JP2009056980A - ラッピングシート - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便に、安定した折畳完了形状にエアバッグを折り畳むことができるラッピングシートを提供すること。
【解決手段】ラッピングシート61は、膨張時のエアバッグ46に押されて破断可能として、折り畳まれたエアバッグ46の収納部位への取付用にエアバッグ46から突出している取付軸31に対して、係止片部62を係止させて、エアバッグ46の折畳完了体79の形状を維持する。シート61は、係止片部62の他に、エアバッグ46に結合される結合部64と折り姿勢規制部66とを備える。規制部66は、取付軸31に係止可能な補助係止部70を備え、補助係止部70を取付軸31に係止させることにより、折畳途中でのエアバッグ46の折畳形状を規制する。
【選択図】図7

Description

本発明は、膨張時のエアバッグに押されて破断可能として、折り畳まれたエアバッグの折畳完了形状を維持してエアバッグを包むラッピングシートに関する。
従来、折り畳まれたエアバッグを折り崩れしないように包むラッピングシートは、エアバッグから突出している取付軸に係止可能な係止片部を備え、この係止片部を取付軸に係止させることにより、折り崩れを防止可能に、エアバッグを包んで、その折畳完了形状を維持するように構成されていた。なお、取付軸は、折り畳まれたエアバッグの収納部位への取付用として、エアバッグから突出するリテーナやディフューザーのボルト等から構成されていた。そして、従来のラッピングシートとしては、単に、折り崩れ防止の機能の他に、折り畳まれたエアバッグの収納部位からの展開膨張時、エアバッグの収納部位としてのケースから、エアバッグを保護する機能を設けるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、折り畳まれたエアバッグの収納部位からの展開膨張時、エアバッグの突出形態を調整する機能を設けるラッピングシートもあった(例えば、特許文献2参照)。
なお、エアバッグの折畳形状を維持するものではないものの、エアバッグに一部を結合させて、折畳時のエアバッグの一部を包み、膨張用ガスの漏れを防止するシール作用を果たすシートもあった(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−314763号公報 特開2002−187512号公報 特開2006−044612号公報
しかし、従来のラッピングシートでは、折畳完了時のエアバッグの折り崩れの防止を図れるものの、その折畳途中での折り姿勢を規制できるものではなく、簡便に、所定の折畳完了形状にエアバッグを折り畳む点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便に、安定した折畳完了形状にエアバッグを折り畳むことができるラッピングシートを提供することを目的とする。
本発明に係るラッピングシートは、膨張時のエアバッグに押されて破断可能として、折り畳まれたエアバッグの折畳完了形状を維持してエアバッグを包み可能とし、
折り畳まれたエアバッグの収納部位への取付用にエアバッグから突出している取付軸に対して、係止可能な係止片部を備え、
係止片部を取付軸に係止させて、エアバッグの折畳完了形状を維持可能とするラッピングシートであって、
エアバッグの一部に結合される結合部が、配設され、
結合部から延びる部位に、
係止片部が、配設されるとともに、さらに、
取付軸、若しくは、折畳時のエアバッグの周囲の治具に、係止可能な補助係止部を備えて構成されて、補助係止部を、取付軸若しくは治具に係止させることにより、折畳途中でのエアバッグの折畳形状を規制可能な折り姿勢規制部が、配設されていることを特徴とする。
本発明に係るラッピングシートでは、エアバッグの折畳途中において、折り姿勢規制部を使用し、結合部を引張りつつ、補助係止部を取付軸若しくは所定の治具に係止させれば、折畳途中のエアバッグの折畳形状を、エアバッグ毎に安定して、規制することができる。そのため、その後の折り畳みも、エアバッグ毎にバラツクことが抑えられて、安定して折畳完了形状に折り畳むことができ、そして、折畳完了時、係止片部を所定の取付軸に係止させれば、エアバッグ毎に安定した折畳完了形状を維持して、収納部位に収納させることができる。そのため、エアバッグは、折りを解消して展開膨張する際に、エアバッグ毎に、安定した挙動で、展開膨張することができる。
また、折り姿勢規制部が、別部材でなく、ラッピングシートと一体的に構成されている。すなわち、折り崩れを防止可能に折畳完了形状を維持するラッピングシート自体により、折畳途中のエアバッグの折畳形状を規制でき、折畳工程中に、簡便に使用することができる。勿論、折り姿勢規制部は、単に、折畳途中のエアバッグの折り姿勢を所定の形状に維持するだけの機能でよく、ラッピングシート自体の機能、すなわち、膨張時のエアバッグによって容易に破断可能として、エアバッグの折畳完了形状を維持できる機能を、阻害することなく配設することができる。
したがって、本発明に係るラッピングシートでは、折畳途中のエアバッグの姿勢を規制することができて、簡便に、安定した折畳完了形状にエアバッグを折り畳むことができる。
そして、エアバッグが、平らに展開した状態から複数の折畳工程を経て折り畳まれ、
結合部が、最終の折畳工程以前の折畳工程において、エアバッグの折畳部位の外周側に位置するように配置される場合に、
折り姿勢規制部は、
補助係止部を、取付軸に係止可能な取付軸用補助係止部とし、かつ、結合部をエアバッグの折畳部位の外周側に位置させた際に、取付軸用補助係止部を取付軸に係止可能に、配設させるとともに、
取付軸用補助係止部を取付軸に係止させることにより、折畳部位を包んで折畳部位の折り崩れを防止可能に、結合部から取付軸用補助係止部までのエリアを、折畳部位を巻く補助巻き部として、構成することが望ましい。
このような構成では、折畳途中のエアバッグの折畳部位を、折り姿勢規制部の取付軸用補助係止部を取付軸に係止させて、結合部から取付軸用補助係止部までのエリアの補助巻き部により、折り崩れを防止して、巻くことができるため、その後の折畳工程を、折り崩れを防止して、的確に行なえ、エアバッグ毎の安定した折畳完了形状を、一層、容易に得ることができ、かつ、コンパクトにすることも可能となる。
この場合、結合部は、取付軸用補助係止部を取付軸に係止させた際に、折畳部位の端部の端縁の位置に配置されるように、設定し、そして、係止片部は、折畳完了形状に折り畳まれたエアバッグの折畳完了体の端部の端縁に、結合部を露出させて、取付軸に係止させるように構成することが望ましい。
このような構成では、結合部が、エアバッグの折畳途中の折畳部位における端部の端縁に配置されていれば、その折畳途中の折畳工程が、適正に、所定の折幅で、かつ、所定形状に折り畳まれていることを、容易に確認でき、さらに、折畳完了時においても、結合部が、エアバッグの折畳完了体の端部の端縁に配置されていれば、折畳途中で折り畳んだ折畳部位に折り崩れがなく、エアバッグ全体が適正に折り畳まれていることを、簡便に確認することができる。
さらに、結合部を、エアバッグの折り畳みの山折りの折目となる部位に配設させて、
折り姿勢規制部として、
補助係止部を、エアバッグの折畳途中に取付軸に係止可能な取付軸用補助係止部とし、かつ、エアバッグの折畳途中における山折りの折目の引き出し時に、取付軸用補助係止部を取付軸に係止可能に、配設させるとともに、
取付軸用補助係止部を取付軸に係止させることにより、結合部から取付軸用補助係止部までのエリアを、山折りの折目を引き出して付ける折目設定部として、構成してもよい。
このような構成では、エアバッグの折畳途中において、折目設定部としての折り姿勢規制部における取付軸用補助係止部を取付軸に係止させれば、エアバッグの山折りの折目を、容易に、結合部を設けた所定位置に、安定して付けることが可能となり、迅速にエアバッグを折り畳むことが可能となる。勿論、エアバッグの山折りの折目を、所定位置に配置させることができるため、エアバッグの展開膨張における折りの解消の挙動を、一層、エアバッグ毎に安定させることにも寄与できる。
また、エアバッグが、平らに展開した状態から、折り作業台上で、表裏を変えつつ複数の折畳工程を経て折り畳まれる場合には、
折り姿勢規制部は、
補助係止部を、エアバッグの折畳途中の折り作業台に配設された治具に、係止可能な治具用補助係止部とし、かつ、治具用補助係止部を治具に係止させることにより、折畳途中のエアバッグの折畳部位における結合部付近を固定可能に、配設させ、さらに、
治具用補助係止部を、エアバッグの折畳完了時に、取付軸に係止可能として、
エアバッグの折畳完了形状を維持可能な係止片部と、兼用する構成としてもよい。
このような構成では、折り姿勢規制部の治具用補助係止部を、折り作業台の治具に係止させて、折畳途中のエアバッグの折畳部位における結合部付近を固定できるため、表裏を変えて必要な折りを行なう際、エアバッグの結合部付近がぶれず、容易かつ円滑に行なうことができる。さらに、この治具用補助係止部は、係止片部として利用できるため、補助係止部と係止片部とを別々に設ける場合に比べて、ラッピングシートの形状をコンパクトにすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態のラッピングシート61は、図2に示すように、膝保護用エアバッグ装置Sのエアバッグ46の折り崩れを防止するために使用されるものである。この膝保護用エアバッグ装置Sは、図1,4に示すように、乗員としての運転者MDの膝Kを保護できるように、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム9の下方に配設されている。
なお、ステアリングコラム9は、図1に示すように、ステアリングホイール8に連結されるコラム本体10と、ステアリングホイール8の下方のコラム本体10を覆うように配設されるコラムカバー13と、を備えて構成されている。コラム本体10は、メインシャフト11と、メインシャフト11の周囲を覆うコラムチューブ12と、を備えて構成されている。コラムカバー13は、略四角筒形状の合成樹脂製として、コラム本体10を覆うように、コラム本体10の軸方向に沿って配設され、インストルメントパネル(以下「インパネ」と略す)14から後方へ突出している。
また、膝保護用エアバッグ装置Sは、図1〜3に示すように、折り畳まれたエアバッグ46、エアバッグ46に膨張用ガスを供給するインフレーター28、折り畳まれたエアバッグ46とインフレーター28とを収納するとともに車両後方側を開口させたケース17、及び、ケース17における開口18aの車両後方側を覆うエアバッグカバー21、を備えて構成されている。
なお、本明細書では、特に断らない限り、上下、前後、左右の方向は、膝保護用エアバッグ装置Sが車両に搭載された状態を基準とするものであって、車両のの上下、前後、左右の方向と一致するものである。
ケース17は、図2,3に示すように、板金製として、ステアリングコラム9の下部側に配設されており(図1参照)、折り畳まれたエアバッグ46を収納する収納部位として構成されて、箱状の本体部18と、本体部18から外方に延びるパネル部19(図4参照)と、から構成されている。本体部18は、有底の略四角筒形状として、車両後方側に略長方形状の開口18aを備えて、構成されている。本体部18の上下の外表面側には、それぞれ、エアバッグカバー21の後述する上下の連結壁部25,26をケース17に組み付けるための複数のフック18b,18cが、配設されている。各フック18b,18cは、エアバッグカバー21における連結壁部25,26の係止孔25a,26aに挿入されて、係止孔25a,26aの周縁を係止している。
また、本体部18の開口18aから離れた底壁の部位には、インフレーター28のボルト30cを挿通させるための2つの取付孔18dが、形成されている。さらに、本体部18の右方側の壁部の部位には、インフレーター28の後述する本体29のコネクタ33側の端部を挿通可能な挿通孔18eが、形成されている(図3参照)。
パネル部19は、ケース17の本体部18における開口18aの周囲を囲むように、形成され、パネル部19の外周縁の五箇所には、図4に示すように、ケース17をボディ1側に連結固定するために、ボディ1側のインパネリインフォースメント2等から延びるブラケット4,5,6,7が連結されている。さらに、パネル部19における本体部18の上方には、図2に示すように、エアバッグカバー21の連結壁部25を挿通させる挿通孔19aが、形成されている。
エアバッグカバー21は、オレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、ケース17の車両後方側を覆い可能なように構成されて、ケース17に組み付けられている。また、エアバッグカバー21は、アッパパネル14aとロアパネル14bとからなるインパネ14におけるロアパネル14b側に、配設されている(図2,4参照)。エアバッグカバー21におけるケース17の開口18aの後方付近には、それぞれ、ヒンジ部23aを回転中心として、上下両側に開く二枚の扉部23が配設されている。これらの扉部23は、周囲に、後方から見て略H字状に配置される薄肉の破断予定部22を配置させて、配設されている。扉部23,23の周囲には、ケース17の本体部18を囲うように前方に延びるカバー壁部24,24と連結壁部25,26とが配設されている(図3,2参照)。カバー壁部24は、本体部18の左右両側を覆うように配設され、連結壁部25,26は、本体部18の上下を覆うように、配設されている。連結壁部25,26には、既述したように、本体部18の上下にそれぞれ配設された複数の各フック18b,18cを挿入させて、周縁を係止される係止孔25a,26aが配設されている。
インフレーター28は、図2・3に示すように、軸方向を車両の左右方向に沿って配設されるシリンダタイプとして構成され、略円柱状の本体29とディフューザー(リテーナ)30とを備えて構成されている。本体29の一端側(実施形態の場合、左端側)には、複数のガス吐出口29aが、配設されている。そして、本体29における他端側(右端側)には、作動信号入力用のリード線34と結線させたコネクタ33が、接続されることとなる。ディフューザー30は、本体29を覆い可能な略円筒状の板金製として、縮径させるようにかしめて本体29を挟持するクランプ部30aと、本体29のガス吐出口29aから吐出される膨張用ガスを後方側へ流出可能な複数のガス流出口30bと、を備えるとともに、前方側へ突出する複数(第1実施形態では2本)のボルト30cと、を備えて構成されている。
なお、このインフレーター28には、車両に搭載されたエアバッグ作動回路が、車両の前面衝突を検知した際に、ステアリングホイール8に搭載された図示しないエアバッグ装置とともに、リード線34を介して、作動信号が入力されることとなる。
そして、ディフューザー30のボルト30cは、エアバッグ46が、インフレーター28を収納した状態で折り畳まれ、かつ、収納部位としてのケース17の本体部18へ収納する際に、ナット32を締結される。そして、各ボルト30cは、ナット32止めされて、インフレーター28とともに、エアバッグ46をケース17の本体部18に取付固定する。すなわち、第1実施形態の場合、ボルト30cは、折り畳まれたエアバッグ46から突出する取付用の取付軸31を構成している。
エアバッグ46は、図5のA,Bに示すように、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されて、膨張完了時の形状を、下部側の左右方向の幅寸法を狭めるホームベース形の板状とし、運転者MD側に配置される乗員側壁部47と、コラムカバー13側に配置される車体側壁部48と、を備えて構成されている(図1の二点鎖線参照)。エアバッグ46の下縁46b側の車体側壁部48には、インフレーター28の取付軸31,31を突出可能な取付孔48a,48aが形成されるとともに、インフレーター28の本体29におけるコネクタ33側の端部を突出させる挿通孔48bが開口されている(図3参照)。
このエアバッグ46は、膨張完了時の乗員側壁部47と車体側壁部48との離隔寸法、すなわち、厚さ寸法、を規制して、エアバッグ46が板状に膨張可能とするテザー54を、配設させて構成されている。テザー54は、エアバッグ46上下方向の略中間部位で、左右方向に沿う帯状として、乗員側壁部47と車体側壁部48とを連結するように、配設されている。さらに、このテザー54は、エアバッグ46におけるテザー54の下方側を、膨張用ガスGの上流側となる上流側室58とし、テザー54の上方側を、膨張用ガスGの下流側となる下流側室59とするように、エアバッグ46を上下に区画している。すなわち、このテザー54は、上流側室58と下流側室59とを区画する区画壁55を構成している。なお、運転者MDの膝Kを受け止めるエリアは、主として、下流側室59としている。
また、エアバッグ46は、区画壁55を構成するテザー54の左右両側に、上流側室58から下流側室59に膨張用ガスGを流し可能なガス案内孔56,56を配設させている。これらの左右のガス案内孔56,56は、下流側室59への膨張用ガスGを、エアバッグ46の左縁46cと右縁46dとに沿わせて、エアバッグ46の上縁46aまで到達するように、配設されている。そのため、このエアバッグ46では、膨張用ガスGを流入させて膨張する際、まず、上流側室58が、左右両側に幅広く展開するように、膨張し、そして、その上流側室58の左右両側に位置するガス案内孔56,56から上方に膨張用ガスGを流し、下流側室59が、左右両側に幅広く、かつ、エアバッグ46の上縁46aまで、展開し、そして、下流側室59が、厚さを増すように膨張する展開膨張形態として、エアバッグ46が膨張できるように設定されている。なお、区画壁55の左右方向の中央には、区画壁55の近傍の下流側室59における左右方向の中央付近の厚さを確保できるように、膨張用ガスGを上方へ流し可能な小さな開口面積のガス流通孔55aが、形成されている。
このエアバッグ46では、外周壁を構成する織布が、上側布50、下前布51、及び、下後布52の三枚から構成されている。上側布50は、エアバッグ46の上縁46aを間にして、テザー54の上方のエリアにおける乗員側壁部47と車体側壁部48とを連ならせたような一枚状として、構成されている。下前布51は、テザー54の下方の車体側壁部48の部位を構成し、下後布52は、テザー54の下方の乗員側壁部47の部位を構成している。そして、エアバッグ46は、上側布50をエアバッグ46の上縁46a側の位置で折り返して、左右両縁を縫合しつつ、上側布50の下端側の車体側壁部48と乗員側壁部47との部位に対して、それぞれ、テザー54の前端54aと後端54bとを縫合し、さらに、下前布51と下後布52との上端を縫合し、ついで、下前布51と下後布52との左右両縁から下縁にかける部位相互を縫合すれば、形成することができる。
そして、第1実施形態の場合、ラッピングシート61は、テザー54の後端54bが縫合された乗員側壁部47との連結部位47aに、共縫いして、結合部64を縫合させている。このラッピングシート61は、エアバッグ46の折畳完了時の折畳完了形状を維持可能に、取付軸31,31に係止される係止片部62を一端側(第1実施形態の場合、平らに展開したエアバッグ46の下縁46b側となる下縁61b側)に配設され、結合部64から延びる他端側の上縁61a側にも、取付軸31,31に係止される折り姿勢規制部66を配設させている。係止片部62には、取付軸31,31を挿入させる係止孔62a,62aが形成されている。
折り姿勢規制部66は、結合部64から延びた端縁側となるラッピングシート61の上縁61a側に、取付軸31に係止可能な取付軸31用の補助係止部(取付軸用補助係止部)70を配設させ、この補助係止部70に、取付軸31,31を挿入させる係止孔70a,70aを形成している。
第1実施形態の場合、折り姿勢規制部66は、補助係止部70を取付軸31に係止させた際に、図6のA〜Dに示すように、折畳途中のエアバッグ46の折畳部位(ロール折畳部位)72を包んで、そのロール折りの折畳部位72の折り崩れを防止可能に、結合部64から補助係止部70までのエリアを、折畳部位72を巻く補助巻き部67として、構成されている。
さらに、第1実施形態の場合、結合部64が、区画壁55を構成するテザー54の後端54bの乗員側壁部47との連結部位47aに配置され、この結合部64は、図6のA〜Dに示すように、エアバッグ46の下流側室59を折り畳んだ際のロール折りの折畳部位72において、外周側における端部(車両搭載時には上端部となる)72aの端縁(車両搭載時には後縁となる)72b側に、配置されることとなる(図2参照)。
なお、第1実施形態のラッピングシート61は、不織布から構成されて、平らに展開させた状態で、上下方向に延びた長方形とし、包んだエアバッグ46の膨張時に、上下方向に容易に破断するように、左右方向に沿ったスリット61cが、上下方向に、複数段、配設されている。
このエアバッグ46の折畳工程を説明すると、図6のAに示すように、各取付孔48aから取付軸31としてのボルト30cを突出させ、挿通孔48bから本体29の端部を突出可能とするようにして、インフレーター28をエアバッグ46内に収納させておく。
ついで、図6のA,Bに示すように、平らに展開したエアバッグ46の上下方向の寸法を縮小するように、左右方向の折目LFを付けるような横折り工程を行なう。実施形態の場合には、上縁46aを下縁46bに接近させるように、上縁46a側を車体側壁部48の側で巻くようにロール折りして、折畳部位72を形成する。この時、下流側室59のエリア、すなわち、エアバッグ46の上縁46a側から結合部64までのエリアが、全てロール折りされることとなり、区画壁55の後端54bの乗員側壁部47への連結部位47aに共縫いされた結合部64は、ロール折りの折畳部位72の外周側で、かつ、上端部72aの後縁72bに配置されることとなる。
ついで、図6のCに示すように、ケース17の本体部18内に収納されたエアバッグ46が、インフレーター28の後面側近傍に、スペースを確保できるように、山折りの折目75を付け、そして、図6のDに示すように、各係止孔70aに取付軸31を挿入させて、折り姿勢規制部66の補助係止部70を取付軸31に係止させる。この状態では、折畳部位72が、折り姿勢規制部66の補助巻き部67により、インフレーター28側に押し付けるように包まれる状態となって、折り崩れを防止されることとなる。
さらに、図6のDと図7のAとに示すように、インフレーター28とその近傍のエアバッグ46の部位とを、円滑に、ケース17の本体部18に収納できるように、インフレーター28の左右に位置するエアバッグ46の余肉部位77を、内側に折り畳む。ついで、図7のB,Cに示すように、エアバッグ46の左右方向の寸法を縮小するように、前後方向に沿う折目VFを付ける縦折り工程を行なう。実施形態の場合に、ロール折りの折畳部位72の左縁72cと右縁72dとを折畳部位72の中央72fの下方側で相互に接近させるように、折り畳んで、エアバッグ46の折畳完了体79としている。そして、図7のDに示すように、各係止孔62aに取付軸31を挿入させて、ラッピングシート61の係止片部62を取付軸31に係止させれば、折り崩れを防止されるように、エアバッグ46がラッピングシート61に包まれて、そのエアバッグ46の折畳完了形状が、ラッピングシート61により維持されることとなる。なお、実施形態の場合、係止片部62を取付軸31に係止させた際、結合部64を経た係止孔62aから係止孔70aまでのラッピングシート61の上下方向(前後方向)のエリアが、折畳完了体79を、前後方向に沿う一巻き分、巻くように包んで、エアバッグ46の折り崩れを防止している。
このようにエアバッグ46を折り畳んだ後は、インフレーター28の各ボルト30cを取付孔18dから突出させるとともに、インフレーター28の本体29のコネクタ33側の端部を挿通孔18eから突出させるようにして、インフレーター28と折り畳まれたエアバッグ46とを、ケース17の本体部18内に収納させて、各ボルト30cにナット32を締結すれば、ケース17の本体部18に、インフレーター28とエアバッグ46とを取付固定することができる。
その後、ケース17の本体部18の各フック18b,18cを、連結壁部25,26の係止孔25a,26aに挿入係止させて、ケース17にエアバッグカバー21を組み付ける。さらに、ケース17のパネル部19の外周縁を、ブラケット4,5,6,7を利用してボディ1側に取付固定するとともに、リード線34を結線させたコネクタ33を、インフレーター28の本体29に接続させる。その後、インパネ14やアンダーカバー15(図1,2参照)を取り付ければ、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
膝保護用エアバッグ装置Sの車両への搭載後、リード線34を経てインフレーター28の本体29に作動信号が入力されれば、インフレーター28のガス吐出口29aから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、ディフューザー30のガス流出口30bを経て、エアバッグ46内に流入することとなる。そして、エアバッグ46は、膨張して、ラッピングシート61を破断させ、さらに、破断予定部22を破断させて、エアバッグカバー21の扉部23,23を上下両側に押し開き、図1,4の二点鎖線に示すように、運転者MDの膝Kを保護可能に、展開膨張することとなる。
そして、実施形態のラッピングシート61では、エアバッグ46の折畳途中のロール折りの折畳部位72の形成時において、折り姿勢規制部66を使用し、結合部64を引張りつつ、補助係止部70を取付軸31に係止させて、折畳途中のエアバッグ46のロール折畳形状を、エアバッグ46毎に安定して、規制することができる。そのため、その後の折り畳みも、エアバッグ46毎にバラツクことが抑えられて、安定して折畳完了形状に折り畳むことができ、そして、折畳完了時、係止片部62を所定の取付軸31に係止させれば、エアバッグ46毎に安定した折畳完了形状を確保して、ケース17の本体部18に収納させることができる。そのため、エアバッグ46は、折りを解消して展開膨張する際に、エアバッグ46毎に、安定した挙動で、展開膨張することができる。
また、折り姿勢規制部66が、別部材でなく、ラッピングシート61と一体的に構成されている。すなわち、折り崩れを防止可能に折畳完了形状を維持するラッピングシート61自体により、折畳途中のエアバッグ46の折畳形状を規制でき、折畳工程中に、簡便に使用することができる。勿論、折り姿勢規制部66は、単に、折畳途中のエアバッグ46の折り姿勢を所定の形状に維持するだけの機能でよく、ラッピングシート61自体の機能、すなわち、膨張時のエアバッグ46によって容易に破断可能として、エアバッグ46の折畳完了形状を維持できる機能を、阻害することなく配設することができる。
したがって、第1実施形態のラッピングシート61では、折畳途中のエアバッグ46の姿勢を規制することができて、簡便に、安定した折畳完了形状にエアバッグ46を折り畳むことができ、かつ、その折畳完了形状を維持して、ケース17の本体部18に収納することができる。
さらに、第1実施形態では、エアバッグ46が、平らに展開した状態から折畳方法を変える複数の折畳工程、実施形態の場合、横折り工程と縦折り工程とを経て、折り畳まれ、結合部64が、最終の縦折り工程以前の折畳工程である横折り工程完了後において、エアバッグ46のロール折りの折畳部位72の外周側に位置するように配置されている。そして、折り姿勢規制部66が、結合部64をエアバッグ46の折畳部位72の外周側に位置させた際に、補助係止部70を取付軸31に係止可能に、配設させ、さらに、その補助係止部70を取付軸31に係止させることにより、折畳部位72の折り崩れを防止可能に、結合部64から補助係止部70までのエリアを、折畳部位72を巻く補助巻き部67として、構成されている。
そのため、折畳途中のエアバッグ46の折畳部位72を、補助係止部70を取付軸31に係止させて、補助巻き部67により、折り崩れを防止して、巻くことができ、その後の折畳工程(縦折り工程)を、折り崩れを防止して、的確に行なえ、エアバッグ46毎の安定した折畳完了形状を、一層、容易に確保でき、かつ、コンパクトにすることができる。
さらに、第1実施形態の場合には、ラッピングシート61の結合部64が、取付軸31用の補助係止部70を取付軸31に係止させた際に、横折り工程でのロール折りの折畳部位72の端部となる上端部72aで、かつ、端縁となる後縁72bの位置に、配置されるように、設定されている。そして、この結合部64は、縦折り工程を経て折畳完了形状に折り畳まれたエアバッグ46の折畳完了体79においても、係止片部62を取付軸31に係止させれば、その折畳完了体79の端部となる上端部79aで、かつ、端縁となる後縁79bの位置に配置されるように、エアバッグ46が折り畳まれている(図2,7のD参照)。
そのため、結合部64が、エアバッグ46の折畳途中のロール折りの折畳部位72における上端部72aの後縁72bに配置されていれば、その折畳途中の折畳工程が、適正に、所定の折幅で、かつ、所定形状に折り畳まれていることを、容易に確認でき、さらに、折畳完了時においても、結合部64が、エアバッグ46の折畳完了体79の上端部79aの後縁79bに配置されていれば、折畳途中で折り畳んだ折畳部位72に折り崩れがなく、エアバッグ46全体が適正に折り畳まれていることを、簡便に確認することができる。
なお、第1実施形態の場合には、結合部64が、エアバッグ46を上流側室58と下流側室59とに区画する区画壁55における乗員側壁部47への連結部位47aに結合され、また、エアバッグ46が、結合部64と同じ位置となる連結部位47aを、下流側室59を折り畳んだ折畳部位72の端部(上端部)72aの端縁(後縁)72bに配置させるとともに、折畳完了体79の端部(上端部)79aの端縁(後縁)79bに配置させて、折り畳みを完了させている。
そして、実施形態のエアバッグ46では、膨張用ガスGの流入時に、まず、上流側室58が略膨張を完了させて、区画壁55を、ケース17の本体部18から突出させて左右方向に沿うように、配置させ、さらに、区画壁55の配設部位に配置されたガス案内孔56,56を通過して、エアバッグ46の左右両側の左縁46cと右縁46dとに沿って上向きに流れるように制御された膨張用ガスGにより、下流側室59が、左右方向に幅広く、上縁46aまで展開し、そして、厚さを膨らませる膨張形態により、膨張することとなる(図5のA参照)。
そのため、上流側室58と下流側室59とを区画する区画壁55の乗員側壁部47への連結部位47aであって、下流側室59を折り畳んだ折畳部位72の端部(上端部)72aの端縁(後縁)72bに、結合部64を設けておけば、折り姿勢規制部66を使用して、区画壁55の配設部位を、ずれた位置に配置させることなく、容易に所定の折畳位置に配置させることができる。その結果、エアバッグ46の膨張時において、上流側室58の膨張完了、区画壁55の配置、及び、ガス案内孔56の軸方向の向きが、バラツキ難く、エアバッグ46毎の展開膨張挙動を安定させることが可能となる。したがって、第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、エアバッグ46が膨張用ガスGを流入させて膨張する際、まず、上流側室58が、左右両側に幅広く展開するように、膨張し、そして、その上流側室58の左右両側に位置するガス案内孔56,56から上方に膨張用ガスGが流れ、下流側室59が、左右両側に幅広く、かつ、エアバッグ46の上縁46aまで、展開し、そして、下流側室59が、厚さを増すように膨張する展開膨張形態として、エアバッグ46が膨張できるように設定されることとなり、運転者MDの乗員の膝Kが、コラムカバー13等の車体側の部材に接近していても、その間の狭い隙間に、膝Kを受け止める下流側室59を、円滑に配置させ、配置後に、厚さを厚くするように膨らませるように膨張して、クッション性良く、膝Kを保護することができることとなる。
なお、第1実施形態では、ラッピングシート61の結合部64を、区画壁55を構成するテザー54の後端54bの乗員側壁部47の連結部位47aに共縫いした場合を示したが、図8〜10に示す第2実施形態のラッピングシート61Aのように、エアバッグ46の山折りの折目75の部位に、結合部64Aを設けてもよい。
このラッピングシート61Aは、図9のAに示すように、下縁61bを、結合部64Aとして、折目75の部位に縫合させて結合させ、結合部64Aから、上方に延びて、取付軸31用の補助係止部70Aを設けたエリアまでを、折目設定部68としての折り姿勢規制部66Aとし、上縁61a側を、エアバッグ46の折畳完了体79を包んで、取付軸31に係止させる係止片部62Aとして、構成されている。
この第2実施形態のラッピングシート61Aは、第1実施形態と同様に、不織布から構成されて、平らに展開させた状態で、上下方向に延びた長方形とし、包んだエアバッグ46の膨張時に、上下方向に容易に破断するように、左右方向に沿ったスリット61cが、上下方向に、複数段、配設されている(図9のB,C参照)。
このラッピングシート61Aを使用したエアバッグ46の折畳工程を説明すると、まず、図9のAに示すように、各取付孔48aから取付軸31としてのボルト30cを突出させ、挿通孔48bから本体29の端部を突出可能とするようにして、インフレーター28をエアバッグ46内に収納させておく。
ついで、図9のA,Bに示すように、平らに展開したエアバッグ46の上下方向の寸法を縮小するように、左右方向の折目LFを付けるような横折り工程を行なう。第2実施形態の場合でも、上縁46aを下縁46bに接近させるように、上縁46a側を車体側壁部48の側で巻くようにロール折りして、折畳部位72を形成する。この時、第1実施形態と同様に、下流側室59のエリアが、全てロール折りされることとなる。
ついで、図9のCに示すように、エアバッグ46がインフレーター28の後面側近傍にスペースを確保できるように、山折りの折目75を付けるために、折り姿勢規制部66Aを引張り(実際には、上縁61a側の係止片部62Aを把持して引張り)、そして、図9のDに示すように、補助係止部70Aの各係止孔70aに取付軸31を挿入させて、折り姿勢規制部66Aの補助係止部70Aを取付軸31に係止させる。この状態では、結合部64Aから補助係止部70Aまでの折り姿勢規制部66Aとしての折目設定部68が、折目75を引張って付けるとともに、折畳部位72が、結合部64Aから補助係止部70Aまでのエリアで、インフレーター28側に押し付けるように包まれる状態となって、折り崩れを防止されることとなる。すなわち、この第2実施形態では、結合部64Aから補助係止部70Aまでの折り姿勢規制部66Aが、折目設定部68として機能するとともに、折り崩れを防止して折畳部位72を包む補助巻き部67Aとしても機能することとなる。
ついで、図9のDと図10のAとに示すように、インフレーター28の左右に位置するエアバッグ46の余肉部位77を、内側に折り畳む。ついで、図10のB,Cに示すように、エアバッグ46の左右方向の寸法を縮小するように、前後方向に沿う折目VFを付ける縦折り工程を行なう。第2実施形態の場合も、ロール折りの折畳部位72の左縁72cと右縁72dとを折畳部位72の中央72fの下方側で相互に接近させるように、折り畳んで、エアバッグ46の折畳完了体79としている。そして、図10のDに示すように、各係止孔62aに取付軸31を挿入させて、ラッピングシート61Aの係止片部62Aを取付軸31に係止させれば、折り崩れを防止されるように、エアバッグ46がラッピングシート61に包まれて、そのエアバッグ46の折畳完了形状が、ラッピングシート61Aにより維持されることとなる。なお、第2実施形態の場合、係止片部62Aを取付軸31に係止させた際、補助係止部70Aの係止孔70aから係止片部62Aの係止孔62aまでのラッピングシート61Aの上下方向(前後方向)のエリアが、折畳完了体79を、前後方向に沿う一巻き分、巻くように包んで、エアバッグ46の折り崩れを防止している。
そして、このように折り畳んだエアバッグ46は、第1実施形態と同様に車両に搭載することとなり、膝保護用エアバッグ装置Sの作動時には、エアバッグ46の膨張に伴い、ラッピングシート61Aは、円滑に破断して、エアバッグ46を、ケース17の本体部18から突出させ、展開膨張させることができる。
そして、この第2実施形態のラッピングシート61Aでは、エアバッグ46の折畳途中において、折目設定部68としての折り姿勢規制部66Aにおける取付軸31用の補助係止部70Aを取付軸31に係止させれば、エアバッグ46の山折りの折目75を、容易に、結合部64Aを設けた所定位置に、安定して付けることが可能となり、簡便に、安定した折畳完了形状にエアバッグ46を折り畳むことができるとともに、迅速にエアバッグ46を折り畳むことができる。勿論、エアバッグ46の山折りの折目75を、所定位置に配置させることができるため、エアバッグ46の展開膨張における折りの解消の挙動を、一層、エアバッグ46毎に安定させることにも寄与できる。
なお、第2実施形態の場合には、上流側室58のインフレーター28の後面側近傍にスペースを設けるための折目75を、的確に付けるように、ラッピングシート61Aの折目設定部68を使用しており、インフレーター28から膨張用ガスが吐出されれば、上流側室58の膨張完了を迅速に行うことができ、その後の下流側室59の展開膨張挙動も、迅速に行うことができることとなる。
エアバッグ46に山折りの折目75を円滑に付けるように、図11〜13に示す第3実施形態のように、二つのラッピングシート61B,81を使用して、エアバッグ46を包むようにしてもよい。第3実施形態のラッピングシート61Bは、図12のAに示すように、第1実施形態のラッピングシート61に、ラッピングシート81との干渉を防止する凹部61dが下縁61bの左右方向の中央から上方に延びるように設けられた点が、相違するだけで、第1実施形態のラッピングシート61の係止片部62、結合部64、取付軸31用の補助係止部70を有した補助巻き部67としての折り姿勢規制部66と同様な、係止片部62B、結合部64B、取付軸31用の補助係止部70Bを有した補助巻き部67Bとしての折り姿勢規制部66Bを備えて、略長方形状に構成されている。
そして、ラッピングシート81は、図12のAに示すように、逆T字形状に形成されて、エアバッグ46の山折りの折目75に結合される結合部84を上縁81aに配設させ、下縁81bに取付軸31,31を挿入させる係止孔82aを有した補助係止部82を配設させている。そして、ラッピングシート81は、エアバッグ46の折畳途中における山折りの折目75の引き出し時に、補助係止部82を取付軸31に係止可能に、配設されて、結合部84から補助係止部82までのエリアを、山折りの折目75を規定する折目設定部83として、構成されている(図12のD参照)。
なお、これらのラッピングシート61B,81も、各実施形態と同様に、不織布等から形成されるとともに、包んだエアバッグ46の膨張時に、上下方向に容易に破断するように、左右方向に沿ったスリット61c,81cが、適宜、配設されている(図12のB参照)。
この第3実施形態のラッピングシート61Bとラッピングシート81とを使用して、エアバッグ46を折り畳む場合には、まず、図12のAに示すように、各取付孔48aから取付軸31としてのボルト30cを突出させ、挿通孔48bから本体29の端部を突出可能とするようにして、インフレーター28をエアバッグ46内に収納させておく。
ついで、図12のA,Bに示すように、平らに展開したエアバッグ46の上下方向の寸法を縮小する横折り工程として、上縁46aを下縁46bに接近させるように、上縁46a側を車体側壁部48の側で巻くようにロール折りして、折畳部位72を形成する。この時、下流側室59におけるエアバッグ46の上縁46a側から結合部64までのエリアが、全てロール折りされることとなり、結合部64Bが、ロール折りの折畳部位72の外周側で、かつ、上端部72aの後縁72bに配置されることとなる。
ついで、図12のC,Dに示すように、各係止孔70aに取付軸31を挿入させて、折り姿勢規制部66Bの補助係止部70Bを取付軸31に係止させるとともに、エアバッグ46に山折りの折目75を付けるように、ラッピングシート81を引張って、各係止孔82aに取付軸31を挿入させて、補助係止部82を取付軸31に係止させる。この時、ラッピングシート81の折目設定部83によって、結合部84を結合させた部位に折目75が付けられるとともに、折畳部位72が、折り姿勢規制部66Bの補助巻き部67Bにより、インフレーター28側に押し付けるように包まれる状態となって、折り崩れを防止されることとなる。
さらに、図12のDと図13のAとに示すように、インフレーター28の左右に位置するエアバッグ46の余肉部位77を、内側に折り畳む。ついで、図13のB,Cに示すように、エアバッグ46の左右方向の寸法を縮小する縦折り工程として、ロール折りの折畳部位72の左縁72cと右縁72dとを折畳部位72の中央72fの下方側で相互に接近させるように、折り畳んで、エアバッグ46の折畳完了体79とし、さらに、図13のDに示すように、各係止孔62aに取付軸31を挿入させて、ラッピングシート61Bの係止片部62Bを取付軸31に係止させれば、折り崩れを防止されるように、エアバッグ46がラッピングシート61Bに包まれて、そのエアバッグ46の折畳完了形状が、ラッピングシート61Bにより維持されることとなる。
そして、このように折り畳んだエアバッグ46は、第1実施形態と同様に車両に搭載することとなり、膝保護用エアバッグ装置Sの作動時には、エアバッグ46の膨張に伴い、ラッピングシート61B,81は、円滑に破断して、エアバッグ46を、ケース17の本体部18から突出させ、展開膨張させることができる。
そして、この第3実施形態のラッピングシート61Aとラッピングシート81とを使用してエアバッグ46を折り畳む際には、第1実施形態に比べて、山折りの折目75を、迅速に、かつ、安定して付けることができることとなる。
また、図14〜16に示す第4実施形態のラッピングシート61Cを使用して、エアバッグ46を折り畳んでもよい。この第4実施形態のラッピングシート61Cは、不織布等からなる二枚の帯片90,90から構成されている(図15のA参照)。
各帯片90からなるラッピングシート61Cは、図15のAに示すように、それぞれの結合部64Cをエアバッグ46の左縁46cと右縁46dとに結合させている。さらに詳しくは、エアバッグ46のロール折りを行なった折畳部位72の折幅内のエリアにおける最も左右方向に突出する部位の左縁72cと右縁72dとの部位において、乗員側壁部47と車体側壁部48とに共縫いされるように、結合されている。
そして、各ラッピングシート61Cの結合部64Cから離れた先端側には、各取付軸31に挿入される係止孔62aを備えた係止片部62Cが配設されて、エアバッグ46の折畳完了時には、相互にクロスするように、各係止片部62Cを取付軸31に係止させて、エアバッグ46の折畳完了体79を、折り崩れを防止して、包めるように構成されている(図16のC,D参照)。なお、これらのラッピングシート61Cには、エアバッグ46の膨張時に円滑に破断できるように、短手方向に沿うスリット61cが、適宜配設されている。
さらに、各ラッピングシート61Cは、図15のCに示すように、係止孔62aが、エアバッグ46を折り畳む際に使用する折り作業台92に設けられたピン状の治具93を挿入させて、係止片部62Cが、治具93に対して係止されるように、構成されている。こららの折り作業台92上の治具93の配置位置は、ロール折りした折畳部位72を、平らに展開させて折り作業台92上に載せて、折畳部位72の左縁72cと右縁72dに結合された結合部64Cから係止片部62Cまでを、それぞれ、左右方向両側へ引張り、折畳部位72を弛まずに固定できる状態として、各係止片部62Cを治具93に係止できる位置としている。
なお、折り作業台92上では、ロール折りを完了させた折畳部位72を表裏を変えるように反転させて、折目75を付けたり、余肉部位77の曲げ、さらには、縦折り工程等が行なわれることとなる。
そして、ロール折りの折畳部位72を反転させて折り作業台92上に載せた際に、係止片部62Cを治具93に係止させることにより、折畳途中のエアバッグ46の折畳部位72における結合部64C付近を固定できることとなり、折目75を付けたり、余肉部位77の曲げ、さらには、縦折り工程等を容易に行なうことができることとなる。すなわち、係止片部62Cが、治具93を係止させる治具用の補助係止部71を有した折り姿勢規制部66Cとして、兼用されることとなる。そのため、補助係止部71の治具93を挿入させる係止孔71aと、取付軸31を挿入させる係止孔62aとは、同一のものとなる。
この第4実施形態のラッピングシート61Cを使用したエアバッグ46の折り畳みを説明すると、まず、図15のAに示すように、各取付孔48aから取付軸31としてのボルト30cを突出させ、挿通孔48bから本体29の端部を突出可能とするようにして、インフレーター28をエアバッグ46内に収納させておく。
ついで、図15のA,Bに示すように、平らに展開したエアバッグ46の上下方向の寸法を縮小する横折り工程として、上縁46aを下縁46bに接近させるように、上縁46a側を車体側壁部48の側で巻くようにロール折りして、折畳部位72を形成する。この時、下流側室59のエリアが、全てロール折りされることとなる。
ついで、図15のB,Cに示すように、表裏を変えるように反転させて、各ラッピングシート61Cの係止孔71aに治具93を挿入させて、補助係止部71を治具93に係止させ、係止片部62Cと兼用の折り姿勢規制部66Cによって、折畳途中のエアバッグ46の折畳部位72における結合部64C付近を固定する。
そして、図15のCや図16のAに示すように、エアバッグ46に山折りの折目75を付けるとともに、インフレーター28の左右に位置するエアバッグ46の余肉部位77を、内側に折り畳む。
ついで、図16のB,C,Dに示すように、エアバッグ46の左右方向の寸法を縮小する縦折り工程として、ロール折りの折畳部位72の左縁72cと右縁72dとを折畳部位72の中央72fの下方側で相互に接近させるように、折り畳んで、エアバッグ46の折畳完了体79を形成するとともに、各係止孔62aに取付軸31を挿入させて、各ラッピングシート61Cの係止片部62Cを取付軸31に係止させれば、折り崩れを防止されるように、エアバッグ46がラッピングシート61Cに包まれて、そのエアバッグ46の折畳完了形状が、ラッピングシート61Cにより維持されることとなる。
そして、このように折り畳んだエアバッグ46は、第1実施形態と同様に車両に搭載することとなり、膝保護用エアバッグ装置Sの作動時には、エアバッグ46の膨張に伴い、ラッピングシート61Cは、円滑に破断して、エアバッグ46を、ケース17の本体部18から突出させ、展開膨張させることができる。
そして、この第4実施形態のラッピングシート61Cでは、折り姿勢規制部66Cの治具93用の補助係止部71を、折り作業台92の治具93に係止させて、折畳途中のエアバッグ46の折畳部位72における結合部64C付近を固定できるため、表裏を変えて必要な折りを行なう際、エアバッグ46の結合部64C付近がぶれず、容易かつ円滑に行なうことができ、簡便に、安定した折畳完了形状にエアバッグ46を折り畳むことができる。さらに、この補助係止部71は、係止片部62Cとして利用できるため、補助係止部71と係止片部62Cとを別々に設ける場合に比べて、ラッピングシート61Cの形状をコンパクトにすることができる。
なお、各実施形態では、エアバッグ46に結合部64,64A,64B,64Cを結合させる際、縫合させた場合を示したが、接着を利用してもよい。さらに、エアバッグ46の外周壁を構成する部材に、予め、一体的にラッピングシートの部位を形成しておいて、エアバッグの部位に対するラッピングシートの連結部位を、結合部として設定して、本発明のラッピングシートを構成してもよい。
また、各実施形態では、ステアリングコラム9の下方に配設されて運転者MDの膝Kを保護するための膝保護用エアバッグ装置Sのエアバッグ46に使用されるラッピングシート61,61A,61B,61Cを例に採り説明したが、助手席前方に配設される膝保護用エアバッグ装置のエアバッグや、助手席用、運転席用、頭部保護用等のエアバッグ装置のエアバッグにも、本発明のラッピングシートは適用可能である。
本発明の第1実施形態のラッピングシートが包むエアバッグを備えた構成の膝保護用エアバッグ装置を示すもので、エアバッグ装置の搭載状態の車両前後方向の概略縦断面図である。 膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。 図2のIII−III部位の概略断面図である。 膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。 第1実施形態で使用するエアバッグの正面図と縦断面図である。 第1実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図である。 第1実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図であり、図6の後の工程を示す。 第2実施形態のラッピングシートが包むエアバッグを備えた構成の膝保護用エアバッグ装置を示すもので、エアバッグ装置の搭載状態の車両前後方向の概略縦断面図である。 第2実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図である。 第2実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図であり、図9の後の工程を示す。 第3実施形態のラッピングシートが包むエアバッグを備えた構成の膝保護用エアバッグ装置を示すもので、エアバッグ装置の搭載状態の車両前後方向の概略縦断面図である。 第3実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図である。 第3実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図であり、図12の後の工程を示す。 第3実施形態のラッピングシートが包むエアバッグを備えた構成の膝保護用エアバッグ装置を示すもので、エアバッグ装置の搭載状態の車両前後方向の概略縦断面図である。 第4実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図である。 第4実施形態のエアバッグの折畳工程を順に説明する図であり、図15の後の工程を示す。
符号の説明
17…(収納部位)ケース、
18…(ケースの)本体部、
31…取付軸、
46…エアバッグ、
61,61A,61B,61C…ラッピングシート、
62,62A、62B,62C…係止片部、
62a,70a,71a…係止孔、
64,64A,64B,64C…結合部、
66,66A,66B,66C…折り姿勢規制部、
67,67A,67B…補助巻き部、
68…折目設定部、
70,70A,70B…(取付軸用)補助係止部、
71…(治具用)補助係止部、
72…折畳部位、
72a…(端部)上端部、
72b…(端縁)後縁、
75…(山折りの)折目、
79…折畳完了体、
79a…(端部)上端部、
79b…(端縁)後縁、
92…折り作業台、
93…治具。

Claims (5)

  1. 膨張時のエアバッグに押されて破断可能として、折り畳まれた前記エアバッグの折畳完了形状を維持して前記エアバッグを包み可能とし、
    折り畳まれた前記エアバッグの収納部位への取付用に前記エアバッグから突出している取付軸に対して、係止可能な係止片部を備え、
    該係止片部を前記取付軸に係止させて、前記エアバッグの折畳完了形状を維持可能とするラッピングシートであって、
    前記エアバッグの一部に結合される結合部が、配設され、
    前記結合部から延びる部位に、
    前記係止片部が、配設されるとともに、さらに、
    前記取付軸、若しくは、折畳時の前記エアバッグの周囲の治具に、係止可能な補助係止部を備えて構成されて、前記補助係止部を、前記取付軸若しくは前記治具に係止させることにより、折畳途中での前記エアバッグの折畳形状を規制可能な折り姿勢規制部が、配設されていることを特徴とするラッピングシート。
  2. 前記エアバッグが、平らに展開した状態から複数の折畳工程を経て折り畳まれ、
    前記結合部が、最終の折畳工程以前の折畳工程において、前記エアバッグの折畳部位の外周側に位置するように配置され、
    前記折り姿勢規制部が、
    前記補助係止部を、前記取付軸に係止可能な取付軸用補助係止部とし、かつ、前記結合部を前記エアバッグの折畳部位の外周側に位置させた際に、前記取付軸用補助係止部を前記取付軸に係止可能に、配設させるとともに、
    前記取付軸用補助係止部を前記取付軸に係止させることにより、前記折畳部位を包んで前記折畳部位の折り崩れを防止可能に、前記結合部から前記取付軸用補助係止部までのエリアを、前記折畳部位を巻く補助巻き部として、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラッピングシート。
  3. 前記結合部が、前記取付軸用補助係止部を前記取付軸に係止させた際に、前記折畳部位の端部の端縁の位置に配置され、
    前記係止片部が、折畳完了形状に折り畳まれた前記エアバッグの折畳完了体の端部の端縁に、前記結合部を露出させて、前記取付軸に係止されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のラッピングシート。
  4. 前記結合部が、前記エアバッグの折り畳みの山折りの折目となる部位に配設され、
    前記折り姿勢規制部が、
    前記補助係止部を、前記エアバッグの折畳途中に前記取付軸に係止可能な取付軸用補助係止部とし、かつ、前記エアバッグの折畳途中における前記山折りの折目の引き出し時に、前記取付軸用補助係止部を前記取付軸に係止可能に、配設させるとともに、
    前記取付軸用補助係止部を前記取付軸に係止させることにより、前記結合部から前記取付軸用補助係止部までのエリアを、前記山折りの折目を引き出して付ける折目設定部として、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラッピングシート。
  5. 前記エアバッグが、平らに展開した状態から、折り作業台上で、表裏を変えつつ複数の折畳工程を経て折り畳まれ、
    前記折り姿勢規制部が、
    前記補助係止部を、前記エアバッグの折畳途中での前記折り作業台に配設された前記治具に、係止可能な治具用補助係止部とし、かつ、該治具用補助係止部を前記治具に係止させることにより、折畳途中の前記エアバッグの折畳部位における前記結合部付近を固定可能に、配設され、さらに、
    前記治具用補助係止部を、前記エアバッグの折畳完了時に、前記取付軸に係止可能として、
    前記エアバッグの折畳完了形状を維持可能な前記係止片部と、兼用されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラッピングシート。
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