JP5459442B2 - 着信制御システム、着信制御装置、着信制御対象端末特定装置、着信制御方法 - Google Patents

着信制御システム、着信制御装置、着信制御対象端末特定装置、着信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は着信制御機能を備えた移動体通信システムに関する。
近年標準化が進められている移動体通信システムにおいて、パケットをネットワークから受け取った場合のページング処理の流れが非特許文献1及び非特許文献2に詳しく開示されている。
例えば、非特許文献1の9.2.2.2.1の項目(Successful Network-Requested PDP Context Activation Procedure)には、GGSN(Gateway GPRS Support Node)がPDP PDUをネットワークより受信した際の接続処理の流れが詳しく開示されている。また、非特許文献2の5.3.4.3の項目(Network Triggered Service Request)には、P−GW(PDN Gateway)がDownlink Dataをネットワークより受信した際の接続処理の流れが詳しく開示されている。このようにコアネットワークCN内に配置された上位装置においてパケットが受信された場合に着信処理が開始される。
また、移動体通信システムにおける携帯端末への着呼の抑止技術が開発されている。例えば特許文献1には、コンサートホール等、使用禁止エリア内に在圏する携帯端末に対する着呼の抑止を、別途専用の無線基地局を設置せずに実現することで、設備費を抑えつつ実現する技術が開示されている。当該技術によれば、使用禁止エリア内に別途設置された位置登録信号受信機が携帯端末より発信された位置登録信号を受信して電話交換機に送信し、電話交換機が受け付けた位置登録信号に基づいて着呼の制御を行うことができる。
また、特許文献2には、携帯端末が高速移動中であることを迅速に検出して着信規制を行う技術が開示されている。当該技術によれば、携帯端末は、通信中の基地局を介してGPS信号に基づいて算出する位置情報を交換機に送り、交換機が位置情報の差分に基づいて移動速度を算出して、高速移動端末であるかどうかを管理することで着呼の制御を行うことができる。
特開2000−236572号公報 特開2001−326976号公報
上述の非特許文献に開示されているページング方法では、パケット着信時に端末を区別せずにページング処理を受け付けている。ここで、ネットワーク上に大量の端末が存在する場合、その大量の端末宛にパケット着信が行われると、ページング処理も大量に発生し、ネットワークや処理装置に多大な負荷を掛け、輻輳や装置障害を引き起こす可能性がある。
ここで、端末の用途などによっては着信の必要がなく、ページング処理も不要の場合があるため、ページング処理を実施しないことによってネットワークや装置の負荷を軽減させる必要がある。しかしながら、上記非特許文献に開示されている技術では端末を区別せずにページング処理を受け付けており、ページングを抑止する手段がなく、ネットワークや処理装置に無駄な負荷を掛けることになっていた。
ここで、上記特許文献1、2に関する着呼制御技術では、携帯端末が使用禁止エリアに存在するかと言った位置情報や高速で移動しているかと言った移動速度に基づいて着呼の制御を行っている。しかしながら、これらの制御技術を基盤とする着呼制御方法では、スマートフォンの普及等に起因して近年通信トラフィックが急激に増えたことに起因する通信回線の安定的な提供という問題に対して、輻輳状態を監視しながら適切に対処することや、キャリアと加入者との間における契約内容に基づいて柔軟に対処するといった技術基盤を提供することが困難であった。
また、特許文献1の技術では、使用禁止エリア毎に位置登録信号受信器を設置する必要がある。更に、電話交換機は基地局と当該位置登録信号受信器の両方から同時に受信した位置登録信号を受信した場合に当該位置登録信号の送信元である携帯端末の着呼制御を行うが、電話交換機においてこれら2つの位置登録信号が同時に受信されたかどうかを判断する高度な判断機構が必要となるという問題も存在していた。
本発明は上記課題を鑑み、不要なページング処理が発生することを抑制することで、ネットワークや処理装置にかかる処理負担を軽減する着信制御システム及び当該システムで用いられる着信制御装置、着信制御対象端末特定装置、着信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る着信制御システムは、無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信手段と、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が前記ページング抑止の対象となる端末であると判定した場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として保持する保持手段と、ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信手段と、前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断手段と、を備える。
また、本発明の第2の態様に係る着信制御装置は、ページング抑止の対象となる無線通信端末に関するページング抑止対象端末情報を保持する保持手段と、ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信手段と、前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断手段と、を備える。
また、本発明の第3の態様に係る着信制御対象端末特定装置は、無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信手段と、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が前記ページング抑止の対象となる端末であると判定した場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として通知する通知手段と、を備える。
また、本発明の第4の態様に係る着信制御方法は、ページング抑止の対象となる無線通信端末に関するページング抑止対象端末情報を保持する保持ステップと、ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信ステップと、前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断ステップと、を有する。
本発明によれば、不要なページング処理が発生することを抑制することで、ネットワークや処理装置にかかる処理負担を軽減する着信制御システム及び当該システムで用いられる着信制御装置、着信制御対象端末特定装置、着信制御方法を提供することができる。
実施の形態1に係る着信制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る移動体通信システムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る移動体通信システムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るページング抑止対象端末特定装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るページング抑止対象端末特定装置の構成を示すブロック図である。 加入者情報の一例を示す図である。 実施の形態3に係るページング抑止対象端末かどうかの判定処理の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態4に係る移動体通信システムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るページング抑止対象端末情報の格納までの流れを示すシーケンス図である。 実施の形態4に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態5に係る移動体通信システムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係るページング抑止対象端末情報の格納までの流れを示すシーケンス図である。 実施の形態5に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明に係る着信制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態6に係るページング抑止対象端末に関する第1の判定処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態6に係るページング抑止対象端末に関する第2の判定処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態6に係るSGSNの構成を示すブロック図である。 実施の形態7に係るSGSNの構成を示すブロック図である。 実施の形態7に係るページング抑止対象端末に関する判定処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態7に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態8に係るページング抑止対象端末情報の格納までの流れを示すシーケンス図である。 実施の形態8に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態8に係るS−GWの構成を示すブロック図である。 実施の形態9に係るページング抑止対象端末に関する判定処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態9に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態10に係るSGSN側のページング抑止対象端末情報の格納までの流れを示すシーケンス図である。 実施の形態10に係るMME側のページング抑止対象端末情報の格納までの流れを示すシーケンス図である。 実施の形態10に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態11に係るページング抑止対象端末情報を共有する処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態11に係るページング抑止対象端末かどうかの判定処理の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態12に係る無線通信システム(UTRAN)の構成を示すブロック図である。 実施の形態12に係るMSCがページング抑止対象端末情報を格納するまでの処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態12に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態12に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態12に係る無線通信システム(E−UTRAN)の構成を示すブロック図である。 実施の形態12に係るページング抑止処理の流れを示すシーケンス図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態について以下に図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものは実質的に同様の内容を示している。
図1は、本実施の形態1に係る着信制御装置100の構成を示すブロック図である。着信制御装置100は、ページング抑止対象端末情報保持部110と、パケット受信部120と、ページング抑止要否判断部130と、を備える。着信制御装置100は、図2に示すように、移動体通信システム(無線通信システム)1000のコアネットワークCN内に配置される。
図2が示すように、移動体通信システム1000において、複数の基地局10−A〜10−Cは配下の無線通信端末20A〜20Eとそれぞれ無線通信を行う。また、各基地局10−A〜10−Cは、上位装置である着信制御装置100と通信を行う。着信制御装置100は、ネットワーク1より配下の無線通信端末宛てのパケットデータ等を受け取り、当該無線通信端末が属する基地局宛てに当該パケットデータ等を送信する。また、配下の基地局より送信されたパケットデータ等を基地局より受け取り、ネットワーク側へ送信する。ここで、着信制御装置100は、ネットワーク側より配下の無線通信端末宛てのパケットを受けた場合に、ページング処理を抑止するかどうかの判断を行うことを特徴とする。
図1に戻り、着信制御装置100の各機能について説明する。ページング抑止対象端末情報保持部110は、ページング抑止の対象となる無線通信端末に関する情報であるページング抑止対象端末情報を保持する。ページング抑止対象端末情報保持部110は、ページング抑止の対象となる無線通信端末の電話番号や個体識別番号など、当該端末を固有に識別する識別子を含む情報をページング抑止対象端末情報として内部のデータベースに記憶している。
パケット受信部120は、ネットワーク側よりパケットを受信する。パケットには、パケット着信に係る無線通信端末を識別する識別子が含まれている。
ページング抑止要否判断部130は、パケット受信部120がパケットを受信した場合に、ページング処理を抑止するかどうかを判断する。具体的には、ページング抑止要否判断部130は、ページング抑止対象端末情報保持部110に保持されているページング抑止対象端末情報を参照し、当該パケット着信に係る無線通信端末が、ページング抑止の対象となっているかどうかを判定する。すなわち、当該パケットに含まれる無線通信端末の識別子がページング抑止対象端末情報に含まれている場合は、ページング抑止要否判断部130は、当該パケット着信に係る無線通信端末はページング抑止の対象となる無線通信端末であるとしてページング処理を行わない。一方、当該識別子がページング抑止対象端末情報に含まれていない場合は、ページング抑止要否判断部130は、通常通り当該パケット着信に基づくページング処理を開始する。
以上のように、本実施の形態1に係る着信制御装置は、ページング抑止の対象となる無線通信端末に関する情報を保持しており、ネットワーク側よりパケットを受け取った場合に当該着信に基づく着信処理を上記保持した情報を参照して制御する。当該構成とすることで、不要なページング処理が発生することを防ぐことができる。
なお、上記ページング抑止対象端末情報保持部110、パケット受信部120、ページング抑止要否判断部130、の各機能は、ハードウェアで構成されていても良いし、CPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることで実現される構成としても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係る移動体通信システムは、ページング抑止の対象となる無線通信端末を特定するための手段を備えたことを特徴とする。以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図3は、本実施の形態2に係る移動体通信システム2000の構成を示すブロック図である。移動体通信システム2000は、図2の移動体通信システム1000と比べて着信制御装置100と無線通信端末20の間にページング抑止対象端末特定装置200が配置されていることを特徴とする。ここで、ページング抑止対象端末特定装置200は、配下の無線通信端末の中からページング抑止の対象となる無線通信端末を特定して着信制御装置100に通知する。
図4は、ページング抑止対象端末特定装置200の構成を示すブロック図である。ページング抑止対象端末特定装置200は、通信開始要求受信部210と、ページング抑止対象端末判定部220と、ページング抑止対象端末情報通知部230と、を備える。
通信開始要求受信部210は、無線通信端末20より送信された通信の開始を要求する通信開始要求を受信する。
ページング抑止対象端末判定部220は、通信開始要求の送信元である無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であるかどうかを判定する。ページング抑止対象端末判定部220は、上記判定結果を通信開始要求と合わせてページング抑止対象端末情報通知部230に出力する。
ページング抑止対象端末情報通知部230は、ページング抑止対象端末判定部220でページング抑止の対象とする端末であると判定されている場合には、そのことを示すページング抑止対象端末情報と通信開始要求とを着信制御装置100に送信する。
着信制御装置100は、ページング抑止対象端末特定装置200のページング抑止対象端末情報通知部230より送信されたページング抑止対象端末情報を受信手段で受信し、ページング抑止対象端末情報保持部110に格納する。
以上のように本実施の形態2に係る移動体通信システムは、着信制御装置と無線通信端末との間にページング抑止対象端末特定装置が配置される。そして、当該ページング抑止対象端末特定装置は、無線通信端末より送信された通信開始要求を受信した場合に、当該受信した通信開始要求の送信元である無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であるかどうかを判定する。ページング抑止の対象となる端末であると判定された場合は、当該通信開始要求に係る無線通信端末は、ページング抑止の対象となる端末であることを示すページング抑止対象端末情報を着信制御装置に通知する。当該構成とすることで、着信制御装置は、ページング抑止の対象となる端末であることを示すページング抑止対象端末情報を受信して順次格納しておき、パケットをネットワーク側より受け取った場合にページングを抑止するかを当該格納した情報に基づいて判断することができる。
なお、上記通信開始要求受信部210、ページング抑止対象端末判定部220、ページング抑止対象端末情報通知部230、の各機能は、ハードウェアで構成されていても良いし、CPUにプログラムを実行させることで実現される構成としても良い。
また、上記説明では、ページング抑止対象端末判定部220は、通信開始要求の送信元の無線通信端末がページング抑止の対象である端末かどうかの判定を行ったがこれに限るものではない。ページング抑止対象端末判定部220は位置登録等の処理に係る無線通信端末について当該判定を行っても良い。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係るページング抑止対象端末特定装置は、様々な判定基準に基づいて通信開始要求の送信元である無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であるかどうかの判定を行うことを特徴とする。以下、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態1、2で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図5は、本実施の形態3に係るページング抑止対象端末特定装置300の構成を示すブロック図である。ページング抑止対象端末特定装置300は、通信開始要求受信部210と、ページング抑止対象端末判定部320と、ページング抑止対象端末情報通知部230と、加入者情報保持部340と、輻輳状態検出部350と、ページング抑止対象時間管理部360と、を備える。
加入者情報保持部340は、無線通信端末の加入者情報を保持している。図6は、加入者情報の一例を示す図である。加入者情報は、管理番号毎に無線通信端末に関する様々な情報が対応付けられている。図6では、無線通信端末を識別する識別情報と、当該無線通信端末の端末種別と、当該無線通信端末の契約種別がそれぞれ対応付けされている。ここで、端末種別とは当該無線通信端末が携帯電話であるのか、自動販売機にデータ通信用に組み込まれた無線通信端末であるのか、カーナビゲーション装置に組み込まれたデータ通信用の無線通信端末であるのか、など、無線通信端末の種類を示した情報である。また、契約種別とは、無線通信端末に対するキャリアとの契約内容が纏められた情報である。図6では、具体的にページング抑止の対象とする端末であるかどうかが示されている。
輻輳状態検出部350は、ネットワークで輻輳が発生していることを検出する。輻輳状態検出部350は、ネットワークのトラフィックを監視しており、トラフィック量が所定の基準値を超えた場合に輻輳が発生したと判断する。輻輳状態検出部350は、現在のネットワークの輻輳状態の検出結果を内部に保持しておく。
ページング抑止対象時間管理部360は、現在の時刻がページング抑止の対象となる時間帯であるかどうかを管理する。
ページング抑止対象端末判定部320は、通信開始要求受信部210で通信開始要求が受信されると、当該通信開始要求に係る無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であるかどうかを判定する。ここで、ページング抑止対象端末判定部320は、加入者情報保持部340に記憶されている加入者情報、輻輳状態検出部350において検出される輻輳状態、ページング抑止対象時間管理部360で管理されているページング抑止対象時間、などに基づいてページング抑止の対象となる端末であるかどうかを判定する。
図7は、ページング抑止対象端末判定部320が行う動作手順を示すフローチャートである。ページング抑止対象端末判定部320は、通信開始要求受信部210より通信開始要求を受け取ると、輻輳状態検出部350における検出結果に基づいてネットワークが輻輳状態であるかどうかを判定する(ステップS301)。輻輳状態である場合はステップS306に進み、輻輳状態でない場合はステップS302に進む。
ステップS301の判定の結果、輻輳状態ではなかった場合は、ページング抑止対象端末判定部320は、ページング抑止対象時間管理部360にアクセスして現在の時刻がページング抑止の対象となる時間帯であるかどうかを判定する(ステップS302)。ページング抑止の対象となる時間帯である場合はステップS306に進み、ページング抑止の対象となる時間帯でない場合はステップS303に進む。
ステップS302の判定の結果、現在の時刻がページング抑止の対象となる時間帯ではなかった場合は、ページング抑止対象端末判定部320は、加入者情報保持部340より当該通信開始要求に係る無線通信端末の加入者情報を読み出し、当該加入者情報に含まれる端末種別がページング抑止の対象である端末種別であるかを判定する(ステップS303)。具体的には、通信開始要求の送信元の無線通信端末を識別する端末識別情報を用いて当該端末の加入者情報を読み出し、当該加入者情報に含まれる端末種別を参照して上記判定を行う。判定の結果、当該端末の端末種別がページング抑止の対象である場合はステップS306に進む。一方、端末種別がページング抑止の対象でない場合はステップS304に進む。
ステップS303の判定の結果、当該端末の端末種別がページング抑止の対象ではなかった場合は、ページング抑止対象端末判定部320は、更に加入者情報の契約種別を参照し、当該契約種別がページング抑止の対象となっているかを判定する(ステップS304)。当該判定の結果、契約種別がページング抑止の対象となっている場合はステップS306に進む。一方、契約種別がページング抑止の対象となっていない場合はステップS305に進む。
ステップS304の結果、契約種別がページング抑止の対象となっていなかった場合は、ページング抑止対象端末判定部320は、当該通信開始要求に係る無線通信端末はページング抑止の対象ではないと判断し、通常の通信開始要求処理を進める(ステップS305)。具体的には、ページング抑止対象端末判定部320は、通信開始要求受信部210より受け取った通信開始要求をそのままページング抑止対象端末情報通知部230に渡し、ページング抑止対象端末情報通知部230が当該通信開始要求を上位装置に送信することで通常の通信開始処理が進められる。
一方、ステップS301〜ステップS304における各判定処理の結果が「Yes」であった場合は、ページング抑止対象端末判定部320は、当該通信開始要求に係る無線通信端末をページング抑止の対象とすると決定し、その決定結果をページング抑止対象端末情報通知部230に通信開始要求と合わせて送出する。ページング抑止対象端末情報通知部230は、当該決定結果からページング抑止対象端末情報を作成し、当該ページング抑止対象端末情報を通信開始要求と合わせて上位装置に送信する。
以上のように本実施の形態3に係るページング抑止対象端末特定装置は、輻輳が発生しているかどうかを検出する輻輳検出手段を更に備え、当該検出結果に基づいて通信開始要求に係る無線通信端末をページング抑止の対象とするかどうかを判定する。
また、本実施の形態3に係るページング抑止対象端末特定装置は、自装置配下に在圏する無線通信端末の加入者情報を記憶する記憶手段を更に備え、当該加入者情報に基づいて通信開始要求に係る無線通信端末をページング抑止の対象とするかどうかを判定する。より具体的には、加入者情報に含まれる端末種別や契約種別に基づいてページング抑止の対象とするかどうかを判定する。
また、本実施の形態3に係るページング抑止対象端末特定装置は、ページング抑止の対象となる時間帯を管理する管理手段を更に備え、現在の時刻がページング抑止の対象となる時間帯であるかどうかに基づいて、通信開始要求に係る無線通信端末をページング抑止の対象とするかどうかを判定する。
このように、ページング抑止対象端末特定装置が、これらの基準に基づいてページング抑止の対象とするかの判定を行い、必要に応じてページング抑止対象端末情報を作成してページング抑止対象端末情報を上位装置である着信制御装置に送信する構成をとる。その結果、着信制御装置は、ネットワーク側よりパケットを受け取った場合に、当該要求に係るページング処理を行うかどうかを適切に判断することができる。
なお、上記説明した判定基準以外にも例えば装置の負荷状態などを用いて上記判定を行っても良い。すなわち、装置の負荷状態を検出する検出手段を別途備え、ページング抑止対象端末判定部320は、当該装置の負荷状態に基づいて、受信手段で受信した通信開始要求に係る無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であるかを判定しても良い。
また、上記説明では、ページング抑止対象端末判定部320は、ネットワークの輻輳状態やページング抑止対象時間に関する判定を行った後に加入者情報に基づく判定を行う場合について説明したがこれに限るものではない。例えば、加入者情報保持部340に記憶されている加入者情報に含まれる契約情報には、ネットワークの輻輳状態の割合やページング抑止対象時間等、加入者毎にページング抑止の対象となる条件が細かく設定されていても良い。ページング抑止対象端末判定部320は、加入者情報に含まれる上記契約情報に基づいてページング抑止の対象となる条件を読み込み、現在の輻輳状態や装置負荷状態、現在の時刻等と照合することで、受け取った通信開始要求に係る無線通信端末がページング抑止対象端末であるかどうかを判定する構成であっても良い。当該構成とすることで、加入者とキャリアと間の契約内容を反映させてより細かく着信制御を行うことが可能となる。
(実施の形態4)
本実施の形態4に係る移動体通信システムは、具体的にUTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)方式を採用する移動体通信システムであって、実施の形態1〜3で説明したページング抑制機能(着信制御機能)を有する移動体通信システムであることを特徴とする。以下、図面を参照して本発明の実施の形態4について説明する。なお、実施の形態1〜3で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図8は、本実施の形態4に係る移動体通信システム4000(UTRAN)の構成を示すブロック図である。移動体通信システム4000は、BTS(Base Transceiver Station)410と、MS(Mobile Station)420と、RNC(Radio Network Controller)430と、HLR(Home Location Register)440と、SGSN(Serving GPRS Support Node)450と、GGSN(Gateway GPRS Support Node)460と、を備える。
MS420は、無線通信端末である移動局であり、BTS410と無線通信を行う。MS420は、通信の開始を要求する時に通信開始要求であるActivate PDP Context Requestを送信する。
BTS410は、基地局であり、配下のMSから無線送信されたデータを上位装置であるRNC430に送信する。また、RNC430から受信したデータを配下のMSに無線送信する。
RNC430は、無線回線制御局であり、配下のBTS410に対する各種制御を行うと共に、上位装置であるSGSN450と通信を行う。
HLR440は、加入者情報管理装置であり、各加入者の契約情報や端末種別などの情報を含む加入者情報が格納されている。
SGSN450は、パケット交換機であり、上述したページング抑止対象端末特定装置としての機能を備える。すなわち、SGSN450は、端末種別、契約情報、ネットワークの輻輳状態、装置負荷状態、ページング抑止の時間帯等、ページングを抑止すべきかを判断するための情報を内部の記憶部に記憶して管理する。
SGSN450内に設けられた判定部は、MS420のアタッチ時にMS420より送信されたActivate PDP Context Requestを受信し、端末種別、契約情報、ネットワークの輻輳状態、装置負荷状態、時間帯等の条件に基づいて、当該MS420がページング抑止の対象となるMSであるかどうかを判定する。当該判定は、図7の処理フローに従い判定することができる。当該判定部がページング抑止の対象となる端末と判定した場合は、SGSN450内に設けられた送信部は、Create PDP Context Requestにページングを抑止すべきMSであることの識別子を付与してGGSN460に送信する。
GGSN460は、上位のパケット交換機であり、上述した着信制御装置としての機能を備える。GGSN460は、SGSN450より送信されたページング抑止の対象となるMSを特定できる識別子を受信し、当該識別子をページング抑止対象端末情報として内部の記憶部に記憶することで保持しておく。GGSN460は、その後当該MS宛の着信があった場合に、HLRへのSend Routing Info for GPRSの送信、又は、SGSNへのPDU Notification Requestを抑止する手段を具備する。すなわち、GGSN460内に設けられた判定部は、受信手段でパケットをネットワーク側より受信した場合に、記憶部に格納してあるページング抑止対象端末情報を参照して、当該パケットがページング抑止の対象となるMS宛であるかを判定する。そしてGGSN460内に設けられた着信制御部は、上記判定部でページング抑止の対象となるMS宛の着信であると判定された場合には、ページング抑止を行うと判断し、HLRへのSend Routing Info for GPRSの送信やSGSNへのPDU Notification Requestを行わないことでページングを抑止する。一方、当該着信制御部は、上記判定部でページング抑止の対象ではないMS宛の着信であると判定された場合には、標準的なシーケンスに従ってページング処理を進める。
次に、移動体通信システム4000の動作について説明する。図9は、移動体通信システム4000の動作の流れを示すシーケンス図である。
MS420は、通信の開始を要求する時にActivate PDP context RequestをBTS410及びRNC430を経由してSGSN450に送信する(ステップS401)。SGSN450は、Activate PDP context Requestを受信すると、当該要求を出したMS420がページング抑止の対象となる端末であるかどうかを判定する(ステップS402)。
SGSN450は、ステップS402の判定結果に基づいて、必要に応じてページングを抑止すべきMSである旨の識別子を付与してCreate PDP Context RequestをGGSN460に送信する(ステップS403)。
GGSN460は、受信したCreate PDP Context Requestに上記識別子が付与されていた場合は、当該識別子をページング抑止対象端末情報として格納して保持し(ステップS404)、Create PDP Context ResponseをSGSN450に返信する(ステップS405)。その後は、標準のシーケンス通りに接続処理が所定のプロトコルに従って進められる。このような処理が複数のMSとGGSNとの間で行われることで、GGSN460にページング抑止の対象となるMSに関する情報が蓄積されることになる。
次に、GGSN460が行う着信制御について説明する。図10のシーケンス図に示すように、GGSN460は、外部ネットワークよりパケットであるPDP PDUを受信する(ステップS411)。GGSN460は、保持しているページング抑止対象端末情報を基に、ページング抑止の対象となる端末宛のパケットかどうかの判定処理を行う(ステップS412)。GGSN460は、ページング抑止対象端末に該当すると判定した場合はPDP PDUを破棄し、以降の処理は実施しない。一方、GGSN460は、ページング抑止対象端末に該当していないと判定した場合は、以降、標準シーケンスの通りに処理する。
以上のように、本実施の形態4に係る移動体通信システムでは、パケット交換機SGSNが通信開始要求であるActivate PDP Context Requestを受信した場合に、当該要求元の移動局(無線通信端末)がページング抑止対象端末であるかを所定の基準に基づいて判定する。GGSNは、SGSNでページング抑止対象端末であると判定された移動局に関する情報であるページング抑止対象端末情報を保持しておき、パケットであるPDP PDUをネットワーク側から受信した場合に保持してあるページング抑止対象端末情報に基づいてページングを抑止するかどうかを判定する。当該構成によれば既存のUTRANの移動体通信システムにも大幅な変更を行うことなく着信制御機能を組み込むことが可能となる。
(実施の形態5)
本実施の形態5に係る移動体通信システムは、具体的にE-UTRAN(Evolved UTRAN)方式を採用する移動体通信システムであって、実施の形態1〜3で説明したページング抑制機能を有する移動体通信システムであることを特徴とする。以下、図面を参照して本発明の実施の形態5について説明する。なお、実施の形態1〜3で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図11は、本実施の形態5に係る移動体通信システム5000(E−UTRAN)の構成を示すブロック図である。移動体通信システム5000は、eNB(Evolved Node B)510と、UE(User Equipment)520と、MME(Mobility Management Entity)530と、HSS(Home Subscriber Server)540と、S−GW(Serving Gateway)550と、P-GW(PDN Gateway)560と、PCRF(Policy and Charging Rules Function)570と、を備える。
UE520は、無線通信端末である移動局であり、eNB510と無線通信を行う。
eNB510は、基地局であり、配下のUEから無線送信されたデータをS−GW550に送信する。また、S−GW550から受信したデータを配下のUEに無線送信する。
MME530は、移動管理用ノードであり、UEの移動管理や認証処理、その他データ転送経路の設定処理等を行う。また、MME530は、上述したページング抑止対象端末特定装置としての機能を備え、端末種別や、契約情報、ネットワークの輻輳状態、装置負荷状態、ページング抑止の時間帯等、ページングを抑止すべきかを判断するための情報を内部の記憶部に記憶して管理する。
MME530内に設けられた判定部は、UE520のアタッチ時にUE520より送信されたattach Requestを受信し、その後、端末種別、契約情報、ネットワークの輻輳状態、装置負荷状態、時間帯等の条件に基づいて、当該UE520がページング抑止の対象となるUEであるかどうかを判定する。当該判定は、図7の処理フローに従い判定することができる。当該判定部がページング抑止の対象となる端末と判定した場合は、MME530内に設けられた送信部は、Create Session Requestにページングを抑止すべきMSであることの識別子を付与してP−GW560にS−GW550経由で送信する。
HSS540は、加入者情報管理装置であり、各加入者の契約情報や端末種別などの加入者情報が格納されている。HSS540は、MME530が行う位置登録処理に従い、各UEの位置を示す位置情報も合わせて格納している。
S−GW550は、ゲートウェイ装置であり、eNB510とP−GWの間に配置されてデータの伝送を行う。
P−GW560は、上位のゲートウェイ装置であり、上述した着信制御装置としての機能を備える。P−GW560は、MME530より送信されたページング抑止の対象となるUEを特定できる識別子を受信し、当該識別子をページング抑止対象端末情報として内部の記憶部に記憶して保持する。P−GW560は、その後当該UE宛の着信があった場合に、S-GW550へのDownlink Dataの送信を抑止する手段を具備する。すなわち、P−GW560内に設けられた判定部は、受信手段でパケットをネットワーク側より受信した場合に、記憶部に記憶してあるページング抑止対象端末情報を参照して、当該着信がページング抑止の対象となるUE宛であるかを判定する。そしてP−GW560内に設けられた着信制御部は、上記判定部でページング抑止の対象となるUE宛の着信であると判定された場合には、S-GW550へのデータの送信を行わないことでページングを抑止する。一方、当該着信制御部は、上記判定部でページング抑止の対象ではないUE宛の着信であると判定された場合には、標準的なシーケンスに従ってページング処理を進める。
PCRF570は、加入者ポリシー/課金ルール管理装置であり、QoSなどのポリシー制御や課金制御ルールを決定する。
次に移動体通信システム5000の動作について説明する。図12は、移動体通信システム5000の動作の流れを示すシーケンス図である。
UE520は、アタッチ時にAttach RequestをeNB510経由でMME530に送信する(ステップS501)。その後、UE、eNB、MME、HSSの間で標準的なシーケンスに従って認証処理や秘匿処理が行われる。その後MME530は、HSS540に位置登録要求であるUpdate Location Requestを送信する(ステップS502)。HSS540は、当該位置登録要求に基づいて当該UE520の位置登録更新が完了するとUpdate Location AckをMME530に返信する(ステップS503)。
MME530は、当該Update Location Ackを受け取ると当該Attach Requestを出した当該UE520がページング抑止の対象となる端末であるかどうかを判定する(ステップS504)。
MME530は、ステップS504の判定結果に基づいて、必要に応じてページングを抑止すべきUEである旨の識別子を付与してCreate Session RequestをP−GW560にS−GW550経由で送信する(ステップS505)。
P−GW560は、受信したCreate Session Requestに上記識別子が付与されていた場合は、当該識別子をページング抑止対象端末情報として格納して保持し(ステップS506)、Create Session ResponseをMME530にS−GW550経由で返信する(ステップS507)。その後は、標準のシーケンス通りに接続処理が所定のプロトコルに従って進められる。このような処理が複数のUEとP−GWとの間で行われることで、P−GW560にページング抑止の対象となるUEに関する情報が蓄積されることになる。
次に、P−GW560が行う着信制御について説明する。図13のシーケンス図に示すように、P−GW560は、外部ネットワークより下り方向のパケットであるDownlink dataを受信する(ステップS511)。P−GW560は、保持しているページング抑止対象端末情報を基に、ページング抑止の対象となる端末宛のDownlink Dataかどうかの判定処理を行う(ステップS412)。P−GW560は、ページング抑止対象端末に該当すると判定した場合は当該ダウンリンクデータを破棄し、以降の処理は実施しない。一方、P−GW560は、ページング抑止対象端末に該当していないと判定した場合は、以降、標準シーケンスの通りに処理する。
以上のように、本実施の形態5に係る移動体通信システムでは、移動管理用ノードであるMMEが通信開始要求であるAttach Requestを受信した場合に、当該要求元の移動局(無線通信端末)がページング抑止対象端末であるかを所定の基準に基づいて判定する。ゲートウェイ装置であるP−GWは、MMEでページング抑止対象端末であると判定された移動局に関する情報であるページング抑止対象端末情報を保持しておき、下り方向のパケットであるDownlink Dataをネットワーク側から受信した場合に保持してあるページング抑止対象端末情報に基づいてページングを抑止するかどうかを判定する。当該構成によれば既存のUTRANの移動体通信システムにも大幅な変更を行うことなくページング抑止機能を組み込むことが可能となる。
なお、上記説明では、位置登録処理が完了した時点(HSS540からUpdate Location Ackを受け取った時点)でページング抑止対象端末かどうかの判定を行う場合について説明したが、これに限るものではない。MME530は、標準上の認証処理が必要ない場合はeNB510からAttach Requestを受信したタイミングでページング抑止対象端末かどうかの判定を行っても良い。
(実施の形態6)
実施の形態6に係る移動体通信システムは、図8に示すUTRAN方式を採用する移動体通信システムである。ここで、本実施の形態6では、実施の形態4と比較して、SGSNがページング抑止対象端末であるかどうかの判定を行うタイミングを変更していることを特徴とする。すなわち、実施の形態4に係るSGSN450は、MS420からActivate PDP Context Requestを受信した場合に、HLR440より既に受信して管理している加入者情報や当該Activate PDP Context Requestに含まれるLow priority情報といった端末情報に基づいて、MS420がページング抑止対象端末であるかの判定を行っていた。一方、本実施の形態6に係るSGSN451は、より前段階の位置登録処理の段階で当該判定を行うことを特徴としている。以下、図面を参照して本発明の実施の形態6について説明する。なお、上記各実施の形態で説明した部分については一部説明を省略する。
図15は、本実施の形態6に係る移動体通信システム4000の動作の流れを示すシーケンス図である。
SGSN451は、アタッチ時にMS420より送信される位置登録要求であるAttach Requestを受信する(ステップS601)。次に、当該Attach Requestを受信したSGSN451とMS420との間で標準的なシーケンスに従って認証処理や秘匿処理が行われる。
当該認証処理等が成功した場合は、SGSN451は、HLR440に対する位置登録要求であるUpdate Locationを送信する(ステップS602)。
HLR440は、Update Locationに基づいて位置登録の更新処理を行い、SGSN451に加入者データ登録であるInsert Subscriber Dataを送信する(ステップS603)。
HLR440より送信されたInsert Subscriber Dataを受信したSGSN451は、当該Insert Subscriber Dataに基づいて上記位置登録要求を行うMS420がページング抑止の対象となる端末であるかどうかの第1の判定処理を行う(ステップS604)。SGSN451は、上記判定処理により、当該MS420がページング抑止対象端末であると判定した場合は、当該MS420がページング抑止対象端末であることを示すフラグを立てて管理する。なお、当該第1の判定処理は、例えば図7に示すフローに従ってページング抑止対象端末であるかどうかを判定することができる。
SGSN451は、加入者データ登録を適切に受け取った事を示すInsert Subscriber Data AckをHLR440に送信する(ステップS605)。その後は標準通りの位置登録シーケンスに従って処理が進められることで位置登録が完了する。
このように位置登録処理の段階でSGSN451においてページング抑止対象端末であるかの判定処理及びフラグ管理が行われた上で、MS420より接続要求が出された場合の動作の流れを図16のシーケンス図を用いて説明する。
図16に示すように、接続を要求するMS420は、接続要求(通信開始要求)であるActivate PDP Context RequestをSGSN451に送信する(ステップS606)。Activate PDP Context Requestを受信したSGSN451は、図15のステップS604における第1判定処理の判定結果であるフラグを参照して、当該Activate PDP Context Requestを送信したMS420がページング抑止対象端末であるかどうかの第2の判定処理を行う(ステップS607)。すなわち、SGSN451は、受信したActivate PDP Context Requestの送信元のMS420がページング抑止対象端末としてフラグが立てられているかを確認することでページング抑止対象端末であるかどうかを判定する。
ステップS607における第2の判定処理の結果、ページング抑止対象端末であると判定された場合は、Create PDP Context Requestにページング抑止対象端末であることを示す識別子を付与して(含めて)上位装置であるGGSN460に送信する(ステップS608)。一方、ステップS607における判定処理の結果、ページング抑止対象端末ではないと判定された場合は、ページング抑止対象端末であることを示す識別子を付与せずに(含めずに)通常のCreate PDP Context Requestを上位装置であるGGSN460に送信する。
上記Create PDP Context Requestを受信したGGSN460は、ページング抑止対象端末であることを示す識別子が付与されている場合は、当該Create PDP Context Requestに係るMS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として保持する(ステップS609)。その後は、標準のシーケンスに従って接続処理が進められる。
なお、上記ステップS601〜ステップS609の処理により、GGSN460がページング抑止対象端末情報を格納した後に、外部ネットワークからPDP PDUをGGSN460が受信した後の処理は図10と同一であるため説明を省略する。
図17は、SGSN451の構成を示すブロック図である。SGSN451は、受信部610と、ページング抑止対象端末判定部620と、通知情報生成部630と、送信部640と、ページング抑止対象端末フラグ記憶部650と、を備える。なお、ページング抑止対象端末判定部620は、第1判定処理と第2判定処理の2度の判定処理を行う。
受信部610は、図5に示す通信開始要求受信部210に対応する。具体的には、受信部610は、MS420よりAttach RequestとActivate PDP Context Requestとを受信する。また、受信部610は、HLR440より、Insert Subscriber Dataを受信する。受信部610は、受信したAttach Requestを通知情報生成部630へ、また、Activate PDP Context RequestとInsert Subscriber Dataとをページング抑止対象端末判定部620にそれぞれ送る。
ページング抑止対象端末判定部620は、MS420がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する。具体的には、ページング抑止対象端末判定部620は、受信部610で受信されたInsert Subscriber Dataに基づいて、当該Insert Subscriber Dataに係るMS420がページング抑止の対象となる端末かどうかの第1の判定処理を行う。
Insert Subscriber Dataには、MS420を識別する識別子であるIMSI((International Mobile Subscriber Identity)情報や加入者情報が含まれる。従って、ページング抑止対象端末判定部620は、当該Insert Subscriber Dataに含まれるIMSI情報で特定されるMS420がページング抑止の対象となる端末かを当該加入者情報を用いて判定する。なお、ページング抑止対象端末判定部620は、図7で示したようにネットワークの輻輳状態や現在の時刻がページング抑止対象時間であるか、また、当該MS420がページング抑止対象となる端末種別であるかについても上記判定の基準として用いることができる。
ページング抑止対象端末判定部620は、当該第1の判定処理の結果、当該MS420がページング抑止対象端末であると判定した場合は、ページング抑止対象端末フラグ記憶部650に、当該MS420がページング抑止対象端末である事を示すフラグを記憶する。なお、当該記憶方法としては、ページング抑止対象端末のリストをページング抑止対象端末フラグ記憶部650に記憶する構成であっても良い。ページング抑止対象端末判定部620は、第1判定処理においてページング抑止対象端末と判定したページング抑止対象端末を当該ページング抑止対象端末リストに追加し、当該リストをページング抑止対象端末フラグ記憶部650に記憶する構成としても良い。
また、ページング抑止対象端末判定部620は、受信部610で受信されたActivate PDP Context Requestに基づいて、当該Activate PDP Context Requestに係るMS420がページング抑止の対象となる端末かどうかの第2の判定処理を行う。
具体的には、ページング抑止対象端末判定部620は、当該Activate PDP Context Requestの送信元であるMS420が、ページング抑止対象端末であるとしてページング抑止対象端末フラグ記憶部650に記憶されているかどうかを確認する。当該確認の結果、ページング抑止対象端末であるとするフラグが立っている場合は、ページング抑止対象端末判定部620は、当該MS420をページング抑止対象端末であると判定する。一方、フラグが立っていなければ当該MS420をページング抑止対象端末ではないと判定する。
通知情報生成部630及び送信部640は、それぞれ図5のページング抑止対象端末情報通知部230に対応する。通知情報生成部630は、受信部610又はページング抑止対象端末判定部620よりそれぞれ送られてくるAttach Request、Insert Subscriber Data、Activate PDP Context Request、に基づいてUpdate Location、Insert Subscriber Data Ack、Create PDP Context Requestをそれぞれ生成する。
ここで、通知情報生成部630は、Activate PDP Context Requestに基づいてページング抑止対象端末であると上記第1判定処理で判定された場合は、ページング抑止対象端末であることを示す識別子を付与してCreate PDP Context Requestを生成する。
送信部640は、通知情報生成部630で生成されたUpdate Location、Insert Subscriber Data Ack、をHLR440に送信する。また、送信部640は、通知情報生成部630で生成されたPDPコンテキスト作成要求であるCreate PDP Context RequestをGGSN460にそれぞれ送信する。
このようにActivate PDP Context Requestの送信元のMS420がページング抑止対象端末として判定された場合は、当該Activate PDP Context Request に基づいて生成されるCreate PDP Context Requestにページング抑止対象端末であることを示す識別子が付与されて送信される。従って、GGSN460は、受信したCreate PDP Context Requestに当該識別子が付与されている場合は、当該Create PDP Context Requestに係るMS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として格納することが可能となる。例えば、Create PDP Context Requestには、当該MS420を識別する識別子であるMSISDN(Mobile Subscriber Integrated Services Digital Network Number)が含まれるため、当該MSISDNをページング抑止対象端末情報として記憶することができる。
以上のように、本実施の形態6に係るSGSN(加入者パケット交換機)は、位置登録処理内で当該位置登録を要求するMS(移動局)がページング抑止対象端末かどうかの第1の判定処理を行い、ページング抑止対象端末であるかどうかを記憶しておく。そして、MSからの接続要求を受信した場合に、当該MSがページング抑止対象端末として記憶されているかを確認することで当該MSがページング抑止対象端末であるかどうかの第2の判定処理を行う。ページング抑止対象端末として記憶されている場合は、MSからの接続要求を上位装置に通知すると共に当該MSがページング抑止対象端末であることを合せて通知する。
このように構成することで、接続要求に基づいて行う第2の判定処理は、ページング抑止対象端末として記憶されているかどうかを確認する処理で済むため、比較的短い時間で上位装置に接続要求であるCreate PDP Context Requestを送信できる。従って、接続要求から接続完了までの時間を短縮しつつ、ページング抑止を行うことが可能となる。
なお、上記説明では、SGSN451は、HLR440よりInsert Subscriber Dataを受信した段階で、ページング抑止対象端末であるかどうかの判定を行う場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、SGSN451は、図15におけるステップS601でMS420からAttach Requestを受信した段階で、上記判定を行っても良い。すなわち、ページング抑止対象端末判定部620は、受信部610で受信されたAttach Requestに基づいて当該Attach Requestの送信元のMS420がページング抑止対象端末であるかどうかの第1の判定処理を行っても良い。但し、この段階では、SGSN451は、HLR440より加入者情報を受け取っていないため、ネットワークの輻輳状況やAttach Requestに含まれる各種情報等を参照して、ページング抑止対象端末であるかどうかを判定する。このように、位置登録処理におけるより早い段階でページング抑止対象端末であるかどうかの判定処理を行う構成であっても良い。
(実施の形態7)
実施の形態7に係る移動体通信システムは、実施の形態6と比較して、SGSNがページング抑止対象端末であるかどうかの判定処理に加えて、ページング抑止処理も行うことを特徴とする。すなわち、SGSNは、実施の形態1のページング着信制御装置としての機能と実施の形態2のページング抑止対象端末特定装置としての機能の両方を併せ持つ。以下、図面を参照して説明する。但し、上記各実施の形態で既に説明した部分については一部説明を省略する。
図18は、本実施の形態7に係るSGSN452の構成を示すブロック図である。SGSN452は、受信部710と、ページング抑止対象端末判定部720と、ページング抑止対象端末情報保持部730と、ページング抑止要否判断部740と、通知情報生成部750と、送信部760と、を備える。
受信部710は、MS420よりAttach RequestとActivate PDP Context Requestとを受信する。また、受信部710は、HLR440より、Insert Subscriber Dataを受信する。また、受信部710は、GGSN460より、MS420を探し出してMS420とGGSN460とのPDPコンテキストを有効化する要求であるPDU Notification Requestを受信する。
ページング抑止対象端末判定部720は、受信部710で受信されたInsert Subscriber Dataに基づいて当該Insert Subscriber Dataに係るMS420がページング抑止対象端末かどうかを判定する。ページング抑止対象端末判定部720は、判定の結果、当該Insert Subscriber Dataで示されるMS420がページング抑止対象端末であると判定した場合は、当該MS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報としてページング抑止対象端末情報保持部730に格納する。
ページング抑止対象端末情報保持部730は、ページング抑止対象端末判定部720でページング抑止対象端末として判定されたMS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として保持する。
ページング抑止要否判断部740は、受信部710で受信されたPDU Notification Requestで指定されるMS420に対する着信制御を行うかどうかを判断する。具体的には、ページング抑止要否判断部740は、当該PDU Notification Requestで指定されるMS420を特定する識別子が、ページング抑止対象端末情報保持部730にページング抑止対象端末情報として記憶されている場合は、ページングを抑止すると判断する。
通知情報生成部750は、受信部710より送られてくるAttach Request、Activate PDP Context Request、Insert Subscriber Dataに基づいて、それぞれUpdate Location、Create PDP Context Request、Insert Subscriber Data Ackを生成する。また、通知情報生成部750は、ページング抑止要否判断部740における判断結果に基づいて、PDU Notification Responseを生成する。
ここで、PDU Notification ResponseはMS420を探し出してMS420とGGSN460とのPDPコンテキストを有効化する要求に対する可否の応答であり、当該可否の結果である結果情報と有効化できない場合の原因に関する情報とを含む。通知情報生成部750は、ページング抑止要否判断部740における上記判断の結果、通知されたPDU Notification Requestで指定されるMS420に対して着信制御を行う、すなわち、ページングを抑止すると判断した場合は、ページングを行わない事を示す情報を含めてPDU Notification Responseを生成する。
送信部760は、通知情報生成部750で生成されたUpdate Location、Insert Subscriber Data Ack、Create PDP Context Request、PDU Notification ResponseをそれぞれHLR440とGGSN460へ送信する。
次に、本実施の形態7に係る移動体通信システムの動作について説明する。図19は、アタッチ時の位置登録処理の流れを示すシーケンス図である。なお、ステップS704以外は図15に示す位置登録処理の流れと同一であるため説明を省略する。
ステップS704において、SGSN452は、HLR440より送信されたInsert Subscriber Dataで特定されるMS420がページング抑止対象端末であるかどうかの判定処理を行う。ここで、ページング抑止対象端末であると判定した場合は、SGSN452は内部の保持部に当該MS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として格納する。
次に、ネットワーク側よりパケットが送信されてくる場合の動作の流れについて図20のシーケンス図を用いて説明する。
GGSN460は、外部ネットワークからMS宛に送られるユーザデータパケットであるPDP PDUを受信すると(ステップS711)、HLR440にSend Routing Info For GPRSを送信することで、当該パケット着信に係るMSの在圏位置を問い合わせる(ステップS712)。
GGSN460は、HLR440より、Send Routing Info For GPRS Ackを受け取り(ステップS713)、当該応答が示すSGSNに対してPDU Notification Requestを送信する(ステップS714)。
GGSN460よりPDU Notification Requestを受け取ったSGSN452は、当該要求で指定されるMSに対するページングを抑止するかを判断する(ステップS715)。すなわち、当該PDU Notification Requestで指定されるMSの識別子が、図19のステップS704においてページング抑止対象端末として判定されて、ページング抑止対象端末情報として記憶されているかを確認する。当該確認の結果、ページング抑止対象端末情報として記憶されていれば、ページング抑止を行うと判断する。
SGSN452は、GGSN460にPDU Notification Responseを送信する(ステップS716)。ここで、SGSN452は、ステップS715においてページング抑止を行うと判断した場合は、当該PDU Notification Responseにページング抑止を行う事を示す情報を含めて応答する。
PDU Notification Response送信後は、標準のシーケンスに従ってページング処理が進められる。但し、SGSN452がページング抑止を行うと判断し、ページング抑止を行う事を示す情報を含めて当該PDU Notification ResponseをGGSN460に送信した場合は、その後の処理は行われない。すなわち、SGSN452は、MS420に対してPDPコンテキストを起動することを要求するRequest PDP Context Activationを送信せずに処理を終了する。
以上のように、本実施の形態7に係るSGSNは、ページング抑止対象端末であるかどうかの判定処理を行い、ページング抑止対象端末情報を自ら保持しておく。そして、上位装置よりPDU Notification Requestを受信した場合に、当該保持したページング抑止対象端末情報を参照してページングを抑止するかどうかを自ら判断する。
このように構成することで、既存のパケット交換機であるGGSN460をそのまま利用しつつページング抑止機能をネットワークに組み込むことが可能となる。
また、GGSN460でページング抑止を行う場合には、例えばネットワーク輻輳時に、ローミング等で他の通信キャリアのGGSN460からSGSN450に接続されてくるページングを抑止することができない。一方、上記説明したように、SGSN452でページングを抑止する構成とすることで、他のGGSN460から不要なページングが発生して移動機−基地局間の輻輳を助長することを防止することが可能となる。
なお、上記説明では、SGSN452は、Insert Subscriber dataを受信したタイミングで当該Insert Subscriber dataで指定されるMSがページング抑止対象端末であるかどうかの判定を行う場合について説明したがこれに限定されるものではない。上記他の実施の形態と同様、Attach Requestを受信した場合に、当該Attach Requestの送信元のMSについて判定を行っても良いし、Activate PDP Context Requestを受信した時点で、当該Activate PDP Context Requestの送信元のMSについて判定を行っても良い。
(実施の形態8)
実施の形態8に係る移動体通信システムは、図11に示すE-UTRAN方式を採用する移動体通信システムである。ここで、本実施の形態8では、実施の形態5と比較して、Serving Gatewayがページング抑止の判断を行うことを特徴とする。本実施の形態8に係るページング抑止機能を有するServing GatewayをS−GW551として、以下、図面を参照して本発明の実施の形態8について説明する。なお、上記各実施の形態で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図21は、本実施の形態8に係る移動体通信システムに係るアタッチ時の動作を示すシーケンス図である。なお、ステップS801〜ステップS804は、図12に示すステップS501〜ステップS504と同一であるため説明を省略する。
MME530は、ステップS804の判定処理により、ページング抑止対象端末と判定した場合には、ページングを抑止すべきUEである旨の識別子を付与した上でCreate Session Requestを作成し、S−GW551に送信する(ステップS805)。
当該Create Session Requestは、MME530がS−GW551からP−GW560までのセッションを作成してもらう要求である。S−GW551は、MME530より受信したCreate Session Requestにページングを抑止すべきUEである旨の識別子が付与されている場合は、当該Create Session Requestに係るUE520を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として内部の保持部に格納する(ステップS806)。
続いて、S−GW551は、上記Create Session Requestを上位装置であって外部ネットワークと接続するパケット交換機であるP−GW560に対して送信する(ステップS807)。P−GW560は、Create Session ResponseをS−GW551に送信することで応答する(ステップS808)。
S−GW551は、P−GW560からCreate Session Responseを受信し、MME530に当該Create Session Responseを送信する(ステップS809)。その後は、標準的な処理シーケンスに従って処理が行われ、位置登録が完了する。
次に、ネットワークからパケットが受信された場合のページング抑止処理について図22のシーケンス図を用いて説明する。
P−GW560は、外部ネットワークからUE宛に送られるユーザデータパケットであるDownlink Dataを受信し(ステップS811)、S−GW551に当該Downlink Dataを送信する(ステップS812)。当該Downlink Dataを受信したS−GW551は、当該Downlink Dataに基づいてページング抑止を行うかどうかを判定する(ステップS813)。
具体的には、S−GW551は、着信パケットであるDownlink Dataの宛先であるUE520を特定する識別子がページング抑止対象端末情報として内部の保持部に記憶されているかを確認する。
確認の結果、Downlink Dataの宛先であるUE520を特定する識別子がページング抑止対象端末情報として記憶されている場合は、S−GW551は、当該UE520に対するページングを抑止すると判断し、その後の処理を停止する。一方、S−GW551は、Downlink Dataの宛先であるUE520を特定する識別子がページング抑止対象端末情報として記憶されていない場合は、標準シーケンスに従ってUE520に対してページングを行う。
図23は、本実施の形態8に係るS−GW551の構成を示すブロック図である。S−GW551は、受信部810と、ページング抑止対象端末判定部820と、ページング抑止対象端末情報保持部830と、ページング抑止要否判断部840と、通知情報生成部850と、送信部860と、を備える。
受信部810は、MME530とP−GW560とからそれぞれCreate Session Request、Downlink Data Notification Ack、Create Session Response、Downlink Dataを受信する。
ページング抑止対象端末判定部820は、受信されたCreate Session Requestに係るUEがページング抑止対象端末であるかどうかを判定する。具体的には、ページング抑止対象端末判定部820は、受信されたCreate Session Requestにページングを抑止すべきUEである旨の識別子が付与されている場合は、当該UEをページング抑止対象端末であると判定する。
ページング抑止対象端末情報保持部830は、ページング抑止対象端末判定部820でページング抑止対象端末と判定された場合に、上記UEを特定する識別子をページング抑止対象端末情報として保持する。
ページング抑止要否判断部840は、受信部810で受信されたDownlink Dataに基づいてページングを抑止するかを判定する。具体的には、当該Downlink Dataの宛先のUEを特定する識別子が、ページング抑止対象端末情報としてページング抑止対象端末情報保持部830に記憶されている場合は、ページングを抑止すると判断する。
通知情報生成部850は、受信部810より受け取ったCreate Session Responseに基づいてMME530宛てのCreate Session Responseを生成する。また、通知情報生成部850は、ページング抑止対象端末判定部820より受け取ったCreate Session Requestに基づいてP−GW560宛てのCreate Session Requestを生成する。また、通知情報生成部850は、ページング抑止要否判断部840における判断結果に基づいてMME530宛てのDownlink data Notificationを生成する。但し、上記判断の結果、ページング抑止要否判断部840がページングを抑止すると判断した場合は、当該Downlink Data Notificationは生成されない。
送信部860は、上記通知情報生成部850で生成された各情報を該当するノードに送信する。
以上のように本実施の形態8に係る移動体通信システムでは、S−GWがページング抑止を行うかどうかを判断する。当該構成とすることで、例えばローミングで他の通信キャリアのP−GW560から接続されて発生するページングについても抑止することが可能となる。
(実施の形態9)
実施の形態9に係る移動体通信システムは、図11に示すE-UTRAN方式を採用する移動体通信システムである。ここで、本実施の形態9では、実施の形態8と比較して、Mobility Management Entityがページング抑止の判断を行うことを特徴とする。本実施の形態9に係るページング抑止機能を有するMobility Management EntityをMME531として、以下、図面を参照して本発明の実施の形態9について説明する。なお、上記各実施の形態で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図24は、本実施の形態9に係る移動体通信システムに係るアタッチ時の動作を示すシーケンス図である。なお、ステップS901〜ステップS903は、図12に示すステップS501〜ステップS503と同一であるため説明を省略する。
MME531は、HSS540よりUpdate Location Ackを受信した後、当該位置登録を行うUE520がページング抑止対象端末であるかを判定する(ステップS904)。ページング抑止対象端末であると判定した場合は、当該位置登録に係るUE520を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として内部の保持部に格納する。
その後、MME531は、新たなデータパスの生成要求であるCreate Session RequestをS−GW550経由でP−GW560へ送信し(ステップS905)、Create Session Responseを受信する(ステップS906)。その後は、標準シーケンスに従って位置登録処理が完了する。
図25は、外部ネットワークよりDownlink Dataを受信した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
P−GW560は、外部ネットワークよりDownlink Dataを受信すると(ステップS911)、下位装置であるS−GW550に当該Downlink Dataを送信する(ステップS912)。
Downlink Dataを受信したS−GW550は、MME531に、Downlink Data Notificationを送信する(ステップS913)。
当該Downlink Data Notificationを受信したMME531は、内部に保持しているページング抑止対象端末情報を参照してページング抑止を行うかを判定する(ステップS914)。具体的には、Downlink Data Notificationで識別されるUEの識別子が、ページング抑止対象端末情報として記憶されている場合は、ページングを抑止すると判断する。
MME531は、ページングを抑止する場合は、Downlink Data Notificationにページング抑止を行う事を示す情報をDownlink Data Notification Ackに含めてS−GW550に送信し、その後のページング処理を実施しない(ステップS915)。一方、ページングを抑止しない場合は、標準通りのDownlink Data Notification AckをS−GW550に送信し、標準シーケンスに従ってページングが行われる。
次に、本実施の形態9に係るMME531の構成について説明する。MME531のブロック構成は、図18に示すSGSN452のブロック構成と同様であるため、図18を援用して説明する。
MME531において、受信部710は、UE520、HSS540、S−GW550より、それぞれAttach Request、Update Location Ack、Create Session Response、Downlink data Notification等を受信する。
ページング抑止対象端末判定部720は、受信部710で受信されたUpdate Location Ackで識別されるUE520がページング抑止対象端末であるかを判定する。なお、当該判定方法は、図7のフローに従って行うことができる。ページング抑止対象端末判定部720は、上記Update Location Ackで識別されるUE520をページング抑止対象端末であると判定した場合は、当該UE520を識別する識別子をページング抑止対象端末情報としてページング抑止対象端末情報保持部730に格納する。
ページング抑止要否判断部740は、受信部710で受信されたdownlink data Notificationに基づいてページングを抑止するかを判断する。具体的には、当該downlink data Notificationに係るUE520を特定する識別子が、ページング抑止対象端末情報として記憶されている場合は、ページングを抑止すると判断する。
通知情報生成部750は、Update Location Request、Create Session Request、Downlink data Notification Ackをそれぞれ生成する。ここで、ページング抑止要否判断部740でページングを抑止すると判断された場合は、ページングを抑止する内容を含めてDownlink data Notification Ackを生成する。
送信部760は、生成されたUpdate Location Request、Create Session Request、Downlink data Notification Ackをそれぞれ該当するノードに送信する。
以上のように、本実施の形態9に係るMMEは、ページング抑止対象端末を判定する機能と、ページングを抑止する機能の両方を兼ね備える。MME531は、HSS540より受け取った加入者情報の記憶及び管理する機能を有するモビリティマネージメントを行うノードである。従って、MME531が、既存の加入者情報に加えてページング抑止対象端末情報を合せて管理するとネットワーク設計を大幅に変更することなくページング抑止機能を実現できるため好ましい。すなわち、S−GW550やP−GW560に特段の設計変更を加えることなく、ページング抑止機能を実現することが可能となる。
なお、本実施の形態9に係るMME531においても、ページング抑止対象端末であるかどうかの判定をAttach Request受信時に行うよう構成しても良い。すなわち、ページング抑止対象端末判定部720は、位置登録要求であるAttach Requestの送信元のUE520がページング抑止対象端末であるかを輻輳状態や端末種別等に基づいて判定する構成とすることが可能である。
(実施の形態10)
実施の形態10に係る移動体通信システムは、図8に示すUTRAN方式を採用する移動体通信システムと図11に示すE-UTRAN方式を採用する移動体通信システムとが混在した移動体通信システムである。当該移動体通信システムにおいてSGSN452とMME531とが相互に接続されている。ここで、本実施の形態10では、SGSN452とMME531との間でページング抑止の対象となる端末に関する情報を共有することを特徴とする。以下、図面を参照して本発明の実施の形態10について説明する。なお、上記各実施の形態で説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
本実施の形態10に係るSGSN452又はMME531のブロック構成は、共に図18に示すブロック構成と同様であるため、図18を援用して説明する。
本実施の形態10に係るSGSN452は、実施の形態7で説明した図19のフローに従い、ページング抑止対象端末情報保持部730にページングを抑止する無線通信端末を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として格納する。
また、本実施の形態10に係るMME531は、実施の形態9で説明した図24のフローに従い、ページング抑止対象端末情報保持部730にページングを抑止する無線通信端末を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として格納する。
図26は、無線通信端末(MS/UE)よりSGSN452に端末位置情報更新要求であるRAU Requestが送信される場合における処理の流れを示すシーケンス図である。
SGSN452は、無線通信端末より端末位置情報更新要求であるRAU Requestを受信する(ステップS1001)。当該RAU Requestを受信したSGSN452は、MME531に対してContext Requestを送信する(ステップS1002)。
ここで、当該Context Requestは、SGSN452からMME531に対する加入者情報の要求であり、以前使用していた加入者識別子が含まれる。MME531において、受信部710がContext RequestをSGSN452より受信した場合、ページング抑止対象端末判定部720は、当該Context Requestに係る無線通信端末がページング抑止の対象であるかを判定する(ステップS1003)。
具体的には、当該Context Requestが、ページング抑止対象端末情報として記憶されている識別子に該当した無線通信端末宛てのContext Requestである場合は、当該無線通信端末をページング抑止対象であると判定する。
MME531における通知情報生成部750は、ページング抑止対象端末判定部においてページング抑止の対象となる無線通信端末宛てのContext Requestであると判定された場合は、ページング抑止対象端末であることを示す情報と合わせてContext Responseを生成する。
MME531における送信部760は、生成されたContext ResponseをSGSN452に送信することで、当該Context Requestに係る無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であることをSGSN452に通知する(ステップS1004)。
SGSN452は、MME531より、ページング抑止の対象となる無線通信端末宛てであることを示す情報を含むContext Responseを受信した場合は、内部のページング抑止対象端末情報保持部730に、当該無線通信端末を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として記憶する(ステップS1005)。
以上の処理により、MME531で記憶管理されているページング抑止対象端末に関する情報がContext Responseと共にSGSN452に送信されることでMME531とSGSN452との間でページング抑止対象端末情報の共有化が達成される。
図27は、無線通信端末(MS/UE)よりMME531に端末位置情報更新要求であるTAU Requestが送信される場合における処理の流れを示すシーケンス図である。
MME531は、無線通信端末より端末位置情報更新要求であるTAU Requestを受信する(ステップS1101)。当該TAU Requestを受信したMME531は、SGSN452に対してContext Requestを送信する(ステップS1102)。
ここで、当該Context Requestは、MME531からSGSN452に対する加入者情報の要求であり、以前使用していた加入者識別子が含まれる。SGSN452において、受信部710がContext RequestをMME531より受信した場合、ページング抑止対象端末判定部720は、当該Context Requestに係る無線通信端末がページング抑止の対象であるかを判定する(ステップS1103)。
具体的には、当該Context Requestが、ページング抑止対象端末情報として記憶されている識別子に該当した無線通信端末宛てのContext Requestである場合は、当該無線通信端末をページング抑止対象であると判定する。
SGSN452における通知情報生成部750は、ページング抑止対象端末判定部においてページング抑止の対象となる無線通信端末宛てのContext Requestであると判定された場合は、ページング抑止対象端末であることを示す情報と合わせてContext Responseを生成する。
SGSN452における送信部760は、生成されたContext ResponseをMME531に送信することで、当該Context Requestに係る無線通信端末がページング抑止の対象となる端末であることをMME531に通知する(ステップS1104)。
MME531は、SGSN452より、ページング抑止の対象となる無線通信端末宛てであることを示す情報を含むContext Responseを受信した場合は、内部のページング抑止対象端末情報保持部730に、当該無線通信端末を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として記憶する(ステップS1105)。
以上の処理により、図26と同様、SGSN452で記憶管理されているページング抑止対象端末に関する情報がContext Responseと共にMME531に送信されることでSGSN452とMME531との間でページング抑止対象端末情報の共有化が達成される。
次に、SGSN452とMME531との間でページング抑止対象端末情報の共有化が行われている状態において、外部ネットワーク側よりP−GW560がパケット着信であるDownlink Dataを受信した場合の動作の流れについて図28のシーケンス図を用いて説明する。
P−GW560は、外部ネットワークよりDownlink dataを受信すると(ステップS1201)、該当するS−GW550に当該Downlink dataを送信する(ステップS1202)。
S−GW550は、MME531とSGSN452にそれぞれDownlink Data Notificationを送信する(ステップS1203、ステップS1206)。
Downlink Data Notificationを受信したMME531は、ページング抑止を行うかの判定処理を行う(ステップS1204)。ページングを抑止すると判断した場合は、MME531は、ページングを抑止することを示す情報を含めてDownlink Data Notification AckをS−GW550に送信する(ステップS1205)。
同様に、Downlink Data Notificationを受信したSGSN452は、ページング抑止を行うかの判定処理を行う(ステップS1207)。ページングを抑止すると判断した場合は、SGSN452は、ページングを抑止することを示す情報を含めてDownlink Data Notification AckをS−GW550に送信する(ステップS1208)。
以上のように、本実施の形態10に係る移動体通信システムはUTRANとE−UTRANが混在する移動体通信システムである。ここで、MME531とSGSN452との間でページング抑止対象端末情報をContext Responseに含めてお互い通知する構成とすることで、ページング抑止対象端末情報の共有化を図ることができる。
なお、上記ステップS1204又はステップS1207においてMME531又はSGSN452がページング抑止を行った後に再度発生するページング抑止処理についてはS−GW550が行う構成としても良い。この場合、S−GW550は、ステップS1205又はステップS1208においてMME531又はSGSN452より受け取った前記ページングを抑止することを示す情報を含むDownlink Data Notification Ackに基づいて、当該ページングに係る端末がページング抑止対象であることを特定し、当該端末を識別する情報を一定期間内部の記憶部にページング抑止対象端末情報として保持しておく。その後、S−GW550が、新たにPDN−GW560からDownlink Dataを受け取った場合には、S−GW550は、当該Downlink Dataに係る無線通信端末がページング抑止対象となる端末であるかどうかを、前記一時的に記憶しているページング抑止対象端末情報を参照して判定する。当該判定の結果、S−GW550が、Downlink Dataに係る端末がページング抑止の対象となる端末であると判定した場合は、S−GW550は、MME531及びSGSN452に対してDownlink Data Notificationは送信しない。当該構成とすることで、Downlink Data Notification Ackを利用して、ページング抑止対象端末に関する情報をMME531とSGSN452に加えてS―GW550とも共有することで、システムに大幅な変更を加えることなく、S−GW550とMME531との間及びS−GW550とSGSN452との間で発生する不要なシグナリングを更に削減することができる。
(実施の形態11)
上述の実施の形態7において、SGSNは、アタッチ処理においてHLRよりInsert Subscriber Dataを受信したタイミングでページング抑止対象端末であるかをネットワーク輻輳状態や端末種別、契約種別等の情報を用いて判定している。ここで、電車内や飛行機内における使用制限の拡大や、消費電力の大きいスマートフォンにおける電池切れ頻度の向上により、携帯端末よりAttach Requestが送信される頻度も高まっている。
このような状況の中で、SGSNがAttach Requestを受信する度に、上述のページング抑止端末であるかどうかの判定処理を行うとSGSNにかかる負荷が高くなる。本実施の形態11は、上記SGSNの処理を軽減することを目的としている。以下、図面を参照して具体的に説明する。
図29は、本実施の形態11に係る移動体通信システムに係るアタッチ時の動作を示すシーケンス図である。
図29においてSGSN(NEW)453は、MS420が今回のアタッチ処理で接続するSGSNを示しており、上記各実施の形態でそれぞれ説明したSGSN450〜452に対応する。一方、SGSN(OLD)454は、接続解除前に当該MS420を担当していたSGSNを示している。
MS420は、アタッチ時に位置登録要求であるAttach RequestをNodeB/RNC430経由でSGSN(NEW)453に送信する(ステップS1301)。当該Attach Requestを受信したSGSN(NEW)453は、SGSN(OLD)454に対して、当該端末の識別情報を要求するIdentification Requestを送信する(ステップS1302)。
他のSGSNであるSGSN(NEW)453よりIdentification Requestを受信したSGSN(OLD)454は、当該Identification Requestに係るMS420がページング抑止対象端末であるかを判定する(ステップS1303)。具体的には、SGSN(OLD)454は、内部のページング抑止対象端末情報保持部に保持しているページング抑止端末情報を参照し、当該MS420を識別する情報がページング抑止対象端末情報として記憶されているかを確認する。
ステップS1303における判定の結果、当該MS420がページング抑止対象端末であると判定された場合は、SGSN(OLD)454は、当該Identification Requestに係るMS420がページング抑止対象端末であることを示す識別子を付与してIdentification Responseを生成し、SGSN(NEW)453に送信する(ステップS1304)。
SGSN(OLD)454よりIdentification Responseを受信したSGSN(NEW)453は、当該Identification Responseにページング抑止対象端末であることを示す識別子が付与されているかの確認・判定を行う。SGSN(NEW)453は、Identification Responseにページング抑止対象端末であることを示す識別子が付与されている場合は、当該端末420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として内部のページング抑止対象端末情報保持部に格納する(ステップS1305)。
その後は、標準的な認証処理や秘匿処理がMS420、SGSN(NEW)453、HLR440等の間で行われる。
上記認証処理等が完了した後、SGSN(NEW)453は、HLR440に対する位置登録情報であるUpdate Locationを送信する(ステップS1306)。
HLR440は、当該Update Locationを受信すると、SGSN(OLD)454に対して位置消去メッセージであるCancel Locationを送信する(ステップS1307)。当該位置消去メッセージには受信したUpdate Locationに係るMS420の端末情報(IMSI等)が含まれている。
HLR440よりCancel Locationを受信したSGSN(OLD)454は、当該Cancel Locationに係る端末の情報を消去する(ステップS1308)。
SGSN(OLD)454は、ステップS1308の消去を実行した後にHLR440にCancel Location Ackを送信する(ステップS1309)。当該Cancel Location Ackを受信したHLR440は、SGSN(NEW)453に対して、加入者データ登録であるInsert Subscriber Dataを送信する(ステップS1310)。
HLR440より送信されたInsert Subscriber Dataを受信したSGSN(NEW)453は、当該Insert Subscriber Dataに基づいて上記位置登録要求を行うMS420がページング抑止の対象となる端末であるかどうかの判定処理を行う(ステップS1311)。SGSN(NEW)453は、当該判定処理でページング抑止対象端末であると判定した場合は、内部のページング抑止対象端末情報保持部に当該MS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報として格納する。
ステップS1311における判定処理及び必要に応じた格納処理を行った後に、SGSN(NEW)453は、HLR440にInsert Subscriber Data Ackを送信し(ステップS1312)、HLR440は、SGSN(NEW)453にUpdate Location Ackを返す(ステップS1313)。その後は、標準的な流れに従って処理が進められアタッチ処理が完了する。
図30は、上記ステップS1311における判定処理の流れを示すフローチャート図である。なお、図19で説明したステップS704における判定処理や、図24で説明したステップS904における判定処理等におけるページング抑止対象端末であるかの判定処理についても図30に示す判定処理としても良い。なお、SGSN453のブロック構成については図18を援用して説明する。
SGSN453において、ページング抑止対象端末判定部720は、受信部710においてInsert Subscriber Dataが受信されると、当該Insert Subscriber Dataに係るMS420がページング抑止対象端末として既に登録済みであるかを判定する(ステップS1401)。具体的には、ページング抑止対象端末判定部720は、当該MS420を識別する識別子がページング抑止対象端末情報としてページング抑止対象端末情報保持部730に既に記憶されているかを確認する。
ステップS1401における判定の結果、既に登録済みである場合は、当該判定処理を終了し、図29におけるステップS1312に進む。一方、ステップS1401における判定の結果、当該MS420がページング抑止対象端末として登録されていない場合は、ステップS1402に進む。
次に、ページング抑止対象端末判定部720は、ネットワークが輻輳状態であるかどうかを判定する(ステップS1402)。ネットワークが輻輳状態ではない場合は、ページング抑止対象端末判定部720は、現在の時刻がページング抑止の対象となる時間帯であるかどうかを判定する(ステップS1403)。
現在の時刻が、ページング抑止の対象となる時間帯ではない場合は、ページング抑止対象端末判定部720は、当該MS420の端末種別がページング抑止の対象である端末種別であるかを判定する(ステップS1404)。
MS420の端末種別がページング抑止の対象でない場合は、ページング抑止対象端末判定部720は、加入者情報の契約種別を参照し、当該契約種別がページング抑止の対象となっているかを判定する(ステップS1405)。
MS420の契約種別がページング抑止の対象となっていない場合は、当該判定処理を終了し、図29におけるステップS1312に進む。一方、上記ステップS1402〜ステップS1405において、それぞれ(1)ネットワークが輻輳状態である、(2)ページング抑止対象の時間帯である、(3)ページング抑止対象の端末種別である、(4)ページング抑止対象の契約種別である、と判定された場合は、ページング抑止対象端末判定部720は、当該MS420がページング抑止対象端末であると判断する。そして、ページング抑止対象端末判定部720は、当該MS420を識別する識別子をページング抑止対象端末情報としてページング抑止対象端末情報保持部730に格納し、(ステップS1406)。当該判定処理を終了して図29におけるステップS1312に進む。
以上のように、本実施の形態11に係るSGSN(NEW)453は、ページング抑止対象であるかの具体的な判定処理を行う前に、当該位置登録要求に係る端末が既にページング抑止対象端末であるとして登録されているかを確認する。当該確認の結果、ページング抑止対象端末であるとして登録されている場合は、具体的な判定処理をスキップすることができるため、SGSN(NEW)453における処理負荷を軽減することができる。ここで、attach Requestを受信するSGSN(NEW)453は、以前に担当していたSGSN(OLD)454よりページング抑止端末であることを示す情報を受け取って記憶しておくことができるため、既に他のSGSNで行われたページング抑止対象端末であるかの判定結果を共有することができる。
なお、SGSNにおけるページング抑止処理については、図20と同様であるため説明を省略する。
また、上記説明に係る移動体通信システムはUTRANである場合について説明したがこれに限定されるものではない。E−UTRANにおける場合も同様である。すなわち、今回のアタッチ時に接続されるMME(NEW)は、以前に担当していたMME(OLD)へ当該端末の識別情報を要求するIdentification Requestを送信し、Identification Responseを受信する。当該端末がページング抑止対象端末としてMME(OLD)に登録されている場合は、MME(OLD)がその旨を示す識別子を付与してIdentification Responseを送信する。従って、MME(NEW)は、Identification Responseを受信した段階で、ページング抑止対象端末であることを示す識別子が付与されているかの確認及び判定を行い、付与されている場合は、当該端末を特定する識別子をページング抑止対象端末情報として内部のページング抑止対象端末情報保持部に格納する。このような構成により、E−UTRANにおけるMMEもUTRANにおけるSGSNと同様、ページング抑止対象端末情報をMME間で共有できるため、ページング抑止対象端末であるかの判定処理を軽減することができる。
(実施の形態12)
本実施の形態12は、SMS(Short Message Service)についても抑止機能を実現するシステムを組み込むことを目的としている。以下、図面を用いて詳細に説明する。
図31は、本実施の形態12に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態12に係る無線通信システムは、SC(Service Center)1010と、SMS−GMSC(SMS-Gateway Mobile Switching Center)1020と、SMS−Router1030と、MSC(Mobile-services Switching Centre)1040と、HLR440と、VLR1050(Visitor Location Register)と、SGSN455と、MS420と、を含んで構成される。なお、図31において基地局に該当するNodeB/RNCについては表記を省略している。
SC1010は、ショートメッセージを管理する装置であり、SMS−GMSC1020と接続されている。各MS420より送信されたショートメッセージはSC1010に届けられ、SC1010は、受け取ったショートメッセージをSMS−GMSC1020に転送する。
SMS−GMSC1020は、SC1010よりショートメッセージを受信すると、当該ショートメッセージの宛先である加入者(MS420)の位置情報をHLR440から取得し、どのSGSN455又はMSC1040を経路として使用するかを決定する。SMS−GMSC1020は、決定したSGSN455又はMSC1040に対して対応するSMS-Router1030を経由してショートメッセージを転送する。
SMS−Router1030は、SGSN455、MSC1040の異なるノード(ネットワーク)を束ねる装置であり、SMS−GMSC1020がSGSN455とMSC1040のどちらにもショートメッセージを転送できるようにする。なお、ショートメッセージサービスの伝送において、SGSN455又はMSC1040のいずれか片方しか使用しない場合は、システム内にSMS−Router1030を設けなくても良い。
MSC1040は、移動通信サービスを提供するための呼接続制御、サービス制御等を実現するための機能を有するサービス交換装置である。MSC1040は、SMS−GMSC1020よりSMS−Router1030を経由して送られてくるショートメッセージを受け取ると、VLR1050に記憶されている加入者情報を参照してMS420の位置を特定し、当該MS420に当該ショートメッセージを送信する。
またSGSN455も、SMS−GMSC1020よりSMS−Router1030を経由して送られてくるショートメッセージを受け取った場合は、MS420へショートメッセージを送信する。
VLR1050は、HLR440の代わりに加入者情報を管理・保持する在圏網加入者管理装置であり、MSC1040毎に配備される。
次に本実施の形態12におけるMT−SMS(SMS端末着信処理)の動作について説明する。本実施の形態12では、第1の処理としてショートメッセージを送信するSGSN455とMSC1040とにおいて、ページング抑止の対象となる端末に関する情報を保持しておく必要がある。ここでは特に、MSC1040においてページング抑止対象端末情報を格納する方法について詳しく説明する。
図32は、本実施の形態12におけるアタッチ処理の動作を示すシーケンス図である。
ここでSGSN(NEW)455は、今回のアタッチ要求を受信するSGSNを、SGSN(OLD)456は、接続解除前に当該MS420を担当していたSGSNをそれぞれ示している。また、MSC(NEW)1040は、SGSN(NEW)455に対応するMSCを、MSC(OLD)1041は、SGSN(OLD)456に対応するMSCをそれぞれ示している。
ステップS1501〜ステップS1505は、図19で既に説明したステップS701〜ステップS705と略同一であるため、説明を省略する。
ステップS1505に続いて、Update Location AckがSGSN(NEW)455に返された後(ステップS1506)、SGSN455は、MSC(NEW)1040に対してMSC(NEW)1040に配備されたVLR1050の位置更新を要求するLocation Update Requestを送信する(ステップS1507)。
Location Update Requestを受信したMSC(NEW)1040は、HLR440に対する位置登録情報であるUpdate Locationを送信する(ステップS1508)。MSC(NEW)1040よりUpdate Locationを受信したHLR440は、MSC(OLD)1041に位置消去メッセージであるCancel Locationを送信する(ステップS1509)。Cancel Locationを受信したMSC(OLD)1041は、自身に属するVLR1051の中から、当該Cancel Locationに係る情報を削除し、HLR440に対してCancel Location Ackを送信する(ステップS1510)。当該Cancel Location Ackを受信したHLR440は、MSC(NEW)1040に対して、Insert Subscriber Dataを送信する(ステップS1511)。Insert Subscriber Dataを受信したMSC(NEW)1040は、自身に属するVLR1050に当該Insert Subscriber Dataに含まれる加入者情報等を格納し、HLRに Insert Subscriber Data Ackを送信する(ステップS1512)。続いてHLR440は、MSC(NEW)1040にUpdate Location Ackを送信する(ステップS1513)。
HLR440よりUpdate Location Ackを受信したMSC(NEW)1040は、当該位置更新に係るMS420がページング抑止対象端末であるかを判定する(ステップS1514)。
具体的には、MSC(NEW)1040は、ステップS1511でHLR440より受け取ったInsert Subscriber Dataに含まれる端末種別や加入者情報の契約種別等を参照し、その他輻輳状態等も必要に応じて参照して当該MS420がページング抑止対象であるかを判定する。なお、当該判定処理には、図30に示す処理手順を利用することができる。
なお、当然のことながら図30以外の判定基準を設けても良い。通常の通話やデータ送受信についてページング抑止を行うSGSN455と、ショートメッセージ専用でページング抑止を行うMSC(NEW)1040に抑止レベルの差を持たせておくことで柔軟な運用が可能となる。
すなわち、災害時などで輻輳が発生する場合において、無線リソースの使用効率の悪い通話等は厳しくページング抑止判定を行い、比較的無線リソースの使用効率の高いショートメッセージでは安否確認等用にページング抑止判定を行っても良い。
当該構成により、ショートメッセージを扱うMSCにおいてもページング抑止を行うためにページング抑止対象端末を特定するための情報を参照可能な状態とすることができる。
MSC1040は、ページング抑止対象端末情報を自身に属するVLR1050に格納した後、SGSN445にLocation Update Acceptを送信する(ステップS1515)
なお、上記説明では、ステップS1513のUpdate Location Ackを受信した段階でMSC(NEW)1040がページング抑止対象端末判定処理を行う場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、ステップS1511においてInsert Subscriber dataを受信した段階で、MSC(NEW)1040は、当該判定処理を行っても良い。
また、ステップS1507においてSGSN455よりLocation Update Requestを受信した段階で、当該判定処理を行っても良い。この場合、SGSN455は、ステップS1507におけるLocation Update Requestに当該要求に係る端末がページング抑止の対象であるかを示す識別子(フラグ)を合せて送信する。
すなわち、SGSN455は、ステップS1504で既にページング抑止対象端末であるかの判定処理を行い、当該アタッチ処理に係る端末であるMS420がページング抑止の対象であると判定された場合は、ページング抑止対象端末情報を保持している。
そこで、SGSN455は、ページング抑止対象となる端末に関するLocation Update RequestをMSC(NEW)1040に送信する場合は、当該Location Update Requestにページング抑止対象端末であるかを示す識別子(フラグ)を付与して送信する。
MSC(NEW)1040は、受信したLocation Update Requestに含まれるページング抑止対象端末であるかを示す識別子を確認する。MSC(NEW)1040は、当該識別子がページング抑止対象端末であることを示している場合は、当該端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として保持する。ここで、MSC(NEW)1040は、当該ページング抑止対象端末情報を自身に属するVLR1050に格納することで、当該情報を保持する。
当該構成とすることで、ページング抑止対象端末情報をSGSN455とMSC(NEW)1040との間で共有することができる。
次に、SGSN455又はMSC1040が行うページング抑止処理について図33に示すシーケンス図を用いて説明する。
SC1010は、受け取ったショートメッセージをSMS−GMSC1020に送信する(ステップS1601)。SMS-GMSC1020は、SC1010よりショートメッセージを受け取ると、HLR440へショートメッセージ用の送信経路情報を送信する(ステップS1602)。当該送信経路情報は、HLR440からSMS−Router1030に送信され(ステップS1603)、HLR440とSMS−Router1030との間で経路選択が行われた後(ステップS1604)、SMS−Router1030からSMS−GMSC1020へ送信経路情報が応答される(ステップS1605)。
SMS−Router1030より送信経路情報の応答を受信したSMS−GMSC1020は、当該応答に含まれる情報に従ってSMS−Router1030へショートメッセージを送信する(ステップS1606)。
SMS−Router1030は、SMS−GMSC1020から受信したショートメッセージを適切なMSC1040又はSGSN455へ送信する(ステップS1607)。
ショートメッセージを受信したMSC1040又はSGSN455は、それぞれ当該ショートメッセージについてページングを抑止するかを判定する(ステップS1608)。具体的には、当該ショートメッセージの宛先を示す識別情報が、ページング抑止対象端末情報として保持しているかを判定する。
ステップS1608における判定の結果、当該ショートメッセージに係る宛先のMS420がページング抑止対象となる端末ではなかった場合は、MSC1040はVLR1050にMT−SMS用の送信経路情報を要求して送信経路を確立する(ステップS1609)。その後MSC1040又はSGSN455よりMS420へショートメッセージが送信される(ステップS1610)。ショートメッセージ送信後のMSC1040又はSGSN455は、SMS−Router1030へDelivery Reportを送信し(ステップS1613)、SMS−Router1030は、Delivery ReportをSMS−GMSC1020へ返す(ステップS1614)。
当該Delivery Reportを受信したSMS−GMSC1020は、HLR440との間でSM-Delivery Report Statusを交わし、(ステップS1615)、SC1010へDelivery Reportを送信する(ステップS1616)。
なお、ステップS1608においてMSC1040又はSGSN455がページングを抑止すると判断した場合は、ステップS1609とステップS1610の処理は行われない。また、この場合は、ページングを抑止したMSC1040又はSGSN455は、SMS−GMSC1020へSMS−Router1030経由でMS420がページング抑止対象である旨のDelivery Reportを送信する。
また、図32に示すページング抑止対象端末判定処理において、MSC1040は、抑止対象として特定した端末を識別するページング抑止対象端末情報をVLR1050に格納する場合は、ステップS1608とステップS1609の順序が逆であっても良い。すなわち、MSC1040は、SMS−Router1030よりショートメッセージを受信すると、VLR1050に対してMT−SMS用の送信経路情報の送信又はページング抑止対象であることの通知を要求する。MSC1040は、VLR1050より、当該ショートメッセージの宛先であるMS420がページング抑止対象である旨の応答を受信した場合は、MS420に対してショートメッセージを送信しない。このように構成しても良い。
また、MSC1040又はSGSN455は、ページング抑止を行う場合には図34に示すようにDelivery Reportの代わりにページング処理が失敗したことを示すFailure Reportを返しても良い。
この場合、ステップS1608における判定後、ページング抑止を実行したMSC1040又はSGSN455は、SMS−Router1030経由でSMS−GMSC1020へMS420がページング抑止対象である旨のFailure Reportを送信する(ステップS1617、ステップS1618)。SMS−GMSC1020は、HLR440との間でSM-Delivery Report Statusを交わし(ステップS1619)、SC1010へFailure Reportを送信する(ステップS1620)。
なお、SMS−Router1030が設けられず、SMS−GMSC1020とSGSN455又はMSC1040とが直接接続されていても良い。
次に、E−UTRAN方式の無線通信システムにおけるショートメッセージの抑止機能について説明する。図35に示すE−UTRAN方式の無線通信システムは、SC1010と、SMS−GMSC1020と、MSC1040と、HLR440と、VLR1050と、MME533と、MS420と、を含んで構成される。図31と比較して、SGSN455及びSMS−Router1030が無く、SMS−GMSC1020よりMSC1040を通る一つの経路でショートメッセージがMS420に送信される。また、MME533がMSC1040とMS420の間に配置される。なお、図35において基地局に該当するeNodeBについては表記を省略している。
前段階として、図24に示すようにアタッチ処理においてMME533にページング抑止対象となる端末かの判定が行われページング抑止対象端末情報が格納される(ステップS1700)。
MME533にページング抑止対象端末情報が格納されている状態において、SC1010がショートメッセージを受信したとする。この場合、SC1010は、受信したショートメッセージをSMS−GMSC1020に送信する(ステップS1701)。ショートメッセージを受信したSMS−GMSC1020は、HLR440又はHSS540との間でショートメッセージ送信用の送信経路情報を交わして適切な経路を特定する(ステップS1702)。
次にSMS−GMSC1020は、ステップS1702で特定したMSC1040へショートメッセージを送信する(ステップS1703)。ショートメッセージを受信したMSC1040は、MME553へページング依頼を行う(ステップS1704)。
当該ページング依頼を受けたMME553は、ページングを抑止するかを判定する(ステップS1705)。すなわち、MME553は、ステップS1700において格納してあるページング抑止対象端末情報を参照して、eNodeB510へのページングを実行するかを判定する。
MME553がページングを実行すると判定した場合は、MME553からeNodeB510に対するページングが行われ、更にUE520へのページングが行われる。一方、MME530は、抑止対象端末の識別子に該当した端末宛のページングについては抑止する。
MME553は、ステップS1705においてeNodeB510へのページングを抑止すると判定した場合は、MSC1040へ当該ページングに係る端末(UE520)はページングの抑止対象である旨の情報を含めたPaging Rejectを返す(ステップS1706)。
当該Paging Rejectを受信したMSC1040は、SMS−GMSC1020にDelivery Reportを送信し、SMS−GMSC1020は、SC1010へDelivery Reportを送信する。
なお、MSC1040がVLR1050にページング抑止対象端末情報を保持している場合は、MME553では無く、MSC1040がステップS1703でショートメッセージを受信した段階で、ページングを抑止するかの判定を行っても良い。
以上のように、本実施の形態12に係るMSCは、位置更新要求に係る端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定するページング抑止対象端末判定手段と、ショートメッセージが受信された場合に、ページングを抑止するかどうかの判定(判断)を行うページング抑止要否判断手段と、を備える。
当該MSCが当該構成を備えることで、ショートメールがSGSNではなくMSCを経路として送られる場合においても適切に止めることが可能となる。
なお、ページング抑止対象端末判定手段は、判定によって得られた前記ページングを抑止するかの情報を加入者情報データベース(VLR)に格納する格納手段を更に具備する。通常、MSCにはVLRが備え付けられているため、当該VLRにページング抑止対象端末情報を格納しておくことが出来る。当該ページング抑止要否判定手段は、VLRを参照し、受信手段で受信されたショートメッセージの宛先がページング抑止の対象となる端末であるとしてVLRに格納されている場合にページングを抑止する。このように構成することが可能である。
以上各実施の形態で説明したように本願発明では移動体通信システムにページング抑止機能を組み込むことで不要なページング処理が発生することを防ぐことができ、ネットワーク負荷と装置負荷の軽減が可能となる。
ここで、どのノードで抑止対象端末を特定し、どのノードでページング抑止を行うかは、様々な選択肢が考えられる。
上述したように、例えば、上記実施の形態4では、UTRANにおいて下位パケット交換機であるSGSNにおいて、ページング抑止対象端末であるかの判定処理を行っている。SGSNは、受信部で接続要求であるActivate PDP Context Requestを受信した場合に当該接続要求の送信元のMSがページング抑止の対象となる端末(ページング抑止対象端末)であるかを判定する。SGSNは、ページング抑止対象端末であると判定した場合は、Create PDP Context Requestにページング抑止対象端末であることを示す情報を含めて(付与して)GGSNに送信する。Create PDP Context Requestを受信したGGSNは、当該Requestにページング抑止対象端末であることを示す情報が付与されている(含まれている)場合は、当該Requestで特定されるMSを識別する識別子をページング抑止対象端末情報として記憶部に記憶する。この状態で、外部ネットワークよりユーザパケットであるPDP PDUを受信した場合、GGSNは、当該PDP PDUのパケットの宛先となるMSの識別子がページング抑止対象端末情報に記憶されているかを確認する。当該PDP PDUのパケットの宛先となるMSの識別子がページング抑止対象端末情報として記憶されている場合は、GGSNがページングを抑止することで着信制御が行われることになる。
実施の形態6も同様に、SGSNでページング抑止対象端末を判定し、GGSNでページング抑止の判断を行う。ここで、実施の形態6では、位置登録時にページング抑止対象端末であるかの判定を行って当該MSを識別する識別子を記憶しておく。ここでいう位置登録時とは、MSよりAttach Requestを受信した時点や、HLRよりInsert Subscriber dataを受信した時点など、一連の位置登録処理の間の所定のタイミングをいう。そして、接続要求(通信開始要求)であるActivate PDP ContextをMSより受信した場合に、当該MSを識別する識別子が上記位置登録時にページング抑止対象端末であるとして記憶されていないかを確認することで、当該接続要求に係るMSがページング抑止対象端末であるかを判定する。SGSNは、当該接続要求に係るMSがページング抑止対象端末であると判定した場合は、Create PDP Context Requestにページング抑止対象端末であることを示す情報を含めて(付与して)GGSNに送信する。そして実施の形態4と同様、GGSNで外部ネットワークより受信したPDP PDUについてページングを抑止するかを判断する。このように、位置登録時にページング抑止対象端末であるかを判定しておき、接続要求時は、上記判定結果を参照することで接続要求に係るMSがページング抑止対象端末かどうかを判定するだけで良いことになる。従って、接続要求から通信開始までに要する時間を短縮することができる。
また、上述したように、例えば、上記実施の形態5では、E−UTRANにおいて、モビリティマネージメントを行うMMEにおいて、ページング抑止対象端末であるかの判定処理を行っている。MMEは、ページング抑止対象端末であると判定した場合はCreate Session Requestにページング抑止対象端末であることを示す情報を付与して(含めて)S−GW経由でP−GWへ送信する。Create Session Requestを受信したP−GWは、当該Requestにページング抑止対象端末であることを示す情報が付与されている(含まれている)場合は、当該Requestで特定されるUEを識別する識別子をページング抑止対象端末情報として記憶部に記憶する。この状態で、外部ネットワークよりユーザパケットであるDownlink Dataを受信した場合、P−GWは、当該Downlink Dataのパケットの宛先となるUEの識別子がページング抑止対象端末情報に記憶されているかを確認する。当該Downlink Dataのパケットの宛先となるUEの識別子がページング抑止対象端末情報に記憶されている場合は、P−GWがページングを抑止することで着信制御が行われることになる。
このように、実施の形態4〜6では、外部ネットワークと接続するノードであるGGSNやP−GWにおいて着信制御が行われる。従って、外部ネットワークからページング抑止対象端末に対するパケットが受信された場合でも、下位のノードへの通信が発生しないため、ネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
一方、実施の形態7では、位置登録時にSGSNがページング抑止対象端末であるかを判定し、ページング抑止対象端末に関する情報を記憶しておく。そして、当該SGSNが上位ノードであるGGSNよりPDPコンテキストの有効化を要求するPDU Notification Requestを受信した場合にページングを抑止するかを判断する構成をとる。このように、予め加入者情報を管理するSGSNでページング抑止対象端末情報を合せて管理することで、上位のパケット交換機であるGGSNを既存のまま利用することが可能となる。
また、実施の形態8では、E−UTRANにおいてS−GWがページング抑止の判断を行う。外部ネットワークに接続されるP−GWではなく移動体通信網の各地域にそれぞれ配置されるS−GWでページング抑止の判断を行う構成とすることで、ローミングに対しても対応することができる。
また、実施の形態9では、MMEがページング抑止の判断を行う。MMEは、モバイルマネージメントを行うノードであるため、当該MMEでページング抑止対象端末情報を合せて管理する構成とすることがネットワーク設計上好ましい。そこで、S−GWより送信されるDownlink Data Notificationに基づいて、当該Downlink Data Notificationがページング抑止対象端末宛てのパケットの通知である場合は、ページングを抑止することで着信制御を行う。このような構成とすることで、ネットワークに大きな変更を加えずネットワークに着信制御機能を組み込むことができる。
また、実施の形態10のように、MMEとSGSN間でContext Request及びContext Responseを用いてページング抑止の対象となる端末に関する情報を送受信することで、UTRANとE−UTRANが混在するシステムでも、大きな変更を行うことなく着信制御機能を組み込むことが可能となる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、今後の無線通信方式においてもページング処理を実施する装置にてページング抑止対象端末を判定する処理を実施する機能を持たせることで、不要なページングを抑止することも可能である。
なお、上記説明では着信制御装置とページング抑止対象端末特定装置が異なる装置である場合について説明したが、これに限るものではなく1つの装置が上述の着信制御機能とページング抑止対象端末特定機能の両方を備えていても良い。
すなわち、本発明の着信制御機能を有する着信制御システムは、図14に示す通り、上述した通信開始要求受信部210、ページング抑止対象端末判定部220、ページング抑止対象端末情報保持部110、ページング抑止要否判断部120、パケット受信部120、の各部が移動体通信システムのコアネットワークに配置されること特徴とすることができる。
なお、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
また、上述した各種プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、各装置が保持しておくページング抑止対象端末情報は、ページング抑止の対象となる端末を識別する識別情報をリスト化することで保持しておく形態でも良いし、各端末を識別する識別情報毎にページング抑止の対象となる端末であることを示すフラグを付けて保持する形態であっても良い。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、以下の形態をとることも可能である。
(付記1)
ページング抑止の対象となる無線通信端末に関するページング抑止対象端末情報を保持する保持手段と、ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信手段と、前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断手段と、を具備する着信制御装置。
(付記2)
前記パケット受信手段は、PDP PDUを前記パケットとして受信し、前記判断手段は、前記受信したPDP PDUに係る無線通信端末に対するページングを抑止しないと判断した場合は、PDP Notification Requestをパケット交換機SGSNに送信することでページング処理を開始させる、(付記1)に記載の着信制御装置。
(付記3)
前記パケット受信手段は、Downlink Dataを前記パケットとして受信し、前記判断手段は、前記受信したDownlink Dataの送信先の無線通信端末に対するページングを抑止しないと判断した場合は、Downlink Data Notificationをゲートウェイ装置S−GWに送信することでページング処理を開始させる、(付記1)に記載の着信制御装置。
(付記4)
無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信手段と、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が前記ページング抑止の対象となる端末であると判定した場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として通知する通知手段と、を具備する着信制御対象端末特定装置。
(付記5)
自装置配下に在圏する無線通信端末の加入者情報を記憶する加入者情報記憶手段を更に具備し、前記判定手段は、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の加入者情報を参照して前記通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、(付記4)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記6)
前記加入者情報は、ページング抑止に係る内容を含む契約情報を含み、前記判定手段は、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の契約情報に基づいて前記通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、(付記5)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記7)
前記加入者情報は、端末種別に関する情報を含み、前記判定手段は、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の端末種別に基づいて前記通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、(付記5)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記8)
輻輳が発生しているかどうかを検出する輻輳検出手段を更に具備し、前記判定手段は、輻輳が発生しているかどうかに基づいて前記通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、(付記5)乃至(付記7)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記9)
前記通信開始要求受信手段は、無線通信端末より送信されるActivate PDP Context Requestを前記通信開始要求として受信し、前記判定手段は、前記受信したActivate PDP Context Requestに係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定し、前記通知手段は、前記ページング抑止対象端末情報をCreate PDP Context responseに含めて通知する、(付記4)乃至(付記8)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記10)
前記通信開始要求受信手段は、無線通信端末より送信されるAttach Requestを前記通信開始要求として受信し、前記判定手段は、前記受信したAttach Requestに係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定し、前記通知手段は、前記ページング抑止対象端末情報をCreate Session Requestに含めて通知する、(付記4)乃至(付記8)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記11)
前記判定手段は、前記受信したAttach Requestに係る前記無線通信端末の位置登録更新が完了したことを示すUpdate Location Ackを受信した時点で、前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、(付記10)に記載の着信制御対象端末特定装置。
(付記12)
ページング抑止の対象となる無線通信端末に関するページング抑止対象端末情報を保持する保持ステップと、ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信ステップと、前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断ステップと、を備える着信制御方法。
(付記13)
無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信ステップと、前記受信された通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記ページング抑止の対象となる端末であると判定された場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として通知する通知ステップと、を備える着信制御対象端末特定方法。
(付記14)
無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信手段と、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が前記ページング抑止の対象となる端末であると判定した場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として保持する保持手段と、ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信手段と、前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断手段と、を有する着信制御システム。
(付記15)
無線通信端末より位置登録要求を受信する受信手段と、
前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段でページング抑止の対象となる端末と判定された場合に、ページング抑止の対象であることを示す情報を送信する送信手段と、
を備える加入者パケット交換機(SGSN)又は移動管理制御装置(MME)。
(付記16)
前記受信手段は、加入者情報データベース(HLR又はHSS)より加入者情報(Insert Subscriber Data又はUpdate Location Ack)を受信し、
前記判定手段は、前記加入者情報に基づいて前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、付記15に記載の加入者パケット交換機又は移動管理制御装置。
(付記17)
前記受信手段は、前記無線通信端末より接続要求(通信開始要求)を受信し、
前記送信手段は、PDPコンテキストの生成要求と合わせて前記ページング抑止の対象であることを示す情報を送信する、付記16に記載の加入者パケット交換機又は移動管理制御装置。
(付記18)
前記加入者情報に基づいてページング抑止の対象となる端末であると判定された前記無線通信端末を識別する情報を記憶する記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されたページング抑止の対象となる端末を識別する情報に基づいて、前記受信された接続要求の送信元である前記無線通信端末が前記ページング抑止の対象となる端末であるかを判定し、
前記送信手段は、前記ページング抑止の対象となる端末であると判定された場合に、PDPコンテキストの生成要求と合わせて前記ページング抑止の対象であることを示す情報を送信する、付記17に記載の加入者パケット交換機又は移動管理制御装置。
(付記19)
無線通信端末より位置登録要求を受信する受信手段と、
前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、
前記ページング抑止の対象となる端末と判定された無線通信端末に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶された前記無線通信端末に関する情報を参照して、ページング抑止を行うかを判断する判断手段と、
を備える加入者パケット交換機又は移動管理制御装置。
(付記20)
前記受信手段は、前記加入者パケット交換機より加入者情報の要求であるContext Requestを受信し、
前記判定手段は、前記Context Requestに係る無線通信端末を識別する情報が、ページング抑止の対象となる端末を識別する情報として前記記憶手段に記憶されているかを判定し、
前記判定の結果、前記記憶手段に記憶されている場合は、前記送信手段は、Context Responseにページング抑止の対象となる端末であることを示す情報を付与して前記加入者パケット交換機に送信する、付記19に記載の移動管理制御装置。
(付記21)
前記受信手段は、前記移動管理制御装置より加入者情報の要求であるContext Requestを受信し、
前記判定手段は、前記Context Requestに係る無線通信端末を識別する情報が、ページング抑止の対象となる端末を識別する情報として前記記憶手段に記憶されているかを判定し、
前記判定の結果、前記記憶手段に記憶されている場合は、前記送信手段は、Context Responseにページング抑止の対象となる端末であることを示す情報を付与して前記移動管理制御装置に送信する、付記19に記載の加入者パケット交換機。
(付記22)
前記受信手段は、前記無線通信端末よりTAU Requestを受信し、
前記送信手段は、前記TAU Requestに基づいて前記Context Requestを前記加入者パケット交換機に送信する、付記20に記載の移動管理制御装置。
(付記23)
前記受信手段は、前記無線通信端末よりRAU Requestを受信し、
前記送信手段は、前記RAU Requestに基づいて前記Context Requestを前記移動管理制御装置に送信する、付記21に記載の加入者パケット交換機。
(付記23)
前記受信手段は、PDU Notification Request又はDownlink Data Notificationを受信し、
前記判断手段は、前記受信手段で受信されたPDU Notification Request又はDownlink Data Notificationに基づくページングを抑止するかを判断する、付記19に記載の加入者パケット交換機又は移動管理制御装置。
(付記24)
移動管理制御装置よりCreate Session Requestを受信し、ネットワークからの着信パケットであるDownlink Dataを上位ゲートウェイ装置(P−GW)から受信する受信手段と、
前記Create Session Requestにページング抑止の対象となる端末に関する情報が含まれている場合、前記ページング抑止の対象となる端末に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記Downlink Dataに基づくページングを抑止するかどうかを前記記憶手段に記憶された前記ページング抑止の対象となる端末に関する情報を参照して判断する判断手段と、
を備えるゲートウェイ装置(S−GW)。
(付記25)
加入者パケット交換機(SGSN)より位置更新要求(Location Update Request)を受信し、加入者情報データベース(HLR又はHSS)より加入者情報(Insert Subscriber Data)を受信する受信手段と、
前記位置更新要求に係る端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定するページング抑止対象端末判定手段と、
前記受信手段でショートメッセージが受信された場合に、ページングを抑止するかどうかの判定を行うページング抑止要否判定手段と、
を備える移動通信交換装置(MSC)。
(付記26)
前記ページング抑止対象端末判定手段は、前記判定によって得られた前記ページングを抑止するかの情報を加入者情報データベース(VLR)に格納する格納手段を更に具備し、
前記ページング抑止要否判定手段は、前記受信手段で受信された前記ショートメッセージの宛先が前記ページング抑止の対象となる端末であるとして前記加入者情報データベース(VLR)に格納されている場合に前記ページングを抑止する、
付記25記載の移動通信交換装置(MSC)。
(付記27)
前記受信手段で受信された前記位置更新要求に、ページング抑止の対象となる端末であることを示す識別子が含まれているかを確認する確認手段を更に具備し、
前記格納手段は、前記確認手段における確認の結果、前記識別子が含まれている場合は、前記位置更新要求に係る端末をページング抑止の対象となる端末であるとして前記ページングを抑止するかの情報を前記加入者情報データベース(VLR)に格納する、
付記26記載の移動通信交換装置(MSC)。
この出願は、2011年9月28日に出願された日本出願特願2011−212319、2012年1月25日に出願された日本出願特願2012−012909、及び2012年2月3日に出願された日本出願特願2012−021950を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は着信制御機能を備えた移動体通信システムに関する。
10A〜10C 基地局 20A〜20E 無線通信端末
100 着信制御装置 110 ページング抑止対象端末情報保持部
120 パケット受信部 130 ページング抑止要否判断部
200 ページング抑止対象端末特定装置 210 通信開始要求受信部
220 ページング抑止対象端末判定部 230 ページング抑止対象端末情報通知部
300 ページング抑止対象端末特定装置 320 ページング抑止対象端末判定部
340 加入者情報保持部 350 輻輳状態検出部
360 ページング抑止対象時間管理部 410 BTS(基地局)
420 MS(移動局) 430 RNC(無線回線制御局)
440 HLR(加入者情報管理装置) 450 SGSN(パケット交換機)
460 GGSN(パケット交換機) 510 UE(無線通信端末)
520 eNB(基地局) 530 MME(移動管理用ノード)
540 HSS(加入者情報管理装置) 550 S−GW(ゲートウェイ装置)
560 P−GW(ゲートウェイ装置)
570 PCRF(加入者ポリシー/課金ルール管理装置)
610 受信部 620 ページング抑止対象端末判定部
630 通知情報生成部 640 送信部
710 受信部 720 ページング抑止対象端末判定部
730 ページング抑止対象端末情報保持部
740 ページング抑止要否判断部(着信制御部)
750 通知情報生成部 760 送信部
810 受信部 820 ページング抑止対象端末判定部
830 ページング抑止対象端末情報保持部
840 ページング抑止要否判断部(着信制御部)
850 通知情報生成部 860 送信部
1000、2000 移動体通信システム
1010 SC(ショートメッセージ管理装置)
1020 SMS−GMSC(ショートメッセージ転送装置)
1030 SMS―Router(ショートメッセージ中継装置)
1040 MSC(サービス交換装置)
1050 VLR(加入者情報管理装置)
4000 移動体通信システム(UTRAN)
5000 移動体通信システム(E−UTRAN)

Claims (7)

  1. 自装置配下に在圏する無線通信端末の加入者情報であって、端末の種類を示す端末種別に関する情報を含む加入者情報を記憶する加入者情報記憶手段と、
    前記無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信手段と、
    前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の端末種別に基づいて、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記ページング抑止の対象となる端末であると判定した場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として保持する保持手段と、
    ネットワーク側よりパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記受信したパケットに係る無線通信端末に対するページングを抑止するかどうかを前記ページング抑止対象端末情報に基づいて判断する判断手段と、
    を備える着信制御システム。
  2. 自装置配下に在圏する無線通信端末の加入者情報であって、端末の種類を示す端末種別に関する情報を含む加入者情報を記憶する加入者情報記憶手段と、
    前記無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信手段と、
    前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の端末種別に基づいて、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記ページング抑止の対象となる端末であると判定した場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として通知する通知手段と、
    を備える着信制御対象端末特定装置。
  3. 前記加入者情報は、ページング抑止に係る内容を含む契約情報を含み、
    前記判定手段は、前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の契約情報に基づいて前記通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、
    請求項に記載の着信制御対象端末特定装置。
  4. 輻輳が発生しているかどうかを検出する輻輳検出手段を更に備え、
    前記判定手段は、輻輳が発生しているかどうかに基づいて前記通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する、
    請求項2又は3に記載の着信制御対象端末特定装置。
  5. 前記通信開始要求受信手段は、無線通信端末より送信されるActivate PDP Context Requestを前記通信開始要求として受信し、
    前記判定手段は、前記受信したActivate PDP Context Requestに係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定し、
    前記通知手段は、前記ページング抑止対象端末情報をCreate PDP Context responseに含めて通知する、
    請求項2乃至4いずれか1項に記載の着信制御対象端末特定装置。
  6. 前記通信開始要求受信手段は、無線通信端末より送信されるAttach Requestを前記通信開始要求として受信し、
    前記判定手段は、前記受信したAttach Requestに係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定し、
    前記通知手段は、前記ページング抑止対象端末情報をCreate Session Requestに含めて通知する、
    請求項2乃至4いずれか1項に記載の着信制御対象端末特定装置。
  7. 自装置配下に在圏する無線通信端末の加入者情報であって、端末の種類を示す端末種別に関する情報を含む加入者情報を記憶する加入者情報記憶ステップと、
    前記無線通信端末より送信される通信開始要求を受信する通信開始要求受信ステップと、
    前記受信した通信開始要求に係る前記無線通信端末の端末種別に基づいて、前記受信された通信開始要求に係る前記無線通信端末がページング抑止の対象となる端末かどうかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記ページング抑止の対象となる端末であると判定された場合に前記無線通信端末を識別する情報をページング抑止対象端末情報として通知する通知ステップと、
    を備える着信制御対象端末特定方法。
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