JP7512753B2 - 磁極および磁気軸受 - Google Patents
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Description
一対のコイル部31は、入力端部32と出力端部33との間に形成される。従って、一対のコイル部31は、互いに電気的に直列に接続されている。一方のコイル部31は、一方のコイル配置部22に巻き回されている。同様に、他方のコイル部31は、他方のコイル配置部22に巻き回されている。
さらに、磁極10は、コイル30に発生するノイズを低減するフィルタ機能を有する。このフィルタ機能は、コイル30に生じるいわゆるコモンモードノイズを低減する。コモンモードノイズは、コイル30に生じる同相の電流である。
磁極10は、軟磁性材料により形成されたコア20と、入力端部32および出力端部33を有し、コア20に巻き回されるコイル30と、を備える。コア20は、互いに並置された入力端部32および出力端部33に生じるコモンモードノイズ電流によって発生する磁束MP2が通るフィルタ部24を含む。
フィルタ部24は、コア本体21に設けられた貫通穴23に限定されない。図3(a)に示すように、変形例1の磁極10Aのフィルタ部24Aは、コア本体21Aに設けられた溝25であってもよい。このようなフィルタ部24Aは、スリット構造であるとも言える。溝25は、コア本体21Aの本体内面21bに設けられている。溝25は、本体内面21bに形成された開口を含み、本体内面21bから本体外面21aに向けて延びている。また、溝25は、コア本体21Aの一方の本体側面21cから他方の本体側面21cに向かって貫通する。つまり、溝25は、一方の本体側面21cに形成された開口と、他方の本体側面21cに形成された開口と、を含む。
そして、図3(a)の例示において、溝25は、一対のコイル配置部22の外側に設けられている。この配置によれば、一対のコイル配置部22に巻き回される一対のコイル部31が発生する磁束MP1の外側に、フィルタ部24Aを設けることができる。そして、この溝25の底面25a、本体側面21cおよび本体外面21aに沿うように入力端部32および出力端部33が巻き回されている。巻き回す回数には、特に制限はない。
図3(b)の変形例2の磁極10Bのように、コア本体21Bには、本体内面21bだけでなく、本体外面21aにも溝26を設けてもよい。つまりフィルタ部24Bは、溝25、26により構成される。溝26は、溝25に対向する位置に設けられる。換言すると、変形例1の構成において、巻き回された導線が通る本体外面21aの位置に、溝26が設けられる。この構成によれば、巻き回された導線は、本体内面21bおよび本体外面21aから突出することがない。従って、巻き回しによる磁極10Bの寸法の拡大が抑制される。さらには、本体側面21cにも溝(不図示)を設けることとしてもよい。この構成によっても、実施形態の磁極10と同様の作用効果を得ることができる。
導線を巻き回す構成は、図3(a)および図3(b)のような溝構造に限定されない。例えば、図4(a)に示す変形例3の磁極10Cは、コア本体21Cに設けられた引っ掛け部27を有する。このようなフィルタ部24Cの構造は、かぎ状構造であるとも言える。引っ掛け部27は、本体外面21aに設けられた凹部28に配置されている。凹部28は、幅の大きい溝であるとも言える。引っ掛け部27は、凹部28の底面28aから本体外面21aに向けて起立する。引っ掛け部27は、柱部27aと、フランジ部27bと、を有する。柱部27aは、底面28aから本体外面21aに向けて延びている。柱部27aの先端には、フランジ部27bが設けられている。フランジ部27bは、本体外面21aとほぼ面一である。フランジ部27bの幅は、凹部28の幅よりも狭い。一方、フランジ部27bの幅は、柱部27aの幅よりも広い。従って、引っ掛け部27は、正面視してT字状の断面を有する。入力端部32および出力端部33をなす導線は、柱部27aに巻き回されている。フランジ部27bの幅が柱部27aよりも広いので巻き回された導線が外れることはない。このような構成によっても、実施形態の磁極10と同様の作用効果を得ることができる。なお、図4(a)では、柱部27aの側面は、本体側面21cと面一である。しかし、柱部27aの側面は、本体側面21cに対して凹んでいてもよい。この構成によれば、巻き回された導線は、本体内面21bおよび本体外面21aから突出することがない。従って、巻き回しによる磁極10Cの寸法の拡大が抑制される。
さらに、引っ掛け部27は、図4(b)に示す変形例4の磁極10Dが備えるコア本体21Dのように、凹部28に配置されなくてもよい。この構成では、フィルタ部24Dを構成する引っ掛け部27は、本体外面21aから突出している。変形例4の引っ掛け部27によれば、導線を容易に巻き回すことができる。なお、変形例3と同様に、引っ掛け部27は、コア本体21Cの本体内面21bから突出いてもよい。
実施形態の磁気軸受1は、磁極10とコアリング2とが別々の部品であった。図5に示す変形例5の磁気軸受1Eのように、磁極10Eとコアリング2Eとが一体であってもよい。一対のコイル配置部22Eは、回転軸101を囲む円環形状のコアリング2Eの内周面2aから回転軸101に向かって突出している。そして、コアリング2Eには、入力端部32および出力端部33を構成する導線を通す貫通穴23Eが設けられている。この構成によれば、複数の磁極10Eがコアリング2によって一体化されている。そうすると、コアリング2において磁極10E同士を接続する部分を、構造部材として用いるだけでなく、フィルタ部24Eとして電気的にも有効に活用することができる。
2、2E コアリング
2a 内周面
10、10A、10B、10C、10D、10E、10D 磁極
20 コア
21、21A、21B、21C コア本体
22 コイル配置部
22a コイル配置面
22b 先端面
23 貫通穴
24、24A、24B、24C、24D、24E フィルタ部
25 溝
25a 底面
26 溝
27 引っ掛け部
27a 柱部
27b フランジ部
28 凹部
28a 底面
30 コイル
31 コイル部
32 入力端部
33 出力端部
101 回転軸
102 モータ
103 回転子
104 固定子
105 玉軸受
MP1、MP2 磁束
RL 回転軸線
A 導線
B 近接部
C 揃い部
Claims (10)
- 軟磁性材料により形成されたコアと、
入力端部、出力端部、および前記入力端部および前記出力端部の間に形成されるコイル部を有し、前記コアに巻き回されるコイルと、を備え、
前記コアは、
互いに並置された前記入力端部および前記出力端部に生じるコモンモードノイズ電流によって発生する磁束が通るフィルタ部を含み、
前記コモンモードノイズ電流によって発生する磁束が生じる領域の位置は、前記コイル部に起因する磁束が生じる領域の位置とは異なる、磁極。 - 前記コアは、前記コイル部が巻き回されると共に、前記コイル部に流れる電流によって発生する磁束が通るコイル配置部を更に含み、
前記フィルタ部は、前記コイル配置部と重複しない位置に設けられている、請求項1に記載の磁極。 - 前記コアは、前記コイル配置部と、コア本体と、を含み、
前記フィルタ部は、前記コア本体に形成された貫通穴を含み、
前記貫通穴には、互いに並置された前記入力端部および前記出力端部が挿通されている、請求項2に記載の磁極。 - 前記コアは、前記コイル配置部と、コア本体と、を含み、
前記フィルタ部は、前記コア本体に形成された溝を含み、
前記溝には、互いに並置された前記入力端部および前記出力端部が配置されている、請求項2に記載の磁極。 - 前記コアは、前記コイル配置部と、コア本体と、を含み、
前記フィルタ部は、前記コア本体に形成された断面がT字状の引っ掛け部を含み、
前記引っ掛け部には、互いに並置された前記入力端部および前記出力端部が配置されている、請求項2に記載の磁極。 - 回転軸を非接触で回転可能に支持するアクチュエータと、
前記回転軸の位置に関する情報を得る位置センサと、を備え、
前記アクチュエータは、請求項1~5の何れか一項に記載の磁極である、磁気軸受。 - 前記回転軸を囲む円環形状のコアリングを更に備え、
前記磁極は、前記回転軸を囲むように少なくとも2個配置されており、
前記コアは、前記入力端部および前記出力端部の間に形成されるコイル部が巻き回されると共に、前記コイル部に流れる電流によって発生する磁束が通るコイル配置部を更に含み、
前記コイル配置部は、前記コアリングの内周面から前記回転軸に向かって突出している、請求項6に記載の磁気軸受。 - 回転軸を非接触で回転可能に支持するアクチュエータと、
前記回転軸の位置に関する情報を得る位置センサと、を備え、
前記位置センサは、請求項1~5の何れか一項に記載の磁極である、磁気軸受。 - 前記回転軸を囲む円環形状のコアリングを更に備え、
前記磁極は、前記回転軸を囲むように少なくとも2個配置されており、
前記コアは、前記入力端部および前記出力端部の間に形成されるコイル部が巻き回されると共に、前記コイル部に流れる電流によって発生する磁束が通るコイル配置部を更に含み、
前記コイル配置部は、前記コアリングの内周面から前記回転軸に向かって突出している、請求項8に記載の磁気軸受。 - 回転軸と、
前記回転軸を囲う、コアと、
前記コアに取り付けられた導線と、
前記導線に形成され、前記コアに巻き回されたコイル部と、
前記導線の、前記コイル部の一端から延伸する部位である、入力端部と、
前記導線の、前記コイル部の他端から延伸する部位である、出力端部と、
前記入力端部と前記出力端部とが相互に近接し、前記コアに向かった延伸する近接部と、
前記コイル部から前記近接部を介し、前記入力端部と前記出力端部とが相互に揃って延伸する、揃い部と、を備え、
前記揃い部と前記コアの一方が他方を取り囲んでおり、
前記入力端部および前記出力端部に起因する磁束が生じる領域の位置は、前記コイル部に起因する磁束が生じる領域の位置とは異なる、磁気軸受。
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