JP2005029102A - 膝保護用エアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張完了時のエアバッグの中心が、接近している乗員の中心と、左右方向でずれていても、乗員の膝を的確に保護可能な膝保護用エアバッグの提供。
【解決手段】膝保護用エアバッグ46は、膝KL・KRを保護可能に、着座した乗員の膝の前方側で折り畳まれて収納されて、エアバッグ本体49とテザー54とを備える。エアバッグ本体は、膨張完了時の乗員側の壁部50と車体側の壁部51とを備えて、膨張完了時の下端側を、流入する膨張用ガスの上流部48とし、上端側を、膨張用ガスの下流部47とする。テザー54は、左右方向に沿う帯状として壁部50・51相互を連結する。テザー54は、左右両端54c。54dとエアバッグ本体の内周面49cとの間に、ガス流路LG・RGを設けるとともに、ガス流通孔55を備える。ガス流通孔55は、エアバッグの左右方向の中心C0からずれて、着座した乗員の左右方向の中心C1に、配置されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両のシートに着座した乗員の膝の前方側に折り畳まれて収納され、車両の衝突時、乗員の膝を保護可能に、膨張用ガスを流入させて展開膨張する膝保護用エアバッグに関する。
従来、膝保護用エアバッグでは、膨張用ガスを流入させて膨張する袋状のエアバッグ本体と、エアバッグ本体内に配設されるテザーと、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
このエアバッグのエアバッグ本体は、膨張完了時の乗員側の壁部と車体側の壁部とを備えるとともに、膨張完了時の下端側を、流入する膨張用ガスの上流部とし、上端側を、膨張用ガスの下流部としていた。テザーは、膨張完了時のエアバッグ本体を略板状に維持するように、乗員側壁部と車体側壁部とを連結して配設されていた。
そして、テザーは、膨張初期のエアバッグ本体が、左右方向に幅広く展開するように、左右両端とエアバッグ本体の内周面との間に、それぞれ、上方に膨張用ガスを流し可能なガス流路を設けて、左右方向に沿う帯状として、エアバッグ本体内に配置されていた。
さらに、エアバッグ本体におけるテザーの直上の部位でも、膨張初期に、ある程度のクッション性を確保できるように、テザーには、左右方向の中間部位付近に、上方に膨張用ガスを流し可能なガス流通孔が形成されていた。
特開2002−337649公報
しかし、車体側の構造上の都合により、膝保護用エアバッグ装置を、着座する乗員の中心の前方側に配置させることができない場合があり、その場合には、展開膨張完了時の膝保護用エアバッグの左右方向の中心が、着座する乗員の前方の中央に配置されない。
そしてさらに、膝保護用エアバッグでは、前進移動してくる乗員の膝を保護するように、膨張を完了させるものの、保護用エアバッグ装置の作動時、既に、乗員の膝が前方側に位置する場合があり、その場合には、車体側の部材と膝との間に、円滑に、クッション効果を確保して、エアバッグを侵入させる必要が生ずる。
本発明は、上記の課題を確保するものであり、膨張を完了させたエアバッグの左右方向の中心が、接近している乗員の左右方向の中心とずれていても、乗員の膝を的確に保護可能な膝保護用エアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係る膝保護用エアバッグは、乗員の膝を保護可能に展開膨張するように、着座した乗員の膝の前方側で折り畳まれて収納される構成として、
膨張完了時の乗員側の壁部と車体側の壁部とを備えるとともに、膨張完了時の下端側を、流入する膨張用ガスの上流部とし、上端側を、膨張用ガスの下流部とするエアバッグ本体と、
エアバッグ本体内で、乗員側壁部と車体側壁部とを連結して、膨張完了時のエアバッグ本体を略板状に維持するテザーと、
を備えて、
テザーが、左右両端とエアバッグ本体の内周面との間に、それぞれ、上方に膨張用ガスを流し可能なガス流路を設けるとともに、左右方向の中間部位付近に、上方に膨張用ガスを流し可能なガス流通孔を備えて、エアバッグ本体の膨張完了時に左右方向に沿う帯状に配置される構成の膝保護用エアバッグであって、
テザーが、ガス流通孔を、膨張完了時におけるエアバッグの左右方向の中心からずらして、着座した乗員の左右方向の中心に、配置させて、配設されていることを特徴とする。
本発明に係る膝保護用エアバッグでは、膨張完了時の左右方向の中心を着座した乗員の左右方向の中心とずらしていても、テザーのガス流通孔が、乗員の左右方向の中心に配置させていることから、乗員の左右の両膝が、既に前方側に位置して、膨張時のエアバッグに接近していても、ガス流通孔が、両膝におけるエアバッグの左右方向の中心側に接近している側の一方の膝によって、閉塞されたり狭められたりすることを、防止できる。その結果、ガス流通孔を経て、テザーの直上部位に円滑に膨張用ガスを流すことができ、その直上部位を狭い車体側部材と膝との間に配置させ、さらに、その部位でのクッション効果も確保できる。勿論、テザーの左右両側には、膨張用ガスを上方へ流し可能なガス流路が設けられており、エアバッグにおけるテザーより上方の部位は、これらのガス流路を流れる膨張用ガスにより、幅広く展開して膨張し、さらに、ガス流通孔を流れる膨張用ガスによっても膨張が促進されて、的確に、接近している両膝を保護することができる。
なお、ガス流通孔が、エアバッグの左右方向の中心に配置されていれば、エアバッグの左右方向の中心からずれて着座している乗員は、エアバッグの中心に接近している側の左膝若しくは右膝によって、ガス流通孔を閉塞させてしまい、エアバッグは、テザーの直上部位に膨張用ガスが入り難く、テザーの直上部位のクッション効果を確保し難い。
したがって、本発明に係る膝保護用エアバッグでは、膨張を完了させたエアバッグの左右方向の中心が、接近している乗員の左右方向の中心とずれていても、乗員の膝を的確に保護することができる。
そして、ガス流通孔を備えたテザーが、左右方向の中心に、ガス流通孔を配設させていれば、つぎのような作用・効果を得ることができる。
すなわち、エアバッグは、膨張途中において、乗員の左右方向の中心を基準とすれば、左右対称的な位置に配置されることとなるガス流通孔とテザーの左右両端付近のガス流路との3箇所から、膨張用ガスを上方へ流すこととなる。そのため、乗員が、エアバッグの膨張途中において、左右両膝を、折りの解消途中のエアバッグの乗員側壁部に接触させるような位置に、配置させていても、左右両膝は、ガス流通孔や左右のガス流路から離れる距離を、均等にすることができて、バランス良く、膨張用ガスの圧力を受けることができる。その結果、エアバッグは、膨張途中で、両膝にバランス良く膨張用ガスの圧力を与えて、膨張を完了させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の膝保護用エアバッグ46は、膝保護用エアバッグ装置Sに使用されるもので、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sは、図1・4に示すように、乗員としての運転者MDの膝K(KL・KR)を保護できるように、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム9の下方に配設されている。
なお、本明細書での上下・前後・左右の関係は、エアバッグ装置Sが車両に搭載された状態を基準とするもので、搭載時の車両の上下・前後・左右の関係と一致するものである。
また、実施形態の場合には、エアバッグ装置Sが、車体(ボディ)1側のステアリングコラム9の下方から若干左方側にずれて、図4に示すように、膨張を完了させたエアバッグ46が、左右方向の中心C0を、着座した運転者MDの左右方向の中心C1から、距離X分、左方にずらずように、配設されている。
ステアリングコラム9は、図1に示すように、ステアリングホイール8に連結されるコラム本体10と、ステアリングホイール8の下方のコラム本体10を覆うように配設されるコラムカバー13と、を備えて構成されている。コラム本体10は、メインシャフト11と、メインシャフト11の周囲を覆うコラムチューブ12と、を備えて構成されている。
コラムカバー13は、略四角筒形状の合成樹脂製として、コラム本体10を覆うように、コラム本体10の軸方向に沿って配設されている。コラムカバー13におけるインストルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)14から突出する部位の後面13aは、略長方形形状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されている。
膝保護用エアバッグ装置Sは、折り畳まれたエアバッグ46、エアバッグ46に膨張用ガスを供給するインフレーター38、折り畳まれたエアバッグ46とインフレーター38とを収納するとともに車両後方側を開口させたケース17、及び、ケース17における開口18aの車両後方側を覆うエアバッグカバー27を、備えて構成されている。
ケース17は、図2〜4に示すように、板金製として、ステアリングコラム9の下部側に配設されており、箱形状の本体部18と、本体部18の後端から外方に延びるパネル部24と、から構成されている。本体部18は、略四角筒形状の周壁部19と、周壁部19の車両前方側を塞ぐ底壁部22と、を備えるとともに、車両後方側に略長方形状の開口18aを備えて、構成されている。周壁部19における上下方向で対向する壁部19a・19bの外表面側には、それぞれ、エアバッグカバー27の上下の連結壁部30・31をケース17に組み付けるための複数の係止部20(20U・20D)が、配設されている。
上方側の壁部19aの外表面側に配設される各係止部20Uは、断面略Z字形状として、エアバッグカバー27における上側壁部30の係止穴部30aに挿入されて係止穴部30aの周縁を係止可能な係止フックとしている。これらの係止フック20Uは、車両の左右方向に沿って壁部19aに複数配設されている。
下方側の壁部19bの外表面側に配設される係止部20Dは、断面略U字形状に形成されて、エアバッグカバー27における下側壁部31の係止穴部31aに挿入可能な係止突起としている。これらの係止突起20Dは、車両の左右方向に沿って壁部19bに複数配設されている。そして、各係止突起20Dには、各係止穴部31aへの挿入後における係止穴部31aからの抜け止めを図る閂材21が、挿入されている。この閂材21は、下側壁部31の外表面と各係止突起20Dの内周面との間に、それぞれ、挿入される複数の挿入部21aを備えて、車両前方側で一体化され、ケース17に固定されている。なお、閂材21のケース17への固定は、インフレーター38をケース17に固定するためのボルト40cのナット41止め時、共締めされて、ケース17の底壁部22に固定される。
さらに、周壁部19における側方側の壁部19cには、インフレーター38の本体39を挿通可能な挿通孔19dが、形成されている(図3参照)。また、底壁部22には、インフレーター38のボルト40cを挿通させるための2つの挿通孔22aが、形成されている。
パネル部24は、ケース17の開口18aの周囲を囲むように、形成されている。また、パネル部24には、図4に示すように、ケース17をボディ1側に連結固定するための連結部25(25A・25B・25C)が、配設されている。各連結部25を連結させるボディ(車体)1側には、ブラケット4・5・6が、配設されている。上部側の連結部25Aを連結させるブラケット4・4は、ボディ1側のインパネリインフォースメント2に連結されている。そして、下部側の連結部25B・25Cを連結させるブラケット5・6は、ボディ1側の図示しないセンターブレースやフロントボディピラー等に連結されている。さらに、パネル部24には、図2に示すように、エアバッグカバー27の上側壁部30を挿通させる挿通孔24aが、形成されている。
エアバッグカバー27は、ポリオレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、ケース17における開口18aの車両後方側を覆い可能なように、構成され、ケース17に組み付けられている。また、エアバッグカバー27は、アッパパネル14aとロアパネル14bとからなるインパネ14におけるロアパネル14b側に、配設されており、ケース17の開口18a付近に配設される扉配設部29と、扉配設部29の周囲に配設される一般部28と、を備えて構成されている。
扉配設部29の周囲には、扉配設部29に隣接して、ロアパネル14bが、配設されている。実施形態の場合、扉配設部29とロアパネル14bとは、車両後方側の面を略面一とするように、配設されている(図3参照)。そして、扉配設部29は、扉部36と、扉部36の周縁近傍となる部位に配設される上・下・左・右側壁部30・31・32・33と、を備えて構成されている。
扉部36は、ケース17の開口18aより僅かに大きく形成されて、開口18aを覆う略長方形板状とされている。扉部36は、実施形態では、上下方向に開く2枚の扉部から構成されている。そして、各扉部36は、上端若しくは下端に、開き時の回転中心となるヒンジ部35を配設させるとともに、扉部36の周囲における車両後方側から見て略H字形状となる部位に、薄肉の破断予定部34を、配設させて構成されている。
上側壁部30、下側壁部31、左側壁部32、及び、右側壁部33は、それぞれ、ケース本体部18における周壁部19の外周側に隣接して、車両前方側に突出するように、配設されている。そして、実施形態の場合、周壁部19の上壁部19a近傍に配設される上側壁部30と、下壁部19b近傍に配設される下側壁部31と、が、エアバッグカバー27をケース17に連結させる連結壁部とされ、上側壁部30が、係止部20Uを係止させるための複数の係止穴部30aを、備え、下側壁部31が、係止部20Dを係止させるための複数の係止穴部31aを、備えている。
一般部28は、図2・3に示すように、扉配設部29の周囲に配設されるロアパネル14bに干渉しないように、扉配設部29から、ロアパネル14bの肉厚分、車両前方側に凹ませるように、形成されている。なお、ロアパネル14bと一般部28とは、図示しない所定箇所において、クリップ等により固定されている。
インフレーター38は、図2・3に示すように、軸方向を車両の左右方向に沿って配設されるシリンダタイプとして構成され、略円柱状の本体39とディフューザー40とを備えて構成されている。本体39の一端側には、複数のガス吐出口39aが、配設されている。そして、本体39における他端側に、作動信号入力用のリード線43を結線させたコネクタ42が、接続されている。ディフューザー40は、本体39を覆い可能な略円筒状の板金製の保持筒部40aと、保持筒部40aから突出する複数(実施形態では2本)のボルト40cと、を備えて構成されている。保持筒部40aは、本体39のガス吐出口39aから吐出される膨張用ガスGを流出可能な複数のガス流出口40bを、車両搭載状態の保持筒部40aにおける車両後方側の面に、開口させている。
なお、車両に搭載されたエアバッグ作動回路が車両の前面衝突を検知した際、インフレーター38には、ステアリングホイール8に搭載された図示しないエアバッグ装置とともに、リード線43を介して、作動信号が入力されることとなる。
エアバッグ46は、膨張用ガスGを流入させて膨張可能とされる袋状のエアバッグ本体49と、エアバッグ本体49の膨張時に引張力を作用させてエアバッグ本体49の膨張完了形状を略板状に規制する上下2つのテザー53・54と、を備えて構成されている。エアバッグ46は、図1・4・5に示すように、展開膨張完了時の形状を略長方形板状として、下端46b側に位置し、インフレーター38を収納して膨張用ガスGの上流側の部位となる上流部48と、上端46a側に位置し、上流部48より左右方向の幅寸法を大きくして、膨張用ガスGの下流側の部位となる下流部47と、を備えて構成されている。この上流部48の車体側壁部51側付近は、エアバッグ46の展開膨張完了時に、ケース本体部18内に収納されるとともに、インフレーター38を利用して、ケース本体部18に保持される取付部51aとなる。そして、上流部48のこの部位51aには、2つの挿通孔48a・48aと1つの挿通孔48bとが形成されている(図3・8参照)。挿通孔48a・48aは、インフレーター38の各ボルト40cを挿通させるものであり、挿通孔48bは、インフレーター38の本体39を挿通させるものである。そして、上流部48の取付部51aは、挿通孔48bからインフレーター38の本体39を突出させ、各挿通孔48aの周縁を、保持筒部40aとケース本体部18の底壁部22とに挟持させて、ケース本体部18に取り付けられている。そのため、このエアバッグ46では、下端46b側が固定端となり、上端46a側を自由端として、展開膨張することとなる。
袋状のエアバッグ本体49は、図5〜8に示すように、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等の織布からなる2枚の壁部50・51の外周縁相互を結合させて形成されるとともに、所定位置に、補強布52(52F・52B)を配設させて、構成されている。袋状のエアバッグ本体49を構成する2枚の壁部50・51は、展開膨張時に、運転者MD側に位置する乗員側壁部50とコラムカバー13側に位置する車体側壁部51である。乗員側壁部50と車体側壁部51とは、外形形状を略等しくした略長方形形状としている。
但し、乗員側壁部50が、インフレーター38の配設部位である取付部51aを補強するための補強部50aを備えて構成されており、厳密には、車体側壁部51とは同一形状としていない。しかし、エアバッグ本体49の上縁49a側では、壁部50・51は、相互の結合部位49cを、エアバッグ上端46aにおける前後方向の中央で左右方向に沿って直線状に配置させ、結合部位49cを中心として、前後方向で対称的に、形成されている。
補強布52Fは、車体側壁部51の内側面において、テザー53・54の取付部位から上流部48を含めたエアバッグ46の下端46bまでのエリアで、かつ、壁部51の左右両縁までのエリアに、結合されて、配置されている。補強布52Bは、乗員側壁部50の内側面において、テザー53・54の取付部位付近における壁部50の外周縁から離れた略長方形状のエリアに、結合されて、配置されている。
なお、上流部48の挿通孔48a・48bは、車体側壁部51、乗員側壁部50から延びた補強部50a、及び、補強布52Fに、一体的に、配設されている。
また、補強布52F・52Bやテザー53・54の布材57A・57Bは、壁部50・51と同様に、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等の経糸VSと緯糸HSとを織って形成した織布から形成されている。
そして、膨張完了時のエアバッグ本体49の上縁49aが左右方向に沿う直線状に配置されており、壁部50・51の経糸VS若しくは緯糸HSの糸目(糸の方向)は、本体49の膨張完了時において、車体側壁部51が、経糸VS若しくは緯糸HS(実施形態では緯糸HS)の糸目(糸の方向)を、エアバッグ本体49の上縁49aと平行とし、乗員側壁部50が、経糸VS若しくは緯糸HSの糸目(糸の方向)を、その上縁49aと45°の交差角θで交差するように、配設されている。
また、本体49の膨張完了時において、補強布52F・52Bは、経糸VS若しくは緯糸HS(実施形態では緯糸HS)の糸目(糸の方向)を、エアバッグ本体49の上縁49aと平行として、さらに、布材57A・57Bは、経糸VS若しくは緯糸HSの糸目(糸の方向)を、その上縁49aと45°で交差するように、配設されている。
さらにまた、壁部50・51、補強布52F・52B、及び、テザー53・54の布材57A・57Bの結合は、実施形態の場合、縫合糸58を使用した縫合により、行なっているが、他に、接着や溶着等を利用してもよい。
テザー53・54は、エアバッグ本体49における下流部47の領域内に配設されており、エアバッグ46の展開膨張時における乗員側壁部50と車体側壁部51との離隔距離を規制して、下流部47を、運転者MDの膝Kとコラムカバー13との間に円滑に侵入させるように、配設されている。各テザー53・54は、上下二段に、それぞれ、左右方向に沿う帯状に、配設されている。
各テザー53・54は、それぞれ、2枚ずつの布材57A・57Bから、構成されている。すなわち、2枚の布材57A・57Aは、一端側を壁部50・51にそれぞれ結合させるとともに、他端側を相互に結合させて、テザー53を形成し、2枚の布材57B・57Bは、一端側を壁部50・51にそれぞれ結合させるとともに、他端側を相互に結合させて、テザー54を形成している。
なお、実施形態の場合、各布材57A・57Bは、二つ折りした二枚重ねで使用され、さらに、壁部50・51側で幅広となるような台形形状に、形成されている。
また、各テザー53・54は、左右両端53a・53b・54c・54dをエアバッグ本体49の内周面49dから離して配設されており、テザー53・54の左右両端53a・53b・54c・54dとエアバッグ本体内周面49dとの間に、膨張用ガスGを上方へ流し可能なガス流路LG・RGを、形成している。
さらに、上流部48側となる下方側のテザー54には、図5〜7・9に示すように、2枚の布材57B・57Bの相互に接近する端部側の部位に、それぞれ、略長方形状に切り欠くようにして、膨張用ガスGを流通可能なガス流通孔55が、開口されている。実施形態の場合、ガス流通孔55は、各布材57B・57Bの縁をそれぞれ略長方形状に切り欠いて形成した切欠凹部54aから、構成されている。
そして、このガス流通孔55は、膨張完了時のエアバッグ46の左右方向の中心C0と一致せずに、右方側にずれて、着座した運転者MDの左右方向の中心C1(コラムカバー13やステアリングコラム9、あるいは、乗員としての運転者MDの着座するシートの左右方向の中心とも言える)と一致するように、配設されている。
さらに、切欠凹部54aの内周縁54bにおける左右方向側の縁部には、図7・9に示すように、テザー54の内部側に配置されるように切り込みを入れて形成される切込部56が、配設されている。切込部56は、実施形態の場合、切欠凹部54aの内周縁54bにおける前後方向の縁部近傍となる位置に、形成されている。
そしてさらに、実施形態のテザー54は、左右方向の中心に、ガス流通孔55を配設させている。すなわち、右端54dがエアバッグ46の右縁46dから離れる距離より、左端54cがエアバッグ46の左縁46cから離れる距離の方が大きく、設定されている。
このエアバッグ46の製造は、乗員側壁部50から延びる補強部50aと車体側壁部51における取付部51aとを重ねて、縫合糸58により縫合し、さらに、取付部51aの部位に補強布52Fを重ね、また、乗員側壁部50の部位に補強布52Bを重ねて、それぞれ、縫合糸58を利用して縫合する。ついで、布材57B・57Bを、壁部50・51に縫合するとともに、相互に縫合して、テザー54を形成し、さらに、布材57A・57Aを、壁部50・51に縫合するとともに、相互に縫合して、テザー53を形成する。そして、壁部50・51の外周縁相互を縫合すれば、エアバッグ46を製造することができる。
なお、壁部50・51の外周縁相互を縫合する前には、各挿通孔48a・48bからボルト40cとインフレーター本体39の端部とを突出させるようにして、インフレーター38をエアバッグ46内に収納させておいて、その後に縫合する。
そして、エアバッグ装置Sの車両への搭載を説明すれば、まず、製造したエアバッグ46を折り畳む。具体的には、図10のAに示すように、乗員側壁部50と車体側壁部51とを重ねて平らに展開した状態から、左右の両縁46c・46dを、乗員側壁部50の側に折り畳む。次いで、図10のB・Cに示すように、エアバッグ46の上端46a側を車体側壁部51の側に巻くように、左右方向に沿う折目をつけてロール折りし、図10のDに示すごとく、ケース本体部18に収納可能な幅寸法となるように、ロール折りした部位60の左右両縁60a・60bを、乗員側壁部50の側に折り重ねて、エアバッグ46の折り畳みを完了させる。その後、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング材により、エアバッグ46をくるむ。このとき、挿通孔48a・48bから突出したインフレーター38のボルト40cや本体39の端部は、ラッピング材から突出させておく。
ついで、インフレーター38の各ボルト40cを挿通孔22aから突出させるとともに、インフレーター本体39の端部を挿通孔19dから突出させるようにして、インフレーター38を、折り畳まれたエアバッグ46とともに、ケース本体部18内に収納させる。
その後、ケース17に、エアバッグカバー27を組み付ける。この時、まず、上側壁部30をパネル部24の挿通孔24aに挿通させ、各係止穴部30aに、各係止フック20Uを挿入させて、上側壁部30の上面側における係止穴部30a周縁に係止させる。ついで、下側壁部31の各係止穴部31aに、各係止突起20Dを挿入させ、下側壁部31の外表面と各係止突起20Dの内周面との間に、閂材21の挿入部21aを挿入させて、閂材21に各ボルト40cを挿通させ、各ボルト40cにナット41を螺合させれば、ケース17にエアバッグカバー27を組み付けることができる。
そして、ケース17の各連結部25を、ブラケット4・5・6を利用してボディ1側に取り付け固定し、同時に、リード線43を結線させたコネクタ42を、インフレーター本体39に接続させる。その後、インパネ14やアンダーカバー15(図1・2参照)を取り付ければ、エアバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
エアバッグ装置Sの車両への搭載後、リード線43を経てインフレーター本体39に作動信号が入力されれば、インフレーター38のガス吐出口39aから膨張用ガスGが吐出され、膨張用ガスGが、ディフューザー40のガス流出口40bを経て、エアバッグ46内に流入することとなる。そして、エアバッグ46は、膨張して、図示しないラッピング材を破断させ、エアバッグカバー27の扉部36を押圧し、破断予定部34を破断させて、扉部36が、ヒンジ部35を回転中心として上下に開き、エアバッグ46が、図1・4の二点鎖線で示すように、展開膨張することとなる。
この展開膨張時、エアバッグ46が、図11に示すように、膨張完了時の左右方向の中心C0を着座した運転手MDの左右方向の中心C1とずらしていても、テザー54のガス流通孔55が、運転者MDの左右方向の中心C1に配置させていることから、左右の両膝KL・KRが、既に前方側に位置して、膨張時のエアバッグ46に接近していても、ガス流通孔55が、両膝KL・KRにおけるエアバッグ46の左右方向の中心C0側に接近している左膝KLによって、閉塞されたり狭められたりすることを、防止できる。
その結果、ガス流通孔55を経て、テザー54の直上部位であるテザー54・53間の部位59に円滑に膨張用ガスGを流すことができ、エアバッグ46の下流部47がロール折りの折りを解消しつつ上方へ展開し(図1の二点鎖線参照)、直上部位59を狭い車体側部材であるコラムカバー13と膝KL・KRとの間に配置させることができる。さらに、その直上部位59は、エアバッグ46の膨張途中でも、ガスGを流入させて厚さを増加させることから、クッション効果も確保できる。勿論、テザー54の左右両側には、膨張用ガスGを上方へ流し可能なガス流路LG・RGが設けられており、エアバッグ46のテザー54・53より上方部位は、これらのガス流路LG・RGを流れる膨張用ガスGにより、幅広く展開して膨張し、さらに、ガス流通孔55を流れる膨張用ガスGによっても直上部位59の膨張が促進されることとなって、的確に、接近している両膝KL・KRを保護することができる。
なお、実施形態と相違して、ガス流通孔55が、エアバッグ46の左右方向の中心C0に一致するように配置されていれば、そのエアバッグの左右方向の中心C0からずれて着座している乗員は、中心C0に接近している側の左膝KLによって、ガス流通孔55を閉塞させてしまい、そのエアバッグは、テザーの直上部位59に膨張用ガスGが入り難く、テザー54の直上部位59のクッション効果を確保し難い。
したがって、実施形態の膝保護用エアバッグ46では、膨張を完了させたエアバッグ46の左右方向の中心C0が、接近している運転者MDの左右方向の中心C1とずれていても、運転者MDの膝KL・KRを的確に保護することができる。
そして、実施形態では、ガス流通孔55を備えたテザー54が、左右方向の中心に、ガス流通孔55を配設させている。すなわち、エアバッグ46は、膨張途中において、運転者MDの左右方向の中心C1を基準とすれば、左右対称的な位置に配置されることとなるガス流通孔55とテザー54の左右両端54c・54d付近のガス流路LG・RGとの3箇所から、膨張用ガスGを上方へ流すこととなる。そのため、運転者MDが、エアバッグ46の膨張途中において、左右両膝KL・KRを、ロール折りの巻きを解くように折りを解消させているエアバッグ46の乗員側壁部51に接触させるような位置に配置させていても、左右両膝KL・KRは、ガス流通孔55や左右のガス流路LG・RGから離れる距離を、均等にすることができて、バランス良く、膨張用ガスGの圧力を受けることができる。その結果、エアバッグ46は、膨張途中で、両膝KL・KRにバランス良く膨張用ガスGの圧力を与えて、膨張を完了させることができる。
なお、上記の点を考慮しなければ、図12・13に示すエアバッグ46Aのように、テザー54より左端54c側を左方に伸ばして、エアバッグ46Aの左右方向の中心C0を基準に、左右対称的なテザー54A(図14参照)を使用してもよい。なお、このテザー54Aのガス流通孔55は、エアバッグ46Aの中心C0と一致せずに、着座した乗員としての運転手MDの左右方向の中心C1に一致している。
また、実施形態では、テザー54のガス流通孔55を、着座した乗員としての運転手MDの左右方向の中心C1に一致させるように、エアバッグ46の左右方向の中心C0から右方にずらした場合を示したが、着座した乗員の左右方向の中心C1が、エアバッグの左右方向の中心C0から左方にずれていれば、勿論、ガス流通孔は、エアバッグの左右方向の中心C0から左方にずらすこととなる。
さらに、実施形態のエアバッグ46では、車体側壁部51の緯糸HSが、膨張完了時のエアバッグ46における左右方向に直線状となる上縁49aと、平行となるように、設定されているため、略長方形形状の車体側壁部51がねじれたり傾斜するように変形し難く、逆に、略長方形形状の乗員側壁部50が、経糸VS若しくは緯糸HSを、上縁49aと45°の交差角θで交差させて、壁部51の糸目に対し、バイアス方向として、壁部51の外周縁に影響を与えずに伸びる。その結果、膝保護用エアバッグ46が、下端46b側を固定端とし上端46a側を自由端として展開膨張する際、乗員側壁部50と車体側壁部51との上縁49a側が、ねじれたり傾斜することなく、左右方向に略沿って展開膨張することが可能となり、上縁49a側に連なるエアバッグ46の上部から下部にかけても、ねじれたり傾斜することなく、上縁49a側に追従して、展開膨張することが可能となる。
したがって、実施形態の膝保護用エアバッグ46では、無用なねじれや傾斜を抑えて、膨張を完了させることができる。
そしてさらに、乗員側壁部50は、その略長方形の各辺とバイアス方向で交差するように、経糸VSと緯糸HSとを配設させることとなって、伸び易く、逆に、車体側壁部51は、その略長方形の各辺と略平行となるように、経糸VSと緯糸HSとを配設させることとなって、伸び難い。すなわち、エアバッグ46が展開膨張する際、車体側壁部51が伸びずに乗員側壁部50が伸びることから、エアバッグ46は、乗員側壁部50が車体側壁部51より膨らむ態様となり、車体側壁部51を車体側部材としてのコラムカバー13へ接近させ易くなって、乗員MDの膝K側への無用な突出を抑え、車体側部材13の後面13aに沿わせて、上方へ展開膨張し易くなり、乗員MDの膝Kとその膝Kの前方に位置する車体側部材13との隙間が狭くとも、その隙間に対して、容易に、展開膨張するエアバッグ46を、侵入させて配置させることができる。
さらにまた、実施形態では、テザー54における切欠凹部54aの内周縁54bに、切込部56が設けられており、エアバッグ46の膨張に伴って、テザー54に引張力が作用すると、この内周縁54b側では、テザー54における切込部56の先端56a付近の部位に、応力が集中することとなる。そして、テザー54の布材57B相互の縫合部位61においては、図9に示すように、切込部56の先端56aから引張力の作用方向に沿って延ばした線(縫合部位61と略直交するように延ばした線)と交差する部位Pに、最も大きな力が作用することとなるものの、切込部56の先端56aは、縫合部位61の端部61aよりも、凹部54aから離れたテザー54の内部側に配置されていることから、最も大きな力は、縫合部位61においては、端部61aよりも内側となる位置に、かかることとなる。すなわち、テザー54への引張力の作用時、縫合部位61の端部61a付近にかかる力を低減することができて、縫合部位61の端部61a付近の縫合糸58に作用する応力集中を、低減することができ、ガス流通孔55を形成する凹部54aを備えていても、テザー54における布材57B・57B相互の縫合強度を向上させることができる。
なお、実施形態では、運転者用の膝保護用エアバッグ46について説明したが、勿論、本発明は、助手席用の膝保護用エアバッグに適用してもよい。
本発明の実施形態のエアバッグが使用される膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置における車両前後方向の概略拡大横断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略正面図である。 実施形態におけるインフレーターを内蔵させた状態のエアバッグの正面図であり、テザーを表した状態を示す。 実施形態のエアバッグの縦断面図であり、図5のVI−VI部位に対応する。 実施形態のエアバッグの横断面図であり、図5のVII−VII部位に対応する。 実施形態のエアバッグの正面図と背面図であり、それぞれ、補強布を表した状態を示す。 実施形態のエアバッグの下部側のテザーを構成する布材を示す正面図である。 実施形態のエアバッグの折り畳み行程を説明する図である。 実施形態のエアバッグの膨張時のガスの流れを説明する図である。 他の実施形態のエアバッグの正面図である。 図12のXIII−XIII部位の横断面図である。 図12に示すエアバッグの下部側のテザーを構成する布材を示す正面図である。
符号の説明
1…(車体)ボディ、
13…(車体側の部材)コラムカバー、
46・46A…膝保護用エアバッグ、
46a…上端、
46b…下端、
47…下流部、
48…上流部、
49…エアバッグ本体、
49c…内周面、
50…乗員側壁部、
51…車体側壁部、
54…テザー、
54c…左端、
54d…右端、
55…ガス流通孔、
LG・RG…ガス流路、
C0…(エアバッグの左右方向の)中心、
C1…(乗員の左右方向の)中心、
MD…(運転者)乗員、
K(KL・KR)…膝、
S…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 乗員の膝を保護可能に展開膨張するように、着座した乗員の膝の前方側で折り畳まれて収納される構成として、
    膨張完了時の乗員側の壁部と車体側の壁部とを備えるとともに、膨張完了時の下端側を、流入する膨張用ガスの上流部とし、上端側を、膨張用ガスの下流部とするエアバッグ本体と、
    該エアバッグ本体内で、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを連結して、膨張完了時の前記エアバッグ本体を略板状に維持するテザーと、
    を備えて、
    前記テザーが、左右両端と前記エアバッグ本体の内周面との間に、それぞれ、上方に膨張用ガスを流し可能なガス流路を設けるとともに、左右方向の中間部位付近に、上方に膨張用ガスを流し可能なガス流通孔を備えて、前記エアバッグ本体の膨張完了時に左右方向に沿う帯状に配置される構成の膝保護用エアバッグであって、
    前記テザーが、前記ガス流通孔を、膨張完了時における前記エアバッグの左右方向の中心からずらして、着座した乗員の左右方向の中心に、配置させて、配設されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ。
  2. 前記ガス流通孔を備えたテザーが、左右方向の中心に、前記ガス流通孔を配設させていることを特徴とする請求項1に記載の膝保護用エアバッグ。
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