JPH1127397A - 指令台を備えた交換機システム - Google Patents
指令台を備えた交換機システムInfo
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- JPH1127397A JPH1127397A JP9173714A JP17371497A JPH1127397A JP H1127397 A JPH1127397 A JP H1127397A JP 9173714 A JP9173714 A JP 9173714A JP 17371497 A JP17371497 A JP 17371497A JP H1127397 A JPH1127397 A JP H1127397A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は消防,警察等の指令交換機と指令台を
備えた交換機システムに関し,不統一な釦コード処理を
防ぎ誤接続を防止し,特定回線の状態や車両からの着信
の表示を簡易化することができることを目的とする。 【解決手段】指令台はタッチパネルを持つコンピュータ
と押釦を備える指令台盤面を備え,指令台に接続された
第1指令台制御回路,第1指令台制御回路に接続される
と共に指令交換機と接続された第2指令台制御回路とを
備える。第1指令台制御回路は,指令台のタッチパネル
の押下により入力されたキャラクタコード群が数字だけ
を表すと対応する数字釦コードに変換して第2指令台制
御回路へ送信し,第2指令台制御回路は釦コードを受信
すると,指令交換機の状態に合わせてコードを転送制御
し,各回線との発信,転送接続を行うよう構成する。
備えた交換機システムに関し,不統一な釦コード処理を
防ぎ誤接続を防止し,特定回線の状態や車両からの着信
の表示を簡易化することができることを目的とする。 【解決手段】指令台はタッチパネルを持つコンピュータ
と押釦を備える指令台盤面を備え,指令台に接続された
第1指令台制御回路,第1指令台制御回路に接続される
と共に指令交換機と接続された第2指令台制御回路とを
備える。第1指令台制御回路は,指令台のタッチパネル
の押下により入力されたキャラクタコード群が数字だけ
を表すと対応する数字釦コードに変換して第2指令台制
御回路へ送信し,第2指令台制御回路は釦コードを受信
すると,指令交換機の状態に合わせてコードを転送制御
し,各回線との発信,転送接続を行うよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消防,警察等の指令
交換機と指令台を備えた交換機システムに関する。
交換機と指令台を備えた交換機システムに関する。
【0002】指令台を備えた指令交換機システムでは,
災害に対して迅速に対応が行えるよう,119番の回線
や,消防車両,救急車両の状態表示盤をセンター内に持
ち,また指令を行う人が操作する指令台盤面上には管轄
内の消防署,出張所を始めとし様々な関係機関へのワン
タッチ発信釦を持っている。しかし,大都市になる程,
所持する回線数や車両数が多くなるため,表示盤も大き
くなり,また指令台盤面上の釦数も多くなるため,操作
の簡便さ,センター設備の省スペースが望まれている。
災害に対して迅速に対応が行えるよう,119番の回線
や,消防車両,救急車両の状態表示盤をセンター内に持
ち,また指令を行う人が操作する指令台盤面上には管轄
内の消防署,出張所を始めとし様々な関係機関へのワン
タッチ発信釦を持っている。しかし,大都市になる程,
所持する回線数や車両数が多くなるため,表示盤も大き
くなり,また指令台盤面上の釦数も多くなるため,操作
の簡便さ,センター設備の省スペースが望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来の消防や警察のセンターには外部の
回線(公衆回線等)からの着信に対して,指令台で応答
を行い,場所や状況を聞き出すと,その状況に応じて,
消防車,救急車(警察の場合はパトカー)に出動させ
て,状況に応じて無線により車との間で通信を行うこと
ができるようになっている。以下に,主として消防に関
して説明するが,警察についてもほぼ同様の機能を備え
る。
回線(公衆回線等)からの着信に対して,指令台で応答
を行い,場所や状況を聞き出すと,その状況に応じて,
消防車,救急車(警察の場合はパトカー)に出動させ
て,状況に応じて無線により車との間で通信を行うこと
ができるようになっている。以下に,主として消防に関
して説明するが,警察についてもほぼ同様の機能を備え
る。
【0004】図32は従来の構成例,図33はセンター
局と各地域の署所の配置を示す図である。図33につい
て説明すると,市,区,町等の単位で消防のセンタが設
けられ,そこには指令台を含む指令交換機が設けられ,
指令交換機からはその市(または区や町)の中の各地域
の署所(消防支署等)A〜Dと内線(遠隔内線)により
接続され,火災や救急等の通報を受けた時にセンタから
発生する予告指令や本指令が通知される。また,火災等
が隣接する区域との境界に発生すると,隣接する区域
(市等)のセンタに対しても相互に指令を通知して消防
者の出動を依頼する体制が取られており(補完と呼ばれ
る),そのために隣接する区域の指令交換機と回線によ
り相互接続され,指令を隣接するセンタの指令交換機に
通知することができるようになっている。
局と各地域の署所の配置を示す図である。図33につい
て説明すると,市,区,町等の単位で消防のセンタが設
けられ,そこには指令台を含む指令交換機が設けられ,
指令交換機からはその市(または区や町)の中の各地域
の署所(消防支署等)A〜Dと内線(遠隔内線)により
接続され,火災や救急等の通報を受けた時にセンタから
発生する予告指令や本指令が通知される。また,火災等
が隣接する区域との境界に発生すると,隣接する区域
(市等)のセンタに対しても相互に指令を通知して消防
者の出動を依頼する体制が取られており(補完と呼ばれ
る),そのために隣接する区域の指令交換機と回線によ
り相互接続され,指令を隣接するセンタの指令交換機に
通知することができるようになっている。
【0005】図32にはセンタに備えた交換機システム
の構成が示され,図中,80は消防のセンターに設けら
れた指令交換機,81は外部(公衆網)の回線と接続す
るトランク(119番で着信するトランクを含む)や,
消防車や救急車との間で特定の無線チャネルにより通信
を行う無線装置とのインタフェースを備えたトランクが
多数設けられている。82は複数の内線であり,例え
ば,この局(センター局とする)内の部署への内線や,
図33に示すように同じ市内の各地域に設けられた各消
防署(以下,署所という)に接続された内線(遠隔内
線),及び無線により走行中の車両と無線により接続す
るための無線トランク等を含む。83は指令台の状態管
理を行うラインプロセッサ(LPR),84は指令台制
御回路,85は指令台であり,850は通話手段,85
1は多数の押釦とランプが配置される操作盤851及び
CRT(ディスプレイ)を含むタッチパネル852とが
統合して設けられている。
の構成が示され,図中,80は消防のセンターに設けら
れた指令交換機,81は外部(公衆網)の回線と接続す
るトランク(119番で着信するトランクを含む)や,
消防車や救急車との間で特定の無線チャネルにより通信
を行う無線装置とのインタフェースを備えたトランクが
多数設けられている。82は複数の内線であり,例え
ば,この局(センター局とする)内の部署への内線や,
図33に示すように同じ市内の各地域に設けられた各消
防署(以下,署所という)に接続された内線(遠隔内
線),及び無線により走行中の車両と無線により接続す
るための無線トランク等を含む。83は指令台の状態管
理を行うラインプロセッサ(LPR),84は指令台制
御回路,85は指令台であり,850は通話手段,85
1は多数の押釦とランプが配置される操作盤851及び
CRT(ディスプレイ)を含むタッチパネル852とが
統合して設けられている。
【0006】86はタッチパネル852と接続されたク
ライアントとして機能するコンピュータ(クライアント
と表示),87はホストコンピュータでありクライアン
ト86に対しサーバとして機能する。88は指令交換機
80の制御部(図示省略)と接続されたゲートウェイ,
89は地図や気象等の各種の情報を提供する各種情報装
置(データベース)である。クライアント86,ソフト
コンピュータ87,ゲートウェイ88及び各種情報装置
89はLANにより相互に接続されている。
ライアントとして機能するコンピュータ(クライアント
と表示),87はホストコンピュータでありクライアン
ト86に対しサーバとして機能する。88は指令交換機
80の制御部(図示省略)と接続されたゲートウェイ,
89は地図や気象等の各種の情報を提供する各種情報装
置(データベース)である。クライアント86,ソフト
コンピュータ87,ゲートウェイ88及び各種情報装置
89はLANにより相互に接続されている。
【0007】119番による着信が発生した場合の一般
的な動作を概説すると,1つのトランク81に着信があ
ると,指令交換機80は指令台85と接続するLPR8
3に着信を通知し,LPR83は指令台制御回路84を
介して指令台85の操作盤851の特定のランプにより
着信表示を行う。操作者がランプに対応するキーを操作
すると交換機に応答を表すキーコードが指令台制御回路
84,LPR83を介して送られ,指令交換機80は着
信回線に対し応答動作を行い,そのトランク81に応答
したことを表すメッセージがゲートウェイ88からクラ
イアント86に供給されて,タッチパネル852のディ
スプレイ上に応答したことを表す受付画面(災害種別入
力画面)が表示される。応答により,操作者は操作盤の
通話手段850により発信者と通話することができ,そ
れにより火事か救急かの種別が分かる。
的な動作を概説すると,1つのトランク81に着信があ
ると,指令交換機80は指令台85と接続するLPR8
3に着信を通知し,LPR83は指令台制御回路84を
介して指令台85の操作盤851の特定のランプにより
着信表示を行う。操作者がランプに対応するキーを操作
すると交換機に応答を表すキーコードが指令台制御回路
84,LPR83を介して送られ,指令交換機80は着
信回線に対し応答動作を行い,そのトランク81に応答
したことを表すメッセージがゲートウェイ88からクラ
イアント86に供給されて,タッチパネル852のディ
スプレイ上に応答したことを表す受付画面(災害種別入
力画面)が表示される。応答により,操作者は操作盤の
通話手段850により発信者と通話することができ,そ
れにより火事か救急かの種別が分かる。
【0008】一方,着信したトランク81がどの地域に
対応するのか,または発信番号表示により火事または救
急を要する地域が識別され,ゲートウェイ88を介して
クライアント86へ送られてタッチパネル852のディ
スプレイに表示される。なお,携帯電話の場合は,通話
の内容により識別することができる。このように種別と
地域が識別されると,それらをタッチパネル852から
入力するとクライアント86へ入力されると共に予告指
令を出すためにタッチパネル852の予告指令の釦を押
す。これにより,クライアント86は,指令交換機80
から内線(遠隔内線)82を介して全署所への発信を行
い,ゲートウェイ88を介して発生した火災または救急
の種別及び地域を含む予告指令のメッセージを送信す
る。
対応するのか,または発信番号表示により火事または救
急を要する地域が識別され,ゲートウェイ88を介して
クライアント86へ送られてタッチパネル852のディ
スプレイに表示される。なお,携帯電話の場合は,通話
の内容により識別することができる。このように種別と
地域が識別されると,それらをタッチパネル852から
入力するとクライアント86へ入力されると共に予告指
令を出すためにタッチパネル852の予告指令の釦を押
す。これにより,クライアント86は,指令交換機80
から内線(遠隔内線)82を介して全署所への発信を行
い,ゲートウェイ88を介して発生した火災または救急
の種別及び地域を含む予告指令のメッセージを送信す
る。
【0009】その後,発信者との通話により火災等の状
況(程度,範囲)が分かると,その状況がタッチパネル
852を操作して入力されるとクライアント86で処理
される。この段階で操作者が,操作盤851の本指令開
始の釦を押す。一方,クライアント86には,過去事例
のデータベースを持っており,現在までに入力された状
況(種別,地域,状況等)に応じて,図33に示す各署
所の中のどの署所に対し救急車または消防車を出動さ
せ,その場合の車両の区別,車両の機能(高度救急機能
車,高階層用消防車,化学消防車等)の指定及び台数等
の指示を行う動作を開始する。
況(程度,範囲)が分かると,その状況がタッチパネル
852を操作して入力されるとクライアント86で処理
される。この段階で操作者が,操作盤851の本指令開
始の釦を押す。一方,クライアント86には,過去事例
のデータベースを持っており,現在までに入力された状
況(種別,地域,状況等)に応じて,図33に示す各署
所の中のどの署所に対し救急車または消防車を出動さ
せ,その場合の車両の区別,車両の機能(高度救急機能
車,高階層用消防車,化学消防車等)の指定及び台数等
の指示を行う動作を開始する。
【0010】すなわち,この本指令は予告指令の場合が
全署所に送られるのに対し,状況に応じて限定された署
所にだけ詳細な指示が送られる。指令交換機80は本指
令の開始に応じて,クライアント86から,本指令の宛
先である各署所の情報を得ると対応する内線82を選択
し,音声回線で指令内容を伝えると共に,指示の内容を
表すクライアント86からのデータを送る。このデータ
により,呼び出された署所では,出動内容の書かれた指
令書をプリンタに出力するとともに,車両表示盤に出動
車両をランプ表示する。これにより呼び出された署所か
ら指定された車が出動する。
全署所に送られるのに対し,状況に応じて限定された署
所にだけ詳細な指示が送られる。指令交換機80は本指
令の開始に応じて,クライアント86から,本指令の宛
先である各署所の情報を得ると対応する内線82を選択
し,音声回線で指令内容を伝えると共に,指示の内容を
表すクライアント86からのデータを送る。このデータ
により,呼び出された署所では,出動内容の書かれた指
令書をプリンタに出力するとともに,車両表示盤に出動
車両をランプ表示する。これにより呼び出された署所か
ら指定された車が出動する。
【0011】また,出動した消防車や救急車等からは無
線のチャネルを経由して走行中でもセンターと通信が行
われ,無線の送受信機と接続するトランクを介して指令
交換機80,LPR83,指令台制御回路84を経て指
令台85と接続されて通話により,報告,指示のやりと
りを行うことができる。また,各種情報装置89によ
り,火災等の発生した地域の地図情報や,医療機関等の
必要な情報を取り出して,ゲートウェイ88を介してデ
ータ(FAX)として無線トランクを介して送信するこ
とができる。
線のチャネルを経由して走行中でもセンターと通信が行
われ,無線の送受信機と接続するトランクを介して指令
交換機80,LPR83,指令台制御回路84を経て指
令台85と接続されて通話により,報告,指示のやりと
りを行うことができる。また,各種情報装置89によ
り,火災等の発生した地域の地図情報や,医療機関等の
必要な情報を取り出して,ゲートウェイ88を介してデ
ータ(FAX)として無線トランクを介して送信するこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の指令交換
システムでは次のような問題があった。 指令台から指令交換機へ供給される操作盤からの釦の
コードが連続して供給された時に,最初の釦コードが棄
却されて後続の釦コードが受付けられたり,最初の釦コ
ードを受付け後,後続釦コードの抜けが発生するといっ
た不統一な釦コード処理が発生し,誤接続が行われると
いう問題があった。
システムでは次のような問題があった。 指令台から指令交換機へ供給される操作盤からの釦の
コードが連続して供給された時に,最初の釦コードが棄
却されて後続の釦コードが受付けられたり,最初の釦コ
ードを受付け後,後続釦コードの抜けが発生するといっ
た不統一な釦コード処理が発生し,誤接続が行われると
いう問題があった。
【0013】従来は特定回線の状態や車両からの着信
は情報表示(タッチパネル)と操作盤面に表示していた
ため広いスペースが占有されるという問題があり,更に
応答した回線の識別が明確ではないという問題があっ
た。
は情報表示(タッチパネル)と操作盤面に表示していた
ため広いスペースが占有されるという問題があり,更に
応答した回線の識別が明確ではないという問題があっ
た。
【0014】また,予告指令の送出は操作者がキー操
作を行って,その後で本指令の送出は本指令開始のキー
操作により行われ,そのための手間と内線発信のための
情報が別々に取り出して接続の処理を行う必要があると
いう問題がある。
作を行って,その後で本指令の送出は本指令開始のキー
操作により行われ,そのための手間と内線発信のための
情報が別々に取り出して接続の処理を行う必要があると
いう問題がある。
【0015】また,タッチパネルがクライアントに接
続され,操作盤が指令台制御回路に接続されている時,
タッチパネルから入力したキーコードと操作盤からの入
力とが指令交換機に入力した時に,一方のキーコードと
他方のキーコードとの間で競合する場合がある。
続され,操作盤が指令台制御回路に接続されている時,
タッチパネルから入力したキーコードと操作盤からの入
力とが指令交換機に入力した時に,一方のキーコードと
他方のキーコードとの間で競合する場合がある。
【0016】また,同じタッチパネルから連続してコ
ードが入力する時に解釈が付かないという問題があっ
た。 指令交換機は通常の電話交換機としての接続制御の他
に,クライアント(またはサーバ)と交換機間のメッセ
ージの送受信による指令台からの接続制御を行う必要が
あり,異なる制御を行わなければならないという問題及
び競合した場合の制御が困難であるという問題があっ
た。
ードが入力する時に解釈が付かないという問題があっ
た。 指令交換機は通常の電話交換機としての接続制御の他
に,クライアント(またはサーバ)と交換機間のメッセ
ージの送受信による指令台からの接続制御を行う必要が
あり,異なる制御を行わなければならないという問題及
び競合した場合の制御が困難であるという問題があっ
た。
【0017】指令台操作者が通報者の再呼び出し,割
り込み通信等を行っている場合,その間指令台の釦は押
下されて指令台制御回路へ送出した状態のため,その間
にクライアント(またはホスト)から交換接続の指示が
あっても,釦コードを指令台制御回路を介して送ること
ができないという問題があった。
り込み通信等を行っている場合,その間指令台の釦は押
下されて指令台制御回路へ送出した状態のため,その間
にクライアント(またはホスト)から交換接続の指示が
あっても,釦コードを指令台制御回路を介して送ること
ができないという問題があった。
【0018】本発明は上記の各問題を解決し,不統一な
釦コード処理を防いで誤接続を防止し,特定回線の状態
や車両からの着信の表示を簡易化し,予告指令の発生を
自動化すると共に,隣接局の補完のための処理を簡単に
行うことができる指令台を備えた交換機システムを提供
することを目的とする。
釦コード処理を防いで誤接続を防止し,特定回線の状態
や車両からの着信の表示を簡易化し,予告指令の発生を
自動化すると共に,隣接局の補完のための処理を簡単に
行うことができる指令台を備えた交換機システムを提供
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成を示し,図2は本発明の第2の原理構成を示す。
図1は一つの消防(または警察)のセンターの指令交換
システム内の構成であり,図2は隣接局と連携する場合
の構成である。
理構成を示し,図2は本発明の第2の原理構成を示す。
図1は一つの消防(または警察)のセンターの指令交換
システム内の構成であり,図2は隣接局と連携する場合
の構成である。
【0020】図1において,1は消防(または警察)の
センターに設けられた指令交換機,1aは指令交換機1
の呼の処理を行うプロセッサ(CPRで表示),2は外
部のネットワーク(公衆網)の回線に接続された119
番の着信回線が接続されたトランクや,外部へ発信する
トランク,無線装置と接続された無線インタフェースを
備えたトランク等を含むトランク,3はセンター内の部
署及びセンターが設けられたエリア(市,町等)内の各
地域に設けられた署所と接続されて指令を通知するため
の内線(遠隔内線を含む),4は後述する第1指令台制
御回路5との間で各種の信号をやりとりを行う第2指令
台制御回路であり,仮想台回路(または仮想指令台回
路)4aを含む,5は指令台及びパーソナルコンピュー
タと第2指令台制御回路4との間のインタフェースを取
る第1指令台制御回路である。
センターに設けられた指令交換機,1aは指令交換機1
の呼の処理を行うプロセッサ(CPRで表示),2は外
部のネットワーク(公衆網)の回線に接続された119
番の着信回線が接続されたトランクや,外部へ発信する
トランク,無線装置と接続された無線インタフェースを
備えたトランク等を含むトランク,3はセンター内の部
署及びセンターが設けられたエリア(市,町等)内の各
地域に設けられた署所と接続されて指令を通知するため
の内線(遠隔内線を含む),4は後述する第1指令台制
御回路5との間で各種の信号をやりとりを行う第2指令
台制御回路であり,仮想台回路(または仮想指令台回
路)4aを含む,5は指令台及びパーソナルコンピュー
タと第2指令台制御回路4との間のインタフェースを取
る第1指令台制御回路である。
【0021】6は指令台,60は指令台盤面,61はパ
ーソナルコンピュータ,62はタッチパネル,7は指令
交換機1との間で制御情報のやりとりを行うと共に,第
1指令台制御回路5に対する制御による予約指令や本指
令のための制御を行い,各署所や医療機関等の電話番号
や,地図等の各種の情報を格納したデータベースを備え
たホストコンピュータ,7aはホストコンピュータのデ
ータベース,7bはホストコンピュータへの操作入力を
行うためのキーボード,マウスを含む入力部,7cはC
RTディスプレイ等で構成された表示部を表す。なお,
指令台6には従来と同様に,119番の着信回線と操作
者が通話を行うための通話手段(図示省略)を備え,ト
ランク2,指令交換機1を介して第2指令台制御回路4
から指令台6の通話手段の経路により通話が行われる。
(または通話モニタ回路が指令交換機に設けられ,指令
台の通話手段と接続されている)。
ーソナルコンピュータ,62はタッチパネル,7は指令
交換機1との間で制御情報のやりとりを行うと共に,第
1指令台制御回路5に対する制御による予約指令や本指
令のための制御を行い,各署所や医療機関等の電話番号
や,地図等の各種の情報を格納したデータベースを備え
たホストコンピュータ,7aはホストコンピュータのデ
ータベース,7bはホストコンピュータへの操作入力を
行うためのキーボード,マウスを含む入力部,7cはC
RTディスプレイ等で構成された表示部を表す。なお,
指令台6には従来と同様に,119番の着信回線と操作
者が通話を行うための通話手段(図示省略)を備え,ト
ランク2,指令交換機1を介して第2指令台制御回路4
から指令台6の通話手段の経路により通話が行われる。
(または通話モニタ回路が指令交換機に設けられ,指令
台の通話手段と接続されている)。
【0022】図2において,1は指令交換機,1aはプ
ロセッサ,4aは補完用の第2指令台制御回路,5aは
補完用の第1指令台制御回路,7はホストコンピュータ
7であり自局の設備を表す,11は他指令台からの仮想
台の通話モニタ用に設けられた通話モニタ回路,12は
このセンター内の他指令台であり,120は他指令台1
2用の第2指令台制御回路,121は他指令台12用の
第1指令台制御回路,122は他指令台12用の指令台
盤面を表し,この実装された他指令台盤面12には仮想
台の使用中を表示する補完ランプ/ブザーが設けられて
いる。13は隣接局(隣接署所)であり,130は隣接
指令交換機,131は指令台,132はホストコンピュ
ータ,133は隣接局と自局のホストコンピュータの間
を接続するデータ中継回線,134は隣接局と自局間の
音声中継回線である。
ロセッサ,4aは補完用の第2指令台制御回路,5aは
補完用の第1指令台制御回路,7はホストコンピュータ
7であり自局の設備を表す,11は他指令台からの仮想
台の通話モニタ用に設けられた通話モニタ回路,12は
このセンター内の他指令台であり,120は他指令台1
2用の第2指令台制御回路,121は他指令台12用の
第1指令台制御回路,122は他指令台12用の指令台
盤面を表し,この実装された他指令台盤面12には仮想
台の使用中を表示する補完ランプ/ブザーが設けられて
いる。13は隣接局(隣接署所)であり,130は隣接
指令交換機,131は指令台,132はホストコンピュ
ータ,133は隣接局と自局のホストコンピュータの間
を接続するデータ中継回線,134は隣接局と自局間の
音声中継回線である。
【0023】図1において,指令台6には操作者により
操作する2つの入出力の手段が設けられ,1つは従来か
ら設けられている多数の釦とランプを備えた指令台盤面
60で,他の1つはパーソナルコンピュータ61に接続
されたディスプレイを含むタッチパネル62である。指
令台盤面60は従来と同様の釦コード信号(一定周期で
オン,オフする一連のシリアル信号の各オン時間に機能
コードまたは1桁の数値コードが出力するコード信号)
を発生し,タッチパネル62から入力する信号は,パー
ソナルコンピュータ61からはキャラクタコードからな
る一連のメッセージ情報が発生する。指令交換機1から
は第2指令台制御回路4に対し音声と共にランプ情報が
通知される。音声は第2指令台制御回路4から指令台6
の図示省略された通話手段と接続されて操作者と発信者
との通話が可能となる。ランプ情報は釦コードの形態で
第1指令台制御回路5に送られ,第1指令台制御回路5
で表示情報に変換されてパーソナルコンピュータ61に
送られ,パーソナルコンピュータ61はタッチパネル6
2に対応する表示を行う。
操作する2つの入出力の手段が設けられ,1つは従来か
ら設けられている多数の釦とランプを備えた指令台盤面
60で,他の1つはパーソナルコンピュータ61に接続
されたディスプレイを含むタッチパネル62である。指
令台盤面60は従来と同様の釦コード信号(一定周期で
オン,オフする一連のシリアル信号の各オン時間に機能
コードまたは1桁の数値コードが出力するコード信号)
を発生し,タッチパネル62から入力する信号は,パー
ソナルコンピュータ61からはキャラクタコードからな
る一連のメッセージ情報が発生する。指令交換機1から
は第2指令台制御回路4に対し音声と共にランプ情報が
通知される。音声は第2指令台制御回路4から指令台6
の図示省略された通話手段と接続されて操作者と発信者
との通話が可能となる。ランプ情報は釦コードの形態で
第1指令台制御回路5に送られ,第1指令台制御回路5
で表示情報に変換されてパーソナルコンピュータ61に
送られ,パーソナルコンピュータ61はタッチパネル6
2に対応する表示を行う。
【0024】ホストコンピュータ7は指令交換機1から
発信地域の情報を受け取り,更に種別(火災か救急か)
が入出力部7bから入力されると予告指令の起動信号8
を発生して第1指令台制御回路5に入力する。これに応
じて第1指令台制御回路5は第2指令台制御回路4に予
告指令の釦コードを送り,第2指令台制御回路4は仮想
台回路4aを駆動して指令交換機1に予告指令起動の通
知が送られる。指令交換機1はこれによりホストコンピ
ュータ7に予告指令の通知先を問い合わせ,ホストコン
ピュータ7がこれに応じて指令交換機1に宛先情報を供
給すると,指令交換機1は予告指令を全ての署所に対し
てデータまたは音声により通知を行う。
発信地域の情報を受け取り,更に種別(火災か救急か)
が入出力部7bから入力されると予告指令の起動信号8
を発生して第1指令台制御回路5に入力する。これに応
じて第1指令台制御回路5は第2指令台制御回路4に予
告指令の釦コードを送り,第2指令台制御回路4は仮想
台回路4aを駆動して指令交換機1に予告指令起動の通
知が送られる。指令交換機1はこれによりホストコンピ
ュータ7に予告指令の通知先を問い合わせ,ホストコン
ピュータ7がこれに応じて指令交換機1に宛先情報を供
給すると,指令交換機1は予告指令を全ての署所に対し
てデータまたは音声により通知を行う。
【0025】この後,指令台6で本指令発生の条件が整
うと,指令台盤面60の指令開始釦を押下すると,第1
指令台制御回路5から第2指令台制御回路4へ通知され
る。第2指令台制御回路4ではこれを受けると仮想台回
路4aと指令交換機1との間で予告指令の終了のための
制御が行われ,その後本指令開始の要求をホストコンピ
ュータ7へ送り,宛先情報をホストコンピュータから指
令交換機1に供給することにより本指令送出の制御を行
う。
うと,指令台盤面60の指令開始釦を押下すると,第1
指令台制御回路5から第2指令台制御回路4へ通知され
る。第2指令台制御回路4ではこれを受けると仮想台回
路4aと指令交換機1との間で予告指令の終了のための
制御が行われ,その後本指令開始の要求をホストコンピ
ュータ7へ送り,宛先情報をホストコンピュータから指
令交換機1に供給することにより本指令送出の制御を行
う。
【0026】図2の原理構成では,隣接局13の指令台
131からの指令要求により隣接指令交換機130に接
続された隣接局のホストコンピュータ132から補完宛
先情報が取り出されると,データ中継回線133を介し
て自局のホストコンピュータ7へ通知され,自局のホス
トコンピュータ7から第1指令台制御回路5aに指令開
始の起動信号が送出される。第1指令台制御回路5aで
は隣接局の隣接指令交換機130との間に設けられた音
声中継回線134の起動を確認するとホストコンピュー
タ7用に定義された補完(他地域の消防を応援する意)
の仮想台回路(第2指令台制御回路4a内の図示省略さ
れた回路)に向けて指令開始の釦コードを通知する。指
令交換機1はこの通知を受け付けると自局の全指令台に
対し,補完用の仮想台回路の使用中のランプ情報を通知
し,これを受けた各指令台は,補完用の仮想台回路への
ダイヤル接続により通話モニタが行える。このようにし
て,隣接局からの消防の補完のための指令要求に対し
て,自動的に自局に関係する各署所に指令を通知するこ
とができる。
131からの指令要求により隣接指令交換機130に接
続された隣接局のホストコンピュータ132から補完宛
先情報が取り出されると,データ中継回線133を介し
て自局のホストコンピュータ7へ通知され,自局のホス
トコンピュータ7から第1指令台制御回路5aに指令開
始の起動信号が送出される。第1指令台制御回路5aで
は隣接局の隣接指令交換機130との間に設けられた音
声中継回線134の起動を確認するとホストコンピュー
タ7用に定義された補完(他地域の消防を応援する意)
の仮想台回路(第2指令台制御回路4a内の図示省略さ
れた回路)に向けて指令開始の釦コードを通知する。指
令交換機1はこの通知を受け付けると自局の全指令台に
対し,補完用の仮想台回路の使用中のランプ情報を通知
し,これを受けた各指令台は,補完用の仮想台回路への
ダイヤル接続により通話モニタが行える。このようにし
て,隣接局からの消防の補完のための指令要求に対し
て,自動的に自局に関係する各署所に指令を通知するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図3乃至図23は上記図1に示す
本発明の第1の原理に対応する実施例である。
本発明の第1の原理に対応する実施例である。
【0028】図3はタッチパネルからの発信時の信号形
態を表す。図3において,各符号4,5,61,62は
上記図1と同様であり,4は第2指令台制御回路,5は
第1指令台制御回路,61はパーソナルコンピュータ,
62はタッチパネルである。操作者が,タッチパネル6
2(ディスプレイを含む)上に表示された関係機関(例
えば,病院)へ発信するための画面に対し,その中の1
つの「宛先1」を操作して発信した場合,「宛先1」の
操作によりパーソナルコンピュータ61は,で示すメ
ッセージ情報を発生する。このメッセージ情報は,キャ
ラクタコードで構成され,先頭にメッセージ識別コード
「54」が設定され,その後に送出開始制御コード,電
話番号の各桁を表すキャラクタが続き最後に送出終了コ
ードが配置されている。第1指令台制御回路5でこれを
受け取ると,第2指令台制御回路4が識別できる釦コー
ド(またはキーコード)に変換する。図3のに示すよ
うに,釦コードでは,先頭に送出開始釦コード(ST)
が50ms送出され,50ms停止し,その後に電話番
号の各桁を表す釦コードが順次送出され,最後に送出終
了釦コード(SP)が送出される。
態を表す。図3において,各符号4,5,61,62は
上記図1と同様であり,4は第2指令台制御回路,5は
第1指令台制御回路,61はパーソナルコンピュータ,
62はタッチパネルである。操作者が,タッチパネル6
2(ディスプレイを含む)上に表示された関係機関(例
えば,病院)へ発信するための画面に対し,その中の1
つの「宛先1」を操作して発信した場合,「宛先1」の
操作によりパーソナルコンピュータ61は,で示すメ
ッセージ情報を発生する。このメッセージ情報は,キャ
ラクタコードで構成され,先頭にメッセージ識別コード
「54」が設定され,その後に送出開始制御コード,電
話番号の各桁を表すキャラクタが続き最後に送出終了コ
ードが配置されている。第1指令台制御回路5でこれを
受け取ると,第2指令台制御回路4が識別できる釦コー
ド(またはキーコード)に変換する。図3のに示すよ
うに,釦コードでは,先頭に送出開始釦コード(ST)
が50ms送出され,50ms停止し,その後に電話番
号の各桁を表す釦コードが順次送出され,最後に送出終
了釦コード(SP)が送出される。
【0029】なお,図3はタッチパネルを操作した場合
のコード変換を示すが,指令台盤面の釦(ハード釦)を
操作した場合には,従来と同様の釦コード(釦押下検出
中釦コード送出)が第1指令台制御回路5へ送られ,そ
のコードは第1指令台制御回路5で変換されることなく
第2指令台制御回路4へ送出される。
のコード変換を示すが,指令台盤面の釦(ハード釦)を
操作した場合には,従来と同様の釦コード(釦押下検出
中釦コード送出)が第1指令台制御回路5へ送られ,そ
のコードは第1指令台制御回路5で変換されることなく
第2指令台制御回路4へ送出される。
【0030】図4はタッチパネルに表示された着信に対
し応答する場合の信号形態を表す。図4の各符号4,
5,61,62は上記図3と同様であり説明を省略す
る。この例は,消防車や救急車と無線により発着信する
時に使用するトランク(図1の2の一つ)を介した着信
が発生した場合であり,この時走行中の救急車(消防
車)から無線によりこの救急車の車両番号と共に発呼が
行われる。この呼は消防署の無線インタフェースを備え
たトランクに着信し,指令交換機,第2指令台制御回路
4及び第1指令台制御回路5を経由して指令台のパーソ
ナルコンピュータ61に着信すると,タッチパネル62
の着信画面に発呼した車両の情報が表示される。このよ
うな車両からの無線による車両番号を含む呼の着信画面
をセレコール(セレクトコールの意)着信画面といい,
操作者はこの着信に対応して応答するために,タッチパ
ネル62の車両1の表示部分を操作すると,パーソナル
コンピュータ61は,図4のとして示すメッセージ情
報を発生する。
し応答する場合の信号形態を表す。図4の各符号4,
5,61,62は上記図3と同様であり説明を省略す
る。この例は,消防車や救急車と無線により発着信する
時に使用するトランク(図1の2の一つ)を介した着信
が発生した場合であり,この時走行中の救急車(消防
車)から無線によりこの救急車の車両番号と共に発呼が
行われる。この呼は消防署の無線インタフェースを備え
たトランクに着信し,指令交換機,第2指令台制御回路
4及び第1指令台制御回路5を経由して指令台のパーソ
ナルコンピュータ61に着信すると,タッチパネル62
の着信画面に発呼した車両の情報が表示される。このよ
うな車両からの無線による車両番号を含む呼の着信画面
をセレコール(セレクトコールの意)着信画面といい,
操作者はこの着信に対応して応答するために,タッチパ
ネル62の車両1の表示部分を操作すると,パーソナル
コンピュータ61は,図4のとして示すメッセージ情
報を発生する。
【0031】この場合は,上記図3のに示すメッセー
ジ情報と一部が異なり,メッセージ識別コードの後に,
タッチパネル用機能コード(セレコール指定応答を表す
タッチパネル機能コード)とトランク番号,最後にコー
ド送出完了制御コードとで構成される。このメッセージ
情報は,第1指令台制御回路5においてコードが変換さ
れ,に示すような50ms毎に発生する釦コードとな
って第2指令台制御回路4へ送られ,第2指令台制御回
路4から指令交換機に対し指定されたトランク番号の着
信に対する応答を指示する。
ジ情報と一部が異なり,メッセージ識別コードの後に,
タッチパネル用機能コード(セレコール指定応答を表す
タッチパネル機能コード)とトランク番号,最後にコー
ド送出完了制御コードとで構成される。このメッセージ
情報は,第1指令台制御回路5においてコードが変換さ
れ,に示すような50ms毎に発生する釦コードとな
って第2指令台制御回路4へ送られ,第2指令台制御回
路4から指令交換機に対し指定されたトランク番号の着
信に対する応答を指示する。
【0032】次に図5乃至図7は釦コードの処理フロー
(その1)〜(その3)である。この釦コードの処理
は,第2指令台制御回路(図1の4)において実行さ
れ,最初に釦コード(指令台盤面60から発生)が復旧
したか判別して(図5のS1),復旧した場合は,の
経路で図7のB.の処理が実行され,分析要求中(釦コ
ードの前処理実行)か判別し,要求中の場合は第2指令
台制御回路4内に備えられた図示省略されたメモリ内の
タッチパネル機能フラグ(タッチパネルの機能コードの
現在の状態を表すフラグ)を「棄却要求中」に設定し
(図7のS30),続いて分析要求中でない場合を含め
ての経路で後述する図6のS21に移行する。S1に
おいて,釦コードの復旧でない時(検出の時)釦コード
を分析する(同S2)。続いて,処理が輻輳中か判別し
(図5のS3),輻輳してない場合は,釦コードが許容
できるか,すなわち指令台の状態が該当釦コードの要求
する機能を実現できる状態か(有効な釦コードか)を判
別し(同S4),許容できないとの経路により図7の
A.に移行し,タッチパネル機能コードであるか判別し
(図7のA.のS27),該当すると上記タッチパネル
機能フラグに「棄却要求中」を設定して(同S28),
受信釦コードを棄却し(同S29),の経路で後述す
る図6のS21に移行する。
(その1)〜(その3)である。この釦コードの処理
は,第2指令台制御回路(図1の4)において実行さ
れ,最初に釦コード(指令台盤面60から発生)が復旧
したか判別して(図5のS1),復旧した場合は,の
経路で図7のB.の処理が実行され,分析要求中(釦コ
ードの前処理実行)か判別し,要求中の場合は第2指令
台制御回路4内に備えられた図示省略されたメモリ内の
タッチパネル機能フラグ(タッチパネルの機能コードの
現在の状態を表すフラグ)を「棄却要求中」に設定し
(図7のS30),続いて分析要求中でない場合を含め
ての経路で後述する図6のS21に移行する。S1に
おいて,釦コードの復旧でない時(検出の時)釦コード
を分析する(同S2)。続いて,処理が輻輳中か判別し
(図5のS3),輻輳してない場合は,釦コードが許容
できるか,すなわち指令台の状態が該当釦コードの要求
する機能を実現できる状態か(有効な釦コードか)を判
別し(同S4),許容できないとの経路により図7の
A.に移行し,タッチパネル機能コードであるか判別し
(図7のA.のS27),該当すると上記タッチパネル
機能フラグに「棄却要求中」を設定して(同S28),
受信釦コードを棄却し(同S29),の経路で後述す
る図6のS21に移行する。
【0033】図5のS4において,許容できる場合は,
該当釦コードがタッチパネル機能コードか判別し(図5
のS5),タッチパネル機能コード(コード送出開始制
御コードを含む)であればタッチパネル機能フラグに
「受信要求中」を設定し(同S6),の経路で図6の
S21に移行する。図5のS5においてタッチパネル機
能でなければ,タッチパネル終了コードか判別し,そう
でない場合は既存の釦処理を行い(同S8),タッチパ
ネル終了コードの場合は,タッチパネル機能フラグに
「要求無」を設定する(同S9)。
該当釦コードがタッチパネル機能コードか判別し(図5
のS5),タッチパネル機能コード(コード送出開始制
御コードを含む)であればタッチパネル機能フラグに
「受信要求中」を設定し(同S6),の経路で図6の
S21に移行する。図5のS5においてタッチパネル機
能でなければ,タッチパネル終了コードか判別し,そう
でない場合は既存の釦処理を行い(同S8),タッチパ
ネル終了コードの場合は,タッチパネル機能フラグに
「要求無」を設定する(同S9)。
【0034】図5のS3で処理輻輳中の場合,タッチパ
ネル機能コードか判別し(同S10),該当するとタッ
チパネル機能フラグに「分析要求中」を設定し(同S1
1),の経路で図6のS21に移行する。S10でタ
ッチパネル機能コードでない場合は,タッチパネル終了
コードか判別し(図5のS12),該当するとタッチパ
ネル機能フラグに「要求無」を設定し(図5のS1
3),図6のS21に移行する。また,図5のS12に
おいて,タッチパネル終了コードでないと判別される
と,の経路で図6に移行する。図6では,数字釦コー
ドかを判別し(図6のS14),数字コードの場合は,
受信要求中か判別し(同S15),要求中であれば,受
信数字をメモリへ蓄積し(同S16),続いてS21の
処理に移行する。
ネル機能コードか判別し(同S10),該当するとタッ
チパネル機能フラグに「分析要求中」を設定し(同S1
1),の経路で図6のS21に移行する。S10でタ
ッチパネル機能コードでない場合は,タッチパネル終了
コードか判別し(図5のS12),該当するとタッチパ
ネル機能フラグに「要求無」を設定し(図5のS1
3),図6のS21に移行する。また,図5のS12に
おいて,タッチパネル終了コードでないと判別される
と,の経路で図6に移行する。図6では,数字釦コー
ドかを判別し(図6のS14),数字コードの場合は,
受信要求中か判別し(同S15),要求中であれば,受
信数字をメモリへ蓄積し(同S16),続いてS21の
処理に移行する。
【0035】図6のS14において,数字釦コードでな
い場合は,切断釦コードか判別(図6のS17),切断
釦コードでないと既存の釦処理を行い,切断釦コードの
場合は,タッチパネル機能フラグに「要求無」を設定し
(同S19),切断釦コードを制御メモリへ設定し待ち
合わせる(同S20)。この後,待ち合わせ釦が有るか
判別し(図6のS21),無い場合は終了し,有る場合
は処理輻輳中か判別し(同S22),輻輳中でないと釦
コードが許容できるか判別し(同S23),許容できな
いと終了するが,許容できる場合は,の経路で図5の
S5へ移行する。(なお,図5のS3に移行するの経
路は使用しない)以上の処理により第2指令台制御回路
では,コード送出開始制御コードまたはタッチパネル用
機能コードを受信時は,コード送出完了制御コード(タ
ッチパネル終了コード)または切断釦コード受信まで,
メモリ上に識別情報を持ち,全釦コードに対し受信(必
要ならメモリへの蓄積)及び棄却の統一した制御を行う
ことができる。
い場合は,切断釦コードか判別(図6のS17),切断
釦コードでないと既存の釦処理を行い,切断釦コードの
場合は,タッチパネル機能フラグに「要求無」を設定し
(同S19),切断釦コードを制御メモリへ設定し待ち
合わせる(同S20)。この後,待ち合わせ釦が有るか
判別し(図6のS21),無い場合は終了し,有る場合
は処理輻輳中か判別し(同S22),輻輳中でないと釦
コードが許容できるか判別し(同S23),許容できな
いと終了するが,許容できる場合は,の経路で図5の
S5へ移行する。(なお,図5のS3に移行するの経
路は使用しない)以上の処理により第2指令台制御回路
では,コード送出開始制御コードまたはタッチパネル用
機能コードを受信時は,コード送出完了制御コード(タ
ッチパネル終了コード)または切断釦コード受信まで,
メモリ上に識別情報を持ち,全釦コードに対し受信(必
要ならメモリへの蓄積)及び棄却の統一した制御を行う
ことができる。
【0036】図1に示す指令交換機1は,接続されたト
ランクについて状態を監視し,状態変化時にトランクの
回線番号,状態及びトランクから受信した識別コードに
ついて,論理番号に変換して第2指令台制御回路4に通
知する。第2指令台制御回路4では受信したトランク情
報を指令台盤面のランプ情報に付加して第1指令台制御
回路5へ送出する。第1指令台制御回路5はトランク情
報の変化を検出するとトランク情報を指令台盤面60の
ランプ情報から分離し,パーソナルコンピュータ61へ
送信する。パーソナルコンピュータ61はトランク情報
の変化を読み取りデータベース(図1では図示省略)を
用いて,トランクの論理番号を表示キャラクタへ変換し
てタッチパネル上へ表示する。
ランクについて状態を監視し,状態変化時にトランクの
回線番号,状態及びトランクから受信した識別コードに
ついて,論理番号に変換して第2指令台制御回路4に通
知する。第2指令台制御回路4では受信したトランク情
報を指令台盤面のランプ情報に付加して第1指令台制御
回路5へ送出する。第1指令台制御回路5はトランク情
報の変化を検出するとトランク情報を指令台盤面60の
ランプ情報から分離し,パーソナルコンピュータ61へ
送信する。パーソナルコンピュータ61はトランク情報
の変化を読み取りデータベース(図1では図示省略)を
用いて,トランクの論理番号を表示キャラクタへ変換し
てタッチパネル上へ表示する。
【0037】図8はランプフィールドのビット割り付
け,図9は119回線の状態定義,図10は無線回線の
状態定義をそれぞれ示す。図8に示すランプフィールド
は,各回線の状態を表し,指令交換機1のメモリ(図示
省略された状態管理テーブルと同じ)に保持され,指令
台盤面に表示するランプ情報としてパーソナルコンピュ
ータ(図1の61)に送信される。ランプフィールド
は,119回線情報と無線回線情報とが割り付けられて
いる。その中の119回線情報は,119番の多数の着
信回線について,どの地域の局からの着信かに対応して
複数の回線(トランクに対応)がそれぞれ2ビットずつ
割り付けられ,図9の119回線の状態定義表に示すよ
うに定義されている。すなわち,2ビットを用いて空
き,着信中,通話中,保留中の各状態を表す。更に自指
令台の着信/保留応答回線がある時に,119応答回線
の局番号と回線番号がそれぞれ7ビットづつ割り当てら
れるが,この回線が無い場合は0になっている。
け,図9は119回線の状態定義,図10は無線回線の
状態定義をそれぞれ示す。図8に示すランプフィールド
は,各回線の状態を表し,指令交換機1のメモリ(図示
省略された状態管理テーブルと同じ)に保持され,指令
台盤面に表示するランプ情報としてパーソナルコンピュ
ータ(図1の61)に送信される。ランプフィールド
は,119回線情報と無線回線情報とが割り付けられて
いる。その中の119回線情報は,119番の多数の着
信回線について,どの地域の局からの着信かに対応して
複数の回線(トランクに対応)がそれぞれ2ビットずつ
割り付けられ,図9の119回線の状態定義表に示すよ
うに定義されている。すなわち,2ビットを用いて空
き,着信中,通話中,保留中の各状態を表す。更に自指
令台の着信/保留応答回線がある時に,119応答回線
の局番号と回線番号がそれぞれ7ビットづつ割り当てら
れるが,この回線が無い場合は0になっている。
【0038】無線回線情報は,救急無線回線(トラン
ク)に対応して14ビット(7ビット×2Row)割り付け
られ,図10の無線回線の状態定義に示すように定義さ
れている。更に自指令台の着信応答回線がある時は,救
急無線応答回線のロジカル(論理)回線番号が7ビット
割り付けられ,それ以外は0が設定される。
ク)に対応して14ビット(7ビット×2Row)割り付け
られ,図10の無線回線の状態定義に示すように定義さ
れている。更に自指令台の着信応答回線がある時は,救
急無線応答回線のロジカル(論理)回線番号が7ビット
割り付けられ,それ以外は0が設定される。
【0039】図11,図12は119回線着信時の動作
シーケンス(その1),(その2)を示し,指令交換機
の119番用のトランク(119回線)に着信が発生し
た時の指令交換機システムの動作シーケンスを表す。図
11,図12には119番のトランク,指令交換機,第
2指令台制御回路,第1指令台制御回路(図12に示
す)及びパーソナルコンピュータだけ示す。
シーケンス(その1),(その2)を示し,指令交換機
の119番用のトランク(119回線)に着信が発生し
た時の指令交換機システムの動作シーケンスを表す。図
11,図12には119番のトランク,指令交換機,第
2指令台制御回路,第1指令台制御回路(図12に示
す)及びパーソナルコンピュータだけ示す。
【0040】119番のトランクに着信があると,指令
交換機(図1の1)は119回線状態管理データ(図8
参照)に着信中を設定し(図11のa),そのデータを
第2指令台制御回路(図1の4)に通知し(図11の
b),第1指令台制御回路(図1の5,図11では図示
省略)を経由して,状態変化があったランプフィールド
の該当回線に「着信中」を設定してパーソナルコンピュ
ータ(図1の61)へ送信する(図11のc)。パーソ
ナルコンピュータは,着信回線名をタッチパネルの11
9着信表示画面へ着信通知順に表示する。操作者がタッ
チパネルの着信回線の表示位置に対し応答の操作を行う
と,パーソナルコンピュータから第2指令台制御回路に
対し応答の情報が送られ(図11のd),さらに指令交
換機に119回線応答を通知すると(同e),指令交換
機は回線状態管理データに「通話中」を設定する。
交換機(図1の1)は119回線状態管理データ(図8
参照)に着信中を設定し(図11のa),そのデータを
第2指令台制御回路(図1の4)に通知し(図11の
b),第1指令台制御回路(図1の5,図11では図示
省略)を経由して,状態変化があったランプフィールド
の該当回線に「着信中」を設定してパーソナルコンピュ
ータ(図1の61)へ送信する(図11のc)。パーソ
ナルコンピュータは,着信回線名をタッチパネルの11
9着信表示画面へ着信通知順に表示する。操作者がタッ
チパネルの着信回線の表示位置に対し応答の操作を行う
と,パーソナルコンピュータから第2指令台制御回路に
対し応答の情報が送られ(図11のd),さらに指令交
換機に119回線応答を通知すると(同e),指令交換
機は回線状態管理データに「通話中」を設定する。
【0041】続いて,指令交換機は第2指令台制御回路
に119回線状態と応答回線を通知すると(図11の
f),第2指令台制御回路は,ランプフィールドの該当
回線に「通話中」を設定し,応答回線に局番号,回線番
号を設定してパーソナルコンピュータへ送信する(図1
1のg)。パーソナルコンピュータはタッチパネルの1
19着信表示画面から応答回線をサーチして反転表示す
る。なお,他の指令台が応答して応答回線の通知がない
時は,着信表示画面から消去する。
に119回線状態と応答回線を通知すると(図11の
f),第2指令台制御回路は,ランプフィールドの該当
回線に「通話中」を設定し,応答回線に局番号,回線番
号を設定してパーソナルコンピュータへ送信する(図1
1のg)。パーソナルコンピュータはタッチパネルの1
19着信表示画面から応答回線をサーチして反転表示す
る。なお,他の指令台が応答して応答回線の通知がない
時は,着信表示画面から消去する。
【0042】この後,119番を呼び出した人と指令台
の扱い者との間で通話が行われて,通話が終了して回線
が切断されると,第2指令台制御回路(図1の4)で切
断が検出され(指令台盤面の切断釦のコードを検出),
切断の情報を第2指令台制御回路へ通知する(図12の
h)。第2指令台制御回路がこの119回線切断を指令
交換機に通知すると(同i),指令交換機は119回線
状態管理データに「空き」を設定し,第2指令台制御回
路にその回線状態及び切断を通知する(同j)。第2指
令台制御回路はパーソナルコンピュータに対し,ランプ
フィールドの該当回線に「空き」を設定し,応答回線の
局番,回線番号をクリアして送信する(同k)。パーソ
ナルコンピュータはこれを受け取ると,タッチパネルの
119着信表示画面から切断回線を消去する。
の扱い者との間で通話が行われて,通話が終了して回線
が切断されると,第2指令台制御回路(図1の4)で切
断が検出され(指令台盤面の切断釦のコードを検出),
切断の情報を第2指令台制御回路へ通知する(図12の
h)。第2指令台制御回路がこの119回線切断を指令
交換機に通知すると(同i),指令交換機は119回線
状態管理データに「空き」を設定し,第2指令台制御回
路にその回線状態及び切断を通知する(同j)。第2指
令台制御回路はパーソナルコンピュータに対し,ランプ
フィールドの該当回線に「空き」を設定し,応答回線の
局番,回線番号をクリアして送信する(同k)。パーソ
ナルコンピュータはこれを受け取ると,タッチパネルの
119着信表示画面から切断回線を消去する。
【0043】次に図13,図14は無線回線着信時の動
作シーケンス(その1),(その2)を示し,指令交換
機の無線回線のトランクに着信が発生した時の指令交換
機システムの動作シーケンスを表す。図13,図14に
は無線トランク,指令交換機,第2指令台制御回路,第
1指令台制御回路(図14にだけ示す)及びパーソナル
コンピュータだけを示す。
作シーケンス(その1),(その2)を示し,指令交換
機の無線回線のトランクに着信が発生した時の指令交換
機システムの動作シーケンスを表す。図13,図14に
は無線トランク,指令交換機,第2指令台制御回路,第
1指令台制御回路(図14にだけ示す)及びパーソナル
コンピュータだけを示す。
【0044】無線トランクに救急車または消防車から着
信があると,車両IDコードが受信され,これを指令交
換機に通知する(図13のa)。指令交換機は回線番
号,車両IDコードをロジカル番号に変換し,内蔵する
メモリに設けられたセルコール着信表示管理表(救急車
または消防車からの無線による呼の着信状態を管理する
表)にロジカル車両番号を設定し,第2指令台制御回路
に,着信回線のロジカル回線番号とロジカル車両番号を
通知する(同b)。第2指令台制御回路はこれを受け取
ると,ランプフィールドの該当回線にロジカル車両番号
を設定してパーソナルコンピュータに送信する(図13
のc)。パーソナルコンピュータは,着信車両名,回線
番号をタッチパネルの無線着信表示画面へ着信通知順に
表示する。タッチパネル上の車両番号を含む着信表示に
対し扱い者が応答の操作を行うと,第2指令台制御回路
に対し応答が送られ(図13のd),これに応じて第2
指令台制御回路は無線回線応答の通知を指令交換機に送
出する(同e)。
信があると,車両IDコードが受信され,これを指令交
換機に通知する(図13のa)。指令交換機は回線番
号,車両IDコードをロジカル番号に変換し,内蔵する
メモリに設けられたセルコール着信表示管理表(救急車
または消防車からの無線による呼の着信状態を管理する
表)にロジカル車両番号を設定し,第2指令台制御回路
に,着信回線のロジカル回線番号とロジカル車両番号を
通知する(同b)。第2指令台制御回路はこれを受け取
ると,ランプフィールドの該当回線にロジカル車両番号
を設定してパーソナルコンピュータに送信する(図13
のc)。パーソナルコンピュータは,着信車両名,回線
番号をタッチパネルの無線着信表示画面へ着信通知順に
表示する。タッチパネル上の車両番号を含む着信表示に
対し扱い者が応答の操作を行うと,第2指令台制御回路
に対し応答が送られ(図13のd),これに応じて第2
指令台制御回路は無線回線応答の通知を指令交換機に送
出する(同e)。
【0045】指令交換機はセレコール着信表示管理表の
該当回線エリアのロジカル車両番号をクリアし,第2指
令台制御回路に対し応答回線を通知して着信表示クリア
を要求する(図14のf)。第2指令台制御回路はこれ
を受けるとランプフィールドの該当回線のロジカル車両
番号をクリアし,応答回線にロジカル回線番号を設定し
パーソナルコンピュータに送信する(図13のg)。パ
ーソナルコンピュータは,これを受けるとタッチパネル
の無線着信表示画面から応答回線をサーチして応答状態
を表すため反転表示する。なお,他台で応答した場合の
ように応答回線の通知が無い時は表示を消去する。
該当回線エリアのロジカル車両番号をクリアし,第2指
令台制御回路に対し応答回線を通知して着信表示クリア
を要求する(図14のf)。第2指令台制御回路はこれ
を受けるとランプフィールドの該当回線のロジカル車両
番号をクリアし,応答回線にロジカル回線番号を設定し
パーソナルコンピュータに送信する(図13のg)。パ
ーソナルコンピュータは,これを受けるとタッチパネル
の無線着信表示画面から応答回線をサーチして応答状態
を表すため反転表示する。なお,他台で応答した場合の
ように応答回線の通知が無い時は表示を消去する。
【0046】応答状態になった後,無線回線を介して通
話が行われて,通話終了により回線を切断すると,第1
指令台制御回路(図1の5)で切断が検出され(指令台
盤面の切断釦のコードを検出し),切断の通知が第2指
令台制御回路へ送られる(図14のh)。第2指令台制
御回路がこの無線回線切断を指令交換機に通知すると
(同i),指令交換機は無線回線の切断を第2指令台制
御回路へ通知する(同j)。第2指令台制御回路はパー
ソナルコンピュータに対し,ランプフィールドの応答回
線のロジカル回線番号をクリアして送信する(図14の
k)。パーソナルコンピュータはこれを受け取ると,タ
ッチパネルの無線着信表示画面から切断回線を消去す
る。
話が行われて,通話終了により回線を切断すると,第1
指令台制御回路(図1の5)で切断が検出され(指令台
盤面の切断釦のコードを検出し),切断の通知が第2指
令台制御回路へ送られる(図14のh)。第2指令台制
御回路がこの無線回線切断を指令交換機に通知すると
(同i),指令交換機は無線回線の切断を第2指令台制
御回路へ通知する(同j)。第2指令台制御回路はパー
ソナルコンピュータに対し,ランプフィールドの応答回
線のロジカル回線番号をクリアして送信する(図14の
k)。パーソナルコンピュータはこれを受け取ると,タ
ッチパネルの無線着信表示画面から切断回線を消去す
る。
【0047】本発明では,扱い者がホストコンピュータ
(図1の7)の入力部7b,表示部7cを用いて電話帳
を格納したデータベース(図1の7a)を検索すること
により医療機関や種々の宛先の電話番号を検索して発信
することができ,このような電話帳による発信をCRT
発信(表示部にCRTディスプレイを使用する)とい
う。
(図1の7)の入力部7b,表示部7cを用いて電話帳
を格納したデータベース(図1の7a)を検索すること
により医療機関や種々の宛先の電話番号を検索して発信
することができ,このような電話帳による発信をCRT
発信(表示部にCRTディスプレイを使用する)とい
う。
【0048】図15は電話帳(CRT)発信の動作シー
ケンスであり,ホストコンピュータ,第1指令台制御回
路,第2指令台制御回路及び指令交換機の相互の動作シ
ーケンスを示す。最初に,ホストコンピュータの電話帳
のデータベースを検索し,宛先を入力部(図1の7b)
のカーソルで指定して,入力部のキーボードに設けられ
た発信釦を押下すると,ホストコンピュータから第1指
令台制御回路にCRT発信用の接点に信号出力が発生す
る(図15のa)。第1指令台制御回路はこの信号を受
け取ると,第2指令台制御回路に対しホストコンピュー
タからの発信の要求を釦コードに変換して通知する(図
15のb)。
ケンスであり,ホストコンピュータ,第1指令台制御回
路,第2指令台制御回路及び指令交換機の相互の動作シ
ーケンスを示す。最初に,ホストコンピュータの電話帳
のデータベースを検索し,宛先を入力部(図1の7b)
のカーソルで指定して,入力部のキーボードに設けられ
た発信釦を押下すると,ホストコンピュータから第1指
令台制御回路にCRT発信用の接点に信号出力が発生す
る(図15のa)。第1指令台制御回路はこの信号を受
け取ると,第2指令台制御回路に対しホストコンピュー
タからの発信の要求を釦コードに変換して通知する(図
15のb)。
【0049】第2指令台制御回路はこれを検出すると,
指令交換機に発信要求を行う(図15のc)。指令交換
機はこの要求を受け取ると,図1に示す指令交換機1と
ホストコンピュータ7とを接続する信号線を介して宛先
情報を要求する信号(電文)を発生する(図15の
d)。ホストコンピュータはこの要求を受け取ると,先
に指定した宛先情報(ダイヤル番号)を指令交換機に送
出する(図15のe)。指令交換機は,回線(トラン
ク)を捕捉して該当ダイヤル番号に発信する。図16,
図17は119番の受付から指令の強制開始の動作シー
ケンスの例(その1),(その2)であり,119番の
回線に着信した後の予告指令,指令(本指令)を実行す
るためのシーケンスを示す。
指令交換機に発信要求を行う(図15のc)。指令交換
機はこの要求を受け取ると,図1に示す指令交換機1と
ホストコンピュータ7とを接続する信号線を介して宛先
情報を要求する信号(電文)を発生する(図15の
d)。ホストコンピュータはこの要求を受け取ると,先
に指定した宛先情報(ダイヤル番号)を指令交換機に送
出する(図15のe)。指令交換機は,回線(トラン
ク)を捕捉して該当ダイヤル番号に発信する。図16,
図17は119番の受付から指令の強制開始の動作シー
ケンスの例(その1),(その2)であり,119番の
回線に着信した後の予告指令,指令(本指令)を実行す
るためのシーケンスを示す。
【0050】指令交換機の119番の回線(トランク)
に着信が発生すると第2指令台制御回路及び第1指令台
制御回路を介して指令台(盤面及びタッチパネル)に着
信し,指令台の扱い者が応答すると,指令交換機は着信
したトランクの番号から発信地を識別して,その識別情
報をホストコンピュータに通知する。ホストコンピュー
タでは発信地識別情報を受け取り,ホストコンピュータ
の扱い者(指令台の扱い者とホストコンピュータの扱い
者は同じ)が119番の発信者との通話により災害種別
(火災または救急の何れか)が判別されて,キーボード
(図1の入力部7b)から種別を入力すると,発信地と
種別の2つの情報が入力されたことを契機としてホスト
コンピュータは第1指令台制御回路に対し予告指令開始
の信号出力を発生する(図16のd)。
に着信が発生すると第2指令台制御回路及び第1指令台
制御回路を介して指令台(盤面及びタッチパネル)に着
信し,指令台の扱い者が応答すると,指令交換機は着信
したトランクの番号から発信地を識別して,その識別情
報をホストコンピュータに通知する。ホストコンピュー
タでは発信地識別情報を受け取り,ホストコンピュータ
の扱い者(指令台の扱い者とホストコンピュータの扱い
者は同じ)が119番の発信者との通話により災害種別
(火災または救急の何れか)が判別されて,キーボード
(図1の入力部7b)から種別を入力すると,発信地と
種別の2つの情報が入力されたことを契機としてホスト
コンピュータは第1指令台制御回路に対し予告指令開始
の信号出力を発生する(図16のd)。
【0051】第1指令台制御回路はこの信号を受け取る
と,ホストコンピュータ用に定義された仮想台回路起動
の釦コードへ変換し,第2指令台制御回路へ送出する
(図16のe)。この時,指令台盤面の釦コードを送出
中であれば,一定タイミングをおいた後で,送出中釦コ
ードを停止,続けて仮想台回路起動の釦コードを一定タ
イミングで送出する。第1指令台制御回路は,仮想回路
から指令交換機に対して予告指令開始の要求を通知する
(同f)。指令交換機はこれを受け取ると,予告指令の
宛先情報をホストコンピュータに対し要求する(図16
のg)。ホストコンピュータは,予めデータベース(図
1の7a)に119番の発信地に対応した予告指令対象
の署所を格納しており,先に識別した発信地の情報を用
いて対応する予告指令対象署所の各宛先情報(実装全署
所に対して各署所の指令対象/非対象情報)を取り出し
て,指令交換機に通知する(図16のh)。
と,ホストコンピュータ用に定義された仮想台回路起動
の釦コードへ変換し,第2指令台制御回路へ送出する
(図16のe)。この時,指令台盤面の釦コードを送出
中であれば,一定タイミングをおいた後で,送出中釦コ
ードを停止,続けて仮想台回路起動の釦コードを一定タ
イミングで送出する。第1指令台制御回路は,仮想回路
から指令交換機に対して予告指令開始の要求を通知する
(同f)。指令交換機はこれを受け取ると,予告指令の
宛先情報をホストコンピュータに対し要求する(図16
のg)。ホストコンピュータは,予めデータベース(図
1の7a)に119番の発信地に対応した予告指令対象
の署所を格納しており,先に識別した発信地の情報を用
いて対応する予告指令対象署所の各宛先情報(実装全署
所に対して各署所の指令対象/非対象情報)を取り出し
て,指令交換機に通知する(図16のh)。
【0052】指令交換機は,各宛先情報を受け取ると回
線(内線)を捕捉して,予告指令を実行する。なお,こ
の予告指令では,予め決められたメッセージ情報(音声
合成情報(音声に変換したメッセージ))が各宛先へ送
信される。この予告指令中に119番回線の切断(通話
終了)のために指令台扱い者による切断釦の押下が行わ
れると,これを第1指令台制御回路で検出し,切断釦コ
ードを第2指令台制御回路に通知する(図16のi)。
第2指令台制御回路はこれに応じて,119番回線の切
断を指令交換機に通知し(図16のj),指令交換機は
これを受けとると119番回線の切断を行いホストコン
ピュータに対し回線切断を通知する(図17のk)。
線(内線)を捕捉して,予告指令を実行する。なお,こ
の予告指令では,予め決められたメッセージ情報(音声
合成情報(音声に変換したメッセージ))が各宛先へ送
信される。この予告指令中に119番回線の切断(通話
終了)のために指令台扱い者による切断釦の押下が行わ
れると,これを第1指令台制御回路で検出し,切断釦コ
ードを第2指令台制御回路に通知する(図16のi)。
第2指令台制御回路はこれに応じて,119番回線の切
断を指令交換機に通知し(図16のj),指令交換機は
これを受けとると119番回線の切断を行いホストコン
ピュータに対し回線切断を通知する(図17のk)。
【0053】この後,火災や救急の状況が判別されて,
指令台で指令開始釦が押下されると,第1指令台制御回
路は第2指令台制御回路に指令開始釦コードを通知する
(図17のl)。第2指令台制御回路はこの時仮想回路
での予告指令の実行であると,まず指令交換機に対し予
告指令終了を要求する(同m)。指令交換機はこれに応
じて第2指令台制御回路の仮想回路と接続された予告指
令の宛先と接続された回線を開放し,ホストコンピュー
タに対し予告指令終了を通知する(図17のn)。ま
た,指令交換機は第2指令台制御回路の仮想回路へ予告
指令終了を通知すると(図17のo),第2指令台制御
回路から指令交換機に対し指令開始を要求する(同
p)。
指令台で指令開始釦が押下されると,第1指令台制御回
路は第2指令台制御回路に指令開始釦コードを通知する
(図17のl)。第2指令台制御回路はこの時仮想回路
での予告指令の実行であると,まず指令交換機に対し予
告指令終了を要求する(同m)。指令交換機はこれに応
じて第2指令台制御回路の仮想回路と接続された予告指
令の宛先と接続された回線を開放し,ホストコンピュー
タに対し予告指令終了を通知する(図17のn)。ま
た,指令交換機は第2指令台制御回路の仮想回路へ予告
指令終了を通知すると(図17のo),第2指令台制御
回路から指令交換機に対し指令開始を要求する(同
p)。
【0054】指令交換機はこれに応じて,指令宛先情報
の要求をホストコンピュータに送出し(図17のq),
ホストコンピュータは災害状況により自動選択された指
令対象署所を表示するとともに同じ情報が指令宛先情報
通知として指令交換機に送られる(同r)。指令交換機
はこの宛先情報により各署所への回線を捕捉して指令を
実行する。なお,上記のシーケンスの図16のgの指令
交換機からホストコンピュータへの指令宛先情報の要求
のメッセージは,指令台番号が付加されて通知され,複
数の指令台が存在しても区別して処理される。
の要求をホストコンピュータに送出し(図17のq),
ホストコンピュータは災害状況により自動選択された指
令対象署所を表示するとともに同じ情報が指令宛先情報
通知として指令交換機に送られる(同r)。指令交換機
はこの宛先情報により各署所への回線を捕捉して指令を
実行する。なお,上記のシーケンスの図16のgの指令
交換機からホストコンピュータへの指令宛先情報の要求
のメッセージは,指令台番号が付加されて通知され,複
数の指令台が存在しても区別して処理される。
【0055】また,上記図16,図17のシーケンスは
予告指令中に指令開始釦が押下された(図17のl)場
合のシーケンスがあるが,通常は予告指令メッセージを
送出終了後にホストコンピュータより予告指令終了の信
号が第1指令台制御回路に送出され,それを検出し,第
2指令台制御回路へ通知する(図示省略)ことで,以降
図17のm及びoの手順で予告指令は終了する。
予告指令中に指令開始釦が押下された(図17のl)場
合のシーケンスがあるが,通常は予告指令メッセージを
送出終了後にホストコンピュータより予告指令終了の信
号が第1指令台制御回路に送出され,それを検出し,第
2指令台制御回路へ通知する(図示省略)ことで,以降
図17のm及びoの手順で予告指令は終了する。
【0056】次に上記図16,図17の動作シーケンス
において,第2指令台制御回路は予告指令を受け取っ
て,仮想台回路を起動して交換処理を指令交換機に要求
する等の処理を行うが,図18,図19に第2指令台制
御回路の予告指令釦の処理フロー(その1),(その
2)を示す。ここで,第2指令台制御回路には制御メモ
リが備えられ,制御メモリは,実装台回線(実装された
指令台と接続する回線)用の領域と,仮想回線(実装台
と接続せず,第2指令台制御回路内の仮想台と接続する
回線)用の領域とに分かれ,制御の対象となる回線に応
じてそれぞれの領域のアドレスが設定され,以下の処理
において使用される。
において,第2指令台制御回路は予告指令を受け取っ
て,仮想台回路を起動して交換処理を指令交換機に要求
する等の処理を行うが,図18,図19に第2指令台制
御回路の予告指令釦の処理フロー(その1),(その
2)を示す。ここで,第2指令台制御回路には制御メモ
リが備えられ,制御メモリは,実装台回線(実装された
指令台と接続する回線)用の領域と,仮想回線(実装台
と接続せず,第2指令台制御回路内の仮想台と接続する
回線)用の領域とに分かれ,制御の対象となる回線に応
じてそれぞれの領域のアドレスが設定され,以下の処理
において使用される。
【0057】最初に制御メモリのアドレス(実装指令台
用のアドレス)を算出し(図18のS1),仮想回路釦
コードを受け取ったか判別する(同S2)。仮想回路釦
コードの場合は,制御メモリのアドレスを仮想回線用に
変更し(図18のS3),更に仮想回線釦コードである
かを判別し(同S4),仮想回線釦コードであれば,予
め仮想回線釦コードの正常性をチェックするために用意
されたチェックテーブルで,釦(コード)の許容/不許
容を判定し(同S6),仮想回線釦コードでない時は実
装回線用のチェックテーブルで釦の許容/不許容を判定
する(同S5)。次に釦コードが指令開始釦コードか判
別し(図18のS7),該当する場合は予告指令中か判
別し(同S8),予告指令中の場合は予告終了通知済か
判別する(同S10)。上記S7,S8において,該当
しない場合は既存の釦処理を行う(同S9)。
用のアドレス)を算出し(図18のS1),仮想回路釦
コードを受け取ったか判別する(同S2)。仮想回路釦
コードの場合は,制御メモリのアドレスを仮想回線用に
変更し(図18のS3),更に仮想回線釦コードである
かを判別し(同S4),仮想回線釦コードであれば,予
め仮想回線釦コードの正常性をチェックするために用意
されたチェックテーブルで,釦(コード)の許容/不許
容を判定し(同S6),仮想回線釦コードでない時は実
装回線用のチェックテーブルで釦の許容/不許容を判定
する(同S5)。次に釦コードが指令開始釦コードか判
別し(図18のS7),該当する場合は予告指令中か判
別し(同S8),予告指令中の場合は予告終了通知済か
判別する(同S10)。上記S7,S8において,該当
しない場合は既存の釦処理を行う(同S9)。
【0058】S9において,予告終了通知済でない場合
は,仮想回線用制御メモリに予告指令終了釦コードを設
定し,待ち合わせる(図18のS11)。予告終了通知
済の場合及びS11の待ち合わせの後,実装回線用制御
メモリに指令開始釦コードを設定して待ち合わせる(図
18のS12)。続いて制御メモリのアドレス(実装台
用)を算出し(図19のS13),待ち合わせ釦(コー
ド)が有るか判別し(同S14),有る場合はそれが指
令開始釦コードであるか判別し(同S15),指令開始
釦コードの場合は予告指令中か判別する(同S16)。
ここで,予告指令中である場合は,仮想回線に対する処
理を実施したか判別し(図19のS22),実施してい
る場合は処理を終了するが,そうでない場合は,制御メ
モリのアドレスを仮想回線用に変更すし(同S23),
上記S14の処理に戻り,仮想回線についての処理を行
う。
は,仮想回線用制御メモリに予告指令終了釦コードを設
定し,待ち合わせる(図18のS11)。予告終了通知
済の場合及びS11の待ち合わせの後,実装回線用制御
メモリに指令開始釦コードを設定して待ち合わせる(図
18のS12)。続いて制御メモリのアドレス(実装台
用)を算出し(図19のS13),待ち合わせ釦(コー
ド)が有るか判別し(同S14),有る場合はそれが指
令開始釦コードであるか判別し(同S15),指令開始
釦コードの場合は予告指令中か判別する(同S16)。
ここで,予告指令中である場合は,仮想回線に対する処
理を実施したか判別し(図19のS22),実施してい
る場合は処理を終了するが,そうでない場合は,制御メ
モリのアドレスを仮想回線用に変更すし(同S23),
上記S14の処理に戻り,仮想回線についての処理を行
う。
【0059】また,S15,S16において,該当しな
い場合は,処理輻輳中か判別し(同S17),輻輳中で
ない時は待ち合わせ釦が仮想回線釦コードであるか判別
し(同S18),仮想回線釦コードでなければ実装回線
用のチェックテーブルで釦の許容/不許容を判定し(同
S19),仮想回線釦コードであれば仮想回線用のチェ
ックテーブルで釦の許容/不許容を判定する(同S2
0)。次にS19,S20の判定結果が釦コード許容で
あるか判定し(図19のS21),許容できる場合は図
18のS7に戻る。
い場合は,処理輻輳中か判別し(同S17),輻輳中で
ない時は待ち合わせ釦が仮想回線釦コードであるか判別
し(同S18),仮想回線釦コードでなければ実装回線
用のチェックテーブルで釦の許容/不許容を判定し(同
S19),仮想回線釦コードであれば仮想回線用のチェ
ックテーブルで釦の許容/不許容を判定する(同S2
0)。次にS19,S20の判定結果が釦コード許容で
あるか判定し(図19のS21),許容できる場合は図
18のS7に戻る。
【0060】第1指令台制御回路は,ホストコンピュー
タからの予告指令開始起動信号と指令台盤面の各種の釦
押下の検出信号が入力され,2つの信号が同じ時間に重
なって発生する場合があり,第1指令台制御回路は第2
指令台制御回路に対して両信号を釦コードに変換して両
方の信号を送出する制御を行い,図20乃至図23を用
いて説明する。
タからの予告指令開始起動信号と指令台盤面の各種の釦
押下の検出信号が入力され,2つの信号が同じ時間に重
なって発生する場合があり,第1指令台制御回路は第2
指令台制御回路に対して両信号を釦コードに変換して両
方の信号を送出する制御を行い,図20乃至図23を用
いて説明する。
【0061】図20乃至図23は釦コード送出のタイミ
ングチャートの例(その1)〜(その4)である。各図
において,aは指令台盤面の釦押下の検出信号,bはホ
ストコンピュータからの予告指令開始起動信号の検出信
号であり,cは第1指令台制御回路から第2指令台制御
回路への釦コードの送出状態を表し,釦コード送出状態
か,無押下コード送出状態かの一方の状態となる。
ングチャートの例(その1)〜(その4)である。各図
において,aは指令台盤面の釦押下の検出信号,bはホ
ストコンピュータからの予告指令開始起動信号の検出信
号であり,cは第1指令台制御回路から第2指令台制御
回路への釦コードの送出状態を表し,釦コード送出状態
か,無押下コード送出状態かの一方の状態となる。
【0062】図20の例では,aの指令台盤面のA釦
(Aは不特定)押下検出信号が発生した後,bのホスト
コンピュータからの予告指令開始起動信号が一定時間検
出された場合である。この場合は,cに示すように先に
指令台盤面のAコードの送出が50msの時間だけ送出
することが保証され,その後の50msの期間に予告指
令開始釦コードが送出され,その後は指令台盤面A釦の
押下が継続している期間だけ再び指令台盤面A釦コード
の送出が行われる。なお,通常は予告指令開始釦コード
のようなホストコンピュータからの信号に対する釦コー
ドは,上記図3,図4に示すように50msの期間信号
が発生した後,50msの休止期間が設けられている。
但し,盤面釦の釦コードは押下検出している間送出され
る(最大/最小時間の定義はない)。
(Aは不特定)押下検出信号が発生した後,bのホスト
コンピュータからの予告指令開始起動信号が一定時間検
出された場合である。この場合は,cに示すように先に
指令台盤面のAコードの送出が50msの時間だけ送出
することが保証され,その後の50msの期間に予告指
令開始釦コードが送出され,その後は指令台盤面A釦の
押下が継続している期間だけ再び指令台盤面A釦コード
の送出が行われる。なお,通常は予告指令開始釦コード
のようなホストコンピュータからの信号に対する釦コー
ドは,上記図3,図4に示すように50msの期間信号
が発生した後,50msの休止期間が設けられている。
但し,盤面釦の釦コードは押下検出している間送出され
る(最大/最小時間の定義はない)。
【0063】図21の例では,aのA釦押下検出信号が
オンになった後,bの予告指令開始起動信号検出がオン
となり,bがオンの期間中にaがオフになり,bがオフ
になった後にaがオン(B釦押下)になった場合であ
る。この場合,cに示すように,50msだけ指令台盤
面A釦コードが送出され,続く50msで予告指令開始
釦コードが送出され,その後に無押下コード送出状態と
なり,その後aがオンになるとその釦コードが送出され
る。
オンになった後,bの予告指令開始起動信号検出がオン
となり,bがオンの期間中にaがオフになり,bがオフ
になった後にaがオン(B釦押下)になった場合であ
る。この場合,cに示すように,50msだけ指令台盤
面A釦コードが送出され,続く50msで予告指令開始
釦コードが送出され,その後に無押下コード送出状態と
なり,その後aがオンになるとその釦コードが送出され
る。
【0064】図22の例は,上記図21の例においてb
の予告指令開始起動信号がaのB釦押下検出信号の発生
した後まで継続した場合であり,この場合も,cに示す
ように,各釦コードの送出時間は最低でも50msだけ
保証される。更に図23の例は,aの指令台盤面A釦押
下の検出が継続している期間中に,bに示すように予告
指令開始起動信号と予告指令終了起動信号の検出が発生
した場合である。この場合も,指令台盤面のA釦コー
ド,予告指令開始釦コード,指令台盤面のA釦コード及
び予告指令終了釦コードがそれぞれ50ms以上の期間
発生する。
の予告指令開始起動信号がaのB釦押下検出信号の発生
した後まで継続した場合であり,この場合も,cに示す
ように,各釦コードの送出時間は最低でも50msだけ
保証される。更に図23の例は,aの指令台盤面A釦押
下の検出が継続している期間中に,bに示すように予告
指令開始起動信号と予告指令終了起動信号の検出が発生
した場合である。この場合も,指令台盤面のA釦コー
ド,予告指令開始釦コード,指令台盤面のA釦コード及
び予告指令終了釦コードがそれぞれ50ms以上の期間
発生する。
【0065】次に図24乃至図31は上記図2に示す本
発明の第2の原理構成に対応する実施例を示す。図24
は補完指令の接続構成を示す。図中,1,4a,5a,
7,130〜133は上記図2の同じ符号の各部に対応
し,1は自局の指令交換機,4aは自局の補完用の第2
指令台制御回路,5aは自局の補完用の第1指令台制御
回路,7は自局のホストコンピュータであり,130〜
132は隣接局を表し,130は隣接指令交換機,13
1は指令台,132はホストコンピュータであり,13
3はデータ中継回線である。また,3aは自局の署所に
接続する指令回線(内線)トランク,134は音声中継
トランク(図2の音声中継回線に対応)を表す。
発明の第2の原理構成に対応する実施例を示す。図24
は補完指令の接続構成を示す。図中,1,4a,5a,
7,130〜133は上記図2の同じ符号の各部に対応
し,1は自局の指令交換機,4aは自局の補完用の第2
指令台制御回路,5aは自局の補完用の第1指令台制御
回路,7は自局のホストコンピュータであり,130〜
132は隣接局を表し,130は隣接指令交換機,13
1は指令台,132はホストコンピュータであり,13
3はデータ中継回線である。また,3aは自局の署所に
接続する指令回線(内線)トランク,134は音声中継
トランク(図2の音声中継回線に対応)を表す。
【0066】動作を説明すると,隣接局の指令台131
の操作者が補完(応援依頼)の指令をするため指令釦を
押下すると(図24のa),隣接指令交換機130はホ
ストコンピュータ132に対し宛先情報を要求し(同
b),ホストコンピュータ130がデータベース(図示
省略)から補完局の宛先情報を送り返すと(同c),隣
接指令交換機130はその宛先情報を用いて音声中継ト
ランク134を介して自局(指令交換機1)と接続する
(同e)。その一方で,ホストコンピュータ132はデ
ータ中継回線133を介して自局のホストコンピュータ
7に対し補完宛先情報を送信する(同d)。これを受け
たホストコンピュータ7は,第1指令台制御回路5aに
対し指令開始起動信号を送出する(図24のf)。第1
指令台制御回路5aでは,隣接指令交換機130との間
に設けられた音声中継トランク134の起動を確認する
と,指令開始起動信号をホストコンピュータ用に定義さ
れた補完仮想台回路用の釦コードへ変換し第2指令台制
御回路4aに送る(図24のg)。
の操作者が補完(応援依頼)の指令をするため指令釦を
押下すると(図24のa),隣接指令交換機130はホ
ストコンピュータ132に対し宛先情報を要求し(同
b),ホストコンピュータ130がデータベース(図示
省略)から補完局の宛先情報を送り返すと(同c),隣
接指令交換機130はその宛先情報を用いて音声中継ト
ランク134を介して自局(指令交換機1)と接続する
(同e)。その一方で,ホストコンピュータ132はデ
ータ中継回線133を介して自局のホストコンピュータ
7に対し補完宛先情報を送信する(同d)。これを受け
たホストコンピュータ7は,第1指令台制御回路5aに
対し指令開始起動信号を送出する(図24のf)。第1
指令台制御回路5aでは,隣接指令交換機130との間
に設けられた音声中継トランク134の起動を確認する
と,指令開始起動信号をホストコンピュータ用に定義さ
れた補完仮想台回路用の釦コードへ変換し第2指令台制
御回路4aに送る(図24のg)。
【0067】第2指令台制御回路4aでは,それに基づ
き指令交換機1へ補完指令開始起動を通知するが,この
時第2指令台制御回路4aと指令交換機1間の通信が輻
輳中であれば,メモリに保存して処理の待ち合わせを行
い,後続の釦コード受信を監視する。指令交換機1は,
第2指令台制御回路4aからの補完指令開始起動の通知
を受け取ると,宛先情報の要求をホストコンピュータ7
へ送り(図24のh),ホストコンピュータ7から宛先
情報を受け取ると(同i),その宛先に対し指令回線ト
ランクを捕捉して指令を実行する。また,通知を受け付
けた指令交換機1は,自局の全指令台に対し,補完用仮
想台の使用中をランプ情報により通信する。通知を受け
た指令台は,補完用仮想台モニタ回路へのダイヤル接続
により通話モニタ回路(図2の11)を介して通話モニ
タ(隣接指令交換機の指令台の操作者の指令送話内容の
モニタ)が行える。
き指令交換機1へ補完指令開始起動を通知するが,この
時第2指令台制御回路4aと指令交換機1間の通信が輻
輳中であれば,メモリに保存して処理の待ち合わせを行
い,後続の釦コード受信を監視する。指令交換機1は,
第2指令台制御回路4aからの補完指令開始起動の通知
を受け取ると,宛先情報の要求をホストコンピュータ7
へ送り(図24のh),ホストコンピュータ7から宛先
情報を受け取ると(同i),その宛先に対し指令回線ト
ランクを捕捉して指令を実行する。また,通知を受け付
けた指令交換機1は,自局の全指令台に対し,補完用仮
想台の使用中をランプ情報により通信する。通知を受け
た指令台は,補完用仮想台モニタ回路へのダイヤル接続
により通話モニタ回路(図2の11)を介して通話モニ
タ(隣接指令交換機の指令台の操作者の指令送話内容の
モニタ)が行える。
【0068】また,発信局の障害等によ音声中継回線,
補完用仮想台が無効保留されている場合,指令台盤面の
補完切断釦の押下により補完用仮想台の第1指令台制御
回路5aへの切断信号を送出し,それを受けた補完用仮
想台の第1指令台制御回路5aで音声回線の応答信号を
復旧すると共に,信号を切断コードに変換し,第2指令
台制御回路4aへ送出することで回線の切断を行う。
補完用仮想台が無効保留されている場合,指令台盤面の
補完切断釦の押下により補完用仮想台の第1指令台制御
回路5aへの切断信号を送出し,それを受けた補完用仮
想台の第1指令台制御回路5aで音声回線の応答信号を
復旧すると共に,信号を切断コードに変換し,第2指令
台制御回路4aへ送出することで回線の切断を行う。
【0069】図25乃至図28は上記の補完指令発生時
の第2指令台制御回路4aにおける釦コード待ち合わせ
処理のフロー(その1)〜(その4)であり,図24の
第2指令台制御回路4aにおいて実行される。
の第2指令台制御回路4aにおける釦コード待ち合わせ
処理のフロー(その1)〜(その4)であり,図24の
第2指令台制御回路4aにおいて実行される。
【0070】最初に,キースキャン(KEYSCNで表
示)の処理が開始されると,釦コードを検出したか判別
し(図25のS1),検出されないとの経路で図26
のS12の処理へ移行し,検出されると釦コードを分析
し(同S2),仮想回線釦コードであるか識別する(同
S3),仮想回線釦コードの場合は図26のへ移行
し,仮想回線釦コードでない場合は,待ち合わせ釦が有
るか判別する(同S4)。待ち合わせ釦が無い場合は,
の経路で図27のS24の処理へ移行する。そこでは
処理輻輳中かを判別し(図27のS24),輻輳中でな
ければ該当釦の処理を実行後(S27)上記したのと同
様にの経路の処理へ移行し,輻輳中の場合は検出釦コ
ードを判別し,「補完指令開始」,「補完指令終了」ま
たは「切断」の何れかの場合は実装回線用制御メモリに
検出釦コードを設定して待ち合わせて,それ以外のコー
ドの場合はそのまま,次にの経路の処理へ移行する。
示)の処理が開始されると,釦コードを検出したか判別
し(図25のS1),検出されないとの経路で図26
のS12の処理へ移行し,検出されると釦コードを分析
し(同S2),仮想回線釦コードであるか識別する(同
S3),仮想回線釦コードの場合は図26のへ移行
し,仮想回線釦コードでない場合は,待ち合わせ釦が有
るか判別する(同S4)。待ち合わせ釦が無い場合は,
の経路で図27のS24の処理へ移行する。そこでは
処理輻輳中かを判別し(図27のS24),輻輳中でな
ければ該当釦の処理を実行後(S27)上記したのと同
様にの経路の処理へ移行し,輻輳中の場合は検出釦コ
ードを判別し,「補完指令開始」,「補完指令終了」ま
たは「切断」の何れかの場合は実装回線用制御メモリに
検出釦コードを設定して待ち合わせて,それ以外のコー
ドの場合はそのまま,次にの経路の処理へ移行する。
【0071】上記S4において待ち合わせ釦が有る場
合,次に検出釦コードが「補完指令終了」かそれ以外か
を識別し(図25のS5),「補完指令終了」以外の場
合はの経路の処理へ移行する。
合,次に検出釦コードが「補完指令終了」かそれ以外か
を識別し(図25のS5),「補完指令終了」以外の場
合はの経路の処理へ移行する。
【0072】上記図25のS5において,検出釦コード
が「補完指令終了」である場合は,次に待ち合わせ釦コ
ードが「補完指令開始」コードか,それ以外かを判別し
(同S6),補完指令開始コードであると,制御メモリ
上の待ち合わせ釦コードをクリアし(同S7),補完開
始コード以外の場合と共にの経路で図26のS12へ
移行する。
が「補完指令終了」である場合は,次に待ち合わせ釦コ
ードが「補完指令開始」コードか,それ以外かを判別し
(同S6),補完指令開始コードであると,制御メモリ
上の待ち合わせ釦コードをクリアし(同S7),補完開
始コード以外の場合と共にの経路で図26のS12へ
移行する。
【0073】上記図25のS3において,釦コードが仮
想回線コードであると識別されると,の経路により,
図26のS8において待ち合わせ釦が有るかを判別し,
待ち合わせ釦が無い場合は,の経路で図28の処理に
移行し,そこで処理輻輳中か判別し(図28のS2
8),輻輳中でない場合は釦処理を実行して(図28の
S31),の経路の処理へ移行する。輻輳中の場合は
検出釦コードが,「予告指令開始」,「予告指令終了」
の何れかに該当するか,それ以外かを識別し,該当する
場合は,仮想回線用制御メモリに検出釦コードを設定し
て待ち合わせ(同S30),それ以外のコードの場合と
同様にの処理へ移行する。
想回線コードであると識別されると,の経路により,
図26のS8において待ち合わせ釦が有るかを判別し,
待ち合わせ釦が無い場合は,の経路で図28の処理に
移行し,そこで処理輻輳中か判別し(図28のS2
8),輻輳中でない場合は釦処理を実行して(図28の
S31),の経路の処理へ移行する。輻輳中の場合は
検出釦コードが,「予告指令開始」,「予告指令終了」
の何れかに該当するか,それ以外かを識別し,該当する
場合は,仮想回線用制御メモリに検出釦コードを設定し
て待ち合わせ(同S30),それ以外のコードの場合と
同様にの処理へ移行する。
【0074】上記図26のS8において,待ち合わせ釦
が有る場合は,検出釦コードが「予告指令終了」かそれ
以外かを識別し(図26のS9),それ以外の場合は後
述するS12へ移行し,「予告指令終了」の場合は,待
ち合わせ釦コードが「予告指令開始」か,それ以外かを
識別し(同S10),「予告指令開始」の場合は「制御
メモリ上の待ち合わせ釦コードをクリアし(同S1
1),それ以外の場合は次のS12の処理へ移行する。
が有る場合は,検出釦コードが「予告指令終了」かそれ
以外かを識別し(図26のS9),それ以外の場合は後
述するS12へ移行し,「予告指令終了」の場合は,待
ち合わせ釦コードが「予告指令開始」か,それ以外かを
識別し(同S10),「予告指令開始」の場合は「制御
メモリ上の待ち合わせ釦コードをクリアし(同S1
1),それ以外の場合は次のS12の処理へ移行する。
【0075】このS12では制御メモリのアドレスを算
出し,待ち合わせ釦が有るか判別し(同S13),有る
場合は処理輻輳中を判別し(同S14),輻輳中でない
と制御メモリ上の待ち合わせ釦コードをクリアし(同S
15),待ち合わせ釦コードが許容できるか判別して
(同S16),許容できる場合は釦処理を実行する。上
記S13で待ち合わせ釦が無い時,S14で処理輻輳中
の場合,及びS16で釦コードが許容できない時は,S
18の処理に移行する。
出し,待ち合わせ釦が有るか判別し(同S13),有る
場合は処理輻輳中を判別し(同S14),輻輳中でない
と制御メモリ上の待ち合わせ釦コードをクリアし(同S
15),待ち合わせ釦コードが許容できるか判別して
(同S16),許容できる場合は釦処理を実行する。上
記S13で待ち合わせ釦が無い時,S14で処理輻輳中
の場合,及びS16で釦コードが許容できない時は,S
18の処理に移行する。
【0076】S17において釦処理が実行されると次に
予告指令用の仮想回線に対する処理を実施したか判別し
(S18),そうでない場合は制御メモリのアドレスを
仮想回線用に変更して上記S13の処理に戻り,仮想回
線処理を実施した場合はこのスキャン処理を終了する。
予告指令用の仮想回線に対する処理を実施したか判別し
(S18),そうでない場合は制御メモリのアドレスを
仮想回線用に変更して上記S13の処理に戻り,仮想回
線処理を実施した場合はこのスキャン処理を終了する。
【0077】図29は補完指令ランプ/ブザー制御の説
明図である。図29において,1は指令交換機,4aは
補完用第2指令台制御回路,12a〜12zは指令台A
〜Zを表す。補完指令は図示省略された補完用第1指令
台制御回路5aから補完指令開始釦コードとして入力さ
れ,補完用第2指令台制御回路4aがこれを受け取って
識別すると,指令開始(補完台識別情報を含む)の情報
を指令交換機1に供給する。指令交換機1はこれにより
指令開始処理100が起動し,補完指令であるのか判別
し(101),補完指令であると全実装台へ補完ランプ
オーダを送出する(102)。これにより,各指令台1
2a〜12zの補完ランプが点灯し,ブザーが鳴動す
る。
明図である。図29において,1は指令交換機,4aは
補完用第2指令台制御回路,12a〜12zは指令台A
〜Zを表す。補完指令は図示省略された補完用第1指令
台制御回路5aから補完指令開始釦コードとして入力さ
れ,補完用第2指令台制御回路4aがこれを受け取って
識別すると,指令開始(補完台識別情報を含む)の情報
を指令交換機1に供給する。指令交換機1はこれにより
指令開始処理100が起動し,補完指令であるのか判別
し(101),補完指令であると全実装台へ補完ランプ
オーダを送出する(102)。これにより,各指令台1
2a〜12zの補完ランプが点灯し,ブザーが鳴動す
る。
【0078】次に図30は補完指令台のモニタ機能の説
明図である。図中,1は指令交換機,3は指令回線,4
aは補完第2指令台制御回路,5aは補完第1指令台制
御回路,11は通話モニタ用回路,12は一つの指令台
Xを表す。
明図である。図中,1は指令交換機,3は指令回線,4
aは補完第2指令台制御回路,5aは補完第1指令台制
御回路,11は通話モニタ用回路,12は一つの指令台
Xを表す。
【0079】補完指令の音声は,音声中継回線(図2,
図24の音声中継回線134)から補完第1指令台制御
回路5aへ入力され,補完第2指令台制御回路4a,指
令交換機1を介して指令回線3から関係所署と音声及び
データにより接続される。指令音声は補完第1指令台制
御回路5aから通話モニタ用回路11へも供給される。
一方,上記図29に示す機構で補完指令により各指令台
の補完ランプが点灯しブザーを鳴動して通知されると,
その中の一つの指令台である図30に示す指令台Xの操
作者が,補完用仮想台の通話モニタ用回路11へ内線呼
び出し(内線ダイヤル)を行うと,指令台12Xと通話
モニタ用回路11とが接続され,通話モニタが可能とな
る。
図24の音声中継回線134)から補完第1指令台制御
回路5aへ入力され,補完第2指令台制御回路4a,指
令交換機1を介して指令回線3から関係所署と音声及び
データにより接続される。指令音声は補完第1指令台制
御回路5aから通話モニタ用回路11へも供給される。
一方,上記図29に示す機構で補完指令により各指令台
の補完ランプが点灯しブザーを鳴動して通知されると,
その中の一つの指令台である図30に示す指令台Xの操
作者が,補完用仮想台の通話モニタ用回路11へ内線呼
び出し(内線ダイヤル)を行うと,指令台12Xと通話
モニタ用回路11とが接続され,通話モニタが可能とな
る。
【0080】図31は補完指令台強制切断機能の説明図
である。図中,1は指令交換機,3は指令回線(内
線),4aは補完第2指令台制御回路,5aは補完第1
指令台制御回路,4bは指令台X用の第2指令台制御回
路,5bは指令台X用の第1指令台制御回路,12は一
つの指令台Xを表す。
である。図中,1は指令交換機,3は指令回線(内
線),4aは補完第2指令台制御回路,5aは補完第1
指令台制御回路,4bは指令台X用の第2指令台制御回
路,5bは指令台X用の第1指令台制御回路,12は一
つの指令台Xを表す。
【0081】この構成において,指令台Xの操作者が補
完指令を切断するためにで示すように切断釦を押下す
ると,第1指令台制御回路5bでこれが検出され,補完
第1指令台制御回路5aに対しで示すように切断信号
を通知する。この切断信号が補完第1指令台制御回路5
aで受け取られると,補完第2指令台制御回路4aに対
し釦コードとして通知される。補完第2指令台制御回路
4aがこれを受け取ると,指令交換機1にで示すよう
に切断の情報が送られて,指令交換機1はこの切断情報
により指令回線3を介する補完指令の接続を切断する。
完指令を切断するためにで示すように切断釦を押下す
ると,第1指令台制御回路5bでこれが検出され,補完
第1指令台制御回路5aに対しで示すように切断信号
を通知する。この切断信号が補完第1指令台制御回路5
aで受け取られると,補完第2指令台制御回路4aに対
し釦コードとして通知される。補完第2指令台制御回路
4aがこれを受け取ると,指令交換機1にで示すよう
に切断の情報が送られて,指令交換機1はこの切断情報
により指令回線3を介する補完指令の接続を切断する。
【0082】これにより,発信局(隣接局)の障害等に
より音声中継回線,補完用の仮想台が無効保留されてい
る場合にも指令台盤面の補完切断釦の押下により補完用
仮想台に対応する補完第1指令台制御回路5aへ切断信
号を送出し,それを受けた補完第1指令台制御回路5a
で音声回線の応答信号を復旧すると共に,信号を切断コ
ードに変換し,補完第2指令台制御回路4aへ送出する
ことで回線の切断を行うことができる。
より音声中継回線,補完用の仮想台が無効保留されてい
る場合にも指令台盤面の補完切断釦の押下により補完用
仮想台に対応する補完第1指令台制御回路5aへ切断信
号を送出し,それを受けた補完第1指令台制御回路5a
で音声回線の応答信号を復旧すると共に,信号を切断コ
ードに変換し,補完第2指令台制御回路4aへ送出する
ことで回線の切断を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば,第1指令台制御回路か
ら第2指令台制御回路に送られる一連の釦コードに対し
不統一な釦コード処理を防ぐことにより誤接続を防止す
る。また,指令台と交換機間で,実際の電話番号,回線
番号とは違う論理番号をインタフェース情報として使用
する場合(タッチパネル応答,短縮ダイヤル発信等),
指令台へのダイヤルモニタを規制することが可能とな
る。
ら第2指令台制御回路に送られる一連の釦コードに対し
不統一な釦コード処理を防ぐことにより誤接続を防止す
る。また,指令台と交換機間で,実際の電話番号,回線
番号とは違う論理番号をインタフェース情報として使用
する場合(タッチパネル応答,短縮ダイヤル発信等),
指令台へのダイヤルモニタを規制することが可能とな
る。
【0084】また,従来は情報表示盤や指令台盤面に表
示していた特定回線の状態や車両からの着信を指令台に
内蔵しているタッチパネルへ表示することにより,指令
台をコンパクトにできる。この場合,応答回線をタッチ
パネル上に表示された回線名,車両名で反転表示するこ
とにより通話相手を容易に識別できる。
示していた特定回線の状態や車両からの着信を指令台に
内蔵しているタッチパネルへ表示することにより,指令
台をコンパクトにできる。この場合,応答回線をタッチ
パネル上に表示された回線名,車両名で反転表示するこ
とにより通話相手を容易に識別できる。
【0085】交換機とホストコンピュータの連携処理を
行う場合に,ホストコンピュータからの発信指示を直接
指令台制御回路へ供給することで,交換接続制御は操作
者が操作したのと同様の制御により実現できる。また,
119回線応答から派生する指令台操作者の操作(釦押
下中でも)とホストコンピュータ指示による交換接続を
並行処理することにより,リアルタイムで2つの交換動
作を実現すると共に,交換機で別々の呼として扱うこと
により指令台操作とホストコンピュータ指示における競
合処理に対する考慮を不要とし,交換機制御を簡素化で
きる。
行う場合に,ホストコンピュータからの発信指示を直接
指令台制御回路へ供給することで,交換接続制御は操作
者が操作したのと同様の制御により実現できる。また,
119回線応答から派生する指令台操作者の操作(釦押
下中でも)とホストコンピュータ指示による交換接続を
並行処理することにより,リアルタイムで2つの交換動
作を実現すると共に,交換機で別々の呼として扱うこと
により指令台操作とホストコンピュータ指示における競
合処理に対する考慮を不要とし,交換機制御を簡素化で
きる。
【0086】隣接局からの指令をそのまま自局の署所に
中継することにより,署所の出動要請までの時間を短縮
できる。また,指令台制御回路(第1,第2指令台制御
回路),交換機が一時的に釦コードが受け付けられない
状態になっても,指令台制御回路内での待ち合わせ制御
によりホストコンピュータとの間で状態不一致になるこ
とを防ぎ,連携動作を良好に行うことが可能となる。
中継することにより,署所の出動要請までの時間を短縮
できる。また,指令台制御回路(第1,第2指令台制御
回路),交換機が一時的に釦コードが受け付けられない
状態になっても,指令台制御回路内での待ち合わせ制御
によりホストコンピュータとの間で状態不一致になるこ
とを防ぎ,連携動作を良好に行うことが可能となる。
【0087】更に,隣接局からの補完の指令で使用中の
回線をランプ及びブザーにより表示しておくことで,回
線の正常性を確認するためのモニタ機能やホストコンピ
ュータ,隣接指令交換機等の故障や接続異常が発生した
場合の応急処理として回線強制切断を可能とする。
回線をランプ及びブザーにより表示しておくことで,回
線の正常性を確認するためのモニタ機能やホストコンピ
ュータ,隣接指令交換機等の故障や接続異常が発生した
場合の応急処理として回線強制切断を可能とする。
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】タッチパネルからの発信時の信号形態を示す図
である。
である。
【図4】タッチパネルに表示された着信に対し応答した
場合の信号形態を示す図である。
場合の信号形態を示す図である。
【図5】釦コードの処理フロー(その1)を示す図であ
る。
る。
【図6】釦コードの処理フロー(その2)を示す図であ
る。
る。
【図7】釦コードの処理フロー(その3)を示す図であ
る。
る。
【図8】ランプフィールドのビット割り付けを示す図で
ある。
ある。
【図9】119回線の状態定義を示す図である。
【図10】無線回線の状態定義を示す図である。
【図11】119回線着信時の動作シーケンス(その
1)を示す図である。
1)を示す図である。
【図12】119回線着信時の動作シーケンス(その
2)を示す図である。
2)を示す図である。
【図13】無線回線着信時の動作シーケンス(その1)
を示す図である。
を示す図である。
【図14】無線回線着信時の動作シーケンス(その2)
を示す図である。
を示す図である。
【図15】電話帳(CRT)発信の動作シーケンスを示
す図である。
す図である。
【図16】119番の受付から指令の強制開始の動作シ
ーケンスの例(その1)を示す図である。
ーケンスの例(その1)を示す図である。
【図17】119番の受付から指令の強制開始の動作シ
ーケンスの例(その2)を示す図である。
ーケンスの例(その2)を示す図である。
【図18】第2指令台制御回路の予告指令釦の処理フロ
ー(その1)を示す図である。
ー(その1)を示す図である。
【図19】第2指令台制御回路の予告指令釦の処理フロ
ー(その2)を示す図である。
ー(その2)を示す図である。
【図20】釦コード送出のタイミングチャートの例(そ
の1)を示す図である。
の1)を示す図である。
【図21】釦コード送出のタイミングチャートの例(そ
の2)を示す図である。
の2)を示す図である。
【図22】釦コード送出のタイミングチャートの例(そ
の3)を示す図である。
の3)を示す図である。
【図23】釦コード送出のタイミングチャートの例(そ
の4)を示す図である。
の4)を示す図である。
【図24】補完指令の接続構成を示す図である。
【図25】補完指令発生時の第2指令台制御回路におけ
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その1)を示す図
である。
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その1)を示す図
である。
【図26】補完指令発生時の第2指令台制御回路におけ
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その2)を示す図
である。
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その2)を示す図
である。
【図27】補完指令発生時の第2指令台制御回路におけ
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その3)を示す図
である。
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その3)を示す図
である。
【図28】補完指令発生時の第2指令台制御回路におけ
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その4)を示す図
である。
る釦コード待ち合わせ処理のフロー(その4)を示す図
である。
【図29】補完指令ランプ/ブザー制御の説明図であ
る。
る。
【図30】補完指令台のモニタ機能の説明図である。
【図31】補完指令台強制切断機能の説明図である。
【図32】従来の構成例を示す図である。
【図33】センター局と各地域の署所の配置を示す図で
ある。
ある。
1 指令交換機 2 トランク 3 内線 4 第2指令台制御回路 4a 仮想台回路 5 第1指令台制御回路 6 指令台 60 指令台盤面 61 パーソナルコンピュータ 62 タッチパネル 7 ホストコンピュータ 7a データベース 7b 入力部 7c 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 勝好 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 他ネットワークの回線,無線回線,内線
及び自ネットワークの他交換機への回線とを収容した指
令交換機と,前記各回線と操作者が操作を行う指令台と
の間で発着信を行うと共に関係する回線を介して指令を
通知する制御を行う指令台を備えた交換機システムにお
いて,前記指令台はタッチパネルを持つコンピュータと
押釦を備える指令台盤面を備え,前記指令台に接続され
た第1指令台制御回路と,前記第1指令台制御回路に接
続されると共に前記指令交換機と接続された第2指令台
制御回路とを備え,前記第1指令台制御回路は,前記指
令台のタッチパネルの押下により入力されたキャラクタ
コード群が数字だけを表すと,各キャラクタコードを対
応する数字釦コードに変換して前記第2指令台制御回路
へ送信し,前記第2指令台制御回路は前記の釦コードを
受信すると,前記指令交換機の状態に合わせてコードを
転送制御し,各回線との発信,転送接続を行うことを特
徴とする指令台を備えた交換機システム。 - 【請求項2】 請求項1において,前記第1指令台制御
回路は,前記指令台のタッチパネルの押下により入力さ
れたキャラクタコード群が機能を表すキャラクタコード
と複数の数字から成る時,前記キャラクタコード群を機
能釦コードと数字釦コードとに変換して前記第2指令台
制御回路へ送信し,前記第2指令台制御回路は前記釦コ
ードを受信すると,前記指令交換機の状態に合わせてコ
ードを転送制御することを特徴とする指令台を備えた交
換機システム。 - 【請求項3】 請求項1において,前記他ネットワーク
の回線は発信地域に対応して設けられ,前記指令交換機
は,前記回線の状態管理データを備え,前記回線への特
定番号による着信を検出すると,前記回線の状態を前記
第2指令台制御回路に通知し,前記第2指令台制御回路
は前記コンピュータに対し該当回線に状態を通知し,前
記コンピュータはランプ情報の変化を検出することによ
り当該回線に予め定義された表示キャラクタでタッチパ
ネル上に着信表示を行い,前記着信に対し指令台で応答
した場合は,前記指令交換機より応答回線の識別情報が
ランプ情報として通知され,タッチパネル上に表示され
た前記着信表示された内容を反転表示することにより応
答を表示することを特徴とする指令台を備えた交換機シ
ステム。 - 【請求項4】 請求項1において,前記無線回線は着信
時に相手装置から発信者の識別コードを受信し,前記指
令交換機は無線回線の着信時に受信した識別コードを予
め登録された論理番号に変換し,前記回線毎に定義され
たランプ情報位置に前記論理番号を設定し,前記第2指
令台制御回路及び第1指令台制御回路を経由して前記コ
ンピュータに通知し,前記コンピュータは回線毎,論理
番号毎に定義されたキャラクタを前記タッチパネル上に
着信順表示を行い,指令台にて応答すると指令交換機よ
り応答回線の識別情報がランプ情報にて通知され,前記
タッチパネル上の着信表示を反転表示することを特徴と
する指令台を備えた交換機システム。 - 【請求項5】 請求項1において,前記指令台交換機に
接続すると共に前記第1指令台制御回路に接続されたデ
ータベース及び入出力部を備えたホストコンピュータを
設け,前記ホストコンピュータは,前記入出力部からの
宛先の入力に応じて前記データベースを検索して宛先を
指定して発信の指示を入力すると前記第1指令台制御回
路に対し発信要求が送出され,前記指令交換機が前記発
信要求を前記第2指令台制御回路から受け取って,宛先
情報の要求を前記ホストコンピュータに出力すると,前
記ホストコンピュータは前記要求に対し上記指定された
宛先の情報を前記指令交換機に通知し,前記指令交換機
は回線を捕捉して通知された宛先への発信を行うことを
特徴とする指令台を備えた交換機システム。 - 【請求項6】 請求項5において,指令台において着信
した回線に対して通信中に,前記ホストコンピュータは
当該回線に関連する発信地域の識別情報及び災害種別の
入力が検出すると第1指令台制御回路に対し予告指令開
始の信号を出力し,前記第1指令台制御回路は前記信号
を受信すると予め仮想台制御要求に定義された機能釦コ
ードに変換して第2指令台制御回路に送信し,前記第2
指令台制御回路は実装台の制御回路とは別に備えた仮想
台回路を起動して前記指令台の操作と並行して別の交換
処理を行うことを特徴とする指令台を備えた交換機シス
テム。 - 【請求項7】 請求項6において,前記第1指令台制御
回路は,前記指令台の釦押下操作により回線を介した通
話中に前記ホストコンピュータからの前記信号を受け取
ると,前記第2指令台制御回路に対し,前記指令台の押
下中釦の釦コードを予め定められたタイミングだけ送信
を継続した後,連続して前記ホストコンピュータからの
受信信号毎に対応する釦コードを予め定められたタイミ
ングだけ送信することにより,指令台に影響を与えるこ
となくリアルタイムでホストコンピュータ指示による交
換処理を行うことを特徴とする指令台を備えた交換機シ
ステム。 - 【請求項8】 請求項5に記載された交換機システムと
隣接する同様の構成を備える交換機システムとが音声,
データの中継回線により接続されて連携する交換機シス
テムにおいて,隣接交換機システムの指令台からの発信
により前記音声回線から自交換機システムへの着信と前
記データ回線を経由した両交換機システムのホストコン
ピュータの連携動作が開始され,自交換機システムのホ
ストコンピュータが,前記連携動作により第1指令台制
御回路に指令開始を表す信号が供給されると,前記第1
指令台制御回路は仮想台制御用に定義された機能釦コー
ドを前記第2指令台制御回路に送信し,前記第2指令台
制御回路は前記機能釦コードにより仮想台から発信を行
って隣接交換機システムの指令台からの発信を中継する
ことを特徴とする指令台を備えた交換機システム。 - 【請求項9】 請求項8において,指令交換機は,前記
隣接交換機システムからの指令を中継するための仮想台
からの発信を検出すると,実装された全指令台に対して
仮想台の使用中を通信情報にて通知し,各指令台は前記
通信情報に応じて可視及び可聴表示することを特徴とす
る指令台を備えた交換機システム。 - 【請求項10】 請求項6または8の何れかにおいて,
交換処理において,前記指令交換機と第2指令台制御回
路との間の通信が輻輳中の状態になると,前記第2指令
台制御回路は受信釦コードをメモリに保存して処理の待
ち合わせを行い,通信可能となった後で前記通信を実行
し,待ち合わせ中も後続の釦コードの監視を継続するこ
とを特徴とする指令台を備えた交換機システム。 - 【請求項11】 請求項8において,前記仮想台が使用
中で,隣接交換機システムからの音声が接続された回線
へ送られている状態で,実装する指令台から前記仮想台
と接続する通話モニタ用の仮想内線へ発信接続すること
により,仮想台の通話モニタを行うことを特徴とする指
令台を備えた交換機システム。 - 【請求項12】 請求項8において,前記仮想台が使用
中に連携するホストコンピュータまたは発信側の隣接交
換機システムが障害時に任意の実装する指令台からの回
線切断釦の押下信号が入力すると,当該指令台の第1指
令台制御回路から前記仮想台の第1指令台制御回路に切
断信号を通知し,前記仮想台の第1指令台制御回路は前
記通知により対応する第1指令台制御回路に切断釦コー
ドを送信することにより,前記仮想台の通話を強制的に
切断することを特徴とする指令台を備えた交換機システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9173714A JPH1127397A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 指令台を備えた交換機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9173714A JPH1127397A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 指令台を備えた交換機システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127397A true JPH1127397A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15965781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9173714A Withdrawn JPH1127397A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 指令台を備えた交換機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1127397A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003256963A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-12 | Hitachi Ltd | 消防緊急情報システム及びその処理プログラム |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9173714A patent/JPH1127397A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003256963A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-12 | Hitachi Ltd | 消防緊急情報システム及びその処理プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |