JPH05118317A - Tナツト - Google Patents

Tナツト

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Publication number
JPH05118317A
JPH05118317A JP13440191A JP13440191A JPH05118317A JP H05118317 A JPH05118317 A JP H05118317A JP 13440191 A JP13440191 A JP 13440191A JP 13440191 A JP13440191 A JP 13440191A JP H05118317 A JPH05118317 A JP H05118317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
claws
flange portion
pair
shaft portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP13440191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nagayama
豊 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagayama Electronic Industry Co Ltd
Original Assignee
Nagayama Electronic Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nagayama Electronic Industry Co Ltd filed Critical Nagayama Electronic Industry Co Ltd
Priority to JP13440191A priority Critical patent/JPH05118317A/ja
Publication of JPH05118317A publication Critical patent/JPH05118317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空の軸部の内周面上に雌ねじが形成され、
軸部の一方端から外方へ張出すフランジに複数の爪が設
けられた、Tナットにおいて、爪の補強を図る。 【構成】 フランジ部13の周縁部に切込みを形成し、
切込みによって与えられた舌片を折曲げることによって
形成された2対の爪15および16,17および18の
各基端部間に、フランジ部13の外周縁の一部を外方か
ら内方に向かって押潰すことにより成形された突起23
および24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Tナットに関するも
ので、特に、中空の軸部の内周面上に雌ねじが形成さ
れ、軸部の一方端から外方へ張出すフランジに複数の爪
が設けられた、Tナットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4には、この発明にとって興味ある従
来のTナット1が斜視図で示されている。また、図5
は、Tナット1の平面図である。
【0003】Tナット1は、一体の金属材料からなる、
軸部2およびこの軸部2の第1の端部から外方へ張出す
フランジ部3を備える。軸部2は、中空の筒状をなし、
その内周面上には雌ねじ4が形成される。
【0004】フランジ部3には、前記第1の端部とは逆
の第2の端部に向かって延びるたとえば2対の爪5およ
び6,7および8が形成される。これら爪5〜8のう
ち、対をなす爪5および6ならびに7および8は、それ
ぞれ、フランジ部3の周縁部に互いに逆方向に延びる1
対の切込みを形成し、これら切込みによって与えられた
舌片を切込みの各終端において折曲げることによって形
成されたものである。
【0005】このようなTナット1は、たとえば木材の
ような固着対象物に予め設けられた穴に軸部2を挿入
し、爪5〜8を固着対象物に打込むことによって、固着
対象物に対して固定される。このように、Tナット1が
固着対象物に対して固定されたとき、Tナット1の回転
が禁止されるとともに、ボルトのようなねじ部材を、軸
部2の内周面上に形成された雌ねじ4に螺合させること
ができる。
【0006】このようなTナット1は、通常、「ホッパ
ーフィードTナット」と呼ばれている。なぜなら、図4
および図5に示したTナット1は、当該Tナット1を固
着対象物に固着するためのナット固着機に備える供給ト
ラックに沿って円滑に移動させることができ、Tナット
を自動的に供給することができるためである。なお、ホ
ッパーフィードTナットの一型式の詳細は、たとえば、
英国特許第1,157,734号明細書に記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したTナット1
は、それを固着対象物に固着しようとするとき、爪5〜
8を固着対象物に一挙に打込むことが行なわれるため、
爪5〜8は、互いに平行であるとともに、フランジ部3
に対して垂直に立ち上がっていることが好ましい。しか
しながら、爪5〜8の強度は比較的弱く、たとえば硬い
木材からなる固着対象物に打込まれるとき、爪5〜8の
いくつかまたはすべてが各々の根元において曲がりやす
い。また、このようなTナット1の製造工程において
も、爪5〜8に対して同様の変形が生じることもある。
【0008】それゆえに、この発明の目的は、補強され
た爪を有するTナットを提供しようとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、一体の金属
材料からなる、軸部および前記軸部の第1の端部から外
方へ張出すフランジ部を備え、前記軸部は、中空の筒状
をなし、その内周面上には雌ねじが形成され、前記フラ
ンジ部には、前記第1の端部とは逆の第2の端部に向か
って延びる複数の対をなす爪が形成され、各前記対をな
す爪は、前記フランジ部の周縁部に互いに逆方向に延び
る1対の切込みを形成し、これら切込みによって与えら
れた舌片を切込みの各終端において折曲げることによっ
て形成されたものである、そのようなTナットに向けら
れるものであって、上述した技術的課題を解決するた
め、各前記対をなす爪の各基端部間には、前記フランジ
部の外周縁の一部を外方から内方に向かって押潰すこと
により成形された突起が前記第2の端部に向かって突出
するように設けられたことを特徴としている。
【0010】
【作用】この発明において、対をなす爪の各基端部間に
形成された突起は、各爪の根元に対してリブ効果を与
え、各爪が根元において不所望な方向に曲がることを防
止する。
【0011】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、爪が上
述のように補強されるため、比較的硬い固着対象物に打
込まれる場合であっても、爪が不所望な方向に曲がるこ
とを防止することができる。また、Tナットの製造工程
においても、爪の同様な変形を防止することができる。
【0012】また、爪の各基端部間に設けられた突起
は、爪と同じ方向に突出しているので、爪の固着対象物
への打込みの最終段階において、突起も固着対象物に食
込ませることができる。それゆえに、Tナットの固着対
象物への固定状態を、より強固なものとすることができ
る。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるTナット
11を示す斜視図である。図2は、図1に示したTナッ
ト11の平面図であり、図3は、図2の線III−II
Iに沿う断面図である。
【0014】Tナット11は、たとえば鉄系の金属板を
板金加工することよって一体に得られるもので、軸部1
2およびこの軸部12の第1の端部から外方へ張出すフ
ランジ部13を備える。
【0015】軸部12は、中空の筒状をなし、その内周
面上には、雌ねじ14が形成される。
【0016】フランジ部13には、前記第1の端部とは
逆の第2の端部に向かって延びるたとえば2対の爪15
および16,17および18が形成される。これら爪1
5〜18のうち、各対をなす爪15および16ならびに
17および18は、フランジ部13の周縁部に互いに逆
方向に延びる1対の切込み(これら切込みによって与え
られた切断線を、図2において「19」、「20」、
「21」、「22」で示す。切断線19と20とが対を
なし互いに逆方向に延び、他方、切断線21と22とが
対をなし互いに逆方向に延びている。)を形成し、これ
ら切込みによって与えられた舌片を切込みの各終端にお
いて折曲げることによって形成されたものである。
【0017】上述のように対をなす爪15および16な
らびに17および18の各基端部間には、フランジ部1
3の外周縁の一部を外方から内方に向かって押潰すこと
により成形された突起23および24が、前記第2の端
部に向かって、すなわち爪15〜18と同じ方向に突出
するように設けられる。このような突起23および24
は、爪15〜18を形成した後、たとえばプレスを適用
することにより形成される。フランジ部13の外周縁に
は、突起23および24が形成された結果、断面ほぼ半
円の切欠き25および26が残されている。
【0018】この実施例では、爪15〜18のそれぞれ
に、ギザギザの形状が与えられている。このことは、固
着対象物に打込まれた爪15〜18が容易には固着対象
物から抜けないようにする効果をもたらす。
【0019】なお、図1ないし図3に示したTナット1
1は、2対の爪15および16,17および18を有し
ており、いわゆる「ホッパーフィードTナット」の範疇
に属するものであるが、この発明が適用され得るTナッ
トは、このような範疇に属しないものであってもよく、
たとえば、3対以上の爪を備えるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるTナット11を示す
斜視図である。
【図2】図1に示したTナット11の平面図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】この発明にとって興味ある従来のTナット1を
示す斜視図である。
【図5】図4に示したTナット1の平面図である。
【符号の説明】
11 Tナット 12 軸部 13 フランジ部 14 雌ねじ 15,16,17,18 爪 23,24 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体の金属材料からなる、軸部および前
    記軸部の第1の端部から外方へ張出すフランジ部を備
    え、 前記軸部は、中空の筒状をなし、その内周面上には雌ね
    じが形成され、 前記フランジ部には、前記第1の端部とは逆の第2の端
    部に向かって延びる複数の対をなす爪が形成され、 各前記対をなす爪は、前記フランジ部の周縁部に互いに
    逆方向に延びる1対の切込みを形成し、これら切込みに
    よって与えられた舌片を切込みの各終端において折曲げ
    ることによって形成されたものである、Tナットにおい
    て、 各前記対をなす爪の各基端部間には、前記フランジ部の
    外周縁の一部を外方から内方に向かって押潰すことによ
    り成形された突起が前記第2の端部に向かって突出する
    ように設けられたことを特徴とする、Tナット。
JP13440191A 1991-06-05 1991-06-05 Tナツト Pending JPH05118317A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0719223A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Nagayama Denshi Kogyo Kk Tナット
JP2007085431A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Nagayama Denshi Kogyo Kk Tナット
JP2008248984A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Meishin Kogyo Kk 爪付ナットの使用方法及び爪付ナットを備えたパネル板
JP2008254143A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Meishin Kogyo Kk 埋込ナット取付装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026810A (ja) * 1983-07-11 1985-02-09 ハ−バト・ア−ンスト・リ−ストナ− テイ−ナツト

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960213