JP4760721B2 - 通信指令システム - Google Patents

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Description

本発明は、消防署や警察署などに設置される通信指令システムに関するものであり、より詳細には、すでに出動済みの車両や隊員について、新たな事案における出動編成への組み入れを自動的に行なうようにした通信指令システム及び通信指令プログラムに関するものである。
従来より、緊急時の火災、災害の連絡や救急の要請に基づいて、緊急車両の出動指示を行うための通信指令システムが存在している。このシステムは例えば図1のシステム構成図に示すように、通報者からの通報により災害場所から近い署所又は車両から必要な隊員及び車両を編成して出動の指令を出す指令手段である指令台11と、この指令台11における編成に用いる各署所及び車両にいる隊員の情報を格納した記憶手段であるデータベースサーバ12と、指令台11からの出動指令を受信する署所端末13a、13bと、出動中の車両と無線によって通信するための無線送受信端末14と、出動中の各車両に積載され、隊員の現在の状態と車両の動態や現在位置とを送信すると共に、指令台11からの指令を受信するための車載端末15a、15bとから構成されている。なお、通報者の使用する通報元電話機16が、公衆回線網を介して指令台11と接続されている。
また、本部20(緊急指令施設)には、指令台11と、データベースサーバ12と、無線送受信端末14とが設置され、これらはLAN(Local Area Network)や専用回線などの構内回線網Nに接続されており、相互にデータ(音声データも含む)を送受信できるようになっている。さらに、この構内回線網Nには本部20から離れた署所内にそれぞれ設置された署所端末13a、13bが接続されており、本部20からの指令(出動指令書など)や本部20への報告を送受信できるようになっている。
このような構成において、公衆回線網を介して本部20(緊急指令施設)に緊急通報が入ると、指令台11の指令員が通報者から通報者名、災害内容、発生場所、発生場所近辺の目標物、連絡先などの情報得て、これらの情報から、発生場所の特定、災害の内容の特定、出動レベルの設定などが行われ、これらの設定情報によって指定された条件により、出動隊の車両や隊員、およびその車両を保有する署所が設定されて、その署所に対して出動指令データおよび出動指令書が送られることとなる。
なお、これらの処理はシステム内の図示しない制御部において、所定の通信指令プログラムが実行されることで実現される。このようなシステムは通信回線で結ばれているため、制御部はこのシステム内のどこかに配置されていればよい。図1の例では指令台11に備えられた制御部が出動編成の処理を行なうものとして説明する。
このような装置による出動隊の自動編成に当たり、出動車両は自動的に選択され、さらに、本部と関連署所との間での車両や要員の稼動状況を常時把握し、非常時には出動署所と出動車両の設定と、それぞれ適切な要員の割り当てとが行なわれ、特に特殊技能や経験を有する要員の適正配置や非常招集を含めての出動隊の自動編成が行なわれる。
さらに、全ての隊員の優先業務、役職、保有資格、出動可否、現在位置などの状況を常に把握して、通報があった場合には、この隊員の状況を参照して要求される隊員の選択を行い、また、選択した隊員に最も適切な車両を選択し、これらで隊編成を構成するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
図14はこのようにして編成された内容を示す出動編成テーブルであり、データベースサーバ12に格納されている。そして、この情報を基にして指令台から出動指令書が発行され、各署所へ送信される。また、システム内で管理される各車両からは、その車両の動態情報が搭載されている車載端末を介してデータベースサーバへ送信され、これを受信したデータベースサーバは出動車両の動態情報を逐次更新する。一方、この車両の動態情報は指令台11の表示画面に所定のフォーマットで表示され、この情報に基づいて指令員が各車両に対して、これに備えられた車両端末を介して適切な指示を与えるようになっている。
図14の例では、災害種別が火災である事案番号001がすでに出動編成を完了し、2004年12月21日、午前0時41分00秒に出動指令書が発行され、現在この事案が進行中であることを示している。この事案に関しては、ポンプ1とタンク1との2台の車両が現在出動中であり、これらに搭乗している隊員コード(以下CDと表記する)や指名、役職CD、資格CDが何であるかが素早く認識できるようになっている。
一方、災害種別が救急である事案番号002が、すでに出動編成を完了して出動指令を待っていることを示している。この情報をもとに事案2の出動指令書が発行されると、指令時刻が記録され、また、出動した車両から送られる動態情報により、出動車両の動態が『待機』から『出動』に更新される。
このような通信指令システムにおける自動出動編成機能は、主として出動前の車両や隊員の編成を目的としており、出動前であれば前述したように適切な人員と車両とを自動的に編成することが可能である。また、自動出動編成された隊編成に関しては、システム内で事案と対応して管理されているため、車両の出動から帰署に至るまで、指令台を介して詳細な管理を行なうことができる。
しかしながら、例えば災害現場が署所に近くて、通報者が直接署所に通報を行なった場合や、同時に進行している事案の数が多く、本部での自動出動編成に時間がかかる場合などは、該当署所での判断や本部からの指示(指令書以外の方法)により、該当署所が独自に出動車両と出動隊員とを選択して出動編成を行って現場に出動する場合がある。なお、本願ではこの車両を指令外出動車両、また、この出動編成を出動編成(指令外)と呼称する。一方、出動指令書で指定された出動車両を指令済出動車両、この出動編成を出動編成(指令済)と呼称する。
このような出動編成(指令外)については自動出動編成の対象外であり、事案に対応した管理を行なうために、出動編成(指令済)に取り込む必要がある。従来はこの取込みを行なうために、指令台の指令員が手動操作により出動編成に関連する複数のデータベースを個々に修正しなければならず、また、最も指令台が忙しい事案対応途中での修正作業は指令員の負担が大きく、さらに、修正作業が正確に行なわれない場合、例えば、実際には出動していない車両を事案に取り込んでしまうような場合、新たな混乱を招いてしまうことがあった。
特開2006−215855号公報(第9頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、通信指令システムにおける自動出動編成に関して、指令書によらないで出動した人員と車両であっても、自動的に新たな事案に取り込む、もしくは、指令員が事案や出動済み車両を選択して自動的に事案に取り込むようにすることを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、緊急通報を受付けてその現場へ出動する隊員及び車両を指定して隊編成データを作成し特定の署所及び/又は車両に出動指示を出す指令手段と、前記隊編成に必要な車両や人員に関する情報と前記車両の動態に関する情報とを管理する記憶手段と、前記指令手段及び記憶手段と通信回線を介して接続され、前記署所及び車両にそれぞれ設けられた端末とを備え、
前記出動指示で出動した指令済出動車両と、前記出動指示以外で出動した指令外出動車両とが特定の現場へ出動したとき、
前記指令手段は、前記指令外出動車両に設けられた端末から送信される前記指令外出動車両の種類と動態と出動時刻との各種情報により、前記指令外出動車両に関する隊編成データを作成する指令外出動編成作成手段と、同指令外出動車両に関する隊編成データを、前記指令済出動車両の隊編成データに取り込む出動車両取込手段を備える。
また、前記指令手段は、前記出動指示による隊編成と前記指令外出動車両とがそれぞれ1つだけの場合、自動的に前記出動車両取り込みを実施する。
もしくは、前記指令手段は、選択指示を受け付ける選択手段を備えてなり、
前記出動指示による隊編成、または前記指令外出動車両が複数存在する時に、前記選択手段で受け付けた選択指示に従って前記出動車両取り込みを実施する。
また、前記指令手段は、前記出動車両取り込みの対象となる車両の種類と動態及び前記出動指示の指令時刻と前記指令外出動車両の出動時刻との時間差のうち、いずれか1つ以上の項目を前記記憶手段に記憶し、
前記記憶手段にて記憶した項目のうち、いずれか1以上の項目を抽出し、この項目に関する情報ついて、前記指令外出動車両と前記指令済出動車両を比較し、前記出動車両取込手段の対象となる前記指令外出動車両を選択する。
以上の手段を用いることにより、本発明による通信指令システムによれば、
請求項1に係わる発明は、出動編成(指令外)を出動編成(指令済)の隊編成に取り込むことができ、隊編成の変更に伴う指令員の負担を低減させ、また、隊編成の修正作業を正確に行なうことができる。
請求項2に係わる発明は、出動編成(指令済)と指令外出動車両とがそれぞれ1つだけの場合、自動的に出動編成(指令済)の隊編成に取り込むので、隊編成の変更に伴う指令員の負担がほとんどない。
請求項3に係わる発明は、出動編成(指令済)と指令外出動車両とが複数存在する時に、指令手段を操作する指令員からの選択指示に従って隊編成に取り込むので、隊編成の変更に伴う指令員の負担を最小限にすることができる。
請求項4に係わる発明は、出動車両取込機能の対象となる指令外出動車両を選択する選択条件を予め設定できるので、事案の解決に必要でない無駄な車両の取込みを防止することができる。
また、本発明による通信指令プログラムによれば、請求項5に係わる発明は、新規に出動車両取込機能を追加したり、既存の通信指令プログラムと代替することにより、指令外出動車両を、出動編成(指令済)に取り込むことができ、隊編成の変更に伴う指令員の負担を低減させ、また、隊編成の修正作業を正確に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。なお、背景技術で説明したブロック構成と同じ場合は、各ブロックに同じ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
本発明による通信指令システムの全体構成を図1に示す。なお、構成の説明については背景技術で説明してものと同じであるため、ここでの説明を省略する。ここでは記憶手段であるデータベースサーバ12の内容説明と、これを用いた自動出動編成の作成方法を簡単に説明し、その後、本発明の特徴である『指令書によらないで出動した車両をこれより後に指令書を発行した事案に取り込む機能』、つまり、出動車両取込機能を、データベースサーバ12に格納された各データを用いて説明する。
データベースサーバ12には、指令台11( 指令手段) における編成に用いる各署所又は出動中の車両にいる隊員の情報と車両に関する情報とが格納されており、これらの情報は変更がある度に構内回線Nを通じて更新され、常に最新の情報として管理されている。具体的には、以下に示す(a)〜(k)のマスタ及びテーブルを用いて情報を管理している。
なお、本実施例においては、状況に応じて時々刻々と変化する情報をテーブルによって管理し、比較的更新の少ない情報をマスタによって管理するものとして説明を行っているが、情報をマスタとテーブルのどちらで管理するのかを限定するものではなく、情報を管理する場合の分類方法の一例として説明を行っている。
また、各マスタ及びテーブルにおいては、縦の列にあたる項目をフィールドとし、複数のフィールド項目を集めて出来た横に並んだ行の項目をレコードとする表形式のデータベース構造として説明を行っているが、これらのフィールドとレコードの構造も一例であり、本実施例の場合に限定されるものではない。
次にマスタ及びテーブルの内容について個々に説明する。
(a)隊員マスタ
図4に示すのは、隊員マスタであり、隊員毎に定められた番号である隊員コード(以下、CDと表す)、所属している署所の場所を表した署所CD、隊員氏名、入隊年月日、隊員が保持する役職を表した役職CD1、複数の役職がある場合に次の役職を表す役職CD2などに関する全隊員の情報を、この隊員マスタにおいて隊員毎に管理している。例えば、災害場所から最も近い署所が判明した場合に、この署所CDを用いることで該当署所に所属する隊員情報を抽出することができる。また、編成条件として経験を判断する場合には、入隊年月日が判断に用いられる。
(b)隊員業務管理マスタ
図5に示すのは、隊員業務管理マスタであり、各隊員が優先的に出動する災害活動の種類を順次表した優先業務CD1、優先業務CD2、・・・、優先業務が同一でかつ役職・資格等の条件も同一の場合に選択する順番を表した優先業務CD選択順1、優先業務CD選択順2、・・・、などの情報をこの隊員業務管理マスタにおいて管理している。
(c)隊員取得資格マスタ
図6に示すのは、隊員取得資格マスタであり、取得資格CD1、取得資格CD2、・・・、というようにして各隊員が取得した資格を管理している。この隊員取得資格マスタの取得資格CDを用いて編成条件の資格を判断している。
(d)隊員状態管理テーブル
図7に示すのは隊員状態管理テーブルであり、勤怠状況及び動作状態を表す動作状態CD、出動可能か否かを表す出動可否CD、入力日時、現在出動中の車両に乗車している場合には乗車車両CDなどの情報をこの隊員状態管理テーブルにおいて管理している。ここで、入力日時は、動作状態CD又は出動可否CDを入力した日時であり、例えば、一度出動して帰署後に一定時間を経過していない場合にはその隊員を選択しないといった判断を行う場合には、この入力日時を用いる。
(e)隊員乗員人数マスタ
図8に示すのは、隊員乗員人数マスタであり、災害活動毎に最低必要となる隊員の人数及び必須資格を管理するためのマスタである。災害毎に隊員選択パターンを設定するための隊員選択CD、災害規模を表す災害規模CD、災害への対応に必要な業務内容を表した業務CD、該当する活動を行うのに必要な隊員数を表した最低乗員人数、最低乗員人数内にて車両を編成するために必要な資格を表した必須資格CD1、必須資格CD2、・・・、必須資格CD毎に必要な人数を表した必須資格CD人数1、必須資格CD人数2、・・・、最低乗員人数内にて車両を編成するときに必要な部隊長の役職を表した部隊長選択CDなどの情報をこの隊員乗員人数マスタで管理している。隊員選択CDとして、例えば、標準救急活動、救命処置救急活動、消火活動、先行救急活動、救助活動などがあり、この活動毎に異なる人数、異なる必須資格等が設定されている。
(f)車両マスタ
図9に示すのは、車両マスタであり、車両毎に定められた番号である車両CD、所属している署所の場所を表した署所CD、車両毎の名称を表した車両名、車種を表した車種CD、運転する機関員を優先順に登録した機関員優先CD1、機関員優先CD2、・・・、などに関する全車両の情報を、車両毎に管理している。
(g)車両管理テーブル
図10に示すのは、車両管理テーブルであり、車両の動態が入力された日時を表した動態記録日時、車両の現在の状態を表した車両動態CD、車両が編成可能か否かを表した出動可否CD、などの情報をこの車両管理テーブルで管理している。ここで、救急車の場合の車両動態CDとしては、待機、出動、現場到着、現発(搬送開始)、病着(搬送完了)、引揚、帰署、署外活動、などがある。
また、これ以外に消防車の場合には、開始(消火)、完了(消火)などがある。これらの車両動態CDは、各車両に積載された車載端末15a、15bから入力されると、即座に無線送受信端末14、構内回線網Nを介してデータベースサーバ12に反映される。なお、車載端末15a、15bからは、これらの各車両に搭乗している隊員の隊員CDも、車両動態CDと同時にデータベースサーバ12に送信される。
(h)隊員編成マスタ
図11に示すのは隊員編成マスタであり、災害の発生した地区を表す地区CD、発生した災害の種別を表す災害種別CD、発生した災害の区分を表す災害区分CD、災害内容毎に隊員選択CDを優先順に登録した隊員選択CD1、隊員選択CD2、・・・、などの情報をこの隊員編成マスタで管理している。通報があった場合には、通報者から災害発生地区、災害種別、災害区分、災害規模などの情報を得るが、このうち災害発生地区から地区CDが設定され、災害種別、災害区分の情報から災害種別CD、災害区分CDが設定され、これにより、最も近い署所又は車両が判別され、また、優先すべき隊員選択CDが判明する。
(i)車両設定マスタ
図2(A)に示すのは車両設定マスタであり、本発明による出動済み車両の事案取込機能の対象となる車両を区別している。この例において、広報車は事案に対応する車両から除外するため、事案取込の欄で不可となっており、その他の車両は事案に取込可能として設定している。
(j)動態管理設定マスタ
図2(B)に示すのは動態管理設定マスタであり、本発明による出動済み車両の事案取込機能の対象となる動態を区別している。本発明では、指令外出動車両を、その動態に関係なく、全ての事案に取り込むことが可能であるが、消防車で消火が完了したり、救急車で病院への搬送が完了した車両を事案に取り込んでも意味がないため、予め、取り込まれる指令外出動車両の動態を制限している。この例において、車両の動態が出動、現場到着、開始/現発、待機の時に取込みを可能にするように設定している。
(k)出動車両取込範囲時間マスタ
図2(C)に示すのは出動車両取込範囲時間マスタであり、自動編成されて出動指令が発行された事案の指令時刻と、指令外出動車両の出動時刻との時間差を規定するもである。ここで規定されている時間差以内であれば、本発明による出動車両取込機能の対象となる。この時間以上の差が有れば取込み対象となる事案ではないと判断する。これは、自動的に事案への車両取込を行なった時に、意図しない事案に取り込まれることを防止するためである。これは全く関係のない事案、つまり、時間的にかけ離れた事案への車両取込みを禁止するために必要な機能である。
以上のような構成に基づいて、実際に通報があった場合の自動出動編成処理の流れを簡単に説明する。
先ず、通報者からの通報は、通報元電話機16から公衆回線網を介して指令台11に接続されて受付けられる。ここで、通報者から災害種別、災害区分、災害規模、災害地域などの災害に関する情報を得て、これらの情報から図11に示す隊員編成マスタを参照して災害内容に該当するレコードを抽出する。例えば、災害種別が救急で災害区分が急病の場合には、最も優先して選択される隊員選択CD1として標準救急活動が選択される。また、この段階で災害発生場所に近い順に署所及び車両を抽出し、最も近い署所又は車両にて最初に編成を試みる。
次に図8に示す隊員乗員人数マスタを参照して、前述の選択された隊員選択CDに該当するレコードを抽出する。具体的には、選択された隊員選択CDに該当する最低乗員人数、必須資格CD、必須資格人数、部隊長選択CDを抽出する。例えば、標準救急活動の隊員選択CD1に該当する最低乗員人数は3人、必要な必須資格は機関員1人、また、救急隊長又は副隊長を1人をそれぞれ選択する旨のデータを抽出する。
次に、図7に示す隊員状態管理テーブルを参照して、現在編成を試みている当該署所又は車両における出動可能な隊員を抽出し、この抽出された隊員の中からさらに、前に抽出した最低乗員人数、必須資格CD、必須資格人数、部隊長選択CDを用いて出動隊員を選択する。具体的には、図4に示す隊員マスタの役職CDから部隊長選択CDを用いて必要な役職を保持した隊員を判断し、図5に示す隊員業務管理マスタの優先業務CD及び優先業務CD選択順から選択する隊員の優先順位を判断し、図6の隊員取得資格マスタの取得資格CDから必要な資格を保持した隊員を判断し、これらの条件を満たした最低乗員人数分の隊員を選択する。
以上において隊員の編成を行った結果、必要な隊員の編成が出来たか否かを判断する。ここで編成できなかった場合には、最初の編成の場合に用いた隊員選択CD1の次に優先度の高い隊員選択CD2に変更して、再編成を試みる。それでも編成できない場合には、現在編成を試みている当該署所又は車両の次に災害現場に近い署所又は車両に対象を切替えて、再度、編成を試みて、以降、隊員の編成が完了するまでこの動作を繰返す。
次に、必要な隊員の編成が完了したと判断した場合には、図9に示す車両マスタを参照して、隊員の編成で選択された機関員が優先的に運転する車両を選択する。そして、図10に示す車両管理テーブルを参照して、選択した車両が出動可能か否かを判断する。
そして、車両が出動可能か否かを判断した結果、車両の編成が出来たか否かを判断する。ここで車両の編成ができなかった場合には、当該機関員が優先的に運転する車両が他にもあるか確認し、あると判断した場合には再度車両の再編成を行う。以降、車両の編成が完了するまで処理を繰返すが、機関員が優先的に運転する車両が全て出動不可の場合には、現在の隊員の編成では車両の編成ができないため、現在編成を試みている当該署所又は車両の次に災害現場に近い署所又は車両に対象を切替えて、また最初から編成をやり直す。
そして、車両の編成が完了したと判断した場合には、編成した隊員と車両を指定して、当該署所の署所端末13又は当該車両の車載端末15に対して出動指示(指令書の発行)を行う。出動指示を受けた当該署所又は車両では、指示内容に基づいて災害現場に出動する。これ以降、この指令済出動車両は指定された隊編成に基づいて、指令台の指令員から指示を受けながら対応する災害の解決に従事する。
図3(A)はこのようにして自動出動編成された出動編成テーブルの一例であり、出動指令が行なわれた後の状態を示している。
図3(A)の例では、災害種別が火災である事案番号001がすでに出動編成を完了し、2004年12月21日、午前0時41分に出動の指令が発行され、現在この事案が進行中であることを示している。この事案に関しては、ポンプ1とタンク1との2台の車両が現在出動中である。
一方、災害種別が救急である事案番号002がすでに出動編成を完了し、2004年12月21日、午前0時45分に出動の指令が発行され、現在この事案が進行中であることを示している。この事案に関しては、高規格救急1の車両が現在出動中である。
また、これらの事案とは別に2台の指令外車両が署所の判断により出動している。1台目は、車両名:救急1(車両CD:001)であり、2004年12月21日00時40分に出動し、2台目は、車両名:ポンプ3(車両CD:006)であり、2004年12月21日00時43分に出動している。
車両名:救急1は事案番号001の指令に先立って出動しており、事案番号001の災害現場へ出動中である。また、車両名:ポンプ3は事案番号001、及び事案番号002のいずれでもない新たな災害現場へ出動中である。なお、これらの車両は後述する図3(B)の出動編成テーブル(指令外)と対応している。
このような状況において、本発明による出動車両取込機能(手段)について詳細に説明する。なお、このシステムにおける自動出動編成、及び出動車両取込のプログラムは、指令台11内の制御部で実行されている。従って以下、このプログラムの実行主体を指令台11として説明する。
このシステムで管理される車両は、前述のように車載端末15aや車載端末15bを備えている。これらの車載端末は音声による無線通信の他に、データの送受信機能を備えており、この車載端末を介して、端末を搭載している車両の車両CD(001)や動態データや搭乗している隊員の隊員CD(00003、00001、00002)のデータを、無線送受信端末14、構内回線網Nを介してデータベースサーバ12へ送信する。具体的には車両が出動した時に搭乗している隊員が、隊員の隊員CDを車載端末に登録し、車載端末に備えられている『出動』の動態ボタンを押下することにより、前述した各データが送信される。
これを受信したデータベースサーバ12は、車両の車両CDと動態データで図10に示す車両管理テーブルを更新する。この時、動態記録日時も同時に更新される。一方、受信した隊員CDのデータで図7に示す隊員状態管理テーブルを更新する。これらの情報は出動指令の有無に係わらず、車両の動態が変化した時に更新される。
従って、指令台11では、車両管理テーブルを常に監視していれば、車両の動態が変化した時、図3(A)の出動編成テーブルに登録されている出動車両以外の車両を指令外の出動車両であると認識できる。そして、この車両を抽出した場合は図3(B)に示す出動編成テーブル(指令外)をデータベースサーバ12の内部に作成する。この処理は指令台11内の指令外出動編成作成手段で行なわれる。
指令台11では、指令外の出動車両の車両CD(001)により、図9に示す車両マスタから車両名(救急1)を抽出する。また、車両CD(001)により、図10の車両管理テーブルから車両CD(001)の現在の動態(出動)と、出動時刻となる動態記録日時(2004/12/21 00:40:00)とを、また、図7に示す隊員状態管理テーブルから、この車両に搭乗している隊員の隊員CD(00003、00001、00002)をそれぞれ抽出する。
さらに、抽出した隊員CD(00003、00001、00002)により、図4に示す隊員マスタから、役職CDを、また、図6に示す隊員取得資格マスタから、取得資格CDをそれぞれ抽出する。以上の抽出したデータを基にして図3(B)の出動編成テーブル(指令外)をデータベースサーバ12の内部に作成する。指令外の出動車両が他にも存在すれば同様の方法で、テーブルを作成する。この例では車両名:救急1と車両名:ポンプ3とが指令外の出動車両としてテーブルに登録されている。
指令台11では、出動編成テーブル(指令外)を作成すると、指令台11に備えられている図示しない表示装置に、この情報(動態、動態の開始日時、対象車両)をポップアップ表示(事案取込確認)し、指令員に指令外出動車両を事案に取り込む旨のメッセージ、例えば図13(A)の表示画面を表示する。
この例では取込み可能な事案が複数存在するので、事案選択を促すメッセージを表示しているが、進行中の事案が1件で。かつ、指令外出動車両が1台の場合はメッセージとして『出動車両を事案に取り込みました。』を表示し、指令員の指示なしで自動的に進行中の事案に指令外出動車両を該当事案に取り込む。
図13(A)の表示画面のように複数の事案が有る場合は、画面を切り替えて進行事案の一覧表画面を表示させ、取込み先の事案をクリックして選択する。そして、表示されている『車両取込』ボタンをクリックすることで取込みが完了する。ただし、取込みの対象となる車両が複数台存在する場合は、図13(B)に示す取込車両確認の画面が表示され、取込みの対象となる車両を選択する。
実際の取込み作業は出動編成テーブル(指令済)で示されるデータ領域に、出動編成テーブル(指令外)で示されるデータ領域内のデータを書き込むことで行なわれる。この2つのテーブルの関係は前述したように指令台11の画面表示と、これに対応した指令員の操作で決定される。従って、図3の出動編成があった場合に図13で説明した選択操作において、例えば『事案番号:001に車両名:救急1を取り込む』が指令員により行なわれると、指令台11は、図3(A)の出動編成テーブル(指令済)の事案番号:001の所定位置と対応するデータ領域に、図3(B)の出動編成テーブル(指令外)内の車両名:救急1のデータを書き込む。なお、元データである図3(B)の出動編成テーブル(指令外)内の車両名:救急1のデータは消去される。
このように、出動編成テーブル(指令済)領域に出動編成テーブル(指令外)領域のデータを書き込むことが、自動的に、または、指令員の操作により行なうことができるが、この処理を無条件に行うと無駄な取込みを行なう場合がある。
例えば、消火活動が終了した事案へ指令外の出動車両を取り込んだり、消火活動での出動中事案であっても、広報車などを取り込むことは意味がないため操作を禁止している。また、自動編成されて出動指令が発行された事案の指令時刻と、指令によらないで先に出動した指令外出動車両の出動時刻との時間差が所定の値以上であれば取込み対象となる事案ではないと判断し、取込みを禁止している。
このような禁止条件は出動編成テーブル(指令外)が作成される前にチェックされる。具体的には、動態変化のあった車両名が、図2(A)の車両設定マスタ内で検索され、事案取込みが可能かチェックされる。また、動態変化のあった車両の動態が、図2(B)の動態管理設定マスタ内で検索され、事案取込みが可能かチェックされる。
さらに、動態変化のあった車両の出動時刻と、図3(A)の出動編成テーブル(指令済)内の各事案ごとの指令時刻との時間差が算出され、この時間差が図2(C)の出動車両取込範囲時間マスタで規定された値以下(取込み可能)であるかチェックされる。
これらのチェックを行なって全て取込み可能な時のみ、出動編成テーブル(指令外)が作成され、前述した事案取込確認の画面が表示されて取込み機能が有効になる。これらのチェックで1つでも取込み不可の項目があれば、事案取込確認の画面を表示しない。
以上説明したように、出動編成(指令外)を出動編成(指令済)の隊編成に取り込むことができ、隊編成の変更に伴う指令員の負担を低減させ、また、隊編成の修正作業を正確に行なうことができる。
また、出動編成(指令済)と指令外出動車両とがそれぞれ1つだけの場合、自動的に出動編成(指令済)の隊編成に取り込み、出動編成(指令済)と指令外出動車両とが複数存在する時に、指令手段を操作する指令員からの選択指示に従って隊編成に取り込むので、隊編成の変更に伴う指令員の負担を最小限にすることができる。
また、出動車両取込機能の対象となる指令外出動車両を選択する選択条件を予め設定できるので、事案の解決に必要でない無駄な車両の取込みを防止することができる。
次に図12を用いて出動車両取込処理(出動車両取込手段)での処理の流れを説明する。図12(A)及び図12(B)は指令台(指令手段)で実行されるプログラムを表すフローチャートであり、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、また、YはYesを、NはNoをそれぞれ表している。なお、前述したように各車両の動態データ(隊員CDデータも含む)は、各車両の動態が変化した時にデータベースサーバに送信され、データベースサーバ内の対応するテーブルが更新されるものとする。
図12(A)において先ず指令台は、データベースサーバ内の車両管理テーブルを確認し、車両動態が変化した車両、例えば、『待機』から『出動』に変化した車両を『車両の動態変化あり』として確認する(ST1)。車両の動態変化がない場合は(ST1−N)、ST1へジャンプする。
そして、動態変化した車両がある場合(ST1−Y)、進行事案の車両か確認する。具体的には、この動態変化した車両が出動編成テーブル(指令済)の出動車両として登録されているか確認する(ST2)。進行事案の車両の場合は(ST2−Y)、ST1へジャンプする。
次に、動態変化した車両は取込み可能か確認する(ST3)。このため、この動態変化した車両の車両名称で車両設定マスタを検索し、事案に取込みが可能な車両か確認する。また、この動態変化した車両の動態で動態管理設定マスタを検索し、事案に取込みが可能な動態か確認する。
さらに、動態変化した車両の出動時刻(車両管理テーブルでの動態記録日時から抽出)と、出動編成テーブル(指令済)における各事案の指令時刻との時間差を算出する。そして、この算出した時間差が、出動車両取込範囲時間マスタで設定された時間、ここでは10分以内か確認する。算出した時間差が10分以内であれば事案に取込みが可能であると判断する。
この3つの確認のうち、いずれかでも事案に取込みが不可である場合(ST3−N)、ST1へジャンプする。この3つの確認において、いずれも事案に取込みが可能である場合(ST3−Y)、次に、この動態変化した車両について、図3(B)で説明した出動編成テーブル(指令外)を作成する(ST4)。なお、このステップ4が指令外出動編成作成手段である。次に、出動編成テーブル(指令済)を検索し、現在進行中の事案が複数あるか確認する(ST6)。
現在進行中の事案が複数ある場合(ST6−Y)、複数事案選択メッセージ、例えば図13(A)で説明した画面を指令台に表示する(ST7)。そして、指令員による事案の選択操作を行って事案を選択し(ST8)、次に取込み車両が複数あるか確認する。具体的には、出動編成テーブル(指令外)での出動済み車両(取込み可能な車両)の数をカウントし、2台以上の存在を確認する(ST9)。取込み車両が複数ある場合は(ST9ーY)、指令員による取込車両の選択操作を行って取込み車両を選択し(ST10)、選択された取込み車両を選択された事案へ取り込む出動車両取込のサブルーチンを実行する(ST11)。
図12(B)に示すように、この出動車両取込のサブルーチンは、出動編成テーブル(指令外)の該当車両データを、出動編成テーブル(指令済)の該当事案エリアに移動する(ST19)。つまり、指令員により選択された、もしくは、1つだけ存在する事案のデータエリアへ、指令員により選択された、もしくは、1台だけ存在する取込み車両のデータを移動させる。従って、このサブルーチンが1回実行されると、取込みされる車両のデータが、1台分ずつ減っていくことになる。
一方、取込み車両が複数でない場合、つまり、取込み車両が1台のみの場合は(ST9ーN)、指令員による取込車両の選択操作を行う必要がないので、ST11へジャンプする。そして、出動車両取込のサブルーチン(ST11)を実行した後、全ての取込みが終了したか確認する。つまり、取込み車両を全て取り込んで、出動編成テーブル(指令外)が存在しなくなったか確認する(ST12)。取込みが終了していない場合は(ST12−N)、ST8へジャンプする。取込みが全て終了したら(ST12−Y)、ST1ジャンプして最初から繰り返す。
一方、現在進行中の事案が複数でない場合(ST6−N)、つまり、現在進行中の事案が1つしかない場合は、取込み車両が複数あるか確認する(ST13)。取込み車両が複数ある場合は(ST13ーY)、指令員による取込車両の選択操作を行って取込み車両を選択し(ST14)、選択された取込み車両を現在の事案へ取り込む出動車両取込のサブルーチンを実行する(ST15)。そして、全ての取込みが終了したか確認する(ST16)。取込みが終了していない場合は(ST16−N)、ST14へジャンプする。取込みが全て終了したら(ST16−Y)、ST1ジャンプして最初から繰り返す。
一方、取込み車両が複数でない場合は(ST13ーN)、進行中の事案が1つで、かつ、取込み車両も1台であるため、この1台を現在の事案へ取り込む出動車両取込のサブルーチンを実行する(ST17)。そして、自動的に取り込んだことを指令員に通知するため、出動車両取込終了のメッセージを指令台に表示させる(ST18)。そして、ST1へジャンプして最初から繰り返す。
このようにして、出動編成(指令済)を現状の出動車両の状態と一致させることができる。従って、この最新状態の出動編成(指令済)を用いて、指令員が以後の事案対応を正確に行なうことができる。なお、ST8、ST10、ST14の各ステップが人の操作による選択手段であり、選択のための表示とキー入力/マウスによる選択指示を受け付けるようになっている。
以上のように本発明による通信指令プログラムによれば、新規にこの機能を追加したり、既存の通信指令プログラムと代替することにより、指令外出動車両を、出動編成(指令済)に取り込むことができ、隊編成の変更に伴う指令員の負担を低減させ、また、隊編成の修正作業を正確に行なうことができる。
以上説明した実施例において、各種マスタやテーブルをデータベースサーバ(記憶手段)に設けているが、これに限るものでなく、通信回線で接続されていれば、システム内の他の機器に内蔵されていてもよい。
さらに、また、出動車両取込処理における制御の主体(指令手段)を指令台として説明しているが、これに限るものでなく、通信回線で接続されていれば、システム内の他の機器、例えばデータベースサーバが制御の主体となってもよい。
また、指令外出動編成作成手段や選択手段が備えられている機器は、通信回線網で接続された通信指令システム内の他の機器、例えば車載端末に備えられていてもよい。
本発明の通信指令システムの全体構成を示した模式図である。 図1のデータベースサーバ12に格納されている、(A)は車両設定マスタを、(B)は動態管理設定マスタを、(C)は出動車両取込み範囲時間マスタをそれぞれ表す模式図である。 本発明による出動編成テーブルを示す模式図であり、(A)は出動編成テーブル(指令済)を、(B)は出動編成テーブル(指令外)をそれぞれ示す。 データベースサーバに格納されている隊員マスタを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている隊員業務管理マスタを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている隊員取得資格マスタを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている隊員状態管理テーブルを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている隊員乗員人数マスタを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている車両マスタを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている車両管理テーブルを表した模式図である。 データベースサーバに格納されている隊員編成マスタを表した模式図である。 本発明による出動車両取込の流れを表したフローチャート図である。 指令台での画面表示の例であり、(A)は事案取込確認を、(B)は取込車両確認をそれぞれ促す表示である。 従来の出動編成テーブルを示す説明図である。
符号の説明
11 指令台( 指令手段)
12 データベースサーバ(記憶手段)
13a、13b 署所端末
14 無線送受信端末
15a、15b 車載端末
16 通報元電話機
20 本部
N 構内回線網

Claims (1)

  1. 緊急通報を受付けてその現場へ出動する隊員及び車両を指定して隊編成データを作成し特定の署所及び/又は車両に出動指示を出す指令手段と、
    前記隊編成に必要な車両や人員に関する情報と前記車両の動態に関する情報とを管理する記憶手段と、
    前記指令手段及び記憶手段と通信回線を介して接続され、前記署所及び車両にそれぞれ設けられた端末とを備え、
    前記出動指示で出動した指令済出動車両と、前記出動指示以外で出動した指令外出動車両とが特定の現場へ出動したとき、
    前記指令手段は、
    前記指令外出動車両に設けられた端末から送信される前記指令外出動車両の種類と動態と出動時刻との各種情報により、前記指令外出動車両に関する隊編成データを作成する指令外出動編成作成手段と、
    同指令外出動車両に関する隊編成データを、前記指令済出動車両の隊編成データに取り込む出動車両取込手段を備え、
    前記出動車両取り込みの対象となる車両の種類と動態及び前記出動指示の指令時刻と前記指令外出動車両の出動時刻との時間差のうち、いずれか1つ以上の項目を前記記憶手段に記憶し、
    前記記憶手段にて記憶した項目のうち、いずれか1以上の項目を抽出し、この項目に関する情報ついて、前記指令外出動車両と前記指令済出動車両を比較し、前記出動車両取込手段の対象となる前記指令外出動車両を選択してなることを特徴とする通信指令システム。
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