JP2007118817A - 乗員拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッグの内圧を高く保持することができる乗員拘束装置を提供する。
【解決手段】バッグ12の左右方向の両端側にシートパン8への固定部12a,12aが設けられ、この固定部12a,12a同士の間に、インフレータ13からガスが導入されて膨張する空室15が形成されている。バッグ12は、該バッグ12の膨張時の外周面の上半側及び下半側をそれぞれ構成するアッパーパネル16とロワパネル17とを重ね合わせ、これらの周縁部同士を伸びが200%以上、例えば200〜400%の弾性接着剤19で接着すると共に、縫い合わせて袋状としたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両の座席の乗員を衝突時に拘束するための乗員拘束装置に関するものであり、特に前衝突時に乗員の腰部を拘束し、乗員の身体が前方及び下方に移動することを防止するよう構成された乗員拘束装置に関する。
自動車の乗員を衝突時に拘束するシステムとして、シートベルトを装着していても前衝突時に乗員がラップベルトの下側をくぐり抜けようとするサブマリン現象を防止する乗員拘束装置として、特開平10−217818号公報には、シートクッションとシートパンとの間に膨張可能なバッグを配置し、車両衝突時にこのバッグを膨張させることによりシートクッションの前部を押し上げるようにした乗員拘束装置が記載されている。
第7図は同号公報の乗員拘束装置を示すシート前後方向の縦断面図である。シート前部において、クッションフレーム(シートパン)40とシートパッド42との間にエアバッグ44が配置されている。このエアバッグ44はシートの左右幅方向に延在しており、インフレータ46によって膨張可能とされている。シートパッド42の上面はトリムカバー48によって覆われており、その上に乗員が腰掛ける。
車両衝突時にインフレータ46が作動すると、エアバッグ44が膨張し、シートパッド42の前部が押し上げられるか、又は下から突き上げられて密度が高くなることにより、乗員身体の前方移動が防止(抑制を含む)される。
このようなエアバッグ44は、従来2枚の織布を重ね合わせ、それらの周縁部を縫合することにより構成されている。
特開平10−217818号公報
本発明の第1の目的は、このバッグの内圧を高く保持することができる乗員拘束装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、このバッグの製造効率を高くすることにある。
本発明の第3の目的は、織布よりなるバッグの膨張時の伸張率の異方性を小さくすることにある。
請求項1の乗員拘束装置は、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器と、を有する乗員拘束装置において、該バッグは、ガスが導入される室の上側及び下側が、それぞれ重ね合わされた複数枚のパネルにて構成されていることを特徴とするものである。
請求項2の乗員拘束装置は、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器と、を有する乗員拘束装置において、該バッグは、複数枚のパネルを重ね合わせて結合することにより該パネル同士の間にガスが導入される室を形成したものであり、該結合の少なくとも一部は、200%以上の伸びを有する弾性接着剤による接着であることを特徴とするものである。
請求項3の乗員拘束装置は、請求項2において、該結合は、該接着剤による接着と、この接着部分の縫合との併用であることを特徴とするものである。
請求項4の乗員拘束装置は、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器と、を有する乗員拘束装置において、該バッグは、複数枚のパネルを重ね合わせて結合することにより該パネル同士の間にガスが導入される室を形成したものであり、該パネルは織布よりなり、少なくとも一部のパネルの糸目の方向が他の少なくとも一部のパネルの糸目と斜交していることを特徴とするものである。
請求項5の乗員拘束装置は、請求項4において、該バッグは、ガスが導入される室の上側及び下側が、それぞれ重ね合わされた複数枚のパネルにて構成されていることを特徴とするものである。
請求項6の乗員拘束装置は、請求項5において、該室よりも上側及び下側にそれぞれパネルが2枚ずつ配置されており、上下に隣接するパネルの糸目が40〜50°ずつずれていることを特徴とするものである。
請求項1の通り、上下のパネルをそれぞれ複数枚ずつの構成とすることにより、パネルの伸張率を分散できる。これにより、バッグの耐性が向上するとともに、バッグ内の保持内圧を高くすることが可能となる。また、複数枚化することにより、パネルを透過するガスリークを減らすこともあわせて可能となる。
請求項2の通り、パネル同士を200%以上の伸びを有する弾性接着剤により接着することにより、ガスリークを減少させることができる。例えば、接着剤の塗布面積を十分に大きくとることによりバッグが膨張すると共に接着剤の破断・剥離が進むが、パネルの端部手前で膨張が完了する構造を持たせることにより、パネル同士を接着するだけでバッグを構成することができる。また、パネル同士の接着時の剥離強度を通常の縫製強度相当以上に設定し、膨張部の端部に塗布された接着剤が膨張時に完全に破断・剥離しない構成を持たすことによっても、接着剤のみでバッグ体を構成する事が可能となる。この場合であれば、パネル同士を接着するだけでバッグを構成することができることから、非常に生産性が向上する。
請求項3の通り、接着剤で接着されている部分を縫製することにより、よりバッグの強度を向上させることが可能となる。
請求項4,5によれば、バッグの膨張によってバッグに掛かる力をなるべく分散して、伸張率を均一に近づけることができる。
請求項6によれば、請求項1と併せた効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図は本発明の実施の形態に係る乗員拘束装置を備えたシートのフレームのバッグ非膨張時における斜視図であり、第2図は第1図のバッグの平面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面図、第5図はバッグの膨張時における第1図のV−V線に沿う断面図である。
自動車のシートを構成するフレームは、ベースフレーム1と、該ベースフレーム1に対し支軸2及びリクライニングデバイス(図示略)を介して回動可能に連結されたバックフレーム4とからなる。該バックフレーム4の上部にヘッドレスト6が取り付けられる。該ベースフレーム1は、左右のサイドフレーム1a,1bを有しており、これらのサイドフレーム1a,1bの前部同士の間にシートパン8が架設されている。
図示はしないが、ベースフレーム1及びバックフレーム4にウレタン等よりなるシートクッション及びシートバックが装着されている。シートパン8は、このシートクッションの前部の下側に配置されている。なお、第1図の符号1dは、該シートクッションを支承するスプリングを示している。
乗員拘束装置10は、該シートパン8の上側に配置された、前記シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグ12と、該バッグ12を膨張させるためのインフレータ(ガス発生器)13とを有している。該バッグ12は、シートパン8の左右方向(車両幅方向)に延在している。このバッグ12の該左右方向の両端側にそれぞれシートパン8への固定部12a,12aが設けられており、各固定部12aがボルト14によって該シートパン8に留め付けられている。バッグ12のうちこの固定部12a,12a同士の間が、インフレータ13からガスが導入されて膨張する空室15となっている。
この実施の形態では、該バッグ12は、該バッグ12の膨張時の外周面の上半側及び下半側をそれぞれ構成するアッパーパネル16とロワパネル17とを重ね合わせ、これらの周縁部同士を伸びが200%以上、例えば200〜400%の弾性接着剤19で接着すると共に、縫い合わせて袋状としたものである。符号20〜22は、このパネル16,17同士を縫合した、糸等よりなるシームを示している。シーム20は、空室15を囲むようにパネル16,17を周回している。
第2図に示すように、この実施の形態では、各パネル16,17は、1対の対向辺が左右方向に延在した横長の略六角形の平面視形状を有している。各パネル16,17のうち、該左右方向の両端側の略三角形状に側方へ張り出した部分が、それぞれ、シートパン8への固定部12aとなっており、各々の張り出し方向先端付近に、前記ボルト14の挿通孔12bが設けられている。なお、ロワパネル17の中央付近には、後述のリテーナ18のスタッドボルト18aが挿通されるスタッドボルト挿通孔12cが設けられている。
各パネル16,17のうち両固定部12a,12a同士の間の部分の周縁部同士を全周にわたってシーム20で縫合することにより、該固定部12a,12a同士の間に前記空室15が形成されている。このシーム20は、第2図の通り、横長の略長円形状に延設されている。
詳しくは、このシーム20は、各パネル16,17の前記1対の対向辺に沿ってそれぞれ左右方向に延在する1対の左右方向延在部(第2図に符号20Lを付記してある部分)と、両左右方向延在部の一端側同士及び他端側同士をそれぞれ繋いでおり、各パネル16,17の左右方向両端側に向って凸となるように略円弧状に延在した1対の略円弧状部(符号略)とを有している。
第5図の通り、シーム20の該左右方向延在部20Lのパネル16,17の辺縁からの距離Lは15mm以上、例えば15〜30mm程度が好ましく、特に約20mm程度が好ましい。
弾性接着剤19の付着幅Wは7〜15mm程度が好ましい。シーム20は、この弾性接着剤19の幅方向の中央付近の±3mmの範囲に位置するのが好ましい。
なお、シーム21は、各パネル16,17の重なり合ったボルト挿通孔12bの周縁部同士を縫合している。また、シーム22は、各パネル16,17の左端側の固定部12a,12aの周縁部同士及び右端側の固定部12a,12aの周縁部同士をそれぞれ縫合している。第2図の通り、各シーム22の両端側はシーム20に合流しており、中間付近はシーム21に合流している。
この実施の形態では、該バッグ12内に棒状のインフレータ13が配置されている。このインフレータ13は、長手方向が車両幅方向となるように延在している。このインフレータ13は、その側周面にガス噴出口(図示略)を有しており、このガス噴出口から放射方向にガスを噴出するよう構成されている。
第5図に示すように、このインフレータ13に、該インフレータ13をシートパン8に固定するためのリテーナ18が連結されている。このリテーナ18からはスタッドボルト18aが突設されている。このスタッドボルト18aは、バッグ12の下面(ロワパネル17)の前記スタッドボルト挿通孔12cに挿通されてバッグ12外に延出している。図示の通り、このスタッドボルト18aがシートパン8のスタッドボルト挿通孔(符号略)に挿通され、該シートパン8の裏(下)側からスタッドボルト18aにナット18bが締め込まれることにより、リテーナ18と共にインフレータ13がシートパン8に固定されると共に、バッグ12の左右方向中央付近が該リテーナ18とシートパン8との間に挟持固定される。
このバッグ12は、シートパン8の上面に沿って平たく、且つ前後方向の幅が小さくなるように折り畳まれている。ただし、バッグ12は、シートパン8に取り付けられてから折り畳まれてもよく、予め折り畳まれ、保形部材(図示略)で保形された状態にてシートパン8に取り付けられてもよい。
なお、この実施の形態では、バッグ12を平延状態とし、このバッグ12のシート前後方向中間付近よりも前半側及び後半側をそれぞれ中央側へ折り返すことにより、該バッグ12の前後方向の幅を小さくしている。ただし、このバッグ12の折り畳み方法はこれに限定されるものではなく、複数回ジグザグ折り(蛇腹折り)してもよく、ロール状に折り畳んでもよい。また、バッグ12は折り畳まれることなく平たく配置されてもよい。
この乗員拘束装置10の作動は次の通りである。
自動車の前方衝突が検知されると、インフレータ13がガス噴出作動し、このインフレータ13からのガスによりバッグ12(空室15)が膨張する。この結果、シートクッションの前部が押し上げられるか、又は下から突き上げられることにより密度が高くなり、乗員の腰部の前方移動が阻止ないし抑制される。
このバッグ12は、両端側の固定部12a,12aがボルト14によってシートパン8に固定されているので、乗員から膨張したバッグ12に対し前方へ向って荷重が加えられても、このバッグ12が前方へズレ動くことが防止ないし抑制される。
この乗員拘束装置10にあっては、パネル16,17が弾性接着剤19とシーム20との併用により結合されており、この結合が強固である。また、弾性接着剤19によりガスシール効果が奏される。このため、膨張したバッグ12の内圧が長時間にわたって高く保たれる。
この実施の形態では、パネル16,17を弾性接着剤19とシーム20〜22との併用により結合しているが、接着剤19の付着力が十分に高く、バッグ12の膨張時にパネル16,17同士が離反することがなければ、第8図の通り、接着剤19のみによってパネル16,17同士を結合してもよい。この場合、バッグ12の膨張時に接着剤19が全く剥れないよう構成してもよく、バッグ12の空室15側では接着剤19が剥離するが、バッグ外周側ではパネル16,17が接着剤19によって接着されている構成としてもよい。
上記実施の形態では、インフレータ13がバッグ12の内側に設置されているが、インフレータはバッグの外部に設置されてもよい。第6図は、インフレータをバッグの外部に設置した場合のバッグの構成例を示すバッグの平面図である。
この第6図のバッグ12Aにおいては、その長手方向(左右方向)の一端側(一方の固定部12a付近)からホース状のダクト部30が延設されている。このダクト部30の基端側は空室15内に連通している。このダクト部30にインフレータからのガス供給部材(例えばパイプ等)が差し込まれ、バンド(図示略)等によって両者が結合される。これにより、このバッグ12Aの外部に設置されたインフレータから該ガス供給部材及びダクト部30を介して空室15内にガスが導入される。
このバッグ12のその他の構成は実質的に第1〜5図のバッグ12と同様となっており、第6図において第1〜5図と同一符号は同一部分を示している。
本発明では、第9図の如く、空室の上側及び下側をそれぞれ複数枚のパネル(第9図ではそれぞれ2枚のパネル16A,16B,17A,17B)によって構成してもよい。これにより、パネル16,17の伸張率を小さくし、バッグの耐性を向上することができる。また、パネルを透過するガスリークを抑制することもできる。各パネル16A〜17Bは同一素材でもよく、異種素材(例えば伸張率の異なるもの)としてもよい。
第9図ではシーム20のみが示されているが、第10図の通り、シーム20と弾性接着剤19とを併用してもよい。
複数枚のパネルを用いる場合、パネルを構成する織布の糸目の方向を斜交させてもよい。
第11図はその一例を示すものであり、パネル16A,16B,17B,17Aはそれぞれ糸目が45°ずつずれている。このように糸目をずらすことにより、バッグにかかる力を分散させ、伸張率を各方向でなるべく均一にすることができる。
なお、この実施の形態では、シーム20の延在方向はいずれのパネルの糸目とも斜交しているので、シーム部分で糸がずれることがない。
上記の第1〜5図の実施の形態では、バッグ12は、その長手方向の両端側がボルト14でシートパン8に固定されると共に、該長手方向の途中部が、該バッグ12内に配置されたリテーナ18(スタッドボルト18a)によってシートパン8に固定されている。本発明においては、このようにバッグの長手方向の途中部がリテーナ等の固定部材によってシートパンに固定される場合には、該バッグの長手方向両端側のシートパンへの固定は省略してもよい。第12図はこのように構成されたバッグ12Bの平面図である。
この第12図のバッグ12Bは、第1〜5図の実施の形態におけるバッグ12の長手方向の両端側の固定部12a,12aを切除した如き構成となっており、その長手方向の一端側から他端側までほぼ全長に渡って、内部が膨張可能な空室15となっている。
このバッグ12Bのその他の構成は第1〜5図の実施の形態におけるバッグ12と同様となっており、第12図において第1〜5図と同一符号は同一部分を示している。
このバッグ12Bは、その長手方向の途中部が、その内部に配置されたリテーナ18(スタッドボルト18a)により、ボルト挿通孔12cを介してシートパン8に固定される。このバッグ12Bの長手方向の両端側は、シートパン8に対して非固定とされる。
ただし、バッグのシートパンへの取付構造は上記の各実施の形態の構成に限定されるものではなく、他の構成の取付構造によりバッグがシートパンに取り付けられてもよい。
上記の各実施の形態はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態に係る乗員拘束装置を備えたシートのフレームのバッグ非膨張時における斜視図である。 バッグの平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 バッグの折り畳み説明図である。 バッグの膨張時における図1のV−V線断面図である。 実施の形態に係るバッグの平面図である。 従来例に係る乗員拘束装置を示すシート前後方向の縦断面図である。 実施の形態に係るバッグの断面図である。 実施の形態に係るバッグの断面図である。 実施の形態に係るバッグの断面図である。 実施の形態に係るバッグのパネルの糸目の説明図である。 実施の形態に係るバッグの平面図である。
符号の説明
1 ベースフレーム
1a,1b サイドフレーム
4 バックフレーム
6 ヘッドレスト
8 シートパン
10 乗員拘束装置
12,12A,12B バッグ
12a 固定部
12b ボルト挿通孔
13 インフレータ
14 ボルト
15 空室
16,16A,16B,17,17A,17B パネル
19 弾性接着剤
20〜22 シーム

Claims (6)

  1. シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、
    車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器と、
    を有する乗員拘束装置において、
    該バッグは、ガスが導入される室の上側及び下側が、それぞれ重ね合わされた複数枚のパネルにて構成されていることを特徴とする乗員拘束装置。
  2. シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、
    車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器と、
    を有する乗員拘束装置において、
    該バッグは、複数枚のパネルを重ね合わせて結合することにより該パネル同士の間にガスが導入される室を形成したものであり、
    該結合の少なくとも一部は、200%以上の伸びを有する弾性接着剤による接着であることを特徴とする乗員拘束装置。
  3. 請求項2において、該結合は、該接着剤による接着と、この接着部分の縫合との併用であることを特徴とする乗員拘束装置。
  4. シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、
    車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器と、
    を有する乗員拘束装置において、
    該バッグは、複数枚のパネルを重ね合わせて結合することにより該パネル同士の間にガスが導入される室を形成したものであり、
    該パネルは織布よりなり、
    少なくとも一部のパネルの糸目の方向が他の少なくとも一部のパネルの糸目と斜交していることを特徴とする乗員拘束装置。
  5. 請求項4において、該バッグは、ガスが導入される室の上側及び下側が、それぞれ重ね合わされた複数枚のパネルにて構成されていることを特徴とする乗員拘束装置。
  6. 請求項5において、該室よりも上側及び下側にそれぞれパネルが2枚ずつ配置されており、
    上下に隣接するパネルの糸目が40〜50°ずつずれていることを特徴とする乗員拘束装置。
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