JP2005022390A - 情報通信体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱処理工程において効率的に熱を伝えると共に紙詰まり等の事故を発生することのない情報通信体の製造方法を提供する。
【解決手段】 加熱処理の工程で二つ折り葉書Xの搬送経路Lの上下に配置されるヒートプレートP、P群を設定位置から上下可動に設ける。
【選択図】 図5

Description

発明の詳細な説明
本発明は、DMをはじめとして葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報通信体の製造方法に関する。さらに詳しくは、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書であるにもかかわらず、多層に折り畳まれあるいは切り重ねられたシートが剥離可能、剥離後容易に接着できないように積層されているために、多量の情報が隠蔽された情報通信体の製造方法に関する。
近年、葉書等の郵便物において、情報が記載された複数の葉片を折り畳みあるいは切り重ねて郵送可能にした情報通信体が多用されている。
そのような情報通信体の製造方法として、例えば特開平5−38894号の「密着書簡の連続製造装置」がある。
発明が解決しようとする課題
前記密着書簡の製造装置で製造される密着書簡は、例えば一時接着された2層の透明フィルムの両外側に感熱接着剤層を設けた4層構成の積層シート(以下疑似接着シートという)を、折り畳まれた葉書用紙材の対向紙片間に挿入し加熱、加圧処理を施し各紙片を剥離可能に一体化するものである。
ところで、前記加熱処理の方法は、図3に示すように複数の搬送ローラとヒートプレートを上下に対向させ配置したヒータ部からなるもので、その間に対向する紙面間に疑似接着シートを挟み込んだ紙片を通過させることにより、疑似接着シートに形成されている感熱接着剤の接着力を活性化し発揮させるものである。
ところで上記加熱処理に際して上下に対向して配置されたヒートプレートの間隔が極めて重要である。実際には、その間を通過する紙片や紙片間に挿入した疑似接着シートに効率的に熱を伝えるため、1mm前後の僅かな間隔を形成するように微妙に調整する必要がある。この間隔は狭くすればそれだけ加熱処理の熱効率が上がるが、反面紙片が通過する空間の遊びがなくなり窮屈になる。従って、ほぼ等間隔ピッチに配置されている搬送ローラやヒートプレートの僅かな隙間に入り込み巻き込まれて紙詰まりを頻繁に起こす。
この発明は上記問題に鑑み、上下のヒートプレート同志の間隔を極めて狭く配置しても、その間を通過する紙片が搬送ローラやヒートプレートの隙間に巻き込まれることがなく、それでいて紙片や紙片間に挿入した疑似接着シートに効率的に熱を伝えることが可能な情報通信体の製造方法を提供するものである。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明に係る情報通信体の製造方法は、折り線を介して連接された複数の紙片を折り畳みあるいは切り重ね、任意の対向面同志を加熱、加圧処理を施すことにより疑似接着する情報通信体の製造方法において、前記加熱処理の工程で前記紙片の搬送経路の上下に配置されるヒートプレートを設定位置から上下可動に設けたことを特徴としている。
上下のヒトプレートは設定した位置から可動状態なため、例えば上側のヒートプレートに上方の圧力がかかると上に移動し、下側においては下方の圧力に対して下に移動する。そして圧力がなくなると元の設定した位置にバネ等の力により復元するのである。
そのため複数折り畳まれて厚くなった紙片が通過する際には、上下のヒートプレートの間隔が強制的に押し広げられ、通過後には圧力がなくなりもとの位置(間隔)に戻る。
また加熱処理工程中に紙片がカール等の変形を起こしても、ヒートプレートの動きによりスムーズに通過させることが可能である。
なお本発明の適用範囲は、上記疑似接着シートによる疑似接着手段に限られるものではなく、同様の他の疑似接着手段にも適用することが可能である。
例えば、紙片の疑似接着予定面に疑似接着性の紫外線硬化型ニスや、合成ゴムや天然ゴムを主体とした疑似接着性の糊剤等を塗布し、疑似接着被膜を形成しても構わず、さらに紙繊維に合成樹脂を漉き込んだ用紙や合成紙等熱による融着性を有するものであればそのまま適用可能である。
図1は本実施例で使用する二つ折り葉書用紙の平面図を表す。図2は完成した二つ折り葉書の断面図を表す。図3は情報通信体の製造方法における加熱処理工程を分かりやすく説明する概略図を表す。図4は二つ折り葉書が加熱処理工程へ搬送される状態の平面図を表す。図5(A)、(B)は厚い紙片が加熱処理工程を通過する様子を分かりやすく説明する拡大図を表す。図6はカールした紙片に対するヒートプレートの動きを説明する拡大図を表す。図7(A)、(B)、(C)は搬送ラインの各種パターンを示す概略図を表す。
以下本発明を葉書に適用した場合について図面と共に説明する。
図1に示すように二つ折り葉書用紙Sは紙片1と紙片2が折り線3(必ずしも表示される必要はない)を介して連接されている。紙片1表面には郵便切手欄と郵便番号欄の他に受取人の住所氏名4が印字または印刷されている。この二つ折り葉書用紙Sは図2に示すように、各紙片裏面が既述の疑似接着手段Gを介して対向するように折り線3から折り畳まれる。そしてこの状態で図3に示す加熱処理工程を通過し、最終的に二つ折り葉書Xとして完成される。
折り畳まれた二つ折り葉書用紙Sは図3に示す如く、搬送ラインの上下に対向して配置された複数の搬送ローラRとヒートプレートPからなる加熱処理工程を同3左側から下流の右側へと一点鎖線の搬送経路に沿って移動する。なお本実施例では完成前の二つ折り葉書Xを図4の平面図に示す方向で、一点鎖線で示す加熱処理工程へ搬送移動させる。十分に加熱処理が施された二つ折り葉書Xは最終出口に設けられた加圧ローラVにより、対向する紙片が疑似接着手段Gを介して剥離可能に一体化され完成されるのである。
各搬送ローラRはシリコンローラ等が使用されるが、他にも例えば金属ローラの表面にテフロンやフッ素加工を施したローラを使用することができる。またヒートプレートPはアルミ製のプレート表面にトナー等の付着を低減するためにテフロンやフッ素加工が施してある。
ところで図5(A)に示すように、例えば厚手の用紙を使用したために分厚くなった二つ折り葉書Xを加熱処理工程に通そうとすると、固定された狭い間隔の上下のヒートプレートP、P間を通過することができないために紙詰まりを起こす。しかし本発明のヒートプレートP、Pは例えば上下に移動可能な軸5により固定されているため、破線に示す定位置から上下に移動することができる。そのため二つ折り葉書Xはストレスなく通過でき紙詰まりは起こらないのである。
なお、二つ折り葉書Xが通過した後は、軸5に設置されているバネ6の働きにより定位置に戻り当初の間隔が復元される。
また図6に示すように二つ折り葉書Xが加熱処理によりカールしたとしても、ヒートプレートPが自在に角度を変えたり持ち上がったりするために、不規則な方向の圧力をいなして最後まで通過させることが可能である。
なお、同図では軸5を中央に配置してあるが、これら軸5等のヒートプレートPにおける固定部分の形状や数及び場所に制限はない。
ヒートプレートPは上下とも可動にしても、また上側か下側のみを可動にしても構わない。また移動後の復元手段にバネや他の手段を用いることができる。上側は単に吊り下げた状態で設定しておいて、葉書Xが通過の際にヒートプレートを押し上げて、通過後自重で元の設定位置に復元するようにしてもよい。
搬送ラインLとヒートプレートPの位置に関しても各種配置が考えられる。
例えば図7(A)に示すように、ヒートプレートPを中央水平に通る搬送ラインL上下に対象に配置しても構わず、その際任意のプレートPの位置をずらすことも可能である。同図においては左側の上下ヒートプレートP、Pを広めの間隔で配置してあるが、どのプレートの位置をずらしても構わない。
また同図(B)に示すように、下側のヒートプレートP群の基準を搬送ラインLに合わせても構わない。この場合前記同様に任意のプレートPをずらしても勿論構わない。
さらに同図(C)に示すように、上側のヒートプレートP群の基準を搬送ラインLに合わせても構わない。この場合も前記と同様に、任意のプレートPをずらしても構わない。
発明の効果
本発明の製造方法によれば、様々な厚みの葉書用紙が通過する際に、上下または何れか一方のヒートプレートが自動的に間隔を調整するため紙詰まりを起こさない。
また加熱処理工程中に葉書がカール等の変形を起こしても、ヒートプレートの動きによりス厶ーズに通過させることができる。
従って効率的に情報通信体を製造することが可能になる。
本実施例で使用する二つ折り葉書用紙の平面図を表す。 完成した二つ折り葉書の断面図を表す。 情報通信体の製造方法における加熱処理工程を分かりやすく説明する概略図を表す。 二つ折り葉書が加熱処理工程へ搬送される状態の平面図を表す。 (A)及び(B)は厚い紙片が加熱処理工程を通過する様子を分かりやすく説明する拡大図をそれぞれ表す。 カールした紙片に対するヒートプレートの動きを説明する拡大図を表す。 (A)、(B)及び(C)は搬送ラインの各種パターンを示す概略図をそれぞれ表す。
符号の説明
R 搬送ローラ
P ヒートプレート
V 加圧ローラ
S 二つ折り葉書用紙
G 疑似接着手段
X 二つ折り葉書
1、2 紙片
3 折り線
4 住所氏名
5 軸
6 バネ

Claims (1)

  1. 折り線を介して連接された複数の紙片を折り畳みあるいは切り重ね、任意の対向面同志を加熱、加圧処理を施すことにより疑似接着する情報通信体の製造方法において、前記加熱処理の工程で前記紙片の搬送経路の上下に配置されるヒートプレートを設定位置から上下可動に設けたことを特徴とする情報通信体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017056732A (ja) * 2016-11-08 2017-03-23 デュプロ精工株式会社 用紙圧着装置の制御方法

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