JPH086739A - 画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム - Google Patents

画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム

Info

Publication number
JPH086739A
JPH086739A JP6136955A JP13695594A JPH086739A JP H086739 A JPH086739 A JP H086739A JP 6136955 A JP6136955 A JP 6136955A JP 13695594 A JP13695594 A JP 13695594A JP H086739 A JPH086739 A JP H086739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
key information
image processing
image
external device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6136955A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kadowaki
俊浩 門脇
Sunao Nagashima
直 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6136955A priority Critical patent/JPH086739A/ja
Publication of JPH086739A publication Critical patent/JPH086739A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キー情報から応答情報を計算する式を導出し
にくい入出力制御方法を備えた画像処理装置などを提供
する。 【構成】 CPU4は、外部機器1からプリントの指示を
受けると、外部通信回路3を介して、ランダムに生成し
たキー情報を外部機器1へ送り、そのキー情報に対する
応答情報を外部機器1から受信する。また、送信したキ
ー情報に所定の演算を施して正解値を求め、その正解値
と受信した応答情報とを比較して、その結果が一致を示
する場合にプリントを実行する。ただし、送信したキー
情報が予め定められた特定の情報である場合は、応答情
報に関係なくプリントを実行する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置,画像処理
方法および画像処理システムに関し、例えば、画像を形
成するための画像処理や、画像入力装置などから入力さ
れた画像に画像処理を施す画像処理装置,画像処理方法
および画像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータなどの外部機器と、
リーダやプリンタなどの入出力機器とを接続する方式に
は種々のものがある。そして、外部機器と入出力機器が
同一の方式を採用している場合、その通信手順に従うこ
とにより、外部機器と入出力機器との間でデータを転送
することができる。
【0003】しかし、ある外部機器に特定の入出力機器
だけを接続したい場合や、ある入出力機器には特定の外
部機器との間だけでデータの転送を行わせたい場合があ
る。例えば、ある種の入出力機器、例えばカラープリン
タなどにおいては、外部機器から受取るべき画像信号に
制限を付けなければならないもの、あるいは制限を付け
る方が好ましい場合がある。具体的には、シアン,マゼ
ンタ,イエロー,ブラックの四色成分トナーを用いるカ
ラープリンタにおいて、外部機器から与えられた各色成
分の画像信号がすべて最高濃度を示すような場合、その
まま印刷を行うと、感光体や記録紙などに多くのトナー
がのって、装置内に飛び散ったり定着器に付着したりし
て、プリンタの寿命を縮める結果になる。このような制
限事項はノウハウ的なものが多く、一般に、外部に公開
されていないものが殆どである。このため、制限事項を
考慮していない外部機器などにカラープリンタなどを接
続すると、プリンタの寿命を著しく縮めたり、プリンタ
を故障させるなどの原因になる。
【0004】また、カラー画像を形成する場合は、色に
関する画像処理が異なると、同一の画像形成装置であっ
ても形成される画像の色味が異なってしまう。この問題
は、画像形成装置だけでなく画像入力装置にも当てはま
る。そこで、本出願人は、入出力機器に接続可能なある
基準に従う外部機器を認定して、この認定機器のみを接
続できるようにする、次ぎのような入出力制御方法を提
案している。
【0005】(1)入出力機器から外部機器へキー情報を
転送し、(2)このキー情報に基づいく外部機器からの応
答を受信し、(3)この応答値に応じて、外部機器と入出
力機器間のデータ転送などを制御する このキー情報は例えばランダムな数値で、この数値に対
して外部機器はある計算を行って応答情報を作成し、一
方、入出力機器も同じ計算を行い、その結果が応答情報
と一致すれば、データの転送などを許可するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。つまり、認定機
器と入出力機器間でやり取りされるキー情報と応答情報
を観測することにより、キー情報から応答情報を計算す
る式を導出することができる。これは、一つのキー情報
に対して、一つの応答情報が必ず対応することが一つの
原因である。
【0007】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、キー情報から応答情報を計算する式を導出し
にくい入出力制御方法を備えた画像処理装置,画像処理
方法および画像処理システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明は、前記の目的を達成する一手段とし
て、以下の構成を備える。本発明にかかる画像処理装置
は、ランダムにキー情報を生成する生成手段と、前記キ
ー情報を外部機器に送信し、そのキー情報に対する応答
情報を該外部機器から受信する通信手段と、前記通信手
段によって送信されたキー情報に所定の演算を施す演算
手段と、前記演算手段による演算結果と前記応答情報と
を比較した結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示
に基づいた動作を実行する制御手段とを備え、前記送信
したキー情報が予め定められた特定の情報である場合
は、前記制御手段は前記応答情報に関係なく前記外部機
器の指示に基づいた動作を実行することを特徴とする。
【0009】また、ランダムにキー情報を生成する生成
手段と、装置自身に関する情報と前記キー情報とを外部
機器に送信し、それらの情報に対する応答情報を該外部
機器から受信する通信手段と、前記通信手段によって送
信されたキー情報に所定の演算を施す演算手段と、前記
演算手段による演算結果と前記応答情報とを比較した結
果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基づいた動
作を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】本発明にかかる画像処理システムは、画像
処理装置と、該画像処理装置によって処理された画像を
形成する画像形成装置とを備えた画像処理システムであ
って、前記画像形成装置は、ランダムにキー情報を生成
する生成手段と、装置自身に関する装置情報と該キー情
報とを前記画像処理装置へ送信する送信手段と、それら
の情報に所定の演算を施す第一の演算手段と、その演算
結果に基づいて該画像処理装置から受信したデータを変
換して画像データを得る第一の変換手段とを備え、前記
画像処理装置は、前記画像形成装置から装置情報とキー
情報とを受信する受信手段と、受信したそれらの情報に
前記所定の演算を施す第二の演算手段と、その演算結果
に基づいて画像データを変換する第二の変換手段と、該
第二の変換手段によって得られたデータを該画像形成装
置へ出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、画像入力装置と、該画像入力装置か
ら入力された画像を処理する画像処理装置とを備えた画
像処理システムであって、前記画像入力装置は、ランダ
ムにキー情報を生成する生成手段と、装置自身に関する
装置情報と該キー情報とを前記画像処理装置へ送信する
送信手段と、それらの情報に所定の演算を施す第一の演
算手段と、その演算結果に基づいて画像データを変換す
る第一の変換手段と、該第一の変換手段によって得られ
たデータを該画像処理装置へ出力する出力手段とを備
え、前記画像処理装置は、前記画像入力装置から装置情
報とキー情報とを受信する受信手段と、受信したそれら
の情報に前記所定の演算を施す第二の演算手段と、その
演算結果に基づいて該画像入力装置から受信したデータ
を変換して画像データを得る第二の変換手段とを有する
ことを特徴とする。
【0012】本発明にかかる画像処理方法は、ランダム
にキー情報を生成する生成ステップと、前記キー情報を
外部機器に送信し、そのキー情報に対する応答情報を該
外部機器から受信する通信ステップと、前記通信ステッ
プで送信したキー情報に所定の演算を施す演算ステップ
と、前記演算ステップの演算結果と前記応答情報とを比
較した結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基
づいた動作を実行する制御ステップとを備え、前記キー
情報が予め定められた特定の情報である場合は、前記制
御ステップは前記応答情報に関係なく前記外部機器の指
示に基づいた動作を実行することを特徴とする。
【0013】また、ランダムにキー情報を生成する生成
ステップと、装置自身に関する情報と前記キー情報とを
外部機器に送信し、それらの情報に対する応答情報を該
外部機器から受信する通信ステップと、前記通信ステッ
プで送信したキー情報に所定の演算を施す演算ステップ
と、前記演算ステップの演算結果と前記応答情報とを比
較した結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基
づいた動作を実行する制御ステップとを有することを特
徴とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像処理装
置を図面を参照して詳細に説明する。以下では、外部機
器とプリンタなどの画像形成装置とを備えた画像出力シ
ステムに本発明を適用する例を説明するが、画像形成装
置はプリンタに限定されるものではなく、ディスプレ
イ,複写機,フィルムレコーダなどであってもよい。ま
た、外部機器とスキャナなどの画像入力装置とを備えた
画像入力システムに本発明を適用する例などを説明する
が、画像入力装置はスキャナに限定されるものではな
く、ビデオカメラ,複写機,フィルムリーダなどであっ
てもよい。
【0015】
【第1実施例】本発明にかかる第1実施例は、外部機器
とプリンタなどの画像形成装置とを備えた画像出力シス
テムに関するものである。以下、具体的に説明する。図
1は本実施例の画像形成システムの構成例を示すブロッ
ク図である。同図において、1はコンピュータなどの外
部機器、2はプリンタなどの画像形成装置である。
【0016】外部機器1から送出された画像データは、
画像処理回路8で様々な画像処理を施され、プリンタエ
ンジン10において画像が形成される。外部機器1から
出力される画像信号は、垂直同期信号VSYNC,水平同期
信号HSYNC および画像クロックVCLKに同期した画像信号
であり、外部機器1と画像形成装置2とは、所謂ビデオ
インタフェイスによって接続されている。
【0017】CPU4は、ROM5などに格納された制御プロ
グラムに従って、CPUバス11を介して画像形成装置2
全体の動作を制御する。また、RAM6はCPU4のワークRA
Mであり、後述するキー情報なども一部の領域61に保
持する。さらに、CPU4の内部に含まれるタイマ41
は、詳細は後述するが、CPU4の指示に従って所定時間
毎にCPU4にタイマ割込みを発生する。
【0018】外部通信回路3は、通信線を介してCPU4
と外部機器とが通信を行うためのものである。次に、本
実施例の動作およびインタフェイス制御について説明す
る。図2はCPU4が実行する制御の一例を示すフローチ
ャートで、画像形成装置2の電源がオンされたり、リセ
ットされた場合に開始されるものである。
【0019】まず、ステップS11で、ROM5などに格
納された画像形成装置2の機種名,ソフトウェアのバー
ジョン,装置固有のシリアル番号などを読出して、外部
通信回路3を介して外部機器1へ送信し、ステップS1
2で外部機器1からのプリント開始命令を待つ。プリン
ト開始命令を受信すると、ステップS13で詳細を後述
する「外部機器チェック」を実行し、ステップS14で
外部機器1が認定品か否かを判定して、認定品であれば
ステップS15で先のプリント開始命令に従ってプリン
トを行う。また、認定品でない場合はステップS12へ
戻り、先のプリント開始命令を無視する。
【0020】なお、「外部機器チェック」はプリント開
始命令受信時に限らず、電源オン(リセット)時でもよ
く、さらに不定期に行うこともできる。図3は画像形成
装置2におけるタイマ41によるタイマ割込処理の一例
を示すフローチャートで、例えば2m秒間隔でタイマ41
から出力される割込信号により、CPU4によって実行さ
れるものである。
【0021】まず、ステップS21でRAM6内に記憶さ
れたキー情報61(以下「変数key」という)をインク
リメントする。この変数keyは例えば4バイト(key[i],i=
0から3)からなり、インクリメントは4バイトを一つの
数とみなして、すなわち32ビットで表される数としてイ
ンクリメントする。タイマ割込みは、画像形成装置2が
動作している間は2m秒毎に実行されるので、変数keyの
値(以下「key値」という)は時事刻々と変化し、ある
時点でのkey値はランダムになる。また、RAM6は不図示
のバッテリによりバックアップされていて、電源オフ時
においてもkey値を保存して、次に電源がオンされた直
後の初期値にする。すなわち、電源オン時においてもke
y値もランダムな数値になる。
【0022】こうして変数keyが更新されると、ステッ
プS22に進み、タイマ割込みに伴うその他の処理を行
った後、割込処理を終了する。なお、ある時点のkey値
がランダムになればよいので、ステップS21の処理は
インクリメントに限らず、デクリメントや所定値の加減
乗除算であってもよいし、剰余を求める演算であっても
よい。
【0023】図4はステップS13の「外部機器チェッ
ク」の一例を示すフローチャートである。まず、ステッ
プS1で、その時点のkey値(キー情報)を外部通信回
路3を介して外部機器1へ送信する。変数keyは2m秒毎
に更新されるので、外部機器1へ送信したkey値は別の
変数key2としてRAM6に保持する。変数key2も変数keyと
同じく、例えば4バイトの変数(key2[i],i=0から3)であ
る。
【0024】次に、ステップS2で、送信したkey値に
対応した応答を外部機器1から受信する。この応答情報
は、例えば4バイト(ANS1[i],i=0から3)で構成される。
次に、ステップS3で、所定の計算式に基づいて変数ke
y2から正しい応答情報(以下「正解値」という)を計算
する。この正解値も例えば4バイト(ANS2[i],i=0から3)
で構成される。正解値ANS2を計算する式の一例は以下の
ようなものである。
【0025】ANS2[0] = key2[0]+key2[1]+key2[2] ANS2[1] = key2[0]*key2[1]/key2[2] ANS2[2] = (key2[0]+20)*key2[3] ANS2[3] = table{key2[0] XOR key2[1]} ただし、XOR: 排他的論理和 table{j}はランダムテーブルのj番目の要素 なお、これらの計算結果が8ビットを超える場合は、各
バイトデータの下位8ビットを採用する。また、ランダ
ムテーブルはROM5などに予め格納しておく。さらに、
これらの計算式は上記に限られるものではなく、以上の
ような加減乗除などの演算,テーブル演算,ビット演算
などのほかに、例えば、ANS[0]の下位2ビットの値に応
じて、ANS2の各バイトの位置を入替えるなどの演算を行
ってもよい。
【0026】以上のような計算式を認定した外部機器に
も組込んでおくことにより、外部機器1が認定品であれ
ば、応答情報ANS1と正解値ANS2とは一致するはずであ
る。次に、ステップS4でkey値が特定キー情報か否か
を判定する。特定キー情報は、すべての可能なキー情報
のサブセットであれば何でもいい。例えば、key値を7で
割った剰余が1のkey値の集合とか、key値のあるビット
列が特定パターンであるなどである。そして、key値が
このような特定キー情報である場合は、ステップS6
で、外部機器1からの応答情報に関係なく、無条件で接
続された外部機器1を認定品とした後、図2の親ルーチ
ンへ戻る。
【0027】一方、key値が特定キー情報でない場合
は、ステップS5で応答情報と正解値とを比較して、一
致すればステップS6で接続された外部機器1を認定品
とする。また、両データが不一致の場合、ステップS7
で接続された外部機器1を非認定品とした後、図2の親
ルーチンへ戻る。要するに、応答情報と正解値が一致し
た場合、および、key値が特定キー情報グループに含ま
れる場合は、外部機器1を認定品とするので、その結
果、図2のステップS15においてプリントが実行され
る。また、応答情報と正解値が不一致の場合は、外部機
器1を非認定品とするので、その結果、プリントは実行
されない。なお、図4には示さなかったが、ステップS
1でキー情報を送信後、所定時間を経過しても応答情報
を得られない場合は、ステップS7で外部機器1を非認
定品とする。
【0028】一方、認定品の外部機器は、受信したkey
値が特定キー情報グループに含まれているか否かを判定
して、含まれている場合は正規の演算を行わずに、例え
ばランダム数を応答情報として返送する。このようにす
れば、正常に動作している画像形成装置2と、認定品の
外部機器1との間でやり取りされるkey値(キー情報)
と応答情報を観測しても、その中には特定キー情報とそ
れに対応したランダムな値とが含まれるので、キー情報
から応答情報を計算する式を見いだすことは著しく困難
になる。
【0029】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像
処理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1
実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。前述した実施例では、一部の
キー情報について、その応答情報に関係なく認定品であ
ると判断するようにしたのに対して、第2実施例は、キ
ー情報を分散して、別の意味をもつデータもキー情報の
一部として使用するものである。
【0030】図5は本実施例の「外部機器チェック」の
一例を示すフローチャートで、第1実施例の図4に対応
するものである。まず、ステップS1からS2で第1実
施例と同様に、キー情報(その時点のkey値)を外部機
器1へ送信して、そのキー情報に対する応答情報を受信
する。続いて、ステップS3'で、所定の計算式に基づ
いて変数key2と、図2のステップS11で送信した機種
名(例えば機種名を表す番号),バージョン番号,シリ
アル番号などとから正解値を計算する。正解値の一部AN
S2[0]を計算する式の一例は以下のようなものである。
【0031】 ANS2[0] = key2[0]+key2[1]+key2[2]+K+V+S ただし、K: 機種番号 V: バージョン番号 S: シリアル番号 なお、上記計算に用いるのは、機種番号だけでも、バー
ジョン番号だけでも、シリアル番号だけでもよく、勿
論、これら二つの番号の組合せでもよい。さらに、第1
実施例と組合せて、特定キー情報の場合は応答情報に関
係なくプリントを実行してもよい。
【0032】こうすることにより、機種毎、バージョン
毎、装置毎に異なる計算式になり、すべての装置に適用
できる計算式を発見される危険性を著しく下げることが
できる。
【0033】
【第3実施例】以下、本発明にかかる第3実施例の画像
処理装置を説明する。なお、第3実施例において、第1
実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。本実施例は、画像処理装置な
どから受信したキー情報に基づいて、画像データに外部
機器が施したスクランブルを、その画像処理装置などが
解除するものである。
【0034】図6は本実施例の画像形成システムの構成
例を示すブロック図である。外部機器1の画像生成部2
1で生成された画像データは、データスクランブル回路
23でスクランブルが施されて、画像形成装置2へ送ら
れる。画像形成装置2のデータスクランブル回路26
は、受信した画像データに施されたスクランブルを解除
して、画像処理回路8へ送る。
【0035】データスクランブル回路23と26は、そ
れぞれ複数のバンクに分割された例えばROMやRAMで構成
され、バンクそれぞれをLUTとして使うことにより、入
力されたデータにスクランブルを施し、スクランブルさ
れたデータを元に戻すものである。このスクランブル
は、例えば、データのビットを入替えたり、一部のビッ
トを反転したりして、外部機器1と画像形成装置2の間
でやり取りされるデータを外部から観測しても、その内
容を知ることができないようにするものであり、可逆変
換でありさえすれば何でもよい。
【0036】このようにすれば、画像処理装置2は、所
定のスクランブルが施された画像データを受信しない限
り正しいプリントを実行しない。言い換えれば、画像処
理装置2には、所定のスクランブルを施せる認定品の外
部機器だけしか接続できない。次に、本実施例の動作お
よびインタフェイス制御について説明する。
【0037】図7はCPU4が実行する制御の一例を示す
フローチャートで、画像形成装置2の電源がオンされた
り、リセットされた場合に開始されるものであり、第1
実施例の図2に対応するものである。異なるのは、図2
のステップS13で行う「外部機器チェック」や、ステ
ップS14で行う認定品か否かの判定を行わず、代わり
にステップS43とS44でスクランブルに関係する処
理を行う。
【0038】すなわち、ステップS43で、第1実施例
における「外部機器チェック」と同様に、その時点のke
y値(キー情報)を外部通信回路3を介して外部機器1
へ送信し、外部機器1へ送信したkey値は別の変数key2
としてRAM6に保持する。続いて、ステップS44で、k
ey値と機種名(例えば機種名を表す番号),バージョン
番号,シリアル番号などとからバンク番号を計算する。
なお、この計算は、第1実施例における正解値の計算と
略同様であるが、その計算結果を、データスクランブル
回路26を構成する例えばROMのバンクに対応させる点
が異なる。得られたバンク番号は、CPUバス11を介し
て、データスクランブル回路26に設定する。
【0039】一方、外部機器1が認定品であれば、その
制御部34は、通信線を介して送られてきたkey値と機
種名(例えば機種名を表す番号),バージョン番号,シ
リアル番号などとからバンク番号を同様に計算し、得ら
れたバンク番後を、CPUバス25を介して、データスク
ランブル回路23に設定する。本実施例のキー情報は画
像形成装置2から外部機器1へ一方的に送られ、外部機
器1から画像形成装置2へはスクランブルされた画像デ
ータが渡される。通常、データスクランブル回路23と
26の同じバンクに、対応するスクランブル用LUTを保
持することになるが、これは必ずしも同じバンクである
必要はなく、データスクランブル回路23で行われるス
クランブル演算と、データスクランブル回路26で行わ
れるスクランブル演算とが逆変換になればよい。
【0040】また、データスクランブル回路23と26
をRAMで構成したLUTにする場合、そのLUTのデータをス
テップS44で得た値で決定するようにしてもよい。ま
た、データスクランブル回路23と26をハードウェア
構成にして、その回路の可変パラメータをステップS4
4で得た値で決定するようにしてもよい。この例として
は、ビット単位で反転可能なハードウェアにより反転す
るビットを可変にしたり、また、ビットを交換可能なハ
ードウェアにより交換するビットを可変にするなどがあ
る。すなわち、データスクランブル回路23と26は、
互いに可逆な変換を行うもので、その一部が可変なもの
であれば何でもよく、その可変部分をステップS44で
得た値により決定すればよい。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば、
キー情報に応じたスクランブルが施された画像データ
が、外部機器から画像形成装置へ送られることになる
が、キー情報からスクランブルのパラメータを計算する
式を見いだすことは著しく困難である。
【0042】
【第4実施例】以下、本発明にかかる第4実施例の画像
処理装置を説明する。なお、第4実施例において、第1
実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。第4実施例は、第3実施例の
画像形成装置(例えばプリンタ)を、画像入力装置(例
えばスキャナ)に置換えたものである。
【0043】図8は本実施例の画像入力システムの構成
例を示すブロック図である。同図において、1はコンピ
ュータなどの外部機器、40はスキャナなどの画像入力
装置である。画像入力装置40のスキャナ部39で読込
まれた画像データは、画像処理装置38でA/D変換やシ
ェーディング補正などが施された後、データスクランブ
ル回路37でスクランブルを施され、外部機器1へ送ら
れる。
【0044】外部機器1のデータスクランブル回路23
は、受信した画像データに施されたスクランブルを解除
して、得た画像データを画像メモリ31へ書込む。この
スクランブル処理は第3実施例と同じ方法でよく、その
制御も第3実施例の図7と略同様であり、図9に一例を
示すように、ステップS2がS2'の「スキャンスター
ト?」に、ステップS5がS5'の「スキャン実行」に
変わるだけである。
【0045】すなわち、データスクランブル回路23と
37は互いに可逆変換を行うもので、その一部が可変な
ものであれば何でもよく、その可変部分をステップS4
4で得た値で決定する点は、第3実施例と同様である。
以上説明したように、本実施例によれば、画像入力シス
テムにおいて、第3実施例と同様の効果が期待できる。
【0046】
【変形例】以上説明した各実施例では、外部機器として
ホストコンピュータ接続する例を説明したが、これは画
像データを送出したり、受取ったりできる機器であれば
何でもよく、例えば、画像メモリ装置,スキャナやプリ
ンタでもよい。さらに、画像メモリ装置にコンピュータ
が接続されるような構成でもよい。
【0047】また、以上の各実施例では、画像形成装置
や画像入力装置などの画像処理装置と外部機器を接続す
るI/Fとして、垂直同期信号VSYNC,水平同期信号HSYN
C,画像クロックVCLKに同期して画像信号を転送する所
謂ビデオ・インタフェイスを用いた例を説明したが、こ
れを汎用インタフェイス(SCSI,GPIB,セントロニクス,R
S232C,RS422など)にすることもできる。
【0048】また、上述した実施例では、外部機器と画
像処理装置とは別々に構成される例を説明したが、外部
機器に画像処理装置がボードとして組込まれる場合もあ
る。さらに、外部機器,画像入力装置,画像処理装置お
よび画像形成装置などの一部あるいは全部が一体に構成
される場合でも、外部インタフェイスなどによって、各
機能部から画像信号を取出すことができれば本発明を適
用することができる。
【0049】なお、上述した第1から第3実施例におい
ては、コンピュータなどの外部機器とプリンタなどの画
像形成装置の組合せについて説明したが、これをイメー
ジスキャナなどの画像入力装置とコンピュータなどの外
部機器に置換えても、データの流れる方向が変わるだけ
であり、同様の「外部機器チェック」を適用できること
はいうまでもない。
【0050】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キー情報から応答情報を計算する式を導出しにくい入出
力制御方法を備えた画像処理装置,画像処理方法および
画像処理システムを提供することができ、認定されてい
ない外部機器を接続することが困難な画像処理装置,画
像処理方法および画像処理システムを提供できる。従っ
て、非認定品の外部機器を接続した場合に生じ得る、故
障や寿命の低下などを防止し、入力または形成される画
像の色味が異なってしまうという問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の画像形成システムの
構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のCPUが実行する制御の一例を示すフロー
チャートである。
【図3】図1の画像形成装置におけるタイマ割込処理の
一例を示すフローチャートである。
【図4】図2のステップS13の「外部機器チェック」
の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明にかかる第2実施例の「外部機器チェッ
ク」の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる第3実施例の画像形成システム
の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6のCPUが実行する制御の一例を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明にかかる第4実施例の画像入力システム
の構成例を示すブロック図である。
【図9】図8のCPUが実行する制御の一例を示すフロー
チャートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムにキー情報を生成する生成手段
    と、 前記キー情報を外部機器に送信し、そのキー情報に対す
    る応答情報を該外部機器から受信する通信手段と、 前記通信手段によって送信されたキー情報に所定の演算
    を施す演算手段と、 前記演算手段による演算結果と前記応答情報とを比較し
    た結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基づい
    た動作を実行する制御手段とを備え、 前記送信したキー情報が予め定められた特定の情報であ
    る場合は、前記制御手段は前記応答情報に関係なく前記
    外部機器の指示に基づいた動作を実行することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 ランダムにキー情報を生成する生成手段
    と、 装置自身に関する情報と前記キー情報とを外部機器に送
    信し、それらの情報に対する応答情報を該外部機器から
    受信する通信手段と、 前記通信手段によって送信されたキー情報に所定の演算
    を施す演算手段と、 前記演算手段による演算結果と前記応答情報とを比較し
    た結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基づい
    た動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像処理装置と、該画像処理装置によっ
    て処理された画像を形成する画像形成装置とを備えた画
    像処理システムであって、 前記画像形成装置は、ランダムにキー情報を生成する生
    成手段と、装置自身に関する装置情報と該キー情報とを
    前記画像処理装置へ送信する送信手段と、それらの情報
    に所定の演算を施す第一の演算手段と、その演算結果に
    基づいて該画像処理装置から受信したデータを変換して
    画像データを得る第一の変換手段とを備え、 前記画像処理装置は、前記画像形成装置から装置情報と
    キー情報とを受信する受信手段と、受信したそれらの情
    報に前記所定の演算を施す第二の演算手段と、その演算
    結果に基づいて画像データを変換する第二の変換手段
    と、該第二の変換手段によって得られたデータを該画像
    形成装置へ出力する出力手段とを有することを特徴とす
    る画像処理システム。
  4. 【請求項4】 画像入力装置と、該画像入力装置から入
    力された画像を処理する画像処理装置とを備えた画像処
    理システムであって、 前記画像入力装置は、ランダムにキー情報を生成する生
    成手段と、装置自身に関する装置情報と該キー情報とを
    前記画像処理装置へ送信する送信手段と、それらの情報
    に所定の演算を施す第一の演算手段と、その演算結果に
    基づいて画像データを変換する第一の変換手段と、該第
    一の変換手段によって得られたデータを該画像処理装置
    へ出力する出力手段とを備え、 前記画像処理装置は、前記画像入力装置から装置情報と
    キー情報とを受信する受信手段と、受信したそれらの情
    報に前記所定の演算を施す第二の演算手段と、その演算
    結果に基づいて該画像入力装置から受信したデータを変
    換して画像データを得る第二の変換手段とを有すること
    を特徴とする画像処理システム。
  5. 【請求項5】 ランダムにキー情報を生成する生成ステ
    ップと、 前記キー情報を外部機器に送信し、そのキー情報に対す
    る応答情報を該外部機器から受信する通信ステップと、 前記通信ステップで送信したキー情報に所定の演算を施
    す演算ステップと、 前記演算ステップの演算結果と前記応答情報とを比較し
    た結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基づい
    た動作を実行する制御ステップとを備え、 前記キー情報が予め定められた特定の情報である場合
    は、前記制御ステップは前記応答情報に関係なく前記外
    部機器の指示に基づいた動作を実行することを特徴とす
    る画像処理方法。
  6. 【請求項6】 ランダムにキー情報を生成する生成ステ
    ップと、 装置自身に関する情報と前記キー情報とを外部機器に送
    信し、それらの情報に対する応答情報を該外部機器から
    受信する通信ステップと、 前記通信ステップで送信したキー情報に所定の演算を施
    す演算ステップと、 前記演算ステップの演算結果と前記応答情報とを比較し
    た結果が一致を示す場合に前記外部機器の指示に基づい
    た動作を実行する制御ステップとを有することを特徴と
    する画像処理方法。
JP6136955A 1994-06-20 1994-06-20 画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム Withdrawn JPH086739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6136955A JPH086739A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6136955A JPH086739A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH086739A true JPH086739A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15187419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6136955A Withdrawn JPH086739A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6854943B2 (en) 2002-06-27 2005-02-15 Nagayama Electronic Industry Co., Ltd. T-nut
US7189163B2 (en) 2003-06-09 2007-03-13 Nagayama Electronic Industry Co., Ltd. T-nut for hopper feeding having a projection
US7465136B2 (en) 2005-07-11 2008-12-16 Nigayama Electric Co., Ltd. Insert nut and insert t-nut

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6854943B2 (en) 2002-06-27 2005-02-15 Nagayama Electronic Industry Co., Ltd. T-nut
US7189163B2 (en) 2003-06-09 2007-03-13 Nagayama Electronic Industry Co., Ltd. T-nut for hopper feeding having a projection
US7419343B2 (en) 2003-06-09 2008-09-02 Nagayama Electronic Industry Co., Ltd. T-nut for hopper feeding having a projection
US7465136B2 (en) 2005-07-11 2008-12-16 Nigayama Electric Co., Ltd. Insert nut and insert t-nut

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6320675B1 (en) Image processing apparatus and method and storage medium
JPH01184139A (ja) カラー画像形成装置
US6111658A (en) Dither method and printing apparatus
JP3281235B2 (ja) 画像処理装置
US5396346A (en) Image processing method and apparatus using rounding processing
JPH086739A (ja) 画像処理装置,画像処理方法および画像処理システム
US8171198B2 (en) Image forming apparatus and control method thereof
US6515762B2 (en) Image processing and method, and storage medium
JPH01114445A (ja) 多色印字データ制御装置
US7072866B1 (en) Charge calculation apparatus and method
JP3040414B2 (ja) カラー画像処理装置
US6282310B1 (en) Image processing apparatus, method, and image processing system
JP4131420B2 (ja) 画像形成システム、及び、画像形成プログラム
JPS5997165A (ja) カラ−プリンタの色信号制御装置
JP3251574B2 (ja) 入出力制御方法及び装置
JPH11355583A (ja) 画像信号処理装置
JP2002247343A (ja) 画像処理装置及びその方法並びに記憶媒体
JP3054269B2 (ja) 画像形成方法及び装置
JP2001150770A (ja) 画像処理システム
JP2004139223A (ja) 印刷システム
JP2000255124A (ja) プリンタ、プリントデータ生成装置、プリントデータ生成方法およびプログラムを記録した記録媒体
JPH1141447A (ja) 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JP2786861B2 (ja) 画像合成印刷方法
JP4307678B2 (ja) 画像データ出力装置および画像データ出力プログラム記憶媒体
JP2021074959A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904