JP3137101B2 - 移動体電話交換システムおよび発信規制方法、並びに記録媒体 - Google Patents

移動体電話交換システムおよび発信規制方法、並びに記録媒体

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JP3137101B2
JP3137101B2 JP235299A JP235299A JP3137101B2 JP 3137101 B2 JP3137101 B2 JP 3137101B2 JP 235299 A JP235299 A JP 235299A JP 235299 A JP235299 A JP 235299A JP 3137101 B2 JP3137101 B2 JP 3137101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体電話交換シ
ステムおよび発信規制方法、並びに記録媒体に関し、特
に、輻輳時の規制対象番号に対する発信を制限すること
により、移動体電話交換機の負荷を軽減させるようにし
た移動体電話交換システムおよび発信規制方法、並びに
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の移動体電話交換システムの
動作信号シーケンスを表している。MSは加入者端末機
であり、EX1は発側交換機、EX2は対向交換機、S
UBは着信相手先を表している。
【0003】図5に示すように、携帯電話に代表される
移動体電話交換システムにおいて、従来の輻輳時の加入
者規制方式では、加入者がダイヤルした相手先(SU
B)着番号が、対地輻輳の対象であった場合や、特定の
加入者に着信呼が集中して、着信規制が必要となった場
合等では、一般に、交換機間の規制要求信号や、保守者
の規制実行指示により、発信局(EX1)において呼の
接続規制処理が実行される。以下、図5を参照して詳細
に説明する。
【0004】加入者端末機(MS)から発信要求信号が
発側交換機(EX1)に対して送信されると、発側交換
機(EX1)は、加入者端末機(MS)に対して、発信
受付応答信号(CALLPROC)を送信する。次に、
接続規制を実施した交換機(EX1)は、加入者端末機
(MS)に対して、ガイダンス接続指示情報を含む切断
要求信号(DISC)を送出し、加入者端末機(MS)
での音声回路の設定を促すとともに、規制対象呼をガイ
ダンス回路に接続する。これにより、発信加入者(加入
者端末機(MS))に対して、規制対象番号での発信で
あるため、接続できない旨を通知する。
【0005】発信加入者(MS)は、接続できない旨の
ガイダンスを聴取することにより、現在の発信接続が処
理されないこと、及びダイヤルした相手先番号、若しく
はその番号対地が輻輳等の異常な状態であり、着信が困
難であることを認識し、途中放棄して呼を切断する。即
ち、切断信号(REL)を発側交換機(EX1)に送信
し、発側交換機(EX1)からの切断完了信号(RL
C)を受信する。
【0006】そして、相手先(SUB)への着信が困難
なことを認識した上記加入者(MS)は、自己の判断に
よる所定の時間だけ経過した後、再度、同一の相手先
(SUB)への発信を行う。ところが、多くの場合、規
制状態は継続しており、発側交換機(EX1)において
発信の受け付けはするが、接続規制の対象呼となり、再
びガイダンス接続となる。
【0007】このように、加入者(MS)は、相手先
(SUB)に接続できるまで発信を繰り返すため、加入
者端末機(MS)の発信接続を処理している発側交換機
(EX1)も、接続呼の規制処理と、ガイダンス接続を
繰り返し行うことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムでは、次のような問題がある。
【0009】第1の問題点は、加入者は、相手先番号若
しくは番号対地が輻輳状態にあって、非常に着信しづら
いと認識していても、着信できるまで発信を繰り返すと
いうことである。その理由は、現実に相手先が輻輳状態
になるケースが特殊な状況であることを考えれば明らか
である。例えば、地震や洪水等の災害発生時の安否の問
い合わせでは、相手先に着信できて現地状況が確認でき
るまでは心が落ち着かないため、発信を繰り返す。ま
た、電話予約によるチケット販売などでは、素直に規制
解除を待っていたのではチケットが売り切れてしまうた
め、万に一つの期待をもって発信を続ける。このよう
に、規制対象番号への発信を停止するか繰り返すかの決
定が、加入者自身の意志に任されている限り、繰り返し
発信が行われることになるからである。
【0010】第2の問題点は、加入者による再発信まで
の時間間隔が極端に短いため、交換機の処理能力や規制
対象外の呼接続に対して影響が出ることが予想されるこ
とである。その理由は、第1の問題点でも述べた様に、
加入者にとっては少しでも早く相手に着信したい状況に
あるため、本来期待している数分程度の待ち合わせ間隔
を待つ余裕がないからである。また、近年の加入者端末
機の技術進歩により、再発信時の操作が非常に簡略化さ
れ、ガイダンス聴取中に切断してから次に同一の相手先
に対して再発信するまで、わずか数秒程度であるため、
繰り返し、かつ連続して発信が実行されてしまい、通常
以上の発信要求が発生することとなり、交換機自身が輻
輳状態になるためである。
【0011】第3の問題点は、対地規制の対象呼をガイ
ダンス回路に接続し、加入者に対して規制を通知するた
めには、発信要求を受け付けなければならず、交換機の
負荷を増大させてしまうことである。その理由は、対地
規制の規制情報管理と規制機能、及びガイダンス等によ
る加入者に対する呼規制での接続不可通知機能を、とも
に交換機のみが有しているため、加入者の発信動作を許
容し、相手先着番号を確認し、ガイダンス回路に接続す
る一連の処理を、交換機が実施せざるを得ないからであ
る。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、輻輳規制状態にある特定対地や特定番号
に対する加入者の繰り返し発信を抑制し、呼接続規制処
理を実行する交換機の負荷増大を防止することにより、
規制処理の円滑な実施と規制呼以外の呼接続のサービス
低下を抑制することができるようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発信規
制方法は、移動体端末と移動体電話交換機とからなる移
動体電話交換システムにおいて、移動体端末からの発信
を規制する発信規制方法であって、移動体電話交換機
は、移動体端末からの接続要求により接続処理を行って
いる呼が、規制対象とすべき呼であるか否かを判定する
判定ステップと、判定ステップにおける判定結果に応じ
て、規制対象呼であることを示す規制情報を移動体端末
に通知する通知ステップとを備え、移動体端末は、移動
体電話交換機からの規制情報を受信する受信ステップ
と、規制対象となった呼の相手先着番号を、規制対象番
号として記憶する記憶ステップと、所定の相手先着番号
に対して発信動作を行うときに、相手先着番号と、記憶
ステップにおいて記憶された規制対象番号とを比較する
比較ステップと、比較ステップにおける比較の結果、相
手先着番号と規制対象番号とが一致したとき、発信動作
を停止させるように制御する制御ステップとを備え、
動体端末の制御ステップにおいては、規制対象となった
呼を切断後、再度、呼に対応する同一の相手先着番号に
発信動作を行おうとした場合において、呼を切断してか
ら発信動作が行われるまでの時間間隔が、予め設定され
た基準時間間隔以内であるとき、発信動作を停止させる
ように制御することを特徴とする。また、規制情報は、
移動体電話交換機が移動体端末に対して発信を規制した
い規制時間を含み、規制時間は、各移動体端末毎にラン
ダムな時間とされ、移動体端末の制御ステップにおいて
は、規制情報に含まれる規制時間に基づいて、規制対象
番号の有効性を判断し、規制対象番号が有効でないと
き、比較ステップにおける規制対象番号に対する比較処
理を停止させ、移動体端末による規制対象となった呼に
対応する同一の相手先着番号に対する再度の発信動作を
可能にするまでの時間が、各移動体端末毎にランダムな
時間となるように制御するようにすることができる。
求項3に記載の移動体電話交換システムは、移動体端末
と移動体電話交換機とからなる移動体電話交換システム
であって、移動体電話交換機は、移動体端末からの接続
要求により接続処理を行っている呼が、規制対象とすべ
き呼であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によ
る判定結果に応じて、規制対象呼であることを示す規制
情報を移動体端末に通知する通知手段とを備え、移動体
端末は、移動体電話交換機からの規制情報を受信する受
信手段と、規制対象となった呼の相手先着番号を、規制
対象番号として記憶する記憶手段と、所定の相手先着番
号に対して発信動作を行うときに、相手先着番号と、記
憶手段に記憶された規制対象番号とを比較する比較手段
と、比較手段による比較の結果、相手先着番号と規制対
象番号とが一致したとき、発信動作を停止させるように
制御する制御手段とを備え、移動体端末の制御手段は、
規制対象となった呼を切断後、再度、この呼に対応する
同一の相手先着番号に発信動作を行おうとした場合にお
いて、呼を切断してから発信動作が行われるまでの時間
間隔が、予め設定された時間間隔以内であるとき、発信
動作を停止させるように制御することを特徴とする。ま
た、規制情報は、移動体電話交換機が移動体端末に対し
て発信を規制したい規制時間を含み、規制時間は、各移
動体端末毎にランダムな時間とされ、移動体端末の制御
手段は、規制情報に含まれる規制時間に基づいて、規制
対象番号の有効性を判断し、規制対象番号が有効でない
とき、比較手段による規制対象番号に対する比較処理を
停止させ、移動体端末による規制対象となった呼に対応
する同一の相手先着番号に対する再度の発信動作を可能
にするまでの時間が、各移動体端末毎にランダムな時間
となるように制御するようにすることができる。請求項
5に記載の記録媒体は、請求項1または2に記載の発信
規制方法を実行可能なプログラムが記録されていること
を特徴とする。本発明に係る移動体電話交換システムお
よび発信規制方法、並びに記録媒体においては、移動体
電話交換機は、移動体端末からの接続要求により接続処
理を行っている呼が、規制対象とすべき呼であるか否か
を判定し、判定結果に応じて、規制対象呼であることを
示す規制情報を移動体端末に通知し、移動体端末は、移
動体電話交換機からの規制情報を受信し、規制対象とな
った呼の相手先着番号を、規制対象番号として記憶し、
所定の相手先着番号に対して発信動作を行うときに、相
手先着番号と、記憶された規制対象番号とを比較し、比
較の結果、相手先着番号と規制対象番号とが一致したと
き、発信動作を停止させるように制御する。このとき、
移動体端末においては、規制対象となった呼を切断後、
再度、この呼に対応する同一の相手先着番号に発信動作
を行おうとした場合において、呼を切断してから発信動
作が行われるまでの時間間隔が、予め設定された基準時
間間隔以内であるとき、発信動作を停止させるように制
御する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の移
動体電話交換システムの一実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。図1に示すように、本実施の形態は、
加入者の発信処理を行う発側交換機(EX1)10と、
加入者端末機(MS)20と、発側交換機(EX1)1
0の対向局交換機である対向交換機(EX2)30とに
より構成され、輻輳状態の対地及び特定着加入者を収容
している。
【0015】また、発側交換機(EX1)10は、全体
の処理を制御する制御装置(CTL)11、制御装置
(CTL)11の動作に必要なプログラムやデータを記
憶するメモリ装置(MEM)12、加入者の音声や、制
御の信号を通す通話路(NW)13、加入者端末機(M
S)20との間で音声信号及び制御信号を無線で送受信
する送受信機(TRX)14、加入者端末機(MS)2
0や対向交換機(EX2)30との間での制御信号の送
受信を制御する信号制御装置(CCS)15、及び輻輳
規制呼の場合に聴取ガイダンスを送出するガイダンス回
路(ANT)16から構成されている。
【0016】図2は、図1の加入者端末機(MS)20
の詳細な構成例を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、加入者端末機(MS)20は、加入者端末機(M
S)20の全体の処理を制御する制御装置(CTL)2
1、制御装置21の動作に必要なプログラムやデータを
記憶するためのメモリ装置(MEM)22、加入者と加
入者端末機(MS)20の間でキー入力や表示の制御を
行うインタフェース制御回路(HMI)23、発側交換
機(EX1)10との間で音声信号や制御信号を無線で
送受信する送受信機(TRX)24、発側交換機(EX
1)10との間での制御信号の送受信を制御する信号制
御回路(SIG)25、及び発側交換機(EX1)10
との間で音声信号のやり取りを行う音声制御回路(VO
ICE)26から構成されている。
【0017】以上、本実施の形態の構成例について説明
したが、個々の機能装置や制御回路の具体的な構成は、
当業者によく知られており、また本発明とは直接関係し
ないので、ここではそれらの詳細な構成は省略する。
【0018】次に、図1及び図2に示した実施の形態の
動作について説明する。ここでは、加入者発信時の動作
について、図3に示した信号シーケンスを基に説明す
る。図3において、MSは加入者端末機20、EX1は
発側交換機10、EX2は対向交換機30、SUBは着
信相手先を表している。
【0019】加入者端末機(MS)20が発信すると、
相手先着番号情報を含むSETUP信号が発側交換機
(EX1)10に送られる、発側交換機(EX1)10
では、受信した制御信号が送受信機(TRX)14及び
通話路(NW)13を経由して、信号制御装置(CC
S)15から制御装置(CTL)11に送られる。
【0020】制御装置(CTL)11は、加入者端末機
(MS)20との間に無線通話路を確立するために、信
号制御装置(CCS)15に指示して、発信受付応答と
してのCALLPROC信号を加入者端末機(MS)2
0へ送出する。
【0021】次に、制御装置(CTL)11は、前述の
SETUP信号に含まれる相手先着番号を分析し、現
在、輻輳状態にある対向交換機(EX2)30へ向かう
着信呼であるか否かを判定し、対向交換機(EX2)3
0へ向かう着信呼であると判定された場合、接続規制の
確認を行う。その結果、規制対象となった場合は、接続
規制ガイダンスを加入者に聞かせるために、加入者端末
機(MS)20に対して、切断要求信号(DISC)の
送出を信号制御装置(CCS)15に指示するととも
に、ガイダンス回路(ANT)16を通話路(NW)1
3を介して接続する。
【0022】このとき、信号制御装置(CCS)15
は、切断要求信号(DISC)に、ガイダンス接続指示
情報(MES)を含めるとともに、輻輳による接続規制
に遭遇したことを示す接続規制情報(INF)を含めて
送出する。加入者端末機(MS)20において、切断要
求信号(DISC)が送受信機(TRX)24によって
受信されると、受信された切断要求信号は、信号制御回
路(SIG)25に供給され、信号制御回路(SIG)
25から制御装置(CTL)21に通知される。
【0023】制御装置(CTL)21は、切断要求信号
(DISC)に含まれるガイダンス接続指示情報(ME
S)に基づいて、音声回路(VOICE)26を動作さ
せ、加入者に対して発側交換機(EX1)10から送ら
れてくる規制ガイダンスの聴取を可能にする。それと同
時に、制御装置(CTL)21は、切断要求信号(DI
SC)に含まれる接続規制情報(INF)を受信してい
るため、SETUP信号に設定した相手先着番号を、規
制対象番号としてメモリ回路(MEM)22に記憶させ
る。
【0024】加入者は、規制ガイダンスを聴取すること
により、接続規制に遭遇したことを認識し、呼切断を行
う。これにより、加入者端末機(MS)20と発側交換
機(EX1)10との間で、呼解放の信号(RE、及び
RLC)が送受され、呼、及び各装置の動作は解放され
る。
【0025】次に、あらかじめ定められた時間間隔より
も短い時間間隔で、加入者が再度、同一の相手先着番号
に対して発信しようとした場合の動作について説明す
る。加入者が再度、相手先着番号を入力し、発信要求を
行うと、インタフェース制御回路(HMI)23から、
制御装置(CTL)21へ発信要求と相手先着番号が伝
えられる。制御装置(CTL)21は、メモリ回路(M
EM)22に記憶されている規制対象番号の有効性を確
認した後、規制対象番号と今回入力された相手先着番号
との比較を行う。
【0026】そして、比較の結果、メモリ回路(ME
M)22に記憶されている規制対象番号と今回入力され
た相手先着番号とが異なる場合、通常の発信動作を続行
する。一方、比較の結果、メモリ回路(MEM)22に
記憶されている規制対象番号と今回入力された相手先着
番号とが一致した場合、即ち、前回の輻輳規制の対象と
なった相手先着番号に対して、再度発信した場合は、発
信動作を中止し、インタフェース制御回路(HMI)2
3に対し、規制対象による接続動作取り止めの通知を表
示するように指示する。
【0027】その結果、加入者端末機(MS)20よ
り、発側交換機(EX1)10に対するSETUP信号
は送出されず、加入者は加入者端末機(MS)20から
の接続規制表示により、接続できない理由を認識するこ
とになる。この動作は、加入者が何度ダイヤル入力しよ
うが、あらかじめ定められた時間間隔以内であり、かつ
規制対象の相手先着番号である限り、繰り返されること
になる。
【0028】上述した加入者端末機(MS)20におけ
る接続規制の処理フローを、図4に示す。まず最初に、
ステップS1において、加入者によってキー入力された
相手先着番号を読み取る。次に、ステップS2におい
て、規制対象番号が有効であるか否かが判定される。即
ち、前回規制対象番号に発信を行ってから、所定の時間
だけ経過し、上記規制対象番号への発信が可能である
(規制対象番号が無効である)か否かが判定される。
【0029】そして、規制対象番号が有効ではない(無
効である(前回、規制対象番号に発信してから所定の時
間だけ経過した))と判定された場合、ステップS6に
進み、発信動作を継続する。一方、ステップS2におい
て、規制対象番号が有効である(前回、規制対象番号に
発信してから、まだ所定の時間だけ経過していない)と
判定された場合、ステップS3に進む。
【0030】ステップS3においては、規制対象番号と
加入者によってキー入力された相手先着番号とが比較さ
れる。そして、ステップS4において、ステップS3に
おける比較の結果、規制対象番号と加入者によってキー
入力された相手先着番号とが一致するか否かが判定され
る。
【0031】その結果、規制対象番号と加入者によって
キー入力された相手先着番号とが一致しないと判定され
た場合、ステップS6に進み、発信動作が継続される。
一方、規制対象番号と加入者によってキー入力された相
手先着番号とが一致すると判定された場合、ステップS
5に進み、キー入力された相手先着番号が規制中である
ことを示すメッセージ等が、図示せぬ表示装置に表示出
力される。その後、発信動作が中止される。
【0032】このように、上記実施の形態では、発側交
換機(EX1)10に設備している対地輻輳の情報を加
入者端末機(MS)20に通知し、発信時の接続規制を
加入者端末機(MS)20において繰り返し実行してい
るので、むやみに、発側交換機(EX1)10に信号を
送出することがなく、加入者の習性によって引き起こさ
れる無効呼の繰り返し発信による発側交換機(EX1)
10などへの負荷インパクトを抑制することができる。
【0033】さらに、本実施の形態では、加入者端末機
(MS)20での規制番号の有効条件を、あらかじめ定
められた時間間隔以内として説明したが、発側交換機
(EX1)10から送出する接続規制情報(INF)に
時間間隔情報を含めることも可能であり、ランダムな時
間間隔を指示することで、加入者端末機(MS)20側
において、規制番号を無効として再度、SETUP信号
の送出が可能となるタイミングがランダムとなり、複数
の加入者端末機(MS)20による周期的な一斉発信を
防止することもできる。
【0034】このように、発側交換機(EX1)10が
対地輻輳による呼接続規制に関わる情報を加入者端末機
(MS)20に通知することにより、加入者端末機(M
S)20において、輻輳対地への発信を規制する機能を
動作させることを可能としている。加入者端末機(M
S)20は、発側交換機(EX1)10より通知された
輻輳情報と、記憶している規制対象番号、及び発信の相
手先着番号から、規制指示に従って規制対地への再度の
発信を規制し、加入者に対しては相手先着番号が規制中
である旨を表示等で通知するという動作を実行する。
【0035】従って、加入者端末機(MS)20が発信
した最初の呼は、相手先着番号での対地輻輳等の接続規
制により規制された場合、従来の場合と同様に、規制処
理を行う発側交換機(EX1)10においてガイダンス
回路(ANT)16に接続され、呼の切断が促される。
【0036】しかしながら、呼を切断後、再度同一相手
先着番号での発信を行おうとした場合、あらかじめ定め
られた時間間隔以内であるときには、加入者端末機(M
S)20において規制機能が動作し、加入者端末機(M
S)20自身が発信動作を停止する。これにより、加入
者端末機(MS)20から発側交換機(EX1)10に
対して、発信要求が送られることがなく、また、加入者
端末機(MS)20から加入者に対して接続規制が実行
されたことが表示される。
【0037】このため、加入者端末機(MS)20を発
側交換機(EX1)10に接続する必要もない。その結
果、対地輻輳等の規制対象の呼は、あらかじめ定めた時
間間隔後でしか再発信ができなくなり、複数の加入者端
末機(MS)20による発側交換機(EX1)10及び
交換機網に対する無効な呼の雪崩式の増加を防止するこ
とができる。
【0038】以上説明したように、本発明においては、
次のような効果を奏する。第1の効果は、輻輳時の規制
対地に対する無効な発信呼を抑制し、交換機の負荷増大
を抑制することができることである。その理由は、輻輳
時の規制情報を加入者端末機に通知し、加入者端末機に
おいて規制対象となりうる呼の場合に発信動作を停止す
ることで交換機に対する無効呼を減少させることができ
るためである。
【0039】第2の効果は、加入者自身に規制対地に対
する発信を繰り返さないことを納得させることができる
ことである。その理由は、従来の方式であれば、交換機
で発信動作を受け付けることから、次の呼での接続の期
待をもって発信を繰り返すが、本方式によれば、加入者
端末機自身が発信動作をしなくなるため、発信動作を繰
り返し行うことが不可能となり、発信動作を繰り返し行
うことができないことを納得せざるを得なくなるからで
ある。
【0040】第3の効果は、規制対地以外への接続に対
するサービス品質を確保できることである。その理由
は、第1の効果の理由にも述べたように、規制対地に対
する無効な発信呼のほとんどが加入者端末機において規
制されることから、交換機の負荷の増大を抑制すること
ができるからである。
【0041】なお、上記実施の形態においては、接続規
制情報(INF)を、切断要求信号(DISC)に含め
て加入者端末機(MS)20に通知する例について説明
したが、発側交換機(EX1)10から加入者端末機
(MS)20に対して送出する信号であれば、切断要求
信号(DISC)以外の信号を利用することも可能であ
る。
【0042】また、上記実施の形態においては、加入者
端末機(MS)20で接続規制した場合に、加入者に対
して規制処理の実行通知を表示するようにしているが、
音声による通知でも問題はなく、また、待ち時間を通知
することも本発明の範囲をはずれるものではない。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る移動体電話交換システムお
よび発信規制方法、並びに記録媒体によれば、移動体電
話交換機は、移動体端末からの接続要求により接続処理
を行っている呼が、規制対象とすべき呼であるか否かを
判定し、判定結果に応じて、規制対象呼であることを示
す規制情報を移動体端末に通知し、移動体端末は、移動
体電話交換機からの規制情報を受信し、規制対象となっ
た呼の相手先着番号を、規制対象番号として記憶し、所
定の相手先着番号に対して発信動作を行うときに、相手
先着番号と、記憶された規制対象番号とを比較し、比較
の結果、相手先着番号と規制対象番号とが一致したと
き、発信動作を停止させるように制御する。そして、こ
のとき、移動体端末においては、規制対象となった呼を
切断後、再度、この呼に対応する同一の相手先着番号に
発信動作を行おうとした場合において、呼を切断してか
ら発信動作が行われるまでの時間間隔が、予め設定され
た基準時間間隔以内であるとき、発信動作を停止させる
ように制御するようにしたので、移動体端末による規制
対象番号に対する発信を移動体端末側で制限することが
でき、移動体電話交換機の負荷を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体電話交換システムの一実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施の形態の加入者端末機(M
S)20の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示した実施の形態の各装置の動作及び信
号のやり取りを説明するための動作信号シーケンス図で
ある。
【図4】加入者端末機(MS)20における規制処理を
説明するためのフローチャートである。
【図5】従来の移動体電話交換システムの動作信号シー
ケンス図である。
【符号の説明】
10 発側交換機 11 制御装置 12 メモリ装置 13 通話路 14 送受信機 15 信号制御装置 16 ガイダンス回路 20 加入者端末機 21 制御装置 22 メモリ装置 23 インタフェース制御回路 24 送受信機 25 信号制御回路 26 音声制御回路 30 対向交換機

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体端末と移動体電話交換機とからな
    る移動体電話交換システムにおいて、前記移動体端末か
    らの発信を規制する発信規制方法であって、 前記移動体電話交換機は、 前記移動体端末からの接続要求により接続処理を行って
    いる呼が、規制対象とすべき呼であるか否かを判定する
    判定ステップと、 前記判定ステップにおける判定結果に応じて、規制対象
    呼であることを示す規制情報を前記移動体端末に通知す
    る通知ステップとを備え、 前記移動体端末は、 前記移動体電話交換機からの前記規制情報を受信する受
    信ステップと、 規制対象となった前記呼の相手先着番号を、規制対象番
    号として記憶する記憶ステップと、 所定の相手先着番号に対して発信動作を行うときに、前
    記相手先着番号と、前記記憶ステップにおいて記憶され
    た前記規制対象番号とを比較する比較ステップと、 前記比較ステップにおける比較の結果、前記相手先着番
    号と前記規制対象番号とが一致したとき、前記発信動作
    を停止させるように制御する制御ステップとを備え、前記移動体端末の前記制御ステップにおいては、規制対
    象となった前記呼を切断後、再度、前記呼に対応する同
    一の相手先着番号に発信動作を行おうとした場合におい
    て、前記呼を切断してから前記発信動作が行われるまで
    の時間間隔が、予め設定された基準時間間隔以内である
    とき、前記発信動作を停止させるように制御する ことを
    特徴とする発信規制方法。
  2. 【請求項2】 前記規制情報は、前記移動体電話交換機
    が前記移動体端末に対して発信を規制したい規制時間を
    含み、前記規制時間は、各移動体端末毎にランダムな時
    間とされ、 前記移動体端末の前記制御ステップにおいては、前記規
    制情報に含まれる前記規制時間に基づいて、前記規制対
    象番号の有効性を判断し、前記規制対象番号が有効でな
    いとき、前記比較ステップにおける前記規制対象番号に
    対する比較処理を停止させ、前記移動体端末による前記
    規制対象となった呼に対応する同一の相手先着番号に対
    する再度の発信動作を可能にするまでの時間が、各移動
    体端末毎にランダムな時間となるように制御することを
    特徴とする請求項1に記載の発信規制方法。
  3. 【請求項3】 移動体端末と移動体電話交換機とからな
    る移動体電話交換システムであって、 前記移動体電話交換機は、 前記移動体端末からの接続要求により接続処理を行って
    いる呼が、規制対象とすべき呼であるか否かを判定する
    判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて、 規制対象呼であ
    ることを示す規制情報を前記移動体端末に通知する通知
    手段とを備え、 前記移動体端末は、 前記移動体電話交換機からの前記規制情報を受信する受
    信手段と、 規制対象となった前記呼の相手先着番号を、規制対象番
    号として記憶する記憶手段と、 所定の相手先着番号に対して発信動作を行うときに、前
    記相手先着番号と、前記記憶手段に記憶された前記規制
    対象番号とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記相手先着番号と前
    記規制対象番号とが一致したとき、前記発信動作を停止
    させるように制御する制御手段とを備え、前記移動体端末の前記制御手段は、規制対象となった前
    記呼を切断後、再度、前記呼に対応する同一の相手先着
    番号に発信動作を行おうとした場合において、前記呼を
    切断してから前記発信動作が行われるまでの時間間隔
    が、予め設定された基準時間間隔以内であるとき、前記
    発信動作を停止させるように制御する ことを特徴とする
    移動体電話交換システム。
  4. 【請求項4】 前記規制情報は、前記移動体電話交換機
    が前記移動体端末に 対して発信を規制したい規制時間を
    含み、前記規制時間は、各移動体端末毎にランダムな時
    間とされ、 前記移動体端末の前記制御手段は、前記規制情報に含ま
    れる前記規制時間に基づいて、前記規制対象番号の有効
    性を判断し、前記規制対象番号が有効でないとき、前記
    比較手段による前記規制対象番号に対する比較処理を停
    止させ、前記移動体端末による前記規制対象となった呼
    に対応する同一の相手先着番号に対する再度の発信動作
    を可能にするまでの時間が、各移動体端末毎にランダム
    な時間となるように制御する ことを特徴とする請求項3
    に記載の移動体電話交換システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の発信規制方法
    を実行可能なプログラムが記録されている記録媒体。
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