JP2005019141A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な制御によって放電ランプの電極の温度差を低減し、結果的にフリッカを軽減することができる放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】スイッチング素子Q2〜Q5を備える極性反転回路2により放電ランプLaに矩形波交番電圧が印加される。スイッチング素子Q2〜Q5のオンオフは制御回路3により制御される。制御回路3は、定常点灯時には放電ランプLaに印加する電圧の各極性ごとの印加時間を1対1にし、両電極に温度差が生じるときには放電ランプLaに印加する電圧の各極性ごとの印加時間を異ならせることによって温度差を低減する。つまり、電圧の印加時間を極性ごとに変化させるだけの簡単な制御としながらも放電ランプLaの両電極の温度差を低減してフリッカを軽減することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、放電ランプに矩形波交番電圧を印加して点灯させる放電灯点灯装置が知られている。とくに、プロジェクタ用の光源や自動車の前照灯に用いる超高圧水銀ランプのような高輝度放電ランプ(HIDランプ)では、音響共鳴現象の発生を防止するために、比較的低周波(数百Hz程度)の矩形波交番電圧を印加する構成が広く採用されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の用途では点光源に近付けるために、放電ランプのアーク長をできるだけ小さくすることが要求されている。しかしながら、アーク長を小さくすると、電極上におけるアークの発生位置が電極の温度や表面の状態に依存して不安定になり、アークの起点位置が別の場所にジャンプする現象が生じやすくなる。この種の現象が生じると、放電ランプからの光出力にフリッカ(ちらつき)が生じ、プロジェクタ用の光源として用いる場合には、投影面(スクリーン)上での輝度が低下したり、明るさの変動によって映像が見にくくなるなどの問題を生じる。
【0004】
ところで、プロジェクタ用の光源などに用いる放電ランプLaは、図15に示すように、ランプ管1の長手方向の一端部に口金2を備える片口金であって、ランプ管1の長手方向において一対の電極3a,3bが並ぶように構成されたものが多い。この種の放電ランプLaは、配光を制御するために凹面鏡からなる反射鏡4の内側に配置され、反射鏡4の前面である開口面はガラス板のような透光板5で覆われる。放電ランプLaの口金2は反射鏡4の後端部に位置し、接合剤(セメント)6を用いて反射鏡4に固定される。
【0005】
上述のような片口金の放電ランプLaを反射鏡4とともに用いると、口金2の近傍において反射鏡4が結合されることによって、口金2に近い電極3aと反射鏡4の開口に近い電極3bとの周辺の熱容量に差が生じるから、結果的に両電極3a,3bに温度差が生じやすくなる。上述のようにアークの発生位置は電極の温度に依存しているから、電極3a,3bに温度差があるとアークが不安定になりフリッカの原因になる。
【0006】
ところで、放電ランプLaのフリッカを軽減する技術としては、フリッカの発生の検出に従って放電ランプLaのランプ電流形状を変更する技術が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。また、放電ランプのランプ電流の半周期において放電ランプに供給する電力の瞬時値を時間経過とともに次第に増加させる技術も提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−352982号公報(第0009−0013段落、図1)
【特許文献2】
特表2002−532866号公報(第0013段落、図1)
【特許文献3】
特開2002−134287号公報(第0019−0020段落、図1−2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1,2に記載のものは電極の損耗を制御する技術であって、特許文献2においてはとくにフリッカの軽減に着目しているが、放電ランプのランプ電流形状を変更するためにパルス状の電流を重畳する必要があり、比較的複雑な制御が必要になる問題を有している。同様に、特許文献3に記載の技術も放電ランプに供給する電力の瞬時値を変化させ、放電ランプに印加する電圧またはランプ電流の波形を矩形波以外の波形に変更するものであるから、比較的複雑な制御が必要になるという問題を有している。
【0009】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、簡単な制御によって放電ランプの電極の温度差を低減し、結果的にフリッカを軽減することができる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、複数個のスイッチング素子を備え放電ランプに矩形波交番電圧を印加する交番電圧発生回路と、交番電圧発生回路に設けたスイッチング素子のオンオフを制御し放電ランプの両電極の温度差を低減するように放電ランプに印加する電圧の各極性ごとの印加時間を可変とする制御回路とを備えることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、放電ランプに印加する電圧の各極性ごとの印加時間を可変として放電ランプの両電極の温度差を低減するから、ランプ電圧の印加時間を極性ごとに変化させるだけの簡単な制御としながらも放電ランプの両電極の温度差を低減してフリッカを軽減することが可能になる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御回路が、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプの始動から所定期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、放電ランプの始動直後であって電極の温度が低い所定期間において両電極の温度差を低減するように電圧を印加するのであって、始動直後の期間における電極の損耗が抑制される。また、定常点灯時であって両電極の温度が十分に高い期間には両電極に均等に電圧を印加することによって電極の片減りを防止することができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記制御回路が、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプの消灯前の所定期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、放電ランプが消灯する際に電極の温度が低下すると両電極に温度差が生じる可能性があるから、放電ランプの消灯前に低温側になる電極が加熱されるように電圧の印加時間を調節することによって、消灯時の両電極の温度差を低減することができ、定常点灯から消灯に至る期間の電極の損耗が抑制される。また、定常点灯時であって両電極の温度が十分に高い期間には両電極に均等に電圧を印加することによって電極の片減りを防止することができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記制御回路が、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さい期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さい期間であって電極の温度が低いときには両電極の温度差を低減するように電圧を印加するから、ランプ電流が定格電流よりも小さい期間における電極の損耗が抑制される。また、定常点灯時であって両電極の温度が十分に高い期間には両電極に均等に電圧を印加することによって電極の片減りを防止することができる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記制御回路が、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さくなった時点から所定期間は各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さい期間のうちの所定期間は両電極の温度差を低減するように電圧を印加するから、ランプ電流が定格電流よりも小さい期間における電極の損耗が抑制される。しかも、ランプ電流が定格電流よりも小さい全期間において各極性の電圧の印加期間を異ならせる場合に比較すると、電圧の印加期間を等しくする期間が長くなり、一方の電極のみの通電時間が長くなることによる電極の片減りを抑制することができる。また、定常点灯時であって両電極の温度が十分に高い期間には両電極に均等に電圧を印加することによって電極の片減りを防止することができる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記放電ランプにおけるフリッカの発生を検出するフリッカ検出手段を備え、前記制御回路が、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、フリッカ検出手段がフリッカを検出している期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、フリッカが生じている期間に両電極の温度差を低減するように電圧を印加するから、電極の温度差によってフリッカが生じていると考えられる期間における電極の損耗が抑制される。また、定常点灯時であって両電極の温度が十分に高い期間には両電極に均等に電圧を印加することによって電極の片減りを防止することができる。
【0022】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記放電ランプにおけるフリッカの発生を検出するフリッカ検出手段を備え、前記制御回路が、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、フリッカ検出手段がフリッカを検出した時点から所定期間は各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする。
【0023】
この構成によれば、フリッカが生じている期間のうちの所定期間は両電極の温度差を低減するように電圧を印加するから、フリッカが生じていると考えられる期間における電極の損耗が抑制される。しかも、フリッカが生じていると考えられる全期間において各極性の電圧の印加期間を異ならせる場合に比較すると、電圧の印加期間を等しくする期間が長くなり、一方の電極のみの通電時間が長くなることによる電極の片減りを抑制することができる。また、定常点灯時であって両電極の温度が十分に高い期間には両電極に均等に電圧を印加することによって電極の片減りを防止することができる。
【0024】
請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明において、前記フリッカ検出手段が、前記放電ランプの両端電圧とランプ電流と光出力との少なくとも1要素を検出要素に用いてフリッカの発生を検出することを特徴とする。
【0025】
この構成は、フリッカを検出するために用いる情報の種類を規定するものである。ランプに印加する電圧とランプ電流と実際の光出力とのうちのいずれかを用いることによってフリッカの発生を判断することができ、また複数の要素を複合して用いることによりフリッカの発生を誤認なく検出可能になる。
【0026】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記フリッカ検出手段が、前記検出要素の単位時間内の変化量が規定値以上であるとフリッカの発生として検出することを特徴とする。
【0027】
この構成によれば、検出要素の変化率が大きくなったときにフリッカが発生したと判断するからフリッカを遅滞なく検出することができる。
【0028】
請求項10の発明は、請求項8の発明において、前記フリッカ検出手段が、前記検出要素の単位時間内の変化量が規定値以上である回数を一定の判定期間毎に求め、判定期間に求めた回数が規定した閾値以上であるとフリッカの発生として検出することを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、検出要素の変化率が大きくなる状態が比較的長い期間(一定期間)に亘って生じているときにフリッカの発生として検出するから、人がフリッカ(ちらつき)を認識する状態と同様の状態を認識して、フリッカの発生を正確に検出することが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、直流電源Eを電源とするDC−DC変換回路1と、DC−DC変換回路1から出力される直流電圧を矩形波交番電圧に変換して放電ランプLaに印加する極性反転回路2とからなる交番電圧発生回路を有し、交番電圧発生回路に設けたスイッチング素子Q1〜Q5のオンオフを制御する制御回路3を有する。スイッチング素子Q1〜Q5としては、パワートランジスタ、MOSFET、IGBTから選択する。また、放電ランプLaとしては、高輝度放電ランプ、たとえば120〜300Wの超高圧水銀放電ランプを用いる。なお、放電ランプLaを始動するための高電圧を発生させるイグナイタは省略してある。
【0031】
DC−DC変換回路1は、降圧形のチョッパ回路であって、直流電源E(交流電源を整流して得た直流電源でもよい)の両端間にスイッチング素子Q1とダイオードD1との直列回路を挿入し、さらにDC−DC変換回路1の出力端間に接続される平滑コンデンサC1とインダクタL1との直列回路をダイオードD1に並列接続した構成を有する。ダイオードD1のカソードは、スイッチング素子Q1とインダクタL1との接続点に接続され、ダイオードD1のアノードは平滑コンデンサC1の負極に接続される。このチョッパ回路は、周知のように、スイッチング素子Q1のオン期間において、インダクタL1を通して直流電源Eから平滑コンデンサC1に充電電流を流し、スイッチング素子Q1のオフ期間に平滑コンデンサC1とダイオードD1とを通る経路でインダクタL1のエネルギを放出させるものである。直流電源Eの負極とダイオードD1のアノードとの間には入力電流検出用の抵抗R1が挿入され、平滑コンデンサC1と抵抗R1との直列回路には2個の抵抗R2,R3の直列回路である分圧回路4が並列接続される。ここでは、直流電源Eとして放電ランプLaの点灯電圧よりも高電圧のものを想定しているから、降圧形のチョッパ回路を用いているが、直流電源Eと放電ランプLaとの関係に応じて他の構成のDC−DC変換回路を用いることも可能である。
【0032】
極性反転回路2は、4個のスイッチング素子Q2〜Q5をブリッジ接続したフルブリッジ形のインバータ回路であって、各一対のスイッチング素子Q2〜Q5の直列回路からなる一対のアームが並列接続され、各アームは平滑コンデンサC1の負極との間に電流検出用の抵抗R4を挿入した形で平滑コンデンサC1の両端間に接続される。また、各アームを構成する各一対のスイッチング素子Q2〜Q5の接続点間にはローパスフィルタを構成するインダクタL2とコンデンサC2との直列回路が挿入され、コンデンサC2の両端間に放電ランプLaが接続される。インダクタL2とコンデンサC2とは放電ランプLaに対して高周波電圧が印加されず数百Hz以下の交番電圧が印加されるように設定される。
【0033】
制御回路3は、抵抗R1,R3,R4の各両端電圧を監視することによって、DC−DC変換回路1と極性反転回路2と放電ランプLaとの動作を監視し、スイッチング素子Q1〜Q5のオンオフを制御するための2相の制御信号S1,S2を出力する。制御信号S1,S2はドライブ回路5a,5bを介してスイッチング素子Q2〜Q5に与えられる。抵抗R3の両端電圧はDC−DC変換回路1の出力電圧(平滑コンデンサC1の両端電圧)に比例する電圧であって、放電ランプLaの両端電圧(以下、ランプ電圧という)を反映した電圧になる。また、抵抗R4の両端電圧は、DC−DC変換回路1から極性反転回路2に供給された電流であるから、ランプ電流を反映していることになる。つまり、抵抗R3,R4の各両端電圧によって放電ランプLaのランプ電圧とランプ電流とを監視することができる。
【0034】
制御回路3には、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と呼ぶ)10が含まれ、マイコン10に内蔵した2個のA/D変換器11,12にそれぞれ抵抗R3,R4の両端電圧が入力される。ここに、抵抗R3の両端電圧は平滑コンデンサC1により平滑された電圧であってA/D変換器11のサンプリング周期内では一定と考えてよいからA/D変換器11に直接入力しているが、抵抗R4の両端電圧は極性反転回路2におけるスイッチング素子Q2〜Q5のスイッチングによって変動ししかも抵抗R4は小抵抗であって両端電圧が低電圧であるからフィルタおよび増幅の機能を備えた電流検出回路6を通してA/D変換器12に入力する。
【0035】
ところで、プロジェクタや自動車の前照灯に用いる高輝度放電ランプは、光出力の立ち上がり時間を短縮するために、始動直後の所定期間においては比較的大きなランプ電流(定格電流よりも大きい電流)を流す電流制御を行って水銀蒸気圧を上昇させ、水銀蒸気圧の上昇によって光出力が上昇した後の定常点灯状態においては光出力を安定に保つように定電力を供給する電力制御を行うのが一般的である。マイコン10には、放電ランプLaの点灯と消灯とを指示する点灯許可信号Siが入力され、点灯許可信号Siにより点灯が指示されると上述した電流制御や電力制御を含む点灯処理を行い、点灯許可信号Siにより消灯が指示されると後述する消灯処理を行う点灯モード制御部13が設けられる。点灯モード制御部13は、点灯処理や消灯処理に際して時間経過に伴って電力の目標値を生成する機能と、点灯および消灯の指示に対して極性反転回路2の運転と停止とを指示する機能を有する。
【0036】
点灯モード制御部13で生成された電力の目標値は、A/D変換器11の出力とともに電力制御部14に入力される。電力制御部14にはランプ電圧(抵抗R3の両端電圧に対応したA/D変換器11の出力値)と電力制御データとを対応付けたデータテーブル15が接続されており、電力制御部14ではA/D変換器11の出力値が入力されるとデータテーブル15と照合することにより電力制御データを抽出する。電力制御データは点灯モード制御部13から出力される電力の目標値と比較され、電力制御部14は電力制御データと電力の目標値との大小関係に応じたパルス幅のPWM信号を出力する。PWM信号のパルス幅は、電力制御データが目標値よりも大きいときには狭くなり、電力制御データが目標値よりも小さいときには広くなる。ここに、電力制御部14において電力制御データと電力の目標値との大小関係を用いてPWM信号を生成する技術としては、電力制御データと電力の目標値との差に相当する値をプリセットカウンタに与え、プリセットカウンタによりマイコン10のクロック信号を計数する構成を採用すればよい。
【0037】
マイコン10に設けた電力制御部14から出力されたPWM信号(つまり、電力の目標値に対する補正量に相当する)は、抵抗R5とコンデンサC5とからなる積分器を通してパルス幅に応じた電圧値に変換され(つまり、D/A変換に相当する)、PWM制御回路7に入力される。PWM制御回路7には入力電流検出用の抵抗R1の両端電圧も入力されており、電力の目標値に対する補正量と入力電流とからDC−DC変換回路1の出力電圧の補正量が決まるから、PWM制御回路7においてこの補正量に応じたパルス幅の制御信号S3を生成してスイッチング素子Q1に与えることにより、DC−DC変換回路1の出力電圧を放電ランプLaの動作状態に適合するように制御することができる。PWM制御回路7では所定周波数の三角波または鋸歯状波を生成しており、出力電力の補正量を入力電流で除算することにより求めた電圧の補正量に応じたレベルを閾値とし、三角波または鋸歯状波のうち閾値以上の区間がオンになるパルスを生成することによって、スイッチング素子Q1をオンオフさせるパルス状の制御信号S3を生成する。
【0038】
ところで、極性反転回路2を構成するスイッチング素子Q2〜Q5を制御するための制御信号S1,S2はマイコン10に設けたフルブリッジ制御部16において生成される。制御信号S1,S2は数百Hzのパルス状の2相信号であって、各相のオン期間が複数段階(本実施形態では2段階)から選択可能になっている。本実施形態では各相の制御信号S1,S2のオン期間が50%:50%と65%:35%との2段階から選択可能であって、デューティ可変部17からの指示によりいずれかの段階を択一的に選択する。すなわち、放電ランプLaに印加する電圧の極性ごとの印加時間が2段階から選択され、一方は各極性の印加時間が等しく、他方は一方の極性の印加時間が他方の極性よりも長くなっている。
【0039】
すなわち、図2(d)に示すデューティ可変部17からのデューティ可変信号がオフである期間には、図2(b)(c)に示すように、スイッチング素子Q2,Q5のオン期間とスイッチング素子Q3,Q4のオン期間とは50%:50%であって、図2(a)のように各極性のランプ電流が流れている期間が等しくなる。一方、図2(d)に示すデューティ可変信号がオンになると、図2(b)(c)のようにスイッチング素子Q2,Q5のオン期間よりもスイッチング素子Q3,Q4のオン期間のほうが長くなり、図2(a)のようにランプ電流は負極性(スイッチング素子Q4−放電ランプLa−スイッチング素子Q3の経路を通る向き)のほうが正極性の期間よりも長くなる。
【0040】
上述のように放電ランプLaに印加する電圧の極性に応じて印加時間を制御することによって、放電ランプLaの一対の電極に温度差が生じるような条件においては、温度が低くなるほうの電極への電圧の印加時間を長くすることによって温度差を解消し、結果的に放電ランプLaの両電極を略同じ温度に保つことによってアークの起点位置の変化を抑制する(電極に突起が形成されアークの基点位置が突起の位置になる)ことが可能になる。ここに、放電ランプLaに印加する電圧の各極性ごとの印加時間の比率は、放電ランプLaに立ち消えやちらつきが生じない程度に設定される。また、両電極に温度差がほとんど生じない定常点灯時には各極性の電圧の印加時間を50%:50%に設定する。
【0041】
放電ランプLaの両電極に温度差が生じるような条件としては、放電ランプLaの始動から所定期間、放電ランプLaの消灯前の所定期間、放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さい期間または放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さくなった時点から所定期間を想定している。そこで、デューティ可変部17は、A/D変換部12と点灯モード制御部13とから指示を受けて、上述した条件が生じているか否かを判断し、上述した条件であればフルブリッジ制御回路16に与えるデューティ可変信号をオンにして、放電ランプLaに印加する電圧の負極性の期間を正極性の期間よりも長くする。
【0042】
すなわち、点灯モード制御部13は点灯許可信号Siにより点灯の指示を受けるから、点灯の指示を受けた後に放電ランプLaの電極の温度差が十分に小さくなるまでの所定期間(放電ランプLaが130Wの超高圧水銀ランプであれば数秒〜数分)をマイコン10に内蔵したタイマ(図示せず)で計時し、タイマの計時時間中にはデューティ可変信号をオンにするようにデューティ可変部17に指示する。要するに、図3(a)に示すように、点灯許可信号Siにより時刻t1において点灯の指示を受けると、図3(b)のように、点灯モード制御部16ではデューティ可変部17に対してデューティ可変信号を所定期間T1だけオンにするように指示するのである。ここに、放電ランプLaは点灯の指示を受けるとすぐに始動するから、始動から所定時間においてデューティ可変信号をオンにすればよい。なお、点灯の指示(または始動)からデューティ可変信号をオンにする期間は、放電ランプLaの形状、周囲温度、放電ランプLaの使用形態に依存するから、これらの条件を考慮して適宜に設計する。このように、電極に温度差の生じやすい始動直後において電極の温度差を低減しているから、放電ランプLaの寿命が長くなる。
【0043】
また同様に、点灯モード制御部13は、図4(a)のように点灯許可信号Siにより時刻t2において消灯の指示を受けると、フルブリッジ制御部16の動作を時刻t3において停止させるまでの所定期間T2を上述した消灯処理の期間として、この期間T2にデューティ可変信号をオンにするようにデューティ可変部17に指示する。消灯処理の期間も放電ランプLaの形状、周囲温度、放電ランプLaの使用形態に依存する。ちなみに、放電ランプLaが130Wの超高圧水銀ランプであれば数秒〜数分になる。このような消灯処理を行うことによって、消灯前に各電極の加熱量に差を与えるから、放電ランプLaが消灯してから電極が所定温度まで冷えるのに要する時間がほぼ等しくなり、電極状態がほぼ同状態になることによって放電ランプLaの寿命が長くなる。
【0044】
さらに、放電ランプLaの始動直後のように電極の温度が低い期間や、放電ランプLaの消灯時のように電極の温度が低下する期間のほか、放電ランプLaのランプ電流が定格電流よりも小さい期間においても電極の発熱量が少なくなるから、両電極に温度差が生じやすくなる。そこで、デューティ可変部17に、電流検出回路6を通して放電ランプLaのランプ電流に相当する信号を入力しているのであって、図5(a)に示すようにランプ電流が規定した閾値Atよりも小さい期間T3には、図5(b)のように、デューティ可変部17から出力されるデューティ可変信号をオンにする。つまり、ランプ電流が定格電流よりも小さく両電極に温度差が生じやすくなると、電圧の極性ごとに印加時間を異ならせることによって両電極に温度差が生じないようにし、結果的に電極間のアークの起点位置をほとんど変化させず、放電ランプLaの寿命を延ばすことになる。
【0045】
上述の例では、ランプ電流が規定した閾値Atよりも小さくなる全期間においてデューティ可変信号をオンにしているが、必ずしも全期間においてデューティ可変信号をオンにしなくてもよい。そこで、図6(a)のようにランプ電流が規定した閾値Atよりも小さくなると、図6(b)のように閾値Atよりも小さくなった時点t4から所定期間T4だけデューティ可変信号をオンにするようにしてもよい。あるいはまた、ランプ電流が閾値Atよりも小さい期間において、所定期間T4ずつ一定の休止期間T5をおいて間欠的にデューティ可変信号をオンにしてもよい。ここに、所定期間T4と休止期間T5とはともに数秒程度とすればよい。なお、このようにデューティ可変信号を間欠的にオンにすれば、ランプ電流が閾値Atよりも小さい期間の長さによらず、電極の温度差を制御することができるから、電極の温度差を調節するのが容易になる。
【0046】
ところで、マイコン10に内蔵されているフルブリッジ制御部16は、図7のようにアナログ回路で構成することが可能である。図7に示すフルブリッジ制御部16は、一定周波数の三角波を生成する三角波生成部21と、三角波生成部21で生成された三角波を適宜の基準電圧Vtと比較することによって矩形波を生成する矩形波生成部22と、矩形波生成部22から出力された矩形波から2相の制御信号S1,S2を生成する2相信号発生回路23とにより構成される。
【0047】
三角波生成部21は、出力コンデンサC3の端子電圧を三角波状に変化させるように構成したものであって、それぞれ電流I1,I2を出力する2個の定電流源IS1,IS2を備える。出力コンデンサC3を充電させるか放電させるかは、一対のトランジスタQ11,Q12からなるカレントミラー回路と、カレントミラー回路の入力側であるトランジスタQ11のコレクタ−エミッタにコレクタ−エミッタを並列接続したトランジスタQ13とを用いて切り換える。すなわち、カレントミラー回路の出力側であるトランジスタQ12のコレクタ−エミッタに出力コンデンサC3を並列接続するとともに、トランジスタQ12のコレクタに定電流源IS1を接続し、また定電流源IS2はトランジスタQ11のコレクタに接続してある。したがって、トランジスタQ13がオンである期間にはカレントミラー回路が遮断され、定電流源IS1から出力コンデンサC3に充電電流I1が流れ、トランジスタQ13がオフである期間にはカレントミラー回路が動作してトランジスタQ12に定電流源IS2からの電流I2と同じ電流が流れるように出力コンデンサC3を放電させる。ここに、出力コンデンサC3の放電電流をI3とすれば、I2=I1+I3になり、電流I1,I2は定電流源IS1,IS2からの一定電流であるから、出力コンデンサC3の放電電流I3も一定電流になる。
【0048】
出力コンデンサC3の端子電圧は、コンパレータCP1によって、抵抗R6,R7で得られる基準電圧と比較される。コンパレータCP1はヒステリシスを有しており、出力コンデンサC3の端子電圧が、基準電圧より低く設定される下側電圧に達してコンパレータCP1の出力がHレベルになると、基準電圧より高く設定される上側電圧に達するまではコンパレータCP1の出力がLレベルになる。つまり、出力コンデンサC3の端子電圧が下側電圧に達してコンパレータCP3の出力がHレベルになるとトランジスタQ13がオンになるから、カレントミラー回路が非動作になり、定電流源IS1からの一定電流I1によって出力コンデンサC3が充電される。また、出力コンデンサC3が充電されることによって端子電圧が上側電圧に達してコンパレータCP1の出力がLレベルになるとトランジスタQ13がオフになるから、カレントミラー回路が作動し、定電流源IS2からの一定電流IS2に規制される放電電流で出力コンデンサC3が放電される。出力コンデンサC3が放電すれば端子電圧は再び低下するから、下側電圧に達して上述の動作を繰り返すのである。つまり、出力コンデンサC3は一定電流IS1での充電と、一定電流IS3(=I2−I1)での放電とを繰り返すから、出力コンデンサC3の端子電圧は図8(a)に示す三角波状になる。
【0049】
矩形波生成部22は、三角波生成部21で生成された三角波を3個の抵抗R8〜R10で生成した基準電圧Vtと比較するコンパレータCP2を備える。抵抗R10にはトランジスタQ14のコレクタ−エミッタが並列接続される。トランジスタQ14のオンオフはデューティ可変信号を否定回路Lg1で反転させた信号により制御される。図8(d)に示すデューティ可変信号がオンであるときにトランジスタQ14はオフであって、抵抗R8,R9の接続点から得られる基準電圧Vtは図8(a)に示す比較的高い電圧Vt1′になり、デューティ可変信号がオフであるときにトランジスタQ14はオンであって、基準電圧Vtは比較的低い電圧Vt1になる。電圧Vt1を三角波生成部21で生成される三角波の振幅の2分の1の電圧に設定することによって、コンパレータCP2の出力はHレベルとLレベルとの期間が1:1になる。また、電圧Vt1′を電圧Vt1よりも高く設定することによって、コンパレータCP2の出力はHレベルの期間がLレベルの期間よりも短くなる。
【0050】
コンパレータCP2の出力である矩形波生成部22の出力は、2相信号発生回路23を構成するバッファLg2と否定回路Lg3とにそれぞれ入力され、図8(b)(c)のように互いに反転した2相の制御信号S1,S2が生成される。
【0051】
以上説明したように、フルブリッジ制御部16として図7に示す構成を用いると、デューティ可変信号に応じて2相信号のオン期間を2段階に切り換えることが可能になる。また、コンパレータCP2の基準電圧Vtを変化させることによって2相信号のオン期間を変化させることができるから、基準電圧Vtを多段階あるいは連続的に変化させるデューティ可変信号を用いることも可能である。
【0052】
(実施形態2)
本実施形態は、図9に示すように、図1に示した実施形態1とはマイコン10に、フリッカ検出手段としてのチラツキ検出部18と、チラツキ検出部18に放電ランプLaの光出力に相当するデジタル値を出力するA/D変換器19とを付加したものである。チラツキ検出部18は、放電ランプLaにおけるフリッカの発生を検出するものであって、A/D変換器11から出力されるランプ電圧に相当するデジタル値と、A/D変換器12から出力されるランプ電流に相当するデジタル値と、A/D変換器19から出力される放電ランプLaの光出力に相当するデジタル値との少なくとも1要素を検出要素に用いてフリッカの発生を検出する。A/D変換器19に入力される放電ランプLaの光出力としては、たとえば放電ランプLaの近傍に配置したフォトダイオードなどの受光素子の出力を用いる。
【0053】
チラツキ検出部18では、フリッカを検出すると点灯モード制御部13と同様にデューティ可変部17への指示を与え、フルブリッジ制御回路16に与えるデューティ可変信号をオンにし、放電ランプLaに印加する電圧の負極性の期間を正極性の期間よりも長くする。つまり、放電ランプLaの電極の温度差によってフリッカが生じているとみなし、電極の温度差を低減するように各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプLaに印加するのである。ここに、チラツキ検出部18がフリッカを検出している期間に、各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させるほか、チラツキ検出部18においてタイマ(図示せず)を設け、フリッカを検出した時点からタイマで時限した所定期間において各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプLaに印加させるようにしてもよい。
【0054】
チラツキ検出部18においてフリッカの発生の有無を検出する技術としては、上述した検出要素の少なくとも1種類を用い、検出要素の単位時間内の変化量を求め、変化量が規定値以上であるとフリッカが発生していると判断する技術、あるいは、上述した検出要素の少なくとも1種類を用い、検出要素の単位時間内の変化量が規定値以上である回数を一定の判定期間毎に求め、判定期間に求めた回数が規定した閾値以上であるとフリッカが発生していると判断する技術を用いる。
【0055】
すなわち、図10に示すように、単位時間Δtにおける検出要素の値を読み込み(S1)、単位時間Δtにおける検出要素の値の変化量を求める(S2)。変化量は、単位時間Δtにおける最大値と最小値との差の絶対値であって、変化量を規定値と比較することにより(S3)、フリッカが生じているか否かを判断することができる。つまり、変化量が規定値以上であるとフリッカが生じていると判断する(S4)。検出要素の値の変化と単位時間Δtとの関係を図11(a)に示す。
【0056】
上述したように、検出要素の値の単位時間Δt内における変化量は単位時間Δt内の最大値と最小値との差の絶対値として求めるのであって、たとえば検出要素としてランプ電圧を用いるものとし、図11(b)のように、単位時間Δt内においてランプ電圧がVla1,Vlamin(最小値),……Vlamax(最大値),……,Vla2と変化したとすれば、Vlamax−Vlaminを変化量に用いる。また、変化量として、単位時間Δtごとにサンプリングした測定値について隣接する各2個の測定値の差の絶対値を用いるようにしてもよい。たとえば、図11(b)の例を用いるとすれば、|Vla2−Vla1|を変化量に用いてもよい。変化量をこのようにして求めると、サンプリング回数が少なく処理も簡単になるが、変化量を精度よく求める必要があれば最大値と最小値との差を求めるのが望ましい。ここに、検出要素としてランプ電圧を例示したが、ランプ電流、光出力のいずれかであってもよく、また3者のうちの2種類以上を組合せて用いてもよい。2種類以上の検出要素を組み合わせる場合には、2種類以上の検出要素についてフリッカが生じていると判断されたときにフリッカと判断したり、いずれか1種類の検出要素でフリッカが生じていると判断されたときにフリッカと判断すればよい。
【0057】
ところで、放電ランプLaに矩形波電圧を印加して点灯させる場合に、印加電圧の極性が反転した直後には、図12のように、オーバーシュートなどによって検出要素の値が変動する(たとえば、ランプ電圧の波形が乱れる)期間が生じる。この期間において検出要素からフリッカの発生の有無を判断すると誤認する可能性がある。そこで、フリッカの発生の有無を判断するために検出要素を検出する期間としては、ランプ電圧の極性反転の直後の期間を除外するのが望ましい。たとえば、図12に示すように、極性反転から所定時間後に検出要素を検出する期間Tsを設ける。図示例においてランプ電流は放電ランプLaの通過電流であり、ランプ電圧は抵抗R3の両端電圧である。
【0058】
また、極性反転毎に極性反転から次の極性反転までの期間における後半部分において検出要素を検出し、極性反転毎に検出した検出要素の値を用いて(つまり、単位時間Δtが極性反転の半周期に相当する)フリッカの発生の有無を判断するようにしてもよい。あるいはまた、極性反転の1周期毎に検出要素を検出し、検出した検出要素の値を複数周期において平均した平均値を用い、フリッカの発生の有無の判定に用いてもよい。
【0059】
上述したように、チラツキ検出部18において、図13に示すように、検出要素の単位時間Δt内の変化量が規定値以上である回数を一定の判定期間毎に求め、判定期間に求めた回数が規定した閾値以上であるとフリッカの発生と判断してもよい。すなわち、チラツキ検出部18では回数を計数するのであって、フリッカの発生の有無を判断するときには、まず計数値をリセットする(S1)。次に、単位時間Δtにおける検出要素を読み込み(S2)、単位時間Δtにおける検出要素の変化量を求める(S3)。さらに、変化量を規定値と比較し(S4)、変化量が規定値以上であると計数値をインクリメントした後(S5)、計数値を閾値と比較する(S6)。ここで、計数値が閾値以上であるときにはフリッカが生じていると判断する(S7)。一方、変化量が規定値未満であるか計数値が閾値未満であるときには、一定の判定期間Td内か否かを判断し(S8)、判定期間Td内であればステップS2に戻り、検出要素の次の値を読み込む。判定期間Tdは、単位時間Δtの整数倍の期間であって、判定期間Td内においてステップS6の条件(計数値が閾値以上)が満たされなければ、ステップS1に戻って計数値がリセットされる。なお、単位時間Δt、規定値、変化量については図10に示した処理と同様に規定すればよい。
【0060】
図13に示した処理手順でフリッカの発生の有無を判定する例を図14に示す。図示例では単位時間Δtにおける変化量が規定値以上の場合を○で表し、規定値未満の場合を×で表している。チラツキ検出部18では、判定期間Tdにおいて○の個数が閾値以上になるとフリッカが発生していると判断するのである。一般に、光出力の変化する周波数が3〜15Hzとなると人の目でチラツキを感じて不快感を生じるから、判定期間Tdを1秒間とし、閾値を3〜15回の範囲で設定するのが望ましい。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0061】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、放電ランプに印加する電圧の各極性ごとの印加時間を可変として放電ランプの両電極の温度差を低減するから、ランプ電圧の印加時間を極性ごとに変化させるだけの簡単な制御としながらも放電ランプの両電極の温度差を低減してフリッカを軽減することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上に用いるフルブリッジ制御部の構成例を示す回路図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】実施形態2の回路図である。
【図10】同上におけるチラツキ検出部の動作例を示す動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上におけるチラツキ検出部の他の動作例を示す動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】放電ランプの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 DC−DC変換回路
2 インバータ回路
3 制御回路
4 分圧回路
5a,5b ドライブ回路
6 電流検出回路
7 PWM制御回路
10 マイコン
11 A/D変換器
12 A/D変換器
13 点灯モード制御部
14 電力制御部
15 データテーブル
16 フルブリッジ制御部
17 デューティ可変部
18 チラツキ検出部
19 A/D変換器
La 放電ランプ
Q1 スイッチング素子
Q2〜Q5 スイッチング素子

Claims (10)

  1. 複数個のスイッチング素子を備え放電ランプに矩形波交番電圧を印加する交番電圧発生回路と、交番電圧発生回路に設けたスイッチング素子のオンオフを制御し放電ランプの両電極の温度差を低減するように放電ランプに印加する電圧の各極性ごとの印加時間を可変とする制御回路とを備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記制御回路は、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプの始動から所定期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記制御回路は、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプの消灯前の所定期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記制御回路は、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さい期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記制御回路は、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、前記放電ランプのランプ電流が定格電流よりも小さくなった時点から所定期間は各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記放電ランプにおけるフリッカの発生を検出するフリッカ検出手段を備え、前記制御回路は、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、フリッカ検出手段がフリッカを検出している期間には各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記放電ランプにおけるフリッカの発生を検出するフリッカ検出手段を備え、前記制御回路は、前記放電ランプの定常点灯時には各極性ごとの印加時間が1対1である交番電圧を放電ランプに印加させ、フリッカ検出手段がフリッカを検出した時点から所定期間は各極性ごとの印加時間を異ならせた交番電圧を放電ランプに印加させることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記フリッカ検出手段は、前記放電ランプの両端電圧とランプ電流と光出力との少なくとも1要素を検出要素に用いてフリッカの発生を検出することを特徴とする請求項6または請求項7記載の放電灯点灯装置。
  9. 前記フリッカ検出手段は、前記検出要素の単位時間内の変化量が規定値以上であるとフリッカの発生として検出することを特徴とする請求項8記載の放電灯点灯装置。
  10. 前記フリッカ検出手段は、前記検出要素の単位時間内の変化量が規定値以上である回数を一定の判定期間毎に求め、判定期間に求めた回数が規定した閾値以上であるとフリッカの発生として検出することを特徴とする請求項8記載の放電灯点灯装置。
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