JP6924909B2 - フリーアドレス座席マップ提供システム、フリーアドレス座席マップ提供方法及びプログラム - Google Patents

フリーアドレス座席マップ提供システム、フリーアドレス座席マップ提供方法及びプログラム Download PDF

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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Description

本発明は、IoT(Internet of Things)に関連し、技術分野はIPC分類においてG06Q等に該当する。本発明は、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システム、フリーアドレス座席マップ提供方法及びプログラムに関する。
近年、社員がオフィス内で固定席を持たず、空いている席を自由に使用し、仕事をするワークスタイルを示すフリーアドレスを導入している企業が増加しており、このフリーアドレスに関する技術が注目されている。
このようなフリーアドレスに関する技術として、使用可能な席をパターン化することにより、使用状況に適した座席の指定を行うものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2017−138822号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、空いている席を随時使用してもよいものであるため、だれがどこに座っているかをリアルタイムに把握することが困難であった。さらには、空いている席を誰でも使用してもよいことから、社員が席を外していたり、出社していなかったりすることの把握に時間がかかるおそれもあるため、社員の勤怠管理が困難であった。
本発明は、フリーアドレスであっても、誰がどこに座っているかをリアルタイムに把握することを容易にすることが可能なフリーアドレス座席マップ提供システム、フリーアドレス座席マップ提供方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
本発明の態様に従えば、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムであって、オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する取得手段と、取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定する特定手段と、ユーザ端末に、特定した座席IDに紐付けて、座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる表示手段と、宣言ページから、宣言を受け付ける受付手段と、宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した座席マップを提供する提供手段と、一日の最初に宣言を受け付けた時刻を、ユーザが出勤した時刻として出勤情報を記録する記録手段と、を備えることを特徴とするフリーアドレス座席マップ提供システムが提供される。
本発明の態様に従えば、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムが実行するフリーアドレス座席マップ提供方法であって、フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得するステップと、フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定するステップと、フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、ユーザ端末に、特定した座席IDに紐付けて、座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させるステップと、フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、宣言ページから、宣言を受け付けるステップと、フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した座席マップを提供するステップと、フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、一日の最初に宣言を受け付けた時刻を、ユーザが出勤した時刻として出勤情報を記録するステップと、を備えることを特徴とするフリーアドレス座席マップ提供方法が提供される。
本発明の態様に従えば、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータに、オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得するステップ、取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定するステップ、ユーザ端末に、特定した座席IDに紐付けて、座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させるステップ、宣言ページから、宣言を受け付けるステップ、宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した座席マップを提供するステップ、一日の最初に宣言を受け付けた時刻を、ユーザが出勤した時刻として出勤情報を記録するステップと、を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムが提供される。
本発明は、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムであって、
前記オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する取得手段と、
取得した前記識別情報に紐付いた座席IDを特定する特定手段と、
前記ユーザ端末に、特定した前記座席IDに紐付けて、前記座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる表示手段と、
前記宣言ページから、前記宣言を受け付ける受付手段と、
前記宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供する提供手段と、
を備えることを特徴とするフリーアドレス座席マップ提供システムを提供する。
本発明によれば、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムは、前記オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得し、取得した前記識別情報に紐付いた座席IDを特定し、前記ユーザ端末に、特定した前記座席IDに紐付けて、前記座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させ、前記宣言ページから、前記宣言を受け付け、前記宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供する。
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
本発明によれば、フリーアドレスであっても、誰がどこに座っているかをリアルタイムに把握することを容易にすることが可能なフリーアドレス座席マップ提供システム、フリーアドレス座席マップ提供方法及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、フリーアドレス座席マップ提供システム1の概要を示す図である。 図2は、フリーアドレス座席マップ提供システム1の全体構成図である。 図3は、コンピュータ10が実行する第一の座席マップ提供処理を示すフローチャートである。 図4は、コンピュータ10が実行する第二の座席マップ提供処理を示すフローチャートである。 図5は、コンピュータ10がユーザ端末に表示させる宣言ページ100の一例を示す図である。 図6は、コンピュータ10が作成する座席マップ200の一例を示す図である。 図7は、コンピュータ10がユーザ端末に表示させる宣言ページ300の一例を示す図である。 図8は、コンピュータ10が作成する座席マップ400の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[フリーアドレス座席マップ提供システム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態であるフリーアドレス座席マップ提供システム1の概要を説明するための図である。フリーアドレス座席マップ提供システム1は、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するシステムである。フリーアドレス座席マップ提供システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
なお、フリーアドレス座席マップ提供システム1は、座席を使用するユーザ(社員)が所持するユーザ端末(スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末等)や会社が所有する会社端末(スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末等)、各座席に設けられ、識別情報を格納するNFC(Near Field Communication)タグやQRコード等が含まれていてもよい。
コンピュータ10は、ユーザ端末や会社端末等と、公衆回線網やイントラネット等のプライベートネットワークや近距離無線通信等を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
コンピュータ10は、オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する。ユーザ端末は、この座席に備えられたNFCタグやQRコードを読み取ることにより、座席に備えられた識別情報を読み取る。ユーザ端末は、この読み取った識別情報を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この識別情報を受信することにより、オフィスの座席に備えられた識別情報を取得する。
コンピュータ10は、取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定する。コンピュータ10は、予め識別情報と、座席IDとを対応付けたデータベースを参照する、またはこの識別情報に格納された座席IDを参照することにより、この識別情報に紐付いた座席IDを特定する。
コンピュータ10は、識別情報を取得したユーザ端末に、特定した座席IDに紐づいた座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる。コンピュータ10は、宣言ページのURLや宣言ページそのものを表示させるコマンド(例えば、このフリーアドレス提供用のアプリを起動し、該当するページを表示させるもの)を、ユーザ端末に送信する。ユーザ端末は、このURLやコマンドに応じた宣言ページを表示する。その結果、コンピュータ10は、ユーザ端末に宣言ページを表示させる。
コンピュータ10は、この宣言ページを介して、ユーザからこの座席に座っていることの宣言を受け付ける。ユーザ端末は、この宣言ページに対する入力を受け付け、座席に座っていることの宣言を受け付ける。ユーザ端末は、この受け付けた宣言に関するデータを、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、このデータを受信することにより、この宣言を受け付ける。なお、コンピュータ10は、この宣言を受け付けたタイミングが、一日の最初のタイミングである場合、この宣言を受け付けた時刻を、このユーザが出勤した時刻として、出勤情報を記録してもよい。
コンピュータ10は、宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した座席マップを提供する。コンピュータ10は、現時点において、取得した座席IDに紐付いた座席に座っていることを宣言しユーザの識別子(例えば、氏名、管理番号、社員番号、顔画像)を、座席IDに紐付いた座席上に重畳させて表示した座席マップを提供する。コンピュータ10は、この座席マップを、このユーザやこのユーザ以外のユーザが所持するユーザ端末や会社端末に提供する。
なお、コンピュータ10は、各ユーザにおける最新の宣言に基づいて、ユーザの識別子を座席上に重畳させて表示した座席マップを提供してもよい。また、コンピュータ10は、ユーザから宣言を受け付けた時刻を、ユーザの識別子とともに座席マップに表示してもよい。また、コンピュータ10は、オフィス以外の場所(例えば、会議室、出張先、出向先)にいるユーザの識別子を、この座席マップに表示してもよい。
フリーアドレス座席マップ提供システム1が実行する処理の概要について説明する。
コンピュータ10は、オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する(ステップS01)。コンピュータ10は、ユーザ端末がこの座席に備えられたNFCタグやQRコードを読み取った読取結果を取得することにより、この識別情報を取得する。
コンピュータ10は、取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定する(ステップS02)。コンピュータ10は、予め識別情報と、座席IDとを対応付けたデータベースを参照し、取得した識別情報に対応付けられた座席IDを特定する。あるいは、コンピュータ10は、識別情報に格納された座席IDを抽出することにより、座席IDを特定する。
コンピュータ10は、識別情報を取得したユーザ端末に、この座席IDに紐付いた座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる(ステップS03)。コンピュータ10は、上述したような宣言ページのURLや宣言ページを表示させるコマンドをユーザ端末に送信する。ユーザ端末は、このURLやコマンドに応じて、宣言ページを自身の表示部に表示する。宣言ページの例としては、座席IDの表示欄、ユーザの識別子(例えば、氏名、管理番号、社員番号、顔画像、ID)の表示欄、使用終了の予定がある場合における終了予定時刻(例えば、外出や会議等により、少なくともその時間にはこの座席から離れていることが確定している時間)の入力欄、ユーザが実際にこの座席に座っていることの入力欄、ユーザがこの座席に座ることを中止することの入力欄等が設けられたページである。
コンピュータ10は、この宣言ページから、ユーザから座席に座っていることの宣言を受け付ける(ステップS04)。ユーザ端末は、上述した例では、宣言ページにおける実際にこの座席にユーザが座っていることへの入力欄への入力を受け付ける。ユーザ端末は、この受け付けた入力内容を、宣言データとして、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この宣言データを取得することにより、宣言ページから、ユーザから座席に座っていることの宣言を受け付ける。
なお、コンピュータ10は、この宣言を受け付けたタイミングが、一日の最初のタイミングである場合、この宣言を受け付けた時刻を、この宣言を行ったユーザが出勤した時刻として、出勤情報を記録する構成であってもよい。
コンピュータ10は、宣言されている座席に座っているユーザを対応付けて表示した座席マップを提供する(ステップS05)。コンピュータ10は、この座席マップを、このユーザ及び他のユーザが所持するユーザ端末や会社端末に提供する。コンピュータ10は、現時点において宣言を受け付けた各ユーザの識別子を、対応する座席に重畳させて表示した座席マップを提供する。
なお、コンピュータ10は、各ユーザが宣言した時刻における最新(一番新しい時刻)の宣言に対応する座席に、ユーザの識別子を重畳させて表示する構成であってもよい。また、コンピュータ10は、座席マップに、ユーザの識別子とともに、宣言を受け付けた時刻を併せて表示する構成であってもよい。また、コンピュータ10は、一の座席に対して、過去(例えば、当日中に複数のユーザがこの座席の使用を宣言した場合)に宣言を受け付けた履歴を注釈として座席マップに併せて表示することや、最新のものではない旨の注釈を加えたうえで、座席マップに併せて表示する構成であってもよい。また、コンピュータ10は、一の座席に対して、ユーザが現在使用している宣言を受け付けた際、過去にこの座席に対して受け付けた宣言の履歴を消去する構成であってもよい。また、コンピュータ10は、当日中のユーザの移動履歴を併せて座席マップに表示する構成であってもよい。
また、この座席マップは、オフィスに限られたものではなく、オフィス以外の場所(例えば、会議室、出張先、出向先)を加えたものであってもよい。この場合、コンピュータ10は、オフィス以外の場所に備えられた識別情報に基づいて、ユーザからの宣言を受け付け、座席マップに、宣言を受け付けた場所を併せて表示する構成であればよい。
以上が、フリーアドレス座席マップ提供システム1の概要である。
[フリーアドレス座席マップ提供システム1のシステム構成]
図2に基づいて、本発明の好適な実施形態であるフリーアドレス座席マップ提供システム1のシステム構成について説明する。図2は、本発明の好適な実施形態であるフリーアドレス座席マップ提供システム1のシステム構成を示す図である。図2において、フリーアドレス座席マップ提供システム1は、コンピュータ10から構成され、オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するシステムである。コンピュータ10は、ユーザ端末や会社端末等と、公衆回線網やイントラネット等のプライベートネットワークや近距離無線通信等を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
なお、フリーアドレス座席マップ提供システム1は、図示していないユーザ端末、会社端末等のその他の端末や装置類が含まれていてもよい。また、コンピュータ10は、オフィスの座席やオフィス以外の場所に設けられたNFCタグ、QRコード等が含まれていてもよい。
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ10は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、識別情報取得モジュール20、宣言ページ表示モジュール21、宣言受付モジュール22、座席マップ提供モジュール23を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記録部と協働して、記録モジュール30を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、座席ID特定モジュール40、出勤判定モジュール41、座席マップ作成モジュール42、部屋ID特定モジュール43を実現する。
[第一の座席マップ提供処理]
図3に基づいて、フリーアドレス座席マップ提供システム1が実行する第一の座席マップ提供処理について説明する。図3は、コンピュータ10が実行する第一の座席マップ提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
はじめに、識別情報取得モジュール20は、オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する(ステップS10)。ステップS10において、識別情報取得モジュール20は、この座席に備えられたNFCタグやQRコード等の読取結果を取得する。ユーザ端末は、NFCタグやQRコードを読み取ることにより、識別情報を取得し、取得した識別情報をコンピュータ10に送信する。識別情報取得モジュール20は、ユーザ端末が送信した識別情報を取得することにより、この座席に備えられた識別情報を取得する。このとき、識別情報取得モジュール20は、識別情報に加えて、この識別情報を取得したユーザ端末の識別子(例えば、MACアドレス、ID、管理番号)と、このユーザ端末の所持者の識別子(例えば、氏名、管理番号、社員番号、顔画像、ID)とを併せて取得する。すなわち、識別情報取得モジュール20が取得する識別情報には、識別情報の読取結果、この識別情報を読み取ったユーザ端末の識別子及びこのユーザ端末の所持者の識別子が含まれる。
座席ID特定モジュール40は、取得した識別情報に基づいて、この識別情報に紐付いた座席IDを特定する(ステップS11)。ステップS11において、座席ID特定モジュール40は、例えば、予め記録モジュール30に記録した識別情報と、座席IDとを対応付けて登録したデータベースを参照することにより、今回取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定する。あるいは、座席ID特定モジュール40は、今回取得した識別情報に格納された座席IDを抽出することにより、今回取得した識別情報に紐付いた座席IDを特定する。
なお、座席ID特定モジュール40は、上述した方法以外の方法により、座席IDを特定してもよい。
宣言ページ表示モジュール21は、識別情報を取得したユーザ端末に、特定した座席IDに紐付いた座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる(ステップS12)。ステップS12において、宣言ページ表示モジュール21は、識別情報に含まれるユーザ端末の識別子に基づいて、宣言ページを表示させるユーザ端末を特定する。宣言ページ表示モジュール21は、この特定したユーザ端末に対して、宣言ページのURLや宣言ページそのものを表示させるコマンド(例えば、このフリーアドレス提供用のアプリの起動や専用のウェブサイトの表示を実行させ、該当するページを表示させるもの)等を送信する。ユーザ端末は、このURLやコマンド等に応じた宣言ページを表示する。その結果、宣言ページ表示モジュール21は、このユーザ端末に、宣言ページを表示させる。
宣言ページ表示モジュール21が表示させる宣言ページについて説明する。宣言ページ表示モジュール21は、座席IDの識別子及びユーザの識別子を、取得した識別情報に基づいて表示させる。また、宣言ページ表示モジュール21は、ユーザが使用終了の予定がある場合における終了予定時刻(例えば、外出や会議等により、少なくともその時間以降にはこの座席から離れていることが確定している時間)の入力を受け付けさせる。また、宣言ページ表示モジュール21は、この座席に座ることの宣言の入力を受け付けさせる。宣言ページ表示モジュール21は、この座席に座ることの中止の入力を受け付けさせる。
なお、宣言ページ表示モジュール21が表示させる宣言ページは、少なくともこの座席に座ることの宣言の入力を受け付けさせるものであれば、表示させる内容は適宜変更可能である。
図5に基づいて、宣言ページ表示モジュール21がユーザ端末に表示させる宣言ページについて説明する。図5は、宣言ページ表示モジュール21が、ユーザ端末に表示させた宣言ページ100の一例を示す図である。図5において、宣言ページ表示モジュール21は、ユーザ端末の表示部に宣言ページ100を表示させる。この宣言ページ100には、座席ID表示欄110、使用者名表示欄120、使用終了予定時刻入力欄130、この座背に座ることの宣言を行うための宣言アイコン140、この座席に座ることの中止を行うための中止アイコン150が表示される。座席ID表示欄110には、識別情報に紐付いた座席IDが表示される。使用者名表示欄120には、このユーザ端末の所持者の識別子が表示される。使用終了予定時刻入力欄130には、ユーザからの入力を受け付けさせ、このユーザが使用を終了する予定の時刻の入力を受け付けさせる。この入力内容については、空欄のままであってもよい。例えば、使用終了予定時刻が特に入力されない場合、空欄となる。宣言アイコン140は、ユーザからの入力を受け付させ、この座席に座ることの宣言をユーザに行わせるものである。中止アイコン150は、ユーザからの入力を受け付けさせ、この座席に座ることを中止することの入力をユーザに行わせるものである。
宣言受付モジュール22は、ユーザから座席に座っていることの宣言を受け付ける(ステップS13)。ステップS13において、宣言受付モジュール22は、この宣言ページに対する受け付けた入力内容を、宣言データとして取得する。宣言受付モジュール22は、この取得した宣言データに含まれる宣言アイコン140への入力の結果を、このユーザが座席に座っている又は座席に座っていないことの宣言として受け付ける。このとき、宣言受付モジュール22は、所定時間(例えば、数分、数十秒)を超過しても、宣言アイコン140への入力を受け付けさせられなかった場合や、宣言データに中止アイコン150への入力が含まれていた場合、コンピュータ10は、本処理を終了する。
なお、宣言ページ受付モジュール22は、所定時間(例えば、数分、数十秒)を超過しても、宣言アイコン140又は中止アイコン150への入力を受け付けさせられなかった場合、ユーザがこの座席を使用していないものと判断し、中止アイコン150への入力を受け付けさせたものと自動的に判断し、コンピュータ10は、本処理を終了してもよい。
記録モジュール30は、この宣言データに含まれる座席ID、ユーザの識別子、使用終了予定時刻が入力されていた場合にはこの使用終了予定時刻及びこの宣言を受け付けた時刻を、座席データとして記録する(ステップS14)。ステップS14において、記録モジュール30は、上述した例では、座席IDが0001、ユーザの識別子が高橋一郎、使用終了予定時刻が9:00及び宣言を受け付けた時刻が7:38を座席データとして記録する。
なお、本処理は、必ずしも実行しなくてもよく、省略されてもよい。この場合、コンピュータ10は、上述したステップS13の処理を実行した後、後述するステップS15の処理を実行すればよい。
出勤判定モジュール41は、この宣言データに含まれるユーザの識別子が、所定の条件を満たすものであるか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において、所定の条件とは、このユーザの識別子を一日の最初に取得した又は該当するユーザの退勤後に新たにこのユーザの識別子を取得した等である。出勤判定モジュール41は、所定の条件を満たしていないと判定した場合(ステップS15 NO)、コンピュータ10は、後述するステップS17の処理を実行する。
一方、ステップS15において、出勤判定モジュール41は、所定の条件を満たすと判定した場合(ステップS15 YES)、出勤判定モジュール41は、この宣言データに含まれるユーザの識別子に該当するユーザが、出勤したものと判定し、記録モジュール30は、この宣言を受け付けた時刻を、このユーザが出勤した時刻として、出勤情報を記録する(ステップS16)。ステップS16において、記録モジュール30は、出勤情報として、このユーザの識別子、日付及び時刻を対応付けて記録する。
座席マップ作成モジュール42は、今回取得した宣言データに基づいて、座席マップを作成する(ステップS17)。ステップS17において、座席マップ作成モジュール42は、宣言データに含まれる座席IDに紐付けられた座席マップにおける座席に、このユーザの識別子及び宣言を受け付けた時刻を併せて表示した座席マップを作成する。このとき、座席マップ作成モジュール42は、使用終了予定時刻が宣言データに含まれている場合、宣言データに含まれる座席IDに紐付いた座席マップにおける座席に、このユーザの識別子、宣言を受け付けた時刻及び使用終了予定時刻を併せて表示した座席マップを作成する。
座席マップ作成モジュール42は、各ユーザの宣言データに対して、最新の宣言データに基づいて、座席マップを作成する。例えば、複数のユーザからの宣言を受け付けていた場合、各ユーザが行った宣言のうち、最新のものに基づいた座席マップを提供する。これは、一のユーザが複数の座席に対して行った宣言のうち、最新の宣言に対応する座席に、この一のユーザの識別子及び宣言を受け付けた時刻を併せて表示した座席マップを作成することになる。
さらに、座席マップ作成モジュール42は、新たにユーザが宣言を行うたびに、座席マップを更新し、新たな座席マップを作成する。例えば、新たなユーザからの宣言を受け付けた際、このユーザの識別子、宣言を受け付けた時刻及び入力されている場合は、使用終了予定時刻を併せて表示した座席マップを作成する。
また、座席マップ作成モジュール42は、既存のユーザ(既に宣言を行ったユーザ)からの新たな宣言を受け付けた際、この既存のユーザが以前に座っていた座席IDに紐付けられた座席マップにおける座席上に表示したユーザの識別子、宣言を受け付けた時刻及び使用終了予定時刻(使用終了予定時刻が宣言データに含まれている場合)を削除する。
なお、座席マップ作成モジュール42は、この削除した情報を、削除するのではなく、過去の情報であることの注釈とともに表示させ続ける構成であってもよい。
また、座席マップ作成モジュール42は、既存のユーザから新たな宣言を受け付けた際、このユーザが宣言を行った座席IDを、このユーザの移動履歴として作成し、記録モジュール30がこのユーザの識別子と移動履歴とを対応付けて記録してもよい。記録モジュール30は、この記録したユーザの識別子と移動履歴とを、このユーザの識別子に該当するユーザが退勤した時点で削除する構成であってもよい。
なお、座席マップ作成モジュール42は、宣言データに含まれる座席IDに紐付けられた座席マップにおける座席に、このユーザの識別子のみを表示する構成であってもよい。
図6に基づいて、座席マップ作成モジュール42が作成する座席マップについて説明する。図6は、座席マップ作成モジュール42が作成する座席マップ200の一例を示す図である。図6において、座席マップ作成モジュール42は、オフィスの座席に対応する座席マップ200において、ユーザから宣言を受け付けた各座席IDに対応する座席にユーザの識別子及び宣言を受け付けた時刻を併せて表示する。併せて、座席マップ作成モジュール42は、使用終了予定時刻を受け付けた座席IDに対応する座席に、この使用終了予定時刻を表示する。
座席マップ作成モジュール42は、宣言データとして、座席IDが0002、ユーザの識別子が山田太郎及び宣言を受け付けた時刻が9:43である場合、この座席IDに対応する座席210に、このユーザの識別子として山田と、宣言を受け付けた時刻9:43を併せて表示する。また、座席マップ作成モジュール42は、宣言データとして、座席IDが0001、ユーザの識別子が高橋一郎、使用終了予定時刻が9:00及び宣言を受け付けた時刻が7:38である場合、この座席IDに対応する座席220に、このユーザの識別子として高橋と、宣言を受け付けた時刻7:38と、使用終了予定時刻として9:00とを併せて表示する。また、座席マップ作成モジュール42は、他の座席に対しても宣言データに基づいて座席IDに対応する座席にユーザの識別子と、宣言を受け付けた時刻とを併せて表示する。このとき、座席マップ作成モジュール42は、使用終了予定時刻が宣言データに含まれている場合、この使用終了予定時刻をこの座席に併せて表示する。
なお、座席210及び座席220において、ユーザの識別子の一部のみを表示しているが、全てを表示してもよい。また、座席210及び座席220と、その他の座席に対して、ユーザの識別子と宣言を受け付けた時刻とを表示しているが、ユーザの識別子のみを表示してもよい。
座席マップ提供モジュール23は、作成した座席マップを提供する(ステップS18)。ステップS18において、座席マップ提供モジュール23は、宣言されている座席に座っているユーザを対応付けて表示した座席マップを、各ユーザが所持するユーザ端末や会社端末に提供する。
以上が、第一の座席マップ提供処理である。
[第二の座席マップ提供処理]
図4に基づいて、フリーアドレス座席マップ提供システム1が実行する第二の座席マップ提供処理について説明する。図4は、コンピュータ10が実行する第二の座席マップ提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
なお、上述した第一の座席マップ提供処理と同様又は類似する処理については、その詳細な説明は省略する。また、第一の座席マップ提供処理との相違点は、第一の座席マップ提供処理がオフィスの座席に限定されたものであったのに対して、第二の座席マップ提供処理は、オフィスの座席以外の場所として部屋(例えば、会議室、出張先、出向先)を含んだ座席マップを提供するものである。
はじめに、識別情報取得モジュール20は、オフィスの座席に備えられた識別情報又はオフィスの座席以外の場所としてオフィスの座席以外の部屋に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する(ステップS20)。ステップS20において、識別情報取得モジュール20が取得する識別情報は、上述したステップS10と同様に、オフィスの座席や、オフィスの座席以外の部屋に備えられたNFCタグやQRコード等の読取結果を取得することにより取得するものである。識別情報取得モジュール20が取得する識別情報には、上述したステップS10の処理と同様に、識別情報の読取結果、この識別情報を読み取ったユーザ端末の識別子及びこのユーザ端末の所持者の識別子が含まれる。
部屋ID特定モジュール43は、取得した識別情報に基づいて、この識別情報に紐づいた部屋IDを特定する(ステップS21)。ステップS21において、部屋ID特定モジュール43は、例えば、予め記録モジュール30に記録した識別情報と、部屋IDとを対応付けて登録したデータベースを参照することにより、今回取得した識別情報に紐付いた部屋IDを特定する。あるいは、部屋ID特定モジュール43は、今回取得した識別情報に格納された部屋IDを抽出することにより、今回取得した識別情報に紐付いた部屋IDを特定する。
なお、部屋ID特定モジュール43は、上述した方法以外の方法により、部屋IDを特定してもよい。
また、部屋ID特定モジュール43は、部屋IDを特定できなかった場合、座席ID特定モジュール40が、上述したステップS11の処理と同様の処理を実行し、コンピュータ10は、上述した第一の座席マップ提供処理におけるステップS12以降の処理を実行することになる。
宣言ページ表示モジュール21は、識別情報を取得したユーザ端末に、特定した部屋IDに紐付いた部屋にいることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる(ステップS22)。ステップS22において、宣言ページ表示モジュール21は、上述したステップS12と同様に、宣言ページを表示させるユーザ端末を特定し、このユーザ端末に、宣言ページのURLや宣言ページそのものを表示させるコマンド等を送信する。ユーザ端末は、このURLやコマンド等に応じた宣言ページを表示する。その結果、宣言ページ表示モジュール21は、このユーザ端末に、宣言ページを表示させる。
宣言ページ表示モジュール21が表示させる宣言ページについて説明する。宣言ページ表示モジュール21は、上述した第一の座席マップ提供処理における宣言ページと類似するものを表示させる。宣言ページ表示モジュール21は、部屋ID及びユーザの識別子を、取得した識別情報に基づいて表示させる。また、また、宣言ページ表示モジュール21は、ユーザが使用終了の予定がある場合における終了予定時刻(例えば、外出や会議終了等により、少なくともその時間以降にはこの部屋から離れていることが確定している時間)の入力を受け付けさせる。また、宣言ページ表示モジュール21は、この部屋にいることの宣言の入力を受け付けさせる。宣言ページ表示モジュール21は、この部屋に入ることの中止の入力を受け付けさせる。
なお、宣言ページ表示モジュール21が表示させる宣言ページは、少なくともこの部屋にいることの宣言の入力を受け付けさせるものであれば、表示させる内容は適宜変更可能である。
図7に基づいて、宣言ページ表示モジュール21がユーザ端末に表示させる宣言ページについて説明する。図7は、宣言ページ表示モジュール21が、ユーザ端末に表示させた宣言ページ300の一例を示す図である。図7において、宣言ページ表示モジュール21は、ユーザ端末の表示部に宣言ページ300を表示させる。この宣言ページ300には、部屋ID表示欄310、使用者名表示欄320、使用終了予定時刻入力欄330、この部屋にいることの宣言を行うための宣言アイコン340、この部屋に入ることの中止を行うための中止アイコン350が表示される。部屋ID表示欄310には、識別情報に紐付いた部屋IDが表示される。使用者名表示欄320には、このユーザ端末の所持者の識別子が表示される。使用終了予定時刻入力欄330には、ユーザからの入力を受け付けさせ、このユーザが使用を終了する予定の時刻の入力を受け付けさせる。この入力内容については、空欄のままであってもよい。例えば、使用終了予定時刻が特に入力されない場合、空欄となる。宣言アイコン340は、ユーザからの入力を受け付させ、この部屋にいることの宣言をユーザに行わせるものである。中止アイコン350は、ユーザからの入力を受け付けさせ、この部屋に入ることを中止することの入力をユーザに行わせるものである。
宣言受付モジュール22は、ユーザから部屋にいることの宣言を受け付ける(ステップS23)。ステップS23において、宣言受付モジュール22は、この宣言ページに対する受け付けた入力内容を、宣言データとして取得する。宣言受付モジュール22は、この取得した宣言データに含まれる宣言アイコン340への入力の結果を、このユーザが部屋にいる又は部屋にいないことの宣言として受け付ける。このとき、宣言受付モジュール22は、所定時間(例えば、数分、数十秒)を超過しても、宣言アイコン340への入力を受け付けさせられなかった場合や、宣言データに中止アイコン350への入力が含まれていた場合、コンピュータ10は、本処理を終了する。
なお、宣言ページ受付モジュール22は、所定時間(例えば、数分、数十秒)を超過しても、宣言アイコン340又は中止アイコン350への入力を受け付けさせられなかった場合、ユーザがこの部屋にいないものと判断し、中止アイコン350への入力を受け付けさせたものと自動的に判断し、コンピュータ10は、本処理を終了してもよい。
記録モジュール30は、この宣言データに含まれる部屋ID、ユーザの識別子、使用終了予定時刻が入力されていた場合にはこの使用終了予定時刻及びこの宣言を受け付けた時刻を、部屋データとして記録する(ステップS24)。ステップS24において、記録モジュール30は、上述した例では、部屋IDが0002、ユーザの識別子が池澤一、使用終了予定時刻が10:00及び宣言を受け付けた時刻が7:38を部屋データとして記録する。
なお、本処理は、必ずしも実行しなくてもよく、省略されてもよい。この場合、コンピュータ10は、上述したステップS23の処理を実行した後、後述するステップS25の処理を実行すればよい。
出勤判定モジュール41は、この宣言データに含まれるユーザの識別子が、所定の条件を満たすものであるか否かを判定する(ステップS25)。ステップS25の処理は、上述したステップS15の処理と同様である。
ステップS15において、出勤判定モジュール41は、所定の条件を満たしていないと判定した場合(ステップS25 NO)、コンピュータ10は、後述するステップS27の処理を実行する。
一方、ステップS25において、出勤判定モジュール41は、所定の条件を満たすと判定した場合(ステップS25 YES)、出勤判定モジュール41は、この宣言データに含まれるユーザの識別子に該当するユーザが、出勤したものと判定し、記録モジュール30は、この宣言を受け付けた時刻を、このユーザが出勤した時刻として、出勤情報を記録する(ステップS26)。ステップS26において、記録モジュール30は、出勤情報として、このユーザの識別子、日付及び時刻を対応付けて記録する。
座席マップ作成モジュール42は、今回取得した宣言データに基づいて、座席マップを作成する(ステップS27)。ステップS27において、座席マップ作成モジュール42は、宣言データに含まれる部屋IDに紐付けられた座席マップにおける部屋に、このユーザの識別子及び宣言を受け付けた時刻を併せて表示した座席マップを作成する。このとき、座席マップ作成モジュール42は、使用終了予定時刻が宣言データに含まれている場合、宣言データに含まれる部屋IDに紐付いた座席マップにおける部屋に、このユーザの識別子、宣言を受け付けた時刻及び使用終了予定時刻を併せて表示した座席マップを作成する。
座席マップ作成モジュール42は、上述した第一の座席マップ提供処理における座席マップと同様に、各ユーザの宣言データに対して、最新の宣言データに基づいて、座席マップを作成する。
さらに、上述した第一の座席マップ提供処理における座席マップと同様に、座席マップ作成モジュール42は、新たにユーザが宣言を行うたびに、座席マップを更新し、新たな座席マップを作成する。
また、上述した第一の座席マップ提供処理における座席マップと同様に、座席マップ作成モジュール42は、既存のユーザからの新たな宣言を受け付けた際、この既存のユーザが以前に座っていた部屋IDに紐付けられた座席マップにおける部屋上に表示したユーザの識別子、宣言を受け付けた時刻及び使用終了予定時刻(使用終了予定時刻が宣言データに含まれている場合)を削除する。
なお、上述した第一の座席マップ提供処理における座席マップと同様に、座席マップ作成モジュール42は、この削除した情報を、削除するのではなく、過去の情報であることの注釈とともに表示させ続ける構成であってもよい。
また、上述した第一の座席マップ提供処理における座席マップと同様に、座席マップ作成モジュール42は、既存のユーザから新たな宣言を受け付けた際、このユーザが宣言を行った部屋IDを、このユーザの移動履歴として作成し、記録モジュール30がこのユーザの識別子と移動履歴とを対応付けて記録してもよい。記録モジュール30は、この記録したユーザの識別子と移動履歴とを、このユーザの識別子に該当するユーザが退勤した時点で削除する構成であってもよい。
なお、上述した第一の座席マップ提供処理における座席マップと同様に、座席マップ作成モジュール42は、宣言データに含まれる部屋IDに紐付けられた座席マップにおける部屋に、このユーザの識別子のみを表示する構成であってもよい。
図8に基づいて、座席マップ作成モジュール42が作成する座席マップについて説明する。図8は、座席マップ作成モジュール42が作成する座席マップ400の一例を示す図である。図8において、座席マップ作成モジュール42は、オフィスの座席及びオフィスの座席以外の場所に対応する座席マップ400において、ユーザから宣言を受け付けた各座席IDに対応する座席及びユーザから宣言を受け付けた各部屋IDに対応する部屋にユーザの識別子及び宣言を受け付けた時刻を併せて表示する。併せて、座席マップ作成モジュール42は、使用終了予定時刻を受け付けた座席IDに対応する座席及び部屋IDに対応する部屋に、この使用終了予定時刻を表示する。
座席マップ作成モジュール42は、宣言データとして、部屋IDが0002、ユーザの識別子が田中太郎及び宣言を受け付けた時刻が7:38である場合、この部屋IDに対応する会議室410に、このユーザの識別子として田中と、宣言を受け付けた時刻7:38を併せて表示する。また、座席マップ作成モジュール42は、宣言データとして、部屋IDが0002、ユーザの識別子が池澤一、使用終了予定時刻が10:00及び宣言を受け付けた時刻が7:38である場合、この部屋IDに対応する会議室410に、このユーザの識別子として池澤と、宣言を受け付けた時刻7:38と、使用終了予定時刻として10:00とを併せて表示する。また、座席マップ作成モジュール42は、他の座席や部屋に対しても宣言データに基づいて座席IDに対応する座席又は部屋IDに対応する部屋にユーザの識別子と、宣言を受け付けた時刻とを併せて表示する。このとき、座席マップ作成モジュール42は、使用終了予定時刻が宣言データに含まれている場合、この使用終了予定時刻をこの座席又は部屋に併せて表示する。
なお、会議室410において、ユーザの識別子の一部のみを表示しているが、全てを表示してもよい。また、会議室410及び座席に対して、ユーザの識別子と宣言を受け付けた時刻とを表示しているが、ユーザの識別子のみを表示してもよい。
座席マップ提供モジュール23は、作成した座席マップを提供する(ステップS28)。ステップS28の処理は、上述したステップS18の処理と同様である。
以上が、第二の座席マップ提供処理である。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態で提供される。また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 フリーアドレス座席マップ提供システム、10 コンピュータ

Claims (6)

  1. オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムであって、
    前記オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得する取得手段と、
    取得した前記識別情報に紐付いた座席IDを特定する特定手段と、
    前記ユーザ端末に、特定した前記座席IDに紐付けて、前記座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させる表示手段と、
    前記宣言ページから、前記宣言を受け付ける受付手段と、
    前記宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供する提供手段と、
    一日の最初に前記宣言を受け付けた時刻を、前記ユーザが出勤した時刻として出勤情報を記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とするフリーアドレス座席マップ提供システム。
  2. 前記提供手段は、最新の前記宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフリーアドレス座席マップ提供システム。
  3. 前記提供手段は、前記宣言を受け付けた時刻を前記ユーザに併せて表示した前記座席マップを提供する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフリーアドレス座席マップ提供システム。
  4. 前記取得手段は、前記オフィス以外の場所に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得し、
    前記表示手段は、前記ユーザ端末に、前記オフィス以外の場所にいることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させ、
    前記提供手段は、宣言された前記オフィス以外の場所にいるユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のフリーアドレス座席マップ提供システム。
  5. オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムが実行するフリーアドレス座席マップ提供方法であって、
    前記フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、前記オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得するステップと、
    前記フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、取得した前記識別情報に紐付いた座席IDを特定するステップと、
    前記フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、前記ユーザ端末に、特定した前記座席IDに紐付けて、前記座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させるステップと、
    前記フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、前記宣言ページから、前記宣言を受け付けるステップと、
    前記フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、前記宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供するステップと、
    前記フリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータが、一日の最初に前記宣言を受け付けた時刻を、前記ユーザが出勤した時刻として出勤情報を記録するステップと、
    を備えることを特徴とするフリーアドレス座席マップ提供方法。
  6. オフィスの座席のフリーアドレスに対応するリアルタイムな座席マップを提供するフリーアドレス座席マップ提供システムのコンピュータに、
    前記オフィスの座席に備えられた識別情報を、ユーザ端末から取得するステップ、
    取得した前記識別情報に紐付いた座席IDを特定するステップ、
    前記ユーザ端末に、特定した前記座席IDに紐付けて、前記座席に座っていることをユーザに宣言させる宣言ページを表示させるステップ、
    前記宣言ページから、前記宣言を受け付けるステップ、
    前記宣言された座席に座っているユーザを対応付けて表示した前記座席マップを提供するステップ、
    一日の最初に前記宣言を受け付けた時刻を、前記ユーザが出勤した時刻として出勤情報を記録するステップと、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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