JP2005022099A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】揮発メモリに記憶しているジョブ管理情報を、ジョブの終了時又は所定時間経過時毎にバックアップ用として不揮発性記憶媒体に複製保存する。再起動時には不揮発性記憶媒体に複製保存されていたジョブ管理情報を読み出して揮発メモリに記憶させることで、再起動前のジョブ管理情報を復元する。そして、復元されたジョブ管理情報に基づいて出力を再開する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成予定の画像データをジョブ毎に不揮発性記憶媒体に記憶し、揮発メモリに各画像データのジョブ毎の管理情報であるジョブ管理情報を更新記憶させて、ジョブ毎に画像形成動作を実行する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷予定の画像データをジョブ毎にハードディスク装置などの不揮発性の記憶媒体に一旦格納し、出力時に順次ハードディスク装置から揮発メモリに読み出して出力する複写機が知られている。例えば、内容Aで印刷枚数10枚の第1ジョブの印刷を終えるまでの間に、更に内容Bで印刷枚数150枚の第2ジョブが入力されると、複写機は揮発メモリに記憶された第2ジョブの内容Bの画像データをハードディスク装置に格納する。そして、第1ジョブの印刷が終了したならば、ハードディスク装置から揮発メモリに第2ジョブの画像データを順次読み出し、自動的に印刷を実行する。すなわち、不揮発性の記憶媒体に出力予定の画像データを一時的に蓄えることによって、装置に搭載されている揮発メモリの記憶容量より多くの画像を保持して出力することができる。ユーザは、第1ジョブの完了を待って第2ジョブを入力する必要は無く、複写機に出力させたいジョブを次々に与えて、その完了を待てば良いことになる。従って、ユーザは時間を有効に活用でき、また複写機は連続的に出力を実行することになるので稼動効率が高くなる。
【0003】
こうした複写機のなかには、画像データをハードディスク装置の記憶領域のどこに記憶させたかをジョブ毎に管理するジョブ管理情報を揮発メモリ(具体的には、RAM)に記憶するものが知られている(例えば、特許文献1参照。特許文献1の画像管理情報がジョブ管理情報に相当。全請求項に対応。)。この場合、ジョブ管理情報が揮発メモリに記憶されており、ジョブ管理情報へ高速にアクセスすることができるので、ジョブの管理に係る時間を軽減し、複数のジョブをより早く印刷処理することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−331357号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようにジョブ管理情報を揮発メモリに記憶する複写機では、当然のことながら電源を切ると揮発メモリに記憶されていたジョブ管理情報が消えてしまう。そのため、電源を一旦切らなければならない場合(例えば、夜間ある時間で作業を打ち切って翌日にその続きを行う場合や、トラブルが発生した場合など)、画像のデータはハードディスクに保存されているにもかかわず、印刷作業を復帰させて未完了のジョブを出力することはできなくなる。このため、ユーザは再起動後に未完了のジョブを再度入力し直さなければならず不便であった。特に、こうした複写機を業務用として使用している場合は、ジョブの数が多く、また1つのジョブで印刷する画像の数も多いために、ジョブの再入力による稼動効率の低下は大きな問題となっていた。
【0006】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、再起動前のジョブ管理状態に復帰させ、再起動後に未完了の出力を再開可能にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成予定の画像データをジョブ毎に不揮発性記憶媒体に記憶し、揮発メモリに各画像データのジョブ毎の管理情報であるジョブ管理情報を更新記憶させて、ジョブ毎に画像形成動作を実行する画像形成装置において、各ジョブの終了時又は所定時間経過時ごとに、前記揮発メモリに記憶されたジョブ管理情報を複製し、前記不揮発性記憶媒体に更新保存する複製保存手段と、自装置の起動時に、前記不揮発性記憶媒体にジョブ管理情報が保存されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって保存されていると判定された場合に、ジョブ管理情報を前記不揮発性記憶媒体から前記揮発メモリに復元する復元手段と、前記復元手段によって復元されたジョブ管理情報に基づいて画像形成動作を再開させる再開手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、揮発メモリに記憶しているジョブ管理情報を、ジョブの終了時又は所定時間経過時毎にバックアップ用として不揮発性記憶媒体に複製保存する。そして、再起動時に不揮発性記憶媒体に複製保存されていたジョブ管理情報を読み出して揮発メモリに記憶させることによって再起動前のジョブ管理情報を復元し、復元されたジョブ管理情報に基づいて画像形成動作を再開することができる。従って、画像形成装置に電源を一旦切らなければならないトラブルが発生した場合でも、再起動前のジョブ管理状態に復帰させ、再起動後に未完了の出力を再開することができる。
【0009】
また、ジョブ管理情報の復元については、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記ジョブ管理情報には少なくとも画像形成動作を完了したか否かのジョブ毎の指示情報が含まれ、前記判定手段は、前記ジョブ管理情報が保存されているか否かの判定に代えて、前記指示情報に基づいて画像形成動作が未完のジョブが前記ジョブ管理情報に含まれているか否かを判定する手段であり、前記復元手段は、前記判定手段によって含まれていると判定された場合に、ジョブ管理情報を前記不揮発性記憶媒体から前記揮発メモリに復元する手段であることとして良い。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、ジョブ管理情報には画像形成を完了したか否かを示す指示情報がジョブ毎に記憶される。すなわち、ジョブ管理情報はジョブ毎の画像形成の履歴としての機能を果たす。そして、再起動時には揮発メモリに複製保存されているジョブ管理情報に未完のジョブが含まれている場合に、ジョブ管理情報を復元し画像形成動作を再開させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した実施の形態を、画像形成装置の一つである複写機を例に挙げて説明する。尚、本発明が適用可能な画像形成装置は、複写機に限るものではなく、例えばFAXやプリンタ及びこれらの複合機、プロッターといった装置についても同様に適用可能である。
【0012】
[構成の説明]
図1は本実施の形態における構成の一例を示す外観図であり、図2はその概略断面図を示している。
図1に示すように、本実施の形態における複写機100は、基本的には従来の複写機(コピー機)と同様の装置構成によって実現される。すなわち、複写機100は、ユーザによる複写枚数や後処理の設定及び複写の実行操作などを入力する操作部110と、複写原本である原稿Dの原稿搬送部120と、原稿Dの画像を読み取る画像読取部130と、記録紙Pに複製画像を形成させる画像形成部140と、記録紙Pを供給する記録紙供給部150と、これらを統合的に制御する制御ユニット160とを備える。また、複写機100は、複製画像が形成された記録紙Pに仕分けや綴込みといった様々な後処理を実行する後処理装置200をオプションとして装備し、制御ユニット160によってその動作を制御することができる。
【0013】
具体的には、図2に示すように、原稿搬送部120では、原稿皿121に載置された原稿の束から原稿Dが、送り出しローラと分離搬送ローラとレジストローラとからなる原稿給紙装置122により分離され、搬送ドラム123によって搬送される。原稿Dの先端及び後端は、画像読取位置の直前の搬送経路上に設けられた原稿センサ124によって検知され、この検知結果に基づいて搬送ドラム123は制御される。そして、搬送ドラム123の下で画像読取部130によって原稿Dの画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿Dは、原稿排紙皿125に排出される。
【0014】
画像読取部130では、搬送ドラム123によって画像読取位置に搬送された原稿Dを照明光源131で照らして、原稿Dからの反射光をミラー132及びレンズ133から光学系でラインセンサCCDからなる撮像素子134に投影し、走査読取が行われる。
【0015】
画像形成部140は、記録紙供給部150の記録紙ストック部151から搬送経路L1によって搬送された記録紙Pに、画像読取部130で読み取った画像の複製画像を電子写真方式により形成する。具体的には、画像形成部140は、画像読取部130で読み取った画像から制御ユニット160で作成されたデジタル画像情報(印刷データ)に基づいて、露光装置141によってレーザダイオードのビームをドラム状の感光体142に照射し、感光体142上に静電潜像を形成する。そして、画像形成プロセス部143でトナー像を形成して、転写によってこのトナー像を記録紙Pに転写する。トナー像を転写された記録紙Pは搬送経路L1で更に搬送され、定着装置144でトナー像が定着される。
【0016】
トナー像が定着した記録紙Pは、搬送経路L1の下流に設けられた搬送経路L2で後処理装置200に搬送される。
後処理装置200は、制御ユニット160による制御によって切り換え可能な搬送経路L3及びL4を備える。そして、搬送経路L2で搬送された記録紙Pを搬送経路L3に沿って搬送した場合は、排出位置をシフトするシフト排紙部202で1部毎に仕分けして排紙皿204に排出する。また、搬送経路L4に沿って搬送した場合は、所定枚数をストッパー206に突き当てて揃え、ステープラ208で綴じ処理する。そして、搬送ベルト210で排紙皿204に排紙する。仕分けや綴じ処理といった後処理を要しない場合には、搬送経路L2に沿って排紙皿201に排紙する。尚、後処理装置200によって行われる後処理は、仕分けや綴じ処理に限らず、例えば折処理や製本処理、パンチホール開け処理といったその他の処理が選択可能であり、オプション装備としてサービスマンによって変更される。
【0017】
制御ユニット160は、例えば、CPU(Central Processing Unit)161、RAM162(揮発メモリ)やフラッシュメモリ163といった各種ICメモリ、SOC(System On Chip)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現され、各種ICメモリ等に記憶されている各種プログラムを読出して演算処理することによって複写機100を統合的に制御する。
【0018】
また、図1に示すように、制御ユニット160は通信制御部166と、不揮発性記憶媒体であるハードディスク装置168とを備える。通信制御部166は、通信端子及び通信装置によって実現され、通信回線2に接続して外部装置4とデータの送受信をすることができる。通信回線2は、有線又は無線によるデータの送受信が可能な通信媒体であって、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、携帯電話網、及び直接的なケーブル接続等がこれに該当する。通信制御部166を用いてデータ通信することによって、例えば、複写機100はパソコンなどの外部装置4から画像データを受信して画像形成し印刷することができる。
【0019】
複写機100は、ユーザによって操作部110から複写の実行操作が入力されたならば、原稿Dを原稿搬送部120で画像読取部130に搬送して、画像読取部130で原稿Dの画像を読み取る。或いは、通信制御部166で外部装置4から印刷対象の画像データを受信する。そして、記録紙供給部150で記録紙Pを搬送し、画像読取部130で読み取った画像の画像データ、或いは受信した画像データに基づく複製画像を画像形成部140で記録紙Pに形成し、後処理装置200で仕分けや綴込みなどの後処理を行う。
【0020】
画像読取部130で読み取られ或いは受信した一連の画像データのうち、画像形成部140で今まさに画像を形成しようとする(印刷出力しようとする)画像データはRAM162に記憶されるが、それ以外の複数の画像データは、通常ユーザが意識することなく一つのジョブとしてハードディスク装置168に格納される。そして、格納された画像データは、出力の順番が来ると順次ハードディスク装置168からRAM162に読み出されて画像形成部140で画像形成される。また、既にジョブに従って画像形成を実行中に、画像読取部130で読み取った画像の画像データ、或いは通信制御部166で受信した画像データは、次のジョブとしてハードディスク装置168に記憶され、先に実行中のジョブが終了したならば、該ジョブの画像データが逐次RAM162に読み出されて画像形成に供される。
【0021】
[機能ブロックの説明]
図3は、本実施の形態における機能構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、複写機100は、CPU161と、CPU161の作業領域としてプログラムや各種データを一時的に記憶する揮発メモリであるRAM162と、各種プログラムや設定値等を書き換え可能に記憶するフラッシュメモリ163と、ユーザによる各種操作を入力する操作部110と、原稿搬送部120と、画像読取部130と、画像形成部140と、記録紙供給部150と、後処理装置200と、通信制御部166と、ハードディスク装置168とを備える。そして、これらの各要素はデータバス180によって接続されている。
【0022】
操作部110は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示素子とボタンスイッチ、タッチパネル等によって実現され、ユーザによる複写枚数や後処理の設定などの設定や複写の実行/停止等の操作を入力し、操作入力信号をCPU161に出力する。
【0023】
CPU161は、フラッシュメモリ163に記憶されているシステムプログラム163a及び各種のプログラムを読み出して実行して複写機100の動作を統合的に制御する。システムプログラム163aには、ジョブ毎の出力管理をする機能をCPU161に実現させるための出力管理プログラム163bが含まれている。
【0024】
RAM162は、CPU161がジョブの実行を管理するためのジョブ管理情報165と、計時するための計時カウンタ167とを記憶する。
【0025】
図4は、本実施の形態におけるジョブ管理情報165のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、ジョブ管理情報165は、ジョブ毎にジョブ番号165aと、画像形成が開始されたか否かを示す指示情報である開始情報165bと、印刷する枚数のどこまで印刷が実行されたかを示す出力枚数165c(斜線右の値は出力が予定される総枚数、斜線左は出力が完了した枚数)と、画像形成が完了したか否かを示す指示情報である完了情報165dと、該ジョブで印刷する画像データが記憶されているハードディスク装置168のアドレス情報165eとを対応付けて格納する。
【0026】
画像読取部130で画像が読み取られた場合、或いは通信制御部166で外部装置4から画像データを受信した場合に、CPU161は新たにジョブ番号165aを追加して、開始情報165bに未実行を示す「0」、完了情報165dに未完了を示す「0」を格納する。そして、画像データをハードディスク装置168に記憶させるとともに、画像データが記憶された先頭アドレスと末尾アドレスとをアドレス情報165eに格納し、該ジョブの画像データの総数を出力枚数165cに格納する。
【0027】
例えば、同図の場合では、ジョブ番号165aが「1」のジョブは、開始情報165bに開始を示す「1」、完了情報165dに完了を示す「1」がそれぞれ格納されており、アドレス情報165eの示す先頭アドレス(address_Start01)から末尾アドレス(address_End01)までに格納されている画像データは全て画像形成されたことが分かる。また、ジョブ番号165aが「2」のジョブは、開始情報165bに開始を示す「1」が格納されているが、完了情報165dに未完了を示す「0」が格納されているので、ジョブが実行途中に有ることが分かる。そして、出力枚数165cから計6枚の出力のうち1枚目まで終了していることがわかる。そして、ジョブ番号165aが「3」のジョブは、開始情報165bに開始されていないことを示す「0」が格納されており、アドレス情報165eの示す先頭アドレス(address_Start03)から末尾アドレス(address_End03)までに格納されている画像データは、何れも画像形成されていないことが分かる。
【0028】
図5は、本実施の形態におけるハードディスク装置168に記憶されるデータの一例を示す図である。同図に示すように、ハードディスク装置168は、ジョブ管理情報165のコピーであるジョブ管理情報バックアップ168aと、ジョブ毎のジョブデータ168bとを格納する。
【0029】
ジョブデータ168bは、ジョブの識別情報であるジョブ番号168cと、該ジョブで出力する画像データ168dとを格納する。ジョブデータ168bの先頭アドレス及び末尾アドレスがアドレス情報165eに格納されている。尚、図示されていないが、ジョブデータ168bには、その他印刷部数や後処理などの各種の出力設定が格納されている。
【0030】
[処理の流れの説明]
図6は、本実施の形態における出力管理処理の流れを説明するためのフローチャートである。ここで説明される処理は、CPU161がシステムプログラム163a、特に出力管理プログラム163bを読み出して実行することによって実現される。
【0031】
同図に示すように、CPU161は、先ずRAM162にジョブ管理情報165が記憶されているか否かを判定する(ステップS2)。ジョブ管理情報165が記憶されていない場合(ステップS2;NO)、CPU161はハードディスク装置168にジョブ管理情報バックアップ168aが記憶されているか否かを判定する(ステップS4)。ジョブ管理情報バックアップ168aが記憶されていない場合(ステップS4;NO)、ジョブが登録されていない空(カラ)のジョブ管理情報165を新たに作成しRAM162に記憶させる(ステップS6)。
【0032】
ジョブの入力があった場合、すなわち従来と同様にして画像読取部130から画像を読み取った場合や、外部装置4から画像データを受信した場合(ステップS8)、RAM162のジョブ管理情報165に新しいジョブを登録し(ステップS10)、読み取った画像の画像データ及び受信した画像データをハードディスク装置168に記憶させる(ステップS12)。
【0033】
次に、CPU161は、ジョブ管理情報165を参照して実行中のジョブが有るか否かを判定する(ステップS14)。実行中のジョブが無い場合(ステップS14;NO)、ジョブ管理情報165に登録されているジョブで未実行のジョブを、登録順(本実施の形態では、ジョブ番号165aの小さい順)に実行する(ステップS16)。具体的には、ジョブ管理情報165のアドレス情報165eを参照して、ハードディスク装置168から未実行のジョブの画像データを順次読み出してRAM162に記憶させ、出力対象の画像データへ高速にアクセスできる状態にして画像形成を実行する。また、実行中は1つの画像データの画像形成が完了するごとに、該ジョブに対応するジョブ管理情報165の出力枚数165cを逐次更新する。未実行のジョブがなれれば画像形成が行われない(所謂アイドル状態になる)のは勿論である。
【0034】
一のジョブが完了したならば(ステップS18;YES)、CPU161は実行完了したジョブに対応するジョブ管理情報165の完了情報165dを実行完了に更新し(ステップS20)、RAM162に記憶されているジョブ管理情報165をジョブ管理情報バックアップ168aとしてハードディスク装置168に複製し更新保存する(ステップS22)。すなわち、前記揮発メモリに記憶されたジョブ管理情報を複製し、前記不揮発性記憶媒体に更新保存する複製保存手段として機能する。
【0035】
一のジョブがまだ完了していない場合は(ステップS18;NO)、CPU161は、RAM165の計時カウンタ167が所定時間に達したか否かを判定する(ステップS24)。達していると判定した場合(ステップS24;YES)、ジョブ管理情報165を、ジョブ管理情報バックアップ168aとしてハードディスク装置168に複製し更新保存する(ステップS22)。このステップS22によって複製保持手段が実現される。そして、複写機100のシステムが終了されなければ(ステップS26;YES)、ステップS2に戻る。
【0036】
この結果、ステップS2〜S24の処理によって、RAM162にはジョブ管理情報165が記憶され管理される。そして、ジョブ管理情報165のバックアップとして、ジョブ管理情報バックアップ168aがハードディスク装置168に確保される。
【0037】
一方、複写機100に電源を一度切らなければならないトラブルが発生し、再起動した場合は以下のような流れとなる。すなわち、CPU161はRAM162にジョブ管理情報165が記憶されているか否かを判定する(ステップS2)。一度電源が落とされたことによって、RAM162のジョブ管理情報165は消えてしまうので、記憶されていないと判定される(ステップS2;NO)。
【0038】
次に、CPU161はハードディスク装置168にジョブ管理情報バックアップ168aが記憶されているか否かを判定する(ステップS4)。すなわち、自装置の起動時に、前記不揮発性記憶媒体にジョブ管理情報が保存されているか否かを判定する判定手段として機能する。ここでは、上述したステップS2〜S24の処理によって電源が落とされる前のジョブ管理情報165が複製保存されているので、ジョブ管理情報バックアップ168aが記憶されていると判定する(ステップS4;YES)。
【0039】
次に、CPU161はジョブ管理情報バックアップ168aの完了情報165dを参照して未完のジョブが有るか否かを判定する(ステップS28)。すなわち、前記指示情報に基づいて画像形成動作が未完のジョブが前記ジョブ管理情報に含まれているか否かを判定する手段として機能する。
未完のジョブが有る場合(ステップS28;YES)、CPU161は、ジョブ管理情報バックアップ168aを読み出してRAM162に記憶させ、新たなジョブ管理情報165として復元する(ステップS30)。すなわち、ジョブ管理情報を前記不揮発性記憶媒体から前記揮発メモリに復元する復元手段として機能する。
【0040】
次いで、ステップS8に移行し、この復元されたジョブ管理情報165に未完了のジョブの出力が自動的に再開される(ステップS14;NO→ステップS16)。具体的には、復元されたジョブ管理情報165のジョブ番号165a順に、完了情報165dが「0」のジョブを検索する。そして、出力枚数165cから再開させる画像データが何枚目であるかを参照して、画像形成を再開する。すなわち、復元されたジョブ管理情報に基づいて画像形成動作を再開させる再開手段として機能する。
【0041】
従って、複写機100に電源を一旦切らなければならないトラブルが発生した場合でも、再起動前のジョブ管理状態に復帰させ、再起動後に未完了の出力を再開することが可能となる。
【0042】
以上、本発明を適用した実施の形態について説明したが、本発明の適用がこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜構成要素の追加や削除、変更を行っても良いのは勿論である。
【0043】
例えば、ハードディスク装置168は、内蔵されているに限らず通信回線2を介して接続された外部のハードディスク装置やサーバなどであっても構わない。その場合、ステップS12及びS22ではCPU161は、これらの装置と通信制御部166で画像データの送受信を行い、外部のハードディスク装置やサーバにジョブ毎の画像データ及びジョブ管理情報バックアップ168aを記憶させる。
【0044】
また、ジョブ管理情報165は、完了情報165dによって正常に画像形成が完了したことを示し履歴として保持する構成としたが、例えば、ステップS20にいて完了したジョブに関する情報をジョブ管理情報165から削除する構成としてもよいのは勿論である。その場合は、ステップS28は省略される。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、揮発メモリに記憶しているジョブ管理情報を、ジョブの終了時又は所定時間経過時毎にバックアップ用として不揮発性記憶媒体に複製保存する。そして、再起動時に不揮発性記憶媒体に複製保存されていたジョブ管理情報を読み出して揮発メモリに記憶させることによって再起動前のジョブ管理情報を復元し、復元されたジョブ管理情報に基づいて画像形成動作を再開することができる。従って、画像形成装置に電源を一旦切らなければならないトラブルが発生した場合でも、再起動前のジョブ管理状態に復帰させ、再起動後に未完了の出力を再開することができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、ジョブ管理情報には画像形成を完了したか否かを示す指示情報がジョブ毎に記憶される。そして、再起動時には揮発メモリに複製保存されているジョブ管理情報に未完のジョブが含まれている場合に、ジョブ管理情報を復元し画像形成動作を再開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の構成の一例を示す外観図。
【図2】本発明を適用した画像形成装置の概略断面図。
【図3】機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図4】ジョブ管理情報のデータ構成の一例を示す図。
【図5】ハードディスク装置に記憶されるデータの一例を示す図。
【図6】出力管理処理の流れを説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
100 複写機
160 制御ユニット
162 RAM
163 フラッシュメモリ
163a システムプログラム
163b 出力管理プログラム
165 ジョブ管理情報
167 計時カウンタ
168 ハードディスク装置
168a ジョブ管理情報バックアップ
168b ジョブデータ
Claims (2)
- 画像形成予定の画像データをジョブ毎に不揮発性記憶媒体に記憶し、揮発メモリに各画像データのジョブ毎の管理情報であるジョブ管理情報を更新記憶させて、ジョブ毎に画像形成動作を実行する画像形成装置において、
各ジョブの終了時又は所定時間経過時ごとに、前記揮発メモリに記憶されたジョブ管理情報を複製し、前記不揮発性記憶媒体に更新保存する複製保存手段と、
自装置の起動時に、前記不揮発性記憶媒体にジョブ管理情報が保存されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって保存されていると判定された場合に、ジョブ管理情報を前記不揮発性記憶媒体から前記揮発メモリに復元する復元手段と、
前記復元手段によって復元されたジョブ管理情報に基づいて画像形成動作を再開させる再開手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ジョブ管理情報には少なくとも画像形成動作を完了したか否かのジョブ毎の指示情報が含まれ、
前記判定手段は、前記ジョブ管理情報が保存されているか否かの判定に代えて、前記指示情報に基づいて画像形成動作が未完のジョブが前記ジョブ管理情報に含まれているか否かを判定する手段であり、
前記復元手段は、前記判定手段によって含まれていると判定された場合に、ジョブ管理情報を前記不揮発性記憶媒体から前記揮発メモリに復元する手段である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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Cited By (10)
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