JP2005007579A - 機能設定装置および機能設定装置を備える画像形成装置 - Google Patents

機能設定装置および機能設定装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より少ない操作で一連の機能を装置に設定することのできる機能設定装置を提供する。
【解決手段】ユーザが複数の機能を有する電気機器の機能を設定するための機能設定装置であって、特定の機能があらかじめ割り付けられた複数の機能キーを機能設定画面に表示する表示手段54aと、ユーザが前記機能キーを押圧し、押圧したまま前記機能設定画面上の特定の位置までドラッグし前記特定の位置で押圧解除する機能設定操作を受け付ける受付手段54fと、受付手段54fにより受け付けられてドラッグアンドドロップ操作の対象となった機能キーに割り付けられた機能を前記電気機器に対して実行可能に設定する機能設定手段54fとを備えることを特徴とする機能設定装置。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザが複数の機能を有する電気機器の機能を設定するための機能設定装置および機能設定装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置等の電気機器における機能設定装置には、例えば特許文献1に示されるような、所望の機能が割付可能なショートカットキーを備える操作装置がある。本従来技術に係る操作装置は、画像形成装置または画像読取装置に備えられる操作装置において、特定の機能があらかじめ割り付けられた複数の機能キーとともに割付指示キーを備える複数の機能設定画面、および前記複数の機能の中の任意の機能を割り付けることの出来るショートカットキーを備えるショートカットキー表示画面が表示可能な表示部と、前記機能キーおよび前記ショートカットキーが選択されると、その選択されたキーに割り付けられた機能を前記画像形成装置または画像読取装置に対して実行可能に設定する機能設定部と、前記割付指示キーが選択されると、その割付指示キーを備える機能設定画面が前記表示部に表示されるまでに設定された一連の機能を前記ショートカットキーに割り付ける機能割付け部とを備えるものである(特許文献1参照)。
【0003】
また、例えば特許文献2に示されるような、所謂ドラッグアンドドロップ操作によって機能設定を行うものがある。本従来技術に係る入力表示装置は、条件を設定可能な条件キーを配置した複数の設定画面(条件設定画面)と、上記複数の設定画面のうちの1つを入力可能な状態に表示する切換手段(設定画面の条件キー)と、上記条件キーによる条件の入力に対応して条件を表示するアイコンと、上記複数の設定画面と上記アイコンとを表示する表示手段(液晶ディスプレイ等)とを備えた入力表示装置において、上記アイコンは、上記切換手段で切り換わる上記複数の設定画面の条件キーにより入力される複数の条件を統合的に表示すると共に、上記条件キーによる条件の入力に対応した条件アイコンは、ドラッグして統合的に表示された仕上がりアイコン上に移動可能とするものである(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−354170号公報
【特許文献2】
特開2002−84389号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術において、一連の機能のショートカットキーへの割り付けを行うためにはまず割り付けたい機能を選択し、前記機能の詳細機能設定画面(機能の内容を設定するための画面)が開かれた後前記詳細機能設定画面上でショートカットキーへの割付けを行い、この画面を閉じる必要があるため、一つの機能を選択するのに最低3回のキー操作が必要であった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ドラッグアンドドロップ操作を一連の機能のショートカットキーへの割付操作にドラッグアンドドロップ操作を使用することにより少ない操作回数で一連の機能のショートカットを作成することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る機能設定装置は、ユーザが複数の機能を有する電気機器の機能を設定するための機能設定装置であって、特定の機能があらかじめ割り付けられた複数の機能キーを機能設定画面に表示する表示手段と、ユーザが前記機能キーを押圧し、押圧したまま前記機能設定画面上の特定の位置までドラッグし前記特定の位置で押圧解除する機能設定操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けられてドラッグアンドドロップ操作の対象となった機能キーに割り付けられた機能を前記電気機器に対して実行可能に設定する機能設定手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、一連の機能が割り付けられたショートカットを作成するのに、ショートカットに割り付けたい機能の機能キーをドラッグし特定の位置にドロップするドラッグアンドドロップ操作を一連の機能の数分だけ行うことにより割り付けられるので、機能をより簡単で少ない操作でショートカットに割り付けることが出来る。
【0009】
請求項2に係る機能設定装置は、ユーザが複数の機能を有する電気機器の機能を設定するための機能設定装置であって、特定の機能があらかじめ割り付けられた複数の機能キーを機能設定画面に表示する表示手段と、ユーザが前記機能キーをダブルクリックした後に前記機能設定画面上の特定の位置をダブルクリックする機能設定操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けられて、前記機能設定操作の対象となった機能キーに割り付けられた機能を前記電気機器に対して実行可能に設定する機能設定手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、一連の機能が割り付けられたショートカットを作成するのに、ショートカットに割り付けたい機能に対応した機能キーをダブルクリックした後に特定の位置をダブルクリックする操作を一連の機能の数分だけ行うことにより割り付けられるので、一連の機能をより簡単で少ない操作でショートカットに割り付けることが出来る。
【0011】
請求項3に係る機能設定装置は、上記構成において、前記機能設定画面上の特定の位置は前記電気機器の形状を模した機器アイコンが表示される場所であることを特徴とする。この構成によれは、前記機能設定操作においてドロップまたはダブルクリックする場所に前記電気機器の形状を模した機器アイコンが表示されているので、ユーザにとって操作の方法がわかりやすい。
【0012】
請求項4に係る機能設定装置は、上記構成に加えて、前記機器アイコンのうち前記機能設定手段により設定された機能に関連する前記機器アイコンの部分の表示を通常とは異なる表示とする設定機能表示手段を更に備えることを特徴とする。この構成によれば、設定した機能について装置を模したアイコンの対応する部分の表示が通常とは違った表示方法で表示されるので設定した機能が何であったかを認識しやすい。
【0013】
請求項5に係る機能設定装置は、上記構成に加えて、前記機能のうち同時に機能設定することが不可能な機能の排他関係を記憶する記憶手段と、前記機能設定を行ったときには、前記記憶手段を参照することにより前記機能設定手段により設定された機能と前記排他関係にある機能に係る機能キーの表示を変化させる排他機能表示手段とを更に備えることを特徴とする。この構成によればユーザは既に設定した機能と排他関係にある機能を認識しやすいので、排他関係にある機能を両方設定してしまう等の間違いを犯しにくい。
【0014】
請求項6に係る機能設定装置は、上記構成において、前記機能設定手段は前記排他関係にある機能が既に機能設定されていたときに、先に機能設定された機能を解除すると共に後に機能設定された機能を有効とすることを特徴とする。この構成によればユーザが既に設定した機能と排他関係にある機能を設定した場合には、自動的に先に設定された機能を解除し後に設定した機能を有効にするので、排他関係にある機能が両方設定されてしまうことがない。
【0015】
請求項7に係る機能設定装置は、上記構成に加えて、前記排他関係にある機能が既に機能設定されていたときに前記受付手段により機能設定操作が受け付けられた場合、前記排他関係にある機能が既に機能設定されている旨を表示すると共にどちらの機能設定を有効にするかをユーザに問い合わせる排他的機能選択手段を更に備えることを特徴とする。この構成によれば、ユーザが既に設定した機能と排他関係にある機能を設定した場合には、ユーザがどちらの機能を本当に設定したいのかを選択できるので、排他関係にある機能が両方設定されてしまうことがない。また、ユーザが望むまない機能を設定してしまうことがない。
【0016】
請求項8に係る機能設定装置は、上記構成に加えて、登録までに行われた一連の前記機能設定による設定機能情報を記憶する設定登録手段と、所定のキーを選択することにより記憶した前記設定機能情報を基に機能設定を行う機能設定短縮手段とを更に備えることを特徴とする。この構成によれば、ユーザが設定した機能群を一括して登録でき登録した機能群を一度に呼び出し、装置に設定することが出来るので、ユーザは簡単に装置を好みの設定状態にすることが出来る。
【0017】
請求項9に係る機能設定装置は、上記構成に加えて、前記表示手段は前記機能設定画面上に第1および第2の機器アイコンを表示し、前記第1の機器アイコンを使用した前記機能設定の設定情報は第1の設定機能情報として記憶し、前記第2の機器アイコンを使用した前記機能設定の設定情報は第2の設定機能情報として記憶する複数設定記憶手段と、前記電気機器の運転が終了したときに自動的に前記第2の設定機能情報を前記第1の設定機能情報とする設定機能情報シフト手段と、前記電気機器が運転中である場合には前記第1の機器アイコンを使用した機能設定を禁止する機能設定制限手段とを更に備え、前記電気機器は前記第1の設定機能情報を使用して運転されることを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、本機能設定装置は2種類の機能設定を記憶することが出来るとともに前記2種類の機能設定に対する設定操作を機能設定画面上の別の場所を使用して行うことが出来るので、電気機器が運転中で機能設定が使用されている最中でも別の機能設定を行うことが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、画像送信装置の一例であるデジタル複合機に備えられる機能設定装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【0020】
デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びコピー機能等の複合機能を備えたデジタル方式の複写機である。デジタル複合機1では、上記の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。
【0021】
デジタル複合機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
【0022】
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、コピー部数等を入力するために用いられる。
【0023】
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
【0024】
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206、定着ローラ207、排出口208、及び排出トレイ209等を備える。
【0025】
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置205は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置206は、所定の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
【0026】
一方、給紙ローラ202は、用紙が収納された給紙カセット201から用紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ207は、転写されたトナー像を加熱して用紙に定着させる。その後、用紙は、本体部200の排出口208から用紙後処理部300に搬入される。また、用紙は、必要に応じて排出トレイ209へも排出される。
【0027】
用紙後処理部300は、搬入口301、用紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。用紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された用紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ用紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された用紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
【0028】
図2は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を主に示すブロック図である。デジタル複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、ネットワークI/F(インターフェース)部62、パラレルI/F部63、シリアルI/F部64及びHDD(ハードディスクドライブ)65を備える。
【0029】
スキャナ部11、画像処理部21、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりスキャナ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びファクシミリ通信部61は、図1に示す本体部200、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりファクシミリ機能が実現される。画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部62及びパラレルI/F部63は、図1に示す本体部200及び操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
【0030】
操作パネル部51は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52、図1に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部53、操作パネル部を制御する操作パネル制御部54、及び操作に係る情報を記憶する記憶部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、印刷部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられる。
【0031】
制御部41は、スキャナコントローラ42、ファクシミリコントローラ43、プリンタコントローラ44及びコピーコントローラ45として機能する。制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウエア回路等から構成され、装置全体の動作を制御する。スキャナコントローラ42は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。プリンタコントローラ44は、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。コピーコントローラ45は、コピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。
【0032】
スキャナ部11は、図1に示すスキャナ501を構成する露光ランプ12及びCCD(電荷結合素子)13を含む。スキャナ部11は、露光ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部21へ出力する。
【0033】
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた画像データを必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理し、処理された画像データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31、ファクシミリ通信部61又はネットワークI/F部62等へ出力する。補正部22は、読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部23は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
【0034】
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図1に示す感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206等から構成される画像形成部33、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図1に示す定着ローラ207等から構成される定着部35を含む。プリンタ部31は、スキャナ部11により読み取られた原稿データ、ネットワークI/F部62を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された印刷データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部32は用紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を用紙に転写し、定着部35はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
【0035】
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・符号化し、受信した画像データを伸長・復号化する。変復調部は、圧縮・符号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調する。NCUは、送受信先となるファクシミリ装置等との電話回線による接続を制御する。
【0036】
ネットワークI/F部62は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等に対する種々のデータの送受信を制御し、例えば、クライアントPC等から送信された印刷データ等を受信する。パラレルI/F部63は、高速双方向パラレルインターフェイス(IEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送により外部機器等から印刷データ等を受信等する。シリアルI/F部64は、シリアルインターフェイス(RS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送により外部機器等から種々のデータ等を受信等する。
【0037】
HDD65は、スキャナ部11によって読み取られた画像データ及び当該画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDD65に記憶されている画像データは、デジタル複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部62を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPC等の所定のフォルダへ転送される。
【0038】
上記のように、デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等の種々の機能を実行可能なように構成されており、これらの操作を前記操作パネル部51により行う。本実施例においては、デジタル複合機1を特に複写機として使用する場合を例に採り説明を行う。本デジタル複合機を複写機として使用する場合には、操作パネル部51へのユーザの入力に基づいた実行に対する諸条件である詳細設定情報55cおよび実行指示が操作パネル部51から制御部41へ送られ、制御部41から操作パネル部51へはエラー情報等のユーザへフェードバックすべき情報等が送られる。
【0039】
記憶部55は操作パネル部を使用してユーザにより行われた設定等の情報を記憶する。図3は、本デジタル複合機1を複写機として使用する場合の機能設定操作に関して記憶部55に記憶される情報を示したブロック図である。記憶部55は、同時に設定することができない機能の関係に関する情報である機能排他情報55a、本デジタル複合機1を実行するときに使用される各機能の詳細設定内容のデフォルト値であるデフォルト設定情報55b、ユーザが設定した各機能の詳細設定内容を保持する詳細設定情報55c、デフォルト設定情報55bの代わりに詳細設定情報55cを使用する機能の一覧である設定機能情報55d、各機能とその機能に関連する複合機アイコンの部分位置の関係である機器アイコン対応情報55e、および前記設定機能情報55dに格納された各機能の詳細設定情報を機能名とともに記憶しておく設定登録情報55fを記憶する。
【0040】
操作制御部54は操作パネル部51全体の動作を制御する。図4は、本デジタル複合機1を複写機として使用する場合の機能設定操作に関する操作制御部54の制御を示したブロック図である。本発明に係る操作制御部54の機能には表示制御を行うものとして機能設定画面表示部54a、設定機能表示部54b、排他機能表示部54c、機能解除メッセージ表示部54d、及び機能設定画面表示部54eがあり、入力に対する制御として機能設定部54f、機能詳細設定部54g、設定登録部54h、及び登録呼出部54i、その他の制御として実行制御部54jがある。
【0041】
機能設定画面表示部54aは、タッチパネル部51に図5に示すような機能設定を行うための画面を表示する制御である。ここで機能設定とは、コピーを実行する際に使用される変更可能な値を有する機能の内、ユーザが明示的に値を設定したい機能を選択することである。機能設定画面は図5(a)に示す基本画面と図5(b)に示す機能リスト画面の2枚の画面から構成される。基本画面は「基本」タグ52cを持ち、ユーザが「基本」タグ52cを選択することにより基本画面が(上位に)表示される。複写機の初期状態においては基本画面が表示される。基本画面上には少なくとも濃度設定、用紙設定、縮小/拡大の各機能に対する機能キー(例えば、52aは濃度設定の機能キー)が表示されており、これらの各機能キー上には機能名称が表示されている(濃度設定、用紙設定、縮小/拡大が機能名称)。これらの機能に対しては設定値の表示が機能キーの上方に機能キーとは別に行われている。例えば、濃度設定の機能キーの上方には濃度が「4」に設定されたバー52bが表示されている。これらの3つの機能はユーザが特に頻繁に値を変更したい機能であるので他の機能と比較して特別に扱われる。これら以外に例えば通常複数の機能キーが基本画面上に表示されており(例えば、図5(a)において原稿の画質、原稿サイズ、集約、ソート、ページ付け)、各機能キー上には機能名と設定値が表示されている。例えば、原稿の画質の機能キー上には機能名「原稿の画質」と設定値「文字」が表示されている。これは原稿の画質を文字を複写する場合に適した画質にするという意味の設定である。本デジタル複合機を立ち上げ直後に複写機として使用する場合には初期状態として濃度設定、用紙設定、および縮小/拡大の3機能が基本画面に表示される。この場合の設定値はデフォルト設定情報55bから取得する。
【0042】
基本画面上に表示されている機能キーは現時点における実行条件を表しており、現時点でスタートキー402をユーザが押すと基本画面に表示された実行条件でコピーが実行される。基本画面上には本デジタル複合機1が複写機能として有する全ての機能の機能キーが表示されているとは限らない。基本画面に表示されている機能キー以外の機能に対してはデフォルト設定情報55bに格納されている各機能のデフォルト値が使用される。また、基本画面上の機能キーをドラッグし「機能リスト」タグ52d上にドロップすると当該機能キーは基本画面上から消去される。この場合、当該機能キーに係る機能に関しては以後デフォルト値が使用されることとなる。ただし、前記濃度設定、用紙設定および縮小/拡大の機能キーに関してはこの操作は行えない。つまり基本画面上から消去することは出来ない。例えば通常、比較的頻繁に変更される機能のみを基本画面に表示しておくとよい。この操作により基本画面上から消去された機能は同時にコピーの実行時に使用される機能の設定から解除されたこととなる。機能解除の制御は機能設定部54fを説明する部分で述べる。
【0043】
機能リスト画面は「機能リスト」タグ52dを持ち、ユーザが「機能リスト」タグ52dを選択することにより機能リスト画面が(上位に)表示される。機能リスト画面上には本デジタル複合機1を複写機として使用する場合に設定可能な全ての機能の機能キーが表示されている。機能キーには通常表示(例えば、白地に黒の文字で、例えば図5(b)における「原稿サイズ混在」機能キー)されているものと反転表示(例えば、黒地に白抜き文字で、例えば図5(b)における「ソート」機能キー)されているものがある。
【0044】
反転表示されているものは基本画面に表示されている機能キーと同一で、コピーの実行が行われた場合には機能キー上に表示されている設定値で実行が行われる。通常表示された機能キーは基本画面上には表示されていない機能キーで、コピーの実行が行われた場合にはデフォルト値が使用される。通常表示の機能キー上には設定値が表示されない。機能リスト画面上にある機能キーを基本画面上に表示したい場合は、機能リスト画面上で目的の機能の機能キーをドラッグして「基本」タグ52cまたは画面右端に表示されている本デジタル複合機を模したアイコン52e上にドロップすれば当該機能キーが基本画面上に表示される。この場合、基本画面に表示された機能キーは機能リスト画面上で反転表示される。この操作により基本画面に表示された機能は同時にコピーの実行時に使用される機能として設定されたことになる。機能設定の制御に関しては機能設定部54fで述べる。
【0045】
設定機能表示部54bは、前記機能リスト画面において前記機能設定が行われた場合、前記複合機アイコン52e上の当該機能に関連する部分の表示を通常の表示(例えば、白表示)と異なる表示に変更する制御を行う。例えば図5(b)に示すように用紙サイズの設定が行われた場合には複合機アイコン52e上の給紙カートリッジの部分(1と表示された部分)を反転表示(例えば、黒表示)する。これは例えば点滅表示(例えば、黒と白を交互に表示)等でもよい。機能設定された機能に関連する複合機アイコンの部分を表示するために設定機能表示部54bは機能アイコン対応情報55eから当該機能に対応するアイコン部分の情報を取得する。
【0046】
排他機能表示部54cは、前記機能リスト画面において前記機能設定が行われた場合、当該機能に同時に設定することができない排他関係にある機能があれば、当該排他機能の機能キーの表示を通常とは違う表示にする制御を行う。例えば自動倍率選択と自動用紙選択は排他機能であるので、自動倍率選択が行われた場合には自動用紙選択キーを網掛け表示する。機能設定操作が行われた場合に排他機能表示部54cは機能排他情報55aに設定された機能があるか否かを検索し、あれば上記機能と排他関係にある機能の名称を取得し、その機能に係る機能キーを例えば網掛け表示しする。なければ排他関係にある機能がないということなので排他機能表示を行う必要はない。
【0047】
機能解除メッセージ表示部54dは、前記機能リスト画面において前記機能設定操作が行われた後、当該機能と排他関係にある機能の機能設定が行われた場合に、既に機能設定が行われていた方の機能を自動的に解除した旨のメッセージを前記タッチパネル52上に表示する制御を行う。例えば自動倍率選択が設定された後に自動用紙選択が設定された場合には「自動倍率選択を解除します。」というメッセージをタッチパネル52上に表示する。機能解除メッセージ表示部54dは機能設定部54fから機能解除メッセージ表示指示および解除する機能名称を受信することにより上記メッセージを表示する。
【0048】
詳細設定画面表示部54eは、各機能キーに係る機能の内容を設定するための画面である機能詳細設定画面を表示する制御を行うもので、基本画面または機能リスト画面で機能キーをユーザがクリックすることにより表示される。
【0049】
機能設定部54fは、設定制御としてユーザが機能リスト画面で機能キーをドラッグし複合機アイコン52e上または「基本」タグ52c上でドロップした場合に当該機能キーに係る機能をコピーの実行時に使用する機能として記憶する制御、および解除制御としてユーザが基本画面で機能キーをドラッグし「機能リスト」タグ52d上でドロップした場合に当該機能キーに係る機能をコピーの実行時に使用する機能から削除する制御を行うものである。
【0050】
ユーザにより機能設定の操作が行われた場合に機能設定部54fは、設定機能情報55dに当該機能名を追加する。例えば図6に示すテーブルは図5(a)に示される機能(図5(b)に反転表示で示される機能と同一)の名称を機能設定された機能の一覧として保持している。次に当該機能名を機能排他情報55a(図7)の機能名欄72で検索し当該機能名が機能名欄72に見つかりかつ当該機能の設定情報欄74に何も記載されていなければ「設定」を記載する。当該機能の設定情報欄74が「排他」になっていたら当該設定情報欄74を「設定」に書き換え当該排他機能欄73の番号を番号欄71に持つ機能の設定情報欄74を「排他」にし、この機能の名称を設定機能情報55dから削除するとともに排他解除メッセージ表示部54dに解除した機能の名称と解除メッセージを表示する指示を送信する。ユーザにより設定解除の操作が行われた場合には機能設定部54fは、設定機能情報55dから当該機能名称を削除する。
【0051】
機能詳細設定部54gは、各機能の内容を設定するための制御で、前記機能詳細設定画面で入力された設定情報を詳細設定情報55cに格納する。例えば図8に示すテーブルのように詳細設定欄82には機能名欄81に示される各機能に対する設定が格納される。機能詳細設定情報には全機能の詳細設定情報が格納され、デジタル複合機立ち上げ時の初期値はデフォルト設定情報55bに記憶されるデフォルト値とする。
【0052】
設定登録部54hは、機能リスト画面でユーザが図5(b)に示される設定登録キー52fを押すことによりこの時点において設定されている機能をその詳細設定内容とともに設定登録情報55fとして記憶する制御を行うものである。このために設定登録部54hは設定機能情報55dに格納されている全ての機能名、および詳細設定情報55cからその機能に対する詳細設定を取得し設定登録情報55fとして記憶する。
【0053】
登録呼出部54iは、機能リスト画面でユーザが図5(b)に示されるショートカットキー52gを押すことにより設定登録部54hにより登録された内容で機能設定を行う制御のためのものである。このために登録呼出部54iは設定登録情報55fの内容を読み取り、設定機能情報55dの内容を消去し、設定登録情報55fに格納された各機能名を設定機能情報55dに格納する。また、設定登録情報55fに格納された各機能の詳細設定(82と同じ)で詳細設定情報55cの詳細設定82を書き換える。
【0054】
実行制御部54jは、ユーザの指示に従いコピーを開始する制御を行うものである。ユーザによりスタートキー402が押されることにより実行制御部54jがコピー開始の指示を受け付けると、実行制御部54jは詳細設定情報55cを使用する機能の機能名を設定機能情報55dから取得し、これらの機能に対する詳細設定を詳細設定情報55cから取得する。また、設定機能情報に格納されている機能以外の機能に対する詳細設定はデフォルト設定情報55bから取得する。次に実行制御部54jは、これらの情報(詳細設定情報の詳細設定とデフォルト設定情報の詳細設定)をマージして全機能の設定条件として制御部41に渡し、コピー実行指示を制御部41に出す。
【0055】
次に図9のフローチャートに従い、上記デジタル複合機1を複写機として使用する場合の機能設定における操作部400の処理の流れを説明する。ここでは機能の詳細設定は既にされているものとする。S10では、ユーザがタッチパネルの機能リスト画面において機能キーを複合機アイコン52eに対してドラッグアンドドロップ操作することにより機能設定操作が行われたか否かを機能設定部54fがチェックする。機能設定操作が行われたらS12に進む。機能設定操作が行われなければS24に進む。S12では、S10で機能設定操作が行われた機能の機能名を機能設定部54fが機能排他情報55aの機能名72と比較し、一致するものがあればS14に進む。一致するものがなければS22に進む。
【0056】
S14では、機能設定部54fは機能排他情報の一致した機能名の設定情報欄74が「排他」であるか否かをチェックする。「排他」であれば、S10で機能設定が指示された機能とは同時に設定できない機能が既に設定されているということなのでS16に進む。設定情報欄74が「排他」でなければ、S20に進む。S16では、機能設定部54fは機能排他情報55aの排他機能欄73の番号が番号欄71にある機能の機能名を取得し、設定機能情報55dからこの機能名を削除する。S18では、機能設定部54fは上記設定機能情報55dから削除した機能名を機能解除メッセージ表示部54dに渡し機能解除メッセージを表示するように指示する。機能解除メッセージ表示部54dはこれを受け上記機能に対する機能解除メッセージを表示する。
【0057】
S20では、機能設定部54fはS10で設定指示された機能に対する機能排他情報55aの設定情報欄74を「設定」とすると同時に当該機能と排他関係にある機能の設定情報欄74を「排他」として、後者の機能の機能名を排他機能表示部54cに渡し当該機能の機能キーを網掛け表示する指示を排他機能表示部54cに行う。排他機能表示部54cでは、これを受け当該機能キーを網掛け表示する。S22では、機能設定部54fは設定指示された機能の機能名を設定機能情報55dに登録する。加えて、機能設定部54fは設定指示された機能の機能名を設定機能表示部54bに渡し当該機能キーを反転表示することを指示する。設定機能表示部54bはこれを受け上記機能キーを反転表示する。
【0058】
S24では、設定登録部54hはユーザにより設定登録キー52fが選択されたか否かをチェックし、設定機能をショートカットとして設定するか否かを判断する。設定登録キー52fが選択されなければS28へ進む。設定登録キー52fが選択された場合には、S26へ進む。S26では、設定登録部54hは設定機能情報55dに格納されている全ての機能名、および詳細設定情報55cからその機能に対する詳細設定を取得し設定登録情報55fとして記憶する。
【0059】
S28では、登録呼出部54iはユーザによりショートカットキー52gが選択されたか否かをチェックし、登録された機能設定を使用して機能設定を行うか否かを判断する。ショートカットキー52gが選択されなければS32へ進む。ショートカットキー52gが選択された場合には、S30へ進む。S30では、登録呼出部54iは現在の設定機能情報55dを消去し、設定登録情報55fに登録された機能名を設定機能情報55dに登録する。加えて、登録呼出部54iは設定登録情報55fの詳細設定(82と同じ)を詳細設定情報55cの対応する機能に対し設定する。
【0060】
S32では、実行制御部54jは詳細設定情報55cの詳細設定とデフォルト設定情報55bの詳細設定をマージして全機能の設定条件として制御部41に渡すとともにコピー実行指示を制御部41に送信する。これにより設定された諸条件に基づきデジタル複合機1でコピーが行われる。
【0061】
ここで、図10を使用してS10の機能設定指示を受け付ける処理をもう少し詳しく説明する。S101では、タッチパネル部52が機能キーが押圧されたか否かをチェックする。押圧されていなければS101を繰り返す。押圧された場合には押圧された機能キーの種類を一時的に記憶しS103に進む。S103では、タッチパネル部52が前記押圧が解除されたか否かをチェックする。解除されていなければS103を繰り返す。解除されたらS105に進む。
【0062】
S105では、タッチパネル部52は押圧が解除された位置を検出する。S107では、タッチパネル部52は前記検出された位置が複合機アイコン内又は基本タグ内であるか否かをチェックする。複合機アイコン内又は基本タグ内であればS109へ進む。S109では、タッチパネル部52が前記一時記憶された機能キーの機能の機能設定指示を受け付け、機能設定部54fにその旨を送信する。機能設定部54fは前記機能の機能設定指示を受け付ける。
【0063】
S107において前記検出された位置が複合機アイコン内又は基本タグ内でなければS111へ進む。S111では、タッチパネル部52が前記検出された位置が前記一時的に記憶した機能キーと同一の機能キー内であるか否かをチェックする。同一の機能キー内であればS113へ進む。S113では、タッチパネル部52が前記一時記憶された機能キーの機能の機能詳細設設定指示を受け付け、機能詳細設定部54gにその旨を送信する。機能詳細設定部54gは前記機能詳細設定指示を受け付ける。S111において前記検出された位置が前記同一の機能キー内でなければS101へ戻り、新たな機能キー押圧を受け付ける。
【0064】
このように本実施形態によればデジタル複合機1が複写機として実行される時に使用する機能をユーザが本デジタル複合機1に事前に設定する場合には、タッチパネル52に表示された機能リスト画面上で設定したい機能の機能キーを本デジタル複合機を模したアイコン52e上または「基本」タグ52c上にドラッグアンドドロップ操作することにより行うことができる。また、解除する場合にはタッチパネルの基本画面上で解除したい機能の機能キーを「機能リスト」タグ上にドラッグアンドドロップ操作することにより行うことができる。このためユーザはより少なくかつ単純な操作で機能を設定または解除できる。また、前記機能設定を登録することができ、他の機能設定によるコピーの実行が行われた後にワンボタンで前記機能設定を復元することできる。このためユーザはより少なくかつ単純な操作で設定機能の一覧を登録でき、機能設定を登録した時点の状態にワンボタンで回復できる(ショートカット)。
【0065】
次に本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では機能を設定する際にその機能と排他関係にある機能が既に設定されていた場合には、既に設定されていた機能を設定解除し、新たな機能を設定するとともに既に設定されていた機能を解除した旨をメッセージとしてタッチパネル52上に表示したが、本実施形態においては、設定しようとした機能と排他関係にある機能が既に設定されていた場合には、タッチパネル52上にユーザに機能の選択を求める画面(以下、排他機能選択画面という。)を表示し、ユーザの選択指示を受けることにより選択された方の機能を設定する。本実施形態における構成及び処理の流れは第1の実施形態の場合と多くの部分が同一であるので以下では第1の実施形態と相違する部分に限って詳細に説明する。
【0066】
本実施形態においては図2の操作パネル部51において操作制御部54のみが異なる。図11は第1の実施形態の場合の図4に相当する本実施形態における操作制御部の制御機能を示すブロック図である。表示制御として機能解除メッセージ表示部54dが削除され、排他機能選択画面表示部54kが加えられる。また、入力制御として排他機能選択部54lが加えられる。
【0067】
排他機能選択画面表示部54kは、機能リスト画面においてユーザにより機能設定操作が行われた後、当該機能と排他関係にある機能の機能設定が行われた場合に、両機能の内どちらを選択するかをユーザに問い合わせ、機能の選択を入力するための画面を表示する制御を行うものである。例えば自動倍率選択が設定された後に自動用紙選択が設定された場合には、図12に示すような「機能を選択してください。」というメッセージとともに自動倍率選択キーと自動用紙選択キーが表示されたウィンドウが表示される。排他機能選択画面表示部54kは機能設定部54fから排他機能選択画面表示指示および選択を求める2つの機能の名称を受信することにより上記メッセージを表示する。
【0068】
排他機能選択部54lは、前記排他機能選択画面に対するユーザからの入力により選択された方の機能の設定を有効にする制御である。具体的には、選択された機能が既に設定されていた機能であれば、何も行わない。選択された機能が後に設定操作がなされた機能であれば後に設定操作がなされた機能の設定を機能設定部54fに指示する。例えば自動倍率選択が設定された後に自動用紙選択が設定され、排他機能選択画面において自動倍率選択キーが選択された場合には何も行わない。排他機能選択画面において自動用紙選択キーが選択された場合には自動用紙選択を設定することを機能設定部54fに指示する。
【0069】
機能設定部54fは、基本的に第1の実施形態の場合と同じであるが、ユーザにより機能設定の操作が行われた場合に当該機能を機能排他情報55aで検索し設定情報欄74が「排他」になっていた場合の制御が第1の実施形態の場合と異なる。この場合、機能設定部は排他機能選択画面表示部54kに当該機能名とその排他関係にある機能名および排他機能選択画面を表示する指示を送信する。また、排他機能選択部54lから機能の設定指示が送られて来た場合には第1の実施形態の場合における排他機能が既に設定されている場合に設定操作が行われた場合と同様の制御を行う。
【0070】
次に図13のフローチャートに従い、本デジタル複合機1を複写機として使用する場合の機能設定における操作制御部54の処理の流れを説明する。図9のステップ番号と同じ番号を持つステップの処理は図9と同じである。S14からS22までの処理についてのみ説明を行う。
【0071】
S14では、機能設定部54fは機能排他情報55aの一致した機能名72の設定情報欄74が「排他」であるか否かをチェックする。「排他」であれば、S40で機能設定が指示された機能とは同時に設定できない機能が既に設定されているということなのでS42に進む。設定情報欄74が「排他」でなければ、S20に進む。S42では、ユーザが排他関係にある前記機能のうちどちらの設定を行いたいかを問い合わせるための排他機能選択画面を排他機能選択画面表示部54kがタッチパネル52上に表示する。
【0072】
S44では、前記排他機能選択画面に対するユーザの入力を排他機能選択部54lが受け付ける。S46では、排他機能選択部54lがS44でユーザにより入力された情報を解析し既に設定されている機能が選択されたか否かを判断する。既に設定されている機能が選択された場合には、S40に戻り、ユーザからの新たな機能設定指示等を待つ。もう一方の機能が選択された場合には、S16に進む。S16では、機能設定部54fは機能排他情報55aから、設定する機能と排他関係にある機能の機能名を取得し、設定機能情報55dからこの機能名を削除する。
【0073】
S20では、機能設定部54fは設定する機能の機能排他情報55aの設定情報欄74に「設定」と記載し、排他関係にある機能の設定情報欄74には「排他」と記載して、後者の機能の機能名を排他機能表示部54cに渡すとともに当該機能の機能キーを網掛け表示する指示を行う。排他機能表示部54cでは、これを受け当該機能キーを網掛け表示する。S22では、機能設定部54fは設定指示された機能の機能名を設定機能情報55dに登録する。加えて、機能設定部54fは当該機能名を設定機能表示部54bに渡し当該機能キーを反転表示することを指示する。設定機能表示部54bはこれを受け上記機能キーを反転表示する。
【0074】
ここで、図14を使用してS40の機能設定指示を受け付ける処理をもう少し詳しく説明する。S401では、タッチパネル部52が機能キーがダブルクリックされたか否かをチェックする。ダブルクリックされていなければS401を繰り返す。ダブルクリックされた場合にはダブルクリックされた機能キーの種類を一時的に記憶しS403に進む。S403では、タッチパネル部52は複合機アイコン又は基本タグがダブルクリックされたか否かをチェックする。ダブルクリックされていればS405へ進む。S405では、タッチパネル部52が前記一時記憶された機能キーの機能の機能設定指示を受け付け、機能設定部54fにその旨を送信する。機能設定部54fは前記機能の機能設定指示を受け付ける。
【0075】
S403において複合機アイコン又は基本タグがダブルクリックされていなければS408へ進む。S408では、キャンセルキーが押されたか否かをチェックする。キャンセルキーが押されていない場合にはS403へ戻り複合機アイコン又は基本タグがダブルクリックされるのを待つ。キャンセルキーが押された場合にはS401へ戻り新たな新たな機能キーのダブルクリックを受け付ける。
【0076】
このように本実施形態によればデジタル複合機1が複写機として実行される時に使用する機能をユーザが本デジタル複合機1に事前に設定する場合に本機能と同時に設定することが出来ない機能が既に設定されていたときは、前記排他機能選択画面が表示され、既に設定されていた機能と設定しようとした機能のうちどちらを設定するかをユーザが選択することが出来る。このためユーザはうっかり排他関係にある機能を設定して既に設定されていた機能を間違って消去してしまうことを起こしにくい。
【0077】
次に本発明の第3の実施形態を説明する。第1および第2の実施形態では機能リスト画面が表示されている場合に複合機アイコン52eは1つのみ表示されていたが、本実施形態においては図15に示すように2つの複合機アイコン(第1複写機アイコン52hおよび第2の複合機アイコン52i)が表示され、その両方を使用して機能を設定できる。ただし、これらの複写機アイコンは同時には使用できず、複写機の非実行時には第1の複写機アイコン52hのみ、複写機の実行時には第2の複写機アイコン52iのみを使用可能である。この場合、本複合機が実行される際に使用される機能は第1の複合機アイコンに対する機能として設定されている機能である。また、複写機の実行終了時に第1および第2の複合機アイコンに対する機能設定が共になされている場合には、複写機の実行終了時に第2の複合機アイコンに対する機能設定を第1の複合機アイコンに対する機能設定となるようにシフトする。また、複合機の実行中には第1の複合機アイコンに対する機能設定操作は禁止し、第2の複合機アイコンに対する機能設定操作のみ行えるようにする。また、複写機の非実行中にはこれと反対にする。これにより複写機の実行中に次の実行に対する機能を設定できる。
【0078】
本実施形態における構成及び処理の流れは第1の実施形態の場合と同一の部分があるので以下では第1の実施形態と相違する部分に限って詳細に説明する。本実施形態においては図2の操作パネル部51において操作制御部54および記憶部55が異なる。図16は第1の実施形態の場合の図3に相当する本実施形態における記憶部55に記憶する情報を示すブロック図である。第1の実施形態における設定機能情報55dが第1設定機能情報55gとなり第2設定機能情報55hが新たに加えられる。図17は第1の実施形態の場合の図4に相当する本実施形態における操作制御部54の制御機能を示すブロック図である。本実施形態においてはショートカット機能は設けないので第1実施形態における設定登録部54hおよび登録呼出部54iは削除される。また、設定機能情報シフト部54mと機能設定制限部54nが加えられる。
【0079】
機能設定画面表示部54aは第1の実施形態の場合の機能リスト画面表示に加えて複合機アイコンを図15に示すようにもう1つ表示する。画面上方の複合機アイコン52hを第1アイコンとし画面下方の複合機アイコン52iを第2アイコンとする。また、機能設定画面表示部は機能設定制限部54nからの指示により第1アイコンを通常表示52hと実行中表示(例えば、52jのような表示)の間で表示を切り替えたり、第2アイコンを網掛け表示52iと通常表示52kの間で表示を切り替えたりする。
【0080】
機能設定制限部54nは制御部41からの信号を取得しコピーが実行中か否かを判断し、コピーが実行中であれば第1アイコンを前記実行中表示にすることを機能設定画面表示部54aに指示し、第1アイコンを使用した機能設定を受け付けなくする(単に受け付けなくするだけでなく音声を発したり、メッセージを表示したりしてもよい。)。コピーが実行中でないときは、第2アイコンを網掛け表示するように機能設定画面表示部54aに指示し、第2アイコンを使用した機能設定を受け付けなくする。
【0081】
機能設定部54fは第1アイコンが有効な場合に第1アイコンを使用した機能設定指示が行われた場合には第1設定機能情報55gへ機能設定を行う。第2アイコンが有効な場合に第2アイコンを使用した機能設定指示が行われた場合には第2設定機能情報55hへ機能設定を行う。機能設定部fの第1設定機能情報55gおよび第2設定機能情報55hへの設定の制御は第1実施形態における設定機能情報55dへの設定の制御と同一である。
【0082】
実行制御部54jは第1設定機能情報55gを設定機能情報として第1の実施例の場合と同様の制御を行う。設定機能情報シフト部54mは制御部41からコピーの実行が終了した旨の信号を受けたときに、第1設定機能情報55gの内容を消去し、第2設定機能情報55hの内容を第1設定機能情報55gに移動した後、第2設定機能情報55hの内容を消去する。
【0083】
次に図18のフローチャートを使用して本実施形態における操作制御部54の制御の流れを説明する。排他関係にある機能が存在する機能が設定された場合の制御について第1の実施形態と同様であるのでここでは説明しない。S50では、機能設定制限部54nが制御部41からコピー実行中であるか否かを示す信号を受け取りコピー実行中であるか否かを判断し、コピー実行中でなければ(S50でNO)、S52へ進む。コピー実行中であればS58へ進む。
【0084】
S52では、機能設定制限部54nが機能設定画面表示部54aに第2アイコンを網掛け表示52iにする指示を出すとともに第2アイコンを使用した機能設定を受け付けないようにする。機能設定部54fは第1アイコンを使用した機能設定指示が行われたか否かを検知し、前記機能設定指示が行われていればS54へ進む。前記機能設定指示が行われていなければS56へ進む。S54では、第1の実施形態におけるS22と同じ処理が行われる。ただし、この場合には設定機能情報の代わりに第1設定機能情報が使用される。S56では、第1実施形態におけるS32と同じ処理を行う。ただし、この場合には設定機能情報の代わりに第1設定機能情報が使用される。
【0085】
S58では、機能設定制限部54nが機能設定画面表示部54aに第1アイコンを実行中表示52jにする指示を出すとともに第1アイコンを使用した機能設定を受け付けないようにする。機能設定部54fは第2アイコンを使用した機能設定指示が行われたか否かを検知し、前記機能設定指示が行われていればS60へ進む。前記機能設定指示が行われていなければS62へ進む。S60では、第1の実施形態におけるS22と同じ処理が行われる。ただし、この場合には設定機能情報の代わりに第2設定機能情報が使用される。
【0086】
S62では、設定機能情報シフト部54mが制御部41から送られるコピーが終了した旨の信号を監視する。コピー終了の信号を受信したらS64に進む。コピー終了の信号を受信しなかったらS50に戻る。S64では、第2設定機能情報55hが設定されている場合には第1設定機能情報55gを消去し、第2設定機能情報55hの内容を第1設定機能情報55gに移動し、第2設定機能情報55hを消去する。第2設定機能情報55hが設定されていなければ何もしない。
【0087】
このように本実施形態によればデジタル複合機1が複写機として実行される時に使用する機能を複写機がコピーを実行している最中に第2のアイコンを使用して設定できる。このためユーザは機能の設定をコピーが実行中であるからといってコピー終了まで待つ必要がなく、コピー実行中に機能設定を行うことが出来る。
【0088】
第3の実施形態においては、排他機能表示に関する制御および排他機能が既に設定されていた場合の制御について説明しなかったが、第1または第2の実施形態と同様の制御によりこれらの制御を行うことが出来る。
【0089】
第3の実施形態においては、ショートカットの機能を備えていなかったが、ショートカット機能を備えさせてもよい。
【0090】
第1、第2および第3の実施形態においてタッチパネルにおける機能選択の操作はドラッグアンドドロップ操作により行ったが、例えば機能キーをダブルクリックした後、複合機アイコンをダブルクリックすることにより行えるようにしてもよい。また、例えば機能キーをシングルクリックした後、複合気アイコンをシングルクリックすることにより行えるようにしてもよい。この場合、機能詳細設定は機能キーをダブルクリックすることにより行えるようにするとよい。
【0091】
第1、第2および第3の実施形態においてはタッチパネルを使用したが、タッチパネルの代わりにマウスやトラックボール等のポインティングデバイスを使用して画面上の位置を指定できるようにしてもよい。
い。
【0092】
第1、第2の実施形態においては、ただ一つのショートカットしか登録できなかったが、複数のショートカットを登録できるようにしてもよい。ショートカット名称をユーザが登録時に入力することにより各ショートカットを識別できるようにし、登録されたショートカットの中から任意のショートカットをユーザが選択できるようにすればよい。
【0093】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、一連の機能が割り付けられたショートカットを作成するのに、ショートカットに割り付けたい機能の機能キーをドラッグし特定の位置にドロップするドラッグアンドドロップ操作を一連の機能の数分行うことにより割り付けられるので、機能をより簡単で少ない操作でショートカットに割り付けることが出来る。
【0094】
請求項2に記載の発明によれば、一連の機能が割り付けられたショートカットを作成するのに、ショートカットに割り付けたい機能に対応した機能キーをダブルクリックした後に特定の位置をダブルクリックする操作を一連の機能の数分行うことにより割り付けられるので、一連の機能をより簡単で少ない操作でショートカットに割り付けることが出来る。
【0095】
請求項3に記載の発明によれば、前記機能設定操作においてドロップまたはダブルクリックする場所に前記電気機器の形状を模した機器アイコンが表示されているので、ユーザにとって操作の方法がわかりやすい。
【0096】
請求項4に記載の発明によれば、設定した機能について装置を模したアイコンの対応する部分の表示が通常とは違った表示方法で表示されるので設定した機能が何であったかを認識しやすい。
【0097】
請求項5に記載の発明によれば、ユーザは既に設定した機能と排他関係にある機能を認識しやすいので、排他関係にある機能を両方設定してしまう等の間違いを犯しにくい。
【0098】
請求項6に記載の発明によれば、ユーザが既に設定した機能と排他関係にある機能を設定した場合には、自動的に先に設定された機能を解除し後に設定した機能を有効にするので、排他関係にある機能が両方設定されてしまうことがない。
【0099】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザが既に設定した機能と排他関係にある機能を設定した場合には、ユーザがどちらの機能を本当に設定したいのかを選択できるので、排他関係にある機能が両方設定されてしまうことがない。また、ユーザが望むまない機能を設定してしまうことがない。
【0100】
請求項8に記載の発明によれば、ユーザが設定した機能群を一括して登録でき登録した機能群を一度に呼び出し装置に設定することが出来るので、ユーザは簡単に装置を好みの設定状態にすることが出来る。
【0101】
請求項9に記載の発明によれば、本機能設定装置は2種類の機能設定を記憶することが出来るとともに前記2種類の機能設定に対する設定操作を機能設定画面上の別の場所を使用して行うことが出来るので、電気機器が運転中で機能設定が使用されている最中でも別の機能設定を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による分割送信機能を用いたデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【図2】図1に示すデジタル複合機の電気的構成を主に示すブロック図である。
【図3】図2に示す記憶部の本発明に係る記憶情報を示すブロック図である。
【図4】図2に示す操作制御部の本発明に係る機能の構成を示すブロック図である。
【図5】タッチパネルに表示される機能設定を行うための画面の例を示す図で、(a)は基本画面の例、(b)は機能リスト画面の例である。
【図6】設定機能情報の例としてのテーブルを示す図である。
【図7】機能排他情報の例としてのテーブルを示す図である。
【図8】詳細設定情報の例としてのテーブルを示す図である。
【図9】操作制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図10】機能設定指示受付の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図11】第2の実施形態における操作制御部の本発明に係る機能の構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施形態における排他機能選択画面の例を示す図である。
【図13】第2の実施形態における操作制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図14】第2の実施形態における機能設定指示受付の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図15】第3の実施形態におけるタッチパネルに表示される機能設定を行うための画面の例を示す図で、(a)はコピーが実行中でない場合の例、(b)はコピーが実行中のの例である。
【図16】第3の実施形態における記憶部の本発明に係る記憶情報を示すブロック図である。
【図17】第3の実施形態における操作制御部の本発明に係る機能の構成を示すブロック図である。
【図18】第3の実施形態における操作制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(画像送信装置)
41 制御部
51 操作パネル部
52 タッチパネル部
53 操作キー部
54 操作パネル制御部
55 記憶部
54a 機能設定画面表示部(表示手段)
54b 設定機能表示部(設定機能表示手段)
54c 排他機能表示部(排他機能表示手段)
54f 機能設定部(受付手段、機能設定手段、複数設定記憶手段)
54h 設定登録部(設定登録手段)
54i 登録呼出部(機能設定短縮手段)
54k 排他機能選択画面表示部(排他機能選択手段)
54l 排他機能選択部(排他機能選択手段)
54m 設定機能情報シフト部(設定機能情報シフト手段)
54n 機能設定制限部(機能設定制限手段)
55a 機能排他情報(記憶手段)
55d 設定機能情報(機能設定手段)
55g 第1設定機能情報(複数設定記憶手段)
55h 第2設定機能情報(複数設定記憶手段)

Claims (10)

  1. ユーザが複数の機能を有する電気機器の機能を設定するための機能設定装置であって、
    特定の機能があらかじめ割り付けられた複数の機能キーを機能設定画面に表示する表示手段と、
    ユーザが前記機能キーを押圧し、押圧したまま前記機能設定画面上の特定の位置までドラッグし前記特定の位置で押圧解除する機能設定操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられてドラッグアンドドロップ操作の対象となった機能キーに割り付けられた機能を前記電気機器に対して実行可能に設定する機能設定手段とを備えることを特徴とする機能設定装置。
  2. ユーザが複数の機能を有する電気機器の機能を設定するための機能設定装置であって、
    特定の機能があらかじめ割り付けられた複数の機能キーを機能設定画面に表示する表示手段と、
    ユーザが前記機能キーをダブルクリックした後に前記機能設定画面上の特定の位置をダブルクリックする機能設定操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられて前記機能設定操作の対象となった機能キーに割り付けられた機能を前記電気機器に対して実行可能に設定する機能設定手段とを備えることを特徴とする機能設定装置。
  3. 前記機能設定画面上の特定の位置は前記電気機器の形状を模した機器アイコンが表示される場所であることを特徴とする請求項1または2に記載の機能設定装置。
  4. 前記機器アイコンのうち前記機能設定手段により設定された機能に関連する前記機器アイコンの部分の表示を通常とは異なる表示とする設定機能表示手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の機能設定装置。
  5. 前記機能のうち同時に機能設定することが不可能な機能の排他関係を記憶する記憶手段と、
    前記機能設定を行ったときには、前記記憶手段を参照することにより前記機能設定手段により設定された機能と前記排他関係にある機能に係る機能キーの表示を変化させる排他機能表示手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の機能設定装置。
  6. 前記機能設定手段は前記排他関係にある機能が既に機能設定されていたときに、先に機能設定された機能を解除すると共に後に機能設定された機能を有効とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の機能設定装置。
  7. 前記排他関係にある機能が既に機能設定されていたときに前記受付手段により機能設定操作が受け付けられた場合、前記排他関係にある機能が既に機能設定されている旨を表示すると共にどちらの機能設定を有効にするかをユーザに問い合わせる排他的機能選択手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の機能設定装置。
  8. 登録までに行われた一連の前記機能設定による設定機能情報を記憶する設定登録手段と、所定のキーを選択することにより記憶した前記設定機能情報を基に機能設定を行う機能設定短縮手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の機能設定装置。
  9. 前記表示手段は前記機能設定画面上に第1および第2の機器アイコンを表示し、
    前記第1の機器アイコンを使用した前記機能設定の設定情報は第1の設定機能情報として記憶し、前記第2の機器アイコンを使用した前記機能設定の設定情報は第2の設定機能情報として記憶する複数設定記憶手段と、
    前記電気機器の運転が終了したときに自動的に前記第2の設定機能情報を前記第1の設定機能情報とする設定機能情報シフト手段と、
    前記電気機器が運転中である場合には前記第1の機器アイコンを使用した機能設定を禁止する機能設定制限手段とを更に備え、前記電気機器は前記第1の設定機能情報を使用して運転されることを特徴とする請求項3〜8に記載の機能設定装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の機能設定装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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