JP6108236B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、車両のパネルに取り付けられるコネクタが開示されている。コネクタは、パネルの取付口に挿入されてパネルに取り付けられる雄ハウジングを備えている。雄ハウジングには、その外周を覆うように弾性の雄側グロメットが装着されている。雄ハウジングがパネルの取付口に正しく挿入されると、パネルの壁面にグロメットが密着して雄ハウジングの防水を確保することが可能となっている。
上記の場合、雄ハウジングの外周がグロメットで覆われているため、パネルに対して雄ハウジングのロック構造(係止ばね)が係止されている状態を、雄ハウジングの取付側から視認することができないという事情がある。したがって、雄ハウジングがパネルに正しく係止されず、コネクタがパネルから脱落等する可能性がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタハウジングがグロメットで覆われた状態にあっても、パネルに正しく取り付けられたか否かを確認することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、パネルの取付孔に挿入されるコネクタハウジングと、そのコネクタハウジングの外周を覆うように前記コネクタハウジングに装着され、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが挿入されたときに前記パネルの壁面に密着する弾性のグロメットとを備えたコネクタであって、前記コネクタハウジングの外周には、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが不完全な挿入状態にあるときには、前記パネルと干渉することによって外側へ突出し、その突出部分で前記グロメットを押圧してこのグロメットを外側へ膨出させる一方、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが正しく挿入されたときには、弾性的に復元して前記グロメットの膨出状態が消滅するように前記グロメットへの押圧状態を解除する、検知片が設けられているところに特徴を有する。
コネクタハウジングがパネルに不完全な挿入状態にあるときには、検知片の突出部分によってグロメットが外側に膨出させられる。一方、コネクタハウジングがパネルに正しく挿入されたときには、グロメットに対する検知片の押圧状態が解除されて、グロメットの膨出状態が実質的に消滅する。このため、グロメットが膨出していることを視認又は触認することにより、コネクタハウジングがパネルに正しく挿入されていない、つまり、コネクタがパネルに正しく取り付けられていないことを知ることができる。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記検知片は、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが正しく挿入されたときに、このコネクタハウジングの挿入方向と逆方向で前記パネルと係止可能に配置されることにより、前記コネクタハウジングが前記パネルから前記挿入方向と逆方向へ抜け出るのを規制するロック突起を有している。これによれば、検知片がパネルに対する取付検知手段とロック手段とを兼備するようになるため、取付検知手段とロック手段とが別々に設けられるよりも、全体の構成を簡素化することができる。
前記検知片は、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが正しく挿入されたときに、このコネクタハウジングの挿入方向と逆方向で前記パネルと係止可能に配置されることにより、前記コネクタハウジングが前記パネルから前記挿入方向と逆方向へ抜け出るのを規制するロック突起を有している。これによれば、検知片がパネルに対する取付検知手段とロック手段とを兼備するようになるため、取付検知手段とロック手段とが別々に設けられるよりも、全体の構成を簡素化することができる。
前記検知片は、自然状態では前記コネクタハウジングの挿入方向にほぼ沿って延出する形態とされ、延出方向の途中に前記コネクタハウジングの外面に連結される支点部を有し、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが挿入される過程で、挿入方向の前端部が前記パネルと干渉して前記支点部を中心としてシーソ状に傾動することにより、挿入方向の後端部が外側へ突出して前記グロメットを押圧するようになっている。これによれば、比較的簡単な構造の検知片によって、パネルへの取付検知を容易に行うことができる。
前記グロメットのうち、前記検知片の前記突出部分で押圧される領域は、周囲よりも薄肉の薄肉部になっている。これによれば、検知片の突出部分がグロメットの薄肉部を押圧する際の押圧力が小さくても、グロメットを安定且つ確実に膨出させることができる。そして、検知片とパネルとの干渉に起因する干渉抵抗を小さくすることができるため、パネル取付時の作業性が改善される。
<実施例>
本発明の実施例を図1〜図4によって説明する。本実施例に係るコネクタは、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の外周を覆うようにコネクタハウジング10に装着されるグロメット60とを備えている。コネクタハウジング10は、相手側コネクタハウジング90に嵌合された状態で、パネル50に設けられた取付孔51に挿入され、後述するロック突起33を介して、パネル50に取り付けられる。なお、以下の説明において、前後方向については、両コネクタハウジング10、90の嵌合開始時に相手側コネクタハウジング90が位置する側を前方とする。また、上下方向については、各図を基準とする。
本発明の実施例を図1〜図4によって説明する。本実施例に係るコネクタは、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の外周を覆うようにコネクタハウジング10に装着されるグロメット60とを備えている。コネクタハウジング10は、相手側コネクタハウジング90に嵌合された状態で、パネル50に設けられた取付孔51に挿入され、後述するロック突起33を介して、パネル50に取り付けられる。なお、以下の説明において、前後方向については、両コネクタハウジング10、90の嵌合開始時に相手側コネクタハウジング90が位置する側を前方とする。また、上下方向については、各図を基準とする。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、図4に示すように、全体として上下に長い形態とされ、図1に示すように、ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の前端外周縁から前方に突出する筒状のフード部12とを備えている。フード部12の高さ方向略中央には仕切部13が略水平に架設され、フード部12内は仕切部13を介して上下一対の嵌合部14に分割されている。
図1に示すように、ハウジング本体11には、それぞれの嵌合部14と対応する位置に、複数のキャビティ15が設けられ、且つ、各キャビティ15と連通するリテーナ装着孔16が設けられている。各キャビティ15には、後方から端子金具20が挿入される。端子金具20は、電線21及びゴム栓40に圧着により接続されるバレル部22と、前方へ突出するタブ部23とを有している。各キャビティ15に端子金具20が挿入されると、各キャビティ15に突設されたランス17に端子金具20が弾性的に係止可能とされ、もって端子金具20がキャビティ15内に抜け止めされる。そして、各キャビティ15に端子金具20が正規挿入された状態では、フード部12内にタブ部23が突出して配置される。また、各キャビティ15に正規挿入された端子金具20は、リテーナ装着孔16に挿入された図示しないリテーナによって二次的に抜け止めされる。
相手側コネクタハウジング90は合成樹脂製であって、図1及び図4に示すように、フード部12のそれぞれの嵌合部14に嵌合可能な略角ブロック状の形態とされている。このため、コネクタハウジング10には、2つの相手側コネクタハウジング90が嵌合可能になっている。相手側コネクタハウジング90の上下方向略中央には、ロックアーム91が設けられている。ロックアーム91が嵌合部14に弾性的に係止されることにより、相手側コネクタハウジング90が嵌合部14内に保持されるようになっている。
図1に示すように、相手側コネクタハウジング90には、相手側端子金具95が装着されている。相手側端子金具95は、電線96及びゴム栓40に圧着により接続される相手側バレル部97と、筒状の箱部98とを有している。相手側コネクタハウジング90がフード部12の嵌合部14内に正規に嵌合されると、各端子金具20のタブ部23が相手側端子金具95の箱部98に挿入接続され、両端子金具20、95が電気的に接続されるようになっている。
さて、図4に示すように、コネクタハウジング10には、ハウジング本体11の外周面に、全周に亘って張り出すフランジ部24が設けられている。そして、フランジ部24には、周方向に間隔をあけた複数箇所に、詳細には左右一対の長辺部25の高さ方向略中央と上下一対の短辺部26の幅方向略中央とに、検知片27が設けられている。図1に示すように、検知片27は、フランジ部24の張り出し方向略中央において前後両方向に突出する板片状の検知アーム28と、フランジ部24の張り出し方向基端部を構成してハウジング本体11の外周面から検知アーム28にかけて連なる支点部29とからなる。検知アーム28は、自然状態では前後方向に沿って配置されている。そして、検知アーム28のうち、フランジ部24の後面から後方に突出する部分(以下、突出部31という)は、フランジ部24の前面から前方に突出する部分(以下、干渉部32という)よりも前後方向に長く形成されている。
図1に示すように、検知アーム28の干渉部32の前端部には、外側へ突出する爪状のロック突起33が設けられている。ロック突起33の前面は、外側へテーパ状に傾斜する形態とされ、ロック突起33の後面は、高さ方向に沿った形態とされている。フランジ部24には、ロック突起33を後方へ投影した位置に、ロック突起33を成形する際に金型が通過するのに伴ってなる貫通孔36が設けられている。一方、検知アーム28の突出部31は、全体として凹凸の無い平坦な帯板状の形態とされている。
グロメット60はゴム製であって、図1に示すように、ハウジング本体11の全体を包囲するようにコネクタハウジング10に装着されるブーツ状の形態とされている。グロメット60内には、コネクタハウジング10の後面から引き出された各電線21が収容されるようになっている。具体的には、グロメット60は、前後に沿った筒状の包囲部61と、包囲部61の前端に連なって外側へ突出する環状突条の装着部62と、装着部62の前端から前方へラッパ状に拡開するシール部63と、包囲部61の後端に連なり上下に延びて包囲部61よりも下方へ突出する筒状の電線導出部64とからなる。コネクタハウジング10の後面から引き出された各電線21は、電線導出部64の下端開口を通して下方へ導出させられる。
図1に示すように、装着部62は、断面略U字形をなし、内周面に、嵌着溝65が全周に亘って設けられている。装着部62の嵌着溝65にフランジ部24の先端部が嵌着されることにより、グロメット60がコネクタハウジング10に位置決めして装着される。図3に示すように、シール部63は、パネル50にコネクタハウジング10が取り付けられたときに、パネル50の後面における取付孔51の開口縁部に対し全周に亘って弾性的に密着するようになっている。シール部63がパネル50の後面に密着することにより、取付孔51内への浸水が防止されるようになっている。
また、図2に示すように、包囲部61には、後述するように、各検知片27の突出部31と当接して押圧され得る部位に、周囲よりも薄肉とされた薄肉部66が設けられている。薄肉部66は、包囲部61の内周面に凹設された凹所67によって薄肉とされ、包囲部61の薄肉部66以外の部分に対してほぼ半分の肉厚になっている。
次に、本実施例に係るコネクタの作用効果について説明する。
図1に示すように、パネル50への取り付けに先立ち、フード部12の両嵌合部14に相手側コネクタハウジング90が嵌合され、両コネクタハウジング10、90が嵌合状態に保持される。また、コネクタハウジング10のハウジング本体11にグロメット60が被せ付けられる。
図1に示すように、パネル50への取り付けに先立ち、フード部12の両嵌合部14に相手側コネクタハウジング90が嵌合され、両コネクタハウジング10、90が嵌合状態に保持される。また、コネクタハウジング10のハウジング本体11にグロメット60が被せ付けられる。
続いて、前記嵌合状態にあるコネクタハウジング10(以下、特に必要が無い限り、単にコネクタハウジング10という)がパネル50の取付孔51に挿入される。
パネル50の取付孔51にコネクタハウジング10が挿入される過程においては、各検知片27のロック突起33がパネル50の取付孔51の開口縁部と干渉し、ロック突起33の前面が取付孔51の開口縁部を摺動することにより、干渉部32がハウジング本体11側へ接近し、且つ突出部31がハウジング本体11側から離間するように、各検知片27の検知アーム28が支点部29を支点としてシーソ状に傾動する(図2に示す上側の検知片27を参照)。そして、各検知片27の検知アーム28が傾動するのに伴い、グロメット60の各薄肉部66の凹所67に、突出部31が嵌り込み、各薄肉部66が突出部31で押圧されて外側へ弾性的に膨らみ出る。
パネル50の取付孔51にコネクタハウジング10が挿入される過程においては、各検知片27のロック突起33がパネル50の取付孔51の開口縁部と干渉し、ロック突起33の前面が取付孔51の開口縁部を摺動することにより、干渉部32がハウジング本体11側へ接近し、且つ突出部31がハウジング本体11側から離間するように、各検知片27の検知アーム28が支点部29を支点としてシーソ状に傾動する(図2に示す上側の検知片27を参照)。そして、各検知片27の検知アーム28が傾動するのに伴い、グロメット60の各薄肉部66の凹所67に、突出部31が嵌り込み、各薄肉部66が突出部31で押圧されて外側へ弾性的に膨らみ出る。
図3に示すように、パネル50の取付孔51にコネクタハウジング10が正しく挿入されると、各検知片27のロック突起33がパネル50の取付孔51を通過して、検知アーム28が元の水平姿勢へ弾性的に復元する。すると、突出部31も水平姿勢に戻って凹所67から抜け出し、グロメット60の薄肉部66に対する押圧状態が解除される。これにより、薄肉部66が弾性復元されて膨出状態が実質的に消滅し、包囲部61の外面が元の平坦面に復元される。
また、図3に示すように、パネル50の取付孔51にコネクタハウジング10が正しく挿入されると、各検知片27のロック突起33の後面がパネル50の前面における取付孔51の開口縁部に対向し、各検知片27のロック突起33がパネル50に係止可能に配置される。このため、コネクタハウジング10に後方(取付孔51への挿入方向と逆方向)への引き抜き力が作用しても、各検知片27のロック突起33がパネル50に係止されて、コネクタハウジング10がパネル50から抜け出るのが阻止される。また、フランジ部24がパネル50の後面における取付孔51の開口縁部にグロメット60のシール部63を介して対向することにより、コネクタハウジング10がパネル50の取付孔51にそれ以上深く挿入されるのが阻止される。
一方、パネル50の取付孔51にコネクタハウジング10が不完全な挿入状態に置かれた場合、例えば、図2に示すように、パネル50の取付孔51にコネクタハウジング10が斜めに挿入され、各検知片27のうちの一部の検知片27が未だ傾動状態にあってロック突起33が取付孔51内に位置する場合、上述した挿入過程の場合と同様に、検知片27の突出部31がグロメット60の薄肉部66を押圧して、グロメット60の薄肉部66が膨出した状態を維持することになる。このため、グロメット60の薄肉部66の押圧状態を、パネル50の後側(図2の右側)から目視により確認し、あるいは、手で触って確認することにより、コネクタハウジング10が不完全な挿入状態であることを知ることができる。とくに、本実施例の場合、コネクタハウジング10の不完全挿入時に、グロメット60の包囲部61のうち、外側へ膨出する部分が薄肉部66のみであるため、良好な視認性又は触認性が確保される。
以上説明したように、本実施例によれば、図2に示すように、コネクタハウジング10がパネル50に不完全な挿入状態にあるときには、検知片27の突出部31によってグロメット60が外側に膨出させられる。一方、図3に示すように、コネクタハウジング10がパネル50に正しく挿入されたときには、グロメット60に対する検知片27の押圧状態が解除されて、グロメット60の膨出状態が実質的に消滅する。このため、グロメット60が膨出していることを視認又は触認することにより、コネクタハウジング10がパネル50に正しく挿入されていない、つまり、コネクタがパネル50に正しく取り付けられていないことを知ることができる。
また、検知片27のロック突起33がパネル50に対してコネクタハウジング10を抜け止めするロック機能を有するため、検知片27に、パネル50に対する取付検知手段とロック手段とが集約されることとなり、全体の構成が簡素化される。
さらに、検知片27が支点部29を支点としてシーソ状に傾動することにより、グロメット60の薄肉部66が膨出させられるため、比較的簡単な構造の検知片27によって、パネル50への取付検知を容易に行うことができる。
さらにまた、グロメット60のうち、各検知片27の突出部31で押圧される領域は、周囲よりも薄肉の薄肉部66になっているため、コネクタハウジング10の取付孔51への挿入過程において、各検知片27の突出部31がグロメット60の薄肉部66を押圧する際の押圧力が小さくても、グロメット60を安定且つ確実に膨出させることができる。その結果、検知片27とパネル50との干渉に起因する干渉抵抗を小さくすることができ、パネル50への取付時の作業性が改善される。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)検知片はパネルへのロック機能を有さない取付検知専用のものであってもよい。
(2)検知片はコネクタハウジングとは別体に形成されるものであってもよい。
(3)検知片はコネクタハウジングの外周に一つだけ形成されるものであってもよい。
(4)検知片はフランジ部とは異なる位置に設けられるものであってもよい。例えば、検知片はフード部の外面から突出する形態であってもよい
(5)コネクタハウジングは、相手コネクタハウジングと嵌合される前にパネルに取り付けられる待受型のコネクタハウジングであってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)検知片はパネルへのロック機能を有さない取付検知専用のものであってもよい。
(2)検知片はコネクタハウジングとは別体に形成されるものであってもよい。
(3)検知片はコネクタハウジングの外周に一つだけ形成されるものであってもよい。
(4)検知片はフランジ部とは異なる位置に設けられるものであってもよい。例えば、検知片はフード部の外面から突出する形態であってもよい
(5)コネクタハウジングは、相手コネクタハウジングと嵌合される前にパネルに取り付けられる待受型のコネクタハウジングであってもよい。
10…コネクタハウジング
11…ハウジング本体
12…フード部
27…検知片
28…検知アーム
31…突出部
32…干渉部
33…ロック突起
50…パネル
51…取付孔
60…グロメット
66…薄肉部
90…相手側コネクタハウジング
11…ハウジング本体
12…フード部
27…検知片
28…検知アーム
31…突出部
32…干渉部
33…ロック突起
50…パネル
51…取付孔
60…グロメット
66…薄肉部
90…相手側コネクタハウジング
Claims (4)
- パネルの取付孔に挿入されるコネクタハウジングと、そのコネクタハウジングの外周を覆うように前記コネクタハウジングに装着され、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが挿入されたときに前記パネルの壁面に密着する弾性のグロメットとを備えたコネクタであって、
前記コネクタハウジングの外周には、
前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが不完全な挿入状態にあるときには、前記パネルと干渉することによって外側へ突出し、その突出部分で前記グロメットを押圧してこのグロメットを外側へ膨出させる一方、
前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが正しく挿入されたときには、弾性的に復元して前記グロメットの膨出状態が消滅するように前記グロメットへの押圧状態を解除する、検知片が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記検知片は、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが正しく挿入されたときに、このコネクタハウジングの挿入方向と逆方向で前記パネルと係止可能に配置されることにより、前記コネクタハウジングが前記パネルから前記挿入方向と逆方向へ抜け出るのを規制するロック突起を有していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記検知片は、自然状態では前記コネクタハウジングの挿入方向にほぼ沿って延出する形態とされ、延出方向の途中に前記コネクタハウジングの外面に連結される支点部を有し、前記パネルの取付孔に前記コネクタハウジングが挿入される過程で、挿入方向の前端部が前記パネルと干渉して前記支点部を中心としてシーソ状に傾動することにより、挿入方向の後端部が外側へ突出して前記グロメットを押圧するようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
- 前記グロメットのうち、前記検知片の前記突出部分で押圧される領域は、周囲よりも薄肉の薄肉部になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
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