JP2005001739A - 半導体装置収納トレイ及びそれを用いた半導体装置の搬送方法 - Google Patents

半導体装置収納トレイ及びそれを用いた半導体装置の搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トレイに収納した半導体装置に対する異物の付着を防止する。
【解決手段】外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイにおいて、前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設ける。また、積層したトレイの最下段及び最上段に、周縁部が半導体装置収納トレイと略同一形状であり、周縁部の内方は開口を設けない平坦面とした蓋トレイを積層する。加えて、前記ポケットでは、収納する半導体装置と対向する平坦部分に凹部或いは凸部を形成し開口を設けない。また、積層したトレイの最上段には、半導体装置を収納しないトレイを積層する。上述した構成によれば、前記遮断壁によって、或いは、蓋トレイ若しくは開口を設けないトレイによって、収納した半導体装置に浮遊異物が付着するのを防止することができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置収納トレイ及びそれを用いた搬送方法に関し、特に、搬送過程にて半導体装置に異物が付着するのを防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造では、単結晶シリコン等のウェハに設けられた複数の素子形成領域に、半導体素子或いは配線パターンを一括して形成して所定の回路を構成した後に、隣接する素子形成領域間のスクライビング領域にてウェハを切断して、夫々の素子形成領域を個々の半導体チップとして分離している。
【0003】
分離されて個片化した半導体チップは、一括して管理する必要性から、トレイに収納された状態で、マーキング或いは特性試験等の以降の工程間を搬送され、トレイに収納された状態で出荷が行なわれている。同様に、顧客先でも、トレイに収納した状態で管理が行なわれ、半導体チップをトレイから取り出して実装基板等に取り付けている。
【0004】
このトレイは、処理の自動化を容易にするため、電子デバイス合同委員会:JEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)の規格によって外形寸法・形状等が共通化されており、半導体装置を収納するポケットの形状を収納する半導体装置の個別形状に適合させてある。
【0005】
【特許文献】
特開平10−218276号公報
前記特許文献1には、収納される半導体装置の小型化に対応する半導体装置収納トレイについての技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
半導体装置では、微細化の進展に伴う高集積化によって、より多くの接続端子が半導体装置に求められ、接続端子を増加させることを目的として、半導体装置の実装面に接続端子となるバンプ電極を面状に配置したBGA(Ball Grid Array)型等の半導体装置が用いられている。
【0007】
また、半導体装置では小型化が求められており、半導体装置の外形を半導体チップのサイズと略同等にしたCSP(Chip Size Package)、或いはウェハの状態で封止体の形成を行ない、半導体チップ半導体装置の外形となるWPP(Wafer Process Package)の採用が進められている。
【0008】
このため、半導体装置の外部端子についても、そのサイズ及びピッチが縮小されている。その結果として、従来は問題にならなかった小さな異物が付着した場合でも、不良の発生を招くことになり、異物の付着が相対的に大きな問題となってくる。
【0009】
本発明の課題は、これらの問題点を解決し、トレイに収納した半導体装置に対する異物の付着を防止することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイにおいて、前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設ける。また、積層したトレイの最下段及び最上段に、周縁部が半導体装置収納トレイと略同一形状であり、周縁部の内方は開口を設けない平坦面とした蓋トレイを積層する。
【0011】
また、外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイにおいて、前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設け、前記ポケットでは、収納する半導体装置と対向する平坦部分に凹部或いは凸部を形成し開口を設けない。また、積層したトレイの最上段には、半導体装置を収納しないトレイを積層する。
【0012】
上述した本発明によれば、側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁によって、収納した半導体装置に浮遊異物が付着するのを防止することができる。また、積層したトレイの最下段及び最上段に、蓋トレイを積層することによって、或いは積層したトレイの最上段には、半導体装置を収納しないトレイを積層することによって、収納した半導体装置に浮遊異物が付着するのを防止することができる。
【0013】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である半導体装置収納トレイを示す平面図、図2はその正面図、図3はその底面図であり、図4は図1中のa‐b線に沿ったトレイの積層状態を示す縦断面図である。比較のために、従来の半導体装置収納トレイについて同様の正面図、底面図及び縦断面図を図5乃至図7に示す。
【0015】
本実施の形態の半導体装置収納トレイ1aでは、外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置2を個別に収納するポケット3が行列状に複数形成されている。周縁部では、外端に側壁4がめぐらされており、積層した状態でトレイ1aが互いにずれるのを防止するため、及びトレイ1aの強度を確保するために、側壁4の内側には、凸部5が矩形環状に形成されている。
【0016】
また、トレイ1aの周縁部には、処理装置によってトレイ1aを保持する際に必要となるため、規格によって、周縁部の長辺側側壁に切り欠き6が設けられているが、本実施の形態のトレイ1aでは、図3の底面図及び図4の縦断面図に示すように、この切り欠き6を囲む遮断壁7を側壁4の内面から凸部5の裏側に設けてある。
【0017】
従来のトレイ1aでは、この切り欠き6から外気の侵入を許すことになり、侵入した外気に含まれる浮遊異物が収納されている半導体装置2に付着することがあった。しかし、本実施の形態のトレイ1aでは、図8に部分拡大縦断面斜視図を示すように、切り欠き6から流入する外気は、遮断壁7に遮られるので、内方のポケット3に収納された半導体装置2には届かない。
【0018】
ポケット3は、上面の内部形状が下面の外部形状を包含する形状となっており、複数のトレイ1aを積層した状態で上下のトレイ1aが嵌合して、上下のポケット3の下面及び上面によって収納する半導体装置2に合わせた内部空間を形成している。
【0019】
また、ポケット3の形成される内方の領域では、トレイ1aを真空吸着によって取り扱うために、規格によって32mm×32mm以上の平坦な吸着領域が必要とされている。このため、この一部のポケット3を吸着領域とするために平坦化した穴埋めポケット3´が設けられているが、それ以外のポケット3については、中央が開口されている。
【0020】
従来のトレイ1aでは、この開口から外気の侵入を許すことになり、侵入した外気に含まれる浮遊異物が半導体装置2に付着することがあった。このため、本実施の形態では、積層したトレイ1aの最下段及び最上段に、周縁部が半導体装置収納トレイ1aと略同一形状であり、周縁部の内方は開口を設けない平坦面とした蓋トレイ1bを積層する。
【0021】
即ち、図8に部分拡大縦断面斜視図を示すように、蓋トレイによって、ポケットの形成された収納トレイ1aの内方を覆って、ポケット3の開口が外気流路となるのを防止し、浮遊異物が半導体装置2に付着するのを防止している。
【0022】
蓋トレイ1bの周縁部については、半導体装置収納トレイ1aと全く同一形状としてもよいが、本実施の形態では、処理装置に搬入する段階で蓋トレイ1bが外されることから、蓋トレイ1bには処理装置を考慮する必要がないため、側壁4の切り欠き6をなくして遮断壁7を省略し、構造を簡素化している。
【0023】
また、本実施の形態では、蓋トレイ1bの種類を少なくするため、最下段に積層する蓋トレイ1bと最上段に積層する蓋トレイ1bとを同一の形状として共通化しているが、最下段に積層する蓋トレイ1bについては、上面の形状を積層する半導体装置収納トレイ1aの下面形状に適合させ、最上段に積層する蓋トレイ1bについては、下面の形状を積層する半導体装置収納トレイ1aの上面形状に適合させれば、同一形状ではなくてもよい。
【0024】
また、トレイ1a,1bの材質について、製造工程作業中及び輸送中に浮遊異物が付着するのを防止するためには、トレイ1a,1b自体が異物発生源になるのを防止することが望ましい。従来はカーボンパウダを混入したPPE(PolyPhenylene Ether)が用いられていた。しかし、混入したカーボンパウダが剥離しやすく、剥離したカーボンパウダが浮遊異物となる。
【0025】
このため、本実施の形態では、耐熱性及び導電性等の電気特性が求められる製造工程では、カーボンパウダに替えてカーボンファイバを混入させたPPEを用いたトレイ1a,1bを使用する。また、カーボンパウダに替えてカーボンナノチューブを混入させることも考えられる。カーボンナノチューブは、カーボンファイバよりも導電性が10倍程度高いことから、同等の電気特性を得るために混入する量を1/10程度に低減させることができるために、剥離の発生が更に低減する。
【0026】
また、出荷等の輸送用としては、トレイ1a,1b相互の摩擦によってトレイ1a,1bから削られた微細な異物が発生するのを防止するため、剥離しにくいポリマーを混入させたABS(Acrylonitrile−Butadiene−styrene)を用いたトレイ1a,1bを使用する。
【0027】
トレイ1a,1bには、既存材よりも削れにくく剥離しにくく、既存材と同等の特性を有する材料であり、異物発生源になりにくいものであれば、他の材料の採用も可能である。
【0028】
続いて、この半導体装置収納トレイ1a及び蓋トレイ1bを用いた半導体装置の搬送方法について、図9乃至図13を用いて段階的に説明する。
先ず、トレイ1a,1bは、FFUを備えたクリーンブース内で、異物除去を行ない二重梱包された状態で搬入され、図9に示すように、最下段に位置する蓋トレイ1bの上に順次半導体装置2を収納した収納トレイ1aを積層し、所定数の収納トレイ1aを積層した後に、図10に示すように、最上段に蓋トレイ1bを積層する。
【0029】
次に、積層した蓋トレイ1b及び収納トレイ1aが、擦れ合うのを防止するために、図11に示すように、全体を結束する。この結束には、従来はPPのバンドが用いられていたが、本実施の形態では、製造工程作業中及び輸送中に浮遊異物が付着するのを防止するために、梱包材自体が異物発生源となるのを防止するためOPPのフィルムテープ8を用いて結束する。
【0030】
続いて、結束されたトレイ1a,1bを防塵防湿のために袋詰するが、梱包材自体が異物発生源にならないように、梱包に用いる包装袋9は、クリーンルーム内でロール状のシートから作成して、包装袋9に異物が付着するのを防止する。
なお、トレイ1aの側壁4、遮断壁7及び蓋トレイ1bによって、内方のポケット3の密閉性が保たれるので、耐湿性に対する要求が低いため防湿包装を求められない製品では、このまま袋詰を省略して出荷対応することも可能である。
【0031】
この袋詰まではクリーン環境で行なうが、包装袋9によって異物の付着は防止されるため、以降の作業は通常の環境で行なうことが可能になり、異物発生源となるものも用いることができる。このため、図13に示すように、PPのバンド10で包装袋の上から、結束して結束力を補強し、包装箱11に収容した状態で、出荷を行なう。
【0032】
(実施の形態2)
図14は、本発明の他の実施の形態である半導体装置収納トレイを示す底面図、図15は図14中のa‐b線に沿ったトレイの積層状態を示す縦断面図であり、図16はトレイのポケットについて一部透過させ拡大して示す部分斜視図である。
【0033】
本実施の形態の半導体装置収納トレイ1cでは、外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置2を個別に収納するポケット3が行列状に複数形成されている。周縁部では、外端に側壁4がめぐらされており、積層した状態でトレイ1cが互いにずれるのを防止するため、及びトレイ1cの強度を確保するために、側壁4の内側には、凸部5が矩形環状に形成されている。
【0034】
また、トレイ1cの周縁部には、処理装置によってトレイ1cを保持する際に必要となるため、規格によって、周縁部の長辺側側壁に切り欠き6が設けられているが、本実施の形態のトレイ1cでは、図14の底面図及び図15の縦断面図に示すように、この切り欠き6を囲む遮断壁7を側壁4の内面から凸部5の裏側に設けてある。
【0035】
ポケット3は、上面の内部形状が下面の外部形状を包含する形状となっており、複数のトレイ1cを積層した状態で上下のトレイ1cが嵌合して、上下のポケット3の下面及び上面によって収納する半導体装置2に合わせた内部空間を形成している。
【0036】
また、ポケット3の形成される内方の領域では、トレイ1cを真空吸着によって取り扱うために、規格によって32mm×32mm以上の平坦な吸着領域が必要とされている。このため、この一部のポケット3を吸着領域とするために平坦化した穴埋めポケット3´が設けられている。
【0037】
本実施の形態の形態の収納トレイでは、半導体装置2の収納されるポケット3について、収納される半導体装置2と対向する平坦な領域に開口を設けないで、平坦な領域の周囲に環状の溝12を設け、この溝12と連結させて縦横に溝12を設けてある。
【0038】
半導体装置の処理では、図17に示すように、吸着コレット13によって収納トレイ1cのポケット3に収納された半導体装置2を吸着させて取り出している。しかし、図18に示すように、半導体装置2を処理する吸着コレット13が、誤って半導体装置2の収納されていないポケット3を吸着した場合に、前記平坦な領域に設けた開口によって、吸引される空気の流路を確保して、吸着コレット13がトレイ1cを吸着してしまうのを防止している。
【0039】
この開口がない場合には、図19に示すように、吸着コレット13が、誤って半導体装置2の収納されていないポケット3を吸着した場合に、収納される半導体装置2と対向するポケット3の平坦面を吸着してしまう。本実施の形態では、図20に示すように、溝12によって吸引される空気の流路を確保して吸着コレット13がポケット3を吸着するのを防止し、開口が不要な構成としている。
【0040】
前述した実施の形態では、ポケット3の中央が開口されていたので、この開口から外気の侵入するのを防止するため、積層したトレイ1cの最下段及び最上段に、周縁部の内方は開口を設けない平坦面とした蓋トレイ1bを積層する必要があった。本実施の形態の収納トレイでは開口をなくすことにより、最下段には、蓋トレイ1bを積層する必要がなくなり、最上段の蓋トレイ1bに替えて中段の収納トレイ1cと同一のものを用いることができる。
【0041】
このため、単一のトレイ1cのみで、半導体装置2の搬送及び梱包を行なうことが可能となり、トレイ1cの管理が容易になる。また、収納トレイ1cに開口がないため、各トレイ1c間の浮遊異物の移動を防止することができる。加えて、最下段の蓋トレイが不要になるので、梱包を小型化することができる。
【0042】
なお、トレイ1cのポケットの形状については、収納する半導体装置2のサイズ形状等に合わせて適宜の物としているが、図17に示すように、ポケット3の側面に段部を形成して半導体装置2を支持する形状の他に、図21に示すように、ポケット3低部の平坦面にて半導体装置2を支持する形状のもの、或いは、図22に示すように、ポケット3の側面にて半導体装置2を支持する形状のものであっても、溝12を形成して開口をなくす構成とすることができる。
【0043】
また、前述した収納トレイ1cでは凹部となる溝12を設けて空気の流路を確保したが、平坦な領域に凹凸を形成すれば吸着コレット13が吸着するのを防止することができるので、図23に示すように平坦面の縦横に、前述した溝12とは逆に、凸部14を形成して、図24に示すように、吸着コレット13が平坦な領域に密着するのを防止して、空気の流路を確保することも可能である。
【0044】
以上、本発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明によれば、側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁によって、収納した半導体装置に浮遊異物が付着するのを防止することができるという効果がある。
(2)本発明によれば、積層したトレイの最下段及び最上段に、蓋トレイを積層することによって、収納した半導体装置に浮遊異物が付着するのを防止することができるという効果がある。
(3)本発明によれば、積層するトレイのポケットについて、平坦面に凹凸を設け開口をなくすことによって、収納した半導体装置に浮遊異物が付着するのを防止することができるという効果がある。
(4)本発明によれば、積層するトレイのポケットについて、平坦面に凹凸を設け開口をなくすことによって、単一のトレイのみで、半導体装置の搬送及び梱包を行なうことが可能になるという効果がある。
(5)本発明によれば、前記効果(4)により、トレイの管理が容易になるという効果がある。
(6)本発明によれば、前記効果(4)により、最下段の蓋トレイが不要になるので、梱包を小型化することができるという効果がある。
(7)本発明によれば、トレイ及び梱包材に、既存材よりも削れにくく剥離しにくい材料を採用して、異物発生源となるのを防止して、半導体装置への異物付着を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置収納トレイを示す平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置収納トレイを示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置収納トレイを示す底面図である。
【図4】図1中のa‐b線に沿ったトレイの積層状態を示す縦断面図である。
【図5】従来の半導体装置収納トレイを示す正面図である。
【図6】従来の半導体装置収納トレイを示す底面図である。
【図7】従来の半導体装置収納トレイの積層状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置収納トレイの積層状態を示す部分拡大縦断面斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体装置の搬送方法を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体装置の搬送方法を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置の搬送方法を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体装置の搬送方法を示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体装置の搬送方法を示す斜視図である。
【図14】本発明の他の実施の形態である半導体装置収納トレイを示す平面図である。
【図15】図14中のa‐b線に沿ったトレイの積層状態を示す縦断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態である半導体装置収納トレイのポケットを示す部分拡大斜視図である。
【図17】従来の収納トレイを用いた半導体装置の取り扱いを示す部分縦断面図である。
【図18】従来の収納トレイを用いた半導体装置の取り扱いを示す部分縦断面図である。
【図19】従来の収納トレイを用いた半導体装置の取り扱いを示す部分縦断面図である。
【図20】本実施の形態の収納トレイを用いた半導体装置の取り扱いを示す部分縦断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である半導体装置収納トレイのポケットの変形例を示す部分縦断面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態である半導体装置収納トレイのポケットの変形例を示す部分縦断面図である。
【図23】本発明の他の実施の形態である半導体装置収納トレイのポケットの変形例を示す部分拡大斜視図である。
【図24】本実施の形態の収納トレイを用いた半導体装置の取り扱いを示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1a,1c…半導体装置収納トレイ、1b…蓋トレイ、2…半導体装置、3…ポケット、3´…穴埋めポケット、4…側壁、5…凸部、6…切り欠き、7…遮断壁、8…フィルムテープ、9…包装袋、10…バンド、11…包装箱、12…溝、13…吸着コレット、14…凸部。

Claims (7)

  1. 外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイにおいて、前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設けてあることを特徴とする半導体装置収納トレイ。
  2. 外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイにおいて、前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設け、前記ポケットでは、収納する半導体装置と対向する平坦部分に凹部或いは凸部を形成し開口を設けないことを特徴とする半導体装置収納トレイ。
  3. 前記トレイの材質がカーボンファイバを混入させたPPEであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置収納トレイ。
  4. 前記トレイの材質がABSであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置収納トレイ。
  5. 外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイを用いた半導体装置の搬送方法において、
    前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設けてあり、
    前記トレイに半導体装置を収納する工程と、
    半導体装置を収納したトレイを積層する工程と、
    積層したトレイの最下段及び最上段に、周縁部が半導体装置収納トレイと略同一形状であり、周縁部の内方は開口を設けない平坦面とした蓋トレイを積層する工程とを有することを特徴とする半導体装置の搬送方法。
  6. 外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイを用いた半導体装置の搬送方法において、
    前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設け、前記トレイのポケットでは、収納する半導体装置と対向する平坦部分に凹部或いは凸部を形成し開口を設けない構成とし、
    前記トレイに半導体装置を収納する工程と、
    半導体装置を収納したトレイを積層する工程と、
    積層したトレイの最上段に、半導体装置を収納しないトレイを積層する工程とを有することを特徴とする半導体装置の搬送方法。
  7. 外枠となる周縁部に囲まれた内方に、半導体装置を個別に収納するポケットが行列状に複数形成されている半導体装置収納トレイを用いた半導体装置の搬送方法において、
    前記トレイの周縁部では、外端にめぐらされた側壁に設けられた切り欠きを囲む遮断壁を側壁の内面から設けてあり、
    前記トレイに半導体装置を収納する工程と、
    半導体装置を収納したトレイを積層する工程と、
    積層したトレイの最下段及び最上段に、周縁部が半導体装置収納トレイと略同一形状であり、周縁部の内方は開口を設けない平坦面とした蓋トレイを積層する工程と、
    積層したトレイをフィルムテープによって結束する工程と、
    結束したトレイを袋詰する工程とを有することを特徴とする半導体装置の搬送方法。
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