JP2005009248A - 建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式 - Google Patents

建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式 Download PDF

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Abstract

【課題】桁方向Xと張り間方向Yの水平方向荷重に対する構造的強度をバランスさせると共に、住宅内部空間の拡がり、開放性、連続性、回遊性を備えた建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式を提供する。
【解決手段】建築構造は、その張り間方向Yに配設された耐震壁3b、3bと桁行方向Xに配設された耐震壁3a、3aとで構成された平面十字形の耐震壁を有することを特徴とし、その建築構造を備えた集合住宅における間取り方式は、耐震壁3a、3aを利用して住宅5のパブリック部分とプライベート部分を分離して配置し、さらに、パブリック部分とプライベート部分へは少なくとも2ヶ所からそれぞれ移動可能とされると共にその移動動線は連続するようにして形成して住居内を回遊可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図1A

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式に関するものであり、集合住宅のほか商業ビルやその他の建築物等にも用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
図11(a)に示すような従来の平面長方形の集合住宅においては、住宅の桁行方向Xは柱30と梁31よりなるラーメン構造の構面で構成し、張り間方向Yは前記ラーメン構造の構面をそれぞれ連結するようにして耐震壁32を設けた独立連層耐震壁構造の構面で構成していた。また、図12に示された従来の階段室型(フォーク型)の集合住宅においては、住宅の桁行方向Xは柱30と梁31よりなるラーメン構造の二構面(図12(b)参照)ないし三構面(図12(a)参照)で構成し、張り間方向Yは耐震壁32による独立連層耐震壁構造の構面で構成していた。
【0003】
このように、従来の「桁行方向Xをラーメン構造、張り間方向Yを独立連層耐震壁構造で構成される構造」は、平面長方形の集合住宅の特徴、即ち、桁行方向Xに集中して開口部33を設け、張り間方向Yに住戸間の戸境壁を設ける、との特徴を生かした構造となっていた。従って、平面長方形の集合住宅平面への適応の利点と経済性から、従来、ほとんど全ての集合住宅に採用されてきており、事実上、一般的に広く採用されて来た唯一の集合住宅の構造方式であった。
【0004】
しかしながら、この従来技術の構造方式によると、桁行方向Xの水平方向荷重に対する構造的強度と、張り間方向Yの水平方向荷重に対する構造的強度とがバランスしない。そこで、両方向の構造的強度のバランスを図るために、例えば、特開平8−35341号公報においては、住戸同士を区画する戸境壁を耐震壁とすると共に、床面をフラットプレート構造とし、住戸の外壁位置又は該外壁の外側位置において各階のスラブの上面側に突出する逆梁を設けた集合住宅が開示されている。
【0005】
また、特開平8−254024号公報においては、住戸同士を区画する戸境壁を耐震壁とすると共に、床面をフラットプレート構造とし、上下方向に連続する断面略角筒状のコアウォールが戸境壁と直交する方向に沿って一定間隔ごとに設けられ、これらコアウォール上に前記方向に沿って連続して延在する壁または梁部材を架設した集合住宅が開示されている。
【0006】
さらに、特開平8−254025号公報においては、住戸同士を区画する戸境壁を耐震壁とすると共に、床面をフラットプレート構造とし、戸境壁の長手方向両端側にそれぞれ第一の柱を設け、さらに該集合住宅の外周部において床面の上面に戸境壁と直交する方向に沿って逆梁を設け、該逆梁上に定められた間隔毎に立設された複数の第二の柱を設けた集合住宅が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−35341号公報 請求項1 図4
【特許文献2】
特開平8−254024号公報 請求項1 図1
【特許文献3】
特開平8−254025号公報 請求項1 図1
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、桁行方向Xの水平方向荷重に対する構造と張り間方向Yの水平方向荷重に対する構造とが異なると建物に加えられた負荷による損傷の受け方が異なるという問題がある。例えば、桁行方向Xがラーメン構造で張り間方向Yが連層耐震壁構造の場合、ラーメン構造と連層耐震壁構造では損傷の受け方が異なる。また、そのように構造が異なる建物が損傷を受けた場合にはその補修も極めて困難となり、最悪の場合は補修が不可能となることもある。近年では、大地震の後でも損傷箇所の補修を行うことにより建物の財産価値を失わない建築構造の考え方も提唱されてきている。
【0009】
ところで、従来の集合住宅における間取り方式においては、「パブリック部分とプライベート部分の分離」が20年前に提案されたが、その後の発展は見られず、特に階段室型(フォーク型)にあっては、住宅の居間や客間等のパブリック部分と寝室やプライベートルーム等のプライベート部分の分離がしやすい平面でありながら、「パブリック部分とプライベート部分の分離」という考え方がはっきりせず、それらが混在して間取りが決定されていた。また、居住空間を飛躍的に豊かにする動線としての「回遊性」については全く考慮されていなかった。その結果、平面長方形の集合住宅における間取りのこれ以上の進化は望めないのが現状であった。
【0010】
なお、集合住宅において、技術的な構造的安全性及び経済性と豊かな居住空間を実現する為には、以下の諸項目を可能にすることが必要である。
(1)桁行方向Xと張り間方向Yの水平方向荷重に対する構造的強度をバランスさせる。
(2)住宅平面において支点間距離を長くすることと共に回遊性を可能にする。
(3)住宅内部より外部への広い眺望、拡がり、開放性。
(4)居間を中心に広い窓、眺望、日当りと合わせて快適な生活空間を作り出すことができる住宅内部空間の拡がり、開放性、連続性、回遊性。
(5)生活空間として重要性を増す明るい台所の創設。
(6)構造的安全性と経済性を実現する構造計画と豊かな居住空間を実現する間取りの平面計画との整合性。
(7)そして、それらを実現する一般解としての構造方式と間取り方式。
【0011】
上述した従来技術における構造的な間取りでは、それらを実現することは、いずれをとっても困難であった。
【0012】
そこで、本発明は、従来技術の欠点を解決するものとし、それらに適した集合住宅及び集合住宅における間取り方式を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、張り間方向に配設された耐震壁と桁行方向の中構面に配設された耐震壁とで構成された平面十字形の耐震壁を有することを特徴とする建築構造を提供する。
【0014】
上記課題を解決するために請求項2に記載の発明は、桁行方向に配設された耐震壁が張り間方向に配設された耐震壁と直交する方向に沿って配設され、又は張り間方向に配設された耐震壁が桁行方向に配設された耐震壁と直交する方向に沿って配設されたことを特徴とする建築構造を提供する。
【0015】
上記課題を解決するために請求項3に記載の発明は、桁行方向に配設された耐震壁が張り間方向に配設された耐震壁に当接するようにして配設され、又は張り間方向に配設された耐震壁が桁行方向に配設された耐震壁に当接するようにして配設されたことを特徴とする建築構造を提供する。
【0016】
上記課題を解決するために請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築構造において、桁行方向の中構面に配設された耐震壁及び張り間方向に配設された耐震壁の周囲をラーメン構造のフレームで取り囲むと共に、当該ラーメン構造と耐震壁とは互いに連結されていないことを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決するために請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の建築構造において、建築構造が桁行方向に連続して配設されると共に、建築構造の張り間方向に配設された耐震壁が隣接する住戸の戸境壁とされていることを特徴とする。
【0018】
上記課題を解決するために請求項6記載の発明は、請求項1〜5に記載の建築構造において、建築構造が桁行方向に連続して配設されると共に、桁行方向に隣接して配置された建築構造により形成される各住戸を張り間方向にズラして雁行させたことを特徴とする建築構造。
【0019】
上記課題を解決するために請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の建築構造において、建築構造をL字形又はU字形となるように連続して配置したことを特徴とする。
【0020】
上記課題を解決するために請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の建築構造を備えた集合住宅における間取り方式において、建築構造を備えた集合住宅の桁行方向の中構面に配設した耐震壁を利用して住宅のパブリック部分とプライベート部分を分離して配置したことを特徴とする。
【0021】
上記課題を解決するために請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の集合住宅における間取り方式において、パブリック部分とプライベート部分へは少なくとも2ヶ所からそれぞれ移動可能とされると共にその移動動線は連続するようにして形成され、これにより住居内を回遊可能とされたことを特徴とする。
【0022】
上記課題を解決するために請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の集合住宅における間取り方式において、住居内の回遊は、エントランスホール、内廊下、LDを含む動線により回遊可能とされたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式について詳細に説明する。
【0024】
図1〜図7は、それぞれ、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅の骨組みフレームを示した平面図である。
【0025】
まず、図1(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームの一実施例を示した平面図であり、張り間方向に配設された耐震壁と桁行方向の中構面に配設された耐震壁とで構成された平面十字形の耐震壁を有して構成されている。尚、当該集合住宅は、複数階を有する建物であって、桁行方向Xに連続して住戸が配設されて形成されており、図はその基本となる骨組みフレームの一単位を示したものである。図1(a)において、骨組みフレームは、概略として、外周の四隅に配設された柱1、1と、当該柱1、1を結ぶ桁行方向X及び張り間方向Yの間に配設された柱1、1を有し、各柱1、1の間には梁2、2が架設されて構成されており、柱1、1と梁2、2とによりラーメン構造を構成している。また、骨組みのフレームのほぼ中央部には内部柱4が配設されている。そして、骨組みフレームの桁行方向Xの中間に配設された柱1、1同士を張り間方向Yに結ぶ耐震壁3b、3bが内部柱4を挟んで配設されている。この耐震壁3b、3bは当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。また、この耐震壁3b、3bは隣接する住居5、5同士を区画する戸境壁とされている。
【0026】
また、骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1同士を桁方向Xに結ぶ耐震壁3a、3aが内部柱4を挟んで配設されており、耐震壁3a、3aと耐震壁3b、3bは内部柱4を中心に平面十字形を形成している。尚、この耐震壁3a、3aも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
【0027】
かかる構造を有する集合住宅は、地震時における桁行方向Xの水平荷重を耐震壁3a、3aによって支持すると共に、張り間方向Yの水平荷重は耐震壁3b、3bによって支持する。これによって、集合住宅は、桁行方向Xと張り間方向Yと同じ構造により支持されることとなり地震に対してバランスの取れた構造的強度を有することになる。もちろん水平荷重は骨組みフレームのラーメン構造によっても支持される。当該構造の集合住宅では、連層耐震壁によって水平荷重の大部分を負担することから骨組みフレームを構成するラーメン構造の部分、すなわち、柱1、1及び梁2、2の構造材料を減らすことが可能となる。本発明の構造システムによって躯体コストを大幅に軽減することが可能となる。これによって当該集合住宅は耐震強度を備えながら極めて経済的なものとすることができる。かかる構造を有する集合住宅は、上述のように、桁行方向Xに連続することができる。それによって当該集合住宅はさらに経済的な構造となる。尚、耐震壁は桁行方向に配設した耐震壁が張り間方向に配設した耐震壁に当接するように配設してもよく、張り間方向に配設した耐震壁が桁行方向に配設した耐震壁に当接するようにして配設してもよい。
【0028】
次に、図1(b)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームの他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図1(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁行方向Xに延びる耐震壁3a、3aの両端が骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1に接続されておらず、耐震壁3a、3aの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4aと連結されている点で相違する。骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1と内部柱4a、4aとの間には空間部(柱1、1と内部柱4a、4aとの間の一部分には梁が渡されていてもよい)が形成されており、そこを通って図面における上側空間と下側空間への移動が可能となっている。尚、この耐震壁3a、3aも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
【0029】
次に、図1(c)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図1(b)に示したものとほぼ同様であるが、図1(b)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図1(c)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
さらに、図1(d)、(e)のように、図1(c)において耐震壁3a、3a、3b、3bの間があいていても良い。そして、耐震壁3a、3a、3b、3bの両端は、内部柱4、4aに連結させることが出来る。
【0030】
図1(f)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図1(b)に示したものとほぼ同様であるが、図1(f)ではさらに耐震璧3b、3bは骨組みフレームの桁行方向Xの中間に配設された柱1、1と接続されておらず、耐震壁3b、3bの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bと連結されている点で相違する。
骨組みフレームの桁行方向Xの中間に配設された柱1、1と内部柱4b、4bとの間には空間部(柱1、1と内部柱4a、4aとの間の一部分には梁が渡されていてもよい)が形成されており、そこを通って図面における上側空間と下側空間への移動が可能となっている。尚、この耐震壁3b、3bも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
【0031】
図1(g)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図1(c)に示したものとほぼ同様であるが、図1(g)ではさらに耐震璧3b、3bは骨組みフレームの桁行方向Xの間に配設された柱1、1と接続されておらず、耐震壁3b、3bの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bと連結されている点及び図1(c)では骨組みフレームの桁行方向Xの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図1(g)では骨組みフレームの桁行方向Xの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
【0032】
図1(h)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。図1(h)では骨組みフレームは概略8角形をなし、各頂点に位置する箇所に柱1、1が配設され、互いに隣接する柱1、1の間には梁2、2が架設されて構成されており、柱1、1と梁2、2とによりラーメン構造を構成している。また、骨組みフレームのほぼ中央部には内部柱4が配設されている。そして、当該内部柱4を挟んで張り間方向Yに耐震壁3b、3b並びに桁行方向Xに耐震璧3a、3aが配設されている。耐震壁3a、3a及び耐震璧3b、3bは骨組みフレームに配設された柱1、1と接続されておらず、耐震壁3a、3a及び耐震壁3b、3bの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4a並びに4b、4bと連結され、内部柱4を中心に平面十字形を形成している。本実施例では、骨組みフレームは概略8角形としたが、当該形状に限定するわけではなく、土地の形状、面積等の制限に対応させて骨組みフレームの形状を5角形や6角形などの多角形、その他の形状としてもよい。尚、この耐震壁3a、3a、耐震壁3b、3bも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
さらに、図1(i)のように、図1(h)において耐震壁3a、3a、3b、3bの間があいていても良い。そして、耐震壁3a、3a、3b、3bの両端は内部柱4、4aに連結させることが出来る。
【0033】
次に、図2(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図1(a)に示したものとほぼ同様であるが、骨組みのフレームの両端に配設された柱1、1を張り間方向Yに結ぶ耐震壁3b、3bが配設されている点で相違する。すなわち、本実施例における骨組みフレームは、柱1、1を張り間方向Yに結ぶ部分が全て耐震壁3b、3bとされている。そして、骨組みフレームの桁方向Xの中間に配設された柱1、1同士を張り間方向Yに内部柱4を挟んで結ぶ耐震壁3b、3bが戸境壁とされて隣接する住居5、5同士が区画されている。
【0034】
次に、図2(b)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図2(a)に示したものとほぼ同様であるが、図2(a)では骨組みフレームの桁方向Xの中間に配設された柱1、1同士を結ぶように張り間方向Yに内部柱4を挟んで耐震壁3b、3bが配設されているのに対して、図2(b)では骨組みフレームの桁方向Xの中間に配設された柱1、1と内部柱4にそれぞれ梁2、2が架設されて構成されている点で相違している。本実施例においては、骨組みフレームの桁方向Xの中間に配設された柱1、1を結ぶ部分は耐震壁でない戸境壁とすることもできるが、二つの住戸5、5間に戸境壁を設けずに一つの住戸として利用することも可能である。
【0035】
次に、図3(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。図3(a)において、骨組みフレームは、概略として、外周にそれぞれ配設された柱1、1と、当該柱1、1の間に架設された梁2、2を備えて構成され、柱1、1と梁2、2とによりラーメン構造を構成している。そして、骨組みフレームの両端側の張り間方向Yの中間に配設された柱1、1同士を桁行方向Xに結んで耐震壁3a、3aが2つの内部柱4、4を結ぶようにして配設されている。この耐震壁3a、3aは当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
【0036】
骨組みフレームの図における上側の柱1、1を桁行方向Xに結んだその中間には所定の間隔を有して柱1a、1aがさらに配設されており、この柱1a、1aと内部柱4、4を結ぶようにして張り間方向Yに耐震壁3b、3bがそれぞれ配設されている。尚、柱1a、1aとの間は梁2で架渡されていてもよい。一方、耐震壁3b、3bは内部柱4、4の位置よりもやや突出して図の下側方向に延在しており、その端部同士は耐震壁3cによって連結さている。さらに、耐震壁3cの桁方向Xの中間位置からは骨組みフレームの桁方向Xの中間に位置する柱1(図面の下側に位置する)に向かって耐震壁3dが配設されている。
【0037】
耐震壁3a、3b、3cで囲まれる区域7には、例えば、エレベータシャフトや吹き抜けを設けることができる。また、柱1a、1aと耐震壁3a、3b、3bとで囲まれる区域9には、例えば、階段を設けることができる。尚、耐震壁3b、3b、3dは隣接する住居5、5同士を区画する戸境壁とされている。本実施例においても耐震壁3aと耐震壁3bとは内部柱4を中心として平面十字形の形状を備えている。尚、この耐震壁3a、3b、3c、3dも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
【0038】
次に、図3(b)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームの他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図3(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁方向Xに延びる耐震壁3a、3aの両端が骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1に接続されておらず、耐震壁3a、3aの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4aと連結されている点で相違する。尚、骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1と内部柱4a、4aとの間には空間部(柱1、1と内部柱4a、4aとの間の一部分には梁2が渡されていてもよい)が形成されており、図1(b)の場合と同様に、移動が可能となっている。
【0039】
次に、図3(c)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図3(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁方向Xに延びる耐震壁3aが内部柱4、4の間には設けられていない点で図3(a)と相違している。
【0040】
図3(d)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームの他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図3(b)に示したものとほぼ同様であるが、図3(d)は、張り間方向Yに延びる耐震壁3b、3bの一端は骨組みフレームに配設された柱1a、1aに接続しておらず、耐震壁3b、3bの一端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bと連結されている点及び耐震壁3dの一端は、骨組みフレームに配設された柱1と接続されておらず、耐震壁3dの一端は、骨組みフレーム内に配設された内部柱4cと連結されている点で相違する。
【0041】
図3(e)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームの他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図3(b)に示したものとほぼ同様であるが、図3(b)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図3(e)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
【0042】
図3(f)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームの他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図3(d)に示したものとほぼ同様であるが、図3(f)では、骨組みフレームの桁方向Xに配設された柱1a、1aが骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bの直線上に位置するように配設されていると共に骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図3(f)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点及び骨組みフレームの桁方向Xに配設された柱1a、1aが骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bの直線上に位置するように配設されているのに対して、図3(f)では骨組みフレームの桁方向Xに配設された柱1a、1aがその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
【0043】
次に、図4(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図3(a)に示したものとほぼ同様であるが、柱1a、1aから延びる耐震壁3b、3bが内部柱4、4の位置よりも突出して延在していない点で図3(a)と相違する。すなわち、桁方向Xに沿って耐震壁3a、3aが一直線に配設されており、耐震壁3a、3aに対して各耐震壁3bが当接するようにして配設されている。図示された各耐震壁3bは、耐震壁3a、3aに対して直角に当接して平面T字形を形成している。もちろん耐震壁同士の当接は、桁方向Xの中構面に配設された耐震壁3a、3aが張り間方向Yに配設された耐震壁3b、3bに当接させてもよいし、張り間方向Yに配設された耐震壁3b、3bが桁行方向Xの中構面に配設された耐震壁3a、3aに当接させてもよい。
【0044】
次に、図4(b)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図4(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁方向Xに延びる耐震壁3a、3aの両端が骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1に接続されておらず、耐震壁3a、3aの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4aと連結されている点で相違する。骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1と内部柱4a、4aとの間には空間部(柱1、1と内部柱4a、4aとの間の一部分には梁が渡されていてもよい)が形成されており、移動が可能となっている。
【0045】
次に、図4(c)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図4(b)に示したものとほぼ同様であるが、図4(b)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図4(c)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
【0046】
また、図4(d)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図4(b)に示したものとほぼ同様であるが、図4(d)は、張り間方向Yに延びる耐震壁3b、3bの一端は骨組みフレームに配設された柱1a、1aに接続しておらず、耐震壁3b、3bの一端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bと連結されている点及び耐震壁3dの一端は、骨組みフレームに配設された柱1と接続されておらず、耐震壁3dの一端は、骨組みフレーム内に配設された内部柱4cと連結されている点で相違する。
【0047】
図4(e)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図4(b)に示したものとほぼ同様であるが、図4(b)では骨組みフレームの桁行方向Xに配設された柱1a、1aが骨組みフレーム内に配設された内部柱3a、3aの直線上に位置するように配設されていると共に骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図4(e)では骨組みフレームの桁行方向Xに配設された柱1a、1aがその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点及び骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
【0048】
次に、図5(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図4(a)に示したものとほぼ同様であるが、図4(a)における内部柱4、4から耐震壁3b、3b側とは反対方向に張り間方向Yに沿って、柱1b、1bと梁2、2が架設されている点で相違する。尚、柱1a、1aの間には梁2が渡されていなくても良く、梁2は耐震壁3b、3bの間であればどの位置に配置されていても良い。
【0049】
次に、図5(b)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図5(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁行方向Xに延びる耐震壁3a、3aの両端が骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1に接続されておらず、耐震壁3a、3aの両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4aと連結されている点で相違する。骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1と内部柱4a、4aとの間には空間部(柱1、1と内部柱4a、4aとの間の一部分には梁が渡されていてもよい)が形成されており、移動が可能となっている。
【0050】
次に、図5(c)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図5(b)に示したものとほぼ同様であるが、図5(b)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図5(c)では骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で異なっている。
【0051】
図5(d)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図5(b)に示したものとほぼ同様であるが、図5(d)は、骨組みフレームの内部に配置された内部柱4、4から図の上方向(張り間方向Y)に延びる耐震壁3b、3bの一端は骨組みフレームに配設された柱1a、1aに接続しておらず、耐震壁3b、3bの一端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bと連結されている点及び骨組フレームの内部に配置された内部柱4,4の間の耐震壁3aに当接した一端から張り間方向Yに延びる耐震壁3bの他端は骨組みフレームに配設された柱1に接続しておらず、耐震壁3bの一端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4cと連結されている点並びに骨組フレームの内部に配置された内部柱4,4から張り間方向Yに延びる梁2、2の一端が骨組みフレームに配設された柱1b、1bに接続しておらず、梁2、2の一端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4d、4dと連結されている点で相違する。
【0052】
次に、図5(e)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図5(d)に示したものとほぼ同様であるが、図5(d)は骨組みフレームの桁行方向Xに配設された柱1a、1aの間隔が骨組みフレーム内に配設された内部柱4b、4bの間隔とほぼ同じ間隔に配設されており、図の下側にある骨組みフレームの桁行方向Xに配設された柱1b、1bが梁2、2の間隔とほぼ同間隔で配置されていると共に、桁行方向Xの中間に配設された柱1がそのほぼ中間位置に配設され及び骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がそのほぼ中間位置に配設されているのに対して、図5(e)では骨組みフレームの桁方向Xに配設された柱1a、1aがその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点及び図の下側にある骨組みフレームの桁行方向Xに配設された柱1b、1b並びにその中間に配設された柱1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点、骨組みフレームの張り間方向Yの中間に配設された柱1、1がその両端に位置する柱1、1の一方側へズレた位置に配設されている点で相違する。
【0053】
次に、図6(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。すなわち、図示された集合住宅における骨組みフレームは、桁方向Xに連続して配設された骨組みを1スパンごとに張り間方向Yへ1スパンずつズラして雁行させたものである。図6(a)に示された集合住宅における骨組みフレームの中央の骨組みフレームに着目すると、その外周の各角部には柱1、1が配設されると共に、柱1、1の間は桁行方向Xに梁2、2が架設されている。中央の骨組みフレームの左側に位置する柱1、1の張り間方向Yの間にはさらに柱1(背面側のくびれ位置に当る)が配設されており、各柱1、1の間には耐震壁3b、3bが配設されている。この耐震壁3b、3bは集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。そして、背面側のくびれ位置及び正面側のくびれ位置(図上、背面側のくびれ位置に当る柱1の直ぐ下に位置する柱1)にある柱1、1を結ぶ耐震壁3bは左側に隣接する住戸との戸境壁とされている。
【0054】
一方、中央の骨組みフレームの右側に位置する柱1、1の張り間方向Yの間にも柱1が配設されており、背面側及び正面側のくびれ位置にある柱1、1を結ぶ耐震壁3bは右側に隣接する住戸との戸境壁とされている。尚、図の右側に位置する下側の柱1、1の張り間方向Yの間は隣接する住戸との戸境壁とはされておらず、この間は梁2が架設されており、この部分に開口部を設けることが可能とされている。本実施例においても柱1、1と梁2、2とによりラーメン構造を構成している。
【0055】
また、中央の骨組みフレームの正面側及び背面側のくびれ位置にある柱1、1を桁行方向Xに結んで耐震壁3aが配設され、耐震壁3aは集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。すなわち、図示された好ましい実施例では、耐震壁3b、3bに直交するようにして耐震壁3aが当接して配置されている。かかる構成は、桁方向Xの中構面に配設された耐震壁3a、3aが張り間方向Yに配設された耐震壁3b、3bに当接した形状となっている。このように、骨組みフレームを雁行させることにより集合住宅の各住戸が角住戸となり、梁2が位置する面には容易に開口部を設けることができるため住戸に多面からの採光を得ることが可能となる。
【0056】
かかる構造を有する集合住宅は、地震時における桁方向Xの水平荷重を耐震壁3a及びラーメン構造によって支持し、一方、張り間方向Yの水平荷重は耐震壁3b及びラーメン構造によって支持する。これによって、高層住宅は地震に対してバランスのとれた構造及び強度を有することになる。
【0057】
次に、図6(b)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームをズラして雁行させた他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図6(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁方向Xに延びる耐震壁3aの一端(図における右側の端部)がくびれ位置に配設された柱1に接続されておらず、その代わりに耐震壁3aの端部は骨組みフレーム内に配設された内部柱4aと連結されている点で相違する。その結果、くびれ位置に配設された柱1と内部柱4aとの間には空間部が形成されており、移動が可能となっている。
【0058】
次に、図6(c)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームをズラして雁行させた他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図6(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁方向Xに延びる耐震壁3aの一端(図における左側の端部)がくびれ位置に配設された柱1に接続されておらず、その代わりに耐震壁3aの端部は骨組みフレーム内に配設された内部柱4aと連結されている点で相違する。その結果、くびれ位置に配設された柱1と内部柱4aとの間には空間部が形成されており、移動が可能となっている。
【0059】
次に、図6(d)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームをズラして雁行させた他の一実施例を示した平面図である。基本的な構造は、図6(a)に示したものとほぼ同様であるが、桁方向Xに延びる耐震壁3aの両端(図における右側及び左側の端部)が各くびれ位置に配設された柱1、1に接続されておらず、その代わりに耐震壁3aの両端部は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4aと連結されている点で相違する。その結果、各くびれ位置に配設された柱1、1と内部柱4a、4aとの間には空間部が形成されており、移動が可能となっている。
【0060】
次に、図7(a)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。すなわち、図示された集合住宅における骨組みフレームは、隣接する住戸の1つが直角方向に配置されたL字形状を有して形成されている。
【0061】
図示された骨組みフレームは、桁行方向Xに沿って3つの住戸5、5が隣接して配置されると共に、図の右端側の住戸5には張り間方向Yに沿って住戸5が隣接して形成されている。桁行方向Xに沿って隣接する左端の住戸5とその右隣の住戸5は図1(a)に示した骨組みフレームを備えている。尚、その構成は上述した通りでありここでの説明は省略する。角に位置する住戸5は、その左側に隣接する住戸5とは張り間方向Yに沿って配設された耐震壁3b、3bにより区分けされる場合と耐震璧3b、3bの右側の戸界壁3e、3eにより区分される場合がある。張り間方向Yに沿って図の上側に隣接する住戸5とは桁行方向Xに沿って配設された耐震壁3aによって区分される場合と、耐震璧3aの上側の戸界壁3eにより区分される場合がある。さらに、角に位置する住戸5の内部には、左側に隣接する住戸5の内部柱4から桁行方向Xに沿って延びる耐震壁3aが配設されている。
【0062】
一方、角に位置する住戸5に対して張り間方向Yに沿って図の上側に隣接する住戸5は、角に位置する住戸5との戸境壁とされた耐震壁3aの端部に配設された内部柱4から張り間方向Yに沿って耐震壁3bが配設されている。これにより、地震時における桁方向Xの水平荷重を耐震壁3aによって支持すると共に、張り間方向Yの水平荷重は耐震壁3bによって支持する。
【0063】
また、図7(b)は、図7(a)に示すL字形状の直角方向に配置された住戸5にさらに住戸5を張り間方向Yに隣接させて配置したものであり、隣接する住戸5をそれぞれ桁行方向Xに1スパンずつズラして形成されている。
尚、図7(c)、(d)のように、耐震壁3a、3b等が当接しない場合も、本発明に係る建築構造は含んでいる。
【0064】
次に、図7(e)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。すなわち、図示された集合住宅における骨組みフレームは、隣接する住戸が直角方向に配置されると共に、さらに連続する住戸が直角方向に配置されたU字形状としたものである。
【0065】
本実施例における骨組みフレームは、図7(a)に示す羽組みフレームと図7(a)とは左右対称の形状を有する骨組みフレームをそれぞれ角に位置する住戸5に対して張り間方向Yに沿って隣接する住戸5、5同士を隣接させて形成されており、全体として2箇所に角部屋を有する平面U字形状を有している。尚、本実施例における骨組みフレームの構造は図7(a)に示されたものとほぼ同様であり、その詳しい説明は省略する。
【0066】
次に、図7(f)は、本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における骨組みフレームのさらに他の一実施例を示した平面図である。図7(f)は、図7(e)に示すU字形状を集合住宅において、直角方向に配置された住戸5にさらに住戸5を張り間方向Yに隣接させて配置したものであり、隣接する住戸5をそれぞれ桁行方向Xに1スパンずつズラして雁行されている。
このように、図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)のL字形状又はU字形状の集合住宅における骨組みフレームは、図1から図6を用いて説明した集合住宅の骨組みフレームの組み合わせで可能になる。
【0067】
ところで、上述したように、住戸5内に耐震壁3aを設けると開口部の設置が制限されその処理が困難なように思われるが図8に示されるように、l/L≦0.4かつ(hl/HL)1/2≦0.4の範囲の開口部若しくは出入口とすることで、構造壁の性能を損なわないようにすることができ、さらに以下に説明する住宅の間取り方式に従えば不都合は全くない。
【0068】
次に、上記した建築構造を備えた集合住宅における間取り方式について図示された実施例に基づいて以下詳細に説明する。
【0069】
図9は、本発明に係る間取り方式の一実施例を示す平面図であって、図示された間取りは、図5(c)に示された骨組みフレームを有する集合住宅における間取り方式の一実施例を示している。図示された集合住宅は、複数階を有する集合住宅で、桁行方向Xに沿って住戸5aと住戸5bが張り間方向Yに沿って配設された耐震壁3b、3bを挟んで隣接した構造を備えている。また、桁方向Xには耐震壁3a、3aが配置されており、その両端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4a、4aと連結されている。尚、住戸5aの耐震壁3b、3b以外の3つの側面12a、12b、12cはいずれも戸外に面しており、側面12a、12b、12cには開口部を設けることが可能である。従って、この3つの側面12a、12b、12cのいずれの方向からも採光を確保することができるので3つの側面に沿って住居スペースを配置することができる。尚、耐震壁3a、3bは、いずれも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。また、耐震壁3b、3bは隣接する住戸5a、5bを区画する戸境壁とされている。
【0070】
ここで、住戸5aに着目してみると、張り間方向Yに沿って配設された耐震壁3bと桁方向Xに沿って配設された耐震壁3aとの交点にエントランスホール21が配置されている。そして、エントランスホール21を入った左手側(図9における下側)にリビング・ダイニングLD及び和室25が家族の共同的空間である「パブリック部分」として配置されている。一方、エントランスホール21を入った右手側(図9における上側)には内廊下23が設けられ、この内廊下23に沿って側面12aからの採光を確保した家族の個人的空間である部屋が「プライベート部分」として配置されている。このプライベート部分には、例えば、個人のプライベートルームやベッドルームが配置される。エントランスホール21からはパブリック部分であるリビング・ダイニングLD及び和室25側へ移動可能とされると共に、プライベート部分であるプライベートルームやベッドルーム側へも移動可能とされている。そして、内廊下23の図の左手側にはトイレTが配置され、さらにバスルームB、キッチンKと続いていており、キッチンKはリビング・ダイニンLDと繋がっている。その結果、住戸5aは2ヶ所においてプライベート部分とパブリック部分への移動が可能とされ、しかも図示された破線に沿ってぐるぐると移動できるいわゆる「回遊式の間取り」となっている。また、パブリック部分とプライベート部分を分離した間取りである「PP分離型の間取り」にもなっている。また、回遊は、エントランスホール21、内廊下23、リビング・ダイニングLDの他、例えば、キッチンK、ユーティリティスペースUTを通って回遊させてもよい。尚、住戸5aと隣接する住戸5bもほぼ同様の間取りとされているので詳しい説明は省略する。
【0071】
次に、図10に示すのは、本発明に係る間取り方式の他の一実施例を示す平面図であって、平面L字形の骨組みフレームを有する集合住宅における間取りを説明するための平面図である。すなわち、図示された集合住宅は、複数階を有する集合住宅で、桁行方向Xに沿って住戸5aと住戸5bが張り間方向Yに沿って配設された耐震壁3b、3bを挟んで隣接した構造を備えると共に、住戸5bは耐震壁3bを挟んで住戸5cと隣接しており、住戸5cはさらに張り間方向Yに沿って住戸5dが隣接した平面L字形の骨組みフレームを有している。尚、同図における住居5a、5bは、上述した図9の間取り方式とほぼ同様に構成されており、ここでの詳しい説明は省略する。
【0072】
一方、住戸5c、5dに着目してみると、張り間方向Yに沿って住戸5Cと住戸5dが桁行方向Xに沿って配設された耐震壁3aを挟んで隣接した構造を備えている。また、住戸5c内の桁方向Xには耐震壁3aが配置されており、一端は柱1と、そして他端は骨組みフレーム内に配設された内部柱4aと連結されている。また住戸5dは耐震壁3aを挟んで住戸5cと隣接していて、住戸5d内の張り間方向Yには耐震壁3bが配置されている。当該耐震壁3bの一端は柱4と連結されていて、他端は内部柱4bと連結されている。そして、住戸5dの住戸5cと隣接していない反対の面は耐震壁3aが配設されている。
【0073】
住戸5cの住戸5b及び住戸5dと面していない2つの側面12d、12eはいずれも戸外に面しており、側面12d、12eには開口部を設けることが可能である。従って、この2つの側面12d、12eのいずれの方向からも採光を確保することができるので2つの側面に沿って住居スペースを配置することができる。また、住戸5dにおける2つの側面12f、12gも戸外に面しているので、側面12d、12eと同様の効果を有する。さらに、住戸5dの住戸5cと隣接していない反対の面には耐震壁3aが配設されているが、約半分は耐震壁が設けられていない。そのため、その側面12hも同様に採光を確保することが可能である。
尚、耐震壁3a、3bは、いずれも当該集合住宅の最下階から最上階まで延びる連層耐震壁とされている。
【0074】
ここで、住戸5cに着目してみると、張り間方向Yに沿って配設された耐震壁3bと桁方向Xに沿って配設された耐震壁3aとにより二つの部分に分けられている。しかし、内部柱4aと耐震壁3bとの空間があいている。その結果、耐震壁3aにより分けられた2つの空間(図10における上下の空間)は移動が可能とされている。
【0075】
一方、住戸5dに着目してみると、住戸5dは2ヶ所において耐震壁3bで区分された部分への移動が可能とされている。2つの部分のうち1つは内部柱4bと耐震壁3aとの空間であり、もう1つは耐震壁3bに設けられた開口部である。この結果、図示された破線に沿ってぐるぐると移動できるいわゆる「回遊式の間取り」となっている。すなわち、2つの部分がパブリック部分とプライベート部分となり、「PP分離型の間取り」にすることが出来るようになっている。
【0076】
このように、従来は、桁方向Xの中構面に耐震壁3aや張り間方向Yの中溝面に耐震壁3bを設けることは間取り計画の制約となり、平面計画と構造計画の整合性をとることが困難であったが、本発明の構成によれば耐震性能のバランスが取りやすくなり、しかも住居の内部に耐震壁3a、3bが存在しても全く不都合はない。もちろん、本発明に係る間取り方式は上述したような図4(c)に示された骨組みフレームを有する集合住宅のみならず、これまで説明してきた各種の骨組みフレームを有する集合住宅に応用可能であることはいうまでもない。
【0077】
【発明の効果】
本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、集合住宅の張り間方向に配設された耐震壁と当該集合住宅の桁行方向の中構面に配設された耐震壁とで構成された平面十字形の耐震壁を有すること、また、集合住宅の張り間方向に配設された耐震壁に当接するようにして当該集合住宅の桁行方向の中構面に配設された耐震壁を有すること、さらに、集合住宅の桁行方向の中構面に配設された耐震壁に当接するようにして当該集合住宅の張り間方向に配設された耐震壁を有することとしたので、集合住宅の桁方向の水平荷重にも十分な構造的強度を有しており、桁行方向及び張り間方向のいずれの方向からの水平荷重に対しても構造的にバランスし、耐震性能のバランスが取りやすいという効果を有する。
【0078】
本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、集合住宅における躯体コストを大幅に軽減する効果を有する。
【0079】
また、本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、集合住宅の外気に接する開口部の開放性が飛躍的に高まる。すなわち、桁行方向Xに耐震壁を設けたので外気に接する柱及び梁が水平荷重の負担から開放されることによって、外気に接する開口部の開放性を飛躍的に高めることができる。
【0080】
さらに、本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、集合住宅を雁行させているので、集合住宅の各住戸が角住戸となり、住戸に多面からの採光を得ることが可能となるという効果を有する。
【0081】
また、本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、エントランスホール、内廊下、キッチン、UT、LD等を移動する動線が回遊式とされた間取り方式は、豊かな居住空間を実現するために必要とされる上述した(1)〜(7)の諸項目を可能にする。
【0082】
また、本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、集合住宅の発展・進化型として、経済性を備えた一般解(広く普及する型)としての集合住宅が成立する。すなわち、これまでの一般解としての平面長方形の片廊下型及び階段室型の集合住宅が持っていた張り間方向Yに開口部を設けることが困難であるという制約と欠点を改良し、発展・進化させる新しい型としての集合住宅の一般解が成立する。
【0083】
また、本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式によれば、住宅内の居住性が飛躍的に高まる。すなわち、住宅平面に回遊性を実現することによって住宅における移動距離を長くすることができる。そのことによって住宅内が広く感じられて居住性が飛躍的に高められる。
【0084】
また、本発明に係る建築構造及びそれを備えた集合住宅における間取り方式は、「パブリック部分とプライベート部分の分離」が提案されて以来20年ぶりの進化・発展型である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(i)は、それぞれ本発明に係る建築構造における骨組みフレームの一実施例を示した平面図である。
【図2】(a)、(b)は、それぞれ本発明に係る建築構造における骨組みフレームの他の一実施例を示した平面図である。
【図3】(a)〜(f)は、それぞれ本発明に係る建築構造における骨組みフレームのさらに異なる一実施例を示した平面図である。
【図4】(a)〜(e)は、それぞれ本発明に係る建築構造における骨組みフレームのさらに異なる一実施例を示した平面図である。
【図5】(a)〜(e)は、それぞれ本発明に係る建築構造における骨組みフレームのさらに異なる一実施例を示した平面図である。
【図6】(a)〜(d)は、それぞれ骨組みフレーム雁行させた一実施例を示した平面図である。
【図7】(a)〜(f)はL字形の骨組みフレームの一実施例を示す平面図、(b)はU字形の骨組みフレームの一実施例を示す平面図である。
【図8】耐震壁に設ける開口部の許容範囲を示す説明図である。
【図9】本発明に係る建築構造を備えた集合住宅における間取り方式の一実施例を示す間取り図である。
【図10】L字形の骨組みフレームを有する集合住宅における間取り方式の一実施例を示す間取り図である。
【図11】(a)、(b)は、それぞれ従来の平面長方形の集合住宅における骨組みフレームを示す平面図である。
【図12】(a)、(b)は、それぞれ従来の平面長方形の集合住宅における他の骨組みフレームを示す平面図である。
【符号の説明】
1、1a 柱
2 梁
3a、3b、3c、3d 耐震壁
4、4a 内部柱
5、5a〜5d 住戸
12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h 側面
21 エントランスホール
23 内廊下
25 和室
B バスルーム
K キッチン
LD リビング・ダイニング

Claims (10)

  1. 張り間方向に配設された耐震壁と桁行方向に配設された耐震壁とで構成された平面十字形の耐震壁を有することを特徴とする建築構造。
  2. 桁行方向に配設された耐震壁が張り間方向に配設された耐震壁と直交する方向に沿って配設され、又は張り間方向に配設された耐震壁が桁行方向に配設された耐震壁と直交する方向に沿って配設されたことを特徴とする建築構造。
  3. 桁行方向に配設された耐震壁が張り間方向に配設された耐震壁に当接するようにして配設され、又は張り間方向に配設された耐震壁が桁行方向に配設された耐震壁に当接するようにして配設されたことを特徴とする建築構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築構造において、
    桁行方向の中構面に配設された前記耐震壁及び張り間方向に配設された前記耐震壁の周囲をラーメン構造のフレームで取り囲むと共に、当該ラーメン構造と前記耐震壁とは互いに連結されていないことを特徴とする建築構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の建築構造において、
    前記建築構造が桁行方向に連続して配設されると共に、前記建築構造の張り間方向に配設された耐震壁が隣接する住戸の戸境壁とされていることを特徴とする建築構造。
  6. 請求項1〜5に記載の建築構造において、
    前記建築構造が桁行方向に連続して配設されると共に、桁行方向に隣接して配置された前記建築構造により形成される各住戸を張り間方向にズラして雁行させたことを特徴とする建築構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の建築構造において、
    前記建築構造をL字形又はU字形となるように連続して配置したことを特徴とする建築構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の建築構造を備えた集合住宅における間取り方式において、
    前記建築構造を備えた集合住宅の桁行方向の中構面に配設した耐震壁を利用して住宅のパブリック部分とプライベート部分を分離して配置したことを特徴とする集合住宅における間取り方式。
  9. 請求項8に記載の集合住宅における間取り方式において、
    前記パブリック部分と前記プライベート部分へは少なくとも2ヶ所からそれぞれ移動可能とされると共にその移動動線は連続するようにして形成され、これにより住居内を回遊可能とされたことを特徴とする集合住宅における間取り方式。
  10. 請求項9に記載の集合住宅における間取り方式において、
    前記住居内の回遊は、エントランスホール、内廊下、LDを含む動線により回遊可能とされたことを特徴とする集合住宅における間取り方式。
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