JP2005010726A - 光コネクタ清掃工具、光コネクタプラグの清掃方法、光部品清掃工具、および光部品清掃用ガイド - Google Patents

光コネクタ清掃工具、光コネクタプラグの清掃方法、光部品清掃工具、および光部品清掃用ガイド Download PDF

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Abstract

【課題】 コネクタハウジング内に収容されている光コネクタと、コネクタハウジングに挿入される前の光コネクタとの両方を、容易かつ確実に清掃する。
【解決手段】 工具本体10と、清掃部材2を運動させる駆動機構と、前記工具本体10から突出して、前記工具本体10からの突出先端26に清掃部材2が配置されるとともに、コネクタハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分2aを、前記コネクタハウジングに収容された光コネクタの接合端面に当接させることができる挿入部20と、前記コネクタハウジングの外の光コネクタ60と前記挿入部20とを位置決めして前記清掃部材2と前記光コネクタ60の接合端面61aとを当接させるコネクタ清掃用ガイド40とを備え、コネクタ清掃用ガイド40が、光コネクタ60が挿入可能なコネクタ挿入口41および前記挿入部20が挿入可能な挿入部挿入口42を有する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、光コネクタの接合端面を清掃する光コネクタ清掃工具および光コネクタプラグの清掃方法に関する。また、光コネクタ等の光部品の端面を清掃するための光部品清掃工具および光部品清掃用ガイドに関する。
周知のように、光コネクタアダプタや光コネクタレセプタクルなどのコネクタハウジング内での光コネクタ同士の接続は、各光コネクタの接合端面に臨む光ファイバの端面同士を突き合わせ接合することで実現される。
コネクタハウジングに光コネクタを挿入して突き合わせ接続する際、光コネクタの接合端面にゴミや埃、油分などの汚れが付着していると、着脱時の損傷や、伝送損失の増大などの原因になるため、突き合わせ接続に先立って、接合端面を清掃する必要がある。
従来、この接合端面の清掃は、アルコールを含浸させた綿棒やテープタイプのクリーナーを用い、このクリーナーを直接手で把持して、クリーナーを光コネクタの接合端面に当接させて拭き取り清掃することが一般的である。
この種の用途に用いられるクリーナーとして、清掃テープが露出される開口部を先端に有した突出部分を備え、この突出部分を光コネクタアダプタ(光アダプタ)内の空間(コネクタ収容穴)に挿入することにより、清掃テープが前記光コネクタアダプタに収容された光コネクタのフェルールの接合端面と向かい合って当接するように配置され、テープの前進送りにより前記光プラグの接合端面を拭き取り清掃するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−284147号公報
ところで、コネクタハウジングに光コネクタを挿入して突き合わせ接続する際には、コネクタハウジング内の光コネクタのみならず、コネクタハウジングに挿入される光コネクタ(光コネクタプラグ)の接合端面をも清掃する必要がある。
しかしながら、上述のようなクリーナーでは、光コネクタがコネクタハウジング内に収容されていない場合には、該クリーナーの突出部分が手元から離れた位置にあるので、該突出部分内の清掃テープを光コネクタの接合端面に当接させるときに手ブレを起こしやすく、清掃作業性が良くなかった。
コネクタハウジングに挿入される前の光コネクタを清掃するためのクリーナーを別に用意することも考えられる。しかし、これでは、作業時に、コネクタハウジング内の光コネクタを清掃するためのクリーナーと合わせて、2種類のクリーナーが必要になり、携行品が増え、物品の管理も面倒になることから、不満があった。
従って、本発明の課題は、コネクタハウジング内の光コネクタと、コネクタハウジング外の光コネクタプラグとの両方を、容易かつ確実に清掃することができる光コネクタ清掃工具を提供することを課題とする。また、光部品の端面を清掃するための光部品清掃工具および光部品清掃用ガイドを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、コネクタハウジングによりコネクタ接続される光コネクタの接合端面を、清掃部材の運動により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、
工具本体と、
前記清掃部材を運動させる駆動機構と、
前記工具本体から突出して、前記工具本体からの突出先端に清掃部材が配置されるとともに、前記光コネクタが収容されたコネクタハウジングに挿入可能に形成されており、前記コネクタハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分を、前記光コネクタの接合端面に対して位置決めして当接させることができるように構成されている挿入部と、
前記コネクタハウジングに収容された光コネクタとコネクタ接続される光コネクタが挿入可能なコネクタ挿入口および前記挿入部が挿入可能な挿入部挿入口を有し、前記光コネクタと前記挿入部とを位置決めし、前記清掃部材と前記光コネクタの接合端面とを対向させて当接させるコネクタ清掃用ガイドと
を備えることを特徴とする光コネクタ清掃工具を提供する。
この光コネクタ清掃工具においては、コネクタ挿入口を覆う蓋を設けることが好ましい。
また、本発明は、工具本体から突出された挿入部をコネクタハウジングに挿入して、前記挿入部の前記工具本体からの突出先端に配置された清掃部材の運動により、前記コネクタハウジング内の光コネクタの接合端面を拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具を用いて、コネクタハウジング外にて、光コネクタプラグの接合端面を清掃する光コネクタプラグの清掃方法であって、
光コネクタプラグが挿入可能なコネクタ挿入口および前記挿入部が挿入可能な挿入部挿入口とを有するコネクタ清掃用ガイドを前記挿入部に装着し、このコネクタ清掃用ガイドに挿入した前記光コネクタプラグの接合端面と前記挿入部の清掃部材とを当接させて、前記清掃部材の運動により前記接合端面を拭き取り清掃することを特徴とする光コネクタプラグの清掃方法を提供する。
また、本発明は、接続用ハウジングにより光接続される光部品の端面を、清掃部材の運動により拭き取り清掃する光部品清掃工具であって、
工具本体と、
前記清掃部材を運動させる駆動機構と、
前記工具本体から突出して、前記工具本体からの突出先端に清掃部材が配置されるとともに、前記光部品が収容される接続用ハウジングに挿入可能に形成されており、前記接続用ハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分を、前記光部品の端面に対して位置決めして当接させることができるように構成されている挿入部と、
前記接続用ハウジング内の光部品と光接続される光部品が挿入可能な光部品挿入口と、前記挿入部が挿入可能な挿入部挿入口とを有し、前記光部品と前記挿入部とを位置決めし、前記清掃部材と前記光部品の端面とを対向させて当接させる光部品清掃用ガイドと、
を備えることを特徴とする光部品清掃工具を提供する。
また本発明は、光部品と、該光部品の端面を清掃する清掃部材とを位置決めする光部品清掃用ガイドであって、
前記清掃部材は、該清掃部材を運動させる駆動機構を搭載した光部品清掃工具に設けられたものであり、
前記光部品清掃工具は、工具本体と、該工具本体から突出して、前記工具本体からの突出先端に前記清掃部材が配置されるとともに、前記光部品が収容される接続用ハウジングに挿入可能に形成されており、前記接続用ハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分を、前記光部品の端面に対して位置決めして当接させることができるように構成されている挿入部とを備えたものであり、
前記光部品清掃用ガイドは、前記清掃すべき光部品が挿入可能な光部品挿入口と、前記光部品清掃工具の挿入部が挿入可能な挿入部挿入口とを有して、前記光部品と前記挿入部とを位置決めし、前記清掃部材と前記光部品の端面とを対向させて当接させるように構成されたことを特徴とする光部品清掃用ガイドを提供する。
この光部品清掃用ガイドにおいては、光部品挿入口を覆う蓋を設けることが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、挿入部を光コネクタハウジングに挿入することにより、挿入部の突出先端に配置された清掃部材を、光コネクタハウジングに収容された光コネクタの接合端面に対して位置決めして当接させることができる。また、挿入部にガイドを装着して、このガイドのコネクタ挿入口から光コネクタを挿入することにより、光コネクタハウジングに収容されていない光コネクタの接合端面に対して位置決めして当接させることができる。従って、光コネクタのコネクタ接続を行うに際し、一つの清掃工具で、コネクタハウジング内に収容されている光コネクタと、コネクタハウジングに挿入される前の光コネクタとの両方を、容易かつ確実に清掃することができ、清掃の作業性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜6は、本発明の光コネクタ清掃工具(以下、単に「清掃工具」という)の一実施の形態を示す図である。また、図7〜10は、上記清掃工具を用いた光コネクタの清掃方法の一実施の形態を示す図である。
詳しくは後述するように、本実施の形態の清掃工具6は、工具本体10と挿入部20が一体となっており、駆動機構3が内蔵された清掃ユニット1と、この清掃ユニット1の挿入部20に装着可能に形成されたコネクタ清掃用ガイド40(光コネクタ清掃用ガイド。以下、単にガイド40ということがある)と、該ガイド40のプラグ挿入口(後述)に着脱可能に取り付け可能なキャップ50とを具備している。
図5,図9,図10に示すように、本実施の形態の清掃工具6が適用される光コネクタ60,80およびコネクタハウジング70は、JIS C 5982等に規定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multifiber Push On)である。
光コネクタ60,80は、JIS C 5981等に規定されるMT形光コネクタフェルール61,81(MT:Mechanically Transferable。以下、単にフェルールという)をプラスチック製でスリーブ状のハウジング62,82の先端部に収容した構成の光コネクタプラグ(以下、単に光プラグという場合がある)であり、全体が外観扁平な断面形状に形成されている。
以下の説明では、光プラグ60,80およびこれらのフェルール61,81の扁平形状の短辺側に対応する方向(図5の上下方向)を厚さ方向、長辺側に対応する方向を幅方向(図5の左右方向)ということがある。また、光プラグ60,80およびフェルール61,81の厚さ方向および幅方向に対応して、この光プラグ60,80が挿入される光アダプタ70ならびに該光アダプタ70に挿入される清掃ユニット1の挿入部20についても同様に、厚さ方向および幅方向ということがある。
図5に示すように、フェルール61の接合端面61aには、所定の個数(ここでは4個)の光ファイバ穴61bが配列されるように開口している。光ファイバ63は、ここでは4心の光ファイバテープ心線であり、その先端部の樹脂被覆を除去してなる光ファイバ63a(裸光ファイバ)を、フェルール61の光ファイバ穴61b(微細孔)に挿通することにより、他の光コネクタと突き合わせ接続可能に成端されるとともに、光プラグ60の内部を貫通して光プラグ60の後端から引き出されている。また、接合端面61aにおいて、光ファイバ穴61bの幅方向外側の両側には、ガイドピン穴61cが設けられている。
なお、光プラグ80のフェルール81についても、図5と同様である。
光プラグ60,80のフェルール61,81同士は、ガイドピン穴61cに挿入され、接合端面61aから突出された突出部材65(ガイドピン)を介して、周知のガイドピン嵌合方式の位置決め機構によって高精度に位置決めして、光ファイバ63aの端面同士を突き合わせ接合して接続できるようになっている。
図9,図10に示すように、光プラグ60,80の後端から引き出された光ファイバ63,83は、ハウジング62,82の接続方向後端側(図9,図10の左側)に設けられたブーツ64,84に収納されることにより、光プラグ60,80の後端付近での急激な曲げ等が防止されている。
なお、光ファイバ63,83としては、当該光プラグで成端するのに適したものであれば特に限定はなく、例えば単心または多心の光ファイバ心線、この光ファイバ心線をチューブに収納した光ファイバコードなどが採用可能である。
図10に示すように、コネクタハウジング70は、ここでは両端のコネクタ挿入口71,71から光プラグ60,80を受け入れて光結合させる光コネクタアダプタ(以下、単に光アダプタという場合がある)であり、内部に前記コネクタ挿入口71,71が連通したコネクタ収容穴72を有して、スリーブ状に形成されている。
なお、本発明でいう光アダプタ70とは、両側の光プラグ60,80を位置決めして接続固定する中継器具を総称する。従って、光アダプタ70に接続される両側の光プラグ60,80は、互いに同形状のものに限定されることはない。形状が異なる光プラグ60,80を接続可能であっても、光アダプタと称する。
光アダプタ70は、コネクタ挿入口71から光プラグ60,80を挿入することにより、該光プラグ60,80をコネクタ収容穴72に収容することができるようになっている。光アダプタ70は、コネクタ挿入口71,71がバックプレーン75の裏表それぞれの側に開口するように、バックプレーン75に取り付けられている。ただし、光アダプタ70などのコネクタハウジングがバックプレーン等に取り付けられていることは、本発明を何ら限定するものではない。
特に図示しないが、周知のMPO形コネクタと同様に、光アダプタ70の内壁70aに沿い、コネクタ挿入口71に向かって延出形成され、その先端に係合爪を有する弾性係合片が設けられている。また、光プラグ60,80のハウジング62,82の幅方向両側の側面には、光アダプタ70の前記弾性係合片の係合爪と係合可能な係合凹所が設けられている。
さらに、ハウジング62,82の外周には、前記係合爪と係合凹所とを係合したときに、前記弾性係合片を外側から押さえ、前記係合凹所との係合の離脱を防止するためのカップリング68,88が装着されている。
光プラグ60,80は、コネクタ挿入口71から光アダプタ70に挿入されると、前記係合凹所と係合爪との係合などにより、挿入方向からずれた方向への変位を規制されつつ、コネクタ収容穴72に収容される。
両方の光プラグ60,80を光アダプタ70に挿入した状態では、光アダプタ70内でフェルール61,81に固定保持された光ファイバ63,83の端面同士が突き合わされ、光接続されるようになっている。
上記光プラグ60,80の接合端面61a,81aの清掃に適用できる清掃ユニット1は、図1〜図3に図示するように、内部に清掃部材2が収容された概略ケース状の工具本体10と、この工具本体10から突出して設けられ、光アダプタ70のコネクタ収容穴72に挿入可能に形成された挿入部20とを備えている。
図1(b)に示すように、ここでは工具本体10は、プラスチック等からなる第1および第2のケース半体11,12による二つ割り構造になっている。ケース半体11,12は、特に図示しないが、例えば、第1のケース半体11の内側に突出して形成された嵌合ピンと、第2のケース半体12の内側に突設されたボスに設けられた嵌合穴とを嵌合させることにより、一体化できるように構成されている。なお、このような工具本体10の構成は一例に過ぎず、本発明を特に限定することを意図するものではない。
清掃部材2はここでは清掃テープであり、清掃テープ2(以下、単にテープということがある)は、特に限定されるものではなく、公知の適当な清浄布(不織布や織布)をテープ状に加工したものを採用することができる。例えば、ポリエステルやナイロンなどの極細の繊維からなるものなどが例示される。
図9に示すように、本実施の形態においては、テープ2は、挿入部20の幅方向(図9の左右方向)の中央部に配置されたものと、挿入部20の幅方向の両側部に配置されたものとがある。中央のテープ2は、図5に示すように、フェルール61,81のガイドピン穴61cまたはガイドピン65同士の間の位置する領域E1(中央領域)を拭き取り清掃し、両側のテープ2は、ガイドピン穴61cまたはガイドピン65よりも外側の領域E2,E3(外側領域)を拭き取り清掃するものである。これにより、光プラグ60の接合端面61aからガイドピン65が突出している場合でも、接合端面61aの上記中央領域E1と外側領域E2,E3とを同時に効率良く清掃できる。
なお、本実施の形態において、テープ2の本数は特に限定されるものではなく、1本以上であればよい。
図2,図3に示すように、工具本体10内の収納空間35には、駆動機構3として、テープ2を送り移動するテープ送り機構が設けられている。
このテープ送り機構3は、テープ2を巻装した供給リール30と、使用後のテープ2を巻き取って回収する巻取リール31と、テープ2を操作する操作ダイヤル34を備えている。
第1のケース半体11の内側(収納空間35に臨んだ側)の面には、供給リール30が回転可能に装着された供給リール支持軸32と、巻取リール31が回転可能に装着された巻取リール支持軸33が、第2のケース半体12側に突出して設けられている。
ここでは、供給リール支持軸32および巻取リール支持軸33は、一方のケース半体と一体に形成されており、他方のケース半体に設けられた穴に挿入することにより、収納空間35内で両ケース半体11,12をつないで橋絡している。
供給リール30と巻取リール31との間では、テープ2は、ピン状のテープガイド36に沿って、収納空間35内に張り回されている。そして、その途中で、挿入部20内に収容された後述のヘッド部材23に巻き掛けられている。
巻取リール支持軸33の外周には、巻取リール31と同心となるように、操作ダイヤル34が装着されている。
操作ダイヤル34には、歯車37が同軸となるように一体に設けられている。この歯車37は、巻取リール31と同軸かつ一体に設けられた歯車38と噛み合っている。これら歯車37,38は、操作ダイヤル34の回転操作による駆動力を巻取リール31に伝達して、テープ2を巻き取らせるための駆動力伝達機構39として機能するものである。操作ダイヤル34は、工具本体10の側面に設けられた窓11aから、一部、工具本体10の外に露出されている。
操作ダイヤル34の半径は、巻取リール31の半径より大きくなっている。その結果、テープ2が巻取リール31に巻き取られる長さは、操作ダイヤル34の操作量(該操作ダイヤル34の外周に沿った変位量)より、上記半径比の分だけ小さくなる。このため、テープ2の微小な送り量が容易に達成される。
テープ送り機構3は、操作ダイヤル34を手指などで操作して所定の方向に回転させることにより駆動できるようになっている。すなわち、操作ダイヤル34の回転により、巻取リール31が回転してテープ2を巻き取るとともに、供給リール30から未使用のテープ2が繰り出され、送り移動されるようになっている。上記窓11aは、工具本体10の側面に開口しているので、操作ダイヤル34は、清掃ユニット1を片手で持ったときでも、清掃ユニット1を持った側の手の指で容易に操作できる。
さらにこの清掃ユニット1は、図1,図2に示すように、工具本体10から突出して設けられ、光アダプタ70に挿入可能に形成されている挿入部20を備えている。挿入部20は、光アダプタ70に挿入することにより、該挿入部20の先端に開口された開口部26に臨んで配置された清掃部材2(テープ)の当接部2aを、光プラグ60,80の接合端面61a,81aに対して位置決めして当接させることができるようになっている。
すなわち、工具本体10は、挿入部20に向かって先細り形状となっており、挿入部20は細径部分19の先端(図1(a)の左側)に形成されている。
後述するように、テープ2の当接部2aは、ヘッド部材23の当接面24上に位置する部分であり、当接部2aは、テープ2の送り移動によりテープ2の長手方向に沿って交替してゆく。
図2に示すように、細径部分19の内部には、この細径部分19の補強のための突壁19aが設けられている。この突壁19aによれば、供給リール30からヘッド部材23に向かう、清浄であるべき清掃テープ2の上流側の部分2b(以下「上流部」という)2の経路と、ヘッド部材23から巻取リール31に向かう、拭き取り清掃により汚染された清掃テープ2の下流側の部分2c(以下「下流部」という)の経路とが仕切られるので、清掃テープ2の汚れの移行が抑制される効果も奏される。
挿入部20には、工具本体10側に段差15が設けられている。この段差15は、挿入部20を光アダプタ70のコネクタ収容穴72に挿入したときに、該段差15が光アダプタ70のコネクタ挿入口71の周縁部71aに当接することにより、挿入部20のコネクタ収容穴72への進入深さが深くなりすぎるのを防ぐためのものである。
ここでは、図4に示すように、挿入部20は、工具本体10と同じく二つ割り構造となっていて、それぞれのケース半体11,12と一体に形成された挿入部半体20a,20bを、ケース半体11,12の一体化に伴って一体化することにより形成されるようになっている。
挿入部20の外面の幅方向両側には、当該挿入部20を光アダプタ70に挿入した際に、該光アダプタ70の弾性係合片の係合爪(上述)と係合可能に形成された係合凹所21が形成されている。係合凹所21の前縁部21a(挿入部20先端に近い側、図4における左側の縁部)は斜面となっており、該係合凹所21に光アダプタ70の係合爪が係合された状態で、挿入部20を離脱方向(図4における左下向き)に引き抜いたときに、係合爪は前記前縁部21aを乗り越えて比較的小さな力で係合凹所21から離脱されるようになっている。
挿入部20内には、テープ2をフェルール61,81の接合端面61a,81aに当接させるためのヘッド部材23が配置されている。
ヘッド部材23は、清掃ユニット1の挿入部20を光アダプタ70に挿入した状態で、接合端面61a,81aに向かい合って配置される当接面24を有する。当接面24上に配置された清掃テープ2は、挿入部20の突出先端26に開口した開口部(以下、開口部26ということがある)を介して、挿入部20の外部に露出されている。当接面24は、ヘッド部材23の挿入方向の側(図7,図8の左側)に設けられている。当接面24は略四角形状であり、接合端面61a,81aに対する当接面積を有効に確保できるようになっている。
なお、当接面24は、ここでは、挿入部20の開口部26の端縁26aより奥側(図7,図8における右側)に位置しているが、清掃すべき光コネクタの形状等の条件によって、当接面24を、開口部26の端縁26aよりも挿入方向の側(図7,図8における左側)に突出させてもよい。
さらに、ヘッド部材23には、図4に示すように、テープの送り方向の上流側(ここでは図4の上側)および下流側(ここでは図4の下側)に、当接面24を介して対向するように、テープ2をガイドするガイド溝25A,25B,25Cが設けられている。これらのガイド溝25A,25B,25Cは、本発明に必須のものではないが、テープ位置決め機構として機能するものである。
ガイド溝25A,25B,25Cは、それぞれのテープ2,2,2に対応して、3対設けられている。ガイド溝25A,25B,25Cの幅は、対応するテープ2の幅に合うようになっている。テープ2は、それぞれ、上流側のガイド溝25A,25B,25Cと当接面24と下側のガイド溝25A,25B,25Cとにより、ヘッド部材23に巻き掛けられるようになっている。
このように、テープ2がガイド溝25A,25B,25Cに案内されることにより、図8に示すように、ヘッド部材23が傾動して向きを変えたときでも、ヘッド部材23の傾動方向にある挿入部20の内壁28(図8の上下の内壁)にテープ2が接触して汚染したりするなどの不都合が防がれるとともに、テープ2の送り移動が円滑に行われる。
ヘッド部材23は、バネ部(図示略)などの弾性変形可能な部分を有していて、図8に示すように、当接面24が上向きまたは下向き(図3の上下)に傾動しうるようになっていることが好ましい。この場合、光プラグ60の接合端面61aを当接面24に当接させたとき、ヘッド部材23に対する押圧力がバネ部に伝達されると、該バネ部が弾性変形することにより、接合端面61aの傾斜角度に合わせて当接面24が傾動する。従って、フェルール61が直角研磨された接合端面61aを有する場合でも、斜め研磨された接合端面61aを有する場合でも、接合端面61aがテープ2に当接する当接力がより均等になり、接合端面61aの汚れをより確実に除去することができる。
また、ヘッド部材23の当接面24には、光アダプタ70に挿入された際に、接合端面61aから突出する突出部材(ガイドピン)65が挿通され、ガイドピン65との干渉を避けるための凹部として、挿入部20の幅方向両側にガイドピン挿通穴22が形成されている。これにより、光プラグ60,80の接合端面61a,81aにガイドピン65が突出していた場合でも、ガイドピン65は、ヘッド部材23に設けられたガイドピン挿通穴22に収容されるので、挿入部20は、ガイドピン65と干渉することなく、コネクタ収容穴72に収容することができる。
コネクタ清掃用ガイド40(ガイド)は、プラスチックなどにより、略スリーブ状(筒状)に形成されており、一端には、光プラグ60が挿入されるコネクタ挿入口41(プラグ挿入口)が開口し、このプラグ挿入口41と対向する他端には、清掃ユニット1の挿入部20が挿入される挿入部挿入口42が開口している。プラグ挿入口41と挿入部挿入口42とは、ガイド40の内部空間43に連通している。
ここで、光プラグ60とは、コネクタハウジング(光アダプタ70等)内の光プラグ80とコネクタ接続されるためのものであってよいが、特にこれに限定するものではない。
図3に示すように、ガイド40は、プラグ挿入口41から光プラグ60を挿入し、挿入部挿入口42から清掃ユニット1の挿入部20を挿入することにより、光プラグ60の接合端面61aを含む先端部と、清掃ユニット1の挿入部20とを、対向した状態でガイド40の内部空間43に収容することができるようになっている。
ガイド40は、挿入部20に着脱可能に装着される。すなわち、光プラグ60,80の清掃を行わないときには、図1に示すように、ガイド40は、挿入部挿入口42に清掃ユニット1の挿入部20を挿入した状態とすることができる。
このとき、ガイド40のプラグ挿入口41を塞ぐ蓋として、キャップ50を装着しておくことが好ましい。図6,7に示すキャップ50は、プラグ挿入口41に嵌入される嵌入部51と、嵌入部51の反対側である外側(図7,8の左側)に突出したつまみ52とを有する。このキャップ50としては、光アダプタ70のコネクタ挿入口71を塞ぐための栓として、従来利用されているキャップを用いることができる。
ガイド40のプラグ挿入口41を塞ぐキャップ50を装着しておくことにより、ガイド40の内部空間43にゴミや埃、水分などが侵入することが抑制され、該内部空間43を常時、正常な状態に維持することができる。
なお、キャップ50の紛失などを抑制するため、ヒンジや紐などを介してキャップ50とガイド40とを連結していても差し支えない。
この清掃ユニット1の使用方法の一例として、光アダプタ70内の光プラグ80の接合端面81aを清掃する手順の一例を説明する。
図10に示すように、清掃ユニット1の挿入部20を光アダプタ70のコネクタ挿入口71から挿入すると、挿入部20は、外面が光アダプタ70の内壁70aにより位置決めされながらコネクタ収容穴72に進入する。段差15がコネクタ挿入口71の周縁部71aにぶつかるところまで挿入部20を押し込むことにより、清掃部材2は、光プラグ80の接合端面81aの適切な位置(ここでは、光ファイバ穴とその周辺)に位置決めされて当接させられる。
操作ダイヤル34を所定量回転させると、巻取リール31の回転と連動してテープ2が運動し、このテープ2により接合端面81aが拭き取り清掃され、接合端面81aに付着しているゴミや埃、油分などの汚れが、テープ2により確実に拭き取られる。
拭き取られた汚れは、テープ2に付着して巻取リール31に巻き取られる方向に移動するので、使用後のテープ2はもはや挿入部20の開口部26から露出されることはなく、汚れが接合端面81aに再び付着するおそれがないので、接合端面81aを極めて清浄に清掃することができる。
清掃後、清掃ユニット1を挿入したときと反対の方向(離脱方向)に引くことにより、光アダプタ70から挿入部20を容易に引き抜くことができる。
挿入部20は清掃中もガイド40の内部空間43内で、ガイド40の内壁40aにより位置決めされるので、位置ずれすることなく、テープ2の当接部2aにより均等な押圧力で光プラグ80の接合端面81aを拭き取り清掃することができる。また、挿入部20を、ごく軽い力で、ガイド40内に支持することができ、作業性がよい。
次に、光アダプタ70外の光プラグ60の接合端面61aを清掃する手順の一例を説明する。
図6に示すように、清掃ユニット1の挿入部20にキャップ50が装着されている場合、まず、図7に示すように、キャップ50をガイド40のプラグ挿入口41から取り外す。次いで、図8に示すように、ガイド40のプラグ挿入口41に光プラグ60を挿入することにより、光プラグ60の外面がガイド40の内壁40aにより位置決めされながらガイド40の内部空間43に進入する。光プラグ60を押し込むことにより、清掃テープ2は、光プラグ60の接合端面61aの適切な位置(ここでは、光ファイバ穴61bとその周辺)に位置決めされて当接させられる。
このように、光プラグ60の接合端面61aと挿入部20のテープ2の当接部2aとの突き合わせは、ガイド40によって適切に案内されるので、ガイド40内の光プラグ60の接合端面61aの清掃は、上記光アダプタ70内の光プラグ80の接合端面81aの場合と同様に行うことができる。
清掃後、プラグ60または清掃ユニット1を、ガイド40に挿入したときと反対の方向(離脱方向)に引くことにより、ガイド40からプラグ60を容易に引き抜くことができる。この際、プラグ60よりも先に、ガイド40から挿入部20が抜けてしまう不都合を抑制するため、清掃ユニット1および/またはガイド40に、抜け止めとなる機構を設けておいてもよい。
すなわち、本実施の形態の清掃工具6によれば、光アダプタ70内の光プラグ80の接合端面81aを、光アダプタ70内に収容されたままの状態で清掃することができるとともに、挿入部20にガイド40を装着することにより、光アダプタ70外の光プラグ60の接合端面61aを清掃することもできる。1種類の清掃工具でいずれの光プラグ60,80も清掃できるので、作業に必要な物品を少なくすることができる。
キャップ50(蓋)付きのガイド40を挿入部20に装着しておくことにより、使用(清掃作業)しないときには、ガイド40が、挿入部20の開口部26からの清掃部材2の露出を防ぐ蓋(キャップ)として機能し、清掃工具6の保管や携帯の間に、清掃部材2等が汚染することを防止できる。
図11は、本発明の光コネクタ清掃工具の第2例を示す図である。図11は、改変例である第2の実施形態の光コネクタ清掃工具の要部およびコネクタ清掃用ガイドを示す。図11において、図1〜図10で用いた符号と同じ符号は、第1の実施形態の光コネクタ清掃工具におけるものと同一または同様の構成であることを示し、重複する説明を省略する。
この光コネクタ清掃工具6は、コネクタ清掃用ガイド40のコネクタ挿入口41を覆う蓋53がヒンジ54によってスリーブ状のガイド本体40bと一体に形成されていることを除いて、第1の実施形態の光コネクタ清掃工具と同様に構成されており、ガイド本体40bの内壁40aが挿入部20や光コネクタプラグの挿入を位置決めするようになっているのも、上述のとおりである。
蓋53は、コネクタ挿入口41に面した凸部53aを有し、この凸部53aをコネクタ挿入口41の周縁部41aに嵌合させることにより、コネクタ挿入口41に装着される。ヒンジ54は弾性的に容易に変形できるので、蓋53によるコネクタ挿入口41の開閉は自在に行える。このような光コネクタ清掃工具6によれば、蓋53がコネクタ清掃用ガイド40と一体化されているので、蓋53の紛失が抑制されるとともに、蓋53の開閉も容易となる。
図12〜図14は、本発明の光コネクタ清掃工具の第3例を示す図である。
図12〜図14において、図1〜図11で用いた符号と同じ符号は、上記実施形態の光コネクタ清掃工具におけるものと同一または同様の構成であることを示し、重複する説明を省略する。
図14に示すように、本例の光コネクタ清掃工具6に用いられる清掃ユニット1は、挿入部20には、光アダプタ70のキー溝72aと嵌合しうるキー20cが突設されており、光アダプタ70に対する逆差しが阻止されるようになっている。
図12,図13に示すように、ガイド40は、プラスチックなどにより、略スリーブ状(筒状)に形成されたガイド本体40bと、該ガイド本体40bの一端にヒンジ54によって連結された蓋53とを有する。蓋53には、ガイド本体40bに突設された突起44と嵌合する嵌合穴53bが形成されており、ヒンジ54を屈曲して、ガイド本体40bの突起44と蓋53の嵌合穴53bを嵌合させることにより、蓋53を閉じた状態を維持できるようになっている。
ガイド本体40bの蓋53側の一端には、光プラグ60が挿入されるコネクタ挿入口41(プラグ挿入口)が開口し、このプラグ挿入口41と対向する他端には、清掃ユニット1の挿入部20が挿入される挿入部挿入口42が開口している。プラグ挿入口41と挿入部挿入口42とは、ガイド40の内部空間43により連通している。
図13に示すように、上記実施の形態のガイドと同様に、ガイド40は、プラグ挿入口41から光プラグ60を挿入し、挿入部挿入口42から清掃ユニット1の挿入部20を挿入することにより、光プラグ60の接合端面61aを含む先端部と、清掃ユニット1の挿入部20とを、対向した状態で、ガイド40の内部空間43に収容することができるようになっている。
また、ガイド本体40bの挿入部挿入口42側の内壁には、突起(突条)46が突設されている。突起46は、ガイド40に挿入部20を挿入したときに、挿入部20の外面と当接または摩擦し、挿入部20からガイド40が抜けにくくなるようになっている(ガイド抜け止め機構)。これにより、清掃ユニット1の挿入部20とプラグ60とをガイド40に挿入して清掃した後、ガイド40からプラグ60を抜く際、ガイド40からプラグ60が抜ける前に、挿入部20が抜けてしまう不都合が抑制され、利便性が高い。
さらに、本実施の形態のガイド40においては、ガイド本体40bのプラグ挿入口41側の内壁に、光プラグ60のハウジング62外面に突設されたキー62aと嵌合しうるキー溝45aが設けられている。また、ガイド本体40bの挿入部挿入口42側の内壁には、清掃ユニット1の挿入部20外面に突設されたキー20cと嵌合しうるキー溝45bが設けられている。
このため、このガイド40では、キー62a,20cとキー溝45a,45bとの向きが合わないと、光プラグ60や清掃ユニット1の挿入部20をガイド本体40bに挿入できないようになっている。これにより、光プラグ60の接合端面61aが斜め研磨されている場合に、光プラグ60の厚さ方向の向きを逆にしてガイド40に挿入してしまう誤り(逆差し)が防止される。
ガイド40は、挿入部20に着脱可能に装着される。すなわち、光プラグ60の清掃を行わないときには、ガイド40は、挿入部挿入口42に清掃ユニット1の挿入部20を挿入した状態とすることができる。さらに、図12(a)に二点鎖線で示すように、ガイド40のプラグ挿入口41を塞ぐ蓋53を閉じておくことにより、ガイド40の内部空間43にゴミや埃、水分などが侵入することが抑制され、該内部空間43を常時、正常な状態に維持することができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
(1) 挿入部は、突出方向の複数箇所に、互いに異なるコネクタハウジングへの挿入によってコネクタハウジング内で位置決めされる単位挿入部が形成されており、挿入部の各単位挿入部は、挿入部の突出方向の位置が相対的に後ろ側に位置する単位挿入部を収容することができる全てのコネクタハウジングに、挿入可能であるように形成されているものとすることができる。このような清掃工具によれば、それぞれの単位挿入部により、挿入部を互いに異なるコネクタハウジングに対して位置決めされるように挿入することができ、1つの清掃工具を用いて、コネクタハウジングの異なる複数の種類やサイズなどに対応して、このコネクタハウジング内の光コネクタの接合端面の清掃を行うことができる。
(2) 挿入部は、工具本体に対して複数種類の挿入部が交換可能なものとして構成することもできる。これにより、工具本体を変更することなく、挿入部の変更のみによって、コネクタハウジングの種類やサイズなどに対応して、このコネクタハウジング内の光コネクタの接合端面の清掃を行うことができる。
(3) テープを送り移動する駆動機構は、手動により駆動されるものに限定されず、モータやバネなどの動力により駆動されるようにしたものでもよい。また、手動と動力による駆動とを、併用したり、必要に応じて切り換えられるようにしてもよい。
(4) 上記実施の形態の清掃工具においては、挿入部は、該挿入部先端に形成された開口部を除いて、清掃部材をすっかり覆うようになっていたが、必ずしも、これに限定されない。挿入部をコネクタハウジングに挿入するに、清掃部材がコネクタハウジングの内壁などに接触して汚染されるのを防げるのであれば、形状や構造は特に限定されず、必ずしもスリーブ状である必要はない。
(5) 上記実施の形態では、コネクタハウジングは、両側から光プラグ60,80を挿入しうる光アダプタ70であったが、本発明は、これに限定されるものではなく、一方から光プラグ60を挿入して内部の光コネクタ(フェルール)と光接続させるための光コネクタレセプタクル(レセプタクル)であってもよい。この場合でも、光コネクタレセプタクル内の光コネクタの接合端面は、光コネクタレセプタクルに挿入部を挿入することによって清掃することができるとともに、光コネクタレセプタクルに挿入される光プラグの接合端面は、光プラグをコネクタ清掃用ガイドに挿入して、該ガイド内で挿入部の清掃部材と当接させることによって清掃することができる。
(6) 清掃部材は、清掃テープに限定されることはなく、例えば綿棒などであってもよい。
(7) コネクタ清掃用ガイドを用いて光コネクタプラグを清掃する場合、清掃ユニットの挿入部からコネクタ清掃用ガイドが抜けて外れやすいと不便であるので、コネクタ清掃用ガイドが抜けにくくなるような抜け止め機構(ガイド抜け止め機構)を設けることができる。このようなガイド抜け止め機構は、清掃ユニットからコネクタ清掃用ガイドを分離することを許容するとともに、清掃ユニットからコネクタ清掃用ガイドを分離した状態で、清掃ユニットの挿入部の接続用ハウジングへの挿入を阻害しないものである限り、特に限定されるものではない。例えば、係合や嵌合などにより、清掃ユニットとコネクタ清掃用ガイドとを着脱可能に連結できるようにする機構が挙げられる。この他、挿入部に対する摩擦や弾性的抵抗(バネ等)などにより、抜け止めとなる機構をコネクタ清掃用ガイドに設けた構成も可能である。
(8) 上記実施の形態の光コネクタ清掃工具は、光ファイバアレイや基板型光導波路(Planar Lightwave Circuit)などの光部品について用いられる光部品清掃工具として、光導波路(光ファイバでありうる)の端面が配置された光部品の端面の清掃に用いることもできる。この場合、上記コネクタ清掃用ガイドは、光部品清掃用ガイドとして用いられる。
光ファイバアレイとしては、光ファイバが、基板に形成された1本または並設された複数のV溝等の位置決め溝に保持され、前記位置決め溝は、該基板の少なくとも一端まで延在しており、前記基板の一端に前記光ファイバの端面が配置されることにより、端面とされたものなどが挙げられる。基板型光導波路を有した光部品も種々の構成が知られている。本発明の光部品清掃工具によれば、光部品の端面がハウジングなどの凹所に配置されている場合でも、光コネクタの接合端面の代わりに、他の光部品の端面、つまり、光ファイバの端面や基板等の端面を、ヘッドに巻き掛けられた清掃テープによって清掃することができる。
本発明は、例えば光コネクタや光部品を、他の光コネクタや光部品と光接続する前に、接合端面を清掃するために用いることができる。
本実施の形態の光コネクタ清掃工具に係る清掃ユニットの外観を示す(a)正面図および(b)斜視図である。 図1に示す清掃ユニットの内部を示す断面図である。 図1に示す清掃ユニットの内部を示す断面図である。 図1に示す清掃ユニットの挿入部の部分拡大斜視図である。 光コネクタのフェルールの一例を示す正面図である。 図1に示す光コネクタ清掃工具の要部を示す部分縦断面図である。 図6に示す光コネクタ清掃工具のキャップを取り外した状態を示す部分断面図である。 図6に示す光コネクタ清掃工具に光コネクタを挿入した状態の一例を示す部分断面図である。 図1に示す清掃ユニットの挿入部と、光コネクタとが、コネクタ清掃用ガイドにより当接させられる状態を示す分解斜視図である。 図1に示す清掃ユニットの挿入部が、光コネクタが収納されたコネクタハウジングのコネクタ挿入穴に挿入される状態を示す断面図である。 本発明の光コネクタ清掃工具の第2例に係る光コネクタ清掃工具を示す部分縦断面図である。 本清掃工具の第3例におけるガイドの(a)正面図、(b)平面図、(c)左側面図、(d)右側面図である。 図12に示す清掃工具の挿入部と光コネクタプラグとが、ガイドキャップに挿入された状態の一例を示す断面図である。 図12に示す清掃工具の挿入部と光コネクタプラグとが、光コネクタアダプタに挿入された状態の一例を示す断面図である。
符号の説明
2…清掃部材(清掃テープ)、2a…清掃部材の突出先端に配置された部分(当接部)、3…駆動機構(テープ送り機構)、6…光コネクタ清掃工具、10…工具本体、20…挿入部、26…挿入部の突出先端(開口部)、40…コネクタ清掃用ガイド(ガイド、光部品清掃用ガイド)、41…ガイドのコネクタ挿入口(プラグ挿入口)、42…ガイドの挿入部挿入口、50…キャップ(蓋)、53…蓋、60…光コネクタ(光プラグ)、61a…接合端面、70…コネクタハウジング(光アダプタ)、80…光コネクタ(光プラグ)。

Claims (6)

  1. コネクタハウジング(70)によりコネクタ接続される光コネクタの接合端面を、清掃部材(2)の運動により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、
    工具本体(10)と、
    前記清掃部材を運動させる駆動機構(3)と、
    前記工具本体から突出して、前記工具本体からの突出先端(26)に清掃部材が配置されるとともに、前記光コネクタ(80)が収容されたコネクタハウジングに挿入可能に形成されており、前記コネクタハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分(2a)を、前記光コネクタの接合端面(81a)に対して位置決めして当接させることができるように構成されている挿入部(20)と、
    コネクタハウジング内に収容された光コネクタとコネクタ接続される光コネクタ(60)が挿入可能なコネクタ挿入口(41)と、前記挿入部が挿入可能な挿入部挿入口(42)とを有し、前記光コネクタと前記挿入部とを位置決めし、前記清掃部材と前記光コネクタの接合端面(61a)とを対向させて当接させるコネクタ清掃用ガイド(40)と、
    を備えることを特徴とする光コネクタ清掃工具(6)。
  2. 前記ガイドが、前記コネクタ挿入口を覆う蓋(50,53)を有することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ清掃工具。
  3. 工具本体(10)から突出された挿入部(20)をコネクタハウジング(70)に挿入して、前記挿入部の前記工具本体からの突出先端(26)に配置された清掃部材(2)の運動により、前記コネクタハウジング内の光コネクタ(80)の接合端面(81a)を拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具(6)を用いて、コネクタハウジング外にて、光コネクタプラグの接合端面を清掃する光コネクタプラグの清掃方法であって、
    光コネクタプラグ(60)が挿入可能なコネクタ挿入口(41)および前記挿入部が挿入可能な挿入部挿入口(42)とを有するコネクタ清掃用ガイド(40)を前記挿入部に装着し、このコネクタ清掃用ガイドに挿入した前記光コネクタプラグの接合端面(61a)と前記挿入部の清掃部材とを当接させて、前記清掃部材の運動により前記接合端面を拭き取り清掃することを特徴とする光コネクタプラグの清掃方法。
  4. 接続用ハウジング(70)により光接続される光部品の端面を、清掃部材(2)の運動により拭き取り清掃する光部品清掃工具であって、
    工具本体(10)と、
    前記清掃部材を運動させる駆動機構(3)と、
    前記工具本体から突出して、前記工具本体からの突出先端(26)に清掃部材が配置されるとともに、前記光部品(80)が収容された接続用ハウジングに挿入可能に形成されており、前記接続用ハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分(2a)を、前記光部品の端面(81a)に対して位置決めして当接させることができるように構成されている挿入部(20)と、
    前記接続用ハウジング内の光部品と光接続される光部品(60)が挿入可能な光部品挿入口(41)と、前記挿入部が挿入可能な挿入部挿入口(42)とを有し、前記光部品と前記挿入部とを位置決めし、前記清掃部材と前記光部品の端面(61a)とを対向させて当接させる光部品清掃用ガイド(40)と、
    を備えることを特徴とする光部品清掃工具(6)。
  5. 光部品(60)と、該光部品の端面(61a)を清掃する清掃部材(2)とを位置決めする光部品清掃用ガイドであって、
    前記清掃部材は、該清掃部材を運動させる駆動機構(3)を搭載した光部品清掃工具(6)に設けられたものであり、
    前記光部品清掃工具は、工具本体(10)と、該工具本体から突出して、前記工具本体からの突出先端(26)に前記清掃部材が配置されるとともに、光部品(80)が収容された接続用ハウジングに挿入可能に形成されており、前記接続用ハウジングに挿入することにより前記清掃部材の突出先端に配置された部分(2a)を、前記光部品の端面(81a)に対して位置決めして当接させることができるように構成されている挿入部(20)とを備えたものであり、
    前記光部品清掃用ガイドは、前記清掃すべき光部品が挿入可能な光部品挿入口(41)と、前記光部品清掃工具の挿入部が挿入可能な挿入部挿入口(42)とを有して、前記光部品と前記挿入部とを位置決めし、前記清掃部材と前記光部品の端面とを対向させて当接させるように構成されたことを特徴とする光部品清掃用ガイド(40)。
  6. 前記光部品挿入口(41)を覆う蓋(50,53)を備えたことを特徴とする請求項5に記載の光部品清掃用ガイド(40)。
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