JP2005006290A - 時空間通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
現在、過去、未来のそれぞれの時間または時刻と、空間を指定して、メッセージ通信を行う。
【解決手投】
時空間オブジェクトがメッセージをインターセプトし、あるいは時空間オブジェクト自ら、即時に関連のある管理対象オブジェクトにメッセージを送信、または、指定未来時刻までメッセージを保持、または、過去のログを検索するメッセージを作成し送信する処理を行うことで、時空間通信を実現する。
【選択図】 図15

Description

本発明は、地理的空間内に、現在、過去、未来に存在する対象物との間で、メッセージ通信を行う時空間通信方法またはシステムに関する。
位置や空間に関する情報をもった地理的空間データ(地図データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示できる高度な分析や迅速な判断を可能にする技術として、地理情報システム(Geographic Information System、以後GISと略す)がある。
GISは、植生データ、気象データ、土地覆覆データ、防災データ、地域開発データ、人口統計データ、農業統計データ、土地利用データ、道路・河川台帳データ等を、地図データとリンクさせることにより、エリアマーケッティング、総合防災情報システム、景観シミュレーションなどのシステムとして使用することを可能とするものである。
地理的空間内の対象物の管理方法に関しては、たとえば特許文献1に記載の技術がある。当該発明は、利用者が希望する不動産物件の条件を利用者端末装置に入力すると、インターネットを介して、不動産情報データベースおよび地理情報データベースにアクセスし、検索結果はエリア毎の不動産物件の分布が地図上に表示され、希望するエリアを選択すると、そのエリアの地図上に不動産物件がマークで表示される。さらに、地図上の一つの不動産物件を選択すると、その不動産物件の詳細な情報と周囲の地図が表示され、希望の不動産物件が見つかると、利用者は、利用者端末装置から不動産仲介業者端末装置へアクセスし、仮契約できる。当該発明は、不動産物件を探す際に希望の不動産物件を簡単に探せる情報提供方法、装置、システムを提供しようとするものである。
さらに、対象者の位置を考慮した通信に関しては、たとえば特許文献2に記載の技術がある。当該発明は、メッセージの送信者が、メッセージの受信者を特定せずに、空間という条件を特定するだけで、該条件に合う不特定のユーザに対してメッセージを送信するものである。当該発明は、メッセージの送信者は、メッセージの受信者を特定せずに、空間(または、空間および時間)という条件を特定するだけで、該条件に合う不特定のユーザに対してメッセージを送信することができるので、移動中のユーザは、その場所(または、その場所およびその時間)に適したメッセージを受信することができ、空間的(または、空間的および時間的)に最適なユーザ間でのコミュニケーションを可能とするものである。
特開2002−123589号公報 特開2000−004484号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2が開示する内容では、動的な情報の取り扱いが不十分である、管理対象物が一つに限られる、メッセージの送信相手を特定する必要がある、など、地理的空間内に存在する対象物との間でのメッセージ通信に関しては十分とはいえない。
さらに特許文献2が開示する内容では、当該場所(または、当該場所および時間)における管理対象のトラッキング(追跡)が必要となるが、リアルタイムで複数の管理対象のトラッキングを行うことは、システムに過負荷を与える場合がある。これを回避するために、トラッキングのための情報収集間隔を比較的長い時間にすると、当該管理対象が当該場所に属した場合においても、それを検知できなくなる可能性がある。
本発明は、地理的空間内(例えば地図データ等で)の表示されたオブジェクト(例えばアイコンオブジェクト等)と関連づけられた実際の対象物を取り扱うGISに関して、当該対象物の静的な情報(例えば、不動産の近辺地図、物件の間取り等)だけでなく、当該物件の具体的なリアルタイム状況(例えば、不動産周辺のライブ画像、人の出入り、騒音等、災害の状況)を知りたい場合などに要求される、当該オブジェクトと当該対象物との間での通信路の確保、またはセンサやカメラからの情報からの当該通信路を使ったメッセージデータ、ストリームデータの交換を可能とする。
また、本発明は、指定したただ一つの対象物の状況だけでなく、地理的空間上(例えば、地図上)の、ある特定空間の対象物の状態を纏めて知ることで、その空間の状況を網羅的に理解するような方法を提供する。
また、本発明は、地図データ上のオブジェクトを使って、常に移動しつづける対処員や顧客と通信する方法を提供する。これにより、地図データ上に、対処員や顧客などのリアルタイムの位置情報とリンクするオブジェクトを配置できるようになり、GISを保守・警備サービスに利用することが可能となる。
また、本発明は、特定空間への一斉メッセージ通信方法を提供する。これにより、対処員、及び、顧客が滞在する地域付近で災害が発生した場合に、その災害の周辺にいる対処員や顧客にまとめて警告メッセージを送信することや、災害の周辺に配置されているセンサやカメラに詳細な情報を送るように指示を出すことを可能とする。
また、本発明は、地図データを利用した空間指定方法を提供する。これにより、地図データ等を使って上記特定空間を指定してメッセージを送信することを可能とする。
また、本発明は、センサやカメラなどへのメッセージ送信方法を提供する。これにより、未来時刻を指定して、カメラやセンサにメッセージを送信して、例えば定期的にセンサ情報や映像情報を送信させることが可能となる。
また、本発明は、過去の時間を指定して、過去の特定の時刻における上記の通信の実施を可能とする。これにより、過去時刻を指定して、カメラやセンサにメッセージを送信して、現時点において過去に起こった災害の原因を解明するためのデータを取得することが可能となる。より具体的には、たとえば、昨夜の発生した火事の原因を調べるために、火災が発生したビルに設置した全ての温度センサや、監視カメラ、または対処に奔走した対処員の挙動を、火事発生前3時間前から火事発生後1時間までの時系列方向に表示させることを可能とする。
また、本発明は、ある特定空間一定期間の特定時間あるいは時間帯に繰り返し注意を促すメッセージを配信することを可能とする。これにより、たとえば、災害・犯罪多発エリアの夜間の監視レベルを強化することが可能となる。
また本発明は、管理対象または管理対象が具備する通信装置に対して、上述した過去、現在、未来の時間または空間に関する情報を通知することを可能とする。これにより管理対象または管理対象の具備する通信装置は、上述の過去、現在、未来の時間または空間に、管理対象が属しているか否かをリアルタイムで自律的に判断することが可能となり、管理対象が増加した場合においても、リアルタイムトラッキングによるシステム過負荷を回避することが可能となる。
また本発明は、管理対象または管理対象の具備する通信装置に、上記過去、現在、未来の時間または空間に関する情報を通知する場合において、その通知する対象の限定を可能とする。これにより、時間的または空間的に、当該過去、現在、未来の時間または空間に属する可能性を考慮して、通知対象別に情報送付の要否を制御できるので、通信負荷、通信コストを低減させることが可能となる。
本発明の時空間通信方法または時空間通信システムは、その一態様において、本システムのメモリ空間上において、各管理対象と一対一の関係となるオブジェクトを生成する手段と(以後、この生成されたオブジェクトを管理対象オブジェクトと称す)、当該生成された管理対象オブジェクトと管理対象の間で通信路を生成する手段と、当該生成された通信路において、当該管理対象のステータス状況を当該管理対象オブジェクトに通知する手段と、当該管理対象オブジェクトに与えられたイベントに対する応答を実施し、またはそのイベントの内容を当該管理対象に通知する手段と、当該管理対象オブジェクトにおいて発生した各種イベントの内容を記録するための記憶領域を確保し、当該記憶領域に当該イベントの内容を記憶する手段と、当該管理対象が存在する位置を、本システムの地図データ上に表示する手段と、当該地図データ上において指定した空間と、現在、過去または未来の時間あるいは時刻と、メッセージを指定して、本システムのメモリ空間上において、オブジェクトを生成する手段と(以後、この生成されたオブジェクトを時空間オブジェクトと称す)、当該生成された時空間オブジェクトと当該管理対象オブジェクトの間で通信路を生成する手段と、当該時空間オブジェクトが、本オブジェクトがメッセージを通信する当該管理対象オブジェクトを検索する手段と、当該生成された時空間オブジェクトと当該管理対象オブジェクトの間でメッセージ通信を行う手段とを備える。
本発明によれば、現在、過去、未来のそれぞれの時間または時刻と、空間を指定して、メッセージ通信を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態について説明を行う。
本実施例では、本サービスに契約した顧客(以後、単に「顧客」と称する)の家屋、オフィス、自動車、学校、コンビニエンスストア、アミューズメント施設、交通機関、その他の動産または不動産の物件に各種センサやカメラを設置、または、GPSレシーバモジュール、温度・湿度センサ、血圧・脈拍センサを具備した顧客の携帯電話やPHS等を使って、その動産または不動産の火災、盗難、その他の顧客の事故を検知し、必要に応じて対処員を派遣して、上記の火災、盗難に対処し、または顧客の救出を行う監視サービスについて説明する。
図1を用いて、本実施形態である、複数のカメラ、センサ、対処員端末、顧客端末、および管制卓装置を使った監視系システムについて説明する。カメラ40はカメラ制御装置30を介して、センサ60はセンサ制御装置50を介して、ネットワーク10−2に接続され、管制官12が操作する監視卓制御装置20には、モニタ14、マウス24、キーボード22が装備され、ネットワーク10−1に接続される。管制官12は、この監視卓制御装置20を使って、本システムの実行を行う。操作卓制御装置20は複数設置することも可能である。メッセージ通信装置70−1、70−2は、無線ネットワーク10−3に接続しており各通メッセージ信装置は、その装置の所有者である複数の対処員1−1、顧客1−2が所有していることを示している。また、メッセージ通信装置70の管理対象は、自然人だけでなく、それ以外の有体物であってもよい。
なおネットワーク10−1,10−2,10−3のネットワークはゲートウェイ10−12,10−13で連結されており、上記ネットワークは、有線、無線、その他ネットワークの種類に関しては問わない。監視システムの運用時には、操作卓制御装置20からの指示に基づいて、あるいは、カメラ40からの映像が、ネットワーク10を介してモニタ14へ表示される。センサ60は、火災、侵入などの異常を検知すると、そのアラーム情報を、操作卓制御装置20を介して管制官12に知らせる。
図2は監視卓制御装置20のハード構成を示した図であり、ネットワークインターフェースカード112、CPU102、メモリ104、キーボード22やマウス24を制御する入出力コントローラ106、ハードディスク105を接続するハードディスクコントローラ107、そしてモニタコントローラ108がバスなどの内部通信線(以下、バスという)110によって接続されている。
図3は、カメラ制御装置30のハードウェア構成を示した図であり、カメラ40を制御するカメラコントローラ136、CPU132、メモリ134、ネットワークインターフェースカード130、ハードディスク135を接続するハードディスクコントローラ137がバス138で接続されている。
図4はセンサ制御装置50のハード構成を示した図であり、センサ60に接続されセンサの設定やセンサからの異常検出信号を読み込むセンサコントローラ146、CPU142、メモリ144、及びネットワークインターフェースカード140、ハードディスク145を接続するハードディスクコントローラ147がバス148によって接続されている。
図5に、メッセージ通信装置70のハードウェア構成を示す。メッセージ通信装置70は、ネットワーク接続コントローラ704、CPU720、メモリ722、パソコン等の場合はキーボード、携帯電話やPDA等の場合はテンキー等のキー入力インターフェース708を制御するキー入力コントーラ706、マイク714、スピーカ712を制御する音声入出力コントローラ710、パソコン、携帯およびPDA等のモニタ718を制御するモニタコントローラ716、GPSレシーバ726から位置情報を取得するGPSレシーバモジュール724、温度・湿度センサ730から温度・湿度情報を取得する温度・湿度センサモジュール728、血圧・脈拍センサ734から、血圧・脈拍情報を取得する、血圧・脈拍センサモジュール732、ハードディスク736を接続するハードディスクコントローラ737、カメラ740を接続するカメラコントローラ738が、バス702によって接続されたハードウェア構成を有している。
なお本実施例では、メッセージ通信装置70が具備または接続できるセンサおよびセンサモジュールとして、上記に示すものを用いて説明するが、実際にはこのような限定は必要はなく、光センサ、赤外線センサ、熱電対、ガスセンサ、磁気センサ、超音波センサ、振動・加速度センサ、電流センサ、圧力センサ、ひずみセンサ、風速センサ、その他のセンサと、それらの情報を取得する各種モジュールをメッセージ通信装置70の本体に具備しても、または本体外部と接続しても良い。
図6は監視卓制御装置20のメモリ104に格納されているソフトウェアの構成を示した図である。ネットワークインターフェースカード112を制御するためのネットワークインターフェースカード制御ドライバ174、ネットワーク10−1,10−2,または10−3を介して指定された装置との間で通信を実施する通信管理モジュール172、送信キュー166、受信キュー170、モニタ14、キーボード22、マウス24、またはハードディスク105とのデータの入出力を制御する入出力装置制御ドライバ150が格納されている。
地図またはその他の情報が記憶されている、ハードディスク105あるいはメモリ104との間でGIS情報の読み書きを行い、それらの情報を入出力装置制御ドライバ150を介してモニタ14に表示するGISモジュール182、上記表示または操作のためのインターフェースをリモートのメッセージ通信装置70に提供するリモートログインサーバモジュール181、カメラ制御装置30、センサ制御装置50、またはメッセージ通信装置70から送信されてくる映像またはアラーム情報を制御する映像・アラーム制御モジュール176、カメラ制御装置30、センサ制御装置50,メッセージ通信装置70から送信されてくるトラッキング情報を制御するトラッキングモジュール178、時空間通信を制御する時空間通信制御モジュール180、本システムの管理対象と関連付けられたオブジェクトをメモリ104上に作成し、当該オブジェクトの操作、または消滅を実施するオブジェクト管理モジュール184が格納されている。
なお、各実施例中に記載される「オブジェクト」とは、現実の世界に存在する上記各対象物(対処員端末、カメラ、センサ等)に対応したプログラムをCPUが実行することにより具現化されるプロセスであって、他のオブジェクトとの通信機能を始め、当該オブジェクトに要求される機能を実現するものである。
例えば、ある対処員にメッセージを送りたい場合には、オブジェクト間通信機能を用いて、対処員オブジェクトにメッセージ送信を行うことにより、当該対処員へ当該メッセージを送信させることが可能となる。
図7は、本実施例の帯域管理対象ノードであるカメラ制御装置30のメモリ134に実装されるソフトウェア構成を示した図であり、ネットワークインターフェースカード制御ドライバ201、通信管理モジュール202、カメラ40を制御するためのカメラ制御ドライバ218、ハードディスク135を制御するための入出力装置制御ドライバ219が格納されている。またこれらのソフトを利用するモジュールとしてカメラ制御モジュール216が格納されており、それぞれ通信管理モジュール202と受信キュー204、送信キュー206を介して連携する。
図8はセンサ制御装置50のメモリ144内に格納されているソフトウェアの構成を示した図であり、ネットワークインターフェースカード制御ドライバ220、通信管理モジュール222、センサ60を制御するためのセンサ制御ドライバ238、ハードディスク145を制御するための入出力装置制御ドライバ232−2が格納されている。また、これらのソフトウェアを利用するモジュールとしてセンサ制御モジュール236、アラーム送信モジュール231が格納されており、それぞれ通信管理モジュール222と受信キュー224、送信キュー226を介して連携する。
図9に、メッセージ通信装置70のソフトウェア構成を示す。
メッセージ通信装置70のソフトウェア構成は、ネットワーク10−3との間でメッセージの送受信を実施するネットワーク制御ドライバ772と通信管理モジュール770、送受信メッセージの一時的な格納を実施する送信キュー766、および受信キュー768、メッセージ通信装置70においてセンサやモニタ、キーボード等との情報交換を実施するための、入出力装置制御ドライバ750、センサ制御処理モジュール752、音声制御処理モジュール754、映像制御処理モジュール756、キー入力処理モジュール758、モニタ制御処理モジュール760、管制卓制御装置20のリモートログインサーバモジュール181と連携して、当該管制卓制御装置20のモニタに表示される画面およびインターフェースを提供するリモートログインモジュール762からなる。
上記の各ソフトウェアは、各装置上でCPUが実行することにより、所定の機能を実現する。また、各ソフトウェアは、あらかじめ、上記各装置のメモリ内に格納されていても良いし、必要なときに、当該装置が利用可能な、着脱可能な記憶媒体または通信媒体(すなわち通信回線または通信回線上の搬送波やディジタル信号)を介して、上記メモリに導入されてもよい。
図10に、管制卓装置20のモニタ14に表示される地図ビューア143上の地図141を示す。地図141は、管制官12の指示により、その表示範囲が指示されることによって表示されることが可能であるし、カメラ制御装置30、またははセンサ制御装置40から得られたアラーム情報から、火災、盗難等の事件が発生したと判断される発生地点を中心として表示されることも可能である。地図141上には、物件アイコンオブジェクト141−1、カメラアイコンオブジェクト141−2、センサアイコンオブジェクト141−3、対処員アイコンオブジェクト141−4、顧客アイコンオブジェクト141−5が表示されている。
これら地図上141上に配置されているアイコンオブジェクトは、当該地図141が表示された時点における各アイコンオブジェクトに対応する現実の対象物(物件、カメラ、センサ、対処員、および顧客)の位置を示しており、例えば、対処員や顧客が移動すれば、それに対応するアイコンオブジェクトも地図上で移動する。さらに、地図141上の各アイコンオブジェクトを、図2のマウス24のようなポインティグデバイスを用いてアイコンオブジェクトを指示することによって、その現実の対象物に対する操作を行うことが可能である。
図11を用いて、本監視システムにカメラ、センサ、顧客、対処員が参入、または撤収を要求する時に、カメラ制御装置30、センサ制御装置40、メッセージ通信装置70のそれぞれと、監視卓制御装置20との間で、参入、または撤収に関する処理が行われる場合において、地図141で行われる処理の内容について説明する。対処員が対処員の所有するメッセージ通信装置70−1の電源を入力する、またはメッセージ通信装置70−1のインターフェースを介してシステム参入の操作を行うと、当該メッセージ通信装置70−1から、当該対処員の位置情報、当該対処員の認識番号、システム参入要求、およびその他必要な情報を塔載したメッセージを、図1のネットワーク10−3、ゲートウェイ10−13、ネットワーク10−1を介して、監視卓制御装置20に送達する。これらの位置情報のフォーマットとしては、例えばNMEA−0183(National Marine Electronics Associationが発行している”NMEA 0183Interface Standard”に詳しく記載されている)等を用いてもよい。
監視卓装置20は、当該メッセージを受信すると、モニタ14上の地図ビューア143に、対処員アイコンオブジェクト141−1を点滅表示させ、当該参入許可ビューア160を表示する。管制官12は、「許可」「拒否」のそれぞれのボタンを押下することで、システム参入許可あるいは拒否の内容を塔載したメッセージを、当該メッセージ通信装置70−1に返送し、それぞれ当該対処員のシステムへの参入を許可あるいは拒否することができる。また、管制官12は、「詳細」のボタンを押下することで、ステータスビューア151を表示させ、システムに参入を希望する対処員について知ることができる。さらに、管制官12は、「通信」のボタンを押下することで、メッセージビューア153を表示させ、当該対処員と連絡を取ることができる。
また、対処員が本システムからの撤収を行う場合は、対処員が対処員の所有するメッセージ通信装置70−1の電源を切る、またはメッセージ通信装置70−1のインターフェースを介してシステム撤収の操作を行うと、当該メッセージ通信装置70−1から、当該対処員の位置情報、当該対処員の認識番号、システム撤収要求、およびその他必要な情報を塔載したメッセージを、図1のネットワーク10−3、ゲートウェイ10−13、ネットワーク10−1を介して、監視卓制御装置20に送達する。
監視卓装置20は、当該メッセージを受信すると、モニタ14上の地図ビューア143に、対処員アイコンオブジェクト141−1を点滅表示させ、撤収許可ビューアを表示する。撤収許可ビューアは、参入許可ビューア160のメッセージとして、「対処員の撤収要求がありました」と表示される。管制官12は、「許可」「拒否」のそれぞれのボタンを押下することで、システム撤収許可あるいは拒否の内容を塔載したメッセージを、当該メッセージ通信装置70−1に返送し、それぞれ当該対処員のシステムへの撤収を許可あるいは拒否することができる。また、管制官12は、「詳細」のボタンを押下することで、ステータスビューア151を表示させ、システムに参入を希望する対処員について知ることができる。さらに、管制官12は、「通信」のボタンを押下することで、メッセージビューア153を表示させ、当該対処員と連絡を取ることができる。
なお、本システムが対象とする対象物、および対象物を管理するサーバである、センサ制御装置30、カメラ制御装置50、顧客メッセージ通信装置70−2の本システムの参入または撤収に関する手順は、上記対処員の本システムへの参入または撤収に関する手順と同一の手順で行う。この場合、本システムに参入すべき権限のない対処員メッセージ通信装置70−1、顧客メッセージ通信装置70−2、センサ制御装置30、カメラ制御装置50のそれぞれに関して、監視宅制御装置20のオブジェクト管理モジュール184に、当該参入権限のある対象を予め登録しておくことによって、参入権限のチェックを行うようにしてもよい。
図17を用いて、オブジェクト管理モジュール184によって、監視卓制御装置20のメモリ104上に当該対処員のオブジェクトが生成される手順に関して説明する。
対処員1−1が対処員の所有するメッセージ通信装置70−1の電源を入力する、またはメッセージ通信装置70−1のインターフェースを介してシステム参入の操作を行うことによって、オブジェクト管理モジュール184は、メモリ104上に当該対処員オブジェクト1141−4を作成する。生成された当該対処員オブジェクト1141−4は、当該オブジェクトが所有する記憶領域として、ハードディスク105の一部の記憶領域1051を割り当てる。この記憶領域1051は、メッセージ通信装置70本体に所有されているハードディスク736の一部として使うこともできる。
次に、対処員オブジェクト1141−4は、当該メッセージ通信装置70−1から送られてきた対処員の位置情報を地図上の表示位置の座標に変換して、対処員アイコンオブジェクト141−4を表示させ、必要に応じて点滅等の処理を行わせる。
また、当該メッセージ通信装置70−1の位置は、後述する通信路を経由して、定期的に対処員オブジェクト1141−4に伝えられ、対処員オブジェクト1141−4は必要に応じて、または適当な時間間隔で地図の表示位置の座標を変更することによって、当該対処員アイコンオブジェクト141−4が地図141上で移動するように見える。地図の表示位置の座標の変換は、地図オブジェクト1410に地理上の座標を持って問い合わせることによって取得する。当該地図オブジェクトは、地図141の表示時に生成され、地図の消去時に消滅する。
さらに、当該対処員オブジェクト1141−4は、当該メッセージ通信装置70−1から送られてきた対処員の認識番号を使って、必要に応じて対処員プロファイルデータベース(以後データベースを単にDBと記載する)1052から、対処員のプロファイル情報を取得し、必要に応じて図11のステータスビューア151を表示させる。なお、顧客用としては顧客プロファイルDB1053、カメラまたはセンサ用には、監視デバイスプロファイルDB1054がある。
さらに、当該対処員オブジェクト1141−4は、メッセージ通信装置70−1との間に通信路を作成する。本通信路のプロトコル、またはコネクション型、非コネクション型等に関しては、特別な限定はない。監視卓制御装置20のメモリ104上に当該対処員のオブジェクト1141−4が消滅する手順は、当該メッセージ通信装置70−1から、システム撤収要求のメッセージを受け取り、上記に説明した管制官12の処理を経た後、当該対処員のオブジェクト1141−4は消滅するが、後述する過去時空間の検索処理で使用するため、記憶領域1051は解放しない。上記の対処員対応のオブジェクト指向の管理対象の管理方法は、カメラ、センサ、顧客、管理方法に準用するものとする。なお各オブジェクト用の記憶領域1051には、時刻とその時刻に発生した当該オブジェクトに関わる各種のイベント(アラーム、メッセージ、画像、映像等)が記録されている。
図12に、管制卓装置20のモニタ14上に表示されるウィンドウ、ビューア、または上記アイコンオブジェクトを操作し、現実の対象物に対する情報の取得、指示、その他を実施する様子を示す。管制官12が、カメラアイコンオブジェクト141−2をマウス24等で選択すると、当該カメラアイコンオブジェクト141ー2に関わるメニュー画面146−2が表示され、そのメニューの一つである「ステータス」を選択すると、ステータスビューア147−2が表示される。
当該ステータスビューア147−2には、名称、型名、設置場所住所、設定物件名、および当該カメラが捉えているライブ映像が表示される。また、上記メニュー画面146−2のメニューの別の一つである「プロパティ」を選択すると、当該カメラを管理するカメラ制御装置がアラームを発報する条件が記載されたプロパティビューア148−2が表示され、管制官12の操作によって条件を変更することが可能であり、ここでは、アラーム発報の条件として「移動物体検知時」または「夜間のみ」を選ぶことができる。
なお、当該ライブ映像以外の情報は、管制卓制御装置20のハードディスク105上の各オブジェクト用の記憶領域1051、またはメモリ104に格納されていても良いし、カメラ制御装置30のハードディスク135またはメモリ144に格納されていても良い。以下、センサ制御装置50、メッセージ通信装置70に関しても同様とする。
管制官12が、対処員アイコンオブジェクト141−4をマウス24等で選択すると、当該対処員アイコンオブジェクト141−4に関わるメニュー画面149が表示され、そのメニューの一つである「プロパティ」を選択すると、プロパティビューア151−2が表示される。当該プロパティビューア151−2には、当該対処員の名前、生年月日、キャリア、担当セクション、および顔写真等が表示される。また、上記メニュー画面149のメニューの別の一つである「ステータス」を選択すると、ステータスビューア152に当該対処員の現在位置、方位、速度、および速度偏差等の数値が表示され、管制官12に対処員141−4の現在の状態または状況を示すことが可能である。
さらに、上記メニュー画面149のメニューのさらに別の一つである「メッセージ」を選択すると、メッセージビューア153が表示され、メッセージおよびファイル等を当該対処員に送信することができる。
また、当該メッセージビューアの発呼ボタン153−1を押すことで、当該対処員141−4に自動的に電話をかけ、当該管制官12は、管制卓20に具備されたマイク25、スピーカ26を通じて当該対処員と会話を行うことも可能である。
また、対処員141−4から電話がかかってくると、その電話をかけてきた対処員と対応する対処員アイコンオブジェクト141−4が点滅し、メッセージ通知ビューア154が出現する。管制官12が当該対処員と会話を行う場合には、「受信(or 受呼)」ボタンを押して、管制卓20に具備されたマイク25、スピーカ26を通じて当該対処員と会話を行うことが可能である。
また「無視」ボタンを選択した場合は、管制卓20で受信または受呼は行わないことになる。
管制官12は、複数の対処員を指定して(155)、その全員にメッセージを送信する、あるいは電話を発呼することも可能である。電話の場合は、3者以上によるグループ通話を行う。
センサアラームビューア142−2は、カメラ制御装置30、またはセンサ制御装置40からアラーム情報を受け取ると、その事案に対してユニークな案件番号を付与し、事案の概要を表示すると共に、その事案の発生した付近の地図141を含む地図ビューア143を表示する。
この地図141は、地図ビューアにある拡大ボタン143−1および縮小ボタン143−2で、地図141の拡大または縮小を行うことができる。地図141上の物件アイコンオブジェクト141−1が点滅することで、管制官12は、当該物件からアラームの発報が行なわれたことを確認し、当該物件アイコンオブジェクト141−1をマウス24等で選択すると、当該物件アイコンオブジェクト141−1に関わるメニュー画面144−2が表示され、そのメニューの一つである「プロパティ」を選択すると、プロパティビューア145が表示される。当該プロパティビューア145には、顧客名、顧客番号、契約サービス内容、および担当セクション、その他、物件の写真が表示される。
また、上記メニュー画面144−2のメニューの別の一つである「間取り図」を選択すると、その物件の間取り図150−2が表示される。当該間取り図150−2は、拡大または縮小のボタンを操作することで、拡大または縮小の表示ができ、さらに当該間取り図の中に、カメラアイコンオブジェクト、またはセンサアイコンオブジェクトが存在する場合には、上記カメラアイコンオブジェクトを選択することで、上記カメラアイコンオブジェクト141−2をマウス24で選択した時と同様の操作を行うことが可能である。
管制官12は、状態ベース対象検索ビューア156で、位置入力およびスケールを指示し、当該指定位置の地図141を表示することができる。さらに、対処員、センサ種別等の対象を指示することで、その対象と関連のあるアイコンオブジェクトを点滅させることができる。さらに、「物件に未着で2分以上停止状態の対処員」などのように、状態として定義されたステートメントを指示することで、正常な状態にない(物件未着状態で、事故に遭遇し、移動できない状態)と思われる対処員を、当該地図141の中で発見することができる。
さらに、管制官12は、マウス23等を使って、地図ビューア143上で表示される地図141の任意の空間を指定し、これを時空間オブジェクトとして定義することができる。この時空間オブジェクトについては後述する。
また、図9のリモートログインモジュール762と、図6のリモートサーバモジュール181を連携させることによって、対処員1−1、または顧客1−2が携帯するメッセージ通信装置70の表示画面においても、図11の管制端末20のモニタ14と同様の画面が取得でき、対処員1−1の権限に応じて、上記各種ビューア、および時空間オブジェクトの操作を行えるものとする。
図13は、地図ビューア143上で表示される地図141の任意の空間を指定し、この空間に属する監視対象に対して指示を行う方法を示す図である。管制官12は、マウス23等を使って地図141の任意の空間を指定することによって、空間オブジェクト200を生成する。さらに、空間オブジェクト200をマウス等で操作することによって、当該空間オブジェクト200に関わるメニュー画面202が表示され、そのメニューの一つである「ステータス」を選択すると、ステータスビューア204−2が表示され、上記空間オブジェクト200で指定した空間に存在する、本システムの管理対象の情報が表示される。本実施例では、単に対象数を表示しているが、本ステータスビューア204−2から、図12の152に示すような各管理対象の詳細なステータスを表示しても良い。
さらに、メニュー画面のメニューの一つである「即時通信」を選択すると、メッセージ送信画面206が表示される。さらに本メッセージ送信画面206の対象メニューから、空間オブジェクト200で指定した空間に存在する管理対象を選択すると、その管理対象に対してメッセージを送るメッセージボックス2064が現われ、このメッセージボックスに当該対象物が理解可能なメッセージを記載する。
ここでは、温度センサを選択して、”Set Alarm 40deg.C”と記載し、送信ボタン2066を押下することで、空間オブジェクト200で指定した空間に存在する0個以上の温度センサ(当該空間オブジェクトに、温度センサが一つも存在しない場合も含む)を管理するセンサ制御装置40に対して、”Set Alarm 40deg.C(温度が40度に至ったらアラームを発報せよ)”と言うメッセージを送信する。本メッセージは、センサ制御装置40のセンサ制御モジュール236で受信され、図4のハードディスク145、またはメモリ144に格納される。そして、当該センサ制御装置40は、自己管理する温度センサの温度の監視を開始し、当該メッセージの状況に至ったらアラームを発報する。
メッセージ送信画面208は、管理対象として「対処員」を選択し、メッセージ2082「放火多発地域。重点的にチェックのこと」を送信する様子を示すものである。本メッセージも上記に説明したものと同じ態様で、メッセージ通信装置70−1に送信され、同装置のモニタに本メッセージが表示される。なお、メッセージ送信画面206の対象メニューの「制約なし」とは、空間オブジェクト200で指定した空間に存在する管理対象の全てにメッセージを送信するものであり、メッセージの解釈は、当該管理対象側で独自に行う。この「制約なし」のメニューの使用例に関しては後述する。
図18に別の例による空間オブジェクトの生成方法を示す。これは、管制官12が地図141上の任意の点を指定した後、マウス24等で操作を行うことによって、GIS管理モジュール182が、空間オブジェクト生成支援画面を出力し、管制官12が、対象として「対処員」、到達時間として「8分」と入力することによって、マウス24等で指示した位置から8分以内で対処員が到着できる可能性のある空間が、自動的に空間オブジェクト201としてが生成されるものである。
図14は、地図ビューア143上で表示される地図141の任意の空間を指定し、この空間に属する監視対象に対して指示を行い、その指示に対する応答を表示する方法を示す図である。
図12に示すセンサアラームビューア142−2は、カメラ制御装置30、またははセンサ制御装置40からアラーム情報を受け取ると、その事案に対して案件番号を付与し、事案の概要を表示すると共に、その事案の発生した付近の地図141を含む地図ビューア143を表示する。管制官12は、地図ビューア143上で表示される地図141上に表示されるセンサアイコンオブジェクト141−3が点滅していることから、当該センサアイコンオブジェクトと関連づけられたセンサにおいて、異常が発生したことを確認する。次に管制官12は、この異常を発報してきたセンサの周辺として、空間オブジェクト210を作成する。
さらに、空間オブジェクト210をマウス等で操作することによって、当該空間オブジェクト210に関わるメニュー画面が表示され、メニューの一つである「即時通信」を選択すると、プロパティ画面220−2が表示される。さらに本プロパティ画面220−2の対象メニュー2202から、「制約なし」を選択しメッセージボックス2204に、”Get status”と記載し、送信ボタン2206を押下することで、空間オブジェクト210で指定した空間に存在する管理対象物の全てに対して、「現在の状況を報告せよ」と言う内容のメッセージを送信する。
このメッセージ送信後、監視卓制御装置20のモニタ14には、それぞれの管理対象から送られてきた現在の状態が、それぞれのステータスビューアに表示される。温度センサステータスビューア210−1,210−2には、温度センサが測定した温度とその他の情報が表示され、カメラステータスビューア210−3には、当該カメラが捉えている映像とその他の情報が表示される。また、対処員ステータスビューア210−4、顧客ステータスビューア210−5には、それぞれ対処員、顧客の位置、方位、移動速度等が表示される。空間オブジェクト210内に多数の管理対象が存在する場合、その対応関係が混乱する恐れがある場合には、管理対象と当該管理対象のステータスビューアとを対応づけるために、対応バー210−6,210−7,210−8,210−9,210−10を表示することができる。管制官12が、当該管理対象のステータスビューアを移動させて場合、当該対応バーも、その対応関係を維持したままで移動する。
図17を用いて、図13にて説明した任意の空間に対してメッセージを送付する方法について説明する。メッセージ送信画面206の送信ボタン2066が押下されると、オブジェクト管理モジュール184が、メモリ104に、即時通信オブジェクト1200を生成する。生成された即時通信オブジェクトは、管理対象のオブジェクトであるところのカメラオブジェクト1141−2、センサオブジェクト1141−3、対処員オブジェクト1141−4および、顧客オブジェクトの中から、当該即時通信オブジェクト1200の対象である温度センサのオブジェクトを検索し、次に、地図オブジェクト1410と連携して、当該温度センサオブジェクトから、空間オブジェクト200の指定する空間に属する該当温度センサオブジェクトを探し出した後、メッセージボックス2064のメッセージを送付する。当該メッセージを受け取った当該センサオブジェクトは、センサ制御装置50にメッセージを送付するなど、独自のオブジェクトの判断で動作する。
なお、当該即時通信オブジェクト1200は、このメッセージ送付完了後に消滅する。また、前述した「物件に未着で2分以上停止状態の対処員」などのように、状態として定義されたステートメントに関しても、上記に準ずる方法で、オブジェクトを生成し、2分間のオブジェクトの監視し、上記「物件に未着で2分以上停止状態の対処員」を見つけだした後、該当するオブジェクトにメッセージを送付して、そのアイコンオブジェクトを点滅させるなどの処理を行わせることも可能である。上記、図14の制約なしメッセージの送信に関しても、即時通信オブジェクトを生成し、上記に準ずる方法で実施する。
図15は、未来時空間オブジェクトの生成方法を示した図である。管制官12は、地図ビューア143上で表示される地図141上に、空間オブジェクト230を作成する。さらに、空間オブジェクト230をマウス等で操作することによって、当該空間オブジェクト230に関わるメニュー画面232が表示され、そのメニューの一つである「時空間通信」を選択すると、さらにメニュー画面234が表示され、そのメニューの一つである「未来時空間」を選択すると、さらにメニュー画面236−2が表示され、そのメニューの一つである「時間指定」を選択すると、時間指定メッセージ送信画面238−2が表示される。
管制官12は、時間指定メッセージ送信画面238−2では、現在時刻から2時間後までの間に、空間オブジェクト230が指定する空間に、顧客が一番最初に入った時に「駅前周辺に火災が発生しています。現場から離れてください」と言うメッセージを送信するように設定をし、これに「時空間B」と名前を付けて、開始ボタンを押すと、上記の機能が動作を開始し、「時空間B」という名前のステータスバー240が地図ビューア143上に、時空間オブジェクトの一つとして登録され、空間オブジェクト230の表示が、地図141上から一時的に見えなくなる。
このように時間指定メッセージ送信画面238−2は、同画面の「一回のみ」メニューをチェックすることによって、未来のある開始時刻とその継続時間を指定することで、指定した時間と空間に対してメッセージを投げることができる他、「繰り返し」メニューを選ぶことによって、繰り返しメッセージを送ることも可能である。
本実施例では、開始時刻として”4/30 21:00”、継続時間として”45分”、繰返し時間間隔として”7日”を指定しており、一週間に一度9時から45分間、本時空間通信が起動状態とすることが可能となる。
なお、本システムにおいては、年月日時分秒、その他の時間単位表記を理解するインタプリタがあり、適当な時間表記を自動的に解釈できるものとする。
管制官12は、当該時空間オブジェクトの空間の表示を、「時空間B」という名前のステータスバー240をマウス24等で操作することによって、空間オブジェクト230と同じ空間として再表示させることが可能であり、当該時空間オブジェクトの内容の表示を、メニュー画面242を表示させて、そのメニューの一つである「変更」を選択することによって、時間指定メッセージ送信画面238−2として再表示させることができ、さらに、その内容を変更させることも可能である。
また、「消滅」ボタンを押下すると、当該時空間オブジェクトは消滅し、「時空間B」という名前のステータスバー240が地図ビューア143から消去される。また、「複製」ボタンを押下すると、メニュー画面234が現われ、空間オブジェクト230が指定する空間と同じ空間を使って、新しい未来時空間オブジェクト、または、過去時空間オブジェクトを作成することができる。過去時空間オブジェクトについては後述する。
例えば、メニュー画面234のメニューの一つである「未来時空間」を選択し、さらにメニュー画面236−2のメニューの一つである「時刻指定」を選択すると、時刻指定メッセージ送信画面244が表示される。当該時刻指定メッセージ送信画面244と、時間指定メッセージ画面238でのメッセージ送信は、継続時間の概念がないところ以外は同じであり、時刻指定メッセージ送信では、ある時刻あるいは、繰り返し時刻になった時点で、メッセージを送信する。なお、上記の時空間オブジェクトである「時空間B」が、当該オブジェクトを生成して2時間後に、その役割を終えて満了に至る時に、警告メッセージ画面244を表示する。
「内容を更新して続行」のボタンを押下すると、時間指定メッセージ送信画面238−2が表示されて、内容を更新して、当該時空間オブジェクトを継続することが可能である。また「消滅」ボタンを押下すると、当該時空間オブジェクトは消滅し、「時空間B」という名前のステータスバー240が地図ビューア143から消去される。なお、当該未来時空間オブジェクトは、同時に複数収納することが可能であり、地図ビューア143に登録された複数のステータスバー240を操作することで、任意の時に、当該時空間オブジェクトの情報(空間と内容)を表示することが可能である。
また、時刻指定メッセージ送信画面244、または、時間指定メッセージ画面238においても、図12のプロパティ画面220−2と同じように、対象メニューから、「制約なし」を選択しメッセージボックスに、”Get status”と記載することで、指定した未来の時刻に、空間オブジェクトで指定した空間に存在する管理対象物の全てに対して、「現在の状況を報告せよ」と言う内容のメッセージを送信し、当該未来の時刻に、状況を報告させることも可能である。この結果、指定した未来の時刻にモニタ14に、図14と同様の表示がされることになる。
図17を用いて、図15にて説明した未来時空間通信の実現方法について説明する。時間指定メッセージ画面238の開始ボタンが押下されると、オブジェクト管理モジュール184が、メモリ104に未来時空間通信オブジェクト1230を生成する。生成された未来時空間通信オブジェクト1230は、指定された時間までメッセージ送信を行わず待機状態に入る。
指定された時間の開始時刻になると起動を開始し、管理対象のオブジェクトであるところのカメラオブジェクト1141−2、センサオブジェクト1141−3、対処員オブジェクト1141−4および、顧客オブジェクトの中から、当該未来時空間オブジェクトの1230の対象である顧客オブジェクトを検索し、次に、地図オブジェクト1410と連携して、当該顧客オブジェクトから、空間オブジェクト230の指定する空間に属する該当顧客オブジェクトを探し出した後、時間指定メッセージ画面238のメッセージボックスのメッセージを送信する。
さらに、未来時空間通信オブジェクト1230は、指定された時間に、空間オブジェクト230の指定する空間に、新たな顧客オブジェクトが存在しているかどうかを定期的にチェックし、存在している場合には、当該時間指定メッセージ画面238のメッセージボックスのメッセージを送信する。一方、時刻指定メッセージ画面244の開始ボタンが押下されると、オブジェクト管理モジュール184が、メモリ104に未来時空間通信オブジェクト1230−2を生成する。生成された未来時空間通信オブジェクト1230−2は、指定された時間までメッセージ送信を行わず待機状態に入る。
指定された時間の開始時刻になると起動を開始し、管理対象のオブジェクトであるところのカメラオブジェクト1141−2、センサオブジェクト1141−3、対処員オブジェクト1141−4および、顧客オブジェクトの中から、当該未来時空間オブジェクトの1230の対象である顧客オブジェクトを検索し、次に、地図オブジェクト1410と連携して、当該顧客オブジェクトから、空間オブジェクト230の指定する空間に属する該当顧客オブジェクトを探し出した後、時間指定メッセージ画面238のメッセージボックスのメッセージを送信する。
未来時空間オブジェクト1230または1230−2は、そのオブジェクトの満了を迎えた時には、警告メッセージ画面245を表示し、同画面、またはメニュー画面242にて「消滅」が選択された時は、当該未来時空間オブジェクト1230または1230−2は消滅する。
図16は、過去時空間オブジェクトの生成方法を示した図である。管制官12は、地図ビューア143上で表示される地図141上に、空間オブジェクト330を作成する。さらに、空間オブジェクト330をマウス等で操作することによって、当該空間オブジェクト330に関わるメニュー画面332が表示され、そのメニューの一つである「時空間通信」を選択すると、さらにメニュー画面334が表示され、そのメニューの一つである「過去時空間」を選択すると、さらにメニュー画面336が表示され、そのメニューの一つである「イベント指定」を選択すると、イベント指定過去時空間検索画面338が表示される。
管制官12は、イベント指定過去時空間検索画面338で、現在時刻から30日前までの間に、空間オブジェクト330が指定する空間に属する管理対象の全てに対して、上記指定する期間の間に、測定温度が40度以上になった時刻を探すように指示を行う。実際は、このような命令は、温度センサを管理しているセンサ制御装置30のセンサ制御モジュール236しか受けつけることができないので、温度センサ以外の管理対象はこの指示を無視することになる。このような無視は、即時空間または未来時空間においても同様である。このような指示を行うことで、後述する登録された過去時空間の管理対象は、温度センサに限定されることなく、本命令を解釈できる全ての管理対象において表示されるようになる。
該当する条件の時刻を見つけた場合は、時空間名(ここでは「時空間D」)を指定して登録すると、時空間Dという名前のステータスバー340が地図ビューア143上に、時空間オブジェクトの一つとして登録される。さらに「登録して続行」のボタンを押下することで、さらに過去に遡って同条件の時刻を探し、見つかった場合には、別の名前で時空間を登録することができる。
なお、イベント指定過去時空間検索画面338で、該当する条件の時刻を見つけた場合は、図14に示すように、地図ビューア143上で表示される地図141に、その時刻における各管理オブジェクトのステータスを表示させても良く、さらに多数の複数の管理対象のオブジェクトが存在していて見にくい場合は、図14のプロパティ画面220−2が表示させて、対象メニュー2202から管理対象を選択して、当該選択した管理対象の情報だけを表示させることもできる。この場合、メッセージボックス2204の情報の入力ができなくなる。
また、時空間Dという名前のステータスバー340をマウス24等で操作することによっても、上記と同じように図14に示すように、地図ビューア143上で表示される地図141に、その時刻における各管理オブジェクトのステータスを表示させ、さらに必要な情報だけを表示させることができる。さらに、時空間Dという名前のステータスバー340をマウス24等で操作することによって、メニュー画面342を表示させて、そのメニューの一つである「変更」を選択することによって、イベント指定過去時空間検索画面338の内容を変更させることができる。
また、「消滅」ボタンを押下すると、当該過去時空間オブジェクトは消滅し、時空間Dという名前のステータスバー240が地図ビューア143から消去される。また、「複製」ボタンを押下すると、メニュー画面334が現われ、空間オブジェクト330が指定する空間と同じ空間を使って、新しい未来時空間オブジェクト、または、過去時空間オブジェクトを作成することができる。
例えば、メニュー画面334のメニューの一つである「過去時空間」を選択し、さらにメニュー画面336のメニューの一つである「時刻指定」を選択すると、時刻指定過去時空間検索画面344が表示される。対象を「制約なし」とし、メッセージボックスに”Get status”と入力し、当該画面の「一回のみ」のメニューから、過去の時刻を指定することによって、その時刻の全管理対象の状況を捉え、それを過去時空間として登録することができる。当該作成された過去時空間の取り扱い方法、および表示方法については、前述の説明に準ずる。
さらに、時刻指定過去時空間検索画面344の「繰り返し」のメニューから、開始時刻、繰り返し時間間隔、および終了時刻を指定することによって、複数の過去時空間を一つの過去時空間オブジェクトとして扱うことができる。時空間名(ここでは「時空間E」)を指定して登録すると、時空間Eという名前のステータスバー343が地図ビューア143上に、時空間オブジェクトの一つとして登録され、このステータスバーをマウス34等で操作することによって、過去時空間表示コントローラ345が表示される。
当該コントローラの「過去へ」ボタンを押下すると、現在表示されている管理対象の時刻よりさらに古い管理対象の状況を表示し、「未来へ」ボタンを押下すると、現在表示されている管理対象の時刻より新しいの管理対象の状況を表示する。また、指定過去時空間の状況を連続再生画面のように表示させ、その表示速度を変更することも可能であり、過去時空間トレースバー349を、マウス等で操作することによって、任意の時刻のステータスビューアを表示することが可能となる。
図17を用いて、図16にて説明した過去時空間通信の実現方法について説明する。イベント指定過去時空間検索画面338の「開始」ボタンが押下されると、オブジェクト管理モジュール184は、過去時空間オブジェクト1330を生成し、当該過去時空間オブジェクトは、ハードディスク105の各オブジェクト用の記憶領域1051から、検索範囲(開始時刻から過去への遡及時間の間)に存在していたオブジェクトの検索を開始する。オブジェクト管理モジュール184が、過去の検索範囲の時間において存在してはいたが、現在は存在していないオブジェクトを発見した場合には、メモリ104にこのオブジェクト1141−41を復活させる。
この時点において、この復活オブジェクト1141−41に関連している管理対象は存在していないので、通信路を構築することなく、それ以外の当該オブジェクト用の記憶領域1051のと関連、およびアイコンオブジェクトの生成を行う。本実施例においては、この段階において現在から過去30日の間に一度でも存在したオブジェクトは、復活することになる。
次に、過去時空間オブジェクト1330は、イベント指定過去時空間検索画面338のメッセージボックスの内容に適合した条件の管理対象およびその時刻を探すように、管理対象のオブジェクトであるところのカメラオブジェクト1141−2、センサオブジェクト1141−3、対処員オブジェクト1141−4および、顧客オブジェクトにメッセージを送る。
現在から過去30日の間に、上記適合条件に合致した状態を持っていた管理対象は、その旨のメッセージ、およびその時間とそのイベントの内容を過去時空間オブジェクト1330に返送する。過去時空間オブジェクト1330は、登録してさらに続行するか否かの判断を、管制官12に行なわせ、管制官12が「登録して続行」を指示してきた場合には、上記のその旨のメッセージ、およびその時間とそのイベントの内容を保持したまま、別の過去時空間オブジェクト1330−2を生成する。過去時空間オブジェクト1330によって、生成された別の過去時空間オブジェクト1330−2は、同様の処理を行い、当該条件に合致した状態を探し、見つかる度に新しい過去時空間として登録されることになる。
次に管制官12が、時空間Dという名前のステータスバー340をマウス24等で操作することによって、メニュー画面342を表示させて、そのメニューの一つである「表示」を選択すると、過去時空間オブジェクト1330は、当該オブジェクトが保持しているその旨のメッセージ、およびその時間とそのイベントの内容の内の「その時間」を指定して、管理対象のオブジェクトであるところのカメラオブジェクト1141−2、センサオブジェクト1141−3、対処員オブジェクト1141−4および、顧客オブジェクトに対して、その時刻の各オブジェクトのステータスを通知するように指示を行う。
過去時空間オブジェクト1330が上記の処理を行うことによって、当該「その時間」における、過去の時空間の管理対象の状態が、図14の態様で表示されることになる。時刻指定過去時空間検索画面344の「一回のみ」のメニューも、上記方法に同様の方法で実現される。
時刻指定過去時空間検索画面344の「繰り返し」のメニューの場合は、過去時空間オブジェクト1330が、複数の当該「その時間」を所有し、過去時空間表示コントローラ345のボタンが押下される度、または、過去時空間トレースバー349をマウス等で操作される度、または、倍速表示が指定された場合は、その倍速の頻度で、上記方法と同様の方法を実施することで実現される。ただしこの場合、新しい表示をする前に、前回の表示を消す旨、各オブジェクトに通知する。
以上、本実施例で説明した即時空間オブジェクト、未来時空間オブジェクト、過去時空間オブジェクトは、それぞれ独自で動作するものであり、ある時空間オブジェクトが他の時空間オブジェクトを含む、他のオブジェクトやシステムの動作に波及させるものではない。
実施例2におけるシステム構成、およびシステム構成要素であるハードウェア、およびハードウェアに具備されるソフトウェアのそれぞれは、実施例1と一部を除いて同じである。
図19は、本実施例のメッセージ通信装置70のソフトウェア構成を示した図であり、時空間制御モジュール761が追加されていること以外は、図9の構成に同じである。
本実施例は、管理対象が多数であっても、確実なメッセージ送信を可能にするものである。
図13は、地図ビューア143上で表示される地図141の任意の空間を指定し、この空間に属する監視対象に対して指示を行う方法を示す図である。ここに、対処員1−1が所有しているメッセージ通信装置70−1の位置は、監視卓制御装置20によって指定された、あるいは予め設定された適当なトラッキング時間間隔で、当該メッセージ通信装置70−1自身によって送信され、対処員オブジェクト1141−4に伝えられたものとなる。その為、図13に示すような即時通信を実現するに際しては、地図141上の当該対処員オブジェクト1141−4が示す位置と、実際の対処員1−1の存在する位置とが異なることになる。
実施例1において、例えば、管理対象である対処員が60000人であり、監視卓制御装置20のトラッキング性能が、毎秒60対象であったとした場合、トラッキング時間間隔は1000秒を必要とする。対処員が時速4kmで歩行すると仮定した場合、当該対処員オブジェクト1141−4が示す位置と、実際の対処員1−1の存在する位置の差は1km以上となることもあり、対処員が自転車や自動車で移動していた場合は、その差はさらに大きくなる。従って、地図141で指定された空間が直径1kmの円よりも小さい場合など、当該空間に属する対処員にメッセージが送達されなくなる場合がありえる。
本実施例は、上述の場合でも、メッセージ送信が確実に行えるものであり、対処員オブジェクト1141−4は、以下の処理を行う。なお当該処理は、実施例1の処理と並行して行っても良い。
対処員オブジェクト1141−4は、図17の即時通信オブジェクト1200の追加を検知すると、当該即時通信オブジェクト1200から空間オブジェクト200が構成する空間情報を取得する。例えば、当該空間オブジェクト200が構成する円形の2次元平面の中心座標とその半径の距離等などである。また、これとは逆に、即時通信オブジェクト1200が、対処員オブジェクト1141−4に対して、該当する空間の情報を送信するようにしても良い。
図20は、即時空間オブジェクト情報を、メッセージ通信装置70−1に送信する場合の判断基準を図示したものである。
対処員オブジェクト1141−4は、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員1−1のメッセージ通信装置70−1の位置座標と、空間オブジェクト200が構成する空間情報とを比較する。そして、対処員のメッセージ通信装置の位置座標が当該空間200のみならず、当該空間を含む広い空間(200−1)に含まれている場合、あるいは、過去の対処員の位置座標から移動ベクトルを算出して、現時点において当該空間に属している可能性があると判断した場合(200−2)に、対処員オブジェクト1141−4は、当該即時通信オブジェクト1200から取得した当該空間オブジェクト200が構成する空間情報を、当該メッセージ通信装置70−1に送信する。
メッセージ通信装置70−1は、図19のネットワーク制御ドライバ772、通信管理モジュール770を介して、時空間制御モジュール761にて当該空間情報を受信する。時空間制御モジュール761は、直ちにセンサ制御処理モジュール752、入出力装置制御ドライバ750、図5に示すGPSレシーバモジュール724を介して、GPSレシーバ726からメッセージ通信装置70−1の現在位置を取得し、メッセージ通信装置70−1が当該空間に属しているかどうかを判定し、その結果を、直ちに図19の通信管理モジュール770、ネットワーク制御ドライバ772を介して、対処員オブジェクト1141−4に通知する。
対処員オブジェクト1141−4は、メッセージ通信装置70−1より当該空間に属している旨の情報を受け取った場合には、それを即時通信オブジェクト1200に通知し、即時通信オブジェクト1200は、メッセージボックス2064のメッセージを対処員オブジェクト1141−4に送信し、さらに対処員オブジェクト1141−4はメッセージ通信装置70−1に転送する。当該メッセージは、ネットワーク制御ドライバ772、通信管理モジュール770、モニタ制御処理モジュール760、図5のモニタコントローラ716を介して、モニタ718に表示される。
以上の処理を行うことにより、監視卓制御装置20のトラッキング性能に比べて、対処員の数が膨大な時においても、メッセージ通信装置70−1自身に自己の位置情報を報告させることによって、メッセージを確実に送達できるようになる。
未来時空間通信を実現する場合において、上記即時通信を行う際に生じるトラッキング性能の問題に対しては、未来の時刻または時間における、対処員1−1が所有するメッセージ通信装置の位置を、現段階で予測することは困難であるから、前述の方法において、空間情報に、未来の時間または時刻を付加するだけでは足りない。
また、未来時空間が構成する時刻または時間または位置と全然関係がないことが明らかである対処員のメッセージ通信装置にまで、当該未来時空間が構成する情報を送信するのは、単に通信コストの増大を招くだけではなく、その通信に要する時間を無視することができない。
たとえば、東京地区のみに関係のある未来時空間を指定する情報を、例えば全国に分散して展開されている数千から数万の対処員のメッセージ通信装置に送信し、そのメッセージを全部送り終えるのに必要となる時間を考えてみれば自明であり、全メッセージを送信し終えた時には、すでに当該時刻または時間を過ぎてしまっているという状況が十分に考えられる。
そこで、図15に示すような未来時空間に属する蓋然性の高い管理対象を予測して、その管理対象に未来時空間を指定する情報を送付する方法の一態様について、以下に述べる。なお当該処理は、実施例1の処理に並行して行っても良い。
対処員オブジェクト1141−4は、図17に示す未来時空間オブジェクト1230の追加を検知すると、当該未来時空間オブジェクト1230から空間オブジェクト230が構成する空間情報と時間情報を取得する。また、これとは逆に、未来時空間オブジェクト1230が、対処員オブジェクト1141−4に対して、該当する空間または時刻または時間の情報を送信するようにしても良い。
当該空間オブジェクト230が構成する空間情報とは、例えば、円形の2次元平面の中心座標とその半径の距離等などであり、当該空間オブジェクト230が構成する時間情報とは、例えば、図15の時刻指定メッセージ送信画面244または238で指定する開始時刻、継続時間、繰り返し時間間隔である。
対処員オブジェクト1141−4は、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員の位置座標と、空間オブジェクト230が構成する空間情報と時間情報を比較して、対処員1−1のメッセージ通信装置70−1位置座標が、当該時間または時刻において、当該空間に含まれる可能性があると判断した場合に、当該未来時空間オブジェクト1230から取得した当該空間オブジェクト230が構成する空間情報と時間情報を、当該メッセージ通信装置70−1に送信する。
図21は、対処員オブジェクト1141−4が、対処員1−1のメッセージ通信装置70−1が当該時間または時刻において、当該空間に含まれる可能性があると判断する基準を図示したものである。
未来時空間オブジェクト1230が所有する空間情報と時間情報は、それぞれ2次元座標x−yで示される空間230と、開始時刻13:45、継続時間1時間15分(終了時刻15:00)である。すなわち、図21は、空間230に13:45から15:00までの間に属した対処員のメッセージ通信装置にメッセージを送ることを例示するものである。以下、空間200−2における13:45から15:00までの間の時間と空間を「時空間E」と称する。
まず、対処員オブジェクト1141−4は、時空間Eの開始時刻の30分前において、対処員オブジェクト1141−4が、対処員1−1の所有するメッセージ通信装置70−1から取得した最新の位置情報を用いて、空間200−2を包含する広い空間230−3に、対処員1−1が属しているか否かを調べる。
広い空間を用いるのは、30分後に対処員オブジェクト1141−4が時空間Eに属する可能性を担保することと、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員1−1の位置情報と当該時刻における対処員1−1の実際の位置との差を考慮している為である。
さらに、対処員1−1の過去の位置座標から移動ベクトルを算出して、時空間Eに属する可能性があるか否かも調べる。この可能性に関しては、対処員1−1の位置座標から算出された移動ベクトルから算出する、13:45から15:00までの上記時間帯に予測される位置座標が、13:15の時点においては空間230−2に、13:30の時点においては、空間230−4に含まれるか否かで判断してもよい。
このように、対処員オブジェクト1141−4が現段階で所有している対処員1−1のメッセージ通信装置70−1の位置が、空間230−3に属している、または時空間Eに属する可能性があると判断された場合、対処員オブジェクト1141−4は、当該未来時空間通信オブジェクト1230から取得した時空間Eの情報を、当該メッセージ通信装置70−1に送信する。
次に、対処員オブジェクト1141−4は、時空間Eの開始時刻の15分前において、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員1−1の位置情報、すなわち、対処員1−1の所有するメッセージ通信装置70−1から取得した最新の位置情報を用いて、空間230を包含し、広い空間230−3より狭い空間230−4に、対処員1−1のメッセージ通信装置70−1が属しているか否かを調べる。
これは、15分後に対処員オブジェクト1141−4が時空間Eに属する可能性を担保することと、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員1−1の位置情報と当該時刻における対処員1−1の実際の位置との差を考慮している為である。
また、過去の対処員1−1の位置座標から移動ベクトルを算出して、時空間Eに属する可能性の有無を再度調べる。
このように、対処員オブジェクト1141−4が現段階で所有している対処員1−1のメッセージ通信装置70−1の位置が、空間230−4に属している、または時空間Eに属する可能性があると判断された場合、対処員オブジェクト1141−4は、当該未来時空間通信オブジェクト1230から取得した時空間Eの情報を、当該メッセージ通信装置70−1に送信する。ただし、メッセージ通信装置70−1にすでに時空間Eの情報を送付済みであれば、再送は行わない。
さらに、対処員オブジェクト1141−4は、時空間Eの開始時刻13:45から終了時刻15:00までの15分間隔のそれぞれの時刻において、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員1−1の位置情報、すなわち、対処員1−1の所有するメッセージ通信装置70−1から取得した最新の位置情報を用いて、対処員1−1が空間230に属しているか否かを調べ、さらに過去の対処員1−1の位置座標から移動ベクトルを算出して、時空間Eに属する可能性があるか否かも調べる。
時空間Eに属する可能性があると判断された場合、対処員オブジェクト1141−4は、当該未来時空間通信オブジェクト1230から取得した時空間Eの情報を、当該メッセージ通信装置70−1に送信する。ただし、メッセージ通信装置70−1にすでに時空間Eの情報を送付済みであれば、再送は行わない。
次に、時空間Eの情報を受信するメッセージ通信装置70−1に関して説明する。
メッセージ通信装置70−1では、図21のネットワーク制御ドライバ772、通信管理モジュール770を介して、時空間制御モジュール761が当該時空間Eの情報を受信する。
ここに時空間制御モジュール761は、当該時空間Eをメモリ上に記録し、当該時空間Eの開始時刻である13:45になった段階で、時空間制御モジュール761は、センサ制御処理モジュール752、入出力装置制御ドライバ750、図5に示すGPSレシーバモジュール724を介して、GPSレシーバ726から、メッセージ通信装置70−1の現在位置を、当該時空間Eの終了時刻15:00になるまで、予め設定された時間間隔(例えば10秒間隔)で定期的に取得し、メッセージ通信装置70−1が時空間Eに属しているかをチェックする。
時空間制御モジュール761が、通信装置70−1が当該時空間Eに属していると判定した場合には、直ちに図21の通信管理モジュール770、ネットワーク制御ドライバ772を介して、対処員オブジェクト1141−4に通知する。
対処員オブジェクト1141−4は、メッセージ通信装置70−1より当該空間に属している旨の情報を受け取った場合には、それを未来時通信オブジェクト1230に通知し、未来時空間通信オブジェクト1230は、時刻指定メッセージ画面244のメッセージボックスのメッセージ、または、時間指定メッセージ画面238のメッセージボックスのメッセージを対処員オブジェクト1141−4に送信し、さらに対処員オブジェクト1141−4はメッセージ通信装置70−1に転送する。当該メッセージは、ネットワーク制御ドライバ772、通信管理モジュール770、モニタ制御処理モジュール760、図5のモニタコントローラ716を介して、モニタ718に表示される。
時空間制御モジュール761は、メモリ上に記録された当該時空間Eの情報を、その存続期間を経過するとメモリ上から消去するものとする。
また、時空間制御モジュール761は、複数の時空間の情報を格納し、かつ、それぞれの時空間毎に処理を実施できるものとする。
図16に示すような過去時空間通信を実現するに際しては、対処員オブジェクト1141−4の所有しているトラッキング情報とメッセージ通信装置70−1が所有しているトラッキング情報には、その精度において差が生じる場合がある。例えば、対処員オブジェクト1141−4は、例えば15分に1回の位置情報の更新を行っているのに対して、メッセージ通信装置70−1では、自律的に位置測定を行い、例えば10秒に1回の測位情報を保持する場合が、これに相当する。
過去時空間の概念を用いて、過去の情報を収集する場合において、より精度の高い情報が必要とされる場合、メッセージ通信装置70−1高精度のトラッキング情報を使用することが望ましい。
そこで、当該時刻または時間に当該空間に属した、すなわち過去時空間に属していた蓋然性の高い管理対象を予測して、その管理対象に過去時空間を指定する情報を送付する方法の一態様について、以下に述べる。なお当該処理は、実施例1の処理に追加して行っても良い。
図22は、過去時空間オブジェクト情報を送る場合の判断基準を図示したものである。
対処員オブジェクト1141−4は、過去時空間オブジェクト1330の追加を検知すると、当該過去時空間オブジェクト1330から空間オブジェクト330が構成する空間情報と時間情報を取得する。なお当該空間情報と時間情報から構成される空間と時間を、ここでは時空間Hと呼ぶものとする。
ここに、空間オブジェクト330の空間情報とは、例えば、円形の2次元平面の中心座標とその半径の距離等などであり、時間情報とは、例えば、図16の時刻指定メッセージ送信画面344または338で指定する時刻(過去時刻のみ)、繰り返し開始時刻、繰り返し時間間隔、終了時刻、検索範囲の開始時間、または遡及時間である。
対処員オブジェクト1141−4は、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員1−1のメッセージ通信装置70−1の位置座標と、時空間Hの空間情報と時間情報を比較して、対処員1−1のメッセージ通信装置70−1の位置座標が、当該時間または時刻において、時空間Hに含まれていた可能性があると判断した場合に、当該過去時空間オブジェクト1330から取得した時空間Hを指定する情報を、当該メッセージ通信装置70−1に送信する。
時空間Hに含まれていた可能性があるか否かを判断する方法としては、図17のオブジェクト用の記憶領域1051に記録されている対処員の位置座標の過去の履歴を、時空間Hあるいは、時空間Hより広い空間と時刻から構成される時空間の情報と比較することによって判断する。時空間Hより広い時空間をも判定に用いる理由は、対処員オブジェクト1141−4が所有している対処員の位置座標の過去の履歴と、対処員1−1の実際の位置情報との位置との差を考慮している為である。
図22に空間オブジェクト330、開始時刻11:05、終了時刻11:50からなる時空間Hと、時空間Hより広い空間と時刻から構成される時空間H’を図示する。
対処員オブジェクト1141−4が、時空間Hに含まれていた可能性があると判断した場合は、当該過去時空間通信オブジェクト1330から取得した時空間Hの情報をメッセージ通信装置70−1に送信する。
メッセージ通信装置70−1は、図21のネットワーク制御ドライバ772、通信管理モジュール770を介して、時空間制御モジュール761にて当該空間情報を受信する。時空間制御モジュール761は、直ちに、図5に示すハードディスクコントローラ737を介して、ハードディスク736から、当該時空間Hに属する時空間を構成する情報を取り出し、その結果を、直ちに図19の通信管理モジュール770、ネットワーク制御ドライバ772を介して、対処員オブジェクト1141−4に通知する。
対処員オブジェクト1141−4は、それを過去時空間通信オブジェクト1330に通知し、以後、実施例1に準ずる処理を行う。
実施例1または実施例2において使用する空間は、円、楕円等の数式で表現可能な空間である(この他、線形式によって定義可能な直方体、台形等含む)が、数式による表現に限定しない空間の指定方式に関して以下述べる。
図23は、日本国神奈川県に属する空間を示す図である。
神奈川県全域を包含する長方形の空間の左上と右下の位置座標を取得した上で、当該空間を適当な距離(ここでは2100メートル)からなる複数の正方形からなる空間に分割し(ここでは、14×11の151分割)、神奈川県の属する地域が分割した空間内の半分以上を占める場合には、当該分割した空間に”1”のフラグを立て、そうでない場合には”0”のフラグを立てる。
このようにすることで、左上右下座標、分割空間の縦横数、分割空間の一辺の距離、地図を表現する情報を用いることで、幾何学的空間に限定しない空間の指定が可能となる。なお、図23の地図を表現する情報は151ビット、アスキー文字20文字程度の情報で足りる。
管制官12は、マウス23等を使って、地図ビューア143上で表示される地図141上の任意の空間として、上記空間をこれを時空間オブジェクトとして定義することが可能である。
即時通信オブジェクト1200、未来時空間通信オブジェクト1230、過去時空間オブジェクト1330、カメラオブジェクト1141−2、センサオブジェクト1141−3、対処員オブジェクト1141−4、およびメッセージ通信装置70−1の時空間制御モジュール761も上記情報を用いることで、幾何学的空間に限定しない空間を使った実施例1または実施例2の実施を行うことが可能となる。
なお本実施例においては、対象とする空間を包含する図形を長方形、分割空間を正方形としているが、円、長方形、その他の形状でも構わず、分割空間のサイズ等も目的に応じて変更しても良い。また、情報量を削減する為に、幾何学的空間を表現する方法と本方式を併用して使用しても構わない。
さらに、実施例2において、「当該空間より広い空間」と言う概念を用いているが、このような「広い空間」としては、当該空間を占める”1”のフラグからなる空間に隣接する”0”のフラグからなる空間に、”1”のフラグを立てる等の処理によって、容易に作成可能である。
なお、実施例1または実施例2において使用する空間は、携帯電話のセルラー方式におけるセルであっても構わない。
また、実施例1または実施例2におけるカメラ30、センサ50、メッセージ通信装置70の位置測位方法は、GPS等の自立測位装置を用いる方法のほか、無線LANやキャリアが提供する測位方式、ネットワークのアドレス(例えば、IPアドレスのセグメント情報)を使った位置特定方法、あるいはカメラ30、センサ50、メッセージ通信装置70の使用者または管理人が手動で入力する方法等を含み、特別な限定はない。
図24と図25は、本発明を鉄道・交通分野のサービスに適用した事例を示す図である。
図24では、事故発生地点付近の空間にメッセージを送付しておくことによって、駅や列車を限定することなく、当該空間に属した駅や列車にメッセージを送付することが可能となる様子を示したものである。
このように当該空間に、具体的にどのような通信対象(駅、電車)が存在しているかを考慮することなく、指定した時間または時刻、指定した空間にメッセージの通信を行えるだけでなく、通信対象の種類(駅、電車)や性質(移動している、移動していない等)に関係なく、メッセージを送ることが可能とするものである。 図25においては、実施例1における監視卓制御装置20の機能を、ユーザの携帯に具備した実施の形態を示している。なお当該形態には、監視卓制御装置20の機能の一部、例えば、監視卓制御装置20と画面を共有する機能だけを具備していてもよい。 ユーザは携帯電話からバスを指定して(ここでは、A商店街前でX駅行きのバス)、指定した空間と時間内(ここでは、7:30から7:40)にバスの進入を検知した場合に、その検知を通知するサービスを示している。このようなサービスによって、ユーザはバスのダイヤの乱れに関わりなく、バス停に向かえば良いので、バス停において長時間バスを待つ必要がなくなる。
このように本実施例は、図12に示す地図141上に表示されるセンサアイコンオブジェクト141−3の点滅が例示する、固定的に設置された通信対象からのアラームだけでなく、移動している物体が、時空間に属した時点を契機として、監視卓制御装置20の機能を有するユーザの携帯に通知することが可能とするものである。さらに、移動している物体の性質(ここでは、A商店街からX駅前に向かうバス)を付与することで、通知の条件を限定することも可能である。
また、空間を指定することによって、その空間に応じた広告メッセージを配信することも可能である。例えば、新築マンションの周辺を指定して広告メッセージを送ることで、バスの乗客は当該マンションの近くに至った時に、『右手に見えるマンション「AAA」のモデルルームは、次の停留場からすぐ!夜20時までやっております』なるメッセージを受信することが可能となる。
このように本実施例では、「次の停留場からすぐ!」のように、当該乗客がバスにのっていること(例えば、乗客の移動に係わる速度がある特定の場所(停留所等)で0kmとなるような検知が得られる等)の他、「右手に見えるマンション」のように方向を指定できるように、広告メッセージを受信する乗客の進行方向(移動ベクトル)や、「夜20時までやっております」なるように、乗客が当該マンションの近くの空間を通過した時間を考慮して、メッセージの送信を指定することを可能とするものである。
なお、図24または25に示す本実施例は、実施例1の実施の態様によって実現可能である。
図26は、本発明をオフィス環境に適用した事例を示す図である。
本実施においては、ある時期から定期的に書類提出を促すメールを、「A」なる人物に毎日送付するだけでなく、その「A」の周辺の空間を指定して、その空間に属する人物にもメールを配送するものである。
このようなメールの配送によって、当該「A」なる人物ではなく、その人物Aの業務の関係者にもメールが送られることになり、かりに人物「A」が欠勤、出張していても、同じチームの同僚が対応可能、業務の迅速化に貢献することになる。
本実施例は、座席の位置に応じて、メールによる送信を行うものであるので、例えば、当該人物Aの上司が別のフロアに在籍していた場合、あるいは同僚が、別の事業部に派遣中の場合などは、単なる座席の位置だけでは、当該関係者にはメールが届かない。このような場合には、単に、当該上司、または派遣中の同僚の位置座標情報を、当該人物Aの座標近辺の座標情報として登録することで、物理的に近辺にいなくても、本実施例の効果を享受できる。
なお、図26に示す本実施例は、実施例1の実施の態様によって実現可能である。
図27は、本発明をアミューズメントの待ち行列に適用して、列に並ばなければならない場合における問題を解決するものである。
例えば授乳や、おしめの取り替えが不定期に必要となる幼児を抱える保護者、介助が必要な老人、大人しく同じ場所で待っている忍耐力に欠ける子供にとって、長時間の同じ場所での起立状態を保持する行為は、苦痛を伴うことがある(図27上図)。
本実施形態を利用することによって、券売機で発券を行う際に、携帯の電話番号あるいはメールアドレスを、自動または手動で登録しておき、入場希望者が、そのアトラクションの入口の周辺(例えば、200メートル以内)にいれば、券売機で発券の順番に応じて、一定間隔時間(例えば10秒)で呼び出すようにすることができ、入場を管理するものは、その携帯等の画面を見て、正当な権限を持つ入場者であることを確認した上で、入場を許可することができる。
本実施形態の仕組みを、図17を用いて説明する。
券売機で発券を行うことによって、入場希望者のオブジェクト1141−4が生成され、このオブジェクトには、入場希望者の電話番号あるいはメールアドレスと、発券の順番の番号を保持しているものとする。次の入場希望者の発券がされると、別の入場希望者のオブジェクトが生成され、そのオブジェクトのIDがオブジェクト1141−4にも登録される。このように入場希望者のオブジェクトは、登録された順番でリンクして繋がれることになる。
なお、アトラクションの入場が開始されてから、アトラクションが開演されるまでの間においても、入場希望者のオブジェクトは上記と同様の手続きで生成され、リンクして繋がれる。
アトラクションの入場開始時刻と入場を通知する空間が登録されている未来時空間1230は、当該入場開始時刻になると起動を開始して、当該空間に属する入場希望者のオブジェクトの全てにメッセージ(「入場して下さい」等)を転送するが、入場希望者のオブジェクトは入場希望者に直ちにメッセージを送らずに、当該入場希望者のオブジェクトの直前に登録された他の入場希望者のオブジェクトから、メッセージ送信完了の報告を受けるまで待機する。
また、当該入場希望者のオブジェクトは、入場希望者にメッセージを送信した後、たとえば10秒待機した後で、当該入場希望者のオブジェクトが登録された直後のオブジェクトにメッセージ送信完了の報告を通達する。当該報告を受けたオブジェクト(他の入場希望者のオブジェクト)は、入場希望者にメッセージ(「入場して下さい」等)を送る。
なお、アトラクションの入場が開始されてから、アトラクションが開演されるまでの間追加された入場希望者のオブジェクトに対しても、未来時空間1230がその追加を検知した段階で、メッセージ(「入場して下さい」等)を転送する。
このように、オブジェクトに対して一斉にメッセージを送るのではなく、入場希望者が登録された順番に次々とメッセージが送られるので、入場希望者は、物理的な行列の場所に拘束されることなく、仮想的な行列に並んでいることになり、行列に並ぶという肉体的苦痛から解放され、さらに入口付近の混雑の防止にも貢献することとなる。
本実施例の監視系システムのシステム構成図である。 監視卓制御装置20のハード構成を示した図である。 カメラ制御装置30のハードウェア構成を示した図である。 センサ制御装置50のハード構成を示した図である。 メッセージ通信装置70のハードウェア構成を示した図である。 監視卓制御装置20のソフトウェアの構成を示した図である。 カメラ制御装置30のソフトウェア構成を示した図である。 センサ制御装置50のソフトウェアの構成を示した図である。 メッセージ通信装置70のソフトウェア構成を示した図である。 地図ビューア143上の地図141を示す図である。 管理対象のシステム参入および撤収の処理を示す図である。 モニタ14上に表示されるウィンドウ、ビューアを示す図である。 即時空間通信の処理を示す図である。 即時空間通信の処理を示す図である。 未来時空間通信の処理を示す図である。 過去時空間通信の処理を示す図である。 管理対象オブジェクト、時空間オブジェクト等を示す図である。 空間オブジェクト201を示す図である。 実施例2におけるカメラ制御装置30のソフトウェア構成を示す図である。 即時空間オブジェクト情報を送る場合の判断基準を図示したものである。 未来時空間オブジェクト情報を送る場合の判断基準を図示したものである。 過去時空間オブジェクト情報を送る場合の判断基準を図示したものである。 日本国神奈川県に属する空間を示す図である。 本発明を鉄道・交通分野のサービスに適用した事例を示す図である。 本発明を鉄道・交通分野のサービスに適用した事例を示す図である。 本発明をオフィス環境に適用した事例を示した図である。 本発明をアミューズメントの待ち行列に適用した事例を示す図である。
符号の説明
147−2:ステータスビューア、145:プロパティビューア、146−2:メニュー画面、150−2:間取り図、148−2:プロパティビューア、141−2:カメラアイコンオブジェクト、142−2:センサアラームビューア、143:地図ビューア、144−2:メニュー画面、141−1:物件アイコンオブジェクト、141−4:対処員アイコンオブジェクト、154:メッセージ通知ビューア、149:メニュー画面、152:ステータスビューア、151−2:プロパティビューア、200:空間オブジェクト、202:メニュー画面、204−2:ステータスビューア、206:メッセージ送信画面、2064:メッセージボックス、2066:送信ボタン、208:メッセージ送信画面、2082:メッセージ、210:空間オブジェクト、210−1、210−2:温度センサステータスビューア、210−3:カメラステータスビューア、210−4:対処員ステータスビューア、210−5:顧客ステータスビューア、210−6、210−7、210−8、210−9、210−10:対応バー、220−2:プロパティ画面、2202:対象メニュー、2204:メッセージボックス、2206:送信ボタン。

Claims (18)

  1. 制御装置が、地理的空間内に存在している少なくとも一つの対象物にメッセージ送信を行う時空間通信システムであって、
    前記制御装置は、
    空間と、未来時刻と、メッセージの指定を受け付け、
    前記空間と前記未来時刻を用いて構成する未来時空間を特定し、
    当該未来時空間に、存在すると推定する対象物を特定し、
    前記特定した対象物に対して、前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  2. 請求項1記載の時空間通信システムにおいて、
    前記未来時空間は、前記空間を、前記現在時刻から前記未来時刻までの時間で限定して構成する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  3. 請求項1記載の時空間通信システムにおいて、
    開始未来時刻から終了未来時刻までの未来時間を一つ以上構成し、
    前記未来時空間は、前記空間を、前記一つ以上の未来時間で、限定して構成する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  4. 請求項1記載の時空間通信システムにおいて、
    前記未来時空間は、前記空間を、一以上の前記未来時刻で限定して構成する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  5. 制御装置が、地理的空間内に存在している少なくとも一つの対象物にメッセージ送信を行う時空間通信システムであって、
    前記制御装置は、
    空間と、過去時刻と、メッセージの指定を受け付け、
    前記空間と前記過去時刻を用いて構成する過去時空間を特定し、
    当該過去時空間に、存在したと判断する対象物を特定し、
    前記特定した対象物に対して、前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  6. 請求項5記載の時空間通信システムにおいて、
    前記過去時空間は、前記空間を、前記過去時刻から前記現在時刻までの時間で限定して構成する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  7. 請求項5記載の時空間通信システムにおいて、
    開始過去時刻から終了過去時刻までの過去時間を一つ以上構成し、
    前記過去時空間は、前記空間を、前記一つ以上の過去時間で限定して構成する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  8. 請求項5記載の時空間通信システムにおいて、
    前記過去時空間は、前記空間を、一以上の前記過去時刻で限定して構成する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  9. 請求項1に記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記対象物の特定において、
    前記未来時空間を指定する情報を、前記対象物に送信し、
    前記対象物は、自身が前記未来時空間に属していることになるかを調べ、
    属していると推定する場合には、前記制御装置に、属していると推定することを通知し、
    前記制御装置は、前記通知によって、前記特定を行う
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  10. 請求項9記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記未来時空間が示す空間を包含する空間に現在属している前記対象物、または、
    前記対象物の過去の移動ベクトルから前記未来時空間に属している可能性がある前記対象物、
    を特定し、
    前記可能性がある対象物に、前記未来時空間を指定する情報を送信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  11. 請求項5記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記対象物の特定において、
    前記過去時空間を指定する情報を、前記対象物に送信し、
    前記対象物は、自身が前記過去時空間に属していたかを調べ、
    属していた場合には、前記制御装置に、属していたことを通知し、
    前記制御装置は、前記通知によって、前記特定を行う
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  12. 請求項11記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、前記対象物の過去の位置座標から、前記過去時空間に属していた可能性がある対象物を特定し、
    前記可能性がある対象物に、前記過去時空間を指定する情報を送信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  13. 請求項11に記載の時空間通信システムにおいて、
    当該過去時空間を指定する情報を送信された前記対象物は、当該過去時空間を指定する情報を用いて、当該対象物の現在の状態または過去の状態を調べ、
    調べた結果を前記制御装置へ返信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  14. 制御装置が、地理的空間内に存在している少なくとも一つの対象物にメッセージ送信を行う時空間通信システムであって、
    前記制御装置は、
    空間と、時刻または時間と、メッセージの指定とを受け付け、
    前記空間と前記時刻または前記時間を用いて構成する時空間を特定し、
    当該時空間に、存在する前記対象物に対して、前記メッセージを送信し、
    前記メッセージを送信された前記対象物は、
    自己が前記メッセージの送信対象であるか否かを判断し
    送信対象であると判断した、前記メッセージを送信された前記対象物は、
    前記メッセージに対する応答を前記制御装置に返信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  15. 請求項14記載の時空間通信システムにおいて、
    表示装置を備え、
    前記時空間を構成する空間を明示する地図を前記表示装置に表示させ、
    前記時空間に存在する前記対象物の種類、個数、および各対象物の状況または状態のいずれかを、前記地図上に表示させる
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  16. 請求項14記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記特定された情報を分析して、
    情報を返信した前記対象物に、さらなるメッセージを送信する
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  17. 請求項15記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記時空間に存在する前記対象物から受信した前記応答を前記地図上に表示させる
    ことを特徴とする時空間通信システム。
  18. 請求項15記載の時空間通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記時空間の、時刻または時間の指定を受け付け、
    当該対象物から受信した前記応答を、指定された前記時刻または時間に応じて選択的に表示させる
    ことを特徴とする時空間通信システム。
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