、慌てずに要求等を行うことができる。
また、本発明においては、1台の移動端末装置において緊急用登録手段に記憶できる電話番号のデータ又は電子メールアドレスのデータのそれぞれの上限数を定めることにより、移動通信網の過密状態を防ぎ、できるだけ多くの利用者に通信、通信を行なわせることができる。
また、緊急用登録手段に記憶されたある電話番号のデータに基づいて行った通信の要求による通信路が確立されなかった場合に、緊急用登録手段に記憶された他の電話番号に係る通信の要求を自動的に行うかどうかの設定を行うことができるものである。
また、本発明に係る移動端末装置は、電話番号のデータと優先順位のデータが関連付けられて緊急登録手段に記憶され、制御手段は、緊急用登録手段に記憶された電話番号のデータに基づいて行った通信の要求による通信路が確立されなかったものと判断すると、優先順位のデータに基づく順番で、通信の要求を無線通信手段に行わせる。
本発明においては、電話番号のデータには優先順位が定められており、通信を要求した通信路が確立されなかった場合には、その順で通信の要求を無線通信手段に行わせるようにしたので、利用者も慌てずに、重要な順から通信の要求等を行うことができる。
また、本発明に係る移動端末装置は、緊急用登録手段に記憶された電話番号のデータに基づいて行った通信の要求による通信路が確立されなかった場合の制御手段の処理を任意に設定できる。
本発明においては、例えば複数登録されていても、最初に登録された電話番号のデータに基づいてしか通信の要求を行わない等の設定が任意にできるので便利である。
また、本発明に係る移動端末装置には、発信指示の信号を送信するための専用のボタンを設ける。
本発明においては、緊急用の通信の要求を行うための発信指示の信号を送信するための専用のボタンを設けるようにしたので、簡単な操作で要求を行うことができる。
また、本発明に係る移動端末装置の制御手段は、緊急発生の旨の信号が送信されると、あらかじめ設けられているあるボタン押下により送信される信号を発信指示の信号と判断する。
本発明においては、制御手段が、緊急発生の旨の信号が送信された場合に、あるボタンの押下による信号を発信指示の信号と判断するようにすれば、あらかじめ専用のボタンを設けておかなくてもよい。
以上説明したように、利用者の視点から見たとき、地震災害発生時、地震震度を知ることができ、また、通信規制処理により、全ての利用者に通信を行う機会を得ることができるので、安否確認等を行う上で優れた効果を奏する。また移動通信網においては、通信路が確立された利用者だけに不用意に永続的な通信の機会を与えずにすみ、永続的な輻輳状態を回避することができると共に、緊急性の度合いに応じた通信回線の提供を図ることができ、突発的な通信過密を回避する上で優れた効果を奏する。
実施の形態1.
図1は本発明の第1の実施の形態に係る移動端末通信システムを主とした移動通信網10の構成を表した図である。
本実施の形態における、移動通信網10は、例えば携帯電話等のような、移動端末装置11が通話をはじめとする通信を行うために用いられる電気通信回線網である。
本実施の形態では移動通信網10は、複数の無線基地局(BTS)21、無線基地局制御装置(BSC又はRNC)31及び移動通信交換機(MSC)41と、関門交換機(GMSC)41A、位置登録記憶メモリ(HCR、HLR等)51、移動通信網監視装置61(以下、監視装置61という)、移動端末装置11(端末12)で構成されている。なお、移動端末装置(MS)11(端末12)については、実際にはさらに多く存在するが、図1では模式的に示してある。
また、端末装置12は、図1においては移動端末装置を例示しているが、本実施の形態によれば、他の電気通信網71に収容される端末装置を示す場合、固定端末でもIP電話でもよい。
移動通信網10を構成する各局、装置又は機器は、通信回線接続による通信路として用いられる加入者回線81(加入者回線81は通信回線の束である。)及び移動通信網10全体の保守管理のために用いられる保守回線91によって網状又は枝状に相互接続されている(ここで、加入者回線81及び保守回線91は、有線、無線又はこれらが混在する回線であるかは特に問わない)。また、移動通信網10は、関門交換機2Aを介して他の電気通信網71(移動通信網、固定通信網、インターネット等)と接続されている。
図1において、各無線基地局21は、アンテナ、送受信制御装置等(図示せず)を有し、無線通信可能な範囲(セル)内に在圏する移動端末装置11との間で無線通信を行うために設けられている。そのため、例えば、通信、制御等の信号の変復調、信号の送受信、電力制御サポート等の処理を行う。ここで、本実施の形態の無線基地局21には地震震度計21Aが備えられており、計測した震度のデータ及び無線基地局21に固有に付された識別番号のデータを含む信号を、保守回線91を介して後述する監視装置61に送信する。ここでは、監視装置61が処理を行うために必要とするデータ(情報)以上の震度(後述するように例えば震度5)を計測した場合のみ、震度のデータ等の信号を送信するように設定しておいてもよい。また、移動通信網10内に設けられた総ての無線基地局21が地震震度計21Aを備えておく必要はなく、複数の無線基地局21分を代表させる地震震度計21Aをある無線基地局21に備えておくようにしてもよい。どの無線基地局21に地震震度計21Aを備えるか備えないかは、設定地域等の判断材料に応じて移動通信網10の管理者が任意に選択することができる。
移動端末装置11は、ある無線基地局21との間で発信元(通信要求する側)又は着信先(通信要求される側)となり、加入者回線81を介して通信又は通信を行う移動体端末装置である。ここで、本実施の形態では移動端末装置11との接続対象(通信相手)となる端末装置は、移動端末装置、固定端末装置(いわゆるIP電話も含む)等を問わず、端末12とする。また、加入者回線81又は他の電気通信網71により通信回線が接続され、移動端末装置11と端末12との間で通信又は通信が行える状態を通信路(呼)が確立したという。
複数の無線基地局21を制御管理するために設けられているのが無線基地局制御装置31である。無線基地局制御装置31は、通信路の確立、開放及び維持を図るため、無線基地局21(移動端末装置11)と交換機41との間で、通信回線の接続、切断及び維持の制御を行う。通信又は制御信号の送受信を制御するための装置であり、移動端末装置11、無線基地局21と交換機41との間の発着呼制御、通信チャネルの割当て、移動端末装置11の在圏エリア及び収容セクターの切換え(ハンドオーバー)等の処理を行う。ここで、本実施の形態の無線基地局制御装置31は、タイマ等の計時手段(図示せず)により計時を行うことで通信時間(通信路を占有できる時間)を制御できる機能を有し、場合によっては接続されている通信回線を切断(開放)させることができる。そして、この機能を用いて、保守回線91を介して後述する監視装置61から規制処理の旨の信号が送信されると、輻輳処理と共に、また輻輳処理に代えて通信規制処理を実行することができる。
通信規制処理とは、通信回線が接続され、通信路が確立されているものについては通信が継続できるように処理をする点は輻輳処理と同様であるが、通信負荷容量の(残り、余力)を用いて新たな通信要求に対しても通信回線を接続し、通信路を確立する。そして、その新たな通信路を確立した際、その通信路の占有を、最大通信許容時間(例えば10秒間)内に規制し、その時間に接続されている通信回線を切断(接続終了)する処理である。さらに処理中においては同一人の間で複数回の通信を認めない処理を行う。通信規制処理を行うかどうかの判断の基準は、特に限定するものではないが、本実施の形態では、地震の頻度、被害の大きさ、建築物損壊の可能性等の点から、震度5以上が計測された無線基地局21(地域)に対して通信規制処理を行うようにする。そして、最大通信許容時間については震度に応じた設定をする。震度と最大通信許容時間との関係(どの震度でどの最大通信許容時間を適用するか)はあらかじめ管理者(オペレータ)等が定義し、定義値をデータとして監視装置61に記憶させておく。どの震度で通信規制処理の指示を送信するか、どの震度で最大通信許容時間をどの程度の時間に設定するかは、過去に記録された震度とトラフィックとの関係等に基づいて決定するようにしてもよい。さらに、機器の負荷軽減を図るため、通信規制処理をできるだけ複雑にしないようにする。例えば、通信規制処理中は、各機器に設定された最大通信許容時間を変更しないようにする。
交換機は、複数の無線基地局制御装置31を管理し、さらにそれらの無線基地局制御装置31の管理下にある無線基地局21と無線通信を行っている移動端末装置11の通信路を管理等する移動通信交換機41(以下、交換機41という)と、例えば固定電話、契約関係にない他の携帯端末装置等の端末12との間で通信をするため、他の電気通信網71と通信回線接続を行い、確立された通信路を管理等する関門交換機41Aとがある。また、交換機41間の通信接続を中継するための中継交換機もあるが、本実施の形態では説明を省略する。通常、1つの交換機41は複数(例えば十数機)の無線基地局制御装置31を管理する。本実施の形態の交換機41についても、保守回線91を介して後述する監視装置61から規制処理の旨の信号が送信されると、通信規制処理を実行することができる。交換機41は、通信路の確立、開放及び維持を図るため、端末12側の通信回線の制御を行う相手方の交換機41との間で、通信回線の接続、切断及び維持の制御を行う。このように、通信路の確立、開放及び維持を図るために通信回線の接続、切断及び維持の制御を行うという点では、無線基地局制御装置31及び交換機41(関門交換機41A)は同じ通信回線制御手段ということができる。
ここで、通常、移動通信網においては、無線基地局制御装置31が通信回線の切断処理を行う前に、交換機41が相手方の交換機41との通信回線の切断処理を行うと、監視装置61において異常終了と判断してしまうことになる。そこで、交換機41が通信規制処理を行う場合には、交換機41が最大通信許容時間を越えた通信路があると判断すると、通信路上にある管理下の無線基地局制御装置31に対して通信回線の切断処理を行わせてから、通信回線の切断を行うようにする。
位置登録メモリ51は、移動通信網10を直接的に利用可能な各移動端末装置11が存する位置の概略を示すデータ(以下、位置データという)等のデータを定義値(パラメータ)として登録する、いわゆるデータベースシステムである。ここで、直接的に利用可能とは、移動通信網10の各無線基地局21との間で無線通信を行うことができる、関門交換機41A介さないで利用することができるという意味である。移動端末装置11に関する定義値としては、移動端末装置11に付与された電話番号のデータ及び端末識別子のデータが含まれる。なお、移動体端末に付与された電話番号のデータ及び端末識別子のデータは、移動体端末に挿入されるデータカード(加入者識別モジュールともいう。)に記録されているものであってもよい。また、移動端末装置11の位置に関する定義値としては、無線基地局制御装置31を介し、管理下にある複数の無線基地局21を総括するために各交換機41に固有に付された地域番号のデータに加え、本実施の形態では、各無線基地局21に固有に付された識別番号のデータも位置に関する定義値として含める。これにより、移動端末装置11による通信路を管理している交換機41だけでなく、どの無線基地局21との通信範囲(セル)内に在圏しているかを判断することができる。つまり、移動端末装置11の位置をより詳しく特定することができる。また、これらの定義値の他に、課金等を行うため、移動端末装置11の通信履歴(通信相手先、通信時刻、通信時間等)に関するデータも定義値として位置登録メモリ51に記憶される。
ここで、位置データが位置登録メモリ51に登録される手順について説明する。移動端末装置11は、電源投入された際や、無線基地局21のセル内に在圏する状態に至った際等に、無線基地局21との間で無線通信を行い、自身に付与された電話番号のデータ及び端末識別子のデータを無線信号に搬送させて送信する。無線基地局21では受信した無線信号に基づく信号を加入者回線81を介して無線基地局制御装置31に送信する。無線基地局制御装置31では、電話番号のデータ及び端末識別子のデータに地域番号のデータ及び無線基地局21の識別番号のデータを関連づけ、これらの定義値を含む信号を位置登録メモリ51に送信する。ここで無線基地局21の識別番号のデータとの関連づけは、無線基地局21が行うようにしてもよい。位置登録メモリ51は、送信された信号に含まれるデータを定義値として登録処理し、位置登録完了通知を含む信号を交換機41、無線基地局制御装置31及び無線基地局21を介して移動端末装置11に送信する。移動端末装置11は、無線基地局21からの無線信号に含まれる、位置登録メモリ51からの位置登録完了通知に基づいて、発着信の待機状態(通信要求ができる又はされる状態)に状態を移行する。
ネットワークセンタ(NWC)にある監視装置61は、移動通信網10内の各無線基地局21及び各交換機41、関門交換機41Aをはじめとする構成装置、機器の状態監視を行うための装置である。例えば装置、機器に異常が発生すると、保守回線91を介して異常発生の旨の信号が監視装置61に送信される。監視装置61は、接続された表示手段(図示せず)に対して表示を行なわせ、監視を行っているオペレータに各装置、機器等の監視状況、異常発生等を示す。また、各装置、機器に対して、オペレータからの指示又は自身の判断に基づく指示のデータを含む信号を保守回線91を介して送信することもできる。本実施の形態では、無線基地局21から送信された震度のデータに基づいて、対応する交換機41、無線基地局制御装置31に対し、通信規制処理を行わせる指示及びその最大通信許容時間のデータを含む信号を保守回線91を介して送信する。
従来の輻輳処理では、処理中に新たな通信回線設定を中止していたが、本実施の形態は、移動通信網内に存在する無線基地局制御装置31、交換機41が、例えば、時間計測ができるタイマ等の手段を用いて通信回線接続の時間制御を行える機能を有している。そして、地震が発生した場合に、監視装置61が最大通信許容時間を設定して、保守回線91を介して通信規制処理の指示及び設定した最大通信許容時間のデータを信号として送信する。通信規制処理の指示を受けた無線基地局制御装置31、交換機41では、輻輳処理と共に通信時間を最大通信許容時間内に規制した通信回線設定を行うようにする。最大通信許容時間は、無線基地局21毎に設定することで、震度に応じた地域を細かく設定できる。さらに、処理を行う装置に余計な負荷がかからないように、処理中は一度決定した通信時間を変更しないようにし、負荷をできる限り少なくすることで、その分、通信回線数を確保する。また、監視装置61では最大通信許容時間を設定する際、震度のデータに基づいて無線基地局21をグループ分けし、各グループに対し、震度に応じてあらかじめ定められた定義値に基づいて最大通信許容時間を設定する。
次に本実施の形態における通信規制処理について詳細に説明する。図2は通信規制処理を指示するまでの手順を表す図である。まず、監視装置61が通信規制処理を指示するまでの手順について説明する。地震発生により、地震震度計21Aが計測した震度のデータ及び識別番号のデータを含む信号を無線基地局21から監視装置61に保守回線91を介して送信する(S1)。本実施の形態では、震度5以上が計測された無線基地局21(地域)に対して通信規制処理を行うので、震度5未満であれば監視装置61に送信しないようにすることもできる。
監視装置61では、送信された信号に含まれるデータに基づいて、無線基地局21を震度毎のグループに分ける。そして、あらかじめ定めた定義値のデータに基づいてグループ毎に最大通信許容時間を設定する(S2)。ここで、一般的には、震度が大きい地域ほど通信要求が多い傾向にあるので最大通信許容時間を短く設定するようにしてもよい。ただ、この設定に限定するものではない。そして、震度の大きいグループを管理している無線基地局制御装置31又は交換機41から順に通信規制処理を指示する旨及び最大通信許容時間のデータを含む信号を保守回線91を介して送信する(S3)。このように、震度に応じたグループ分けをすることにより、震度が大きい基地局を収容する無線基地局制御装置31又は交換機41に対し、優先的に通信規制処理の信号を送信して設定を行わせることができる。
図3は通信規制処理時の移動端末装置11から発信を処理する手順を表す図である。次に通信規制処理を開始した後、移動端末装置11からの発信又は移動端末装置11に着信がなされる場合の交換機41、無線基地局制御装置31の処理手順について説明する。まず、移動端末装置11から発信を行う場合について説明する。無線基地局21は、移動端末装置11から発信による通信要求を含む無線信号を受信する(S11)。その通信要求の信号は無線基地局制御装置31を介して交換機41に送信される(S12)。移動端末装置11からの発信による通信要求を受信した交換機41は、位置登録メモリ51に登録されているデータに基づいて、通信要求した発信元の移動端末装置11が、現時点で契約等(料金等の面も含めて)がなされて移動通信網10でのサービスが利用できるかどうかを判断する。ここで、通常、料金滞納等で利用できないと判断すれば、通信を行うことができないが、緊急対応の観点から、通信規制処理時にはこのような判断をなくし、通信等ができるようにしてもよい。さらに、また、通信規制処理においては、同一人間で一度通信路を確立した場合には、再度の通信回線接続による通信路確立を行わないようにしているので、位置登録メモリ51に登録されている通信記録等のデータに基づいて、通信規制処理が開始されてから、相手先(端末12)との間で通信を行ったかどうかを判断する(S13)。
ここで、場合によっては、通信規制処理の対象となる震度5以上の無線基地局21とそうでない無線基地局21とを管理、制御している交換機41、無線基地局制御装置31があり得る。このような場合、例えば、地震震度計21Aが震度5以上を計測した無線基地局21以外の無線基地局21からの通信は、より危険な地域からの通信を優先して受け付けるという観点から、従来の輻輳処理と同様、新たな通信要求を受け付けないようにする。
また、交換機41は、移動端末装置11から送信された信号に含まれる相手先(端末12)の電話番号のデータに基づいて、端末12が移動通信網10を利用しているどうかを判断する(現在では、電話番号によって管理会社等を判断することができる)。もし、電話番号のデータに基づいて判断できない場合は、位置登録メモリ51に定義値として登録されているデータに基づいて判断する。
端末12が移動通信網10の管理下にあると判断すると、位置登録メモリ51に端末12に関するデータを含む信号を送信させる(S14)。そして、端末12の位置データに基づいて、端末12が収容されている相手方の交換機41を判断し、その交換機41との間で通信回線の接続設定を行う(自分自身の場合もある)(S15)。そして、収容されている交換機41は、無線基地局制御装置31を介した管理下の無線基地局21に対し、端末12の呼び出しの旨の無線信号を送信する(S16)。端末12がその呼び出しに応じ、端末12から応答の旨の通信要求の信号が送信されると、収容されている交換機41、無線基地局制御装置31、無線基地局21の間の通信回線を接続する。そして、着信指示が端末12に行われる。端末12は、着信音、表示等の着信動作により所持者に着信の旨を通知する。所持者が着信に応答すると通信路が確立される(S17)。ここで、通常では、交換機41の収容下にある無線基地局21を用いて、移動端末装置に対して一斉に呼出を行うが、本実施の形態では、位置データとして端末12無線基地局21の識別番号のデータも位置登録メモリ51に登録されているので、無線基地局21単位で端末12の呼び出しの旨の無線信号送信を行うようにしてもよい。
一方、端末12が例えば固定電話等であり、直接的に利用可能ではないと判断すると、関門交換機41Aとの間で接続を行う。関門交換機41Aは、さらに、他の電気通信網70内にある他の通信網の交換機との間で交換機41間で行われる接続設定と同様の設定を行い(S15A)、端末12から通信要求が発信されると通信路を確立する。
移動端末装置11と端末12との通信路が確立されると、タイマ等による計時が開始される。最大通信許容時間になっても、移動端末装置11と端末12からの通信回線切断の指示がなされないと判断すると、通信規制処理を行っている機器(交換機41、無線基地局制御装置31)は、通信回線を切断(開放)し、新たな通信要求を受け付ける(S18)。ここで、交換機41については、前述したように、無線基地局制御装置31に通信回線切断の処理を行わせた上で、接続された相手方の交換機41との通信回線の切断を行うようにする。
図4は通信規制処理時に移動端末装置11への着信を処理する手順を表す図である。次に移動端末装置11が着信する場合について説明する。前述したように、移動端末装置11は定義値のデータが位置登録メモリ51に登録された後は待機状態に入っている。一方、端末12から通信要求が送信された交換機41又は関門交換機41Aは、位置登録メモリ51に登録された地域番号のデータに基づいて、移動端末装置11が収容された交換機41を判断し、その交換機41との間で通信回線を接続するための処理を行う。移動端末装置11が収容された交換機41は、回線に空きがあると判断すると、通信回線を接続する(S21)。
移動端末装置11が収容された交換機41は、位置登録メモリ51に定義値として登録されたデータに基づいて、移動端末装置11が直接的に利用可能であるかどうかを判断する(場合によっては端末12から通信要求が送信された交換機41又は関門交換機41Aが行うこともある)。また、発信の際と同様に、位置登録メモリ51に登録されている通信記録等のデータに基づいて、通信規制処理が開始されてから、相手先(端末12)との間で通信を行ったかどうかを判断する(S22)。直接的に利用可能であり、同一人間の通信ではないと判断すると、移動端末装置11を収容する無線基地局制御装置31に対し、呼び出し指示の信号を送信する(S23)。その信号を受信した無線基地局制御装置31は、制御下にある無線基地局21に、移動端末装置11への呼び出しの旨の無線信号を一斉送信させる(S24)。
呼び出しの旨の無線信号を受信した移動端末装置11は、応答の通信要求の旨の無線信号を無線基地局21に送信する。そして、その信号は、基地局制御装置31に送信され、さらに交換機41に送信される。これにより、交換機41、無線基地局制御装置31及び無線基地局21間の通信回線が接続され、着信指示が移動端末装置11に行われる(S25)。移動端末装置11は、着信音、表示等の着信動作により所持者に着信の旨を通知する(S26)。所持者が着信に応答すると通信路が確立され、タイマ等による計時が開始される(S27)。その後の交換機41、無線基地局制御装置31の通信規制処理動作については、上述したことと同様の処理を行うので、説明を省略する。
ここで、移動端末装置11と端末12との間で確立した通信路において、2以上の装置(例えば無線基地局制御装置31及び交換機41)がそれぞれ通信規制処理を行っている場合が考えられる。この場合においても、それぞれの装置において、ある通信路の確立はほぼ同時に行われると考えられるので、それぞれの装置がそれぞれ独立したタイミングで最大通信許容時間を越えたかどうかを判断するようにしても、通信時間の差が生じることは生じない。
以上のように第1の実施の形態によれば、無線基地局21に備えられた地震震度計21Aが測定した震度のデータ及び無線基地局21毎の識別番号のデータに基づいて、監視装置61が、無線基地局21毎に最大通信許容時間を設定し、通信規制処理を行う旨の指示及び最大通信許容時間のデータを含む信号を送信し、指示を受けた交換機41又は無線基地局制御装置31では、輻輳処理と共に新たに確立された通信路において、タイマ等の計時手段により、震度に応じて通信時間を制限する通信規制処理を行うようにしたので、移動回線網10の著しい過密状態を防ぎつつ、より多くの利用者に対して通信の機会を与えることができる。これにより、輻輳状態(新たな通信路確立が行われず電話がかからない状態)が続くのを回避することができる。
また、監視装置61が地震震度毎に無線基地局21を先にグループ化しておいてから、グループに対し最大通信許容時間を設定し、通信規制処理の指示、最大通信許容時間のデータを含む信号の送信等の処理を行うようにしたので、各無線基地局毎に様々な設定等を行う場合に比べ、処理を簡素化することができ、負荷軽減を行うことができる。また、グループに分けることにより、指示等を行う場合に、震度に応じた優先順位を設けることができる。また、どの震度で通信規制処理を行うか、震度毎にどの程度の最大通信許容時間を適用するかを、あらかじめ管理者等が任意に設定可能であるので、様々な要因に応じた設定を行うことができる。そして、通信規制処理が開始されてもそれ以前に確立した通信路については通信を維持できるようにしたので、輻輳処理と同様に信頼性を高めることができる。
また、監視装置61が最大通信許容時間を設定する際の震度のデータは、無線基地局21に備えた地震震度計21Aが測定したデータを用いるので、より細かな最大通信許容時間の設定を行うことができる。特に、無線基地局21は居住可能地域の人口密度に比例した条件下で設置を実施するため、人口密度の高い地域ほど決め細やかな基地局配置を実現している。したがって、無線基地局21における震度測定は、等価的に居住区域の震度分析に効果的である。ここで、移動通信網10の各機器の状態のデータ等を含む信号を保守回線91を介して送信させ、総合的に保守運用している監視装置61に、通信規制処理の判断及び最大通信許容時間の設定を行わせるようにしたので、既存の保守回線91を用いてデータ収集及び通信規制処理の指示を行うことができる。
交換機41、無線基地局制御装置31の通信規制処理については、通信規制処理は、一度通信路が確立した相手同士での再度の通信を許可しないようにしたので、より多くの利用者に通信の機会を与えることができる。また、交換機41の通信規制処理について、最大通信許容時間に達した又は越えたものと判断すると、通信回線の切断(開放)を無線基地局制御装置31に行わせるように処理を行うので、通常の移動通信網における交換機41の異常終了と判断されずにすむ。位置登録メモリ51には、移動端末装置11の位置データについて、収容される無線基地局21の識別番号のデータも含めて記憶させておくようにしたので、移動端末装置11の位置をより詳細に判断することができる。
実施の形態2.
図5は本発明の第2の実施の形態に係る移動通信網の構成を表した図である。図5において、図1と同じ符号を付しているものは、基本的には第1の実施の形態で説明したことと同様の処理動作を行うので説明を省略する。図2においてショートメールサーバ52(SMSC:Short Mail Service Center )は、移動通信網10内で行われている、いわゆるショートメールサービスを実行処理するための装置であり、移動端末装置11に、文章を表す文字(仮名、漢字、数字、記号等のテキスト)データ(以下、このような文字データをメールという)を含む信号を配信するための処理を行う。
このショートメールサービスは、移動通信網10を直接的に利用可能な移動端末装置11間で送受信できる文字情報の送受サービスである(つまり、関門交換機41Aを介し、いわゆるインターネットを用いた他の通信回線網70と接続された端末とは文字のやりとり(送受)をすることができない)。通常、送信できる文字数(データ量)には制限があるが、インターネットを介さないため、遅延が生じることなく、信頼性が高い。
ここでショートメールサーバ52は、メールを含む信号(以下、メール信号という)の送信先を、いわゆる電子メールアドレスデータ等ではなく、電話番号又は移動端末装置11の識別番号のデータに基づいて判断する。そして、位置登録メモリ51に登録されている位置データに基づいて、地域番号のデータを判断し、メール及び電話番号又は移動端末装置11の識別番号のデータを含む信号を交換機41に送信し、無線基地局制御装置31を介して無線基地局21から無線信号を送信させる。電話番号又は移動端末装置11の識別番号のデータに基づいて応答した移動端末装置11は、表示手段(図示せず)に表示させる。
上述の第1の実施の形態では、通信規制処理を行う手順について示した。その通信規制処理を行うにあたって、本実施の形態は、移動通信網10において利用されているメールサービスを用いて、地震震度、規制が行われる旨及び前述した最大通信許容時間等を文章にしたメールを含む無線信号を移動端末装置11に送信させ、移動端末装置11の表示手段(図示せず)にその文章を表示させようとするものである。ここで、メールを含む信号は、通信規制処理対象となる無線基地局21下に在圏する移動端末装置11に送信するようにする。
次に、本実施の形態における手順について説明する。第1の実施の形態で説明したように、監視装置61は無線基地局21から地震震度計21Aが計測した震度のデータ及び識別番号のデータを含む信号を受信し、信号に含まれるデータに基づいて、無線基地局21を震度毎のグループに分け、無線基地局制御装置31又は交換機41に対しては通信規制処理の信号を送信して設定を行わせる。
グループ分けを行った後に、監視装置61は、例えば震度の高い順のグループに対し、位置登録メモリ51に登録された位置データ(無線基地局21の識別番号のデータ)に基づいて、位置登録メモリ51から、そのグループに含まれる無線基地局21に在圏する移動端末装置11の電話番号のデータ又は識別番号のデータを含む信号が送信される。
監視装置61は、例えば「ただ今この地域では震度○を記録いたしました。そのため、通信時間を××秒間に設定させていただきます。」との文章(約50文字)のメール及び電話番号又は識別番号のデータを組としたデータを、総ての移動端末装置11の分を含めた信号を、ショートメールサーバ52に送信する。ここで、震度の○の部分には、第1の実施の形態で説明したように、その無線基地局21に備えられた地震震度計21Aが測定した震度の数値を付す。また、通信時間の××には、定義値のデータに基づいて設定した最大許容通信時間の数値を付す。ショートメールサーバ52は、通常の処理と同様に、監視装置61から送信されたメール及び電話番号又は移動端末装置11の識別番号のデータを含む信号を、交換機41、無線基地局制御装置31、無線基地局21を介して各移動端末装置11に配信させる。
移動端末装置11側では、メールに基づく上述の文章内容を表示手段に表示させて利用者に通知を行う。ここで、上述した第1の実施の形態の場合、監視装置61から通信規制処理の指示の旨の信号が送信されたとしても、必ずしも通信規制処理が行われるわけではないので、上述の内容が移動端末装置11で表示されたとしても最大許容通信時間以上話せる場合もあり得る。ただ、移動端末装置11にこのような文章を表示させて、利用者にあらかじめ通知を行っておくことで、通信又は通信時間の抑制を図ることができ、機器の通信負荷を軽減し、さらに、多くの利用者に通信の機会が与えられることが期待できる。もちろん、震度を伝えることができるので、利用者にとっては便利である。
以上のように第2の実施の形態によれば、利用者に対し、地震震度及び最大通信許容時間を文字(文章)として、移動端末装置11の表示手段に表示するようにしたので、移動通信網10の管理者はサービスとして地震情報を提供し、利用者はその情報を目視にて得ることができる。また、いわゆるメールによる文字情報は後に確認することもでき、便利である。さらに、最大通信許容時間を表示することにより、利用者が通信をしようとする際、時間制限に対して心理的な心構えを促すことができる。また、これにより、利用者が通信による状況報告を簡潔に的確に行うことが期待でき、結果的に移動通信網10の過密状態の回避、輻輳状態の抑制を行うことが期待できる。
実施の形態3.
上述の実施の形態では移動端末装置11側の通信要求等については、特に制限しなかった。ただ、緊急時における通信の相手先をある程度定めておくだけでも移動通信網10の過密状態を防ぐことが期待できる。また、緊急時には利用者ができる限り少ない操作で、通信したり、メールを含む信号を送信できたりすることが望まれている。そこで、本実施の形態では、例えばすぐに無事を知らせることができるように、緊急時において、発信の通信要求を行うための電話番号のデータ又はメールを送信するアドレスのデータを、移動端末装置11にあらかじめ登録できるようにする。そして、登録した相手先の端末に対しては、できる限り少ない手順で通信要求が行えるようにする。
図6は移動端末装置11の外観図の一例及び概略を表すブロック図である。図6(b)に示すように、携帯端末装置11は、制御部1、入力部2、表示部3、無線通信部4、アンテナ5、記憶部6、及び通信部7で構成される。制御部1は、入力された信号に含まれる指示、データ等に処理を行い、移動端末装置11の各部の動作を制御する。入力部2は、利用者がボタン等を介して入力した指示、データ等を含む信号を制御部3に送信する。ここで図6(a)に示すように、本実施の形態の移動端末装置11は、緊急時の通信又は通信指示の信号を制御部1に送信するための緊急専用ボタン2Aを有している。表示部3は、例えば液晶表示パネル等の表示手段からなり、制御部3から送信される表示信号に基づく表示を行う。無線通信部4は音声データ、文字データ等、各種データを含む無線信号をアンテナ6から発信させるための処理を行う。また、アンテナ5が受信した無線信号を各種データを含む信号にするための処理を行う。
記憶部6は例えば半導体メモリ等で構成されており、利用者が入力部2を介して入力した電話番号のデータ、メールアドレスのデータ、文章等に関する文字データ、また、制御部1が処理を行うためのプログラム等もデータとして記憶されている。ここで、本実施の形態では、緊急時に通信要求、メールを含む信号の送信要求を行う電話番号のデータ、メールアドレスのデータ、緊急時に送信するメール内容の文字データ(このデータについてはあらかじめ定められた定型の文字データでもよい)等を記憶(登録)するための緊急用登録記憶領域6Aを記憶部6に設けておく。緊急用登録記憶領域6Aについては、他のデータ等を記憶させる記憶手段とは物理的に別の記憶手段を設けて登録してもよいし、論理的に設けてもよい。
通信部7は、例えばマイク7Aが音の信号を変換した電気信号に基づいてデジタルデータである音声データを含む信号に変換する等の処理を行う。また、音声データを含む信号を電気信号に変換する等の処理を行う。変換された電気信号はスピーカ7Bが音に変換する。
本実施の形態の移動端末装置11についてさらに説明する。利用者は、あらかじめ緊急時に通信したい電話番号又はメールを送りたいメールアドレスを登録するために、入力部1を介して緊急用登録記憶領域6Aに記憶させる。ここで、登録できる電話番号のデータ及びアドレスのデータの登録数は特に限定しないが、前述したように、移動通信網10の過密状態を防ぎ、できるだけ多くの利用者に通信、通信を行なわせるために、例えば電話番号、メールアドレスの登録はそれぞれ5つ程度の上限を設けておいた方がよい。また、複数人との同時通信は行えないので、複数人の電話番号を登録させる場合には優先順位を定めておく。
地震発生時に利用者が緊急専用ボタン2Aを押下することにより、入力部2からの緊急時の通信又は通信指示の信号が送信されたと判断すると、制御手段3は、緊急用登録記憶領域6Aに記憶された電話番号のデータ、メールアドレスのデータに基づいて、通信要求、メールを含む信号の送信要求等の無線送信を無線通信部4に行わせる。ここで、通常時に緊急専用ボタン2Aを押下されても、制御手段3は緊急時の通信又は通信指示がなされたと判断せず、例えば、上述の第2の実施の形態で述べた監視装置61によるメール配信の際に制御の信号を含めておき、その信号が送信されると、緊急時の通信又は通信指示の信号として判断するようにしておいてもよい。
また、上述のように専用の緊急専用ボタン2Aを設けなくても、例えば上述の第2の実施の形態で述べた監視装置61によるメール配信の際に制御の信号を含めておき、例えば移動端末装置11に従来から設けられているあるボタン(例えば「#」)が押下された信号を、緊急時の通信又は通信指示の信号として判断するように変更してもよい。さらに入力部2としてタッチパネルが用いられる場合には、表示部3に例えばボタンの画像を表示し、タッチパネルがその表示位置に基づく信号を送信した場合に、緊急時の通信又は通信指示の信号として判断するように変更してもよい。このような場合、例えば、変更を解除する方法としては、解除指示の信号を移動通信網10側から無線信号で送信する又は制御の信号が送信されてから、例えば変更を10分間に規定する等の方法が考えられる。
ここで、通信に関しては、端末12との間で通信路を確立しなければならないので、例えば電話がかかりにくい状態であれば、通常は何回かかけ直し行わなければならない。その際、かけ直し動作を移動端末装置11が自動的に行うことができる。また、その際、複数回、同じ電話番号に対する通信要求が拒否された場合には、定めておいた優先順位で次の順位の電話番号にかけ直しを行うことができる。これらの処理については、例えば利用者が、他の電話番号へのかけ直しを拒否できる等、登録された電話番号に対する処理方法をあらかじめ選択、設定しておくことができる。また、緊急時には、登録しておいた電話番号又は警察、消防等等の電話番号にしか通信要求の発信が行えないようにしておいてもよいし、通常の手順で登録されていない相手先への通信要求、メールを含む信号の送信ができるようにすることもできる。
以上のように第3の実施の形態によれば、緊急用として、電話番号、アドレスのデータを記憶(登録)できる領域又はそのための手段を移動端末装置11に設けておき、登録された電話番号、アドレスに対して、緊急時に、少ない手順で通信要求、メールを含む信号送信要求を行わせるようにしたので、過密状態、輻輳状態の抑制を図ることができる。また、登録された電話番号、アドレスについては、特別に設定した緊急専用ボタン2A又は緊急時に移動通信網10側から設定されるボタン等を利用者が押下するだけ等の少ない手順で、移動端末装置11では、信号を送信するようにしたので、緊急の場合でも、手順ミスによる複数回のこれらの信号の送信のやり直しを防ぐことができる。
実施の形態4.
上述の第1の実施の形態では、各無線基地局21に備えられた地震震度計21Aにより測定された震度のデータに基づいて、監視装置61が通信規制処理及び最大通信許容時間を設定した。本発明は特にこれに限定されるものではない。例えば、信頼性の高い管轄省庁(気象庁)からの地震情報に基づいて、通信規制処理を行う範囲(無線基地局21)、最大通信許容時間を設定するようにしてもよい。通常では、気象庁からは地震発生から約2分後に震度3以上の地域が発表されることになっている。本実施の形態では、震度5以上の地域に対して通信規制処理を行うようにしているため、約2分後には通信規制処理のための設定を開始することができる。また、一般に行政が指示する地震対策本部の設置は、震度5以上の時であり、この設置と連動した体制を確立することもできるからである。
監視装置61では、その情報又はオペレータからの指示が入力されると、その情報に基づいて、震度5以上の地震が発生した地域と各無線基地局21のセル(無線通信可能領域)とを対応させた上で、無線基地局21を震度毎のグループに分ける。そして、あらかじめ定めた定義値のデータに基づいてグループ毎に最大通信許容時間を設定する。気象庁からは基本的に市町村レベルで震度の情報が発表されるので、ほぼ市町村レベルに対応した通信規制処理及び最大通信許容時間の設定を行うことができる。第1の実施の形態のように、無線基地局単位での地震震度計21Aによるデータほど、狭い範囲での設定ではないが、実用的には十分であるし、信頼性が高く便利である。
実施の形態5.
上述の第1の実施の形態では、従来の輻輳処理を同様のタイミングで通信規制処理を行うようにした。本発明はこれに限定するものではなく、例えば、従来の輻輳処理よりもはやい段階で通信規制処理の実行を開始するようにしてもよい。開始のタイミングとしては、監視装置61から信号が送信されたときに実行を開始してもよい。また、輻輳処理の実行される負荷よりも早い負荷の段階で通信規制処理を行ってもよい。これにより、輻輳処理が行われる前段階で事前に設定(つまり、輻輳処理が生じることを予測したことと同じである)することも可能である。
このように、輻輳処理に先行して通信規制処理を実行するようにすれば、継続させなければならない通信回線が激増する前に通信規制処理が開始されるので、最大通信許容時間が定められた通信回線接続用にできるだけ多くの回線を確保することができ、多くの利用者に通信の機会を与えることができる。通信規制処理が開始される前に、既に輻輳処理が実行されている場合には輻輳処理に代えて通信規制処理を実行することにより、多くの利用者に通信の機会を与えることが可能である。
ここで、輻輳処理に先行して通信規制処理を行う場合、一定時間以上、輻輳処理を行わなければならないほどの過密状態に至っていないと判断すると、通信規制処理を行っている機器(交換機41又は無線基地局制御装置31)は通信規制処理の実行を停止し、通常の処理を行うようにしてもよい。
実施の形態6.
上述の実施の形態では、地震の際の通信規制処理、メールを含む信号の配信処理等を監視装置61の機能の一部とし、監視装置61に処理を実行させているが、本発明はこれに限定されるものではない。独立したある装置(図示せず)が上述した通信規制処理、配信処理等を行わせるようにしてもよい。また、監視装置61にこれらの処理を集中させているが、管理下にある地域の震度のデータに基づいて、交換機41、無線基地局制御装置31が、それぞれ独立して判断し、通信規制処理等の処理を行うようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る移動通信網10の構成を表した図である。 通信規制処理を指示するまでの手順を表す図である。 通信規制処理時の移動端末装置11から発信を処理する手順を表す図である。 通信規制処理時に移動端末装置11への着信を処理する手順を表す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る移動通信網の構成を表した図である。 移動端末装置11の外観図の一例及び概略を表すブロック図である。
符号の説明
1 制御部
2 入力部
3 表示部
4 無線通信部
5 アンテナ
6 記憶部
6A 緊急用登録記憶領域
7 通信部
7A マイク
7B スピーカ
10 移動通信網
11 移動端末装置
12 端末
21 無線基地局
21A 地震震度計
31 無線基地局制御装置
41 交換機
41A 関門交換機
51 位置登録メモリ
52 ショートメールサーバ
61 監視装置
71 他の電気通信網
81 加入者回線
91 保守回線

Claims (6)

  1. 相手端末装置と通信又は通信を行うための、文字データ又は音声用データを含む信号の送受信を無線で行う無線通信手段と、
    入力された前記相手端末装置の電話番号のデータ又は電子メールアドレスのデータを、それぞれ定められた上限数まで記憶することができる緊急用登録手段と、
    移動通信網を介して地震発生の旨の信号が送信された後に、発信指示の信号が入力されたものと判断すると、前記緊急用登録手段に記憶された電話番号のデータ又は電子メールアドレスのデータに基づいて、通信の要求又は文字データを含む信号の送信要求を前記無線通信手段に行わせる制御手段と
    を備えることを特徴とする移動端末装置。
  2. 前記電話番号のデータと優先順位のデータが関連付けられて前記緊急登録手段に記憶され、
    前記制御手段は、前記緊急用登録手段に記憶された電話番号のデータに基づいて行った通信の要求による通信路が確立されなかったものと判断すると、前記優先順位のデータに基づく順番で、前記通信の要求を前記無線通信手段に行わせることを特徴とする請求項1記載の移動端末装置。
  3. 前記緊急用登録手段に記憶された電話番号のデータに基づいて行った通信の要求による通信路が確立されなかった場合の前記制御手段の処理を任意に設定できることを特徴とする請求項1又は2記載の移動端末装置。
  4. 前記緊急用登録手段に記憶されたある電話番号のデータに基づいて行った通信の要求による通信路が確立されなかった場合に、前記緊急用登録手段に記憶された他の電話番号に係る通信の要求を自動的に行うかどうかの設定を行うことができることを特徴とする請求項1又は2記載の移動端末装置。
  5. 発信指示の信号を送信するための専用のボタンを設けることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の移動端末装置。
  6. 前記制御手段は、前記緊急発生の旨の信号が送信されると、あらかじめ設けられているあるボタン押下により送信される信号を前記発信指示の信号と判断することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の移動端末装置。
JP2006313228A 2006-11-20 2006-11-20 移動端末装置 Expired - Fee Related JP4515438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006313228A JP4515438B2 (ja) 2006-11-20 2006-11-20 移動端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006313228A JP4515438B2 (ja) 2006-11-20 2006-11-20 移動端末装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004010724A Division JP3981927B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 移動通信システム、移動通信網監視装置、無線基地局制御装置及び移動通信交換機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007053816A JP2007053816A (ja) 2007-03-01
JP4515438B2 true JP4515438B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=37917870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006313228A Expired - Fee Related JP4515438B2 (ja) 2006-11-20 2006-11-20 移動端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4515438B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104486410A (zh) * 2014-12-15 2015-04-01 江苏国遥信息科技有限公司 一种地震烈度信息交互方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4911766B2 (ja) * 2007-03-01 2012-04-04 独立行政法人情報通信研究機構 携帯ip電話輻輳制御方法
JPWO2011055720A1 (ja) * 2009-11-04 2013-03-28 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 災害情報提供システムおよび災害情報提供方法
JP4965674B2 (ja) * 2010-02-23 2012-07-04 日本電信電話株式会社 リソース管理方法及びリソース管理装置
JP5591192B2 (ja) * 2011-08-10 2014-09-17 株式会社Nttドコモ 無線通信システム、及びサーバ並びにメッセージ通知方法
JP5779111B2 (ja) * 2012-01-27 2015-09-16 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 通話回線確保プログラム、通信装置、および通話回線確保方法
JP2014011646A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Ntt Docomo Inc 移動通信方法、コアネットワーク装置、無線アクセスネットワーク装置及び移動局
JP5535295B2 (ja) * 2012-11-06 2014-07-02 ソフトバンクモバイル株式会社 無線基地局及びプログラム
JP6574727B2 (ja) * 2016-03-16 2019-09-11 ソフトバンク株式会社 移動通信システムおよび地震時通信規制プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09261735A (ja) * 1996-03-27 1997-10-03 Toshiba Corp 無線通信システム
JP2003258993A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Smart Communication Factory:Kk 小型携帯端末装置及び端末本体に対する端末接続機器の接続方法
JP2003264860A (ja) * 2002-01-07 2003-09-19 Fujitsu Ltd 移動機の使用者の行動を反映する情報の提供方法とそれを実現する移動交換局、情報提供装置および移動機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09261735A (ja) * 1996-03-27 1997-10-03 Toshiba Corp 無線通信システム
JP2003264860A (ja) * 2002-01-07 2003-09-19 Fujitsu Ltd 移動機の使用者の行動を反映する情報の提供方法とそれを実現する移動交換局、情報提供装置および移動機
JP2003258993A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Smart Communication Factory:Kk 小型携帯端末装置及び端末本体に対する端末接続機器の接続方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104486410A (zh) * 2014-12-15 2015-04-01 江苏国遥信息科技有限公司 一种地震烈度信息交互方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007053816A (ja) 2007-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4515438B2 (ja) 移動端末装置
JP4717884B2 (ja) 通信ネットワークにおける交換機上のトラフィック負荷を最適に制御するための方法及びシステム
KR100533206B1 (ko) 이동국, 및 긴급호 관리 장치, 긴급호 관리 시스템 및긴급호 관리 방법
JP3981927B2 (ja) 移動通信システム、移動通信網監視装置、無線基地局制御装置及び移動通信交換機
US20070286353A1 (en) Congestion control method, subscriber terminal used in the congestion control method, disaster system, and core network
JP2022011542A (ja) 電話システム
JP4267154B2 (ja) 無線加入者システム、無線加入者システムの回線接続制御装置
JPWO2005032198A1 (ja) 発呼規制時における優先発呼受付システム及び優先発呼受付方法及びそのプログラム
ES2243869T3 (es) Informe automatico de interrupcion de servicio en una red de comunicaciones movil.
JPH11234730A (ja) 緊急呼管理を行なうワイヤレス通信方法及び装置
JP5551514B2 (ja) 無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法
JP2009130482A (ja) 緊急通報時の位置情報転送システム
JP2008185342A (ja) 地震警報装置及び地震対策システム
JP3820447B2 (ja) 通信システムにおける再呼制御方法及び装置
KR20140052316A (ko) 휴대단말 애플리케이션을 이용한 긴급 호출장치 및 긴급 호출방법
JP2009153141A (ja) 無線加入者システム、無線加入者システムの回線接続制御装置及び記録媒体
KR20050071945A (ko) 호 연결 실패 원인 통보 서비스 시스템 및 방법
JP4776678B2 (ja) 携帯端末及び電話システム
JP2006020132A (ja) 通信端末
JP4130973B2 (ja) 通信網を介して通話する電話機の通信時間規制制御方法、および通信網を介して通話する電話機の通信時間規制制御システム
JPH11331240A (ja) 情報伝送システムとその端末装置
WO2021251285A1 (ja) 通知装置、通知システム、通知方法及び記憶媒体
JP2005204324A (ja) 通信網を介して通話する電話機の通信時間規制制御方法
KR20070005330A (ko) 착신링 시간 표시 방법과 이를 위한 이동통신 단말
JPH08223647A (ja) 優先接続通話機能を有する移動通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4515438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160521

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees