JP2005029236A - 保管及び組立て容易な段ボール箱 - Google Patents

保管及び組立て容易な段ボール箱 Download PDF

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栄二 加藤
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【課題】 コンパクトに折り畳んで保管することができ、また誰にでも簡単に組み立てられ、更に強度や剛性も高く木製の箱などの代わりにも利用できる保管及び組立て容易な段ボール箱を提供する。
【解決手段】 三方の各側端部に凹凸部が設けられている段ボール製の一対の第一側板1及び一対の第二側板2と、四周の各側端部に凹凸部が設けられている段ボール製の底板3と、第一側板1と底板3とを連結する第一帯状連結材4と、第二側板2と底板3とを連結する第二帯状連結材5とを備えており、第一帯状連結材4及び第二帯状連結材5が所定の位置に貼着されていて、各第一側板1は少なくとも重ねた状態に第一帯状連結材4を介して底板3の外側の面又は内側の面側に折り畳まれており、各第二側板2は第二帯状連結材5を介して底板3の各第一側板1と反対側の面側に折り畳まれている構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンパクトに折り畳んで保管することができ、また誰にでも簡単に組み立てられ、更に強度や剛性も高く木製の箱などの代わりにも利用できる保管及び組立て容易な段ボール箱に関するものである。
段ボール箱は、木製の箱に比べて各部材の加工が容易で安価に製造でき、また再生紙などから製造することもできるから森林資源の有効活用の観点からも近年特に注目されており、更に段ボール箱の外面には文字や図柄を印刷することもできるから利用範囲も広い。
また、木製の箱は解体したり組み立てたりすることが難しいため、通常は組み立てられた状態で運搬されることが多く大変不便であるが、段ボール箱は嵩張らないように折り畳んだり組み立てたりすることができるから保管や搬送が容易にできる。
しかしながら、段ボール箱を構成する各部材は板紙などに比べて厚さが厚いために、板紙のように幾重にも折り畳んでコンパクトにまとめることが難しい。そこで、各構成部分を完全に切り離した状態にすれば段ボール箱をコンパクトにまとめることが可能であるが、切り離した状態から組み立てると強度や剛性が低下し易い上に、多くの時間や労力が必要となる。
このような問題に対して、容易に組み立てることができ且つ嵩張らないように解体することができる箱としては、底皿部および底皿部の上に接して置かれた側面部からなる箱であって、底皿部は方形で平板状の底板と、該底板上の四周辺に接合してなる底桟とからなり、側面部は4面の側板と、該側板の相対する一組の側板の内側の上部にステープラーによって接合された2本のカマチと、隣接する側板によって形成される内側の4つの角部の近傍において側板とステープラーによって接合された4本の支柱と、隣接する2本の支柱の上端部および側板の内側の上部に接して置かれた2本のハリとからなり、側面部は折り畳まれて嵩張らない平板状の形状となる箱がある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この箱は嵩張らないものの、特別な折り畳み方がなされているわけではなく、一般の段ボール箱と同じように側板を折り畳むだけであるから、折り畳んだ状態で底皿部より側面部がはみ出した状態になるのでコンパクトにするという点で未だ不充分なものである。
また、コンパクトに折り畳むことができる段ボール箱としては、段ボール箱を展開した展開段ボール紙に、段ボール箱の組立折れ線とは別に、予め折り畳み用の一対の凹状罫線よりなる折り畳み部を設けてあり、折り畳んだとき最も内側になる部分を第1片、次いでその上面に折り込まれる部分を第2片、次いで第1片の下側に折り込まれる部分を第3片、以下同様に第4片、第5片・・・としたとき、上記各片の間に上記折り畳み部が設けてあり、かつそれぞれの折り畳み部の幅Wは、展開段ボール紙の厚みをAmm、折り畳み回数をnとしたとき、W=A(n+1)mm以上となる段ボール箱がある(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この段ボール箱は使用後の段ボール箱をコンパクトに折り畳むことが目的であり、一度折り畳むと再度段ボール箱として使用することは難しいため、使用前の段ボール箱をコンパクトに折り畳んで保管するような場合には適していないのである。
特開平9−240667号公報 特開平10−35642号公報
本発明は前記の問題に鑑み、コンパクトに折り畳んで保管することができ、また誰にでも簡単に組み立てられ、更に強度や剛性も高く木製の箱などの代わりにも利用できる保管及び組立て容易な段ボール箱を提供することを課題とする。
本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、段ボール箱を、三方の各側端部に凹凸部が設けられている段ボール製の一対の第一側板及び一対の第二側板と、四周の各側端部に凹凸部が設けられている段ボール製の底板と、第一側板と底板とを連結する第一連結材と、第二側板と底板とを連結する第二連結材とから構成すると共に、第一連結材及び第二連結材を所定の位置に貼着して第一側板と第二側板とのうち一方を底板の外側の面側に他方を底板の内側の面側に折り畳めば、側板を底板に重ねた状態にして段ボール箱をコンパクトに折り畳むことができ、また全ての側板が第一連結材及び第二連結材によって底板に連結された状態で折り畳まれているから各連結材に従って側板を底板上に立設させていくだけで誰にでも容易に組み立てることができ、更に各第一側板及び各第二側板の側端部に設けられた凹凸部を底板の側端部の凹凸部に係合させて各側板を底板の四周に立設させ且つ第一側板と第二側板との互いの側端部に設けられている凹凸部を係合させて組み立てれば、段ボール箱の剛性や強度を向上させることができることを究明して本発明を完成させたのである。
即ち本発明は、三方の各側端部に凹凸部が設けられていて厚さがtの略四角形状に形成された段ボール製の各一対の第一側板及び第二側板と、四周の各側端部に凹凸部が設けられていて厚さが前記厚さt以上である略四角形状に形成された段ボール製の底板とから成り、各側端部に設けられている凹凸部は突出高さがtの凸部とその凸部に隣接して形成されている凹部とから形成されていて、各第一側板の側端部に設けられた凹凸部と底板の長手方向に平行な側端部の凹凸部とを係合させると共に各第二側板の側端部に設けられた凹凸部と底板の長手方向に直角な側端部の凹凸部とを係合させて各側板を底板の四周に立設させ且つ第一側板と第二側板との互いの側端部に設けられた凹凸部を係合させて直方体状に組立てられる段ボール箱であって、
第一の態様では、各第一側板と底板とをそれぞれ連結していて各第一側板を底板に立設させた際に各第一側板と底板とによって形成される段ボール箱の内側の各側縁部に当接する一対の第一連結材が各第一側板及び底板の内側の面の端部に貼着されていて、一方の第一連結材は互いに係合する一方の第一側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されており、他方の第一連結材は互いに係合する他方の第一側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つ少なくともt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていると共に、各第二側板と底板とをそれぞれ連結していて各第二側板を底板に立設させた際に各第二側板と底板とによって形成される段ボール箱の外側の各側縁部に当接する一対の第二連結材が各第二側板及び底板の外側の面の端部に貼着されていて、各第一側板は一方の第一側板を他方の第一側板に重ねた状態でそれぞれ第一連結材を介して底板の内側の面側に折り畳まれていると共に、各第二側板はそれぞれ第二連結材を介して底板の外側の面側に折り畳まれており、
第二の態様では、各第一側板と底板とをそれぞれ連結していて各第一側板を底板に立設させた際に各第一側板と底板とによって形成される段ボール箱の外側の各側縁部に当接する一対の第一連結材が各第一側板及び底板の外側の面の端部に貼着されていて、一方の第一連結材は互いに係合する一方の第一側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていると共に、各第二側板と底板とをそれぞれ連結していて各第二側板を底板に立設させた際に各第二側板と底板とによって形成される段ボール箱の内側の各側縁部に当接する一対の第二連結材が互いに係合する各第一側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つ少なくともt以上離れた内側の面の中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第一側板は一方の第一側板を他方の第一側板に重ねた状態でそれぞれ第一連結材を介して底板の外側の面側に折り畳まれていると共に、各第二側板はそれぞれ第二連結材を介して底板の内側の面側に折り畳まれており、
両態様とも、各第一側板及び底板の互いに係合する側端部に設けられた凸部の先端面が同一平面をなしていると共に各第二側板及び底板の互いに係合する側端部に設けられた凸部の先端面が同一平面をなしていて、各第一側板の凹凸部が設けられている三方の側端部のうち底板の側端部と係合しない二つの側端部に設けられた凸部の先端面と底板の長手方向に直角な両側端部に設けられた凸部の先端面とが同一平面をなしていると共に第二側板の凹凸部が設けられている三方の側端部のうち底板の側端部と係合しない二つの側端部に設けられた凸部の先端面と底板の長手方向に平行な両側端部に設けられた凸部の先端面とが同一平面をなしており、各側板が底板の四周に立設されると各側板の外側の面と底板の側端部の凸部の先端面とが同一平面となる保管及び組立て容易な段ボール箱である。
更に第一の態様においては、一方の第二連結材が互いに係合する一方の第二側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板が一方の第二側板を他方の第二側板に重ねた状態でそれぞれ第二連結材を介して底板の外面の面側に折り畳まれていると、第一側板だけでなく第二側板も重ねて折り畳むことができるからコンパクトにまとめられるので好ましく、また第二の態様においては、一方の第二連結材が互いに係合する一方の第二側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板が一方の第二側板を他方の第二側板に重ねた状態でそれぞれ第二連結材を介して底板の内側の面側に折り畳まれていると、前記と同様に第一側板だけでなく第二側板も重ねた状態で折り畳むことができるからコンパクトにまとめられるので好ましいことも究明したのである。
更に両態様において、組み立てられた際に互いに係合する第一側板と第二側板の外側の面側に第一側板と第二側板との側縁部に跨って貼着される固定部材を具備していると、段ボール箱を組立てた際に互いに係合する第一側板と第二側板との外側の側縁部を強固に固定することができて好ましく、組み立てられた際に互いに係合する、第一側板と底板の外側の面側及び第二側板と底板の外側の面側に、第一側板と底板との側縁部及び第二側板と底板との側縁部にそれぞれ跨って貼着される固定部材を具備していると、第一側板及び第二側板を底板に強固に固定することができて好ましく、また底板の厚さが第一側板及び第二側板の厚さtより厚く底板の側端部の凹凸部の深さがt以上であると、第一側板及び第二側板の側端部の凹凸部を底板の側端部の凹凸部に係合させる際に充分な余裕があるので好ましく、更に第一側板,第二側板及び底板が3層以上の多層段ボールから成形されていると、段ボール箱の強度や剛性をより向上させることができて好ましいことも究明したのである。
本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱は、三方の各側端部に凹凸部が設けられていて厚さがtの略四角形状に形成された段ボール製の各一対の第一側板及び第二側板と、四周の各側端部に凹凸部が設けられていて厚さが前記厚さt以上である略四角形状に形成された段ボール製の底板とから成り、各側端部に設けられている凹凸部は突出高さがtの凸部とその凸部に隣接して形成されている凹部とから形成されていて、各第一側板の側端部に設けられた凹凸部と底板の長手方向に平行な側端部の凹凸部とを係合させると共に各第二側板の側端部に設けられた凹凸部と底板の長手方向に直角な側端部の凹凸部とを係合させて各側板を底板の四周に立設させ且つ第一側板と第二側板との互いの側端部に設けられた凹凸部を係合させて直方体状に組立てられる段ボール箱であるから、各第一側板及び各第二側板の側端部に設けられた凹凸部を底板の側端部の凹凸部に係合させて各側板を底板の四周に立設させ且つ第一側板と第二側板とを互いの側端部に設けられた凹凸部を係合させて組み立てられるので、段ボール箱の剛性や強度を向上させることができ、また各第一側板及び底板の互いに係合する側端部に設けられた凸部の先端面が同一平面をなしていると共に各第二側板及び底板の互いに係合する側端部に設けられた凸部の先端面が同一平面をなしていて、各第一側板の凹凸部が設けられている三方の側端部のうち底板の側端部と係合しない二つの側端部に設けられた凸部の先端面と底板の長手方向に直角な両側端部に設けられた凸部の先端面とが同一平面をなしていると共に第二側板の凹凸部が設けられている三方の側端部のうち底板の側端部と係合しない二つの側端部に設けられた凸部の先端面と底板の長手方向に平行な両側端部に設けられた凸部の先端面とが同一平面をなしているから、底板の凸部の先端部をつないで形成される四角形内から第一側板や第二側板の凸部の先端面が突出した状態にならないのでコンパクトに折り畳んだ状態にすることができるのである。
更に、第一の態様では、各第一側板は一方の第一側板を他方の第一側板に重ねた状態でそれぞれ第一連結材を介して底板の内側の面側に折り畳まれていると共に、各第二側板はそれぞれ第二連結材を介して底板の外側の面側に折り畳まれており、第二の態様では、各第一側板は一方の第一側板を他方の第一側板に重ねた状態でそれぞれ第一連結材を介して底板の外側の面側に折り畳まれていると共に、各第二側板はそれぞれ第二連結材を介して底板の内側の面側に折り畳まれているから、第一連結材及び第二連結材を所定の位置に貼着して第一側板と第二側板とのうち一方が底板の外側の面側に他方が底板の内側の面側に折り畳まれているので、側板を底板に重ねた状態にして段ボール箱をコンパクトに折り畳むことができ、また全ての側板が第一連結材及び第二連結材によって底板に連結された状態で折り畳まれているから、各連結材に従って側板を底板上に立設させていくだけで誰にでも容易に組み立てることができるのである。
また第一の態様において、一方の第二連結材が互いに係合する一方の第二側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板が一方の第二側板を他方の第二側板に重ねた状態でそれぞれ第二連結材を介して底板の外面の面側に折り畳むことができるようにしたり、第二の態様において、一方の第二連結材が互いに係合する一方の第二側板及び底板のそれぞれの側端部の凸部の先端面から略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板が一方の第二側板を他方の第二側板に重ねた状態でそれぞれ第二連結材を介して底板の内側の面側に折り畳むことができるようにしたりすれば、第一側板と第二側板とが略同程度の大きさで且つ充分な深さがある段ボール箱のような場合にも第一側板だけでなく第二側板も重ねて折り畳むことができるからコンパクトにまとめることができるのである。
更に両態様において、組み立てられた際に互いに係合する第一側板と第二側板の外側の面側に第一側板と第二側板との側縁部に跨って貼着される固定部材を具備させれば、段ボール箱を組立てた際に互いに係合する第一側板と第二側板とを強固に固定することができるから段ボール箱の強度や剛性をより向上させることができ、組み立てられた際に互いに係合する、第一側板と底板の外側の面側及び第二側板と底板の外側の面側に、第一側板と底板との側縁部及び第二側板と底板との側縁部にそれぞれ跨って貼着される固定部材を具備させれば、第一側板及び第二側板と底板との外側の側縁部を強固に固定することができ、また底板の厚さが第一側板及び第二側板の厚さtより厚い場合に底板の側端部の凹凸部の深さをt以上とすれば、第一側板及び第二側板の側端部の凹凸部を底板の側端部の凹凸部に係合させる際に充分な余裕があるので係合させ易くすることができ、また第一側板,第二側板及び底板を3層以上の多層段ボールから成形すれば、段ボール箱の強度や剛性をより向上させることができるのである。
以下、図面を用いて本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱について詳細に説明する。
図1は本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱の1実施例の斜視図、図2は図1における段ボール箱の第一連結材及び第二連結材の貼着位置を示す斜視図、図3は図1における段ボール箱の正面拡大図、図4は図1における段ボール箱を組み立てた状態を示す斜視図、図5は本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱の他の実施例の斜視図、図6は図5における段ボール箱の第一連結材及び第二連結材の貼着位置を示す斜視図、図7は図5における段ボール箱の正面拡大図、図8は図5における段ボール箱を組み立てた状態を示す斜視図である。
図面中、1は三方の各側端部1aに凹凸部が設けられていて厚さがtの略四角形状に形成された段ボール製の一対の第一側板である。この第一側板1はその側端部1aに設けられた凹凸部と後述する底板3の長手方向に平行な側端部3aの凹凸部とを係合させて立設される。
2は三方の各側端部2aに凹凸部が設けられていて厚さがtの略四角形状に形成された段ボール製の一対の第二側板であり、この第二側板2もその側端部2aに設けられた凹凸部と後述する底板3の長手方向に直角な側端部3aの凹凸部とを係合させて立設される。また前記第一側板1及び第二側板2の厚さは同一のtとなっており、段ボール箱全体の剛性や強度をバランス良く保つために、更に同じ材質の段ボールから成形されているとより良い。
3は四周の各側端部3aに凹凸部が設けられていて厚さが第一側板1及び第二側板2の厚さt以上である略四角形状に形成された段ボール製の底板であり、この底板3は図5〜8の如く第一側板1や第二側板2と同一の厚さの段ボールから成形されていてもよいが、段ボール箱内に荷を入れた際にこの底板3に最も大きな荷重が加わるから、図1〜4の如く第一側板1や第二側板2より厚い段ボールから成形されていてもよい。また底板3の材質は段ボール箱の内に入れる荷に応じて第一側板1及び第二側板2と同一であっても異なっていてもよい。
また図1〜4の如く、底板3の厚さが第一側板1及び第二側板2の厚さtより厚い場合には、底板3の側端部3aの凹凸部の深さ、即ち凹凸部の突出厚さがtとなるように設けられていてもよいが、底板3の側端部3aの凹凸部の深さがt以上となるように凹凸部が設けられていれば、第一側板1及び第二側板2の側端部1a,2aの凹凸部を底板3の側端部3aの凹凸部に係合させる際に充分な余裕があるので係合させ易くて好ましい。
更に、第一側板1,第二側板2及び底板3を形成する段ボールとしては、広く利用されている両面段ボールや複両面段ボールのような単層段ボールや二層段ボールであってもよいが、最近利用されるようになってきた複々両面段ボールのような三層段ボールやそれ以上の多層段ボールであってもよい。特に第一側板1,第二側板2及び底板3が三層以上の多層段ボールから成形されていると、木製の板と略同様の強度や剛性が得られ、段ボール箱の強度や剛性をより向上させることができて好ましい。なお、多層段ボールとしては単に段ボールを重ねて接着させたものだけでなく、紙製ハニカム部材の両面に段ボールを接着させたものなども利用できる。
4は各第一側板1と底板3とをそれぞれ連結している一対の第一連結材である。第一の態様では、図2の如く第一連結材4は各第一側板1を底板3に立設させた際に、各第一側板1と底板3とによって形成される段ボール箱の内側の各側縁部に当接するように各第一側板1及び底板3の内側の面1b,3bの端部に貼着されていて、更に図3に示すように一方の第一連結材4は互いに係合する一方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dから略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されており、他方の第一連結材4は互いに係合する他方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dから略等距離で且つ少なくともt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されている。
また第二の態様では、図8の如く第一連結材4は各第一側板1を底板3に立設させた際に、各第一側板1と底板3とによって形成される段ボール箱の外側の各側縁部に当接するように各第一側板1及び底板3の外側の面1c,3cの端部に貼着されていて、更に図7に示すように一方の第一連結材4は互いに係合する一方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dから略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されている。
5は各第二側板2と底板3とをそれぞれ連結している一対の第二連結材である。第一の態様では、図4に示すように第二連結材5は各第二側板2を底板3に立設させた際に、各第二側板2と底板3とによって形成される段ボール箱の外側の各側縁部に当接するように各第二側板2及び底板3の外側の面2c,3cの端部に貼着されている。更に一方の第二連結材5が互いに係合する一方の第二側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dから略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板2は一方の第二側板2を他方の第二側板2に重ねた状態でそれぞれ第二連結材5を介して底板3の外面の面3c側に折り畳まれていると、第一側板1と第二側板2とが略同程度の大きさで且つ充分な深さがあるような段ボール箱の場合にも、第一側板1だけでなく第二側板2も重ねて折り畳むことができるからコンパクトにまとめられて好ましいのである。
また第二の態様では図6に示すように第二連結材5は各第二側板2を底板3に立設させた際に、各第二側板2と底板3とによって形成される段ボール箱の内側の各側縁部に当接するように互いに係合する各第一側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dから略等距離で且つ少なくともt以上離れた内側の面2b,3bの中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されている。更に一方の第二連結材5は互いに係合する一方の第二側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dから略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板2は一方の第二側板2を他方の第二側板2に重ねた状態でそれぞれ第二連結材5を介して底板3の内側の面3b側に折り畳まれていると、前記第一の態様の場合と同様に、図5に示すように第一側板1だけでなく第二側板2も重ねて折り畳むことができるからコンパクトにまとめられて好ましいのである。
6は組み立てられた際に互いに係合する第一側板1と第二側板2の外側の面1c,2c側に第一側板1と第二側板2との側縁部に跨って貼着されたり、組み立てられた際に互いに係合する、第一側板1と底板3の外側の面1c,3c側及び第二側板2と底板3の外側の面2c,3c側に、第一側板1と底板3との側縁部及び第二側板2と底板3との側縁部にそれぞれ跨って貼着される固定部材である。例えば図8に示すように第一側板1と第二側板2の外側の面1c,2c側に第一側板1と第二側板2との側縁部に跨ってこの固定部材6を貼着すれば、段ボール箱の剛性や強度が高められて好ましい。
本発明に係る段ボール箱では、第一側板1,第二側板2及び底板3の各側端部1a,2a,3aに設けられている凹凸部は突出高さがtの凸部とその凸部に隣接して形成されている凹部とから形成されていて、実際に本発明に係る段ボール箱を組立てる際には、各第一側板1の側端部1aに設けられた凹凸部と底板3の長手方向に平行な側端部3aの凹凸部とを係合させると共に各第二側板2の側端部2aに設けられた凹凸部と底板3の長手方向に直角な側端部3aの凹凸部とを係合させて各側板1,2を底板3の四周に立設させ且つ第一側板1と第二側板2との互いの側端部1a,2aに設けられた凹凸部を係合させて直方体状に組立てられるのである。また底板3の側端部3aに設けられた凸部の突出高さは、底板3の厚さに関係なく第一側板1及び第二側板2の厚さと同じであるから、図4及び図8の如く各側板1,2を底板3の四周に立設させた際に、各側板1,2の外側の面1c,2cと底板3の側端部3aの凸部の先端面3dとが同一平面となるように係合されるのである。
なお、本発明に係る段ボール箱では、各第一側板1と底板3とをそれぞれ連結している第一連結材4と、各第二側板2と底板3とをそれぞれ連結している第二連結材5とが設けられているから、これらに従って第一側板1や第二側板2を底板3に立設させていけば誰にでも簡単に組み立てることができるのである。
また本発明に係る段ボール箱では、コンパクトに折り畳んでまとめるために、各第一側板1と第二側板2とを底板3の内側の面3b側と外側の面3c側とにそれぞれ振り分けて折り畳まれている。このような折り方をするために、本発明に係る段ボール箱では、図2に示すように第一連結材4を第一側板1と底板3との各内側の面1b,3bに貼着させると共に第二連結材5を第二側板2と底板3との各外側の面2c,3cに貼着させるか、図6に示すように第二連結材5を第二側板2と底板3との各内側の面2b,3bに貼着させると共に第一連結材4を第一側板1と底板3との各外側の面1c,3cに貼着させて、第一側板1と第二側板2とのうち一方が底板3の内側の面3b側にのみ折り畳むことができるようになっていると共に第一側板1と第二側板2とのうち他方が底板3の外側の面3c側にのみ折り畳むことができるようになっているのである。
更に、本発明に係る段ボール箱は上述のように折り畳むことができる方向が異なる第一側板1及び第二側板2を互いに係合させて組み立てられるから、係合部がはずれにくく強固な段ボール箱となるのである。
更に本発明に係る段ボール箱では、第一側板1や第二側板2を底板3の内側の面3b側や外側の面3c側でそれぞれ重ねて折り畳むことができるように、第一連結材4や第二連結材5の貼着位置に工夫がなされている。即ち、第一連結材4や第二連結材5の貼着位置に工夫がなされていないと、第一側板1や第二側板2は充分な厚みがあるために折り畳むと紙のように重ねることができず、先に折り畳んだ側板1,2の先端に後から折り畳んだ側板1,2がもたれかかるように当接することになるため、後から折り畳んだ側板1,2が底板3に対して傾斜した状態になって嵩高な状態になる。
そこで本発明に係る段ボール箱では、第一の態様の場合には、一方の第一連結材4は互いに係合する一方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dから2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分を貼着して第一側板1及び底板3に完全に貼着させていないので、図3に示す上側の第一側板1のように第一側板1が底板3から浮いた状態で底板3と平行になるように維持させることができるから、先に折り畳んだ他方の第一側板1に一方の第一側板1を重ねるようにして折り畳むことができるのである。またこの第一の態様において、図5に示すように一方の第二側板2を他方の第二側板2に重ねた状態でそれぞれ第二連結材5を介して底板3の外面の面3c側に折り畳まれる場合には、一方の第二連結材5は互いに係合する一方の第二側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dからt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分を貼着して第二側板2及び底板3に完全に貼着させていないので、前記同様に第二側板2が底板3から浮いた状態で底板3と平行になるように維持させることができるから、先に折り畳んだ他方の第二側板2に一方の第二側板2を重ねるようにして折り畳むことができるのである。
更に第二の態様においても、一方の第一連結材4は互いに係合する一方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dからt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分を貼着して第一側板1及び底板3に完全に貼着させていないので、図7に示す下側の第一連結材4のように第一側板1が底板3から浮いた状態で底板3と平行になるように維持させることができるから、先に折り畳んだ他方の第一側板1に一方の第一側板1を重ねるようにして折り畳むことができ、またこの第二の態様において一方の第二側板2を他方の第二側板2に重ねた状態でそれぞれ第二連結材5を介して底板3の内面の面3b側に折り畳まれる場合には、一方の第二連結材5は互いに係合する一方の第二側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dから2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分を貼着して、第二側板2が底板3から浮いた状態で底板3と平行になるように維持させることができるから、先に折り畳んだ他方の第二側板2に一方の第二側板2を重ねるようにして折り畳むことができるのである。
また本発明に係る段ボール箱は、図3及び図7に示すように、各第一側板1及び底板3の互いに係合する側端部1a,3aに設けられた凸部の先端面1d,3dが同一平面をなしていると共に各第二側板2及び底板3の互いに係合する側端部2a,3aに設けられた凸部の先端面2d,3dが同一平面をなしており、更に各第一側板1の凹凸部が設けられている三方の側端部1aのうち底板3の側端部3aと係合しない二つの側端部1aに設けられた凸部の先端面1dと底板3の長手方向に直角な両側端部3aに設けられた凸部の先端面3dとが同一平面をなしていると共に第二側板2の凹凸部が設けられている三方の側端部2aのうち底板3の側端部3aと係合しない二つの側端部2aに設けられた凸部の先端面2dと底板3の長手方向に平行な両側端部3aに設けられた凸部の先端面3dとが同一平面をなしている。
このように第一側板1及び第二側板2の側端部1a,2aに設けられた凸部の先端面1d,2dが底板3の四周の側端部3aに設けられた凸部の先端面3dと各々同一平面となるように折り畳まれるので、底板3の凸部の先端部をつないで形成される四角形内から第一側板1や第二側板2の凸部の先端面1d,2dが突出した状態にならないからコンパクトに折り畳むことができるが、このように折り畳むためには第一連結材4及び第二連結材5の貼着位置を更に工夫する必要がある。そこで本発明に係る段ボール箱では、第一の態様の場合には、一方の第一連結材4は第一側板1と底板3とによって形成される段ボール箱の内側の側縁部に当接するように第一側板1及び底板3の内側の面1b,3bの端部に貼着されるものであるから互いに係合する一方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dから略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されているので、図3に示す右側の第一連結材4が第一側板1と底板3との間で略上下対称の形になるから、図3に示す上側の第一側板1を底板3から浮かせた状態にしても第一側板1と底板3の凸部の先端面1d,3dは常に同一平面となる。更に第一の態様において、一方の第二側板2を他方の第二側板2に重ねた状態でそれぞれ第二連結材5を介して底板3の外面の面3c側に折り畳まれる場合にも、一方の第二連結材5は第二側板2と底板3とによって形成される段ボール箱の外側の側縁部に当接するように第二側板2及び底板3の外側の面2c,3cの端部に貼着されるものであるから互いに係合する一方の第二側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dから略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されているので、前記同様に一方の第二連結材5が第二側板2と底板3との間で略上下対称の形になるから、第二側板2を底板3から浮かせた状態にしても第二側板2と底板3の凸部の先端面2d,3dは常に同一平面となる。
また第二の態様においても、一方の第一連結材4は第一側板1と底板3とによって形成される段ボール箱の外側の側縁部に当接するように第一側板1及び底板3の外側の面1c,3cの端部に貼着されるものであるから互いに係合する一方の第一側板1及び底板3のそれぞれの側端部1a,3aの凸部の先端面1d,3dから略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されているので、図7に示す左側の第一連結材4が第一側板1と底板3との間で略上下対称の形になるから、第一側板1を底板3から浮かせた状態にしても図7に示す下側の第一側板1のように第一側板1と底板3の凸部の先端面1d,3dは常に同一平面となり、更に第二の態様において、一方の第二側板2を他方の第二側板2に重ねた状態でそれぞれ第二連結材5を介して底板3の内面の面3b側に折り畳まれる場合にも、一方の第二連結材5は第二側板2と底板3とによって形成される段ボール箱の内側の側縁部に当接するように第二側板2及び底板3の内側の面2b,3bの端部に貼着されるものであるから互いに係合する一方の第二側板2及び底板3のそれぞれの側端部2a,3aの凸部の先端面2d,3dから略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されているので、一方の第二連結材5が第二側板2と底板3との間で略上下対称の形になるから、第二側板2を底板3から浮かせた状態にしても第二側板2と底板3の凸部の先端面2d,3dは常に同一平面となるのである。
このような構成を有する本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱としては、図1に示すような態様があり、この態様は上記の第一の態様に対応した態様であるから、各第一側板1が底板3の内側の面3b側に折り畳まれていて、各第二側板2が底板3の外側の面3c側に折り畳まれている。
この図1に示す態様の段ボール箱を組み立てるには、先ず第一側板1を第一連結材4に従って90度回転させて第一側板1及び底板3の側端部1a,3a同士を係合させながら底板3の端部に立設させ、次に第二側板2を第二連結材5に従って270度回転させながら、第二側板2の三方の側端部2aを各第一側板1の側端部1a及び底板3の側端部3aに係合させて底板3に立設させれば、図4に示すように組み立てられるのである。なお、第二側板2を先に立設しない理由は、第二側板2を先に底板3の内側の面3b側に270度回転させると、底板3の内側の面3b側に折り畳まれている第一側板1が邪魔になり、第二側板2を底板3上に完全に立設できないからである。
また本発明に係る段ボール箱の他の態様としては、図5に示すような態様があり、この態様は上記の第二の態様に対応した態様であるから、各第一側板1が底板3の外側の面3c側に折り畳まれていて、各第二側板2が底板3の内側の面3b側に折り畳まれている。また底板3は第一側板1及び第二側板2と同じ厚さで、第一側板1と第二側板2とが略同程度の大きさとなっている。
この図5に示す態様の段ボール箱を組み立てるには、先ず第二側板2を第二連結材5に従って90度回転させて第二側板2及び底板3の側端部2a,3a同士を係合させながら底板3に立設させ、次に第一側板1を第一連結材4に従って270度回転させながら、第一側板1の三方の側端部1aを各第二側板2の側端部2a及び底板3の側端部3aに係合させ底板3に立設させることによって、図8のように組み立てられるのである。なお、図1に示す態様のように、第一側板1を90度回転させ第二側板2を270度回転させれば、第二側板2に比べて大きい第一側板1をあまり回転させることなく組み立てられるから組み立てが容易となるが、図5に示す態様のように第一側板1と第二側板2とが略同程度の大きさである場合などには、第二側板2に比べて大きい第一側板1を270度回転させ、第二側板2を90度回転させて組み立てるような構造であってもよいのである。
本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱の1実施例の斜視図である。 図1における段ボール箱の第一連結材及び第二連結材の貼着位置を示す斜視図である。 図1における段ボール箱の正面拡大図である。 図1における段ボール箱を組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明に係る保管及び組立て容易な段ボール箱の他の実施例の斜視図である。 図5における段ボール箱の第一連結材及び第二連結材の貼着位置を示す斜視図である。 図5における段ボール箱の正面拡大図である。 図5における段ボール箱を組み立てた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 第一側板
1a 側端部
1b 内側の面
1c 外側の面
1d 凸部の先端面
2 第二側板
2a 側端部
2b 内側の面
2c 外側の面
2d 凸部の先端面
3 底板
3a 側端部
3b 内側の面
3c 外側の面
3d 凸部の先端面
4 第一連結材
5 第二連結材
6 固定部材

Claims (8)

  1. 三方の各側端部(1a,2a)に凹凸部が設けられていて厚さがtの略四角形状に形成された段ボール製の各一対の第一側板(1)及び第二側板(2)と、四周の各側端部(3a)に凹凸部が設けられていて厚さが前記厚さt以上である略四角形状に形成された段ボール製の底板(3)とから成り、各側端部(1a,2a,3a)に設けられている凹凸部は突出高さがtの凸部とその凸部に隣接して形成されている凹部とから形成されていて、各第一側板(1)の側端部(1a)に設けられた凹凸部と底板(3)の長手方向に平行な側端部(3a)の凹凸部とを係合させると共に各第二側板(2)の側端部(2a)に設けられた凹凸部と底板(3)の長手方向に直角な側端部(3a)の凹凸部とを係合させて各側板(1,2)を底板(3)の四周に立設させ且つ第一側板(1)と第二側板(2)との互いの側端部(1a,2a)に設けられた凹凸部を係合させて直方体状に組立てられる段ボール箱であって、
    各第一側板(1)と底板(3)とをそれぞれ連結していて各第一側板(1)を底板(3)に立設させた際に各第一側板(1)と底板(3)とによって形成される段ボール箱の内側の各側縁部に当接する一対の第一連結材(4)が各第一側板(1)及び底板(3)の内側の面(1b,3b)の端部に貼着されていて、一方の第一連結材(4)は互いに係合する一方の第一側板(1)及び底板(3)のそれぞれの側端部(1a,3a)の凸部の先端面(1d,3d)から略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されており、他方の第一連結材(4)は互いに係合する他方の第一側板(1)及び底板(3)のそれぞれの側端部(1a,3a)の凸部の先端面(1d,3d)から略等距離で且つ少なくともt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていると共に、各第二側板(2)と底板(3)とをそれぞれ連結していて各第二側板(2)を底板(3)に立設させた際に各第二側板(2)と底板(3)とによって形成される段ボール箱の外側の各側縁部に当接する一対の第二連結材(5)が各第二側板(2)及び底板(3)の外側の面(2c,3c)の端部に貼着されていて、
    各第一側板(1)は一方の第一側板(1)を他方の第一側板(1)に重ねた状態でそれぞれ第一連結材(4)を介して底板(3)の内側の面(3b)側に折り畳まれていると共に、各第二側板(2)はそれぞれ第二連結材(5)を介して底板(3)の外側の面(3c)側に折り畳まれていて、 各第一側板(1)及び底板(3)の互いに係合する側端部(1a,3a)に設けられた凸部の先端面(1d,3d)が同一平面をなしていると共に各第二側板(2)及び底板(3)の互いに係合する側端部(2a,3a)に設けられた凸部の先端面(2d,3d)が同一平面をなしており、各第一側板(1)の凹凸部が設けられている三方の側端部(1a)のうち底板(3)の側端部(3a)と係合しない二つの側端部(1a)に設けられた凸部の先端面(1d)と底板(3)の長手方向に直角な両側端部(3a)に設けられた凸部の先端面(3d)とが同一平面をなしていると共に第二側板(2)の凹凸部が設けられている三方の側端部(2a)のうち底板(3)の側端部(3a)と係合しない二つの側端部(2a)に設けられた凸部の先端面(2d)と底板(3)の長手方向に平行な両側端部(3a)に設けられた凸部の先端面(3d)とが同一平面をなしており、各側板(1,2)が底板(3)の四周に立設されると各側板(1,2)の外側の面(1c,2c)と底板(3)の側端部(3a)の凸部の先端面(3d)とが同一平面となることを特徴とする保管及び組立て容易な段ボール箱。
  2. 一方の第二連結材(5)は互いに係合する一方の第二側板(2)及び底板(3)のそれぞれの側端部(2a,3a)の凸部の先端面(2d,3d)から略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板(2)は一方の第二側板(2)を他方の第二側板(2)に重ねた状態でそれぞれ第二連結材(5)を介して底板(3)の外面の面(3c)側に折り畳まれている請求項1に記載の保管及び組立て容易な段ボール箱。
  3. 三方の各側端部(1a,2a)に凹凸部が設けられていて厚さがtの略四角形状に形成された段ボール製の各一対の第一側板(1)及び第二側板(2)と、四周の各側端部(3a)に凹凸部が設けられていて厚さが前記厚さt以上である略四角形状に形成された段ボール製の底板(3)とから成り、各側端部(1a,2a,3a)に設けられている凹凸部は突出高さがtの凸部とその凸部に隣接して形成されている凹部とから形成されていて、各第一側板(1)の側端部(1a)に設けられた凹凸部と底板(3)の長手方向に平行な側端部(3a)の凹凸部とを係合させると共に各第二側板(2)の側端部(2a)に設けられた凹凸部と底板(3)の長手方向に直角な側端部(3a)の凹凸部とを係合させて各側板(1,2)を底板(3)の四周に立設させ且つ第一側板(1)と第二側板(2)との互いの側端部(1a,2a)に設けられた凹凸部を係合させて直方体状に組立てられる段ボール箱であって、
    各第一側板(1)と底板(3)とをそれぞれ連結していて各第一側板(1)を底板(3)に立設させた際に各第一側板(1)と底板(3)とによって形成される段ボール箱の外側の各側縁部に当接する一対の第一連結材(4)が各第一側板(1)及び底板(3)の外側の面(1c,3c)の端部に貼着されていて、一方の第一連結材(4)は互いに係合する一方の第一側板(1)及び底板(3)のそれぞれの側端部(1a,3a)の凸部の先端面(1d,3d)から略等距離で且つt以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていると共に、各第二側板(2)と底板(3)とをそれぞれ連結していて各第二側板(2)を底板(3)に立設させた際に各第二側板(2)と底板(3)とによって形成される段ボール箱の内側の各側縁部に当接する一対の第二連結材(5)が互いに係合する各第一側板(2)及び底板(3)のそれぞれの側端部(2a,3a)の凸部の先端面(2d,3d)から略等距離で且つ少なくともt以上離れた内側の面(2b,3b)の中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、
    各第一側板(1)は一方の第一側板(1)を他方の第一側板(1)に重ねた状態でそれぞれ第一連結材(4)を介して底板(3)の外側の面(3c)側に折り畳まれていると共に、各第二側板(2)はそれぞれ第二連結材(5)を介して底板(3)の内側の面(3b)側に折り畳まれていて、 各第一側板(1)及び底板(3)の互いに係合する側端部(1a,3a)に設けられた凸部の先端面(1d,3d)が同一平面をなしていると共に各第二側板(2)及び底板(3)の互いに係合する側端部(2a,3a)に設けられた凸部の先端面(2d,3d)が同一平面をなしており、各第一側板(1)の凹凸部が設けられている三方の側端部(1a)のうち底板(3)の側端部(3a)と係合しない二つの側端部(1a)に設けられた凸部の先端面(1d)と底板(3)の長手方向に直角な両側端部(3a)に設けられた凸部の先端面(3d)とが同一平面をなしていると共に第二側板(2)の凹凸部が設けられている三方の側端部(2a)のうち底板(3)の側端部(3a)と係合しない二つの側端部(2a)に設けられた凸部の先端面(2d)と底板(3)の長手方向に平行な両側端部(3a)に設けられた凸部の先端面(3d)とが同一平面をなしており、各側板(1,2)が底板(3)の四周に立設されると各側板(1,2)の外側の面(1c,2c)と底板(3)の側端部(3a)の凸部の先端面(3d)とが同一平面となることを特徴とする保管及び組立て容易な段ボール箱。
  4. 一方の第二連結材(5)は互いに係合する一方の第二側板(2)及び底板(3)のそれぞれの側端部(2a,3a)の凸部の先端面(2d,3d)から略等距離で且つ2t以上離れた中央寄りの位置から中央寄りの部分が貼着されていて、各第二側板(2)は一方の第二側板(2)を他方の第二側板(2)に重ねた状態でそれぞれ第二連結材(5)を介して底板(3)の内側の面(3b)側に折り畳まれている請求項3に記載の保管及び組立て容易な段ボール箱。
  5. 組み立てられた際に互いに係合する第一側板(1)と第二側板(2)の外側の面(1c,2c)側に第一側板(1)と第二側板(2)との側縁部に跨って貼着される固定部材(6)を具備している請求項1から4までのいずれか1項に記載の保管及び組立て容易な段ボール箱。
  6. 組み立てられた際に互いに係合する、第一側板(1)と底板(3)の外側の面(1c,3c)側及び第二側板(2)と底板(3)の外側の面(2c,3c)側に、第一側板(1)と底板(3)との側縁部及び第二側板(2)と底板(3)との側縁部にそれぞれ跨って貼着される固定部材(6)を具備している請求項1から5までのいずれか1項に記載の保管及び組立て容易な段ボール箱。
  7. 底板(3)の厚さが第一側板(1)及び第二側板(2)の厚さtより厚く、底板(3)の側端部(3a)の凹凸部の深さがt以上である請求項1〜6のいずれか1項に記載の保管及び組立て容易な段ボール箱。
  8. 第一側板(1),第二側板(2)及び底板(3)が、3層以上の多層段ボールから成形されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の保管及び組立て容易な段ボール箱。
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