JP2002216889A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2002216889A
JP2002216889A JP2001009036A JP2001009036A JP2002216889A JP 2002216889 A JP2002216889 A JP 2002216889A JP 2001009036 A JP2001009036 A JP 2001009036A JP 2001009036 A JP2001009036 A JP 2001009036A JP 2002216889 A JP2002216889 A JP 2002216889A
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JP2001009036A
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Yasumitsu Makita
泰充 真北
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両ハウジングの取り外し作業性を改善する。 【解決手段】 雌ハウジング20の筒部22と端子収容
部21の間には、雄ハウジング10のフード部11が嵌
合される。端子収容部21の前部21aの外周面には、
フード部11の内周面に密着可能なシールリング34が
嵌着されている。端子収容部21内には、雄端子金具1
2と導通接続される雌端子金具26を収容可能なキャビ
ティ24が設けられている。キャビティ24の内周面に
は、電線29に嵌着されたゴム栓30が密着している。
両ハウジング10,20を嵌合した状態では、両端子金
具12,26を取り囲む内部空間42がシールリング3
4とゴム栓30により気密に保たれる。端子収容部21
の前部21aの張出壁23の後端面には、破断操作突部
40が突設されており、この破断操作突部40をへし折
ることで、内部空間42に隣接する張出壁23を破断し
て、張出壁23に内部空間42を後方外部へ開放する流
通孔43を穿孔することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に用いられる防水コネクタ
の一例として、実用新案登録第2542639号公報に
記載されたものが知られている。このものは、図8に示
すように、雌ハウジング1の端子収容部2と、その外側
に嵌合される雄ハウジング3のフード部4との間に、両
者2,4の周面に密着するシールリング5が介装される
ことで両ハウジング1,3間の防水が図られている。一
方、端子収容部2内には、雄端子金具6に接続される雌
端子金具7を収容可能なキャビティ8が前後に貫通して
設けられており、このキャビティ8の内周面には、雌端
子金具7に接続された電線7aに嵌着されたゴム栓7b
が密着することで、キャビティ8内の防水が図られてい
る。従って、両ハウジング1,3が嵌合した状態では、
接続状態の両端子金具6,7を取り囲む内部空間9がシ
ールリング5とゴム栓7bによって気密に保たれ、ほぼ
真空状態となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両を解体
するなどの事情により、両ハウジング1,3を取り外す
場合がある。その場合には、両ハウジング1,3を離間
させるのに伴って、内部空間9の容積が増加するのに対
して、内部空間9は依然気密に保たれているため、内部
空間9の空気圧が小さくなる。この空気圧の低下が離間
抵抗として作用するため、取り外し作業を行い難くなっ
ていた。本発明は上記のような事情に基づいて完成され
たものであって、両ハウジングの取り外し作業性を改善
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジング内には、互いに接続される一
対の端子金具がそれぞれ配設されており、両コネクタハ
ウジングの嵌合周面間には、接続した両端子金具を囲む
内部空間を気密に保つシールリングが介装されている防
水コネクタにおいて、前記両コネクタハウジングのう
ち、いずれか一方のコネクタハウジングには、前記内部
空間に隣接する破断可能部が設けられ、この破断可能部
を破断することで内部空間を外部へ開放可能となってい
る構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記破断可能部を設けた側のコネクタハウジ
ングには、破断可能部の周りを取り囲む保護部が設けら
れているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングを嵌合すると、両端子金具が互いに接続され
るとともに、内部空間がシールリングにより気密に保た
れる。両コネクタハウジングを取り外す場合には、破断
可能部を破断して内部空間を外部へ開放させて、内部空
間の気密状態を解除してから、両コネクタハウジングを
離間させる。これにより、取り外しに伴って内部空間の
空気圧が低下するのを防ぐことができるから、離間抵抗
を低減でき、もって取り外し作業性を向上させることが
できる。
【0007】<請求項2の発明>破断可能部を誤って破
断する事態を防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図4によって説明する。この実施形態では、自動車に用
いられる防水コネクタについて示す。この防水コネクタ
は、図1に示すように、互いに嵌合可能な雄コネクタハ
ウジング10(以下、単に雄ハウジング10という)
と、雌コネクタハウジング20(以下、単に雌ハウジン
グ20という)とを備え、雌ハウジング20側にシール
リング34を装着している。なお、以下では両ハウジン
グ10,20における嵌合端面側を前方として説明す
る。
【0009】雄ハウジング10は、合成樹脂材からな
り、機器と一体的に形成されるとともに、前方へ突出す
る略筒状のフード部11を備えている。フード部11の
奥端面からは、前方へ突出するタブ状の雄端子金具12
が複数本(3本)幅方向に並んで配設されており、各雄
端子金具12は雌ハウジング20側に配した雌端子金具
26に導通接続されるようになっている。フード部11
の上面には、雌ハウジング20側のロックアーム37が
係止可能なロック突部13が上方に突出して設けられて
いる。このロック突部13の前面は、テーパ状に形成さ
れている。
【0010】雌ハウジング20は、合成樹脂材からなる
とともに、雌端子金具26を収容可能な端子収容部21
と、この端子収容部21の前部21aを取り囲む筒部2
2とが連結された構成となっている。そして、これら端
子収容部21の前部21aと筒部22との間に前方から
雄ハウジング10のフード部11が嵌合されるようにな
っている。
【0011】端子収容部21は、前部21aの方が後部
21bよりも拡径して形成されている。前部21aのう
ち後部21bよりも外側へ張り出す壁部が張出壁23と
なっており、この張出壁23の張出端が筒部22に連結
されている。端子収容部21には、後方から雌端子金具
26を挿入可能なキャビティ24が前部21aと後部2
1bとを真っ直ぐに貫通して設けられており、キャビテ
ィ24の前壁には、相手側の雄端子金具12の挿通を許
容する貫通孔25が前方へ開口して形成されている。こ
のキャビティ24は、端子収容部21に対して幅方向に
3室並んで配されている(図2参照)。
【0012】雌端子金具26は、相手側の雄端子金具1
2に導通接続される箱形の本体部27と、電線29の端
末に圧着されるバレル部28とを前後に有している。バ
レル部28は、前部が電線29の芯線に圧着接続される
一方、後部が電線29に対して被覆に嵌着されたゴム栓
30ごとかしめ付けられている。このゴム栓30がキャ
ビティ24の内周面に密着されることで、キャビティ2
4内の防水が図られるようになっている。
【0013】各キャビティ24の下面側には、キャビテ
ィ24の下壁を切欠することで、キャビティ24内に挿
入される雌端子金具26に係止可能なランス31がそれ
ぞれ形成されている。ランス31は、端子収容部21の
前部21aと後部21bの境界位置から前方へ延出する
片持ち状の基部と、基部の前端よりもやや後ろ寄りの位
置からキャビティ24内に突出して雌端子金具26の本
体部27のあご部27aに係止可能な係止突部とを備え
るとともに、基部が上下方向に沿って撓み変形可能とさ
れている。端子収容部21におけるランス31の下方に
は、ランス31の撓み変形を許容し得るスペース32が
前方へ開放して形成されている。このスペース32は、
隣り合う3つのランス31の下側を幅方向に沿って連通
して形成されるとともに、各ランス31の両側方に形成
された切欠部33を介して上側の各キャビティ24内に
連通しており、且つ張出壁23の前方に隣接して配され
ている。
【0014】端子収容部21の前部21a(筒部22に
より囲まれた部分)における外周面の後端側には、ゴム
製のシールリング34が装着されている。このシールリ
ング34は、端子収容部21の前部21aの外周面(嵌
合周面)に密着した状態で装着されるとともに、端子収
容部21の前部21aと筒部22の間に進入される雄ハ
ウジング10側のフード部11の内周面(嵌合周面)に
対して密着可能とされることで、両ハウジング10,2
0間の防水を図ることができるようになっている。端子
収容部21の前部21aにおけるシールリング34の前
側には、前方からフロントリテーナ35が被せ付けられ
ている。フロントリテーナ35は、ランス31の下方の
スペース32内に進入して、ランス31の下面に係合可
能な撓み規制部36を備えており、これによりランス3
1の不用意な撓み変形を規制することができるようにな
っている。スペース32に対する撓み規制部36の進入
深さは、ランス31の長さ寸法の半分弱程度(係止突部
の後端位置近傍)までとなっており、撓み規制部36の
後方には、キャビティ24内に通じるスペース32が所
定長さ分確保されている。
【0015】筒部22は、略筒状に形成されており、内
側の端子収容部21に対してその長さ方向の中央より後
ろ寄りの位置で連結されている。筒部22の後端面は、
連結された端子収容部21の張出壁23の後端面と面一
状になっている。筒部22のうち上部には、上部の両側
方部分を切り欠くことで、片持ち状のロックアーム37
が設けられている。このロックアーム37は、端子収容
部21の上面と連結された基端部と、基端部から前後に
延出するアーム部とを備えており、基端部を中心として
アーム部が上下に弾性的に揺動変位可能とされている。
アーム部の前部には、上下に貫通するロック孔38が設
けられており、このロック孔38内に雄ハウジング10
側のロック突部13が進入して、ロック孔38の前側の
孔縁とロック突部13の後面とが係止されるようになっ
ている。
【0016】さて、端子収容部21のうち前部21aの
張出壁23の後端面には、破断操作突部40が設けられ
ている。この破断操作突部40は、張出壁23から後方
へ真っ直ぐに突出する略円柱状に形成されるとともに、
その突出端が丸められている。この破断操作突部40の
配設位置は、上下方向については、端子収容部21内の
スペース32と重なる位置とされる一方、幅方向につい
ては、図2の左端のキャビティ24と中央のキャビティ
24とのほぼ中間位置とされている。
【0017】この破断操作突部40の径寸法が張出壁2
3の板厚寸法よりも大きく(2倍弱程度)設定されるこ
とで、破断操作突部40をその突出方向と交差する向き
に沿って操作するなどしてへし折るのに伴って、端子収
容部21の張出壁23を所定領域(破断操作突部40の
断面積よりも大きい領域)にわたって破断することが可
能とされている。これによって張出壁23に対して、隣
接する前方のスペース32(内部空間42)を後方外部
へ開放する流通孔43を穿孔することができるようにな
っている(図4参照)。これら破断操作突部40の径寸
法と張出壁23の板厚寸法との関係については、雌ハウ
ジング20をなす合成樹脂の材質などに応じて適宜に設
定することができる。なお、これら破断操作突部40と
端子収容部21の張出壁23とが特許請求の範囲に記載
した破断可能部を構成している。
【0018】張出壁23の後端面における破断操作突部
40の周りには、破断操作突部40に対して近接した位
置でこれを取り囲む保護部41が設けられている。この
保護部41は、張出壁23から破断操作突部40に沿っ
て後方へ突出する略円筒状に形成されており、その後端
位置が破断操作突部40の後端とほぼ面一状になるよう
に揃えられている。この保護部41と破断操作突部40
との間には、破断操作突部40をへし折る際に、破断操
作突部40が張出壁23と共に破断するのを許容するよ
うに所定の隙間が確保されている。また、保護部41
は、上端が端子収容部21の後部21bの下面に連結さ
れることで、その補強が図られている。
【0019】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。先に両ハウジング1
0,20の嵌合作業を説明する。両ハウジング10,2
0を嵌合させると、ロックアーム37がロック突部13
上に乗り上げて一旦弾性変形された後、両ハウジング1
0,20が正規の嵌合深さに至ると、図3に示すよう
に、ロック突部13がロック孔38内に進入してロック
アーム37が弾性復帰し、ロック突部13の後面がロッ
ク孔38の孔縁の前部に係止されることで、両ハウジン
グ10,20が離間不能に保持される。このとき、雄雌
両端子金具12,26が互いに導通接続されるととも
に、シールリング34がフード部11と端子収容部21
との間に圧縮された状態に挟持されて両者11,21の
対向する周面に密着する。この正規嵌合状態では、シー
ルリング34によって両ハウジング10,20間が密閉
されると共に各キャビティ24がゴム栓30によってそ
れぞれ密閉されることで、接続した両端子金具12,2
6を取り囲む内部空間42(キャビティ24、貫通孔2
5、切欠部33及びスペース32などを含む)が気密に
保たれており、もって両ハウジング10,20内の防水
が図られている。ここで、内部空間42の空気は、嵌合
過程で外部へ追い出されているため、正規嵌合状態では
内部空間42がほぼ真空状態となっている。
【0020】一方、例えば車両を解体するといった事情
により両ハウジング10,20を取り外す場合がある。
その場合は、破断操作突部40に後方から所定の工具な
どを用いて破断操作突部40をその突出方向と交差する
向きへこじり操作することで、図4に示すように、破断
操作突部40をへし折る。なお、この操作は指で行って
も良い。このとき、破断操作突部40と共に、張出壁2
3のうち破断操作突部40を支持する部分を中心として
所定の領域が破り取られることで、張出壁23には、前
後に貫通する流通孔43が形成されて、張出壁23に隣
接する前方のスペース32(内部空間42)が後方外部
へ開放される。これにより、内部空間42の気密状態が
解除される。その後、ロックアーム37の後端部を上方
から押圧操作して、ロックアーム37をロック突部13
とロック孔38との係止状態を解除する位置まで弾性変
形させてから、両ハウジング10,20を引き離す。
【0021】両ハウジング10,20が離間される動作
に伴って、内部空間42の容積が増加するのに対して、
その増加した分だけ流通孔43を通って外部の空気がス
ペース32(内部空間42)内に流入する。これによ
り、内部空間42の空気圧が低下するのを防ぐことがで
きるから、両ハウジング10,20を離間させるのに抗
する反力は、両ハウジング10,20間に生じる摩擦力
と、両端子金具12,26間に生じる摩擦力だけで済
む。これにより、両ハウジング10,20の取り外し作
業を簡単に行うことができ、もって車両の解体作業を滞
りなく進めることができる。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
両ハウジング10,20を取り外すのに先立って、破断
操作突部40と共に内部空間42に隣接する張出壁23
を破断して、張出壁23に流通孔43を穿孔すること
で、内部空間42の気密状態を解除するようにしたか
ら、両ハウジング10,20の離間抵抗を低減させるこ
とができ、もって両ハウジング10,20の取り外し作
業性を向上させることができる。
【0023】しかも、破断操作突部40の周りを保護部
41により取り囲んで保護するようにしたから、例えば
破断操作突部40に異物が干渉するなどして、破断操作
突部40を不必要なときに誤って破断させてしまう事態
を防ぐことができ、もって破断操作突部40の機能を確
実に発揮させることができる。
【0024】<変形例>上記した実施形態では、破断操
作突部40の径寸法よりも張出壁23の板厚寸法を小さ
く設定することで、張出壁23を破断操作突部40と共
に破断させるようにした場合を示したが、以下の各変形
例ではより確実に張出壁に流通孔を穿孔させることがで
きるようにしたものを示す。
【0025】(変形例1)図5に示すように、張出壁2
3Aの後端面には、破断操作突部40Aと保護部41A
との間に破断操作突部40Aの周りを取り囲む円環状の
溝50が凹んで設けられている。この溝50は、その深
さ寸法が張出壁23Aの板厚の半分程度となっている。
このように張出壁23Aを部分的に薄肉状に形成すれ
ば、破断操作突部40Aをへし折る際に張出壁23Aの
うちの薄肉部分に応力集中させることができるから、破
断操作突部40Aと共に張出壁23Aをより確実に破断
させることができる。また、張出壁23Aの板厚寸法を
破断操作突部40Aの径寸法よりも大きく設定すること
ができる。なお、この溝50の深さ寸法は、雌ハウジン
グをなす合成樹脂の材質などに応じて適宜に設定するこ
とができる。
【0026】(変形例2)図6に示すように、張出壁2
3Bの前端面には、破断操作突部40Bと同心位置に円
柱形状の凹部51が設けられている。この凹部51は、
その径寸法が破断操作突部40Bの径寸法と同じ程度と
されるとともに、その深さ寸法が張出壁23Bの板厚の
半分程度となっている。このものにおいても上記した変
形例1と同様の効果を得ることができる。なお、この凹
部51の深さ寸法は、雌ハウジングをなす合成樹脂の材
質などに応じて適宜に設定することができる。
【0027】(変形例3)図7に示すように、上記した
変形例1と変形例2とを組み合わせて、張出壁23Cの
後端面には、破断操作突部40Cを取り囲む円環状の溝
50Cが設けられ、前端面には円柱状の凹部51Cが設
けられている。溝50Cと凹部51Cの深さ寸法は、そ
れぞれ張出壁23Cの板厚の1/3程度となっている。
このものにおいても上記した変形例1と同様の効果を得
ることができる。
【0028】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、特許請求の範囲に記載し
た破断可能部が破断操作突部と張出壁とから構成される
場合について示したが、例えば張出壁を部分的に薄肉状
に形成しておき、その薄肉部分を治具などにより突き破
るようにした形態のものも本発明に含まれる。この場合
は、張出壁の薄肉部分が破断可能部を構成することにな
る。
【0029】(2)上記した実施形態では、張出壁と破
断操作突部とが共に合成樹脂により一体成形される場合
について示したが、例えば、雌ハウジングを成形する際
に、破断操作突部と張出壁とにまたがる領域に合成樹脂
材よりも硬質な材料からなる棒をインサートするように
してもよい。このようにすれば、破断操作突部をへし折
る際に破断操作突部と共に張出壁を破断させ易くなり、
内部空間を外部に開放する流通孔をより確実に穿孔させ
ることができる。
【0030】(3)上記した実施形態では、雄ハウジン
グが機器と一体的に形成されたものについて示したが、
例えば雄ハウジングが機器から導出した電線の端末部分
に設けられるタイプのものであったり、また雄ハウジン
グが中継コネクタであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防水コネクタの分解
側断面図
【図2】雌ハウジングの背面図
【図3】両ハウジングを正規嵌合させた状態を示す側断
面図
【図4】破断操作突部と共に張出壁を破断して流通孔を
穿孔した状態を示す側断面図
【図5】変形例1に係る張出壁及び破断操作突部付近の
拡大側断面図
【図6】変形例2に係る張出壁及び破断操作突部付近の
拡大側断面図
【図7】変形例3に係る張出壁及び破断操作突部付近の
拡大側断面図
【図8】従来例の側断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング 12…雄端子金具(端子金具) 20…雌ハウジング(破断可能部を設けた側のコネクタ
ハウジング) 23…張出壁(破断可能部) 26…雌端子金具(端子金具) 34…シールリング 40…破断操作突部(破断可能部) 41…保護部 42…内部空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ング内には、互いに接続される一対の端子金具がそれぞ
    れ配設されており、両コネクタハウジングの嵌合周面間
    には、接続した両端子金具を囲む内部空間を気密に保つ
    シールリングが介装されている防水コネクタにおいて、 前記両コネクタハウジングのうち、いずれか一方のコネ
    クタハウジングには、前記内部空間に隣接する破断可能
    部が設けられ、この破断可能部を破断することで内部空
    間を外部へ開放可能となっていることを特徴とする防水
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記破断可能部を設けた側のコネクタハ
    ウジングには、破断可能部の周りを取り囲む保護部が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の防水コネ
    クタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101017050B1 (ko) * 2003-06-19 2011-02-23 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 커넥터 및 커넥터 구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101017050B1 (ko) * 2003-06-19 2011-02-23 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 커넥터 및 커넥터 구조

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