JP2005020941A - 回転電機 - Google Patents

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祐輔 進藤
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Abstract

【課題】チョークコイル等を内蔵した回転電機の小型化及びチョークコイル等を有する装置の小型化を図ることができる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機5は、磁性体からなる電機子コア12とこの電機子コア12に巻回された電機子コイル13とを有する電機子11と、電機子に対して相対回転可能な界磁とを備える。そして、電機子コア12の外周側に電機子に対して界磁が相対回転する回転軸方向に磁束を発生させるように巻回した他用途コイル14を有する。そして、この他用途コイル14を、フィルタ装置等に用いられるチョークコイル3として使用する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転電機を有する回路には、例えば、高周波ノイズ等を低減又は検出するためのフィルタ装置等を有しているものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。そして、このようなフィルタ装置が、回転電機の外郭の中に内蔵したものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−187671号公報
【特許文献2】
特開平11−122910号公報
【特許文献3】
特開2000−315929号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献3に開示されている回転電機のように、フィルタ装置を回転電機の中に内蔵した場合には、回転電機の大型化を招来することになる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、フィルタ装置を内蔵した回転電機の小型化及びフィルタ装置を有する装置の小型化を図ることができる回転電機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、電機子コアを利用して、例えばフィルタ装置のうちのチョークコイルを形成することを思いつき、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の回転電機は、磁性体からなる電機子コアと該電機子コアに巻回された電機子コイルとを有する電機子と、前記電機子に対して相対回転可能な界磁とを備えた回転電機において、さらに、前記電機子に対して前記界磁が相対回転する回転軸方向に磁束を発生させるように前記電機子に巻回されると共に前記電機子コイルとは異なる用途に用いられる他用途コイルを備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、電機子コイルの用途とは、回転電機が電動機の場合には、電機子コイルに電流を流すことにより界磁を相対回転させる用途であって、回転電機が発電機の場合には、例えば界磁が相対回転することにより電機子コイルに電流を発生させる用途である。
【0009】
また、電機子コイルにより発生する磁束方向と他用途コイルにより発生する磁束方向とは略直交方向である。具体的には、電機子コイルにより発生する磁束方向は電機子に対して界磁が相対回転する回転軸方向に垂直な平面方向、すなわち電機子の径方向及び周方向を含む方向であるのに対して、他用途コイルにより発生する磁束方向は界磁の回転軸方向である。従って、何れの電機子コイルにより発生する磁束方向に対しても、他用途コイルにより発生する磁束方向は、略直交方向となる。これにより、他用途コイルにより発生する磁束は界磁の相対回転に何ら影響を及ぼすことがない。従って、回転電機そのものの性能には何ら影響を及ぼすことはない。
【0010】
そして、他用途コイルに電機子コアを利用すること、具体的には電機子コアを他用途コイルの鉄心として利用することにより、別途、他用途コイルを設ける必要がない。そのため、回転電機と他用途コイルとを一体化する場合には、新たに他用途コイルの設けるスペース等を確保する必要がないため、回転電機の小型化を図ることができる。また、従来、回転電機と他用途コイルとを一体化していないものに対しても、他用途コイルを新たに設ける必要がないため、他用途コイルを含む機器の小型化を図ることができる。
【0011】
なお、前記他用途コイルは、前記電機子の外周側に巻回されるようにしてもよい。これにより、容易に他用途コイルを巻回することができると共に、確実に電機子コアの軸方向に磁束を発生させるように巻回することができる。
【0012】
また、前記他用途コイルは、高周波ノイズを低減するチョークコイルとしてもよい。一般に、回転電機を含む機器には、チョークコイルを用いているものがある。さらに、このチョークコイルを含むフィルタ装置が回転電機の中に配設されているもの等がある。このようなチョークコイルを前記他用途コイルとすることにより、チョークコイルを別途設ける必要がないため、チョークコイルを含む機器やチョークコイルと一体化した回転電機の小型化を図ることができる。
【0013】
また、前記他用途コイルは、コモンモードノイズを低減するコモンモードチョークを構成する複数のコモンモードチョークコイルとしてもよい。この場合には、他用途コイルが複数本固定子コアに巻回されることになる。これにより、コモンモードチョークコイルを別途設ける必要がないため、コモンモードチョークコイルを含む機器の小型化及びコモンモードチョークコイルと一体化した回転電機の小型化を図ることができる。
【0014】
また、前記他用途コイルは、コモンモードノイズを低減するコモンモードチョークを構成する複数のコモンモードチョークコイルと該コモンモードチョークを含む回路における漏電を検出する漏電検出用コイルとを有する漏電流検出機能付きコモンモードチョークコイルとしてもよい。この場合には、他用途コイルが複数本固定子コアに巻回されることになる。具体的には、コモンモードチョークコイルの複数本のコイルと、さらに漏電検出用コイルが固定子コアに巻回されることになる。これにより、漏電検出機能付きコモンモードチョークコイルを含む機器の小型化及び漏電検出機能付きコモンモードチョークコイルと一体化した回転電機の小型化を図ることができる。
【0015】
また、前記他用途コイルは、トランスを構成する複数のトランス用コイルとしてもよい。この場合は、他用途コイルが複数本固定子コアに巻回されることになる。これにより、トランスを含む機器の小型化及びトランスと一体化した回転電機の小型化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
【0017】
(第1実施形態)
第1実施形態における回転電機を有する車両エアコン用電動コンプレッサ駆動装置について説明する。車両エアコン用電動コンプレッサ駆動装置の概略構成を図1に示す。図1に示すように、当該電動コンプレッサ駆動装置は、直流電源1と、コンデンサ2と、チョークコイル3と、インバータ装置4と、コンプレッサ駆動用電動機(回転電機)5とから構成されている。
【0018】
直流電源1は、車両に搭載されたバッテリである。コンデンサ2は、直流電源1の正極側と負極側との間に接続されている。また、コンデンサ2は、車両に搭載された他の機器にも接続されている。チョークコイル3は、一端側がコンデンサ2の正極側に接続されている。このチョークコイル3は、インバータ装置4により発生する高周波ノイズがインバータ装置4側からコンデンサ2側や他の機器等へ伝達されないようにするために設けられている。インバータ装置4は、平滑コンデンサ6と、3相全波ブリッジ7とから構成されている。平滑コンデンサ6は、チョークコイル3の他端側と直流電源1の負極側との間に接続されている。3相全波ブリッジ7は、平滑コンデンサ6に並列接続されており、複数のトランジスタ及びダイオード等から構成されている。この3相全波ブリッジ7は、トランジスタのスイッチング動作によって直流電源1から供給される直流電流を3相電流に変換している。コンプレッサ駆動用電動機5は、ブラシレスモータからなり、3相全波ブリッジ7から供給される3相電流により駆動する。
【0019】
ここで、コンプレッサ駆動用電動機5について図2を参照して詳述する。図2に示すように、コンプレッサ駆動用電動機5は、固定子(電機子)11と回転子(界磁)(図示せず)とから構成されている。固定子11は、略円筒形状の外郭とティースとからなる固定子コア(電機子コア)12と、それぞれのティースに集中巻により巻回された固定子コイル(電機子コイル)13とから構成されている。回転子は、固定子11に対して相対回転可能に固定子11の内側に配設されている。この回転子は、インバータ装置4から固定子コア13に電流が供給されることにより固定子11に対して相対回転する。
【0020】
そして、コンプレッサ駆動用電動機5は、さらに、固定子コア12の外周側に1本の外周コイル(他用途コイル)14が巻回されている。具体的には、外周コイル14は、固定子コア12の外周側であって、回転子が固定子11に対して相対回転する回転軸の軸回り方向に巻回される。すなわち、この外周コイル14に電流を流した場合に発生する磁束方向は、回転子の回転軸方向(図2におけるB方向)と一致する方向となる。
【0021】
そして、この外周コイル14は、図1に示すチョークコイル3としている。すなわち、図1に示すように、チョークコイル3は、従来のように別にコイルが形成されているのではなく、コンプレッサ駆動用電動機5の固定子コア12の外周に巻回することにより形成している。
【0022】
ここで、車両エアコン用電動コンプレッサ駆動装置を構成する要素の中で、コンプレッサ駆動用電動機5を除いた要素の中では、インバータ装置4とチョークコイル3が比較的に大型なものであった。従って、従来のように、別にチョークコイル3を形成した場合には、当該コンプレッサ駆動装置は、チョークコイル3の大きさ分だけ大型化していた。しかし、このチョークコイル3をコンプレッサ駆動用電動機5により形成することで、チョークコイル3を新たに設ける必要がなくなる。その結果、チョークコイル3を配設する分だけコンプレッサ駆動装置は小型化することができる。これは、コンプレッサ駆動用電動機5とインバータ装置4とチョークコイル3とが一体化されたコンプレッサ駆動装置の場合には、配線や各装置構成を非常に容易とすることができることにより、特に効果的である。
【0023】
次に、外周コイル14によるコンプレッサ駆動用電動機5の電動機性能への影響について説明する。まず、固定子コイル13により発生する磁束方向について説明する。固定子コイル13は、図2に示すように、固定子コア12のそれぞれのティースに集中巻により巻回されている。従って、固定子コイル13に電流を流した場合には、固定子11の径方向(例えば図2におけるA方向)に磁束を発生させる。さらに、固定子コイル13により発生した磁束は、固定子コア12にも界磁する。この固定子コア12に界磁する磁束方向は、固定子コア12のティースが形成されている方向及び固定子コア12の外郭の方向である円周方向となる。すなわち、固定子コイル13により発生する磁束方向は、回転子の回転軸方向に垂直な平面方向となる。一方、外周コイル14により発生する磁束方向については上述したように、回転子の回転軸方向と一致する方向となる。
【0024】
従って、固定子コイル13により発生する磁束方向は、外周コイル14により発生する磁束方向に対して略直交方向となる。このように、両者の発生する磁束方向が略直交することにより、相互に発生する磁束に影響を及ぼすことがない。すなわち、外周コイル14により発生する磁束によって、コンプレッサ駆動用電動機5の性能、すなわち回転子の固定子11に対する相対回転に影響を及ぼすことはない。つまり、コンプレッサ駆動用電動機5の性能に影響を及ぼすことなく、コンプレッサ駆動装置の小型化を図ることができる。
【0025】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態においては、コンプレッサ駆動用電動機5の固定子11に外周コイル14を一本巻回してチョークコイル3としての用途に用いた。第2実施形態におけるコンプレッサ駆動装置は、コモンモードチョークを有する場合である。
【0026】
コモンモードチョークについて図3を参照して説明する。コモンモードチョークとは、コモンモード電流により発生するコモンモードノイズを低減するためのチョークであって、直流電源1(図1に示す)の正極側と負極側にそれぞれ配設される。具体的には、図3に示すように、直流電源1の正極側(1次側)及び直流電源1の負極側(2次側)には、同一の鉄心Cにそれぞれ同数のコイル(1次側コイルL1、2次側コイルL2)(コモンモードチョークコイル)が巻回されている。
【0027】
このようにコモンモードチョークコイルを有する場合の作用について説明する。コモンモードノイズが発生していない場合には、1次側コイルL1に流れる電流値I1と2次側コイルL2に流れる電流値I2は、同一電流値となる。そのため、1次側コイルL1により発生する磁束(負荷電流による磁束)と2次側コイルL2により発生する磁束(負荷電流による磁束)は、相互に打ち消す方向に働く。一方、コモンモードノイズが発生している場合には、1次側コイルL1に流れる電流値I1と2次側コイルL2に流れる電流値I2は相違することになる。従って、この電流値の相違による磁束、すなわちコモンモードノイズ電流による磁束が発生する。しかし、コモンモードノイズ電流により発生する磁束は、1次側コイルL1及び2次側コイルL2のインダクタンス成分として働くことから、コモンモードノイズを有効に除去することができる。
【0028】
ここで、このようなコモンモードチョークを構成するコモンモードチョークコイル(1次側コイルL1及び2次側コイルL2)を図1及び図2に示したコンプレッサ駆動用電動機5を利用して形成する。すなわち、コモンモードチョークを構成する鉄心Cが、コンプレッサ駆動用電動機5の固定子コア12となる。具体的には、固定子コア12の外周側にコモンモードチョークコイルである1次側コイルL1及び2次側コイルL2が、それぞれ回転軸回り方向であって反対方向に巻回される。すなわち、1次側コイルL1により発生する磁束方向と2次側コイルL2により発生する磁束方向が、反対方向であって、回転子の回転軸方向と一致する方向となる。
【0029】
このように、コモンモードチョークを有するコンプレッサ駆動装置は、別途にコモンモードチョークを形成する必要がないため、全体として小型化を図ることができる。
【0030】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。上述した第2実施形態においては、コンプレッサ駆動用電動機5の固定子11に巻回した外周コイル14をコモンモードチョークコイルとしての用途に用いた。第3実施形態におけるコンプレッサ駆動装置は、漏電検出機能付きコモンモードチョークを有する場合である。
【0031】
漏電検出機能付きコモンモードチョークについて図4を参照して説明する。漏電検出機能付きコモンモードチョークとは、コモンモードチョークコイル(一次側コイルL1、2次側コイルL2)と漏電検出用コイルL3と鉄心Cを有するものである。コモンモードチョークについては、第2実施形態において説明したものと同様であるので説明を省略する。漏電検出用コイルL3は、コモンモードチョークコイルL1,L2が巻回されている鉄心Cに巻回されており、コモンモードチョークを含んだ回路、例えばコンプレッサ駆動装置を構成する回路における漏電を検出するためのコイルである。
【0032】
このように漏電検出機能付きコモンモードチョークを有する場合の作用について説明する。コンプレッサ駆動装置を構成する回路が漏電していない場合には、1次側コイルL1に流れる電流値I1と2次側コイルL2に流れる電流値I2は、同一電流値である。そのため、1次側コイルL1により発生する磁束と2次側コイルL2により発生する磁束は、相互に打ち消す方向に働く。そのため、鉄心Cには磁束が発生していないことになる。この場合には、漏電検出用コイルL3は、鉄心Cに磁束が発生していないことにより、電流が発生せず、漏電していないと判定することができる。
【0033】
一方、コンプレッサ駆動装置を構成する回路が漏電している場合には、1次側コイルL1に流れる電流値I1と2次側コイルL2に流れる電流値I2が相違することになる。従って、この電流値の相違により鉄心Cに磁束が発生して、この磁束により漏電検出用コイルL3に電流が流れる。そして、漏電検出用コイルL3に流れる電流値I3の大きさによりコンプレッサ駆動装置を構成する回路が漏電したか否かを判定することができる。
【0034】
ここで、このような漏電検出機能付きコモンモードチョークを構成するコモンモードチョークコイルL1,L2及び漏電検出用コイルL3を、図1及び図2に示したコンプレッサ駆動用電動機5を利用して形成する。すなわち、漏電検出機能付きコモンモードチョークを構成する鉄心Cが、コンプレッサ駆動用電動機5の固定子コア12となる。具体的には、固定子コア12の外周側にコモンモードチョークコイルである1次側コイルL1及び2次側コイルL2が、それぞれ回転軸回り方向であって反対方向に巻回される。すなわち、1次側コイルL1により発生する磁束方向と2次側コイルL2により発生する磁束方向が、反対方向であって、回転子の回転軸方向と一致する方向となる。さらに、漏電検出用コイルL3が固定子コア12の外周側に、回転軸回り方向に巻回される。すなわち、1次側コイルL1又は2次側コイルL2により発生する磁束により、漏電検出用コイルL3に電流が流れるようにしている。
【0035】
このように、漏電検出機能付きコモンモードチョークを有するコンプレッサ駆動装置は、別途に漏電検出機能付きコモンモードチョークを形成する必要がないため、全体として小型化を図ることができる。
【0036】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。上述した実施形態においては、電動機の固定子に巻回した外周コイルをチョークコイルやコモンモードチョークコイル等としての用途に用いた。第4実施形態は、電動機の固定子に巻回した外周コイルをトランスを構成する複数のトランス用コイルとしての用途に用いる場合である。
【0037】
トランスについて図5を参照して説明する。トランスは、一の回路に形成された1次側コイルL4と、他の回路に形成された2次側コイルL5と、1次側コイルL4及び2次側コイルL5が巻回された鉄心Cとから構成される。図5に示す用に、例えば、1次側コイルL4のコイル巻数より2次側コイルL5のコイル巻数を多くする。これにより、1次側コイルが形成されている回路にかかる1次側電圧V1に対して、2次側コイルが形成されている回路にかかる2次側電圧V2を変圧することができる。
【0038】
ここで、このようなトランスを構成する複数のトランス用コイルL4,L5を例えば図1及び図2に示したコンプレッサ駆動用電動機5を利用して形成する。すなわち、トランスを構成する鉄心Cがコンプレッサ駆動用電動機5の固定子コア12となる。具体的には、固定子コア12の外周側にトランスを構成する1次側コイルL4及び2次側コイルL5が、それぞれ回転軸回り方向に巻回される。すなわち、1次側コイルL4により発生する磁束により、2次側コイルL5に電流が流れるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両エアコン用電動コンプレッサ駆動装置の概略構成図を示す。
【図2】第1実施形態におけるコンプレッサ駆動用電動機の斜視図を示す。
【図3】コモンモードチョークについて説明する図である。
【図4】漏電検出機能付きコモンモードチョークについて説明する図である。
【図5】トランスについて説明する図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 直流電源
2 ・・・ コンデンサ
3 ・・・ チョークコイル
4 ・・・ インバータ装置
5 ・・・ コンプレッサ駆動用電動機(回転電機)
6 ・・・ 平滑コンデンサ
7 ・・・ 3相全波ブリッジ
11 ・・・ 固定子(電機子)
12 ・・・ 固定子コア(電機子コア)
13 ・・・ 固定子コイル(電機子コイル)
14 ・・・ 外周コイル(他用途コイル)

Claims (6)

  1. 磁性体からなる電機子コアと該電機子コアに巻回された電機子コイルとを有する電機子と、
    前記電機子に対して相対回転可能な界磁と、
    を備えた回転電機において、
    さらに、前記電機子に対して前記界磁が相対回転する回転軸方向に磁束を発生させるように前記電機子に巻回されると共に前記電機子コイルとは異なる用途に用いられる他用途コイルを備えたことを特徴とする回転電機。
  2. 前記他用途コイルは、前記電機子の外周側に巻回されたことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 前記他用途コイルは、高周波ノイズを低減するチョークコイルであることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  4. 前記他用途コイルは、コモンモードノイズを低減するコモンモードチョークを構成する複数のコモンモードチョークコイルであることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  5. 前記他用途コイルは、コモンモードノイズを低減するコモンモードチョークを構成する複数のコモンモードチョークコイルと該コモンモードチョークを含む回路における漏電を検出する漏電検出用コイルとを有する漏電流検出機能付きコモンモードチョークコイルであることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  6. 前記他用途コイルは、トランスを構成する複数のトランス用コイルであることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
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