JP2003258993A - 小型携帯端末装置及び端末本体に対する端末接続機器の接続方法 - Google Patents

小型携帯端末装置及び端末本体に対する端末接続機器の接続方法

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JP2003258993A
JP2003258993A JP2002053479A JP2002053479A JP2003258993A JP 2003258993 A JP2003258993 A JP 2003258993A JP 2002053479 A JP2002053479 A JP 2002053479A JP 2002053479 A JP2002053479 A JP 2002053479A JP 2003258993 A JP2003258993 A JP 2003258993A
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Fukuji Matsunari
福次 松成
Rei Takusagawa
麗 田草川
Setsuo Yokota
節男 横田
Masatoshi Yamaguchi
雅俊 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末本体に対して後に機能の付加を行える小
型携帯端末装置、及び小型携帯端末装置の端末本体に対
する端末接続機器の接続方法を提供すること。 【解決手段】 基地局4との間で無線データを送受信す
る無線通信機能を備えると共に、固有の第1の認証情報
81を有し、この第1の認証情報81に基づいた認証を
行う認証手段91を具備する端末本体50を有する。ま
た、端末本体50に接続されると共に、この端末本体5
0の第1の認証情報81に対応した第2の認証情報10
1が記憶されている端末接続機器52をも有する。そし
て、端末本体50と端末接続機器52とが通信接続可能
となった場合に、第1の認証情報81と第2の認証情報
101とが符号するか否かの認証を行い、これら第1の
認証情報81と第2の認証情報101が符合すると認証
手段91で判断された場合のみ、以後継続して端末本体
50に対して端末接続機器が使用可能となるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型携帯端末装
置、及び小型携帯端末装置を構成する端末本体に対する
端末接続機器の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHS等の携帯電話端
末は、多機能化が進展し、最新の機種では本来の通話/
通信の機能のみならず、音楽データの再生、スケジュー
ル帳や電卓としての利用、小型デジタルカメラとしての
機能、動画の再生等も行えるようになってきている。す
なわち、携帯電話端末は、高機能化が進展しており、ま
た高機能化に対応した液晶画面の大画面化等が為されて
いる。
【0003】このような高機能化に対応した近年の携帯
電話端末は、電話番号や文字入力を行う際のテンキー
と、文字データや画像を表示させるための大型化された
液晶画面と、マナーモード時に駆動される振動モータ
と、通話時の音声のみならず高音質な着信メロディをも
再生可能なスピーカと、着信を知らせるための着信ラン
プ等を備えるのが、一般的である。また、機種によって
は、これらに加えて小型デジタルカメラや、音楽データ
記憶のための小型メモリカードを差し込むためのスロッ
トをも具備している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、携帯
電話端末においては、テンキーや、大型液晶画面、振動
モータ等の各種の装置を具備している。そのため、サイ
ズ的に大きなものとならざるを得ない。また、近年では
液晶画面のサイズの大面積化に対応して、折り畳み方式
を採用するものが多くなっている。しかしながら、液晶
画面やテンキー部分を折り畳むことはできないため、現
状の携帯電話端末では小型化には一定の限界がある。
【0005】また、近年では、次々に新しい携帯電話端
末が送り出されていて、その度に新しい携帯電話端末に
買い換える人が急増している。しかしながら、かかる携
帯電話端末の買い替えは、僅かな機能付加を新たな携帯
電話端末に対して施した場合でも生じるため、まだ十分
に使用することができる携帯電話端末が廃棄されてしま
う結果となる。その場合、廃棄物となった携帯電話端末
の処理の問題が生じる。また、現状においては、通話・
通信サービスを提供しているキャリア側は、新しい携帯
電話端末をユーザが購入する度に、その購入費用の一部
を負担している。キャリア側にとっては、その負担が極
力少ない方が好ましい。
【0006】さらに、子供が携帯電話端末を所有する場
合、保護者の立場としては、料金面や教育面から、携帯
電話端末の機能が制限されることが望ましい。すなわ
ち、子供が友達等と携帯電話端末を用いて長時間通話を
行うことにより、通話料金が高額になってしまわないか
心配が生じる。また、携帯電話端末が有するインターネ
ット機能を用いた場合には、同じく料金面での心配が生
じると共に、例えば出会い系サイトにアクセスする等し
て、教育面で悪影響が生じないか、心配が生じる。
【0007】しかしながら、単に機能が少ない(あまり
付加されていない)携帯電話端末を売り出したのでは、
最新機種に比べて見劣りするため、売れる見込みは薄
い。そこで、後に必要な機能を付加できる携帯電話端末
があることが望ましいが、かかる携帯電話端末は現状で
は存在していない。
【0008】本発明は、上記の事情に基づきなされたも
ので、その目的とするところは、小型化が可能であると
共に、種々の機能の制限をしたり、機能の追加をしたり
することが可能となる小型携帯端末装置、及び小型携帯
端末装置を構成する端末本体に対する端末接続機器の接
続方法を提供しよう、とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、基地局との間で無線データを送受信する
無線通信機能を備えると共に、固有の第1の認証情報を
有し、この第1の認証情報に基づいた認証を行う認証手
段を具備する端末本体と、端末本体に接続されると共
に、端末本体の第1の認証情報に対応した第2の認証情
報が記憶されている端末接続機器と、を有し、端末本体
と上記端末接続機器とが通信可能に接続された場合に、
第1の認証情報と上記第2の認証情報とが符号するか否
かの認証を行い、これら第1の認証情報と第2の認証情
報が符合すると認証手段で判断された場合のみ、以後継
続して端末本体に対して端末接続機器が使用可能となる
こととしたものである。
【0010】このため、通信機能以外の機能が極力排除
された端末本体に対し、必要に応じて各種機能を具備す
る端末接続機器を接続する等により、ユーザが所望する
機能を、端末本体に対して随時付加させることが可能と
なる。それにより、不必要な機能を端末本体に持たせず
に済み、端末本体の小型化を図ることが可能となる。
【0011】また、端末本体の所持者が子供等である場
合には、端末本体に接続される端末接続機器を保護者側
で選択することにより、通常の携帯電話端末を用いる場
合と比較して、機能的な制限を付加することが可能とな
る。それにより、例えば子供側が友達との間で長電話し
たりするのを防止したり、ウェブサイトへ長時間アクセ
スするのを防止することができたり、成人系、或いは出
会い系サイト等のように、教育上悪影響を及ぼす可能性
のあるサイトへアクセスするのを制限することが可能と
なる。
【0012】また、端末本体と端末接続機器とが接続や
ワイヤレス通信等によって通信接続可能となった場合に
は、認証手段によって第1の認証情報と第2の認証情報
との認証が為される。そして、認証手段によって符合す
ると判断された場合のみ、端末本体と端末接続機器と
が、以後通信接続可能となる。そのため、例えば子供等
が他人の有している端末接続機器を借りて接続しても、
端末本体と端末接続機器との間で認証を行うことができ
ず、長時間の電話やインターネットの利用を制限するこ
とが可能となる。このため、保護者側では、安心して端
末本体を子供に持たせることが可能となる。また、子供
以外の場合でも、端末本体を紛失した際には、他人が勝
手に端末接続機器を接続しようとしても、認証手段によ
る認証が取れないため、該紛失した端末本体を他人に悪
用されることがなくなる。
【0013】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、第2の認証情報は、端末接続機器の種類を識別す
るための識別情報を含むこととしたものである。それに
より、端末接続機器を端末本体に接続した場合に、接続
された端末接続機器の種類を端末本体側で即座に認識可
能となる。そして、端末本体側では、接続された端末接
続機器に応じた処理を行うこととなる。
【0014】さらに、他の発明は、小型携帯端末装置の
発明であり、基地局との間で無線データを送受信する無
線通信機能と接続される機器の認証を行う認証手段を具
備する端末本体と、内部のデータや制御信号が端末本体
側に向かって送信され、認証手段によって接続が許可さ
れた場合に、端末本体側がデータや制御信号を取り込ん
で端末本体の操作部分となる端末接続機器と、を有する
こととしたものである。
【0015】このようにすれば、通信機能以外の機能が
極力排除された端末本体に対し、必要に応じて各種機能
を具備する端末接続機器を接続する等により、ユーザが
所望する機能を、端末本体に対して随時付加させること
が可能となる。それにより、不必要な機能を端末本体に
持たせずに済み、端末本体の小型化を図ることが可能と
なる。
【0016】また、内部のデータや制御信号が端末本体
側に向かって送信されても、端末本体と端末接続機器と
の間で接続が許可された場合のみ、端末接続機器が端末
本体の操作部分となる。このため、例えば特定の形式以
外のデータである場合には、端末本体と端末接続機器と
の間の接続が許可されず、端末本体を使用制限すること
が可能となる。すなわち、認定済みの端末接続機器と、
認定されていない端末接続機器とを区別して、該端末接
続機器の管理を行うことが可能となる。
【0017】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、端末本体及び端末接続機器は、お互いに接続可能な
インターフェース部を有するものである。それにより、
端末本体と端末接続機器とを容易に通信接続することが
可能となる。また、インターフェース部同士を接続する
ことにより、確実な通信接続を実現することができる。
【0018】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、端末本体及び端末接続機器は、お互いにワイヤレ
ス方式で通信接続されるものである。それにより、端末
本体と端末接続機器とが離れていても、お互いを通信接
続させることができる。よって、例えばカバンの中に端
末本体を収納したままで、端末接続機器のみを取り出し
て、各種操作を行うことも可能となり、携帯電話端末に
おいて高付加価値な機能を利用する可能性が一層拡がる
と共に、操作時の利便性を向上させることが可能とな
る。
【0019】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、端末本体のインターフェース部は複数存すると共
に、この複数のインターフェース部に端末接続機器が複
数接続可能であることとしたものである。そのため、複
数のインターフェース部に対して、複数の端末接続機器
を同時に複数接続することが可能となり、同時に複数の
端末接続機器の機能を利用可能となる。よって、ユーザ
にとって、利便性が一層向上するものとなる。
【0020】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、端末本体のインターフェース部は、複数の端末
接続機器がディージー・チェーン接続方式で接続可能で
あることとしたものである。このため、端末本体ではイ
ンターフェース部が、例えば1つのみであっても、同時
に複数の端末接続機器を接続して利用可能となる。よっ
て、ユーザにとって、利便性が一層向上するものとな
る。
【0021】また、他の発明は,上述の各発明に加えて
更に、端末本体は、小型メモリカードを差し込むための
スロットを具備しているものである。それにより、小型
メモリカードに記憶されている情報に基づいて、端末本
体に各種処理・動作を実行させることが可能となる。一
例として、小型メモリカードに電話番号に相当する情報
を記憶させた場合には、その電話番号に基づいて他人に
対して発呼を行うことが可能となる。
【0022】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、小型メモリカードには、1つ又は複数の電話番号
情報が記憶されるものである。それにより、その小型メ
モリカードに記憶されている1つ又は複数の電話番号情
報に基づいて、他人に対して発呼を行うことが可能とな
る。特に、該小型メモリカードに複数の電話番号情報が
記憶されている場合には、その中から特定の電話番号情
報を選択し、該選択された電話番号情報に基づいて他人
に対して発呼を行うことが可能となる。また、小型メモ
リカードを他のものに取り替えれば、他の電話番号に基
づいて、他人に対する発呼を行うことが可能となる。
【0023】また、他の発明は、基地局との間で無線デ
ータを送受信する無線通信機能を備え、この端末本体に
端末接続機器を接続する際の端末本体に対する端末接続
機器の接続方法であって、端末本体が有する固有の第1
の認証情報、及びこの認証情報に基づいた認証を行う認
証手段を読み出す第1の読み出し工程と、端末接続機器
が端末本体に対して通信可能に接続された場合に、端末
接続機器が有する第1の認証情報に対応した第2の認証
情報を上記端末本体側に読み出す第2の読み出し工程
と、第1の読み出し工程、及び第2の読み出し工程で読
み出された第1の認証情報と第2の認証情報とが符合す
るか否かの認証を行う認証工程と、認証工程での認証に
より、第1の認証情報と第2の認証情報とが符合すると
判断された場合に、端末本体が端末接続機器からのデー
タや制御信号を取り込むデータ受領工程と、を具備する
ものである。
【0024】このため、通信機能以外の機能が極力排除
された端末本体に対し、必要に応じて、本接続方法を用
いることにより、各種機能を具備する端末接続機器を接
続することができる。それにより、不必要な機能を端末
本体に持たせずに済み、端末本体の小型化を図ることが
可能となる。
【0025】また、端末本体と端末接続機器とが接続や
ワイヤレス通信等によって通信可能となった場合には、
認証工程によって第1の認証情報と第2の認証情報との
認証が為される。そして、認証手段によって符合すると
判断された場合のみ、端末本体と端末接続機器とが、以
後通信接続継続工程を踏まえて通信接続可能となる。そ
のため、例えば子供等が他人の有している端末接続機器
を借りて接続しても、端末本体と端末接続機器との間で
認証を行うことができず、長時間の電話やインターネッ
トの利用を制限することが可能となる。このため、保護
者側では、安心して端末本体を子供に持たせることが可
能となる。また、子供以外の場合でも、端末本体を紛失
した際には、他人が勝手に端末接続機器を接続しようと
しても、認証工程による認証が取れないため、該紛失し
た端末本体を他人に悪用されることがなくなる。
【0026】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、第2の読み出し工程で読み出される第2の認証情
報には、端末接続機器の種類を識別するための識別情報
が含まれていて、認証工程での認証に先立って、又は認
証工程での認証と共に端末接続機器の種類を判別する種
類判別工程を具備するものである。それにより、端末接
続機器を端末本体に接続した場合、種類判別工程によっ
て接続された端末接続機器の種類を端末本体側で即座に
認識可能となる。そして、端末本体側では、接続された
端末接続機器に応じた処理を行うこととなる。
【0027】また、他の発明は、基地局との間で無線デ
ータを送受信する無線通信機能を備え、この端末本体に
端末接続機器を接続する際の端末本体に対する端末接続
機器の接続方法であって、端末本体内の認証手段を読み
出す第1の読み出し工程と、端末接続機器内の認証情報
を端末本体側に読み出す第2の読み出し工程と、第2の
読み出し工程で読み出された認証情報が接続を許可する
端末接続機器に付与されたものであか否かの判断を行う
認証工程と、この認証工程で接続を許可された端末接続
機器と判断された場合に、該端末接続機器側からのデー
タや制御信号を端末本体が取り込むデータ受領工程と、
を具備するものである。
【0028】このようにすれば、通信機能以外の機能を
端末本体から極力排除させ、その状態で必要に応じて各
種機能を具備する端末接続機器を接続した場合には、認
証工程で認証される。認証工程で認証された場合には、
ユーザが所望する機能を、端末本体に対して随時付加さ
せることが可能となる。それにより、不必要な機能を端
末本体に持たせずに済み、端末本体の小型化を図ること
が可能となる。
【0029】また、内部のデータや制御信号が端末本体
側に向かって送信されても、認証工程で認証された場合
のみ、データ受領工程に進行し、端末本体と端末接続機
器との間でデータや制御信号を端末本体で取り込むこと
が可能となる。そして、接続が許可された場合、端末接
続機器が端末本体の操作部分となり、例えば特定の形式
以外のデータである場合には、端末本体と端末接続機器
との間の接続が許可されず、端末本体を使用制限するこ
とが可能となる。すなわち、認定済みの端末接続機器
と、認定されていない端末接続機器とを区別して、該端
末接続機器の管理を行うことが可能となる。
【0030】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、端末本体及び端末接続機器は、お互いに接続可能
なインターフェース部を有し、第2の読み出し工程及び
通信接続継続工程は、このインターフェース部を介して
行われるものである。それにより、端末本体と端末接続
機器とを容易に通信接続させることが可能となる。ま
た、インターフェース部同士を接続することにより、確
実な通信接続を実現することができる。
【0031】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、端末本体及び端末接続機器は、お互いにワイヤレス
方式で通信接続されるものであり、第2の読み出し工程
及びデータ受領工程は、該ワイヤレス方式での通信接続
により行われるものである。それにより、端末本体と端
末接続機器とが離れていても、お互いを通信接続させる
ことができる。よって、例えばカバンの中に端末本体を
収納したままで、端末接続機器のみを取り出して、各種
操作を行うことも可能となり、携帯電話端末において高
付加価値な機能を利用する可能性が一層拡がると共に、
操作時の利便性を向上させることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照しながら説明する。なお、第1の実施の形
態を図1から図9に基づいて説明する。また、図1から
図4では、第1の実施の形態の携帯電話装置としての小
型携帯電話端末にテンキー部が接続される場合を説明す
る。なお、この説明と共に、この小型携帯端末装置を利
用した緊急連絡サービス方法と緊急連絡サービスシステ
ムの実施の形態を説明する。図5から図9では、小型携
帯端末装置を利用した他の緊急連絡サービス方法と緊急
連絡サービスシステムを説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1は、本発明の実
施の形態に係る携帯電話端末が接続されるネットワーク
システムの実施の形態を示すシステム構成図である。図
1において、加入者端末1Aは、固定電話回線の加入者
である保護者の自宅に設置された電話機である。この加
入者端末1Aは、アナログ電話回線またはディジタル電
話回線を通じて公衆網などのネットワーク3に接続され
ている。
【0034】携帯端末1Bは、保護者が携帯している、
無線回線を通じて通話を行う携帯電話やPHS(Person
al Handy phone System )などである。この携帯端末1
Bは、基地局2との間で無線回線を通じて無線通信を行
うことによりネットワーク3に接続される。
【0035】小型携帯端末5は、子供が携帯(所持)す
る、一般の携帯電話やPHSなどよりも一層小型化され
た携帯端末であり、通常は端末本体50のみで構成され
ている。子供が携帯しない場合には、端末接続機器(本
実施の形態では、テンキー用接続機器52)が接続可能
とされている。この小型携帯端末5は、基地局4との間
で無線通信を行うことによりネットワーク3に接続され
るというPHSの無線通信機能を備えているが、その他
の機能を極力排除(削除)することにより小型化が実現
されている。
【0036】図2は、小型携帯端末5の外観構成を示す
構成図である。図2に示すように、小型携帯端末5の端
末本体50は、例えばその平面形状が略円形状である。
かつその中央部分が他の部分よりも盛り上がっていて、
その側面形状が略楕円形状を為すように形成されてい
る。この端末本体50の前面には、液晶表示部50A、
高感度マイク50B、高性能スピーカ50Cおよび緊急
連絡用操作部となるエマージェンシーボタン50Dが設
けられている。
【0037】液晶表示部50Aは、現在時刻を表示する
ものである。高感度マイク50Bは、子供の声やその子
供(小型携帯端末5)の周辺の音を集音することができ
る高感度のマイクである。高性能スピーカ50Cは、高
品質な音を鳴らすことができるスピーカである。エマー
ジェンシーボタン50Dは、子供の緊急時に1回のボタ
ン操作(ワンタッチ)で保護者の加入者端末1または携
帯端末1Bに発呼する(電話をかける)ことができる緊
急連絡用ボタンである。
【0038】また、端末本体50の下部には、端末接続
機器(本実施の形態では、テンキー用接続機器52)が
差し込まれる接続機器差込部50Eが設けられている。
接続機器差込部50E内には、後述するインターフェー
ス部としてのコネクタ507(図4参照)が設けられて
いる。このコネクタ507がテンキーのコネクタ52B
と嵌合接続することによって、端末本体50内の回路と
テンキー用接続機器52内の回路とが電気的に接続され
る。また、端末本体50の上部には、ストラップ51を
取り付けるストラップ取付部50Fが設けられている。
【0039】テンキー用接続機器52は、通常の携帯電
話端末として活用する場合に、端末本体50に差し込ま
れ、該テンキー用接続機器52のテンキー52Aを押す
等することによって、特定の者への発呼を行うためのも
のである。また、ユーザ(保護者)による小型携帯端末
5の設定登録または登録変更を行う際に、端末本体50
の接続機器差込部50Eに差し込まれ、ユーザの操作に
よってデータ入力を行うものである。
【0040】なお、図2に示す小型携帯端末5において
は、このテンキー用接続機器52の前面に、ユーザがボ
タン操作してデータ入力を行うためのテンキー52Aが
設けられている。しかしながら、各種機能を選択・実行
させるための機能ボタンを、テンキー52Aと共に設け
る構成としても良い。また、テンキー用接続機器52の
上端部には、端末本体50の接続機器差込部50E内の
コネクタ507と嵌合接続されるコネクタ52Bが設け
られている。
【0041】なお、図2には示していないが、端末本体
50の背面には、小型携帯端末5の所持者である子供の
氏名、住所、電話番号、年齢などが記載されたシールが
貼り付けられているものとする。
【0042】また、テンキー用接続機器52には、マイ
ク部が設けられている。マイク部は、テンキー用接続機
器52のうち、コネクタ52Bとは反対側の端部に設け
られている。それによって、端末本体50とテンキー用
接続機器52とが接続された場合に、端末本体50に設
けられた高性能スピーカ50Cと一定の距離だけ離間
し、通話の際の目と耳との間の間隔に適したものとな
る。
【0043】なお、小型携帯端末5(端末本体50)と
テンキー用接続機器52とが連結された場合には、小型
刑端端末5に備えられている高感度マイク50Bの機能
を停止するようにしても良い。また、テンキー用接続機
器52にはマイク部を設けずに、高感度マイク50Bの
みによって集音を行う構成としても良い。
【0044】また、上述したように、図2ではストラッ
プタイプの小型携帯端末5について示したが、これに限
られるものではなく、小型携帯端末5は腕時計タイプ、
キーホルダタイプ、ペンダントタイプなどの構成であっ
てもよい。図3には、その一例として、腕時計タイプの
小型携帯端末5(端末本体50)の外観構成を示してい
る。図3に示すように、小型携帯端末5に時計バンド5
3が取り付けられ、子供の腕に腕時計タイプの小型携帯
端末5が装着できるように構成されている。
【0045】図4は、第1の実施の形態の小型携帯端末
5の内部構成を示すブロック図である。図4に示す小型
携帯端末5の端末本体50において、アンテナ500
は、基地局4に対して電波を発射し、また基地局4から
発射された電波を受信するものである。送受信部501
は、アンテナ500を介して無線データを送信し、また
アンテナ500を介して無線データを受信する回路であ
る。データ変換部502は、小型携帯端末5内部のデー
タを無線データに符号化し、またデータ受信部501で
受信した無線データを復号化する回路(CODEC;Co
der-Decoder )である。
【0046】画面表示部503は、制御部509の制御
に従って、図2に示した液晶表示部50Aに現在時刻の
表示を行う回路である。音声入力部504は、図2に示
した高感度マイク50Bで集音した音声データを制御部
509に出力する回路である。音声出力部505は、制
御部509から出力された音声データを図2に示した高
性能スピーカ50Cから音声として出力させる回路であ
る。
【0047】エマージェンシー検出部506は、図2に
示したエマージェンシーボタン50Dが押されたことを
検出し、その検出信号を制御部509に通知する回路で
ある。コネクタ507は、図2に示したテンキー用接続
機器52のコネクタ52Bと嵌合して電気的に接続する
ものである。記憶部508は、通信制御プログラム、ア
プリケーションプログラム等の各種プログラムや設定登
録データなどを記憶するメモリである。制御部509
は、記憶部508に記憶されたプログラムやデータに従
って小型携帯端末5の各部の全体制御を司るプロセッサ
である。
【0048】また、小型携帯端末5のテンキー用接続機
器52において、データ入力部520は、ユーザ(保護
者)によるテンキー用接続機器52のテンキー52Aの
ボタン操作によって入力された入力データを各コネクタ
52B,507を介して制御部509に送出する回路で
ある。
【0049】上記のように、図2及び図4に示した小型
携帯端末5では、PHSの通信機能以外の機能を極力排
除することにより小型化が実現されている。すなわち、
液晶表示部50Aは、上記したように、現在時刻しか表
示しないので、図2に示したように、液晶表示部50A
の画面を小さくすることができる。その結果、端末本体
50も小さくすることが可能となる。また、テンキー用
接続機器52が端末本体50から取り外し可能に構成さ
れているので、すなわちテンキー52A部分がカートリ
ッジ式に構成されているので、テンキー用接続機器52
が端末本体50の接続機器差込部50Eに差し込まれて
いない状態(すなわちテンキー用接続機器52が取り外
されている状態)では、そのテンキー用接続機器52の
分だけ端末本体50、すなわち、小型携帯端末5を小型
にすることが可能となる。
【0050】したがって、小さな子供でも小型携帯端末
5を容易に携帯することが可能となる。また、上記した
ように、小型携帯端末5の端末本体50を腕時計タイ
プ、キーホルダタイプやペンダントタイプなどに構成す
ることにより、小さな子供でも一層容易に小型携帯端末
5を携帯することが可能となる。
【0051】次に、このネットワークシステムの動作に
ついて説明する。
【0052】(1)小型携帯端末5の設定登録動作につ
いて
【0053】保護者は、小型携帯端末5を購入すると、
その小型携帯端末5の端末本体50の接続機器差込部5
0Eにテンキー用接続機器52を差し込む。そして、テ
ンキー52Aを操作することによって、通常通り他の電
話番号を有する電話機器への発呼を行うことが可能とな
る。これと共に、そのテンキー用接続機器52のテンキ
ー52Aを操作して、エマージェンシーボタン50Dを
押した際に接続される電話番号を設定登録する動作も行
える。
【0054】この電話番号は、子供の緊急時に端末本体
50のエマージェンシーボタン50Dが子供によって押
された際に、そのワンタッチで自動的に発信する番号で
あり、具体的には、保護者の自宅の加入者端末1Aまた
は保護者が携帯している携帯端末1Bの電話番号であ
る。
【0055】なお、端末本体50は、複数の電話番号を
設定登録できるように構成されていてもよく、この場
合、複数の電話番号は、優先順位をつけて設定登録され
るのが好ましい。子供は、緊急時に、端末本体50のエ
マージェンシーボタン50Dを1回押して優先順位が1
番目の電話番号(例えば加入者端末1Aの電話番号)に
電話をかけたがつながらない場合には、エマージェンシ
ーボタン50Dをもう1回押して優先順位が2番目の電
話番号(例えば携帯端末1Bの電話番号)に電話をかけ
ることが可能である。
【0056】また、子供の緊急時に、端末本体50から
優先順位が1番目の電話番号(たとえば加入者端末1A
の電話番号)に電話をかけたがつながらない場合に、自
動的に優先順位が2番目の電話番号(たとえば携帯端末
1Bの電話番号)に電話をかけるように構成することも
可能である。また、優先順位が1番目の電話番号には1
回のみのタッチ動作でつながるようにし、優先順位が2
番目の電話番号には2回連続してタッチすることでつな
がるようにしても良い。さらに、複数の電話番号は、3
つ以上としても良い。
【0057】端末本体50の接続機器差込部50Eにテ
ンキー用接続機器52が差し込まれ、電話番号の設定登
録モード(不図示)を選択した場合には、端末本体50
内の制御部509は、電話番号の設定登録モードに切り
替わる。そして、テンキー用接続機器52のテンキー5
2Aから入力された電話番号の入力データは、データ入
力部520からコネクタ52B,507を介して制御部
509に出力され、制御部509から記憶部508に格
納される。
【0058】また、保護者は、小型携帯端末5の端末本
体50の接続機器差込部50Eにテンキー用接続機器5
2を差し込んで、そのテンキー用接続機器52のテンキ
ー52Aを操作して現在時刻を設定登録する。この場合
も、テンキー用接続機器52のテンキー52Aから入力
された現在時刻の入力データは、データ入力部520か
らコネクタ52B,507を介して制御部509に出力
され、制御部509によって現在時刻が設定される。
【0059】さらに、保護者は、シールに子供の氏名、
年齢、住所、緊急連絡先の電話番号などを記載し、その
シールを端末本体50の背面に貼り付けておく。これに
より、たとえば、子供が端末本体50を紛失した場合に
は、その端末本体50を届け出てもらうことができ、ま
た子供が迷子になってしまった場合でも、シールの記載
内容によって子供を特定することが可能となる。
【0060】なお、端末本体50の背面に子供の氏名、
年齢などを記載したシールを貼り付ける代わりに、液晶
表示部50Aに表示されている現在時刻をボタン操作で
氏名、年齢などの表示に切り替えできるように構成して
もよい。この場合は、液晶表示部50Aの表示の切り替
えを行うためのボタンを端末本体50に設けておく必要
がある。
【0061】また、液晶表示部50Aは、現在時刻を表
示するだけでなく、画面を大きくする必要がないもので
あれば、たとえば電波の受信感度を示すアンテナなどを
表示するようにしてもよい。
【0062】(2)小型携帯端末5の着信動作(保護者
側から小型携帯端末5(子供)に電話をかける場合の動
作)について
【0063】子供は、小型携帯端末5の端末本体50を
常時所持(携帯)している。保護者が、たとえば用事が
あって子供に連絡を取りたい場合に、加入者端末1Aま
たは携帯端末1Bなどから小型携帯端末5の電話番号に
電話をかけると、その発呼がネットワーク3および基地
局4を介して小型携帯端末5の端末本体50に送信され
る。小型携帯端末5の端末本体50では、制御部509
が着呼を受信すると、記憶部508に記憶されているア
プリケーションプログラムに従って、着信音をならさず
に自動的に着信してリンクを確立(通信回線を接続)
し、通話モードに移行する。
【0064】通話モードになると、端末本体50の高感
度マイク50Bにより子供の周囲の音が集音され、保護
者は、その音を加入者端末1Aまたは携帯端末1B側で
聞くことができる。また、保護者が子供に話しかける
と、端末本体50の高性能スピーカ50Cにより保護者
の話し声が出力され、子供の耳まで届くこととなる。子
供が保護者の声に気が付くと、その後は、端末本体50
の高感度マイク50Bおよび高性能スピーカ50Cによ
り保護者との通話が行われる。
【0065】なお、上記説明では、端末本体50の制御
部509が着呼を受信したと判断すると、着信音を鳴ら
さずに自動的に着信するように構成されていたが、これ
に限るものではなく、制御部509が着呼したと判断す
ると、ベルなどで着信音を鳴らし、子供がボタン(たと
えばエマージェンシーボタン50D)を押すことにより
通話を開始するように構成してもよい。なお、着信音を
鳴らさずに自動着信が可能となる電話番号を、予め登録
された所定の加入者端末1Aまたは携帯端末1Bの電話
番号のみに限定するようにすると、プライバシー保護の
面で好ましいものとなる。この場合、電話の代わりに電
子メールによって行う場合は、所定の電子メールIDに
限定することとなる。
【0066】また、このような通話を行ったことによる
通信料金(電話代)は、通常通り、保護者側の加入者端
末1Aまたは携帯端末1Bに課金される。
【0067】(3)小型携帯端末5の緊急連絡動作(小
型携帯端末5(子供側)から保護者に電話をかける場合
の動作)について
【0068】子供が緊急に保護者に連絡を取りたい場
合、たとえば、小さな子供が危険な状況に陥った場合
に、その子供が端末本体50のエマージェンシーボタン
50Dを1回押すと、端末本体50内のエマージェンシ
ー検出部506がそれを検出して検出信号を制御部50
9に出力し、制御部509が記憶部508に記憶されて
いるアプリケーションプログラムに従って、記憶部50
8に予め設定登録されている保護者の電話番号(加入者
端末1Aまたは携帯端末1Bの電話番号)に自動的にダ
イヤルする(電話をかける)。
【0069】保護者は、端末本体50からかけられた発
呼に対し加入者端末1Aまたは携帯端末1Bを利用し
て、子供からの緊急連絡を受ける。これにより、子供の
現在の状況を把握し、子供に対して対処法を教えること
ができ、また保護者自身も何らかの措置を直ちに取るこ
とが可能となる。
【0070】単独の端末本体50は、上記したようにP
HSの通信機能を備えているが、テンキー52Aを有す
るテンキー用接続機器52が分離されているため、一般
のPHSのようにテンキー53を操作して電話をかける
ことができず、エマージェンシーボタン50Dを押して
電話をかけることしかできない。したがって、子供は、
端末本体50内に予め設定登録されている保護者の電話
番号にしか電話をかけることができないため、端末本体
50を使って保護者以外の友達などに連絡をすることは
できず、保護者にとって通信費の増大、良くない友達と
の交際等、子供への心配が軽減される。
【0071】また、端末本体50からは保護者に対して
しか電話をかけられないので、保護者は、端末本体50
の通話時間がどれくらいかを認識することができ、端末
本体50の通信料金(電話代)の心配もなくなる。
【0072】なお、端末本体50側から保護者の加入者
端末1Aまたは携帯端末1Bに電話(緊急連絡)するこ
とができる通話時間を短時間(たとえば30分)に制限
することにより、小型携帯端末5の基本料金および通話
料金を低額な固定料金で提供することが考えられる。ま
た、端末本体50側から保護者の加入者端末1Aまたは
携帯端末1Bに電話をした場合は、加入者端末1Aまた
は携帯端末1B側の着信払いとすることも考えられる。
【0073】上記の第1の実施の形態では、保護者が子
供への連絡用および子供が保護者への緊急連絡用に小型
携帯端末5を使用する場合について説明したが、これに
限るものではなく、たとえば、お年寄り(たとえば、痴
呆老人)に対する連絡、病人の緊急連絡などの用途にも
使用することも可能である。
【0074】以上のように、この第1の実施の形態によ
れば、端末本体50が、基地局4との間で無線データを
送受信するPHSの無線通信機能を備えるとともに、保
護者などからかかってきた電話に対しては着信して通話
を行うことができるが、予め設定登録された保護者など
の各端末1A,1Bに対してしか発信することができな
いように構成されているので、保護者が子供に端末本体
50を所持させる場合、子供が小型携帯端末5を使って
保護者以外の友達などに連絡をすることはできず、保護
者にとって子供への心配が軽減される。
【0075】また、端末本体50からは保護者に対して
しか電話をかけられないので、保護者は、通話時間がど
れくらいかを認識することができ、通信料金の心配もな
くなる。さらに、保護者から端末本体50に対しては電
話をかけることはできるので、保護者は子供に対して容
易に連絡をとることができる。
【0076】さらに、端末本体50は、極力小型化が実
現されているので、子供にとって携帯し易く、また1回
の充電で長時間(例えば1ヶ月以上)もつようにもな
る。
【0077】なお、上記第1の実施の形態における小型
携帯端末5には、防塵、防水機能などを持たせるように
構成してもよい。また、小型携帯端末5は、マナーモー
ド機能として時間指定で着信拒否させたり、高性能スピ
ーカ50Cを鳴らさないように設定することができるよ
うに構成することもできる。
【0078】また、小型携帯端末5は、オプションで各
種カートリッジ(たとえば、データ通信、ゲームなど)
を接続できるように構成してもよい。
【0079】図5は、本発明の第1の実施の形態の小型
携帯端末5(端末本体50)を利用した緊急連絡サービ
スシステムを示すシステム構成図である。図5におい
て、ASP(Application Service Provider)サーバ6
は、子供の緊急時に保護者などに連絡するという緊急連
絡サービスなどを提供するコンピュータである。このA
SPサーバ6は、図5に示すように、ネットワーク3に
接続されている。なお、その他の構成については、先に
示したものと同様であるため、重複する説明を省略す
る。
【0080】図6は、ASPサーバの構成を示すブロッ
ク図である。図6において、通信部61は、ネットワー
ク3と接続され、ネットワーク3に対してデータの送受
信を行うものである。記憶部62は、緊急連絡などの各
種サービスを提供するためのアプリケーションを実行さ
せるプログラムなどを記憶する装置である。データベー
ス(以下、DBという)63は、加入者端末1Aまたは
携帯端末1Bの電話番号と小型携帯端末5の電話番号と
が対応付けられて格納されているファイルである。
【0081】制御部64は、ASPサーバ6による緊急
連絡などの各種サービスの実行処理を制御するものであ
り、この制御部64は、電話転送サービス制御部64
a、位置情報提供サービス制御部64bおよび伝言サー
ビス制御部64cを備えている。
【0082】電話転送サービス制御部64aは、緊急連
絡を行うための電話転送サービスの実行処理を制御する
ものであり、位置情報提供サービス制御部64bは、位
置情報提供サービスの実行処理を制御するものであり、
伝言サービス制御部64cは、伝言サービスの実行処理
を制御するものである。なお、各制御部64a,64
b,64cを分けて設けず、制御部64を動作させるプ
ログラムによって制御部64に各制御部64a,64
b,64cの機能を持たせるようにしても良い。この場
合、制御部64としては1つの中央演算処理装置とする
のが好ましい。
【0083】次に、この緊急連絡サービスシステムの動
作について説明する。
【0084】(1)ASPサーバ6による電話転送サー
ビス動作について
【0085】図7は、ASPサーバ6による電話転送サ
ービスの動作について説明するためのシーケンス図であ
る。第1の実施の形態では、小型携帯端末5の端末本体
50内に保護者の加入者端末1Aまたは携帯端末1Bの
電話番号を予め設定登録していたが、この緊急連絡サー
ビスシステムでは、小型携帯端末5の端末本体50内に
所定のASPサーバ6の電話番号(特番)を予め設定登
録しておく。したがって、子供が端末本体50のエマー
ジェンシーボタン50Dを押して緊急連絡を行うと、そ
の電話がASPサーバ6につながるようになっている。
【0086】なお、先に示した場合と同様に、ユーザ
(保護者)が、テンキー用接続機器52のテンキー52
Aをボタン操作して所定のASPサーバ6の電話番号を
端末本体50内に設定登録するものとしても、また小型
携帯端末5の購入時に既に端末本体50内に所定のAS
Pサーバ6の電話番号が設定登録されているものとして
もよい。
【0087】また、ASPサーバ6のDB63には、上
記したように、予め、加入者端末1Aまたは携帯端末1
Bの電話番号と小型携帯端末5の電話番号とが対応付け
られて格納されている。なお、ASPサーバ6のDB6
3への電話番号の登録は、書類の郵送、電話連絡、イン
ターネットなどの手段によって行われるものとする。
【0088】まず、子供が、保護者に何らかの緊急連絡
したい事柄がある場合(またはそのような事柄が発生し
た場合)、小型携帯端末5の端末本体50のエマージェ
ンシーボタン50Dを押してASPサーバ6に対して電
話をかけて緊急連絡を行う(ステップST1)。
【0089】ASPサーバ6では、小型携帯端末5の端
末本体50からの着呼を受信すると、制御部64の電話
転送サービス制御部64aが、その着呼から発信者電話
番号を取得し(ステップST2)、その取得した発信者
番号をキーとしてDB63内に格納されている保護者の
電話番号(加入者端末1Aまたは携帯端末1Bの電話番
号)を検索する(ステップST3)。
【0090】電話転送サービス制御部64aは、DB6
3から保護者の当該電話番号を検索すると、当該電話番
号に端末本体50からの電話を転送する(ステップST
4)。保護者が加入者端末1Aまたは携帯端末1BでA
SPサーバ6から転送された電話に出ると、リンクが確
立(回線接続)され、その後、保護者と子供との間で通
話が開始される。通話が終了し、リンクが開放(回線切
断)されると、ASPサーバ6の電話転送サービス制御
部64aによる電話転送サービスの処理も終了する。
【0091】このように、端末本体50のエマージェン
シーボタン50Dが押されたときに、ASPサーバ6を
介して保護者の加入者端末1Aまたは携帯端末1Bに電
話を転送するように構成することにより、緊急連絡先の
電話番号が変更された場合に、端末本体50内に設定登
録された電話番号を変更しなくても、一般電話、携帯電
話、インターネットなどから簡単な操作でASPサーバ
6に登録されている電話番号を変更することができ、緊
急連絡先となっている自宅に家族が外出しているときな
どの緊急連絡先を突然変更したい場合などにも随時対応
することができるようになる。
【0092】なお、ASPサーバ6のDB63には、1
または複数の者の関する複数の緊急連絡先の電話番号を
登録できるようにしてもよい。この場合、複数の電話番
号は、優先順位をつけてASPサーバ6のDB63内に
登録され、ASPサーバ6は、緊急連絡時に転送した電
話がつながらない場合には、予め登録されている複数の
電話番号に順次電話を転送する。
【0093】たとえば、子供が、緊急時に、端末本体5
0のエマージェンシーボタン50Dを押してASPサー
バ6に電話をかけ、ASPサーバ6が、その電話を保護
者の加入者端末1Aに転送したがつながらなかった場合
には、母親の携帯端末に電話を転送する。その電話がつ
ながらなかった場合には、さらに、父親の携帯端末に電
話を転送し、その電話がつながらなかった場合には、父
親の会社に電話を転送する。これにより、子供の緊急連
絡時に不在で電話がつながらないことが防止され、確実
に子供が保護者に連絡をとることができることになる。
【0094】因みに、端末本体50側から保護者の端末
1A,1Bに電話(緊急連絡)することができる通話時
間を短時間(例えば30分)に制限する場合には、AS
Pサーバ6は、トータルの通話時間を計時し、残り通話
時間を保護者に音声などで知らせるようにしてもよい。
また、通話時間が残り10分および5分になったとき、
残り通話時間が10分および5分になったことをそれぞ
れ保護者に音声などで通知して警告するようにしてもよ
い。
【0095】(2)ASPサーバ6による位置情報提供
サービス動作について
【0096】図8は、ASPサーバ6による位置情報提
供サービスの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。基地局4は、小型携帯端末5の端末本体50の電源
がONである場合、そのエリア内に存在する端末本体5
0と制御データをやり取りして、端末本体50の位置
(端末本体50が無線通信エリア内に存在するか否か)
を常に監視している。
【0097】基地局4は、自身のエリア内に端末本体5
0が入った場合、端末本体50との間でやり取りする制
御データに含まれる端末本体50の電話番号および基地
局4の識別情報を取り出し、それらの情報を端末本体5
0の現在位置情報(すなわち、現在位置情報は、基地局
4から送信される自身のエリア内に端末本体50が存在
することを知らせる情報である)としてASPサーバ6
に送信する。
【0098】ASPサーバ6では、制御部64の位置情
報提供サービス制御部64bは、通信部61で受信した
端末本体50の現在位置情報を受け取ると、その現在位
置情報の中の端末本体50の電話番号を識別し、その端
末本体50の電話番号に対応付けて現在位置情報をDB
63に格納する(ステップST11)。
【0099】保護者が、加入者端末1Aまたは携帯端末
1BでASPサーバ6に電話(コール)して端末本体5
0(すなわち子供)の現在位置の通知の要求を行うと
(ステップST12)、ASPサーバ6では、制御部6
4の位置情報提供サービス制御部64bが、保護者の加
入者端末1Aまたは携帯端末1Bの発信者番号を取得し
(ステップST13)、その発信者番号をキーとしてD
B63の保護者の電話番号を検索し(ステップST1
4)、当該電話番号に対応して格納されている端末本体
50の現在位置情報を取得する(ステップST15)。
【0100】そして、位置情報提供サービス制御部64
bは、その取得した現在位置情報から端末本体50(す
なわち子供)の現在位置を判断する(ステップST1
6)。上記したように、現在位置情報には、基地局4の
識別情報が含まれており、その基地局4の識別情報から
基地局4の設置位置(基地局4が設置されている住所)
が判断される。また、PHSの基地局4は、そのエリア
が半径50m〜100m程度であるため、子供が基地局
4から半径50m〜100m以内にいることが判断され
る。
【0101】位置情報提供サービス制御部64bは、端
末本体50の現在位置を判断すると、その現在位置を音
声で保護者に通知する(ステップST17)。保護者
は、その音声で通知された子供の現在位置を聞いて、子
供が現在どこにいるのかを判断することができる。ここ
で、音声の代わりにまたは音声に加えて、地図情報を加
入者端末1Aまたは携帯端末1Bの表示部に表示させる
ようにしても良い。
【0102】なお、図8の例では、ASPサーバ6の制
御部64の位置情報提供サービス制御部64bは、保護
者の加入者端末1Aまたは携帯端末1Bの発信者番号を
キーとして端末本体50の電話番号を検索していたが、
これに限るものではなく、保護者に端末本体50の電話
番号を入力してもらうことにより、端末本体50の電話
番号を取得するようにしてもよい。
【0103】(3)ASPサーバ6による伝言サービス
動作について
【0104】図9は、ASPサーバによる伝言サービス
の動作を説明するためのシーケンス図である。保護者
が、加入者端末1Aまたは携帯端末1BでASPサーバ
6に電話(コール)して伝言サービスの要求を行うと
(ステップST21)、ASPサーバ6では、制御部6
4の位置情報提供サービス制御部64bが加入者端末1
Aまたは携帯端末1Bの発信者番号を取得し(ステップ
ST22)、メッセージの録音を開始する。
【0105】保護者が、メッセージの録音を行い、その
後、そのメッセージを流す時刻の指定を行うと(ステッ
プST23)、伝言サービス制御部64cは、その録音
メッセージおよび指定時刻をDB63内に発信者番号と
対応付けて格納する(ステップST24)。
【0106】伝言サービス制御部64cは、タイマーで
時間を計っており、指定時刻になると、小型携帯端末5
となる端末本体50に電話(コール)し(ステップST
25)、電話がつながると(リンクが確立されると)、
DB63内に格納されている保護者の録音メッセージを
流す(ステップST26)。
【0107】なお、図9の例では、ASPサーバ6の制
御部64の伝言サービス制御部64cは、保護者の加入
者端末1Aまたは携帯端末1Bの発信者番号を取得し、
その発信者番号から端末本体50の電話番号を取得して
いたが、これに限るものではなく、保護者に端末本体5
0の電話番号を入力してもらうことにより、端末本体5
0の電話番号を取得するようにしてもよい。
【0108】以上のように、このASPサーバ6を利用
した緊急連絡サービスシステムでは、ASPサーバ6で
電話転送サービスを提供することにより、緊急連絡先の
電話番号が変更する場合に、端末本体50内に設定登録
された電話番号を変更することなく、ASPサーバ6に
登録されている電話番号を変更することによって、容易
に緊急連絡先の電話番号を変更することが可能となり、
保護者にとって利便性が向上する。
【0109】また、ASPサーバ6で順次電話転送サー
ビスを提供することにより、緊急連絡時に不在で電話が
つながらないことが防止され、確実に子供が保護者に連
絡をとることができることになる。
【0110】また、ASPサーバ6で位置情報提供サー
ビスを提供することにより、保護者などが子供などの現
在位置を容易に認識することができ、安心感を得ること
ができる。
【0111】さらに、ASPサーバ6で伝言サービスを
提供することにより、子供に連絡することができない状
況でも、後で確実にメッセージを子供に伝えることがで
きるようになる。
【0112】なお、ASPサーバ6は、小型携帯端末5
からの緊急連絡があった場合、その通話の終了後、エマ
ージェンシーボタン50Dが押された際の時刻、所在
地、通話時間、何番に電話したかなどの情報を保護者の
携帯端末1Bなどに電子メールによって自動送信するよ
うに構成してもよい。
【0113】また、ASPサーバ6は、ユーザ(保護
者)対象の無料サイトをネットワーク3に提供し、各種
情報(子育て、各種イベント、公的サービスなど)やコ
ミュニケーション広場(専門家による相談室、小児科医
による健康診断など)を保護者などに提供するように構
成してもよい。
【0114】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図10から図13に基づいて説
明する。この実施の形態では、基本的には上述の第1の
実施の形態で述べた小型携帯端末5と同様の構成であ
り、説明に当たっては図1から図9を利用すると共に、
同一部分、同種部材には、同一符合を付することとす
る。なお、本実施の形態では、小型携帯端末5Aの端末
接続機器としては、上述のテンキー用接続機器52には
限られず、また上述のテンキー用接続機器52を接続す
る場合にも、その接続態様に若干の変更を加えたもので
ある。
【0115】図10及び図11に示す小型携帯端末5で
は、端末本体50はその平面形状が略円形状又は略おむ
すび形状を為すように形成されている。そのため、端末
本体50のうちテンキー用接続機器52に接続されるイ
ンターフェース部であるコネクタ507も、略円弧形状
を為すように形成されている。
【0116】コネクタ507は、テンキー用接続機器5
2に設けられているポケット状部70に嵌め込まれる。
このポケット状部70は、背面部70Aと、テンキー用
接続機器52のインターフェース部であるコネクタ52
Bとによって囲まれるものである。そして、これらコネ
クタ507とコネクタ52Bを接続することにより、両
者の間の通信が為され(図11参照)、テンキー用接続
機器52におけるテンキー52Aの操作によって、任意
の番号への発呼が可能となる。また、これと共に、小型
携帯端末5の設定登録または登録変更を行うことが可能
となる。
【0117】端末本体50の中の液晶表示部50Aの表
示は、ストラップ51を利用して、吊り下げ状態での使
用を考慮し、端末本体50のみでの使用の際は、テンキ
ー用接続機器52側が下側となるよう表示される(図1
1参照)。また、端末本体50中の高感度マイク50B
は、テンキー用接続機器52が接続された場合、その機
能を停止し、テンキー用接続機器52中のマイク部52
Cがマイクとしての機能を果たすこととなる。
【0118】また、図12に示すように、端末本体50
の記憶部508には、該端末本体50に付与された、第
1の認証情報としての認証情報81を記憶するための認
証情報記憶部80が設けられている。この認証情報81
は、端末本体50に接続されるテンキー用接続機器52
との間で、相互に認証を行うための番号である。すなわ
ち、記憶部508内の認証情報記憶部80には、端末毎
に固有の認証情報81が記憶される構成である。
【0119】ここで、記憶部508の詳細について、説
明する。記憶部508は、上述した第1の実施の形態で
説明したように、通信制御プログラム(図12において
通信制御プログラム92)、アプリケーションプログラ
ム等の各種プログラム(図12において各種プログラム
93)や設定登録データ(図12において設定登録デー
タ82)などを記憶するメモリである。ここで、本実施
の形態では、プログラム記憶部90内には、制御プログ
ラム92、及び各種プログラム93と共に、認証手段と
しての認証プログラム91が記憶されている。
【0120】また、記憶部508内の認証情報記憶部8
0には、設定登録データ82も記憶される。そして、こ
の設定登録データ82と共に、認証情報記憶部80には
端末本体50の夫々に固有の認証情報81が記憶され
る。
【0121】また、テンキー用接続機器52にも、特定
の端末本体50に対応した第2の認証情報としての認証
情報101を、このテンキー用接続機器52の購入時に
該テンキー用接続機器52の記憶部100に記憶させ
る。なお、認証情報101の記憶は購入時ではなく、端
末本体50とテンキー用接続機器52の製造時に両者に
対し同時に行うようにしても良い。記憶させる認証情報
101は、端末本体50と同じものでも良いが、テンキ
ー用接続機器52を接続したり、他の端末接続機器を接
続する場合を考慮して、該端末接続機器の種類に応じた
識別情報をも、該認証情報101内に持たせて、テンキ
ー用接続機器52の記憶部100に記憶させるようにし
ても良い。
【0122】以上の端末本体50とテンキー用接続機器
52とを、コネクタ507及びコネクタ52Bを介して
接続した場合には、該テンキー用接続機器52が発する
電気信号により、制御部509がプログラム記憶部90
内に記憶されている認証プログラム91が起動される。
そして、この認証プログラム91の起動に伴って、認証
情報記憶部80に記憶されている認証情報81が引き出
される。なお、かかる認証プログラム91や認証情報8
0の引き出しは、一般的には不図示のRAMに一時的に
記憶させることによりなされるが、記憶部508を仮想
メモリとして、ここから制御部509が直接認証プログ
ラム91や認証情報81を引き出すようにしても良い。
【0123】また、認証情報記憶部80に記憶されてい
る認証情報81と共に、テンキー用接続機器52の記憶
部100に記憶されている認証情報101もコネクタ5
07,52Bを介して制御部509に送信される。そし
て、制御部509は、認証プログラム91に基づいて、
これらの認証情報81,101同士が符合するか否かの
判別を行う。すなわち、端末本体50として、被接続を
許可できるものであるか否かを制御部509は判断す
る。
【0124】この認証によって、端末本体50に対して
接続を許可できるものと判断された場合、例えば、お互
いの認証情報81,101が符合すると判断された場合
には、接続されたテンキー用接続機器52は正当なもの
(端末本体50の所有者が所有しているもの)であると
して、以後、端末本体50とそのテンキー用接続機器5
2との間で、テンキー用接続機器52の使用に応じた通
信が開始され、該テンキー用接続機器52が使用可能と
なる。
【0125】逆に、お互いの認証情報81,101が符
合しないと判断された場合には、接続されたテンキー用
接続機器52は正当なものでない(端末本体50の所有
者以外の者が所有しているもの)であるとして、以後は
端末本体50とテンキー用接続機器52との間における
該テンキー用接続機器52の使用に応じた通信は開始さ
れない。すなわち、この場合には、テンキー用接続機器
52は使用不可能となる。
【0126】以上のようにして、端末本体50とテンキ
ー用接続機器52との間での、認証が為される。
【0127】なお、端末本体50のみを携帯している場
合には、通常、発呼は登録された者に対してしか行えな
いが、着信は基本的には自由である。しかしながら、着
信に関して設定を行い、登録された者以外の者に対し
て、着信拒否となるように設定しても良い。
【0128】また、端末本体50に接続できる端末接続
機器としては、例えば上述したテンキー用接続機器52
が挙げられるが、本実施の形態における端末接続機器
は、このテンキー用接続機器52に限られずに、種々の
ものが端末接続機器として使用可能である。以下、その
具体例について説明するが、どの具体例として説明され
る端末接続機器においても、記憶部100を有してい
て、この記憶部100内に認証のための認証情報101
が記憶されている。なお、これら記憶部100、及び認
証情報101の図示は、次に述べる図13においては省
略する。
【0129】まず、図13(a)に示すように、端末接
続機器52としてキーボード110を使用することが可
能である。かかるキーボード110をコネクタ52B,
507を介して接続した場合には、文字の入力作業を容
易に行うことが可能となる。例えば、メール送信時にお
ける文字入力操作が容易となると共に、これと共に、テ
ンキー52Aにおける場合と同様な任意の番号への発呼
も可能となる。また、URLの入力操作を行うことによ
って、所定のサイトへのアクセスも容易に行うことが可
能となる。
【0130】また、図13(b)に示すように、画面の
広い表示部121を有する液晶表示装置120を端末接
続機器として使用することも可能である。液晶表示装置
120を接続した場合には、例えばメール送信時やメー
ル受信時、或いはインターネット接続を行った場合に、
文字データや画像データを、大きな画面の表示部121
で表示させ、操作性の向上を図ることが可能となる。
【0131】なお、かかる液晶表示装置120を接続す
るために、端末本体50のインターフェース部としての
コネクタ507は、1つには限られず、複数個備えるの
が好ましい。そして、液晶表示装置120と共に、コネ
クタ507を介して他の端末接続機器をカスケード接続
すれば、液晶表示装置120で各種情報を確認しつつ、
他の端末接続機器の固有の操作、例えば液晶表示装置1
20とキーボード110やテンキー用接続機器52を接
続した場合には、液晶表示装置120で入力する文字情
報等の確認をしながら、キーボード110やテンキー用
接続機器52から該文字情報を入力することが可能とな
る。
【0132】また、コネクタ507は、例えば直列に接
続可能なディージー・チェーン方式(例えばUSBやS
CSI等のインターフェース方式)で接続可能なインタ
ーフェース部を用いても良い。この場合には、該インタ
ーフェース部を複数個有しなくても済む。また、お互い
に接触するメカ的なインターフェース部を介しての端末
接続機器52との通信とはせずに、該端末接続機器との
間の通信をワイヤレス方式(例えばブルートゥースやI
rDA)としても良い。この場合は、端末本体50と端
末接続機器とが離れた場所に存していても、該端末接続
機器から端末本体50に対してデータ転送を行うことが
できる。それによって、ユーザの利便性が向上するもの
となる。
【0133】さらに、例えば振動センサ(不図示)を端
末接続機器52として使用することも可能である。端末
本体50に自身のわずかな振動を検知できることとなる
セキュリティモードのスイッチ(図示省略)を設けるよ
うにしても良いが、この振動検知のための構成を端末本
体50に設けずに、端末接続機器として別途の振動セン
サを、コネクタ507,52Bを介して接続する構成と
しても良い。かかるコネクタ507,52Bを介しての
接続とした場合には、外部接続機器としての、より精度
の高い振動センサを接続可能となる。
【0134】また、例えば血圧計や万歩計(登録商標)
(共に不図示)を端末接続機器52として使用すること
も可能である。血圧計をコネクタ507,52Bを介し
て接続する場合には、端末本体50と接続することによ
り、該端末本体50の通信機能を利用して自身の血圧や
歩数データを上述の第1の実施の形態で説明した、AS
Pサーバ6のデータベース63内に、該血圧や歩数デー
タを記録する。それによって、毎日の健康管理を行うこ
とが可能となる。
【0135】さらに、端末本体50の有する通信機能を
活用して、例えば携帯電話における位置情報配信サービ
スを提供する構成としても良い。この場合には、より位
置情報配信サービスの精度、及び店舗等の地域情報の利
便性向上のために、地図データを記憶した外部記憶装置
(不図示)を接続する構成にすれば、かかる利便性の向
上を図ることができる。また、かかる通信機能を利用し
た位置情報配信システムに限らずに、通常のGPS(Gl
obal Positioning System)を利用したナビゲーション
装置を接続しても良い。
【0136】さらに、他の端末接続機器5しては、プリ
ンタ、デジタルカメラ、スキャナ等、種々のものを用い
ることが可能である。
【0137】このような構成を採用した場合には、通信
機能以外の機能が極力排除された端末本体50に対し、
必要に応じて各種機能を具備する端末接続機器(例え
ば、テンキー用接続機器52)を接続することが可能と
なる。それにより、ユーザが所望する機能を、端末本体
50に対して随時付加させることが可能となる。すなわ
ち、ユーザは、端末本体50に対して、種々の端末接続
機器をブロック感覚で任意かつ随時付加させることがで
きる。このため、不必要な機能を端末本体50に持たせ
ずに済み、端末本体50の小型化を図ることが可能とな
る。
【0138】また、端末本体50の所持者が子供等であ
る場合には、端末本体50に接続される端末接続機器を
保護者側で選択することにより、通常の携帯電話端末を
用いる場合と比較して、機能的な制限を付加することが
可能となる。それにより、例えば子供側が友達との間で
長電話したりするのを防止したり、ウェブサイトへ長時
間アクセスするのを防止することができたり、成人系、
或いは出会い系サイト等のように、教育上悪影響を及ぼ
す可能性のあるサイトへアクセスするのを制限すること
が可能となる。すなわち,保護者側にとっては、教育面
及び料金面で本実施の形態の発明は好ましいものとな
る。
【0139】また、端末本体50と端末接続機器とは、
認証プログラム91によって認証情報81(第1の認証
情報)と、認証情報101(第2の認証情報)との認証
が為される。そして、この認証プログラム91での認証
によって接続しても良いと判断された場合のみ、端末本
体50と端末接続機器とが、以後通信可能となる構成で
ある。このため、例えば子供等が他人の有している端末
接続機器を借りて接続しても、端末本体50は、他人か
ら借りた端末接続機器に対して接続許可を与えないた
め、その間での通信を行うことができなくなる。それに
よって、例えば子供が長時間電話したり、或いは長時間
インターネット接続したりするのを防止することができ
る。
【0140】このため、保護者側では、安心して端末本
体50を子供に持たせることが可能となる。また、子供
以外の大人が端末本体50を所有している場合でも、仮
に該端末本体50が盗まれても、盗んだ他人が勝手に何
らかの端末接続機器を接続しようとしても、認証プログ
ラム91による認証が取れない。そのため、端末本体5
0を紛失しても、該紛失した端末本体50を他人に悪用
されるのを防ぐことができる。
【0141】また、端末本体50及び端末接続機器は、
お互いにコネクタ507,52B等のメカ的な接続方式
を採用することが可能である。この場合には、端末本体
50と端末接続機器とを容易かつ確実に通信接続するこ
とが可能となる。すなわち、端末本体50と端末接続機
器との間の通信接続において、該通信接続の信頼性を向
上させることが可能となる。
【0142】さらに、メカ的な接続方式のみならず、端
末本体50と端末接続機器とをワイヤレス方式で接続す
ることも可能である。この場合には、端末本体50と端
末接続機器とが離れていても、お互いを通信接続させる
ことができる。よって、例えばカバンの中に端末本体5
0を収納したままで、端末接続機器のみを取り出して、
各種操作を行うことも可能となり、携帯電話端末におい
て高付加価値な機能を利用する可能性が一層拡がると共
に、操作時の利便性を向上させることが可能となる。
【0143】また、端末本体50のコネクタ507等の
インターフェース部は、複数設けることが可能である。
この場合には、複数のインターフェース部に対して、端
末接続機器を同時に複数接続することが可能となる。例
えば、1つ目のインターフェース部には、テンキー用接
続機器52を接続し、2つ目のインターフェース部に液
晶表示装置を接続するが如きである。この場合には、同
時に複数の端末接続機器の機能を利用可能となること
で、ユーザにとって、利便性が一層向上するものとな
る。
【0144】さらに、端末本体50のコネクタ507等
のインターフェース部を、ディージー・チェーン接続方
式で接続させることも可能である。この場合には、端末
本体50では、インターフェース部が例えば1つのみで
あっても、同時に複数の端末接続機器を接続させること
ができ、ユーザにとって利便性を一層向上させることが
できる。
【0145】また、上述したように、認証情報101
は、端末接続機器の種類を識別するための識別情報を含
ませることが可能である。かかる識別情報を認証情報1
01に含ませた場合には、端末接続機器を端末本体50
に接続した場合に、接続された端末接続機器の種類を端
末本体50側で即座に認識できる。それによって、端末
本体50では、接続された端末接続機器に応じた命令
を、該端末接続機器に発し、また端末接続機器から送信
されたデータに対して、該端末接続機器に応じた処理を
行うことができる。
【0146】以上、本発明の第2の実施の形態について
説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能であ
る。例えば、認証プログラム91による認証のさせ方
は、端末本体50又は端末接続機器のいずれか一方を公
開カギ、他方を秘密カギとする方式が考えられる。
【0147】また、認定済みの端末接続機器は、全ての
端末本体50に接続可能とするようにも構成できる。こ
の場合は、例えば認証プログラム91に読み込ませる認
証情報101が所定の情報を有している場合には、必ず
接続許可するように認証プログラム91をプログラム化
することで、その構成が達成される。このようにする
と、認定が済んでいない端末接続機器と、認定済みの端
末接続機器とを区別でき、端末接続機器の管理が可能と
なる。
【0148】また、本実施の形態における小型携帯端末
5も、上述の第2の実施の形態で説明したように、腕時
計タイプや、キーホルダータイプ等、図10及び図11
で示した以外の構成であっても良い。
【0149】さらに、テンキー用接続機器52等の端末
接続機器に、大型のバッテリーを内蔵し、該端末接続機
器を端末本体50に接続した場合に、長時間に渡って小
型携帯端末5を使用することができる構成としても良
い。また、テンキー用接続機器52に折り畳み式のコン
セント用端子を設け、端末本体50に接続された状態で
テンキー用接続機器52をコンセントに差し込み、端末
本体50を充電できるようにしても良い。このように構
成すると、テンキー用接続機器52が一種の充電器とし
ても機能することとなる。
【0150】また、制御部509で認証プログラム91
を起動させて、認証を行う構成とはせずに、上述の第1
の実施の形態で述べたASPサーバ6の内部に認証プロ
グラム91を記憶させ、このASPサーバ6内で認証を
行う構成としても良い。この場合には、認証情報81と
認証情報101が、共に送受信部501からネットワー
ク3を介してASPサーバ6に送信され、認証結果が再
び送受信部501で受信される。そして、この認証結果
に応じて、制御部509は端末接続機器を使用可能とす
るか否かを判断する構成となる。
【0151】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態について、図14に基づいて説明する。な
お、本実施の形態も、小型携帯端末5Bの基本的な構造
は、上述の第1及び第2の実施の形態で説明したものと
同一であり、上述の実施の形態で説明したものと同一の
構成については同一符号を付して説明する。また、上述
した各実施の形態で用いた図面についても、随時用いて
説明する。
【0152】本実施の形態の小型携帯端末5Bでは、上
述の他の実施の形態と、記憶部508の構成が異なるも
のとなっている。すなわち、上述の実施の形態では、記
憶部508は端末本体50の内部にのみ存する構成であ
るが、本実施の形態では、端末本体50に記憶部508
が存すると共に、同時に記憶媒体(小型メモリカード5
5)にも記憶されるものである。以下、この詳細につい
て説明する。
【0153】端末本体50は、スロット54を具備して
いる。このスロット54は、例えばSIM(Subscriber
Identity Module)カードの如き小型メモリカード55
を差し込むためのものである。そして、このスロット5
4に小型メモリカード55が差し込まれた場合には、こ
の小型メモリカード55に記憶されている情報の読み出
しが為される。
【0154】ここで、小型メモリカード55には、上述
の第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した端
末本体50が固有に有している、契約者に関する電話番
号やメールアドレス、或いは契約事業者(キャリア)等
の情報が記憶されている。この場合、通常のSIMカー
ド搭載方式では、1つのSIMカード等の小型メモリカ
ード55に1つの電話番号が記憶される。しかしなが
ら、小型メモリカード55に2つ以上の電話番号等の情
報を記憶させても良い。なお、2つ以上の電話番号を端
末本体50に持たせることは、小型メモリカード55を
用いる方式以外のものにも用いることができる。すなわ
ち、第1及び第2の実施の形態の場合の記憶部508に
複数の電話番号を保有させ、この複数の電話番号で待ち
受け状態とさせることができる。
【0155】また、上述の第3の実施の形態で述べたの
と同様に、本実施の形態でも、端末本体50と端末接続
機器との間で認証を行う構成である。この場合、認証情
報81は、小型メモリカード55に記憶させる構成とし
ても良いし、小型メモリカード55ではなく端末本体5
0の記憶部508に記憶させても良い。なお、端末本体
50の記憶部508に認証情報81を記憶させておけ
ば、小型メモリカード55を他のものに取り替えるか否
かに係らず、記憶部508に記憶されている認証情報8
1をそのまま用いることができる。それによって、小型
メモリカード55を取り替えた場合でも、端末接続機器
を取り替える必要はない。
【0156】また、小型メモリカード55に認証情報8
1を記憶させておけば、該小型メモリカード55を、他
の端末本体50に差し込んだ場合でも、その認証情報8
1を用いて、該認証情報に対応する端末接続機器を使用
することが可能となる。
【0157】以上の構成によれば、ユーザは小型メモリ
カード55を他のものに取り替えることにより、取り替
えられた他の小型メモリカード55に基づく発呼を行う
ことが可能となる。それにより、ユーザは、1つの携帯
電話端末(小型携帯端末5)しか保有していなくても、
例えば仕事用の電話番号と、私的な電話番号というよう
に、複数の電話番号を持つことが可能となる。そのた
め、携帯電話サービスにおいて電話番号を複数保持した
い場合でも、現状のように複数の携帯電話端末を持つ、
といった煩わしさから解放され、ユーザの利便性が向上
する。
【0158】また、小型メモリカード55に複数の電話
番号情報等が記憶されている場合には、その記憶されて
いる電話番号情報に基づいて、ユーザが任意選択して発
呼を行うことが可能となる。この場合は、保持する小型
メモリカード55も1つで済み、よりユーザの利便性に
沿うものとなる。
【0159】以上、本発明の第1の実施の形態から第3
の実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外に
も種々変形可能である。以下、それについて説明する。
【0160】上述の第3の実施の形態では、小型メモリ
カード55として、SIMカードについて説明したが、
携帯電話サービスの契約者識別を行えるものであれば、
かかるSIMカードに限られず、種々の小型メモリカー
ド55を用いることも可能である。
【0161】また、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更実施可能である。たとえば、小型携帯端末5,
5A,5Bのエマージェンシーボタン50Dが押された
際、その後に子供等が発する声を録音できるように構成
しても良い。この場合、録音された声等の情報を所定時
間、たとえば5分経過後に自動的に加入者端末1Aまた
は携帯端末1Bへ送信(電話)するようにするのが好ま
しい。この自動送信の際は、その録音が何時になされた
かの情報も併せて送信するようにしたり、その自動送信
を所定の操作で解除したりするようにしても良い。
【0162】また、特定の者となる保護者等が、インタ
ーネットやオペレータ経由等で端末本体50の所持者
(使用者)に対して許可する行動範囲や通常の行動範囲
を、ASPサーバ6内の記憶手段(図示省略)に保存
(設定)しておき、その設定されたエリア(行動範囲)
から端末本体50が外れたとき、特定の者に対して電話
による音声や電子メールで知らせるようにしても良い。
【0163】この場合の特定の者を複数とした場合、設
定は1人のみが行い、通知される者は複数とし、同時に
通知されるようにしたり、第1の実施の形態のように順
次転送されるようにしたりすることができる。また、設
定するエリアを1つではなく、複数としても良い。その
場合、各エリアによって通知される内容を異ならせるよ
うにするのが好ましい。複数のエリアを設定する場合、
複数の者がそれぞれ設定したり、1人の者が複数設定し
たり等種々の設定方法を採用することができる。
【0164】また、端末本体50が設定された行動範囲
から外れたとき、特定の者への通知と共にまたはその通
知に代えて、所持者(使用者)に対して行動範囲外へ出
たことを端末本体50の高性能スピーカ50Cまたは他
の手段によって報知するようにしても良い。さらに、端
末本体50が設定された行動範囲から外れたとき、特定
の者への通知や所持者への通知のいずれか一方または両
者と共に、またそれらに代えて、端末本体50の高感度
マイク50Bの動作を開始させ、周囲音を集音し、特定
の者へ送信するようにしても良い。
【0165】なお、端末本体50の現在位置は、第1の
実施の形態で示した位置情報提供サービスと同様なシス
テムやGPS機能を有する端末接続機器を接続した場合
によって把握される。また、端末本体50の現在位置
が、設定された行動範囲から外れているか否かは、AS
Pサーバ6の制御部64に判断させるのが好ましいが、
他のサーバ等の制御部によって判断させるようにしても
良い。
【0166】また、端末本体50に自身のわずかな振動
を検知できることとなるセキュリティモードのスイッチ
(図示省略)を設けるようにしても良い。すなわち、こ
のセキュリティモードのスイッチをオンにし、外出時に
玄関の内側のドアのノブや貴重品を入れているケース等
の上や自動車の内側ノブ等にこの端末本体50をかけた
り置いたりしておく。
【0167】家に侵入してくる者や自動車を盗もうとし
ている者によって、端末本体50がわずかでも振動する
と、端末本体50は、その所有者等の特定の者の端末に
対して自動的に電話をかけたり、その特定の者に対して
電子メールを送信する。端末本体50は、自身の振動を
検知すると、上述の特定の者への通知と共に、高感度マ
イク50Bを働かせて周囲の音を集音し、送信する。こ
のような構成によって、周辺音が送信されてきた特定の
者は、室内の状況等端末本体50の周辺状況を十分把握
でき、状況によっては、すばやく警察に連絡することが
可能となる。
【0168】上述の第1の実施の形態では、エマージェ
ンシーボタン50Dが押されたときに端末本体50から
発信される無線データは、かける相手先の電話番号のデ
ータとその後に送信される音声データとを少なくとも含
むものとなっているが、緊急時に端末本体50から発信
される無線データとしては、インターネットのプロバイ
ダの電話番号と特定の者の電子メールIDを少なくとも
有するものとして、緊急連絡が電子メールによって特定
の者に伝えられるようにしても良い。
【0169】また、緊急時に発信される言葉や電子メー
ルを予め端末本体50の記憶部508に記憶させてお
き、その定型の緊急連絡文を音声または文書にて特定の
者に伝えるようにしても良い。さらに、特定の者の電子
メールID先に電子メールを送信する場合、特定の者へ
の電子メールに添付して、端末本体50の所持者の緊急
時の声を送信するようにしても良い。
【0170】また、上述の第1の実施の形態では、AS
Pサーバ6内のデータベース63には、小型携帯端末5
の電話番号に対して1または複数の者の電子メールID
を対応付けて格納されているが、それと共にまたは電話
番号に代えて、1または複数の者の電子メールIDを対
応付けて格納するようにしても良い。
【0171】また、端末接続機器52を端末本体50に
装着可能に構成する代わりに、またはその構成に加えて
他の装置によって情報が入力されたフラッシュメモリ等
の半導体メモリを端末本体50に装着可能に構成しても
良い。また、テンキー52Aの代わりに液晶表示部50
Aを利用してタッチパネル方式にて特定の電話番号等を
入力できるようにしても良い。
【0172】また、ASPサーバ6内に各制御部64
a,64b,64cを設けているが、各制御部64a,
64b,64cの各機能を複数のサーバに振り分け、D
B63も含め全体としてASPサーバ6の機能を果たす
ように構成しても良い。また、エマージェンシーボタン
50D等のボタンを押しボタンやタッチ式とはしない
で、上下に切り替えるスナップ式やひもで引っ張る方式
等他の手段を採用しても良い。
【0173】また、上述の各実施の形態の小型携帯端末
5,5A,5Bやシステムでは、子供等を対象とした
が、痴呆者、障害者、精神異常者等を対象としても良
く、これらの人々との連絡用や監視用として使用するこ
とができる。また、上述の各実施の形態では通話代を加
入者端末1Aまたは携帯端末1Bの所有者に課金するよ
うにしているが、小型携帯端末5,5A,5Bの使用時
間の制限方法としては、着信課金としたり、小型携帯端
末5,5A,5Bに対し、制限時間に近づいていること
を知らせたり、その通知の代わりまたはその通知と共に
液晶表示部50Aに警告表示をするようにしても良い。
【0174】また、小型携帯端末5,5A,5Bの使用
をプリペイド方式とし、常時2枚のプリペイドカードを
挿入できる構造とし、緊急時への対応と使いすぎの防止
への対策を行うようにしても良い。さらに、小型携帯端
末5の使用契約に当たり、料金を一定時間内は一定額と
し、その時間を超えての使用を不可としたり、その時間
を超えた際は割高な料金とするなどの契約をするような
場合、小型携帯端末5,5A,5Bを発信用に使用しな
かったときや、わずかな使用のみで設定した一定額に届
かず、大きな隔たりが生じたときには、所定のキャッシ
ュバックやプレゼントを贈るようにしても良い。
【0175】また、この小型携帯端末5,5A,5Bの
販売としては、携帯ショップでの販売、通信販売、学習
塾や学校経由の販売に加え、スーパーマーケット、ホー
ムセンター、デパート、家電量販店、玩具店での販売を
行うようにするのが好ましい。スーパーマーケット、ホ
ームセンター、デパート、家電量販店、玩具店での販売
では、申し込み方法の説明書等が入ったオーダーボック
スを販売するような方法を採用しても良い。
【0176】オーダーボックスの中には、たとえば、
(1)専用ID、パスワード、代理店番号の記入された
カード、(2)商品カタログ、(3)ファックス用申し
込み用紙、(4)郵送用申し込み用紙、(5)インター
ネットでの申し込み方法説明書、(6)近くの携帯ショ
ップで商品を受け取る場合の商品引き換え券(これは、
オーダーボックスを購入したその場で登録ができ、商品
引き換え券を受け取ることができる)、(7)銀行口座
引き落とし用の用紙、(8)その他、が入っている。そ
して、オーダーボックスを購入したお客は、オーダーボ
ックス内の申し込み説明に従って、FAX、郵送、イン
ターネットより好みの方法で申し込む。すると、後日、
各種設定が行われた小型携帯端末5,5A,5B(端末
本体50とテンキー用接続機器52)が送られてくるこ
ととなる。購入者は、小型携帯端末5が送られてきたそ
の時点以降、その小型携帯端末5,5A,5Bをすぐに
使用できるようになる。
【0177】このオーダーボックス方式の販売方法を採
用すると、ユーザはあらゆる場所でこの小型携帯端末
5,5A,5Bを購入できるようになる。一方、上述の
各ネットワークシステムを運用する者、すなわち小型携
帯端末5,5A,5Bを販売したい者にとっては、販路
が拡大すると共に確実なユーザ登録も可能となる。
【0178】
【発明の効果】本発明によれば、通信機能以外の機能が
極力排除された端末本体に対し、必要に応じて各種機能
を具備する端末接続機器を接続する等により、ユーザが
所望する機能を、端末本体に対して随時付加させること
が可能となる。それにより、不必要な機能を端末本体に
持たせずに済み、端末本体の小型化を図ることが可能と
なる。
【0179】また、端末本体の所持者が子供等である場
合には、端末本体に接続される端末接続機器を保護者側
で選択することにより、通常の携帯電話端末を用いる場
合と比較して、機能的な制限を付加することが可能とな
る。それにより、例えば子供側が友達との間で長電話し
たりするのを防止したり、ウェブサイトへ長時間アクセ
スするのを防止することができたり、成人系、或いは出
会い系サイト等のように、教育上悪影響を及ぼす可能性
のあるサイトへアクセスするのを制限することが可能と
なる。
【0180】また、端末本体と端末接続機器とが接続や
ワイヤレス通信等によって通信接続可能となった場合に
は、認証手段によって認証、例えば第1の認証情報と第
2の認証情報との認証が為されるようにすることができ
る。そして、認証手段によって接続可能であると判断さ
れた場合のみ、端末本体と端末接続機器とが、以後通信
接続可能としても良い。
【0181】このように構成すると、不法行為に使用さ
れるような端末接続機器の製造販売を防止することがで
きる。また、端末本体と端末接続機器とを一体的に販売
する場合、両者に互いを関係づける認証情報を記憶させ
ておくと、例えば子供等が他人の有している端末接続機
器を借りて接続しても、端末本体と端末接続機器との間
で認証を行うことができず、長時間の電話やインターネ
ットの利用を制限することが可能となる。このため、保
護者側では、安心して端末本体を子供に持たせることが
可能となる。また、子供以外の場合でも、端末本体を紛
失した際には、他人が勝手に端末接続機器を接続しよう
としても、認証手段による認証が取れないため、該紛失
した端末本体を他人に悪用されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る、小型携帯端
末装置が接続されるネットワークシステムを示すシステ
ム図である。
【図2】図1のネットワークシステムに使用される小型
携帯端末装置の外観構成を示す構成図である。
【図3】図1のネットワークシステムに使用される他の
小型携帯端末装置で腕時計タイプの小型携帯端末装置の
外観構成を示す図である。
【図4】図1のネットワークシステムに使用される小型
携帯端末装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る小型携帯端末
装置を利用しての緊急連絡サービスシステムを示すシス
テム構成図である。
【図6】図5の緊急連絡サービスシステムにおけるAS
Pサーバの構成を示すブロック図である。
【図7】図5の緊急連絡サービスシステムにおけるAS
Pサーバによる電話転送サービスの動作について説明す
るためのシーケンス図である。
【図8】図5の緊急連絡サービスシステムにおけるAS
Pサーバによる位置情報提供サービスの動作を説明する
ためのシーケンス図である。
【図9】ASPサーバによる電話転送サービスの動作に
ついて説明するためのシーケンス図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る小型携帯端
末装置の外観構成を示す構成図であり、端末本体とテン
キー用接続機器とを接続する前の状態を示す図である。
【図11】図10の小型携帯端末装置において、端末本
体とテンキー用接続機器とを接続した状態を示す図であ
る。
【図12】図10に示す小型携帯端末装置の内部構成を
示すブロック図である。
【図13】図10に示す小型携帯端末装置の端末本体に
接続可能な端末接続機器を示す図であり、(a)はキー
ボード、(b)は液晶表示装置を示すものである。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る小型携帯端
末装置の外観構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1A…加入者端末(端末) 1B…携帯端末 3…ネットワーク 4…基地局 5,5A,5B…小型携帯端末(小型携帯端末装置) 50…端末本体 52…テンキー用接続機器(端末接続機器) 52A…テンキー 52B…コネクタ(インターフェース部) 54…スロット 55…小型メモリカード 507…コネクタ(インターフェース部) 508…記憶部 509…制御部 6…ASPサーバ 70…ポケット状部 80…認証情報記憶部 81…認証情報(第1の認証情報) 90…プログラム記憶部 91…認証プログラム(認証手段) 100…記憶部 101…認証情報(第2の認証情報) 110…キーボード 120…液晶表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 雅俊 東京都練馬区桜台三丁目36番12号 Fターム(参考) 5K023 AA07 BB03 GG12 MM25 NN06 5K027 AA11 BB09 BB14 CC08 HH11 HH24 HH26 MM03 5K036 AA07 BB05 BB18 DD26 5K067 AA21 BB04 BB21 BB34 EE02 EE10 HH22 HH23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との間で無線データを送受信する
    無線通信機能を備えると共に、固有の第1の認証情報を
    有し、この第1の認証情報に基づいた認証を行う認証手
    段を具備する端末本体と、 上記端末本体に接続されると共に、上記端末本体の第1
    の認証情報に対応した第2の認証情報が記憶されている
    端末接続機器と、 を有し、上記端末本体と上記端末接続機器とが通信可能
    に接続された場合に、上記第1の認証情報と上記第2の
    認証情報とが符号するか否かの認証を行い、これら第1
    の認証情報と第2の認証情報が符合すると上記認証手段
    で判断された場合のみ、以後継続して上記端末本体に対
    して上記端末接続機器が使用可能となることを特徴とす
    る小型携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の認証情報は、前記端末接続機
    器の種類を識別するための識別情報を含むことを特徴と
    する請求項1記載の小型携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 基地局との間で無線データを送受信する
    無線通信機能と接続される機器の認証を行う認証手段を
    具備する端末本体と、 内部のデータや制御信号が上記端末本体側に向かって送
    信され、上記認証手段によって接続が許可された場合
    に、上記端末本体側が上記データや上記制御信号を取り
    込んで上記端末本体の操作部分となる端末接続機器と、
    を有することを特徴とする小型携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記端末本体及び前記端末接続機器は、
    お互いに接続可能なインターフェース部を有することを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の小型
    携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記端末本体及び前記端末接続機器は、
    お互いにワイヤレス方式で通信接続されることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか1項に記載の小型携帯端
    末装置。
  6. 【請求項6】 前記端末本体の前記インターフェース部
    は複数存すると共に、この複数のインターフェース部に
    前記端末接続機器が複数接続可能であることを特徴とす
    る請求項4記載の小型携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記端末本体の前記インターフェース部
    は、複数の前記端末接続機器がディージー・チェーン接
    続方式で接続可能であることを特徴とする請求項4記載
    の小型携帯端末装置。
  8. 【請求項8】 前記端末本体は、小型メモリカードを差
    し込むためのスロットを具備していることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載の小型携帯端末装
    置。
  9. 【請求項9】 前記小型メモリカードには、1つ又は複
    数の電話番号情報が記憶されることを特徴とする請求項
    8記載の小型携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 基地局との間で無線データを送受信す
    る無線通信機能を備え、この端末本体に端末接続機器を
    接続する際の端末本体に対する端末接続機器の接続方法
    であって、 上記端末本体が有する固有の第1の認証情報、及びこの
    認証情報に基づいた認証を行う認証手段を読み出す第1
    の読み出し工程と、 上記端末接続機器が上記端末本体に対して通信接続可能
    となった場合に、上記端末接続機器が有する上記第1の
    認証情報に対応した第2の認証情報を端末側に読み出す
    第2の読み出し工程と、 上記第1の読み出し工程、及び第2の読み出し工程で読
    み出された第1の認証情報と第2の認証情報とが符合す
    るか否かの認証を行う認証工程と、 上記認証工程での認証により、上記第1の認証情報と第
    2の認証情報とが符合すると判断された場合に、上記端
    末本体が上記端末接続機器からデータや制御信号を取り
    込むデータ受領工程と、 を具備することを特徴とする端末本体に対する端末接続
    機器の接続方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の読み出し工程で読み出され
    る第2の認証情報には、前記端末接続機器の種類を識別
    するための識別情報が含まれていて、前記認証工程での
    認証に先立って、又は前記認証工程での認証と共に前記
    端末接続機器の種類を判別する種類判別工程を具備する
    ことを特徴とする請求項10記載の端末本体に対する端
    末接続機器の接続方法。
  12. 【請求項12】 基地局との間で無線データを送受信す
    る無線通信機能を備え、この端末本体に端末接続機器を
    接続する際の端末本体に対する端末接続機器の接続方法
    であって、 上記端末本体内の認証手段を読み出す第1の読み出し工
    程と、 上記端末接続機器内の認証情報を上記端末本体側に読み
    出す第2の読み出し工程と、 上記第2の読み出し工程で読み出された認証情報が接続
    を許可する端末接続機器に付与されたものであか否かの
    判断を行う認証工程と、 この認証工程で接続を許可された端末接続機器と判断さ
    れた場合に、該端末接続機器側からのデータや制御信号
    を上記端末本体が取り込むデータ受領工程と、を具備す
    ることを特徴とする端末接続機器の接続方法。
  13. 【請求項13】 前記端末本体及び前記端末接続機器
    は、お互いに接続可能なインターフェース部を有し、前
    記第2の読み出し工程及び前記データ受領工程は、この
    インターフェース部を介して行われることを特徴とする
    請求項10から12のいずれか1項に記載の端末本体に
    対する端末通信機器の接続方法。
  14. 【請求項14】 前記端末本体及び前記端末接続機器
    は、お互いにワイヤレス方式で通信接続されるものであ
    り、前記第2の読み出し工程及び前記データ受領工程
    は、該ワイヤレス方式での通信接続により行われること
    を特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載
    の端末本体に対する端末通信機器の接続方法。
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