JP2005022664A - ポンプ式スプレー容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体の上面長手方向後方にポンプ本体を備え、ポンプ本体上部に設けられた押圧ボタンを下方向に押圧すると、容器本体内に収納された内容液を前方に向けて延設されたノズルから噴射するポンプ式スプレー容器に、押圧ボタンとノズルとを覆うキャップを、長手方向側方に設けられたヒンジを介して開閉自在に取り付けた。
これによりポンプ式スプレー容器は、片手でキャップを開閉して内容液を噴射でき、使用時キャップを両手で外す必要がなく、使い勝手が良好になり、またキャップを紛失することがない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体にポンプ本体を備え、ポンプ本体の押圧ボタンを押圧して喉薬等容器内に収納されている内容液を噴射させるポンプ式スプレー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプ式スプレー容器は、容器本体にポンプ機構を備え、ポンプ機構の押圧ボタンを押圧すると容器本体内に収納されている内容液がポンプ作用により圧縮され噴射口から噴射するようになっている。このようなポンプ式スプレー容器は、通常ポンプ機構の押圧ボタンにオーバーキャップを被せ、不用意に押圧ボタンが押圧されて内容液が噴射してしまわないようにしている。
【0003】
また例えば内容液が喉薬など口内への噴射液の場合は、衛生面からポンプ式スプレー容器のノズル口に蓋をし、埃などが付着しないようにしていた。
【0004】
そこで、従来のポンプ式スプレー容器は、全体を縦方向に長い円筒状の容器にして、容器本体の上部にポンプ機構を配置し、ポンプ機構の側面に噴射口を開口させ、押圧ボタンを押圧すると噴射口から内容液を噴射させるとともに、円筒状のオーバーキャップをポンプ機構の上部から被せて押圧ボタンと噴射口とをオーバーキャップで覆うように形成されていた。(例えば特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−44448号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のスプレー容器は、オーバーキャップを上方に持ち上げ、容器本体からオーバーキャップを取り外さなければ押圧ボタンを押して内容液を噴射できないため、使用中は常にオーバーキャップを持っていなければならず手間がかかり、またオーバーキャップをどこかに置き忘れて紛失してしまうことがあった。
【0007】
また、押圧ボタンと噴射口とを1つのキャップで覆うため、容器本体の側方に噴射ノズルを長く突出させると、オーバーキャップが大きくなり扱いにくくなる。また突出した噴射口の先端のみをカバーで覆った場合には、押圧ボタンの誤操作を防止できないという問題があった。
【0008】
本発明は、押圧ボタンとノズルとを覆うキャップを片手で開閉でき、しかも使用時に容器本体からキャップを取り外す必要がない使い勝手の良好なポンプ式スプレー容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、次のようにポンプ式スプレー容器を構成した。
【0010】
請求項1に記載の発明は、容器本体の上面長手方向後方にポンプ本体を組み付け、ポンプ本体上部に設けられた押圧ボタンを下方向に押圧すると、容器本体内に収納された内容液が前方に向けて延設されたノズルから噴射されるポンプ式スプレー容器において、押圧ボタンとノズルとを覆うキャップを、長手方向側方に設けられたヒンジを介して開閉自在に取り付けてポンプ式スプレー容器を構成した。これにより、片手でキャップを開閉して内容液を噴射でき、使用時キャップを両手で外す必要がなく、またキャップを紛失することがない。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポンプ式スプレー容器において、容器本体に嵌合する嵌合筒体と、嵌合筒体に、長手方向側方に設けられたヒンジを介して開閉自在に取り付けられた蓋部とからキャップを構成し、かつ嵌合筒体に、押圧ボタンとノズルとの間に前方に向けて傾斜した傾斜面を設け、傾斜面の中央に形成した切欠きを介してノズルを前方に臨ませたこととした。
【0012】
これにより、蓋部を嵌合筒体より開閉し、押圧ボタンを押して内容液を噴射できるとともに、ノズル噴射口と押圧ボタン側との間に仕切りが形成でき、衛生的にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるポンプ式スプレー容器の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0014】
ポンプ式スプレー容器2(以下、スプレー容器2とする。)は、図1及び図2に示すように容器本体4と、容器本体4の口部5に組み付けたポンプ本体6と、容器本体4の上部を覆うキャップ体8から構成されている。容器本体4は、合成樹脂等からなる底面が前後方向に縦長の筒状体で、上面に口部5が容器本体4の長手方向の後方に偏って設けてある。口部5の外周には螺条7が形成してあり、ポンプ本体6はこの螺条7に着脱自在に螺合組み付けされている。
【0015】
ポンプ本体6は、図6に示すように上部に押圧ボタン14、横方向に先端部が延設された噴射ノズル16を備えたポンプ機構であり、押圧ボタン14の上面を下方に押圧すると、内部で内容液が圧縮されて噴射ノズル16の先端に形成された開口17から内容液を噴射する。
【0016】
容器本体4の肩部11には、嵌合用の突条13が周状に形成してあり、その突条13にキャップ体8の下端に形成された突条9が嵌合している。
【0017】
キャップ体8は、容器本体4の側面と連続するように、ほぼ同じ形状で形成されており、容器本体4の突条13に嵌合する嵌合筒体18と、嵌合筒体18の側方に設けられたヒンジ19(図2、図3に示す。)を介して回動自在に取り付けられた蓋部20とから一体に形成されている。尚、キャップ体8を一体に成形せず、嵌合筒体18と蓋部20と個別に成形し、組み付けによってヒンジ19を構成してもよい。
【0018】
嵌合筒体18は、容器本体4の側面に沿った筒状体で、押圧ボタン14の周囲では高さが低く、押圧ボタン14の押圧動作に嵌合筒体18が干渉しないようになっており、長手方向中央付近で高さが高くなり、その立ち上がり部分21から先端まで前壁22がなだらかに下がりながら正面に延設されている。前壁22には、長円形の切欠き23が中央に形成してあり、その切欠き23に噴射ノズル16の先端部が通り、押圧ボタン14側と噴射ノズル16とを区画するとともに押圧ボタン14の押圧動作に伴って上下動する噴射ノズル16が前壁22に当接しないようになっている。
【0019】
蓋部20は、嵌合筒体18の側面と同一平面となるよう形成してあり、ヒンジ19と逆側に指掛け用の突片25、及び蓋部20を嵌合筒体18に留める係合部(図示せず。)を備えている。図5に蓋部20を閉じ、噴射ノズル16と押圧ボタン14とを覆った状態を示す。
【0020】
次に、スプレー容器2の使用方法について説明する。
【0021】
容器本体4の内部には喉薬など口内用噴射液が収納してあり、口部5にポンプ本体6が螺合により組付けられ、キャップ体8が容器本体4の肩部11に嵌合している。
【0022】
内容液を噴射させるときは、例えば右手で容器本体4を握り、握った手の親指で突片25を上方に持ち上げ嵌合筒体18から蓋部20を側方に傾動させる。すると図3、図4に示すように蓋部20が開放され、スプレー容器2の後方に押圧ボタン14が現れ、かつ前壁22の切欠き23から噴射ノズル16の先端が突出する。
【0023】
そして、押圧ボタン14を下方に押圧すると容器本体4から吸上げた内容液がポンプ本体6のポンプ作用により加圧され噴射ノズル16の開口17から噴射される。その際、蓋部20が側方に移動しており、また切欠き23が長円形に形成してあることから、押圧ボタン14の押圧動作や噴射ノズル16からの内容液の噴射に何ら支障を生じさせない。
【0024】
蓋部20を戻し係合部を嵌合筒体18に組み付けると、蓋部20が嵌合筒体18に固定され、押圧ボタン14と噴射ノズル16がキャップ体8内に収納されるので、押圧ボタン14が誤って押圧されることがなく、また噴射ノズル16の開口17等に埃などが付着することが防止される。
【0025】
尚、上記例では喉薬を収納した例について説明したが、本発明のスプレー容器はそれに限るものではなく、消毒薬、芳香剤、洗浄剤等内容液は問わず、また噴射ではなく霧状に噴霧するノズルでもよい。更に、片手で把持できる大きさ、形状としたがそれに限らず、それより大きくとも、あるいは小さくともよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明のポンプ式スプレー容器によれば、前方に向けて延設された噴射ノズルと押圧ボタンとを一つのキャップ体で覆うことができ、しかも蓋部のヒンジを側方に設け開閉自在としたので、片手で蓋部を開放して現れた押圧ボタンを押圧でき、内容液を容易に噴射させることができ、また不用意に押圧ボタンを押して内容液を噴射させてしまうことがなく、かつ噴射ノズル周辺を衛生的に保つことができる。
【0027】
更にキャップ体を容器本体から取り外す必要がなく、蓋部がヒンジを介して開閉自在に取り付けられていることから、キャップ体や蓋部を紛失することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるポンプ式スプレー容器の一実施形態を示す一部断面側面図である。
【図2】図1に示すポンプ式スプレー容器を示す一部断面正面図である。
【図3】図1に示すポンプ式スプレー容器を示す一部断面正面図である。
【図4】本発明にかかるポンプ式スプレー容器を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかるポンプ式スプレー容器を示す斜視図である。
【図6】ポンプ本体を示す一部断面図である。
【符号の説明】
2 ; スプレー容器
4 ; 容器本体
5 ; 口部
6 ; ポンプ本体
8 ; キャップ体
9 ; 突条
11; 肩部
13; 突条
14; 押圧ボタン
16; 噴射ノズル
17; 開口
18; 嵌合筒体
19; ヒンジ
20; 蓋部
21; 立ち上がり部分
22; 前壁
23; 切欠き
25; 突片
Claims (2)
- 容器本体の上面長手方向後方にポンプ本体を組み付け、該ポンプ本体上部に設けられた押圧ボタンを下方向に押圧すると、前記容器本体内に収納された内容液が前方に向けて延設されたノズルから噴射されるポンプ式スプレー容器において、
前記押圧ボタンと前記ノズルとを覆うキャップを、長手方向側方に設けられたヒンジを介して開閉自在に取り付けたことを特徴とするポンプ式スプレー容器。 - 前記容器本体に嵌合する嵌合筒体と、該嵌合筒体に、長手方向側方に設けられたヒンジを介して開閉自在に取り付けられた蓋部とから前記キャップを構成し、
かつ前記嵌合筒体に、前記押圧ボタンと前記ノズルとの間に前方に向けて傾斜した傾斜面を設け、該傾斜面の中央に形成した切欠きを介して前記ノズルを前方に臨ませたことを特徴とする請求項1に記載のポンプ式スプレー容器。
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