JP2005027814A - ゴルフボール - Google Patents

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Hiroyuki Nagasawa
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Abstract

【解決手段】(A)シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンを含むゴム基材と、(B)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩と、(C)無機充填剤と、(D)1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパンよりなる群から選択された1種又は2種以上の有機過酸化物と、を含有するゴム組成物の加硫成形物を構成要素とすることを特徴とするゴルフボール。
【効果】本発明のゴルフボールは、反発性に優れて良好な飛び性能を有するのみならず、加硫時間が短縮できて生産性に優れるゴルフボールである。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソリッドコア等を形成するゴム組成物の改良により、反発性に優れて良好な飛び性能を有し、しかも生産性に優れたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ゴルフボールに優れた反発性を付与することを目的として、ゴルフボール用のゴム基材として好適に用いられるポリブタジエンの配合を、種々改良することが行われている。
【0003】
例えば、特開昭62−89750号公報には、ゴム基材としてNi,Co触媒を用いて合成したムーニー粘度が70〜100のポリブタジエンと、ランタン系触媒で合成したムーニー粘度が30〜90のポリブタジエン又はNi,Co触媒を用いて合成したムーニー粘度が20〜50のポリブタジエンとを配合してなるソリッドゴルフボール用ゴム組成物が提案されている。
また、特開平2−268778号公報には、VIII族触媒で合成したムーニー粘度が50未満のポリブタジエンと、ランタニド触媒で合成したムーニー粘度が50未満のポリブタジエンとを配合して形成したゴルフボールが提案されている。
さらに、特開平11−70187号公報には、低ムーニー粘度のポリブタジエンにて中間層が形成されたマルチピースソリッドゴルフボール、特開平11−319148号公報には、Ni,Co触媒を用いて合成したムーニー粘度が50〜69のポリブタジエンとランタノイド系触媒を用いて合成したムーニー粘度が20〜90のポリブタジエンとを配合したゴム組成物にて形成されたソリッドゴルフボール、特開平11−164912号公報には、1,2−ビニル結合を2.0%以下とし、重量平均分子量と数平均分子量との比Mw/Mnが3.5以下のゴム組成物を用いて形成されたソリッドゴルフボール、特開昭63−275356号公報には、高ムーニー粘度のポリブタジエンが配合されたゴム組成物にて形成されたゴルフボール、特開平3−151985号公報には、数平均分子量が高いポリブタジエンと低いポリブタジエンとを配合してなるゴム組成物にて形成されたゴルフボールがそれぞれ提案されている。
しかしながら、これらのいずれの提案によるゴルフボールも、反発性の点で改良の余地を有するものであった。
【0004】
一方、ゴム成分の架橋に際して、特開昭61−71070号公報には2種の有機過酸化物を用いることが、特開昭62−112574号公報には少量の有機過酸化物を用いることが記載されている。しかし、これらの方法により得られるゴム架橋物を用いたゴルフボールは反発性が充分ではなく、しかも架橋に長時間を要する結果、生産性に劣るという問題を有していた。
特開2001−149505号公報、特開2001−149506号公報、特開2001−149507号公報にもゴム組成物の提案があるが、なお反発性の点で改良の余地を有するものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開昭58−225138号公報
【特許文献2】
特開昭62−89750号公報
【特許文献3】
特開昭62−112574号公報
【特許文献4】
特開昭63−275356号公報
【特許文献5】
特開平3−151985号公報
【特許文献6】
特開平2−268778号公報
【特許文献7】
特開平11−70187号公報
【特許文献8】
特開平11−164912号公報
【特許文献9】
特開平11−319148号公報
【特許文献10】
特開昭61−71070号公報
【特許文献11】
特開2001−149505号公報
【特許文献12】
特開2001−149506号公報
【特許文献13】
特開2001−149507号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、反発性に優れて良好な飛び性能を有するのみならず、加硫時間が短縮できて生産性に優れるゴルフボールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(A)シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンを含むゴム基材と、(B)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩と、(C)無機充填剤と、(D)1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパンよりなる群から選択された1種又は2種以上の有機過酸化物と、を含有するゴム組成物の加硫成形物を構成要素とすること、特に、ソリッドゴルフボールのソリッドコアとして用いることにより、生産性に優れ、しかも反発性の良好なゴルフボールが得られることを知見し、本発明をなすに至った。
【0008】
即ち、本発明は、下記のゴルフボールを提供する。
請求項1:
次の(A)〜(D)の各成分、
(A)シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンを含むゴム基材、
(B)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
(C)無機充填剤、
(D)1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパンよりなる群から選択された1種又は2種以上の有機過酸化物、を含有するゴム組成物の加硫成形物を構成要素とすることを特徴とするゴルフボール。
請求項2:
前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンが、前記(A)成分中に占める割合が50質量%以上であり、かつ前記ゴム組成物が、前記(A)成分100質量部に対して前記(B)成分を10〜60質量部、前記(C)成分を5〜80質量部、前記(D)成分を0.05〜3質量部配合してなる請求項1記載のゴルフボール。
請求項3:
さらに、前記(A)成分100質量部に対し、(E)ジアルキルパーオキサイド類を0.1〜3質量部配合してなる請求項1又は2記載のゴルフボール。
請求項4:
さらに、前記(A)成分100質量部に対して、(F)有機硫黄化合物を0.1〜8質量部配合してなる請求項1,2又は3記載のゴルフボール。
請求項5:
前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンが、希土類元素系触媒を用いて合成された請求項1乃至4のいずれか1項に記載のゴルフボール。
請求項6:
前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンが、Nd系触媒を用いて合成され、引き続き末端変性剤を反応させて得られた変性ポリブタジエンゴムである請求項1乃至5のいずれか1項に記載のゴルフボール。
請求項7:
前記ゴム組成物の加硫成形物から、2−メチル−2−ペンタノール、ε−カプロラクトン、及び3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンのいずれか又はその組み合わせが検出される請求項1乃至6のいずれか1項に記載のゴルフボール。
【0009】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボールは、以下の(A)〜(D)の各成分、
(A)シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンを含むゴム基材、
(B)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
(C)無機充填剤、
(D)1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパンよりなる群から選択された1種又は2種以上の有機過酸化物、を含有するゴム組成物の加硫成形物を構成要素とするものである。
【0010】
上記(A)成分に含まれるポリブタジエンとしては、そのポリマー鎖中に、シス−1,4−結合を60%以上、好ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上有するポリブタジエンであることが必要である。シス−1,4−結合が少なすぎると、ゴルフボールの反発性が低下するため本発明の目的が達成し得ない。
また、上記ポリブタジエンに含まれる1,2−ビニル結合の含有量としては、そのポリマー鎖中に通常2%以下、好ましくは1.7%以下、更に好ましくは1.5%以下である。1,2−ビニル結合の含有量が多すぎると、反発性が低下する場合がある。
【0011】
上記ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4(100℃))値としては、反発性に優れるゴム組成物を得る観点、或いは、良好な押し出し作業性を有するゴム組成物を得る観点から、通常30以上、好ましくは40以上、より好ましくは50以上、更に好ましくは52以上、上限として通常140以下、好ましくは120以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは80以下である。
なお、本発明でいうムーニー粘度とは、いずれも回転可塑度計の一種であるムーニー粘度計で測定される工業的な粘度の指標(JIS K6300)であり、単位記号としてML1+4(100℃)を用いる。ここで、Mはムーニー粘度、Lは大ロータ(L型)、1+4は予備加熱時間が1分間、ロータの回転時間が4分間であることを示し、100℃の条件下にて測定したことを示す。
【0012】
本発明で用いる上記ポリブタジエンとしては、良好な反発性を有するゴム組成物の加硫成形物を得る観点から、希土類元素系触媒又はVIII族金属化合物触媒で合成されたものであることが好ましく、中でも特に希土類元素系触媒で合成されたものであることが好ましい。
【0013】
このような希土類元素系触媒としては、特に限定されるものではないが、例えばランタン系列希土類元素化合物と、有機アルミニウム化合物、アルモキサン、ハロゲン含有化合物、必要に応じルイス塩基とを組み合わせてなる触媒を挙げることができる。
【0014】
上記ランタン系列希土類元素化合物としては、原子番号57〜71の金属の、ハロゲン化物、カルボン酸塩、アルコラート、チオアルコラート、アミド化物、等を挙げることができる。
【0015】
上記有機アルミニウム化合物としては、例えば、AlR(ここで、R、R及びRは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素又は炭素数1〜8の炭化水素残基を表す)で示されるものを用いることができる。
【0016】
上記アルモキサンとしては、下記式(I)又は下記式(II)で示される構造を有する化合物を好適に挙げることができる。この場合、ファインケミカル,23,(9),5(1994)、J.Am.Chem.Soc.,115,4971(1993)、J.Am.Chem.Soc.,117,6465(1995)で示されるアルモキサンの会合体でもよい。
【0017】
【化1】
Figure 2005027814
(式中、Rは、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、nは2以上の整数である。)
【0018】
上記ハロゲン含有化合物としては、AlX3−n(ここで、Xはハロゲンを示し、Rは、炭素数が1〜20の炭化水素残基であり、例えば、アルキル基、アリール基、アラルキル基であり、nは、1、1.5、2又は3を示す)で示されるアルミニウムハライド、MeSrCl、MeSrCl、MeSrHCl、MeSrClなどのストロンチウムハライド、その他、四塩化ケイ素、四塩化スズ、四塩化チタンなどの金属ハライド等を挙げることができる。
【0019】
上記ルイス塩基としては、ランタン系列希土類元素化合物を錯化するのに用いることができるルイス塩基であれば特に限定されないが、例えば、アセチルアセトン、ケトンアルコールなどを挙げることができる。
【0020】
本発明においては、特に、ランタン系列希土類元素化合物としてネオジウム化合物を用いたネオジウム系触媒の使用が、1,4−シス結合が高含量、1,2−ビニル結合が低含量のポリブタジエンゴムを優れた重合活性で得られるので好ましく、これらの希土類元素系触媒の具体例は、特開平11−35633号公報に記載されているものを好適に挙げることができる。
【0021】
ランタン系列希土類元素化合物を用いた希土類元素系触媒の存在下でブタジエンを重合させる場合、シス含量を上記範囲とする観点、及び、得られるポリブタジエンの分子量分布(Mw/Mn)を後述の範囲とする観点から、ブタジエン/ランタン系列希土類元素化合物の量比としては、モル比で通常1,000〜200万、特には5,000〜100万とすることが好ましく、また、AlR/ランタン系列希土類元素化合物の量比としては、モル比で通常1〜1,000、特には3〜500とすることが好ましい。更に、ハロゲン化合物/ランタン系列希土類元素化合物の量比としては、モル比で通常0.1〜30、特に0.2〜15であることが好ましい。ルイス塩基/ランタン系列希土類元素化合物の量比としては、モル比で通常0〜30、特に1〜10とすることが好ましい。
なお、希土類元素系触媒の存在下でブタジエンを重合させる場合、溶媒を使用しても、溶媒を使用せずにバルク重合或いは気相重合してもよく、重合温度は通常−30〜150℃、好ましくは10〜100℃とすることができる。
【0022】
本発明において(A)成分に含まれるポリブタジエンは、上記の希土類元素系触媒によるブタジエンの重合に引き続き、ポリマーの活性末端に末端変性剤を反応させることにより得られるものであってもよい。
【0023】
このような変性ポリブタジエンゴムは、上記の重合に引き続き、下記(i)〜(vii)に記載した末端変性剤を使用することにより得ることができる。
(i)ポリマーの活性末端にアルコキシシリル基を持つ化合物。アルコキシシリル基を持つ化合物としては、エポキシ基又はイソシアナート基を分子内に少なくとも1個有するアルコキシシラン化合物が好適に使用される。具体例としては、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのエポキシ基含有アルコキシシラン;3−イソシアナートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジエトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのイソシアナート基含有アルコキシシラン化合物が挙げられる。
【0024】
上記アルコキシシリル基を持つ化合物を、ポリマーの活性末端に反応させる際には、反応を促進させるためにルイス酸を添加してもよい。ルイス酸が触媒としてカップリング反応を促進させ、変性ポリマーのコールドフローが改良され貯蔵安定性がよくなる。ルイス酸の具体例としては、ジアルキルスズジアルキルマレート、ジアルキルスズジカルボキシレート、アルミニウムトリアルコキシドなどが挙げられる。
【0025】
(ii)R M′X4−n、M′X、M′X、R M′(−R−COOR4−n又はR M′(−R−COR4−n(式中、R及びRは、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、Rは炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基であり、側鎖にカルボニル基又はエステル基を含んでいてもよく、M′はスズ原子、ケイ素原子、ゲルマニウム原子又はリン原子、Xはハロゲン原子、nは0〜3の整数を示す)に対応するハロゲン化有機金属化合物、ハロゲン化金属化合物、又は有機金属化合物、
(iii)分子中に、Y=C=Z結合(式中、Yは炭素原子、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子、Zは酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す)を含有するヘテロクムレン化合物、
(iv)分子中に下記結合を含有するヘテロ3員環化合物、
【化2】
Figure 2005027814
(式中、Yは、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す。)
(v)ハロゲン化イソシアノ化合物、
(vi)R−(COOH) 、R(COX) 、R10−(COO−R11 、R12−OCOO−R13、R14−(COOCO−R15 、又は下記式で示されるカルボン酸、酸ハロゲン化物、エステル化合物、炭酸エステル化合物又は酸無水物、
【化3】
Figure 2005027814
(式中、R〜R16は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜50の炭素原子を含む炭化水素基、Xはハロゲン原子、mは1〜5の整数を示す。)
(vii)R17 M″(OCOR184−l 、R19 M″(OCO−R20−COOR214−l、又は下記式で示されるカルボン酸の金属塩
【化4】
Figure 2005027814
(式中、R17〜R23は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、M″はスズ原子、ケイ素原子又はゲルマニウム原子、lは0〜3の整数を示す。)等を挙げることができる。
【0026】
以上に示される末端変性剤の具体例及び反応させる方法は、例えば、特開平11−35633号公報、特開平7−268132号公報、特開2002−293996号公報等に記載されているもの及び方法を挙げることができる。
【0027】
一方、上記VIII族触媒としては、特に限定されるものではないが、例えば下記のニッケル系触媒、コバルト系触媒を挙げることができる。
ニッケル系触媒としては、例えば、ニッケルケイソウ土のような1成分系、ラネーニッケル/四塩化チタンのような2成分系、ニッケル化合物/有機金属/三フッ化ホウ素エーテラートのような3成分系のもの等を挙げることができる。なお、ニッケル化合物としては、担体付還元ニッケル、ラネーニッケル、酸化ニッケル、カルボン酸ニッケル、有機ニッケル錯塩などが用いられる。また、有機金属としては、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、1,4−ジリチウムブタン等のアルキルリチウム、ジエチル亜鉛、ジブチル亜鉛等のジアルキル亜鉛等を挙げることができる。
【0028】
また、コバルト系触媒としては、コバルト及びその化合物として、ラネーコバルト、塩化コバルト、臭化コバルト、ヨウ化コバルト、酸化コバルト、硫酸コバルト、炭酸コバルト、リン酸コバルト、フタル酸コバルト、コバルトカルボニル、コバルトアセチルアセトネート、コバルトジエチルジチオカルバメート、コバルトアニリニウムナイトライト、コバルトジニトロシルクロリド等を挙げることができ、特にこれらの化合物とジエチルアルミニウムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリド等のジアルキルアルミニウムモノクロリド、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、エチルアルミニウムセスキクロリド等のアルミニウムアルキルセスキクロリド、塩化アルミニウム等との組み合わせを好適に挙げることができる。
【0029】
上記VIII族系触媒、特にニッケル系触媒又はコバルト系触媒を用いて、本発明における上記ポリブタジエンを合成する場合には、該ニッケル系触媒又はコバルト系触媒を、通常、溶剤、ブタジエンモノマーと併せて連続的に反応機にチャージさせ、例えば、反応温度を5〜60℃、反応圧力を大気圧から70数気圧の範囲で適宜選択して、上記ムーニー粘度のものが得られるように操作する方法を採用することができる。
【0030】
本発明における上記ポリブタジエンの分子量分布Mw/Mn(Mw:質量平均分子量、Mn:数平均分子量)としては、通常2.0以上、好ましくは2.2以上、より好ましくは2.4以上、更に好ましくは2.6以上であり、上限として通常6.0以下、より好ましくは5.0以下、更に好ましくは4.0以下、最も好ましくは3.4以下である。Mw/Mnが小さすぎると作業性が低下する場合があり、大きすぎると反発性が低下する場合がある。
【0031】
本発明における上記(A)成分は、上述のようなポリブタジエンを含むゴム基材であるが、この(A)成分としては、上記ポリブタジエンを主成分(前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンの、当該(A)成分中に占める割合が50質量%以上であることを意味する。)として含むゴム基材であることが好適である。上記(A)成分に占める上記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンの割合としては、通常50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上、最も好ましくは85%以上である。ゴム基材の100%が上記ポリブタジエンであってもよく、95%以下、場合によれば90%以下の含有量としてもよい。上記(A)成分に占める、シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンの含有率が少なすぎると、ゴルフボールの反発性に劣る場合がある。
【0032】
なお、上記ゴム基材には、上記ポリブタジエン以外にも他のゴム成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合し得る。上記ポリブタジエン以外のゴム成分としては、上記ポリブタジエン以外のポリブタジエン、その他のジエンゴム、例えばスチレンブタジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等を挙げることができる。
【0033】
上記(B)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩において、不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられ、中でもアクリル酸、メタクリル酸が好適に用いられる。また、不飽和カルボン酸の金属塩としては、例えば前記不飽和カルボン酸の亜鉛塩、マグネシウム塩等が挙げられ、中でもアクリル酸亜鉛が好適に用いられる。
【0034】
このような(B)成分の配合量としては、上記(A)成分のゴム基材100部(質量部、以下同じ)に対し、通常10部以上、好ましくは13部以上、より好ましくは16部以上、さらに好ましくは18部以上、特に好ましくは20部以上であり、上限として通常60部以下、好ましくは50部以下、より好ましくは45部以下、更に好ましくは40部以下、特に好ましくは35部以下である。上記(A)成分に対する(B)成分の配合量が多すぎると、硬くなりすぎて耐え難い打感となる場合があり、一方、少なすぎると、軟らかくなりすぎ、飛び、耐久性が低下する場合がある。
【0035】
上記(C)無機充填剤としては、特に限定されるものではないが、例えば酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等が挙げられる。その配合量としては、(A)成分100部に対し、通常5部以上、好ましくは7部以上、より好ましくは10部以上、更に好ましくは13部以上、上限として通常80部以下、好ましくは65部以下、より好ましくは50部以下、更に好ましくは40部以下である。
(A)成分のゴム基材に対する(C)成分の配合量が多すぎたり少なすぎたりすると、適正な質量及び好適な反発性を得ることができない場合がある。
【0036】
本発明における(D)成分としては、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパンよりなる群から選択された1種又は2種以上の有機過酸化物が用いられる。
このような有機過酸化物を用いることにより、従来ゴルフボール用として用いられてきた有機過酸化物(例えば、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン等)を使用する場合に比べて反発性が改良され、しかもゴム組成物の加硫成形物を作成する際の加硫時間を短縮することができるためゴルフボールの生産性を向上させることが可能となる。
【0037】
このような(D)成分の配合量としては、上記(A)成分100部に対し、通常0.05部以上、好ましくは0.1部以上、より好ましくは0.15部以上であり、上限として通常3部以下、好ましくは2部以下、より好ましくは1部以下、更に好ましくは0.8部以下、特に好ましくは0.6部以下である。(A)成分に対する(D)成分の配合量が多すぎると、反発性、耐久性が低下してしまう場合があり、一方、少なすぎると、架橋に要する時間が長くなり、生産性の低下が大きく、コンプレッションも大きく低下してしまう場合がある。
【0038】
本発明において使用される有機過酸化物としては、上記(D)成分としての有機過酸化物に加え、良好な反発性を有するゴム組成物の加硫成形物を実現する観点から、更に(E)ジアルキルパーオキサイド類を併用することも好適である。
このような(E)ジアルキルパーオキサイド類としては、特に限定されるものではないが、例えばジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド等が挙げられ、中でもジクミルパーオキサイドが好適に用いられる。
【0039】
(E)成分の配合量としては特に限定されるものではないが、上記(A)成分100部に対し、通常0.1部以上、好ましくは0.12部以上、より好ましくは0.15部以上、上限として通常3部以下、好ましくは1.5部以下、より好ましくは1部以下、更に好ましくは0.6部以下である。(E)成分の、上記(A)成分に対する配合量が多すぎると、反発性、耐久性が低下してしまう場合があり、一方、少なすぎると、架橋に要する時間が長くなり、生産性の低下が大きく、コンプレッションも大きく低下してしまう場合がある。
【0040】
上記(D)成分、或いは(E)成分としては市販品を用いることができ、(D)成分としては例えばパーヘキサHC(日本油脂社製)、パーヘキサTMH(日本油脂社製)、パーテトラA(日本油脂社製)等が挙げられ、(E)成分としてはパークミルD(日本油脂社製)、パーブチルP(日本油脂社製)、パーブチルC(日本油脂社製)等を挙げることができる。
【0041】
ここで、ゴム組成物から加硫成形物を得る際の作業性を向上させる観点から、有機過酸化物を希釈材(不活性充填剤又はゴム基材)により希釈することも好適である。不活性充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、二酸化珪素、酸化亜鉛、二酸化チタン、硫酸バリウム等を挙げることができ、好ましくは炭酸カルシウム、二酸化珪素を用いることができる。また、ゴム基材としてはブタジエン、EPDM等が挙げられる。
上記有機過酸化物(a)と、上記希釈材(b)との配合比としては、特に限定されるものではないが、(a)/[(a)+(b)]の値として通常0.05以上、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.15以上、更に好ましくは0.2以上、特に好ましくは0.3以上、上限として通常0.7以下、好ましくは0.6以下、より好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.45以下である。
【0042】
本発明におけるゴム組成物は、上記(A)〜(D)成分を含有するものであるが、良好な反発性を有するゴム組成物の加硫成形物を実現する観点から、更に(F)有機硫黄化合物を配合することも好適である。
このような(F)有機硫黄化合物としては、例えば、チオフェノール、チオフトール、ハロゲン化チオフェノール又はそれらの金属塩が挙げられる。より具体的には、ペンタクロロチオフェノール、ペンタフルオロチオフェノール、ペンタブロモチオフェノール、パラクロロチオフェノール又はそれらの亜鉛塩、硫黄数が2〜4のジフェニルポリスルフィド、ジベンジルポリスルフィド、ジベンゾイルポリスルフィド、ジベンゾチアゾイルポリスルフィド、ジチオベンゾイルポリスルフィド、アルキルフェニルジスルフィド類、フラン環を有する硫黄化合物類、チオフェン環を有する硫黄化合物類が挙げられるが、特に、ペンタクロロチオフェノールの亜鉛塩、ジフェニルジスルフィドを好適に用いることができる。
【0043】
その配合量としては、上記(A)成分100部に対し、通常0.1部以上、好ましくは0.2部以上、より好ましくは0.4部以上、更に好ましくは0.7部以上、特に好ましくは0.9以上、上限として通常8部以下、好ましくは4部以下、より好ましくは3部以下、更に好ましくは2部以下、特に好ましくは1.5部以下である。配合量が少なすぎると、反発性を向上させる効果が得られない場合があり、一方、多すぎると、硬度が軟らかくなりすぎて十分な反発性が得られない場合がある。
【0044】
本発明におけるゴム組成物には老化防止剤を配合することも好適である。このような老化防止剤としては市販品を用いることができ、例えば、ノクラックNS−6、同NS−30(大内新興化学工業(株)製、ヨシノックス425(吉富製薬(株)製)等を挙げることができる。
また、その配合量としては特に限定されるものではないが、上記(A)成分100部に対し、通常0.05部以上、好ましくは0.1部以上、より好ましくは0.2部以上、上限として3部以下、好ましくは2部以下、より好ましくは1部以下、更に好ましくは0.5部以下である。
【0045】
本発明における上記ゴム組成物の加硫成形物は、上述のようなゴム組成物を加硫成形してなるものであるが、加硫成形の方法としては公知のゴルフボール用ゴム組成物を加硫成形するのと同様の方法を採用することができる。加硫条件としては、例えば加硫温度100〜200℃、加硫時間10〜40分の条件を採用することができる。
【0046】
本発明において、上記加硫成形物の硬度は、後述する各種ゴルフボールの使用態様に応じて適宜調整することができ、断面硬度分布としては、中心から成形物表面までが平坦であっても、中心と成形物表面までに硬度差があっても、いずれの場合であってもよい。
【0047】
本発明における上記ゴム組成物の加硫成形物からは、加硫時にゴム組成物から発生する成分(上記ゴム組成物に含まれる上記有機過酸化物の、分解生成物の残渣)として、2−メチル−2−ペンタノール、ε−カプロラクトン、及び3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンのいずれか又はその組み合わせが、例えばガスクロマトグラフ質量分析(以下、「GC/MS分析」と略記する。)により検出されることが好ましい。
ここで、上記ゴム組成物に含まれる有機過酸化物として1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサンを使用した場合には、2−メチル−2−ペンタノールとε−カプロラクトンの両者が検出されることが好ましい。
また、上記ゴム組成物に含まれる有機過酸化物として1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを使用した場合には、2−メチル−2−ペンタノールと3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの両者が検出されることが好ましい。
なお、有機過酸化物としてジクミルパーオキサイドを使用した場合には、α−メチルスチレン(2−フェニルプロペン)、アセトフェノン(フェニルメチルケトン)、及びα−クミルアルコール(2−フェニル−2−プロパノール)の3種が検出される。
また、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを使用した場合には、t−ブチルアルコール(2−メチル−2−プロパノール)、及び3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの2種が検出される。1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンを使用した場合には、t−ブチルアルコール(2−メチル−2−プロパノール)、及びε−カプロラクトンの2種が検出される。
【0048】
本発明のゴルフボールは、後述する種々のゴルフボール態様を採ることができるが、特にゴルフボールがワンピースゴルフボール、又は、ソリッドコア若しくはソリッドセンターを具備してなるゴルフボールのいずれかである場合、上記ワンピースソリッドゴルフボール、ソリッドコア又はソリッドセンターの980N(100kg)荷重負荷時のたわみ量が、通常2.0mm以上、好ましくは2.5mm以上、更に好ましくは2.8mm以上、最も好ましくは3.2mm以上、上限としては6.0mm以下、好ましくは5.5mm以下、更に好ましくは5.0mm以下、最も好ましくは4.5mm以下であることが推奨される。上記たわみ量が小さすぎると、打感が悪くなると共に、特にドライバーなどのボールに大変形が生じるロングショット時にスピンが増えすぎて飛ばなくなる場合があり、一方、大きすぎると、打感が鈍くなると共に、反発が十分でなくなり飛ばなくなる上、繰り返し打撃による割れ耐久性が悪くなる場合がある。
【0049】
本発明のゴルフボールは、上記加硫成形物を構成要素として具備するもので、ボールの態様は、特に制限されるものではなく、上記加硫成形物がゴルフボールに直接適用されるワンピースゴルフボール、加硫成形物をソリッドコアとし、かつその表面にカバーが形成されたツーピースソリッドゴルフボール、加硫成形物をソリッドコアとし、かつその外側に2層以上のカバーが形成された3ピース以上のマルチピースソリッドゴルフボール、上記加硫成形物がセンターコアとして適用された糸巻きゴルフボール等の種々の態様を採ることができる。特に、加硫成形物の特性を活かし、製造時の押出し性、製品ゴルフボールに対する反発性付与の観点から、本発明の加硫成形物をソリッドコアとして使用するツーピースソリッドゴルフボール、マルチピースソリッドゴルフボールであることが好適な使用態様である。
【0050】
本発明において、加硫成形物を上記ソリッドコアとする場合、ソリッドコアの直径としては通常30.0mm以上、好ましくは32.0mm以上、更に好ましくは35.0mm以上、最も好ましくは37.0mm以上、上限として通常41.0mm以下、好ましくは40.5mm以下、更に好ましくは40.0mm以下、最も好ましくは39.5mm以下である。
特に、ツーピースソリッドゴルフボールのソリッドコアの直径としては、通常37.0mm以上、好ましくは37.5mm以上、更に好ましくは38.0mm以上、最も好ましくは38.5mm以上、上限として通常41.0mm以下、好ましくは40.5mm以下、更に好ましくは40.0mm以下とすることが推奨される。
また、スリーピースソリッドゴルフボールのソリッドコアの直径としては、通常30.0mm以上、好ましくは32.0mm以上、更に好ましくは34.0mm以上、最も好ましくは35.0mm以上、上限として通常40.0mm以下、好ましくは39.5mm以下、更に好ましくは39.0mm以下とすることが推奨される。
【0051】
上記ソリッドコアの比重としては、通常0.9以上、好ましくは1.0以上、更に好ましくは1.1以上、上限として1.4以下、好ましくは1.3以下、更に好ましくは1.2以下とすることができる。
【0052】
本発明のゴルフボールをツーピースソリッドゴルフボール、あるいはマルチピースソリッドゴルフボールとする場合には、上記ゴム組成物の加硫成形物をソリッドコアとして所定の射出成形用金型内に配備し、ツーピースソリッドゴルフボールの場合には公知のカバー材を、マルチピースソリッドゴルフボールの場合には、順に公知の中間層材、公知のカバー材を所定の方法に従って射出する方法を好適に採用できる。場合によっては、上記カバー材を加圧成形によって製造することもできる。
【0053】
これら公知のカバー材及び/又は公知の中間層材の主材として、より具体的には、熱可塑性又は熱硬化性のポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、アイオノマー樹脂、ポリオレフィン系エラストマー、又はこれらの混合物等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができ、中でも熱可塑性ポリウレタン系エラストマー、アイオノマー樹脂を好適に用いることができる。
【0054】
上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーとしては市販品を用いることができ、例えばパンデックスT7298、同T7295、同T7890、同TR3080、同T8295、同T8290、同T8260(DIC・バイエルポリマー社製)などの、ジイソシアネートが脂肪族又は芳香族であるもの等が挙げられる。
また、アイオノマー樹脂の市販品としては、サーリン6320、同8120、同9945(米国デュポン社製)、ハイミラン1706、同1605、同1855、同1601、同1557(三井・デュポンポリケミカル社製)等を例示できる。
【0055】
更に、上記カバー材又は中間層材の主材に対しては、任意成分として、上記以外の熱可塑性エラストマー等のポリマーを配合することができる。このような任意成分のポリマーとして具体的には、ポリアミド系エラストマー、スチレン系ブロックエラストマー、水添ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル(EVA)共重合体等を挙げることができる。
【0056】
マルチピースソリッドゴルフボールの中間層の厚さとしては、通常0.5mm以上、好ましくは1.0mm以上、上限として通常3.0mm以下、好ましくは2.5mm以下、更に好ましくは2.0mm以下、最も好ましくは1.6mm以下である。
また、カバーの厚さとしては、ツーピースソリッドゴルフボール、マルチピースソリッドゴルフボールのいずれであっても通常0.7mm以上、好ましくは1.0mm以上、上限として通常3.0mm以下、好ましくは2.5mm以下、更に好ましくは2.0mm以下、最も好ましくは1.6mm以下である。
【0057】
本発明のゴルフボールは、競技用としてゴルフ規則に従うものとすることができ、直径42.67mm以上、質量45.93g以下に形成することができる。直径の上限として好ましくは44.0mm以下、更に好ましくは43.5mm以下、最も好ましくは43.0mm以下、質量の下限として好ましくは44.5g以上、より好ましくは45.0g以上、更に好ましくは45.1g以上、特に好ましくは45.2g以上である。
【0058】
【発明の効果】
本発明のゴルフボールは、反発性に優れて良好な飛び性能を有するのみならず、加硫時間が短縮できて生産性に優れるゴルフボールである。
【0059】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0060】
[実施例1〜3、比較例1,2]
表1に示す配合にて得たゴム組成物を用いてツーピースゴルフボールのコアを作成した。この場合、コアの外径は38.9mm、コアの質量は36.0gであった。このコアに、ハイミラン1601とハイミラン1557(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)との質量比1:1の混合物からなるカバー材を射出してディンプルを具備したカバー層を形成し、その表面をペイントで被覆し、外径42.7mm、質量45.3gのツーピースソリッドゴルフボールを得た。
得られた上記コア、及びゴルフボールの諸物性を下記方法により評価した。結果を表1に併記する。
【0061】
【表1】
Figure 2005027814
BR01
JSR社製。Ni系触媒を用いて得られたポリブタジエン。シス−1,4−結合含有量96質量%、1,2−ビニル結合含有量2.5質量%、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))46、分子量分布(Mw/Mn)4.2。
BR730
JSR社製。Nd系触媒を用いて得られたポリブタジエン。シス−1,4−結合含有量96質量%、1,2−ビニル結合含有量1.3質量%、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))55、分子量分布(Mw/Mn)3。
パーヘキサHC
日本油脂社製1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン
パーヘキサTMH
日本油脂社製1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
パーテトラA
日本油脂社製2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパン(芳香族炭化水素希釈、純度20%品)
パーヘキサ3M
日本油脂社製1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
パーヘキサC
日本油脂社製1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン
パークミルD
日本油脂社製ジクミルパーオキサイド
老化防止剤
大内新興化学工業社製ノクラックNS−6
100kg荷重たわみ量(mm)
得られたソリッドコアに対し、100kg(980N)荷重負荷時の変形量(mm)を計測した。
反発性(m/s)
公認機関USGAと同タイプの初速度計で初速度を測定し、比較例1を基準にしたときの初速度の差を表した。
加硫時間(min)
コアを加硫硬化する際の加硫時間を測定し、比較例1を基準にしたときの加硫時間の差を表した。
キャリー、トータル(m)
打撃マシンにてドライバー(W#1,Tour Stage X500,ロフト9°,シャフトX,ブリヂストンスポーツ社製)にて、ヘッドスピード45m/s(HS45)で打撃したときの飛び性能を測定した。
【0062】
実施例1,2,4,5,6及び比較例1,2で得られたコアについてGC/MS分析を行ったところ、ゴム組成物に含まれていた有機過酸化物の分解生成物として、次の化合物が検出された。なお、GC/MS分析条件は下記の通りである。
[検出された有機過酸化物の分解生成物]
実施例1,5及び6
2−メチル−2−ペンタノール、ε−カプロラクトン、α−メチルスチレン、アセトフェノン、α−クミルアルコール。
実施例4
2−メチル−2−ペンタノール、ε−カプロラクトン。
実施例2
2−メチル−2−ペンタノール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、α−メチルスチレン、アセトフェノン、α−クミルアルコール。
比較例1
t−ブチルアルコール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、α−メチルスチレン、アセトフェノン、α−クミルアルコール。
比較例2
t−ブチルアルコール、ε−カプロラクトン、α−メチルスチレン、アセトフェノン、α−クミルアルコール。
【0063】
[GC/MS分析条件]
[測定機器]
GC/MS System
HEWLETT PACKARD(現Agilent Technologies)社製GC/MS:6890/5973system。
Pyrolyzer
FRONTIER LAB社 Double Shot Pyrolyzer“PY−2020D”。
[条件]
PY部
Desorption Temp :50℃−50℃/min−300℃
GC部
Column :Agilent HP−5ms
Column Temp. :30℃−20℃/min−300℃
Injection Temp :320℃
Carryer Gas :He 1ml/min
Spilit Ratio :1/100
MS部
Aux Temp. :280℃
Ion Source Temp. :150℃
Ionization Energy:eV
Mass Range :m/z 29〜800
Scanning Interval:1sec
[測定方法]
(1)サンプルをパイロライザー部で加熱脱着処理。
(2)得られた揮発成分を、GC部に導入(&液体窒素によりトラップ)。
(3)GC部にて、成分分離。
(4)分離された成分を順次、MS部にて質量分析。
(5)得られた(パイログラムの)ピークをデータベース検索し成分同定。

Claims (7)

  1. 次の(A)〜(D)の各成分、
    (A)シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンを含むゴム基材、
    (B)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
    (C)無機充填剤、
    (D)1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパンよりなる群から選択された1種又は2種以上の有機過酸化物、を含有するゴム組成物の加硫成形物を構成要素とすることを特徴とするゴルフボール。
  2. 前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンが、前記(A)成分中に占める割合が50質量%以上であり、かつ前記ゴム組成物が、前記(A)成分100質量部に対して前記(B)成分を10〜60質量部、前記(C)成分を5〜80質量部、前記(D)成分を0.05〜3質量部配合してなる請求項1記載のゴルフボール。
  3. さらに、前記(A)成分100質量部に対し、(E)ジアルキルパーオキサイド類を0.1〜3質量部配合してなる請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. さらに、前記(A)成分100質量部に対して、(F)有機硫黄化合物を0.1〜8質量部配合してなる請求項1,2又は3記載のゴルフボール。
  5. 前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンが、希土類元素系触媒を用いて合成された請求項1乃至4のいずれか1項に記載のゴルフボール。
  6. 前記シス−1,4−結合を60質量%以上含有するポリブタジエンが、Nd系触媒を用いて合成され、引き続き末端変性剤を反応させて得られた変性ポリブタジエンゴムである請求項1乃至5のいずれか1項に記載のゴルフボール。
  7. 前記ゴム組成物の加硫成形物から、2−メチル−2−ペンタノール、ε−カプロラクトン、及び3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンのいずれか又はその組み合わせが検出される請求項1乃至6のいずれか1項に記載のゴルフボール。
JP2003195153A 2003-07-10 2003-07-10 ゴルフボール Pending JP2005027814A (ja)

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