JP3436884B2 - 移動通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

移動通信システム及び無線通信方法

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JP3436884B2
JP3436884B2 JP18489998A JP18489998A JP3436884B2 JP 3436884 B2 JP3436884 B2 JP 3436884B2 JP 18489998 A JP18489998 A JP 18489998A JP 18489998 A JP18489998 A JP 18489998A JP 3436884 B2 JP3436884 B2 JP 3436884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
関し、通信速度が異なる複数の種類の無線基地局により
構成される移動通信システムにおける無線通信方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動中の利用者に対して、無線に
より高速な情報通信サービスを提供する移動通信システ
ムが検討されている。このような高速伝送を行なう移動
通信システムの一つとして、性質の異なる2つの無線通
信手段を複合した形態のシステムが検討されている。
【0003】すなわち移動端末が、伝送速度は低速であ
るがサービスエリアが広い第一の無線通信手段と、伝送
速度は高速であるがサービスエリアが狭い第二の無線通
信手段との両方の無線通信手段と接続可能な移動通信シ
ステムが注目されている。このような移動通信システム
では、例えば第一の無線通信手段は音声通話に適し、第
二の無線通信手段は大容量のデータ通信に適している。
ここで移動端末がデータ通信を行なう際の手順として
は、図9の例に示すように、最初に第二の無線通信手段
との通信を試みて、次に第一の無線通信手段との通信を
試みる。
【0004】例えば、利用者の操作等により移動端末に
おいて第二の無線基地局を介した通信の要求が生じる
と、第二の無線基地局を介して通信可能か否かを判断す
る。もし可能であれば、第二の無線基地局を介して通信
要求を通信網に対して送信する。一方、第二の無線基地
局を介した通信が不可であると判断した場合には、第一
の無線基地局を介した通信が可能か否か判断する。もし
可能であれば、第一の無線基地局を介して通信要求を通
信網に対して送信する。一方、第一の無線基地局を介し
た通信が不可であると判断した場合には動作を終了す
る。
【0005】以上のように、通信毎に移動端末が通信開
始時にどちらの無線通信手段に接続するか選択する必要
がある。特にデータ通信を行なうには第二の無線通信手
段が適しているものの、以上説明した方法では、移動端
末が第二の無線通信手段のサービスエリアに入っていな
い場合、第一の無線通信手段を介して通信を行なうこと
になり、通信の完了までに多くの時間が必要になってし
まうという問題点が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、以上に説明した移動通信システムの問題点を解
決し、データ通信を行なう移動端末に対して、高速な通
信サービスを提供する無線通信手段を利用する頻度を増
加させ、大容量の情報を短時間に伝送することが可能な
移動通信方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の移動通信システムは、移動端末に対して
無線通信サービスを提供可能な第1の無線通信手段と、
前記第1の無線通信手段よりも地理的に狭い範囲で、前
記第1の無線通信手段より高速な無線通信サービスを前
記移動端末に対して提供可能な第2の無線通信手段とか
らなる移動通信システムにおいて、前記移動端末からの
通信の要求及び又は前記移動端末への通信の要求の後、
所定時間以内に前記移動端末が前記第2の無線通信手段
を利用可能な状態になった場合は、前記移動端末は前記
第2の無線通信手段を用いて通信し、前記所定時間以内
に前記移動端末が前記第2の無線通信手段を利用可能な
状態にならない場合は、前記移動端末は前記第1の無線
通信手段を用いて通信することを特徴とする。
【0008】また、本発明の移動通信システムは、移動
端末に対して無線通信サービスを提供可能な第1の無線
通信手段と、前記第1の無線通信手段よりも地理的に狭
い範囲で、前記第1の無線通信手段より高速な無線通信
サービスを前記移動端末に対して提供可能な第2の無線
通信手段とからなる移動通信システムにおいて、前記移
動端末が通信しようとする情報の情報量が所定情報量よ
りも大きい場合に、前記移動端末からの通信の要求ある
いは前記移動端末への通信の要求の後、所定時間以内に
前記移動端末が前記第2の無線通信手段を利用可能な状
態になった場合は、前記移動端末は前記第2の無線通信
手段を用いて通信し、前記所定時間以内に前記移動端末
が前記第2の無線通信手段を利用可能な状態にならない
場合は、前記移動端末は前記第1の無線通信手段を用い
て通信することを特徴とする。
【0009】さらに本発明の移動通信システムは、前記
移動端末が通信しようとする情報の情報量が所定情報量
よりも大きくない場合に、前記移動端末からの通信の要
求あるいは前記移動端末への通信の要求の後、直ちに、
前記移動端末は前記第1の無線通信手段を用いて通信す
ることを特徴とする。
【0010】また本発明の移動通信システムは、移動端
末に対して無線通信サービスを提供可能な第1の無線通
信手段と、前記第1の無線通信手段よりも地理的に狭い
範囲で、前記第1の無線通信手段より高速な無線通信サ
ービスを前記移動端末に対して提供可能な第2の無線通
信手段とからなる移動通信システムにおいて、前記移動
端末からの通信の要求あるいは移動端末への通信の要求
の後、前記移動端末が前記第2の無線通信手段を利用可
能な状態になるまでの予測時間が所定時間よりも小さい
場合に、前記移動端末が前記第2の無線通信手段を利用
可能な状態になるまで所定時間待機し、前記所定時間を
超過した場合は前記第1の無線通信手段を用いて移動端
末に通信サービスを提供することを特徴とする。
【0011】さらに本発明の移動通信システムは、前記
移動端末が前記第2の無線手段を利用可能な状態になる
までの予測時間が所定時間よりも小さくない場合に、前
記移動端末からの通信の要求あるいは前記移動端末への
通信の要求の後、直ちに前記移動端末は前記第1の無線
通信手段を用いて通信することを特徴とする。
【0012】さらに本発明の移動通信方法は、移動端末
に対して無線通信サービスを提供可能な第1の無線通信
手段と、前記第1の無線通信手段よりも地理的に狭い範
囲で、前記第1の無線通信手段より高速な無線通信サー
ビスを前記移動端末に対して提供可能な第2の無線通信
手段とからなる移動通信システムで使用されるに無線通
信方法において、前記移動端末からの通信の要求及び又
は前記移動端末への通信の要求の後、所定時間内に前記
移動端末が前記第2 の無線通信手段を利用可能かどうか
を検出する第1 のステップと、前記第1 のステップによ
り前記移動端末が前記第2 の通信手段を利用可能になっ
たと判断した場合には、前記通信端末との通信に前記第
2 の通信手段を利用する第2 のステップと、前記第1 の
ステップにより前記移動端末が前記第2 の無線通信手段
を利用可能ではないと判断した場合は、前記移動端末と
の通信に前記第1 の無線通信手段を利用する第3 のステ
ップとからなることを特徴とする。
【0013】また、本発明の無線通信方法は、移動端末
に対して無線通信サービスを提供可能な第1の無線通信
手段と、前記第1の無線通信手段よりも地理的に狭い範
囲で、前記第1の無線通信手段より高速な無線通信サー
ビスを前記移動端末に対して提供可能な第2の無線通信
手段とからなる移動通信システムで使用されるに無線通
信方法において、前記移動端末が通信しようとする情報
の情報量が所定情報量よりも大きいかどうかを検出する
第1 のステップと、前記移動端末からの通信の要求及び
又は前記移動端末への通信の要求の後、所定時間内に前
記移動端末が前記第2 の無線通信手段を利用可能かどう
かを検出する第2のステップと、前記第1 のステップに
より、前記情報量が前記所定情報量よりも大きいと判断
され、かつ、前記第2 のステップにより前記移動端末が
前記第2 の通信手段を利用可能になったと判断した場合
には、前記通信端末との通信に前記第2 の通信手段を利
用する第3のステップと、前記第1 のステップにより、
前記情報量が前記所定情報量よりも大きいと判断され、
かつ、前記第2 のステップにより前記移動端末が前記第
2 の通信手段を利用可能でないと判断した場合は、前記
移動端末との通信に前記第1 の無線通信手段を利用する
第4のステップとからなることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係わる移動通信方式を用いた移動通信システムの構成
を示すブロック図である。本実施の形態の移動通信方式
を用いた移動通信システムは、移動端末に対して無線通
信サービスを提供する第一の無線通信手段と、該第一の
無線通信手段より地理的に狭い範囲で、該第一の無線通
信手段よりも高速な無線通信サービスを提供する第二の
無線通信手段とを含んで構成されている。
【0015】図1においては該移動通信システムは、第
一の無線通信手段として複数の第一の無線基地局BSA1、
及び第二の無線通信手段として複数の第二の無線基地局
BSB2を含んでいる。該移動通信システムはこれらに加え
て、該第一の無線基地局BSA1及び該第二の無線基地局BS
B2が接続されている通信網102と、これらの無線基地
局から通信サービスを受けることが可能な複数の移動端
末MS3 を含んで構成される。さらに、該移動通信システ
ムには通信を制御する通信制御装置101が通信網に接
続され、また、固定端末100が通信網102と有線に
よって接続されていても良い。
【0016】ここで、図2 のブロック図に示すように、
通信手段ごとに接続される通信網が物理的あるいは論理
的に異なっても良い。すなわち、図2の例の場合、第一
の無線基地局BSA1は第一の通信網103に接続され、第
二の無線基地局BSB2は第二の通信網104に接続されて
いる。この場合、さらに、通信制御装置101は第一の
通信網103および第二の通信網104との両方の通信
網に接続されており、このような構成も可能である。
【0017】次に以上のように構成された移動通信シス
テムにおける移動通信方式の動作例として、移動端末か
らの通信の要求あるいは移動端末への通信の要求の後、
移動端末が第2の無線通信手段を利用可能な状態になる
まで所定時間待機する場合の動作について図3の流れ図
を参照して説明する。
【0018】まず、移動端末が第二の無線基地局を介し
た通信の要求を出す場合の動作の一例に関して、図3の
流れ図を用いて説明する。例えば、利用者の操作等によ
り移動端末において第二の無線基地局BSB 2を介した通
信の要求が生じると(301)、移動端末内のタイマを
開始し(302)、第二の無線基地局BSB 2を介して通
信可能か否かを判断する(303)。もし可能であれ
ば、第二の無線基地局BSB 2を介して通信要求を通信網
に対して送信しタイマを停止する(304→305)。
一方、第二の無線基地局BSB 2を介した通信が不可であ
ると判断した場合には、タイマ値が待機制限時間に達す
るまで、第二の無線基地局BSB 2を介した通信が可能か
否か観測する。タイマ値が待機制限時間に達するまで
に、第二の無線基地局BSB 2を介した通信が可能になれ
ば、第二の無線基地局BSB 2を介して通信要求を通信網
に対して送信する(306)。タイマ値が待機制限時間
に達すると、第二の無線基地局BSB 2を介した通信が不
可能であると判断しタイマを停止し、動作を終了する
(307)。この場合、利用者に第二の無線基地局BSB
2を介した通信が不可能である旨伝えても良い。
【0019】さらに、図4の流れ図に示すように、第一
の無線基地局BSA 1を介して通信を行なうようにしても
良い。タイマを停止した後、第一の無線基地局BSA 1を
介した通信が可能か否か判断する(405〜406)。
もし可能であれば、第一の無線基地局BSA 1を介して通
信要求を通信網に対して送信する(407)。一方、第
一の無線基地局BSA を介した通信が不可であると判断し
た場合には動作を終了する(410)。この場合、利用
者に第一の無線基地局BSA 1を介した通信が不可能であ
る旨伝えても良い。
【0020】以上に説明したように本実施の形態の移動
通信方式により、移動端末において通信の要求が生じた
後、高速な通信が可能な第二の無線基地局と通信可能に
なるまで所定時間待機することにより、移動端末は高速
な通信サービスを受けられる可能性が高くなり、大容量
の情報を短時間に伝送することが可能となる。
【0021】また、第二の無線基地局と通信が可能にな
らなくても第一の無線基地局と接続することにより、低
速ながらも通信を行なうことが可能となる。さらに、大
容量の情報を通信する移動端末が、第二の無線基地局と
接続される可能性が高くなるため、音声通話や小容量の
データ通信等のために、低速な通信が可能な第一の無線
基地局を介した通信を希望する移動端末が、該第一の無
線基地局と接続しやすくなる。
【0022】次に移動端末に対して、別の端末から第二
の無線基地局を介した通信の要求が出された場合の動作
の一例に関して、図3の流れ図を用いて説明する。ここ
で、別の端末とは固定端末でも移動端末でも良い。例え
ば、ある端末から移動端末に対して第二の無線基地局BS
B 2を介した通信の要求が生じると、例えば通信制御装
置101は内部のタイマを開始し、第二の無線基地局BS
B 2を介して通信可能か否かを判断する(303)。こ
れは、該移動端末が位置登録されている呼出エリア内の
第二の無線基地局BSB 2を介して該移動端末を呼び出
し、該移動端末から応答があれば通信可能と判断でき、
応答がなければ通信不可能と判断できる。もし通信可能
であれば、第二の無線基地局BSB 2を介して該移動端末
に対して通信要求を送信しタイマを停止する(30
5)。
【0023】一方、第二の無線基地局BSB 2を介した通
信が不可であると判断した場合には、タイマ値が待機制
限時間に達するまで、第二の無線基地局BSB 2を介した
通信が可能か否か観測する。これは、例えば定期的に該
移動端末を呼び出すことにより可能である。また、該移
動端末が位置登録されている呼び出しエリア内の第一の
無線基地局BSA 1を介して該移動端末を呼び出し、該移
動端末が待機制限時間以内に第二の無線基地局BSB 2を
介した通信が可能になったら、通信制御装置に通知する
よう指示をする方法も可能である。
【0024】この場合、通信制御装置101が該移動端
末から第二の無線基地局BSB 2を介した通信が可能にな
った旨の通知を受けると、前記タイマを停止する(30
5)。いずれの場合も、タイマ値が待機制限時間に達す
るまでに、該移動端末が第二の無線基地局BSB 2を介し
た通信が可能になれば、第二の無線基地局BSB 2を介し
て通信要求を該移動端末に対して送信する。タイマ値が
待機制限時間に達すると、第二の無線基地局BSB 2を介
した通信が不可能であると判断しタイマを停止し、動作
を終了する(307)。この場合、発信側の端末に第二
の無線基地局BSB を介した通信が不可能である旨伝えて
も良い。
【0025】さらに、図4の流れ図に示すように、第一
の無線基地局BSA 1を介して通信を行なうようにしても
良い。タイマを停止した後、第一の無線基地局BSA 1を
介した通信が可能か否か判断する。もし可能であれば、
第一の無線基地局BSA を介して通信要求を通信網に対し
て送信する。一方、第一の無線基地局BSA を介した通信
が不可であると判断した場合には動作を終了する。この
場合、発信側の端末に第一の無線基地局BSA を介した通
信が不可能である旨伝えても良い。
【0026】以上に説明したように本実施の形態の移動
通信方式により、移動端末に対して通信の要求が生じた
後、高速な通信が可能な第二の無線基地局と通信可能に
なるまで所定時間待機することにより、移動端末は第二
の無線基地局と接続されやすくなり、大容量の情報を短
時間に伝送することが可能となる。また、第二の無線基
地局と通信が可能にならなくても第一の無線基地局と接
続することにより、低速ながらも通信を行なうことが可
能となる。さらに、大容量の情報を通信する移動端末
が、第二の無線基地局と接続される可能性が高くなるた
め、音声通話や小容量のデータ通信等のために、低速な
通信が可能な第一の無線基地局を介した通信を希望する
移動端末が、該第一の無線基地局と接続しやすくなる。
【0027】次に以上のように構成された移動通信シス
テムにおける移動通信方式の別の実施の形態に関して説
明する。本実施の形態では、移動端末が通信しようとす
る情報量がある閾値より多い場合に、移動端末からの通
信の要求あるいは移動端末への通信の要求の後、移動端
末が第2の無線通信手段を利用可能な状態になるまで所
定時間待機する場合の動作について図5の流れ図を参照
して説明する。
【0028】まず、移動端末が第二の無線基地局を介し
た通信の要求を出す場合の動作の一例に関して、図5の
流れ図を用いて説明する。例えば、利用者の操作等によ
り移動端末において通信の要求が生じると、該移動端末
はこれから通信しようとする情報量が定められた閾値よ
り大きいか否か調べる(502)。閾値よりも小さいと
判断した場合は、第一の無線基地局BSA 1を介して通信
を行なうことが可能である。まず、第一の無線基地局BS
A 1を介した通信が可能か否か判断する(507)。も
し可能であれば、第一の無線基地局BSA 1を介して通信
要求を通信網に対して送信する(508)。第一の無線
基地局BSA 1を介した通信が不可であると判断した場合
には動作を終了する。この場合、利用者に第一の無線基
地局BSA1を介した通信が不可能である旨伝えても良い
(509)。
【0029】一方、閾値より大きいと判断した場合は、
端末内のタイマを開始し第二の無線基地局BSB 2を介し
て通信可能か否かを判断する(503〜504)。もし
可能であれば、第二の無線基地局BSB 2を介して通信要
求を通信網に対して送信しタイマを停止する( 510〜
511) 。第二の無線基地局BSB 2を介した通信が不可
であると判断した場合には、タイマ値が待機制限時間に
達するまで、第二の無線基地局BSB 2を介した通信が可
能か否か観測する。タイマ値が待機制限時間に達するま
でに、第二の無線基地局BSB 2を介した通信が可能にな
れば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求を通信網
に対して送信しタイマを停止する(505~ 506)。
タイマ値が待機制限時間に達すると、第二の無線基地局
BSB 2を介した通信が不可能であると判断しタイマを停
止し、動作を終了する。この場合、利用者に第二の無線
基地局BSB 2を介した通信が不可能である旨伝えても良
い。
【0030】さらに、図6の流れ図に示すように、第一
の無線基地局BSA 1を介して通信を行なうようにしても
良い。タイマを停止した後、第一の無線基地局BSA 1を
介した通信が可能か否か判断する(603〜604)。
もし可能であれば、第一の無線基地局BSA 1を介して通
信要求を通信網に対して送信する(610~ 611)。
一方、第一の無線基地局BSA 1を介した通信が不可であ
ると判断した場合には動作を終了する(607〜)。こ
の場合、利用者に第一の無線基地局BSA 1を介した通信
が不可能である旨伝えても良い(609)。
【0031】以上に説明したように本実施例の移動通信
方式により、移動端末において大容量のデータを通信す
る要求が生じた後、高速な通信が可能な第二の無線基地
局と通信可能になるまで所定時間待機することにより、
移動端末は第二の無線基地局と接続されやすくなり、大
容量の情報を短時間に伝送することが可能となる。
【0032】また、第二の無線基地局と通信が可能にな
らなくても第一の無線基地局と接続することにより、低
速ながらも通信を行なうことが可能となる。さらに、大
容量の情報を通信する移動端末が、第二の無線基地局と
接続される可能性が高くなるため、音声通話や小容量の
データ通信等のために、低速な通信が可能な第一の無線
基地局を介した通信を希望する移動端末が、該第一の無
線基地局と接続しやすくなる。
【0033】次に移動端末に対して、別の端末から第二
の無線基地局を介した通信の要求が出された場合の動作
の一例に関して、図5の流れ図を用いて説明する。ここ
で、別の端末とは固定端末でも移動端末でも良い。例え
ば、ある端末から移動端末に対して通信の要求が生じる
と、例えば通信制御装置101は、これから通信しよう
とする情報量が定められた閾値より大きいか否か調べ
る。
【0034】閾値よりも小さいと判断した場合は、第一
の無線基地局BSA 1を介して通信を行なうことが可能で
ある。まず、第一の無線基地局BSA を介した通信が可能
か否か判断する。これは、該移動端末が位置登録されて
いる呼出エリア内の第一の無線基地局BSA を介して該移
動端末を呼び出し、該移動端末から応答があれば通信可
能と判断でき、応答がなければ通信不可能と判断でき
る。もし通信可能であれば、第一の無線基地局BSA を介
して通信要求を移動端末に対して送信する。第一の無線
基地局BSA を介した通信が不可であると判断した場合に
は動作を終了する。この場合、利用者に第一の無線基地
局BSA を介した通信が不可能である旨伝えても良い。
【0035】一方、閾値より大きいと判断した場合は、
例えば通信制御装置101は内部のタイマを開始し、第
二の無線基地局BSB を介して通信可能か否かを判断す
る。これは、該移動端末が位置登録されている呼出エリ
ア内の第二の無線基地局BSB を介して該移動端末を呼び
出し、該移動端末から応答があれば通信可能と判断で
き、応答がなければ通信不可能と判断できる。もし通信
可能であれば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求
を移動端末に対して送信しタイマを停止する。第二の無
線基地局BSB を介した通信が不可であると判断した場合
には、タイマ値が待機制限時間に達するまで、第二の無
線基地局BSB を介した通信が可能か否か観測する。これ
は、例えば定期的に該移動端末を呼び出すことにより可
能である。また、該移動端末が位置登録されている呼び
出しエリア内の第一の無線基地局BSAを介して該移動端
末を呼び出し、該移動端末が待機制限時間以内に第二の
無線基地局BSB を介した通信が可能になったら、通信制
御装置101に通知するよう指示をする方法も可能であ
る。
【0036】この場合、通信制御装置101が該移動端
末から第二の無線基地局BSB を介した通信が可能になっ
た旨の通知を受けると、前記タイマを停止する。いずれ
の場合も、タイマ値が待機制限時間に達するまでに、該
移動端末が第二の無線基地局BSB を介した通信が可能に
なれば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求を該移
動端末に対して送信する。タイマ値が待機制限時間に達
すると、第二の無線基地局BSB を介した通信が不可能で
あると判断しタイマを停止し、動作を終了する。
【0037】この場合、利用者に第二の無線基地局BSB
を介した通信が不可能である旨伝えても良い。さらに、
図6の流れ図に示すように、第一の無線基地局BSA を介
して通信を行なうようにしても良い。タイマを停止した
後、第一の無線基地局BSA を介した通信が可能か否か判
断する。もし可能であれば、第一の無線基地局BSA を介
して通信要求を移動端末に対して送信する。一方、第一
の無線基地局BSA を介した通信が不可であると判断した
場合には動作を終了する。この場合、利用者に第一の無
線基地局BSA を介した通信が不可能である旨伝えても良
い。
【0038】以上に説明したように本実施例の移動通信
方式により、移動端末に対して大容量のデータを通信す
る要求が生じた後、高速な通信が可能な第二の無線基地
局と通信可能になるまで所定時間待機することにより、
移動端末は第二の無線基地局と接続されやすくなり、大
容量の情報を短時間に伝送することが可能となる。ま
た、第二の無線基地局と通信が可能にならなくても第一
の無線基地局と接続することにより、低速ながらも通信
を行なうことが可能となる。
【0039】さらに、大容量の情報を通信する移動端末
が、第二の無線基地局と接続される可能性が高くなるた
め、音声通話や小容量のデータ通信等のために、低速な
通信が可能な第一の無線基地局を介した通信を希望する
移動端末が、該第一の無線基地局と接続しやすくなる。
【0040】次に本発明の移動通信方式の別の実施例に
関して説明する。本実施例では、移動端末からの通信の
要求あるいは移動端末への通信の要求の後、該移動端末
が第2の無線通信手段を利用可能な状態になるまでの予
測時間が所定時間よりも小さい場合に、該移動端末が第
二の無線通信手段を利用可能な状態になるまで所定時間
待機する場合の動作について図7の流れ図を参照し説明
する。
【0041】まず、移動端末が第二の無線基地局を介し
た通信の要求を出す場合の動作の一例に関して、図7の
流れ図を用いて説明する。例えば、利用者の操作等によ
り移動端末において通信の要求が生じると、該移動端末
は、例えば過去の履歴や存在している場所、時間等か
ら、第二の無線基地局BSB と通信可能な状態になるまで
の時間を予測し、その予測時間を閾値と比較する(70
2)。なお、移動端末が通信しようとする情報量がある
閾値より多い場合に、本実施例の動作を行なっても良
い。
【0042】予測時間が閾値よりも小さい場合は、移動
端末内のタイマを開始し、第二の無線基地局BSB を介し
て通信可能か否かを判断する(703〜704)。もし
可能であれば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求
を通信網に対して送信しタイマを停止する。
【0043】一方、第二の無線基地局BSB を介した通信
が不可であると判断した場合には、タイマ値が待機制限
時間に達するまで、第二の無線基地局BSB を介した通信
が可能か否か観測する。タイマ値が待機制限時間に達す
るまでに、第二の無線基地局BSB を介した通信が可能に
なれば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求を通信
網に対して送信する(705)。タイマ値が待機制限時
間に達すると、第二の無線基地局BSB を介した通信が不
可能であると判断しタイマを停止し、動作を終了する
(706)。
【0044】この場合、利用者に第二の無線基地局BSB
を介した通信が不可能である旨伝えても良い。さらに、
図7の流れ図に示すように、第一の無線基地局BSA を介
して通信を行なうようにしても良い。タイマを停止した
後、第一の無線基地局BSA を介した通信が可能か否か判
断する。もし可能であれば、第一の無線基地局BSA を介
して通信要求を通信網に対して送信する。一方、第一の
無線基地局BSA を介した通信が不可であると判断した場
合には動作を終了する。この場合、利用者に第一の無線
基地局BSA を介した通信が不可能である旨伝えても良
い。
【0045】一方予測時間が閾値よりも大きい場合は、
第二の無線基地局BSB を介した通信を中止し動作を終了
する。この場合、利用者に第二の無線基地局BSB を介し
た通信が不可能である旨伝えても良い。また、図8の流
れ図に示すように、第一の無線基地局BSA を介して通信
を行なうようにしても良い。すなわち、移動端末は第一
の無線基地局BSA を介した通信が可能か否か判断する。
もし可能であれば、第一の無線基地局BSA を介して通信
要求を通信網に対して送信する。一方、第一の無線基地
局BSA を介した通信が不可であると判断した場合には動
作を終了する。この場合、利用者に第一の無線基地局BS
A を介した通信が不可能である旨伝えても良い。
【0046】以上に説明したように本実施例の移動通信
方式により、移動端末において通信の要求が生じた後、
短時間のうちに第二の無線基地局と通信可能になると予
測される移動端末は、高速な通信が可能な第二の無線基
地局と通信可能になるまで所定時間待機することによ
り、移動端末は第二の無線基地局と接続されやすくな
り、大容量の情報であっても短時間に伝送することが可
能となる。また、所定時間内に第二の無線基地局と通信
が可能にならなくても、あるいは通信の要求が生じた後
短時間のうちに第二の無線基地局と通信可能にならない
と予測された場合、第一の無線基地局と接続することに
より、低速ながらも通信を行なうことが可能となる。
【0047】さらに、大容量の情報を通信する移動端末
が、第二の無線基地局と接続される可能性が高くなるた
め、音声通話や小容量のデータ通信等のために、低速な
通信が可能な第一の無線基地局を介した通信を希望する
移動端末が、該第一の無線基地局と接続しやすくなる。
【0048】次に移動端末に対して、別の端末から第二
の無線基地局を介した通信の要求が出された場合の動作
の一例に関して、図7の流れ図を用いて説明する。ここ
で、別の端末とは固定端末でも移動端末でも良い。例え
ば、ある端末から移動端末に対して通信の要求が生じる
と、例えば通信制御装置101は、例えば該移動端末の
過去の履歴等から第二の無線基地局BSB と通信可能な状
態になるまでの時間を予測し、その予測時間を閾値と比
較する。ここで、該移動端末が位置登録されている呼び
出しエリア内の第一の無線基地局BSA を介して該移動端
末を呼び出し、所在位置を確認し、その位置や時刻等の
情報を用いて該移動端末が第二の無線基地局BSB と通信
可能な状態になるまでの時間を予測することも可能であ
る。なお、移動端末が通信しようとする情報量がある閾
値より多い場合に、本実施例の動作を行なっても良い。
【0049】予測時間が閾値よりも小さい場合は、例え
ば通信制御装置101内のタイマを開始し、該移動端末
が第二の無線基地局BSB を介して通信可能か否かを判断
する。これは、該移動端末が位置登録されている呼出エ
リア内の第二の無線基地局BSB を介して該移動端末を呼
び出し、該移動端末から応答があれば通信可能と判断で
き、応答がなければ通信不可能と判断できる。もし通信
可能であれば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求
を該移動端末に対して送信しタイマを停止する。一方、
第二の無線基地局BSB を介した通信が不可であると判断
した場合には、タイマ値が待機制限時間に達するまで、
第二の無線基地局BSB を介した通信が可能か否か観測す
る。これは、例えば定期的に該移動端末を呼び出すこと
により可能である。また、該移動端末が位置登録されて
いる呼び出しエリア内の第一の無線基地局BSA を介して
該移動端末を呼び出し、該移動端末が待機制限時間以内
に第二の無線基地局BSB を介した通信が可能になった
ら、通信制御装置101に通知するよう指示をする方法
も可能である。この場合、通信制御装置101が該移動
端末から第二の無線基地局BSB を介した通信が可能にな
った旨の通知を受けると、前記タイマを停止する。いず
れの場合も、タイマ値が待機制限時間に達するまでに、
該移動端末が第二の無線基地局BSB を介した通信が可能
になれば、第二の無線基地局BSB を介して通信要求を該
移動端末に対して送信する。タイマ値が待機制限時間に
達すると、第二の無線基地局BSB を介した通信が不可能
であると判断しタイマを停止し、動作を終了する。
【0050】この場合、利用者に第二の無線基地局BSB
を介した通信が不可能である旨伝えても良い。さらに、
図7の流れ図に示すように、第一の無線基地局BSA を介
して通信を行なうようにしても良い。タイマを停止した
後、第一の無線基地局BSA を介した通信が可能か否か判
断する。もし可能であれば、第一の無線基地局BSA を介
して通信要求を移動端末に対して送信する。一方、第一
の無線基地局BSA を介した通信が不可であると判断した
場合には動作を終了する。この場合、利用者に第一の無
線基地局BSA を介した通信が不可能である旨伝えても良
い。
【0051】一方予測時間が閾値よりも大きい場合は、
第二の無線基地局BSB を介した通信を中止し動作を終了
する。この場合、利用者に第二の無線基地局BSB を介し
た通信が不可能である旨伝えても良い。また、図7の流
れ図に示すように、第一の無線基地局BSA を介して通信
を行なうようにしても良い。すなわち、移動端末は第一
の無線基地局BSA を介した通信が可能か否か判断する。
これは、該移動端末が位置登録されている呼出エリア内
の第一の無線基地局BSA を介して該移動端末を呼び出
し、該移動端末から応答があれば通信可能と判断でき、
応答がなければ通信不可能と判断できる。もし通信可能
であれば、第一の無線基地局BSA を介して通信要求を移
動端末に対して送信する。一方、第一の無線基地局BSA
を介した通信が不可であると判断した場合には動作を終
了する。
【0052】この場合、利用者に第一の無線基地局BSA
を介した通信が不可能である旨伝えても良い。以上に説
明したように本実施例の移動通信方式により、移動端末
に対して通信の要求が生じた後、短時間のうちに第二の
無線基地局と通信可能になると予測される移動端末は、
高速な通信が可能な第二の無線基地局と通信可能になる
まで所定時間待機することにより、移動端末は第二の無
線基地局と接続されやすくなり、大容量の情報であって
も短時間に伝送することが可能となる。また、所定時間
内に第二の無線基地局と通信が可能にならなくても、あ
るいは通信の要求が生じた後短時間のうちに第二の無線
基地局と通信可能にならないと予測された場合、第一の
無線基地局と接続することにより、低速ながらも通信を
行なうことが可能となる。さらに、大容量の情報を通信
する移動端末が、第二の無線基地局と接続される可能性
が高くなるため、音声通話や小容量のデータ通信等のた
めに、低速な通信が可能な第一の無線基地局を介した通
信を希望する移動端末が、該第一の無線基地局と接続し
やすくなる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動端末に対してあるいは移動端末において通信の要求が
生じた後、大容量の通信を行なおうとする移動端末や、
短時間のうちに高速な通信が可能な無線基地局と通信可
能になると予測される移動端末等は、高速な通信が可能
な無線基地局と通信可能になるまで所定時間待機するこ
とにより、移動端末は高速な通信が可能な無線基地局と
接続されやすくなり、大容量の情報であっても短時間に
伝送することが可能となる。
【0054】また、所定時間内に第二の無線基地局と通
信が可能にならなくても、あるいは通信の要求が生じた
後短時間のうちに第二の無線基地局と通信可能にならな
いと予測された場合等には、低速な無線基地局と接続す
ることにより、低速ながらも通信を行なうことが可能と
なる。
【0055】さらに、大容量の情報を通信する移動端末
等が、第一の無線基地局と接続される可能性が高くなる
ため、音声通話や小容量のデータ通信等のために、低速
な通信が可能な第二の無線基地局を介した通信を希望す
る移動端末が、該第二の無線基地局と接続しやすくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わる移動通信システムの
構成例を示すブロック図。
【図2】 本発明の実施例に係わる移動通信システムの
構成例を示すブロック図。
【図3】 本発明の実施例に係わる移動通信方式の手順
を示す流れ図。
【図4】 本発明の実施例に係わる移動通信方式の手順
を示す流れ図。
【図5】 本発明の実施例に係わる移動通信方式の手順
を示す流れ図。
【図6】 本発明の実施例に係わる移動通信方式の手順
を示す流れ図。
【図7】 本発明の実施例に係わる移動通信方式の手順
を示す流れ図。
【図8】 本発明の実施例に係わる移動通信方式の手順
を示す流れ図。
【図9】 従来の移動通信方式の手順の一例を示す流れ
図。
【符号の説明】
1…第一の無線基地局(BSA) 2…第二の無線基地局(BSB ) 3…移動端末(MS) 100…固定端末 101…通信制御装置 102…通信網
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−317452(JP,A) 特開 平8−97824(JP,A) 特開 平5−48522(JP,A) 特開 平9−70061(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動端末に対して無線通信サービスを提供
    可能な第1の無線通信手段と、前記第1の無線通信手段
    よりも地理的に狭い範囲で、前記第1の無線通信手段よ
    り高速な無線通信サービスを前記移動端末に対して提供
    可能な第2の無線通信手段とからなる移動通信システム
    において、 前記移動端末からの通信の要求及び又は前記移動端末へ
    の通信の要求の後、所定時間以内に前記移動端末が前記
    第2の無線通信手段を利用可能な状態になった場合は、
    前記移動端末は前記第2の無線通信手段を用いて通信
    し、前記所定時間以内に前記移動端末が前記第2の無線
    通信手段を利用可能な状態にならない場合は、前記移動
    端末は前記第1の無線通信手段を用いて通信することを
    特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】前記移動端末が通信しようとする情報の情
    報量が所定情報量よりも大きい場合に、前記第2の無線
    通信手段を利用して無線通信サービスを提供しようとす
    ることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システ
  3. 【請求項3】前記移動端末が通信しようとする情報の情
    報量が所定情報量よりも大きくない場合に、前記移動端
    末からの通信の要求あるいは前記移動端末への通信の要
    求の後、直ちに、前記移動端末は前記第1の無線通信手
    段を用いて通信することを特徴とする請求項2記載の移
    動通信システム。
  4. 【請求項4】移動端末に対して無線通信サービスを提供
    可能な第1の無線通信手段と、前記第1の無線通信手段
    よりも地理的に狭い範囲で、前記第1の無線通信手段よ
    り高速な無線通信サービスを前記移動端末に対して提供
    可能な第2の無線通信手段とからなる移動通信システム
    において、 前記移動端末からの通信の要求あるいは移動端末への通
    信の要求の後、前記移動端末が前記第2の無線通信手段
    を利用可能な状態になるまでの予測時間が所定時間より
    も小さい場合に、前記移動端末が前記第2の無線通信手
    段を利用可能な状態になるまで所定時間待機し、前記所
    定時間を超過した場合は前記第1の無線通信手段を用い
    て移動端末に通信サービスを提供することを特徴とする
    移動通信システム。
  5. 【請求項5】前記移動端末が前記第2の無線手段を利用
    可能な状態になるまでの予測時間が所定時間よりも小さ
    くない場合に、前記移動端末からの通信の要求あるいは
    前記移動端末への通信の要求の後、直ちに前記移動端末
    は前記第1の無線通信手段を用いて通信することを特徴
    とする請求項4記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】移動端末に対して無線通信サービスを提供
    可能な第1の無線通信手段と、前記第1の無線通信手段
    よりも地理的に狭い範囲で、前記第1の無線通信手段よ
    り高速な無線通信サービスを前記移動端末に対して提供
    可能な第2の無線通信手段とからなる移動通信システム
    で使用されるに無線通信方法において、 前記移動端末
    からの通信の要求及び又は前記移動端末への通信の要求
    の後、所定時間内に前記移動端末が前記第2 の無線通信
    手段を利用可能かどうかを検出する第1 のステップと、 前記第1 のステップにより前記移動端末が前記第2 の無
    線通信手段を利用可能になったと判断した場合には、前
    記通信端末との通信に前記第2 の無線通信手段を利用す
    る第2 のステップと、 前記第1 のステップにより前記移動端末が前記第2 の無
    線通信手段を利用可能ではないと判断した場合は、前記
    移動端末との通信に前記第1 の無線通信手段を利用する
    第3 のステップとからなることを特徴とする無線通信方
    法。
  7. 【請求項7】前記移動端末が通信しようとする情報量が
    所定の情報量よりも大きいかどうかを検出する情報量検
    出ステップをさらに備え、 前記第2のステップは、前記第2の無線通信手段が利用
    可能と前記第1のステップが判断し、かつ、前記情報量
    が所定の情報量よりも大きいことを前記情報量検出ステ
    ップが検出した場合には、前記移動端末との通信に前記
    第2の通信手段を利用することを特徴とする請求項6に
    記載の無線通信方法
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