JP2005014073A - はんだ付け装置 - Google Patents

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JP2005014073A JP2003185394A JP2003185394A JP2005014073A JP 2005014073 A JP2005014073 A JP 2005014073A JP 2003185394 A JP2003185394 A JP 2003185394A JP 2003185394 A JP2003185394 A JP 2003185394A JP 2005014073 A JP2005014073 A JP 2005014073A
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soldering
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Shikio Hasegawa
式男 長谷川
Teruo Okano
輝男 岡野
Kiyoshi Douyu
清志 堂囿
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Tamura Corp
Tamura FA System Corp
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Tamura Corp
Tamura FA System Corp
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Abstract

【課題】少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を備えたはんだ付け装置を小型化し、さらに、多品種少量のセル生産に適するはんだ付け装置を提供する。
【解決手段】ワークWにフラックスを塗布するフラクサ13と、ワークWを予加熱するプリヒータ14との間に、プリヒータ14により予加熱したワークWを波高制御自在の溶融はんだ波によりはんだ付けするはんだ槽15を配置する。フラクサ13とはんだ槽15との間に、はんだ付け後のワークWを冷却する冷却風吹出口体16を配置する。フラクサ13からはんだ槽15を介しプリヒータ14にわたってワーク移送用のワーク移送機構12を設ける。フラクサ13に隣接する場所には、ワークWをワーク移送機構12に着脱するためのワーク着脱部21を配置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を有するはんだ付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、ワークを搬送するコンベヤに沿って、ワークにフラックスを塗布するフラクサと、このフラクサにてフラックス塗布されたワークを予加熱するプリヒータと、このプリヒータにより予加熱されたワークをノズルから噴流する溶融はんだ波によりはんだ付けするはんだ槽とが、順次配列されたはんだ付け装置を用いている。
【0003】
そして、上記コンベヤの一端から搬入されたワークを一方向へ移送しながら、フラックス塗布、プリヒート、はんだ付けの一連の工程を順次行ない、コンベヤの他端から外部へ搬出するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−192766号公報(第1頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の配列では、ワークがはんだ槽を通り抜ける場所にデッドスペースが必要となり、また、コンベヤにより一方向へ搬送中のワークをプリヒータにより予加熱するので、所定のワーク温度が得られるだけのプリヒータ長さを確保する必要があり、装置が大型化する問題がある。
【0006】
また、従来のはんだ付け装置は、ワークをコンベヤの一端から搬入して他端より搬出するので、インライン型のはんだ付け装置として、同一品種の大量生産には適するものの、多品種少量のセル生産には適さない問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を備えたはんだ付け装置を小型化することを目的とし、さらに、多品種少量のセル生産に適するはんだ付け装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、ワークにフラックスを塗布するフラクサと、このフラクサにてフラックス塗布されたワークを予加熱するプリヒータと、上記フラクサと上記プリヒータとの間に配置されこのプリヒータにより予加熱されたワークを波高制御自在の溶融はんだ波によりはんだ付けするはんだ槽と、上記フラクサから上記はんだ槽を介し上記プリヒータにわたって設けられたワークを移送するワーク移送機構とを具備したはんだ付け装置であり、上記フラクサと上記プリヒータとの間に上記はんだ槽を配置したので、ワークがはんだ槽を通り抜ける場所のデッドスペースがなくなり、少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を備えたはんだ付け装置を小型化できる。
【0009】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載のはんだ付け装置において、ワークを一方向へ移送するときに上記フラクサによりワークにフラックスを塗布し、ワークを上記プリヒータ上で停止させて予加熱し、ワークを他方向へ移送するときに上記はんだ槽によりワークにはんだ付けをする制御手段を具備したものであり、この制御手段により、ワークを一方向へ移送するときに上記フラクサによるフラックス塗布をし、ワーク移送の折返し停止位置で上記プリヒータによる予加熱をし、ワークを他方向へ移送するときに上記はんだ槽によるはんだ付けをするので、従来ほど長大なプリヒータ長さが不要であり、少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を備えたはんだ付け装置を小型化できる。
【0010】
請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載のはんだ付け装置において、上記フラクサと上記はんだ槽との間に配置されはんだ付け後のワークを冷却する冷却手段を具備したものであり、ワークがはんだ槽を通り抜ける場所に冷却手段を設置して、従来のデッドスペースを有効利用したので、はんだ付け装置全体の小型化を図れる。
【0011】
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか記載のはんだ付け装置において、上記フラクサに隣接する場所に配置されはんだ付け前のワークを上記ワーク移送機構に取付けるとともにはんだ付け後のワークを上記ワーク移送機構から取外すワーク着脱部を具備したものであり、1つのワーク着脱部にて、ワーク移送機構に対するワークの取付けおよび取外し、はんだ付け状態の検査などを全て行なえるので、熟練者による多品種少量のセル生産に適するはんだ付け装置を提供できる。
【0012】
請求項5に記載された発明は、請求項1乃至4のいずれか記載のはんだ付け装置における上記プリヒータが、送風機と、この送風機から供給された雰囲気を加熱するヒータと、このヒータにより加熱されるとともにこのヒータを経た熱風を吹出す吹出孔を有する輻射板とを具備したものであり、送風機、ヒータおよび輻射板の吹出孔による熱風加熱と、ヒータおよび輻射板による輻射加熱とを併用できるので、ワークを短時間でプリヒート加熱できる。
【0013】
請求項6に記載された発明は、請求項1乃至5のいずれか記載のはんだ付け装置における上記はんだ槽が、電磁誘導ポンプと、この電磁誘導ポンプから溶融はんだを供給されるノズルとを具備したものであり、電磁誘導ポンプは、その周波数を制御することで、ノズルから噴流する溶融はんだ波の波高を正確に制御できるので、ワークをフラクサからプリヒータに移送するときに下げた波高を、はんだ槽ではんだ付けするときは所望レベルまで上げる制御を高精度にでき、良好な噴流式はんだ付けおよび局所はんだ付け(ポイントディップ)が可能である。
【0014】
請求項7に記載された発明は、請求項1乃至6のいずれか記載のはんだ付け装置において、上記プリヒータおよび上記はんだ槽を覆って内部に不活性雰囲気を保つ不活性雰囲気カバーを備え、この不活性雰囲気カバーは、上記プリヒータ側の一端面が閉じられ上記はんだ槽側の他端面に開口部が設けられたカバー本体と、このカバー本体の下側に開口されて上記はんだ槽内の溶融はんだ中に浸漬されたスカート部とを具備したものであり、プリヒータがワーク移送機構の折返し停止位置に位置する配置構成により、不活性雰囲気カバーのカバー本体は、一方向だけに開口部を設けておけばよいので、従来より不活性雰囲気の低酸素濃度および加熱温度を効率よく保つことができ、特に、プリヒータでの加熱効率を改善でき、短時間でのプリヒート加熱が可能となる。また、上記はんだ槽内の溶融はんだ面は、スカート部内の不活性雰囲気と接触するので、酸化物の生成を抑制できる。
【0015】
請求項8に記載された発明は、請求項1乃至7のいずれか記載のはんだ付け装置における上記ワーク移送機構が、定位置の支軸により傾斜角度変更可能に軸支されたレールを具備したものであり、ワーク移送機構のレールの傾斜角度を、支軸を中心に調整することで、ワークに応じてその姿勢を水平姿勢から任意角度の傾斜姿勢まで変更でき、例えば、ワークを水平姿勢に近付けることで、多くのはんだ付け量を必要とする場合に対応でき、また、ワークを傾斜姿勢ではんだ付けすることで、ファインピッチ電子回路基板の表面実装におけるブリッジなどのはんだ付け不良を防止できる。
【0016】
請求項9に記載された発明は、請求項2乃至8のいずれか記載のはんだ付け装置における上記ワーク移送機構が、ワークを保持して移動するキャリアと、このキャリアをパルス信号により位置決め制御および速度制御するキャリア制御系とを具備したものであり、ワークを保持したキャリアをキャリア制御系のパルス信号により位置決め制御および速度制御するので、ワークの高精度のポジショニング制御、あるいは速度0すなわち停止時間を含む速度制御をすることができ、例えば、ワークのプリヒータ上での停止時間を制御することで、ワークのプリヒート温度を制御でき、また、はんだ槽上で所定時間停止させて、局所はんだ付け(ポイントディップ)をすることも可能である。
【0017】
請求項10に記載された発明は、請求項9記載のはんだ付け装置におけるキャリア制御系が、ワーク移送経路中の定位置に配設されたワーク検知用のワークセンサと、ワークの移送距離と比例する数のパルス信号を発信するパルス発信手段とを具備し、制御手段は、このパルス発信手段から発信されたパルス信号であって上記ワークセンサによるワーク先端の検知から少なくとも上記フラクサに至るまでの距離、上記プリヒータを経て上記はんだ槽に至るまでの距離およびワークの移送方向長さにそれぞれ相当する数のパルス信号をカウントして少なくとも上記フラクサおよび上記はんだ槽の作動タイミングを制御するものであり、上記制御手段は、上記ワークセンサにより検知されたワークの先端が少なくとも上記フラクサ、上記はんだ槽に至るまでの距離およびワークの移送方向長さを、上記パルス発信手段から発信されたワークの移送距離と比例するパルス信号の数により把握しているので、ワークの移送方向長さや移送速度が変更されても、少なくとも上記フラクサおよび上記はんだ槽が実質的に稼働する作動タイミングを自動的に変更調整できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1乃至図8に示された一実施の形態、図9に示された他の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1および図2に示されるように、装置カバー11の内部に、ワークWを移送するワーク移送機構12が設けられ、このワーク移送機構12に沿って、ワークWにフラックスを塗布するフラクサ13と、このフラクサ13にてフラックス塗布されたワークWを予加熱するプリヒータ14と、フラクサ13とプリヒータ14との間に配置されこのプリヒータ14により予加熱されたワークWを波高制御自在の溶融はんだ波によりはんだ付けするはんだ槽15と、フラクサ13とはんだ槽15との間に配置されはんだ付け後のワークWを冷却する冷却手段としての冷却風吹出口体16とが配列されている。この冷却風吹出口体16には、ダクト17を介して冷却ファン18が接続されている。
【0020】
フラクサ13に隣接する場所には、ワーク着脱部21が配置されている。このワーク着脱部21は、はんだ付け前のワークWをワーク移送機構12のキャリア22に取付けるとともに、はんだ付け後のワークWをワーク移送機構12のキャリア22から取外す場所である。
【0021】
ワーク移送機構12は、キャリア22を介して、ワークWを一方向へ移送することでフラクサ13上からプリヒータ14上に供給するとともに、ワークWを他方向へ移送することでプリヒータ14上からはんだ槽15上および冷却風吹出口体16上に供給するものである。
【0022】
キャリア22は、図1に示されるように枠体22aの定位置に設けられた一側の保持爪22bと、枠体22aに幅寄せ移動可能に設けられた他側の保持爪22cとにより、現状のワークWから最小のワークWsまで挟持することができる。
【0023】
このワーク着脱部21の一側部には、作業者がワークWとしての基板にはんだ付け部品を装着する作業台23が配置され、この作業台23に対してはんだ付け前の基板およびはんだ付け部品を供給するための搬入コンベヤ24が配設されている。
【0024】
一方、ワーク着脱部21の他側部には、はんだ付け後のワークWを次工程へと搬出するための搬出コンベヤ25が配設されている。
【0025】
ワーク移送機構12は、図2に示されるようにプリヒータ14を囲むフレーム26に軸受27を介して支軸28が取付けられ、この定位置の支軸28によって、ワーク着脱部21からフラクサ13上、冷却風吹出口体16上、はんだ槽15上を介しプリヒータ14上にわたって設けられた1対のレール31が傾斜角度変更可能に軸支され、一方、これらのレール31の反対側には、回転操作されるネジ棒32により上下方向に調整される雌ネジ部材33が取付けられている。そして、ネジ棒32を回転させることで、雌ネジ部材33が上下動し、レール31を、図2に示された水平状態から左上りの傾斜状態へと角度変更することができる。
【0026】
さらに、ワーク移送機構12は、図1に示されるようにレール31に沿って、ワークWを保持して移動するキャリア22が移動可能に設けられ、図2に示されるようにレール31に沿って無端チェン34が配設され、この無端チェン34の一部にキャリア22が連結され、さらに、無端チェン34を介してキャリア22をパルス信号により位置決め制御および速度制御するキャリア制御系35が設けられている。
【0027】
このキャリア制御系35は、ワーク移送経路中の定位置に配設されたワーク検知用の光電センサなどのワークセンサ36と、ワークWの移送距離と比例する数のパルス信号を発信するパルス発信手段37とを具備している。これらのワークセンサ36およびパルス発信手段37は、制御手段としての制御器38に接続されている。
【0028】
この制御器38は、パルス発信手段37から発信されたパルス信号であってワークセンサ36によるワーク先端の検知からフラクサ13に至るまでの距離、プリヒータ14を経てはんだ槽15に至るまでの距離、プリヒータ14を経て冷却風吹出口体16に至るまでの距離、およびワークWの移送方向長さにそれぞれ相当する数のパルス信号をカウントして、フラクサ13、はんだ槽15および冷却風吹出口体16の始動から停止までの作動タイミング、ワークWをフラクサ13上で一方向(右方向)へ移送するときのワーク移送速度およびフラクサ作動速度、プリヒータ14上でのワーク停止時間、ワークWをはんだ槽15上で他方向(左方向)へ移送するときのワーク移送速度および電磁誘導ポンプ周波数などを制御するものである。
【0029】
パルス発信手段37は、図2の下部に示されるように、無端チェン34をサーボモータ41により駆動するスプロケット軸42に、ワーク移送機構12と同期して作動するように設けられている。すなわち、スプロケット軸42にドグ円板43が同軸かつ一体に取付けられ、このドグ円板43の周縁に一定ピッチで多数の小孔44が穿設され、これらの小孔44を介してフォトセンサ45が配置されたものである。このフォトセンサ45の投光器から投光された光は、回転するドグ円板43の小孔44により間欠的に受光器に達して、この受光器からカウント用パルス信号が発信される。
【0030】
このパルス発信手段37からは、ワーク移送距離に比例する数のパルス信号が出力され、そのパルス信号数によりワーク移送距離を把握することが可能であるとともに、このパルス発信手段37からのパルス信号数によってワークWとしての基板の全長を検出することができる。
【0031】
このため、制御器38は、ワークセンサ36により検知されたワークWの先端がフラクサ13に至るまでの距離、プリヒータ14を経てはんだ槽15に至るまでの距離、プリヒータ14を経て冷却風吹出口体16に至るまでの距離、およびワークWの移送方向長さを、パルス発信手段37から発信されたワークWの移送距離と比例するパルス信号の数により把握し、フラクサ13、はんだ槽15および冷却風吹出口体16が実質的に稼働する作動タイミングを自動的に制御する。
【0032】
図3に示されるように、装置カバー11の上部には、内部状況を確認可能な窓を有するハッチ46が、ヒンジ部47により上下方向開閉自在に取付けられている。
【0033】
フラクサ13は、図1および図2に示されるように、フラックスを上向きに噴霧するためのスプレーノズル51が、ワーク移送方向に対して水平面内で直角に交差する方向へ往復動可能に設けられ、このスプレーノズル51に対して、電磁弁(図示せず)により開閉制御される管路(図示せず)を経てフラックスが加圧供給されると、このスプレーノズル51よりワークWの下面にフラックスFがスプレー塗布されるスプレー式フラクサである。なお、このスプレー式フラクサに替えて、発泡されたフラックスをワークWに塗布する発泡式フラクサを用いることも可能である。
【0034】
さらに、スプレーノズル51の移動間隙を介してその前後部に1対のフィルタ付き吸込口体52が配設され、また、スプレーノズル51と対向する上部には、吸込ダクト53が開口されている。
【0035】
そして、図4に示されるように、これらのフィルタ付き吸込口体52および吸込ダクト53は、それぞれの排気ダクト54、55およびこれらの接続口56に接続された共通の排気ダクト57を経て、図1に示されるように外部に設置された排気ユニット58に接続され、この排気ユニット58内に設けられた排気ファン(図示せず)の吸引力により、ワークWに塗布されなかったフラックスを回収する。
【0036】
はんだ槽15は、図2に示されるように槽本体61の下側部に1対の電磁誘導ポンプ62,63が装着され、槽本体61の上部内に、これらの電磁誘導ポンプ62,63から溶融はんだを供給されるノズルとしての1次ノズル64および2次ノズル65が設けられ、槽本体61の内部全域にわたってヒータ66が配設されたものである。
【0037】
プリヒータ14側に位置する1次ノズル64は、突起状の乱流的な1次はんだ波を噴流し、また、冷却風吹出口体16側に位置する2次ノズル65は、平面状の静的な2次はんだ波を噴流するものである。
【0038】
槽本体61には、図2および図5に示されるように、槽本体61の高さを調整する4本のネジ棒71が設けられ、さらに、これらのネジ棒71の下側に設けられたスライド板72には、図2に示されたモータ73により、または図5に示された手動ハンドル74により駆動されるネジ棒75により槽本体61をレール76に沿ってワーク移送機構12の側方へ引出す引出機構77が設けられている。また、この引出機構77に対応して、図1に示されるように装置カバー11の一部にドア78が開閉自在に取付けられている。
【0039】
プリヒータ14は、図1、図2および図6に示されるように、ヒータボックス81の下部に送風機82が装着され、ヒータボックス81の中段部にこの送風機82から供給された雰囲気を加熱するヒータ83が配設され、ヒータボックス81の上部にこのヒータ83により加熱されて輻射熱を放出するとともにこのヒータ83を経た熱風を吹出す多数の吹出孔84aを有する輻射板84が装着されている。また、ヒータボックス81には、高さを調整する4本のネジ棒85が設けられている。
【0040】
また、図2および図7に示されるように、プリヒータ14の上部およびはんだ槽15の上部は不活性雰囲気カバー91により覆われている。この不活性雰囲気カバー91は、内部に窒素ガスなどの不活性ガスの供給を受けて不活性雰囲気を保つものであり、そのカバー本体92は、プリヒータ14側の一端面93が閉じられ、はんだ槽15側の他端面には開口部94が設けられている。
【0041】
さらに、このカバー本体92の下面一側には、プリヒータ14と嵌着された嵌着部95が設けられ、カバー本体92の下面他側には、はんだ槽15内の溶融はんだ中に浸漬されたスカート部96が設けられている。
【0042】
したがって、この不活性雰囲気カバー91は、カバー本体92のはんだ槽15側の端面に設けられた開口部94のみが開口されている。
【0043】
次に、実施の形態の作用を説明する。
【0044】
ワークWに応じて、ワーク移送機構12のレール31の傾斜角度を、支軸28を中心に調整する。例えば、多くのはんだ付け量を必要とするワークWは、レール31を水平姿勢に近付けるようにネジ棒32を回動して角度調整し、また、ワークWがファインピッチ電子回路基板のようにはんだ付け量を抑える必要がある場合は、レール31の傾斜角度を付けるようにネジ棒32を回動して角度調整する。
【0045】
作業者は、作業台23上にて、搬入コンベヤ24で供給されたワークWとしての基板にはんだ付け部品を装着し、この部品実装されたワークWをワーク着脱部21にて、ワーク移送機構12のキャリア22に取付け、スタートボタンを押すと、ワーク移送機構12が始動する。
【0046】
そして、図8に示されるように、このワーク移送機構12により、ワーク着脱部21のローディング位置からフラクサ13の直前位置までワークWを高速移送し、ワークWがフラクサ13のスプレーノズル51上を通過する間は、塗布むらが生じないように、一定の設定速度でワークWを低速移送するとともに、スプレーノズル51をワーク移送方向に対し直角の方向に決められた速度で繰返し往復移動し、この間のみ、スプレーノズル51にフラックスを加圧供給する。
【0047】
このフラクサ13によるフラックス塗布が完了したワークWは、はんだ槽15上を素通りさせてプリヒータ14上まで高速移送し、このプリヒータ14上で停止させる。
【0048】
その際、はんだ槽15の電磁誘導ポンプ62,63を例えば15Hzで駆動することで、1次ノズル64および2次ノズル65から噴流する1次はんだ波および2次はんだ波の波高を、ワークWをはんだ付けすることはないが予加熱できる程度に下げておき、ワークWがプリヒータ14上に達した時点で、はんだ槽15の電磁誘導ポンプ62,63を例えば60Hzで駆動することで、1次ノズル64および2次ノズル65から噴流する1次はんだ波および2次はんだ波の波高を所望レベルまで上昇させ、はんだ付けに備える。
【0049】
プリヒータ14では、送風機82、ヒータ83および輻射板84の吹出孔84aによる熱風加熱と、ヒータ83および輻射板84による輻射加熱とを併用して、停止中のワークWを短時間でプリヒート加熱する。このとき、ワークWのプリヒータ14上での停止時間を制御することで、ワークWのプリヒート温度を制御する。
【0050】
このプリヒータ14で所定温度まで予加熱されたワークWは、はんだ槽15上に高速移送し、このワークWが1次ノズル64上に達する直前に、ワーク移送速度をはんだ付けに適した所望速度に制御し、ワークWを移送しながら、はんだ槽15の1次ノズル64および2次ノズル65から噴流する1次はんだ波および2次はんだ波により噴流式はんだ付けをする。
【0051】
なお、キャリア22にワークWとともにマスク板を装着すれば、局所はんだ付け(ポイントディップ)が可能である。この局所はんだ付けでは、はんだ槽15上でワークWを所定時間停止させる。
【0052】
このようなはんだ付けがなされている間に、冷却風吹出口体16に接続された冷却ファン18を始動し、はんだ付け完了のワークWを、冷却風吹出口体16から噴出する冷却風により冷却しながら、ワーク着脱部21まで移送する。
【0053】
作業者は、このワーク着脱部21をアンローディング位置として、ワーク移送機構12のキャリア22からワークWを取外し、ワークWのはんだ付け状態を検査するなどして、搬出コンベヤ25に排出する。
【0054】
制御器38は、ワークセンサ36により検知されたワークWの先端がフラクサ13に至るまでの距離、プリヒータ14を経てはんだ槽15に至るまでの距離、プリヒータ14を経て冷却風吹出口体16に至るまでの距離、およびワークWの移送方向長さを、パルス発信手段37から発信されたワークWの移送距離と比例するパルス信号の数により把握して、ワークWの移送方向長さや移送速度が変更されても、フラクサ13、はんだ槽15および冷却風吹出口体16が実質的に始動してから停止するまでの作動タイミングを自動的に変更調整する。
【0055】
例えば、ワークWが最小のワークWsに変更されると、ワークセンサ36により検知されたワークWsの先端がフラクサ13に至るまでの距離に相当するパルス信号数をカウントした制御器38が、フラクサ13を始動し、それから、ワークセンサ36により検知されたワークWsの移送方向全長に相当するパルス信号数をカウントした制御器38が、フラクサ13を停止させる。このように、フラクサ13が始動してから停止するまでの作動タイミングは自動的に制御される。
【0056】
次に、実施の形態の効果を説明する。
【0057】
フラクサ13とプリヒータ14との間にはんだ槽15および冷却風吹出口体16を配置したので、ワークWがはんだ槽15を通り抜ける場所のデッドスペースがなくなり、フラクサ13、プリヒータ14、はんだ槽15および冷却風吹出口体16を備えたはんだ付け装置を小型化できる。
【0058】
制御器38によりワーク移送機構12などを制御して、ワークWを一方向へ移送するときにフラクサ13によるフラックス塗布をし、ワーク移送の折返し停止位置でプリヒータ14による予加熱をし、ワークWを他方向へ移送するときにはんだ槽15によるはんだ付け、冷却風吹出口体16からの冷却風による冷却をするので、従来ほど長大なプリヒータ長さが不要であり、フラクサ13、プリヒータ14、はんだ槽15および冷却風吹出口体16を備えたはんだ付け装置を小型化できる。
【0059】
ワークWがはんだ槽15を通り抜ける場所に冷却風吹出口体16を設置して、従来のデッドスペースを有効利用したので、はんだ付け装置全体の小型化を図れる。
【0060】
1つのワーク着脱部21にて、ワーク移送機構12に対するワークWの取付けおよび取外し、はんだ付け状態の検査などを全て行なえるので、熟練者による多品種少量のセル生産に適するはんだ付け装置を提供できる。
【0061】
プリヒータ14は、送風機82、ヒータ83および輻射板84の吹出孔84aによる熱風加熱と、ヒータ83および輻射板84による輻射加熱とを併用できるので、ワークWを短時間でプリヒート加熱できる。
【0062】
電磁誘導ポンプ62,63は、その周波数を制御することで、1次ノズル64および2次ノズル65から噴流する溶融はんだ波の波高を正確に制御できるので、ワークWをフラクサ13からプリヒータ14に移送するときに下げた波高を、はんだ槽15ではんだ付けするときは所望レベルまで上げる制御を高精度にでき、良好な噴流式はんだ付けおよび局所はんだ付け(ポイントディップ)が可能である。
【0063】
不活性雰囲気カバー91は、プリヒータ14がワーク移送機構12の折返し停止位置に位置する配置構成により、カバー本体92の一方向だけに開口部94を設けておけばよいので、従来より不活性雰囲気の低酸素濃度および加熱温度を効率よく保つことができ、特に、プリヒータ14での加熱効率を改善でき、短時間でのプリヒート加熱が可能となる。また、はんだ槽15内の溶融はんだ面97は、スカート部96内の不活性雰囲気と接触するので、酸化物の生成を抑制できる。
【0064】
ワーク移送機構12は、レール31の傾斜角度を、支軸28を中心に調整することで、ワークWに応じてその姿勢を水平姿勢から任意角度の傾斜姿勢まで変更でき、例えば、ワークWを水平姿勢に近付けることで、多くのはんだ付け量を必要とする場合に対応でき、また、ワークWを傾斜姿勢ではんだ付けすることで、ファインピッチ電子回路基板の表面実装におけるブリッジなどのはんだ付け不良を防止できる。
【0065】
キャリア制御系35は、ワークWを保持したキャリア22をパルス信号により位置決め制御および速度制御するので、ワークWの高精度のポジショニング制御、あるいは速度0すなわち停止時間を含む速度制御をすることができ、例えば、ワークWのプリヒータ14上での停止時間を制御することで、ワークWのプリヒート温度を制御でき、また、はんだ槽15上で所定時間停止させて、局所はんだ付け(ポイントディップ)をすることも可能である。
【0066】
制御器38は、ワークセンサ36により検知されたワークWの先端がフラクサ13に至るまでの距離、プリヒータ14を経てはんだ槽15に至るまでの距離、プリヒータ14を経て冷却風吹出口体16に至るまでの距離、およびワークWの移送方向長さを、パルス発信手段37から発信されたワークWの移送距離と比例するパルス信号の数により把握しているので、ワークWの移送方向長さや移送速度が変更されても、フラクサ13、はんだ槽15および冷却風吹出口体16が実質的に始動してから停止するまでの作動タイミングを自動的に変更調整できる。
【0067】
なお、図9に示されるように、ワーク移送機構12のレール31は、ワークのローディングおよびアンローディングがなされるワーク着脱部21に対応するレール部分を水平に設置した水平レール部31aに対し、フラクサ13、プリヒータ14およびはんだ槽15などの設置領域に対応する傾斜レール部31bを、水平レール部31aの一端に位置する支軸99を支点に傾斜角度θを調整できるように設置しても良い。このようにすることで、常に一定の高さ位置でワークのローディングおよびアンローディングをすることができ、作業者の負担を軽減できる。
【0068】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、フラクサとプリヒータとの間にはんだ槽を配置したので、ワークがはんだ槽を通り抜ける場所のデッドスペースがなくなり、少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を備えたはんだ付け装置を小型化できる。
【0069】
請求項2記載の発明によれば、制御手段により、ワークを一方向へ移送するときにフラクサによるフラックス塗布をし、ワーク移送の折返し停止位置でプリヒータによる予加熱をし、ワークを他方向へ移送するときにはんだ槽によるはんだ付けをするので、従来ほど長大なプリヒータ長さが不要であり、少なくともフラクサ、プリヒータおよびはんだ槽を備えたはんだ付け装置を小型化できる。
【0070】
請求項3記載の発明によれば、ワークがはんだ槽を通り抜ける場所に冷却手段を設置して、従来のデッドスペースを有効利用したので、はんだ付け装置全体の小型化を図れる。
【0071】
請求項4記載の発明によれば、1つのワーク着脱部にて、ワーク移送機構に対するワークの取付けおよび取外し、はんだ付け状態の検査などを全て行なえるので、熟練者による多品種少量のセル生産に適するはんだ付け装置を提供できる。
【0072】
請求項5記載の発明によれば、送風機、ヒータおよび輻射板の吹出孔による熱風加熱と、ヒータおよび輻射板による輻射加熱とを併用できるので、ワークを短時間でプリヒート加熱できる。
【0073】
請求項6記載の発明によれば、電磁誘導ポンプは、その周波数を制御することで、ノズルから噴流する溶融はんだ波の波高を正確に制御できるので、ワークをフラクサからプリヒータに移送するときに下げた波高を、はんだ槽ではんだ付けするときは所望レベルまで上げる制御を高精度にでき、良好な噴流式はんだ付けおよび局所はんだ付け(ポイントディップ)が可能である。
【0074】
請求項7記載の発明によれば、プリヒータがワーク移送機構の折返し停止位置に位置する配置構成により、不活性雰囲気カバーのカバー本体は、一方向だけに開口部を設けておけばよいので、従来より不活性雰囲気の低酸素濃度および加熱温度を効率よく保つことができ、特に、プリヒータでの加熱効率を改善でき、短時間でのプリヒート加熱が可能となる。また、はんだ槽内の溶融はんだ面は、スカート部内の不活性雰囲気と接触するので、酸化物の生成を抑制できる。
【0075】
請求項8記載の発明によれば、ワーク移送機構のレールの傾斜角度を、支軸を中心に調整することで、ワークに応じてその姿勢を水平姿勢から任意角度の傾斜姿勢まで変更でき、例えば、ワークを水平姿勢に近付けることで、多くのはんだ付け量を必要とする場合に対応でき、また、ワークを傾斜姿勢ではんだ付けすることで、ファインピッチ電子回路基板の表面実装におけるブリッジなどのはんだ付け不良を防止できる。
【0076】
請求項9記載の発明によれば、ワークを保持したキャリアをキャリア制御系のパルス信号により位置決め制御および速度制御するので、ワークの高精度のポジショニング制御、あるいは速度0すなわち停止時間を含む速度制御をすることができ、例えば、ワークのプリヒータ上での停止時間を制御することで、ワークのプリヒート温度を制御でき、また、はんだ槽上で所定時間停止させて、局所はんだ付け(ポイントディップ)をすることも可能である。
【0077】
請求項10記載の発明によれば、制御手段は、ワークセンサにより検知されたワークの先端が少なくともフラクサ、はんだ槽に至るまでの距離およびワークの移送方向長さを、パルス発信手段から発信されたワークの移送距離と比例するパルス信号の数により把握しているので、ワークの移送方向長さや移送速度が変更されても、少なくともフラクサおよびはんだ槽が実質的に稼働する作動タイミングを自動的に変更調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るはんだ付け装置の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】同上はんだ付け装置のはんだ槽部分を破断した正面図である。
【図3】同上はんだ付け装置の側面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】同上はんだ付け装置の不活性雰囲気カバーの断面図である。
【図8】同上はんだ付け装置の各部の作動タイミングとワーク位置との関係を示す説明図である。
【図9】同上はんだ付け装置のワーク移送機構の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
W,Ws ワーク
12 ワーク移送機構
13 フラクサ
14 プリヒータ
15 はんだ槽
16 冷却手段としての冷却風吹出口体
21 ワーク着脱部
22 キャリア
28 支軸
31 レール
35 キャリア制御系
36 ワークセンサ
37 パルス発信手段
38 制御手段としての制御器
62,63 電磁誘導ポンプ
64,65 ノズルとしての1次ノズルおよび2次ノズル
82 送風機
83 ヒータ
84 輻射板
84a 吹出孔
91 不活性雰囲気カバー
92 カバー本体
94 開口部
96 スカート部

Claims (10)

  1. ワークにフラックスを塗布するフラクサと、
    このフラクサにてフラックス塗布されたワークを予加熱するプリヒータと、
    上記フラクサと上記プリヒータとの間に配置されこのプリヒータにより予加熱されたワークを波高制御自在の溶融はんだ波によりはんだ付けするはんだ槽と、
    上記フラクサから上記はんだ槽を介し上記プリヒータにわたって設けられたワークを移送するワーク移送機構と
    を具備したことを特徴とするはんだ付け装置。
  2. ワークを一方向へ移送するときに上記フラクサによりワークにフラックスを塗布し、ワークを上記プリヒータ上で停止させて予加熱し、ワークを他方向へ移送するときに上記はんだ槽によりワークにはんだ付けをする制御手段
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のはんだ付け装置。
  3. 上記フラクサと上記はんだ槽との間に配置されはんだ付け後のワークを冷却する冷却手段
    を具備したことを特徴とする請求項1または2記載のはんだ付け装置。
  4. 上記フラクサに隣接する場所に配置されはんだ付け前のワークを上記ワーク移送機構に取付けるとともにはんだ付け後のワークを上記ワーク移送機構から取外すワーク着脱部
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のはんだ付け装置。
  5. 上記プリヒータは、
    送風機と、
    この送風機から供給された雰囲気を加熱するヒータと、
    このヒータにより加熱されるとともにこのヒータを経た熱風を吹出す吹出孔を有する輻射板と
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のはんだ付け装置。
  6. 上記はんだ槽は、
    電磁誘導ポンプと、
    この電磁誘導ポンプから溶融はんだを供給されるノズルと
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のはんだ付け装置。
  7. 上記プリヒータおよび上記はんだ槽を覆って内部に不活性雰囲気を保つ不活性雰囲気カバーを備え、
    この不活性雰囲気カバーは、
    上記プリヒータ側の一端面が閉じられ上記はんだ槽側の他端面に開口部が設けられたカバー本体と、
    このカバー本体の下側に開口されて上記はんだ槽内の溶融はんだ中に浸漬されたスカート部と
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載のはんだ付け装置。
  8. 上記ワーク移送機構は、
    定位置の支軸により傾斜角度変更可能に軸支されたレール
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のはんだ付け装置。
  9. 上記ワーク移送機構は、
    ワークを保持して移動するキャリアと、
    このキャリアをパルス信号により位置決め制御および速度制御するキャリア制御系と
    を具備したことを特徴とする請求項2乃至8のいずれか記載のはんだ付け装置。
  10. キャリア制御系は、
    ワーク移送経路中の定位置に配設されたワーク検知用のワークセンサと、
    ワークの移送距離と比例する数のパルス信号を発信するパルス発信手段とを具備し、
    制御手段は、このパルス発信手段から発信されたパルス信号であって上記ワークセンサによるワーク先端の検知から少なくとも上記フラクサに至るまでの距離、上記プリヒータを経て上記はんだ槽に至るまでの距離およびワークの移送方向長さにそれぞれ相当する数のパルス信号をカウントして少なくとも上記フラクサおよび上記はんだ槽の作動タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項9記載のはんだ付け装置。
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