JP2005019439A - ウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェーハを搬送装置から受取る時に、容易に衝撃を低く抑えて受取ることができ、またウェーハを搬送装置に受渡す時にウェーハを容易に剥離させ、安定して搬送装置に受け渡すことのできるウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置を提供すること。
【解決手段】ウェーハWを第1の搬送手段31から受取る時は、ウェーハWを液体上又は液体13を含んだ部材で衝撃を低く抑えた状態で受取り、受取ったウェーハWを第2の搬送手段へ渡す時は、液体13又は液体13を含んだ部材に含まれた液体13とウェーハWとの接触を断つか又は接触面積を減少させ、液体13の表面張力の影響を減少させて、ウェーハWを剥がれやすい状態にして渡すようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】ウェーハWを第1の搬送手段31から受取る時は、ウェーハWを液体上又は液体13を含んだ部材で衝撃を低く抑えた状態で受取り、受取ったウェーハWを第2の搬送手段へ渡す時は、液体13又は液体13を含んだ部材に含まれた液体13とウェーハWとの接触を断つか又は接触面積を減少させ、液体13の表面張力の影響を減少させて、ウェーハWを剥がれやすい状態にして渡すようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置に関し、 特に化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing )装置等に用いられるウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体技術の発展により、デザインルールの微細化、多層配線化が進み、またコスト低減を進める上においてウェーハの大口径化も進行してきている。そのため、従来のようにパターンを形成した層の上にそのまま次の層のパターンを形成しようとした場合、前の層の凹凸のために次の層では良好なパターンを形成することが難しく、欠陥などが生じやすかった。
【0003】
そこで、パターンを形成した層の表面を平坦化し、その後で次の層のパターンを形成することが行われている。この場合、CMP法によるウェーハの研磨装置が用いられている。
【0004】
このCMP法によるウェーハの研磨装置として、表面に研磨パッドが貼付された円盤状の研磨定盤と、ウェーハの一面を保持してウェーハの他面を研磨パッドに当接させるウェーハキャリアとを有し、研磨定盤を回転させるとともにウェーハキャリアを回転させながらウェーハを研磨パッドに当接させ、研磨パッドとウェーハとの間に研磨剤であるスラリを供給しながらウェーハの他面を研磨するCMP装置が、一般に広く知られている。
【0005】
このCMP装置内にはウェーハを搬送する複数の搬送装置が組込まれ、ウェーハはこの複数の搬送装置によってCMP装置の各部に搬送されて研磨され、表面が平坦化される。また、1つの搬送装置と他の搬送装置との間のウェーハの受渡しのために、ウェーハ受渡しステージが組込まれている。
【0006】
このウェーハ受渡しステージとして、ウェーハの径より僅かに大径の凹部を有し、凹部の底面に給水口が設けられたステージであって、搬送装置からウェーハを受取る時は凹部の底面で受けるとともに凹部の側面で位置決めをし、ウェーハを別の搬送装置に渡す時は凹部に給水し、ウェーハをフローティングさせて持ち上げるようにしたロードステージが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−124174号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、CMP装置のようなスラリーを用いるウエット加工の場合、研磨後のウェーハを研磨ヘッドのウェーハキャリアから受渡しをする際に、ウェーハはウェーハキャリアから均一に剥離されず斜めに落下することがある。このような場合、前述の特許文献1に記載されたウェーハ受渡しステージではウェーハのエッジを損傷する恐れがあった。
【0009】
また、ウェーハが斜めに落下するためにステージの凹部の側面に乗り上げ、ウェーハの位置決めができないことがあった。更に、ウェーハを他の搬送装置に渡す時に、ウェーハが液体の表面から剥がれ難く、スムーズに受渡しできないという問題もあった。このため、研磨後のウェーハを安定して受渡しする搬送系を実現するのは非常に困難であった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウェーハを搬送装置から受取る時に、ウエット加工されたウェーハであっても容易に衝撃を低く抑えた状態で受取ることができ、またウェーハを搬送装置に受渡す時にウェーハを容易に剥離させ、安定して搬送装置に受け渡すことのできるウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段からステージに受取り、受取ったウェーハをステージから第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し方法において、前記ステージにウェーハを受取る時は、ステージ内の液体上又は液体を含んだ部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記液体又は前記液体を含んだ部材に含まれた液体と前記ウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させることを特徴としている。
【0012】
請求項1の発明によれば、ウェーハを受取る時は、液体又は液体を含んだ部材でウェーハを受取るので、衝撃を抑えて受取ることができる。また、ウェーハを渡す時は、液体とウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させるので、ウェーハが載置面から剥がれやすく、安定して受け渡すことができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、内部に液体を貯留可能な受渡しステージと、該受渡しステージ内に液体を供給するとともに、受渡しステージ内の液体を排出する給排水手段と、前記受渡しステージ内に設けられ、受渡しステージ内の液体が排出された時に前記液体の液面に載置されていたウェーハを支持する支持部材とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は前記液体上でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記液体を排出してウェーハを前記支持部材で支持し、液体と前記ウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させた状態で渡すことを特徴としている。
【0014】
請求項2の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取り、受け渡す時には液体を排出して液体の表面張力の影響をなくすので、安定して受け渡すことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、内部に液体が貯留された受渡しステージと、前記受渡しステージ内の液体の液面に載置されたウェーハを、液面に対して相対的に上昇させるリフトアップ手段とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は前記液体上でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記リフトアップ手段でウェーハを液面に対して相対的に上昇させて渡すことを特徴としている。
【0016】
請求項3の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取り、受け渡す時にはウェーハを液面に対して相対的に上昇させて液体の表面張力の影響をなくすので、安定して受け渡すことができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、受渡しステージと、該受渡しステージ内に設けられた液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材と、前記容器内の液面又は液体を浸透させた部材上面に載置されたウェーハに対して、前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材を相対的に下降させる上下移動手段と、前記受渡しステージ内に設けられ、前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材が前記ウェーハに対して相対的に下降された時に前記ウェーハを支持する支持部材とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、前記液体上又は液体を浸透させた部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記上下移動手段で前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材をウェーハに対して相対的に下降させ、ウェーハを前記支持部材で支持して渡すことを特徴としている。
【0018】
請求項4の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取ることができ、受け渡す時には液面をウェーハに対して相対的に下降させて液体の表面張力の影響をなくすことができるので、安定して受け渡しをすることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、受渡しステージと、周囲を前記受渡しステージに支持され、表面に液体を滞留させた又は内部に液体を浸透させた可撓性部材と、該可撓性部材の中央部を前記ウェーハに対して相対的に上昇又は下降させる昇降手段とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、表面に液体を滞留させた又は内部に液体を浸透させた可撓性部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記可撓性部材の中央部を前記ウェーハに対して相対的に上昇又は下降させて渡すことを特徴としている。
【0020】
請求項5の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取ることができ、受け渡す時には液面をウェーハに対して相対的に上昇又は下降させて液体の表面張力の影響を少なくすることができるので、安定して受け渡しをすることができる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、受渡しステージと、該受渡しステージ内に設けられ、前記ウェーハに向けて気体を泡状に湧出するバブリング手段と、前記受渡しステージ内に設けられ、前記泡状気体の湧出が停止された時に、又は前記泡状気体がウェーハに対して相対的に下降された時に、前記泡状気体に載置されていたウェーハを支持する支持部材とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、前記泡状気体でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記泡状気体の湧出を停止するか又は前記泡状気体をウェーハに対して相対的に下降させ、ウェーハを前記支持部材で支持して渡すことを特徴としている。
【0022】
請求項6の発明によれば、ウェーハを受取る時は泡状面で受取ることができ、受け渡す時には泡の湧出を停止させて、又は泡状面を下降させて液体の表面張力の影響を少なくすることができるので、安定して受け渡しをすることができる。
【0023】
請求項7に記載の発明は、ウェーハ加工装置が前記請求項2、3、4、5、又は6のうちいずれか1項に記載のウェーハ受渡し装置を有することを特徴としている。
【0024】
請求項7の発明によれば、加工後のウェーハを搬送装置から受取る時は、液体又は液体を含んだ部材でウェーハを受取るので、ウェーハをステージに軟着陸させることができる。また、ウェーハを搬送装置に渡す時は、液体とウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させるので、ウェーハが載置面から剥がれやすく、安定して受け渡すことができる。このため安定した搬送系を有する加工装置を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置の好ましい実施の形態について詳説する。尚各図において、同一の部材については同一の番号又は記号を付している。
【0026】
図1はウェーハ受渡し装置の第1の実施形態を表わす概念図である。図1(a)はウェーハを受取る状態を表わし、図1(b)はウェーハを渡す状態を表わしている。ウェーハ受渡し装置10は、底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ(ステージ)11、底部11Aに設けられた複数の支持部材12、12、…、受渡しステージ11内に充填された液体である純水13、及び給水パイプ14Aとドレインパイプ14Bを介して受渡しステージ11内に純水13を給水したり排水したりする給排水手段14とで構成されている。
【0027】
壁部11Bは円筒状で、その内径はウェーハWの外径より僅かに大きくなっている。また、支持部材12、12、…は円周上に等間隔で6個配置され、底部11Aから2〜3mm突出している。受渡しステージ11内に充填する純水13は、支持部材12、12、…の先端が約2mm埋没する深さまで注水するのが好ましい。
【0028】
第1の搬送装置である研磨ヘッドのウェーハキャリア31からウェーハWを受取る時は、図1(a)に示すように、先ず受渡しステージ11は、給排水手段14によって前述の深さまで純水13が注水されて待機している。次に加工済みのウェーハWを吸着したウェーハキャリア31が受渡しステージ11の上方まで移動し、純水13の液面近くまで下降してからウェーハWの吸着を解除する。ウェーハWがウェーハキャリア31から均等に剥離されずに傾いて落下しても、純水13の液面に衝撃を低く抑えた状態で着水(以下この状態を軟着陸と称する)してセンタリングされた状態で保持される。
【0029】
次に、ウェーハWを第2の搬送手段41に受け渡す時は、図1(b)に示すように、給排水手段14を作動させて受渡しステージ11内の純水13を排水し、ウェーハWを支持部材12、12、…に支持させる。この状態で第2の搬送手段41の吸着ヘッド41Aが下降し、ウェーハWを吸着して搬送する。この時、支持部材12、12、…の先端とウェーハWとの接触面積が微小であるため、ウェーハWが濡れていても表面張力の影響は無視でき、ウェーハWを容易に受け渡すことができる。
【0030】
図2は、本発明に係るウェーハ受渡し装置の第2の実施形態を表わす概念図である。第2の実施形態は、第1の実施形態同様に底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ11内に純水13が充填されている。また、ウェーハWを液面から上昇させるリフトアップ手段15を有している。
【0031】
リフトアップ手段15は、円盤状の移動板15A、移動版15Aの周縁近傍で円周上等間隔に配置された複数の支持部材15B、15B、…、移動板15Aを昇降する図示しない駆動手段とからなっている。
【0032】
複数の支持部材15B、15B、…は受渡しステージ11の底部11Aに形成された複数の孔に夫々挿入され、複数の孔をガイドにして昇降するようになっている。底部11Aの複数の孔には夫々シール材15Cが取付けられ、漏水を防止するようになっている。
【0033】
第1の搬送装置である研磨ヘッドのウェーハキャリア31からウェーハWを受取る時は、第1の実施形態と同様に、ウェーハWは純水13の液面に軟着陸してセンタリングされた状態で保持される。
【0034】
また、ウェーハWを第2の搬送手段41に受け渡す時は、リフトアップ手段15が作動してウェーハWを純水13の液面から持ち上げて、純水13の表面張力の影響をなくし、ウェーハWを容易に受け渡すことができるようになっている。
【0035】
なお、リフトアップ手段15で移動板15Aと複数の支持部材15B、15B、…を持ち上げる代わりに、純水13が充填された受渡しステージ11を下降させてもよい。
【0036】
図3は、本発明に係るウェーハ受渡し装置の第3の実施形態を表わす概念図である。第3の実施形態は、第1の実施形態同様に底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ11を有しており、底部11Aには円周上に等間隔で支持部材12、12、…が設けられている。
【0037】
支持部材12、12、…の内側には円周上等間隔に複数の噴射ノズル14C、14C、…が設けられ、各噴射ノズル14Cからは上方に向けて液体が噴射されて、噴水13Aを形成している。噴射ノズル14Cは6個以上設けるのが好ましい。また、噴射する液体は純水が好ましい。
【0038】
ウェーハWを受取る時は、各噴射ノズル14Cから液体を噴射し、噴水13A、13A、…上にウェーハWを軟着陸させ、次に噴水13A、13A、…の噴射高さを徐々に減少させて最後は支持部材12、12、…でウェーハWを支持する。ウェーハWを第2の搬送手段41に受け渡す時は、液体の表面張力が働かないので、容易に受け渡すことができる。
【0039】
図4は、第3の実施形態の変形例を表わす概念図である。この変形例では、支持部材12、12、…を独立して設けず、受渡しステージ11の底部11Aに円周上等間隔に設けられた複数の噴射ノズル14D、14D、…を支持部材に兼用させている。即ち、噴射ノズル14D、14D、…から噴射された噴水13A、13A、…が停止されると、各噴射ノズル14Dの先端でウェーハWを支持するようになっている。
【0040】
図5は、第4の実施形態を表わす概念図である。第4の実施形態は、第1の実施形態同様に底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ11を有しており、底部11Aには円周上に等間隔で支持部材12、12、…が設けられている。また、底部11Aの中央部には液体を満たした容器である純水容器16が配置され、純水容器16は図示しない駆動手段を有する上下移動手段17によって昇降されるようになっている。純水容器16には純水が満たしてあり、純水が常に少量づつ供給されて液面は表面張力で純水容器16から僅かに盛り上がっている。
【0041】
ウェーハWを受取る時は、ウェーハWを液面に軟着陸させて受取り、センタリングされた状態で保持する。また、ウェーハWを受け渡す時は、上下移動手段17を作動させて純水容器16を下降させ、ウェーハWを支持部材12、12、…で支持させた状態で受け渡す。なお、ウェーハWを受け渡す時は、純水容器16を下降させる代わりに受渡しステージ11を上昇させてもよい。
【0042】
図6は、第4の実施形態の変形例を表わす概念図である。この変形例では、純水が満たされた純水容器16に替えて、液体を浸透させた部材である純水浸透部材18が用いられている。純水浸透部材18としてはPVA(ポリビニルアルコール)スポンジ等の湿潤性のよい材料が用いられる。純水浸透部材18には適宜純水が供給されて湿潤性が保持されるようになっている。
【0043】
この変形例の作用は、第4の実施形態の作用と同じなので説明を省略するが、第4の実施形態と同様に搬送手段との間でウェーハWを容易に安定して受け渡しをすることができる。
【0044】
図7は、第4の実施形態の別の変形例を表わす概念図である。この別の変形例では、純水が満たされた純水容器16に替えて、気体を泡状に湧出させるバブリング手段23が用いられている。バブリング手段23は、PVA(ポリビニルアルコール)スポンジ等の湿潤性のよい材料からなる純水浸透部材18にエアを供給する構成になっている。
【0045】
ウェーハWを受取る時は、純水浸透部材18に純水を供給するとともにエアを供給し、純水浸透部材18の上面に泡を湧出させる。この泡の面にウェーハWを軟着陸させて受取り、センタリングされた状態で保持する。また、ウェーハWを受け渡す時は、エアの供給を停止するとともに、上下移動手段17を作動させて純水浸透部材18を下降させ、ウェーハWを支持部材12、12、…で支持させた状態で受け渡す。
【0046】
なお、ウェーハWを受け渡す時は、エアの供給を停止して泡の湧出を停止するのみでウェーハWを支持部材12、12、…に指示させるようにしてもよく、また、エアの供給は停止せず、純水浸透部材18の下降量を多くしてもよい。あるいは、純水浸透部材18を下降させる代わりに受渡しステージ11を上昇させるようにしてもよい。
【0047】
図8は、第5の実施形態を表わす概念図である。第5の実施形態では受渡しステージ11は、円筒状の壁部11B、周縁で壁部11Bに保持された円盤状の可撓性部材21A、可撓性部材21Aの中心部を支持して中心部を昇降させる昇降手段22からなっている。
【0048】
可撓性部材21Aには、伸延性と可撓性を有するシリコンゴム等の材料が用いられ、上面には多数の溝が網目のように形成されている。この溝には液体が充填され、可撓性部材21Aの上面全体が表面に液体を滞留させた状態になっている。
【0049】
ウェーハWを受取る時は、水平に張設された可撓性部材21Aの表面に滞留された液体の液面にウェーハWを軟着陸させて受取る。ウェーハWを受け渡す時は、図示しない駆動手段を有する昇降手段を作動させて可撓性部材21Aの中央部を引き下げ、ウェーハWの周縁部のみで支持するようにする。
【0050】
あるいは、可撓性部材21Aの中央部を押し上げてウェーハWの中心部のみで支持するようにする。このように、表面に液体を滞留させた可撓性部材21AとウェーハWとの接触面積を減少させ、ウェーハWを液面から剥がれやすい状態にして受け渡す。なお、可撓性部材21Aの中央部を昇降させる代わりに、円筒状の壁部11Bを昇降させてもよい。
【0051】
図9は、第5の実施形態の変形例を表わす概念図である。この変形例では、表面に液体を滞留させた可撓性部材21Aに替えて、内部に液体を浸透させた可撓性部材21Bが用いられている。内部に液体を浸透させた可撓性部材21Bとしては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の伸延性と可撓性を有するとともに湿潤性の良好な材料が用いられる。
【0052】
この変形例の作用は、第5の実施形態の作用と同じなので説明を省略するが、第5の実施形態と同様に、搬送手段との間でウェーハWを容易に安定して受け渡しをすることができる。
【0053】
前述の実施の形態では、液体として純水を用いたが、本発明はこれに限らず、被加工面を汚染したり化学反応を起こさせたりしないものなら種々の液体が使用可能である。
【0054】
本発明では、CMP装置等のウェーハ加工装置の内部に組込まれている第1の搬送手段と第2の搬送手段との間でウェーハWを受け渡す受渡し装置に、前述のウェーハ受渡し装置10を用いている。CMP装置等のウェーハ加工装置は一般に良く知られているので説明は省略する。
【0055】
ウェーハ加工装置のウェーハWを受け渡す受渡し装置に、前述のウェーハ受渡し装置10を用いているので、ウェーハWを受取る時は受渡しステージ11にウェーハWを軟着陸させて受取ることができ、ウェーハWを渡す時は、ウェーハWを載置面から剥がれやすい状態にして渡すので、安定した受け渡しを行うことができる。これにより、ウェーハ加工装置の安定稼動が図られる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ウェーハを搬送装置から受取る時は、液体又は液体を含んだ部材でウェーハを受取るので、ウエット加工されたウェーハであっても容易に衝撃を低く抑えた状態でステージに載置させることができる。また、ウェーハを搬送装置に渡す時は、液体とウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させるので、ウェーハが載置面から剥がれやすく、ウェーハを安定して受け渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第1の実施形態を表わす概念図
【図2】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第2の実施形態を表わす概念図
【図3】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第3の実施形態を表わす概念図
【図4】第3の実施形態の変形例を表わす概念図
【図5】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第4の実施形態を表わす概念図
【図6】第4の実施形態の変形例を表わす概念図
【図7】第4の実施形態の別の変形例を表わす概念図
【図8】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第5の実施形態を表わす概念図
【図9】第5の実施形態の変形例を表わす概念図
【符号の説明】
10…ウェーハ受渡し装置、11…受渡しステージ(ステージ)、11A…底部、11B…壁部、12…支持部材、13…純水(液体)、14…給排水手段、15…リフトアップ手段、16…純水容器(液体を満たした容器)、17…上下移動手段、18…純水浸透部材(液体を浸透させた部材)、21A、21B…可撓性部材、22…昇降手段、23…バブリング手段、31…ウェーハキャリア(第1の搬送手段)、41…第2の搬送手段、W…ウェーハ
【発明の属する技術分野】
本発明はウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置に関し、 特に化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing )装置等に用いられるウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体技術の発展により、デザインルールの微細化、多層配線化が進み、またコスト低減を進める上においてウェーハの大口径化も進行してきている。そのため、従来のようにパターンを形成した層の上にそのまま次の層のパターンを形成しようとした場合、前の層の凹凸のために次の層では良好なパターンを形成することが難しく、欠陥などが生じやすかった。
【0003】
そこで、パターンを形成した層の表面を平坦化し、その後で次の層のパターンを形成することが行われている。この場合、CMP法によるウェーハの研磨装置が用いられている。
【0004】
このCMP法によるウェーハの研磨装置として、表面に研磨パッドが貼付された円盤状の研磨定盤と、ウェーハの一面を保持してウェーハの他面を研磨パッドに当接させるウェーハキャリアとを有し、研磨定盤を回転させるとともにウェーハキャリアを回転させながらウェーハを研磨パッドに当接させ、研磨パッドとウェーハとの間に研磨剤であるスラリを供給しながらウェーハの他面を研磨するCMP装置が、一般に広く知られている。
【0005】
このCMP装置内にはウェーハを搬送する複数の搬送装置が組込まれ、ウェーハはこの複数の搬送装置によってCMP装置の各部に搬送されて研磨され、表面が平坦化される。また、1つの搬送装置と他の搬送装置との間のウェーハの受渡しのために、ウェーハ受渡しステージが組込まれている。
【0006】
このウェーハ受渡しステージとして、ウェーハの径より僅かに大径の凹部を有し、凹部の底面に給水口が設けられたステージであって、搬送装置からウェーハを受取る時は凹部の底面で受けるとともに凹部の側面で位置決めをし、ウェーハを別の搬送装置に渡す時は凹部に給水し、ウェーハをフローティングさせて持ち上げるようにしたロードステージが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−124174号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、CMP装置のようなスラリーを用いるウエット加工の場合、研磨後のウェーハを研磨ヘッドのウェーハキャリアから受渡しをする際に、ウェーハはウェーハキャリアから均一に剥離されず斜めに落下することがある。このような場合、前述の特許文献1に記載されたウェーハ受渡しステージではウェーハのエッジを損傷する恐れがあった。
【0009】
また、ウェーハが斜めに落下するためにステージの凹部の側面に乗り上げ、ウェーハの位置決めができないことがあった。更に、ウェーハを他の搬送装置に渡す時に、ウェーハが液体の表面から剥がれ難く、スムーズに受渡しできないという問題もあった。このため、研磨後のウェーハを安定して受渡しする搬送系を実現するのは非常に困難であった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウェーハを搬送装置から受取る時に、ウエット加工されたウェーハであっても容易に衝撃を低く抑えた状態で受取ることができ、またウェーハを搬送装置に受渡す時にウェーハを容易に剥離させ、安定して搬送装置に受け渡すことのできるウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段からステージに受取り、受取ったウェーハをステージから第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し方法において、前記ステージにウェーハを受取る時は、ステージ内の液体上又は液体を含んだ部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記液体又は前記液体を含んだ部材に含まれた液体と前記ウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させることを特徴としている。
【0012】
請求項1の発明によれば、ウェーハを受取る時は、液体又は液体を含んだ部材でウェーハを受取るので、衝撃を抑えて受取ることができる。また、ウェーハを渡す時は、液体とウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させるので、ウェーハが載置面から剥がれやすく、安定して受け渡すことができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、内部に液体を貯留可能な受渡しステージと、該受渡しステージ内に液体を供給するとともに、受渡しステージ内の液体を排出する給排水手段と、前記受渡しステージ内に設けられ、受渡しステージ内の液体が排出された時に前記液体の液面に載置されていたウェーハを支持する支持部材とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は前記液体上でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記液体を排出してウェーハを前記支持部材で支持し、液体と前記ウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させた状態で渡すことを特徴としている。
【0014】
請求項2の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取り、受け渡す時には液体を排出して液体の表面張力の影響をなくすので、安定して受け渡すことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、内部に液体が貯留された受渡しステージと、前記受渡しステージ内の液体の液面に載置されたウェーハを、液面に対して相対的に上昇させるリフトアップ手段とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は前記液体上でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記リフトアップ手段でウェーハを液面に対して相対的に上昇させて渡すことを特徴としている。
【0016】
請求項3の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取り、受け渡す時にはウェーハを液面に対して相対的に上昇させて液体の表面張力の影響をなくすので、安定して受け渡すことができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、受渡しステージと、該受渡しステージ内に設けられた液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材と、前記容器内の液面又は液体を浸透させた部材上面に載置されたウェーハに対して、前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材を相対的に下降させる上下移動手段と、前記受渡しステージ内に設けられ、前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材が前記ウェーハに対して相対的に下降された時に前記ウェーハを支持する支持部材とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、前記液体上又は液体を浸透させた部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記上下移動手段で前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材をウェーハに対して相対的に下降させ、ウェーハを前記支持部材で支持して渡すことを特徴としている。
【0018】
請求項4の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取ることができ、受け渡す時には液面をウェーハに対して相対的に下降させて液体の表面張力の影響をなくすことができるので、安定して受け渡しをすることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、受渡しステージと、周囲を前記受渡しステージに支持され、表面に液体を滞留させた又は内部に液体を浸透させた可撓性部材と、該可撓性部材の中央部を前記ウェーハに対して相対的に上昇又は下降させる昇降手段とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、表面に液体を滞留させた又は内部に液体を浸透させた可撓性部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記可撓性部材の中央部を前記ウェーハに対して相対的に上昇又は下降させて渡すことを特徴としている。
【0020】
請求項5の発明によれば、ウェーハを受取る時は液面で受取ることができ、受け渡す時には液面をウェーハに対して相対的に上昇又は下降させて液体の表面張力の影響を少なくすることができるので、安定して受け渡しをすることができる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、受渡しステージと、該受渡しステージ内に設けられ、前記ウェーハに向けて気体を泡状に湧出するバブリング手段と、前記受渡しステージ内に設けられ、前記泡状気体の湧出が停止された時に、又は前記泡状気体がウェーハに対して相対的に下降された時に、前記泡状気体に載置されていたウェーハを支持する支持部材とを有し、前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、前記泡状気体でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記泡状気体の湧出を停止するか又は前記泡状気体をウェーハに対して相対的に下降させ、ウェーハを前記支持部材で支持して渡すことを特徴としている。
【0022】
請求項6の発明によれば、ウェーハを受取る時は泡状面で受取ることができ、受け渡す時には泡の湧出を停止させて、又は泡状面を下降させて液体の表面張力の影響を少なくすることができるので、安定して受け渡しをすることができる。
【0023】
請求項7に記載の発明は、ウェーハ加工装置が前記請求項2、3、4、5、又は6のうちいずれか1項に記載のウェーハ受渡し装置を有することを特徴としている。
【0024】
請求項7の発明によれば、加工後のウェーハを搬送装置から受取る時は、液体又は液体を含んだ部材でウェーハを受取るので、ウェーハをステージに軟着陸させることができる。また、ウェーハを搬送装置に渡す時は、液体とウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させるので、ウェーハが載置面から剥がれやすく、安定して受け渡すことができる。このため安定した搬送系を有する加工装置を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るウェーハ受渡し方法、ウェーハ受渡し装置及びそれを用いたウェーハ加工装置の好ましい実施の形態について詳説する。尚各図において、同一の部材については同一の番号又は記号を付している。
【0026】
図1はウェーハ受渡し装置の第1の実施形態を表わす概念図である。図1(a)はウェーハを受取る状態を表わし、図1(b)はウェーハを渡す状態を表わしている。ウェーハ受渡し装置10は、底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ(ステージ)11、底部11Aに設けられた複数の支持部材12、12、…、受渡しステージ11内に充填された液体である純水13、及び給水パイプ14Aとドレインパイプ14Bを介して受渡しステージ11内に純水13を給水したり排水したりする給排水手段14とで構成されている。
【0027】
壁部11Bは円筒状で、その内径はウェーハWの外径より僅かに大きくなっている。また、支持部材12、12、…は円周上に等間隔で6個配置され、底部11Aから2〜3mm突出している。受渡しステージ11内に充填する純水13は、支持部材12、12、…の先端が約2mm埋没する深さまで注水するのが好ましい。
【0028】
第1の搬送装置である研磨ヘッドのウェーハキャリア31からウェーハWを受取る時は、図1(a)に示すように、先ず受渡しステージ11は、給排水手段14によって前述の深さまで純水13が注水されて待機している。次に加工済みのウェーハWを吸着したウェーハキャリア31が受渡しステージ11の上方まで移動し、純水13の液面近くまで下降してからウェーハWの吸着を解除する。ウェーハWがウェーハキャリア31から均等に剥離されずに傾いて落下しても、純水13の液面に衝撃を低く抑えた状態で着水(以下この状態を軟着陸と称する)してセンタリングされた状態で保持される。
【0029】
次に、ウェーハWを第2の搬送手段41に受け渡す時は、図1(b)に示すように、給排水手段14を作動させて受渡しステージ11内の純水13を排水し、ウェーハWを支持部材12、12、…に支持させる。この状態で第2の搬送手段41の吸着ヘッド41Aが下降し、ウェーハWを吸着して搬送する。この時、支持部材12、12、…の先端とウェーハWとの接触面積が微小であるため、ウェーハWが濡れていても表面張力の影響は無視でき、ウェーハWを容易に受け渡すことができる。
【0030】
図2は、本発明に係るウェーハ受渡し装置の第2の実施形態を表わす概念図である。第2の実施形態は、第1の実施形態同様に底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ11内に純水13が充填されている。また、ウェーハWを液面から上昇させるリフトアップ手段15を有している。
【0031】
リフトアップ手段15は、円盤状の移動板15A、移動版15Aの周縁近傍で円周上等間隔に配置された複数の支持部材15B、15B、…、移動板15Aを昇降する図示しない駆動手段とからなっている。
【0032】
複数の支持部材15B、15B、…は受渡しステージ11の底部11Aに形成された複数の孔に夫々挿入され、複数の孔をガイドにして昇降するようになっている。底部11Aの複数の孔には夫々シール材15Cが取付けられ、漏水を防止するようになっている。
【0033】
第1の搬送装置である研磨ヘッドのウェーハキャリア31からウェーハWを受取る時は、第1の実施形態と同様に、ウェーハWは純水13の液面に軟着陸してセンタリングされた状態で保持される。
【0034】
また、ウェーハWを第2の搬送手段41に受け渡す時は、リフトアップ手段15が作動してウェーハWを純水13の液面から持ち上げて、純水13の表面張力の影響をなくし、ウェーハWを容易に受け渡すことができるようになっている。
【0035】
なお、リフトアップ手段15で移動板15Aと複数の支持部材15B、15B、…を持ち上げる代わりに、純水13が充填された受渡しステージ11を下降させてもよい。
【0036】
図3は、本発明に係るウェーハ受渡し装置の第3の実施形態を表わす概念図である。第3の実施形態は、第1の実施形態同様に底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ11を有しており、底部11Aには円周上に等間隔で支持部材12、12、…が設けられている。
【0037】
支持部材12、12、…の内側には円周上等間隔に複数の噴射ノズル14C、14C、…が設けられ、各噴射ノズル14Cからは上方に向けて液体が噴射されて、噴水13Aを形成している。噴射ノズル14Cは6個以上設けるのが好ましい。また、噴射する液体は純水が好ましい。
【0038】
ウェーハWを受取る時は、各噴射ノズル14Cから液体を噴射し、噴水13A、13A、…上にウェーハWを軟着陸させ、次に噴水13A、13A、…の噴射高さを徐々に減少させて最後は支持部材12、12、…でウェーハWを支持する。ウェーハWを第2の搬送手段41に受け渡す時は、液体の表面張力が働かないので、容易に受け渡すことができる。
【0039】
図4は、第3の実施形態の変形例を表わす概念図である。この変形例では、支持部材12、12、…を独立して設けず、受渡しステージ11の底部11Aに円周上等間隔に設けられた複数の噴射ノズル14D、14D、…を支持部材に兼用させている。即ち、噴射ノズル14D、14D、…から噴射された噴水13A、13A、…が停止されると、各噴射ノズル14Dの先端でウェーハWを支持するようになっている。
【0040】
図5は、第4の実施形態を表わす概念図である。第4の実施形態は、第1の実施形態同様に底部11Aと壁部11Bとを有する受渡しステージ11を有しており、底部11Aには円周上に等間隔で支持部材12、12、…が設けられている。また、底部11Aの中央部には液体を満たした容器である純水容器16が配置され、純水容器16は図示しない駆動手段を有する上下移動手段17によって昇降されるようになっている。純水容器16には純水が満たしてあり、純水が常に少量づつ供給されて液面は表面張力で純水容器16から僅かに盛り上がっている。
【0041】
ウェーハWを受取る時は、ウェーハWを液面に軟着陸させて受取り、センタリングされた状態で保持する。また、ウェーハWを受け渡す時は、上下移動手段17を作動させて純水容器16を下降させ、ウェーハWを支持部材12、12、…で支持させた状態で受け渡す。なお、ウェーハWを受け渡す時は、純水容器16を下降させる代わりに受渡しステージ11を上昇させてもよい。
【0042】
図6は、第4の実施形態の変形例を表わす概念図である。この変形例では、純水が満たされた純水容器16に替えて、液体を浸透させた部材である純水浸透部材18が用いられている。純水浸透部材18としてはPVA(ポリビニルアルコール)スポンジ等の湿潤性のよい材料が用いられる。純水浸透部材18には適宜純水が供給されて湿潤性が保持されるようになっている。
【0043】
この変形例の作用は、第4の実施形態の作用と同じなので説明を省略するが、第4の実施形態と同様に搬送手段との間でウェーハWを容易に安定して受け渡しをすることができる。
【0044】
図7は、第4の実施形態の別の変形例を表わす概念図である。この別の変形例では、純水が満たされた純水容器16に替えて、気体を泡状に湧出させるバブリング手段23が用いられている。バブリング手段23は、PVA(ポリビニルアルコール)スポンジ等の湿潤性のよい材料からなる純水浸透部材18にエアを供給する構成になっている。
【0045】
ウェーハWを受取る時は、純水浸透部材18に純水を供給するとともにエアを供給し、純水浸透部材18の上面に泡を湧出させる。この泡の面にウェーハWを軟着陸させて受取り、センタリングされた状態で保持する。また、ウェーハWを受け渡す時は、エアの供給を停止するとともに、上下移動手段17を作動させて純水浸透部材18を下降させ、ウェーハWを支持部材12、12、…で支持させた状態で受け渡す。
【0046】
なお、ウェーハWを受け渡す時は、エアの供給を停止して泡の湧出を停止するのみでウェーハWを支持部材12、12、…に指示させるようにしてもよく、また、エアの供給は停止せず、純水浸透部材18の下降量を多くしてもよい。あるいは、純水浸透部材18を下降させる代わりに受渡しステージ11を上昇させるようにしてもよい。
【0047】
図8は、第5の実施形態を表わす概念図である。第5の実施形態では受渡しステージ11は、円筒状の壁部11B、周縁で壁部11Bに保持された円盤状の可撓性部材21A、可撓性部材21Aの中心部を支持して中心部を昇降させる昇降手段22からなっている。
【0048】
可撓性部材21Aには、伸延性と可撓性を有するシリコンゴム等の材料が用いられ、上面には多数の溝が網目のように形成されている。この溝には液体が充填され、可撓性部材21Aの上面全体が表面に液体を滞留させた状態になっている。
【0049】
ウェーハWを受取る時は、水平に張設された可撓性部材21Aの表面に滞留された液体の液面にウェーハWを軟着陸させて受取る。ウェーハWを受け渡す時は、図示しない駆動手段を有する昇降手段を作動させて可撓性部材21Aの中央部を引き下げ、ウェーハWの周縁部のみで支持するようにする。
【0050】
あるいは、可撓性部材21Aの中央部を押し上げてウェーハWの中心部のみで支持するようにする。このように、表面に液体を滞留させた可撓性部材21AとウェーハWとの接触面積を減少させ、ウェーハWを液面から剥がれやすい状態にして受け渡す。なお、可撓性部材21Aの中央部を昇降させる代わりに、円筒状の壁部11Bを昇降させてもよい。
【0051】
図9は、第5の実施形態の変形例を表わす概念図である。この変形例では、表面に液体を滞留させた可撓性部材21Aに替えて、内部に液体を浸透させた可撓性部材21Bが用いられている。内部に液体を浸透させた可撓性部材21Bとしては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の伸延性と可撓性を有するとともに湿潤性の良好な材料が用いられる。
【0052】
この変形例の作用は、第5の実施形態の作用と同じなので説明を省略するが、第5の実施形態と同様に、搬送手段との間でウェーハWを容易に安定して受け渡しをすることができる。
【0053】
前述の実施の形態では、液体として純水を用いたが、本発明はこれに限らず、被加工面を汚染したり化学反応を起こさせたりしないものなら種々の液体が使用可能である。
【0054】
本発明では、CMP装置等のウェーハ加工装置の内部に組込まれている第1の搬送手段と第2の搬送手段との間でウェーハWを受け渡す受渡し装置に、前述のウェーハ受渡し装置10を用いている。CMP装置等のウェーハ加工装置は一般に良く知られているので説明は省略する。
【0055】
ウェーハ加工装置のウェーハWを受け渡す受渡し装置に、前述のウェーハ受渡し装置10を用いているので、ウェーハWを受取る時は受渡しステージ11にウェーハWを軟着陸させて受取ることができ、ウェーハWを渡す時は、ウェーハWを載置面から剥がれやすい状態にして渡すので、安定した受け渡しを行うことができる。これにより、ウェーハ加工装置の安定稼動が図られる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ウェーハを搬送装置から受取る時は、液体又は液体を含んだ部材でウェーハを受取るので、ウエット加工されたウェーハであっても容易に衝撃を低く抑えた状態でステージに載置させることができる。また、ウェーハを搬送装置に渡す時は、液体とウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させるので、ウェーハが載置面から剥がれやすく、ウェーハを安定して受け渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第1の実施形態を表わす概念図
【図2】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第2の実施形態を表わす概念図
【図3】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第3の実施形態を表わす概念図
【図4】第3の実施形態の変形例を表わす概念図
【図5】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第4の実施形態を表わす概念図
【図6】第4の実施形態の変形例を表わす概念図
【図7】第4の実施形態の別の変形例を表わす概念図
【図8】本発明に係るウェーハ受渡し装置の第5の実施形態を表わす概念図
【図9】第5の実施形態の変形例を表わす概念図
【符号の説明】
10…ウェーハ受渡し装置、11…受渡しステージ(ステージ)、11A…底部、11B…壁部、12…支持部材、13…純水(液体)、14…給排水手段、15…リフトアップ手段、16…純水容器(液体を満たした容器)、17…上下移動手段、18…純水浸透部材(液体を浸透させた部材)、21A、21B…可撓性部材、22…昇降手段、23…バブリング手段、31…ウェーハキャリア(第1の搬送手段)、41…第2の搬送手段、W…ウェーハ
Claims (7)
- ウェーハを第1の搬送手段からステージに受取り、受取ったウェーハをステージから第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し方法において、
前記ステージにウェーハを受取る時は、ステージ内の液体上又は液体を含んだ部材でウェーハを受取り、
前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記液体又は前記液体を含んだ部材に含まれた液体と前記ウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させることを特徴とするウェーハ受渡し方法。 - ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、
内部に液体を貯留可能な受渡しステージと、
該受渡しステージ内に液体を供給するとともに、受渡しステージ内の液体を排出する給排水手段と、
前記受渡しステージ内に設けられ、受渡しステージ内の液体が排出された時に前記液体の液面に載置されていたウェーハを支持する支持部材とを有し、
前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は前記液体上でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記液体を排出してウェーハを前記支持部材で支持し、液体と前記ウェーハとの接触を断つか又は接触面積を減少させた状態で渡すことを特徴とするウェーハ受渡し装置。 - ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、
内部に液体が貯留された受渡しステージと、
前記受渡しステージ内の液体の液面に載置されたウェーハを、液面に対して相対的に上昇させるリフトアップ手段とを有し、
前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は前記液体上でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記リフトアップ手段でウェーハを液面に対して相対的に上昇させて渡すことを特徴とするウェーハ受渡し装置。 - ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、
受渡しステージと、
該受渡しステージ内に設けられた液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材と、
前記容器内の液面又は液体を浸透させた部材上面に載置されたウェーハに対して、前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材を相対的に下降させる上下移動手段と、
前記受渡しステージ内に設けられ、前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材が前記ウェーハに対して相対的に下降された時に前記ウェーハを支持する支持部材とを有し、
前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、前記液体上又は液体を浸透させた部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記上下移動手段で前記液体を満たした容器又は液体を浸透させた部材をウェーハに対して相対的に下降させ、ウェーハを前記支持部材で支持して渡すことを特徴とするウェーハ受渡し装置。 - ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、
受渡しステージと、
周囲を前記受渡しステージに支持され、表面に液体を滞留させた又は内部に液体を浸透させた可撓性部材と、
該可撓性部材の中央部を前記ウェーハに対して相対的に上昇又は下降させる昇降手段とを有し、
前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、表面に液体を滞留させた又は内部に液体を浸透させた可撓性部材でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記可撓性部材の中央部を前記ウェーハに対して相対的に上昇又は下降させて渡すことを特徴とするウェーハ受渡し装置。 - ウェーハを第1の搬送手段から受取り、受取ったウェーハを第2の搬送手段へ渡すウェーハ受渡し装置において、
受渡しステージと、
該受渡しステージ内に設けられ、前記ウェーハに向けて気体を泡状に湧出するバブリング手段と、
前記受渡しステージ内に設けられ、前記泡状気体の湧出が停止された時に、又は前記泡状気体がウェーハに対して相対的に下降された時に、前記泡状気体に載置されていたウェーハを支持する支持部材とを有し、
前記ウェーハを第1の搬送手段から受取る時は、前記泡状気体でウェーハを受取り、前記ウェーハを第2の搬送手段に渡す時は、前記泡状気体の湧出を停止するか又は前記泡状気体をウェーハに対して相対的に下降させ、ウェーハを前記支持部材で支持して渡すことを特徴とするウェーハ受渡し装置。 - 前記請求項2、3、4、5、又は6のうちいずれか1項に記載のウェーハ受渡し装置を有することを特徴とするウェーハ加工装置。
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