JP2005007475A - フランジ付き管状部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アルミニウム合金押出材からなる管の端部を電磁成形により外径方向に拡開して、軸端に取付用フランジを一体的に形成する場合において、フランジの径を大きくして接合しろを十分にとり、同時に取付用フランジの割れ発生を防止し、かつ肉厚減少を抑える。
【解決手段】 素材管27の端部の周方向の複数箇所に切り欠き33を形成し、この素材管27の周囲を金型28で囲繞して端部を金型の端面29から突出させる。端面29からの突出長さは切り欠き33が形成されていない箇所で大きく、それらの中間で小さくなっている。電磁成形コイル32に瞬間大電流を印加して素材管27を外径方向に拡開する。素材管27の端部周壁は拡開して端面29に打ち付けられ、軸端にフランジ22が形成される。フランジ22は、軸部24からの張り出し幅が周方向で異なり、張り出し幅の大きい箇所において接合しろが十分とれる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、アルミニウム合金押出材の軸端に取付用フランジを形成したフランジ付き管状部材及びその製造方法に関する。
例えば乗用車やトラック等の自動車車体の前端(フロント)及び後端(リア)に設置されるバンパー内部には、補強部材としてバンパーリインフォースが設けられている。バンパーリインフォースは一般に荷重方向に略垂直に向く前壁と後壁、及びそれらを連結する横壁を有する断面中空の部材であり、後方側から一対のバンパーステイにより支持され、各バンパーステイは後端がサイドメンバ(フロント又はリア)の先端に固定されている。
アルミニウム製のバンパーステイは、大きく分けて縦圧壊型と横圧壊型がある。図41(a)に示すように、縦圧壊型のバンパーステイ1は、軸部4を構成する中空の押出形材の前後端に板状の取付用フランジ2,3(バンパーリインフォース5及びサイドメンバ6の取付用)を溶接したもので、押出軸方向が車体前後方向(バンパーリインフォース4の長手方向に対し略垂直)を向いている。横圧壊型バンパーステイ7は、図41(b)に示すように、前後端に一体的に取付用フランジ8,9が形成された押出形材からなり、押出軸方向が車体上下方向(バンパーリインフォース5の長手方向に対し垂直)を向いている。横圧壊型バンパーステイの例として、下記特許文献1〜3が挙げられる。
特開平8−91154号公報 特開2000−318552号公報 特開2001−294106号公報
縦圧壊型のバンパーステイは、3つの部品を溶接により一体化するため一般に製造コストが高く、さらに、図41(a)に示すように、バンパーリインフォースの端部取付箇所が車幅方向に対し後方側に傾斜している場合は、軸部押出形材の斜め切断による歩留まり低下、切断コスト及び溶接コストの増大等が問題となる。また、横圧縮型のバンパーステイは、製造コストが安く、バンパーリインフォースの端部取付箇所が車幅方向に対し傾斜又は湾曲していても、容易に対応できる利点があるが、縦圧壊型に比べて重量比エネルギー吸収量が小さく、優位な軽量化効果が得られない点に問題がある。
一方、特願2002−200386、特願2002−357820の明細書及び図面には、図41(c)に示すように、アルミニウム合金押出材(管材)からなり、軸部14の両端に電磁成形により取付用フランジ12,13が成形されたバンパーステイ11が記載されている。
このバンパーステイ11は、図42に示すように、アルミニウム押出材を所定長さに切断して素材管15とし、この素材管15の周囲を電磁成形用の金型16(複数個の分割金型から構成される)で囲繞するとともに、素材管15の端部を前記金型16の端面(成形面)17,18から突出させ、素材管15の内部に挿入した電磁成形用コイル10に高電圧で蓄電されている電気エネルギー(電荷)を瞬時に投入(放電)することにより製造される。電磁成形とは、電気エネルギーの投入により、電磁成形用コイル10がきわめて短時間の強力な磁場を形成し、この磁場内におかれたワーク(被加工物)が磁場の反発力(フレミングの左手の法則に従ったLorentz力)によって強い拡張力や収縮力を受けて、高速で塑性変形することを利用し、ワークを所定形状に成形する技術であり、この例では、素材管15は強い拡張力により外径方向(放射方向)に拡径し、前記端面17,18の内側では素材管15は貫通穴19の内面に押し付けられ、端面17,18の外側では素材管15は拡開して該端面17,18に打ち付けられる。これにより、両端に取付用フランジ12,13が形成されたバンパーステイ11が製造される。電磁成形後は、金型16を開いてバンパーステイ11を取り出す。
なお、前記バンパーステイ11は、フランジ12が軸部の押出方向に垂直な面に対し傾斜した平面に形成され、フランジ13が前記押出方向に垂直な平面に形成されている。管素材15の周囲を包囲する金型16は、管素材15の軸方向に沿って4つに分割可能(分割金型16a〜16dからなる)とされ、組み合わせたとき前記端面17,18と、管素材15の外形にほぼ等しい内形の貫通穴19が構成される。金型16の端面18は貫通穴19の軸方向に垂直な平面であり、端面17は貫通穴19の軸方向に垂直な面に対し傾斜した平面であり、両端面17,18は電磁成形時の成形面として機能する。一方、管素材15の端面は一方が軸部の押出方向に垂直な平面内でカットされ、他方が傾斜した平面内でカットされ(金型16の端面17の傾斜と同じ角度の傾斜にカットされている)、前者が端面18側、後者が端面17側にくるように、かつ管素材15の端面と金型16の端面17が平行になるようにセットされている。
電磁成形は高速変形であるため、加工形状が複雑な場合にも対応可能であり、かつ金型の成形面に押圧して所定の形状を得るため形状精度がよいという利点がある。従って、前記金型16の端面(成形面)17,18を適宜の形状とすることで、軸方向に垂直な面を有するフランジ(フランジ13)だけでなく、軸方向に垂直な面に対して傾斜したフランジ(フランジ12)、あるいは湾曲面からなるフランジなど、バンパーリインフォースやサイドメンバーの取付面の形状に応じた形状の取付用フランジを成形することができる。
なお、電磁成形自体は、下記特許文献4〜7及び非特許文献1に記載されているように、公知技術である。
特開昭58−4601号公報 特開平6−312226号公報 特開平7−116751号公報 特開2002−86228号公報 機械技術研究所報告第150号「電磁力を利用する塑性加工の研究」(1990年3月、機械技術研究所発行)
ところで、従来の3つの部品からなる縦圧壊型バンパーステイは、先に述べたような問題点があるほか、溶接箇所が衝突時に最も荷重が掛かる軸部とフランジの交点になることから、当該箇所において材料特性が低下し、これが予期し得ないエネルギー吸収特性の低下をもたらすおそれがある。
一方、管状のアルミニウム合金押出材の両端部を電磁成形等により拡径してフランジを軸部と一体的に成形すれば、この問題点は解消される。しかし、この場合、フランジの外周に近いほど周方向への引張の変形量が大きく、肉厚減少を生じ、さらに薄くなると割れが生じることもある。これはアルミニウム合金押出材の軸部の径に比べてフランジの外径が大きくなるほど問題となる。
そして、この割れ発生の問題は、ファイバー組織を有するアルミニウム合金押出材の場合に特に深刻となる。ファイバー組織は押出方向に平行な粒界がほとんどであり、電磁成形等により投入される拡径の成形力は、その粒界を分断する(引き裂く)方向に作用するからである。また、ファイバー組織では一般に、押出方向に垂直な方向の伸びが小さいことも影響している。ファイバー組織を有するアルミニウム合金押出材は、周知の如く軸方向の圧壊性能に優れるため、バンパーステイとして利用価値が大きいのだが、拡径方向の成形性が等軸晶のものに比べて劣り、管端にフランジを成形するような場合に特に割れが発生しやすく、バンパーリインフォース及びサイドメンバーに連結するに十分な大きさのフランジを成形することがきわめて困難である。
また、図43は電磁成形によるフランジ成形後に、フランジ12の肉厚が外周側になるほど薄くなっている様子を示す(フランジ13も同様である)ものだが、このようにフランジ12の肉厚が径方向に変化しているため、金型16の端面(成形面)17が平面で構成されていたとしても、フランジ12の前面12aは平面にはならず、その結果、図44に示すように、このフランジ12を例えばバンパーリインフォース5の後壁5aに固定するとき、フランジ12とバンパーリインフォース4の後壁4aとの間に隙間20が生じる。この隙間20があると、ボルト・ナット又はリベットにより固定するときはフランジ12に歪みが生じ、溶接によって固定する場合はフランジ12がバンパーリインフォース5の後壁5aから浮いた状態で固定されてしまう(フランジ13をサイドメンバーの先端に固定する場合も同様である)。この点についても、アルミニウム合金押出材の軸部の径に比べてフランジの外径が大きくなるほど問題となる。
このため、電磁成形によりアルミニウム合金押出材からなる管材の端部を外径方向に拡開して、軸端に取付用フランジを一体的に形成する場合に、従来の方法ではフランジの大きさ (径) に制約や限界がある。これは、継ぎ手として必要な、溶接や機械的な接合のための接合しろ (フランジの大きさあるいは径) を確保できないことにつながる。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたもので、電磁成形によりアルミニウム合金押出材からなる管材の端部を外径方向に拡開して、軸端に必要な接合しろを有する取付用フランジを一体的に形成する場合において、取付用フランジの割れ発生を防止し、かつ肉厚減少を抑えることを目的とする。
本発明に係るフランジ付き管状部材の1つは、アルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジが軸端に形成されたフランジ付き管状部材であり、前記取付用フランジは前記アルミニウム合金押出材の端部全周が拡開して形成されたもので、軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所が周方向に沿った1又は複数箇所に形成されていることを特徴とする。これに含まれる取付用フランジの典型的な形態として、軸部からの張り出し幅が大きい箇所が小さい箇所を挟んで周方向の複数箇所に形成された取付用フランジ、あるいはその特殊な例として、軸部からの張り出し幅が一方向及びその反対方向に大きく、それに垂直方向に小さく形成された取付用フランジを挙げることができる。
この取付用フランジは、例えば電磁成形により、前記アルミニウム合金押出材の端部周壁を外径方向(放射方向)に拡開して成形したものであり、フランジの先端部が張り出し幅の小さい箇所で分割された構造であるため、拡開時に前記先端部においてフランジの円周方向に加わる引張力が緩和され、割れ発生を防止し、肉厚減少を抑えることができる。張り出し幅の小さい箇所の張り出し幅が張り出し幅の大きい箇所の張り出し幅に比べて小さいほど、またその箇所の数が多いほど、前記引張力が緩和される。
このフランジ付き管状部材を電磁成形で製造するにあたっては、アルミニウム合金押出材からなる管の周囲を貫通穴を有する電磁成形用の金型で囲繞するとともに、その端部を前記金型の端面から所定長さ突出させ、電磁成形により管の端部周壁の全周を外径方向に拡開して前記端面に押し付け、軸端に取付用フランジを形成する。その際、素材としての前記アルミニウム合金押出材の端部に、前記金型の端面から突出する突出長さが他より小さくなる箇所を前記貫通孔の周方向に沿って形成しておけばよい。これにより、電磁成形後、軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所を周方向に沿った1又は複数箇所に有する取付用フランジを得ることができる。
より具体的にいえば、前記のように軸部からの張り出し幅が大きい箇所が小さい箇所を挟んで周方向の複数箇所に配置された取付用フランジを成形する場合、アルミニウム合金押出材の端部の周方向の複数箇所に切り欠きを形成し、前記金型の端面から突出する突出長さが切り欠きの箇所で小さく、切り欠き以外の箇所で大きくなるようにする。また、軸部からの張り出し幅が一方向及びその反対方向に大きく、それに垂直方向に小さい取付用フランジを成形する場合、前記アルミニウム合金押出材の端部を両側から斜めに切断し(両側から切り欠きを形成し)、前記金型の端面から突出する突出長さが対向位置にある2カ所で大きく、それらの中間で小さくなるようにする。
ところで、従来のバンパーステイ11では、図42(a)に示すように、フランジ12の外形は円形、すなわちフランジ12の管端からの張り出し幅Wは、周方向にみてほぼ同じとされている(フランジ13も同様)。この張り出し幅Wはフランジ12とバンパーリインフォース5の固定(例えばボルト・ナットによる締結)を行う上である程度の大きさが必要とされる。一方、フランジ12が取り付けられるバンパーリインフォース5の後壁(取付面)5aのスペースは、図45に示すように、一般に車幅方向(矢印A参照)には余裕があるが、上下方向(矢印B参照)には狭い。従って、必要な張り出し幅Wをとった場合、フランジ12がバンパーリインフォース5の後壁(取付面)5aのスペースから上下にはみ出すということが起こり得る。あるいは、スペース内に納めるために張り出し幅Wを十分にとれない(接合しろが十分取れない)ということも起こり得る。
このように、取付用フランジが取り付けられる取付面には種々の制約がある場合があり、それにより取付用フランジの形状(外径)も制約を受ける。例えばバンパーステイのように金属製形材(バンパーリインフォース)の1つの面を取付面とするのであれば、該取付面のスペースは一般に前記金属製形材の長手方向には広いが、長手方向に対し垂直方向には狭くなる。また、中には障害物の存在により、該障害物の方向のスペースが狭くなる場合がある。このような場合、周方向に張り出し幅が同じ(典型的には円形)従来の取付用フランジであれば、取付面のスペースに応じて、外径の小さい、従って接合しろの小さい取付用フランジしか用いることができなかった。
しかし、本発明に係る前記フランジ付き管状部材は、張り出し幅の小さい箇所を周方向の1又は複数箇所に適宜形成したものであり、張り出し幅をスペースの狭い方向には小さく、スペースの広い方向に大きく形成することにより、このような場合にも、張り出し幅の大きい箇所において必要な接合しろを確保することができる。例えば、取付用フランジを取り付ける取付面が、張り出し幅が周方向に一定の取付用フランジであればスペース的に収容しきれない(取付用フランジの一部が取付面のスペースからはみ出す)とき、前記取付用フランジに張り出し幅が小さい箇所を設けて、前記取付用フランジが前記取付面のスペースに収容できるようにし、あるいは、取付面に障害物が存在し(障害物の方向のスペースが狭くなっている)、張り出し幅が周方向に一定の取付用フランジであれば該取付用フランジが前記障害物に当たって該取付用フランジと前記取付面の接触が妨げられるとき、前記取付用フランジに張り出し幅が小さい箇所を設けて障害物との干渉を防止する。
本発明に係るフランジ付き管状部材の別の1つは、アルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジが軸端に形成されたフランジ付き管状部材であり、前記取付用フランジは電磁成形により前記アルミニウム合金押出材の端部周壁が外径方向に拡開して形成されたもので、周方向に分割された複数個のフランジ片からなることを特徴とする。
この取付用フランジは、フランジが周方向に分割されたフランジ片からなるため、電磁成形による拡開時に周方向への引張の変形が実質的に加わらず、曲げ成形に近い形でフランジが成形される。従って、フランジに割れや肉厚減少が生じるのを防止できる。
このフランジ付き管状部材の場合も、取付面のスペースに応じて、フランジ片の1又は複数個について、その張り出し幅を他より小さくし又は適当な形状に成形することができる。
このフランジ付き管状部材を製造するに当たっては、同じく、アルミニウム合金押出材からなる管の周囲を貫通穴を有する電磁成形用の金型で囲繞するとともに、その端部を前記金型の端面から所定長さ突出させ、電磁成形により管の端部周壁を外径方向に拡開して前記端面に押し付け、軸端に取付用フランジを形成する。その際、素材としてのアルミニウム合金押出材の端部周壁を周方向に複数個に分割しておき、電磁成形により分割した前記端部周壁を外径方向に拡開して、管端に周方向に分割された複数のフランジ片からなるフランジを形成する。管(アルミニウム合金押出材)の端部周壁を周方向に複数個に分割する手段として、管の端部周壁に複数箇所においてスリットを形成すること、及び管の端部周壁の一部を複数箇所において切除することが挙げられる。ただし、周壁にスリットを形成することは周壁の一部を切除することに含まれる概念である。
なお、素材管の分割された端部周壁の一部を切除し又は切り欠き、当該箇所において金型の端面からの突出長さを他より小さくすることにより、取付用フランジを構成するフランジ片の1又は複数個について、その張り出し幅を他より小さくし又はフランジ形状を適当な形状とすることができる。
本発明に係るフランジ付き管状部材を電磁成形により成形すると、取付用フランジは前記金型の端面(成形面)に沿った形状に仕上げられる。端面が貫通穴の軸方向に垂直であれば、アルミニウム合金押出材の端部には該押出材の軸方向に垂直な取付用フランジが形成され、端面が貫通穴の軸方向に垂直な面に対し傾斜し又は湾曲しているのであれば、アルミニウム合金押出材の端部には該押出材の軸方向に垂直な面に対し傾斜し又は湾曲した取付用フランジが形成される。このように、金型の端面の形状を取付面の形状に合わせておけば、取付面の形状に応じた形状の取付用フランジを容易に得ることができる。また、電磁成形を利用することで、取付用フランジの成形が短時間で確実に行われ、かつ変形による加工硬化作用により取付用フランジが強化される。
本発明において用いるアルミニウム合金押出材としては、断面円形又は楕円形(それに近い形状を含む)、4角形、5角形、6角形等の多角形断面あるいはその他の断面形状の管状アルミニウム合金押出材を広く使用することができる。中空断面内にリブがある押出材でも、フランジを形成する箇所においてリブが除去されていれば用いることができる。アルミニウム合金は電気の良導体であり、電磁成形に適する。このアルミニウム合金は、例えばJIS5000系、6000系及び7000系アルミニウム合金である。成形の容易性を考慮して調質はJISH0001に規定されるT1又はOで電磁成形し、成形後に必要に応じて時効処理を行うとよい。しかし、本発明の方法であれば時効処理後に電磁成形することもできる。
本発明は、例えばバンパーステイ、インストルメントパネル用リインフォース等の製造に好適に使用できる。
本発明に係るフランジ付き管状部材において、管の端部周壁を外径方向に拡開して成形した取付用フランジに、軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所が周方向に沿った1又は複数箇所に形成されている場合、フランジの先端部が張り出し幅の小さい箇所で分割された形となり、拡開時に取付用フランジの先端部に周方向に加わる引張力が緩和され、割れ発生を防止し肉厚減少を抑えることができ、同時に、張り出し幅の大きい箇所があることで必要な接合しろを確保することができる。さらに、この発明を応用すれば、取付用フランジを取り付ける取付面のスペースに制約があって、特定の方向に取付用のスペースが十分に取れないような場合でも、前記取付面のスペースに応じた形状の取付用フランジを形成し、かつ必要な接合しろを確保することができる。
また、本発明に係るフランジ付き管状部材において、管の端部周壁を外径方向に拡開して成形した取付用フランジが、周方向に分割された複数個のフランジ片からなる場合、拡開時に取付用フランジの周方向への引張の変形が実質的に加わらず、曲げ成形に近い形でフランジが成形されるため、フランジに割れや肉厚減少が生じるのを防止でき、同時に、前記フランジ片により必要な接合しろを確保することができる。
以下、図1〜図40を参照して、本発明に係るフランジ付き管状部材及びその製造方法についてより具体的に説明する。
はじめに図1〜図21を参照して、軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所が周方向に沿った1又は複数箇所に形成された取付用フランジを有するフランジ付き管状部材について説明する。ここに開示するのは、主としてバンパーステイの例であり、軸部の一端にバンパーリインフォースへの取付用フランジが形成され、他端にサイドメンバーへの取付用フランジが形成され、それぞれ、ボルト・ナット又は溶接等により、バンパーリインフォース又はサイドメンバーへ固定される。
図1に示すバンパーステイ21は、アルミニウム合金押出材からなり、円筒形の軸部24の両端部全周が外径方向に拡開して該軸部24の軸方向に垂直な面内に取付用フランジ22,23が形成されたもので、取付用フランジ22においては軸部24からの張り出し幅が周方向で異なり、取付用フランジ23においては軸部24からの張り出し幅は全周で一定である。図2は取付用フランジ22を示す斜視図であり、軸部24からの張り出し幅は、一方向及びその反対方向(両矢印X)に大きく(張り出し幅W1)、前記方向に垂直な方向(両矢印Y)に小さく(張り出し幅W2)形成されている。この取付用フランジ22の形状については、内周部(軸部24に近い側)が一体につながり外周部(軸部24から遠い側)が互いに分割されたフランジ片22a,22bからなるといういいかたもできる。
図1には、前記バンパーステイ21とバンパーリインフォース25からなるバンパー構造体が示され、バンパーステイ21の取付用フランジ22の前面がバンパーリインフォース25の後壁(取付面)25aに接触し、ボルト穴26を通し図示しないボルト・ナットにより固定されている。バンパーリインフォース25は断面矩形のアルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジ22の張り出し幅が大きい方向(図2のX方向)がバンパーリインフォース25の長手方向(車幅方向A)を向き、張り出し幅が小さい方向(図2のY方向)がバンパーリインフォース25の上下方向Bを向いている。
図4〜図6はバンパーステイ21の製造方法を示すものである。
使用する管素材27は断面円形のアルミニウム合金押出材であり、一方の端面27aは、図3に示すように、軸方向に垂直な面内でカットされたうえに両側から対称的に斜めにカットされて切り欠き33が形成され、他方の端面は軸方向に垂直な面内でカットされている。この管素材27の周囲を金型28(分割金型28a〜28dからなる)により包囲し、管素材27の両端部を金型28の端面29,30から突出させる。管素材27の両端部の端面29,30からの突出長さにより、成形後の取付用フランジ22,23の軸部24からの張り出し幅が決まる。図4及び図6に示すように、端面29側において、この突出長さは対向位置にある2カ所で大きく、その中間で小さくなっている。
金型28は管素材27の軸方向に沿って4つに分割可能であり、組み合わせたとき前記端面29,30と、管素材27の外形にほぼ等しい内形の貫通穴31が構成される。端面23,24は貫通穴31の軸方向に対して垂直な平面とされ、いずれも電磁成形時の成形面として機能する。
図4及び図6に示すように管素材27を金型28にセットし、電磁成形用通電コイル32を内部に挿入する。続いて、図示しない衝撃電流発生装置から通電コイル32に瞬間大電流を流すと、磁界の相互作用により管素材27は瞬間的に外径方向に拡開し、金型28内では貫通穴31の内面に押し付けられ、金型28の端面29,30から突出している端部は前記端面29,30に押し付けられ、図5及び図6に示すように、管端に取付用フランジ22,23が形成される。なお、成形後は、金型28を開いてバンパーステイ21を取り出す。
このパンパーステイ21の取付用フランジ22は、先に述べたようにフランジの先端部が張り出し幅の小さい箇所で分割された構造であるため、拡開時に前記先端部においてフランジの円周方向に加わる引張力が小さく、割れ発生及び肉厚減少が防止される。
また、図1に示すように、取付用フランジ22をバンパーリインフォース25の後壁25aに固定するに際し、取付用フランジ22の張り出し幅が大きい方向(X方向)が前記パンバーリインフォース25の長手方向(A方向)に向くように配置すると、当該方向の張り出し幅W1が十分大きいため、ここに複数個のボルト穴26を形成する余裕があり、一方、上下方向には張り出し幅W2が十分小さいため、取付面である後壁25aから上下にはみ出すことがなく、その全面を後壁25aに接触させることができる。なお、溶接により固定する場合でも、取付用フランジ22の張り出し幅が大きい部分で溶接長を長くとれるので、支障なく固定できる。
図1に示すバンパーステイ21は、取付用フランジ22が軸部に垂直(押出軸方向に垂直)な面内に形成されていたが、図44に示したバンパーステイ11の取付用フランジ12のように、車幅方向両端が後退する方向に傾斜したタイプのバンパーリインフォース5の傾斜した箇所に固定する場合は、軸部に垂直な面に対して傾斜(車幅方向外側が後退する方向に傾斜)した取付用フランジを有するバンパーステイを製造する必要がある。
図7はそのようなバンパーステイ21とその製造方法を示すものである。このバンパーステイ21において、取付用フランジ22は軸部24に垂直な面に対し傾斜した平面内に形成され、かつ取付用フランジ22の張り出し幅が大きい方向が傾斜の方向(図7(b)のC方向)に一致し(この方向の張り出し幅W1)、張り出し幅が小さい方向がそれに垂直(図7(a)のD方向)に向いている(この方向の張り出し幅W2)。
図7によれば、金型28の端面29は、貫通穴31の軸方向に垂直な面に対し傾斜した平面からなり、端面30は貫通穴31の軸方向に対し垂直な平面である。一方、管素材27の一方の端面は金型28の端面29の傾斜と同じ傾斜にカットされたうえに両側から対称的に斜めにカットされ、他方の端面は軸方向に垂直な面内でカットされている。従って、金型28の端面29側において、管素材27の端部の前記端面29からの突出長さは、対向位置にある2カ所で大きく、その中間で小さくなっている。
また、バンパーステイを車幅方向両端が後退する方向に湾曲したタイプのバンパーリインフォースの湾曲した箇所に固定する場合は、車幅方向外側が後退する方向に湾曲した取付用フランジを有するバンパーステイを製造する必要がある。
図8はそのようなバンパーステイ21とその製造方法を示すものである。このバンパーステイ21において、取付用フランジ22が湾曲(車幅方向外側が後退する方向に湾曲)して形成され、かつ取付用フランジ22の張り出し幅が大きい方向が湾曲の方向(図8(b)のE方向)に一致し(この方向の張り出し幅W1)、張り出し幅が小さい方向がそれに垂直(図7(a)のF方向)に向いている(この方向の張り出し幅W2)。
図8によれば、金型28の端面29は、貫通穴31の軸方向に垂直な面に対し傾斜した湾曲面からなり、端面30は貫通穴25の軸方向に対し垂直な平面である。一方、管素材27の一方の端面は金型28の端面29の湾曲に近似する傾斜平面内でカットされたうえに両側から対称的に斜めにカットされ、他方の端面は軸方向に垂直な面内でカットされている。従って、金型28の端面29側において、管素材27の端部の前記端面29からの突出長さは、対向位置にある2カ所で大きく、その中間で小さくなっている。
図9〜図12にさらに別の形態のバンパーステイを示す。
図9に示すバンパーステイ21は、一方の取付用フランジ22の形状と、軸部24にビード(リング状の膨出部)32が形成されている点で、図1に示すバンパーステイ21と異なる。しかし、アルミニウム合金押出材からなり、円筒形の軸部24の両端に該軸部24の軸方向に垂直な面内に取付用フランジ22,23が形成された点、取付用フランジ22においては軸部24からの張り出し幅が周方向に異なり、取付用フランジ23においては軸部24からの張り出し幅が全周で一定である点、取付用フランジ22において(図10参照)、軸部24からの張り出し幅が一方向及びその反対方向(両矢印X)に大きく(張り出し幅W1)、前記方向に垂直な方向(両矢印Y)に小さく(張り出し幅W2)形成されている点は、図1に示すバンパーステイ21と同じである。この取付用フランジ22の形状については、内周部が一体につながり、外周部が互いに分割されたフランジ片22a,22bからなるということもできる。
図9には、前記バンパーステイ21とバンパーリインフォース25からなるバンパー構造体が示され、バンパーステイ21の取付用フランジ22の前面がバンパーリインフォース25の後壁(取付面)25aに接触し、ボルト穴26を通し図示しないボルト・ナットにより固定されている。取付用フランジ22の張り出し幅が大きい方向(図10のX方向)がバンパーリインフォース25の長手方向(車幅方向A)を向き、張り出し幅が小さい方向(図10のY方向)がバンパーリインフォース25の上下方向Bを向いている。
このバンパーステイ21の取付用フランジ23も、フランジの外周部が張り出し幅の小さい箇所で分割された構造であるため、拡開時に前記先端部においてフランジの円周方向に加わる引張力が小さく、割れ発生及び肉厚減少が防止される。また、バンパーリインフォース25の長手方向の張り出し幅W1が十分大きいため、ここに複数個のボルト穴26を形成する余裕があり、一方、上下方向には張り出し幅W2が十分小さいため、取付面である後壁25aから上下にはみ出すことがない。溶接により固定する場合でも、取付用フランジ22の張り出し幅が大きい部分で溶接長を長くとれるので、支障なく固定できる。
図12はバンパーステイ21の製造方法を示すものである。
使用する管素材27は断面円形のアルミニウム合金押出材であり、一方の端面27aは、図11に示すように、両側から対称的に斜めにカットされて切り欠き33が形成され、傾斜面のみからなり、他方の端面は軸方向に垂直な面内でカットされている。この管素材27を包囲する金型28は、図4等に示す金型28と同じく分割金型からなり、組み合わせたとき構成される貫通穴31の一部に、放射方向にリング状に膨出した空間31aが形成されるが、その他の点では図4等に示す金型28と同じである。
電磁成形にあたり、この管素材27の周囲を金型28により包囲し、管素材27の両端部を金型28の端面30,31から突出させるが、端面30側において、その突出長さは対向位置にある2カ所で大きく、その中間で小さくなっている。この点は図6の場合と同様である。
管素材27を金型28にセットし、先に述べたと同様の手順で電磁成形を行うと、管素材27は瞬間的に外径方向に拡開し、金型28内では貫通穴31の内面に押し付けられ、金型28の端面29,30から突出している端部は前記端面29,30に押し付けられ、軸部24の途中にビード32が形成され、管端に取付用フランジ22,23が形成される。
これまで例示したバンパーステイは、いずれもバンパーリインフォース25の後壁25aを取付面としたものであるが、図13に示すように、バンパーリインフォース25の前壁25bを取付面とすることもできる。この場合、後壁25aにバンパーステイ21が通過する穴25cを開け、バンパーステイ21の取付用フランジ22をこの穴25cを通して貫入し、前壁25bに該取付フランジ22を固定する。なお、図13に示すバンパーステイ21は、軸部24の長さがやや長いが、取付用フランジ22,23は、図1に示すバンパーステイ21と同じ形状であり、前壁への取り付けの向きも同じである。
以上例示したバンパーステイは、いずれも軸部の両端に取付用フランジが形成され、その一方が本発明に係る取付用フランジであったが、必要に応じて、軸部の両端に本発明に係る取付用フランジを形成したり、他方の端部にはフランジ自体を形成しないようにすることもできる。また、上記の例では、金型の貫通穴の形状を素材管の外形にほぼ合わせたが、電磁成形による拡開により素材管の軸部は貫通穴の内形に対応した形状に変形させることができるので、例えば円形断面の素材管を矩形の貫通穴を有する金型にセットすれば、矩形の軸部を有するバンパーステイを形成することができる。
図14は、本発明に係るフランジ付き管状部材の他の適用例を示すもので、(a)は円形断面の軸部34を有するフランジ付き管状部材31の取付用フランジ32をアルミニウム合金押出形材35の凹部36に固定したものである。取付用フランジ32は電磁成形により成形されたもので、先に述べたバンパーステイ21の取付用フランジ22とほぼ同様の形状を有し、張り出し幅が一方向及びその反対方向に大きく、それに垂直方向に小さく形成され、張り出し幅の大きい方向が押出形材35の長手方向を向いて配置されている。この例では、取付面たる凹部36は両サイドが壁面35a,35bに挟まれ取付スペースが狭いため、もし取付用フランジ22の張り出し幅が押出形材25の長手方向に対し垂直方向に小さく形成されていなければ、取付用フランジ32はそのスペースをはみ出し(壁面35a,35bに当たり)、前記凹部36内に配置することができないが、前記方向に小さく形成されているので、凹部36内に配置して全面を取付面に接触することができている。
図14(b)は、本発明に係るフランジ付き管状部材のさらに他の適用例を示すもので、円形断面の軸部44を有するフランジ付き管状部材41の取付用フランジ42をアルミニウム合金押出形材45の壁面45aに固定したものである。取付用フランジ42は基本的に円形の外周を有し、一部に軸部44からの張り出し幅が小さい箇所(切り欠き43)が形成されている。電磁成形した取付用フランジ42に切り欠き43を形成するには、管素材の端部を一部切除し、切除した箇所で金型の端面から突出する突出長さが小さくなるようにしておく。この端部を電磁成形により拡開すれば、切り欠き43を有する取付用フランジ42が成形される。
この例では、押出形材45の壁面45aにロッド46が固定されているため、軸部44を中心として周囲の壁面(取付面)45aをみたとき、ロッド46の方向は取付スペースが狭くなっている。もし取付用フランジ42に切り欠き43がなければ、取付用フランジ42を所定位置(図示の位置)に配置してもロッド46が障害物となって、取付用フランジ42を図示の位置で壁面45aに接触させることができないが、ロッド46の位置に切り欠き43をもってきたことで、取付用フランジ42の全面を壁面45aに接触させることができている。なお、この取付用フランジ42においても、フランジの先端部が張り出し幅の小さい箇所で分割された構造であるため、拡開時に前記先端部においてフランジの円周方向に加わる引張力が緩和され、割れ発生及び肉厚減少を抑制する作用が得られている。
図15(a),(b)に示すバンパーステイ51は、本発明のさらに他の適用例を示すものである。このバンパーステイ51は、アルミニウム合金押出材からなり、円筒形の軸部54の両端に取付用フランジ52,53が形成され、取付用フランジ52は軸部54に垂直な面に対し傾斜した平面内に形成され、取付用フランジ53は軸部54の軸方向に垂直な面内に形成されている。取付用フランジ52,53は、軸部54からの張り出し幅が周方向に変化しており、張り出し幅が小さい箇所が大きい箇所を挟んで周方向の4カ所に形成され、平面視で全体としてほぼ線対称な形状をなしている。この取付用フランジ52,53の形状については、内周部(軸部54に近い側)が一体につながり外周部が互いに分割されたフランジ片52a〜52d,53a〜53dからなるということいいかたもできる。
図16には、前記バンパーステイ51とバンパーリインフォース55からなるバンパー構造体が示され、バンパーステイ51の取付用フランジ52の前面がバンパーリインフォース55の傾斜した後壁(取付面)55aに接触し、ボルト・ナットにより固定されている。バンパーステイ51の取付用フランジ53は、その前面がサイドメンバ56の前端部のフランジに接触し、同じくボルト・ナットにより固定されている。
図17はバンパーステイ51の製造に使用する断面円形の管素材(アルミニウム合金押出材)57を示すもので、一方の端面57aは軸方向に斜めの面内でカットされ、その端部の周方向の4カ所に略楕円形(ただし半楕円)の切り欠き58が等間隔で形成され、他方の端面57bは軸方向に垂直な面内でカットされ、その端部の周方向の4カ所に略楕円形の切り欠き59が等間隔で形成されている。
バンパーステイ51の製造にあたっては、図7に関して説明したと同じ要領で、管素材57を金型にセットし、電磁成形を行い、管素材57の両端部を外径方向に拡開する。このパンパーステイ51の取付用フランジ52,53は、フランジの先端部が張り出し幅の小さい箇所で分割された構造であるため、拡開時に前記先端部においてフランジの円周方向に加わる引張力が小さく、割れ発生及び肉厚減少が防止される。
図18に示すバンパーステイ61は、本発明のさらに他の適用例を示すものである。このバンパーステイ61はアルミニウム合金押出材からなり、同じ形状の取付用フランジ62,63が断面略台形の軸部64の両端に、いずれも該軸部64に垂直な面内に形成されている。取付用フランジ62,63は、軸部64からの張り出し幅が周方向に変化しており、張り出し幅が小さい箇所が大きい箇所を挟んで周方向の4カ所に形成されている。この取付用フランジ62,63の形状については、内周部(軸部64に近い側)が一体につながり外周部が互いに分割されたフランジ片62a〜62d,63a〜63dからなるといういいかたもできる。
図19には、前記バンパーステイ61とバンパーリインフォース55(図16参照)からなるバンパー構造体が示されている。ここでは、バンパーステイ61の軸部64の前壁(断面の1つの辺)64aがバンパーリインフォース55の傾斜した後壁(取付面)55aに接触し、前壁64aの対面にある後壁64cがサイドメンバ56の垂直な前端部に当接している。バンパーステイ61とバンパーリインフォース55及びバンパーステイ61とサイドメンバ56は、それぞれ取付用フランジ62,63を利用してボルト・ナットにより固定されている。なお、このバンパーステイ61は横圧壊型の一種であり、衝突時には軸部64が横断面方向に圧壊して、衝突エネルギーを吸収する作用を有する。
バンパーステイ61の製造にあたっては、断面がほぼ台形のアルミニウム合金押出材を管素材として用い、図17に関して説明したと同じ要領で、前記管素材の両端部の周方向の4カ所(断面の辺部)に略楕円形の切り欠きを形成し、続いて、図6に関して説明したと同じ要領で、管素材を金型(ただし金型の貫通孔の断面は、軸部64の外形に合わせてほぼ台形とする)にセットし、電磁成形を行い、管素材の両端部を外径方向に拡開する。このパンパーステイ61の取付用フランジ62,63は、フランジの先端部が張り出し幅の小さい箇所で分割された構造であるため、拡開時に前記先端部においてフランジの円周方向に加わる引張力が小さく、割れ発生及び肉厚減少が防止される。
図20に示すバンパーステイ61は、図18に示すバンパーステイ61の変形例であり、後者との違いは、軸部64の中空断面内にリブ65を有する点のみである。このバンパーステイ61の製造にあたっては、中空断面内にリブを有するアルミニウム合金押出材を管素材として用い、取付用フランジ62,63が形成される両端部において前記リブを切除しておけばよい。
図21は、本発明に係るフランジ付き管状部材のさらに他の適用例を示すもので、円形断面の軸部74を有するフランジ付き管状部材71の取付用フランジ72をパイプ材75の外面に固定している。要するに管継ぎ手として用いている。
このフランジ付き管状部材71の取付用フランジ72は、接合されるパイプ材の外面(取付面)形状に応じて鞍型曲面に形成され、かつ前記バンパーステイ51の取付用フランジ52,53と同じように、軸部74からの張り出し幅が小さい箇所が大きい箇所を挟んで周方向の4カ所に形成されている。この取付用フランジの形状については、内周部(軸部74に近い側)が一体につながり外周部が互いに分割されたフランジ片72a〜72d(72cは図示されず)からなるといういいかたもできる。
続いて、図22〜図40を参照して、周方向に分割された複数個のフランジ片からなるフランジ付き管状部材について説明する。ここに開示するのはバンパーステイの例であり、軸部の一端にバンパーリインフォースへの取付用フランジが形成され、他端に必要に応じてサイドメンバーへの取付用フランジが形成され、それぞれ、ボルト・ナット又は溶接により、バンパーリインフォース又はサイドメンバーへ固定される。以下、断面図以外は管の肉厚が図示省略されている。
図22(b)に示すバンパーステイ81は、アルミニウム合金押出材からなり、断面4角形の軸部84の一端が外径方向に拡開して該軸部84の軸方向に垂直な面内に取付用フランジ82が形成されたもので、この取付用フランジ82は周方向に4個に分割されたフランジ片82a〜82dからなる。
図22(a)はバンパーステイ81の製造に使用する管素材87を示すもので、この管素材87は断面4角形のアルミニウム合金押出材からなる。管素材87の両端面は軸方向に垂直な面内でカットされ、一方の端部の各隅部には端面から同じ深さhのスリット83が軸方向に入れられ、管素材87の端部周壁93は周方向に4個に分割されている(分割された端部周壁の各面を93a〜93dとする)。
バンパーステイ81の電磁成形にあたっては、図23及び図24に示すように、この管素材87の周囲を金型88(分割金型88a〜88dからなる)により包囲し、かつ管素材87の分割された端部周壁93を金型88の端面89から突出させる。この例では、スリット83の底83aがちょうど端面89の位置にきて、それより先が端面89から突出している。金型88は管素材87の軸方向に沿って4つに分割可能とされ、組み合わせたとき前記端面89と、管素材87の外形にほぼ等しい内形の貫通穴91が構成される。金型88の端面89は貫通穴91の軸方向に垂直な平面であり、電磁成形時の成形面として機能する。
次に、管素材87内に電磁成形用コイル体92を挿入し、図示しない衝撃電流発生装置から電磁成形用コイル体92に瞬間大電流を流すと、磁界の相互作用により管素材87は瞬間的に放射方向に拡開し、金型88内の軸部は貫通穴91の内面に押し付けられ、金型88の端面89から突出している端部周壁93は、図24(a)に示すように前記端面89に打ち当たり、軸端にフランジ82が形成された前記バンパーステイ81が製造される。成形後は、金型88を開いてバンパーステイ81を取り出す。
成形後のバンパーステイ81において、取付用フランジ82を構成する各フランジ片82a〜82dは、管素材87の端部周壁93の各面93a〜93dがスリット83の底83aの位置で外側に90°曲げ成形された形態をなしている。従って、拡開時にフランジの円周方向に加わる引張力がなく、割れ発生及び肉厚減少が防止される。
なお、管素材87において、スリット83の底83aの形状として、角度の付いた角張った形状(図1(a)の拡大図A参照)より丸み形状(同じく拡大図B参照)とするのが望ましい。スリット83の底83aを丸み形状に成形することで、電磁成形時の亀裂の起点になりにくく、また電磁成形時にここにスパーク(放電)が発生にくくなるためである。また、スリット83の幅Sはスパーク防止の観点からは広い方が望ましく、電磁成形用コイル体92のコイルに流れる電流値によっても異なるが、10kA以上であれば概ね2mm以上であることが望ましい。
上記の例では、管素材87を金型88にセットする際、分割された端部周壁93の全体(スリット83の底83aより端側の部分)を金型88の端面89から突出させたが、図25(a)に示すように、端部周壁93の一部が金型88の端面89の内側、すなわち貫通穴91内に位置するようにセットすることも可能である。この場合、前記と同様に電磁成形を行うと、端部周壁93のうち金型88の端面89から突出している部分が拡開して該端面89に打ち付けられ、図25(b)に示すバンパーステイ81が製造される。このバンパーステイ81では、周方向に4個に分割された形態をなす取付用フランジ82が成形され、かつ軸部にスリット83の一部が残っている。
一方、図26(a)に示すように、分割された端部周壁93だけでなく分割されていない部分も金型88の端面89から突出するようにセットすることもできる。すなわち、スリット83の底83aが金型88の端面89から外に出ているということである。この場合、前記と同様に電磁成形を行うと、端部周壁93を含めて金型88の端面89から突出している部分が拡開して端面89に打ち付けられ、図26(b)に示すバンパーステイ81が製造される。このバンパーステイ81にみられるように、成形時にスリット83の底83aから軸部が引き裂かれ(引き裂かれた箇所を矢印94で示す)、結果的に周方向に4個に分割された形態をなす取付用フランジ82が成形される。軸部が引き裂かれると、その過程でスパーク(放電)が発生する可能性が高いため、図3及び図4(a)に示す管素材10のセッティング方式の方が望ましい。なお、この例では4角形断面の隅部にスリット83が形成されていたが、スリットを形成する位置及びその形状、管素材の断面形状等によっては、軸部が引き裂かれることなく取付用フランジが形成される。
図27(a),(b)はバンパーステイ81とバンパーリインフォース85からなるバンパー構造体を示すもので、この例では取付用フランジ82の各フランジ片82a〜82dにボルト穴86が形成され、ボルト・ナットにより固定されるようになっている。しかし、溶接構造等をとることもできる。図27(a)では取付用フランジ82の軸部からの張り出し幅Wが小さく、取付用フランジ82はバンパーリインフォース85の後面(取付面)85aのスペース内に収まっている。図27(b)では取付用フランジ82の軸部からの張り出し幅Wが大きく、取付用フランジ82はバンパーリインフォース85の後面85aのスペースから上下にはみ出している。必要があれば、取付用フランジ82の上下の面82a,82cのはみ出した部分(矢印95で示す)を切除し、又はバンパーリインフォースの上下面に沿うように前方に折り曲げることもできる(図28(b)参照)。
図28(a)は電磁成形時に取付用フランジ82を成形すると同時に上下のフランジ片82a,82cを折り曲げたバンパーステイ81を示し、図28(b)はそのバンパーステイ81をバンパーリインフォース85に固定した様子を示す。フランジ82の上下のフランジ片82a,82cの先端部(矢印96で示す)は途中で軸部に平行に曲げられ、バンパーリインフォース85の上下面85b、85cに沿っている。このバンパーステイ81は、図29に示す金型88を用いて製造することができる。金型88を構成する分割金型88a、88bが突出部97を有し、この突出部97の内側面(矢印98で示す)が、電磁成形時に取付用フランジ82の上下の面82a,82cの成形面となり、取付用フランジ82の成形と同時に上下のフランジ片82a,82cの折り曲げが行われる。
図30に示すバンパーステイ81は、バンパーリインフォース85の狭い後面(取付面)85aのスペース内に、成形後の取付用フランジ82が収まるように、電磁成形前に管素材87の端部を整形したものである。管素材87の端部周壁93の各面93a〜93dは両コーナー(矢印99で示す)が斜めに切除され、かつ管素材87の各隅部には端面から同じ深さのスリット83が軸方向に入り、これにより管素材87の端部周壁93は周方向に4個に分割されている。
この管素材87を図23及び図24に示す金型88にセットし、図23及び図24に示すように管素材87の分割された端部周壁93を金型88の端面89から突出させて電磁成形を行うと、図30(b)に示すように、管端に取付用フランジ82を有するバンパーステイ81が成形される。この取付用フランジ82は周方向に4個に分割された形態をなし、取付用フランジ82を構成する各フランジ片82a〜82dは両コーナー(矢印100で示す)が斜めに切除された形態となっている。これにより、取付用フランジ82は、図30(c)に示すように、バンパーリインフォース85の後面(取付面)85aのスペース内に収まる。
図31に示すバンパーステイ81は、同じくバンパーリインフォース85の狭い後面(取付面)85aのスペース内に、成形後の取付用フランジ82が収まるように、電磁成形前に管素材87の端部を整形したものである。管素材87の端部周壁93の対向する2面が切除され、これにより管素材87の端部周壁93は周方向に2個に分割されている。
この管素材87を図2及び図3に示す金型88にセットし、図23及び図24に示すように管素材87の分割された端部周壁93を金型88の端面89から突出させて電磁成形を行うと、図31(b)に示すように、管端に取付用フランジ82を有するバンパーステイ81が成形される。この取付用フランジ82は周方向に2個に分割された形態をなす。図31(c)に示すように、取付用フランジ82を構成する各面82b,82dが車幅方向にくるようにすれば、フランジ82はバンパーリインフォース85の後面(取付面)85aのスペース内に収まる。
図32に示すバンパーステイ81は、同じくバンパーリインフォース85の狭い後面(取付面)85aのスペース内に、成形後の取付用フランジ82が収まるように、電磁成形前に管素材87の端部を整形したものである。管素材87の端部周壁93の各隅部には端面から同じ深さのスリット83が軸方向に入り、これにより管素材87の端部周壁93は周方向に4個に分割され、かつ端部周壁93を構成する面93a〜93dのうち上下の対向する面93a,93cが一部切除されて短くなっている。
この管素材87を図23及び図24に示す金型88にセットし、図23及び図24に示すように管素材87の分割された端部周壁93を金型88の端面89から突出させて電磁成形を行うと、図32(b)に示すように、管端に取付用フランジ82を有するバンパーステイ81が成形される。この取付用フランジ82は周方向に4個に分割された形態をなし、取付用フランジ82を構成する4個のフランジ片82a〜82dのうち上下の面82a,82cの張り出し幅Wが小さくなっている。従って、図32(c)に示すように、取付用フランジ82はバンパーリインフォース85の後面(取付面)85aのスペース内に収まる。
これまでは管素材として断面4角形のものが使用されたが、図33に示すバンパーステイ81は、管素材87として円形断面のアルミニウム合金押出材を使用して得られたものである。管素材87の一方の端部には円周方向に等間隔で端面から同じ深さのスリット83が軸方向に入り、これにより管素材87の端部周壁93は周方向に4個に分割されている。
また、図34(a),(b)に示すバンパーステイ81は、管素材(図示せず)として6角形断面のアルミニウム合金押出材を使用して得られたものである。それぞれ管素材としては端部周壁が周方向に6個に分割された管素材が用いられるが、図34(a)に示すバンパーステイ81の場合、一方の端部の各隅部に端面から同じ深さのスリットが軸方向に入れられ、図34(b)に示すバンパーステイ81の場合、管素材の端部周壁の各面の両コーナーが斜めに切除され、かつ管素材の各隅部には端面から同じ深さのスリットが軸方向に入れられる(前者は図22(a)参照、後者は図30(a)参照)。
これまで示したバンパーステイ81は取付用フランジが軸部に垂直(押出軸方向に垂直)な面内に形成されていたが、図35に示すバンパーステイ81は、フランジ82が軸部84に垂直な面に対して傾斜(車幅方向外側が後退する方向に傾斜)している。この場合、管素材87のフランジを形成する側の端部の端面は傾斜した平面内でカットされ、各隅部には端面から同じ深さのスリット83が軸方向に入れられ、管素材87の端部周壁93は周方向に4個に等分割されている。
図36に示すように、この管素材87の周囲を金型88により包囲し、かつ管素材87の分割された端部周壁93を金型88の端面89から突出させる。金型88は図23及び図24に示す金型とほぼ同様であるが、端面89が貫通穴91の軸方向に対し傾斜した平面である(この例では管素材87の端面の傾斜と同じ角度の傾斜に設定されている)点で異なる。管素材87は金型88に対し、金型88の端面89と管素材87の端面が平行になり、かつスリット83の底83aがちょうど端面89の位置にきて、それより先が端面89から突出するようにセットされている。
次に管素材87内に電磁成形用コイル体92を挿入し、電磁成形を行うと、管素材87は瞬間的に放射方向に拡開し、金型88内の軸部は貫通穴91の内面に押し付けられ、金型88の端面89から突出している端部周壁93は前記端面89に押し付けられ、軸部84の端部に傾斜した取付用フランジ81が形成されたバンパーステイ82が製造される。
以上の例示では、管の一方の端部にのみ取付用フランジを成形して、その取付用フランジをバンパーリインフォースに固定し、他方の端部はフランジを成形せずにサイドメンバーに固定するものとしたが、その逆もあり得る。また、バンパーステイがバンパーリインフォースとサイドメンバーの両方への取付用フランジを必要とする場合、両方の端部に取付用フランジを成形する必要がある(図37(b)参照)。その場合、2つのフランジを1つずつ順に成形することもできるが、以下に説明するように、両方のフランジを同時に成形することもできる。
図37(a)に示す管素材87は、両端面が軸方向に垂直な面内でカットされ、両端部の各隅部には端面から同じ深さのスリット83が軸方向に入れられ、管素材87の両方の端部周壁93、101は周方向に4個に分割されている。
図38に示すように、この管素材87の周囲を金型88により包囲し、かつ管素材87の分割された端部周壁93,101を金型88の端面89,102から突出させる。金型88は図23及び図24に示す金型と同様であるが、この場合、両方の(貫通穴91の両端の)端面89,102が成形面として機能する。
管素材87内に電磁成形用コイル体92を挿入し、電磁成形を行うと、管素材87は瞬間的に放射方向に拡開し、金型88内の軸部は貫通穴91の内面に押し付けられ、金型88の端面89,102から突出している端部周壁93,101は前記端面89,102に打ち付けられ、軸部84の両端に取付用フランジ82,103が形成されたバンパーステイ18が製造される。
以上の例示では、バンパーステイ81の取付用フランジ82がバンパーリインフォース85の後壁85aの外面側に取り付けられる場合を示したが、取付用フランジ82をバンパーリインフォース85の中空内部に配置して後壁85aの内面側又は前壁85dの内面側に取り付けたり、バンパーリインフォース85の前壁85dの外面側に取り付けることもあり得る。
図39は取付用フランジ82をバンパーリインフォース85の後壁85aの内面側に取り付ける場合に、取付用フランジ82をバンパーリインフォース85の中空内部において成形する例を示すものである。管素材87の分割された端部周壁93を後壁85aに形成した穴を通してバンパーリインフォース85の中空内部に嵌入し、金型88をバンパーリインフォース85の後壁85aに密着させ、管素材87のバンパーリインフォース85の外部に出ている箇所の周囲を包囲する。次に管素材87内に電磁成形用コイル体92を挿入し、電磁成形を行うと、管素材87は瞬間的に放射方向に拡開し、バンパーリインフォース85の中空内部に嵌入した端部周壁93はバンパーリインフォース85の後壁85aの内面(これが成形面として機能する)に打ち付けられ、軸部84の端にフランジ82が形成されたバンパーステイ81が製造される。なお、バンパーステイ81の軸部84は金型88の貫通穴91の内面に押し付けられる。
図40は取付用フランジ82をバンパーリインフォース85の前壁85dの外面側に取り付ける場合の例を示すものである。管素材87には両端に分割された端部周壁93,101が形成され、端部周壁93を後壁85a及び前壁85dに形成した穴を通してバンパーリインフォース85の前方に突出させ、金型88をバンパーリインフォース85の後壁85aに密着させて軸部を包囲し、かつ端部周壁102を金型88の外に突出させる。次に管素材87内に電磁成形用コイル体92を挿入し、電磁成形を行うと、管素材87は瞬間的に放射方向に拡開し、バンパーリインフォース85の前方に突出していた端部周壁93はバンパーリインフォース85の前壁85dの外面(これが成形面として機能する)に打ち付けられ、一方、端部周壁101は金型88の端面102に押し付けられ、軸部84の両端にフランジ82,103が形成されたバンパーステイ81が製造される。なお、バンパーステイ81の軸部84は、バンパーリインフォース85の後壁85a及び前壁85dに形成した前記穴及び貫通穴91の内面に打ち付けられ、かつバンパーリインフォース85の中空内部において外径方向に膨出する。
以上、主としてバンパーステイを例に本発明について具体的に説明したが、本発明は、乗用車やトラック等の車両のサイドメンバ(先端に取付用フランジを成形)やインストルメントパネル用リインフォース(一端又は両端に取付用フランジを成形)、その他、端部にフランジを必要とする管状部材の製造一般に好適に利用できる。
なお、サイドメンバは前記特許文献1〜3や前記特願2002−357820の明細書及び図面にも記載されている。その先端に前記のようなバンパーステイを取り付ける(バンパーステイを介してバンパーリインフォースを固定する)場合と、その先端に直接バンパーリインフォースを固定する場合がある。また、インストルメントパネル用リインフォースは、ステアリングサポート、ステアリングハンガービーム又はピラー間クロスメンバー(PPメンバー)ともいわれ、車幅方向に配設されて両端が車両の左右のフレームに固定され、インストルメントパネル、ダクト及びステアリングコラム等を支持するとともに、車両の側面衝突に対して乗員の生存空間を確保する役割をもつ部材であり、例えば特開平11−115550号公報、特開2001−63628号公報、特開2001−71939号公報、特開2001−253368号公報、特開2002−211440号公報にはアルミニウム合金製のインストルメントパネル用リインフォースが記載されている。
本発明に係るバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図である。 そのバンパーステイの要部拡大斜視図である。 そのバンパーステイの製造に使用する管素材の要部拡大斜視図である。 管素材を金型にセットしたときの斜視図である。 その電磁成形後の斜視図である。 図5のI−I断面図(a)及びII−II断面図(b)である。 本発明に係るバンパーステイ及び製造方法を説明する断面図(a)及びそのIII−III断面図(b)である。 本発明に係るバンパーステイ及び製造方法を説明する断面図(a)及びそのIV−IV断面図(b)である。 本発明に係るバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図である。 そのバンパーステイの要部拡大斜視図である。 そのバンパーステイの製造に使用する管素材の要部拡大斜視図である。 その製造方法を説明する断面図(a)及びそのV−V断面図(b)である。 本発明に係るバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図である。 本発明に係るフランジ付き管状部材の他の適用例を示す斜視図である。である。 本発明に係るバンパーステイの斜視図(a)及び側面図(b)である。 そのバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図である。 そのバンパーステイの製造に使用する管素材の斜視図である。 本発明に係るバンパーステイの斜視図である。 そのバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図である。 本発明に係るバンパーステイの斜視図である。 本発明に係るフランジ付き管状部材とその適用形態を示す斜視図である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)及び成形後のバンパーステイの斜視図(b)である。 その管素材を金型にセットした状態を示す斜視図である。 そのVI−VI断面図(a)及びVII−VII断面図(b)である。 その管素材を金型にセットした状態を示す断面図(a)及び成形後のバンパーステイの斜視図(b)である。 その管素材を金型にセットした状態を示す断面図(a)及び成形後のバンパーステイの斜視図(b)である。 本発明に係るバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図(a),(b)である。 本発明に係るバンパーステイの斜視図(a)、そのバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体を示す斜視図(b)である。 そのバンパーステイを製造する場合に用いる管素材を金型にセットした状態を示す斜視図である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)、バンパーステイの斜視図(b)及びそのバンパーステイとバンパーリインフォースの取付部構造を示す斜視図(c)である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)、バンパーステイの斜視図(b)及びそのバンパーステイとバンパーリインフォースの取付部構造を示す斜視図(c)である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)、バンパーステイの斜視図(b)及びそのバンパーステイとバンパーリインフォースの取付部構造を示す斜視図(c)である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)及びバンパーステイの斜視図(b)である。 本発明に係るバンパーステイとバンパーリインフォースの取付部構造を示す斜視図(a),(b)である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)及びバンパーステイの斜視図(b)である。 その管素材を金型にセットした状態及び成形後の状態を示す断面図である。 本発明に係るバンパーステイを製造する場合に用いる管素材の斜視図(a)及びバンパーステイの斜視図(b)である。 その管素材を金型にセットした状態及び成形後の状態を示す断面図である。 本発明に係るバンパーステイ及びバンパー構造体を製造する場合において、管素材を金型にセットした状態及び成形後の状態を示す断面図である。 本発明に係るバンパーステイ及びバンパー構造体を製造する場合において、管素材を金型にセットした状態及び成形後の状態を示す断面図である。 種々のタイプの従来型バンパーステイとその取付状態を示す平面図である。 図41(c)のバンパーステイを電磁成形で製造する方法を説明する平面図(a)及び断面図(b)である。 そのバンパーステイのフランジ部の拡大断面図である。 そのバンパーステイのバンパーリインフォースへの取付状態を説明する断面図である。 そのバンパーステイとバンパーリインフォースからなるバンパー構造体の斜視図である。
符号の説明
21,51,61,81 バンパーステイ
22,23,32,42,52,53,62,63,72,82 取付用フランジ
24,34,54,64,84 軸部
27,57,87 管素材
28,88 金型
29,30,89 金型端面(成形面)
31,41,71 フランジ付き管状部材
52a〜52d,53a〜53d,62a〜62d,63a〜63d,82a〜82d フランジ片
58 切り欠き
83 スリット

Claims (19)

  1. アルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジが軸端に形成されたフランジ付き管状部材であり、前記取付用フランジは前記アルミニウム合金押出材の端部全周が拡開して形成されたもので、軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所が周方向に沿った1又は複数箇所に形成されていることを特徴とするフランジ付き管状部材。
  2. 前記取付用フランジは電磁成形により前記アルミニウム合金押出材の端部周壁が外径方向に拡開して形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載されたフランジ付き管状部材。
  3. 軸部からの張り出し幅が大きい箇所が小さい箇所を挟んで周方向の複数箇所に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載されたフランジ付き管状部材。
  4. バンパーステイであることを特徴とする請求項3に記載されたフランジ付き管状部材。
  5. 軸部からの張り出し幅が一方向及びその反対方向に大きく、それに垂直方向に小さく形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載されたフランジ付き管状部材。
  6. 前記取付用フランジが金属製形材の取付面に固定されるものであることを特徴とする請求項5に記載されたフランジ付き管状部材。
  7. 前記金属製形材がバンパーリインフォースであり、前記フランジ付き管状部材がバンパーステイであることを特徴とする請求項6に記載されたフランジ付き管状部材。
  8. アルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジが軸端に形成されたフランジ付き管状部材であり、前記取付用フランジは電磁成形により前記アルミニウム合金押出材の端部周壁が外径方向に拡開して形成されたもので、周方向に分割された複数個のフランジ片からなることを特徴とするフランジ付き管状部材。
  9. バンパーステイであることを特徴とする請求項8に記載されたフランジ付き管状部材。
  10. アルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジが軸端に形成されたフランジ付き管状部材と、該フランジ付き管状部材が取り付けられた他部材からなり、前記フランジ付き管状部材の取付用フランジが前記他部材の取付面に接触して固定され、前記取付用フランジは前記アルミニウム合金押出材の端部全周が拡開して形成されたもので、前記他部材の取付面の形状に応じて軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所が周方向に沿った1又は複数箇所に形成されていることを特徴とする構造体。
  11. 前記フランジ付き管状部材の軸部の位置を中心にして周囲の取付面をみると、該取付面には方向によってスペースの広狭があり、前記取付用フランジの張り出し幅が他より小さい箇所がスペースの狭い方向に配置されていることを特徴とする請求項10に記載された構造体。
  12. アルミニウム合金押出材からなり、取付用フランジが軸端に形成されたフランジ付き管状部材と、該フランジ付き管状部材が取り付けられた金属製形材からなり、前記フランジ付き管状部材の取付用フランジが前記金属製形材の取付面に接触して固定され、前記取付用フランジは前記アルミニウム合金押出材の端部全周が拡開して形成されたもので、軸部からの張り出し幅が一方向及びその反対方向に大きく、それに垂直方向に小さく形成され、張り出し幅が大きい方向が前記金属製形材の長手方向を向いていることを特徴とする構造体。
  13. 前記金属製形材がバンパーリインフォースであり、前記フランジ付き管状部材がバンパーステイであることを特徴とする請求項12に記載された構造体。
  14. アルミニウム合金押出材からなる管の周囲を貫通穴を有する電磁成形用の金型で囲繞するとともに、その端部を前記金型の端面から所定長さ突出させ、電磁成形により管の端部周壁の全周を外径方向に拡開して前記端面に押し付け、軸端に取付用フランジを形成するフランジ付き管状部材の製造方法において、前記アルミニウム合金押出材の端部に、前記金型の端面から突出する突出長さが他より小さくなる箇所を前記貫通孔の周方向に沿って形成し、電磁成形により、軸部からの張り出し幅が他より小さい箇所を周方向に沿った1又は複数箇所に有する取付用フランジを成形することを特徴とするフランジ付き管状部材の製造方法。
  15. 前記アルミニウム合金押出材の端部の周方向の複数箇所に切り欠きを形成し、前記金型の端面から突出する突出長さが切り欠きの箇所で小さく、切り欠き以外の箇所で大きくなるようにして、軸部からの張り出し幅が大きい箇所が小さい箇所を挟んで周方向の複数箇所に形成された取付用フランジを成形することを特徴とする請求項14に記載されたフランジ付き管状部材の製造方法。
  16. 前記アルミニウム合金押出材の端部を両側から斜めに切断し、前記金型の端面から突出する突出長さが対向位置にある2カ所で大きく、それらの中間で小さくなるようにして、軸部からの張り出し幅が一方向及びその反対方向に大きく、それに垂直方向に小さい取付用フランジを成形することを特徴とする請求項14に記載されたフランジ付き管状部材の製造方法。
  17. アルミニウム合金押出材からなる管の周囲を貫通穴を有する電磁成形用の金型で囲繞するとともに、その端部を前記金型の端面から所定長さ突出させ、電磁成形により管の端部周壁を外径方向に拡開して前記端面に押し付け、軸端に取付用フランジを形成するフランジ付き管状部材の製造方法において、前記アルミニウム合金押出材の端部周壁を周方向に複数個に分割し、電磁成形により、前記端部周壁を外径方向に拡開して管端に周方向に分割された複数のフランジ片からなるフランジを形成することを特徴とするフランジ付き管状部材の製造方法。
  18. アルミニウム合金押出材からなる管の端部周壁にスリットを形成して、前記端部周壁を周方向に複数個に分割することを特徴とする請求項17に記載されたフランジ付き管状部材の製造方法。
  19. アルミニウム合金押出材からなる管の端部周壁の一部を切除して、前記端部周壁を周方向に複数個に分割することを特徴とする請求項17に記載されたフランジ付き管状部材の製造方法。
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