JP2005011717A - コネクタ及びコネクタの通気方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電線22の内部の隙間を利用して、防水ケースの内部Xをコネクタの密封空間内Y及び該コネクタから引き出される電線の内部を介して外部へと連通させるようにする。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば防水ケースなどの密封ケースに取り付けられるコネクタ、及びコネクタの通気方法に関し、特に雨水や湿気から保護するために密封ケース内に収容された電子回路を、比較的大きな温度変化の生じる環境下において使用する場合に好適な、上記密封ケース内の電子回路を外部と電気的に接続するための防水性のコネクタ、及びコネクタの通気方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば太陽電池、各種センサ、船舶、航空機、自動車等の電子制御回路等、雨水や湿気に曝される環境下で使用される電子回路は、水分から保護するために、防水ケース内に収容されて用いられている。この防水ケースは、その用途から、屋外で使用されたり、高温となる環境下で使用されることが多いため、比較的大きな温度変化が生じる使用環境下に置かれるものである。一方で、防水ケースは水分の内部への侵入を防止するために密封構造とされるが、完全に密封構造としてしまうと、高温−低温という温度サイクルが繰り返されて使用されるうちに、防水ケースに亀裂やシール部に隙間が生じて、防水性が損なわれるおそれがある。すなわち、防水ケースに温度変化を与えると防水ケース内の内圧が変化し、大気圧との間に圧力差が生じ、これを繰り返すうちに防水ケースに亀裂などの支障を来たし、水分が防水ケース内に進入し、電子回路においてショート等が生じ回路が破壊される危険性があるのである。特に、このような防水ケース内に水分が浸入し電子回路に故障が生じるという課題は、船舶、航空機、自動車等の人命に直接かかわる使用においては、あってはならない問題である。
【0003】
そこで、上記課題を解決しようと、防水ケースの内部に防水性を維持しつつ大気に連通させることにより、防水ケースの内部を大気圧と同一に保つ方法が提案されている。具体的には、防水ケース内の回路基板に設けられたコネクタを防水ケースの一側面部に貫通固定し、この回路基板のコネクタに外部のコネクタを接続する場合に、回路基板のコネクタに、防水ケースの内部と外部のコネクタの内部とを連通させる連通孔を形成すると共に、外部のコネクタにその内部を大気に連通させる通気孔を形成することにより、コネクタ内部と防水ケース内部とが大気圧に対して負圧にならないようにした防水ケースの通気構造が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−228243号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような方法では、防水ケースの近傍で回路基板のコネクタに外部のコネクタが接続されるために、外部のコネクタは雨水や湿気に曝される位置に配置されることになり、この外部のコネクタに通気孔を設けているために、該通気孔も雨水などに曝されることになる。したがって、防水性が十分ではなく、結果として実際の使用に際しては、この通気孔に通気性と防水性を兼ね備えた特殊な撥水フィルターを溶着して取り付ける必要があるのである。
【0006】
このように、従来の防水ケースの通気構造は、特殊な部材が必要となるばかりか、製造工程が煩雑となり、コスト高を招くこととなり、実用的ではなく、さらに、防水性が十分とはいえないものである。
【0007】
また、この防水ケースとしては、従来より強度の強い金属製が一般的に使用されているが、最近になって、取り扱い、加工コストの面で優れる樹脂製のものを用いようとする試みが行われるようになってきている。樹脂製の防水ケースは、上記温度変化による亀裂等による課題がより顕著であるために、実用化のために当該課題の解決が急がれるところである。
【0008】
本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、防水ケースの内圧の変化による亀裂等の課題を解消して、比較的剛性強度の低い樹脂製の防水ケースにも適用できるとともに、製造工程を簡素化して低コストで製造可能な防水性のコネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、コネクタから引き出される電線が、芯線と防水性の被覆チューブからなり、この被覆チューブ内に隙間があり、この隙間を空気が流通できることに注目し、この電線を通気路として用いることにより防水ケースの内圧が変化したときにその逃げ道として使えるのではないかと着目した。
【0010】
本発明のコネクタは、電線の内部の通気性を利用して、密封ケースに取り付けたときに密封ケースの内部をコネクタ内部の密封空間内及び該コネクタから引き出される電線の内部を介して外部へと連通させるようにするものである。すなわち、本発明は、以下の(1)乃至(8)のコネクタ及びコネクタの通気方法にかかるものである。
【0011】
(1) 第1の接続端子を収容する第1のハウジングを有し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のコネクタに、第2の接続端子を収容する第2のハウジング、及び芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が上記第2のハウジングから外部へと引き出される電線を備える第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、上記第1のコネクタには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。
【0012】
上記(1)のコネクタによれば、上記第1のコネクタを密封ケースに取り付けたときに、密封ケースの内部が密閉され、さらに第1のコネクタに第2のコネクタを装着することによりコネクタの内部に密封空間が形成されることになり、密封ケースの内部とコネクタの内部とは大気から遮断され防水性が付与される。そして、第1のコネクタには、密封ケースの内部とコネクタの内部の密封空間とを連通する連通路が設けられており、この連通路を介して密封ケース内部はコネクタの内部へと通気が可能となる。また、第2のコネクタからは電線が引き出されており、第2のコネクタの第2の接続端子は、電線の一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出した芯線に接続されている。
【0013】
ここで、電線の一方端部は、第1のコネクタに第2のコネクタを装着したときに形成されるコネクタの密封空間内に臨んで配置されているので、電線の芯線及び該芯線と剥離処理した被覆チューブとの境界領域が密封空間内に位置することとなる。電線は、一方端部に圧力が加わることにより他方端部へと芯線と被覆チューブとの間の隙間を通って通気が可能となるので、密封ケースの内部は、第1のコネクタの連通路を介してコネクタ内部の密封空間、さらには電線の被覆チューブ内を介して電線の他方端部へと通気が可能となる。その結果、電線の他方端部を防水の必要のない回路ユニットなど大気中に開放するように引き出せば、密封ケース内を第1のコネクタの連通路、コネクタの密封空間及び電線を通して大気圧に近い状態もしくは大気圧と同一に保つことができき、また、密封ケースの内圧が変化したときにこれより内圧の変化が少ない他の密封ケースへ電線の他方端部を接続して使用したときであっても、温度変化による密封ケースの内圧の変化を緩和できるのである。したがって、上記(1)のコネクタを密封ケースに用いたときには、温度変化が生じる環境下で使用した場合であっても、密封ケースに亀裂や、密閉するためのシール部に隙間が生じて水分が浸入することを防止できるのである。
【0014】
なお、本発明における電線としては、広く汎用されている金属線(芯線)を樹脂製(防水性)の被覆チューブで覆ったものを使用でき、例えば、芯線が所謂単線または撚り線のものを使用でき、特に撚り線を用いたものを好ましく使用することができる。すなわち、防水性の被覆層を有し、一方端に空気圧をかけた場合に他方端へわたって被覆層内に通気性のある電線であればよい。
【0015】
(2) 第1の接続端子を収容し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のハウジングに、第2の接続端子を収容し、芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が外部へと引き出される電線を備える第2のハウジングを挿着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、上記第1のハウジングには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。
【0016】
上記(2)のコネクタによれば、上記(1)のコネクタと同様の効果が得られるとともに、密封ケースに第1のコネクタを取り付けた場合に、密封ケース内とコネクタ内部の密封空間を連通する連通路を容易に設けることができる。第1のハウジングを形成する際の金型によって一体形成するようにして設けることができ、別途製造工程を必要としない。また第1のハウジングを形成した後に連通路をドリルなどによる切削加工などにより形成して設けることもでき、このときは、連通路のサイズを用途に応じて異ならせて加工できるのである。
【0017】
(3) 第1の接続端子を収容する第1のハウジングを有し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のコネクタに、第2の接続端子を収容する第2のハウジング、及び複数本の芯線及びこれらを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が上記第2のハウジングから外部へと引き出される電線を備える第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、上記第1のコネクタには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、上記電線の一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が、上記密封空間内に露出していることを特徴とするコネクタ。
【0018】
上記(3)のコネクタによれば、上記第1のコネクタを密封ケースに取り付けたときに、密封ケースの内部が密閉され、さらに第1のコネクタに第2のコネクタを装着することによりコネクタの内部に密封空間が形成されることになり、密封ケースの内部とコネクタの内部とは大気から遮断され防水性が付与される。そして、第1のコネクタには、密封ケースの内部とコネクタの内部の密封空間とを連通する連通路が設けられており、この連通路を介して密封ケース内部はコネクタの内部へと通気が可能となる。また、第2のコネクタからは電線が引き出されており、第2のコネクタの第2の接続端子は、電線の一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出した芯線に接続されている。
【0019】
ここで、電線の一方端部は、その被覆チューブを剥離処理した芯線が、第1のコネクタに第2のコネクタを装着したときに形成されるコネクタの密封空間内に露出して配置されているので、電線の一方端部に圧力が加わることにより他方端部へと複数本の芯線間の隙間を通って通気が可能となるので、密封ケースの内部は、第1のコネクタの連通路を介してコネクタ内部の密封空間、さらには電線の被覆チューブ内を介して電線の他方端部へと通気が可能となる。その結果、電線の他方端部を防水の必要のない回路ユニットなど大気中に開放するように引き出せば、密封ケース内を第1のコネクタの連通路、コネクタの密封空間及び電線を通して大気圧に近い状態もしくは大気圧と同一に保つことができ、また、密封ケースの内圧が変化したときにこれより内圧の変化が少ない他の密封ケースへ電線の他方端部を接続して使用したときであっても、温度変化による密封ケースの内圧の変化を緩和できるのである。したがって、上記(3)のコネクタを防水ケースに用いたときには、温度変化が生じる環境下で使用した場合であっても、密封ケースに亀裂や、密閉するためのシール部に隙間が生じて水分が浸入することを防止できるのである。
【0020】
(4) 第1の接続端子を収容し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のハウジングに、第2の接続端子を収容し、複数本の芯線及びこれらを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が外部へと引き出される電線を備える第2のハウジングを挿着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、上記第1のハウジングには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、上記電線の一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が、上記密封空間内に露出していることを特徴とするコネクタ。
【0021】
上記(4)のコネクタによれば、上記(3)のコネクタと同様の効果が得られるとともに、密封ケースに第1のコネクタを取り付けた場合に、密封ケース内とコネクタ内部の密封空間を連通する連通路を容易に設けることができる。第1のハウジングを形成する際の金型によって一体形成するようにして設けることができ、別途製造工程を必要としない。また第1のハウジングを形成した後に連通路をドリルなどによる切削加工などにより形成して設けることもでき、このときは、連通路のサイズを用途に応じて異ならせて加工できるのである。
【0022】
(5) 密封ケース、該密封ケースと一体的に形成され、その側壁から突出する第1のハウジング、及び該第1のハウジング内から上記密封ケースの側壁を貫通して上記密封ケース内に突出する第1の接続端子を有する第1のコネクタに、第2の接続端子を収容する第2のハウジング、及び芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が上記第2のハウジングから外部へと引き出される電線を備える第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、上記第1のコネクタには、上記密封ケース内と上記密封空間とを連通する連通路が設けられるとともに、上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。
【0023】
上記(5)のコネクタによれば、上記(1)のコネクタと同様の効果が得られるとともに、第1のコネクタの第1のハウジングと密封ケースを一体成形するようにしているので、これらを樹脂成形体で一括して形成でき、このように樹脂製の密封ケースにした場合であっても、密封ケース内の内圧の変化を軽減乃至防止できて、密封ケースに亀裂などが生じることによる水分の浸入を防止できるのである。
【0024】
(6) 第1の接続端子を収容するとともに、密封ケースと一体的に形成されてその側壁から突出する第1のハウジングに、第2の接続端子を収容し、芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が外部へと引き出される電線を備える第2のハウジングを挿着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、上記第1のハウジングには、上記密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。
【0025】
上記(6)のコネクタによれば、上記(2)及び(5)のコネクタと同様の効果を得ることができる。
【0026】
(7) ハウジングと、上記ハウジングの側壁を貫通する接続端子と、上記ハウジングの側壁を貫通するダミーピンとを備え、上記ダミーピンを抜き取ることにより上記ハウジングの側壁を貫通する連通路を形成しえることを特徴とするコネクタ。
【0027】
上記(7)のコネクタによれば、防水ケースに取り付けて防水性のコネクタとして用いるときには、ダミーピンを抜き取ることにより、上記(1)〜(4)のコネクタと同様の連通路を形成できて使用できる一方、温度変化による防水ケースへの防水性の低下の影響が生じにくい場合において使用する場合は、上記ダミーピンを抜き取る必要なく使用することができるのである。すなわち、用途や使用環境などに関係なく共通部品とし得るのである。
【0028】
(8) 第1のコネクタに第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されるコネクタの上記密封空間を外部と通気する方法であって、上記コネクタから芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有する電線を引き出し、該電線の上記被覆チューブの内部を介して外部と通気することを特徴とするコネクタの通気方法。
【0029】
上記(8)の通気方法によれば、コネクタの内部の密封空間の内圧の変化を軽減乃至防止できて、コネクタに亀裂が生じたり、シール効果が損なわれて、コネクタ内部に水分が浸入することを効果的に防止できるのである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明することにより、本発明の特徴とするところをより明確にする。
【0031】
図1に本発明の実施の形態1のコネクタにおけるオスコネクタ10の斜視図及び断面図を示す。コネクタは、第1のコネクタとしてのオスコネクタ10とこれと対をなす後述する第2のコネクタとしてのメスコネクタ20とから構成される。オスコネクタ10は、第1のハウジングとしての樹脂製のハウジング11とこのハウジング11の側壁(底壁)11aを貫通する複数本(ここでは5本)の第1の接続端子としてのオス端子12からなる。ハウジング11は前方に楕円状の開口を有し、該開口と連続する空間Aが内部に形成されている。ハウジング11の開口と対向する底壁11aは、鍔状に幅広に形成され、その両端部には後述する防水(密封)ケース100の側壁に取り付けるための取付ネジを挿入するネジ孔11cが形成されている。また、ハウジング11の底壁11aの中央部には、後方に突出する肉厚部11bが形成されている。そして、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bには、これを貫通する連通孔13が形成されることにより空間Aと外部を連通する連通路が設けられている。さらに、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bの両端部には、後方へ突出する棒状の取付ピン11dが一対で形成されており、後述する複数本のオス端子12の他方端部12bの両側から、これらオス端子12の他方端部12bと平行に突出して設けられている。
この一対の取付ピン11dは、オスコネクタ10を後述する防水ケース100に取り付けたときの位置決め係止のために用いられるものである。
【0032】
オス端子12は、金属製の棒形状を有し、連通孔13と平行するように、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bを貫通し、その一方端部12aがハウジング11の内部の空間Aに臨み、他方端部12bが肉厚部11bから外方へ突出してハウジング11の底壁11aに植設されている。また、オス端子12の他方端部12bは、防水ケース100の内部に収納される回路基板に取り付けられた別のメスコネクタのメス端子に接続されている。
【0033】
このようなオスコネクタ10は、金型を用い、オス端子12を並設させた状態で樹脂を金型内にインサートしてハウジング11を形成する、所謂インジェクション成形により製造することができる。また、連通孔13は、金型に所定形状を付与することにより、インジェクション成形により形成してもよいし、ハウジング11を形成した後に、所望径のドリルなどを用い切削して設けてもよい。
【0034】
図2にメスコネクタ20の斜視図及び断面図を示す。メスコネクタ20は、第2のハウジングとしての樹脂製のハウジング21とこのハウジング21の底壁21aから引き出される複数本(ここでは5本)の電線22とこの電線22のそれぞれの一方端部に接続される第2の接続端子としてのメス端子23とを備えている。
【0035】
ハウジング21は、その前方に上記オスコネクタ10のハウジング11の開口と対向してオスコネクタ10とメスコネクタ20とを差し込み接続して装着できるように楕円形状の開口を有し、該開口と連続する空間Bが内部に形成されている。ハウジング21の開口と対向する底壁21aには、空間Bと連接する複数の貫通孔が所定ピッチで形成されており、この貫通孔を挿通するように、電線22がその一方端部をハウジング21の内部の空間に臨み、他方端部をハウジング21の底壁21aから引き出されるように配設されている。また、電線22は、ハウジング21の底壁21aに形成された貫通孔に挿着されたときに、該貫通孔を密閉するためのシール部材としてのチューブ状のゴム詮24に挿通されている。
さらに、ハウジング21の内底周囲にもシール部材としてのリング状のゴム詮25が嵌め込まれている。
【0036】
図3に電線22とメス端子23との接続部分及びメス端子23とオス端子12との接続状態を示す拡大斜視図及び断面図を示す。また、図4に電線22の断面図を示す。電線22は、広く汎用されている金属線(芯線)を樹脂製(防水性)の被覆チューブで覆ったものを使用でき、例えば、芯線が所謂単線または撚り線のものを使用でき、特に撚り線を用いたものを好ましく使用することができる。
すなわち、防水性の被覆層を有し、一方端に空気圧をかけた場合に他方端へわたって被覆層内に通気性のある電線であればよい。ここでは、電線22として、撚り線のものを用いており、具体的には、図4に示すように、電線22は、複数本の金属製の芯線22a及びこれらを被覆する伸縮性を有する樹脂製の被覆チューブ22bを有し、芯線22a間には隙間Cが存在し、また芯線22aと被覆チューブ22bとの間にも一方端から空気圧がかかると被覆チューブ22bが伸張して隙間が生じ得るものであり、一方端から他方端へ被覆チューブ22b内により通気性を有するものである。
【0037】
電線22の一方端部は、図3に示すように、被覆チューブ22bが剥離処理されて芯線22aの撚り線が露出され、この露出された芯線22aの部分において、板状の金属板を巻き付けるようにかしめられることにより、メス端子23と圧着接続されている。このかしめ部分の両側の部分22aa、22abにおいて芯線22aが露出されている。また、メス端子23は、その電線22の引き出し側の端部において、剥離処理された被覆チューブ22bの先端部分に対して、ゴム詮24の先端部を介して同様にかしめられて電線22と圧着接続されている。そして、メス端子23の先端部は、オスコネクタ10にメスコネクタ20を差し込み装着したときに、オス端子12の一方端部12aが差し込まれて挿着され、電気的に接続されるように、中空が形成されるように金属板を巻き付けた形状を有する。
【0038】
このようなメスコネクタ20は、電線22にメス端子23をかしめて接続し、ゴム詮24に挿通したものを並設させた状態で樹脂を金型内にインサートしてハウジング21を形成する、所謂インジェクション成形により製造することができる。また、インジェクション成形して形成したハウジング21に、その開口から一方端部にメス端子23をかしめて圧着接続した電線をゴム詮24に挿通した状態で挿入して製造することもできる。
【0039】
次に、図5に実施の形態1のコネクタを防水ケースに取り付けた状態の概略断面図を示す。防水ケース100は、樹脂製の箱状体をなし、内部Xに図示しない回路基板を収納している。防水ケース100の側壁には、オスコネクタ10を取り付けるための開口部が形成されており、この開口部にオスコネクタ10のハウジング11の底壁11aの肉厚部11bを嵌め込み、肉厚部11bの周囲を囲むようにシール部材としてのリング状のゴム詮30を、ハウジング11の底壁11aと防水ケース100の開口の周囲の側壁との間に介在させて、一対の取付ネジにより固定してオスコネクタ10が防水ケース100の側壁に取り付けられる。このとき、オスコネクタ10の取付ピン11dは、防水ケース100の内部Xに設けられた取り付け孔に挿着される。このようにして、防水ケース100の開口部にオスコネクタを取り付けることにより、防水ケースの内部Xは、オスコネクタ10の底壁11aの肉厚部11bを貫通する連通孔13によってのみ防水ケース100の外部であるオスコネクタ10の内部の空間Aに連通することになる。
【0040】
そして、オスコネクタ10の開口側からメスコネクタ20の開口が被さるように差し込まれて、オスコネクタ10とメスコネクタ20とが接続される。このとき、オスコネクタ10の開口周壁がメスコネクタ20の内部に設けられたゴム詮25に押圧され、メスコネクタ20の底壁21aに設けられた開口が電線22とゴム詮24とにより密閉されることにより、コネクタ内部に外気と遮断された密封空間Yが形成されることになる。また、密封空間Yにおいて、オスコネクタ10のオス端子12の一方端部12aがメスコネクタ20のメス端子23の先端部に嵌合されて接続されるとともに、密封空間Y内に電線22の芯線22aと剥離処理した被覆チューブ22bとの境界領域が位置することとなり、密封空間Y内に電線22の芯線22aのメス端子23とのかしめ部分の両側の部分22aa、22abの芯線22aが露出している。
【0041】
メスコネクタ20の電線22は、コネクタ内部の密封空間Yからメスコネクタ20のハウジング21の底壁21aを貫通するようにして、他の制御回路ケース200など、外部に引き出され、その他方端部22bを外気に開放されて所定の箇所に電気的に接続されることになる。
【0042】
以上のように、防水ケース100にオスコネクタ10を取り付け、さらにオスコネクタ10にメスコネクタ20を装着することにより、防水ケース100の内部X及びコネクタ内部の密封空間Yが防水性を有することになり、防水ケース100の内部Xは、オスコネクタの連通孔13を介してコネクタ内部の密封空間Yと通気でき、密封空間Yは、メス端子23を電線22の芯線22aにかしめた部分の両側の部分22aa、22abに露出する芯線22aから電線22の被覆チューブ22b内の隙間Cを介して電線22の他方端部から外気に通気可能とされる。すなわち、防水ケース100の内部Xの空気は、連通孔13、コネクタ内部の密封空間Y及び電線22を通じて外気と接続されることになるので(図5中の矢印参照)、防水ケース100の周囲の温度が変化した場合であっても、防水ケース100の内部の内圧の変化を抑制または防止できるのである。
【0043】
以上説明したように実施の形態1のコネクタにおけるオスコネクタ10の底壁11aの肉厚部11bに連通孔13を設けているが、この連通孔13を樹脂製または金属製の中空チューブを用い、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bを貫通するように植設して設けるようにしてもよいし、この連通孔13に代え、オスコネクタ10のオス端子12をその両端が開口するチューブ状にして防水ケース100の内部Xとオスコネクタの内部空間Aとを連通して通気できるようにしてもよい。
【0044】
さらに、実施の形態1のコネクタにおけるメスコネクタ20には、撚り線を用いた電線22を用いているが、本発明はこれに限定されず、単線を用いた電線をも使用することができる。すなわち、単線を用いた電線とは、1本の芯線を被覆チューブで覆ったもので、一方端に圧力をかけると、被覆チューブ22bが伸張して芯線と被覆チューブとの間に、通気に十分な隙間が生じ、撚り線を用いた電線と同様に防水ケースの内部の空気を逃がしたり電線の他端から吸引でき、防水ケースが防水性を損なうことを軽減または防止できるのである。
【0045】
また、実施の形態1では、オスコネクタ10のハウジング11と密封ケースとしての防水ケース100とを別体としているが、本発明においては、これらを一体的に例えば樹脂製形態として成形したものを用いるようにしてもよい。このようにすることにより、金属製に比して剛性強度の低い樹脂製の防水コネクタであっても、亀裂やシール性の低下により防水ケースの防水性を損なうことを効果的に軽減または防止できるのである。
【0046】
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図6に実施の形態2のオスコネクタ40の断面図を示す。なお、このオスコネクタ40は、上述した実施の形態1のオスコネクタ10と一部を除き同様の構成を有するものであるので、同様の構成の部分については、実施の形態1のオスコネクタ10で用いたのと同一の符号を用いるとともに、その説明を省略もしくは簡略する。
【0047】
オスコネクタ40は、第1のハウジングとしての樹脂製のハウジング11とこのハウジング11の底壁11aを貫通する複数本(ここでは5本)の第1の接続端子としてのオス端子12からなる。ハウジング11は前方に楕円状の開口を有し、該開口と連続する空間Aが内部に形成されている。ハウジング11の開口と対向する底壁11aは、鍔状に幅広に形成され、その両端部には取付ネジを挿入するネジ孔が形成されている。また、ハウジング11の底壁11aの中央部には、後方に突出する肉厚部11bが形成されている。そして、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bには、これを貫通し、肉厚部11bから後方外部へ突出する金属製のダミーピン41が植設されて設けられている。さらに、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bの両端部には、後方へ突出する棒状の取付ピン11dが一対で形成されており、後述する複数本のオス端子12の他方端部12bの両側から、これらオス端子12の他方端部12bと平行に突出して設けられている。
【0048】
オス端子12は、金属製の棒形状を有し、ダミーピン41と平行するように、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bを貫通し、その一方端部12aがハウジング11の内部の空間Aに臨み、他方端部12bが肉厚部11bから突出してハウジング11の底壁11aに植設されている。
【0049】
このオスコネクタ40は、金型を用い、ダミーピン41及びオス端子12を並設させた状態で樹脂を金型内にインサートしてハウジング11を形成する、所謂インジェクション成形により製造することができる。また、上記実施の形態1のオスコネクタ10のように、ハウジング11の底壁11aの肉厚部11bに連通孔13を設けておき、該連通孔13にダミーピン41を圧入して製造することができる。
【0050】
この実施の形態2のオスコネクタ40は、用途に応じて、ダミーピン41をそのままにした状態或いは抜き取り連通路を設けた状態で使用でき、例えば、ダミーピン41を抜き取り連通路を設け、上述の実施の形態1におけるオスコネクタ10に代えて用いることにより、実施の形態1におけるのと同様に比較的大きな温度変化が生じる環境下で防水性のコネクタとして用いることができる。また、大きな温度変化が生じないまたは比較的剛性強度の強い防水ケースに適用されるときのような、防水ケース内の内圧の変化が防水性を損ねたり回路基板などに支障を与えたりしない環境下においては、ダミーピン41をそのままにして用いることができ、用途に関係のない共通部品とし得るのである。
【0051】
【発明の効果】
本発明のコネクタによれば、比較的剛性強度の低い樹脂製の密封ケースに適用し、これを比較的大きな温度変化が生じる環境下で使用したとしても、密封ケースの内部の内圧の変化を抑制または防止して、密封ケースに亀裂が生じたり、シール部材によるシール効果を損ない防水性(密封性)が欠落するのを効果的に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るオスコネクタを示す(1)斜視図及び(2)(1)のI−I断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るメスコネクタを示す(1)斜視図及び(2)(1)のII−II断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るメスコネクタの電線とメス端子との接続状態を示す(1)斜視図及び(2)断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るメスコネクタの電線を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るコネクタを防水ケースに取り付けた状態を示す要部断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るオスコネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
10、40 オスコネクタ
11、21 ハウジング
12 オス端子
13 連通孔
22 電線
22a 芯線
22b 被覆チューブ
23 メス端子
100 防水ケース
C 電線内部の隙間
X 防水ケースの内部
Y コネクタ内部の密封空間
Claims (8)
- 第1の接続端子を収容する第1のハウジングを有し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のコネクタに、第2の接続端子を収容する第2のハウジング、及び芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が上記第2のハウジングから外部へと引き出される電線を備える第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、
上記第1のコネクタには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、
上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。 - 第1の接続端子を収容し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のハウジングに、第2の接続端子を収容し、芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が外部へと引き出される電線を備える第2のハウジングを挿着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、
上記第1のハウジングには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、
上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。 - 第1の接続端子を収容する第1のハウジングを有し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のコネクタに、第2の接続端子を収容する第2のハウジング、及び複数本の芯線及びこれらを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が上記第2のハウジングから外部へと引き出される電線を備える第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、
上記第1のコネクタには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、
上記電線の一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が、上記密封空間内に露出していることを特徴とするコネクタ。 - 第1の接続端子を収容し、密封ケースに取り付けられて用いられる第1のハウジングに、第2の接続端子を収容し、複数本の芯線及びこれらを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が外部へと引き出される電線を備える第2のハウジングを挿着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、
上記第1のハウジングには、密封ケースに取り付けられたときに、密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、
上記電線の一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が、上記密封空間内に露出していることを特徴とするコネクタ。 - 密封ケース、該密封ケースと一体的に形成され、その側壁から突出する第1のハウジング、及び該第1のハウジング内から上記密封ケースの側壁を貫通して上記密封ケース内に突出する第1の接続端子を有する第1のコネクタに、第2の接続端子を収容する第2のハウジング、及び芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が上記第2のハウジングから外部へと引き出される電線を備える第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、
上記第1のコネクタには、上記密封ケース内と上記密封空間とを連通する連通路が設けられるとともに、
上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。 - 第1の接続端子を収容するとともに、密封ケースと一体的に形成されてその側壁から突出する第1のハウジングに、第2の接続端子を収容し、芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有し、一方端部の被覆チューブを剥離処理して露出させた芯線が上記第2の接続端子に接続され、他方端部が外部へと引き出される電線を備える第2のハウジングを挿着した状態において内部に密封空間が形成されて用いられるコネクタにおいて、
上記第1のハウジングには、上記密封ケース内と上記密封空間とを連通できる連通路が設けられるとともに、
上記電線の一方端部が、上記密封空間内に臨んでいることを特徴とするコネクタ。 - ハウジングと、
上記ハウジングの側壁を貫通する接続端子と、
上記ハウジングの側壁を貫通するダミーピンとを備え、
上記ダミーピンを抜き取ることにより上記ハウジングの側壁を貫通する連通路を形成しえることを特徴とするコネクタ。 - 第1のコネクタに第2のコネクタを装着した状態において内部に密封空間が形成されるコネクタの上記密封空間を外部と通気する方法であって、
上記コネクタから芯線及びこれを覆う防水性の被覆チューブを有する電線を引き出し、該電線の上記被覆チューブの内部を介して外部と通気することを特徴とするコネクタの通気方法。
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