JP2007235442A - 無線ip電話制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 IP内線電話機能を備える無線IP電話機において、利用しようとするアクセスポイントが混雑している場合であっても、より容易に且つ適切に必要な連絡をとることができる無線IP電話制御システムを提供する。
【解決手段】 無線LANのアクセスポイントを1または複数備え、アクセスポイント毎に、IP内線電話機能を備えた無線IP電話機によるアクセスポイントを経由したIP電話通信が可能な無線IP電話制御システムであって、所定以上混雑しているアクセスポイントを経由してIP電話通信を行う無線IP電話機に対し、前記アクセスポイントが混雑中であることを通知し、接続を強制的に切断する。
【選択図】 図2
【解決手段】 無線LANのアクセスポイントを1または複数備え、アクセスポイント毎に、IP内線電話機能を備えた無線IP電話機によるアクセスポイントを経由したIP電話通信が可能な無線IP電話制御システムであって、所定以上混雑しているアクセスポイントを経由してIP電話通信を行う無線IP電話機に対し、前記アクセスポイントが混雑中であることを通知し、接続を強制的に切断する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、IP内線電話機能を備えた無線IP電話機による無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを経由したIP電話通信の通信制御を行う無線IP電話制御システムに関する。
無線LANのアクセスポイントを経由してIP電話通信を行う無線IP電話機には、IP内線電話機能だけでなく、一般の携帯電話機能を備えたものがある。このような無線IP電話機の使用者は、無線IP電話機を使用する際、IP内線電話機能と携帯電話機能の何れか一方を選択して発信する。
IP電話用制御サーバとしては、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)という通信制御プロトコルで通信制御を行うSIPサーバがある。IP内線電話機能を用いて無線IP電話機から無線LAN域内にある他の無線IP電話機に発信する場合について簡単に説明する。発信者の無線IP電話機から他の無線IP電話機に対する接続要求が発信されると、SIPサーバは、発信相手の無線IP電話機の現在の位置を無線IP電話機とアクセスポイントの間の通信より特定し、発信相手の無線IP電話機に対し着信通知を行う。更にこのとき、SIPサーバは、発信者の無線IP電話機のIPアドレス及び内線番号を、発信相手の無線IP電話機に通知する。発信相手の無線IP電話機は、着信受付通知をSIPサーバに対して行うとともに、着信音を鳴らす。発信相手の無線IP電話機が取られると、発信者の無線IP電話機との間で音声パケットによる相互通信が開始される。
SIPサーバは、外部からダイヤルイン電話番号に電話がかけられた場合、ダイヤルイン電話番号をIP内線電話番号に変換し、当該IP内線電話番号の無線IP電話機の位置を、無線IP電話機とアクセスポイントの間の通信より特定して発信相手の無線IP電話機に接続する。外部へ発信する場合は、例えば、ゼロ発信による外線通話が可能となっている。
イベントや会議で無線LANを使用する場合等、特定のアクセスポイントが著しく混雑した場合、当該アクセスポイントを経由してIP電話通信を行う無線IP電話機は、着信不能や音質の著しい低下を引き起こす可能性がある。このため、従来は、IP電話用制御サーバにおいて、各アクセスポイント毎にIP電話通信の発信制限を設け、発信制限を越える接続要求があった場合には、接続要求を行ったIP無線電話機に対し、話中状態であることを示す通知をおこなっていた。尚、IP電話通信の発信制限中は、IP電話通信による通話が困難になるが、例えば、IP内線電話機能に加えて携帯電話機能を備える無線IP電話機同士であれば、携帯電話機能を用いて連絡をとることは可能になる。しかし、従来の無線IP電話機では、話中状態であるのか或いは混雑状態であるのかが判別できないため、他のアクセス方法により連絡をとることが可能な場合であっても、適切に対応できなかった。また、一般的に、相手の携帯電話番号までは知らされていない場合や他の連絡手段が容易にはわからない場合が多く、他のアクセス方法による連絡が行えない場合がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、IP内線電話機能を備える無線IP電話機において、利用しようとするアクセスポイントが混雑している場合であっても、より容易に且つ適切に必要な連絡をとることができる無線IP電話制御システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る無線IP電話制御システムは、IP内線電話機能を備えた無線IP電話機による無線LANのアクセスポイントを経由したIP電話通信の通信制御を行う無線IP電話制御システムであって、前記無線IP電話機からのIP電話通信の接続要求に対して、当該IP電話通信が使用する前記アクセスポイントの回線混雑度が所定の判定レベル以上の混雑状態である場合、IP無線電話の通信回線が混雑中であることを前記無線IP電話機に通知し、前記接続要求を拒否することを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、IP電話通信が使用するアクセスポイントが混雑状態であることを通知して接続を拒否するので、発信者は、IP無線電話の通信回線が混雑中である場合には、例えば、発信相手の無線IP電話機の携帯電話機能を利用する等、他のアクセス方法により発信相手と連絡をとることが可能になる。
上記特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、発信相手別に、アクセス可能な通信手段によるアクセス時の電話番号等の発信相手識別情報を検索可能に記憶し、前記無線IP電話機のIP内線電話番号と電子メールアドレスを関連付けて記憶する管理用データベースを備え、前記発信者の無線IP電話機のIP内線電話番号より、前記発信者の無線IP電話機の電子メールアドレスを検索し、前記接続要求に用いた発信相手の電話番号より、前記発信相手への前記アクセスポイントを経由しない他のアクセス方法を検索し、前記電子メールアドレスと前記他のアクセス方法が検索された場合に、前記発信者の無線IP電話機に対し、前記発信相手の前記他のアクセス方法のアクセス情報を通知する電子メールを送信することを第2の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、IP電話通信が使用するアクセスポイントが混雑状態である場合に、他の通信手段を検索して通知するので、アクセスポイントが更に混雑するのを回避しながら、発信者が、通知に基づいて、緊急の場合等に連絡が円滑にとれるようにすることができる。
上記特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記他のアクセス方法のアクセス情報が、前記発信相手の無線IP電話機に対するIP内線電話番号以外の前記発信相手識別情報であることを第3の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、IP電話通信が使用するアクセスポイントが混雑状態である場合に、発信相手の無線IP電話機の他の通信手段を検索して通知するので、発信者が、通知に基づいて、発信相手の無線IP電話機への連絡を円滑に行えるようにすることができる。
上記特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記発信相手識別情報が、携帯電話番号、携帯電話への転送専用の電話番号、若しくは、電子メールアドレスであることを第4の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、携帯電話機能の電話番号、転送専用の電話番号、若しくは、電子メールアドレスの何れかを通知するので、発信者の無線IP電話機の機能に応じて適切な連絡方法を通知することができる。
上記特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記他のアクセス方法が検索されない前記発信者に対して、前記混雑状態にある前記アクセスポイントの前記判定レベルを緩和することを第5の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、他の通信手段が検索されない場合に、IP内線電話機能が利用するアクセスポイントの混雑の判定レベルを緩和するので、IP内線電話機能のみを備える無線IP電話機を利用する発信相手に対する連絡をより円滑に行えるようにすることができる。
上記何れかの特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記接続要求を拒否した前記無線IP電話機に対し、前記接続要求を拒否した前記無線IP電話機が電子メール機能を有する場合、前記混雑状態の解消時に混雑解消を通知する電子メールを送信することを第6の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、混雑解消を通知する電子メールを送信するので、発信者はIP内線電話機能用回線の混雑解消を適切且つ容易に知ることができ、発信相手と円滑に連絡をとることが可能になる。
上記特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記混雑解消を通知する電子メールは、前記混雑解消を通知する電子メールの受信要求を設定した前記無線IP電話機に対して送信することを第7の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、混雑解消を通知する電子メールを希望する無線IP電話機に対してのみ送信するので、他の通信手段を用いて発信相手と連絡をとる場合等、混雑解消を通知する必要がない無線IP電話機に対する不要な電子メールの送信を回避することができる。
上記特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記混雑状態が解消した前記アクセスポイントを利用するIP電話通信の接続要求が拒否された無線IP電話機であって、前記混雑解消を通知する電子メールを受信予定の無線IP電話機が複数ある場合に、前記混雑解消を通知する電子メールを順次送信することを第8の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、混雑解消を通知する電子メールを順次送信するので、混雑解消待ちの無線IP電話機のアクセス集中により、IP内線電話機能が利用するアクセスポイントが再度混雑するのを回避することができる。
上記何れかの特徴の本発明に係る無線IP電話制御システムは、前記混雑状態の判定に用いる前記回線混雑度が、前記発信者の前記無線IP電話機の最寄りの前記アクセスポイントの回線混雑度であることを第9の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、発信者の無線IP電話機の最寄りのアクセスポイントの回線混雑度を判定するので、発信側及び着信側で2重に回線混雑度を判定することなく効率的に回線混雑度を判定することができる。
上記目的を達成するための本発明に係るIP電話システムは、上記何れかの特徴の無線IP電話制御システムと、1または複数のアクセスポイントと、前記無線IP電話制御システムと前記アクセスポイントを接続するコンピュータ通信ネットワークと、を備えることを特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、上記何れかの特徴の無線IP電話制御システムを用いてIP電話通信のための無線LAN網を構築するので、上記無線IP電話制御システムの作用効果を全て奏することができる。
以下、本発明に係る無線IP電話制御システム(以下、適宜「本発明システム」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明システムの第1実施形態について図1及び図2を基に説明する。先ず、本発明システム及びその周辺装置の構成について図1を基に説明する。本発明システム1は、図1に示すように、IP電話用制御サーバであるSIPサーバ12、及び、登録された無線IP電話機3のIP内線電話番号を管理する管理用データベース13(以下、「管理用DB13」と略称する)を備えて構成されており、SIPサーバ12上で動作するアプリケーションソフトウェアによってIP電話通信の通信制御、及び、後述する本発明に係る回線混雑時における制御を行っている。
本発明システムの第1実施形態について図1及び図2を基に説明する。先ず、本発明システム及びその周辺装置の構成について図1を基に説明する。本発明システム1は、図1に示すように、IP電話用制御サーバであるSIPサーバ12、及び、登録された無線IP電話機3のIP内線電話番号を管理する管理用データベース13(以下、「管理用DB13」と略称する)を備えて構成されており、SIPサーバ12上で動作するアプリケーションソフトウェアによってIP電話通信の通信制御、及び、後述する本発明に係る回線混雑時における制御を行っている。
SIPサーバ12は、LAN17を介して、無線IP電話機3を外部IP通信網4と接続するための外部通信用ゲートウェイ11、各ネットワークを接続するルータ14、及び、無線IP電話機3と接続する無線アクセスポイント15と夫々接続されている。また、SIPサーバ12は、無線アクセスポイント15及びルータ14を介して無線IP電話機3と接続可能に構成されている。尚、LAN17には、その他、パーソナルコンピュータ(パソコン)16等が接続している。
無線IP電話機3は、本実施形態では、IP内線電話機能及び携帯電話機能を備える携帯電話機である。IP内線電話機能は、SIPサーバ12に発信相手の無線IP電話機3に対する接続要求を発信し、発信相手の無線IP電話機3との間で音声パケットによる相互通信を行う。更に、IP内線電話機能は、最寄りの無線アクセスポイント15と定期的に通信を行い、SIPサーバ12に無線IP電話機3の位置を通知する。携帯電話機能は、携帯電話基地局2を含む携帯電話回線を介して電話通信を行う。
次に、本発明システム1の処理について図2を基に説明する。ここでは、発信者の無線IP電話機3aから発信相手の無線IP電話機3bに、IP内線電話機能を用いて通話する場合を想定して説明する。また、無線IP電話機3aは、アクセスポイントを使用せずに携帯電話の専用回線を用いて通話する携帯電話機能と電子メール機能を有し、無線IP電話機3bは、少なくともIP内線電話機能を有している。
無線IP電話機3aから無線IP電話機3bに対する接続要求があると(ステップ#101)、SIPサーバ12は、発信者の無線IP電話機3aの最寄りの無線アクセスポイント15aが混雑しているか否かを判定する(ステップ#102)。ここで、本実施形態では、無線アクセスポイント15aを経由するIP電話通信の通話数を、当該無線アクセスポイント15aに設定された最大通話回線数で除した値を回線混雑度と定義し、回線混雑度が一定の判定レベル(例えば、80%)以上の場合を混雑状態であると判定する。最大通話回線数は、無線アクセスポイント15aの無線回線容量、及び、無線アクセスポイント15aからルータ14までのLAN容量やデータ通信を含むトラフィック量に応じて決定する。最大通話回線数は無線アクセスポイント15毎に設定されており、SIPサーバ12は、無線アクセスポイント15毎に、無線LAN通信範囲内に位置する待機状態及び通話状態の無線IP電話機3の数を把握している。
無線アクセスポイント15aが混雑状態ではないと判定した場合(ステップ#102でNo分岐)、SIPサーバ12は、無線IP電話機3aを無線アクセスポイント15a、15bを介して無線IP電話機3bに接続する(ステップ#103)。無線IP電話機3aと無線IP電話機3bは夫々相手のIPアドレスを取得して直接音声パケットによる通話を行う。
無線アクセスポイント15aが混雑していると判定した場合(ステップ#102でYes分岐)、SIPサーバ12は、管理用DB13にアクセスして、無線IP電話機3bの内線電話番号をキーとして無線IP電話機3bの携帯電話番号を検索する(ステップ#104)。
無線IP電話機3bの携帯電話番号が検索されなかった場合(例えば、無線IP電話機3bに携帯電話機能がない場合、或いは、携帯電話番号を公開していない場合等)(ステップ#104でNo分岐)、SIPサーバ12は、混雑している無線アクセスポイント15の混雑状態の判定レベルを緩和し(ステップ#105)、再度、判定レベルを緩和した無線アクセスポイント15が混雑状態であるか否かを判定する(ステップ#106)。ステップ#106において混雑状態ではないと判定された場合は(ステップ#106でNo分岐)、無線IP電話機3aを無線IP電話機3bに接続する(ステップ#107)。ステップ#106において混雑状態であると判定された場合は(ステップ#106でYes分岐)、無線IP電話機3aに対し回線が混雑状態であることを音声告知し、接続要求を拒否して無線IP電話機3bへの接続を行わない(ステップ#108)。ここでは、更に、SIPサーバ12は、発信者の無線IP電話機3aの電子メールアドレスを管理用DB13より検索し(ステップ#109)、当該電子メールアドレスに、混雑解消を通知する電子メールの受信設定を行うための電子メールを送信する(ステップ#110)。
ステップ#104において、無線IP電話機3bの携帯電話番号が検索された場合(ステップ#104でYes分岐)、SIPサーバ12は、回線が混雑していることを音声告知し、接続要求を拒否して無線IP電話機3bへの接続を行わない(ステップ#111)。引き続き、SIPサーバ12は、発信者の無線IP電話機3aの電子メールアドレスを管理用DB13より検索し(ステップ#112)、当該電子メールアドレスに、ステップ#104で取得した発信相手の携帯番号を通知する電子メールアドレスを送信する(ステップ#113)。
発信者は、無線IP電話機3aがステップ#113で発信された電子メールを受信した場合(ステップ#114)、無線IP電話機3bに携帯電話機能を用いて接続するか、無線アクセスポイント15の混雑が解消されたときに無線IP電話機3bと接続するかを選択する。無線IP電話機3aがステップ#110で発信された電子メールを受信した場合(ステップ#114)、無線アクセスポイント15の混雑が解消されたときに無線IP電話機3bと接続するか否かを選択する。
携帯電話機能を用いて無線IP電話機3bと接続する場合は、受信した電子メールに記載された無線IP電話機3bの携帯電話番号に電話をかける(ステップ#115)。この場合、無線IP電話機3aは、図1に示す携帯電話基地局2を含む携帯電話回線を介して無線IP電話機3bに接続される(ステップ#116)。
無線アクセスポイント15の混雑状態が解消されたときに無線IP電話機3bと接続する場合、混雑解消を通知する電子メールを受信する場合は、本実施形態では、受信した電子メールに対してSIPサーバ12に返信メールを送信する(ステップ#117)。SIPサーバ12は、無線IP電話機3aから電子メールを受信すると、無線IP電話機3aを、無線アクセスポイント15毎に、混雑解消待ちの無線IP電話機3として所定の記憶領域に形成された待ち行列に登録する(ステップ#118)。SIPサーバ12は、無線アクセスポイント15の混雑状況を監視し(ステップ#119)、混雑が解消すると(ステップ#119でNo分岐)、登録順に無線IP電話機3に混雑解消を通知するための電子メールを送信し(ステップ#120)、電子メールを送信した無線IP電話機3aの登録を所定の記憶領域から削除する。無線IP電話機3aの利用者は、混雑解消を通知する電子メールを受信すると(ステップ#121)、無線IP電話機3bにIP内線電話機能を用いたIP電話通信を行うための回線の余裕ができたことを知ることができる。
〈別実施形態〉
続いて、本発明システム1の別実施形態について説明する。
続いて、本発明システム1の別実施形態について説明する。
〈1〉上記実施形態では、無線アクセスポイント15の回線混雑度を、無線アクセスポイント15aを経由するIP電話通信の通話数を当該無線アクセスポイント15aに設定された最大通話回線数で除した値と定義し、回線混雑度が一定の判定レベル以上の場合を混雑状態であると判定したが、回線混雑度の定義や判定レベルは上記実施形態に限られるものではない。例えば、パケット品質に問題が発生している場合を混雑していると判定しても良い。この場合には、パケット品質監視装置を回線中に挿入することでパケット品質に問題が発生しているか否かを判定する。
具体的には、無線アクセスポイント15aを経由するIP電話通信の通話数を無線アクセスポイント15aに設定された最大通話回線数で除した回線使用率が所定のレベル(例えば50%)以上の場合におけるパケットロスの発生頻度を回線混雑度と定義し、回線混雑度が所定の頻度以上発生しているときを混雑状態であると判定する。回線使用率が所定レベル以上であることを判定条件としたのは、回線使用率が所定レベル以下の場合に発生しているパケットロスは、無線アクセスポイント15の混雑が原因とは考えられないためである。但し、パケット品質が著しく低下した場合には、通話に支障が発生する可能性があるとみなして、発信規制を行う。
〈2〉上記実施形態では、ステップ#104において、無線IP電話機3bに対する他の通信手段として無線IP電話機3bの携帯電話番号を無線IP電話機3aに通知したが、これに限られるものではない。例えば、無線IP電話機3bに転送専用の電話番号が設定されている場合には転送専用の電話番号であっても良いし、無線IP電話機3bの電子メールアドレス等であっても良い。また、無線IP電話機3bに対する他の通信手段だけでなく、無線IP電話機3bを所有する発信相手と連絡をとることが可能な固定電話の電話番号等であっても良い。
〈3〉上記実施形態のステップ#120において、混雑解消を通知した無線IP電話機3aによるアクセス集中により無線アクセスポイント15aが混雑しないように、混雑解消を通知する無線IP電話機3aの数を設定し、設定された数の無線IP電話機3aに対して混雑解消を通知する電子メールを送信するように構成しても良い。ここで、混雑解消を通知する無線IP電話機3aの数は、現在の無線アクセスポイント15aに対するアクセス数、最大通話回線数、及び、混雑の判定基準を基に設定する。このように構成することで、例えば、混雑解消待ちの無線IP電話機3aの数が多い場合に、電子メールを受信した無線IP電話機3aが一斉に無線アクセスポイント15にアクセスすることによる無線アクセスポイント15の混雑を回避することが可能になる。
〈4〉上記実施形態では、発信者の無線IP電話機3aの最寄りのアクセスポイント15aの回線混雑度を判定したが、発信相手の無線IP電話機3bの最寄りのアクセスポイント15bの回線混雑度を判定するように構成しても良い。また、上記実施形態では発信規制を行う場合について説明したが、着信規制を行うように構成しても良いし、アクセスポイント15毎に、発信規制を行うか着信規制を行うかを個別に設定するように構成しても良い。
1 本発明に係る無線IP電話制御システム
2 携帯電話基地局
3 無線IP電話機
3a 無線IP電話機
3b 無線IP電話機
4 外部IP通信網
11 外部通信用ゲートウェイ
12 SIPサーバ
13 管理用データベース
14 ルータ
15 無線アクセスポイント
15a 無線アクセスポイント
15b 無線アクセスポイント
16 パーソナルコンピュータ類
17 LAN
2 携帯電話基地局
3 無線IP電話機
3a 無線IP電話機
3b 無線IP電話機
4 外部IP通信網
11 外部通信用ゲートウェイ
12 SIPサーバ
13 管理用データベース
14 ルータ
15 無線アクセスポイント
15a 無線アクセスポイント
15b 無線アクセスポイント
16 パーソナルコンピュータ類
17 LAN
Claims (10)
- IP内線電話機能を備えた無線IP電話機による無線LANのアクセスポイントを経由したIP電話通信の通信制御を行う無線IP電話制御システムであって、
発信者の前記無線IP電話機からのIP電話通信の接続要求に対して、当該IP電話通信が使用する前記アクセスポイントの回線混雑度が所定の判定レベル以上の混雑状態である場合、IP無線電話の通信回線が混雑中であることを前記無線IP電話機に通知し、前記接続要求を拒否することを特徴とする無線IP電話制御システム。 - 発信相手別に、アクセス可能な通信手段によるアクセス時の電話番号等の発信相手識別情報を検索可能に記憶し、前記無線IP電話機のIP内線電話番号と電子メールアドレスを関連付けて記憶する管理用データベースを備え、
前記発信者の無線IP電話機のIP内線電話番号より、前記発信者の無線IP電話機の電子メールアドレスを検索し、
前記接続要求に用いた発信相手の電話番号より、前記発信相手への前記アクセスポイントを経由しない他のアクセス方法を検索し、
前記電子メールアドレスと前記他のアクセス方法が検索された場合に、前記発信者の無線IP電話機に対し、前記発信相手の前記他のアクセス方法のアクセス情報を通知する電子メールを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線IP電話制御システム。 - 前記他のアクセス方法のアクセス情報は、前記発信相手の無線IP電話機に対するIP内線電話番号以外の前記発信相手識別情報であることを特徴とする請求項2に記載の無線IP電話制御システム。
- 前記発信相手識別情報は、携帯電話番号、携帯電話への転送専用の電話番号、若しくは、電子メールアドレスであることを特徴とする請求項2または3に記載の無線IP電話制御システム。
- 前記他のアクセス方法が検索されない前記発信者に対して、前記混雑状態にある前記アクセスポイントの前記判定レベルを緩和することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の無線IP電話制御システム。
- 前記接続要求を拒否した前記無線IP電話機に対し、前記接続要求を拒否した前記無線IP電話機が電子メール機能を有する場合、前記混雑状態の解消時に混雑解消を通知する電子メールを送信することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の無線IP電話制御システム。
- 前記混雑解消を通知する電子メールは、前記混雑解消を通知する電子メールの受信要求を設定した前記無線IP電話機に対して送信することを特徴とする請求項6に記載の無線IP電話制御システム。
- 前記混雑状態が解消した前記アクセスポイントを利用するIP電話通信の接続要求が拒否された無線IP電話機であって、前記混雑解消を通知する電子メールを受信予定の無線IP電話機が複数ある場合に、前記混雑解消を通知する電子メールを順次送信することを特徴とする請求項6または7に記載の無線IP電話制御システム。
- 前記混雑状態の判定に用いる前記回線混雑度は、前記発信者の前記無線IP電話機の最寄りの前記アクセスポイントの回線混雑度であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の無線IP電話制御システム。
- 請求項1〜9の何れか1項に記載の無線IP電話制御システムと、1または複数のアクセスポイントと、前記無線IP電話制御システムと前記アクセスポイントを接続するコンピュータ通信ネットワークと、を備えることを特徴とするIP電話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006053618A JP2007235442A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 無線ip電話制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006053618A JP2007235442A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 無線ip電話制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007235442A true JP2007235442A (ja) | 2007-09-13 |
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ID=38555592
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JP2006053618A Withdrawn JP2007235442A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 無線ip電話制御システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011249872A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-08 | Kyocera Corp | 無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006053618A patent/JP2007235442A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011249872A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-08 | Kyocera Corp | 無線通信システム、無線端末装置、基地局及び制御方法 |
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