JP4736450B2 - 通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラム - Google Patents

通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラム Download PDF

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本発明は、携帯電話機やPHSなどの通信端末装置、その通信端末装置において行う発信規制方法及び発信規制プログラムに関し、特に、回線輻輳中の基地局から発信規制信号を受信した際に発信規制を行う通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラムに関するものである。
近年、移動体通信システムの研究・開発が盛んに行われているのが現状であり、現状の移動体通信システムは、図1に示すように、時分割多重化(TDMA)方式を用いて、基地局(10)と、複数の移動局(1、2)と、が無線回線を介して、通信処理を行うように構築されている。
なお、基地局(10)は、自基地局(10)と隣接する他の基地局と干渉を生じないように、固有の周波数の帯域が割り当てられており、この帯域からなる回線を複数の時分割多重化(TDMA)された回線として、複数の移動局(1、2)と基地局(10)とが通信処理を行うように構築されている。
なお、携帯電話機等の移動局(1)が他の移動局(2)と通話をするには、移動局(1)が、その移動局(1)自身の属する無線セル(A)を構築する基地局(10)と無線接続を行い、基地局(10)を介して交換機(11)と接続し、交換機(11)から他の移動局(2)に接続することで、移動局(1、2)間による通話を確立することになる。
この場合、移動局(1)が送信した信号を基地局(10)が受信するために、上りチャンネルの1つが割り当てられ、基地局(10)が送信した信号を移動局(1)が受信するために、下りチャンネルの1つがそれぞれ割り当てられることになる。
なお、図1に示す移動体通信システムにおいて、基地局(10)が構築する特定のセル(A)内に大勢の人々が集まり、その大勢の人々がセル(A)内で同時に通信処理を行った場合(例えば、基地局(10)が構築するセル(A)内で、おめでとうコールのような瞬発的な通信処理が多数発生した場合)には、基地局(10)の呼数が規定値以上となり、基地局(10)の通信網が回線輻輳状態となってしまうことになる。そして、基地局(10)の通信網が回線輻輳状態となった場合には、基地局(10)は、この基地局(10)自身が構築するセル(A)内に存在する全ての移動局(1、2)に対して発信規制信号を送信し、移動局(1、2)に対する発信規制を行うことになり、発信規制が行われた移動局(1、2)は、他の移動局との通信処理を確立できない状態となる。
なお、基地局(10)からの発信規制により、発信処理を確立できない移動局(1、2)の使用者は、発信処理が確立するまで何度も連続的に発信処理を繰り返すことになり、その発信処理の操作回数の分だけ基地局(10)側への負担が増大することになり、発信処理が更に確立しにくくなるという悪循環に陥ることになる。このため、移動局(1、2)側における発信規制の制御に対する更なる改良が要望されることになる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、携帯電話機1と基地局2間で電波による無線回線を形成して携帯電話機1間の通信を行う携帯電話通信システムであって、各基地局2の交信エリア3に存在する予め定められた通信規制エリア4内に携帯電話機1所持者が移動したとき、携帯電話機1の表示面11に通信規制の文字メッセージが前記基地局2から送信されて表示されたとき、携帯電話機1のキー操作による電波の発信ができなくなるようにするものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、災害時に災害管理センタ21が無線ゾーンAのアクセス規制を発すると、基地局10から携帯電話機101〜10nに通信規制情報が通知される。これを受信した携帯電話機101〜10nは、通信規制処理を実行し、メイン電源をオフし、発信を許可された時間帯において前回の発信から所定時間以上経過していない場合には発信を禁止させるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−219466号公報 特開2001−224073号公報
なお、上記特許文献1は、携帯電話機が規制エリア内に移動した際に、通信が出来なくなるように規制した通信規制システムに関するものであり、任意の時間の間だけ移動体通信端末装置を発信規制状態に設定するように構築されたものではない。
また、上記特許文献2は、携帯電話機が通信規制情報を受信した際に、通信規制処理を実行し、前回の発信から所定時間以上経過していない場合には発信を禁止させているものではあるが、発信規制を行う時間設定については何ら考慮されたものではない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、回線輻輳状態の基地局から発信規制信号を受信した際に、任意の時間の間だけ発信規制の制御を行う通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる通信端末装置は、
基地局との間で無線接続を行い、他の通信機器と通信処理を行う通信端末装置であって、
前記通信処理の発信規制を行うための発信規制信号を前記基地局から受信した際に、乱数を用いて前記発信規制用の任意の時間を算出する算出手段と、
前記算出手段により前記任意の時間を算出した後に、前記発信規制の制御を開始し、前記任意の時間が経過した際に、前記発信規制の制御を解除する発信規制制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明にかかる発信規制方法は、
基地局との間で無線接続を行い、他の通信機器と通信処理を行う通信端末装置において行う発信規制方法であって、
前記通信処理の発信規制を行うための発信規制信号を前記基地局から受信した際に、乱数を用いて前記発信規制用の任意の時間を算出する算出工程と、
前記算出工程により前記任意の時間を算出した後に、前記発信規制の制御を開始し、前記任意の時間が経過した際に、前記発信規制の制御を解除する発信規制制御工程と、
を、前記通信端末装置が行うことを特徴とする。
本発明にかかる発信規制プログラムは、
基地局との間で無線接続を行い、他の通信機器と通信処理を行う通信端末装置において実行させる発信規制プログラムであって、
前記通信処理の発信規制を行うための発信規制信号を前記基地局から受信した際に、乱数を用いて前記発信規制用の任意の時間を算出する算出処理と、
前記算出処理により前記任意の時間を算出した後に、前記発信規制の制御を開始し、前記任意の時間が経過した際に、前記発信規制の制御を解除する発信規制制御処理と、
を、前記通信端末装置において実行させることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末装置からの不要な再発信操作を防止することが可能となると共に、回線輻輳状態の基地局の回線を開けやすくし、基地局や交換機などのネットワーク側の負荷を低減させることが可能となる。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における発信規制システムにおける発信規制処理について説明する。
本実施形態における発信規制システムは、交換機(11)と、基地局(10)と、基地局(10)と無線接続を行う移動体通信端末装置(1)と、を有して構成されるシステムである。
本実施形態における発信規制処理は、図1に示す構成からなる発信規制システムにおいて、基地局(10)は、基地局(10)自身が構築するセル(A)内に存在する複数の通信端末装置(1、2)との通信処理により、基地局(10)が回線輻輳状態となった際に、基地局(10)は、通信処理の発信規制を行うための発信規制信号(B)を、セル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)に送信することになる。そして、セル(A)内に存在する通信端末装置(1、2)は、基地局(10)から発信規制信号(B)を受信した際に、発信規制を行う任意の時間を設定し、該設定した任意の時間の間だけ発信規制の制御を行うことになる。
このように、本実施形態における発信規制システムは、回線輻輳状態となった基地局(10)が構築するセル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)が、基地局(10)から発信規制信号(B)を受信した際に、発信規制を行う任意の時間を設定し、該設定した任意の時間の間だけ発信規制の制御を行うことで、発信規制の制御を行う通信端末装置(1、2)からの不要な再発信操作を防止することが可能となると共に、回線輻輳状態の基地局(10)の回線を開け易くし、基地局(10)や交換機(11)などのネットワーク側の負荷を低減させることが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における発信規制システムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における発信規制システムのシステム構成について説明する。なお、図1は、本実施形態における基地局(10)と通信端末装置(1、2)との関係を示した図である。
本実施形態における発信規制システムは、交換機(11)と、基地局(10)と、通信端末装置(1、2)と、を有して構成される。
本実施形態における発信規制システムは、基地局(10)において使用している呼数が規制値に達したと判定した際に、基地局(10)は回線(通信チャネル)の輻輳状態が発生したと判断し、基地局(10)の構築するセル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)に対し、発信規制信号(B)を送信することになる。その発信規制信号(B)を受信した通信端末装置(1、2)は、乱数を用いて発信規制を行う時間をランダムに設定し、該設定した時間の間だけ、基地局(10)が構築するセル(A)内に存在する通信端末装置(1、2)からの発信制御を不可能にさせることになる。なお、発信規制信号(B)を受信した通信端末装置(1、2)は、発信規制中である旨を上記設定した時間の間だけ通信端末装置(1、2)の具備する表示部上に表示することになる。これにより、回線輻輳状態を検出した基地局(10)は、基地局(10)自身の回線を空け易くすると共に、回線輻輳状態の基地局(10)の構築するセル(A)内に存在する通信端末装置(1、2)からの不要な発信操作を防止し、基地局(10)や、交換機(11)などのネットワーク側の負荷を低減させることになる。なお、基地局(10)において回線輻輳状態が発生したか否かを判断する規制値は、任意に設定することも可能であり、状況に応じて規制値を変更したり、無規制に設定したりすることも可能である。
次に、図2を参照しながら、本実施形態における発信規制システムを構成する通信端末装置(1、2)の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態における通信端末装置(1、2)の内部構成を示した図である。
本実施形態における通信端末装置(1)は、無線送受信部(101)と、CPU(102)と、メモリ部(103)と、入力部(104)と、表示部(105)と、を有して構成される。なお、各部はバス(106)を介して接続されている。
CPU(102)は、発信規制の開始制御や解除制御、発生規制時間の算出処理、発信規制時間のタイマー制御、発信規制表示制御などの各種制御を実行するものである。
無線送受信部(101)は、信号の送受信を無線により行うものである。なお、本実施形態における通信端末装置は、回線輻輳状態の基地局(10)が発信する発信規制信号を無線送受信部(101)において受信することになる。
メモリ部(103)は、CPUプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するものである。
入力部(104)は、通信端末装置の具備する操作部からのキー入力を受け付けるものである。
表示部(105)は、通信端末装置の各種情報や状況を表示するものである。なお、本実施形態における通信端末装置は、回線輻輳状態の基地局(10)が発信する発信規制信号を受信した際に、発信規制中である旨を表示部(105)上に表示することになる。
次に、図1、図3を参照しながら、本実施形態における発信規制処理について説明する。
本実施形態における発信規制システムは、通信および無線回線制御のための情報チャンネルと、制御チャンネルと、の論理チャンネルが適用される。
情報チャンネルは、通信端末装置(1)が音声などの情報を伝送するためのものであり、特定の通信端末装置(1)に情報チャンネルが割り当てられると、通信が終了するまではその通信端末装置がその情報チャンネルを占有することになる。
制御チャンネルは、接続制御に必要な制御信号を転送するチャンネルであり、基地局(10)が構築するセル(A)内に存在する通信端末装置(1、2)に対して共通に報知する情報を転送するための下りのみの片方向チャンネルである報知チャンネル(BCCH:Broadcasting Contorol CHannel)や、着信を通信端末装置(1、2)に報知したり、通信端末装置(1、2)からランダムに発せされる位置登録や発呼要求を通知する共通制御チャンネル(CCCH: Common Control CHannel)等のチャンネルから構成される。
例えば、通信端末装置(1)は、共通制御チャンネル(CCCH)を用いて基地局(10)に位置登録を行うことにより、基地局(10)が構築するセル(A)内に属することになる。このセル(A)内に属する通信端末装置(1)が一般電話網の通信機器と通信を行う際には、通信端末装置(1)は相手先の通信機器の電話番号情報を含む発呼信号を共通制御チャンネル(CCCH)を用いて基地局(10)に送信することになる。
基地局(10)は発呼信号を受信すると相手先が一般電話網の通信機器とされていることから、その発呼信号は交換機(11)を経由して相手先の通信機器に着信信号を送ることになり、その通信機器と通信端末装置(1)との間の回線を接続することになる。
通信端末装置(1)は、基地局(10)が構築するセル(A)内の情報チャンネルの空きチャンネルが割り当てられることになり、通信端末装置(1)と相手先の通信機器との通信を確立することになる。
また、通信端末装置(1)が他の通信機器から着呼された際は、基地局(10)は共通制御チャンネル(CCCH)を通じて通信端末装置(1)に着信信号を送信することになる。通信端末装置(1)の使用者は、着信された旨を知って、通信端末装置(1)の具備する入力部(104)の着信ボタンを操作すると、基地局(10)は通信端末装置(1)にセル(A)内の情報チャンネルの空きチャンネルを割り当て、通信端末装置(1)が他の通信機器と通信を確立できるように制御することになる。
本実施形態における発信規制システムは、基地局(10)において回線輻輳状態が発生し、基地局(10)の構築するセル(A)内の全ての通信端末装置(1、2)に対するアクセスを規制する必要があると判断した際に、基地局(10)は、報知チャンネル(BCCH)を用いて基地局(10)が構築するセル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)に対して発信規制信号を発信することになる。これにより、基地局(10)の構築するセル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)は、基地局(10)から発信規制信号を受信した際に、発信規制の制御を開始することになる。以下、図3を参照しながら、本実施形態における発信規制処理について説明する。
まず、通信端末装置(1)は、通信端末装置(1)の電源がオンになったと判断した場合(ステップS2)、または、通信端末装置(1)が隣接エリアからハンドオーバーで基地局(10)の構築するセル(A)内に移動してきたと判断した場合に(ステップS1)、通信端末装置(1)は、通信端末装置(1)自身の位置情報の登録処理を行うために、基地局(10)と無線接続を行い(ステップS3)、通常の発信処理が可能な状態を確立することになる(ステップS4)。
次に、基地局(10)において、自基地局(10)が回線輻輳状態になったと判断した際に、基地局(10)が構築するセル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)に対し、発信規制信号(B)を送信することになる。これにより、セル(A)内に存在する全ての通信端末装置(1、2)は、発信規制信号を受信することになる(ステップS5)。
回線輻輳状態の基地局(10)から発信規制信号(B)を受信した通信端末装置(1)は、無線送受信部(101)からCPU(102)に発信規制信号を伝達し、CPU(102)は発信規制状態に遷移することになる(ステップS6)。そして、CPU(102)は、発信規制状態である旨を表示部(105)上に表示し、通信端末装置(1)の使用者に対して発信規制状態である旨を通知することになる。
通信端末装置(1)は、発信規制状態に遷移した際に、他の通信機器と通信中か否かを判定し(ステップS8)、通信端末装置(1)が他の通信機器と通信中でないと判定した場合(ステップS8/No)は、CPU(102)にて発信規制用のタイマー値を算出することになる(ステップS9)。なお、発信規制用のタイマー値は乱数を用いて、数十秒から数分の間でランダムに設定することになる。ただし、通信端末装置(1)が発信規制状態に遷移した際に、通信端末装置(1)が他の通信機器と通信中であると判定した場合(ステップS8/Yes)は、通信端末装置(1)は、その他の通信機器との通信が完了するまで待機し(ステップS15)、他の通信機器との通信が完了したと判定した際に(ステップS16)、発信規制タイマー値の算出処理を行うことになる(ステップS9)。
通信端末装置(1)は、ステップS9における発信規制タイマー値の算出後、発信規制タイマーを起動することになる(ステップS10)。そして、通信端末装置(1)は、発信規制タイマーが切れるまでの間は、入力部(104)からの発信操作があったとしても、無線送受信部(101)から発信信号を送信しないようにCPU(102)にて制御することになる。
次に、通信端末装置(1)は、発信規制タイマーが切れたと判断した際に(ステップS12)、発信規制状態を解除し(ステップS13)、CPU(102)は、表示部(105)上に表示した「発信規制中」の表示を消去し(ステップS14)、基地局(10)と再び無線接続を行うことになる(ステップS3)。
なお、通信端末装置(1)が発信規制状態中に、隣接エリアへのハンドオーバーを行った場合は(ステップS17)、通信端末装置(1)は、発信規制状態を解除し(ステップS18)、CPU(102)は、表示部(105)上に表示した「発信規制中」の表示を消去し(ステップS19)、隣接エリアへ移動し隣接エリアでの通信処理を開始することになる。
このように本実施形態における発信規制システムは、基地局(10)が回線輻輳状態になった際に、基地局(10)の構築するセル(A)内の複数の通信端末装置(1、2)に対して発信規制信号を送信し、セル(A)内に属する全ての通信端末装置(1、2)に対して発信規制を行うことで、発信規制信号を受信した通信端末装置(1、2)は、乱数を用いて算出した値を基に発信規制を行う任意の時間を設定し、該設定した時間内での発信規制の制御を行うことになる。これにより、基地局(10)の構築するセル(A)内に存在する通信端末装置(1、2)からの不要な再発信操作を防止することが可能となると共に、回線輻輳状態となった基地局(10)の回線を空け易くし、基地局(10)や交換機(11)等のネットワーク側の負荷を低減させることが可能となる。
また、本実施形態における発信規制システムは、通信端末装置(1、2)において発信規制を行う時間をランダムに設定することが可能となるため、各通信端末装置(1、2)における発信規制の解除時刻にばらつきを持たせることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態は、乱数を用いて算出した値を基に、発信規制を行う任意の時間を設定することとしたが、第2の実施形態は、乱数を用いて算出した乱数値を基に、乱数値と関連づけられた複数の設定時間の中から、上記算出した乱数値と関連づけられた設定時間を選択し、該選択した設定時間を、発信規制を行う任意の時間に設定することを特徴とするものである。以下、図4を参照しながら、第2の実施形態における発信規制処理について説明する。
第2の実施形態における発信規制処理は、図4に示すように、発信規制を行う複数の設定時間(発信規制時間)が設けられており、その各発信規制時間に関連づけて乱数値が設定されている。
そして、乱数を用いて算出した乱数値を基に、その乱数値と関連づけられた発信規制時間を検索し、その乱数値に関連づけられた発信規制時間を取得することになる。そして、その取得した発信規制時間を基に、通信端末装置の発信規制を行う時間を設定し、第1の実施形態と同様な発信規制処理を行うことになる。なお、この図4に示すテーブルは、図2に示すメモリ部(103)内に格納し、乱数を用いて算出した乱数値を基に、図4に示すテーブルを検索し、算出した乱数値に関連づけられた発生規制時間を取得することになる。
このように、第2の実施形態における発信規制処理は、乱数を用いて算出した乱数値を基に、該算出した乱数値と関連づけられた発生規制時間を取得し、該取得した発信規制時間を、通信端末装置に対する発信規制を行う任意の時間に設定することで、複数の設定時間の中から乱数を用いて決定された発生規制時間を、発信規制を行う任意の時刻に設定することが可能となり、発信規制を行う任意の時刻の割合を設定することが可能となる。なお、複数の発生規制時間の設定時間や、その発生規制時間に関連づけられる乱数値は、通信端末装置(1)の具備する入力部(104)からの操作により任意に変更することは可能である。これにより、乱数値を用いて取得する発生規制時間の割合を任意に設定変更することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば、上記実施形態は、通信端末装置が発信規制状態に遷移した際に、発信規制状態中である旨を表示部(105)上に表示することとしたが、発信規制状態に遷移した際に、発信規制状態中である旨を表示部(105)上に表示するのではなく、通信端末装置が発生規制状態中に通信端末装置の具備する入力部(104)からの操作により発信操作を開始しようと制御した際に、アラームとして、発信規制状態中である旨を利用者に通知するように構築することも可能である。
また、発信規制タイマー値は乱数を用いてランダム設定することとしたが、ある一定のパターンで変化させる(例えば、30秒→1分→2分→3分のパターンを繰り返す)ように構築することも可能である。
また、本実施形態における通信端末装置における処理動作は、コンピュータプログラムにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、上記の記録媒体から通信端末装置にロードすることでも可能である。また、所定のネットワーク(有線、無線は問わない)を介して接続されている外部機器から通信端末装置にロードしたりすることも可能である。
本発明にかかる通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラムは、携帯電話機、PHS、PDA等の携帯型の通信機器に適用可能である。
本実施形態における発信規制システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態における発信規制システムを構成する通信端末装置(1、2)の内部構成を示す図である。 本実施形態における発信規制処理の処理動作を示すフロチャートである。 乱数値を基に、発信規制を行う任意の時間を設定するためのテーブルを示す図である。
符号の説明
1、2 通信端末装置
10 基地局
11 交換機
101 無線送受信部
102 CPU
103 メモリ部
104 入力部
105 表示部

Claims (18)

  1. 基地局との間で無線接続を行い、他の通信機器と通信処理を行う通信端末装置であって、
    前記通信処理の発信規制を行うための発信規制信号を前記基地局から受信した際に、乱数を用いて前記発信規制用の任意の時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段により前記任意の時間を算出した後に、前記発信規制の制御を開始し、前記任意の時間が経過した際に、前記発信規制の制御を解除する発信規制制御手段と、
    を有することを特徴とする通信端末装置。
  2. 乱数値に関連づけて発信規制を行う複数の発信規制時間を格納する格納手段を有し、
    前記算出手段は、乱数を用いて算出した乱数値に関連付けられた発信規制時間を、前記格納手段から検索取得し、該検索取得した発信規制時間を、前記発信規制用の任意の時間として算出することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記発信規制制御手段は、
    前記発信規制信号を受信した前記基地局とは異なる他の基地局との間で無線接続を確立した場合には、前記任意の時間が経過しなくとも、前記発信規制の制御を解除することを特徴とする請求項1または2記載の通信端末装置。
  4. 前記算出手段は、
    前記発信規制信号を受信した際に、他の通信機器との通信処理を行っていた場合には、該通信処理が切断された際に、前記発信規制用の任意の時間を算出することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の通信端末装置。
  5. 前記通信処理が切断された際に、前記発信規制信号を受信した前記基地局とは異なる他の基地局との間で無線接続を確立している場合には、前記発信規制用の任意の時間の算出を行わないことを特徴とする請求項記載の通信端末装置。
  6. 前記発信規制信号を受信した際に、発信規制状態に遷移した旨を通知し、前記発信規制の制御を解除した際に、発信規制状態を解除した旨を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の通信端末装置。
  7. 基地局との間で無線接続を行い、他の通信機器と通信処理を行う通信端末装置において行う発信規制方法であって、
    前記通信処理の発信規制を行うための発信規制信号を前記基地局から受信した際に、乱数を用いて前記発信規制用の任意の時間を算出する算出工程と、
    前記算出工程により前記任意の時間を算出した後に、前記発信規制の制御を開始し、前記任意の時間が経過した際に、前記発信規制の制御を解除する発信規制制御工程と、
    を、前記通信端末装置が行うことを特徴とする発信規制方法。
  8. 前記通信端末装置は、
    乱数値に関連づけて発信規制を行う複数の発信規制時間を格納する格納部を有し、
    前記算出工程は、乱数を用いて算出した乱数値に関連付けられた発信規制時間を、前記格納部から検索取得し、該検索取得した発信規制時間を、前記発信規制用の任意の時間として算出することを特徴とする請求項記載の発信規制方法。
  9. 前記発信規制制御工程は、
    前記発信規制信号を受信した前記基地局とは異なる他の基地局との間で無線接続を確立した場合には、前記任意の時間が経過しなくとも、前記発信規制の制御を解除することを特徴とする請求項7または8記載の発信規制方法。
  10. 前記算出工程は、
    前記発信規制信号を受信した際に、他の通信機器との通信処理を行っていた場合には、該通信処理が切断された際に、前記発信規制用の任意の時間を算出することを特徴とする請求項7から9の何れか1項に記載の発信規制方法。
  11. 前記通信処理が切断された際に、前記発信規制信号を受信した前記基地局とは異なる他の基地局との間で無線接続を確立している場合には、前記発信規制用の任意の時間の算出を行わないことを特徴とする請求項10記載の発信規制方法。
  12. 前記発信規制信号を受信した際に、発信規制状態に遷移した旨を通知し、前記発信規制の制御を解除した際に、発信規制状態を解除した旨を通知するする通知工程を、前記通信端末装置が行うことを特徴とする請求項7から11の何れか1項に記載の発信規制方法。
  13. 基地局との間で無線接続を行い、他の通信機器と通信処理を行う通信端末装置において実行させる発信規制プログラムであって、
    前記通信処理の発信規制を行うための発信規制信号を前記基地局から受信した際に、乱数を用いて前記発信規制用の任意の時間を算出する算出処理と、
    前記算出処理により前記任意の時間を算出した後に、前記発信規制の制御を開始し、前記任意の時間が経過した際に、前記発信規制の制御を解除する発信規制制御処理と、
    を、前記通信端末装置において実行させることを特徴とする発信規制プログラム。
  14. 前記通信端末装置は、
    乱数値に関連づけて発信規制を行う複数の発信規制時間を格納する格納部を有し、
    前記算出処理は、乱数を用いて算出した乱数値に関連付けられた発信規制時間を、前記格納部から検索取得し、該検索取得した発信規制時間を、前記発信規制用の任意の時間として算出することを特徴とする請求項13記載の発信規制プログラム。
  15. 前記発信規制制御処理は、
    前記発信規制信号を受信した前記基地局とは異なる他の基地局との間で無線接続を確立した場合には、前記任意の時間が経過しなくとも、前記発信規制の制御を解除することを特徴とする請求項13または14記載の発信規制プログラム。
  16. 前記算出処理は、
    前記発信規制信号を受信した際に、他の通信機器との通信処理を行っていた場合には、該通信処理が切断された際に、前記発信規制用の任意の時間を算出することを特徴とする請求項13から15の何れか1項に記載の発信規制プログラム。
  17. 前記通信処理が切断された際に、前記発信規制信号を受信した前記基地局とは異なる他の基地局との間で無線接続を確立している場合には、前記発信規制用の任意の時間の算出を行わないことを特徴とする請求項16記載の発信規制プログラム。
  18. 前記発信規制信号を受信した際に、発信規制状態に遷移した旨を通知し、前記発信規制の制御を解除した際に、発信規制状態を解除した旨を通知するする通知処理を、前記通信端末装置において実行させることを特徴とする請求項13から17の何れか1項に記載の発信規制プログラム。
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