JP2005021393A - サイドスクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】執務者に圧迫感を感じさせることなく、且つしっかりとした自立性を有し、フリーアドレス型のオフィスで用いられるテーブルのみならず、一人用のデスク等にも好適に用いることができるサイドスクリーンを提供する。
【解決手段】サイドスクリーン1を、天板DTの使用面DTa上に起立姿勢で配置されるスクリーン本体1Aと、このスクリーン本体1Aから連続して天板DTの下面DTb側に潜り込みスクリーン本体1Aと共に天板Dtを厚み方向に挟み持つ自立補助部1Bとから構成し、スクリーン本体1Aの下縁部における幅寸法を当該スクリーン本体1Aが自立可能な寸法とするとともに、スクリーン本体1Aの上縁部における幅寸法を下縁部における幅寸法よりも小さくした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天板に取り付けて作業空間を適宜に区画することができるサイドスクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、執務者が特定の自席を有さず、大型のテーブルの適宜位置でその都度作業を行うという、いわゆるフリーアドレス型のオフィス形態が広まりつつある。このようなフリーアドレス型のオフィスで使用されるテーブルにおいては、隣席との境界となるようなサイドパネルが予め設けられていないため、そのテーブルの天板に簡易に着脱して各執務者の使用領域を隣席と区画するためのサイドスクリーンが種々考えられている。例えば、天板の使用面に立設するスクリーン本体と、このスクリーン本体の自立性を確保するために天板の下面側に配置する取付部とを有するものがある。このものは、スクリーン本体と比較的分厚い板材からなる取付部との間に対応する天板の厚み寸法と略同一の開口幅を有する開口部を有しており、この開口部を天板の使用端側へ差し込むことによってサイドスクリーンを取り付けるように構成されているが、このサイドスクリーンは当該テーブルに専用のものとして製作されているため、厚みの異なる天板には適用しにくいという問題がある。また、スクリーン本体の自立性を高めるために、スクリーン本体自体の幅寸法も上下に亘って全体に大きく設定されているが、その結果、スクリーン本体の厚みによって天板の使用面及びその上方空間が必要以上に占有され、使用面が狭まるとともに執務者が受ける圧迫感も大きいものとなっている。
【0003】
そこで、一般的な天板の各種の厚み寸法よりも大きな開口部を形成するとともに、天板の下面側に配置される部位を比較的大きく重量の重いバランス部として、スクリーン本体をバランス部との釣り合いで天板の使用面上に自立させるような態様のサイドスクリーンも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特願2002−231656明細書(図4等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成のサイドスクリーンであると、スクリーン本体の自立性を高めるためにバランス部を大きなものとせざるを得ず、その結果、執務者の脚がバランス部に当たると、そのバランス部との重量の釣り合いでのみ自立しているスクリーン本体が揺れ動いてしまうという不具合が生じる虞がある。
【0006】
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、執務者に圧迫感を感じさせることなく、且つしっかりとした自立性を有し、フリーアドレス型のオフィスで用いられるテーブルのみならず、一人用のデスク等にも好適に用いることができるサイドスクリーンを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のサイドスクリーンは、天板付家具の天板における使用面上に起立させて使用面を区画するものであって、天板の使用面上に起立姿勢で配置されるスクリーン本体と、このスクリーン本体から連続して天板の下面側に潜り込みスクリーン本体と共に天板を厚み方向に挟み持つ自立補助部とを具備してなり、スクリーン本体の下縁部における幅寸法を当該スクリーン本体が自立可能な寸法とするとともに、スクリーン本体の上縁部における幅寸法を前記下縁部における幅寸法よりも小さくしていることを特徴としている。
【0008】
このような構成のサイドスクリーンであると、まず、スクリーン本体の下縁部に自立性を確保し得る幅寸法を付与しているので、天板へのサイドスクリーンの安定設置が可能である。またそれに伴い、スクリーン本体の上縁部を下縁部よりも幅薄としていることから、従来のサイドスクリーンのように上下全域に亘って略同一の厚さ寸法を有するが故に執務者が感じていた圧迫感を解消することができる。なお、スクリーン本体の下縁部における自立性確保のために必要な具体的幅寸法は、当該スクリーン本体の奥行き寸法、高さ寸法、重量等の要素に基づいて適宜設定することができる。さらに、自立補助部を天板の下面に当接するように配置しているので、上述のバランス部を有するサイドスクリーンのように天板下で執務者の脚が当たるというような不具合も生じない。このことにより、このサイドスクリーンは、フリーアドレス型のオフィスに適用されるテーブルの天板に装着して、執務領域を適宜に区画する際に好適に用いることができるだけでなく、一人用のデスクの天板における側端部に装着しても好適な間仕切りとすることができる。
【0009】
このようなサイドスクリーンを軽量で簡易な構成とするためのは、スクリーン本体を、その骨格を構成するフレーム体と、このフレーム体を覆うように取り付けた張り地とから構成し、フレーム体の下縁部における最大幅寸法をスクリーン本体が自立可能な寸法とし、上縁部を下縁部の最大幅寸法よりも幅狭とすることが望ましい。
【0010】
この場合、フレーム体の下縁部と上縁部との幅寸法を異ならせる簡易な構成には、フレーム体を、その下縁部を構成する下フレーム部と上縁部を構成する上フレーム部とを具備するものとして、下フレーム部に、略水平方向に相互に離間する第1下フレーム要素及び第2下フレーム要素を具備させ、これら第1下フレーム要素の外側縁と第2下フレーム要素の外側縁との離間距離にフレーム体の下縁部における幅寸法を対応させたものが挙げられる。
【0011】
なお、下フレーム部は、必ずしも奥行き方向全域に亘って広い幅寸法を有していなければならないというわけではないので、スクリーン本体の自立性確保と天板の広い上方空間の確保という観点からは、第1下フレーム要素と第2下フレーム要素とを、奥行き方向中央部において最大限に離間するように配置するとよい。このような場合には、第1下フレーム要素と第2下フレーム要素とを、天板の使用端側及び反使用端側において最大限に近接するように、使用端部と反使用端部との間で湾曲又は屈曲させることで、スクリーン本体の自立性確保に必要な幅寸法を容易に取ることができるとともに、スクリーン本体の存在感を必要以上に強調しないようにして、執務者が受ける圧迫感を低減することができる。
【0012】
さらに、フレーム体の軽量化と良好なバランスを考慮すると、上フレーム部を1本の上フレーム要素から構成し、この上フレーム要素を、平面視した場合に第1下フレーム要素と第2下フレーム要素との離間方向における中間部を通過するように配置することが好適となる。
【0013】
また、フレーム体への張り地の容易な取り付けを実現し、しかもサイドスクリーン本来の間仕切りとしての機能を十分に発揮させるためには、張り地が袋状をなすものとして、フレーム体に被覆させた張り地に所定の張力を付与するようにすることが有効である。
【0014】
さらに、張り地を洗濯したり、オフィスの模様替えや張り地自体の色変更などに対応して交換することも考えられるが、その際に張り地をフレーム体に容易に着脱できるようにするには、張り地に、その袋状の開口部を開閉し得る開閉部材を設けるとよく、その開閉部材を使用時には目立たないようにするには、開閉部材をスクリーン本体の下縁部と天板の使用面との間に位置付けるとよい。
【0015】
また、厚み寸法が若干異なる天板に対してもスクリーン本体の自立性を損なうことなくこのサイドスクリーンを装着できるようにするためには、自立補助部を、弾性により天板の下面に当接するものとすることが望ましい。
【0016】
さらに、使用時にこのサイドスクリーンが簡単に位置ずれを生じないようにして、好適な使用状態を得るためには、自立補助部に、天板の下面との間で摩擦抵抗を生じ得る摩擦部材を設けることが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
図1及び図2に示す本実施形態のサイドスクリーン1は、テーブルやデスク等の天板付家具の天板DT(図1、想像線参照)に装着して用いられるものである。このサイドスクリーン1は、天板DTの使用面(上面)DTa側に起立姿勢で配置されるスクリーン本体1Aと、天板DTの下面DTb側に配置されスクリーン本体1Aの自立性を補助する自立補助部1Bとから構成される。本実施形態では、スクリーン本体1Aを更に、フレーム体2と張り地3とから構成している。なお、このサイドスクリーン1は、天板DTへの着脱の容易性を考慮して、天板DTの使用端DTc側から着脱するようにしているが、使用態様によっては反使用端DTd側(図4、図7参照)や側端DTe(図7参照)側から着脱することも可能である。
【0019】
以下、このサイドスクリーン1の具体的構成について説明する。
【0020】
まず、フレーム体2は、スクリーン本体1Aの骨格構造をなすものである。詳述するとフレーム体2は、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、その上縁部を構成する上フレーム部21と、下縁部を構成する下フレーム部22と、天板DTの使用端DTcに対応する前縁部を構成する前フレーム部23と、天板DTの反使用縁DTdに対応する後縁部を構成する後フレーム部24とから構成される。本実施形態では、上フレーム部21、前フレーム部23及び後フレーム部24を、1本の金属製パイプ材を側面視冂形に屈曲させることによって形成している。また、パイプ材の直径は、剛性等の観点から、例えば22.2mm程度としている。そして、パイプ材の折り曲げに際して、前フレーム部23及び後フレーム部24を共に鉛直姿勢とした場合に、前フレーム部23の上端23aを後フレーム部24の上端24aよりも低位置に設定し、上フレーム部21を、上方に凸形をなして緩やかに部分円弧状を描いて湾曲する形状としている。また、前フレーム部23の下端23bは、後フレーム部24の下端24bよりも低位置に設定してあり、前フレーム部23の下端23bに自立補助部1Bを設け、前フレーム部23aの下端23bよりも若干上方位置と後フレーム部24の下端24bとの間に、下フレーム部22を設けている。さらに、前フレーム部23の前縁から後フレーム部24の後縁までの距離、すなわちフレーム体2の最大奥行き寸法を、このサイドスクリーン1が適用される天板DTの奥行き寸法にほぼ対応させている。
【0021】
下フレーム部22は、上フレーム部21の幅寸法すなわち前記パイプ材の外径寸法よりも大きな幅寸法を有している。そのための構成として、本実施形態では下フレーム部22を、2本の下フレーム要素(第1下フレーム要素221及び第2下フレーム要素222)からなるものとしている。詳述すると、第1下フレーム要素221及び第2下フレーム要素222は、共に金属製の線材からなるものである。なお、この線材は、前記パイプ材よりも細いものであり、例えば直径8mm程度のものを用いている。そして、これら第1下フレーム要素221及び第2下フレーム要素222を、それらの前端221a、222aを前フレーム部23の下端23bよりも若干上方位置に溶接等により接合し、後端221b、222bを後フレーム部24の下端24bに溶接等により接合することで、前フレーム部23及び後フレーム部24と略直交して水平姿勢をなすように設けている。さらに、これら第1下フレーム要素221及び第2下フレーム要素222は、奥行き方向中央部221c、222cにおいて下フレーム部23が最大幅寸法を有するように、相反する側方へ部分円弧状をなして湾曲させてあり、それらの弧形状の半径をほぼ等しくしてある。そして、図4に示すように、奥行き方向中央部において第1下フレーム要素221の外側縁と第2下フレーム2要素222の外側縁との離間距離22dを、上フレーム部21の幅寸法すなわち前記パイプ材の外径よりも大きく、例えば100mm程度としている。このとき、同図に示すように平面視した場合、第1下フレーム要素221と第2下フレーム2要素222との離間方向における中央部を、上フレーム部21が直線状をなして通過するようにしている。
【0022】
自立補助部1Bは、前記下フレーム部22との間に天板DTを挟み込むことによってスクリーン本体1Aの自立性を補助するために設けられるものである。具体的にこの自立補助部1Bは、天板DTの下面DTbに沿って配置される自立補助板4と、この自立補助板4に取り付けられて天板DTの下面DTbに下方から当接する摩擦部材5とから構成される。自立補助板4は、厚さ数ミリ程度(例えば約2mm)の金属板からなるものであり、本実施形態では平面視概略二等辺三角形状をなすものとしている。そして、その頂角にあたる基端部4aを下方から前フレーム部23の下端23bに溶接等により接合しており、短辺側にあたる先端部4bを開放させている。このようにすることで自立補助板4は、基端部4a側においてフレーム体2に片持ち状態で支持されることになり、この基端部4aを支点として上下方向に弾性変形して、先端部4bと下フレーム部22との距離を上下に変化し得ることになる。一方、摩擦部材5は、天板DTの下面DTbと直接接触することにより摩擦抵抗を発生させ、このサイドスクリーン1が天板DTに装着した位置からずれを生じないようにするためのものである。本実施形態では、自立補助板4の底角にあたる先端部4bの2箇所に、例えばネオプレンゴムや軟質樹脂等の比較的大きな摩擦抵抗を生じ得る摩擦部材5を取り付けている。そのために、自立補助板4の2つの底角にはそれぞれ貫通孔(図示省略)を形成し、それら貫通孔に摩擦部材5をそれぞれ挿入して、摩擦部材5の上端部5aを自立補助板4の上面4cよりも上方に突出させている。なお、上述のように、自立補助板4は先端部4b側が上下に弾性変形するものであるので、このサイドスクリーン1を装着可能な天板DTの厚み寸法は、自立補助板4が略水平な姿勢における第1下フレーム要素221及び第2下フレーム2要素222の下縁と摩擦部材5の上端5aとの離間距離から、自立補助板4が最大限に下方へ弾性変形した際の第1下フレーム要素221及び第2下フレーム2要素222の下縁と摩擦部材5の上端5aとの離間距離までに対応する寸法の範囲内である。
【0023】
張り地3は、フレーム体2の略全体を被覆するように設けられるものである。本実施形態では張り地3として、フレーム体2の側面視形状に略対応する側面視概略台形状をなす袋状のものを適用している。また、張り地3の素材には、例えばポリウレタン、ポリエチレン及びポリアミド6(ナイロン6)等を含んだ弾性繊維を適用している。詳述すると、この袋状の張り地3は、図2に示すように、下端部にのみ開口部31を有し、その他の部位を閉塞しており、開口部31を開閉するための開閉部材を設けている。本実施形態では開閉部材として、この開口部31の縁部に沿って設けたスライドファスナ32と、開口部31の前端部における内面側に設けた面ファスナ33とを適用している。そして、スライドファスナ32及び面ファスナ33を開いた状態で上方から内部にフレーム体2を収容するように張り地3を被せ、前端部側においては下端部を前フレーム部23の下端23b及び自立補助板4の基端部4aに引っ掛けるとともに、後端部側においては下端部を後フレーム部24の下端24bに引っ掛けた状態で、前端部側の面ファスナ33を閉じ、且つスライドファスナ32を下フレーム部22の下方側で閉じると、張り地3全体が一定のテンションを有した状態で、本実施形態のサイドスクリーン1が完成する。
【0024】
したがって、以上のような構成からなるサイドスクリーン1を、例えば図7に示すフリーアドレス型のオフィスで使用されるような大型テーブルTと共に用いる場合、天板DTの使用端DTcを、スクリーン本体1Aの下縁を構成する下フレーム部22と自立補助部1Bとの間に上下に差し挟むように抜き差しすれば、適宜の位置で天板DTの使用面DTa並びにその上方空間を区画して、隣席同士を間仕切りすることができる。その際、スクリーン本体1Aの下縁をスクリーン本体1Aが自立可能な幅寸法としているため、基本的には自立補助部1Bなしでもサイドスクリーン1を直立姿勢にしておくことができるが、自立補助部1Bの存在により安定したサイドスクリーン1の自立状態を維持することができる。しかも、スクリーン本体1Aの上縁は下縁よりも幅狭としてあるので、天板DTを使用する執務者に過剰な圧迫感を与えることがなく、逆に適度な開放感を醸し出すことができる。また、天板DTの下面DTbに自立補助部1Bを沿わせていることから、天板DTの下方空間には邪魔な部材が突出せず、執務者の脚が当たるというような不具合も生じ得ない。
【0025】
特にスクリーン本体1Aを、フレーム体2と張り地3とから構成しているので、サイドスクリーン1は極めて軽量であり、取り扱いの便に優れ、執務態様に応じた天板DTへのサイドスクリーン1の着脱が非常に簡便である。そのうえ、下フレーム部22を、第1下フレーム要素221と第2下フレーム要素222の2つの部材から構成しているので、下フレーム部22の幅寸法を大きく取りやすくさらなる軽量化が可能であり、これら第1下フレーム要素221と第2下フレーム要素222とを奥行き方向中央部221c、222cで最大に離間するように湾曲させているので、自立性の確保と圧迫感の解消の両面における効果を容易に得ることができる。また、上フレーム部21を1本の部材から構成して、第1下フレーム要素221と第2下フレーム要素222の離間方向における中央部を通過させているため、フレーム体2の重量バランスも良好であり、この点でも自立性の向上が図られている。
【0026】
また、張り地3には袋状の構造をなすものを採用しているため、フレーム体2への着脱が容易であり、張り地3の洗濯や交換の際の便宜性に優れ、しかもフレーム体2に被せた張り地3には一定の張力が働くようにしているので、しっかりとした間仕切り本来の機能を十分に発揮することができる。特にこの張り地3の開口部31には、スライドファスナ32及び面ファスナ33からなる開閉部材を設けており、それらを下フレーム部22と天板DTの使用面DTaとの間に位置付けていることから、サイドスクリーン1の使用時に開閉部材が目立たず、良好な外観を保つことができる。
【0027】
さらに支持補助部1Bの主体となる支持補助板4は、弾性変形し得るようにフレーム体2に取り付けてあるので、厚み寸法が若干異なる各種の天板DTに対応することができ、さらに支持補助板4に摩擦部材5を取り付けることで、天板DTの下面DTbと摩擦部材5との間の摩擦抵抗によってサイドスクリーン1の位置ずれが生じにくくなるので、サイドスクリーン1のより安定した使用状態を得ることができる。
【0028】
また本実施形態は、以上のように安定的に自立可能なサイドスクリーン1であるので、図7に示したような大型のテーブルTのみならず、一人用のデスクの両側端部にこのサイドスクリーン1を装着しても、好適な間仕切りとして機能させることができる。
【0029】
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。例えばスクリーン本体を一枚の板材から構成して、その下縁をスクリーン本体が自立可能な程度の幅寸法とするとともに、上縁を下縁よりも薄幅としたものも、本発明の一態様に含まれる。また、スクリーン本体をフレーム体と張り地とから構成する場合は、フレーム体の形状を上述の実施形態以外の形状とすることもでき、特に下フレーム部を1本の太い部材から構成することも可能である。その他、各部の具体的構成、形状、素材等についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、スクリーン本体の下縁部を当該スクリーン本体が自立性を奏する厚み寸法としているので、天板への着脱が容易で、安定した使用状態をえることができるサイドスクリーンを得ることができ、しかもスクリーン本体の上縁部を下縁部よりも幅薄としているので、天板の上方空間を不必要に狭めることなく、天板を使用する執務者に過剰な圧迫感を感じさせないものとすることができる。また、天板の下面側に配置される自立補助部を、当該天板の下面に当接するようにしているため、天板下で執務者の脚が自立補助部に当たるというような不具合もなく、天板下空間を広く快適に利用することができる。そしてこのようなサイドスクリーンは、フリーアドレス型のオフィスで用いられる大型テーブル等の天板付家具の天板に装着して好適な間仕切りとして利用することができるだけでなく、個人用のデスク等の天板付家具の天板における側端部に装着しても好適な間仕切りとして利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサイドスクリーンを示す斜視図。
【図2】同サイドスクリーンを下方視した状態を示す斜視図。
【図3】同サイドスクリーンを構成するフレーム体を示す斜視図。
【図4】同平面図。
【図5】同正面図。
【図6】同右側面図。
【図7】同サイドスクリーンの使用例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…サイドスクリーン
1A…スクリーン本体
1B…自立補助部
2…フレーム体
3…張り地
5…摩擦部材
21…上フレーム部
22…下フレーム部
31…開口部
32、33…開閉部材(スライドファスナ、面ファスナ)
221…第1下フレーム要素
222…第2下フレーム要素
DT…天板
DTa…使用面
DTb…下面
T…天板付家具(テーブル)

Claims (10)

  1. 天板付家具の天板における使用面上に起立させて該使用面を区画するものであって、
    前記天板の使用面上に起立姿勢で配置されるスクリーン本体と、該スクリーン本体から連続して天板の下面側に潜り込みスクリーン本体と共に天板を厚み方向に挟み持つ自立補助部とを具備してなり、前記スクリーン本体の下縁部における幅寸法を当該スクリーン本体が自立可能な寸法とするとともに、スクリーン本体の上縁部における幅寸法を前記下縁部における幅寸法よりも小さくしていることを特徴とするサイドスクリーン。
  2. 前記スクリーン本体を、その骨格を構成するフレーム体と、該フレーム体を覆うように取り付けた張り地とから構成し、前記フレーム体の下縁部における最大幅寸法をスクリーン本体が自立可能な寸法とし、上縁部を下縁部の最大幅寸法よりも幅狭としている請求項1記載のサイドスクリーン。
  3. 前記フレーム体が、その下縁部を構成する下フレーム部と上縁部を構成する上フレーム部とを具備するものであり、前記下フレーム部を、略水平方向に相互に離間する第1下フレーム要素及び第2下フレーム要素を具備するものとして、これら第1下フレーム要素の外側縁と第2下フレーム要素の外側縁との離間距離に前記フレーム体の下縁部における幅寸法を対応させている請求項2記載のサイドスクリーン。
  4. 前記第1下フレーム要素と第2下フレーム要素とを、奥行き方向中央部において最大限に離間するように配置している請求項3記載のサイドスクリーン。
  5. 前記第1下フレーム要素と第2下フレーム要素とを、天板の使用端側及び反使用端側において最大限に近接するように、使用端部と反使用端部との間で湾曲又は屈曲させている請求項4記載のサイドスクリーン。
  6. 前記上フレーム部を1本の上フレーム要素から構成し、該上フレーム要素を、平面視した場合第1下フレーム要素と第2下フレーム要素との離間方向における中間部を通過するように配置している請求項3、4又は5記載のサイドスクリーン。
  7. 前記張り地が袋状をなすものであり、フレーム体に被覆させた張り地に所定の張力を付与するようにしている請求項2、3、4、5又は6記載のサイドスクリーン。
  8. 前記張り地に、その袋状の開口部を開閉し得る開閉部材を設け、該開閉部材を前記スクリーン本体の下縁部と天板の使用面との間に位置付けている請求項7記載のサイドスクリーン。
  9. 前記自立補助部が、弾性により天板の下面に当接するものである請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のサイドスクリーン。
  10. 前記自立補助部に、天板の下面との間で摩擦抵抗を生じ得る摩擦部材を設けている請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のサイドスクリーン。
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