JP2005014284A - 筆記具のグリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てに手間がかかって作業性が悪く、しかも軸筒とグリップカバーとにばらつきがある場合には、グリップカバーをセットした後、グリップカバーがずれたり、捲れたり、変形することもあった。
【解決手段】硬質樹脂からなる軸筒1と、この軸筒1のグリップ部分に設けられた軟質樹脂からなるグリップカバー10とからなる筆記具のグリップにおいて、軸筒1のグリップ部分に貫通孔23を形成し、この貫通孔23を介して軸筒1とグリップカバー10とを一体成形してなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、筆記者が長時間筆記しても疲労しなく、かつ容易に製造することが可能な筆記具のグリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、筆記具のグリップカバーは、例えば実公平2−22301号公報に記載されているように、外面に適宜数の突条を有してなる円筒形の滑り止め(グリップカバー)と、該滑り止めの突条と同形の孔を有する外軸(軸筒)と、該外軸に内装される中軸とからなり、前記滑り止めの突条を外軸の孔より露出させ、滑り止めを中軸と外軸との間に圧接配置すると共に、中軸と外軸とを固定してなる筆記具の滑り止めが提案されている。
【0003】
しかしながら、この従来例では、滑り止めの突条と同形の孔を有する外軸とを別々に作り、その後に組み込むため、突条と同形の孔とに関して方向性及び位置決めに手間がかかって作業性が悪く、しかも突条と同形の孔にばらつきがある場合には、滑り止めをセットした後滑り止めがずれたり、捲れたり、変形したりすることもあった。
【0004】
【特許文献1】
実公平2−22301号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記のような従来の欠点を解消したものであって、筆記具のグリップにおいて、筆記時に手に持つ部分であるグリップ部分に硬さを感じさせず、かつ適度のクッション性を持たせるようにして長時間の筆記にも疲労しない筆記具のグリップを提供することを目的とする。
【0006】
さらに、この発明によれば筆記具のグリップにおいて、軸筒とグリップカバーの密着性を確実にして、グリップカバーがずれたり、捲れたり、変形したりすることが全くない筆記具のグリップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば硬質樹脂からなる軸筒と、この軸筒のグリップ部分に設けられた軟質樹脂からなるグリップカバーとからなる筆記具のグリップにおいて、軸筒のグリップ部分に貫通孔を形成し、この貫通孔を介して軸筒とグリップカバーとを一体成形してなる。
【0008】
また、オレフィン系樹脂とスチレン系樹脂等の、密着性の悪いもの同士での成形であっても、硬質樹脂からなる軸筒の貫通孔を介してグリップカバーの軟質樹脂が形成されているため、グリップカバーがずれたり、捲れたり、変形したりすることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いてこの発明の実施の形態による筆記具のグリップについて詳述する。
【0010】
図1は、この発明の実施の形態1による筆記具のグリップが用いられた後端ノック式ボールペンを示す縦断面図である。図において、軸筒1は先軸2と、この先軸2と取り外し可能に螺合された後軸3とから構成されている。そして、先軸2の小径の先部外周にはおねじ21が形成され、後部外周にもおねじ22が形成されている。また、先軸2の前端には先端開口が形成された先細の先具4が螺合されている。
【0011】
さらに、軸筒1内にはインキが充填されたボールペンレフィール5が摺動可能に設けられている。即ち、このボールペンレフィール5の段部51と先具4との間にはリターンスプリング6が装着されて後方に付勢している。一方、ボールペンレフィール5の後端は回転カム7が設けられ、この回転カム7の後端にはノックスプリング8により後方に付勢されたノック部材としてのプランジャ9が設けられている。このプランジャ9は、大径のヘッド91を有し、かつ後軸3から抜け落ちないように下部外周に係止突起92を有している。なお、後軸3の後部内周には上記プランジャ9の係止突起92のストッパ部が形成されている。
【0012】
また、先軸2のグリップ部は、長手方向に3本の貫通孔23が形成されている。この先軸2のグリップ部分の後端にはフランジ24が設けられている。そして、このフランジ24の前壁は前方に向かって下降する傾斜壁である円弧壁25からなり、他方後壁は直立壁26からなっている。
【0013】
さらに、この先軸2のグリップ部分には軟質樹脂からなるグリップカバー10が射出成形によって被覆されている。なお、この場合グリップカバー10を形成する軟質樹脂は、貫通孔23を経て、先軸2の裏側まで一体的に連なり軟質樹脂層101を形成して、これらの貫通孔23の間の接続部の全体を包囲するように形成されている。従って、このグリップカバー10は、筆記に際して軸筒1に関してずれたり、捲れたり、変形したりすることがない利点がある。なお、図中符号11は、後軸3の後端部に固設されたクリップである。
【0014】
次に、上記実施の形態1によるグリップが用いられたノック式ボールペンの動作について説明する。
まず、使用に際して後端のプランジャ9のヘッド91をノックして回転カム7を作動せしめる。すると、ボールペンレフィール5が前進し、先具4の開口から先端チップ52が突出せしめられて、筆記可能状態となる。なお、筆記が終了すると再びプランジャ9のヘッド91をノックして回転カム7を作動せしめてボールペンレフィール5を後退せしめると、先具4内に先端チップ52が収納せしめられる。
【0015】
なお、筆記中は指先の押圧力がグリップカバー10を介して先軸2に形成された貫通孔23により直接に硬質樹脂からなる先軸2の抵抗を受けないので、この部分に固さを感じさせず、かつ適度なクッション性を得ることができるものである。
【0016】
次に図5〜図8は、この発明の実施の形態2による筆記具のグリップを示し、この例では、軸筒1の一部分をカバーしてなる。即ち、この場合において、軸筒1の先軸2は長手方向に3本の貫通孔23が形成されており、この貫通孔23を介して先軸2の裏側全周にグリップカバー10の軟質樹脂層101が形成されている。従って、この場合には、図9に示すように先軸2の一部が外部に露出して露出部27を形成しているのでデザイン効果もある。なお、この例においても、上記発明の実施の形態1と同様の作用・効果がある。
【0017】
上記各実施の形態において、軸筒は先軸と後軸とから構成されていたが、軸筒はこれに限らずいわゆる一本軸でも良い。さらに、軸筒の形状(長さ・幅・大きさ・数)等は、軸筒の硬度によっても変わり、またグリップカバーの軟質樹脂の硬度によっても変わってくる。なお、一体成形の方法としては射出成形、即ちプラスチック材料から物品を成形する際に、材料をホッパから加熱シリンダに供給し、その中で可塑化した後、材料に圧力を加えて、ノズルからスプルーを経て、ゲートから金型の中に射出して所要の形を形成する方法が一般的である。
【0018】
【発明の効果】
この発明の構成は上記したとおりであるので、組立が容易でかつ筆記具のグリップにおいて、筆記時に手に持つ部分であるグリップ部分に硬さを感じさせず、かつ適度のクッション性を持たせる効果がある。
さらに、この発明によれば筆記具のグリップにおいて、軸筒とグリップカバーの密着性を確実にして、グリップカバーがずれたり、捲れたり、変形したりすることが全くないという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるグリップを用いた筆記具の縦断面図である。
【図2】図1の先軸とグリップカバーとからなるグリップの正面図である。
【図3】図2のグリップの縦断面図である。
【図4】図2のグリップの拡大横断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2によるグリップを用いた筆記具の縦断面図である。
【図6】図5のグリップカバーを除いた先軸の正面図である。
【図7】図6の先軸の縦断面図である。
【図8】図6の先軸の拡大横断面図である。
【図9】図5の先軸とグリップカバーとからなるグリップの正面図である。
【図10】図9のグリップの縦断面図である。
【図11】図9のグリップの拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒
2 先軸
21 おねじ
22 おねじ
23 貫通孔
24 フランジ
25 円弧壁
26 直立壁
27 露出部
3 後軸
4 先具
5 ボールペンレフィール
51 段部
52 先端チップ
6 リターンスプリング
7 回転カム
8 ノックスプリング
9 プランジャ
91 ヘッド
92 係止突起
10 クリップカバー
101 軟質樹脂層
11 クリップ

Claims (6)

  1. 硬質樹脂からなる軸筒と、この軸筒のグリップ部分に設けられた軟質樹脂からなるグリップカバーとからなる筆記具のグリップにおいて、軸筒のグリップ部分に貫通孔を形成し、この貫通孔を介して軸筒とグリップカバーとを一体成形してなることを特徴とする筆記具のグリップ。
  2. 前記グリップカバーが軸筒のグリップ部分の裏側に軟質樹脂層として形成されてなる請求項1記載の筆記具のグリップ。
  3. グリップカバーが軸筒のグリップ部分の一部分をカバーしてなる請求項1記載の筆記具のグリップ。
  4. 前記軸筒は、先軸と後軸とから構成されており、この先軸にグリップカバーが設けられてなる請求項1記載の筆記具のグリップ。
  5. 前記先軸のグリップ部分の後部外周にはフランジが設けられ、かつこのフランジの前面部は前方に向かって漸次下降する傾斜壁を有し、かつ後面部は直立壁を有してなる請求項4記載の筆記具のグリップ。
  6. 前記軸筒とグリップカバーとの一体成形が射出成形である請求項1記載の筆記具のグリップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237442A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Zebra Pen Corp 筆記具
JP2008296435A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Pentel Corp 軟質部材の軸筒への取り付け構造
JP2009178932A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Pilot Corporation 筆記具の軸筒

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