JP2005021721A - 弾球遊技機の基板取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路基板が固定されるために発生する不都合を防止すること
【解決手段】 モータ基板ボックス200を直交位置にしたときには係合突起217と係合穴234aとが係合する。この状態で、モータ基板ボックス200を時計回りに回せば、保持腕222が弾性変形して係合突起217と係合穴234aとの係合が解除される。その後、モータ基板ボックス200を回して係合突起217が係合穴234b、234c、234d、234eのいずれかと係合させることで、係合穴234b、234c、234d、234eに対応した位置でモータ基板ボックス200を拘束できる。モータ基板ボックス200の取付角度を変化させることができるので、モータ基板ボックス200の取付角度が固定されている場合に生じるさまざまな不都合を防止できる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機に代表される弾球遊技機の技術分野に属し、詳しくは回路基板を弾球遊技機に取付けるための基板取付構造に関する。
パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機に代表される弾球遊技機では、例えば遊技盤に装着された可変入賞装置等の動作を制御するための遊技制御基板(メイン基板)、弾球遊技機と外部(ホールコンピュータ等)との配線を中継するための外部中継基板、発射装置のモータの動作を制御するための発射制御基板等、さまざまな回路基板が取付けられている。
従来、これらの基板は、弾球遊技機の本体側に固定された保持部材にボルト等を用いて取付けられていた。
実開平5−86378号公報
しかしながら、これらの回路基板は、上述のように固定されるために、ときには他の部品の着脱に際して邪魔になったり、他の部品の配置を制限することもあった。本発明は、このような不都合を防止することを目的としている。
上記課題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機の基板取付構造は、弾球遊技機の本体側に固定される保持部材と、回路基板を収容し前記保持部材を介して前記弾球遊技機の本体側に取付けられる基板ボックスとを有する弾球遊技機の基板取付構造において、前記保持部材と前記基板ボックスの一方に回動軸を設け他方には該回動軸を回動自在に挿通させる軸受部を設けて、前記基板ボックスを前記回動軸を中心として回動可能とし、さらに、拘束操作されると前記基板ボックスを拘束し、解除操作されると該拘束を解除して前記基板ボックスの回動を許す拘束手段であり、前記回路基板の延長面が前記遊技盤面または遊技盤面の延長面とほぼ直交する直交位置、前記平行位置および該直交位置と平行位置との間の中間位置で前記基板ボックスを拘束可能な拘束手段を備えたので、基板ボックスすなわち回路基板の取付角度を、例えば他の部品の着脱に際して邪魔にならない角度や他の部品の配置を制限しない角度に変化させることができる。よって、基板ボックスの取付角度が固定されている場合に生じるさまざまな不都合を防止できる。
保持部材は、例えば弾球遊技機の各種の枠部材や遊技盤の裏面等に固定されてもよいし、例えば発射装置のベース板のように枠部材等に固定される部材に固定されてもよい。基板ボックスは回路基板を収容するが、回路基板の一部例えばコネクタとその周辺部分が露出していても構わない。
回動軸とこれを回動自在に挿通させる軸受部は、例えば保持部材に凹陥部を設けてこれを軸受部とし、基板ボックスに凸部を設けてこれを回動軸とすることで、一方が保持部材に他方が基板ボックスに設けられる。
拘束手段は、基板ボックスを回動させない(拘束する)状態と回動を許す状態とが切換できればよく、その構造に特に限定はない。拘束手段の例としては、保持部材と基板ボックスを共に貫くピンを差し込んで拘束しピンを抜き取って解除する構成、保持部材と基板ボックスの一方に凹みを他方に突起を設けて両者の係合で拘束し係合を外すことで拘束を解除する構成、弾性係止爪による係止にて拘束し係止を外すことで拘束を解除する構成等が挙げられる。
回動軸の芯の方向は特に制限されないが、回動軸の芯を遊技盤面とほぼ平行にするとよい。なお、ここでいう「ほぼ平行」とは、数学的な意味では平行ではないにしても、実用上平行として扱っても差し支えない程度ということである。
また、前記拘束手段は、前記回路基板の延長面が前記遊技盤面または遊技盤面の延長面とほぼ直交する直交位置、前記平行位置および該直交位置と平行位置との間の中間位置で前記基板ボックスを拘束可能とすれば、例えば弾球遊技機の機種、他の部品の配置等に応じて適宜の角度で基板ボックス(回路基板)を取付けできる。なお、中間位置は、1箇所でもよいが、多段階あるいは連続的に変化できる構造とすると一層好適である。また、「ほぼ直交」とは、上述の「ほぼ平行」と同様に、実用上直交として扱っても差し支えない程度をいう。
請求項2の構成は、直交位置、平行位置及び中間位置で基板ボックスを拘束するための構成例である。すなわち、請求項1記載の弾球遊技機の基板取付構造において、
前記保持部材には互いに対面する一対の保持腕が設けられ、
該保持腕には前記回動軸が立設され、また前記回動軸を中心とする約90度の円弧の一端に位置する直交位置係合穴と、前記円弧の他端に位置する平行位置係合穴と、前記円弧に沿って前記直交位置係合穴と前記平行位置係合穴との間に配された中間係合穴とが設けられ、
前記係合突起を、前記直交位置係合穴に係合させると前記基板ボックスが前記直交位置に拘束され、前記平行位置係合穴に係合させると前記基板ボックスが前記平行位置に拘束され、前記中間係合穴に係合させると前記基板ボックスが前記中間位置に拘束され、
前記各拘束位置にある前記基板ボックスに回動力を及ぼすと前記保持腕が弾性変形して係合突起と前記各係合穴との係合が解除されて回動可能になる
構成にすれば、中間係合穴の個数次第で中間位置の箇所数が決まる。
また、請求項3記載のように、請求項1又は2記載の弾球遊技機の基板取付構造において、
前記軸受部を小判状の長穴とし、前記制御基板に実装されたコネクタを臨ませる開口を前記基板ボックスの側面に設け、
前記基板ボックスを前記平行位置にしてから前記長穴の長径方向に沿って移動させることにより前記制御基板に実装されたコネクタを外部のコネクタと連結する構成とすれば、制御基板に実装されたコネクタに例えばフラットケーブル等を接続する必要はなくなるので、こうしたフラットケーブル等からのノイズの進入を防止できる。また、フラットケーブル等が不要となることで、配線間違いを防止できるし、コストの低減にもなる。
次に、本発明の実施例および変形例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的に説明する。
図1に示すように、弾球遊技機としてのパチンコ機10は、長方形状の外枠12およびヒンジ14によって外枠12に開閉可能に取付けられた前面枠16を外殻となしている。
前面枠16にはガラス板17を保持するガラス枠18と上受皿20を保持する皿扉22が、それぞれ開閉可能に取付けられている。ガラス板17によって覆われる、パチンコ機10の内部には遊技盤24が配されており、遊技盤24に取付けられたガイドレール26で囲まれる略円形の領域が遊技領域28とされ、この遊技領域28に周知の入賞装置、障害釘、風車等(いずれも図示は省略)が設置されている。また、皿扉22の下方においては、下受皿30と灰皿32が一体化された下皿部材34および発射装置60(図1には示さない、図2および図3参照)を操作するための発射ハンドル36が前面枠16に取付けられている。
図2に示すように、前面枠16の背面側には機構盤40が取付けられている。機構盤40には、賞球タンク42、整列樋44、払出装置46等の賞球払出のための機構が備えられ、外部電源からの電力線やホールコンピュータとのデータ線等が接続される外部中継基板48を収容している外部基板ボックス50が取付けられている。また、前面枠16の背面側の下隅には発射装置60が取付けられている。
さらに、前面枠16に保持された遊技盤24の背面には図柄表示装置25が取付けられ、遊技盤24の背面は図柄表示装置25を除いて球集合盤27によって覆われている。この球集合盤27は、入賞球を集めるための樋の働きをするものであり、入賞球は遊技盤24と球集合盤27の間に形成される通路によって集合させられる。また、球集合盤27には、遊技盤24に装着されている可変入賞装置等の動作を制御するための遊技制御基板100を収容しているメイン基板ボックス102が取付けられている。
図2および図3に示すように、発射装置60は、発射装置60を構成する各部を支持するベース板62、ベース板62に固定されたモータ64、モータ64によって後退駆動され図示しないばねによって前進駆動される打球杵66、モータ64を制御するモータ制御基板(図示略)を収容しているモータ基板ボックス68等を備えている。図3に示すようにベース板62には複数のボルト孔70が設けられており、図2に示すように、発射装置
60はボルト孔70を貫通するボルト72によって前面枠16に固定されている。
図3に示すように、モータ基板ボックス68は、いずれもプラスチック製の箱部74と蓋部76とからなり、箱部74の上下の面には小判型の回動軸78(図示は一方のみ)が設けられ、蓋部76にはモータ制御基板のコネクタ80が露呈されている。
このモータ基板ボックス68を保持するための保持部材82は、互いに対面する一対の保持腕84、保持腕84間に配された連結板86、連結板86から横方向に延出されたコネクタ保持部88からなり、ベース板62に固定された連結部材(図示略)に連結板86を固定されている。保持腕84には、回動軸78の長径に整合する径の軸受部90が設けられ、回動軸78の短径に整合する幅の溝92が軸受部90から先端にわたって設けられている。また、コネクタ保持部88の先端部にはコネクタ80と対になるコネクタ94が取付けられており、コネクタ94にはフラットケーブル96が連結されている。フラットケーブル96は、電源からの電線、発射ハンドル36からの電線、モータ64に向かう電線等から構成されており、コネクタ80とコネクタ94が連結されたときには、モータ制御基板がモータ64の稼働を制御可能となる。
この発射装置60においては、モータ基板ボックス68の回動軸78を、保持腕84の溝92にはめて、モータ基板ボックス68の端面が連結板86に当たるまで押し込むと、回動軸78がちょうど軸受部90内に至る。回動軸78が軸受部90内にあれば、回動軸78を軸としてモータ基板ボックス68を自在に回動できる。そして、蓋部76がコネクタ保持部88に接するまでモータ基板ボックス68をほぼ90度回動させると、コネクタ80とコネクタ94が連結されるので、その連結によってモータ基板ボックス68が拘束される。また、コネクタ80とコネクタ94の連結を解除すれば、モータ基板ボックス68を回動させることができる。そして、回動軸78が溝92に対応する位置にしてからモータ基板ボックス68を引けば、モータ基板ボックス68を保持部材82から(発射装置60から)取外すことができる。これらのことから明らかなように、コネクタ80とコネクタ94が共同して拘束手段として機能している。
このように、モータ基板ボックス68の取付角度を変化させることができるので、モータ基板ボックス68の取付角度が固定されている場合に生じるさまざまな不都合を防止できる。
次に、図4を参照してメイン基板ボックス102の取付構造を説明する。
図4に示すように、メイン基板ボックス102を保持するための保持部材104は一対の支持腕106と支持腕106間に配された支持基板108とからなっている。支持腕106には円状の軸受部110が設けられ、その軸受部110から先端にわたって溝112が設けられている。一方、メイン基板ボックス102には、軸受部110の内径に整合する長径と溝112の幅に整合する短径を有する小判状の回動軸(図示略)が設けられており、上述のモータ基板ボックス68の場合と同様に、メイン基板ボックス102の回動軸を、支持腕106の溝112にはめて押し込むと回動軸が軸受部110内に至り、そこで回動軸を軸としてメイン基板ボックス102を自在に回動できる。また、回動軸が溝112に対応する位置としてからメイン基板ボックス102を引けば、メイン基板ボックス102を保持部材104から取外すことができる。
支持基板108の縁には凸部114が設けられ、凸部114に隣接して係止ピン116が取付けられている。一方、メイン基板ボックス102には側面から突出する軸ピン118が設けられ、その軸ピン118には、フック状の係止爪120および互いにほぼ反対方向に向かって配された操作部122と支点部124とを有する拘束部材126が、回動自在に取付けられている。さらに、支持基板108の先端部にはコネクタ128が取付けら
れ、遊技制御基板100の裏面にはコネクタ130が取付けられている。なお、メイン基板ボックス102の底面は係止爪120およびコネクタ130が配されている一部分のみ開放され、他の部分は閉鎖されている。
このような構造であるので、メイン基板ボックス102の回動軸を軸受部110に入れてメイン基板ボックス102を回動し、メイン基板ボックス102の底面(すなわち遊技制御基板100)が遊技盤24に平行となる位置にした際には、コネクタ128とコネクタ130が連結されて遊技制御基板100とパチンコ機10の各部とが接続される。また、このとき係止爪120を係止ピン116に係止することができ、支点部124は凸部114に接触している。この係止爪120と係止ピン116の係止によってメイン基板ボックス102は拘束され回動できなくなる。しかし、操作部122に力を加えて図4において時計回り方向に回動させれば係止爪120と係止ピン116の係止が解除されるから、メイン基板ボックス102は回動可能になる。この係止の解除に当たっては、支点部124が凸部114に当接していることによって、拘束部材126が梃子として働くから、わずかな力で係止を解除できる。
このような取付構造を採用しているので、メイン基板ボックス102を取付ける際には、メイン基板ボックス102を遊技盤24に対して直角となる方向に沿って押し込んで下向きに約90度回動させて係止爪120を係止ピン116に係止させるだけでよく、その係止を解除してからメイン基板ボックス102を上向きに約90度回動させて引き抜くだけで取り外せる。よって、メイン基板ボックス102の着脱は極めて簡単である。なお、このメイン基板ボックス102の取付構造においては、係止ピン116と拘束部材126とで拘束手段が構成されている。
また、詳細の説明は省略するが、外部基板ボックス50も支持腕106と同様の支持腕135にて回動可能かつ着脱可能に保持される構造で、コネクタ137の連結によって拘束され、取付けられる構造である。
以上のように、この実施例1のパチンコ機10では、モータ基板ボックス68、メイン基板ボックス102および外部基板ボックス50の取付角度を変化させることができるので、これらの取付角度が固定されている場合に生じるさまざまな不都合を防止できる。
また、モータ基板ボックス68、メイン基板ボックス102および外部基板ボックス50の取付けに当たってボルトやビス類を用いておらず、これらの取付並びに取外しがきわめて簡単である。このため、パチンコ機10の組立工数を低減できる。しかも、パチンコ機10の廃棄に際してこれらの基板を簡単に取り外せるから、基板の再利用や廃棄時の分別作業が簡単であり、リサイクルの観点から極めて有益と言える。
次に、実施例1とは異なる構造を採用してモータ基板ボックスの取付角度を多段階に変化可能とした例を説明する。なお、モータ基板ボックスの取付構造以外は実施例1と同様であるので図示および説明を省略する。
図5に示すように、この例のモータ基板ボックス200は、いずれもプラスチック製の箱部202と蓋部204とからなり、その内部にはIC等を実装したモータ制御基板206が収容されている。図6に示すように、箱部202には、ボリューム摘み208を挿通させるための孔210やコネクタ212a、212b、212cを露呈させるための切欠214が設けられている。また、図5に示すように、箱部202の上下の面には軸受部となる小判状の長穴216と拘束手段の一部となる係合突起217が設けられている(図示は上側の面のみであるが下側の面にも同様の長穴216と係合突起217が鏡像となる位
置に設けられている)。一方、図7に示すように、蓋部204の外面には係止用突起218が立設されている。
図5に示すように、このモータ基板ボックス200を保持するためのプラスチック製の保持部材220は、互いに対面する一対の保持腕222、保持腕222間に配された連結板224、連結板224から横方向に延出されたストッパ226からなっている。連結板224には、取付具(図示略)を挿通するための穴228と係止用突起218に対応する係止部材230が設けられており、取付具を介して実施例1の保持部材と同様に発射装置の本体側に取付けられている。
図5および図7に示すように、保持腕222には、長穴216の短径に整合する直径の回動軸232が立設されている。また、回動軸232を中心とする円弧に沿って、互いに同径の係合穴234a、234b、234c、234d、234eが設けられている。係合穴234aに連続して連通溝236が設けられ、その連通溝236の他端には係合穴234aと同径の係合穴238が連続されている。これら係合穴234a、234b、234c、234d、234e、238は、係合突起217と共同して拘束手段として機能するが、その働きについては後述する。
さらに、係合穴234b、234c、234d、234eには、それぞれ回動軸232側の一点(回動軸232ではない)を中心とする放射状の線に沿って保持腕222の外縁まで続く放射溝240b、240c、240d、240eが連続されている。なお、図示は省略しているが、上側の保持腕222には、これら回動軸232、係合穴234a、234b、234c、234d、234e、連通溝236、係合穴238および放射溝240b、240c、240d、240eと同様の構造が、鏡像となる位置に設けられている。
モータ基板ボックス200は、図7および図8に示されるように保持部材220の保持腕222に保持される。これら図7と図8とでは、モータ基板ボックス200の取付角度が90度変化しているが、本実施例ではさらにその中間の角度とすることもできる。次に、図9〜図13を参照して、この角度の変更について説明する。
まず、図9に示される状態は図7に対応しており、このとき、回動軸232は長穴216の図9(a)において上端側にあり、係合穴238に係合突起217が係合している。この係合穴238と係合突起217の係合とモータ基板ボックス200が連結板224に接していることにより、モータ基板ボックス200は回動を阻まれていて、拘束された状態にある。
この図9に示される状態から、モータ基板ボックス200を連結板224から引き離す方向(図9(a)において上側)に引くと、係合突起217は係合穴238から外れ連通溝236に沿って移動し係合穴234aと係合する。また、長穴216が相対移動して回動軸232は長穴216の図10(a)において下端側になる。すなわち、図10に示される状態になる。
この図10に示される状態で、モータ基板ボックス200を時計回り方向に回動させる力を及ぼせば、保持腕222が弾性変形して係合突起217と係合穴234aとの係合が解除されるので、モータ基板ボックス200を時計回り方向に回動させることができる。そして、例えば図11に示されるように、係合突起217が係合穴234cと係合したところでモータ基板ボックス200に及ぼしていた力を解除すれば、係合穴234cと係合突起217の係合により、モータ基板ボックス200の回動を阻んで拘束した状態とできる。同様に、モータ基板ボックス200の回動位置を、図12や図13に示される回動位
置にすることもできる。なお、モータ基板ボックス200が図13に示される位置になったときには、係止用突起218が係止部材230に当接し(互いの凹凸が嵌合し合い)、モータ基板ボックス200のさらなる回動を防止する。
また、例えば図11〜図13に示されるように、係合突起217が係合穴234b、234c、234d、234eのいずれかと係合しているときに、モータ基板ボックス200を長穴216の長径方向に押せば、係合突起217を放射溝240b、240c、240d、240eのいずれかに沿って移動させ保持腕222の外側に位置させることができる。すると、モータ基板ボックス200の回動を阻害するものがなくなるから、モータ基板ボックス200を簡単に回動させることができる。そして、係合突起217を放射溝240b、240c、240d、240eのいずれかに合わせてから、モータ基板ボックス200を長穴216の長径方向に引けば、係合突起217を放射溝240b、240c、240d、240eのいずれかに沿わせて移動させ、その放射溝に連続しているいずれかの係合穴234b、234c、234d、234eと係合させて、再びモータ基板ボックス200の回動を阻んで拘束した状態とできる。
このように、モータ基板ボックス200の回動位置を約90度の範囲内で複数段階に変化させることができるから、例えば弾球遊技機の機種、他の部品の配置等に応じて適宜の角度でモータ基板ボックス200の取付角度を変化可能であり、モータ基板ボックス200の配置はもとより他の部品の配置においても自由度が飛躍的に高まる。
また、この実施例2においても実施例1と同様に、モータ基板ボックス200の取付けに当たってボルトやビス類を用いておらず、取付並びに取外しがきわめて簡単である。このため、パチンコ機の組立工数を低減できる。しかも、パチンコ機の廃棄に際してモータ基板ボックス200を簡単に取り外せるから、基板の再利用や廃棄時の分別作業が簡単であり、リサイクルの観点から極めて有益と言える。
[変形例]
この実施例2の構成において、さらに図14および図15に示されるような構成を採用することもできる。すなわち、モータ基板ボックス200aの側面に開口300を設け、モータ制御基板206aに実装されたコネクタ302を開口300に臨ませている。そして、モータ基板ボックス200aの外部には、コネクタ302と対になるコネクタ304を配置している。このように構成すれば、モータ基板ボックス200aを図14に示される回動位置として、長穴216の長径方向に沿って移動させることにより、図15に示されるようにコネクタ302とコネクタ304とを連結することができる。したがって、コネクタ302に例えばフラットケーブル等を接続する必要はなくなるので、こうしたフラットケーブル等からのノイズの進入を防止できる。また、フラットケーブル等が不要となることで、配線間違いを防止できるし、コストの低減にもなる。
なお、上記実施例2および変形例では、係合突起217、係合穴234a、234b、234c、234d、234eおよび係合穴238が拘束手段として機能しており、変形例の場合は、コネクタ302およびコネクタ304も拘束手段を兼ねている。
以上、実施例および変形例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
実施例1のパチンコ機の正面図である。 実施例1のパチンコ機の背面図である。 実施例1のパチンコ機の発射装置の説明図であり、図3(a)は発射装置の斜視図、図3(b)はモータ基板ボックスの斜視図、図3(c)は保持部材の斜視図である。 実施例1のパチンコ機のメイン基板ボックスの着脱の説明図であり、図4(a)は取付け(または取外し)途中の側面図、図4(b)は取付けた状態の側面図である。 実施例2のモータ基板ボックスの分解斜視図である。 実施例2のモータ基板ボックスの正面図である。 実施例2のモータ基板ボックスを保持部材にて保持した状態の透視図である。 実施例2のモータ基板ボックスを保持部材にて保持し90度回動した状態の斜視図である。 実施例2のモータ基板ボックスを回動不能に拘束した状態の回動軸と長穴の位置関係および係合穴と係合突起の係合関係の説明図であり、図9(a)は平面方向の説明図、図9(b)は断面図である。 図9の状態からモータ基板ボックスを引き出した状態での回動軸と長穴の位置関係および係合穴と係合突起の係合関係の説明図であり、図10(a)は平面方向の説明図、図10(b)は断面図である。 図10の状態からモータ基板ボックスを回動させた状態での回動軸と長穴の位置関係および係合穴と係合突起の係合関係の説明図である。 図11の状態からモータ基板ボックスを回動させた状態での回動軸と長穴の位置関係および係合穴と係合突起の係合関係の説明図である。 モータ基板ボックスを最大に回動させた状態での回動軸と長穴の位置関係および係合穴と係合突起の係合関係の説明図である。 変形例においてコネクタの連結を解除した状態の平面方向の説明図である。 変形例においてコネクタを連結した状態の平面方向の説明図である。
符号の説明
10…パチンコ機(弾球遊技機)、24…遊技盤、
200…モータ基板ボックス(基板ボックス)、206…モータ制御基板(回路基板)、216…長穴(軸受部)、217…係合突起(拘束手段)、218…係止用突起、220…保持部材、222…保持腕、232…回動軸、234a〜234d…係合穴(拘束手段)、236…連通溝、238…係合穴(拘束手段)、240b〜240d…放射溝、
200a…モータ基板ボックス(基板ボックス)、206a…モータ制御基板(回路基板)、302…コネクタ、304…コネクタ。

Claims (3)

  1. 弾球遊技機の本体側に固定される保持部材と、回路基板を収容し前記保持部材を介して前記弾球遊技機の本体側に取付けられる基板ボックスとを有する弾球遊技機の基板取付構造において、
    前記保持部材と前記基板ボックスの一方に回動軸を設け他方には該回動軸を回動自在に挿通させる軸受部を設けて、前記基板ボックスを前記回動軸を中心として回動可能とし、
    さらに、拘束操作されると前記基板ボックスを拘束し、解除操作されると該拘束を解除して前記基板ボックスの回動を許す拘束手段であり、
    前記回路基板の延長面が前記遊技盤面または遊技盤面の延長面とほぼ直交する直交位置、前記平行位置および該直交位置と平行位置との間の中間位置で前記基板ボックスを拘束可能な拘束手段を備えた
    ことを特徴とする弾球遊技機の基板取付構造。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機の基板取付構造において、
    前記保持部材には互いに対面する一対の保持腕が設けられ、
    該保持腕には前記回動軸が立設され、また前記回動軸を中心とする約90度の円弧の一端に位置する直交位置係合穴と、前記円弧の他端に位置する平行位置係合穴と、前記円弧に沿って前記直交位置係合穴と前記平行位置係合穴との間に配された中間係合穴とが設けられ、
    前記係合突起を、前記直交位置係合穴に係合させると前記基板ボックスが前記直交位置に拘束され、前記平行位置係合穴に係合させると前記基板ボックスが前記平行位置に拘束され、前記中間係合穴に係合させると前記基板ボックスが前記中間位置に拘束され、
    前記各拘束位置にある前記基板ボックスに回動力を及ぼすと前記保持腕が弾性変形して係合突起と前記各係合穴との係合が解除されて回動可能になる
    ことを特徴とする弾球遊技機の基板取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の弾球遊技機の基板取付構造において、
    前記軸受部を小判状の長穴とし、前記制御基板に実装されたコネクタを臨ませる開口を前記基板ボックスの側面に設け、
    前記基板ボックスを前記平行位置にしてから前記長穴の長径方向に沿って移動させることにより前記制御基板に実装されたコネクタを外部のコネクタと連結する構成とした
    ことを特徴とする弾球遊技機の基板取付構造。
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