JP2005025093A - 光受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でも光ファイバの取付性の良い光受信機を提供する。

【解決手段】光信号を取込むための光アダプタ20を外周面に備えた光受信部13と光ファイバ収容部24とを電子機器ケースに収納した光受信機1において,上記電子機器ケースのケース本体4に収納された上記光受信部と上記光ファイバ収容部とは,当該光ファイバ収容部が上記光受信部に対して上記ケース本体の開放部側に着脱自在に固着され,上記光ファイバ収容部は,基板25と,当該基板に備えられ光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする巻枠26,27とからなり,上記基板には欠如部25aと当該欠如部の近傍に光コネクタ仮止具25dを設け,当該欠如部と上記光受信部の光アダプタとを相対抗して配置して,当該光アダプタは上記基板の前面側において基板と同じ高さか突出させる。光ファイバの収容時に光コネクタを光コネクタ止具に保持させる。

【選択図】 図1

Description

本発明は,主に光伝送システムに利用される光受信機の構造に関する。
従来の光受信機においては,ケース本体に対して引き込んだ光ファイバと,引き出し側の光ファイバとの接続作業を行う場合には,両者の接続を特殊な工具を用いて接続する必要がある。またケース本体に対して引き込んだ光ファイバに光コネクターを取付ける必要があることなどを考慮して,上記光ケーブルの被覆を除去した後の光ファイバの長さが数十センチ必要となる。その為,両者の接続作業を終えた後は光ファイバの余長部分を収容する必要が生じる。この場合,光ファイバは一定の曲率よりも小さく巻き込むと光ファイバが破壊する危険があるので,従来の光受信機においては,光ケーブルや,光ファイバに対する安全を見込んで,できるだけ大きな曲率で巻くようにすることで,その余長の光ケーブルや,光ファイバを痛めることの無いようにしていた。(例えば,特許文献1参照)
特開平7-325227号公報
しかし,従来の光受信機のように,光ファイバを痛めないようにできるだけ大きな曲率で巻枠に巻きつけると光ファイバを収納するためのケースにおける占有面積が大きくなり,延いてはそれを納めるケースが大きくなるといった問題があった。
また,ケースの小型化を実現するために,光ファイバを痛めない範囲において規定の曲率範囲で巻枠に巻きつけて上記光ファイバを収容した場合において,光送信部内に光信号を引き込むための光アダプタに,上記収容した光ファイバを痛めることなく,容易に接続できる必要があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,小型の光受信機を提供することにある。
他の目的は,光ファイバの余長部分を収納する光ファイバ収容部を備えさせて小型に構成した光受信機を提供することにある。
他の目的は,ケース本体に収納した光ファイバ収容部は着脱自在となるように構成した光受信機を提供することにある。
他の目的は,ケース本体に,光ファイバ収容部が上記光受信部に対して上記ケース本体の開放部側に収納されるように配置させて,ケース本体の開口部側から,上記光送信部と接続可能にした光受信機を提供することにある。
他の目的は,上記光送信部の誤操作や光ファイバの破損に対して,対策のなされた光受信機を提供することにある。
他の目的は,余長の光ファイバを光ファイバ収容部に収容したときに,光ファイバの自由端に付着させた光コネクタを着脱自在に保持可能とする光受信機を提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,光受信部と光ファイバ収容部とを電子機器ケースに収納させた光受信機において,上記電子機器ケースは,前面が開放されたケース本体と,このケース本体の開放部を覆う蓋体とからなり,上記ケース本体の背面の側には壁面取付部材を備え,上記光受信部は,シールド効果を有するケースでユニット化されており,当該ケースの一側面には,光信号をケース内のO/E変換手段に引き込むための光ファイバが接続された光アダプタを備え,上記光ファイバ収容部は,基板と,当該基板の前面方向に備えられ,光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする少なくとも1つの巻枠とからなり,上記基板の一部には欠如部を備え,上記光受信部と上記光ファイバ収容部は,当該光ファイバ収容部が上記光受信部に対して上記ケース本体の開放部側になるようケース本体に着脱自在にケース本体に収納され,上記光ファイバ収容部をケース本体に収納したときに,上記光アダプタは上記欠如部から,上記基板の前面側に対して,ほぼ同じ高さか突出させるように構成される。
請求項2の発明は,上記欠如部の近傍であって基板の前面側には,光コネクタ仮止具を備えさせ,当該光コネコネクタ仮止具は,上記光ファイバ収容部に収容された,光ファイバの自由端に付着させた光コネクタを着脱自在に保持できるように構成される。
請求項1の発明によれば,光受信部と光ファイバ収容部とを電子機器ケースに収納させた光受信機において,上記電子機器ケースは,前面が開放されたケース本体と,このケース本体の開放部を覆う蓋体とからなり,上記ケース本体の背面の側には壁面取付部材を備え,上記光受信部は,シールド効果を有するケースでユニット化されており,当該ケースの一側面には,光信号をケース内のO/E変換手段に引き込むための光ファイバが接続された光アダプタを備え,上記光ファイバ収容部は,基板と,当該基板の前面方向に備えられ,光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする少なくとも1つの巻枠とからなり,上記基板の一部には欠如部を備え,上記光受信部と上記光ファイバ収容部は,当該光ファイバ収容部が上記光受信部に対して上記ケース本体の開放部側になるようケース本体に着脱自在にケース本体に収納され,上記光ファイバ収容部をケース本体に収納したときに,上記光アダプタは上記欠如部から,上記基板の前面側に対して,ほぼ同じ高さか突出させるように配設したので,例えば光ファイバを収容する際に,ケース本体の取付け場所や作業条件によっては,光ファイバ収容部をケース本体から取り外して光ファイバを収容するほうが作業し易い場合には光ファイバ収納部を取り外して光ファイバを収納することができる。このとき光ファイバの自由端側に付着させた光コネクタが,基板の側であって欠如部の近傍にくるように光ファイバを収容するのである。そしてこの状態で,光ファイバを収容した光ファイバ収容部をケース本体に取付ける。すると光ファイバの自由端に取付けられた光コネクタは,光受信部に備えられた光アダプタにとほぼ相対抗する位置にあり,光コネクタを光アダプタに僅かな移動だけで接続できるので,光ファイバを最適な長さに収容してから光アダプタに接続することの容易性を備えるのである。更に光ファイバを大きく移動をさせることがなく,当該光ファイバが巻枠等にほぼ安定的な状態を維持したまま接続できるので,光ファイバを痛めることが無い。また,光ファイバ収容部の有効利用によって占有面積を小さく形成でき,延いては光受信機のケースの小型化が実現できるのである。
請求項2の発明によれば,上記欠如部の近傍であって基板の前面側には,光コネクタ仮止具を備えさせ,当該光コネコネクタ仮止具は,上記光ファイバ収容部に収容された光ファイバの自由端に付着させた光コネクタを着脱自在に保持できるように構成したので,光ファイバの自由端側に取付けられた光コネクタが,基板の側であって欠如部の近傍に備えられた光コネクタ仮止具に保持した状態で光ファイバを収容できるのである。そしてこの状態で,光ファイバを収容した光ファイバ収容部をケース本体に取付ける。すると光ファイバ収納部の光コネクタ仮止具に保持され光コネクタは,光受信部に備えられた光アダプタにとほぼ相対抗する位置になり,光コネクタを光アダプタに僅かに移動させるだけで接続できる状態となり,光ファイバを最適な長さとなるような簡単な収容性と,光アダプタに接続することの容易性を備えるのである。更に光ファイバを光コネクタ仮止具によって仮止めされた状態のままで,光コネクタ収容部を取付けや,光コネクタと光アダプタの接続をおこなっても光ファイバを大きく動かすことなくできるので,光ファイバを痛めることが無いといった有用性の高い光受信機を提供できるのである。
以下に,本発明を具体化した実施形態の1例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願の発明に係る光受信機の実施例を示す斜視図である。図2は本願の光受信機の前面側から見た図である。図3は図2におけるA−A線の一部断面図である。図4は他の実施例を示す図である。図5は光アダプタと光コネクタ仮止具の近傍の部分拡大図を示す。図6は本願の光受信機を用いた概略システム図である。図7は本願の光受信機を壁面に取付けたときの側面図である。
1は本発明における光受信機を示し,光伝送システムにおいて,光信号をケース本体に引き込み,引き込んだ光ファイバに,通信機(例えば,メディアコンバーター,)などに接続される引き出し側の光ファイバを接続した後の,当該光ファイバの余長部分を収容し,また,光信号をテレビジョン受像機などで受信できるような電気信号に変換するO/E変換手段を備えさせており,ビルやマンション等に設置されて使用されるものである。
3は光受信機におけるケース本体であり,2a,2bはこのケース本体に一体的に成形された壁面取付部材である。4はケース本体に開閉自在に枢着された蓋体を示し,例えば合成樹脂で成形されている。5はケース本体の収納空間を示し,当該収納空間5に対して背面側から光受信部13,余長の光ファイバを収容する光ファイバ収容部24の順で配設されている。
6は周知の光ケーブルの出入り口を示し後述の光ファイバ収容部24と一体的に成形されている。8,9は周知のテレビ信号を取り出すための出力端子突出口であり,上記ケース本体3と一体的に成形されている。
尚,本願の実施例ではケース本体3及び蓋体4は合成樹脂材料を成形したものを用いているが,この実施例に限定されるものではなく,例えばアルミ材等の金属性材料を用いて成形してもよいし,例えばケース本体3はアルミ材,蓋体4は合成樹脂材料といったように組み合わせて使用しても良い。
光受信部13は金属製のシールドケース14でもってユニット化されており,ケース本体3に着脱自在に任意の手段で固着されている。上記シールドケース14には光信号を電気信号に変換するO/E変換手段と,必要に応じて電気信号(言い換えれば,テレビジョン受像機用の高周波信号)を適正レベルまで増幅するための増幅回路をプリント基板等の回路基板15に備えさせて,光受信部13を形成している。16はテレビ信号用出力端子,16aはテレビ信号用モニタ端子である。
またこの光受信部13には,光信号が入力されているかどうかを表示する表示手段30(例えば,光信号が適正レベルで入力されているときにLEDを点灯させる。),適正な電源電圧が供給されているかどうかを表示する表示手段31(例えば,適正電圧が入力されているときにLEDを点灯させる。),光受信機の出力レベルを適宜可変するための切替手段32,出力にチルト特性を持たせるためのON/OFF手段33等が備えさせてあり,これらが上記光受信機13のケース14の外側から,指先を用いて操作できるように上記シールドケース14の前面側(即ち,開口部側)に集中させた表示・操作部34が設けられている。
更に,シールドケース14の前面側には,光アダプタ20が着脱自在に固着されている。この光アダプタ20には,先端側に光コネクタ21aが接続され,他端側がシールドケース14に設けられた透孔14aを通して,シールドケース14内のO/E変換手段と接続された光ファイバ17が抜差し自在に接続されている。
次に,光ファイバ収容部24について説明する。光ファイバ収容部24は基板25と巻枠26,27からなる。基板25は金属性材料若しくは合成樹脂等の硬質平板材で形成してあり,ケース本体3の収納空間5に上記光受信部13を取付けた後に,ケース本体3若しくはシールドケース14に任意の手段でもって着脱自在に固着されている。
巻枠26.27は余長の光ファイバを収容するための添付部である。即ち,ケース本体3に対して引き込んだ光ファイバ45と,引き出し側の光ケーブルに続く光ファイバ46との接続作業を行う場合,両者の接続を特殊な工具を用いて接続する必要があり,またケース本体3に対して引き込んだ光ファイバ44に,光コネクター21bが取付けられた光ファイバ47を接続する必要があることなどから,上記光ケーブルの被覆を除去した後の光ファイバ44,45,46,47の長さが数十センチ必要となる。その為,両者の接続作業を終えた後は光ファイバの余長部分の収容する必要が生じる。この場合光ファイバは一定の曲率よりも小さく巻き込むと光ファイバが破壊する危険があるので,上記巻枠26.27は,光ファイバに対する規定範囲内の曲率で,なるべく小さい曲率で巻きつけて,余長の光ファイバを収容するためのものである。
本願の実施例の光ファイバ収容部13はケース本体4又はシールドケース14に着脱自在に任意の手段で持って固着されているので,上述のように光ファイバを収容する場合において,光受信機1の取付け場所によっては,上記光ファイバ収容部13を取り外して光ファイバを収容する方が容易に光ファイバを収容できるように構成されている。そして光ファイバの収容の際には,この実施例でいえば光ファイバ47を巻枠27と巻枠26とを使って収容して,この光ファイバ47の自由端側に設けられた光コネクタ21bが,基板25に設けられた光コネクタ仮止具25dに仮止めできるように,光ケーブルの長さを考慮して収容するのである。図5に光コネクタ仮止具25dの実施例の部分拡大図を示し,図中の矢印は,光コネクタ21bの移動及び光アダプタ20への挿入方向を示す。
上記光コネクタ仮止具25dの近傍には,上記基板25の一部であって,収容した余長の光ファイバと重合しない場所に,上記光受信部13に光信号を取込むために備えさせた光アダプタ20を,ケース本体3の開口部側に露出するように欠如部25aが形成されている。合わせて,光ファイバ収容部24をケース本体3に収容したときに,光アダプタ20は基板25の開口部側(前面側)の面とほぼ同じ高さか少し高くなるように配設されているので,この結果,上記光コネクタ仮止具25dに仮止めされた光コネクタ21bと光アダプタ20とはほぼ相対抗する位置にくるようになり,僅かな光コネクタの移動でもって接続が可能となり,取付性のよさばかりでなく,光ファイバに更なる無駄なストレスを加えないように構成されているのである。
本願の実施例の巻枠26,27について詳しく説明する。光ファイバ44,45,46,47の添え付けを可能とする安全曲率の範囲内で小さい曲率に形成されている周壁26a,27aを有する第1の巻枠26と第2の巻枠27とが併置され,さらには当該第1の巻枠と,第2の巻枠の円弧の一部が相互に重なり合うように近づけてある。このとき相互に重なり合う第1の巻枠26と,第2の巻枠27の周壁26a,27a部分には光ファイバが通過可能な間隔を持たせてある切欠部29,29を設け,当該切欠部29,29と連通させて第1の巻枠26と第2の巻枠27の夫々の中間位置には,光ファイバを通過可能とするために,上記安全曲率の範囲内で小さい曲率で形成した間隙の第1の通路26bと第2の通路27bが設けられている。
この配置によれば,上記光ファイバ出入り口6から引き込まれた光ファイバを,第2の巻枠に対して右回しに巻きつけながら,第1の巻枠に対しても右回りに巻きつけ可能となる。また,第1の巻枠と第2の巻枠を組み合わせて右回しに巻きつけることで余長の光ファイバの収容における細かい調整が可能となる。
更に,第2の巻枠の中間位置には,上記光ファイバ出入り口から引き込まれた光ファイバを,第2の巻枠,第1の巻枠に対して左回りに巻きつけ可能とするための始端であって,光ファイバを通過可能とするために上記安全曲率の範囲内で小さい曲率で形成した間隙の第3の通路27cが設けられている。
この配置によれば,上記光ファイバ出入り口から引き込まれた光ファイバを,第3の通路を通過させて,第1の巻枠に対して左回りに巻きつけ可能となる。また,第1の巻枠と第2の巻枠を組み合わせて左回し巻き付けることで余長の光ファイバの収容において細かい調整が可能となる。
尚,巻枠の周壁26a,27aは上記基板25が合成樹脂で成形されている場合は上記基板25と一体的に成形されても良いし別体で形成しても良い。また,上記周壁26a,27aの上部位置及び周壁の外周から離れた位置は夫々光ファイバが跳ね上がるのを防止するための跳止爪28がそれぞれ一体的に成形されて適宜配置されており,光ファイバの収容が安定的に行われる。
本願の第1の巻枠26と第2の巻枠27は相互に重なり合うように並置されているが,夫々重なり合わないように並置させても良いし,巻枠を1つとして,光ファイバの添え付けを可能とする安全曲率の範囲内で小さい曲率に形成された長円形でも良い。
外周壁50は,上記巻枠26,27の周壁26a,27aから間隔を隔てて光ファイバを大きな曲率で配置することを許容する,光ファイバの外周位置規制用のためのものであり,跳止爪28を適宜に配設するならば無くても良い。
このようにして設けられた巻枠の周壁の内側は光ファイバの引き回しができないスペースとなる。そこで,光ファイバ収容部を出来る限り小型化すると共に,上記スペースには基板を貫通する透孔を形成して,当該透孔を通して,ケース本体の前面側から光受信機の動作確認や制御を行うようにしたものである。
本願の実施例について説明する。第1の巻枠26における周壁26aの内周と上記第1の通路26bの外周に囲まれた範囲には上記基板25を貫通する透孔25bが設けられている。尚,本願の透孔の形状は第1の巻枠26の周壁と第2の通路26bの外周の周壁に囲まれた形の透孔を形成しているが,透孔の形状は実施例に限定されるものではない。本願の光受信機1においては,この透孔25bと,上記光受信部13の表示・操作部34とが相対抗するように配設されており,この光受信部13の一側面に備えさせた,光信号が入力されているかどうかを表示する表示手段30,適正な電源電圧が供給されているかどうかを表示する表示手段31,光受信機1の出力レベルを適宜可変するための切替手段32,出力信号にチルト特性を持たせるための切替手段33等の操作手段を集中させた表示・操作部34を,光ファイバ収容部24に収容させた余長の光ファイバに触れることなく,ケース本体3の前面側から操作できるのである。
また,逆にいえば,光ファイバを収容するときに,当該光ファイバが操作手段等の操作部等に引っ掛かったりすることが無いので,光ファイバを痛めることなく収容できる。更に加えて,上記光受信機1の表示・操作部34を上記巻枠26の中心位置側に備えさせた透孔26bと相対抗するように配設したので,光ファイバ収容部24の有効利用によって占有面積を小さく形成でき,延いては光受信機1のケースの小型化が実現できるのである。
更にまた,上記表示・操作部34は,上記光ファイバ収容部24の周壁26aの上端部より突出させないように配設したので,上記表示・操作部34は巻枠26の周壁26aによって囲まれて,操作に影響の無い範囲で,ケース本体3の奥行方向に配設されることになり,上記操作部が光ファイバに触れて,光ファイバを痛めてしまうとか,指先や光ファイバが触れて操作手段が切り替ってしまうような,誤操作をしてしまうことを注意する必要が無くなる。また特別に工具を用意必要もなく,操作手段32,33の操作部は光受信部13のケース14の外側から直接指先で操作できるのである。
このようにして,ケース本体3の内側に光受信部13と余長の光ファイバを収容する光ファイバ収容部24とを収容したならば,光ケーブル41で光ファイバ44,45を引き込み,光ファイバ収容部24に光ファイバを収容した後は,ケース本体3に蓋体4を被せ,例えばビルやマンションの宅内54の壁面に設けられた収納ボックス等に,壁面取付部材2a,2bでもって取付けられるのである。次に,光ケーブルの出入り口から引き出される光ケーブル42には例えばメディアコンバーター50,パソコン51が接続されて光信号を利用できるのである。また,上記出力端子突出口9の出力端子16から引き出される同軸ケーブル40にはセットトップボックス52,テレビ受像機53が接続されて利用できるのである。
本願の実施例においては,表示手段30,31や操作手段32,33は光受信部13のケース14の一側面側に集中させて表示・操作部34とし,当該表示・操作部34は第1の巻枠26の中間位置側に設けた透孔25bと相対向させるようにする例を示したが,光受信機13の回路構成によって表示手段30,31や操作手段32,33の配置を適宜に変更してもよく,例えば,図3の如く第1の巻枠26の透孔25bには操作手段32,33を,第2の巻枠の中間位置に備えさせた透孔25cには表示手段30,31を相対向させるようにして,ケース本体3の前面側から確認や操作ができるように構成しても良い。また,表示手段や操作手段の識別のための表示は,光受信部のケースにラベルを貼って表示させてもよいし,基板の上面に,当該基板と一体的に成形して表示するようにしても良い。
本願に示した,操作手段及び表示手段は一例であり,これらの実施例に限定されるものではなく,必用に応じて上記機能とはな異なる機能を追加しても良いし,これらの機能を適宜組み合わせて使用しても良い。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構造並びに配置等を適宜に変更して実施することも可能である。
上記の構成によって,宅内における設置場所の占有面積が小さく,しかも,設置場所を選ばない光受信機だけでなく,光関連機器に拡大して利用できる。
本願の発明に係る光受信機の実施例を示す斜視図である。 本願の光受信機(蓋体は省略してある。)の前面側から見た図である。 図2におけるA−A線の一部断面図である。 他の実施例を示す図である。 光アダプタと光コネクタ仮止具の近傍の部分拡大図である。 本願の光受信機を用いた概略システム図である。 本願の光受信機を壁面に取付けたときの側面図である。
符号の説明
1…光受信機,2a,2b…壁面取付部材,3…ケース本体,4…蓋体,5…収納空間,6…光ケーブル出入口,8…テレビ出力端子突出口,9…テレビ出力端子突出口,13…光受信部,14…ケース(シールドケース),14a…透孔,15…回路基板,16…出力端子,16a…出力レベルモニタ端子,17…光ファイバ,20…光アダプタ,21…光コネクタ,24…光ファイバ収容部,25…基板,25a…欠如部,25b…透孔,25c…透孔,25d…光コネクタ仮止具,26…第1の巻枠,26a…周壁,26b…第1の通路,27…第2の巻枠,27a…周壁,27b…第2の通路,27c…第3の通路,28…跳止爪,29…切欠部,30…光信号の表示手段(LED),31…電源の表示手段(LED),32…出力レベル切替手段(スイッチ),33…チルトON/OFF手段(スイッチ),34…表示・操作部,40…同軸ケーブル,41…2芯光ケーブル,42…光ケーブル,44〜47…光ファイバ, 50…外周壁

Claims (2)

  1. 光受信部と光ファイバ収容部とを電子機器ケースに収納させた光受信機において,
    上記電子機器ケースは,前面が開放されたケース本体と,このケース本体の開放部を覆う蓋体とからなり,上記ケース本体の背面の側には壁面取付部材を備え,
    上記光受信部は,シールド効果を有するケースでユニット化されており,当該ケースの一側面には,光信号をケース内のO/E変換手段に引き込むための光ファイバが接続された光アダプタを備え,
    上記光ファイバ収容部は,基板と,当該基板の前面方向に備えられ,光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする少なくとも1つの巻枠とからなり,上記基板の一部には欠如部を備え,
    上記光受信部と上記光ファイバ収容部は,当該光ファイバ収容部が上記光受信部に対して上記ケース本体の開放部側になるよう着脱自在にケース本体に収納され,
    上記光ファイバ収容部をケース本体に収納したときに,上記光アダプタは上記欠如部から,上記基板の前面側に対して,ほぼ同じ高さか突出させるように配設したことを特徴とした光受信機。
  2. 上記欠如部の近傍であって基板の前面側には,光コネクタ仮止具を備えさせ,当該光コネコネクタ仮止具は,上記光ファイバ収容部に収容された,光ファイバの自由端に付着させた光コネクタを着脱自在に保持できるように構成したことを特徴とした請求項1に記載の光受信機。
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