JP2005003008A - Cbホッパーフィードtナット - Google Patents

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Abstract

【課題】ナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前後のCBホッパーフィードTナットのフランジ部の一部が爪と爪との間に乗り上げてしまうのを防止でき、かつ、前記CBホッパーフィードTナットを固着対象物に打ち込む時に爪と爪との間の突起が固着対象物に食い込むようにすることにある。
【解決手段】一体の金属材料からなる、中空の筒状軸部49と八角形状または略八角形状のフランジ部50と前記フランジ部50の外周縁を切り起こして形成された2対の爪55〜58とを備えたCBホッパーフィードTナットであって、軸部49はかしめ予定部51と雌ねじ形成部52とからなり、かしめ予定部51は雌ねじ形成部52の肉厚より薄く、前記各対の爪の間にはフランジ部50と一体の凸片部分を軸部49の第2の端部に向かって折り曲げた突起64,65を備えている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、Tナットに関するもので、特に、中空の軸部にかしめ予定部が形成され、かつ、この軸部のかしめ予定部以外の内周面上に雌ねじが形成され、かつ、軸部の一方端から外方へ張出すフランジ部に複数の爪が設けられた、CBホッパーフィードTナット(Counter Bore Hopper Feed Tee−Nut)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図33には、本発明にとって興味ある従来のTナット1が斜視図で示されている。
【0003】
前記図33に記載のTナット1は、一体の金属材料からなる、軸部2およびこの軸部2の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部3を備える。軸部2は、中空の筒状をなし、その内周面上には雌ねじ4が形成されている。雌ねじ4は、軸部2の内周面の全域に亘って形成されている。
【0004】
前記フランジ部3には、前記第1の端部とは逆の第2の端部に向かって延びる2対の爪5および6,7および8がフランジ部3の径方向に対向して配置されている。これらの各々の爪5〜8は、フランジ部3の外周縁の一部を切り起こすことによって形成されている。
【0005】
このようなTナット1は、たとえば木材のような固着対象物に予め設けられた穴に軸部2を挿入し、爪5〜8を固着対象物に打込むことによって、固着対象物に対して固定される。このように、Tナット1が固着対象物に対して固定されたとき、Tナット1の回転が禁止されるとともに、ボルトのようなねじ部材を、軸部2の内周面上に形成された雌ねじ4に螺合させることができる。
【0006】
このようなTナット1は、通常、「ホッパーフィードTナット」と呼ばれている。なぜなら、Tナット1は、これを固着対象物に固着するためのナット固着機に備える供給トラックに沿って円滑に移動させることができ、Tナット1を自動的に供給することができるためである。なお、ホッパーフィードTナットの一形式の詳細は、たとえば、英国特許第1,157,734号明細書に記載されている。また、種々のTナットを記載した特許文献としては、例えば下記の公報など、多数の特許文献がある。
【0007】
【特許文献1】特公平3−71565号公報
【特許文献2】特開平5−118317号公報
【特許文献3】特開平6−323315号公報
【特許文献4】特許第3310934号公報
【特許文献5】特許第3310939号公報
【0008】
前記図33には、上述したような供給トラック9が想像線(二点細線)で示されている。供給トラック9は、互いに対向するように対称的に配置された、断面C字状の1対の案内レール10および11を備える。これら案内レール10および11の各々によって前記フランジ部3が受入れられ、かつ、これら案内レール10および11の間に爪5および6,7および8を位置させながら、Tナット1が所定の姿勢で供給トラック9に沿って移動される。供給トラック9は、図示しないが、しばしば曲げられ、それによって、Tナット1を所望の姿勢にもたらし、図示しない固着対象物に設けられた穴に軸部2が整列するようにされる。
【0009】
しかしながら、上述したTナット1が固着対象物に固着された状態は、固着対象物に食込んだ爪5〜8のみによって実質的に維持されるにすぎないので、時間の経過とともに、爪5〜8の固着対象物への食込み状態が緩み、最悪の場合には、Tナット1が固着対象物から脱落することもある。このような問題を解消するため、図34および図35に示すようなTナット12が提案されている。図34は、Tナット12の正面図であり、図35は、Tナット12の下面図である。
【0010】
図34および図35に示す従来のTナット12は、前述したTナット1(図33参照)と同様に、一体の金属材料からなる、軸部13およびこの軸部13の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部14を備える。軸部13は、中空の筒状をなし、前記第1の端部とは逆の第2の端部においてかしめが予定されたかしめ予定部15を有し、かつ、このかしめ予定部15を除く内周面上には、雌ねじ16が形成される。かしめ予定部15は、比較的肉薄とされる。
【0011】
また、フランジ部14の外周部には、前記第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びる2対の爪17および18,19および20がフランジ部14の径方向に対向して配置される。これら爪17〜20の各々は、フランジ部14の外周縁の一部を切り起こすことによって形成される。
【0012】
このような従来のTナット12(図34、図35参照)は、たとえば、図36に示すように用いられる。図36を参照して、たとえば木材からなる固着対象物21には、予め貫通孔22が設けられている。この貫通孔22に、Tナット12の軸部13が挿入される。この状態で、かしめ機により、図34に示したかしめ予定部15にかしめ加工が適用され、固着対象物21の一方面側においてかしめ部分15aが形成される。このとき同時に、爪17〜20が固着対象物21の他方面に食込む状態とされる。このようにして、Tナット12の固着対象物21への固定が完了する。
【0013】
このようなTナット12(図36参照)の取付状態において、Tナット12が固着対象物21に対して回転することを爪17〜20が禁止するとともに、フランジ部14とかしめ部分15aとが固着対象物21を挟むことによって、Tナット12が貫通孔22から抜けることを禁止する。したがって、Tナット12は、固着対象物21に対して強固に固定されるとともに、その固定状態は、半永久的に維持される。
【0014】
前記Tナット12(図34参照)も、また、Tナット1(図33参照)と同様、「ホッパーフィードTナット」として適用される。そのため、Tナット12も、図33に示したような供給トラック9に沿って移動される。しかしながら、複数個のTナット12が供給トラック9に沿って移動されるとき、その移動が、以下の理由により、しばしば阻害される。
【0015】
Tナット12におけるフランジ部14(図35参照)の形状に注目すると、それは、爪17〜20を起こす前の段階では、実質的に円形をなしている。そのため、各対をなす2個の爪17および18、ならびに19および20のそれぞれの間は、円弧状の辺23および24で結ばれている。したがって、複数個の前記Tナット12(図34、図35参照)が連なって供給トラック9(図33参照)に沿って移動するとき、フランジ部14が互いに他のTナット12のフランジ部14上に乗り上げることがある。その結果、供給トラック9に沿うTナット12の供給に、ミスまたは詰まりをしばしば生じさせる。
【0016】
これに対して、図33に示したTナット1のフランジ部3は、全体として八角形の形状を有しており、各対をなす2個の爪5および6、ならびに7および8のそれぞれの間は、直線状の辺25および26で結ばれている。したがって、上述したようなフランジ部3が他のフランジ部3上に乗り上げる現象は、比較的生じにくい。
【0017】
また、従来の別のTナット27(図32参照) は、前述したTナット1(図33参照)と同様、一体の金属材料からなる、軸部28およびこの軸部28の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部29を備える。軸部28は、中空の筒状をなし、前記第1の端部とは逆の第2の端部においてかしめが予定されたかしめ予定部30を有し、かつ、このかしめ予定部15を除く内周面上には、雌ねじ31が形成されている。かしめ予定部30は、比較的肉薄とされる。フランジ部29には、前記第1の端部とは逆の第2の端部に向かって延びる2対の爪32および33,34および35がフランジ部29の径方向に対向して配置されている。これら爪32〜35の各々は、フランジ部29の外周縁の一部を切り起こすことによって形成されている。爪32〜35の各々は、ギザギザ形成してある。また、フランジ部29は、全体として八角形の形状を有しており、各対をなす2個の爪32および33、ならびに34および35のそれぞれの間は、直線状の辺36および37で結ばれている。このTナット27は、前記した図33に示したTナット1と同様に、複数個のTナット27が連なって供給トラック9(図33参照)に沿って移動する際に、フランジ部29が他のフランジ部29上に乗り上げる現象は、比較的生じにくい。
【0018】
しかしながら、Tナット1(図33参照)の前記フランジ部3、ならびにTナット29(図32参照)のフランジ部29が摺動する前記供給トラック9(図33参照)の各案内レール10および11内の上下方向の隙間が広い場合、前記したTナット1(図33参照) のフランジ部3、ならびにTナット27(図32参照)のフランジ部29が全体として八角形でも、前記フランジ部3、29が前後のTナットのフランジ部3、29に乗り上げることもある。
【0019】
そこで、前記した従来のTナット1(図33参照)、Tナット12(図34参照)、Tナット29(図32参照)の問題点を解決したTナットとして、図29に示すようなものが開発されている。このTナット38(図29〜図31参照)は、対をなす爪39および40ならびに41および42の各基端部の間に、前記爪39〜42と同じ方向に突出するようにフランジ部43の外周縁の一部を隆起させて形成した突起44、および45を備えている。
【0020】
前記Tナット38の突起44、および45により、この多数のTナット38がナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前後のTナット38のフランジ部43の一部が爪39と40ならびに41と42の間に乗り上げるのを防止する。
【0021】
また、前記突起44、および45は、爪39〜42と同じ方向に突出しているが、爪39〜42の固着対象物への打込みの最終段階において固着対象物に食い込まず、Tナット38のフランジ部43が固着対象物から浮き上がる。
【0022】
【発明が解決しょうとする課題】
すなわち、前記Tナット38(図29参照)の突起44および45は、前記したようにフランジ部43の外周縁の一部を爪39〜42と同じ方向に隆起させて形成したものであるため、固着対象物に打ち込んだ時に、突起全体が固着対象物内に食い込まれない。そのため、固着対象物の外面とフランジ部43との間に隙間が生じたり、軸部46を挿入する固着対象物の貫通穴に対してTナット38が傾いた状態で打込まれてしまう。その結果、固着対象物にボルトで取付け部材を固定する場合、前記Tナット38の雌ねじ47にボルトを完全にねじ込むことができず、固着対象物に対する取付け部材の固定が不安定になってしまう。
【0023】
また、前記Tナット38の突起44および45は、固着対象物の貫通穴の近傍に打ち込まれるため、固着対象物が木製であったり合成樹脂によって成形されたものなどの場合、貫通穴の縁に亀裂が入ってしまい、Tナット38を固着対象物に強固に固着することができない。
【0024】
また、前記した突起44および45の固着対象物に対する食い込み悪さに起因して最終的に軸部46が木製の固着対象物に傾いて打ち込まれた場合、この打ち込み時に固着対象物の貫通穴の内周面を削って発生する細かい木屑が軸部46の雌ねじ47に入り込み、この木屑が邪魔になってボルトを軸部46の雌ねじ47に完全にねじ込むことができず、取付け部材を固着対象物に確実に固定することができない。
【0025】
さらに、前記した突起44および45が固着対象物に完全に食い込まないのを見越して、軸部の長さを少し長く形成しておくことも考えられるが、その場合、1個当りのTナットを形成する金属材料の使用量が多く必要になり、製造コストや販売コストが高くなってしまう。
【0026】
本発明は、前記のような点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、多数のCBホッパーフィードTナットをナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前後のCBホッパーフィードTナットのフランジ部の一部が爪と爪との間に乗り上げてしまうのを防止でき、かつ、固着対象物に打ち込む時に爪と爪との間の突起が固着対象物に食い込むことができるCBホッパーフィードTナットを提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記のような目的を有効に達成するために、次のような構成にしてある。すなわち、請求項1に記載のCBホッパーフィードTナットは、一体の金属材料からなる、軸部および前記軸部の第1の端部から外方へ張出すフランジ部を備え、前記軸部は、中空の筒状をなし、かつ前記第1の端部とは逆の第2の端部においてかしめが予定された比較的肉薄の部分を有するように、前記フランジ部となるべき部分の位置を金属板上に決めて、この金属板の、前記フランジ部となるべき部分の中心部を、前記金属板の一方主面側へ膨出させることにより前記軸部となるべき膨出部を形成し、かつ、前記膨出部の先端面部に貫通孔を設け、前記膨出部のかしめ予定部に相当する先端部の外径を雌ねじ形成部に相当する基部の外径に比べて比較的小さくして、前記先端部(かしめ予定部)の肉厚を前記基部(雌ねじ形成部)の肉厚より薄くし、前記先端部ならびに前記基部の肉厚をほぼ維持しながら、前記基部の外径および内径を縮め、かつ前記基部を延ばし、前記膨出部の基部の内周面上に雌ねじを形成してあり、前記フランジ部の外周部には、前記第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びるように、前記フランジ部の外周縁を切り起こして形成された2対の爪が前記フランジ部の第1の径方向に対向して配置され、前記フランジ部は、該フランジ部の前記第1の径方向と交差する第2の径方向において前記軸部の両側に張出す1対の平坦部を有し、前記2対の爪の各対は、互いに近接して配された2個の爪を含み、各対をなす前記2個の爪の間がいずれも直線状の辺で結ばれ、かつ、前記フランジ部は全体として八角形状または略八角形状をなし、さらに、前記各対をなす近接して配された2個の爪の間には、前記フランジ部の第1の径方向の外方に張出す凸片部分が形成され、この凸片部分を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起としている、CBホッパーフィードTナット。
【0028】
請求項2記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記基部の外径および内径を縮め、かつ前記基部を延ばした時に、前記先端部と前記基部との境目に1本のリング状目印ラインが形成される、構成である。
【0029】
請求項3記載のCBホッパーフィードTナットは、一体の金属材料からなる、軸部および該軸部の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部を備え、前記軸部が、その軸方向の途中に設けられた段差部と、前記第1の端部とは逆の第2の端部から前記段差部にかけての先端側筒状部と、内周が前記先端側筒状部の内径よりも拡大され、かつ、外周が前記先端側筒状部の外径よりも拡大された、前記段差部から前記フランジ部にかけての基端側拡大筒状部とを含み、前記先端側筒状部は、前記第2の端部から所定の長さにかけて形成されたかしめ予定部と、該かしめ予定部よりも前記段差部側の領域の、少なくとも一部に雌ねじが形成された、前記かしめ予定部の内径よりも小さな内径を有する雌ねじ形成部とを含み、前記フランジ部の外周部には、前記第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びるように、前記フランジ部の外周縁を切り起こして形成された2対の爪が前記フランジ部の第1の径方向に対向して配置され、前記フランジ部は、該フランジ部の前記第1の径方向と交差する第2の径方向において前記軸部の両側に張出す1対の平坦部を有し、前記2対の爪の各対は、互いに近接して配された2個の爪を含み、各対をなす前記2個の爪の間がいずれも直線状の辺で結ばれ、かつ、前記フランジ部は全体として八角形状または略八角形状をなし、さらに、前記各対をなす近接して配された2個の爪の間には、前記フランジ部の第1の径方向の外方に張り出す凸片部分が形成され、この凸片部分を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起としている、構成である。
【0030】
請求項4記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項3記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記基端側拡大筒状部が、前記先端側筒状部よりも内外径ともに拡大された中空円筒状をなす、構成である。
【0031】
請求項5記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項4記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記基端側拡大筒状部の内周の、前記段差部から所定の長さにわたって、前記先端側筒状部の前記雌ねじ形成部から連続して雌ねじが形成されている、構成である。
【0032】
請求項6記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項3、4、または5記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記軸部の前記かしめ予定部が、前記雌ねじ形成部の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記雌ねじ形成部よりも肉薄に形成されている、構成である。
【0033】
請求項7記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から6のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記凸片部分は、両側端を前記各対をなす2個のそれぞれの爪に隣接する形状であって、この凸片部分を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起としている、構成である。
【0034】
請求項8記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から7のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットにおいて、前記各対をなす近接して配された前記2個の爪55および56、ならびに57および58の間に、隣接する前部供給縁50a、ならびに隣接する後部供給縁50bを介して前記突起64、ならびに65が形成され、CBホッパーフィードTナットが固着対象物に固着するためのナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前記供給トラック内で隣接する前後のCBホッパーフィードTナットの前記供給縁50aならびに50bどうしが係合しており、さらに前記前部供給縁50aおよび後部供給縁50bの一方における前記突起は、前記供給トラック内で隣接するCBホッパーフィードTナットの前記前部供給縁50aおよび後部供給縁50bの他方における突起または供給縁に相互係合することによって、前記供給縁が相互に重合するのを防止し、かつ前記固着対象物内に略完全にまたは固着対象物に対してフランジ面が平行に対峙して平坦に食い込む、構成である。
【0035】
請求項9記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から8のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記各対をなす2個の爪の間がいずれも曲線状の辺で結ばれている、構成である。
【0036】
請求項10記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から9のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記突起は、前記各対をなす2個の爪のそれぞれの間の直線状の辺または曲線状の辺の、線上、または前記線上より外側、または前記線上より内側に形成されている、構成である。
【0037】
請求項11記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から10のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記かしめ予定部のかしめにより折り曲げられる領域よりも前記フランジ部側の、前記軸部の周をなす略環状の領域内に、固着対象物へのかしめ固定状態にある使用状態において作用する軸方向力に対しては破断しない強度を保持するとともに、軸方向に所定の大きさ以上の引っ張り力を作用させることにより破断して、前記軸部を2つに分離することを可能にするために、前記軸部の前記略環状の領域内の外周面および内周面の少なくともいずれかに、部分的に前記軸部の肉厚が薄くなるように、周方向に延びるように設けられた溝を有する、構成である。
【0038】
請求項12記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から11のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、前記フランジ部は、横幅長さをL、縦幅長さをL1とすると、L>L1、またはL<L1、またはL=L1に形成されている、構成である。
【0039】
請求項13記載のCBホッパーフィードTナットは、請求項1から12のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナットの構成において、雌ねじ形成部の外周面の一部には、1個または複数個の内方へ押し潰された凹部が形成されて、雌ねじのねじ山の一部が不整化されている、構成である。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナットについて説明する。図1〜図6は、本発明の第1の実施の形態のCBホッパーフィードTナット48に関する図である。
【0041】
このCBホッパーフィードTナット48は、たとえば鉄系の金属板を板金加工することにより一体に得られるもので、軸部49およびこの軸部49の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部50を備える。
【0042】
軸部49は、中空の筒状をなし、その第1の端部とは逆の第2の端部においてプレスによってかしめ予定部51が与えられる。軸部49の、かしめ予定部51(先端部)を除く部分は、雌ねじ形成部52(基部)とされ、この雌ねじ形成部52の内周面上には、雌ねじ53が形成されている。かしめ予定部51は、雌ねじ形成部52に比べて肉薄とされる。これにより、雌ねじ53を形成する場合、そのためのねじ切りを軸部49の第1の端部側からでも第2の端部側からでも行なうことができる。
【0043】
より具体的に前記CBホッパーフィードTナット48(図3参照)を説明すると、先ず前記軸部49(前記かしめ予定部51、前記雌ねじ形成部52、および雌ねじ53)は、次のように形成される。すなわち、金属板を用意し、前記フランジ部50となるべき部分の位置を前記金属板上に決め、前記金属板の、前記フランジ部50となるべき部分の中心部を、当該金属板の一方主面側へ膨出させることにより、前記軸部49となるべき膨出部を形成する。
【0044】
次いで、前記膨出部の先端面部に貫通孔を設け、前記膨出部のかしめ予定部51に相当する先端部の外径を前記雌ねじ形成部52に相当する基部の外径に比べて比較的小さくすることにより、前記先端部の肉厚を前記基部(雌ねじ形成部52に相当)の肉厚より薄くする。
【0045】
次いで、前記基部の肉厚をほぼ維持しながら、前記基部の外径および内径を縮め、かつ前記基部を延ばす。これによって、切削加工によることなく、たとえば鍛造等の塑性加工によって、雌ねじ形成部52となる比較的肉厚の部分とかしめ予定部51となる比較的肉薄の部分とを軸部49に設けることができる。次いで、前記基部の内周面上には前記雌ねじ53が形成される。
【0046】
また、前記かしめ予定部51ならびに雌ねじ形成部52を形成する際に、前記かしめ予定部51の第1の端部側の端部と、雌ねじ形成部52の第2の端部側の端部との間の外周面には、その境目が判るように1本のリング状目印ライン54が形成される。なお、前記リング状目印ライン54は、図1(b)に示すように前記外周面に形成されないこともある。
【0047】
また、前記フランジ部50の外周部には、第1の端部から第2の端部へ向く方向に延びる2対の爪55および56,57および58がフランジ部50の径方向に対向して配置される。これら爪55〜58の各々は、フランジ部50の外周縁の一部を切り起こすことによって形成される。また、爪55〜58のそれぞれには、直線の形状(すなわちギザギザなしの形状)あるいは図示のようなギザギザの形状が与えられている。
【0048】
フランジ部50は、該フランジ部50の前記第1の径方向AA(図4、図5参照)と交差する第2の径方向BBで、前記軸部49の両側に張り出す1対の平坦部59を有し、全体として実質的に八角形の形状または略八角形の形状をなしている。特に、各対をなす2個の爪55および56、57および58のそれぞれの間は、直線状の辺60(図5参照)、および61で結ばれている。
【0049】
上述のように対をなす爪55および56、ならびに爪57および58の各基端部間には、図4に示すように前記フランジ部50の外周縁の一部である凸片部分62、63が第1の径方向A―Aの外方に張り出し形成されていて、この凸片部分62、63を爪55〜58と同じ方向に折り曲げ、すなわち、各凸片部分62、63を根元部分から前記各対をなす2個の爪55および56、ならびに爪57および58の、それぞれの間の直線状の辺60、61の、線上、または前記線上より外側、または前記線上より内側に折り曲げて、突起64および65が形成されている。
【0050】
この各突起64および65は、前記固着対象物67内に食い込む形状、例えば楕円を中央で短軸方向に切ったような形状であり、頂部66は少し丸みのある形状である。また各突起64および65は、均一または略均一な厚さの板状である。勿論、前記突起64および65は、図示の形状に限定されるものではなく、固着対象物67内に食い込んで、本発明の意図した前記目的を達成できれば如何なる形状・厚さ・大きさであってもよい。なお、前記各凸片部分62、63は、その両側端が前記各対をなす前記2個の爪55および56、ならびに爪57および58に隣接する大きさであってもよい。この凸片部分62、63も前記第2の端部に向かって折り曲げて突起64および65とする。
【0051】
そして前記突起64、ならびに65(図1、図5参照)は、前記各対をなす近接して配された前記各2個の爪55および56、ならびに爪57および58の間に、左右の前部供給縁50a、ならびに左右の後部供給縁50bを介してそれぞれ形成されている。前記CBホッパーフィードTナット48は、多数の前記CBホッパーフィードTナット48を固着対象物67に順次固着するために、ナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前記供給トラック内で隣接する前のCBホッパーフィードTナット48の後部供給縁50bと、後のCBホッパーフィードTナット48の前部供給縁50aとが係合している。さらに前記供給トラック内で隣接するCBホッパーフィードTナット48の突起64、65が、隣接するCBホッパーフィードTナット48の突起65、64または前部供給縁50a、後部供給縁50bに相互係合することによって、隣接する前後のCBホッパーフィードTナット48の後部供給縁50bと前部供給縁50aとが相互に重合するのを防止できる。
【0052】
前記CBホッパーフィードTナット48は、固着対象物67(図6参照)に固着される。すなわち、固着対象物67に予め設けられた貫通孔68に、軸部49が挿入され、この状態で、かしめ予定部51にかしめ加工が実施されるとともに、爪55および56、57および58が固着対象物67に食込む状態とされる。また、爪55〜58の固着対象物67への打込みの最終段階において、前記した形状の突起64および65も固着対象物67に対して問題なくスムーズに食込ませることができ、さらにフランジ部50を前記固着対象物67内に略完全に、または固着対象物67に対してフランジ面50a(図6参照)を平行に対峙させて平坦に食い込ませることができる。その結果、CBホッパーフィードTナット48が固着対象物67に傾いた状態で取付けられるのを防止でき、ボルトを介して取付け部材(図示せず)を固着対象物67に確実に固定することができる。
【0053】
また、前記したように多数のCBホッパーフィードTナット48が固着対象物67に固着するためにナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前後のCBホッパーフィードTナット48のフランジ部50の一部が爪55と56、ならびに爪57と58の間に乗り上げるのを、突起64および65で防止することができる。
【0054】
さらに、CBホッパーフィードTナット48が固着対象物67に固着された状態では、CBホッパーフィードTナット48が固着対象物67に対して回転することを爪55〜58によって禁止されるとともに、フランジ部50と図示(図6)のようにかしめられたかしめ部分51aとによって固着対象物67を挟むため、貫通孔68から抜けるのを防止できる。したがって、CBホッパーフィードTナット48は、固着対象物67に対して強固に固定されるとともに、その固定状態は、半永久的に維持される。
【0055】
図7(a)、図8は、第2の実施の形態の本発明のCBホッパーフィードTナット69であり(前記のCBホッパーフィードTナット48と同一箇所の符合は便宜上、CBホッパーフィードTナット48と同一符合を使用する。)、この例のCBホッパーフィードTナット69は各対をなす2個の爪55および56、ならびに57および58のそれぞれの間は、いずれも曲線状の辺70(図中の片側も同様であり符合省略)で結ばれている。
また、このCBホッパーフィードTナット69においても、かしめ予定部51ならびに雌ねじ形成部52を形成する際に、前記かしめ予定部51の第1の端部側の端部と、雌ねじ形成部52の第2の端部側の端部との間の外周面には、その境目が判るように1本のリング状目印ライン54が形成される。なお、前記リング状目印ライン54は、図7(b)に示すように前記外周面に形成されないこともある。その他の構成は前記した図1に示すCBホッパーフィードTナット48の構成と同様であり、同一箇所に同一符合を付して説明を省略する。また、このCBホッパーフィードTナット69の作用、効果も、前記CBホッパーフィードTナット48と同様であり説明を省略する。
【0056】
なお、前記CBホッパーフィードTナット69における前記凸片部分を折り曲げて突起64、65にする場合は、各突起64、65を前記したように前記各対をなす2個の爪55および56、ならびに57および58のそれぞれの間の直線状の辺61または曲線状の辺70の線上、あるいは線上より外側または内側に形成された何れでもよい。
【0057】
このように前記した本発明のCBホッパーフィードTナットは、固着対象物に固着するためのナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前記供給トラック内の前後のCBホッパーフィードTナットのフランジ部が相互に重なり合うのを防止でき、かつ前記固着対象物内に略完全にまたは固着対象物に対してフランジ面が平行に対峙して平坦に食い込むように形成された突起が、前記第2の端部に向かって突出するようにして設けられている構成であれば、如何なる形状のものであってもよい。また、前記第2の端部に向かって突出する突起の角度は、90°に折り曲げた角度に限らず、90°より大きくても小さくてもよい。
【0058】
図10は第3の実施の態様の本発明における突起64、65を備えたCBホッパーフィードTナット90を示す。なお、図中符合は,便宜上、前記第1、2の実施の態様の図に付した符号を使用する。
【0059】
前記CBホッパーフィードTナット90は、一体の金属材料からなる、軸部49および該軸部49の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部50を備えている。
【0060】
前記軸部49は、その軸方向の途中に設けられた段差部91と、前記第1の端部とは逆の第2の端部から前記段差部91にかけての先端側筒状部92と、内周が前記先端側筒状部92の内径よりも拡大され、かつ、外周が前記先端側筒状部92の外径よりも拡大された、前記段差部91から前記フランジ部50にかけての基端側拡大筒状部93とを含む。
【0061】
前記先端側筒状部92は、前記第2の端部から所定の長さにかけて形成されたかしめ予定部51と、該かしめ予定部51よりも前記段差部91側の領域に雌ねじ53が形成された、前記かしめ予定部51の内径よりも小さな内径を有する雌ねじ形成部52とを含む。なお、このCBホッパーフィードTナット90では、前記基端側拡大筒状部93の内周の、前記段差部91から所定の長さにわたって、前記先端側筒状部92の前記雌ねじ形成部52から連続して雌ねじ53が形成されている。
【0062】
前記フランジ部50の外周部には、前記した第1、2の実施の態様と同じように、前記第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びるように、前記フランジ部50の外周縁を切り起こして形成された2対の爪55および56、57および56(片側図示せず)が前記フランジ部50の第1の径方向に対向して配置されている。
【0063】
前記フランジ部50は、該フランジ部50の前記第1の径方向と交差する第2の径方向において前記軸部49の両側に張出す1対の前記した平坦部(図示省略)を有し、前記2対の爪55および56、57および56(片側図示せず)の各対は、互いに近接して配された2個の爪55および56、57および56を含む。各対をなす前記2個の爪の間がいずれも直線状または曲線状の辺で結ばれ、かつ、前記フランジ部50は全体として八角形状または略八角形状をなしている。
【0064】
さらに、前記各対をなす近接して配された2個の爪55および56、57および56の間には、前記フランジ部50の第1の径方向の外方に張り出す凸片部分62,63が形成され、この凸片部分62,63を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起64,65としてある。突起64,65は、前記した第1,2の実施の態様のCBホッパーフィードTナットと同様に、前記凸片部分を折り曲げて、前記したように各対をなす2個の爪55および56、ならびに57および58のそれぞれの間の直線状の辺または曲線状の辺の、線上、あるいは線上より外側または内側に形成された何れでもよい。
【0065】
なお、前記CBホッパーフィードTナット90の固着対象物67への取付けは、前記第1の実施の態様のCBホッパーフィードTナット48(図6参照)の説明とほぼ同様であり、図のみ図12に示して説明を省略する。
【0066】
図11は第4の実施の態様の本発明における突起64、65を備えたCBホッパーフィードTナット94を示す。前記CBホッパーフィードTナット94は、基端側拡大筒状部93が前記先端側筒状部92よりも内外径ともに拡大された中空円筒状をなす。また、前記先端側筒状部92の内周の、前記段差部91から前記かしめ予定部51の間の前記雌ねじ形成部52には雌ねじが形成されている。また、前記先端側筒状部92の前記かしめ予定部51と前記雌ねじ形成部52との間の外周面には、境目が判るように1本のリング状目印ライン54が形成されている。他の構成は、前記前記第3の実施の態様のCBホッパーフィードTナット90と同様であり、同一箇所に同一符合を付して説明を省略する。なお、前記CBホッパーフィードTナット94の固着対象物67への取付けは、前記第1の実施の態様のCBホッパーフィードTナット48(図6参照)の説明とほぼ同様であり、図のみ図13に示して説明を省略する。
【0067】
図14は突起64、65を備えた本発明の第5の実施の態様のCBホッパーフィードTナット95を示し、図15は突起64、65を備えた本発明の第6の実施の態様のCBホッパーフィードTナット96を示す。図14、図15のCBホッパーフィードTナット95、96は、軸部49のかしめ予定部92が、雌ねじ形成部52の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記雌ねじ形成部52よりも肉薄に形成されている。他の構成は、図11に示す第4の実施の態様のCBホッパーフィードTナット94、および図10に示す第3の実施の態様のCBホッパーフィードTナット90と同様であり、同一箇所に同一符合を付して説明を省略する。
前記図10、図11、図14、図15に示す本発明に係る第3、4,5,6の実施の態様のCBホッパーフィードTナット90、94、95,96によれば、段差部91よりもフランジ部50側に基端部拡大筒状部93を設けることにより、かしめ予定部51と雌ねじ形成部52とを含む先端側筒状部92を、従来のTナットに比べて短くすることができる。よって、軸部49が長い場合であっても、雌ねじ形成部52の長さを必要以上に長くすることなく、JIS等の標準規格に合致した必要最小限の長さに設定することができる。
【0068】
前記したように基端側拡大筒状部93が、先端側筒状部92よりも内外径ともに拡大された中空円筒状をなしている前記CBホッパーフィードTナットでは、その使用時において先端側筒状部92の外径とほぼ同じ径の固着対象物67の下穴(貫通穴)に軸部49を打ち込むと、基端側拡大筒状部93がその下穴に対して圧入状態で押し込まれ、しかも、先端側筒状部92の外周と下穴の内周との間には隙間が生じないため(図12、図13参照)、固着対象物67に対して強固に固定される。
【0069】
また、前記した突起64,65を備えた本発明に係るCBホッパーフィードTナットは、図16〜図28に示すような形状のCBホッパーフィードTナット77〜88であってもよい(便宜上、符合は前記した第1〜6の実施の態様の図に付した符号を付して詳細な説明を省略する)。これらのCBホッパーフィードTナット77〜88は、前記かしめ予定部51のかしめにより折り曲げられる領域よりも前記フランジ部50側の、前記軸部49の周をなす略環状の領域内に、固着対象物へのかしめ固定状態にある使用状態において作用する軸方向力に対しては破断しない強度を保持するとともに、軸方向に所定の大きさ以上の引っ張り力を作用させることにより破断して、前記軸部49を2つに分離することを可能にするために、前記軸部49の前記略環状の領域内の外周面と内周面に、あるいは外周面または内周面に、部分的に前記軸部49の肉厚が薄くなるように、周方向に延びるように溝90(または前記溝90と同じ働きをする、周方向に断続的に点在する複数の窪み92(図18、図19参照))が設けられている。
【0070】
前記図16〜図28に示すようなCBホッパーフィードTナット77〜88では、固着対象物にかしめ固定された状態において、軸部49に設けられた薄肉部に、軸部49の中心軸方向に引っ張り応力を作用させるような治具を用いることにより、この部分で破断させてCBホッパーフィードTナットを容易に2つに分離させることができる。その結果、フランジ部50とかしめ部(かしめ予定部51)とによって固着対象物の上下面から挟み付けて固定されていたCBホッパーフィードTナットは、固着対象物から容易に取り外し可能となる。したがって、これらのCBホッパーフィードTナットをかしめ固定した製品が用済みとなった後において、当該製品を構成する固着対象物の分離回収を容易に行なうことができ、リサイクル使用を促進することができる。
【0071】
なお、前記溝90は、全周に渡って連続して設けられていたり、少なくとも一部において不連続部を有するように設けられていたり、前記かしめ予定部51とかしめ予定部51以外の部分91との境界近傍の前記軸部49の内周および外周の少なくとも一方に設けられていたり、あるいは前記かしめ予定部51とかしめ予定部以外の部分91との境界近傍の前記軸部49の内周および外周の両方に、互いに略対向するように設けられていたりする。
【0072】
さらに前記溝90は、所定幅の略平坦な底面を有するものであったり、所定幅の略平坦な底面を有するものである。また、前記軸部49の外周に設けられた溝90は、前記軸部49の内周に設けられた溝の前記略平坦な底面と略対向するように設けられているものであったりする。また、前記溝90の内面において、周方向に延びる溝よりも幅の小さい皺状の溝をさらに備えたものでもある。さらにまた、前記溝90の横断面形状は、U字状,V字状およびコの字状のいずれかにするのが好ましい。
【0073】
また、前記軸部49の前記かしめ予定部51が、かしめ予定部以外の部分91の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記かしめ予定部以外の部分91の外径と実質的に同一の外径を有するもの、または前記軸部49の前記かしめ予定部51が、前記かしめ予定部以外の部分91の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記かしめ予定部以外の部分91の外径よりも大きな外径を有するものでもよい。
【0074】
また、前記かしめ予定部以外の部分91の内周の一部において、前記軸部49が延びる方向に所定の幅に渡って窪んだ、雌ねじが形成されていない比較的薄肉の領域を有し、前記溝90が、該比較的薄肉の領域の前記軸部49の外周または内周に設けられているものでもよい。
【0075】
また、前記溝90は、前記かしめ予定部以外の部分91に対して相対的に、前記かしめ予定部51の内外径を少なくとも部分的に縮小または拡大するように成形することにより、前記軸部49の径方向に引き延ばされて形成された、前記かしめ予定部51と前記かしめ予定部以外の部分91との境界において周方向に延びるように設けられたものであってもよい。
【0076】
上述した本発明の各CBホッパーフィードTナットにおいて、フランジ部(図4参照)は、次の関係からなる八角形状または略八角形状である。すなわち、前記フランジ部の横幅長さをL、縦幅長さをL1とすると、前記横幅長さをLと縦幅長さをL1との長さ関係は、L>L1またはL<L1またはL=L1の何れかである。
【0077】
また、図9は本発明に係る種々のCBホッパーフィードTナットの雌ねじ形成部52に形成すると、ボルトがCBホッパーフィードTナットから緩むのを防止するのに効果的な構成を示す。すなわち、図示の如く軸部49の雌ねじ形成部52の外周面の一部は、内方へ押し潰され、それによって、雌ねじ形成部52の外周面の一部には、2個の凹部72および73が、たとえば180度の角度間隔をもって形成されている。これらの凹部72および73は、雌ねじ形成部52の所定の箇所を1対の適当な工具で挟む状態としながら、これら工具を雌ねじ形成部52に向かって強く押圧することにより形成される。なお、図示の例では、2個の凹部72および73が設けられたが、凹部の数は、2個に限らず、たとえば、1個または3個以上であってもよい。
【0078】
前記凹部72および73の形成の結果、雌ねじ53のねじ山の一部が不整化される。この不整化部分74および75の存在のため、図示しないボルトが雌ねじ53にねじ込む時、不整化部分74および75において、ボルトを比較的強く回さなければ、不整化部分74および75を通過し得ない。このとき、不整化部分74および75おいて、ねじ山76の一部が潰されることもあり得る。その結果、ボルトの雌ねじ53に対する螺合状態がロックされ、ボルトがTナットから緩むことが防止される。
【0079】
なお、本発明のCBホッパーフィードTナットは、図示の形状に限るものではなく、その他の種々の形状のものであってもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上、前記した説明でも明らかなように、本発明によるCBホッパーフィードTナットでは、フランジ部の外周縁を切り起こして形成された対をなす近接する2個の爪の間で、軸部の第2の端部に向かって凸片部分を折り曲げた突起が形成されているので、ナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前後のCBホッパーフィードTナットのフランジ部の一部が爪の間に乗り上げるのを防止できる。
【0081】
また、本発明によるCBホッパーフィードTナットでは、各爪の固着対象物への打込みの最終段階において、突起を固着対象物に確実に食込ませることができる。そのため固着対象物の外面とCBホッパーフィードTナットのフランジ部との間に隙間が生じたり、固着対象物の貫通穴に対して傾いた状態で打込まれてしまうこともない。また、固着対象物が木製であったり合成樹脂によって成形されたものなどの場合でも、前記突起は、固着対象物に容易に打ち込むことができるため固着対象物の貫通穴の縁に亀裂が入ってしまうこともない。それゆえに、CBホッパーフィードTナットの雌ねじにボルトを完全にねじ込むことができ、取付ける部材を固着対象物に安定して固定することができる。さらに、従来のように突起が固着対象物に完全に食い込まないことを見越して、軸部の長さを少し長く形成しておく必要もなく、1個当りのCBホッパーフィードTナットの製造コストや販売コストを高めることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の態様に係るリング状目印ラインを有するCBホッパーフィードTナットを示す拡大斜視図であり、(b)はリング状目印ラインを有さないCBホッパーフィードTナットを示す拡大斜視図である。
【図2】図1(a)に示したCBホッパーフィードTナットの一部を切欠した拡大斜視図である。
【図3】図1(a)に示したCBホッパーフィードTナットの拡大中央縦断面図である。
【図4】図1(a)、(b)に示したCBホッパーフィードTナットのフランジ部の各爪ならびに各突部としての凸片部分の折り曲げ前の状態を示す説明図である。
【図5】図1(a)、(b)に示したCBホッパーフィードTナットのフランジ部の各爪の切り起こし並びに突部としての凸片部分の折り曲げ形成後の状態を示す説明図である。
【図6】図1(a)、(b)に示したCBホッパーフィードTナットを固着対象物に打ち込んだ状態の一断面を示す説明図である。
【図7】(a)は本発明の第2の実施の態様に係るリング状目印ラインを有するCBホッパーフィードTナットを示す拡大斜視図であり、(b)はリング状目印ラインを有さないCBホッパーフィードTナットを示す拡大斜視図である。
【図8】図7(a)に示したCBホッパーフィードTナットの一部を切欠した拡大斜視図である。
【図9】本発明の係る各種のCBホッパーフィードTナットに形成される雌ねじのねじ山の一部が不整化されている部分の拡大中央縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナット90を示す拡大中央縦断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナット94を示す拡大中央縦断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナット94を固着対象物の貫通孔にかしめ固定した状態の断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナット90を固着対象物の貫通孔にかしめ固定した状態の断面図である。
【図14】本発明の第5の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナット95を示す拡大中央縦断面図である。
【図15】本発明の第6の実施の態様に係るCBホッパーフィードTナット96を示す拡大中央縦断面図である。
【図16】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナット77の拡大中央縦断面図である。
【図17】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナット78の拡大中央縦断面図である。
【図18】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大斜視図である。
【図19】図18のCBホッパーフィードTナットの一部を中央縦断面にした拡大正面図である。
【図20】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大斜視図である。
【図21】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大斜視図である。
【図22】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの一部を中央縦断面にした拡大正面図である。
【図23】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大中央縦断面図である。
【図24】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大中央縦断面図である。
【図25】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大斜視図である。
【図26】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大中央縦断面図である。
【図27】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大中央縦断面図である。
【図28】本発明の係る他のCBホッパーフィードTナットの拡大中央縦断面図である。
【図29】本発明にとって興味ある従来のTナットを示す斜視図である。
【図30】図29のTナットの下面図である。
【図31】図29のTナットの正面図である。
【図32】本発明にとって興味ある従来のTナットを示す斜視図である。
【図33】本発明にとって興味ある従来のTナットの移動の状態を示す斜視図である。
【図34】本発明にとって興味ある他の従来のTナットを示す正面図である。
【図35】図34に示したTナットの下面図である。
【図36】図34に示したTナットの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
48 CBホッパーフィードTナット
49 軸部
50 フランジ部
51 かしめ予定部(先端部)
52 雌ねじ形成部(基部)
53 雌ねじ
54 リング状目印ライン
55〜58 爪
59 平坦部
60 直線状の辺
61 直線状の辺
62,63 凸片部分
64,65 突起
67 固着対象物
68 貫通孔
70,71 曲線状の辺
72,73 凹部
74,75 不整化部分
91 段差部
92 先端部側筒状部
93 基端部側拡大筒状部

Claims (13)

  1. 一体の金属材料からなる、軸部および前記軸部の第1の端部から外方へ張出すフランジ部を備え、前記軸部は、中空の筒状をなし
    かつ前記第1の端部とは逆の第2の端部においてかしめが予定された比較的肉薄の部分を有するように、前記フランジ部となるべき部分の位置を金属板上に決めて、この金属板の、前記フランジ部となるべき部分の中心部を、前記金属板の一方主面側へ膨出させることにより前記軸部となるべき膨出部を形成し、かつ、前記膨出部の先端面部に貫通孔を設け、前記膨出部のかしめ予定部に相当する先端部の外径を雌ねじ形成部に相当する基部の外径に比べて比較的小さくして、前記先端部(かしめ予定部)の肉厚を前記基部(雌ねじ形成部)の肉厚より薄くし、前記先端部ならびに前記基部の肉厚をほぼ維持しながら、前記基部の外径および内径を縮め、かつ前記基部を延ばし、前記膨出部の基部の内周面上に雌ねじを形成し、前記フランジ部の外周部には、前記第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びるように、前記フランジ部の外周縁を切り起こして形成された2対の爪が前記フランジ部の第1の径方向に対向して配置され、前記フランジ部は、該フランジ部の前記第1の径方向と交差する第2の径方向において前記軸部の両側に張出す1対の平坦部を有し、前記2対の爪の各対は、互いに近接して配された2個の爪を含み、各対をなす前記2個の爪の間がいずれも直線状の辺で結ばれ、かつ、前記フランジ部は全体として八角形状または略八角形状をなし、さらに、前記各対をなす近接して配された2個の爪の間には、前記フランジ部の第1の径方向の外方に張出す凸片部分が形成され、この凸片部分を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起としている、CBホッパーフィードTナット。
  2. 前記基部の外径および内径を縮め、かつ前記基部を延ばした時に、前記先端部と前記基部との境目に1本のリング状目印ラインが形成される、請求項1記載のCBホッパーフィードTナット。
  3. 一体の金属材料からなる、軸部および該軸部の第1の端部から外方へ張り出すフランジ部を備え、前記軸部が、その軸方向の途中に設けられた段差部と、前記第1の端部とは逆の第2の端部から前記段差部にかけての先端側筒状部と、内周が前記先端側筒状部の内径よりも拡大され、かつ、外周が前記先端側筒状部の外径よりも拡大された、前記段差部から前記フランジ部にかけての基端側拡大筒状部とを含み、前記先端側筒状部は、前記第2の端部から所定の長さにかけて形成されたかしめ予定部と、該かしめ予定部よりも前記段差部側の領域の、少なくとも一部に雌ねじが形成された、前記かしめ予定部の内径よりも小さな内径を有する雌ねじ形成部とを含み、前記フランジ部の外周部には、前記第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びるように、前記フランジ部の外周縁を切り起こして形成された2対の爪が前記フランジ部の第1の径方向に対向して配置され、前記フランジ部は、該フランジ部の前記第1の径方向と交差する第2の径方向において前記軸部の両側に張出す1対の平坦部を有し、前記2対の爪の各対は、互いに近接して配された2個の爪を含み、各対をなす前記2個の爪の間がいずれも直線状の辺で結ばれ、かつ、前記フランジ部は全体として八角形状または略八角形状をなし、さらに、前記各対をなす近接して配された2個の爪の間には、前記フランジ部の第1の径方向の外方に張り出す凸片部分が形成され、この凸片部分を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起としている、CBホッパーフィードTナット。
  4. 前記基端側拡大筒状部が、前記先端側筒状部よりも内外径ともに拡大された中空円筒状をなす、請求項3記載のCBホッパーフィードTナット。
  5. 前記基端側拡大筒状部の内周の、前記段差部から所定の長さにわたって、前記先端側筒状部の前記雌ねじ形成部から連続して雌ねじが形成されている、請求項4記載のCBホッパーフィードTナット。
  6. 前記軸部の前記かしめ予定部が、前記雌ねじ形成部の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記雌ねじ形成部よりも肉薄に形成されている、請求項3、4、または5記載のCBホッパーフィードTナット。
  7. 前記凸片部分は、両側端を前記各対をなす2個のそれぞれの爪に隣接する形状であって、この凸片部分を前記第2の端部に向かって折り曲げて突起としている、請求項1から6のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
  8. 前記各対をなす近接して配された前記2個の爪55および56、ならびに57および58の間に、隣接する前部供給縁50a、ならびに隣接する後部供給縁50bを介して前記突起64、ならびに65が形成され、CBホッパーフィードTナットが固着対象物に固着するためのナット固着機に備える供給トラックに沿って移動中に、前記供給トラック内で隣接する前後のCBホッパーフィードTナットの前記供給縁50aならびに50bどうしが係合しており、さらに前記前部供給縁50aおよび後部供給縁50bの一方における前記突起は、前記供給トラック内で隣接するCBホッパーフィードTナットの前記前部供給縁50aおよび後部供給縁50bの他方における突起または供給縁に相互係合することによって、前記供給縁が相互に重合するのを防止し、かつ前記固着対象物内に略完全にまたは固着対象物に対してフランジ面が平行に対峙して平坦に食い込む、請求項1から7のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
  9. 前記各対をなす2個の爪の間がいずれも曲線状の辺で結ばれている、請求項1から8のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
  10. 前記突起は、前記各対をなす2個の爪のそれぞれの間の直線状の辺または曲線状の辺の、線上、または前記線上より外側、または前記線上より内側に形成されている、請求項1から9のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
  11. 前記かしめ予定部のかしめにより折り曲げられる領域よりも前記フランジ部側の、前記軸部の周をなす略環状の領域内に、固着対象物へのかしめ固定状態にある使用状態において作用する軸方向力に対しては破断しない強度を保持するとともに、軸方向に所定の大きさ以上の引っ張り力を作用させることにより破断して、前記軸部を2つに分離することを可能にするために、前記軸部の前記略環状の領域内の外周面および内周面の少なくともいずれかに、部分的に前記軸部の肉厚が薄くなるように、周方向に延びるように設けられた溝を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
  12. 前記フランジ部は、横幅長さをL、縦幅長さをL1とすると、L>L1、またはL<L1、またはL=L1に形成されている、請求項1から11のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
  13. 雌ねじ形成部の外周面の一部には、1個または複数個の内方へ押し潰された凹部が形成されて、雌ねじのねじ山の一部が不整化されている、請求項1から12のいずれか1項に記載のCBホッパーフィードTナット。
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