JP3820447B2 - 通信システムにおける再呼制御方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は地震やイベント等による輻輳時における携帯電話等の通信システムにおける再呼制御方法及び装置に関する。
【0002】
例えば,大地震等の災害が発生した場合,安否確認等のため通信需要が急増する。しかし,有限な周波数資源を用いる携帯電話等の通信システムでは,余分な容量の確保が難しく,多くの呼損が生じると考えられ,これに対応するため特定の端末にだけ通信を許可してそれ以外の端末については通信規制を行うという方式が考えられるが,通信規制を受けた端末が再発呼(以下,再呼という)を行うことにより更に呼損が増大するため,その影響を少なくできる再呼制御が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
従来,大規模災害時やイベント時に起きる通話要求の急増に対して,特定の電話番号の通話要求だけ優先して通話させる方法があった。しかしこの方法では,優先番号をもつ携帯電話端末の通話要求は繋がり易くなるが,その他の通話要求は,優先通話の確保のために制御を行わない時よりもつながり難くなることがある。また,特定の優先番号をもつ携帯電話端末を持つ特定の人だけが,何回も通信回線を使用してしまい,その他の一般端末からの通話が困難になることにより,公衆が使う携帯電話として不公平が生じていた。
【0004】
これを解決するため,本願発明の発明者により,電話回線が輻輳する時の通話を規制する通話規制方法を先に提案した(特許文献1参照)。
【0005】
図6は提案された通話規制方法の手順を示すフローチャートである。これを概説すると,通話要求が発生すると,要求した端末が過去のT時間前に通話した端末であるか判別し(図6のS2),イエスの場合は呼損(接続しない)として処理し(同S8),ノーの場合は空き回線があるか判別し(同S3),回線がないとその呼は呼損として処理し(同S9),空き回線がある場合は,その呼に対して通信回線を設定して(同S4),通話を可能にする(同S5)。通話を開始すると通信時間を監視して,通話規制時間のt秒前から通話者に対して通話が切れることを予告するため複数回警告音を鳴らし(図6のS6),通話規制時間になると強制的に切断する(同S7)。この通話開始してから規制がかけられる通話規制時間は,通話要求数(交換機への通話要求数)に応じて,通話要求数が増加すると短く,通話要求数が減少すると長くなるよう予め設定されている。
【0006】
上記の提案された通話規制方法により強制的に通信を切断された場合,たとえ警告音を鳴らすようにしても,状況によっては必要なことを完全に伝えきれなかった等の理由で,再呼を試みることが考えられ,再呼が行われチャネルが割り当てられた場合,その通信要求にとっては合計の通信時間が長くなる反面,再呼が各通信要求で何度も繰り返されると,接続要求の発生数が大幅に増えてシステムに大きな負荷を生じさせてしまう。
【0007】
また,再呼が接続されると回線が使用されるので,その分初めての接続要求が接続されない場合(呼損)が増え,全く通信ができない通信要求も増加するので,通信要求毎の再呼の受付回数を規制することが提案された(非特許文献1参照)。
図7は提案された通信時間規制制御と再呼のフローチャート,図8は提案された再呼受付規制のフローチャートである。
【0008】
図7に示すように,通信時間規制で切断された時(図7のS1),再呼要求の発生があるか判別し(同S2),再呼要求が発生しないと通信要求が終了(通信未完了)するが,再呼要求が発生すると再呼放棄回数(予め設定した再呼要求上限回数)まで再呼したか判別する(同S3)。再呼放棄回数に達すると通信要求を終了するが,達しないと再呼を許可し(図7のS4),空き回線があるか判別し(同S5),無い場合はS3に戻るが,空き回線が有ると回線割当てを行い(同S6),その後通信時間規制による設定された時間になると切断される。
【0009】
再呼受付規制は,図8に示すように再呼が発生すると(図8のS1),空き回線があるか判別し(同S2),空きが無いと再呼受付の上限回数(予め設定された回数)まで再呼したか判別し(同S3),上限回数に達しない場合は更に再呼が可能となるが,上限回数に達した場合は再呼要求を拒絶(通信未完了)となる(同S4)。上記S2において,空き回線があると判別されると,その再呼に対して回線割当が行われ(図8のS5),通信中に通信時間が通信規制時間より長いか判別し(同S6),長い場合は通信規制時間を越えた時に強制切断され,上記図7の再呼手続きの処理が行われる。S6で通信規制時間より長くない場合は,通信要求が満たされ終話(通話完了)となる(図8のS8)。
【0010】
このように,通信時間規制による再呼の受付上限回数を設定して,再呼による呼損の増加を防いでいる。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−186254号公報(第2−3頁,図2)
【非特許文献1】
深井 外2名 “災害時における携帯電話の通信時間規制による再呼への受付規制の効果”電子情報通信学会,信学技報, P31-P38,2002年3月8日, P31-P38
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記図8の再呼受付規制のフローチャートに示す制御方法では,通信時間規制を受けた再呼によるものに対してだけ受付上限回数の制限をしているが,これでは他の原因による再呼を行う携帯電話の利用者に対して通信機会を公平に与えることができない。
【0013】
また,再呼の場合の保留時間(通信制限時間)についても再呼の原因に関係なく同じ時間で制御されるので公平に通信の機会が与えられない。
【0014】
本発明は再呼の受付回数の規制及び再呼の保留時間の制御を公平に行うことにより呼損の増加を防ぐことができる通信システムにおける再呼制御方法及び装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の第1の原理構成例,図2は本発明の第2の原理構成例を示す。図1において,10〜19は基本的には網側に設けられが,端末側にこれらの構成を設けるように構成することもできる。図1中,10は所定時間内未通信端末判別手段,11は未通信端末の再呼回数(Rb)チェック手段,12は通信を行った端末について正常終了端末判別手段,13は正常終了端末の再呼回数(Rc)チェック手段,14は規制時間切断端末判別手段,15は規制時間切断端末の再呼回数(Rl(エル))チェック手段,16は既通信端末であってシステム強制(通信時間規制切断以外のシステムによる切断,例えばハンドオーバが不可の場合等)切断端末の再呼回数(Rf)チェック手段,17は再呼受付回数カウント手段,18は受付拒否処理手段,19は網側に設けられた端末情報記憶部,19aは通信時間,19bは過去の通信状況(未通信,正常終了,通信規制時間による強制切断,その他のシステムによる切断等)の情報から成る通信終了状況,19cは再呼受付回数である。
【0016】
本発明の第1の原理構成では,原因別の受付回数規制による通信の公平さを確保するものである。
【0017】
第1の原理構成では,端末からの接続要求が発生した時に再呼受付回数の上限回数を越えない場合,空き回線があるかを判別し,空き回線無しの場合,予め設定された所定時間以前に通信が無かったかを,端末情報記憶部19の通信時間19aを参照して所定時間内未通信端末判別手段10で識別し,未通信の場合は端末情報記憶部19の再呼受付回数19cの回数が予め設定された未通信再呼回数(Rbとする)と未通信端末の再呼回数チェック手段11で比較し,Rbに達しない場合は,再呼受付回数カウント手段17が駆動されて,再呼受付回数19cをカウントアップ(+1)し,Rbに達した場合は受付拒否処理手段18を駆動して,その端末に対して受付拒否を通知する等の処理を行う。この端末が所定時間内未通信でない場合は,所定時間内に通信を行っている端末であり,その場合はその通信が通信時間の規制を受けることなく終了(通信規制時間内に終了)したかを正常終了端末判別手段12により端末情報記憶部19の通信終了状況19bを参照して判別する。正常終了である場合は,正常終了端末の再呼回数チェック手段13により再呼受付回数19cの回数を予め設定された正常終了時再呼回数(Rcとする)と比較し,Rcに達した場合は受付拒否処理手段18を駆動し,上記したのと同様の受付拒否の処理を行い,Rcに達しない場合は,再呼受付回数カウント手段17が駆動されて,再呼受付回数19cをカウントアップする。
【0018】
正常終了端末判別手段12により正常終了でないと判別されると,規制時間切断端末判別手段14により端末情報記憶部19の通信終了状況19bを参照し,通信時間規制により強制切断されたか判別する。通信時間規制により強制切断された端末であることが分かると,規制時間切断端末の再呼回数チェック手段15により予め設定された規制時間切断端末の再呼回数(Rl)と比較し,Rlに達した場合は受付拒否処理手段18を駆動し,受付拒否の処理を行い,Rlに達しない場合は,再呼受付回数カウント手段17が駆動されて再呼受付回数19cをカウントアップする。規制時間切断端末判別手段14による判別の結果,通信時間規制による切断でないと判別された場合,その端末は正常終了でなく,通信時間規制による切断でもないため,システムによる強制切断(セル境界横断時に空き回線が移動先のセルにない場合等で起きる)された端末であり,この場合は予め設定されたシステム強制切断端末の再呼回数(Rfとする)と比較し,Rfに達した場合は受付拒否処理手段18を駆動し,受付拒否の処理を行い,Rfに達しない場合は,再呼受付回数カウント手段17が駆動されて再呼受付回数19cをカウントアップする。
【0019】
ここで,上記の原因別に予め設定された再呼を許容する再呼受付回数の大小の関係を,未通信再呼回数(Rb)≧システム強制切断端末の再呼回数(Rf)≧規制時間切断端末の再呼回数(Rl)≧正常終了端末の再呼回数(Rc)にすることで,通信の機会の公平さを実現する。
【0020】
上記図1の説明では,通信時間,通信終了時間,再受付回数を記憶する端末情報記憶部19は網(ネットワーク)側(後述する図3のホームメモリ局)に設けて網側(後述する図3の在圈移動通信交換局)で判断し制御を行っているが,この端末情報記憶部19を通信端末側に設けて通信時間,通信終了時間,再受付回数の各情報を記憶し,通信端末において判断をすることで同様の動作をすることができる。但し,上記の各状況における通信再呼回数の上限値(Rl,Rf,Rl,Rc)は,網側(後述する図3のオペレーションセンタ57)から各端末に対して,制御回線により通知することができる。
【0021】
図2に示す,本発明の第2の原理構成では再呼の場合も,通信が開始された時には通信時間を規制して,空き回線を多くすることで,接続成功通信率や,再呼の接続成功率を上げるものである。
【0022】
図2の構成でも,原則的に,19,30〜38は網側に設けられるが,これらを端末側に設けるように構成することもできる。図2中,30は所定時間以内に当該端末により通信が行われたかを判別する所定時間内未通信判別手段,31は所定時間内で最初の通信に対して初期の通信規制時間(lt(エルティ)とする)を通知する初期規制時間通知手段,32は所定時間内の通信が正常終了(通信時間の規制を受けずに終了)か判別する正常終了判別手段,33は正常終了後の通信に対する通信規制時間(lt/cとする)を通知する正常終了規制時間通知手段,34は所定時間内の通信が通信規制時間により切断されたか判別する通信時間規制切断判別手段,35は通信時間規制を受けた通信に対する通信規制時間(lt/lとする)を通知する規制切断通信規制時間通知手段,36は所定時間内の通信が通信規制時間以外のシステム強制切断を受けた通信に対する通信規制時間(lt/f)を通知するシステム切断通信規制時間通知手段,37は警告音通知手段,38は強制切断手段である。また,19,19a,19bは上記図1の同じであり19は端末情報記憶部,19aは通信時間,19bは通信終了状況である。
【0023】
図2では,通信が開始すると最初に,所定時間内未通信判別手段30で端末情報記憶部19の通信時間を判別し,所定時間内に通信が無かった場合は,初期規制時間通知手段31を駆動し,この通信を開始した端末に対して通信規制時間(t)を通知させる。また,警告音通知手段37を起動してこの端末に対し規制時間の一定時間(数秒)前に規制により切断されることを警告する警告音を発生させる。所定時間内に通信が有ったことが分かると,正常終了判別手段32が起動され,端末情報記憶部19の通信終了状況19bからその通信が正常終了(規制時間内に終了)か判別する。正常終了の場合は正常終了規制時間通知手段33が駆動され,正常終了後の通信規制時間(lt/c)をこの通信を開始した端末に通知させ,上記と同様に警告音通知手段37から規制時間の一定時間前にこの端末に警告音を発生させる。
【0024】
また,この端末の前の通信が正常終了でない場合,通信時間規制切断判別手段34が起動して前の通信が通信規制時間により切断されたか判別し,通信規制時間で切断された場合は,規制切断通信規制時間通知手段35を駆動してこの場合の通信規制時間(lt/l)を通知させ,警告音通知手段37から規制時間の一定時間前に警告音を端末に対して発生させる。通信規制時間で切断されなかった場合は,通信規制時間によらないシステムの強制切断に該当し,システム切断通信規制時間通知手段36が駆動され,この端末に対し通信規制時間(lt/f)を通知させ,警告音通知手段37から規制時間の一定時間前に警告音を端末に対して発生させる。なお,警告音通知手段37を発生した後,各通信規制時間の後にそれぞれの規制時間を経過すると,強制切断手段38が駆動されて,その端末の通信を強制切断される。
【0025】
ここで,上記の未通信端末の場合は通常の通信規制時間ltとし,既通信端末の場合は既に通信しているので通信時間を少なくして通信規制時間をlt/c,通信時間規制端末の場合も同様に既に通信をしているので通信規制時間をlt/l,システム切断端末の場合は,通常の通信時間規制のlt/fとすると,通信の公平さを実現するためにlt/f≧lt/l≧lt/cとする。
【0026】
なお,強制切断に警告音通知手段37で警告音を端末に発生させているが,警告音ではなく,端末を振動させることで強制切断を通知することもできる。
【0027】
上記図2の説明では,端末情報記憶部19を網側(後述する図3のホームメモリ局)に設け,各判別手段30,32,34及び各通知手段31,33,35,36及び警告音通知手段37,強制切断手段38の各手段を端末に設けて判別,規制時間の通知,警告音の通知,及び強制切断の制御を端末において行うようにすることができることは明らかである。その場合,各通信規制時間lt,lt/f,lt/l,lt/cは,網側(図3のオペレーションセンタ57)から端末に対して制御回線等により通知することになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図3は本発明が実施される携帯電話システムの構成例である。この構成例は,上記特許文献1の図1に記載された構成と同じである。図中,50は固定電話網,51は移動通信網との関門局となる関門移動通信交換局,52は各携帯電話端末の情報(利用者情報,在圈情報等)が登録されたホームメモリ局,53は位置登録エリアの複数の基地局との間の通信及び関門移動通信交換局51との通信を行う在圈移動通信交換局,54は基地局,55は携帯電話端末,56は固定電話端末,57は関門移動通信交換局51や在圈移動通信交換局53に対する運用保守を行うオペレーションセンタである。
【0029】
この構成による携帯電話端末の接続動作を概説すると,携帯電話端末55から発信すると,在圈移動通信交換局53は,当該携帯電話端末55が登録されているホームメモリ局52にアクセスし,携帯電話端末55が加入契約しているかの認証を行って,近傍の基地局54に通信のため無線回線の設定を要求する。また,基地局54との有線回線及び関門移動通信交換局51との有線回線を設定して,関門移動通信交換局51を介して有線回線で固定電話網50に接続する。固定電話網50からの着信は,最初に関門移動通信交換局51が通話相手の携帯電話端末55が登録されているホームメモリ局52にアクセスし,相手の携帯電話端末の現在の位置登録エリアの情報を入手し,その位置登録エリアを管轄する在圈移動通信交換局53との間で有線回線を設定する。在圈移動通信交換局53は携帯電話端末55が登録されているホームメモリ局52にアクセスして,相手の携帯電話端末55が加入契約しているか認証を行って,その端末の携帯電話端末55の近傍の基地局54を検出し,その基地局54と相手の携帯電話端末55の間に無線回線を設定して着信が行われる。
【0030】
図4は実施例1のフローチャート,図5は実施例2のフローチャートであり,各フローチャートはそれぞれ上記図1及び図2に示す第1の原理構成及び第2の原理構成に対応し,上記図3に示す携帯電話システムにおける各局が相互に連携しつつ全体として網(ネットワーク)側において実行されるが,同様のフローチャートによる制御を端末側において実現することは,上記の図1及び図2に関して説明した通りである。
【0031】
網側で実現する場合,具体的には,図3の携帯電話網を管理するオペレーションセンタ57のような上位の局が指令し,主として在圈移動通信交換局53において実行される。また,これらのフローチャートにおいて使用する各携帯電話端末の通信時間情報(図1の19a)や,所定時間内の通信時の終了状況(正常終了か,通信規制時間による切断か,システムの強制切断か等)の情報(図1の19b),及び再呼回数の情報(図1の19c)は,在圈移動通信交換局53や関門移動交換局51等の関係する局からホームメモリ局52に備えられた端末情報メモリ(図3の19に対応)の加入契約情報,在圈情報と共に記憶され,関係する局から参照されるものか,または,端末に記憶されていて,接続要求時に,発呼信号とともに在圈移動通信交換局53やホームメモリ局52に送られ,関係する局から参照される。
【0032】
図4に示す実施例1のフローチャートについて説明する。接続要求を受けとると(図4のS1),その端末の過去X時間の接続要求回数が再呼受付回数を越えているかホームメモリ局(図3の52)の端末情報メモリか,ホームメモリ局の情報をコピーした在圈移動通信交換局(図3の53)の端末情報メモリから判断する(図4のS2)。越えていた場合は,受け付けず(図4のS3),越えていない場合は,空き回線が存在するか判断し(同S4),空き回線が存在すると回線が割り当てられて通信が開始される(同S5)。空き回線が存在しないと,この通信要求端末が,過去X時間内に通信を行ったか上記の端末情報メモリから判断し(図4のS6),過去X時間内に通信が行われていないと,再呼受付回数がX時間内未通信時の場合に設定された再呼回数であるRb回以上か判別し(同S7),Rb回以上でない場合はその端末の再呼受付回数のカウンタに“1”を加え(同S9),Rb回以上の場合はY時間は受付を拒絶するようホームメモリ局の端末情報メモリまたは在圈移動交換局の端末情報メモリに登録し,その旨の通知を端末に表示する(同S8)。
【0033】
なお,ステップS8において,携帯電話端末にY時間の受付を拒絶するよう通知した時,端末が自律制御を行う場合は,その後Y時間だけ端末から発信できないよう制御される。具体的には,携帯電話端末は,以後Y時間は受付を拒絶するという通知を画面に表示し,発信しないように警告する。また,再呼受付回数はホームメモリ局(または在圈移動交換局)の端末情報メモリに記憶しているが,携帯電話端末自身に再呼受付回数をカウントして記憶する構成とすることもできる。その場合,受付回数が上限になった時,発信不可能という警告を表示し,発信できなくなるようにする。この場合は,上記ステップS2は不用となる。
【0034】
上記ステップS6において,過去X時間内に通信が行われていた場合,その通信が正常終了(通信規制時間内に終了)か上記端末情報メモリから判断し(図4のS10),正常終了の場合は現在の当該端末の再呼受付回数が,正常終了時に対して設定された再呼受付回数のRc回以上か判別する(同S11)。ここで,再呼受付回数がRc回に達していない場合は上記したステップS9(再呼受付回数を+1する)が実行され,再呼受付回数がRc回以上の場合は上記ステップS8(Y時間の受付拒絶の登録等)が実行される。
【0035】
上記ステップS10において,以前の通信が正常終了でない場合は,以前の通信か通信時間規制により切断か判断し(図4のS12),通信時間規制による切断をした場合は,ステップS13において再呼受付回数がRl(エル)回以上であるか判断し,Rl回以上である場合は,上記したステップS8に進みY時間は受付を拒絶する処理を行い,Rl回より少ない場合は,上記したステップS9に進み再呼受付回数を+1する。ステップS12において,通信時間規制による切断で無い場合は,携帯電話端末が移動して他のエリアに移動した時のハンドオーバ先で回線割り当てができない場合や電波干渉等によるシステム強制切断された場合となるので,ステップS14に進む。ここで,現在の再呼受付回数がシステム強制切断の場合の上限値であるRf回以上か判別し(図4のS14),Rf回より少ない場合は上記ステップS9に進み再呼受付回数を+1し,Rf回以上の場合は上記ステップS8に進みY時間は受付を拒絶する処理を行う。
【0036】
上記図4のフローにおいて,通信端末からの再呼要求自体をさせないようにすることができる。その場合,ホームメモリ局または在圈移動通信交換局に備えた端末情報記憶部の代わりに端末側に再呼要求カウンタを設け,再呼する度にカウンタの値を上げる。受付上限回数以上になった場合は,画面に再呼上限回数であることを表示して発信できないようにする。これは,Y時間経つとリセットされるようにする。また,通信端末側で再呼受付回数をカウントするよう構成した場合,発信信号等を送出した時に再呼受付回数をネットワーク側の在圈移動通信交換局(図3の53)やホームメモリ局(図3の52)に知らせ,ネットワーク側での制御に利用することができる。
【0037】
更に,通信端末側で再呼受付回数をカウントする場合,上記図4に示す処理フローの制御を,通信端末で行うようにすることができる。その場合,ネットワーク側から,各再呼回数のチェックに使用する基準となる再呼回数Rb,Rc,Rl,Rf及び受付拒絶時間であるY等の各数値はネットワーク側から通信端末に報知することで,通信端末で自ら判断することが可能となる。
【0038】
なお,携帯電話端末の各場合の再呼受付回数の上限値の関係は上記図1について記載されたようにRb≧Rf≧Rl≧Rcとして,通信の公平さを維持する。
【0039】
図5に示す実施例2のフローチャートについて説明する。回線が設定され通信が開始されると(図5のS1),過去X時間にその端末による通信が行われたか上記の実施例1(図4)の場合と同様にホームメモリ局の端末情報メモリ(または在圈移動通信交換局にコピーした端末情報メモリ)から判断する(同S2)。過去X時間に通信していない場合は,通信時間規制により設定された規制時間まで通信可能として扱われ,通信規制時間がlt(秒)である旨を端末の画面に表示し(図5のS3),その後,ステップS4に進み通信規制時間の数秒前から,付随制御チャネル等を使って,複数回の警告音を鳴らすか,バイブレーションを起こして切断を警告し,更に通信規制時間になっても通信している場合は,強制的に切断する。
【0040】
上記ステップS2で過去X時間に通信をしたと判断した場合は,以前の通信が正常終了(規制時間以内に終了)か上記の端末情報メモリから判断し(図5のS6),正常終了の場合は通信規制時間をlt/cとし,その旨を端末に表示し(同S7),その後はS4,S5に進む。正常終了でない場合は,以前の通信が通信時間規制により切断か判断し(図5のS8),通信時間規制により切断の場合は,通信規制時間をlt/lとしその旨を端末に表示し(同S9),その後はS4,S5に進む。ステップS8において,通信規制時間により切断でない場合は,その他のシステムによる切断であり,その場合の通信規制時間をlt/fとし,その旨を端末に表示し(図5のS10),その後はS4,S5に進む。
【0041】
この場合の上記した各状況に対応する通信規制時間の大小関係は,lt≧lt/f≧lt/l≧lt/cとする。
【0042】
上記の図5の処理を通信端末で行うようにすることは可能である。その場合,ネットワーク側から各通信規制時間lt/f,lt/l,lt/cという各数値を通信端末に報知し,通信時間や,通信終了状況の情報も同様に通信端末で保持(またはネットワーク側から受け取る)することで判断することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の第1の原理によれば災害時等における携帯電話の通信時間の規制に対して再呼の発生による呼損率の増加を防ぐと共に,再呼の原因別の受付回数を規制して通信の公平さを確保することができる。
【0044】
また,本発明の第2の原理により再呼の保留時間を規制して,空きチャネルを多くすることで呼損率や,再呼成功率を上げることができる。また,再呼の原因別の通信時間を設けることで,通信の公平さを確保することでできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】本発明が実施される通信システムの構成例を示す図である。
【図4】実施例1のフローチャートを示す図である。
【図5】実施例2のフローチャートを示す図である。
【図6】提案された通話規制方法の手順を示すフローチャートを示す図である。
【図7】提案された通信時間規制制御と再呼のフローチャートを示す図である。
【図8】提案された再呼受付規制のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 所定時間内未通信端末判別手段
11 未通信端末の再呼回数チェック手段
12 正常終了端末判別手段
13 正常終了端末の再呼回数チェック手段
14 規制時間切断端末判別手段
15 規制時間切断端末の再呼回数チェック手段
16 システム強制切断端末の再呼回数チェック手段
17 再呼受付回数カウント手段
18 受付拒否処理手段
19 端末情報記憶部
19a 通信時間
19b 通信終了状況
19c 再呼受付回数
Claims (14)
- 通信システムにおける再呼制御方法において,
網側で携帯電話等の各端末の過去の通信時間,前回の通信終了状況の情報,再呼受付回数の情報を記憶し,
網側は,端末からの接続要求発生時に,要求された回線に空きがないと,当該端末が過去の所定時間内に通信を行った端末であるかを前記当該端末の過去の通信時間を用いて判別し,
前記所定時間内の通信の判別で通信を行った端末であることが判別されると,その通信が予め設定された規制時間内に正常終了したか前記通信終了状況の情報により判別し,
前記正常終了したかの判別で正常終了してないことが判別されると,当該端末の通信が前記規制時間を越えたことにより切断されたか,またはシステム強制切断により切断されたかを前記通信終了状況の情報により判別し,
前記各判別において,前記過去の所定時間内に通信を行った端末でないか,前記過去の所定時間内に通信を行ったことが判別された端末が規制時間内に正常終了した端末であるか,前記正常終了した端末でなく通信規制時間を越えたことにより切断された端末であるか,または前記システム強制切断により切断された端末であるか,のいずれかの端末であることが判別されると,
当該端末について前記記憶された再呼受付回数を前記判別された各状況に対応してそれぞれに設定された再呼受付回数の各上限回数と比較し,
当該端末の前記記憶された再呼受付回数が前記判別された各状況に対応する再呼受付回数の各上限回数に達すると一定時間は当該端末からの接続要求の受付を拒否する処理を行い,その一定時間後に接続要求の受付を許容し,上限回数に達しない場合は前記再呼受付回数を+1することを特徴とする通信システムにおける再呼制御方法。 - 通信システムにおける再呼制御方法において,
携帯電話等の端末で,当該端末の過去の通信時間,前回の通信終了状況の情報,再呼受付回数の情報を記憶し,
前記端末は,自端末からの接続要求発生時に,空き回線がないと,過去の所定時間内に通信を行ったかを前記過去の通信時間を用いて判別し,
前記所定時間内の通信の判別で通信を行ったことが判別されると,その通信が予め設定された規制時間内に正常終了したかを前記通信終了状況の情報により判別し,
前記正常終了したかの判別で規制時間内に正常終了したことが判別されると,その通信が前記規制時間を越えたことにより切断されたか,システム強制切断により切断されたかを前記通信終了状況の情報により判別し,
前記各判別において,前記過去の所定時間内に通信を行っていないか,前記過去の所定時間内に通信を行ったが規制時間内に正常終了した端末か,正常終了してなくて規制時間を越えたことにより切断された端末であるか,または前記システム強制切断により切断された端末であるか,のいずれかであるかが判別されると,
前記記憶された再呼受付回数を前記判別された各状況に対応してそれぞれに設定された再呼受付回数の各上限回数と比較し,
前記記憶された再呼受付回数が前記の各状況に対応する再呼受付回数の上限回数に達すると一定時間は接続要求の受付を禁止し,その後に接続要求の受付を許容し,上限回数に達しない場合は前記再呼受付回数を+1することを特徴とする通信システムにおける再呼制御方法。 - 通信システムにおける再呼制御装置において,
網側に携帯電話等の端末の過去の通信時間,前回の通信終了状況の情報,再呼受付回数の情報を記憶する端末情報記憶部を備え,
端末からの接続要求発生時に,当該端末の再呼受付回数が所定数を越えてなく要求された回線に空きがないと,当該端末が過去の所定時間内未通信であるかを前記当該端末の過去の通信時間を用いて判別する判別手段と,前記判別手段で未通信と判別された時,当該端末の現在の再呼受付回数が所定時間内未通信である端末に対して設定された上限回数(Rb) に達したかをチェックするチェック手段と,
前記所定時間内未通信であるかを判別する手段により通信があったと判別された時,当該通信が規制時間内で正常終了したかを判別する手段と,前記規制時間内で正常終了したかを判別する手段により規制時間内で正常終了と判別されると当該端末の現在の再呼受付回数が規制時間内で正常終了した端末に対して設定された上限回数(Rc) に達したかをチェックするチェック手段と,
前記各チェック手段により現在の再呼受付回数がそれぞれの上限回数に達してないと当該端末に対応する再呼受付回数を+1するカウント手段と,それぞれの上限回数に達すると予め設定された一定時間だけ当該端末からの接続要求の受付を拒否する処理を行う手段と,
を備えたことを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 請求項3において,
前記通信が規制時間内で正常終了したかを判別する手段が,規制時間内で正常終了しないと判別した時,当該通信が通信時間規制により切断されたかを判別する手段と,通信時間規制により切断されたと判別された場合に現在の再呼受付回数が通信時間規制による切断端末に対して設定された上限回数(Rl) に達したかをチェックするチェック手段と,
前記当該が通信時間規制により切断されたかを判別する手段により,システムの強制切断と判別されると,現在の再呼受付回数がシステム強制切断された端末に対して設定された上限回数(Rf) に達したかをチェックするチェック手段と,
前記各チェック手段がそれぞれに設定された対応する上限回数に達していないと,前記カウント手段により対応する再呼受付回数を+1し,対応する上限回数に達すると前記受付を拒否する処理を行う手段により接続要求の受付を拒否することを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 請求項3または4の何れかにおいて,
前記携帯電話等の端末の過去の通信時間,前回の通信終了状況の情報,再呼受付回数の情報を記憶する端末情報記憶部を端末に設け,
前記各判別手段及び前記各チェック手段及び前記カウント手段及び前記受付を拒否する処理を行う手段を端末に設け,
ネットワーク側から端末に対して前記の所定時間及び各状況に対応する再呼受付回数の上限回数の各数値を通知し,端末において再呼制御を行うことを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 請求項4において,
前記所定時間内未通信端末に対して設定された上限回数(Rb) ,前記規制時間内で正常終了した端末に対して設定された上限回数(Rc) ,前記通信時間規制による切断端末に対して設定された上限回数(Rl) 及び前記システム強制切断された端末に対して設定された上限回数(Rf) の関係を,前記所定時間内未通信端末に対して設定された上限回数(Rb) ≧システム強制切断された端末に対して設定された上限回数(Rf) ≧通信時間規制による切断端末に対して設定された上限回数(Rl) ≧規制時間内正常終了端末に対して設定された上限回数(Rc) になるよう設定して通信の機会の公平性を保つことを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 通信システムにおける再呼制御方法において,
網側で携帯電話等の端末の通信時間,通信時間,前回の通信終了状況の情報を記憶し,
通信を開始した時,当該端末が過去の所定時間内に通信を行ったかを前記記憶された端末の通信時間を用いて判別し,
前記過去の所定時間内の通信の判別で通信を行ったことが判別されると,その通信が予め設定された規制時間内に正常終了したかを前記通信終了状況の情報により判別し,
前記規制時間内に正常終了したかの判別で規制時間内に正常終了してないと判別されると,その通信が前記規制時間を越えたことにより切断されたか,システム強制切断により切断されたかを前記通信終了状況の情報により判別し,
前記過去の所定時間内の通信の判別で通信を行っていないと判別されるか,前記規制時 間内に正常終了したかの判別で正常終了したことが判別されるか,前記規制時間を越えたかの判別で規制時間を越えたことにより切断されたと判別されるか,または前記システム強制切断により切断されたと判別されるか,のいずれの状況であるかが判別されると,
前記判別された各状況に対応して予めそれぞれに設定された各通信規制時間まで通信が可能であることを当該端末に対して表示させることを特徴とする通信システムにおける再呼制御方法。 - 請求項7において,
前記通信規制時間を表示した後,それぞれの通信規制時間の一定時間前から前記端末に対して警告を行うことを特徴とする通信システムにおける再呼制御方法。 - 通信システムにおける再呼制御方法において,
携帯電話等の端末に,当該端末の通信時間,前回の通信終了状況の情報を記憶し,
前記端末は,通信を開始した時,当該端末が過去の所定時間内に通信を行ったかを前記過去の通信時間を用いて判別し,
前記所定時間内の通信の判別で通信を行ったことが判別されると,その通信が予め設定された規制時間内に正常終了したかを前記通信終了状況の情報により判別し,
前記過去の所定時間内に通信を行っていないと判別されるか,前記正常終了したかの判別で正常終了したことが判別されるか,前記規制時間を越えたかの判別で通信規制時間を越えたことにより切断されたか,または前記システム強制切断により切断された端末であるか,のいずれの状況であるかが判別されると,
前記判別された各状況に対応して予めそれぞれに設定された各通信規制時間まで通信が可能であることを当該端末で表示させることを特徴とする通信システムにおける再呼制御方法。 - 通信システムにおける再呼制御装置において,
網に携帯電話等の端末の通信時間,前回の通信終了状況の情報を記憶する端末情報記憶部を備え,
通信を開始した時,当該端末が過去の所定時間内に通信を行ったかを判別する判別手段と,当該端末が前記過去の所定時間内の通信の判別で通信を行ったと判別された時にその通信が予め設定された規制時間内に正常終了したかを判別する手段と,前記規制時間内に正常終了したかの判別で正常終了しないと判別された時にその通信が通信時間規制により切断されたかを判別する手段とを備え,
前記過去の所定時間内に通信を行ったかを判別する手段で過去の所定時間内に通信を行ってないと判別された時に通信が可能な初期規制時間(lt)を端末に通知する手段と,前記規制時間内に正常終了したかを判別する手段で正常終了したと判別された時に通信可能な正常終了規制時間(lt/c)を端末に通知する手段と,前記通信時間規制により切断されたかを判別する手段で該通信時間規制により切断されたと判別された時に通信可能な規制切断規制時間(lt/l)を端末に通知する手段と,
を備えることを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 請求項10において,
前記通信時間規制により切断されたかを判別する手段で該通信時間規制により切断されていないと判別された時に,システム切断規制時間(lt/f)を通信可能時間として通知する手段を備えることを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 通信システムにおける再呼制御装置において,
携帯電話等の端末に当該端末の通信時間,前回の通信終了状況の情報を記憶する端末情報記憶部を設け,
前記端末は,通信を開始した時,当該端末が過去の所定時間内に通信を行ったかを判別する判別手段と,当該端末が過去の所定時間内に通信を行ったと判別された時にその通信が予め設定された規制時間内に正常終了したかを判別する手段と,前記規制時間内に正常終了しないと判別された時にその通信が通信時間規制により切断されたかを判別する手段とを備え,
前記所定時間内に通信を行ったかを判別する手段で所定時間内に通信を行ってないと判別された時に通信可能な時間として初期規制時間(lt)を表示し,前記正常終了したかを判別する手段で正常終了したと判別された時に通信可能な時間として正常終了規制時間(lt/c)を表示し,前記通信時間規制により切断されたかを判別する手段で該規制時間に切断されたと判別された時に通信可能な時間として規制切断規制時間(lt/l)を表示する手段と,
前記各規制時間を網側から受け取る手段と,
を備えることを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 請求項12において,
前記通信時間規制により切断されたかを判別する手段で通信時間規制により切断されていないと判別されると駆動され,予め設定されたシステム切断規制時間(lt/f)を通信可能時間として表示する手段を備えることを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。 - 請求項13において,
前記正常終了規制時間(lt/c), 前記規制切断規制時間(lt/l)及び前記システム切断規制時間(lt/f)の関係を,システム切断規制時間(lt/f)≧規制切断規制時間(lt/l)≧正常終了規制時間(lt/c)となるよう設定して通信の機会の公平性を保つことを特徴とする通信システムにおける再呼制御装置。
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