JP5551514B2 - 無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法 - Google Patents

無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法 Download PDF

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本発明は、発信要求の一部を規制する無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法に関する。
従来、複数の無線端末装置が基地局を介して外部装置と通信を行う無線通信システムが運用されている。この無線通信システムにおいては、災害やイベントの発生等の様々な要因により、ある特定の基地局へのアクセスが増大し、発信要求に対応できない場合があった。このような場合には、基地局において発信要求の一部を規制する運用がなされている。一例として、基地局は、無線端末装置からの発信要求に対して、規制率に沿ったパーシステンステストを実施し、合格した場合にのみ発信処理を実行する。
また、例えば、特許文献1には、通信回線の占有を抑制してユーザの発呼機会を増加させるため、規制時における通話可能な時間を算出し、通話をこの時間で切断する方法も提案されている。
特開2004−088429号公報
ところで、特許文献1の方法によれば、発信要求が増加するほど通信可能な時間が短縮されてしまう。したがって、上述のパーシステンステストのような発信成功率を低下させる規制も行うことが現実的である。
しかしながら、規制率が高い基地局の配下では、このパーシステンステストに合格するまでに長時間を要する場合もあるため、無線端末装置のユーザの利便性が低下し、さらに、頻繁な発信の試行による無線端末装置の電力消費が増大するおそれがあった。
本発明は、一部規制中の基地局配下において、無線端末装置から効率良く発信要求を行える無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信システムは、基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムであって、前記基地局は、前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、前記無線端末装置は、前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御部と、を備え、国外の事業者の無線端末装置が発信可能な時間は、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻に近い。
本発明に係る無線通信システムは、基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムであって、前記基地局は、前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、前記無線端末装置は、前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御部と、を備え、前記各無線端末装置が発信可能な時間は、前記識別情報に基づいて分類された無線端末装置の数が多い分類ほど長く設定される。
本発明に係る無線通信システムは、基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムであって、前記基地局は、前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、前記無線端末装置は、前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御部と、を備え、前記識別情報に基づいて分類された無線端末装置がない分類に対しても発信可能な時間が設定される。
前記基地局は、前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、各無線端末装置に対して発信可能な時間を設定する設定部をさらに備えてもよい。
前記通知部は、前記基地局の通信エリア内に対するブロードキャストメッセージにより、前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を通知し、前記制御部は、前記ブロードキャストメッセージから、自装置が発信可能な時間を抽出してもよい。
前記制御部は、自装置が発信可能な時間になるまでは、緊急呼を示す所定の発信操作を受け付け、他の発信操作を受け付けなくてもよい。
前記無線端末装置は、前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を表示する表示部をさらに備えてもよい。
前記制御部は、自装置が発信可能な時間になると、発信が可能となったことを報知してもよい。
前記制御部は、自装置が発信可能な時間になると、当該自装置が発信可能な時間より前に送信操作が行われ送信待機状態になっていた電子メールを自動送信してもよい。
前記設定部は、所定周期で無線端末装置の分類、及び前記時間の設定を行ってもよい。
前記制御部は、自装置が発信可能な時間になる前に発信操作を検出した場合、発信待機状態を示すデータを前記基地局へ送信し、前記設定部は、通信回線に所定以上の空きが生じた場合、前記発信待機状態の時間が長い無線端末装置を優先して発信可能に設定してもよい。
本発明に係る無線端末装置は、基地局が複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態である場合に、自装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を可能とする制御部と、を備え、自装置が発信可能な時間は、自装置が国外の事業者の無線端末装置である場合、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻からより近い時刻を含むように設定される。
本発明に係る基地局は、複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、国外の事業者の無線端末装置が発信可能な時間は、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻に近い。
本発明に係る制御方法は、基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムの制御方法であって、前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知ステップと、前記無線端末装置が前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信ステップと、前記無線端末装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御ステップと、を含み、国外の事業者の無線端末装置が発信可能な時間は、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻に近い。
本発明によれば、一部規制中の基地局配下において、無線端末装置から効率良く発信要求を行える。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が発信可能な時間枠情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機において表示される画面例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基地局における処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。なお、本実施形態では、無線端末装置の一例として、携帯電話機1を説明する。
図1は、本実施形態に係る無線通信システム100の構成を示す図である。
無線通信システム100は、基地局101と、位置登録した基地局101を介して外部装置と通信する複数の携帯電話機1と、を有する。複数の基地局101は、通信事業者のネットワークに接続され、携帯電話機1は、いずれかの基地局101に位置登録して発着信の要求を行う。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。
携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備えて構成される。操作部側筐体2は、表面部10に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時や音声認識アプリケーションを利用時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作部11は、各種設定機能や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメールの文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
また、表示部側筐体3は、表面部20に、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話機1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
図3は、本実施形態に係る無線通信システム100の機能を示すブロック図である。
携帯電話機1は、操作部11と、表示部21と、制御部30と、通信部40と、アンテナ41と、記憶部50と、音声制御部60と、を備える。また、基地局101は、操作部111と、表示部121と、制御部130と、通信部140と、アンテナ141と、記憶部150と、を備える。
まず、基地局101の動作について説明する。
制御部130は、基地局101の全体を制御しており、通信部140を介して携帯電話機1との無線通信接続を制御する。このとき、制御部130は、記憶部150を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、並びにデータの書き込みを行う。例えば、記憶部150には、位置登録された携帯電話機1の識別情報が記憶される。
通信部140は、制御部130の制御に従って、所定周波数の電波により携帯電話機1と、アンテナ141を介して信号の送受信を行う。また、通信部140は、BCSMS(Broadcast Short Messaging Services)によるブロードキャストメッセージを、通信エリア内に報知している。基地局101に位置登録している携帯電話機1は、このブロードキャストメッセージを通信エリア内において受信する。
ここで、BCSMSとは、通信エリア内に存在する不特定多数の携帯電話機1に対して、ショートメッセージサービスと呼ばれるプロトコルを利用して、限られた容量(例えば、140バイト)のメッセージを送信するサービスをいう。なお、BCSMSは、CDMA2000_1x方式における例に過ぎず、3GPPに準拠した近似する通信エリア内におけるブロードキャストサービスであってもよい。例えば、LTEにおいては、e−MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)を用いてもよい。
また、制御部130は、収集部131と、設定部132と、通知部133と、を備えており、各部の処理により携帯電話機1からの発信要求の一部規制を制御する。
収集部131は、基地局101に位置登録している複数の携帯電話機1の識別情報を収集し、記憶部150に記憶する。この識別情報は、国番号(MCC)及びネットワーク番号(MNC)を含んだ加入者識別子(IMSI)であり、位置登録時に携帯電話機1から通知されるメッセージ(Registration Message)に含まれる。
また、収集部131は、ネットワークを通じて、他の基地局101から通知を受け、自身の配下にあった携帯電話機1が移動(ハンドオフ)したことも判断できる。その結果、収集部131は、記憶部150に記憶されている携帯電話機1の識別情報を最新の状態に保つことができる。
設定部132は、複数の携帯電話機1からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、収集部131により収集された識別情報に基づいて各携帯電話機1を分類する。具体的には、設定部132は、識別情報に含まれる電話番号の一部(例えば、末尾2桁)が共通の携帯電話機1を同一グループに分類する。そして、設定部132は、これらの分類それぞれに属する携帯電話機1が発信可能な時間枠を設定する。
このとき、設定部132は、識別情報に含まれる国番号及びネットワーク番号に基づいて、基地局101の設置場所からより遠く(例えば、国外)をサービスエリアとする事業者の携帯電話機1に対して、分類にかかわらず、優先して現在時刻からより近い時間を時間枠に設定する。なお、この優先処理は、災害時等の緊急を要する場合に限ることとしてよい。遠くのエリアや国外の端末の場合、利用者は別の通信手段を有さないことが多いため、優先して発信可能とすることにより、緊急時の利便性を向上できる。
また、設定部132は、分類ごとの人数分布を考慮し、識別情報に基づいて分類された携帯電話機1の数がより多い分類に割り当てる時間枠を、携帯電話機1の数が少ない分類よりも長く設定する。
このとき、設定部132は、識別情報に基づいて分類された携帯電話機1がない分類に対しても、今後携帯電話機1が配下に移動してくる可能性があるため、時間枠を設定する。
さらに、設定部132は、所定周期(例えば、1時間ごと)で、携帯電話機1の分類、及び時間枠の設定を行う。これにより、設定部132は、最新の人数分布に応じて時間枠を調整でき、また、各携帯電話機1に対して発信の機会を周期的に複数回提供することができる。
図4は、本実施形態に係る基地局101により設定される携帯電話機1が発信可能な時間枠情報の一例を示す図である。
この例では、電話番号の末尾2桁で携帯電話機1が分類されており、それぞれの分類に属する人数に応じて、発信可能な時間枠に長短が設定されている。また、電話番号の末尾が「99」の携帯電話機1は存在しないが、再設定された時間枠が通知されるまでの間に新たな携帯電話機1が移動してくる可能性を考慮し、時間枠が割り当てられている。
通知部133は、設定部132により設定された時間枠を、基地局101の通信エリア内に存在する複数の携帯電話機1に対して、通信部140を介してBCSMSのブロードキャストメッセージにより通知する。
次に、携帯電話機1の動作について説明する。
制御部30は、携帯電話機1の全体を制御しており、例えば、表示部21、通信部40等に対して所定の制御を行う。また、制御部30は、操作部11等から入力を受け付けて、各種処理を実行する。そして、制御部30は、処理実行の際には、記憶部50を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、並びにデータの書き込みを行う。
通信部40は、所定の使用周波数帯(例えば、2GHz帯や800MHz帯等)で外部装置(基地局101)と通信を行う。そして、通信部40は、アンテナ41より受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部30に供給し、また、制御部30から供給された信号を変調処理し、アンテナ41から外部装置に送信する。
本実施形態において、通信部40は、基地局101から配信されるBCSMSのブロードキャストメッセージを受信して制御部30へ提供する。
また、制御部30は、受信部31と、発信制御部32と、を備えており、各部の処理により携帯電話機1からの発信の可否を制御する。
受信部31は、基地局101から通知された時間枠の情報を、通信部40を介して受信したブロードキャストメッセージから抽出し、自端末の識別情報と照合して自端末が発信可能な時間枠の情報を取得する。なお、制御部30は、受信部31により取得された時間枠に関する情報を表示部21に表示させることとしてよい。これにより、携帯電話機1は、発信可能な時間枠外でのユーザによる発信操作を抑制できる。
発信制御部32は、基地局101により設定された発信可能な時間枠になるまでは、通常の発信操作を受け付けず、この時間枠になると、発信操作を受け付けて基地局101へ発信要求を行う。ここで、発信制御部32は、この時間枠外であっても、緊急呼を示す所定の発信操作は受け付け、他の通常の発信操作は受け付けないこととしてよい。
また、発信制御部32は、発信操作を受け付けなかった場合、一部規制中であることを表示部21に表示してユーザに報知する。
図5は、本実施形態に係る携帯電話機1において表示される画面例を示す図である。
発信制御部32は、受信部31により取得された自端末が発信可能な時間枠に基づいて、発信可能となる時刻を算出して表示部21に表示させる。これにより、ユーザは、規制中であることと共に、発信可能となる時刻を認識できるので、この時刻を待って効率的に発信操作を行える。
さらに、発信制御部32は、発信可能な時間枠になると、発信が可能となったことを表示部21に表示してユーザに報知する。また、発信制御部32は、振動や発光、音声出力等、他の報知手段により、発信可能となったことを報知してもよい。
また、発信制御部32は、発信可能な時間枠になると、この時間枠より前に送信操作が行われ送信待機状態になっていた電子メールを自動送信する。
図6は、本実施形態に係る基地局101における処理の流れを示すフローチャートである。なお、基地局101は、予め配下の携帯電話機1の識別情報を収集できているものとする。
ステップS1において、制御部130は、通信回線の混雑度合いや所定のイベントの発生に応じて、発信要求の一部規制を開始する。
ステップS2において、制御部130(設定部132)は、基地局101の配下にある携帯電話機1を、識別情報(IMSI)によってグループ分けする。
ステップS3において、制御部130(設定部132)は、一部規制の要因が災害の発生等、緊急発呼を要するイベントであるか否かを判定する。制御部130は、この判定がYESの場合、処理をステップS4に移し、判定がNOの場合、処理をステップS6に移す。
ステップS4において、制御部130(設定部132)は、収集された識別情報(IMSI)に含まれる国番号及びネットワーク番号から、携帯電話機1の契約エリアを判別する。そして、制御部130は、契約エリアが在圏エリア外の携帯電話機1に対して、在圏エリアから遠い順に、優先的に近い時間を発信可能な時間枠として割り当てる。
ステップS5において、制御部130(設定部132)は、契約エリアが在圏エリアの携帯電話機1に関して、人数の多いグループには長い時間枠を、人数の少ないグループには短い時間枠を割り当てる。
ステップS6において、制御部130(設定部132)は、配下の携帯電話機1に関して、人数の多いグループには長い時間枠を、人数の少ないグループには短い時間枠を割り当てる。
ステップS7において、制御部130(通知部133)は、グループごとの発信可能な時間枠を、配下の携帯電話機1に対してBCSMSで配信する。
ステップS8において、制御部130は、通信回線の使用状況に応じて、一部規制状態を解除するか否かを判定する。制御部130は、この判定がYESの場合、処理を終了し、判定がNOの場合、処理をステップS9に移す。
ステップS9において、制御部130は、ステップS7において発信可能な時間枠を通知してから、所定時間(例えば、1時間)が経過したか否かを判定する。制御部130は、この判定がYESの場合、処理をステップS2に移し、判定がNOの場合、処理をステップS8に移す。
以上のように、本実施形態によれば、発信の一部規制状態において、基地局101が分類ごとの発信可能な時間枠を設定して携帯電話機1へ通知する。したがって、携帯電話機1は、発信可能な時間枠でのみ発信操作を受け付けて基地局101へ発信要求を行うので、パーシステンステストに合格するまで発信要求を繰り返すことなく、効率良く発信要求を行える。
このとき、発信可能な時間枠は、BCSMSのブロードキャストメッセージにより通知されるので、携帯電話機1は、消費電力を低減できる。
また、携帯電話機1は、基地局101により設定された発信可能な時間枠でなくても、緊急呼の発信操作は受け付け、緊急呼として基地局101へ発信要求するので、緊急時の利便性は損なわれない。
また、基地局101は、携帯電話機1が発信可能な時間枠を設定する際、在圏エリアからより遠くを契約エリアとする携帯電話機1に対して、現在時刻からより近い時間を発信可能な時間枠として設定する。したがって、無線通信システム100は、特に災害時等の緊急を要する場合に、他の通信手段を有さないユーザに対しての利便性を向上できる。
また、基地局101は、携帯電話機1の識別情報(IMSI)に基づいて分類された数がより多いグループに割り当てる時間枠を、数が少ないグループよりも長く設定する。したがって、無線通信システム100は、グループごとの人数分布に応じて、効率的に時間枠を割り当てることができる。
さらに、基地局101は、分類された携帯電話機1がないグループに対しても、発信可能な時間枠を設定する。したがって、時間枠の設定後に基地局101の配下に移動してきたこのグループの携帯電話機1からも発信が可能となる。
また、基地局101は、所定周期で発信可能な時間枠を再設定するので、配下の携帯電話機1に対して発信の機会を繰り返し提供し、利便性を向上できる。さらに、基地局101は、時間枠を再設定する際に、識別情報に基づくグループごとの最新の人数分布を取得できるので、効率的な時間配分をタイムリーに設定及び通知できる。
また、携帯電話機1は、基地局101により設定された発信可能な時間枠に関する情報を表示するので、パーシステンステストに合格するまでユーザが発信操作を繰り返すことなく、効率良く発信要求を行える。その結果、携帯電話機1における消費電力も低減される。
また、携帯電話機1は、発信可能な時間枠になると、発信が可能となったことを報知するので、ユーザが発信可能な時間を見逃すことを抑制できる。
さらに、携帯電話機1は、発信可能な時間枠より前に発信操作が行われ送信待機状態になっていた電子メールを自動的に送信するので、ユーザの利便性が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
前述の実施形態では、携帯電話機1は、発信可能な時間枠になる前に発信操作を検出した場合、この発信操作を受け付けず、基地局101へ発信要求を行わない。
このとき、携帯電話機1の発信制御部32は、さらに、発信待機状態を示すデータとして、IMSIを含んだ所定のメッセージ(Origination Message)を基地局101へ送信してもよい。この場合、基地局101の設定部132は、時間枠の設定時に想定されたよりも発呼要求が少なく通信回線に余裕があるならば、発信待機状態の時間が長い携帯電話機1を優先して発信可能に設定することができる。
また、携帯電話機1は、通信(通話)可能な時間に制限を設けてもよい。この場合、携帯電話機1の制御部30は、通信開始からの経過時間を計測し、所定時間が経過すると通信を切断する。また、制御部30は、通信を切断する前に、切断までの時間をユーザへ表示や音声等で報知してもよい。これにより、無線通信システム100は、発信要求の一部規制中に、特定の携帯電話機1により通信回線が長時間占有させるのを抑制できる。
本発明に係る無線端末装置は、携帯電話機1には限られず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)の他、ゲーム機、ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ等、携帯可能な様々な端末装置に適用可能である。
1 携帯電話機(無線端末装置)
11 操作部
21 表示部
30 制御部
31 受信部
32 発信制御部
40 通信部
50 記憶部
60 音声制御部
100 無線通信システム
101 基地局
111 操作部
121 表示部
130 制御部
131 収集部
132 設定部
133 通知部
140 通信部
150 記憶部

Claims (14)

  1. 基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、
    前記無線端末装置は、
    前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、
    自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御部と、を備え、
    国外の事業者の無線端末装置が発信可能な時間は、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻に近い無線通信システム。
  2. 基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、
    前記無線端末装置は、
    前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、
    自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御部と、を備え、
    前記各無線端末装置が発信可能な時間は、前記識別情報に基づいて分類された無線端末装置の数が多い分類ほど長く設定される無線通信システム。
  3. 基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、
    前記無線端末装置は、
    前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、
    自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御部と、を備え、
    前記識別情報に基づいて分類された無線端末装置がない分類に対しても発信可能な時間が設定される無線通信システム。
  4. 前記基地局は、
    前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、各無線端末装置に対して発信可能な時間を設定する設定部をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記通知部は、前記基地局の通信エリア内に対するブロードキャストメッセージにより、前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を通知し、
    前記制御部は、前記ブロードキャストメッセージから、自装置が発信可能な時間を抽出する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記制御部は、自装置が発信可能な時間になるまでは、緊急呼を示す所定の発信操作を受け付け、他の発信操作を受け付けない請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記無線端末装置は、前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を表示する表示部をさらに備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記制御部は、自装置が発信可能な時間になると、発信が可能となったことを報知する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 前記制御部は、自装置が発信可能な時間になると、当該自装置が発信可能な時間より前に送信操作が行われ送信待機状態になっていた電子メールを自動送信する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記設定部は、所定周期で無線端末装置の分類、及び前記時間の設定を行う請求項4に記載の無線通信システム。
  11. 前記制御部は、自装置が発信可能な時間になる前に発信操作を検出した場合、発信待機状態を示すデータを前記基地局へ送信し、
    前記設定部は、通信回線に所定以上の空きが生じた場合、前記発信待機状態の時間が長い無線端末装置を優先して発信可能に設定する請求項4又は請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 基地局が複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態である場合に、自装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信部と、
    自装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を可能とする制御部と、を備え、
    自装置が発信可能な時間は、自装置が国外の事業者の無線端末装置である場合、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻からより近い時刻を含むように設定される無線端末装置。
  13. 複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知部を備え、
    国外の事業者の無線端末装置が発信可能な時間は、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻に近い基地局。
  14. 基地局と、当該基地局に接続する複数の無線端末装置と、を有する無線通信システムの制御方法であって、
    前記複数の無線端末装置からの発信要求の一部を規制する一部規制状態において、前記複数の無線端末装置の識別情報に基づいて各無線端末装置を分類し、当該分類された各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を、前記複数の無線端末装置へ通知する通知ステップと、
    前記無線端末装置が前記基地局から前記各無線端末装置が発信可能な時間に関する情報を受信する受信ステップと、
    前記無線端末装置が発信可能な時間になると、発信操作を受け付けて前記基地局へ発信要求を送信することを可能とする制御ステップと、を含み、
    国外の事業者の無線端末装置が発信可能な時間は、他の無線端末装置が発信可能な時間に比べて、現在時刻に近い制御方法。
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